JP2009532496A5

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Publication number: JP2009532496A5
Application number: JP2009504423A
Authority: JP
Filing date: 2007-04-03
Publication date: 2010-04-08

Claims

経口摂取するための栄養ドリンクであって、ａ）Ｄ−β−ヒドロキシブチレートの血中濃度を約０．１〜約５ｍＭに高める、または、ｂ）Ｄ−β−ヒドロキシブチレートの尿排出レベルを約５ｍｇ／ｄＬ〜約１６０ｍｇ／ｄＬに高めるのに十分な単位用量のＭＣＴ；Ｌ−カルニチン、複数種のビタミン；矯味矯臭薬剤、および、炭水化物源を含み：ここで、該ＭＣＴは、式：

［式中、グリセロール主鎖にエステル結合しているＲ_１、Ｒ_２およびＲ_３は、それぞれ独立して、５〜１２個の炭素を含む炭素鎖を有する脂肪酸である］
で示される、上記ドリンク。
Ｒ_１、Ｒ_２およびＲ_３炭素鎖の約９５％より多くが、長さが８個の炭素である、請求項１に記載のドリンク。
その残りのＲ_１、Ｒ_２およびＲ_３が、６個の炭素または１０個の炭素鎖である、請求項２に記載のドリンク。
Ｒ_１、Ｒ_２およびＲ_３炭素鎖の約５０％が、長さが８個の炭素であり、Ｒ_１、Ｒ_２およびＲ_３炭素鎖の約５０％が、長さが約１０個の炭素である、請求項１に記載のドリンク。
食品組成物であり、乾燥重量に基づき、約５〜５０％のタンパク質、約５〜４０％の脂肪、約５〜４０％の炭水化物をさらに含み、含水量が約５〜２０％である、請求項１に記載のドリンク。
乾燥重量に基づき少なくとも約１％〜約５０％のＭＣＴを含む、請求項１に記載のドリンク。
加齢に伴う記憶障害（ＡＡＭＩ）を示す、または、その危険性がある哺乳動物のＡＭＭＩの治療のための組成物であって、ケトン体濃度を高めることができる少なくとも１種の化合物を、ＡＡＭＩにおいてニューロンの代謝の減少によって引き起こされる認知機能の損失を治療または予防するのに有効な量で含む、上記組成物。
前記ケトン体濃度を高めることができる化合物が、ケトン体への代謝前駆体を含む、請求項７に記載の組成物。
前記ケトン体への代謝前駆体が、以下からなる群より選択される、請求項８に記載の組成物：
（ａ）以下の式で示されるケトン体のポリエステル：

［式中ｎは、０〜１，０００の整数である］；
（ｂ）以下の式で示される多価アルコールのエステル：

［式中Ｒは、多価アルコール残基であり；ｎ、ｍおよびｘは、整数を示し；および、ｍは、ｘ未満であるか、または、ｘに等しい］；
（ｃ）以下の式で示される３−ヒドロキシ酸：

［式中Ｒ_１は、水素、メチル、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアリール、チオール、ジスルフィド、エーテル、チオールエーテル、アミン、アミド、ハロゲンから選択され、Ｒ_２およびＲ_３は、独立して、水素、メチル、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアルキルから選択される］；および、
（ｄ）以下の式で示されるグリセロールエステル：

［式中、基Ｒ_１、Ｒ_２およびＲ_３からなる群のうち２または３個は、互いに独立して、アセトアセタート、アルファ−ケトプロピオネート、ベータ−ヒドロキシブチレート、および、アルファ−ヒドロキシプロピオネートからなる群の１種またはそれより多くであり、ここで、Ｒ_１、Ｒ_２およびＲ_３からなる群のうち２個だけが前記基のいずれかである場合、そのうちの３つめは、ヒドロキシ基、または、２〜２４個の炭素原子を含む飽和または不飽和脂肪酸である残基である］。
前記ケトン体濃度を高めることができる化合物が、式：

［式中、グリセロール主鎖にエステル結合しているＲ_１、Ｒ_２およびＲ_３は、それぞれ独立して、５〜１２個の炭素鎖を有する脂肪酸である］
で示される中鎖トリグリセリド（ＭＣＴ）を含む、請求項７に記載の組成物。
Ｒ_１、Ｒ_２およびＲ_３炭素鎖の９５％より多くが、長さが８個の炭素である、請求項１０に記載の組成物。
残りのＲ_１、Ｒ_２およびＲ_３炭素鎖が、６個の炭素または１０個の炭素鎖である、請求項１１に記載の組成物。
Ｒ_１、Ｒ_２およびＲ_３炭素鎖の約５０％が、長さが８個の炭素であり、Ｒ_１、Ｒ_２およびＲ_３炭素鎖の約５０％が、長さが約１０個の炭素である、請求項１０に記載の組成物。
前記組成物が、グルコースをさらに含む、請求項７に記載の組成物。
前記ケトン体濃度を高めることができる化合物が、高ケトン血を誘発するのに有効な量で投与される、請求項７に記載の組成物。
前記高ケトン血によって、ケトン体が脳内でエネルギーとして利用されるようになる、請求項１５に記載の組成物。
前記組成物が、前記哺乳動物における少なくとも１種のケトン体の循環濃度を高める、請求項７に記載の組成物。
前記哺乳動物の血中で、前記β−ヒドロキシブチレートの量が高められる、請求項１７に記載の組成物。
前記β−ヒドロキシブチレートの量が、投与の約２時間後に約０．１ミリモル〜約１０ミリモルに高められる、請求項１８に記載の組成物。
前記β−ヒドロキシブチレートの量が、投与の約２時間後に約０．１５ミリモル〜０．３ミリモルに高められる、請求項１８に記載の組成物。
β−ヒドロキシブチレートの尿排出レベルが、約５〜約１６０ｍｇ／ｄＬである、請求項１８に記載の組成物。
前記組成物が、約０．０５ｇ／ｋｇ／日〜約１０ｇ／ｋｇ／日の用量で投与される、請求項７に記載の組成物。
前記組成物が、約０．１ｇ／ｋｇ／日〜約２ｇ／ｋｇ／日の用量で投与される、請求項７に記載の組成物。
前記組成物が、すぐに飲めるタイプの飲料、粉末化状の飲料調合物、ゼラチンカプセルもしくは錠剤からなる群より選択される栄養補給剤または栄養補助食品、懸濁液、非経口用の溶液、または、人間の消費用に配合された食品である、請求項７に記載の組成物。
前記哺乳動物がヒトである、請求項７に記載の組成物。
前記組成物を定期的に少なくとも１日１回投与する、請求項７に記載の組成物。
前記組成物が、毎日の治療計画の一環として、少なくとも約１週間投与される、請求項２６に記載の組成物。
前記組成物が、毎日の治療計画の一環として、少なくとも約３ヶ月投与される、請求項２６に記載の組成物。
哺乳動物のアポリポタンパク質Ｅ遺伝子型がＡｐｏＥ４（−）である、請求項７に記載の組成物。
前記ＡＡＭＩにおいてニューロンの代謝の減少によって引き起こされる認知機能の損失の治療または予防に関する有効性は、少なくとも１種の神経心理学検査の結果によって決定される、請求項７に記載の組成物。
前記神経心理学検査が、変化の臨床的全般的印象（ＣｌｉｎｉｃａｌＧｌｏｂａｌＩｍｐｒｅｓｓｉｏｎｏｆＣｈａｎｇｅ；ＣＧＩＣ）、聴覚言語性学習検査（ＲｅｙＡｕｄｉｔｏｒｙＶｅｒｂａｌＬｅａｒｎｉｎｇＴｅｓｔ；ＲＡＶＬＴ）、ファースト−ラストネーム連想検査（Ｆｉｒｓｔ−ＬａｓｔＮａｍｅｓＡｓｓｏｃｉａｔｉｏｎＴｅｓｔ；ＦＬＮ）、テレフォン・ダイアリング検査（ＴｅｌｅｐｈｏｎｅＤｉａｌｉｎｇＴｅｓｔ；ＴＤＴ）、記憶を評価する臨床的自己評価尺度（ＭｅｍｏｒｙＡｓｓｅｓｓｍｅｎｔＣｌｉｎｉｃｓＳｅｌｆ−ＲａｔｉｎｇＳｃａｌｅ；ＭＡＣ−Ｓ）、記号数字のコーディング検査（ＳｙｍｂｏｌＤｉｇｉｔＣｏｄｉｎｇ；ＳＤＣ）、ＳＤＣ遅延再生課題（ＳＤＣＤｅｌａｙｅｄＲｅｃａｌｌＴａｓｋ；ＤＲＴ）、注意分配検査（ＤｉｖｉｄｅｄＡｔｔｅｎｔｉｏｎＴｅｓｔ；ＤＡＴ）、視覚的な順序の比較（ＶｉｓｕａｌＳｅｑｕｅｎｃｅＣｏｍｐａｒｉｓｏｎ；ＶＳＣ）、ＤＡＴ二重課題（ＤＡＴデュアル）、および、老人性うつ病尺度（ＧｅｒｉａｔｒｉｃＤｅｐｒｅｓｓｉｏｎＳｃａｌｅ；ＧＤＳ）からなる群より選択される、請求項３０に記載の組成物。