JP2009536113A - 異形細長部品を製造する射出成形設備 - Google Patents
異形細長部品を製造する射出成形設備 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009536113A JP2009536113A JP2009508355A JP2009508355A JP2009536113A JP 2009536113 A JP2009536113 A JP 2009536113A JP 2009508355 A JP2009508355 A JP 2009508355A JP 2009508355 A JP2009508355 A JP 2009508355A JP 2009536113 A JP2009536113 A JP 2009536113A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injection molding
- slide
- mold
- mounting plate
- machine mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/56—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using mould parts movable during or after injection, e.g. injection-compression moulding
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/0003—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor of successively moulded portions rigidly joined to each other
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/56—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using mould parts movable during or after injection, e.g. injection-compression moulding
- B29C2045/5695—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using mould parts movable during or after injection, e.g. injection-compression moulding using a movable mould part for continuously increasing the volume of the mould cavity to its final dimension during the whole injection step
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
本発明は、射出成形設備であって、一方の機械取付板(40)に割り当てられる型締側構成要素(31)と、他方の機械取付板(50)に割り当てられるノズル側構成要素(30)と、これらの構成要素(30、31)間に位置付けられ、型締側又はノズル側構成要素に屈折可能に配置されるスライド(2)を有するスライドモジュール(32)であって、スライドは、本来の金型キャビティ(8)の形成に寄与する、スライドモジュール(32)とによって、固定機械取付板及び可動機械取付板(40、50)と、少なくとも1つの射出ユニット(31)と、機械取付板(40、50)間に位置付けられて少なくとも部分的に細長い異形部品を製造する射出成形装置とを有する射出成形設備に関する。駆動モジュール(33)がスライドモジュール(32)の屈折可能な部分(複数可)(2、10)の移動を制御し、部品は、スライドの移動によって型(form)の内外で目的の寸法及び形状で製造される。設備の1つ又は複数の構成要素への、少なくとも型締側構成要素(31)、及び/又は駆動モジュール(33)、及び/又はスライドモジュール(32)の少なくとも部分的な機能的統合が意図される。
【選択図】 図8
【選択図】 図8
Description
本発明は、射出成形設備であって、一方の機械取付板に割り当てられる型締側構成要素と、他方の機械取付板に割り当てられるノズル側構成要素と、これらの構成要素間に位置付けられ、型締側又はノズル側構成要素に可動に配置されるスライドを有するスライドモジュールであって、スライドは、本来の金型キャビティの形成に寄与する、スライドモジュールと、スライドモジュールの可動部分(複数可)の移動を制御する駆動モジュールとによって、固定機械取付板及び可動機械取付板と、少なくとも1つの射出ユニットと、機械取付板間に位置付けられて少なくとも部分的に細長い異形部品を製造する射出成形装置とを有し、なお、部品は、スライドの移動によって金型の内外で目的の寸法及び形状で製造される射出成形設備に関する。
射出成形設備は、種々の実施形態で知られている。通常の射出成形設備は、主要構成要素として固定機械取付板及びその反対側の可動機械取付板を備える。さらに、固定機械取付板の側部に射出ユニットが位置付けられ、そこから射出成形金型のスプルブッシュ(複数可)に成形コンパウンドが運ばれる。スプルブッシュは、射出成形金型の金型部分に位置付けられ、金型部分は、締付要素等によって固定機械取付板に着脱可能に取り付けられる。さらなる金型部分である、射出成形金型の型締側金型部分が、締付要素によって可動機械取付板に着脱可能に取り付けられる。
文献PCT/EP2005/055343は、液体、粘性、又は固化性の成形コンパウンドでできた異形の少なくとも部分的に(sectionally、abschnittsweise)細長い部品を製造する新規の方法及び新規の装置に関するものである。このために、成形コンパウンドは本来の金型キャビティ内に射出され、これが成形コンパウンドの充填後に射出を続けながら成形領域まで拡大し、射出されたコンパウンドは、成形すべき部品を伸ばしながら運び去られ続けて最終的に金型から排出される。成形コンパウンドは、形成すべき部品がその最終的な長さに達するまで射出される。射出されたコンパウンドは、固化したコンパウンドと共に射出成形金型を離れるスライドによって運び去られる。このような方法に従って動作する射出成形金型の主要構成要素は、請求項1のプリアンブルに記載されているモジュールに分類され得る。個々のモジュールの詳細な説明は、図の説明に含まれ、図1〜図6によって図示される。
本発明は、新たな射出成形技術を用いることによって特に費用効果の高い方法で大量に部品を製造できるように射出成形設備を設計するという目的に基づく。
本発明による射出成形設備は、設備の1つ又は複数の構成要素への、型締側構成要素、及び/又は駆動モジュール、及び/又はスライドモジュールの少なくとも部分的な統合を特徴とする。
本発明による射出成形設備では、実際の射出成形金型の構成要素は、これらの設備部分が射出成形構成要素の各機能を担うように設備に統合される。したがって、射出成形設備の構成要素は、それに従って構造的に適合又は設計される。その結果、金型構成要素の数が減り、設備全体の複雑性も軽減される。このように、本発明による統合設備の概念には、主に大量の部品の製造にとってかなりの経済的利点がある。
本発明による射出成形設備では、機能的に統合されていない構成要素及び/又はモジュールは交換可能なままである(請求項2)。したがって、好ましくは費用効果が高く効率的な製造の意味でどの構成要素又はモジュールを設備の構成要素に統合すべきか、またどれを交換すべきかを、それぞれの場合で決めることができる。
本発明の一実施形態の一変形形態では、射出成形装置の型締側構成要素、好ましくは射出成形装置の全型締側構成要素が、可動機械取付板に統合される(請求項3)。スライドモジュールのスライドは、さらなる統合ステップにおいて同時に統合され得る(請求項4)。これらの措置により、主に大量の部品の製造に関して経済的利点につながる高度統合設備の概念が提供される。
射出成形装置のノズル側構成要素も、特に固定機械取付板に統合され得る(請求項5)。さらに、型締側構成要素及びスライドが統合される場合、成形に直接関与する構成要素は交換可能部分のままであり、これらは、特に型締側及びノズル側に設けられるインサートである。こうして得られる完全統合は、投資費用に関して、特に大量製造時に、特に費用効率的である。
スライドには、統合の有無を問わずいかなる場合も交換可能なインサートが配置され得る(請求項6)。統合型スライドの場合、その所定の幾何学的形状が、可能な部品変形形態の数を制限し、特に最大部品長さがスライド長さによって予め決まってしまうことを認めざるを得ないが、既述したように、高度統合設備の概念には大量製造に関する経済的利点がある。
本発明の一実施形態の可能な変形形態の1つでは、駆動モジュールは、可動機械取付板の側部に構造上取り付けられ、スライド及び/又はさらなる可動金型構成要素への着脱可能な連結用のインタフェース部分が設けられる(請求項7)。駆動モジュールを機械取付板に配置することで、スライドモジュールの交換可能な配置がさらに可能となる。
スライドが統合される場合、駆動モジュールをスライドに取り付けることもできる(請求項8)。その概念に応じて、これは、特定の幾何学的形状を有する部品の製造にとっての利点につながり得る。
統合型駆動モジュールは、有利には、射出成形設備の中央フィードバック制御及び制御によって制御及びフィードバック制御され得る(請求項9)。
本発明のさらなる特徴、利点、及び詳細は、複数の例示的な実施形態を概略的に示す図面によってより詳細に説明される。
図1〜図6は、国際特許出願PCT/EP2005/055343に従って設計された射出成形金型を示す。図示の射出成形金型は、上記PCT出願に従った射出成形金型の設計の様々な変形形態からの一変形形態である。
図1に示す射出成形金型の金型部分の構成要素は、取付板4aに配置される固定金型インサート9、金型インサート9及び上側取付板4aを貫通するスプルブッシュ7、及び上側取付板4aに取り付けられる上側センタリングリング3aである。取付板4aは、固定金型インサート9及びこれらの部分に配置されるか又は取り付けられるさらなる構成要素と共に、ノズル側構成要素又はノズル側金型モジュール30を形成する。
さらなる金型部分には、第2の取付板4b、それに取り付けられている第2のセンタリングリング3b、及び取付板4bと接続されて図2で見える支持レール5a、5bを有する型板5が属している。これらの構成要素、及び必要であればそれに配置されている射出成形金型のさらなる要素が、型締側構成要素又は型締側モジュール31を形成する。
型板5にはスライド2が可動に配置され、固定金型インサート9にはコア10が可動に配置される。金型インサート9は、突出部9aを有するほぼ板状の構成要素として設計されるものであり、図2に関連して特に図1に示すように、コア10の可動取り付け用の矩形開口が長手方向に貫通している。金型インサート9の突出部9aは、U字形断面を有するスライド2内でその底面(base side)2a上に位置付けられ、図2に示すように2つのさらなる側面(lateral sides)2bが金型インサート9と当接する。スライド2は、成形すべき部品の幾何学的形状に適合する幾何学的形状が内側に設けられるか、又は対応するインサートを備えていてもよい。
コア10及びスライド2は、以下でスライドモジュール32と呼ぶ金型のさらなるモジュールを形成する。
突出部9aを越えるコア10の端部分と、スライド2の側面2a、2bと、スライド2の前壁2cとの間に、初期金型キャビティ8が形成される。
上記PCT/EP2005/055343の図7〜図10に示す射出成形金型の別の実施形態では、コアは設けられずに可動金型インサートのみが設けられる。同じく上記PCT/EP2005/055343に開示されているさらなる実施形態の変形形態では、プラスチックメルト用に2つ以上のスプルブッシュが設けられ得る。
金型インサート9、スライド2、及びコア10は、固化プロセスに影響を及ぼすために冷却水路11a、11b、11cを介して温度制御され得る。領域8aでは、金型キャビティ表面において射出成形プロセス中に成形部品に対する相対移動が生じるため、この場所は3次元構造であり得る。相対移動を伴う金型キャビティ表面8bは、生じる移動の方向に延びる構造を有し得る。同じことがコア10の表面にも当てはまる。図1及び図2に示すように、可動スライド2は、2つのガイドレール12で長手方向に可動に案内される。コア10は、固定金型インサート9で案内される。スライド2、金型インサート9、及びガイドレール12に挿入されている複数の摺動要素13が、スライド2と固定金型インサート9との間の摺動又は相対移動及びスライド2とガイドレール12との間の摺動又は相対移動を促す。
以下で駆動モジュール33と呼ぶさらなるモジュールが、可動スライド2及びコア10の移動に関与する。駆動モジュール33の構成要素は、図示されていないが、図1に示すリニアドライブ14、15を作動させ、手動式、電気式、機械式、又は図示のように油圧式に作動されることができるモータであり得る。スライド2の移動は、金型キャビティ8内で働く射出圧力によってさらに影響を受けるか又は誘発され得る。
矩形断面を有する細長構成要素として設計されるコア10には、長手方向にボア16が貫通しており、ボア16は、金型キャビティ8内に位置付けられているコア10の前端でガス弁16aにつながる。ボア16の他端において、ホース17を通して金型キャビティ8に圧縮空気又は異なるガス又は液体を吹き込むことができる。
図1及び図2は、金型が既に閉じられている初期状態を示す。金型キャビティ8は、空気が充填され得るか、希ガスで洗浄され得るか、又は排気され得る。取付板4a、4bによって、型締力が金型に加えられる。
図3は、射出プロセスの開始を示す。射出ユニット6がスプルブッシュ7の上に配置され、可塑化されたコンパウンド18が金型キャビティ8内に射出される。リニアドライブ14、15の弁及びガス弁16aが閉じられる。
金型キャビティの初期体積がコンパウンド18で充填されるとすぐに、金型キャビティ8内の圧力が上昇し、これがリニアドライブ14、15の抵抗に反して、また型締力に応じた摩擦損失に反して、スライド2及びコア10を対応して変位させる。特に図4による摺動面9a及び9bに沿った固定金型インサート9に対するスライド2及びコア10の所望の制御された移動が、射出ユニット6による金型キャビティ8内の圧力状態の適切な制御又はフィードバック制御によって、且つリニアドライブ14、15の適切な制御によって確保される。
例えば熱可塑性メルトである射出されたコンパウンドは、拡大する金型キャビティ8がカバーする距離にわたる、例えば金型キャビティ8の流動影部(flow shadow、Stromungsschatten)19a、20aの領域における圧力、温度、及び時間に応じて、その液体初期状態から徐々に固化し、これは参照符号18及び19で示される領域によって象徴される。参照符号19及び20は、種々の冷却又は固化段階における射出されたコンパウンドの領域を示す。射出されたコンパウンド18、19、20と金型インサート9との間にある金型インサート9の摺動面9aでは、成形プロセス中の押し出しノズルにおけるものと同様の相対移動が生じる。スライド2では、射出されたコンパウンドに対する相対移動が生じないことで、3次元幾何学的形状要素20b及び構造表面8aの形成が可能である。スプルブッシュ7の領域及びコア10の周り、特に領域18aでは、追加の可塑化されたコンパウンドが送られて流れ方向に新たな表面を形成し続け、それと同時に成形部品の伸長が行われる。
最後に、図5によれば、最初に送られたコンパウンドは領域21で既に完全に固化しているため、成形部品のこの部分は金型を離れることができる。領域21は、固定金型インサート9及びコア10から外れる。コア10のリニアドライブ15が停止し、形成されているキャビティに媒体17aを充填するためにガス弁16aが開かれる。流入する媒体の圧力は、形成されているキャビティ内でまだ完全に固化していないコンパウンドが完全に固化するまで圧力を受けた媒体によってスライド2及び金型インサート9の金型壁に押し付けられるように選択され得る。したがって、異形成形部品は、内圧を利用して較正される。
このようにして形成された異形部品が目的の長さに達すると、スライド2もリニアドライブ14によって停止させられる。従来の射出成形プロセスと同様に、射出サイクルは、保持圧力段階及び冷却段階を伴って継続又は終了される。スプルの固化及び計量後、射出ユニット6が引き戻される。異形成形部品の完全な固化後、コア10が成形部品の外側にくるまで引き戻される。ここで、キャビティへの反応性及び/又は固化性液体の充填を行うことができる。その後、図6に示すように金型が開かれる。金型分離領域を参照符号23a、23bで示す。成形部品23を排出するために、実際の状態に応じて、別個に図示されていないが従来の機械式、空気式、油圧式、又は電気式のエジェクタ要素を起動することができる。従来の射出成形法のように、成形部品23の取り出しは、手動で、適当な装置によって、又は重力によって行うことができる。最後に、スライド2が、リニアドライブ14の適当な起動によってその初期位置に再び引き戻される。さらに、金型を閉じた後に再び図1による状態になるようにコア10がその初期位置に再び引き戻され、射出サイクルを再開することができる。
このような射出成形金型を用いて、異なる幾何学的形状の部品を製造することができる。したがって、インサート自体の剛性が射出圧力に耐える限り、中空の形材又は前面が閉じた形材をインサートとして用いることができる。この場合、コアは必要なく、後端にあるアダプタを介してリニアドライブ15によって異形成形部品と共にインサートを移動させることができる。インサートとスライド2との連結は、さらなる変形形態を提供する。2つのガイドレール12の代わりに、リニアドライブによって可動でありスライド2の移動方向に対して垂直に可動であるガイドレールが用いられる場合、これにより部品の主方向に対して垂直なさらなる成形自由度が得られる。その結果、金型構造の寸法の範囲内で、非直線経路に沿った部品が製造される可能性が得られる。このように、連続湾曲形材又は角度遷移領域を有する形材を製造することができる。湾曲形材の製造の別の可能性は、湾曲したスライド又は金型インサートの使用から得られる。こうすることで、上述のタイプのリニアドライブによって固定金型構成要素に対して例えば円形経路に沿って、リニアドライブ2を移動させることができる。
図7は、従来の射出成形設備に配置される射出成形金型を示す。図示の射出成形設備は、射出成形設備の可能な実施形態の1つにすぎない。
図7と、射出成形設備を示す図8、図9、図10a、及び図10bとにおいて、射出成形設備の片側に、可動機械取付板40、機械取付板40の作動用の油圧ユニット41、調整・固定ユニット42、並びに案内ユニット43及び機械フレーム54が、主要構成要素として設けられる。
射出成形設備は、射出成形金型の他方の側に固定機械取付板50及び射出ユニット51を備え、出発材料が材料ファンネル52を通して射出ユニット51に送られる。シリンダ53内のスクリュフィーダが、射出ユニット51から射出成形金型のスプルブッシュに材料を運び、ここに連結される。機械フレーム54と、圧縮力及び型締力を加える油圧ユニット55とがさらに図示されている。
射出成形金型の通常の位置決めが図7に示されている。取付板4bは、締付要素44によって可動機械取付板40に取り付けられ、取付板4aは、締付要素56によって固定機械取付板50に取り付けられる。したがって、射出成形金型は、射出成形設備から完全に取り外すことができ、従来の又は他の射出成形金型での部品の製造にこれを用いることができる。
本発明によれば、図7に示す射出成形金型の通常の位置決めに基づき、そのモジュール又はそのモジュールの構成要素の機能の種々の統合変形形態が可能である。この目的で、上記のモジュール30、31、32、及び33の1つ又は複数を全体的に又は部分的に射出成形設備に機能的に統合することにより、射出成形設備の構成要素とすることができる。その結果、機能によっては、射出成形金型によって提供されるのではなく一部又は複数の主要部分が射出成形設備によって担われるようになる。
図8は、駆動モジュール33が射出成形設備に統合されている可能な統合レベル(integration stage、Integrationsstufe)を示す。駆動モジュール33は、型締側の可動機械取付板40上に搭載され、このようにしてそこに接続固定される。モータ、ドライブ、ギア等、スライドモジュール32の構成要素を移動させるのに必要なユニットは、射出成形設備によって提供される。ノズル側金型モジュール30、型締側金型モジュール31、及びスライドモジュール32は、着脱可能ゆえに交換可能なモジュールである。ノズル側金型モジュール30及び型締側金型モジュール31は、締付要素44及び56によって機械取付板40、50に配置される。
駆動モジュール33又はそのユニットは、現行の技術水準に従って設計される適当なインタフェース、例えば急速継手等によってスライドモジュール32と接続することができる。駆動モジュール33又はモジュール33の構成要素のフィードバック制御及び制御は、完全設備制御の構成要素として完全に統合されるか又は設備制御に関連する制御及びフィードバック制御モジュールによって部分的に統合されて、実行される。
駆動モジュール33及び型締側構成要素31が射出成形設備に統合されるさらなる統合レベルを図9に示す。駆動モジュール33は、図8と同様に統合される。型締側金型モジュール31は、その構成要素を可動機械取付板40の要素とすることによって省かれる。したがって、可動機械取付板40には、スライド2(図1)の支持及び案内に必要な構成要素及びインタフェース部分が設けられる。スライドモジュール32及びノズル側構成要素30は、本来の射出成形金型から残る。この射出成形設備は、異なる幾何学的形状、特に異なる長さの部品の製造のために、特にその成形インサートによって、簡単な方法で難なくスライドモジュールのスライド及びノズル側金型モジュールの交換を可能にする。したがって、この実施形態には、特に頻繁に異なる構造の部品を製造すべきときに、自立型の射出成形金型を備える実施形態と比較して経済的利点がある。
2つの設計変形形態が図10a及び図10bに示されているさらなる統合レベルでは、スライドモジュール32のスライド2が、射出成形設備に機能的に統合される。スライド2の案内及び支持用の要素及びスライド2は、型締側の可動機械取付板40に統合又は搭載される。駆動モジュール33も、射出成形設備の一体部分として設計される。図10a及び図10bは、駆動モジュール33の配置に関する種々の変形形態を示す。図10aの変形形態は、図8による実施形態と類似しており、図10bでは、駆動モジュール33の配置が統合型スライドの前端で行われる。成形領域の設計に必要であるか又は望まれる金型インサートは、統合型スライド上に交換可能に取り付けることができる。スライド及びノズル側金型モジュール30における金型インサートの交換により、種々の幾何学的形状の部品を製造することができる。スライドの所定の幾何学的形状が既述した部分的統合と比較して可能な部品の幾何学的形状の数を制限することで、特に部品の長さが所定のスライド長さによって制限されてしまうが、このような高度統合設備の概念には、大量の部品の製造に関して経済的利点がある。
ここで示されていない一実施形態によれば、ノズル側金型モジュール30も射出成形設備に統合することができる。射出成形設備の既存の構成要素が、ノズル側金型モジュール30の機能(複数可)の少なくとも一部を担うように適合されるか又は取り付けられる。この場合、成形に直接関与する構成要素である型締側及びノズル側に設けられるインサートのみを交換することができる。このような完全統合は、製品又は部品の製造のための投資費用に関して非常に費用効果の高い変形形態となる。特に大量製造時に、このような設備の費用は「非統合」設備と比較して大幅に低減される。
成形された部品の排出に必要なエジェクタユニットは、スライドモジュール32及び金型インサート内に収容され得る。既述したように、射出成形プロセスの終了時における製造部品の排出は、従来通りに行うことができる。
本発明は、射出成形設備の構成要素の各配置とは無関係に、全ての既知の射出成形設備に適用可能又は使用可能である。
Claims (9)
- 射出成形設備であって、
固定機械取付板(clamping plate:締付板)及び可動機械取付板(40、50)と、少なくとも1つの射出ユニット(31)と、前記機械取付板(40、50)間に位置付けられて少なくとも部分的に(in sections、abschnittsweise)細い長異形部品を製造する射出成形装置とを有し、
一方の前記機械取付板(40)に割り当てられる型締側(closure-side)構成要素(31)と、
他方の前記機械取付板(50)に割り当てられるノズル側構成要素(30)と、
前記構成要素(30、31)間に位置付けられ、前記型締側又はノズル側構成要素に可動に配置されるスライド(2)を有するスライドモジュール(32)であって、該スライドは、本来の金型キャビティ(8)の形成に寄与する、スライドモジュール(32)と、
前記スライドモジュール(32)の前記可動部分(複数可)(2、10)の移動を制御する駆動モジュール(33)と、
を備え、なお、前記部品は、前記スライド(2)の移動によって前記金型の内外で目的の寸法及び形状で製造され、
該設備の1つ又は複数の構成要素への、少なくとも前記型締側構成要素(31)、及び/又は前記駆動モジュール(33)、及び/又は前記スライドモジュール(32)の少なくとも部分的な機能的統合を特徴とする、射出成形設備。 - 機能的に統合されていない構成要素及び/又はモジュールが交換可能であることを特徴とする、請求項1に記載の射出成形設備。
- 前記射出成形装置の前記型締側構成要素(31)は、前記可動機械取付板(40)に統合されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の射出成形設備。
- 前記スライドモジュール(32)の前記スライド(2)も統合されることを特徴とする、請求項3に記載の射出成形設備。
- 前記射出成形装置の前記ノズル側構成要素(30)は、前記固定機械取付板(50)に統合されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の射出成形設備。
- 前記スライド(2)の上又は中に、交換可能な金型インサートが配置され得ることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の射出成形設備。
- 前記駆動モジュール(33)は、特に前記可動機械取付板(40)の側部に取り付けられ、前記スライド(2)及び/又はさらなる可動金型構成要素への着脱可能な連結用のインタフェース要素が設けられることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の射出成形設備。
- 前記駆動モジュール(33)は、前記スライド(2)に取り付けられることを特徴とする、請求項4に記載の射出成形設備。
- 自らの構成要素を含む前記駆動モジュール(33)は、前記中央設備フィードバック制御及び制御によって制御及びフィードバック制御されることを特徴とする、請求項7及び8に記載の射出成形設備。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
AT0078606A AT503968B1 (de) | 2006-05-05 | 2006-05-05 | Spritzgiessanlage |
PCT/EP2007/054333 WO2007128787A1 (de) | 2006-05-05 | 2007-05-04 | Spritzgiessanlage zum herstellen profilierter, länglicher bauteile |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009536113A true JP2009536113A (ja) | 2009-10-08 |
Family
ID=38288467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009508355A Pending JP2009536113A (ja) | 2006-05-05 | 2007-05-04 | 異形細長部品を製造する射出成形設備 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7871261B2 (ja) |
EP (1) | EP2015918B1 (ja) |
JP (1) | JP2009536113A (ja) |
AT (2) | AT503968B1 (ja) |
CA (1) | CA2653734A1 (ja) |
DE (1) | DE502007006944D1 (ja) |
WO (1) | WO2007128787A1 (ja) |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT10268U1 (de) | 2007-12-12 | 2008-12-15 | Engel Austria Gmbh | Anordnung mit einem formwerkzeug |
AT506117A1 (de) | 2007-12-12 | 2009-06-15 | Engel Austria Gmbh | Verfahren zur herstellung eines länglichen formteils |
LT2908998T (lt) | 2012-09-28 | 2020-07-27 | Hollister Incorporated | Pailgo tuščiavidurio gaminio įpurškiamojo liejimo būdas ir aparatas |
EP2712721A1 (en) | 2012-09-28 | 2014-04-02 | Hollister Incorporated | A method and apparatus for injection moulding of an elongated hollow article |
US9610611B2 (en) | 2014-02-12 | 2017-04-04 | Baker Hughes Incorporated | Method of lining an inner surface of a tubular and system for doing same |
DE102014103729A1 (de) | 2014-03-19 | 2015-09-24 | Ensinger Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines Isolierstegs |
DE102014103727A1 (de) | 2014-03-19 | 2015-09-24 | Ensinger Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines Isolierstegs |
EP3341174A1 (en) | 2015-08-28 | 2018-07-04 | Hollister Incorporated | A method and apparatus for molding an elongated hollow article |
AT519256B1 (de) * | 2017-03-20 | 2018-05-15 | Ing Gottfried Steiner Dipl | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Bauteilen oder Profilen |
WO2019007472A1 (en) | 2017-07-07 | 2019-01-10 | Vkr Holding A/S | METHOD FOR MANUFACTURING ELEMENT OF ROOF WINDOW FRAME OR VANTAIL |
AT520224B1 (de) * | 2017-07-20 | 2019-05-15 | Engel Austria Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines Formteils |
US11148327B2 (en) | 2018-03-29 | 2021-10-19 | Baker Hughes, A Ge Company, Llc | Method for forming a mud motor stator |
JP6655150B1 (ja) * | 2018-10-19 | 2020-02-26 | Towa株式会社 | 搬送装置、樹脂成形装置、搬送方法、及び樹脂成形品の製造方法 |
US12059829B2 (en) * | 2019-03-05 | 2024-08-13 | Flex Ltd. | Combined injection moulding and extrusion |
CN113001890A (zh) * | 2019-12-20 | 2021-06-22 | 天津平高智能电气有限公司 | 管件注塑模具及管件注塑模具用脱模辅助工装 |
WO2023194649A1 (en) * | 2022-04-05 | 2023-10-12 | Ledil Oy | A system and a method for injection moulding |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2443053A (en) * | 1943-03-20 | 1948-06-08 | Wheeling Stamping Co | Method of and apparatus for manufacturing hollow plastic articles |
DE2364004C3 (de) * | 1973-12-21 | 1979-03-29 | Heidenreich & Harbeck Gmbh, 2000 Hamburg | Vorrichtung zum Herstellen von Vorformlingen aus plastifiziertem Kunststoff |
US4257145A (en) * | 1978-12-13 | 1981-03-24 | Bovino Alessio A | Food ball forming apparatus |
JPH0673875B2 (ja) * | 1991-01-09 | 1994-09-21 | 株式会社日本製鋼所 | 中空体の製造方法 |
JPH07112457A (ja) * | 1993-10-20 | 1995-05-02 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 射出成形用金型及び射出成形方法 |
DE19755725C2 (de) * | 1997-12-15 | 1999-10-28 | Ticona Gmbh | Drehbewegliche Kunststoffrollen |
SE512658C2 (sv) * | 1998-05-11 | 2000-04-17 | Dana Kader | Sätt och anordning för formning av ett cylinderformat och en i ena änden tillslutet färsformigt livsmedel och grillad färsrätt åstadkomma med sättet och anordningen |
WO2002057064A1 (de) | 2001-01-22 | 2002-07-25 | Gealan Formteile Gmbh | Ein- und mehrkomponenten-spritzgussmaschine |
AT500932B1 (de) | 2004-10-21 | 2006-12-15 | Gottfried Steiner Ingenieurbue | Verfahren und vorrichtung zum herstellen profilierter, zumindest abschnittsweise länglicher bauteile |
-
2006
- 2006-05-05 AT AT0078606A patent/AT503968B1/de not_active IP Right Cessation
-
2007
- 2007-05-04 US US12/299,547 patent/US7871261B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2007-05-04 DE DE502007006944T patent/DE502007006944D1/de active Active
- 2007-05-04 CA CA002653734A patent/CA2653734A1/en not_active Abandoned
- 2007-05-04 JP JP2009508355A patent/JP2009536113A/ja active Pending
- 2007-05-04 WO PCT/EP2007/054333 patent/WO2007128787A1/de active Application Filing
- 2007-05-04 EP EP07728786A patent/EP2015918B1/de active Active
- 2007-05-04 AT AT07728786T patent/ATE505313T1/de active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2007128787A1 (de) | 2007-11-15 |
EP2015918B1 (de) | 2011-04-13 |
AT503968B1 (de) | 2009-03-15 |
US7871261B2 (en) | 2011-01-18 |
US20090304843A1 (en) | 2009-12-10 |
ATE505313T1 (de) | 2011-04-15 |
DE502007006944D1 (de) | 2011-05-26 |
EP2015918A1 (de) | 2009-01-21 |
AT503968A1 (de) | 2008-02-15 |
CA2653734A1 (en) | 2007-11-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009536113A (ja) | 異形細長部品を製造する射出成形設備 | |
EP2664436A2 (en) | Hot runner valve apparatus for an injection-molding machine | |
US20080029918A1 (en) | Apparatus And Method For Manufacturing Plastic Products | |
JP2008525240A (ja) | 製品製造方法および装置 | |
JP7049753B2 (ja) | コンポーネントまたはプロファイルを製造するための方法および装置 | |
JP2008525238A (ja) | 金型および製品成形方法 | |
JPH07144336A (ja) | 熱可塑性合成樹脂材料製成形品を射出成形する方法及びこの方法を実施するための金型 | |
JP3827333B2 (ja) | ガス射出成形方法およびその金型 | |
JP2010510914A (ja) | 製品を成形するための装置および方法 | |
WO2019188671A1 (ja) | 金型システム | |
WO2012172669A1 (ja) | 射出成形用型装置および射出成形機 | |
JP7511801B2 (ja) | 樹脂ブロック製造装置、樹脂製品製造方法および樹脂ブロック製造方法 | |
JP5207623B2 (ja) | 成形装置 | |
JP2003159735A (ja) | 薄肉成形品の製造方法及びそれに用いる成形金型装置 | |
EP1685939B1 (en) | Method for efficiently manufacturing various molded products | |
JP2009143051A (ja) | 射出成形機の突出し機構 | |
KR20160115632A (ko) | 서포트 분리가 용이한 3차원 프린터 | |
JP2009000854A (ja) | 射出成形装置 | |
JP7141609B2 (ja) | 射出成形用金型 | |
JP4218836B2 (ja) | 離型剤の塗布方法および射出成形用金型 | |
US20010045688A1 (en) | Motor controlled mold pin actuator | |
JPWO2018172128A5 (ja) | ||
CN220562072U (zh) | 一种带有内芯的注塑模具 | |
JP5424844B2 (ja) | インサート位置調整機構を内蔵した金型 | |
JPH06304735A (ja) | 型温度上昇方法及び製品製造方法 |