JP2004059642A - 2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体の製造法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケトン系溶剤に可溶な所望の平均分子量を有する2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体の製造方法を提供する。
【解決手段】2価のフェノールと1価のフェノールとを特定のモル比とし、反応系中に常に最適量のアミンを存在させ、1価のフェノールの未反応分が一定の量以下になるようにコントロールして反応を行うことで、所望の平均分子量を有する2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体を得ることができた。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、両末端にフェノール性水酸基を有する2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体の製造法に関するもので、所望の数平均分子量を有する2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体を選択的に製造する事を特徴とする方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気・電子用途の材料には、高度情報化社会での大量データを高速で処理するための低誘電特性、熱衝撃等でマイクロクラックが発生しないための強靭性が必要とされている。これに対し、ポリフェニレンエーテル(PPE)などのエンジニアリングプラスチックスの利用が提案されている。
【0003】
しかし、PPEは優れた高周波特性を有する反面、エポキシ樹脂やシアネート樹脂等の熱硬化性樹脂との相溶性が悪いこと、溶融粘度が高く成形加工性が悪いこと、溶解する溶媒がトルエン、ベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素系あるいはメチレンクロライド、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素系に限定され作業性が悪いこと等の問題点を持つことが知られている。
【0004】
相溶性改善のためには、相溶化剤として他の樹脂とのブレンドにより改善する方法やPPEとシアネート樹脂の擬似IPN構造化の検討(特開平11−21452等)等がなされているが、成形加工性・耐熱性までは解決されていない。また、成形性改善のためには、高分子PPEを低分子にする方法等の検討がなされている。例えば、高分子PPEと2価のフェノールをラジカル触媒下で再分配させる方法(特開平9−291148等)、あるいは2価のフェノールと1価のフェノールを酸化重合する方法(特公平8−011747)等が知られている。しかしながら、いずれの方法でも高分子体が存在し、所望する分子量を有する2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体を効率良く得ることができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述の事実に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、PPEの優れた電気特性・強靭性を有し、熱硬化性樹脂との相溶性、成形加工性を改善し、更には汎用ケトン系溶媒に溶解し、末端フェノール性水酸基の修飾が容易であるPPE構造を有する所望の数平均分子量の2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体を選択的に製造する方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体の製造法について鋭意研究を重ねた結果、触媒、アミン、溶剤の混合物と、さらに必要に応じて構造式(2)で表されるHMBPをあらかじめ反応器に仕込み、これに構造式(2)で表されるHMBP、構造式(3)で表される1価のフェノール体、アミン、溶剤の混合物を滴下し、構造式(1)で表される2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体の数平均分子量が500を超えた時点以降は、構造式(3)で表される1価のフェノールの反応器中の濃度が、2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体およびHMBPに対して15重量%〔(3)/((1)+(2)+(3))<0.15〕を越えないように滴下溶液の供給速度を制御して酸化重合反応を行うことで、所望する数平均分子量を有する構造式(1)で表される2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体を安定的に効率よく製造できる事を発見し、本発明を完成するに至った。以下に、本発明を詳細に説明する。
【0007】
【化2】
Figure 2004059642
【0008】
(上記式中、R、Rは、同一または異なってもよく、ハロゲン原子または炭素数6以下のアルキル基またはフェニル基を示す。R、Rは、同一または異なってもよく、水素原子、ハロゲン原子または炭素数6以下のアルキル基またはフェニル基を示す。m、nは、少なくともいずれか一方が0でない0〜25の整数を示す。)
【0009】
本発明の下記構造式(2)で表されるHMBPは、例えば、特願2001−319064に示されているように、下記構造式(4)で表される2,3,6−トリメチルフェノールを酸化カップリグすることで得ることができる。
【0010】
【化3】
Figure 2004059642
【0011】
本発明の1価のフェノールとは、上記構造式(3)で表される1価のフェノールである。構造式(3)において、2,6位に置換基を有するもの単独、またはこれと2,3,6位あるいは2,3,5,6位に置換基を有するものが併用されることが好ましい。更には、単独では2,6−ジメチルフェノールが好ましく、併用では2,6−ジメチルフェノールと2,3,6−トリメチルフェノールが好ましい。
【0012】
本発明の構造式(1)で示される2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体は、構造式(2)で表されるHMBPと、構造式(3)で表される1価のフェノールとを酸化重合することによって得られる。酸化の方法については直接酸素ガス、空気を使用する方法がある。また電極酸化の方法もある。いずれの方法でも良く、特には限定されない。設備投資が安価である事から空気酸化が好ましいが、安全性から反応器中の酸素濃度を爆発限界の限界酸素濃度以下で酸化重合反応を実施することが更に好ましい。限界酸素濃度以下での酸化重合反応方法としては、気相中に不活性ガスを供給しながら空気で酸化重合反応を行う方法、または不活性ガス等と空気を混合して酸素濃度を3〜15%に調整した混合ガスで酸化重合反応を行う方法が選ばれる。酸化重合反応を実施するには、圧力は通常大気圧から20kg/cmまでの圧力が選ばれる。
【0013】
酸化重合反応を実施する場合の触媒としては、CuCl、CuBr、CuSO、CuCl、CuBr、CuSO、CuI等の銅塩等の一種または二種以上が用いられるが、特にこれらに限定されるものではない。上記触媒に加えて、モノ及びジメチルアミン、モノ及びジエチルアミン、モノ及びジプロピルアミン、モノ−及びジ−n−ブチルアミン、モノ−及びジ−sec−ジプロピルアミン、モノ及びジベンジルアミン、モノ及びジシクロヘキシルアミン、モノ及びジエタノールアミン、エチルメチルアミン、メチルプロピルアミン、ブチルジメチルアミン、アリルエチルアミン、メチルシクロヘキシルアミン、モルホリン、メチル−n−ブチルアミン、エチルイソプロピルアミン、ベンジルメチルアミン、オクチルベンジルアミン、オクチルクロロベンジルアミン、メチル(フェニルエチル)アミン、ベンジルエチルアミン、N−n−ブチルジメチルアミン、N,N’−ジ−tert−ブチルエチレンジアミン、ジ(クロロフェニルエチル)アミン、1−メチルアミノ−4−ペンテン、ピリジン、メチルピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、ピペリジン等を一種または二種以上のアミンが併用される。銅塩及びアミンであれば、特にこれらに限定されるものではない。
【0014】
本発明における酸化重合反応をバッチ式で実施する際には、触媒、アミン、溶剤の混合物をあらかじめ反応器に仕込み、これに構造式(2)で表されるHMBP、構造式(3)で表される1価のフェノール体、アミン、溶剤の混合物を滴下し、構造式(1)で表される2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体の数平均分子量が500を超えた時点以降は、構造式(3)で表される1価のフェノールの反応器中の濃度が、2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体およびHMBPに対して15重量%〔(3)/((1)+(2)+(3))<0.15〕を越えないように滴下溶液の供給速度を制御しながら酸化重合反応を行う。さらに反応初期の2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体合成効率を向上させるために、あらかじめHMBPの一部を反応器中に仕込んでおくことも可能である。また必要に応じて本反応は、連続式の反応装置を用いても実施可能である。アミンは、あらかじめ反応器中に20〜70%を仕込み、30〜80%は滴下溶液中に添加し、反応の進行に伴って供給することが好ましい。
【0015】
本発明では、構造式(2)で表されるHMBPと構造式(3)で表される1価のフェノールとを一定のモル比で供給して反応させることで、所望する数平均分子量を有する構造式(1)で表される2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体を効率的に製造することが出来る。例えば、HMBPと1価のフェノールとして2,6−ジメチルフェノールを1:3のモル比とした場合には数平均分子量が600〜700、1:5のモル比とした場合には数平均分子量が850〜950、1:10のモル比とした場合には数平均分子量が1,450〜1,550の2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体をそれぞれ得ることができる。
【0016】
本発明においては、原料フェノールの供給速度が重要であり、生成した構造式(1)で表される2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体の数平均分子量が500を超えた時点以降は、構造式(3)で表される1価のフェノールの反応器中の濃度が、2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体およびHMBPに対して15重量%〔(3)/((1)+(2)+(3))<0.15〕を越えないように滴下溶液の供給速度を制御しながら酸化重合反応を行うことが必要である。滴下溶液の供給速度はフェノールの酸化重合速度に依存する。具体的には、供給する酸素含有ガスの酸素濃度及び反応器内の圧力に依存する。例えば、常圧で空気酸化を行う場合には、滴下溶液の供給速度としては60分から150分の範囲が好ましい。また、常圧で酸素濃度を8%に調整した混合ガスで酸化反応を行う場合には、フェノール溶液の供給速度としては160分から360分の範囲が好ましい。滴下溶液の供給速度がこれらの範囲より速い場合には、反応器中の1価のフェノールの濃度が15重量%以上となり、単に1価のフェノールが酸化重合した単官能性フェニレンエーテルオリゴマー体が生成し、所望する数平均分子量を有する2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体を得ることが困難となる。フェノール溶液の供給速度が上記範囲より遅い場合には、反応時間が長くなりすぎ経済的でない。
【0017】
本発明では、使用するアミンを反応器中と滴下溶液中に分割して添加することを特徴とする。アミン全体量の20〜70%を反応器中に仕込み、30〜80%は滴下溶液に添加して反応の進行に伴って供給し、酸化重合反応を行う。初期の反応器中のアミン量が70%以上だと、反応初期に反応が爆発的に進み分子量のコントロールが困難となる。また、初期の反応器中のアミン量が20%以下では、触媒が有効に働かず、初期の反応が極端に遅くなり、分子量のコントロールが困難となる。
【0018】
本発明では、原料フェノールの供給終了後も未反応のフェノールが残存している間は、酸化反応を継続することは可能である。但し、フェノールが全て反応した後も酸化重合反応を継続すると、分子量の増加が起こったり、望ましくない副反応生成物が生成し、効率的に所望する分子量の2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体を得ることが困難となる。また反応時間が長くなり経済的でない。
【0019】
次に、本発明に使用される溶媒について説明する。酸化重合において貧溶媒と考えられていて、従来のPPEの酸化重合において使用が限られていたケトン系溶媒及びアルコール系溶媒を本発明では用いることができる。従来この種の反応は、有機溶媒に溶け難いポリマーが生成するため、反応溶媒としてケトンやアルコールを用いることができなかったが、本発明の生成物は、ケトン及びアルコールにも容易に溶解し、使用できる溶媒の範囲が大きく広がった。それらを単独、あるいは従来の溶媒であるトルエン、ベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶剤、メチレンクロライド、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶剤等と併用することができる。ケトン系溶剤としては、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルブチルケトン、メチルイソブチルケトン等が挙げられ、アルコール系溶剤としては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0020】
本発明の製造法における反応温度については、用いる溶媒の爆発限界に入らなければ、特には限定されないが、30〜50℃が好ましい。酸化重合が発熱反応のため、50℃以上では温度制御が難しくなり、分子量制御が困難となる。30℃以下では使用する溶媒によっては爆発限界の範囲に入り、安全な製造ができない。
【0021】
【実施例】
次に、本発明を実施例および比較例に基づいて具体的に説明するが、本発明は以下の実施例により特に限定されるものではない。なお、数平均分子量及び重量平均分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法により求めた。試料のGPC曲線と分子量校正曲線よりデータ処理を行った。分子量校正曲線は、標準ポリスチレンの分子量と溶出時間の関係を次の式に近似して分子量校正曲線を得た。
LogM = A+ A + AX + A + A/X
ここで、M:分子量、X:溶出時間−19(分)、A:係数である。また、水酸基当量は2,6−ジメチルフェノールを標準物質としてIR分析(液セル法;セル長=1mm)を行い、3,600cm−1の吸収強度より求めた。
【0022】
(実施例1) 攪拌装置、温度計、空気導入管、じゃま板のついた12Lの縦長反応器にCuBr 2.77g(12.5mmol)、N,N’−ジ−t−ブチルエチレンジアミン0.62g(3.6mmol)、n−ブチルジメチルアミン7.43g(73.5mmol)、ジ−n−ブチルアミン5.84g(45.3mmol)、トルエン 2,600gを仕込み、反応温度40℃にて攪拌を行い、あらかじめ2,300gのメタノールに溶解させたHMBP 129.32g(0.48mol)、2,6−ジメチルフェノール175.31g(1.44mol)、N,N’−ジ−t−ブチルエチレンジアミン1.19g(6.9mmol)、n−ブチルジメチルアミン14.83g(146.8mmol)、ジ−n−ブチルアミン11.71g(90.8mmol)の混合溶液(構造式(2)で表されるHMBPと構造式(3)で表される1価のフェノールのモル比率1:3、アミンの分割比率1:2)を、窒素と空気とを混合して酸素濃度8%に調整した混合ガスを5.2 L/minの流速でバブリングを行いながら230分かけて滴下し、攪拌を行った。滴下終了後、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム14.26g(37.5mmol)を溶解した水1,500gを加え、反応を停止した。水層と有機層を分液し、有機層を0.6Nの塩酸水溶液、次いで純水で洗浄した。得られた溶液をエバポレーターで濃縮し、さらに減圧乾燥を行い、2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体296.8gを得た。このものの数平均分子量は660、重量平均分子量は940、水酸基当量が330であった。尚、本反応中、50分、100分、150分、200分でサンプリングを行い、未反応の2,6−ジメチルフェノール量及び数平均分子量をGPCで測定した結果を表1に示した。
【0023】
(実施例2) 攪拌装置、温度計、空気導入管、じゃま板のついた12Lの縦長反応器にCuBr 3.88g(17.4mmol)、N,N’−ジ−t−ブチルエチレンジアミン0.85g(4.9mmol)、n−ブチルジメチルアミン10.40g(102.8mmol)、ジ−n−ブチルアミン8.21g(63.5mmol)、トルエン 2,600gを仕込み、反応温度40℃にて攪拌を行い、あらかじめ2,300gのメタノールに溶解させたHMBP 129.32g(0.48mol)、2,6−ジメチルフェノール292.63g(2.40mol)、N,N’−ジ−t−ブチルエチレンジアミン1.70g(9.9mmol)、n−ブチルジメチルアミン20.80g(205.6mmol)、ジ−n−ブチルアミン16.43g(127.1mmol)の混合溶液(構造式(2)で表されるHMBPと構造式(3)で表される1価のフェノールのモル比率1:5、アミンの分割比率1:2)を、窒素と空気とを混合して酸素濃度8%に調整した混合ガスを5.2 L/minの流速でバブリングを行いながら230分かけて滴下し、攪拌を行った。滴下終了後、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム19.84g(52.2mmol)を溶解した水1,500gを加え、反応を停止した。水層と有機層を分液し、有機層を0.6Nの塩酸水溶液、次いで純水で洗浄した。得られた溶液をエバポレーターで濃縮し、さらに減圧乾燥を行い、2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体410.6gを得た。このものの数平均分子量は920、重量平均分子量は1,330、水酸基当量が465であった。尚、本反応中、50分、100分、150分、200分でサンプリングを行い、未反応の2,6−ジメチルフェノール量及び数平均分子量をGPCで測定した結果を表1に示した。
【0024】
(実施例3) 攪拌装置、温度計、空気導入管、じゃま板のついた12Lの縦長反応器にCuBr 6.64g(29.9mmol)、N,N’−ジ−t−ブチルエチレンジアミン1.48g(8.6mmol)、n−ブチルジメチルアミン17.82g(176.5mmol)、ジ−n−ブチルアミン14.01g(108.6mmol)、トルエン 2,600gを仕込み、反応温度40℃にて攪拌を行い、あらかじめ2,300gのメタノールに溶解させたHMBP 129.32g(0.48mol)、2,6−ジメチルフェノール584.38g(4.79mol)、N,N’−ジ−t−ブチルエチレンジアミン2.87g(16.7mmol)、n−ブチルジメチルアミン35.59g (352.46mmol)、ジ−n−ブチルアミン28.10g(217.8mmol)の混合溶液(構造式(2)で表されるHMBPと構造式(3)で表される1価のフェノールのモル比率1:10、アミンの分割比率1:2)を、窒素と空気とを混合して酸素濃度8%に調整した混合ガスを5.2 L/minの流速でバブリングを行いながら230分かけて滴下し、攪拌を行った。滴下終了後、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム34.09g(89.4mmol)を溶解した水1,500gを加え、反応を停止した。水層と有機層を分液し、有機層を0.6Nの塩酸水溶液、次いで純水で洗浄した。得られた溶液をエバポレーターで濃縮し、さらに減圧乾燥を行い、2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体702.2gを得た。このものの数平均分子量は1,480、重量平均分子量は2,190、水酸基当量が760であった。尚、本反応中、50分、100分、150分、200分でサンプリングを行い、未反応の2,6−ジメチルフェノール量及び数平均分子量をGPCで測定した結果を表1に示した。
【0025】
(実施例4) 攪拌装置、温度計、空気導入管、じゃま板のついた12Lの縦長反応器にCuBr 3.88g(17.4mmol)、N,N’−ジ−t−ブチルエチレンジアミン0.85g(4.9mmol)、n−ブチルジメチルアミン10.40g(102.8mmol)、ジ−n−ブチルアミン8.21g(63.5mmol)、メチルエチルケトン 2,600gを仕込み、反応温度40℃にて攪拌を行い、あらかじめ2,300gのメチルエチルケトンに溶解させたHMBP 129.32g(0.48mol)、2,6−ジメチルフェノール292.63g(2.40mol)、N,N’−ジ−t−ブチルエチレンジアミン1.70g(9.9mmol)、n−ブチルジメチルアミン20.80g(205.6mmol)、ジ−n−ブチルアミン16.43g(127.1mmol)の混合溶液(構造式(2)で表されるHMBPと構造式(3)で表される1価のフェノールのモル比率1:5、アミンの分割比率1:2)を、窒素と空気とを混合して酸素濃度8%に調整した混合ガスを5.2 L/minの流速でバブリングを行いながら230分かけて滴下し、攪拌を行った。滴下終了後、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム19.84g(52.2mmol)を溶解した水1,500gを加え、反応を停止した。水層と有機層を分液し、有機層を0.6Nの塩酸水溶液、次いで純水で洗浄した。得られた溶液をエバポレーターで濃縮し、さらに減圧乾燥を行い、2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体408.4gを得た。このものの数平均分子量は930、重量平均分子量は1,350、水酸基当量が470であった。尚、本反応中、50分、100分、150分、200分でサンプリングを行い、未反応の2,6−ジメチルフェノール量及び数平均分子量をGPCで測定した結果を表1に示した。
【0026】
(実施例5) 攪拌装置、温度計、空気導入管、じゃま板のついた12Lの縦長反応器にCuBr 3.88g(17.4mmol)、N,N’−ジ−t−ブチルエチレンジアミン0.85g(4.9mmol)、n−ブチルジメチルアミン10.40g(102.8mmol)、ジ−n−ブチルアミン8.21g(63.5mmol)、トルエン 2,600gを仕込み、反応温度40℃にて攪拌を行い、あらかじめ2,300gのメタノールに溶解させたHMBP 129.32g(0.48mol)、2,6−ジメチルフェノール292.63g(2.40mol)、N,N’−ジ−t−ブチルエチレンジアミン1.70g(9.9mmol)、n−ブチルジメチルアミン20.80g(205.6mmol)、ジ−n−ブチルアミン16.43g(127.1mmol)の混合溶液(構造式(2)で表されるHMBPと構造式(3)で表される1価のフェノールのモル比率1:5、アミンの分割比率1:2)を3.5 L/minの空気のバブリングを行いながら95分かけて滴下し、攪拌を行った。この際、気相中に3.5L/minの窒素ガスを流通させた。滴下終了後、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム19.84g(52.2mmol)を溶解した水1,500gを加え、反応を停止した。水層と有機層を分液し、有機層を0.6Nの塩酸水溶液、次いで純水で洗浄した。得られた溶液をエバポレーターで濃縮し、さらに減圧乾燥を行い、フェニレンエーテルオリゴマー体412.6gを得た。このものの数平均分子量は910、重量平均分子量は1,310、水酸基当量が460であった。尚、本反応中、25分、50分、75分でサンプリングを行い、未反応の2,6−ジメチルフェノール量及び数平均分子量をGPCで測定した結果を表1に示した。
【0027】
(比較例1) 攪拌装置、温度計、空気導入管、じゃま板のついた12Lの縦長反応器にCuBr 3.88g(17.4mmol)、N,N’−ジ−t−ブチルエチレンジアミン2.55g(14.8mmol)、n−ブチルジメチルアミン31.20g(308.4mmol)、ジ−n−ブチルアミン24.63g(190.6mmol)トルエン 2,600gを仕込み、反応温度40℃にて攪拌を行い、あらかじめ2,300gのメタノールに溶解させたHMBP 129.32g(0.48mol)、2,6−ジメチルフェノール292.63g(2.40mol)の混合溶液(構造式(2)で表されるHMBPと構造式(3)で表される1価のフェノールのモル比率1:5)を、窒素と空気とを混合して酸素濃度8%に調整した混合ガスを5.2 L/minの流速でバブリングを行いながら230分かけて滴下し、攪拌を行った。滴下終了後、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム19.84g(52.2mmol)を溶解した水1,500gを加え、反応を停止した。水層と有機層を分液し、有機層を0.6Nの塩酸水溶液、次いで純水で洗浄した。得られた溶液をエバポレーターで濃縮し、さらに減圧乾燥を行い、2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体412.1gを得た。このものの数平均分子量は1,520、重量平均分子量は3,070、水酸基当量が800であった。尚、本反応中、50分、100分、150分、200分でサンプリングを行い、未反応の2,6−ジメチルフェノール量及び数平均分子量をGPCで測定した結果を表1に示した。
【0028】
(比較例2) 攪拌装置、温度計、空気導入管、じゃま板のついた12Lの縦長反応器にCuBr 3.88g(17.4mmol)、N,N’−ジ−t−ブチルエチレンジアミン0.85g(4.9mmol)、n−ブチルジメチルアミン10.40g(102.8mmol)、ジ−n−ブチルアミン8.21g(63.5mmol)、トルエン 2,600gを仕込み、反応温度40℃にて攪拌を行い、あらかじめ2,300gのメタノールに溶解させたHMBP 129.32g(0.48mol)、2,6−ジメチルフェノール292.63g(2.40mol)、N,N’−ジ−t−ブチルエチレンジアミン1.70g(9.9mmol)、n−ブチルジメチルアミン20.80g(205.6mmol)、ジ−n−ブチルアミン16.43g(127.1mmol)の混合溶液(構造式(2)で表されるHMBPと構造式(3)で表される1価のフェノールのモル比率1:5、アミンの分割比率1:2)を、窒素と空気とを混合して酸素濃度8%に調整した混合ガスを5.2 L/minの流速でバブリングを行いながら120分かけて滴下し、攪拌を行った。滴下終了時、未反応の2,6−ジメチルフェノールが20.0%残っていたので、さらに酸素含有混合ガスのバブリングを行いながら100分間攪拌を継続した後、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム19.84g(52.2mmol)を溶解した水1,500gを加え、反応を停止した。水層と有機層を分液し、有機層を0.6Nの塩酸水溶液、次いで純水で洗浄した。得られた溶液をエバポレーターで濃縮し、さらに減圧乾燥を行い、2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体407.4gを得た。このものの数平均分子量は1,040、重量平均分子量は1,940、水酸基当量が850であった。2,6−ジメチルフェノールが多量に存在する状態で酸化反応を行ったため、2,6−ジメチルフェノールの単独重合体が生成し、水酸基当量が大きくなってしまった。尚、本反応中、50分、100分、150分、200分でサンプリングを行い、未反応の2,6−ジメチルフェノール量及び数平均分子量をGPCで測定した結果を表1に示した。
【0029】
(比較例3) 攪拌装置、温度計、空気導入管、じゃま板のついた12Lの縦長反応器にCuBr 3.88g(17.4mmol)、N,N’−ジ−t−ブチルエチレンジアミン0.85g(4.9mmol)、n−ブチルジメチルアミン10.40g(102.8mmol)、ジ−n−ブチルアミン8.21g(63.5mmol)、トルエン 2,600gを仕込み、反応温度40℃にて攪拌を行い、あらかじめ2,300gのメタノールに溶解させたHMBP 129.32g(0.48mol)、2,6−ジメチルフェノール292.63g(2.40mol)、N,N’−ジ−t−ブチルエチレンジアミン1.70g(9.9mmol)、n−ブチルジメチルアミン20.80g(205.6mmol)、ジ−n−ブチルアミン16.43g(127.1mmol)の混合溶液(構造式(2)で表されるHMBPと構造式(3)で表される1価のフェノールのモル比率1:5、アミンの分割比率1:2)を、3.5 L/minの空気のバブリングを行いながら95分かけて滴下し、攪拌を行った。この際、気相中に3.5L/minの窒素ガスを流通させた。滴下終了後、更に空気のバブリングを行いながら40分間撹拌を続けた。これにエチレンジアミン四酢酸四ナトリウム19.84g(52.2mmol)を溶解した水1,500gを加え、反応を停止した。水層と有機層を分液し、有機層を0.6Nの塩酸水溶液、次いで純水で洗浄した。得られた溶液をエバポレーターで濃縮し、さらに減圧乾燥を行い、2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体414.3gを得た。このものの数平均分子量は1,350、重量平均分子量は2,510、水酸基当量が740であった。尚、本反応中、25分、50分、75分、100分、125分でサンプリングを行い、未反応の2,6−ジメチルフェノール量及び数平均分子量をGPCで測定した結果を表1に示した。
【0030】
(比較例4)  攪拌装置、温度計、じゃま板のついた2Lの縦長反応器にトルエン500ml、市販のポリフェニレンエーテル樹脂200g(三菱ガス化学(株)社製、数平均分子量:22,000)及びビスフェノールA 24g(105.3mmol)を仕込み85℃で撹拌し、溶解させた。これに過酸化ベンゾイル24g(170.7mmol)を添加し60分間撹拌した。反応溶液を濃縮後、減圧乾燥して再分配されたフェニレンエーテルオリゴマー体202gを得た。このものの数平均分子量は1,280、重量平均分子量は6,620、水酸基当量が890であった。
【0031】
【表1】
Figure 2004059642
【0032】
比較例1の結果より、反応初期にアミンが大過剰に存在すると分子量が増大し、所望の分子量に制御することが困難となる。また比較例2の結果より、反応器中に10%以上の1価のフェノールが存在すると、1価のフェノールのみがホモ重合した1価のフェニレンエーテルオリゴマー体が生成し、効率的に2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体を得ることができない。さらに比較例3の結果より、フェノール溶液の滴下終了後も空気のバブリングを行いながら攪拌を継続すると、分子量の増大が起こり、所望の分子量の2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体を得ることができないことが分かる。
【0033】
【発明の効果】
本発明の製造法により、所望する分子量を有する2官能性フェニレンエーテルのオリゴマー体を効率的に製造することが可能となる。本発明で得られる2官能性フェニレンエーテルのオリゴマー体は、MEK等の汎用溶剤に溶解するため広範な用途に容易に用いることができる。更に基本骨格がポリフェニレンエーテル構造であるので、耐熱性、誘電特性等に優れ、電気・電子材料に応用することができる。

Claims (5)

  1. 触媒、アミン、溶剤の混合物と、さらに必要に応じて下記構造式(2)で表される2,2’,3,3’,5,5’−ヘキサメチル−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジオール(以下HMBPと記す)をあらかじめ反応器に仕込み、これに下記構造式(2)で表されるHMBP、下記構造式(3)で表される1価のフェノール体、アミン、溶剤の混合物を滴下し、使用する溶剤の爆発限界の限界酸素濃度以下の酸素濃度で酸化重合を行い、構造式(1)で表される2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体を製造するにあたり、2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体の数平均分子量が500を超えた時点以降は、構造式(3)で表される1価のフェノールの反応器中の濃度が、2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体およびHMBPに対して15重量%〔(3)/((1)+(2)+(3))<0.15〕を越えないように滴下溶液の供給速度を制御することを特徴とする所望の平均分子量を有する構造式(1)で表される2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体の製造法。
    Figure 2004059642
    (上記式中、R、Rは、同一または異なってもよく、ハロゲン原子または炭素数6以下のアルキル基またはフェニル基を示す。R、Rは、同一または異なってもよく、水素原子、ハロゲン原子または炭素数6以下のアルキル基またはフェニル基を示す。m、nは、少なくともいずれか一方が0でない0〜25の整数を示す。)
  2. アミンの必要量の20〜70%は、あらかじめ反応器中に仕込み、残りの30〜80%は反応の進行に伴い添加することを特徴とする請求項1記載の2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体の製造法。
  3. 反応器中の酸素濃度が3〜15%であることを特徴とする請求項1記載の2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体の製造法。
  4. 上記構造式(3)で表される1価のフェノールが、2,6−ジメチルフェノール単独、または2,6−ジメチルフェノールと2,3,6−トリメチルフェノールとの混合系で用いられる請求項1記載の2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体の製造法。
  5. 上記構造式(2)で表されるHMBPと上記構造式(3)で表される1価のフェノールとのモル比率が1:1〜1:15である請求項1記載の2官能性フェニレンエーテルオリゴマー体の製造法。
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