JP2009537354A - 電子写真印刷法用のオレフィンポリマーで被覆された基材 - Google Patents

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Abstract

基材を、エチレン性不飽和化合物(モノマー)のラジカル重合により得られるポリマー(以後、省略してポリマーとする)を含有する組成物で前処理しかつ前記モノマーの少なくとも40質量%はオレフィンであることを特徴とする、基材の印刷方法。

Description

本発明は、基材が、エチレン性不飽和化合物(モノマー)のラジカル重合により得られるポリマー(以後、省略してポリマーとする)を含有する組成物で前処理されていて、かつ前記モノマーの少なくとも40質量%はオレフィンであることを特徴とする、基材の印刷法に関する。
電子写真印刷法の本質的な特徴は、静電的に帯電された着色剤系、いわゆるトナーが使用され、かつ種々の方法で現像されうる静電帯電画像が作製されることである。
電子写真印刷法においては、2つの物理的に異なるトナー系が使用される:乾式トナー(すなわち室温では固体の形で存在し、かつ約130℃の比較的高い温度における熱作用下で初めて液体となるトナー)ならびに液体トナー(非常に低い融点を有するトナー)。
液体トナーによる静電印刷法は、LEP(液体静電印刷法(liquid electrostatic printing))又はインジゴ(Indigo)印刷法とも呼ばれる。
紙上でのトナーの低い融点及び低い定着温度(一般的に40〜100℃)に基づき、LEP法の場合の紙上でのトナーの付着は不十分であることが多い。
WO96/06384は、塩基性官能基を有する物質を用いた表面の処理による基紙上での液体トナーの付着の改善を記載し、その際、有利にはもっぱらポリエチレンイミン(PEI)、エトキシル化PEI、エピクロロヒドロリン−ポリエチレンイミンならびにポリアミドのみが挙げられる。しかしながらこれらの処理方法の決定的な欠点は、より長く貯蔵した場合の白濁(白色の喪失)ならびに紙の黄変である。
US5,281,507には、印刷画像ならびにトナーの付着を改善するために(部分的に)フッ素化された炭化水素もしくは界面活性剤を基材表面上で使用することが記載される。
EP−A0879917には、紙表面にアルカリpH値を付与するために、液体トナーによって改善された印刷適性をもたらす塩の混合物(例えばアルミン酸塩又は弱酸及び強塩基の塩)が使用さる。
WO2004/092483には、デンプン、アクリル酸ポリマー及びさらに他の有機化合物、例えばポリグリセリンエステルからの組み合わせによる表面処理が記載される。ポリグリセリンエステルの使用は、良好なトナーの定着を得るために極めて重要なものと見なされる。
WO2005/033155はアミノ基含有のエチレン共重合体を記載する。紙の表面処理は言及されていない。
本発明の課題は、静電印刷法、殊にLEP法の改善であった。同様に課題は、この種の印刷法のための適した基材を提供することであった。出来る限り簡単な措置によって、殊に種々の紙質にて液体トナーの出来る限り良好な定着が可能とされるべきである。
それに従って、上記に定義した方法が見出された。
本発明の本質的特徴は、基材は、エチレン性不飽和化合物(モノマー)のラジカル重合により得られたポリマー(以後、省略してポリマーとする)を有する組成物で前処理されていて、かつ前記モノマーの少なくとも40質量%がオレフィンであることである。
組成物
ポリマーについて
前記ポリマーは、少なくとも40質量%まで、有利に少なくとも60質量%まで、特に有利に少なくとも80質量%までオレフィンからなる。前記オレフィンは、特にエチレン、プロピレン又はイソブチレン又はこれらの混合物である。エチレンが有利である。前記ポリマーは、前記モノマーのホモポリマー、特にポリエチレンであることができる。
前記ポリマーは、オレフィンの他に他のモノマーを含有することができる。
有利に、前記ポリマーはオレフィンの他に第1級、第2級、第3級又は第4級アミノ基を有するモノマーを含有する。第3級又は第4級アミノ基を有するアミノ基が有利である。後者のアミノ基は、所属するアニオンが例えば水素酸のアニオン、例えば塩化物アニオン又はす硫酸塩アニオンであるカチオン性基である。
特に、第1級又は第2級アミノ基のアルキル化剤R−X(その際、Rはベンジル、C1〜C10−アルキルから選択され、Xはハロゲン及びR−SO4から選択される)との等重合度反応により得られた第4級アミノ基が有利である。
前記ポリマーは、有利に、
(a) オレフィン、有利にエチレン50〜99質量%、特に45〜90質量%、
(b) 第1級、第2級、第3級又は第4級アミノ基を有する少なくとも1種のモノマー1〜50質量%、特に5.5〜45質量%、及び
(c) 他のモノマー0〜30質量%、特に0〜20質量%
から構築されている。
この場合、質量%での記載は、それぞれ前記ポリマーに関する。
前記ポリマーは、有利に1000〜500000、特に1000〜200000、特に有利に1000〜100000、特に有利に1000〜60000g/molの範囲内の重量平均分子量Mwを有し、特別な態様では2000〜50000g/molの範囲内の数平均分子量を有する。
前記ポリマーは有利に水性分散液又は水溶液として存在する。
モノマー(b)として任意のアミノ基を有するモノマーが挙げられる。前記アミノ基は、複素環式の環系の構成部分であってもよく、例えばN−ビニルイミダゾールであることができる。
有利に(b)は形式的に、アルキル化された又はシクロアルキル化された少なくとも1つのアミノ基を有するコモノマーであり、前記アミノ基はそれぞれスペーサーを介して重合可能な基と結合されている。
コモノマー(b)の前記アルキル化された又はシクロアルキル化されたアミノ基は、1箇所又は数箇所アルキル化又はシクロアルキル化されていてもよい。複数のコモノマー(b)を重合により組み込むことが望まれる場合には、異なるコモノマー(b)は同じ又は異なるスペーサーを有することができるか又は同じ又は異なる重合可能な基を有することができるか又は単数又は複数のアミノ基に同じ又は異なるアルキル基又はシクロアルキル基を前記の有することができる。本発明の範囲内で、少なくとも1種のコモノマー(b)が2つ又はそれ以上のアルキル化された又はシクロアルキル化されたアミノ基を有し、前記基はそれぞれスペーサーを介して重合可能な基と結合されていることも考えられる。
有利な実施態様の場合に、少なくとも1種のコモノマー(b)は、一般式Iに相応する
Figure 2009537354
式中、可変部分は次のように定義される:
1及びR2は、同じ又は異なる;
1は、水素及び
非分枝の及び分枝したC1−C10−アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ネオペンチル、1,2−ジメチルプロピル、イソアミル、n−ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、2−エチルヘキシル、n−ノニル、n−デシル;特に有利にC1−C4−アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル及びtert−ブチル、特にメチルから選択され;
2は、非分枝の及び分枝したC1−C10−アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ネオペンチル、1,2−ジメチルプロピル、イソアミル、n−ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、2−エチルヘキシル、n−ノニル、n−デシル;特に有利にC1−C4−アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル及びtert−ブチル、特にメチル;
特に有利に水素から選択される。
3は、異なるか又は有利に同じであり、かつ水素及び分枝した及び有利に非分枝のC1−C10−アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ネオペンチル、1,2−ジメチルプロピル、イソアミル、n−ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、2−エチルヘキシル、n−ノニル、n−デシル;有利にメチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル;特に有利にC1−C4−アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル及びtert−ブチル、さらに特に有利にメチル;
3−C12−シクロアルキル、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、シクロウンデシル及びシクロドデシルから選択され;有利にシクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチルであり、
その際、2つの基R3は、互いに、場合によりC1〜C4−アルキル基で置換された3〜10員環、有利に5〜7員環を形成下に結合することができ、
特に有利に、
Figure 2009537354
から選択されるN(R32−基であることができる。
基R3が異なる場合には、前記基R3の一方は水素であることができる。
Xは、硫黄、N−R4及び特に酸素から選択される。
4は、非分枝の及び分枝したC1−C10−アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ネオペンチル、1,2−ジメチルプロピル、イソアミル、n−ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、2−エチルヘキシル、n−ノニル、n−デシル;特に有利にC1−C4−アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル及びtert−ブチル、特にメチルから選択され;
1は、二価の基、
例えばC1−C10−アルキレン、例えば−CH2−、−CH(CH3)−、−(CH22−、−CH2−CH(CH3)−、cis−及びtrans−CH(CH3)−CH(CH3)−、−(CH23−、−CH2−CH(C2H5)−、−(CH24−、−(CH25−、−(CH26−、−(CH27−、−(CH28−、−(CH29−、−(CH210−;有利にC2−C4−アルキレン;例えば−(CH22−、−CH2−CH(CH3)−、−(CH23−、−(CH24−及び−CH2−CH(C25)−、特に有利に−(CH22−、−(CH23−、−(CH24−及びさらに特に有利に−(CH22−から選択される。
4〜C10−シクロアルキレンは、例えば
Figure 2009537354
有利に、
Figure 2009537354
で、異性体純水又は異性体混合物であり、
及び
フェニレン、例えばオルト−フェニレン、メタ−フェニレン及び特に有利にパラ−フェニレンである。
本発明の一実施態様の場合に、R1は、水素又はメチルを意味する。さらに特に有利に、R1はメチルである。
本発明の一実施態様の場合に、R1は水素又はメチルを意味し、R2は水素を意味する。
本発明の一実施態様の場合に、R1は水素又はメチルを意味し、R2は水素を意味し、両方のR3は同じでありかつそれぞれメチル又はエチルを表す。
本発明の一実施態様の場合に、X−A1−N(R32は、
O−CH2−CH2−N(CH32を表す。
本発明の一実施態様の場合に、X−A1−N(R32は、
O−CH2−CH2−CH2−N(CH32を表す。
式Iにおけるアミノ基は、例えばアルキル化剤との反応により、第4級アミノ基としても存在することができる。
本発明の一実施態様の場合に、本発明によるエチレンコポリマーワックスは、他のコモノマーを重合により組み込んで含有しない。
本発明による一実施態様の場合に、前記ポリマーは少なくとも1種の他のコモノマーを重合により組み込んで含有している。有利な他の重合により組み込まれたコモノマーは、例えばイソブテン及び(メタ)アクリル酸エステル、特に(メタ)アクリル酸アルキルエステルである。
本発明による一実施態様の場合に、前記ポリマーは、DIN 53735により160℃でかつ325gの荷重で測定して、1〜500g/10min、有利に5〜200g/10min、特に有利に7〜50g/10minの範囲内のメルトフローインデックス(MFR)を有する。
本発明による一実施態様の場合に、前記ポリマーは、DIN 51562により測定して、500〜10000mm2/sの範囲内の、有利に800〜4000mm2/sの範囲内の溶融動粘度νを有する。
本発明による一実施態様の場合に、前記ポリマーの溶融範囲は、DIN 51007によるDSCにより測定して、60〜115℃の範囲内、有利に65〜110℃の範囲内にある。
本発明による一実施態様の場合に、前記ポリマーの溶融範囲は広くてもよく、少なくとも5〜高くても20℃、有利に少なくとも7℃〜高くても15℃の温度間隔に該当する。
一実施態様の場合に、前記ポリマーの溶融範囲は狭く、DIN 51007により測定して、2℃未満、有利に1℃未満の温度間隔にある。
本発明の一実施態様の場合に、前記ポリマーの密度は、DIN 53479により測定して、0.89〜1.10g/cm3、有利に0.92〜0.94g/cm3である。
前記ポリマーは、交互コポリマー、ブロックコポリマー又は有利に統計コポリマーであることができる。
この種のポリマーの製造は公知であり、例えばWO 2005/033155にも記載されている。
前記ポリマーは、有利にオレフィン、特にエチレン及び場合により他のモノマーの高圧条件下でのラジカル共重合により製造することができる。この重合法の実施は、例えば撹拌型高圧オートクレーブ中で、又は高圧管状反応器中で、又は高圧オートクレーブと高圧管状反応器との直列接続された組み合わせ中で行う。撹拌型高圧オートクレーブ中での実施が有利である。
本発明による重合法のための適当な圧力条件は、500〜4000bar、有利に1500〜2500barである。この種の条件は、以後、高圧とも表す。この反応温度は170〜300℃、有利に195〜280℃の範囲内にある。
この共重合は、少なくとも1つの調節剤の存在で実施することができる。調節剤として、例えば水素又は少なくとも1種の脂肪族アルデヒド又は一般式III
Figure 2009537354
の少なくとも1種の脂肪族ケトン又はこれらの混合物が使用される。
この場合、基R5及びR6は同じ又は異なり、次の物から選択される:
− 水素;
− C1−C6−アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、neo−ペンチル、1,2−ジメチルプロピル、イソアミル、n−ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、特に有利にC1−C4−アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル及びtert−ブチル;
− C3〜C12−シクロアルキル、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、シクロウンデシル及びシクロドデシル;シクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチルが有利である。
特別な実施態様の場合に、R5及びR6は、相互に4〜13員環の形成下に共有結合されている。R6及びR7は例えば一緒に次の物を表す:−(CH24−、−(CH25−、−(CH26、−(CH27−、−CH(CH3)−CH2−CH2−CH(CH3)−又は−CH(CH3)−CH2−CH2−CH2−CH(CH3)−。
適当な調節剤の例は、さらにアルキル芳香族化合物、例えばトルエン、エチルベンゼン又はキシレンの一つ又は複数の異性体である。良好に適した調節剤の例は、さらにパラフィン、例えばイソドデカン(2,2,4,6,6−ペンタメチルヘプタン)又はイソオクタンである。
ラジカル重合のための開始剤としては、慣用のラジカル開始剤、例えば有機ペルオキシド、酸素又はアゾ化合物を使用することができる。複数のラジカル開始剤の混合物も好適である。
市場で得られる物質から選択される適当なペルオキシドは、
過酸化ジデカノイル、2,5−ジメチル−2,5−ジ(2−エチレンヘキサノイルペルオキシ)ヘキサン、tert−アミルペルオキシ−2−エチルヘキサノアート、ジベンゾイルペルオキシド、tert−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノアート、tert−ブチルペルオキシピバラート、tert−アミルペルオキシピバラート、tert−ブチルペルオキシジエチルアセタート、tert−ブチルペルオキシジエチルイソブチラート、1,4−ジ(tert−ブチルペルオキシカルボニル)−シクロヘキサン(異性体混合物として)、tert−ブチルペルイソノナノアート1,1−ジ−(tert−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ジ−(tert−ブチルペルオキシ)−シクロヘキサン、メチル−イソブチルケトンペルオキシド、tert−ブチルペルオキシイソプロピルカーボナート、2,2−ジ−tert−ブチルペルオキシ)ブタン又はtert−ブチルペルオキシアセタート;
− tert−ブチルペルオキシベンゾアート、ジ−tert−アミルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、異性体のジ−(tert−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ジ−tert−ブチルペルオキシヘキサン、tert−ブチルクミルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)−ヘキシ−3−イン、ジ−tert−ブチルペルオキシド、1,3−ジイソプロピルベンゼンモノヒドロペルオキシド、クミルヒドロペルオキシド又はtert−ブチルヒドロペルオキシド;又は
− ダイマー又はトリマーのケトンペルオキシド又は一般式IIIa〜IIIcの環状ペルオキシド
Figure 2009537354
この場合、基R7〜R12は同じ又は異なり、次の物から選択される:
− C1−C8−アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、sec−ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル;有利に線状のC1−C6−アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、特に有利に線状のC1−C4−アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル又はn−ブチル、さらにメチル及びエチルが特に有利である;
− C6〜C14−アリール、例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、1−アントリル、2−アントリル、9−アントリル、1−フェナントリル、2−フェナントリル、3−フェナントリル、4−フェナントリル及び9−フェナントリル、有利にフェニル、1−ナフチル及び2−ナフチル、特に有利にフェニル。
一般式IIIa〜IIIcのペルオキシド並びにその製造方法はEP-A 0 813 550から公知である。
ペルオキシドとしては、ジ−tert−ブチルペルオキシド、tert−ブチルペルオキシピバラート、tert−ブチルペルオキシイソノナノアート又はジベンゾイルペルオキシド又はこれらの混合物が特に適している。アゾ化合物としては、アゾビスイソブチロニトリル(「AIBN」)が例として挙げられる。ラジカル開始剤は、重合に対して通常量で供給される。
市場で得られる多数の有機ペルオキシドは、より良好に取り扱い可能にするために、いわゆる減感剤が添加され、その後で販売されている。減感剤として、例えばホワイトオイル又は炭化水素、例えば特にイソドデカンが適している。高圧重合の条件下で、この種の減感剤は、分子量調節作用を有することができる。本発明の範囲内で、分子量調節剤の使用とは、この種の減感剤の使用の他に、他の分子量調節剤の付加的な使用であると解釈される。
計量供給の際のコモノマーの量比は、通常ではポリマー中のこれらの単位の比に正確には対応しない。
1種又は数種のコモノマー及びオレフィンは、一緒に又は別個に計量供給することができる。
この重合法は、選択的に溶剤の不存在及び存在で実施することができ、その際、重合の間に反応器に添加されかつ1種又は数種のラジカル開始剤の減感のために使用された鉱油、ホワイトオイル及び他の溶剤は本発明の範囲内で溶剤と見なされない。適当な溶剤は、例えばトルエン、イソドデカン、キシレンの異性体である。
この重合法によりポリマーが得られ、このポリマーから有利に場合によりなお存在する残留モノマーを、例えば押出機を用いて除去することができる。
本発明の他の実施態様の場合には、ポリマーをエチレン及び官能基を有する少なくとも1種のコモノマーの共重合により製造し、かつこれを次いで等重合度反応で、少なくとも1種のアルキル化又はシクロアルキル化されたアミノ基及びスペーサーを有する少なくとも1種の物質と反応させ、前記スペーサーには重合により組み込まれる少なくとも1種のコモノマーの官能基と反応することができる反応基があることにより、モノマー(b)から誘導される単位を有するポリマーが製造される。
例えばエチレンと、一般式IV
Figure 2009537354
の少なくとも1種のコモノマーとの共重合によりポリマーを製造でき、このポリマーを一般式V
Figure 2009537354
の少なくとも1種の化合物と、場合により触媒の存在で、有利に酸性触媒の存在で反応させ、その際
Yは、OH及びOR13から選択され、かつ
13は、C1〜C4−アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル及びtert−ブチルである。
エチレンと、官能基を有する少なくとも1種のコモノマーとの共重合は上記のように実施することができる。
この等重合度反応は、例えば溶剤中で実施することができる。
イオン性ポリマーも挙げられる。これは、例えばポリマーとブレンステッド酸との反応により得られる。
ポリマーとブレンステッド酸との反応により、ポリマー中に含まれるアミノ基は部分的に又は完全にプロトン化される。
適当なブレンステッド酸は、例えば水性鉱酸、例えばハロゲン化水素酸、例えばHCl、HBr、HI、HF、H2SO4、H3PO4、HClO4、HNO3;擬ハロゲンの酸、例えばHSCN及びイソシアン酸、酸性塩、例えばアルカリ金属硫酸水素塩、例えばKHSO4及びNaHSO4、アルカリ金属リン酸水素塩、NaH2PO4及びKH2PO4有機酸、例えばCH3OSO3H、ギ酸、酢酸、シュウ酸又はクエン酸である。
イオン性ポリマーの製造の際に、アミノ基を有する上記のポリマーから出発することができる。このポリマーは、例えばオートクレーブ又は槽中で加熱することができ、少なくとも1種のブレンステッド酸と場合により他の物質、例えば水を添加し、この場合、1種又は数種のブレンステッド酸並びに場合による他の物質の添加順序は任意である。生じたエマルションを例えば機械的又は圧縮空気による撹拌によるか又は振盪により均質化する。有利に1種又は数種のポリマーの融点を上回るような温度に加熱する。有利に、前記ポリマーの融点を少なくとも10℃上回る温度、特に有利に少なくとも30℃上回る温度に加熱する。
本発明による一実施態様の場合に、1種又は数種のポリマーのアミノ基の少なくとも半分、有利に少なくとも60mol%がプロトン化される程度の量の1種又は数種のブレンステッド酸が添加される。
本発明の一実施態様の場合に、ポリマーのアミノ基を定量的にプロトン化する程度の量の1種又は数種のブレンステッド酸が添加される。
第4級アミノ基を有するポリマーは、例えばポリマーとアルキル化剤R11−Zとの反応により得られ、その際、R11は、例えばベンジル及びC1〜C10−アルキル、特にベンジル及びメチルから選択され、Zはハロゲン、有利に塩素、臭素又はヨウ素、及びR11SO4から選択される。
この反応により、ポリマー中に含まれるアミノ基は、部分的に又は完全にアルキル化(4級化)される。
第4級アミノ基を有するポリマーの製造は上記のように実施され、相応してアルキル化剤が添加される。
本発明の一実施態様の場合に、ポリマーのアミノ基の少なくとも半分、有利に少なくとも60mol%、特に有利に100%が第4級アミノ基にアルキル化される程度の量のアルキル化剤を添加する。
上記の製造方法により、前記ポリマーの溶液又は分散液、有利に水溶液又は水性分散液が得られる。
前記ポリマー(第4級アミノ基なし)の溶液又は分散液は、有利に1〜6.5、特に有利に1.5〜5のpH値を有する。
第4級アミノ基を有するポリマーの溶液又は分散液は、有利に7〜10、特に8〜9.5のpH値を有する。
この溶液又は分散液の固体含有量は広範囲に選択することができる。適当な固体含有量は、例えば0.1質量%〜50質量%である。
他の成分について
他の有利な一実施態様の場合に、前記組成物はポリマーの他にデンプンも含有する。
デンプンとはこの組成物中で、天然の、変性された又は分解された各々のデンプンと解釈されるべきである。天然のデンプンは、アミロース、アミロペクチン又はそれらの混合物から成っていてよい。変性デンプンは、酸化デンプン、デンプンエステル又はデンプンエーテルであってもよい。アニオン性、カチオン性、両性又は非イオン性の変性デンプンが考慮に入れられる。
加水分解によって、デンプンの分子量が減少されうる(分解デンプン)。分解生成物として、オリゴサッカリド又はデキシトリンが考慮に入れられる。
前記デンプンは種々の供給源に由来してよく、例えば穀物デンプン、トウモロコシデンプン又はバレイショデンプン、殊に、トウモロコシ、ろう状トウモロコシ、米、タピオカ、コムギ、オオムギ又はカラスムギからのデンプンであってもよい。
有利なのはバレイショデンプン、もしくは変性された又は分解されたバレイショデンプンである。
殊に前記組成物は、ポリマー及びデンプンの合計100質量部に対して、ポリマー10〜100質量部、とりわけ有利には50〜100質量%及びデンプン90〜0質量部、とりわけ有利には50〜0質量%を含有する。
前記組成物はさらに他の成分を含有してもよく、適した添加剤は、例えばWO2004/092483の中で記載されており;例えばポリグリセリンエステルが挙げられる。
しかしながらさらなる添加剤の併用は、本発明の範囲内でどうしても必要というわけではなく、殊にトナーの改善された付着にさらなる添加剤は必要ではない。
有利なのは水性組成物、殊に、前記ポリマー及び場合によってデンプンが溶解しているか又は分散している組成物である。
前記組成物は、通常の方法に従って、印刷されるべき基材上に塗布することができ、その際、有利なのは、組成物が基材に拡散して入り込まないか又はほとんど入り込まない方法、例えば噴霧又はカーテンコーティングによる、フィルムプレス(Filmpresse)を用いた塗布である。
前記水性組成物の固体含有量は例えば2〜70質量%、有利に10〜60質量%であることができる。
方法及び印刷されるべき基材について
有利には、前記組成物で前処理された基材は電子写真印刷法において印刷される。
電子写真印刷法の本質的な特徴は、静電的に帯電された着色剤系、いわゆるトナーが使用され、かつ種々の方法で現像されうる静電帯電画像が作製されることである。
とりわけ有利なのは、LEP(液体静電印刷法)又はインジゴ印刷法と呼ばれる静電印刷法である。
この印刷法の重要な特徴は、室温(20℃)で液体として存在するか又は粘着性ペーストとして存在する液体トナーの使用である。
トナーが基材上で定着される温度は、他の静電法と比べて比較的低く、例えば40〜100℃である。
印刷すべき基材は、例えば紙又はポリマーフィルムであることができる。
有利なのは非塗工紙、つまり、紙塗工材料で被覆されていない原紙であるが、しかしながら液体トナーの付着力を改善するために他の紙質もそれで処理してもよい。
殊に、印刷されるべき基材は非木材紙であってもよい。
印刷されるべき基材は前記組成物で前処理、殊に被覆されている(上記を参照のこと)。その際、有利には前記組成物の量は、0.05g/m2〜15g/m2(固体)、有利には0.1g/m2〜5g/m2(固体)である。
前処理された基材の使用によって、通常の印刷法の場合に、殊にしかし静電法の場合に、かつ有利にはLEP法の場合に極めて優れた結果が得られる。基材上でのトナーの付着は非常に良好であり、かつ印刷画像は高品質である。
実施例
ポリマーの製造
一般的な手法:
文献(M. Buback et al., Chem. Ing. Tech. 1994, 66, 510)に記載されているような高圧オートクレーブ中で、エチレン及びコモノマー(b)を表1に従って連続的に共重合した。これに、エチレン(12.0kg/h)を1700barの反応圧力下で高圧オートクレーブ中へ連続的に供給した。これとは別に、表1に記載した量のコモノマー(b)(=ジメチルアミノエチルメタクリラート)をまず約260barの中間圧力に圧縮し、引き続き後圧縮機を用いて1700barの反応圧力下で高圧コートクレーブ中に連続的に供給した。これとは別に、表1に記載した量の、イソドデカン中のtert−アミルペルオキシピバラートからなる開始剤溶液(濃度は表1参照)を1700barの反応圧力下で高圧オートクレーブ中に連続的に供給した。これとは別に、表1に記載した量のプロピオンアルデヒド又はイソドデカンをまず約260barの中間圧力に圧縮し、引き続き後圧縮機を用いて1700barの反応圧力下で高圧コートクレーブ中に連続的に供給した。この反応温度は約220℃であった。表2からの明確に分析されたデータを有するエチレン共重合体が得られた。
表1:コポリマーの製造
Figure 2009537354
Reaktorとは、高圧オートクレーブの最大内部温度であると解釈される。
省略記号:
DMAEMA:ジメチルアミノエチルメタクリラート
ID:イソドデカン(2,2,4,6,6−ペンタメチルヘプタン)
PO:tert−アミルペルオキシピバラー
EC:エチレン共重合体
PO in ID:イソドデカン中のtert−アミルペルオキシピバラートの溶液
c(PO):ID中のPOの濃度 mol/l
U:エチレンに対する転化率、質量%で記載。
表2:エチレン/DMAEMAコポリマーの分析データ
Figure 2009537354
「含有量」とはそれぞれのコポリマー中の重合により組み込まれたエチレン又はDMAEMAの割合であると解釈される。
ν:溶融動粘度、DIN 51562により120℃で測定。
コポリマー1.1、1.2及び1.3中のエチレン及びDMAEMAの含有量は、1H−NMR−分光分析により決定した。この密度はDIN 53479により決定した。この融点Tmelt又は溶融範囲は、DIN 51007によるDSC(Differential scanning calorimetry、示差走査熱量測定法)により決定した。
デンプン/ポリマー−混合物の塗布:
酸化により分解したバレイショデンプンを、製造元の指示に従って、水中で20%の濃度で95℃に30分間加熱した。引き続き、このデンプン溶液を10%の固体含有率に希釈し、かつ約60℃に冷却した。このデンプン溶液ならびに実施例の中で記載したポリマーから調製物を製造し、その際、出来上がった調製物の固体含有率を10%に調整した。これらの混合物を、サイズプレスによって非木材紙(面積重量90g/m2)に塗布した。引き続き、紙を接触乾燥方式によって90℃にて乾燥し、次いで24hのあいだ50%の相対湿度及び24℃の温度にて温度調節した。次いで、紙をカレンダー処理した(1Nip、100daN/cm)。
印刷試験を、Hewlett−Packard Indigo Digital printing maschine 3000により実施した。トナーの付着を、テープ引張り法(tape pull Methode)(DIN V EN V 12283)に従って3M ♯230 接着テープを用いて実施した。そのために、前記接着テープを気泡が含まれることなく印刷面に貼り付け、次いで一定速度でほぼ180゜の角度において剥がした。引き抜き試験(Rupftest)後、印刷の色濃度を濃度計によって測定し、かつ数値として結果表に記した。引き抜き試験後のトナーの付着もしくは色濃度の測定を、一定の時間間隔後(直後/1分/10分/1時間/24時間)に行った。
Figure 2009537354

Claims (19)

  1. 基材は、エチレン性不飽和化合物(モノマー)のラジカル重合により得られるポリマー(以後、省略してポリマーとする)を含有する組成物で前処理されていて、かつ前記モノマーの少なくとも40質量%はオレフィンであることを特徴とする、基材の印刷方法。
  2. オレフィンが、エチレン、プロピレン又はイソブチレン又はこれらの混合物であることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. エチレンであることを特徴とする、請求項1又は2記載の方法。
  4. ポリマーは、オレフィンの他に、第1級、第2級、第3級又は第4級アミノ基を有するモノマーを含有することを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. ポリマーは
    (a) オレフィン、有利にエチレン 50〜99質量%
    (b) 第1級、第2級、第3級又は第4級アミノ基を有する、少なくとも1種のモノマー 1〜50質量%及び
    (c) 他のモノマー 0〜30質量%
    から構成されることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. ポリマーは水性分散液、水性エマルション又は水性溶液の形で存在することを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. ポリマーは1000〜500000g/molの重量平均分子量を有することを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 組成物は、ポリマーの他にデンプンも含有することを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 組成物は、ポリマー及びデンプンの合計100質量部に対して、ポリマー10〜100質量部及びデンプン0〜90質量部を含有することを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 組成物は、水溶液、水性エマルション又は水性分散液であることを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 印刷法は電子写真法であることを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. 印刷法はLEP法(液体静電印刷法)であることを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
  13. 印刷されるべき基材は紙又はポリマーフィルムであることを特徴とする、請求項1から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. 印刷されるべき基材は非塗工紙であることを特徴とする、請求項1から13までのいずれか1項記載の方法。
  15. 印刷されるべき基材は非木材紙であることを特徴とする、請求項1から14までのいずれか1項記載の方法。
  16. 基材は組成物で被覆されているか又は含浸されていることを特徴とする、請求項1から15までのいずれか1項記載の方法。
  17. 基材は、組成物(固体)0.05g/m2〜15g/m2で、有利に0.1g/m2〜5g/m2で被覆されているか又は含浸されていることを特徴とする、請求項1から16までのいずれか1項記載の方法。
  18. 請求項1から17までのいずれか1項記載の方法によって印刷された基材。
  19. 請求項1から10までのいずれか1項記載の組成物で被覆されているか又は含浸されている紙。
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