JP2009518521A - ポリ(アリーレンエーテル)コポリマー - Google Patents
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Abstract
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーは1価フェノールおよび2価フェノールを含むモノマーの酸化共重合生成物である。その固有粘度は約0.04〜約0.15dl/gであり、そして平均して1分子当たり約1.8〜約2個のヒドロキシル基を含む。ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーは、低分子量コポリマー鎖および2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖に富む。
Description
ポリ(アリーレンエーテル)樹脂およびそれらのスチレン樹脂とのブレンドは、それらの耐熱性、剛性、衝撃強さ、および誘電特性により多くの商業的用途に用いられる。一般的なポリ(アリーレンエーテル)樹脂のクロロホルム中、25℃で測定した固有粘度は約0.3〜約0.6dl/gである。一般的なポリ(アリーレンエーテル)樹脂はまた、平均してポリマー鎖当たり約1個の末端ヒドロキシ基を含む。最近、プリント回路板加工用組成物を含むポリ(アリーレンエーテル)樹脂のいくつかの新しい用途に、固有粘度がより低く、ポリマー鎖当たり1を超える末端ヒドロキシ基を有するポリ(アリーレンエーテル)樹脂が求められている。しかしながら、公知の合成法はそのような固有粘度が低く官能価の高いポリ(アリーレンエーテル)樹脂の製造には適していない。例えば、以下に記載するように、本発明者等は、ポリ(アリーレンエーテル)の重合触媒からの分離が困難な分散液を形成するポリ(アリーレンエーテル)樹脂の有機溶液から、キレート化剤の水溶液を用いて、重合触媒金属イオンを抽出することを見出した。
従って、固有粘度が低く官能価の高いポリ(アリーレンエーテル)樹脂精製の際に分散液が形成されるのを避ける新しいポリ(アリーレンエーテル)合成法が求められている。また、低分子量ポリ(アリーレンエーテル)鎖に富むポリ(アリーレンエーテル)樹脂も求められている。
上記のおよび他の欠点は、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが1価フェノールおよび2価フェノールを含むモノマーの酸化共重合生成物であり;ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーのクロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.04〜約0.15dl/gであり;ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが平均して1分子当たり約1.8〜約2個のヒドロキシル基を含み;そしてポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが、約10〜約70モル%の2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖を含む、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーによって軽減される。
別の態様は、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが1価フェノールおよび2価フェノールを含むモノマーの酸化共重合生成物であり;ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーのクロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.04〜約0.15dl/gであり;ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが平均して1分子当たり約1.8〜約2個のヒドロキシル基を含み;そしてポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが、約10〜約60重量%の1〜15の芳香族環部分を含むコポリマー鎖を含む、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーである。
別の態様は、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが1価フェノールおよび2価フェノールを含むモノマーの酸化共重合生成物であり;ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーのクロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.04〜約0.15dl/gであり;ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが平均して1分子当たり約1.8〜約2個のヒドロキシル基を含み;そして少なくとも10重量%のポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが、1〜15の芳香族環部分を含むコポリマー鎖からなる、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーである。
別の態様は、1価フェノールおよび2価フェノールを芳香族炭化水素溶媒中、金属イオンおよび窒素含有リガンドを含む触媒の存在下で酸化共重合して、クロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.04〜約0.15dl/gの多官能価ポリ(アリーレンエーテル)を含む溶液を形成すること;および多官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液をキレート化剤の水溶液と接触させて、金属イオンを溶液から抽出すること;ここで、キレート化剤は金属イオンに対して約1.0〜約1.5のモル比で存在する;を含む方法によって製造されるポリ(アリーレンエーテル)コポリマーである。
以下に他の態様について詳しく説明する。
1つの態様は、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが1価フェノールおよび2価フェノールを含むモノマーの酸化共重合生成物であり;ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーのクロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.04〜約0.15dl/gであり;ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが平均して1分子当たり約1.8〜約2個のヒドロキシル基を含み;そしてポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが、約10〜約70モル%の2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖を含む、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーである。固有粘度が低く官能価の高いポリ(アリーレンエーテル)樹脂の製造法についての研究の過程で、本発明者等は、低分子量ポリ(アリーレンエーテル)鎖に富み、かなりの部分のポリ(アリーレンエーテル)鎖が2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー樹脂を製造することが可能であることを見出した。これらの樹脂は電子材料用の硬化性組成物の成分として特に有用である。
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーは1価フェノールおよび2価フェノールを含むモノマーの酸化共重合生成物である。1つの態様では、1価フェノールは構造
(式中、Q1はそれぞれ独立して、ハロゲン、第1もしくは第2C1〜C12アルキル、C2〜C12アルケニル、C3〜C12アルケニルアルキル、C2〜C12アルキニル、C3〜C12アルキニルアルキル、C1〜C12アミノアルキル、C1〜C12ヒドロキシアルキル、C6〜C12アリール、C1〜C12ハロアルキル、C1〜C12炭化水素オキシ、またはハロゲン原子と酸素原子とが少なくとも2つの炭素原子によって隔てられているC1〜C12ハロ炭化水素オキシであり、;そしてQ2はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、第1もしくは第2C1〜C12アルキル、C2〜C12アルケニル、C3〜C12アルケニルアルキル、C2〜C12アルキニル、C3〜C12アルキニルアルキル、C1〜C12アミノアルキル、C1〜C12ヒドロキシアルキル、C6〜C12アリール、C1〜C12ハロアルキル、C1〜C12炭化水素オキシ、またはハロゲン原子と酸素原子とが少なくとも2つの炭素原子によって隔てられているC2〜C12ハロ炭化水素オキシである)
を有する。1つの態様では、一価フェノールは2−メチルフェノール、2,5−ジメチルフェノール、2,6−ジメチルフェノール、2,3,6−トリメチルフェノール及びそれらの組み合わせから選択される。1つの態様では、一価フェノールは2,6−ジメチルフェノールを含む。
を有する。1つの態様では、一価フェノールは2−メチルフェノール、2,5−ジメチルフェノール、2,6−ジメチルフェノール、2,3,6−トリメチルフェノール及びそれらの組み合わせから選択される。1つの態様では、一価フェノールは2,6−ジメチルフェノールを含む。
1価フェノールの他に、モノマーは2価フェノールを含む。1つの態様では、2価フェノールは構造
[式中、R1およびR2はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、第1もしくは第2C1〜C12アルキル、C1〜C12アルケニル、C1〜C12アルキニル、C1〜C12アミノアルキル、C1〜C12ヒドロキシアルキル、C6〜C12アリール(フェニルを含む)、C1〜C12ハロアルキル、C1〜C12炭化水素オキシ、またはハロゲン原子と酸素原子とが少なくとも2つの炭素原子によって隔てられているC2〜C12ハロ炭化水素オキシであり、;zは0または1であり;そしてYは、
(式中、R3〜R6はそれぞれ独立して、水素またはC1〜C12ヒドロカルビルである)
から選択される]
を有する。
から選択される]
を有する。
本明細書で用いるように、用語「ヒドロカルビル」は、単独で、接頭語、接尾語または別の用語の一部として用いられるのを問わず、炭素および水素のみを含む残基を指す。残基は脂肪族または芳香族、直鎖、環状、二環式、分枝、飽和または不飽和でもよい。脂肪族、芳香族、直鎖、環状、二環式、分枝、飽和または不飽和炭化水素部分の組み合わせを含んでいてもよい。1つの態様では、2価フェノールは、1,1−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(3―クロロ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1,2−ジフェニルエタン、1,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジフェニルエタン、1,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2´−ビナフトール、2,2´−ビフェノール、2,2´−ジヒドロキシ−4,4´−ジメトキシベンゾフェノン、2,2´−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2´−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、1,1−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、1,1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−フェニルプロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)ヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)ペンタン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシナフチル)プロパン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルプロパン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキフェニル)ヘキサン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキフェニル)ペンタン、2,2´−メチレンビス(4−メチルフェノール)、2,2´−メチレンビス[4−メチル−6−(1−メチルシクロヘキシル)フェノール]、3,3´,5,5´−テトラメチル−4,4´−ビフェノール、3,3´−ジメチル−4,4´−ビフェノール、ビス(2−ヒドロキシフェニル)−メタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−3−メトキシフェニル)メタン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−シクロヘキシルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)フェニルメタン、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルメタン、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、2,2´,3,3´,5,5´−ヘキサメチル−4,4´−ビフェノール、オクタフルオロ−4,4´−ビフェノール、2,3,3´,5,5´−ペンタメチル−4,4´−ビフェノール、1,1−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、テトラブロモビフェノール、テトラブロモビスフェノールA、テトラブロモビスフェノールS、2,2´−ジアリル−4,4´−ビスフェノールA、2,2´−ジアリル−4,4´−ビスフェノールS、3,3´,5,5´−テトラメチル−4,4´−ビスフェノールスルフィド、3,3´−ジメチルビスフェノールスルフィド、3,3´,5,5´−テトラメチル−4,4´−ビスフェノールスルホンおよびそれらの組み合わせから選択される。1つの態様では、2価フェノールは2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンを含む。
1価フェノールおよび2価フェノールは、クロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.04〜約0.15dl/gとなるどのような比率で用いてもよい。1つの態様では、モノマーは、1価フェノールの2価フェノールに対するモル比約3〜約110を含む。この範囲内で、比率(モル比)は少なくとも約5、または少なくとも約7である。またこの範囲内で、比率は約50以下、または約25以下である。そのような比率を用いると、目標固有粘度の達成を確実にするのに役立つ。
上記のように、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーのクロロホルム中、25℃で測定した固有粘度は約0.04〜約0.15dl/gである。この範囲内で、固有粘度は少なくとも約0.06dl/gである。またこの範囲内で、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーの固有粘度は約0.12dl/g以下、または約0.09dl/g以下である。
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーは、平均して1分子当たり約1.8〜約2個のヒドロキシル基を含む。この範囲内で、それは1分子当たり少なくとも約1.85個のヒドロキシル基を含みうる。またこの範囲内で、それは1分子当たり約1.95個以下のヒドロキシル基を含みうる。
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーは、約10〜約70モル%の2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖を含む。例えば、2価フェノールが2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンであるとき、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーは、約10〜約70モル%の構造
(式中、構造の左端の波形線はコポリマー鎖の残りへの単結合を表す)
を有する末端単位を含むコポリマー鎖を含む。上記の範囲内で、2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖のモル%は少なくとも約20、または少なくとも約30、または少なくとも約40でありうる。またこの範囲内で、2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖のモル%は約60以下でありうる。2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖のモル%はポリ(アリーレンエーテル)の固有粘度と共に変化する。従って、1つの態様では、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーの固有粘度は約0.04〜約0.06dl/gであり、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーは約50〜約70モル%の2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖を含む。1つの態様では、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーの固有粘度は約0.06〜約0.09dl/gであり、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーは約35〜約55モル%の2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖を含む。1つの態様では、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーの固有粘度は約0.09〜約0.15dl/gであり、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーは約10〜約45モル%の2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖を含む。
を有する末端単位を含むコポリマー鎖を含む。上記の範囲内で、2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖のモル%は少なくとも約20、または少なくとも約30、または少なくとも約40でありうる。またこの範囲内で、2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖のモル%は約60以下でありうる。2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖のモル%はポリ(アリーレンエーテル)の固有粘度と共に変化する。従って、1つの態様では、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーの固有粘度は約0.04〜約0.06dl/gであり、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーは約50〜約70モル%の2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖を含む。1つの態様では、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーの固有粘度は約0.06〜約0.09dl/gであり、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーは約35〜約55モル%の2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖を含む。1つの態様では、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーの固有粘度は約0.09〜約0.15dl/gであり、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーは約10〜約45モル%の2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖を含む。
1つの態様では、実施例に記載したようなゲル透過クロマトグラフィーによって測定したポリ(アリーレンエーテル)コポリマーの重量平均分子量は約1,000〜約6,000原子質量単位である。この範囲内で、重量平均分子量は少なくとも約1,500原子質量単位、または少なくとも約2,000原子質量単位でありうる。またこの範囲内で、重量平均分子量は約5,000原子質量単位以下、または約4,000原子質量単位以下、または約3,000原子質量単位以下でありうる。1つの態様では、実施例に記載したようなゲル透過クロマトグラフィーによって測定したポリ(アリーレンエーテル)コポリマーの数平均分子量は約500〜約2,500原子質量単位である。この範囲内で、数平均分子量は少なくとも約700原子質量単位、または少なくとも約1,000原子質量単位でありうる。数平均分子量および重量平均分子量は実施例に記載したようなゲル透過クロマトグラフィーによって測定しうる。またこの範囲内で、数平均分子量は約2,000原子質量単位以下、または約1,500原子質量単位以下でありうる。1つの態様では、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーの重量平均分子量の数平均分子量に対する比は約2〜約3でありうる。この範囲内で、比率は少なくとも約2.1である。またこの範囲内で、比率は約2.8以下、または約2.6以下でありうる。
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーは低分子量成分に富むが、それは非常に低レベルの残留モノマーを含みうる。従って、1つの態様では、1価フェノールが2,6−ジメチルフェノールを含み、2価フェノールが2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンを含む場合、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーは重量で約150〜約1350ppmのみの残留(未反応)2,6−ジメチルフェノールおよび/または約0.2〜約2.7重量%のみの残留(未反応)2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンを含む(それぞれ実施例に記載のようなガスクロマトグラフィーによって測定した)。
1価フェノールはポリ(アリーレンエーテル)コポリマーへ、主に1,4−フェニレンエーテル単位として組み込まれる。しかしながら、ある重合条件下では、いくらかの1価フェノールは、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーへ組み込まれるジフェノキノン成分を形成する。例えば、1価フェノールが2,6−ジメチルフェノールを含み、2価フェノールが2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンを含むとき、ポリ(アリーレンエーテル)は約0.5〜約1.5重量%の3,3´,5,5´−テトラメチル−4,4´−ビフェノールから誘導される単位を含みうる。共重合が第1または第2アミン触媒成分の存在下で行われるとき、ポリ(アリーレンエーテル)はアミン置換基を組み込みうる。例えば、酸化共重合がジ−n−ブチルアミンを含む触媒の存在下での重合からなるとき、ポリ(アリーレンエーテル)は約0.2〜約2重量%の組み込まれたジブチルアミン基を含みうる(−N(CH2CH2CH2CH3)2として測定し、実施例に記載のように1H NMRによって判定した)。
1つの態様は、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが2,6−ジメチルフェノールの2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンに対する重量比が約3〜約9である、2,6−ジメチルフェノールおよび2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンからなるモノマーの酸化共重合生成物であり;ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーのクロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.04〜約0.09dl/gであり;ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが平均して1分子当たり約1.85〜約1.95個のヒドロキシル基を含み;そしてポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが、約35〜約70モル%の2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖を含むポリ(アリーレンエーテル)コポリマーである。
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマー中の低分子量成分の程度を特徴づける1つの方法は、1〜15の芳香族環部分を有する分子で作られているポリ(アリーレンエーテル)コポリマーの重量分率を定量化することである。例えば、1価フェノールから誘導される単位は1つの芳香族環部分を提供し、2価フェノールから誘導される単位は2つの芳香族環部分を提供し、ジフェノキノンから誘導される単位は2つの芳香族環部分を提供する。定量化は実施例に記載のように、質量分析法と共にゲル透過クロマトグラフィーを用いることによって行うことができる。従って、1つの態様は、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが1価フェノールおよび2価フェノールを含むモノマーの酸化共重合生成物であり;ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーのクロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.04〜約0.15dl/gであり;ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが平均して1分子当たり約1.8〜約2個のヒドロキシル基を含み;そしてポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが、約10〜約75重量%の1〜15単位芳香族環部分を含むコポリマー鎖を含むポリ(アリーレンエーテル)コポリマーである。0.04〜0.15dl/gの固有粘度範囲内で固有粘度は少なくとも約0.06dl/gでありうる。また0.04〜0.15dl/gの固有粘度範囲内で、固有粘度は約0.12dl/g以下、または0.09dl/g以下でありうる。1分子当たり約1.8〜約2個のヒドロキシル基の範囲内で、1分子当たりのヒドロキシル基の数は少なくとも約1.85、または約1.95以下でありうる。約10〜約75重量%の1〜15単位芳香族環部分を含むコポリマー鎖の範囲内で、1〜15芳香族環部分を含むコポリマー鎖の重量%は少なくとも約30重量%、少なくとも約50重量%、または約60重量%以下、または約40重量%以下でありうる。1つの態様では、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーは約0.04〜約0.06dl/gの固有粘度を有し、約50〜約75重量%の1〜15単位芳香族環部分を含むコポリマー鎖を含む。1つの態様では、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーは約0.06〜約0.09dl/gの固有粘度を有し、そして約30〜約60重量%の1〜15の芳香族環部分を含むコポリマー鎖を含む。1つの態様では、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーは約0.09〜約0.15dl/gの固有粘度を有し、そして約10〜約40重量%の1〜15の芳香族環部分を含むコポリマー鎖を含む。
1つの態様は、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが2,6−ジメチルフェノールの2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンに対する重量比が約3〜約9である、2,6−ジメチルフェノールおよび2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンからなるモノマーの酸化共重合生成物であり;ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーのクロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.04〜約0.09dl/gであり;ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが平均して1分子当たり約1.85〜約1.95個のヒドロキシル基を含み;そしてポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが、約30〜約60重量%の1〜15芳香族環部分を含むコポリマー鎖を含むポリ(アリーレンエーテル)コポリマーである。
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマー中の低分子量成分の程度を特徴づける別の方法は、10重量%の低分子量成分を有する試料のモノマー組成を測定することである。例えば、少なくとも10重量%のポリ(アリーレンエーテル)コポリマーは、1〜15芳香族環部分を含むコポリマー鎖からなりうる。この特性決定は上記の同じクロマトグラフィー−質量分析法を用いて行いうる。従って、1つの態様は、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが1価フェノールおよび2価フェノールを含むモノマーの酸化共重合生成物であり;ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーのクロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.04〜約0.15dl/gであり;ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが平均して1分子当たり約1.8〜約2個のヒドロキシル基を含み;そして少なくとも約10重量%のポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが1〜15芳香族環部分を含むコポリマー鎖からなるポリ(アリーレンエーテル)コポリマーである。0.04〜0.15dl/gの固有粘度範囲内で固有粘度は少なくとも約0.06dl/gでありうる。また0.04〜0.15dl/gの固有粘度範囲内で、固有粘度は約0.12dl/g以下、または0.09dl/g以下でありうる。1分子当たり約1.8〜約2個のヒドロキシル基の範囲内で、1分子当たりのヒドロキシル基の数は少なくとも約1.85、または約1.95以下でありうる。1価フェノールから誘導される1〜12単位の範囲内で、1価フェノールから誘導される単位の数は約6以下、または約4以下でありうる。1つの態様では、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーはクロロホルム中、25℃で測定した約0.04〜約0.06dl/gの固有粘度を有し、そして少なくとも約10重量%のポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが、1〜7の芳香族環部分を含むコポリマー鎖からなる。1つの態様では、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーはクロロホルム中、25℃で測定した約0.06〜約0.09dl/gの固有粘度を有し、そして少なくとも約10重量%のポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが、1〜12の芳香族環部分を含むコポリマー鎖からなる。1つの態様では、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーはクロロホルム中、25℃で測定した約0.09〜約0.15dl/gの固有粘度を有し、そして少なくとも約10重量%のポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが、1〜15の芳香族環部分を含むコポリマー鎖からなる。
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーは、1価フェノールおよび2価フェノールを芳香族炭化水素溶媒中、金属イオンおよび窒素含有リガンドを含む触媒の存在下で酸化共重合して、クロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.04〜約0.15dl/gの多官能価ポリ(アリーレンエーテル)を含む溶液を形成すること;および多官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液をキレート化剤の水溶液と接触させて、金属イオンを溶液から抽出すること(ここで、キレート化剤は金属イオンに対して約1.0〜約1.5のモル比で存在する)を含む方法によって製造しうる。固有粘度が低く官能価の高いポリ(アリーレンエーテル)樹脂製造の製造法についての研究の過程で、本発明者等は、触媒金属イオンのポリ(アリーレンエーテル)からの分離が困難な分散液を形成するポリ(アリーレンエーテル)の溶液から、触媒金属イオンを抽出する一般的な方法を見出した。特に、0.04〜約0.3dl/gの固有粘度および平均して官能価が1つの鎖当たり少なくとも約1.5末端ヒドロキシル基を有するポリ(アリーレンエーテル)を芳香族溶媒中、フェノール系モノマーの金属触媒重合によって合成したとき、および得られたポリ(アリーレンエーテル)の溶液をキレート化剤の水溶液で処理して触媒金属イオンを除去したとき、ポリ(アリーレンエーテル)溶液および水性キレート化剤溶液の攪拌混合物は、攪拌を中止したとき容易に相分離しない分散液を形成した。従って、触媒金属イオンを含む水溶液およびポリ(アリーレンエーテル)を含有する有機溶液は容易に分離することができなかった。広範囲にわたる研究の後、本発明者等は、分散液の形成は水溶液中のキレート化剤の濃度を減じることによって避けることができることを見出した。そのようなキレート化剤の濃度低下はポリ(アリーレンエーテル)からの触媒金属イオンの不十分な除去につながると以前は考えられていたが、キレート化剤の濃度低下は分散液問題を回避し、そして単離されたポリ(アリーレンエーテル)樹脂中の触媒金属イオン濃度を適切に低下させることを意外にも見出した。特に、キレート化剤を触媒金属イオンの約1.0〜約1.5モル%の量で用いると、分散液の形成が回避され、同時にポリ(アリーレンエーテル)樹脂から数ppm(重量)の触媒金属以外は全て除去される。
1価フェノールおよび2価フェノールは上に記載してある。適した芳香族炭化水素溶媒は、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等、およびそれらの組み合わせである。1つの態様では、芳香族炭化水素溶媒はトルエンを含む。芳香族炭化水素溶媒の他に、ポリ(アリーレンエーテル)にとって貧溶媒であるC3〜C8脂肪族アルコール、例えば、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、n−ペンタノール等、およびそれらの組み合わせを、任意に、さらに含んでいてもよい。好ましいC3−C8脂肪族アルコールはn−ブタノールである。溶媒はC6〜C18芳香族炭化水素およびC3〜C8脂肪族アルコールの他に、ポリ(アリーレンエーテル)にとって非溶媒(anti solvent)として働くメタノールまたはエタノールをさらに含んでいてもよい。C6〜C18芳香族炭化水素、C3〜C8脂肪族アルコール、およびメタノールまたはエタノールは広範囲な割合で組み合わせうるが、溶媒は少なくとも50重量%のC6〜C18芳香族炭化水素を含むのが好ましい。
芳香族炭化水素溶媒中の1価フェノールおよび2価フェノールの濃度は特に限定されないが、より高いモノマー濃度効果の増大とより低いモノマー濃度に伴う溶液粘度の取り扱い易さとの間のバランスを取るのが好ましい。1つの態様では、1価フェノール、2価フェノール、および溶媒は、1価フェノールおよび2価フェノールの合計重量対1価フェノール、2価フェノール、および溶媒の合計重量の比が約0.1:1〜約0.5:1となるような量で用いられる。この範囲内で、比率は少なくとも約0.2:1、または少なくとも約0.23:1、または少なくとも約0.26:1でありうる。またこの範囲内で、比率は約0.4:1以下、または約0.37:1以下、または約0.34:1以下でありうる。
本方法は、1価フェノールおよび2価フェノールを芳香族炭化水素溶媒中、金属イオンおよび窒素含有リガンドを含む触媒の存在下で酸化共重合することを含む。1つの態様では、触媒金属イオンは、銅、マンガン、コバルト、鉄、およびそれらの組み合わせのイオンから選択される。1つの態様では、触媒金属イオンは銅イオンを含む。1つの態様では、触媒金属イオンの濃度は、モノマーの合計モル(すなわち、1価フェノールのモルプラス2価フェノールのモル)対触媒金属イオンのモルの比が約100:1〜約10,000;1となるような濃度でありうる。この範囲内で、比率は少なくとも約300:1、または少なくとも約600:1である。またこの範囲内で、比率は約6,000:1以下、または約3,000:1以下である。
金属イオンの他に、共重合触媒は窒素含有リガンドを含む。窒素含有リガンドは、例えば、アルキレンジアミンリガンド、第1モノアミン、第2モノアミン、第3モノアミン、アミノアルコール、オキシム、オキシン、シアニド等、およびそれらの組み合わせである。
適したアルキレンジアミンリガンドには式
(Rb)2N−Ra−N(Rb)2
(式中、Raは、2つまたは3つの脂肪族炭素原子が2つのジアミン窒素原子間に最も近い結合を形成する置換または非置換2価残基であり;そして各Rbは独立して水素またはC1〜C8アルキルである)
を有するものが含まれる。好ましいアルキレンジアミンリガンドには、Raがジメチレン(−CH2CH2−)またはとりメチレン(−CH2CH2CH2−)であり、そして各Rbが独立して水素、イソプロピルまたはC4−C8α−t−アルキル基であるものが含まれる。非常に好ましいアルキレンジアミンリガンドにはN,N´−ジ−t−ブチルエチレンジアミンおよびN,N,N´,N´−テトラメチル−1,3−ジアミノプロパンが含まれる。
(Rb)2N−Ra−N(Rb)2
(式中、Raは、2つまたは3つの脂肪族炭素原子が2つのジアミン窒素原子間に最も近い結合を形成する置換または非置換2価残基であり;そして各Rbは独立して水素またはC1〜C8アルキルである)
を有するものが含まれる。好ましいアルキレンジアミンリガンドには、Raがジメチレン(−CH2CH2−)またはとりメチレン(−CH2CH2CH2−)であり、そして各Rbが独立して水素、イソプロピルまたはC4−C8α−t−アルキル基であるものが含まれる。非常に好ましいアルキレンジアミンリガンドにはN,N´−ジ−t−ブチルエチレンジアミンおよびN,N,N´,N´−テトラメチル−1,3−ジアミノプロパンが含まれる。
適した第1モノアミンには、C3−C12第1アルキルアミン、例えば、n−プロピルアミン、i−プロピルアミン、n−ブチルアミン、sec−ブチルアミン、t−ブチルアミン、n−ペンチルアミン、n−ヘキシルアミン、シクロヘキシルアミン、前記第1モノアミンの少なくとも1つを含む組み合わせ等が含まれる。非常に好ましい第1モノアミンはn−ブチルアミンである。
適した第2モノアミンには、構造(Rc)(Rd)NH(式中、RcおよびRdはそれぞれ独立してC1〜C11アルキル基であり、ただし、RcおよびRdは合わせて合計4〜12個の炭素原子を有する)を有する第2モノアミンが含まれる。第2モノアミンの例は、ジ−n−プロピルアミン、n−プロピル−n−ブチルアミン、ジ−n−ブチルアミン、d−t−ブチルアミン、n−ブチル−n−ペンチルアミン、ジ−n−ヘキシルアミン等であり、ジ−n−ブチルアミンが好ましい。
適した第3モノアミンには、構造(Re)(Rf)(Rg)N(式中、Re、RfおよびRgはそれぞれ独立してC1〜C16アルキル基であり、ただし、Re、RfおよびRgは合わせて合計4〜18個の炭素原子を有する)を有する第3モノアミンが含まれる。第3モノアミンの例は、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリ−n−ブチルアミン、ジメチル−n−ブチルアミン、ジメチル−n−ペンチルアミン、ジエチル−n−ブチルアミン、トリシクロヘキシルアミン等である。さらに、環状第3アミン、例えば、ピリジン、α−コリジン、γ−ピコリン等を用いることができる。非常に好ましい第3モノアミンにはジメチル−n−ブチルアミンが含まれる。さらなる第1、第2および第3アミンはHayへの米国特許第3,306,874号および第第3,306,875号に記載されている。
適したアミノアルコールには、1つの窒素原子およびアルコール酸素を有し、少なくとも2つの炭素原子がアミノ窒素およびアルコール酸素を分離している、C4〜C12アミノアルコールが含まれる。アミノアルコールの例は、N,N−ジエチルエタノールアミン、4−ブタノールアミン、N−メチル−4−ブタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−フェニル−エタノールアミン等、およびこれらアミノアルコールの少なくとも1つを含む組み合わせである。非常に好ましいアミノアルコールにはトリエタノールアミンおよびN−フェニル−エタノールアミンが含まれる。
適したオキシムには、ベンゾインオキシム(2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトフェノンオキシム)、2−フェニル−2−ヒドロキシブタン−3−オンオキシム、2−サリチル−アルドキシム、およびそれらの組み合わせが含まれる。
適したオキシンには、式
(R1〜R6はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、ニトロ、アミノ、C1〜C6アルキル、またはC1〜C6アルコキシルである)
を有するものが含まれる。オキシンの例は、オキシン、5−メチルオキシン、5−ヒドロキシオキシン、5−ニトロキシン、5−アミノキシン、2−メチルオキシン等、およびこれらオキシン類の少なくとも1つを含む組み合わせである。非常に好ましいオキシンにはオキシンおよび5−メチルオキシンが含まれる。
を有するものが含まれる。オキシンの例は、オキシン、5−メチルオキシン、5−ヒドロキシオキシン、5−ニトロキシン、5−アミノキシン、2−メチルオキシン等、およびこれらオキシン類の少なくとも1つを含む組み合わせである。非常に好ましいオキシンにはオキシンおよび5−メチルオキシンが含まれる。
アルキレンジアミンリガンド、第1モノアミン、第2モノアミン、アミノアルコール、およびオキシンが存在するとき、それらは100モルの1価フェノール当たり約0.01〜約25モルで用いうる。第3モノアミンは100モルの1価フェノール当たり約0.1〜約1,500モルで用いうる。
金属イオンおよび窒素含有リガンドの他に、触媒は、任意に、塩化物、臭化物またはヨウ化物のようなハロゲン化物イオンをさらに含んでいてもよい。ハロゲン化物イオンを用いるとき、それらは反応混合物へアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩の形で、フェノールモノマーの合計100モル当たり、約0.1〜約150モルの濃度で供給しうる。
1つの態様では、窒素含有リガンドは、ジブチルアミン、ジメチルブチルアミン、N,N´−ジ−t−ブチルエチレンジアミン、ピリジン、およびそれらの組み合わせから選択される。1つの態様では、錯体金属触媒は、銅イオン、第2アルキレンジアミンリガンド、第2モノアミン、および第3モノアミンを含む。1つの態様では、錯体金属触媒は、銅イオン、N,N´−ジ−t−ブチルエチレンジアミン、ジ−n−ブチルアミン、およびジメチル−n−ブチルアミンを含む。
1価フェノールおよび2価フェノールの共重合混合物への添加は様々な方法が可能である。1つの態様では、1価フェノールの全ておよび2価フェノールの全てを重合開始前に反応器へ加える。別の態様では、2価フェノールの全てを重合開始前に加え、そして重合前に1価フェノールの2価フェノールに対するモル比が約0.1〜約30となるように、1価フェノールの一部を重合開始前に加える。この範囲内で、比率は少なくとも約0.5、または少なくとも約1でありうる。またこの範囲内で、比率は約20以下、または約10以下でありうる。
別の態様では、1価フェノールの一部および2価フェノールの一部を重合開始前に反応器へ加え、そして1価フェノールの残りおよび2価フェノールの残りを重合開始後に反応器へ加える。
1つの態様では、共重合の間、反応温度は約20〜約80℃に維持する。この範囲内で、反応温度は少なくとも約30℃、または少なくとも約40℃である。またこの範囲内で、反応温度は約70℃以下、または約60℃以下である。反応の異なる段階で異なる温度を用いてもよい。
重合反応時間は1価および2価フェノールの種類、溶媒、合計モノマー濃度、触媒の種類および濃度、並びに酸素濃度を含む因子に依存するだろう。1つの態様では、重合反応時間は約0.5〜約5時間である。
1つの態様では、共重合の間、毎時、1価フェノールおよび2価フェノールの合計モル当たり約0.1〜約3モルO2の酸素流量を維持する。この範囲内で、酸素流量は毎時、1価フェノールおよび2価フェノールの合計モル当たり少なくとも約0.3モルO2、または毎時、1価フェノールおよび2価フェノールの合計モル当たり少なくとも約0.5モルO2である。またこの範囲内で、酸素流量は毎時、1価フェノールおよび2価フェノールの合計モル当たり約2モルO2以下、または毎時、1価フェノールおよび2価フェノールの合計モル当たり約1モルO2以下である。
1つの態様では、共重合触媒は、1価フェノールおよび2価フェノールの合計モル当たり触媒金属イオンが約0.0001〜約0.01モルの濃度で存在するような濃度で存在しうる。この範囲内で、触媒金属イオン濃度は1価フェノールおよび2価フェノールの合計モル当たり少なくとも約0.0002モル、または少なくとも約0.0005モルでありうる。またこの範囲内で、触媒金属イオン濃度は1価フェノールおよび2価フェノールの合計モル当たり約0.005モル以下、または約0.002モル以下である。触媒量は合計触媒成分の合計モノマーに対する重量比で規定してもよい。従って、1つの態様では、触媒金属イオン、窒素含有リガンドおよびハロゲン化物イオンの合計の1価フェノールおよび2価フェノールの合計に対するモル比は約0.005〜約0.5である。
本方法は実験室規模から商業生産規模までのどのような規模でも行いうる。1つの態様では、約70〜約80,000ポンドの多官能価ポリ(アリーレンエーテル)に相当するバッチ規模で行いうる。
触媒金属イオンを特定濃度で金属イオン封鎖するのに有効である限り、用いられるキレート化剤の種類は特に限定されない。1つの態様では、キレート化剤は、ポリアルキレンポリアミン、ポリカルボン酸、アミノポリカルボン酸、アミノカルボン酸、ポリカルボン酸、これらの酸のアルカリ金属塩、これらの酸のアルカリ土類金属塩、これらの酸の混合アルカリ金属−アルカリ土類金属塩、およびそれらの組み合わせから選択される。1つの態様では、キレート化剤は、ニトリロトリ酢酸、エチレンジアミンテトラ酢酸、これらの酸のアルカリ金属塩、これらの酸のアルカリ土類金属塩、これらの酸の混合アルカリ金属−アルカリ土類金属塩、およびそれらの組み合わせから選択される。1つの態様では、キレート化剤は、ニトリロトリ酢酸またはニトリロトリ酢酸のアルカリ金属塩を含む。
キレート化剤は金属イオンに対して約1.0〜約1.5のモル比で存在する。この範囲内で、モル比は少なくとも約1.05、または少なくとも約1.1、または少なくとも約1.15でありうる。またこの範囲内で、モル比は約1.4以下、または約1.3以下でありうる。
1つの態様では、多官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液とキレート化剤の水溶液との接触は約30〜約90℃で行いうる。この範囲内で、温度は少なくとも約50℃、または少なくとも約60℃、または少なくとも約65℃、または少なくとも約70℃である。またこの範囲内で、温度は約85℃以下、または約80℃以下である。
多官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液密度の水溶液密度に対する比が約0.6〜約1.0に維持されるならば、キレート化工程中の分散液の形成をできるだけ少なくしうると本発明者等は判定した。この範囲内で、比率は少なくとも約0.7、または少なくとも約0.9でありうる。分散液形成をできるだけ少なくする別の方法は、多官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液粘度を約0.5〜約3,000センチポアズに維持することである。この範囲内で、粘度は少なくとも約5センチポアズ、または少なくとも約10センチポアズでありうる。またこの範囲内で、粘度は約2,000センチポアズ以下、または約500センチポアズ以下でありうる。分散液形成をできるだけ少なくする別の方法は、多官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液粘度の水溶液粘度に対する比を約0.5〜約3,000に維持することである。この範囲内で、比率は少なくとも約5、または少なくとも約10でありうる。またこの範囲内で、比率は約2,000以下、または約500以下でありうる。
分散液形成をできるだけ少なくするさらに別の方法は、共重合およびキレート化工程の間、最も低い効果的なエネルギーで混合することである。従って、1つの態様では、1価フェノールおよび2価フェノールの酸化共重合は、1価フェノール、2価フェノール、溶媒および触媒の合計kg当たり約10〜約150キロジュールの混合エネルギーで攪拌することを含む。この範囲内で、混合エネルギーは少なくとも約30キロジュール/kg、または少なくとも約50キロジュール/kgでありうる。またこの範囲内で、混合エネルギーは約130キロジュール/kg以下、または約110キロジュール/kg以下でありうる。別の態様では、多官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液と水性キレート化剤溶液との接触は、多官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液および水溶液の合計kg当たり約0.5〜約25キロジュールの混合エネルギーで、ポリ(アリーレンエーテル)溶液を水溶液と混合することを含む。この範囲内で、混合エネルギーは少なくとも約1キロジュール/kg、または少なくとも約1.5キロジュール/kgでありうる。またこの範囲内で、混合エネルギーは約20キロジュール/kg以下、または約15キロジュール/kg以下でありうる。
キレート化工程でのいくらかの攪拌はこの工程を効果的に行うのに必要であるが、分散液形成をできるだけ少なくする攪拌条件を選択することは可能である。1つの態様では、多官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液と水性キレート化剤溶液との接触は、多官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液を水溶液と約5〜約120分間攪拌することを含む。この範囲内で、攪拌時間は少なくとも約15分、または少なくとも約30分でありうる。またこの範囲内で、攪拌時間は約90分以下、または約60分以下でありうる。
キレート化および分離は、多官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液および水性キレート化剤溶液をある時間、攪拌−より少ない接触を行うことを含めることによって改善することができる。従って、1つの態様では、多官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液と水性キレート化剤溶液との接触は、多官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液を水溶液と共に攪拌すること、および次いで、多官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液および水溶液を攪拌せずに約1〜約30時間接触させることを含む。この範囲内で、攪拌−より少ない接触を行う時間は少なくとも約4時間、または少なくとも約8時間でありうる。またこの範囲内で、攪拌−より少ない接触を行う時間は約20時間以下でありうる。
キレート化工程中に分散液が形成される機会をできるだけ少なくするさらに別の方法には、多官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液をキレート化剤水溶液と接触させる前に、溶媒を多官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液へ加えること;水を多官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液およびキレート化剤水溶液の混合物へ加えること;多官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液およびキレート化剤水溶液の合計重量に基づいて約0.01〜約0.1重量%のキレート化剤濃度を用いること;およびキレート化剤水溶液の合計重量に基づいて約0.5〜約40重量%のキレート化剤濃度を用いることが含まれる。1つの態様では、多官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液とキレート化剤水溶液との接触は、キレート化剤水溶液の合計重量に基づいて約0.5〜約50重量%のキレート化剤を用いることが含まれる。
キレート化工程が完了すれば、ポリ(アリーレンエーテル)の単離に用いられる方法は特に限定されない。例えば、ポリ(アリーレンエーテル)溶液および水性キレート化剤溶液は液−液遠心分離で分離しうる。この分離が行われたら、多官能価ポリ(アリーレンエーテル)は全体的単離法を用いてポリ(アリーレンエーテル)溶液から単離しうる。適した全体的単離法は、例えば、脱蔵抽出、噴霧乾燥、ワイプト(wiped)フィルム蒸発、フレーク蒸発、およびこれらの方法の組み合わせである。現在、脱蔵抽出が好ましく、Braat等の米国特許第6,211,327 B1号に記載の特定の技術を用いうる。単離された多官能価ポリ(アリーレンエーテル)はクロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.04〜約0.15dl/gでありうる。この範囲内で、固有粘度は少なくとも約0.06dl/gでありうる。またこの範囲内で、固有粘度は約0.12dl/g以下、または約0.09dl/g以下でありうる。
低レベルのキレート化剤を用いても、単離された多官能価ポリ(アリーレンエーテル)中の触媒金属濃度の低減に本方法は効果的である。従って、1つの態様では、単離された多官能価ポリ(アリーレンエーテル)の触媒金属濃度は重量で約2〜約5ppmである。
1つの態様は、2,6−ジメチルフェノールおよび2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンをトルエン中、銅イオンおよび窒素含有リガンドを含む触媒の存在下で酸化共重合して、クロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.04〜約0.15dl/gの2官能価ポリ(アリーレンエーテル)を含む溶液を形成すること;および2官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液をニトリロトリ酢酸三ナトリウム塩の水溶液と接触させて、銅イオンを溶液から抽出すること(ここで、ニトリロトリ酢酸三ナトリウム塩は銅イオンに対して約1.1〜約1.4のモル比で存在する)を含む方法によって製造されるポリ(アリーレンエーテル)コポリマーであって、2,6−ジメチルフェノール、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、およびトルエンは、2,6−ジメチルフェノールおよび2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンの合計重量対2,6−ジメチルフェノール、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、およびトルエンの合計重量の比が約0.26:1〜約0.34:1であるような量で用いられ;窒素含有リガンドはジブチルアミン、ジメチルブチルアミン、およびN,N´−ジ−t−ブチルエチレンジアミンを含み;2官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液とキレート化剤の水溶液との接触は、2官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液および水溶液の合計kg当たり約5〜約15キロジュールの混合エネルギーで、約50〜約80℃にて約15〜約120分間攪拌して行われ;2官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液とニトリロトリ酢酸三ナトリウム塩の水溶液との接触は、2官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液粘度の水溶液粘度に対する比約5〜約500を維持することを含み;そして2官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液とニトリロトリ酢酸三ナトリウム塩の水溶液との接触は、2官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液密度の水溶液密度に対する比約0.8〜約1.0を維持することを含む、上記ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーである。
次の実施例で本発明をさらに説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されない。
実施例1−4
実施例1−4は、固有粘度が約0.12、約0.09および約0.06dl/gの2官能価ポリ(アリーレンエーテル)の製造例である。これらの実施例はまた、重合条件のポリ(アリーレンエーテル)コポリマーの分子量分布への影響を説明する。実施例はまた、一緒になった2官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液および水性キレート化剤溶液の分離または乳化へのキレート化剤濃度の影響を示す。
実施例1−4は、固有粘度が約0.12、約0.09および約0.06dl/gの2官能価ポリ(アリーレンエーテル)の製造例である。これらの実施例はまた、重合条件のポリ(アリーレンエーテル)コポリマーの分子量分布への影響を説明する。実施例はまた、一緒になった2官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液および水性キレート化剤溶液の分離または乳化へのキレート化剤濃度の影響を示す。
各実施例では、モノマー溶液は、表1に明記した2,6−キシレノール(2,6−ジメチルフェノール)、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン(「テトラメチルビスフェノールA」すなわち「TMBPA」)およびトルエンの量を用いて製造した。モノマー溶液は、トルエンおよび2,6−キシレノールをドラムへ加え、60℃に加熱し、TMBPAを加え、そして全てのTMBPAが溶解するまで攪拌することによって製造した。モノマー溶液を製造した後、反応器を窒素でパージし、そして追加トルエン(54.34kg)を入れた。次に、モノマー溶液を反応器へ加え、その後、触媒成分ジブチルアミン(「DBA」)、ジメチルブチルアミン(「DMBA」)、N,N´−ジブチルエチレンジアミン(「DBEDA」)とジデシルジメチルアンモニウムクロリド(「PTA」)とトルエンとを予めブレンドしたジアミンミックス、および酸化銅(「Cu2O」)と水性臭化水素(「HBr」)とを予めブレンドした混合物を加えた。反応時間ゼロで、酸素の流入を開始し、酸素流量を0.28標準m3/時(「SCMH」)増分で3.40SCMHに上げ、ヘッドスペース酸素濃度が確実に13%を越えないようにした。65分後、反応混合物を80分で49℃となるように加熱した。表1に示す「発熱時間の終わり」の後、酸素流を減少させて、ヘッドスペース酸素濃度を20%未満に維持した。酸素流が減少して約20〜30分後、反応混合物の試料を取り出して固有粘度、固形分、ヒドロキシル含有量、残留2,6−キシレノール、および残留TMBPAを分析した。反応温度は60℃に上がり、反応混合物は銅の除去と熱平衡を行うための別のタンクへ送った。表1の量の水中にニトリロトリ酢酸三ナトリウム塩(「Na3NTA」)を有する水溶液を製造し、攪拌しながら反応混合物へ加えた。反応混合物の温度は74℃に上昇した。2時間後、目視検査のために少量の試料を取り出した。実施例1からの試料は乳化した。実施例2−4からの試料は水性層と有機層に初めははっきり分離した。(実施例1の場合、追加部分のNa3NTA溶液およびトルエンを同時に加え、混合物を74℃で15分間攪拌した。実施例2の場合、追加のNa3NTA溶液を加え、混合物を74℃で15分間攪拌した。実施例4の場合、2つの追加部分のNa3NTA溶液を加え、3番目のNa3NTA溶液追加の後に乳化が生じた;さらにトルエンを追加すると層分離が生じた。)次に、混合物を攪拌せずに74℃で約12時間放置した。密な(水性)相を除去し、少量の軽い相を銅含有量の分析のために取り出した。4つの全ての試料は3.5ppm未満の銅レベルを示した。(銅含有量が5ppmを越えるとき、NTA追加および平衡工程は攪拌15分および攪拌なしの2時間を繰り返してもよい。)軽い(有機のポリ(アリーレンエーテル)含有)相はドラムへ移した。重合条件は表3に示す。
多官能価ポリ(アリーレンエーテル)固体は、回転蒸発器での溶媒蒸発およびオーブン乾燥からなる全体単離手順によって単離した。
表4に示す次の性質は1H NMRデータに基づいて判定した:「官能価」、「組み込まれたジブチルアミン(重量%)」、「組み込まれたビフェニル(重量%)」、「内部TMBPA(モル%)」、および「末端TMBPA(モル%)」。「官能価」は、コポリマー鎖当たりの末端ヒドロキシル基の平均数である。例えば、各末端に1つのヒドロキシル基を有する線状コポリマーのみからなるコポリマー試料の官能価は2である。「組み込まれたジブチルアミン(重量%)」は、コポリマーの全重量に基づく、コポリマーへ組み込まれたジブチルアミノ−置換フェニレンエーテル基の重量%である。ジブチルアミノ−置換フェニレンエーテル基は構造
表4に示す次の性質は1H NMRデータに基づいて判定した:「官能価」、「組み込まれたジブチルアミン(重量%)」、「組み込まれたビフェニル(重量%)」、「内部TMBPA(モル%)」、および「末端TMBPA(モル%)」。「官能価」は、コポリマー鎖当たりの末端ヒドロキシル基の平均数である。例えば、各末端に1つのヒドロキシル基を有する線状コポリマーのみからなるコポリマー試料の官能価は2である。「組み込まれたジブチルアミン(重量%)」は、コポリマーの全重量に基づく、コポリマーへ組み込まれたジブチルアミノ−置換フェニレンエーテル基の重量%である。ジブチルアミノ−置換フェニレンエーテル基は構造
(式中、波形線はコポリマー鎖の残りへの結合を表す)
に基づく式量を有する。「組み込まれたビフェニル(重量%)」は、3,3´,5,5´−テトラメチル−4,4´−ビフェノールから誘導され、そして構造
に基づく式量を有する。「組み込まれたビフェニル(重量%)」は、3,3´,5,5´−テトラメチル−4,4´−ビフェノールから誘導され、そして構造
(式中、波形線はコポリマー鎖の残りへの結合を表す)
を有する内部基の重量%である。「組み込まれたビフェニル」の重量%はコポリマーの全重量に基づく。「内部TMBPA(モル%)」は、「内部TMBPA」および「末端TMBPA」の合計モルに基づく、内部(2価)反復単位としてコポリマーへ組み込まれたTMBPAのモル%である。内部TMBPA単位は構造
を有する内部基の重量%である。「組み込まれたビフェニル」の重量%はコポリマーの全重量に基づく。「内部TMBPA(モル%)」は、「内部TMBPA」および「末端TMBPA」の合計モルに基づく、内部(2価)反復単位としてコポリマーへ組み込まれたTMBPAのモル%である。内部TMBPA単位は構造
(式中、2つの波形線はコポリマー鎖の残りへの結合を表す)
を有する。「末端TMBPA」は、「内部TMBPA」および「末端TMBPA」の合計モルに基づく、末端(1価)単位としてコポリマーへ組み込まれたTMBPAのモル%である。末端TMBPA単位は構造
を有する。「末端TMBPA」は、「内部TMBPA」および「末端TMBPA」の合計モルに基づく、末端(1価)単位としてコポリマーへ組み込まれたTMBPAのモル%である。末端TMBPA単位は構造
(式中、波形線はコポリマー鎖の残りへの結合を表す)
を有する。
「官能価」は次のように決定する。末端および内部単位の1H NMR化学シフト値は表1に示す。ピークを生じるプロトン数に対して標準化した積算1H NMRピーク面積は、次の末端基に相当する共鳴について測定した:2,6−ジメチルフェノールから誘導される末端フェノール残基(表1の「PPE−OH」)、TMBPAから誘導される末端フェノール残基(表1の「TMBPA−OH」)、2,6−ジメチルフェノールおよびDBA触媒から誘導される末端ジブチルアミン−置換フェノール基に相当する末端フェノール共鳴(表1の「PPE−DBA−OH」)、並びに末端2,6−ジメチルフェノール基(表1の「PPEテール」)。同様に、ピークを生じるプロトン数に対して標準化した積算ピーク面積は、次の内部基に相当する共鳴について測定した:2,6−ジメチルフェノールから誘導される2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル単位(表1の「PPE」)、3,3´,5,5´−テトラメチル−4,4´−ビフェノールから誘導される2価の基(表1の「ビフェニル」)、およびTMBPAから誘導される2価の単位(表1の「TMBPA」)。無視しうるシグナルが2,6−ジメチルフェノールおよびDBA触媒から誘導されるジブチルアミン−置換フェノール基に相当する2価の単位(表1の「PPE−DBA」)に見られることに留意すべきである。同様に、無視しうるシグナルは3,3´,5,5´−テトラメチル−4,4´−ビフェノールから誘導される末端基に相当する1価の単位に見られた。官能価は、全ての末端フェノール共鳴についての標準化ピーク面積の合計を取り、次に、全ての末端共鳴についての標準化ピーク面積の合計で割り、そして2を掛けることによって計算する。
を有する。
「官能価」は次のように決定する。末端および内部単位の1H NMR化学シフト値は表1に示す。ピークを生じるプロトン数に対して標準化した積算1H NMRピーク面積は、次の末端基に相当する共鳴について測定した:2,6−ジメチルフェノールから誘導される末端フェノール残基(表1の「PPE−OH」)、TMBPAから誘導される末端フェノール残基(表1の「TMBPA−OH」)、2,6−ジメチルフェノールおよびDBA触媒から誘導される末端ジブチルアミン−置換フェノール基に相当する末端フェノール共鳴(表1の「PPE−DBA−OH」)、並びに末端2,6−ジメチルフェノール基(表1の「PPEテール」)。同様に、ピークを生じるプロトン数に対して標準化した積算ピーク面積は、次の内部基に相当する共鳴について測定した:2,6−ジメチルフェノールから誘導される2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル単位(表1の「PPE」)、3,3´,5,5´−テトラメチル−4,4´−ビフェノールから誘導される2価の基(表1の「ビフェニル」)、およびTMBPAから誘導される2価の単位(表1の「TMBPA」)。無視しうるシグナルが2,6−ジメチルフェノールおよびDBA触媒から誘導されるジブチルアミン−置換フェノール基に相当する2価の単位(表1の「PPE−DBA」)に見られることに留意すべきである。同様に、無視しうるシグナルは3,3´,5,5´−テトラメチル−4,4´−ビフェノールから誘導される末端基に相当する1価の単位に見られた。官能価は、全ての末端フェノール共鳴についての標準化ピーク面積の合計を取り、次に、全ての末端共鳴についての標準化ピーク面積の合計で割り、そして2を掛けることによって計算する。
「組み込まれたジブチルアミン(重量%)」は次のように計算した。各内部および末端基の標準化ピーク面積を、その式量(原子質量単位)を掛けて、各基の式量ピーク面積を得た。「組み込まれたジブチルアミン(重量%)」は、2,6−ジメチルフェノールおよびDBA触媒から誘導される末端ジブチルアミン−置換フェノール基に相当する末端フェノール共鳴の式量ピーク面積を加え、次に、全内部および末端基の式量ピーク面積の合計で割ることによって計算した。この計算では、組み込まれたジブチルアミンを含む単位の式量ピーク面積は、上記ジブチルアミノ−置換フェニレンエーテル基の248原子質量単位の式量に基づく。
「組み込まれたビフェニル(重量%)」は、3,3´,5,5´−テトラメチル−4,4´−ビフェノールから誘導される内部フェノール基の式量ピーク面積を、全内部および末端基の式量ピーク面積の合計で割ることによって同様に計算した。
「内部TMBPA(モル%)」は、内部TMBPA単位の標準化ピーク面積を、内部および末端TMBPA単位の標準化ピーク面積の合計で割ることによって計算した。同様に、「末端TMBPA(モル%)」は、末端TMBPA単位の標準化ピーク面積を、内部および末端TMBPA単位の標準化ピーク面積の合計で割ることによって計算した。
分子量分布の詳しい分析はゲル透過クロマトグラフィー(GPC)によって行った。クロマトグラフシステムは、アイソクラティック(isocratic)ポンプ、自動試料採取器、温度調節されたカラム区画、および多波長検出器を含むAgilent Series 1100システムからなる。溶離溶媒は重量で50ppmのジ−n−ブチルアミンを含むクロロホルムであった。試料溶液は、0.01gの試料を、内部マーカーとしてトルエン(0.25mL/L)を含む20mLのクロロホルムに溶解することによって製造した。試料溶液はGPC分析の前にゲルマン0.45マイクロメーターシリンジフィルターに通して濾過した;追加試料製造は行わなかった。注入体積は50μLであり、溶離剤流量は1mL/分に設定した。連続接続した2つのポリマーラボラトリーズGPCカラム(フェノゲル5ミクロンリニアー(2)、300×7.80mm)を試料の分離に用いた。検出波長は280nmで設定した。データを手に入れ、積算GPCデータ分析ソフトウェアAgilent ChemStationを用いて処理した。分子量分布結果はポリスチレン基準で較正した。結果は表4に「GPCによるMn(AMU)」および「GPCによるMw(AMU)」として補正なしで記録する。
コポリマー試料は、この目的のために特に開発された勾配溶出HPLC法により個々のコポリマーフラクションに分離した。HPLCシステムは、真空脱ガス装置、クウォータナリーポンプ、自動試料採取器、温度調節されたカラム区画およびダイオード配置検出器を含むAgilent Series 1100システムであった。分離カラムは長さ150mm×内径4.6mm Inertsil 5 ODS−3カラムであった;検出波長は280nmであった。注入体積は2μLであり、試料濃度はテトラヒドロフラン(「THF」)中に20mg/mLであった。追加試料製造は行わなかった。分離は、表2に示すように、溶離液組成のプログラムされたなだらかな変化により改善した;表2に挙げたポイント間では溶離剤組成は線状に変化した。得られたクロマトグラムの個々のピークはHPLCおよび陰イオン化大気圧化学イオン化−質量分析法(APCI−MS)を結び付けて得た質量スペクトルデータに基づいて認定した。ピークの定量化の場合、同じ数のフェニル基(「芳香族環部分」)を含む成分からの積算面積を合計し、それらの面積を合計積算面積に対して計算した。表4において、「17以下の芳香族環部分(重量%)の累積重量%」は17以下の芳香族環を有する分子を含む試料の重量%を表す。「最低分子量に相当する試料10重量%中の芳香族環部分の最大数」は、最低分子量を有する試料10重量%に相当する分子量フラクション中の鎖当たりの、芳香族環部分の最大数を表す。
コポリマー樹脂中の残留(未反応)モノマー(2,6−キシレノールおよびTMBPA)濃度は、質量分析計(GCMS)を備えたガスクロマトグラフィーによって測定した。使用したAgilent GCMSシステムは自動試料採取器、Agilent 5890 GC、電子イオン化イオン源、および四重極質量分析器からなっていた。GCカラム(SGC BPX5、長さ25mm、内径0.22mm、フィルム厚さ1μ)を用いて分離を行った。試料用液は、0.4gの試料を、20mLのクロロホルムに溶解することによって製造した。試料溶液はスプリットレスモード下でGCに注入した。内部温度は280℃に設定した。GCオーブン温度は10℃/分で45℃から310℃へ上げ、そして23.5分間保った。ヘリウムを流量0.9mm/分で担体ガスとして用いた。質量分析器は検出のためのセレクトイオンモニタリング(SIM)モード下で操作した。分析物はデカン(内部基準として用いた)に対して85原子質量単位(AMU)、2,6−キシレノールに対して107AMU、そしてTMBPAに対して269AMUで検出された。上に挙げた条件下で、デカン、2,6−キシレノールおよびTMBPAの観察された保持時間はそれぞれ8.68、10.45および24.62分であった。この方法は、内部基準として加えられたデカンを含む一連の様々な濃度のモノマー基準溶液で較正された。残留モノマー値は表4に示す。表中、それらはコポリマーの総重量に基づくppm(重量)で表される。
これらの実施例は、本発明のポリ(アリーレンエーテル)樹脂が1分子当たり2つに近いヒドロキシル基を有し、かなりの部分の低分子量成分を含み、そしてかなりの部分の2価フェノールから誘導される末端単位を含むことを示している。
好ましい態様を参照して本発明を説明してきたが、本発明の範囲から逸脱することなく、構成要素の様々な変更および同等の置換が可能であることは、本技術分野における当業者にとって明らかであろう。さらに、本発明の教示する個々の状況または材料は、本発明の本質的な範囲から逸脱することなく様々に変更しうる。従って、本発明は、本発明を実施するための最良の方法として開示された個々の態様に限定されず、請求の範囲に入る全ての態様を含むものである。
引用した特許、特許出願および他の引例はいずれも参照することによって全て本明細書に組み入れられたものとする。
本明細書に記載された範囲はいずれも端点を含み、端点は互いに組合せることができる。
本明細書に記載された範囲はいずれも端点を含み、端点は互いに組合せることができる。
特に断りがなければまたは明らかに矛盾しなければ、本発明(特に請求の範囲)に記載の名詞は単数および複数の両方を含む。さらに、「第1」、「第2」等の用語は順序、量または重要性を示すものではなく、一方の構成要素を他方の構成要素と区別するために用いるものである。量に関して用いられる「約」は記載の値を含み、文脈が示す意味を有する(例えば、個々の量の測定での誤差の程度を含む)。
Claims (30)
- ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが1価フェノールおよび2価フェノールを含むモノマーの酸化共重合生成物であり;
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーのクロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.04〜約0.15dl/gであり;
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが平均して1分子当たり約1.8〜約2個のヒドロキシル基を含み;そして
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが、約10〜約70モル%の2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖を含む、
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。 - モノマーが1価フェノールを2価フェノールに対して約3〜約110のモル比で含む、請求項1に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。
- モノマーが1価フェノールを2価フェノールに対して約5〜約50のモル比で含む、請求項1に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。
- 1価フェノールが構造
を有する、請求項1に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。 - 1価フェノールが、2−メチルフェノール、2,5−ジメチルフェノール、2,6−ジメチルフェノール、2,3,6−トリメチルフェノール、およびそれらの組み合わせから選択される、請求項1に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。
- 2価フェノールが構造
から選択される]
を有する、請求項1に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。 - 2価フェノールが、1,1−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(3―クロロ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1,2−ジフェニルエタン、1,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−1,2−ジフェニルエタン、1,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2´−ビナフトール、2,2´−ビフェノール、2,2´−ジヒドロキシ−4,4´−ジメトキシベンゾフェノン、2,2´−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2´−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、1,1−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、1,1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−フェニルプロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)ヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)ペンタン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシナフチル)プロパン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルプロパン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキフェニル)ヘキサン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキフェニル)ペンタン、2,2´−メチレンビス(4−メチルフェノール)、2,2´−メチレンビス[4−メチル−6−(1−メチルシクロヘキシル)フェノール]、3,3´,5,5´−テトラメチル−4,4´−ビフェノール、3,3´−ジメチル−4,4´−ビフェノール、ビス(2−ヒドロキシフェニル)−メタン、ビス(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−3−メトキシフェニル)メタン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−シクロヘキシルメタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)フェニルメタン、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキシルメタン、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、2,2´,3,3´,5,5´−ヘキサメチル−4,4´−ビフェノール、オクタフルオロ−4,4´−ビフェノール、2,3,3´,5,5´−ペンタメチル−4,4´−ビフェノール、1,1−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、テトラブロモビフェノール、テトラブロモビスフェノールA、テトラブロモビスフェノールS、2,2´−ジアリル−4,4´−ビスフェノールA、2,2´−ジアリル−4,4´−ビスフェノールS、3,3´,5,5´−テトラメチル−4,4´−ビスフェノールスルフィド、3,3´−ジメチルビスフェノールスルフィド、3,3´,5,5´−テトラメチル−4,4´−ビスフェノールスルホンおよびそれらの組み合わせから選択される、請求項1に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。
- 1価フェノールが2,6−ジメチルフェノールを含み、2価フェノールが2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンを含む、請求項1に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。
- ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーの固有粘度が約0.04〜約0.06dl/gであり、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが約50〜約70モル%の2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖を含む、請求項8に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。
- ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーの固有粘度が約0.06〜約0.09dl/gであり、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが約35〜約55モル%の2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖を含む、請求項8に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。
- ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーの固有粘度が約0.09〜約0.15dl/gであり、ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが約10〜約45モル%の2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖を含む、請求項8に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。
- 重量平均分子量が約1,000〜約6,000原子質量単位である、請求項1に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。
- 数平均分子量が約500〜約2,500原子質量単位である、請求項1に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。
- 重量平均分子量の数平均分子量に対する比が約2〜約3である、請求項1に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。
- 1価フェノールが2,6−ジメチルフェノールを含み、2価フェノールが2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンを含み;そして
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが、重量で約150〜約1350ppmの未反応2,6−ジメチルフェノールを含む
請求項1に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。 - 1価フェノールが2,6−ジメチルフェノールを含み、2価フェノールが2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンを含み;そして
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが、約0.2〜約2.7重量%の未反応2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンを含む
請求項1に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。 - 1価フェノールが2,6−ジメチルフェノールを含み、2価フェノールが2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンを含み;そして
ポリ(アリーレンエーテル)が、約0.5〜約1.5重量%の3,3´,5,5´−テトラメチル−4,4´−ビフェノールから誘導される単位を含む
請求項1に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。 - 酸化共重合がジ−n−ブチルアミンを含む触媒の存在下で重合することを含み;そして
ポリ(アリーレンエーテル)が約0.2〜約2重量%の組み込まれたジブチルアミン基を含む
請求項1に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。 - ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが、2,6−ジメチルフェノールの2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンに対する重量比が約3〜約9である2,6−ジメチルフェノールおよび2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンからなるモノマーの酸化共重合生成物であり;
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーのクロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.04〜約0.09dl/gであり;
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが平均して1分子当たり約1.85〜約1.95個のヒドロキシル基を含み;そして
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが、約35〜約70重量%の2価フェノールから誘導される末端単位を含むコポリマー鎖を含む、
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。 - ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが1価フェノールおよび2価フェノールを含むモノマーの酸化共重合生成物であり;
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーのクロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.04〜約0.15dl/gであり;
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが平均して1分子当たり約1.8〜約2個のヒドロキシル基を含み;そして
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが、約10〜約75重量%の1〜15の芳香族環部分を含むコポリマー鎖を含む、
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。 - ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーの固有粘度が約0.04〜約0.06dl/gであり;そしてポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが約50〜約75重量%の1〜15の芳香族環部分を含むコポリマー鎖を含む、請求項20に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。
- ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーの固有粘度が約0.06〜約0.09dl/gであり;そしてポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが約30〜約60重量%の1〜15の芳香族環部分を含むコポリマー鎖を含む、請求項20に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。
- ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーの固有粘度が約0.09〜約0.15dl/gであり;そしてポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが約10〜約40重量%の1〜15の芳香族環部分を含むコポリマー鎖を含む、請求項20に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。
- ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが、2,6−ジメチルフェノールの2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンに対する重量比が約3〜約9である2,6−ジメチルフェノールおよび2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンからなるモノマーの酸化共重合生成物であり;
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーのクロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.04〜約0.09dl/gであり;
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが平均して1分子当たり約1.85〜約1.95個のヒドロキシル基を含み;そして
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが、約30〜約60重量%の1〜15の芳香族環部分を含むコポリマー鎖を含む、
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。 - ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが1価フェノールおよび2価フェノールを含むモノマーの酸化共重合生成物であり;
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーのクロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.04〜約0.15dl/gであり;
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが平均して1分子当たり約1.8〜約2個のヒドロキシル基を含み;そして
少なくとも10重量%のポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが1〜15の芳香族環部分を含むコポリマー鎖からなる、
ポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。 - ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーのクロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.04〜約0.06dl/gであり;そして少なくとも約10重量%のポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが1〜7の芳香族環部分を含むコポリマー鎖からなる、請求項25に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。
- ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーのクロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.06〜約0.09dl/gであり;そして少なくとも約10重量%のポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが1〜12の芳香族環部分を含むコポリマー鎖からなる、請求項25に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。
- ポリ(アリーレンエーテル)コポリマーのクロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.09〜約0.15dl/gであり;そして少なくとも約10重量%のポリ(アリーレンエーテル)コポリマーが1〜15の芳香族環部分を含むコポリマー鎖からなる、請求項25に記載のポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。
- 1価フェノールおよび2価フェノールを芳香族炭化水素溶媒中、金属イオンおよび窒素含有リガンドを含む触媒の存在下で酸化共重合して、クロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.04〜約0.15dl/gの多官能価ポリ(アリーレンエーテル)を含む溶液を形成すること;および
多官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液をキレート化剤の水溶液と接触させて、金属イオンを溶液から抽出すること;ここで、キレート化剤は金属イオンに対して約1.0〜約1.5のモル比で存在する
を含む方法によって製造されるポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。 - 2,6−ジメチルフェノールおよび2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンをトルエン中、銅イオンおよび窒素含有リガンドを含む触媒の存在下で酸化共重合して、クロロホルム中、25℃で測定した固有粘度が約0.04〜約0.15dl/gの2官能価ポリ(アリーレンエーテル)を含む溶液を形成すること;および
2官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液をニトリロトリ酢酸三ナトリウム塩の水溶液と接触させて、銅イオンを溶液から抽出すること;ここで、ニトリロトリ酢酸三ナトリウム塩は銅イオンに対して約1.1〜約1.4のモル比で存在する
を含む方法によって製造されるポリ(アリーレンエーテル)コポリマーであって、
2,6−ジメチルフェノール、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、およびトルエンは、2,6−ジメチルフェノールおよび2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンの合計重量対2,6−ジメチルフェノール、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、およびトルエンの合計重量比が約0.26:1〜約0.34:1であるような量で用いられ;
窒素含有リガンドはジブチルアミン、ジメチルブチルアミン、およびN,N−ジ−t−ブチルエチレンジアミンを含み;
2官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液とキレート化剤の水溶液との接触は、2官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液および水溶液の合計1kg当たり約5〜約15キロジュールの混合エネルギーで、約50〜約80℃にて約15〜約120分間攪拌して行われ;
2官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液とニトリロトリ酢酸三ナトリウム塩の水溶液との接触は、2官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液粘度の水溶液粘度に対する比を約5〜約500で維持することを含み;そして
2官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液とニトリロトリ酢酸三ナトリウム塩の水溶液との接触は、官能価ポリ(アリーレンエーテル)溶液密度の水溶液密度に対する比を約0.8〜約1.0で維持することを含む、
上記ポリ(アリーレンエーテル)コポリマー。
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