JP2009513831A - 耐食性に優れた自動車マフラー用鋼板及びその製造方法 - Google Patents

耐食性に優れた自動車マフラー用鋼板及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

自動車マフラー用鋼板と、この鋼板の製法を提供する。この鋼板は質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%を含み、残りはFeと不可避的な不純物である。製法は、質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%を含み、残りをFeと不可避的な不純物で占める鋼スラブを作り、鋼スラブを再加熱して圧延し、仕上げ圧延時に、圧延温度をAr3変態温度以上にして熱間圧延し熱延鋼板を製造する段階と、前記熱延鋼板を50〜90%の圧下率で冷間圧延して冷間圧延鋼板を製造する段階及び前記冷間圧延鋼板を500〜900℃の温度範囲で連続焼鈍する段階を含む自動車マフラー用鋼板の製造方法を提供する。

Description

(a)発明の分野
本発明は高温と腐蝕環境に使用される鋼板に関し、より詳しくは自動車のマフラーに使用される凝縮水に対する耐食性と耐衝撃性、そして寿命保証期間に優れた高耐食自動車マフラー用鋼板とその製造方法に関するものである。
(b) 関連技術の説明
自動車や家電製品には鋼板で製作される部品が多く適用されている。このような自動車及び家電製品に使用される部品の中には高温で腐蝕性の環境において使用されるものが少なくない。
高温の腐蝕環境で使用される部品の中で、例えば自動車の排気系を形成するマフラーがある。
自動車用マフラーはエンジンで発生する高温高圧の燃焼ガスを冷却させて外部へ排出させ、排気騒音を減す役割を果たす。このようなマフラーは一般にマフラー本体とマフラー本体に連結される排気パイプ、そしてこれらを相互接続するためのフランジで構成される。そして、マフラー本体は自動車の種類に応じて多少異なるが、一般にその内部に騒音を減すために複数のパーティションと小さい複数のパイプが設けられる。
このような自動車用マフラーは常温状態で使用されず、自動車運行状態によって温度が高温に上昇して冷却される環境で使用される。また、自動車用マフラーはその内部にエンジンで燃焼された燃焼ガスが通過し、マフラーを通過する燃焼ガスはマフラー内の水分と反応して凝縮水を生成する。このように生成された凝縮水にはSO 2−、NH +、SO 2−、Cl、NO 、NO などのような高腐食性排気ガスイオンが含まれている。
自動車を長期間運行するとマフラーは内部で発生した凝縮水によって内部腐蝕が発生し、道路に散布される塩化カルシウムのような除雪剤によって外部腐蝕が発生する。
このような理由で自動車用マフラーは耐食性と耐熱性、そして耐衝撃性に優れた材質で製作しなければならない。
現在まで知られた自動車用マフラーに使用される鋼板としてはアルミニウムがメッキされた鋼板とステンレス鋼板がある。
アルミニウムがメッキされた鋼板はアルミニウム自体が鋼板に比べて高価であるためマフラー素材としては適しない。また、アルミニウムがメッキされた鋼板は長時間使用するとアルミニウムメッキ層が腐食し、このために腐蝕された部分の鋼板が非常に急速に腐食するという問題がある。このような腐蝕問題を解決するためにアルミニウムメッキ層の厚さを増加させる方法があるが、このような方法もまたアルミニウムメッキ層の厚さが厚いほど原価が上昇するという問題があった。また、技術的にもメッキ層の厚さを増加させるのに限界がある。したがって、アルミニウムがメッキされた鋼板は自動車用マフラー素材として使用されるのには耐食性及び製造原価の側面で多くの問題があった。
なお、他の自動車マフラー用素材であるステレンス鋼板の場合に耐食性は比較的に優れていると知らされているが、素材の原価自体が高価であるという問題がある。また、マフラーは高温と常温の間で温度変化の激しい環境で使用されるため、このように温度変化の激しい環境ではステンレス鋼板自体の高温耐食性が問題となっている。
このような問題を解決するために、鋼板にメッキされるメッキ層の特性を改善したりステンレス鋼板の成分自体を変更したりステレンス鋼にアルミニウムをメッキする鋼板が提案された。
特許文献1:特開平11−269605号公報は、アルミニウムメッキした鋼板を開示している。この鋼板の成分は、C:0.004wt%以下、P:0.04〜0.08wt%、S:0.01wt%以下、Ti:0.02〜0.10wt%、N:0.003wt%以下を含んでいる。Zn−Al系統合金は、Al:30〜70wt%、Si:0.5〜2.5wt%を含有し、残部をZnとして、鋼板の片面または両面にメッキしている。
しかし、この特許文献のZn−Al系統合金をメッキした鋼板は、耐食性が十分でないという問題を持っている。
また、特許文献2:特開平2−270521号公報は、ステレンス鋼にアルミニウムをメッキして耐食性を強化したものを開示している。そして、特許文献3:特開昭51−136792号公報は、成分を調整して溶接性を改善した鋼板を開示している。
前記両特許文献の鋼板は、Ni系やCr系の高価な合金鉄を多量に添加するので、製造原価が高いという短所を抱えている。
発明の概要
したがって、本発明はこのような従来の問題点を解消するためのもので、その目的は製造原価が安くて非常に優れた凝縮水耐食性と高強度を発揮する耐食性に優れた自動車マフラー用鋼板を提供することにある。
本発明の他の目的は、製造原価が安くて非常に優れた凝縮水耐食性と高強度を発揮する耐食性に優れた自動車マフラー用鋼板のその製造方法を提供することにある。
本発明の第1実施例は、質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%を含み、残りはFe及びその他不可避の不純物からなる自動車マフラー用鋼板を提供する。
本発明の第2実施例は質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%及びNi:0.2〜0.4%を含み、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる自動車マフラー用鋼板を提供する。
本発明の第3実施例は質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%及びMo:0.05〜0.2%を含み、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる自動車マフラー用鋼板を提供する。
本発明の第4実施例は質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%及びCr:0.1〜0.3%を含み、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる自動車マフラー用鋼板を提供する。
本発明の第5実施例は質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%、Ni:0.2〜0.4%及びMo:0.05〜0.2%を含み、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる自動車マフラー用鋼板を提供する。
本発明の第6実施例は質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%、Ni:0.2〜0.4%及びCr:0.1〜0.3%、を含み、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる自動車マフラー用鋼板を提供する。
本発明の第7実施例は質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%、Mo:0.05〜0.2%及びCr:0.1〜0.3%、を含み、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる自動車マフラー用鋼板を提供する。
本発明の第8実施例は質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%、Ni:0.2〜0.4%、Mo:0.05〜0.2%及びCr:0.1〜0.3%、を含み、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる自動車マフラー用鋼板を提供する。
本発明の第9実施例は質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%及びNb:0.005〜0.05%を含み、T=60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)で定義されるT値が35以上で、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比は0.5〜2.0で、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる自動車マフラー用鋼板を提供する。
本発明の第10実施例は質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%、Ni:0.2〜0.4%及びNb:0.005〜0.05%を含み、T=60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)−10*Ni(%)で定義されるT値が35以上で、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比:0.5〜2.0で、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる自動車マフラー用鋼板を提供する。
本発明の第11実施例は質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%、Mo:0.05〜0.2%及びNb:0.005〜0.05%を含み、T=60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)−8*Mo(%)で定義されるT値が35以上で、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比:0.5〜2.0で、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる自動車マフラー用鋼板を提供する
本発明の第12実施例は質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%、Cr:0.1〜0.3%及びNb:0.005〜0.05%を含み、T=60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)−8*Cr(%)で定義されるT値が35以上で、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比は0.5〜2.0で、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる自動車マフラー用鋼板を提供する。
本発明の第13実施例は質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%、Ni:0.2〜0.4%、Mo:0.05〜0.2%及びNb:0.005〜0.05%を含み、T=60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)−10*Ni(%)−8*Mo(%)で定義されるT値が35以上で、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比は0.5〜2.0で、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる自動車マフラー用鋼板を提供する。
本発明の第14実施例は質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%、Ni:0.2〜0.4%、Cr:0.1〜0.3%及びNb:0.005〜0.05%を含み、T=60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)−10*Ni(%)−8*Cr(%)で定義されるT値が35以上で、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比は0.5〜2.0で、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる自動車マフラー用鋼板を提供する。
本発明の第15実施例は質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%、Mo:0.05〜0.2%、Cr:0.1〜0.3%及びNb:0.005〜0.05%を含み、T=60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)−8*Mo(%)−8*Cr(%)で定義されるT値が35以上で、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比は0.5〜2.0で、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる自動車マフラー用鋼板を提供する。
本発明の第16実施例は質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%、Ni:0.2〜0.4%、Mo:0.05〜0.2%、Cr:0.1〜0.3%及びNb:0.005〜0.05%を含み、T=60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)−10*Ni(%)−8*Mo(%)−8*Cr(%)で定義されるT値が35以上で、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比は0.5〜2.0で、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる自動車マフラー用鋼板を提供する。
また、本発明は質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%を含み、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる鋼スラブを製造する段階と、前記スラブを再加熱し、仕上げ圧延を行う時に圧延温度をAr3変態温度以上の条件で熱間圧延して熱延鋼板を製造する段階と、前記熱延鋼板を50〜90%の圧下率で冷間圧延して冷間圧延鋼板を製造する段階及び前記冷間圧延鋼板を500〜900℃の温度範囲で10秒以上連続焼鈍する段階を含む自動車マフラー用鋼板の製造方法を提供する。
また、本発明による自動車マフラー用鋼板の製造方法は熱延鋼板製造段階で熱間圧延された鋼板を600℃以上の巻取温度で巻き取る段階を含む。
そして、本発明による自動車マフラー用鋼板の製造方法は連続焼鈍段階で前記連続焼鈍を10秒乃至30分間行う段階を含む。
前述の、及び更なる本発明の優位事項は、好ましい実施例とその図解の説明により一層明確になるであろう。
実施例
以下、本発明の望ましい実施例を示す添付図を参照して、本発明を詳しく説明する。
本発明の第1実施例による自動車マフラー用鋼板は、質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%を含み、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる。
本発明の第2実施例による自動車マフラー用鋼板は、質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%及びNi:0.2〜0.4%を含み、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる。
本発明の第3実施例による自動車マフラー用鋼板は、質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%及びMo:0.05〜0.2%を含み、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる。
本発明の第4実施例による自動車マフラー用鋼板は、質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%及びCr:0.1〜0.3%を含み、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる。
本発明の第5実施例による自動車マフラー用鋼板は、質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%、Ni:0.2〜0.4%及びMo:0.05〜0.2%を含み、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる。
本発明の第6実施例による自動車マフラー用鋼板は、質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%、Ni:0.2〜0.4%及びCr:0.1〜0.3%、を含み、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる。
本発明の第7実施例による自動車マフラー用鋼板は、質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%、Mo:0.05〜0.2%及びCr:0.1〜0.3%、を含み、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる。
本発明の第8実施例による自動車マフラー用鋼板は、質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%、Ni:0.2〜0.4%、Mo:0.05〜0.2%及びCr:0.1〜0.3%、を含み、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる。
本発明の第9実施例による自動車マフラー用鋼板は、質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%及びNb:0.005〜0.05%を含み、T=60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)で定義されるT値が35以上であり、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比は0.5〜2.0で、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる。
本発明の第10実施例による自動車マフラー用鋼板は、質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%Ni:0.2〜0.4%及びNb:0.005〜0.05%を含み、T=60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)−10*Ni(%)で定義されるT値が35以上であり、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比:0.5〜2.0で、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる。
本発明の第11実施例による自動車マフラー用鋼板は、質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%、Mo:0.05〜0.2%及びNb:0.005〜0.05%を含み、T=60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)−8*Mo(%)で定義されるT値が35以上で、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比は0.5〜2.0で、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる。
本発明の第12実施例による自動車マフラー用鋼板は、質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%、Cr:0.1〜0.3%及びNb:0.005〜0.05%を含み、T=60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)−8*Cr(%)で定義されるT値が35以上で、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比は0.5〜2.0で、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる。
本発明の第13実施例による自動車マフラー用鋼板は、質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%、Ni:0.2〜0.4%、Mo:0.05〜0.2%及びNb:0.005〜0.05%を含み、T=60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)−10*Ni(%)−8*Mo(%)で定義されるT値が35以上で、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比は0.5〜2.0で、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる。
本発明の第14実施例による自動車マフラー用鋼板は、質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%、Ni:0.2〜0.4%、Cr:0.1〜0.3%及びNb:0.005〜0.05%を含み、T=60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)−10*Ni(%)−8*Cr(%)で定義されるT値が35以上で、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比は0.5〜2.0で、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる。
本発明の第15実施例による自動車マフラー用鋼板は、質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%、Mo:0.05〜0.2%、Cr:0.1〜0.3%及びNb:0.005〜0.05%を含み、T=60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)−8*Mo(%)−8*Cr(%)で定義されるT値が35以上で、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比は0.5〜2.0で、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる。
本発明の第16実施例による自動車マフラー用鋼板は、質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%、Ni:0.2〜0.4%、Mo:0.05〜0.2%、Cr:0.1〜0.3%及びNb:0.005〜0.05%を含み、T=60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)−10*Ni(%)−8*Mo(%)−8*Cr(%)で定義されるT値が35以上で、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比は0.5〜2.0で、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる。
このような本発明の一実施例による自動車マフラー用鋼板の化学組成を限定した理由を以下に説明する。
まず、炭素(C)の含量は0.01%wt以下が好ましい。このように炭素(C)の含量を限定した理由は炭素が0.01%を超える場合には炭素含量が高くて柔軟性が低下し、これによってマフラーを加工するための加工性が大きく低下する。したがって、炭素(C)の含量は0.01%以下にするのが好ましい。
シリコン(Si)の含量は0.1〜0.3%wtが好ましい。このようにシリコン含量を限定する理由は、シリコンは水分と反応して 酸化シリコンSiOを生成して凝縮水による腐食を遅延させる役割を果たす。しかし、Si含量が0.1%未満である場合にはSiO生成量が少なくて耐蝕効果が少なく、よって下限値を0.1%にし、Si含量0.3%wt超では柔軟性が低くなって成形性を阻害するので、上限値を0.3%にするのが好ましい。
マンガン(Mn)の含量は0.3〜0.5%wtが好ましい。マンガンは鋼中に固溶されている硫黄をMnSで析出して固溶硫黄による高温脆性(Hot shortness)を防止する役割を果たすと知られている。本発明の一実施例ではマンガンが凝縮水と反応してMnOを生成して凝縮水耐食性を向上する役割を果たす。Mn含量が0.3%未満である場合はMnO酸化物生成量が少なくて耐蝕効果が少ないために下限値を0.3%にし、Mn含量が0.5%を超える場合には柔軟性が低くなって成形性を阻害するために上限値を0.5%にするのが好ましい。
リン(P)の含量は0.015%wt以下が好ましい。リンはその含量が0.015%を超える場合に結晶粒系に偏析されて結晶粒を容易に腐食して耐食性を大きく低下するだけでなく、柔軟性が低下して加工性も低下するので、その上限値は0.015%が好ましい。
硫黄(S)の含量は0.015%wt以下が好ましい。硫黄(S)は凝縮水耐食性には大きく影響を与えないが、高い場合には高温脆性を発生するおそれがあり、また、加工性が低下するためにその上限値を0.015%にするのが好ましい。
アルミニウム(Al)の含量は0.02〜0.05%wtが好ましい。アルミニウムは脱酸剤として添加する元素で、鋼中窒素を析出することで固溶窒素による成形性が低下することを防止する。本発明の一実施例ではアルミニウムが0.02%未満である場合に固溶窒素によって成形性が低下することがあるためにその下限値を0.02%にし、0.05%を超える場合には柔軟性が急激に低下するためにその上限値を0.05%にするのが好ましい。
窒素(N)の含量は0.004%wt以下が好ましい。窒素は不可避的に含まれる元素で、0.004%を超える場合に成形性が低下するたねにその上限値を0.004%にするのが好ましい。
銅(Cu)の含量は0.2〜0.6%wtが好ましい。銅は鋼中に添加されて凝縮水中に多くの部分を占める硫酸イオンと反応してCuSを生成する役割を果たす。このような銅は鋼中でSO 2−イオン及びSO 2−イオンを効果的に消耗して耐食性を大きく向上させる役割を果たす。Cuの含量が0.2%未満である場合には消耗されるSO 2−イオン及びSO 2−イオンの量が少なくて耐食性向上効果が少ないためにその下限値を0.2%にし、0.6%を超える場合には添加されるCuの増加量に比べてその効果が少ないだけでなく、成形性も低下させるためにその上限値を0.6%にするのが好ましい。
コバルト(Co)の含量は0.01〜0.04%wtが好ましい。コバルト(Co)は凝縮水耐食性を直接的に向上させる役割を果たすわけではないが、鋼中に添加される場合にCuSを生成するのに触媒の役割を果たす。したがって、少量のみを添加しても凝縮水中のSO 2−イオン及びSO 2−イオンを効果的に除去して凝縮水に対する耐食性を大きく向上させる。Coの添加量が0.01%未満である場合には耐食性向上効果が少ないためにその下限値を0.01%にし、添加量が0.04%を超える場合には添加量増加による耐食性向上効果が低くなるためにその上限値を0.04%にするのが好ましい。
ニッケル(Ni)の含量は0.2〜0.4%wtが好ましい。ニッケル(Ni)は耐食性強化元素でその添加量が0.2%未満である場合に耐食性向上効果が少ないためにその下限値を0.2%にし、添加量が0.4%以上である場合には耐食性向上効果が高くなくて費用が増加するので、その上限値を0.4%にするのが好ましい。
モリブデン(Mo)の含量は0.05〜0.2%wtが好ましい。モリブデン(Mo)は耐食性強化元素でその添加量は0.05%以下である場合に耐食性向上効果が少ないのでその下限値を0.05%にし、添加量が0.2%を超える場合には耐食性向上効果が高くなくて費用が増加するのでその上限値を0.2%にするのが好ましい。
クロム(Cr)の含量は0.1〜0.3%wtが好ましい。クロム(Cr)は塩酸耐食性を向上させる鋼中でCrを形成して耐食性を強化させる。クロムの添加量が0.1%以下である場合、耐食性向上効果が少ないためにその下限値を0.1%にし、添加量が0.3%を超える場合には添加量増加による耐食性向上効果が高くなくて費用が増加するためにその上限値を0.3%にするのが好ましい。
ニオブ(Nb)の含量は0.005〜0.05%wtが好ましい。ニオブ(Nb)は鋼中に存在する炭素を析出して焼鈍中に引抜加工性(Drawability)を向上させる{111}集合組織の発達を助長して引抜加工性を大きく向上させる。Nbの含量が0.005%未満である場合、集合組織発達が少なくて引抜加工性向上効果が殆どないためにその下限値を0.005%にするのが好ましく、添加量が0.05%を超える場合には結晶粒の大きさが小さくなって引抜加工性が低くなるためにその上限値を0.05%にするのが好ましい。
また、Nb/C比は0.5〜2.0が好ましい。Nbは鋼中に残存する炭素と結合してNbC析出物を析出して焼鈍中{111}集合組織の発達を妨害する固溶状態に残っている炭素の含量を減らして引抜加工性を向上させるが、Nb/C比が0.5未満では固溶状態に残っている炭素の量が多くて引抜加工性向上効果が非常に少ないために下限値を0.5にし、Nb/C比が2.0を超える場合には固溶状態に残っているNbの量が多くて引抜加工性が低下するために上限値を2.0にするのが好ましい。
T値は延伸加工性と相関性のある値であるが、加工法または加工製品に応じて引抜(Drawing)加工性と延伸(Stretching)加工性のうちの1つまたは2種類の加工性がすべて重要であるので、延伸加工性を示すT値は重要な加工性指数であると言える。T=60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)で構成されるT値が35未満になると延伸加工性が大きく低下して一部マフラー素材として使用することが難しいので、T値を35以上にするのが好ましい。
自動車用マフラーが腐食される主要原因はマフラー内部の凝縮水に含まれた硫酸イオンが鋼板のFeイオンと反応をして発生する孔腐食である。さらに、凝縮水に含まれた硫酸イオンは鋼板の鉄イオンと反応してFeSOを生成させ、このようなFeSOは凝縮水によって再解離して硫酸イオンを再生性することによって持続的に腐食を起こす。
したがって、本発明の一実施例では添加された銅が硫酸イオンと反応してCuSを生成し、このようなCuSは鋼板の表面に生成されたFeSOによって硫酸イオンが再生成されることを抑制して鋼板が凝縮水によって腐蝕することを防止する。
そして、本発明の一実施例で添加されたコバルトはCuSをよく生成する触媒役割を果たす。
したがって、本発明の一実施例では添加された銅とコバルトが相互作用して凝縮水による腐食を急激に低下させる。
以上では本発明による自動車用マフラーを製造するための鋼板の成分元素について説明したが、このような組成範囲に加えてマフラーを加工するために必要な柔軟性を確保するために各実施例によって次のような加工性T値を有するのが好ましい。
T:0-280*C(%)-15*Si(%)-20*Mn(%)-12*Cu(%)
-10*Co(%)≧35−−−数式1
T:60-780*C(%)-15*Si(%)-20*Mn(%)-12*Cu(%)
-10*Co(%)-10*Ni≧35−−−数式2
T:60-780*C(%)-15*Si(%)-20*Mn(%)-12*Cu(%)
-10*Co(%)-8*Mo(%)≧35−−−数式3
T:60-780*C(%)-15*Si(%)-20*Mn(%)-12*Cu(%)
-10*Co(%)-8*Cr(%)≧35−−−数式4
T:60-780*C(%)-15*Si(%)-20*Mn(%)-12*Cu(%)
-10*Co(%)-10*Ni(%)-8*Mo(%)≧35−−−数式5
T:60-780*C(%)-15*Si(%)-20*Mn(%)-12*Cu(%)
-10*Co(%)-10*Ni(%)-8*Cr(%)≧35−−−数式6
T:60-780*C(%)-15*Si(%)-20*Mn(%)-12*Cu(%)
-10*Co(%)-8*Mo(%)-8*Cr(%)≧35−−−数式7
T:60-280*C(%)-15*Si(%)-20*Mn(%)-12*Cu(%)
-10*Co(%)-10*Ni(%)-8*Mo(%)-8*Cr(%)
≧35−−−数式8
このように本発明は前記数式1乃至8の範囲内に組成範囲を制御することによってケイ素とマンガン、銅、そしてコバルトの相互作用で凝縮水に対する耐食性を確保し、同時に炭素と基地金属(Fe)の相互作用で加工性を確保して好ましい自動車マフラー用鋼板を提供することができる。
以下、本発明の多様な実施例による自動車マフラー用鋼板を製造する方法を説明する。
まず、通常の製鋼工程によって質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%を基本組成にして各実施例で追加される成分をそれぞれ含み、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる鋼スラブを製造する。
製造された前記スラブを通常の条件で再加熱し、熱間圧延を実施する。この時、熱間圧延の仕上げ圧延を行う時、圧延温度をAr3変態温度以上の条件で行うのが好ましい。
熱間圧延の仕上げ圧延温度がAr3変態温度未満である場合には、圧延粒の生成で加工性が低下するだけでなく、柔軟性が大きく低下するためである。
そして、仕上げ圧延の後に熱間圧延されたコイルの巻取温度は600℃以上にするのが好ましい。熱間圧延されたコイルの巻取温度を600℃未満にする場合、鋼中にAlNが析出されなくて固溶窒素が鋼中に残存して鋼板の成形性を低下するおそれがあるためである。
以上のように製造された熱延鋼板を通常の冷間圧延機で冷間圧延する。
この時、冷間圧延は50〜90%の圧下率で行うのが好ましい。冷間圧下率が50%未満である場合には、焼鈍時に再結晶による核生成量が少ないため結晶粒が過剰に大きく成長して鋼板の強度及び成形性が低下するためである。
また、冷間圧下率が90%を超える場合に成形性は向上するが、核生成量が多すぎて焼鈍による再結晶粒が過剰に微細になって鋼板の柔軟性を低下させるおそれがあるためである。
以上のように冷間圧延された鋼板は連続焼鈍炉で連続焼鈍する。この時、連続焼鈍時の連続焼鈍温度は最終鋼板の材質を決める重要な役割を果たす。
したがって、本発明の一実施例では連続焼鈍を500〜900℃の温度範囲で行うのが好ましい。連続焼鈍の温度が500℃未満である場合には、再結晶が完了しなくて目標とする柔軟性値を確保することができない。そして、連続焼鈍の温度が900℃を超える場合には、再結晶粒が粗大化して鋼板の強度が低下する。
そして、連続焼鈍時の焼鈍時間は鋼板の厚さに応じて差があるが、焼鈍による再結晶が完了できる時間、例えば、約10秒以上維持し、好ましくは連続焼鈍時間を10秒〜30分の範囲にする。
以下、本発明の実施例をより具体的に説明する。
[第1実施例]
第1実施例では下記の表1に示されている化学組成を有するようにスラブを製造した。
Figure 2009513831
製造されたスラブは再加熱炉で1200℃で再加熱して熱間圧延機で熱間圧延を行い、900℃で仕上げ熱間圧延を実施した後、巻取機で650℃で巻き取って熱延鋼板を製造した。
製造された熱延鋼板を一部切断して10%の塩酸溶液で酸洗処理し、鋼板の表面に形成されている酸化スケール除去した。続いて酸化スケールが除去された鋼板を冷間圧延機で70%の冷間圧下率で冷間圧延した後、連続焼鈍炉に装入して連続焼鈍を実施した。
連続焼鈍炉に装入された鋼板は10℃/秒の速度で昇温して830℃で40秒間加熱した。
以上のような方法によって製造された鋼板に対して次のような方法で機械的特性を調査した。
まず、製造された鋼板の機械的特性を調査するためにASTM規格(ASTME−8standard)による標準試片を加工した。
加工された試片は引張試験器(INSTRON社、Model6025)を利用して降伏強度、引張強度、延伸率、焼成異方性指数(r値;r=(r+2r45+r90/4)及び時効指数(AI、Aging Index)を測定した。
そして、製造された鋼板の凝縮水に対する耐食性を次のように評価した。
まず、自動車のマフラー内に発生する凝縮水と類似の組成を有する凝縮水溶液を下記の表2のように製造した。
凝縮水溶液の組成(単位ppm)
Figure 2009513831
そして、製造された鋼板を40mm×40mm大きさに切断して凝縮水に対する耐食性試験用試片を製作した。
このように製作された試片を表2のような組成を有する凝縮水溶液に浸漬させた後、80℃に加熱して12時間維持した。このような凝縮水試験を1サイクルにして全10サイクルの実験を行った後、試片の厚さ減少率を測定して試片の凝縮水に対する耐食性評価を行った。
凝縮水に対する耐食性評価は図1と同様な2重湯を使用して実験をおおなった。図1に示されているように恒温槽10内に水を入れた後、加熱手段(図示せず)で加熱し、恒温槽10内に試験容器30を設置し、試験容器30内には表2のような凝縮水溶液40を適正量注入する。
このような状態で加熱手段で恒温槽を加熱しながら、1つの試片50は凝縮水溶液40内に完全に浸漬させ、また他の試片60は凝縮水溶液40に完全に浸漬させず試験容器30内で試片の一部分は凝縮水溶液40に浸漬させ、残りの部分は凝縮水溶液40外部に位置させる。このように他の試片を凝縮水溶液40の外部に位置させることは凝縮水溶液40が加熱されながら発生する蒸気によって試片60の耐食性を評価するためである。
以上のように第1実施例によって測定した鋼板の機械的特性と凝縮水に対する耐食性評価結果をの下表3に示した。
Figure 2009513831
表3から分かるように、第1実施例による実験例11乃至18を凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が全て660g/m以下に現れている。
これに反し、比較例11乃至13の場合には凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が800g/m以上に現れていることが分かる。特に、チタンが添加された比較例14の場合には、凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が1000g/mで非常に高く現れている。
また、比較例11と12の場合、腐蝕による厚さ減少率が実験例より非常に高く現れているが、これはCuまたはCoが単独で添加されてCu及びCoが耐食性に対する上昇效果を発揮しなかったためである。しかし、比較例11と12の場合、チタンが添加された比較例14よりは凝縮水に対する耐食性に優れていることが分かった。
一方、比較例13の場合、炭素の含量が第1実施例の組成範囲から外れて腐蝕による厚さ減少率が804g/mで実験例より低下し、延伸率も38%で実験例より非常に低く現れている。
以上の実験から分かるように、第1実施例による実験例の場合比較例より全体的に非常に低い腐蝕厚さ減少率を示していて、第1実施例による鋼板は耐食性が非常に優れていることが分かる。
また、機械的特性に対しても実験例の場合には比較例と同等であるか優れていることが分かる。
以上の実験は耐食性評価を全10サイクルにした実験結果について説明したが、本発明の実験例では実験時間を40サイクルに増加させた場合に対しても凝縮水に対する耐食性評価をした。
40サイクルで凝縮水耐食性を評価した試片は表1で実験例11と比較例14で示した組成を有する試片を使用した。
図2に現れた写真は実験例11に対する40サイクルで耐食性を評価した試片の表面写真であり、図3に現れた写真は比較例14に対する40サイクルで耐食性を評価した試片の表面写真である。
図2のaから分かるように試片を凝縮水溶液に完全に浸漬させた状態であっても試片上部一部分のみ腐食されており、図2のbのように凝縮水溶液に部分的に浸漬させた状態では試片本来の形態がそのまま維持されており、単に全体的に厚さが多少減少したことが分かる。
これに反し、比較例14に対する40サイクルで耐食性を評価した場合には、図3のaでのように凝縮水溶液に試片を完全に浸漬させた場合にその形態が確認できないほど完全に腐蝕されたことが分かり、図3のbのように凝縮水溶液に試片を部分的に浸漬させた場合にも試片の上部と下部が腐食されて大部分がなくなった状態になることが分かる。ここで、比較例14の試片上部が腐蝕によってなくなることは凝縮水溶液の蒸気によっても腐蝕が進められるためである。
[第2実施例]
第2実施例では下記の表4に示されている化学組成を有するようにスラブを製造した。
Figure 2009513831
第2実施例での熱延鋼板製造工程と焼鈍工程、そして機械的特性の評価する方法は第1実施例で提示した方法と同一である。
第2実施例で測定した鋼板の機械的特性と凝縮水に対する耐食性評価結果、そして各試片の加工性を示すT値を下表5に示した。
Figure 2009513831
表5から分かるように、第2実施例による実験結果は下記の通りである。実験例21乃至24を凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が全て622g/m以下に示されていることが分かる。
これに反し、比較例21乃至23の場合には凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が870g/m以上に現れていることが分かる。特に、チタンが添加された比較例24の場合には凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が1000g/mで非常に高く現れている。
また、比較例21と22の場合には腐蝕による厚さ減少率が実験例より非常に高く現れているが、これはCuまたはCoが単独で添加されてCu及びCoが耐食性に対する上昇效果を発揮しなかったためである。しかし、比較例21と22の場合、チタンが添加された比較例24よりは凝縮水に対する耐食性に優れていることが分かる。
一方、比較例23の場合には炭素の含量が第2実施例の組成範囲から外れて腐蝕による厚さ減少率が902g/mで実験例より低下し、延伸率も38%で実験例より非常に低く現れている。
以上の実験から分かるように、第2実施例による実験例の場合に比較例より全体的に非常に低い腐蝕厚さ減少率を示していて、第2実施例による鋼板は耐食性が非常に優れていることが分かる。
また、機械的特性に対しても実験例の場合に比較例と同等であるか優れていることが分かる。
そして、加工性を示すT値に対しても本実験例の場合に全て35以上を示していて、比較例とほとんど同様な柔軟性を確保するか優れていることが分かる。
[第3実施例]
第3実施例では下記の表6に示されている化学組成を有するようにスラブを製造した。
Figure 2009513831
第3実施例での熱延鋼板製造工程と焼鈍工程、そして物理的特性を評価する方法は第1実施例で提示した方法と同一である。
第3実施例で測定した鋼板の機械的特性と凝縮水に対する耐食性評価結果、そして各試片の加工性を示すT値を下表7に示した。
Figure 2009513831
表7から分かるように第3実施例による実験結果は下記の通りである。実験例31乃至34を凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が全て599g/m以下に現れていることが分かる。
これに反し、比較例31乃至33の場合には凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が810g/m以上に現れていることが分かる。特に、チタンが添加された比較例34の場合には凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が1000g/mで非常に高く現れている。
また、比較例31と32の場合に腐蝕による厚さ減少率が実験例より非常に高く現れているが、これはCuまたはCoが単独で添加されてCu及びCoが耐食性に対する上昇效果を発揮しなかったためである。しかし、比較例31と32の場合には、チタンが添加された比較例34よりは凝縮水に対する耐食性に優れていることが分かる。
一方、比較例33の場合に炭素の含量が第3実施例の組成範囲から外れて腐蝕による厚さ減少率が869g/mに実験例より低下し、T値も低くて延伸率が36%に実験例より非常に低く現れている。
以上の実験から分かるように、第3実施例による実験例の場合、比較例より全体的に非常に低い腐蝕厚さ減少率を示していて、第3実施例による鋼板は耐食性が非常に優れていることが分かる。
また、機械的特性に対しても実験例の場合に比較例と同等であるか優れていることが分かる。
そして、加工性を示すT値に対しても本実験例の場合には全て35以上を示していて、比較例とほとんど同様な柔軟性を確保するか優れていることが分かる。
[第4実施例]
第4実施例では下記の表8に示されている化学組成を有するようにスラブを製造した。
Figure 2009513831
第4実施例での熱延鋼板製造工程と焼鈍工程、そして物理的特性を評価する方法は第1実施例で提示した方法と同一である。
第4実施例で測定した鋼板の機械的特性と凝縮水に対する耐食性評価結果、そして各試片の加工性を示すT値を下表9に示した。
Figure 2009513831
表9で分かるように、第4実施例による実験例41乃至44を凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が全て545g/m以下に現れていることが分かる。
これに反し、比較例41乃至43の場合には凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が800g/m以上に現れていることが分かる。特に、チタンが添加された比較例44の場合には凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が1000g/mで非常に高く現れている。
また、比較例41と42の場合に腐蝕による厚さ減少率が実験例より非常に高く現れているが、これはCuまたはCoが単独で添加されてCu及びCoが耐食性に対する上昇效果を発揮しなかったためである。しかし、比較例41と42の場合にはチタンが添加された比較例44よりは凝縮水に対する耐食性に優れていることが分かる。
一方、比較例43の場合、炭素の含量が第4実施例の組成範囲から外れて腐蝕による厚さ減少率が804g/mで実験例より低下し、T値も低くて延伸率も37%に実験例より非常に低く現れている。
以上の実験から分かるように第4実施例による実験例の場合、比較例より全体的に非常に低い腐蝕厚さ減少率を示していて第4実施例による鋼板は耐食性が非常に優れていることが分かる。
また、機械的特性に対しても実験例の場合には比較例と同等であるか優れていることが分かる。
なお、加工性を示すT値に対しても本実験例の場合に全て35以上を示していて比較例とほとんど同様な柔軟性を確保したり優れていることが分かる。
[第5実施例]
第5実施例では下記の表10に示されている化学組成を有するようにスラブを製造した。
Figure 2009513831
第5実施例での熱延鋼板製造工程と焼鈍工程、そして物理的特性を評価する方法は第1実施例で提示した方法と同一である。
第5実施例で測定した鋼板の機械的特性と凝縮水に対する耐食性評価結果、そして各試片の加工性を示すT値を下記の表11に示した。
Figure 2009513831
表11で分かるように第5実施例による実験例51乃至54を凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が全て544g/m以下に現れていることが分かる。
これに反し、比較例51乃至53の場合には、凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が770g/m以上に現れていることが分かる。特に、チタンが添加された比較例54の場合には凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が1000g/mで非常に高く現れている。
また、比較例51と52の場合、腐蝕による厚さ減少率が実験例より非常に高く現れているが、これはCuまたはCoが単独で添加されてCu及びCoが耐食性に対する上昇效果を発揮しなかったためである。しかし、比較例51と52の場合、チタンが添加された比較例54よりは凝縮水に対する耐食性に優れていることが分かる。
一方、比較例53の場合、炭素の含量が第5実施例の組成範囲から外れて腐蝕による厚さ減少率が774g/mで実験例より低下し、T値が低くて延伸率も37%で実験例より非常に低く現れている。
以上の実験から分かるように、第5実施例による実験例の場合には比較例より全体的に非常に低い腐蝕厚さ減少率を示していて第5実施例による鋼板は耐食性が非常に優れていることが分かる。
また、機械的特性に対しても実験例の場合には比較例と同等であるか優れていることが分かる。
そして、加工性を示すT値に対しても本実験例の場合には全て35以上を示していて比較例とほとんど同様な柔軟性を確保したり優れていることが分かる。
[第6実施例]
第6実施例では下記の表12に示されている化学組成を有するようにスラブを製造した。
Figure 2009513831
第6実施例での熱延鋼板製造工程と焼鈍工程、そして物理的特性を評価する方法は第1実施例で提示した方法と同一である。
第6実施例で測定した鋼板の機械的特性と凝縮水に対する耐食性評価の結果、そして各試片の加工性を示すT値を下記の表13に示した。
Figure 2009513831
表13で分かるように、第6実施例による実験例61乃至64を凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が全て503g/m以下に現れていることが分かる。
これに反し、比較例61乃至63の場合には凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が780g/m以上に現れていることが分かる。特に、チタンが添加された比較例64の場合には凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が1000g/mで非常に高く現れている。
また、比較例61と62の場合、腐蝕による厚さ減少率が実験例より非常に高く現れているが、これはCuまたはCoが単独で添加されてCu及びCoが耐食性に対する上昇效果を発揮しなかったためである。しかし、比較例61と62の場合にはチタンが添加された比較例64よりは凝縮水に対する耐食性に優れていることが分かる。
一方、比較例63の場合、炭素の含量が第6実施例の組成範囲から外れて腐蝕による厚さ減少率が824g/mで実験例より低下し、延伸率も37%に実験例より非常に低く現れている。
以上の実験から分かるように、第6実施例による実験例の場合に比較例より全体的に非常に低い腐蝕厚さ減少率を示していて第6実施例による鋼板は耐食性が非常に優れていることが分かる。
また、機械的特性に対しても実験例の場合には比較例と同等であるか優れていることが分かる。
そして、加工性を示すT値に対しても本実験例の場合には全て35以上を示していて比較例とほとんど同様な柔軟性を確保したり優れていることが分かる。
[第7実施例]
第7実施例では下記の表14に示されている化学組成を有するようにスラブを製造した。
Figure 2009513831
第7実施例での熱延鋼板製造工程と焼鈍工程、そして物理的特性を評価する方法は第1実施例で提示した方法と同一である。
第7実施例で測定した鋼板の機械的特性と凝縮水に対する耐食性評価結果、そして各試片の加工性を示すT値を下記の表15に示した。
Figure 2009513831
表15から分かるように、第7実施例による実験例71乃至74を凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が全て500g/m以下に現れていることが分かる。
これに反し、比較例71乃至73の場合には凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が769g/m以上に現れていることが分かる。特に、チタンが添加された比較例74の場合には、凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が1000g/mで非常に高く現れている。
また、比較例71と72の場合、腐蝕による厚さ減少率が実験例より非常に高く現れているが、これはCuまたはCoが単独で添加されてCu及びCoが耐食性に対する上昇效果を発揮しなかったためである。しかし、比較例71と72の場合にはチタンが添加された比較例74よりは凝縮水に対する耐食性に優れていることが分かる。
一方、比較例73の場合、炭素の含量が第7実施例の組成範囲から外れて腐蝕による厚さ減少率が769g/mで実験例より低下し、T値が低くて延伸率も36%に実験例より非常に低く現れている。
以上の実験から分かるように、第7実施例による実験例の場合に比較例より全体的に非常に低い腐蝕厚さ減少率を示していて第7実施例による鋼板は耐食性が非常に優れていることが分かる。
また、機械的特性に対しても実験例の場合には比較例と同等であるか優れていることが分かる。
そして、加工性を示すT値に対しても本実験例の場合には全て35以上を示していて比較例とほとんど同様な柔軟性を確保したり優れていることが分かる。
[第8実施例]
第8実施例では下記の表16に示されている化学組成を有するようにスラブを製造した。
Figure 2009513831
第8実施例での熱延鋼板製造工程と焼鈍工程、そして物理的特性を評価する方法は第1実施例で提示した方法と同一である。
第8実施例で測定した鋼板の機械的特性と凝縮水に対する耐食性評価結果、そして各試片の加工性を示すT値を下記の表17に示した
Figure 2009513831
表17から分かるように、第8実施例による実験例81乃至84を凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が全て473g/m以下に現れていることが分かる。
これに反し、比較例81乃至83の場合には、凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が724g/m以上に現れていることが分かる。特に、チタンが添加された比較例84の場合には、凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が1000g/mで非常に高く現れている。
また、比較例81と82の場合、腐蝕による厚さ減少率が実験例より非常に高く現れているが、これはCuまたはCoが単独で添加されてCu及びCoが耐食性に対する上昇效果を発揮しなかったためである。しかし、比較例81と82の場合、チタンが添加された比較例84よりは凝縮水に対する耐食性に優れていることが分かる。
一方、比較例83の場合炭素の含量が第8実施例の組成範囲から外れて腐蝕による厚さ減少率が724g/mに実験例より低下し、T値も低くて延伸率も36%に実験例より非常に低く現れている。
以上の実験から分かるように、第8実施例による実験例の場合には比較例より全体的に非常に低い腐蝕厚さ減少率を示していて第8実施例による鋼板は耐食性が非常に優れていることが分かる。
また、機械的特性に対しても実験例の場合には比較例と同等であるか優れていることが分かる。
そして、加工性を示すT値に対しても本実験例の場合に全て35以上を示していて比較例とほとんど同様な柔軟性を確保したり優れていることが分かる。
[第9実施例]
第9実施例では下記の表18に示されている化学組成を有するようにスラブを製造した。
Figure 2009513831
第9実施例での熱延鋼板製造工程と焼鈍工程、そして物理的特性を評価する方法は第1実施例で提示した方法と同一である。
第9実施例で測定した鋼板の機械的特性と凝縮水に対する耐食性評価結果、そして各試片の加工性を示すT値を下記の表19に示した
Figure 2009513831
表19から分かるように、第9実施例による実験例91〜93は凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が全て635g/m以下に現れていることが分かる。
これに反し、比較例92と93の場合には、凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が850g/m以上に現れていることが分かる。特に、チタンが添加された比較例94の場合には、凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が1000g/mで非常に高く現れている。
また、比較例92と93の場合、腐蝕による厚さ減少率が実験例より非常に高く現れているが、これはCuまたはCoが単独で添加されてCu及びCoが耐食性に対する上昇效果を発揮しなかったためである。しかし、比較例92と93の場合には、チタンが添加された比較例94よりは凝縮水に対する耐食性に優れていることが分かる。
一方、比較例91の場合、炭素外成分は第9実施例の範囲に含まれて腐蝕による厚さ減少率が654g/mで良好であるが、炭素の含量が高く、Nbが添加されなくて焼成異方性指数は1.41で非常に低く、T値は29.8で延伸率も35%で実験例より非常に低くて引抜加工性及び延伸加工性が非常に劣等である。
以上の実験から分かるように、第9実施例による実験例の場合には比較例より全体的に非常に低い腐蝕厚さ減少率を示していて、加工性を示す焼成異方性指数及び延伸率が高くて耐食性はもちろん及び加工性も非常に優れていることが分かる。
また、機械的特性に対しても実験例の場合には比較例と同等であるか優れていることが分かる。
[第10実施例]
第10実施例では下記の表20に示されている化学組成を有するようにスラブを製造した。
Figure 2009513831
第10実施例での熱延鋼板製造工程と焼鈍工程、そして物理的特性を評価する方法は第1実施例で提示した方法と同一である。
第10実施例で測定した鋼板の機械的特性と凝縮水に対する耐食性評価結果、そして各試片の加工性を示すT値を下記の表21に示した
Figure 2009513831
表21から分かるように、第10実施例による実験例101〜103は凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が全て631g/m以下に現れていることが分かる。
これに反し、比較例102と103の場合には凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が900g/m以上に現れていることが分かる。特に、チタンが添加された比較例104の場合には、凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が1000g/mで非常に高く現れている。
また、比較例102と103の場合、腐蝕による厚さ減少率が実験例より非常に高く現れているが、これはCuまたはCoが単独で添加されてCu及びCoが耐食性に対する上昇效果を発揮しなかったためである。しかし、比較例102と103の場合、チタンが添加された比較例104よりは凝縮水に対する耐食性に優れていることが分かる。
一方、比較例101の場合、炭素とNb外成分は第10実施例の組成範囲から外れなくて腐蝕による厚さ減少率は612g/mに優れているが、炭素含量が高く、Nbが添加されなくて焼成異方性指数が1.39で非常に低く、延伸率も35%に低くて実験例より引抜加工性及び延伸加工性が大きく低い。
以上の実験から分かるように、第10実施例による実験例の場合、比較例より全体的に非常に低い腐蝕厚さ減少率を示していて、第10実施例による鋼板は耐食性が非常に優れていることが分かる。
また、機械的特性に対しても実験例の場合には比較例と同等であるか優れていることが分かる。
[第11実施例]
第11実施例では下記の表22に示されている化学組成を有するようにスラブを製造した。
Figure 2009513831
第11実施例での熱延鋼板製造工程と焼鈍工程、そして物理的特性を評価する方法は第1実施例で提示した方法と同一である。
第11実施例で測定した鋼板の機械的特性と凝縮水に対する耐食性評価結果、そして各試片の加工性を示すT値を下記の表23に示した
Figure 2009513831
表23から分かるように、第11実施例による実験例111〜113は凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が全て585g/m以下に現れていることが分かる。
これに反し、比較例112と113の場合には凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が825g/m以上に現れていることが分かる。特に、チタンが添加された比較例114の場合には、凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が1000g/mで非常に高く現れている。
また、比較例112と113の場合、腐蝕による厚さ減少率が実験例より非常に高く現れているが、これはCuまたはCoが単独で添加されてCu及びCoが耐食性に対する上昇效果を発揮しなかったためである。しかし、比較例112と113の場合、チタンが添加された比較例114よりは凝縮水に対する耐食性に優れていることが分かる。
一方、比較例111の場合、他の元素は第11実施例の組成に含まれていて腐蝕による厚さ減少率が584g/mで実験例と似ているが、炭素の含量が本発明の組成範囲から外れてNbが添加されなくて焼成異方性指数は1.32に非常に低く、T値も低くて延伸率が34%に実験例より引抜加工性及び延伸加工性が非常に低く現れている。
以上の実験から分かるように、第11実施例による実験例の場合、比較例より全体的に非常に低い腐蝕厚さ減少率を示していて、第11実施例による鋼板は耐食性が非常に優れていることが分かる。
また、機械的特性に対しても実験例の場合比較例と同等であるか優れていることが分かる。
[第12実施例]
第12実施例では下記の表24に示されている化学組成を有するようにスラブを製造した。
Figure 2009513831
第12実施例での熱延鋼板製造工程と焼鈍工程、そして物理的特性を評価する方法は第1実施例で提示した方法と同一である。
第12実施例で測定した鋼板の機械的特性と凝縮水に対する耐食性評価結果、そして各試片の加工性を示すT値を下記の表25に示した
Figure 2009513831
表25から分かるように、第12実施例による実験例121〜123は凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が全て545g/m以下に現れていることが分かる。
これに反し、比較例122と123の場合には凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が850g/m以上に現れていることが分かる。特に、チタンが添加された比較例124の場合には、凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が1000g/mで非常に高く現れている。
また、比較例122と123の場合、腐蝕による厚さ減少率が実験例より非常に高く現れているが、これはCuまたはCoが単独で添加されてCu及びCoが耐食性に対する上昇效果を発揮しなかったためである。しかし、比較例121と122の場合、チタンが添加された比較例124よりは凝縮水に対する耐食性に優れていることが分かる。
一方、比較例121の場合、他の元素は第12実施例の範囲に含まれて腐蝕による厚さ減少率が551g/mで優れているが、炭素の含量が第12実施例の組成範囲から外れてNbも添加されなくて焼成異方性指数は1.42、T値も低くて延伸率が34%に実験例に比べて引抜加工性及び延伸加工性が非常に低い。
以上の実験から分かるように、第12実施例による実験例の場合には比較例より全体的に非常に低い腐蝕厚さ減少率を示していて、第12実施例による鋼板は耐食性が非常に優れていることが分かる。
また、機械的特性に対しても実験例の場合には比較例と同等であるか優れていることが分かる。
[第13実施例]
第13実施例では下記の表26に示されている化学組成を有するようにスラブを製造した。
Figure 2009513831
第13実施例での熱延鋼板製造工程と焼鈍工程、そして物理的特性を評価する方法は第1実施例で提示した方法と同一である。
第13実施例で測定した鋼板の機械的特性と凝縮水に対する耐食性評価結果、そして各試片の加工性を示すT値を下記の表27に示した
Figure 2009513831
表27から分かるように、第13実施例による実験例131〜133は凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が全て545g/m以下に現れていることが分かる。
これに反し、比較例132と133の場合には、凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が820g/m以上に現れていることが分かる。特に、チタンが添加された比較例134の場合には、凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が1000g/mで非常に高く現れている。
また、比較例132と133の場合、腐蝕による厚さ減少率が実験例より非常に高く現れているが、これはCuまたはCoが単独で添加されてCu及びCoが耐食性に対する上昇效果を発揮しなかったためである。しかし、比較例132と133の場合には、チタンが添加された比較例134よりは凝縮水に対する耐食性に優れていることが分かる。
一方、比較例131の場合、他の元素は第13実施例の範囲に含まれて腐蝕による厚さ減少率が542g/mで優れているが、炭素の含量が本発明の組成範囲から外れてNbも添加されなくて焼成異方性指数は1.39、T値も低くて延伸率が34%に発明例に比べて引抜加工性及び延伸加工性が非常に低い。
以上の実験から分かるように、第13実施例による実験例の場合、比較例より全体的に非常に低い腐蝕厚さ減少率を示していて、第13実施例による鋼板は耐食性が非常に優れていることが分かる。
また、機械的特性に対しても実験例の場合比較例と同等であるか優れていることが分かる。
[第14実施例]
第14実施例では下記の表28に示されている化学組成を有するようにスラブを製造した。
Figure 2009513831
第14実施例での熱延鋼板製造工程と焼鈍工程、そして物理的特性を評価する方法は第1実施例で提示した方法と同一である。
第14実施例で測定した鋼板の機械的特性と凝縮水に対する耐食性評価結果、そして各試片の加工性を示すT値を下記の表29に示した
Figure 2009513831
表29から分かるように第14実施例による実験例141〜143は凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が全て529g/m以下に現れていることが分かる。
これに反し、比較例142と143の場合には凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が789g/m以上に現れていることが分かる。特に、チタンが添加された比較例144の場合には、凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が1000g/m2非常に高く現れている。
また、比較例142と143の場合、腐蝕による厚さ減少率が実験例より非常に高く現れているが、これはCuまたはCoが単独で添加されてCu及びCoが耐食性に対する上昇效果を発揮しなかったためである。しかし、比較例142と143の場合には、チタンが添加された比較例144よりは凝縮水に対する耐食性に優れていることが分かる。
一方、比較例141の場合、他の元素は第14実施例の範囲に含まれて腐蝕による厚さ減少率が505g/mで優れているが、炭素の含量が第14実施例の組成範囲から外れてNbも添加されなくて焼成異方性指数は1.39に非常に低く、T値も低くて延伸率が32%に実験例より低くて引抜加工性及び延伸加工性が非常に低い。
以上の実験から分かるように、第14実施例による実験例の場合、比較例より全体的に非常に低い腐蝕厚さ減少率を示していて、第14実施例による鋼板は耐食性が非常に優れていることが分かる。
また、機械的特性に対しても実験例の場合には比較例と同等であるか優れていることが分かる。
[第15実施例]
第15実施例では下記の表30に示されている化学組成を有するようにスラブを製造した。
Figure 2009513831
第15実施例での熱延鋼板製造工程と焼鈍工程、そして物理的特性を評価する方法は第1実施例で提示した方法と同一である。
第15実施例で測定した鋼板の機械的特性と凝縮水に対する耐食性評価結果、そして各試片の加工性を示すT値を下記の表31に示した
Figure 2009513831
表31から分かるように、第15実施例による実験例151〜153は凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が全て513g/m以下に現れていることが分かる。
これに反し、比較例152と153の場合には凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が817g/m以上に現れていることが分かる。特に、チタンが添加された比較例154の場合には、凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が1000g/mで非常に高く現れている。
また、比較例152と153の場合、腐蝕による厚さ減少率が実験例より非常に高く現れているが、これはCuまたはCoが単独で添加されてCu及びCoが耐食性に対する上昇效果を発揮しなかったためである。しかし、比較例152と153の場合には、チタンが添加された比較例154よりは凝縮水に対する耐食性に優れていることが分かる。
一方、比較例151の場合、他の元素は第15実施例の範囲に含まれて腐蝕による厚さ減少率が502g/mで優れているが、炭素の含量が第15実施例の組成範囲から外れてNbも添加されなくて焼成異方性指数は1.41で非常に低く、T値も低くて延伸率が33%に実験例より非常に低くて引抜加工性及び延伸加工性が非常に悪い。
以上の実験から分かるように、第15実施例による実験例の場合、比較例より全体的に非常に低い腐蝕厚さ減少率を示していて、第15実施例による鋼板は耐食性が非常に優れていることが分かる。
また、機械的特性に対しても実験例の場合には比較例と同等であるか優れていることが分かる。
[第16実施例]
第16実施例では下記の表32に示されている化学組成を有するようにスラブを製造した。
Figure 2009513831
第16実施例での熱延鋼板製造工程と焼鈍工程、そして物理的特性を評価する方法は第1実施例で提示した方法と同一である。
第16実施例で測定した鋼板の機械的特性と凝縮水に対する耐食性評価結果、そして各試片の加工性を示すT値を下記の表33に示した
Figure 2009513831
表31から分かるように、第16実施例による実験例161〜163は凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が全て473g/m以下に現れていることが分かる。
これに反し、比較例162と163の場合には、凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が802g/m以上で現れていることが分かる。特に、チタンが添加された比較例164の場合には、凝縮水に対する耐食性評価で腐蝕による厚さ減少率が1000g/mで非常に高く現れている。
また、比較例162と163の場合、腐蝕による厚さ減少率が実験例より非常に高く現れているが、これはCuまたはCoが単独で添加されてCu及びCoが耐食性に対する上昇效果を発揮しなかったためである。しかし、比較例162と163の場合には、チタンが添加された比較例164よりは凝縮水に対する耐食性に優れていることが分かる。
一方、比較例161の場合、他の元素は第16実施例の範囲に含まれて腐蝕による厚さ減少率が479g/mで優れているが、炭素の含量が第16実施例の組成範囲から外れてNbも添加されなくて焼成異方性指数は1.35で非常に低く、T値も低くて延伸率が33%で実験例より非常に低くて引抜加工性及び延伸加工性が非常に低い。
以上の実験から分かるように、第16実施例による実験例の場合、比較例より全体的に非常に低い腐蝕厚さ減少率を示していて、第16実施例による鋼板は耐食性が非常に優れていることが分かる。
また、機械的特性に対しても実験例の場合比較例と同等であるか優れていることが分かる。
以上のような結果は本発明による実施例の場合、機械的特性は比較例と同一であるか優れていることを維持しながら、耐食性は大きく改善されたことが分かる。
したがって、本願発明は特許請求の範囲と発明の詳細な説明の範囲内で多様に変形して実施することが可能であり、これも本発明の範囲に属することは当然である。
今まで本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明は以上のように製造されたマフラー用鋼板に限られることではなく、このような鋼板にアルミニウム系などのような耐食性合金をメッキすることが可能である。
本発明による自動車マフラー用鋼板はCrやNiなどのような高価の合金成分を添加しなくてもよいので、安価の自動車マフラー用鋼板を提供することができる効果ある。
また、本発明による自動車マフラー用鋼板は従来のマフラー用鋼板に比べて非常に優れた凝縮水に対する耐食性が確保できる効果ある。
また、本発明による自動車マフラー用鋼板は以上のように安価で製造することができ、さらに、高耐蝕特性を維持し、同時に加工性と高強度を確保できる優れた効果がある。
したがって、本発明による自動車マフラー用鋼板は以上のような物理化学的特性を持っているので、自動車マフラーに対して一層強化された長期間の保証要件を十分に充足する効果がある。
図1は本発明の一実施例による凝縮水溶液に対する耐食性実験のために使用する実験装置を示す概略図である。 図2a及び2bは本発明の一実施例による40サイクル後の試験片の表面腐食状態を示す写真である。 図3a及び3bは本発明の一実施例と比較するために使用した試片の40サイクル後の試験片表面腐食状態を示す写真である。

Claims (27)

  1. 質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%を含み、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる自動車マフラー用鋼板。
  2. 記鋼板が下記数式を満足することを特徴とする、請求項1に記載の自動車マフラー用鋼板。
    60−280*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)≧35
  3. 質量%でNi:0.2〜0.4%をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の自動車マフラー用鋼板。
  4. 前記鋼板が下記数式を満足することを特徴とする、請求項3に記載の自動車マフラー用鋼板。
    60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)−10*Ni(%)≧35
  5. 前記鋼板が質量%でMo:0.05〜0.2%をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の自動車マフラー用鋼板。
  6. 前記鋼板が下記数式を満足することを特徴とする、請求項5に記載の自動車マフラー用鋼板。
    60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)−8*Mo(%)≧35
  7. 前記鋼板が質量%でCr:0.1〜0.3%をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の自動車マフラー用鋼板。
  8. 前記鋼板が下記数式を満足することを特徴とする、請求項7に記載の自動車マフラー用鋼板。
    60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)−8*Cr(%)≧35
  9. 前記鋼板が質量%でNi:0.2〜0.4%及びMo:0.05〜0.2%をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の自動車マフラー用鋼板。
  10. 前記鋼板が下記数式を満足することを特徴とする、請求項9に記載の自動車マフラー用鋼板。
    60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)−10*Ni(%)−8*Mo(%)≧35
  11. 前記鋼板が質量%でNi:0.2〜0.4%及びCr:0.1〜0.3%をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の自動車マフラー用鋼板。
  12. 前記鋼板が下記数式を満足することを特徴とする、請求項11に記載の自動車マフラー用鋼板。
    60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)−10*Ni(%)−8*Cr(%)≧35
  13. 前記鋼板が質量%でMo:0.05〜0.2%及びCr:0.1〜0.3%をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の自動車マフラー用鋼板。
  14. 前記鋼板が下記数式を満足することを特徴とする、請求項13に記載の自動車マフラー用鋼板。
    60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)−8*Mo(%)−8*Cr(%)≧35
  15. 前記鋼板が質量%でNi:0.2〜0.4%をさらに含むことを特徴とする、請求項13に記載の自動車マフラー用鋼板。
  16. 前記鋼板が下記数式を満足することを特徴とする、請求項15に記載の自動車マフラー用鋼板。
    60−780*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)−10*Ni(%)−8*Mo(%)−8*Cr(%)≧35
  17. 前記鋼板が質量%でNb:0.005〜0.05%をさらに含み、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比は0.5〜2.0であることを特徴とする、請求項2に記載の自動車マフラー用鋼板。
  18. 前記鋼板がNb:0.005〜0.05%をさらに含み、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比は0.5〜2.0であることを特徴とする、請求項4に記載の自動車マフラー用鋼板。
  19. 前記鋼板がNb:0.005〜0.05%をさらに含み、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比は0.5〜2.0であることを特徴とする、請求項8に記載の自動車マフラー用鋼板。
  20. 前記鋼板がNb:0.005〜0.05%をさらに含み、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比は0.5〜2.0であることを特徴とする、請求項10に記載の自動車マフラー用鋼板。
  21. 前記鋼板がNb:0.005〜0.05%をさらに含み、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比は0.5〜2.0であることを特徴とする、請求項12に記載の自動車マフラー用鋼板。
  22. 前記鋼板がNb:0.005〜0.05%をさらに含み、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比は0.5〜2.0であることを特徴とする、請求項14に記載の自動車マフラー用鋼板。
  23. 前記鋼板がNb:0.005〜0.05%をさらに含み、Nb/C比=(Nb(%)/93)/(C(%)/12)で定義されるNb/C比は0.5〜2.0であることを特徴とする、請求項16に記載の自動車マフラー用鋼板。
  24. 質量%でC:0.01%以下、Si:0.1〜0.3%、Mn:0.3〜0.5%、P:0.015%以下、S:0.015%以下、Al:0.02〜0.05%、N:0.004%以下、Cu:0.2〜0.6%、Co:0.01〜0.04%を含み、残りFe及びその他の不可避の不純物からなる鋼スラブを製造する段階;
    前記スラブを再加熱し、仕上げ圧延を行う時に圧延温度をAr3変態温度以上の条件で熱間圧延して熱延鋼板を製造する段階;
    前記熱延鋼板を50〜90%の圧下率で冷間圧延して冷間圧延鋼板を製造する段階;及び
    前記冷間圧延鋼板を500〜900℃の温度範囲で連続焼鈍する段階を含む自動車マフラー用鋼板の製造方法。
  25. 前記鋼板が下記数式を満足することを特徴とする、請求項24に記載の自動車マフラー用鋼板の製造方法。
    60−280*C(%)−15*Si(%)−20*Mn(%)−12*Cu(%)−10*Co(%)≧35
  26. 前記熱延鋼板製造段階で熱間圧延された鋼板を600℃以上の巻取温度で巻き取ることを特徴とする、請求項25に記載の自動車マフラー用鋼板の製造方法。
  27. 前記連続焼鈍段階で前記連続焼鈍は10秒乃至30分間行われることを特徴とする、請求項26に記載の自動車マフラー用鋼板の製造方法。
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