JP2010001905A - 駆動系回転変動低減装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両応答性の低下を抑制しつつ、駆動系の回転変動を低減できる駆動系回転変動低減装置を提供すること。
【解決手段】内燃機関10と、内燃機関の出力トルクを車両の駆動軸40に伝達する伝達軸Sと、伝達軸に設けられた変速機30とを有する駆動系100の回転変動を低減する駆動系回転変動低減装置50であって、伝達軸の慣性を可変とする可変手段51,52,53と、可変手段を制御する制御手段70とを備え、伝達軸のうち変速機よりも内燃機関側には、出力トルクの変動を吸収するダンパ20が設けられており、可変手段は、ダンパよりも変速機側の伝達軸の慣性を可変とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、駆動系回転変動低減装置に関し、特に、内燃機関と、内燃機関の出力トルクを車両の駆動軸に伝達する伝達軸と、伝達軸に設けられた変速機とを有する駆動系の回転変動を低減する駆動系回転変動低減装置に関する。
内燃機関の出力軸には、出力軸を含む駆動系の回転変動を抑制する手段としてフライホイールが設けられることがある。フライホイールが設けられて出力軸の慣性モーメントが増すことにより、内燃機関から出力軸に加えられる出力(トルク)の周期的な変動の影響が低減される。これにより、内燃機関と駆動軸との間で出力トルクを伝達する伝達軸、および、伝達軸に設けられた変速機を含む駆動系の回転を安定させることができる。
また、慣性モーメント可変のフライホイールが従来公知である。例えば、特許文献1には、エンジン出力軸に取り付けられた主ホイールと、該主ホイールに対して相対回転可能な大径の付加ホイール及び小径の可変ホイールとを設け、上記主ホイールに支持されたピニオンを付加ホイールに設けた内歯ギヤと可変ホイールに設けた外歯ギヤとに噛合させて、主ホイール、付加ホイール及び可変ホイールをそれぞれピニオンキャリヤ、リングギヤ及びサンギヤとする遊星歯車機構を構成し、かつ、上記可変ホイールを固定するブレーキ手段を備えるエンジンの可変フライホイールが開示されている。
上記特許文献1の可変フライホイールでは、エンジンのアイドル時には慣性モーメントを大きくして、アイドル時に特に著しくなる回転変動を抑制できるとされている。
特開平5−263874号公報
フライホイールの慣性モーメントが可変とされている場合、フライホイールの慣性モーメントを増加させることにより、駆動系の回転変動を低減できるものの、一方で、車両応答性が低下してしまうという背反がある。
車両応答性の低下を抑制しつつ、駆動系の回転変動を低減できることが望まれている。
本発明の目的は、内燃機関と、内燃機関の出力トルクを車両の駆動軸に伝達する伝達軸と、伝達軸に設けられた変速機とを有する駆動系において、車両応答性の低下を抑制しつつ、駆動系の回転変動を低減できる駆動系回転変動低減装置を提供することである。
本発明の駆動系回転変動低減装置は、内燃機関と、前記内燃機関の出力トルクを車両の駆動軸に伝達する伝達軸と、前記伝達軸に設けられた変速機とを有する駆動系の回転変動を低減する駆動系回転変動低減装置であって、前記伝達軸の慣性を可変とする可変手段と、前記可変手段を制御する制御手段とを備え、前記伝達軸のうち前記変速機よりも前記内燃機関側には、前記出力トルクの変動を吸収するダンパが設けられており、前記可変手段は、前記ダンパよりも前記変速機側の前記伝達軸の慣性を可変とすることを特徴とする。
本発明の駆動系回転変動低減装置において、前記伝達軸は、前記変速機の回転軸を含み、前記可変手段は、前記変速機の回転軸の慣性を可変とすることを特徴とする。
本発明の駆動系回転変動低減装置において、前記可変手段は、前記伝達軸と同軸状に設けられたサンギヤと、前記サンギヤの径方向の外方に配置され、内歯歯車を有するリングギヤと、前記サンギヤと前記リングギヤとの間に配置され、前記サンギヤおよび前記リングギヤとそれぞれ噛み合うピニオンギヤと、前記伝達軸と同軸状に回転可能に設けられ、前記ピニオンギヤを保持するキャリアとを有する遊星歯車機構と、前記キャリアと前記リングギヤとの二つの回転体のうち、一方の回転体に設けられ、前記一方の回転体の回転を規制可能な規制手段と、前記サンギヤに接続され、前記サンギヤと一体に回転する慣性質量体とを備え、前記二つの回転体のうち、他方の回転体に、前記伝達軸が接続されており、前記制御手段は、前記規制手段により前記一方の回転体の回転を規制させることで、前記伝達軸の慣性を増加させることを特徴とする。
本発明の駆動系回転変動低減装置において、前記制御手段は、前記内燃機関の運転条件が、予め定められた所定の低回転の条件、あるいは、予め定められた所定の低負荷の条件の少なくともいずれか一方を満たす場合に、前記伝達軸の慣性を増加させるように、前記可変手段を制御することを特徴とする。
本発明の駆動系回転変動低減装置は、内燃機関と、内燃機関の出力トルクを車両の駆動軸に伝達する伝達軸と、伝達軸に設けられた変速機とを有する駆動系の回転変動を低減するものであって、伝達軸の慣性を可変とする可変手段と、可変手段を制御する制御手段とを備え、伝達軸のうち変速機よりも内燃機関側には、出力トルクの変動を吸収するダンパが設けられており、可変手段は、ダンパよりも変速機側の伝達軸の慣性を可変とする。ダンパよりも変速機側の伝達軸の慣性を増加させることにより、駆動系の捩り振動モードにおける1次の固有値のモードの周波数が低下することを抑制しつつ、伝達軸の慣性を増加させることが可能である。その結果、車両応答性の低下を抑制しつつ、駆動系の回転変動を低減することができる。
以下、本発明の駆動系回転変動低減装置の一実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1および図2を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、内燃機関と、内燃機関の出力トルクを車両の駆動軸に伝達する伝達軸と、伝達軸に設けられた変速機とを有する駆動系の回転変動を低減する駆動系回転変動低減装置に関する。
図1は、本実施形態の車両の駆動捩り振動系を示す模式図である。
図1において、符号100は、車両の駆動捩り振動系(駆動系)を示す。駆動捩り振動系100は、エンジンの回転慣性10、クラッチダンパ20、変速機の回転慣性30、ドライブシャフト40、伝達軸Sを含んで構成されている。伝達軸Sは、エンジン(内燃機関)の出力トルクをドライブシャフト(駆動軸)40に伝達する回転軸である。なお、符号50は、後述する回転変動低減装置を示す。
符号10は、エンジンの回転慣性を示す。エンジンとしては内燃機関、具体的にはガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンまたはLPGエンジンまたはメタノールエンジンまたは水素エンジンなどを用いることができる。エンジンの回転慣性10とは、エンジンのピストン、クランクシャフト等である。言い換えると、エンジンの回転慣性10は、エンジンの運転に伴って回転する回転軸、回転軸と連結されて回転軸の回転と連動して作動する装置、および、回転軸と連結され、エンジンの運転に伴って作動して回転軸を回転させる装置を含む。
符号30は、変速機の回転慣性を示す。変速機は、例えば、有段式あるいは無段式の自動変速機であることができる。変速機は、入力軸31に入力されるトルクを、出力軸32に伝達する。変速機の回転慣性30とは、トランスミッションギヤ、シャフト等である。言い換えると、変速機の回転慣性30とは、動力の伝達に伴って回転するシャフト(回転軸)、および、回転軸と連結されて回転軸と共に回転するギヤ等の装置を含む。エンジンの回転慣性10、および変速機の回転慣性30は、それぞれ駆動捩り振動系100における回転慣性(慣性質量)を構成している。
エンジンの出力軸11と、変速機の入力軸31とは、クラッチダンパ(ダンパ)20を介して接続されている。言い換えると、伝達軸Sのうち、変速機よりもエンジン側には、出力トルクの変動を吸収するクラッチダンパ20が設けられている。エンジンの出力軸11は、クランクシャフトの一部をなし、エンジンの回転慣性10と一体に回転する。変速機の入力軸31、および、出力軸32は、変速機の回転軸の一部をなし、変速機の回転慣性30と一体に回転する。エンジンの出力軸11、クラッチダンパ20、および、変速機の回転軸(入力軸31、出力軸32)は、伝達軸Sを構成している。クラッチダンパ20は、エンジンの出力軸11と、変速機の入力軸31との間で、摩擦係合によりトルクを伝達する摩擦係合装置と、スプリング等の弾性部材とを有しており、エンジンの出力トルクの変動を吸収するものである。クラッチダンパ20は、駆動捩り振動系100における捩り剛性(ばね)を構成している。
変速機の出力軸32と、駆動輪60とは、ドライブシャフト40により接続されている。ドライブシャフト40により、変速機の出力軸32から駆動輪60に出力トルクが伝達される。ドライブシャフト40は、駆動捩り振動系100における捩り剛性(ばね)を構成している。
駆動捩り振動系100には、駆動捩り振動系100の回転変動を低減する回転変動低減装置50が設けられている。回転変動低減装置50は、遊星歯車機構51と、慣性質量体52と、ブレーキ装置53と、制御部70とを有する。本実施形態の可変手段は、遊星歯車機構51と、慣性質量体52と、ブレーキ装置53を含んで構成されている。
遊星歯車機構51は、サンギヤ51aと、プラネタリピニオンギヤ(ピニオンギヤ)51bと、リングギヤ51cと、プラネタリピニオンキャリア(キャリア)51dとを含んで構成されている。サンギヤ51aは、外歯歯車であり、変速機の入力軸31と同軸状に配置されている。サンギヤ51aの径方向外方には、リングギヤ51cが設けられている。リングギヤ51cは、内歯歯車であり、サンギヤ51aと同軸状に配置されている。サンギヤ51aとリングギヤ51cとの間には、プラネタリピニオンギヤ51bが配置されている。プラネタリピニオンギヤ51bは、サンギヤ51aおよびリングギヤ51cとそれぞれ噛み合っている。プラネタリピニオンギヤ51bは、プラネタリピニオンキャリア51dに保持されている。プラネタリピニオンキャリア51dは、サンギヤ51aと同軸状に回転可能に配置されている。言い換えると、プラネタリピニオンキャリア51dは、変速機の入力軸31の中心軸線を回転中心として回転可能に設けられている。
サンギヤ51aには、慣性質量体52が設けられている。慣性質量体52は、所定の質量を有するもの(例えば、所定の質量を有する剛性体)であり、サンギヤ51aの軸方向の一方側に連結されている。慣性質量体52は、サンギヤ51aと同軸状に配置されており、サンギヤ51aと一体に回転する。なお、慣性質量体52は、サンギヤ51aと一体に設けられていてもよい。言い換えると、サンギヤ51aそのものが、慣性質量体52を兼ねてもよい。
プラネタリピニオンキャリア51dには、変速機の入力軸31が接続されている。言い換えると、プラネタリピニオンキャリア51dは、クラッチダンパ20よりも変速機側の伝達軸Sに接続されている。プラネタリピニオンキャリア51dは、入力軸31と一体に回転する。
ブレーキ装置53は、リングギヤ51cの回転を規制可能な規制手段として機能する。リングギヤ51cの外周部には、径方向の外方に向けて突出する環状部51eが形成されている。ブレーキ装置53は、環状部51eの軸方向の両側面をパッドで押圧することにより、リングギヤ51cの回転を規制する。本実施形態では、ブレーキ装置53が作動した場合には、パッドが環状部51eに十分な押圧力で押し付けられて、リングギヤ51cの回転が停止する。すなわち、ブレーキ装置53は、リングギヤ51cの回転を停止可能な停止手段として構成されている。
ブレーキ装置53により、リングギヤ51cの回転が規制された場合には、プラネタリピニオンギヤ51bがサンギヤ51aを駆動する。この場合、サンギヤ51aとリングギヤ51cとのギヤ比(サンギヤ51aの歯数/リングギヤ51cの歯数)をρとすると、サンギヤ51aの回転速度は、プラネタリピニオンキャリア51d、すなわち変速機の入力軸31の回転速度の(1+ρ)/ρ倍となる。従って、慣性質量体52が変速機の入力軸31と同速度で回転する場合と比較して、慣性質量体52の見かけ上の慣性(モーメント)は、((1+ρ)/ρ)2倍となり、マスダンパ効果が得られる。例えば、ギヤ比ρを0.1とした場合、121倍もの大きな慣性が得られる。従って、慣性質量体52の質量が小さなものであっても、リングギヤ51cの回転が規制された状態では見かけ上の慣性が大きなものとなって、駆動捩り振動系100の回転変動を効果的に低減させることができる。
一方、ブレーキ装置53が作動していない(リングギヤ51cの回転が停止されていない)場合には、サンギヤ51aの回転速度は、変速機の入力軸31の回転速度に対して、ほとんど、もしくは実質的に増速されない状態となる。言い換えると、ブレーキ装置53が作動していない場合(ブレーキ開放状態)では、サンギヤ51aが、プラネタリピニオンギヤ51bに連れ回りするとしても、その回転速度は小さなものとなる。したがって、慣性質量体52の見かけ上の慣性は、ブレーキ装置53が作動している場合と比較して、わずかなものとなる。
特に、本実施形態では、慣性質量体52がサンギヤ51aに連結されていることで、ブレーキ装置53が作動していない場合の慣性質量体52の見かけ上の慣性を十分に小さなものとすることができる。慣性質量体52がサンギヤ51aに連結される場合、プラネタリピニオンキャリア51dやリングギヤ51cに慣性質量体52が連結される場合と比較して、径方向において回転中心に近い位置に慣性質量体52が位置することとなる。従って、プラネタリピニオンキャリア51dやリングギヤ51cに慣性質量体52が設けられる場合と比較して、ブレーキ装置53が作動していない状態における慣性質量体52の見かけ上の慣性を小さなものとすることができる。一方で、ブレーキ装置53が作動した場合には、変速機の入力軸31の回転速度と比較して、慣性質量体52が高速で回転することにより、慣性質量体52の見かけ上の慣性が大きなものとなり、効果的に駆動捩り振動系100の回転変動を低減することができる。
駆動捩り振動系100が搭載された車両には、車両各部を制御するECU(Electronic Control Unit)を有する制御部(制御手段)70が設けられている。ブレーキ装置53は、制御部70に接続されており、制御部70によりブレーキ装置53が制御される。また、制御部70には、エンジンの回転数(回転速度)を検出する回転数センサ71、および、図示しないアクセルペダルの開度を検出するアクセル開度センサ72がそれぞれ接続されている。回転数センサ71により検出されたエンジン回転数を示す信号、および、アクセル開度センサ72により検出されたアクセル開度を示す信号は、それぞれ制御部70に入力される。制御部70は、入力されたアクセル開度に基づいて、エンジンの負荷が低負荷であるか否かを判定する。
本実施形態では、エンジンの運転条件が、予め定められた所定の低回転の条件、あるいは、予め定められた所定の低負荷の条件の少なくともいずれか一方を満たす場合に、制御部70がブレーキ装置53を作動させる。これにより、低回転や低負荷の運転条件、言い換えると、駆動捩り振動系100における回転変動が問題となりやすい運転条件でエンジンが運転される場合に、変速機の入力軸31の慣性を増大させ、回転変動を効果的に低減させることができる。
一方で、エンジンの運転条件が、上記所定の低回転の条件、および、上記所定の低負荷の条件のいずれも満たさない場合には、制御部70は、ブレーキ装置53を作動させない。すなわち、駆動捩り振動系100における回転変動の問題が生じにくい運転条件、あるいは、車両応答性を向上させることが望ましい運転条件では、制御部70が、ブレーキ装置53を解放させ、慣性質量体52の見かけ上の慣性を低下させる。これにより、燃費の向上や車両応答性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、遊星歯車機構51が、変速機の入力軸31に設けられている。言い換えると、遊星歯車機構51が、クラッチダンパ20よりも変速機側(エンジン側と反対側)に設けられている。すなわち、回転変動低減装置50は、クラッチダンパ20よりも変速機側の伝達軸Sの慣性を可変とする。これにより、以下に図2を参照して説明するように、車両応答性の低下を抑制しつつ、駆動捩り振動系100の回転変動を低減することができる。
図2は、駆動捩り振動系100の振動伝達特性について説明するための図である。図2において、横軸は、エンジン回転数(振動周波数)、縦軸は、振動伝達特性を示す。図2には、エンジンからの入力が伝達軸Sによりドライブシャフト40に伝達される際の振動伝達特性が示されている。
図2において、符号200は、本実施形態の駆動捩り振動系100において、回転変動低減装置50により伝達軸Sの慣性が増加された場合の振動伝達特性を示す。符号201は、従来の駆動系の振動伝達特性、すなわち、駆動捩り振動系100において回転変動低減装置50が設けられていない(あるいは、回転変動低減装置50を有する場合であって、回転変動低減装置50が伝達軸Sの慣性を増加させていない)場合に相当する振動伝達特性を示す。駆動捩り振動系100は、二つの捩り剛性(ばね)20,40と、二つの回転慣性10,30を有しており、2自由度の捩り振動モデルとして考えることができる。この場合、駆動捩り振動系100の振動伝達特性200,201には、二つの固有値(二つのピーク)が存在する。
符号faは、従来の振動伝達特性201における1次の固有値のモード(以下、単に「1次モード」とする)の周波数を示す。1次モードの周波数faは、主としてエンジンの回転慣性10の慣性により決まるものである。エンジンの回転慣性10の慣性が大きくなるほど、1次モードの周波数faが下がる。この場合、1次モードの周波数faに対応する振動伝達特性201のピーク201aは、矢印Y1に示すように、図2において左方向にシフトする。一方、エンジンの回転慣性10の慣性が小さくなるほど、1次モードの周波数faが上がる(図2においてピーク201aが右方向にシフトする)。車両応答性においては、1次モードの周波数faが支配的である。すなわち、エンジンの回転慣性10の慣性の大きさが、車両応答性において支配的である。符号Faは、本実施形態において伝達軸Sの慣性が増加された場合の振動伝達特性200における1次モードの周波数を示す。
符号fbは、従来の振動伝達特性201における2次の固有値のモード(以下、単に「2次モード」とする)の周波数を示す。2次モードの周波数fbは、主として変速機の回転慣性30の慣性により決まるものである。2次モードの周波数fbは、変速機の回転慣性30の慣性が大きくなるほど下がり、慣性が小さくなるほど上がる。符号Fbは、本実施形態において伝達軸Sの慣性が増加された場合の振動伝達特性200における2次モードの周波数を示す。
従来の駆動系では、慣性を可変とする可変手段が、エンジンの出力軸11(例えば、フライホイール)に設けられている場合があった。この場合、可変手段が慣性を増加させると、エンジンの回転慣性10の慣性が増加することとなる。エンジンの回転慣性10の慣性を増加させた場合には、1次モードの周波数faが低下してしまう(矢印Y1参照)。その結果、エンジンの出力の変化(出力の増加)に対して、ドライブシャフト40の出力の立ち上がりが遅くなる。すなわち、車両応答性が低下してしまう。つまり、エンジンの回転慣性10の慣性を増加させた場合には、駆動捩り振動系100の回転変動を低減できるものの、車両応答性が低下してしまうという課題がある。
これに対して、本実施形態の回転変動低減装置50は、変速機の入力軸31の慣性を増加させるものである。これは、変速機の回転慣性30の慣性を増加させることに相当する。変速機の回転慣性30の慣性を増加させた場合には、2次モードの周波数Fbが低下する。つまり、本実施形態でブレーキ装置53を作動させた場合の2次モードの周波数Fbは、従来の2次モードの周波数fbと比較して、小さな値となる。一方で、本実施形態の1次モードの周波数Faは、ブレーキ装置53を作動させた場合であっても、従来の1次モードの周波数faと同様となるか、わずかに低下する程度である。
従って、本実施形態の回転変動低減装置50によれば、ブレーキ装置53を作動させた場合に、駆動捩り振動系100の慣性を増加させて回転変動を低減しつつ、1次モードの周波数Faを低下させないことにより、車両応答性の低下を抑制することができる。
2次モードの周波数Fbを低下させることで、車両において発生する騒音や振動を低減することができる。2次モードの周波数Fbが低下することで、エンジン回転数における常用域(使用頻度の高い回転域)Y2において、従来の振動伝達特性201と比較して、矢印Y3に示すように、本実施形態において伝達軸Sの慣性が増加された場合の振動伝達特性200が小さなものとなる。よって、常用域Y2でエンジンを運転する場合に、駆動捩り振動系100における捩り振動(回転振動)を低減することができる。これにより、こもり音等の騒音や振動の発生を抑制し、運転性を向上させることができる。
なお、1次モードの周波数Faを低下させることによっても常用域Y2における振動伝達特性200を従来の振動伝達特性201と比較して低下させることが可能であるが、この場合、上述したように、車両応答性が低下してしまうこととなる。2次モードの周波数Fbを低下させる場合には、車両応答性の低下の問題を生じることなく、回転振動を低減し、騒音や振動を抑制することが可能となる。
本実施形態では、回転変動低減装置50が、変速機の入力軸31に設けられたが、回転変動低減装置50の設置位置は、これには限定されない。回転変動低減装置50は、変速機の出力軸32に設けられてもよい。言い換えると、回転変動低減装置50は、変速機の回転軸に設けられていればよい。あるいは、回転変動低減装置50は、変速機の回転軸と一体となって回転する部材であって、伝達軸Sにおけるクラッチダンパ20とドライブシャフト40との間に位置する部材に設けられていればよい。
また、本実施形態では、遊星歯車機構51と、慣性質量体52と、ブレーキ装置53とで変速機の回転軸(入力軸31)の慣性を可変としたが、入力軸31の慣性を可変とする手段は、これには限定されない。入力軸31の慣性を可変とする手段として、従来公知の手段を用いることができる。
(第2実施形態)
図3を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態については、上記第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
上記第1実施形態では、変速機の入力軸31がプラネタリピニオンキャリア51dに、ブレーキ装置53がリングギヤ51cにそれぞれ設けられていたが、これに代えて、本実施形態では、変速機の入力軸31がリングギヤ(図3の符号81c参照)に、ブレーキ装置(図3の符号83参照)がプラネタリピニオンキャリア(図3の符号81d参照)にそれぞれ設けられる。
図3は、本実施形態の車両の駆動捩り振動系を示す模式図である。
本実施形態の回転変動低減装置80は、上記第1実施形態の回転変動低減装置50と同様に、遊星歯車機構81と、慣性質量体82と、ブレーキ装置83を有する。
遊星歯車機構81は、サンギヤ81aと、プラネタリピニオンギヤ81bと、リングギヤ81cと、プラネタリピニオンキャリア81dとを含んで構成されている。慣性質量体82は、上記第1実施形態の慣性質量体52と同様に、サンギヤ81aに連結されている。
本実施形態では、変速機の入力軸31は、リングギヤ81cに接続されている。リングギヤ81cは、入力軸31と一体に回転する。ブレーキ装置83は、プラネタリピニオンキャリア81dの回転を規制可能な規制手段として設けられている。その他の構成については、上記第1実施形態と同様であることができる。
ブレーキ装置83により、プラネタリピニオンキャリア81dの回転が規制された場合には、プラネタリピニオンギヤ81bの公転が停止する。これにより、入力軸31と一体回転するリングギヤ81cが、プラネタリピニオンギヤ81bを介してサンギヤ81aを駆動する。この場合、サンギヤ81aとリングギヤ81cとのギヤ比(サンギヤ81aの歯数/リングギヤ81cの歯数)をρとすると、サンギヤ81aの回転速度は、リングギヤ81c、すなわち入力軸31の回転速度の−(1/ρ)倍となる。従って、慣性質量体82の見かけ上の慣性(モーメント)は、慣性質量体82が入力軸31と同速度で回転する場合と比較して、1/ρ2倍となり、マスダンパ効果が得られる。例えば、ギヤ比ρを0.1とした場合、100倍もの大きな慣性が得られる。
(第3実施形態)
図4を参照して、第3実施形態について説明する。第3実施形態については、上記各実施形態と異なる点についてのみ説明する。
上記各実施形態では、慣性質量体52,82はサンギヤ51a,81aに設けられていたが、これに代えて、本実施形態では、慣性質量体がリングギヤに設けられる。
図4は、本実施形態の車両の駆動捩り振動系を示す模式図である。
本実施形態の回転変動低減装置90は、上記各実施形態の回転変動低減装置50,80と同様に、遊星歯車機構91と、慣性質量体92と、ブレーキ装置93を有する。
遊星歯車機構91は、サンギヤ91aと、プラネタリピニオンギヤ91bと、リングギヤ91cと、プラネタリピニオンキャリア91dとを含んで構成されている。慣性質量体92は、上記各実施形態の慣性質量体52,82とは異なり、リングギヤ91cに連結されている。慣性質量体92は、リングギヤ91cと一体に回転する。
変速機の入力軸31は、プラネタリピニオンキャリア91dに接続されている。プラネタリピニオンキャリア91dは、入力軸31と一体に回転する。ブレーキ装置93は、サンギヤ91aの回転を規制可能な手段として設けられている。その他の構成については、上記各実施形態と同様であることができる。
ブレーキ装置93により、サンギヤ91aの回転が規制された場合には、プラネタリピニオンギヤ91bにより、リングギヤ91cが駆動される。サンギヤ91aとリングギヤ91cとのギヤ比(サンギヤ91aの歯数/リングギヤ91cの歯数)をρとすると、リングギヤ91cの回転速度は、プラネタリピニオンキャリア91d、すなわち入力軸31の(1+ρ)倍となる。従って、慣性質量体92の見かけ上の慣性(モーメント)は、慣性質量体92が入力軸31と同速度で回転する場合と比較して、(1+ρ)2倍となり、マスダンパ効果が得られる。例えば、ギヤ比ρを0.9とした場合、約3.6倍の慣性が得られる。
本発明の駆動系回転変動低減装置の第1実施形態に係る車両の駆動捩り振動系を示す模式図である。 本発明の駆動系回転変動低減装置の第1実施形態に係る駆動捩り振動系の振動伝達特性について説明するための図である。 本発明の駆動系回転変動低減装置の第2実施形態に係る車両の駆動捩り振動系を示す模式図である。 本発明の駆動系回転変動低減装置の第3実施形態に係る車両の駆動捩り振動系を示す模式図である。
符号の説明
10 エンジンの回転慣性
11 出力軸
20 クラッチダンパ
30 変速機の回転慣性
31 入力軸
32 出力軸
40 ドライブシャフト
50,80,90 回転変動低減装置
51,81,91 遊星歯車機構
51a サンギヤ
51b プラネタリピニオンギヤ
51c リングギヤ
51d プラネタリピニオンキャリア
52,82,92 慣性質量体
53,83,93 ブレーキ装置
60 駆動輪
70 制御部
71 回転数センサ
72 アクセル開度センサ
100 駆動捩り振動系
fa,Fa 1次モードの周波数
fb,Fb 2次モードの周波数
S 伝達軸
ρ ギヤ比

Claims (4)

  1. 内燃機関と、前記内燃機関の出力トルクを車両の駆動軸に伝達する伝達軸と、前記伝達軸に設けられた変速機とを有する駆動系の回転変動を低減する駆動系回転変動低減装置であって、
    前記伝達軸の慣性を可変とする可変手段と、
    前記可変手段を制御する制御手段とを備え、
    前記伝達軸のうち前記変速機よりも前記内燃機関側には、前記出力トルクの変動を吸収するダンパが設けられており、
    前記可変手段は、前記ダンパよりも前記変速機側の前記伝達軸の慣性を可変とする
    ことを特徴とする駆動系回転変動低減装置。
  2. 請求項1に記載の駆動系回転変動低減装置において、
    前記伝達軸は、前記変速機の回転軸を含み、
    前記可変手段は、前記変速機の回転軸の慣性を可変とする
    ことを特徴とする駆動系回転変動低減装置。
  3. 請求項1または2に記載の駆動系回転変動低減装置において、
    前記可変手段は、
    前記伝達軸と同軸状に設けられたサンギヤと、前記サンギヤの径方向の外方に配置され、内歯歯車を有するリングギヤと、前記サンギヤと前記リングギヤとの間に配置され、前記サンギヤおよび前記リングギヤとそれぞれ噛み合うピニオンギヤと、前記伝達軸と同軸状に回転可能に設けられ、前記ピニオンギヤを保持するキャリアとを有する遊星歯車機構と、
    前記キャリアと前記リングギヤとの二つの回転体のうち、一方の回転体に設けられ、前記一方の回転体の回転を規制可能な規制手段と、
    前記サンギヤに接続され、前記サンギヤと一体に回転する慣性質量体とを備え、
    前記二つの回転体のうち、他方の回転体に、前記伝達軸が接続されており、
    前記制御手段は、前記規制手段により前記一方の回転体の回転を規制させることで、前記伝達軸の慣性を増加させる
    ことを特徴とする駆動系回転変動低減装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の駆動系回転変動低減装置において、
    前記制御手段は、前記内燃機関の運転条件が、予め定められた所定の低回転の条件、あるいは、予め定められた所定の低負荷の条件の少なくともいずれか一方を満たす場合に、前記伝達軸の慣性を増加させるように、前記可変手段を制御する
    ことを特徴とする駆動系回転変動低減装置。
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