JP2009513143A5

JP2009513143A5 -

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Publication number: JP2009513143A5
Application number: JP2008538095A
Authority: JP
Filing date: 2006-10-27
Publication date: 2009-08-13
Anticipated expiration: 2026-10-27

Claims

(a) 外因性TGFβスーパーファミリー増殖因子の存在下で多能性ヒト細胞を培養するステップ、
(b) ステップ（a）により得られた細胞を、外因性ＦＧＦ−ファミリー増殖因子の存在下で培養するステップ、及び
(c) ステップ（b）により得られた細胞をレチノイドの存在下培養し、多能性ＰＤＸ１−陽性内胚葉細胞を産生するステップ、
を含む、ＰＤＸ１陽性内胚葉細胞を産生する方法。
前記ＴＧＦβスーパーファミリー増殖因子がアクチビンＡを含む、請求項１に記載の方法。
前記ＦＧＦ−ファミリー増殖因子がＦＧＦ−７を含む、請求項１又は請求項２に記載の方法。
前記レチノイドがレチノイン酸（ＲＡ）である、請求項１〜３の何れか1項に記載の方法。
ＲＡが０．０１μMから約５０μMの範囲の濃度で供給される、請求項４に記載の方法。
ＲＡが０．１μMから約１０μMの範囲の濃度で供給される、請求項４に記載の方法。
外因性ＴＧＦβスーパーファミリー増殖因子が、ステップ（b）に先立ち、取り除かれる、請求項１〜６の何れか１項に記載の方法。
前記細胞集団の少なくとも２５％がＰＤＸ１を発現する、請求項１〜７の何れか１項に記載の方法。
前記ＰＤＸ１陽性内胚葉細胞中において定量的ポリメラーゼ連鎖反応により検出されたとき、ＰＤＸ１の発現が、アルファ−フェトプロテイン（ＡＦＰ）、ＳＯＸ７、ＳＯＸ１、ＺＩＣ１および、ＮＦＭから成る群から選択されるマーカーの発現より大きい、前記請求
項１〜８の何れか１項に記載の方法。
ＰＤＸ１の発現が免疫細胞化学により検知される、請求項１〜９の何れか１項に記載の方法。
ヒト細胞を含むin vitroの細胞培養物であって、
前記ヒト細胞の少なくとも１０％が
ＨＮＦ６、ＳＯＸ９及びＰＲＯＸ１から成る群から選択される1種のマーカーを発現し、膵臓−十二指腸ホメオボックス因子−１（ＰＤＸ１）タンパクを発現する、内胚葉細胞である細胞培養物。
前記ヒト細胞の少なくとも２５％がＨＮＦ６、ＳＯＸ９及びＰＲＯＸ１から成る群から選択される1種のマーカーを発現し、膵臓−十二指腸ホメオボックス因子−１（ＰＤＸ１）タンパクを発現する内胚葉細胞である、請求項１１に記載の細胞培養物。
前記内胚葉細胞がＨＮＦ６、ＳＯＸ９及びＰＲＯＸ１マーカーを発現する、請求項１１又は請求項１２に記載の細胞培養物。
前記内胚葉細胞が実質的にＮＫＸ６．１を発現しない、請求項１１〜１３の何れか１項に記載の細胞培養物。
更にレチノイドを含む、請求項１１〜１４の何れか1項に記載の細胞培養物。
前記レチノイドがレチノイン酸（ＲＡ）を含む請求項１５に記載の細胞培養物。
前記ヒト細胞が非組み換え体である請求項１１〜１６の何れか1項に記載の細胞培養物。
前記細胞培養物が臓側内胚葉細胞、壁側内胚葉細胞、及び神経細胞からなる群から選択される細胞を実質的に含まない、請求項１１〜１７の何れか1項に記載の細胞培養物。
前記内胚葉細胞が前腸から派生した細胞に分化する能力を更に持つ多能性細胞である請求項１１〜１８の何れか１項に記載の細胞培養物。
ヒト細胞を含むin vitroでの細胞培養物であって、前記ヒト細胞の少なくとも１０％が、ＳＯＸ１７、ＨＮＦ１β、およびＦＯＸＡ１からなる群から選択されるマーカーを発現する、ＰＤＸ１−陰性前腸内胚葉細胞である細胞培養物。
前記ヒト細胞の少なくとも２５％が、ＳＯＸ１７、ＨＮＦ１βおよびＦＯＸＡ１からなる群から選択されるマーカーを発現する、ＰＤＸ１陰性前腸内胚葉細胞である請求項２０に記載の細胞培養物。
前記ＰＤＸ１陰性前腸内胚葉細胞がＳＯＸ１７、ＨＮＦ１β、およびＦＯＸＡ１マーカーを発現する、請求項２０又は２１に記載の細胞培養物。
前記ＰＤＸ１陰性前腸内胚葉細胞が実質的にＣＥＲを発現しない、請求項２０〜２２の何れか１項に記載の細胞培養物。
更にＦＧＦファミリー増殖因子を含む請求項２０〜２３の何れか1項に記載の細胞培養物。
前記ＦＧＦファミリー増殖因子がＦＧＦ−７を含む、請求項２４に記載の細胞培養物。
前記ヒト細胞が非組み換え体である請求項２０〜２５の何れか1項に記載の細胞培養物。
前記細胞培養物が実質的に、壁側内胚葉細胞、臓側内胚葉細胞、神経細胞からなる群から選択される細胞を含まない、請求項２０〜２６の何れか1項に記載の細胞培養物。
前記ＰＤＸ１陰性前腸内胚葉細胞が、前腸から派生した細胞に分化する能力を更に持つ多能性細胞である、請求項２０〜２７の何れか１項に記載の細胞培養物。