JP2009500022A5

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Publication number: JP2009500022A5
Application number: JP2008519655A
Authority: JP
Filing date: 2006-06-30
Publication date: 2009-09-03
Anticipated expiration: 2026-06-30

Claims

a) 飽和脂肪とLC-PUFAを少なくとも1種含む微生物油とを含む油と、少なくとも1種の乳化剤を混合して、混合物を形成する段階；および
b) 混合物を凝固させ固形脂肪組成物を形成する段階
を含む、固形脂肪組成物を製造する方法。
油が約5重量％〜約70重量％のLC-PUFAおよび約20重量％〜約60重量％の飽和脂肪を含む、請求項1記載の方法。
油を混合段階の前に加熱する、請求項2記載の方法。
油を少なくとも約40℃まで加熱する、請求項2記載の方法。
乳化剤を少なくとも約40℃まで加熱する、請求項1記載の方法。
混合段階が混合物を撹拌する段階を含む、請求項1記載の方法。
混合物を凝固させる段階が混合物を冷却する段階を含む、請求項1記載の方法。
凝固段階が冷却段階中に混合物を混合する段階をさらに含む、請求項7記載の方法。
混合物を約1℃/分〜約20℃/分の速度で冷却する、請求項7記載の方法。
凝固段階が混合物中に窒素を導入する段階を含む、請求項1記載の方法。
微生物油が脱ろうされていない、請求項1記載の方法。
LC-PUFAを含む脱ろうされていない微生物油と乳化剤の混合物であって、室温で固体組成物である混合物を含む固形脂肪組成物。
油が飽和脂肪を含む、請求項12記載の固形脂肪組成物。
油を水素化しない、請求項1記載の方法または請求項12記載の固形脂肪組成物。
微生物油が、ヤブレツボカビ属の微生物、シゾキトリウム属の微生物、アルソルニア属の微生物、アプラノキトリウム属の微生物、ジャポノキトリウム属の微生物、エリナ属の微生物、クリプテコディニウム属の微生物、およびそれらの混合物からなる群より選択される微生物に由来する、請求項1記載の方法または請求項12記載の固形脂肪組成物。
油が少なくとも約50重量パーセントのドコサヘキサエン酸を含む、請求項1記載の方法または請求項12記載の固形脂肪組成物。
LC-PUFAが、ドコサペンタエン酸、アラキドン酸、およびエイコサペンタエン酸からなる群より選択される酸を含む、請求項1記載の方法または請求項12記載の固形脂肪組成物。
固形脂肪組成物が均一な構造を有する、請求項1記載の方法または請求項12記載の固形脂肪組成物。
乳化剤が、モノグリセリド、ジグリセリド、モノ/ジグリセリドの組み合わせ、レシチン、乳酸(lactylated)モノ-ジグリセリド、ポリグリセロールエステル、ショ糖脂肪酸エステル、ステロイル乳酸ナトリウム、ステロイル乳酸カルシウム、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項1記載の方法または請求項12記載の固形脂肪組成物。
乳化剤が約0.01重量パーセント〜約2.0重量パーセントの量で存在する、請求項1記載の方法または請求項12記載の固形脂肪組成物。
乳化剤が約0.05重量パーセント〜約0.2重量パーセントの量で存在する、請求項1記載の方法または請求項12記載の固形脂肪組成物。
固形脂肪組成物が少なくとも約20℃の融解温度を有する、請求項1記載の方法または請求項12記載の固形脂肪組成物。
固形脂肪組成物が少なくとも約35℃の融解温度を有する、請求項1記載の方法または請求項12記載の固形脂肪組成物。
固形脂肪組成物が結晶を含む、請求項1記載の方法または請求項12記載の固形脂肪組成物。
結晶がβ-プライム結晶を含む、請求項24記載の方法または組成物。
固形脂肪組成物中の脂肪および/または油の少なくとも約80重量％がβ-プライム結晶型である、請求項25記載の方法または組成物。
少なくとも1つの付加的な成分の混合物への添加をさらに含み、付加的な成分が、抗酸化剤、香味料、香味増強剤、甘味料、色素、ビタミン、ミネラル、プレバイオティクス化合物、プロバイオティクス化合物、治療用成分、薬効成分、機能性食品成分、加工成分、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項1記載の方法または請求項12記載の固形脂肪組成物。
水溶性液体を約1重量％〜約10重量％の量で添加する、請求項27記載の方法または組成物。
アスコルビン酸またはアスコルビン酸の塩を約0.5重量％〜約5重量％の量で添加する、請求項27記載の方法または組成物。
抗酸化剤が、パルミチン酸アスコルビル、トコフェロール、クエン酸、アスコルビン酸、第3ブチルヒドロキノン、ローズマリー抽出物、レシチン、およびこれらの混合物からなる群より選択される、請求項27記載の方法または組成物。
固形脂肪組成物が少なくとも約20のOSI値を有する、請求項1記載の方法または請求項12記載の固形脂肪組成物。
固形脂肪組成物が少なくとも約60のOSI値を有する、請求項1記載の方法または請求項12記載の固形脂肪組成物。
固形脂肪組成物が、食品、栄養製品、および薬学的製品からなる群より選択される、請求項1記載の方法または請求項12記載の固形脂肪組成物。
固形脂肪組成物を、食品、栄養製品、および薬学的製品からなる群より選択される製品に添加する段階をさらに含む、請求項1記載の方法または請求項12記載の固形脂肪組成物。
a) 約5重量％〜約70重量％のLC-PUFAおよび約20重量％〜約60重量％の飽和脂肪を含む脱ろうされていない微生物油；ならびに
b) 約0.01重量％〜約2.0重量％の乳化剤
を含む脂肪組成物であって、約10重量％未満の水を含み、かつ室温で固体組成物である、脂肪組成物。
a) 微生物バイオマスから、少なくとも1種のLC-PUFAおよび少なくとも油含有画分に視覚的に影響するのに十分である飽和脂肪酸を含む油含有画分を抽出する段階；ならびに
b) LC-PUFAを少なくとも1種含む油産物を産生するために真空蒸発により油含有画分を処理する段階
を含む、摂取用に用いられる油産物であって、脱ろう段階に供していない油産物を調製する方法。
微生物粗製油を油産物と固形脂肪産物に分画する段階を含み、固形脂肪産物が少なくとも約20重量％のLC PUFA含量を有する、LC PUFA含有液体油画分およびLC PUFA含有固形脂肪産物を生成する方法。