JP2009530077A5 - - Google Patents

Claims (16)

1. （ａ）複数の隔室と、
   （ｂ）同複数の隔室に配置された複数の撹拌器と、
   （ｃ）同複数の隔室を分離しており、各々１つ以上の底流開口部を有する複数の仕切部材と、を備えるオートクレーブであって、
   フィードストリームは第１の隔室へ導入され、隔室から隔室へと連続して流れて、最終の隔室から除去されることと、１組の隣接した隔室間ではフィードストリームのうち７５％以上が流れることと、前記１つ以上の底流開口部は、オートクレーブの下部から上方に、前記隣接した隔室のうち上流にある隔室における液レベルの高さの２０％以下の高さに配置されていることと、を含むオートクレーブ。
2. 前記複数の仕切部材の各々の高さは、フィードストリームがそれらの仕切部材を溢流しないように、前記隣接した隔室のうち上流の隔室のフィードストリームレベルより大きく、前記複数の仕切部材の各々の高さ−直径比は０．８０以上である請求項１に記載のオートクレーブ。
3. 前記複数の仕切部材の各々において、前記１つ以上の底流開口部の総断面積は０．０６ｍ^２ 〜１．５０ｍ^２の範囲であり、前記隣接した隔室間の流量は２００ｍ^３／ｈ〜８００ｍ^３／ｈの範囲である請求項１または２に記載のオートクレーブ。
4. 前記複数の仕切部材の各々における前記１つ以上の底流開口部の総断面積は異なっており、前記オートクレーブの投入端部にある第１の仕切部材の１つ以上の底流開口部の総断面積は、前記オートクレーブの排出端部に第１の仕切部材より近い第２の仕切部材の１つ以上の底流開口部の総断面積より小さい請求項１乃至３のいずれか一項に記載のオートクレーブ。
5. 前記複数の仕切部材の各々において、前記１つ以上の底流開口部は、前記隣接した隔室のうち上流の隔室の撹拌器の最も上のインペラ翼のまたはそれより下の位置に配置されており、かつ同じ断面積を有し、前記隣接した隔室間の落差は２５ｍｍ〜１００ｍｍの範囲に維持されている請求項１乃至３のいずれか一項に記載のオートクレーブ。
6. 前記複数の仕切部材の各々において、前記１つ以上の底流開口部は、オートクレーブの下部から上方に、前記隣接した隔室のうち上流の隔室における液レベルの６６％以下の高さに配置されており、１つの仕切部材における、前記１つ以上の底流開口部を通じるフィードストリームの流速に対する同１つ以上の底流開口部の総断面積の比は、１〜７の範囲である、請求項１乃至５のいずれか一項に記載のオートクレーブ。
7. 複数の組の隣接した隔室において撹拌器は反対に回転することと、第1の隔室の液レベルは隣接した第２の隔室の液レベルよりも５ｍｍ〜１５０ｍｍだけ高いことと、を含む請求項１乃至６のいずれか一項に記載のオートクレーブ。
8. 第１の隔室では、第１の撹拌器は右回りに回転し、第１の隔室を隣接した第２の隔室から分離している第１の仕切部材における１つ以上の底流開口部は、オートクレーブの長手方向軸の右側に配置されており、第２の隔室では、第２の撹拌器は左回りに回転し、第２の隔室を隣接した第３の隔室から分離している第２の仕切部材における１つ以上の底流開口部は、オートクレーブの長手方向軸の左側に配置されており、オートクレーブの最終の仕切部材は１つ以上の底流開口部を備えない溢流仕切部材として構成されている請求項６に記載のオートクレーブ。
9. オートクレーブにおいてフィードストリームを処理する方法であって、
   （ａ）複数の隔室と、同複数の隔室に配置された複数の撹拌器と、同複数の隔室を分離しており、各々１つ以上の底流開口部を有する複数の仕切部材とを備えたオートクレーブへフィードストリームを導入する工程と、前記１つ以上の底流開口部は、前記オートクレーブの下部から上方に、隣接した隔室のうち上流にある隔室における液レベルの高さの２０％以下の高さに配置されていることと、
   （ｂ）前記オートクレーブへ分子酸素含有ガスを導入する工程と、
   （ｃ）隣接した隔室を分離している仕切部材における前記１つ以上の底流開口部を通じて、同隣接した隔室間に少なくともフィードストリームの大半を流す工程と、を含む方法。
10. フィードストリームは、卑金属、白金族金属、および貴金属のうちの１つ以上を含む金属硫化物含有材料であり、複数の仕切部材の各々の高さは、フィードストリームがそれらの仕切部材を溢流しないように、前記隣接した隔室のうち上流の隔室のフィードストリームレベルより大きく、前記複数の仕切部材の各々の高さ−直径比は０．８０以上である請求項９に記載の方法。
11. 前記複数の仕切部材の各々において、前記１つ以上の底流開口部の総断面積は０．０６〜１．５０ｍ^２の範囲であり、前記隣接した隔室間の流量は２００〜８００ｍ^３／ｈの範囲であり、前記仕切部材の各々における前記１つ以上の底流開口部の総断面積は同じである請求項９または１０に記載の方法。
12. 前記複数の仕切部材の各々における前記１つ以上の底流開口部の総断面積は異なっており、前記オートクレーブの投入端部にある第１の仕切部材の１つ以上の底流開口部の総断面積は、前記オートクレーブの排出端部に第１の仕切部材より近い第２の仕切部材の１つ以上の底流開口部の総断面積より小さい請求項１１に記載の方法。
13. 前記複数の仕切部材の各々において、前記１つ以上の底流開口部は、前記隣接した隔室のうち上流の隔室の撹拌器の最も上のインペラ翼のまたはそれより下の位置に配置されており、かつ同じ断面積を有し、前記隣接した隔室間の落差は５ｍｍ〜５０ｍｍの範囲に維持されており、１つの仕切部材における、前記１つ以上の底流開口部を通じるフィードストリームの流速に対する同１つ以上の底流開口部の総断面積の比は、１〜７の範囲である
    、請求項９または１０に記載の方法。
14. フィードストリームは金属硫化物含有材料であり、
    工程（ｂ）の後に、（ｂ１）フィードストリーム中の金属硫化物含有材料を酸化させ、酸化金属含有材料を含む生成スラリーを提供する工程と、
    工程（ｃ）の後に、生成スラリーから金属を回収する工程と、を含む請求項９乃至１３のいずれか一項に記載の方法。
15. 複数の組の隣接した隔室において撹拌器は反対に回転することと、第1の隔室の液レベルは隣接した第２の隔室の液レベルよりも５ｍｍ〜１５０ｍｍだけ高いことと、を含む請求項９乃至１４のいずれか一項に記載の方法。
16. 第１の隔室では、第１の撹拌器は右回りに回転し、第１の隔室を隣接した第２の隔室から分離している第１の仕切部材における１つ以上の底流開口部は、オートクレーブの長手方向中心線の右側に配置されており、第２の隔室では、第２の撹拌器は左回りに回転し、第２の隔室を隣接した第３の隔室から分離している第２の仕切部材における１つ以上の底流開口部は、オートクレーブの長手方向中心線の左側に配置されており、オートクレーブの最終の仕切部材は１つ以上の底流開口部を備えない溢流仕切部材として構成されている請求項９乃至１５のいずれか一項に記載の方法。