JP2009298249A - 洗車機 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両搬送装置に搬送される車両に対する洗車機本体の制御を簡素にできる洗車機を提供することを目的とする。
【解決手段】床面据置型の洗車機本体1と、ローラ13にて車両2の前後輪2a,2bを押圧して搬送するコンベヤ10を備えた洗車機であって、ローラ13が潜り込み停止された車両2を検知する車載検知板53を設け、車載検知板53により車両2が検知されると、予め検知された車両2の車形に基づいて車両2に作用する洗車動作を中断し、車載検知板53に車両2が検知されなくなると、前記車両2に作用する洗車動作を再開する。よって車両2が停止されているにもかかわらず、車両2の車形に基づいて洗車装置の制御が続行されることを回避でき、多様な手順を要する制御を行うことなく、洗車装置と車両2との接触を防止でき、コンベヤ10に搬送される車両2に対する洗車機本体1の制御を簡素にできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗車対象の車両を車両搬送手段で搬送しながら連続洗車する洗車機に関するものである。
従来の上記洗車機の一例が、特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載の洗車機は、洗剤等を噴霧する複数の散水ノズル、洗車対象の車両の車形に合わせて出退されて車両をブラッシングする複数のブラシ、および車両の車形に合わせて出退され、エアを噴射して車両を乾燥する複数の乾燥ノズルからなる洗車装置を有する洗車機本体と、前方から洗車機本体を貫通し、後方に車両を搬送するプッシュ式車両搬送装置(以下、車両搬送装置と略称する。)を備えた洗車機であり、車両搬送装置は、車両搬送装置の前後に設けられたスプロケットと、このスプロケットに設けられた一対の無端状のチェーンと、このチェーンの間に前後方向の適宜の間隔にて配設された複数のローラと、一方のスプロケットの同軸上に、出力軸を介して連結され、チェーンを回動する駆動ユニットを有している。
上記車両搬送装置の駆動ユニットが駆動されると、チェーンの回動に伴いローラが洗車機本体の前方から後方に移動され、車両搬送装置へ乗り入れられた車両の前輪が前記ローラに押圧されることにより、車両が車両搬送装置の始端から終端へと搬送される。
また車両搬送装置の駆動ユニットの出力軸には出力軸の単位角度回転毎にパルスを出力するロータリーエンコーダが設けられ、洗車機本体の入口付近の車両搬送装置乗り入れ口には、乗り入れられた車両の前後輪を順に検出する車両検出器が設けられ、洗車機本体入口側のスプロケット付近には、移動するローラを検出するローラ検出器が設けられている。
また洗車機本体の後部には、洗車の最終工程である車両の乾燥を行う複数のノズルが配設されている。例えば、昇降自在に設けられ、エアを噴射して車両の上部を乾燥する乾燥ノズルが備えられている。また洗車機本体の前部の車両入口付近には、左右一対の投光器および受光器が上下に複数配設され、上記車両搬送装置に搬送される車両の車高を検出する光電スイッチが形成されている。
さらに洗車機本体には、ロータリーエンコーダの出力に基づいて検知される車両搬送装置の搬送速度に基づいて、ローラ検出器の出力より検知されたローラが、駆動状態の車両搬送装置のどこに位置するかを判断し、また前記車両検出器の出力により車両の後輪を検知したとき、車両の前輪を押圧するローラの位置を確認することで、車両の前後輪間の距離(ホイールベース)を算出し、また前記車両搬送装置の搬送速度および前記光電スイッチに検出される車両の車高から、車両搬送装置に搬送される車両の車形を判断し、この車形と車両搬送装置の搬送速度に基づいて洗車装置を制御し、車両搬送装置に搬送される車両の洗車を行う制御装置が備えられている。
上述したように、車両搬送装置に搬送されて洗車される車両は、前輪がローラに押圧されローラの移動とともに搬送される。この車両が車両搬送装置の終端(洗車機本体の後部)まで搬送されると、車両の前輪を押圧していたローラが床面に潜り込むため、次のローラが車両の後輪を押圧するまでの間停止される。このとき実際の車両は停止されているにもかかわらず、車両を洗車する洗車装置の制御は、制御装置が車両搬送装置の搬送速度に基づいて洗車装置を制御していることにより、実際の車両と制御上の車両では、実際の車両が停止している間の車両搬送装置の搬送速度の距離だけ、制御上の車両が後方へとずれが生じてしまう。このずれが生じた状態のままで洗車装置の制御を行い車両の洗車を継続すると、例えば前記乾燥ノズルは、車両の車高に沿って昇降させながら車両に近接させてエアを噴射するノズルであるため、乾燥ノズルを制御上の車両の天井位置から後部ウインドウに沿って下降させると、実際の車両とはずれが生じているため、乾燥ノズルと車両の天井とが接触してしまう。
そのため制御装置は、車両の前輪を押圧するローラが終端に達すると、次のローラが車両の後輪を押圧するとき、洗車機の設計時に予め設定されている各ローラ間の距離から、前記算出した車両の前後輪間の距離を減算して補正値を求め、制御上の車両の搬送距離から補正値を減算する修正を行い、前輪のローラ位置を基準とした車形を、後輪を押圧するローラ位置を基準に補正し、制御上の車両の位置と実際の車両の位置を同調させてから、乾燥装置の昇降を制御し、車両と乾燥装置が接触することなく、車両の洗車が実施されている。
特開平10−236284号公報
しかしながら、上記乾燥ノズルの制御には、制御上の車両の位置と実際の車両の位置を同調させるために、ロータリーエンコーダとローラ検出器と車両検出器の出力より車両搬送装置の搬送速度を求めてローラの位置を判断し、また車両の前後輪間の距離を算出し、予め設定されたローラ間の距離から車両の前後輪間の距離を減算して補正値を算出し、さらに次のローラが停止された車両の後輪を押圧するタイミングを算出して、次のローラが停止された車両の後輪を押圧するとき、制御上の車両の搬送距離から補正値を減算する修正を行って、制御上の車両の位置と実際の車両の位置を同調させ、車両に作用する洗車装置の制御が行われている。よって従来構成において乾燥ノズルの制御は、多様な検出器に検出される値とその値に基づく複数回の算出手順を要する複雑な制御となっている。
また上述した洗車機にて車両の洗車を実施する際に、洗車機本体の後方には、洗車機本体より搬出された車両の洗車状態を点検する作業員が置かれる場合がある。この作業員は、車両に洗車残し(特に水滴残り)があるかを点検し、車両に洗車残しがあると、車両の拭き仕上げを実施している。このとき作業員が、車両搬送装置終端に乗り込んで、点検作業および拭き仕上げ作業を実施すると、例えば車両搬送装置のローラが潜り込む穴に誤って足をとられる恐れがあった。
そこで、本発明は、車両搬送装置に搬送される車両に対する洗車機本体の制御を簡素にでき、さらに作業員の安全性を改善できる洗車機を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の発明は、洗車対象の車両の車形に合わせて出退されて車両をブラッシングするブラシ装置、前記車両の車形に合わせて出退して車両を乾燥する乾燥装置、洗車に使用される洗剤等を噴霧するスプレー装置からなる洗車装置を有する床面据置型の洗車機本体と、
前記洗車機本体の前後方向に沿って回動される一対の無端回動体、前記無端回動体の間で前記車両の前後輪が搬送される搬送面を形成する搬送板、および前記無端回動体の間に、前後に予め設定された間隔を設けられ、前記搬送面上で前記車両の少なくとも一方の前後輪を押圧する複数のローラを有し、前方から前記洗車機本体を貫通して後方まで達する車両搬送装置とを備え、前記車両搬送装置により前記車両を搬送しながら、前記洗車機本体の洗車装置により前記車両を洗車する洗車機であって、
前記車両搬送装置の終端部にて、前記ローラが前記搬送面から下方へ潜り込むことにより停止された車両を検知する車載検知手段を設け、前記車載検知手段にて前記車両が検知されると、前記車両に作用する洗車装置による洗車動作を停止し、前記車載検知手段に前記車両が検知されなくなると、前記車両に作用する洗車装置による洗車動作を再開することを特徴とするものである。
上記構成によれば、車載検知手段にて車両が検知されると、前記車両に作用する洗車装置による洗車動作が中断され、前記車載検知手段に前記車両が検知されなくなると、前記車両に作用する洗車装置による洗車動作が再開されることにより、洗車機本体の後部で一旦停止される車両の車形に合わせて洗車装置の制御が行われ、上記従来構成における洗車装置の制御のように多様な手順を要する(複雑な)制御を行うことなく、洗車装置と車両との接触が防止され、車両搬送装置に搬送される車両に対する洗車装置の制御が簡素にされる。
また本発明の請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明であって、前記車載検知手段は、前記車両搬送装置の終端部から後方へ連設され、前記ローラが床面に潜り込むことにより停止された前記車両の前輪、または後輪を検出する車載検知板を備えたことを特徴とするものである。
上記構成によれば、ローラに前輪が押圧されて搬送された車両が、前記ローラが床面に潜り込むことにより車両搬送装置の終端部で停止されると同時に、車両の前輪が車載検知板を踏み込み、前記車両に作用する洗車装置の洗車動作が停止される。また前記車両の後輪が次のローラにより押圧され、車載検知板から前記車両の前輪が離れると、前記車両に作用する洗車装置による洗車動作が再開される。よって洗車機本体の後部で一旦停止される車両の車形に合わせて洗車装置の制御が行われ、洗車装置と車両との接触が防止され、車両搬送装置に搬送される車両に対する洗車機本体の制御が簡素にされる。
また本発明の請求項3に記載の発明は、上記請求項2に記載の発明であって、前記車両搬送装置の終端部に前記車両の有無を検知する車両検知手段を設け、前記車両検知手段により前記車両が検知されず、前記車載検知板が作動されると、前記洗車装置および前記車両搬送装置を緊急停止することを特徴とするものである。
上記構成によれば、車両検知手段により車両が検知されず、車載検知板が作動されることにより、車両搬送装置の終端部に車両搬送装置の後方より進入した物や人があると判断され、洗車装置および車両搬送装置が緊急停止される。よって例えば洗車機本体の後方の作業員が車両搬送装置内に進入した場合に、あるいは異物が車両搬送装置内に投入された場合に、洗車装置および車両搬送装置が緊急停止され、作業員がローラの潜り込む穴に、誤って足をとられることがなく、または異物がローラに挟まることがなく、作業者の安全性が改善されるとともに、ローラに異物が挟み込まれて車両搬送装置が破損する恐れが解消される。
また本発明の請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明であって、前記車両が、前記車載検知手段に予め設定された時間より長く検知され続けると、前記洗車装置および前記車両搬送装置を緊急停止することを特徴とするものである。
上記構成によれば、車両が車載検知手段に予め設定された時間より長く検知されると、前記車両が洗車機より退出されないことが判断され、洗車装置および車両搬送装置が緊急停止される。よって前記車両に追従して前記車両搬送装置に搬送されながら洗車される車両が、前記トラブルにより退出されない車両に追突することが防止される。
本発明の洗車機によれば、車載検知手段にて車両が検知されると、前記車両に作用する洗車装置による洗車動作が中断され、前記車載検知手段に前記車両が検知されなくなると、前記車両に作用する洗車装置による洗車動作が再開されることにより、洗車機本体の後部で一旦停止される車両の車形に合わせて洗車装置の制御が行われ、従来構成における洗車装置の制御のように多様な手順を要する(複雑な)制御を行うことなく、洗車装置と車両との接触を防止でき、車両搬送装置に搬送される車両に対する洗車装置の制御を簡素にできる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1,図2に示すように、1は、洗車対象の車両2の車形に合わせて出退されて車両2をブラッシングするブラシ装置3(図5)、車両2の車形に合わせて出退されて車両2を乾燥する乾燥装置4(図5)、洗車に使用される洗剤等を噴霧するスプレー装置5(図5)からなる洗車装置6(図6)を有する床面F据置型の洗車機本体である。また10は,洗車機本体1の前後方向Xに沿って回動される一対のチェーン(無端回動体の一例)11、チェーン11の間で車両2の前後輪2a,2bが搬送される搬送面を形成する搬送板12、およびチェーン11の間に、前後に予め設定された間隔Lが設けられ、搬送面上で車両2の少なくとも一方の前後輪2a,2bを押圧する複数のローラ13a,13b,13c…を有し、前方から洗車機本体1を貫通して後方まで達するプッシュ式コンベヤ(車両搬送装置の一例,以下、単にコンベヤと略称する。)である。本発明の洗車機は、コンベヤ10により車両2を搬送しながら、洗車機本体1の洗車装置6により車両2を洗車するものである。
上記洗車機本体1には、ブラシ装置3およびスプレー装置5が混在して配置される洗浄部15と、乾燥装置4が配置される乾燥部16とが前方より順に形成されている。ここでコンベヤ10による車両2の搬送方向を前後方向Xとし、特にコンベヤ10の始端側を前方、終端側を後方とする。また前後方向Xと直角な水平方向を左右方向Yとする。
上記洗浄部15は、図1に示すように、車両2に高圧水を噴射するサイドスプレーノズル20ならびにチルトスプレーノズル21と、車両2に洗剤を噴射する洗剤アーチ22と、車両2の両側面下部および前後輪2a,2bの側面を洗浄する出退自在な左右一対のロッカーブラシ23と、車両2の上面を洗浄する昇降自在な第1洗浄用トップブラシ24ならびに第2洗浄用トップブラシ25と、車両2に洗浄水を噴射するファイナルリンスアーチ(洗浄水アーチ)26と、車両2の前面および後面を洗浄する出退自在でかつ前後動自在な左右一対の第1洗浄用サイドブラシ27と、車両2の両側面を洗浄する出退自在な左右一対の第2洗浄用サイドブラシ28と、車両2にフッソコート剤を噴射する撥水コートアーチ29と、車両2に液体ワックスを噴射(噴霧)するワックスアーチ30とが、洗車機本体1の前部よりこの順で配設されて形成されている。
なお、左右一対のロッカーブラシ23と、第1洗浄用トップブラシ24ならびに第2洗浄用トップブラシ25と、左右一対の第1洗浄用サイドブラシ27と、左右一対の第2洗浄用サイドブラシ28から上記ブラシ装置3が構成され、サイドスプレーノズル20と、チルトスプレーノズル21と、洗剤アーチ22と、ファイナルリンスアーチ26と、撥水コートアーチ29およびワックスアーチ30から上記スプレー装置5が構成されている。
上記左右一対のロッカーブラシ23は、左右揺動自在なアーム23Aの遊端に設けられ、揺動装置(図示せず。)によってアーム23Aを揺動させることで左右方向Y(車幅方向)に出退動自在に構成されている。また第1洗浄用トップブラシ24と第2洗浄用トップブラシ25は、左右に設けられたレール(図示せず。)に案内されて垂直状に昇降自在に設けられ、昇降動装置(図示せず。)によって、車両2の車高の変化に追従できるように昇降動自在に構成されている。また第1洗浄用サイドブラシ27は、洗車機本体1の上部に設けられた左右方向Yのレール27Aに支持案内されて左右方向Yに出退動(開閉動)自在に設けられ、出退動装置(図示せず。)によって出退動させることで、車両2の前面と後面の洗浄を行うとともに、移動装置(図示せず。)によってレール27Aを前後方向Xに移動させることで、コンベヤ2による車両2の搬送に追従移動可能に構成されている。また第2洗浄用サイドブラシ28は、左右方向Yに揺動自在なアーム28Aの遊端に設けられ、揺動装置(図示せず。)によりアーム28Aを揺動させて左右方向Yに出退動させることで、車両2の側面の洗浄を行うように構成されている。
前記乾燥部16は、図1に示すように、車両2の上面にエアを噴射する昇降自在な第1トップノズル35と、車両2の両側面にエアを噴射する出退自在な左右一対の第1サイドノズル36と、車両2の上面にエアを噴射する昇降自在な第2トップノズル37と、車両2の両側面にエアを噴射する出退自在な左右一対の第2サイドノズル38と、車両2の両側面(表面)に付着した水滴を払拭する出退自在な左右一対の乾燥用サイドブラシ39と、車両2の上面(表面)に付着した水滴を払拭する昇降自在な乾燥用トップブラシ40とが、洗車機本体1の洗浄部15の後端よりこの順で配設されて形成されている。
なお、第1トップノズル35と、左右一対の第1サイドノズル36と、第2トップノズル37と、左右一対の第2サイドノズル38と、左右一対の乾燥用サイドブラシ39と、乾燥用トップブラシ40から乾燥装置4が構成されている。
上記第1トップノズル35と第2トップノズル37は、昇降動装置(図示せず。)によって、車両2の車形に沿って昇降動自在に構成されている。また乾燥用サイドブラシ39は、左右方向Yに揺動自在なアーム39Aの遊端に設けられ、揺動装置(図示せず)によってアーム39Aを揺動させることで左右方向Y(車幅方向)に出退自在に構成されている。また乾燥用トップブラシ40は、左右に設けられたレールに案内されて昇降自在に設けられ、昇降動装置(図示せず。)によって、車両2の車形に沿って昇降できるように構成されている。
なお、洗浄部15や乾燥部16において、他の装置は固定式とされている。また各ノズル35〜38は、エアを供給するブロワ装置(図示せず。)に連通されている。
図1〜図4に示すように、床面Fには、前方から洗車機本体1を貫通して後方に達し、車両2の洗車に使用された水や液剤等の回収にも用いられるピット43が、予め設定された深さおよび予め設定された左右方向Yの幅で設けられ、コンベヤ10は、このピット43にコンベヤ10の搬送面と床面Fの高さが一致するように設置されている。すなわちコンベヤ10は、ピット43の前後部にそれぞれ、左右方向Yに沿った回転軸44が設けられ、この回転軸44に左右の間隔を設けて左右一対のスプロケット45が嵌合されて、上述したように、前後方向Xに対向する各スプロケット45間にチェーン11が張設され、無端状の各チェーン11を貫通して床面Fより搬送板12が設けられ、チェーン11間には各ローラ13a,13b,13c…が設けられている。
上記コンベヤ10を駆動する駆動装置46は、後方の回転軸44のどちらか一方(図3,図4において左方)のスプロケット45の外側に嵌合された駆動用スプロケット47と、ピット43の後部に配置された動力源としての駆動モータ48と、駆動モータ48の出力軸49に嵌合された出力用スプロケット50を備え、出力用スプロケット50と駆動用スプロケット47が伝達ベルト51を介して連動連結されている。また出力軸49には、出力軸49の単位角度回転毎にパルスを出力するロータリーエンコーダ54が設けられている。
またピット43の後端部には、後方の回転軸44の後方に、各ローラ13a,13b,13c…が潜り込むための間隔を設けて車載検知板(車載検知手段の一例)53が連設されている。この車載検知板53は重量センサを備えており、車載検知板53に荷重が掛かると作動され、コンベヤ10の終端部にて、各ローラ13a,13b,13c…がチェーン11とともに搬送面から下方へ潜り込むことにより停止された車両2の前輪2aが検知されるとともに、その後通過される車両2の後輪2bが検知される。また車載検知板53は、車両2以外にも、予め設定される重量以上の重量物が車載検知板53上に置かれても作動される。
またコンベヤ10の終端部で、車載検知板53の前方には、車両2の有無を検出する左右一対の投光器および受光器から形成される車両検知器(車両検知手段の一例)58が設けられ、投光器より照射され受光器に入射される光線が車両2に遮断されることにより車両2の有無を検知している。
また洗車機本体1の車両入口上部には、コンベヤ10に搬送される車両2の車高を検知する車形検出センサ55が設けられている。車形検出センサ55は、洗車機本体1の左右側方位置に水平に対向して配置され、車両2の移動経路を直角に横切る水平な光軸を有する送受光部からなる光電スイッチを複数(例えば、106個)を所定間隔(例えば、15mm)で上下方向(垂直方向)に、床面Fより650mmの高さから配列して形成されており、車両2により光軸が遮断された光電スイッチを検出することにより、車形検出センサ55の設置位置における車両2の車高が検出される。
また洗車機本体1の前面および後面には、洗車機本体1およびコンベヤ10による洗車開始釦,洗車停止釦,洗車コース選択釦および洗車機本体1に対して各設定を行う設定釦等が配置された操作装置56が設けられている。なお本実施の形態では洗車機本体1の機長が長く操作装置56を前後に設ける構成としているが、この構成に限定するものではなく、例えば洗車機本体1の前面にのみ操作装置56を設ける構成であってもよい。
また洗車機本体1には、図5に示すように、洗車機本体1に設けられるセンサ群57からの検出信号、前後2台の操作装置56からの操作信号,ロータリーエンコーダ54からのパルス信号、車形検出センサ55に検知される車形検出センサ55の取付位置の車両2の車高,車載検知板53の動作信号および車両検知器58に検知される車両2の有無に基づいて、ブラシ装置3のロッカーブラシ23、第1,2洗浄用トップブラシ24,25、および第1,2洗浄用サイドブラシ27,28と、スプレー装置5のサイドスプレーノズル20、チルトスプレーノズル21、洗剤アーチ22、ファイナルリンスアーチ26、撥水コートアーチ29およびワックスアーチ30と、乾燥装置4の第1,2トップノズル35,37、第1,2サイドノズル36,38、乾燥用サイドブラシ39および乾燥用トップブラシ40と、コンベヤ10の駆動モータ48を制御する制御装置60が設けられている。
制御装置60は、図5に示すように、停止検知部61を備えている。すなわち、車載検知板53の前後輪2a,2bの検知信号が入力されると、洗車機本体1の後部で車両2に作用する洗車装置6の停止信号を出力し、同時にタイマー59を作動し、タイマー59により、予め設定される「停止した先行する車両2にコンベヤ10に搬送される後続の車両2が衝突する直前の時間」が経過すると、洗車装置6およびコンベヤ10の緊急停止信号を出力し、さらに車両検知器58の車両検知信号を確認できずに、車載検知板53の前後輪2a,2bの検知信号が入力されると、洗車装置6およびコンベヤ10の緊急停止信号を出力する。
制御装置60は、詳細には以下(1)〜(4)のように制御している。
(1)ロータリーエンコーダ54のパルス信号からコンベヤ10の搬送速度を求め、コンベヤ10の搬送速度と車形検出センサ55に検知される車両2の車高から車両2の車形を求め、車形検出センサ55に検知された車両2毎に、コンベヤの搬送速度と時間の経過に基づいて車両2が洗車機本体1のどの位置にあるかを判断し、車両2の車形と位置に応じて各洗車装置6の制御を行う。
(2)車両2が洗車機本体1の後部まで搬送され、車両2の前輪2aを押圧していたローラ13が搬送面から下方へ潜り込み車両2が停止されて、車載検知板53にて車両2の前輪2aが検知されると、停止検知部61より停止信号が出力され、車両2に作用する洗車装置6による洗車動作を中断し、車載検知板53にて車両2の前輪2aが検知されなくなり、停止信号がなくなると、車両2に作用する洗車装置6による洗車動作を再開する。
(3)車両検知器58により車両2が検知されず、車載検知板53が作動されると、停止検知部61より緊急停止信号が出力され、洗車機本体1の後方より進入物、あるいは侵入者があると判断し、洗車機本体1およびコンベヤ10を緊急停止する。
(4)停止検知部61の上記タイマー59により、車両2が車載検知板53にて予め設定された時間より長く検知され、緊急停止信号が出力されると、この車両2と後続して洗車される車両2が接触する恐れがあると判断し、洗車機本体1およびコンベヤ10を緊急停止する。
以下、上述した洗車機による車両2の洗車動作について説明する。
まず洗車対象の車両2は、図6に実線で示すように、洗車機本体1の前方にて待機する作業員の指示に従って、コンベヤ10の前方にて待機される。ここで車両2の運転者は作業員に対して洗車コースを指示し、作業員は運転者の指示に従って、洗車機本体1の操作装置56のコース選択釦を操作する。
次に作業員はコンベヤ10のローラ13a,13b,13c…のタイミングを確認し、車両2を図6に仮想線で示すように、コンベヤ10の洗車開始位置へと誘導する。これによりコンベヤ10に搭乗された車両2は、洗車機本体1の前方の洗車開始位置にクラッチが中立の状態で待機される。そして車両2の前輪2aがローラ(例えばローラ13a)13に押圧されると、車両2はそのローラ13aとともに搬送面に沿って搬送され、洗車機本体1内に突入される。
そして車両2が洗車機本体1に突入されると、制御装置60は、車形検出センサ55により車両2の搬入を検知して時間のカウントを開始し、車形検出センサ55に検知される車両2の車高とロータリーエンコーダ54のパルス信号から求められるコンベヤ10の搬送速度に基づいて、車両2の車形を求めるとともに、コンベヤ10により一定の速度で連続移動される車両2に対して洗浄部15により洗浄処理を行う。すなわち、図7に実線で示すように、コンベヤ10に搬送される車両2に対して、順にサイドスプレーノズル20ならびにチルトスプレーノズル21から高圧水を噴射して水洗を行い、洗剤アーチ22から車両2に洗剤を噴射し、次いで、左右一対のロッカーブラシ23を、アーム23Aの揺動によって、左右方向(車幅方向)Yの内側に移動させることで、車両2の両側面下部および前後輪2a,2bの側面を洗浄する。そして下降している第1洗浄用トップブラシ24ならびに第2洗浄用トップブラシ25を、車高の変化に追従して昇降させることで、車両2の上面を洗浄する。
次に、車両2に対して、ファイナルリンスアーチ26から洗浄水を噴射する。そして図7に仮想線で示すように、中央部分に位置(閉動位置)している左右一対の第1洗浄用サイドブラシ27を、レール27Aの案内により左右の外側に移動(開動)させながら車両2の前面を洗浄し、そのとき同時に第1洗浄用サイドブラシ27をレール27Aとともに後方へ移動させることで、コンベヤ10による車両2の移動に追従移動させながら車両2のフロント部を洗浄し得る。その後、外側に位置している左右一対の第2洗浄用サイドブラシ28を、アーム28Aの揺動によって、左右方向(車幅方向)Yの内側に移動させることで、車両2の両側面を洗浄する。そして第2洗浄用サイドブラシ28による車両2の両側面の洗浄が終わりに近づくと、左右の外側に移動(開動)している左右一対の第1洗浄用サイドブラシ27を、レール27Aの案内により左右の内側(中央部分側)に移動させながら車両2の後面を洗浄し、そのとき同時に第1洗浄用サイドブラシ27をレール27Aとともに後方へ移動させることで、コンベヤ10による車両2の搬送に追従移動させながら車両2の後面が洗浄される。
次に、ワックスコースの場合、第2洗浄用サイドブラシ28により両側面が洗浄された車両2の表面に対して、撥水コートアーチ29からフッソコート剤を噴射し、さらにワックスアーチ30から液体ワックスを噴射(噴霧)する。なお洗浄コースの場合には、撥水コートアーチ29およびワックスアーチ30からフッソコート剤および液体ワックスを噴射(噴霧)しない。
このように洗浄部15で洗浄処理された車両2が、図8に実線で示すように、コンベヤ10により搬送され、洗浄部15より乾燥部16に移動されながら、まず第1トップノズル35から噴射するエアによって、車両2の上面の水滴を吹き飛ばし、第1サイドノズル36からのエアによって車両2の両側面の水滴を吹き飛ばし、さらに第2トップノズル37からのエアによって車両2の上面に残った水滴を吹き飛ばし、第2サイドノズル38からのエアによって車両2の両側面に残った水滴を吹き飛ばす。そして、外側に位置している左右一対の乾燥用サイドブラシ39を、アーム39Aの揺動によって、左右方向(車幅方向)Yの内側に移動させ、車両2の両側面(表面)に付着している水滴を払拭し、さらに上昇されている乾燥用トップブラシ40を、車高の変化に追従するように昇降することで、車両2の上面(表面)に付着している水滴を払拭する。
図8に仮想線aで示すように、上記第2サイドノズル38による乾燥が終了し、乾燥用サイドブラシ39および乾燥用トップブラシ40により車両2に対して払拭を実施しているとき(車両2の車長により変化する。)、車両2の前輪2aを押圧していたローラ13aが、搬送面より下方へ潜り込み、車両2が停止されるとともに、車載検知板53により車両2の前輪2aを検知すると、車両2に対して払拭を実施している乾燥用サイドブラシ39および乾燥用トップブラシ40を車両2より離間し、車両2に作用する洗車装置6による洗車動作を中断する。
ここで、乾燥用サイドブラシ39および乾燥用トップブラシ40は、各ブラシ39,40が回転駆動され、乾燥用サイドブラシ39はアーム39Aの揺動により、乾燥用サイドブラシ39はレールに沿って昇降させることにより、車両2に押し付けられることで、車両2の払拭を実施しているが、これら乾燥用サイドブラシ39および乾燥用トップブラシ40は、車両2の前輪2aが車載検知板53に検知されて洗車動作を中断するとき、各ブラシ39,40の回転が停止されずに、乾燥用サイドブラシ39はアーム39Aの揺動により、乾燥用トップブラシ40はレールに沿って上昇させることにより、車両2から離間される。
また制御装置60は、車載検知板53により車両2の前輪2aを検知すると、検知した車両2に対する制御上での搬送を停止し、同時に予め設定された時間をカウントするタイマー59を作動する。
その後、次のローラ13bにより、停車された車両2の後輪2bが押圧され、車両2が搬送されると、車両2の前輪2aが車載検知板53より離間され、このとき、乾燥用サイドブラシ39および乾燥用トップブラシ40を、乾燥用サイドブラシ39はアーム39Aの揺動により、乾燥用トップブラシ40はレールに沿って下降させることにより、車両2に接触して洗車動作を再開する。また制御装置60は、車両2の前輪2aが車載検知板53より離間されると、検知された車両2に対する制御上での搬送を再開し、同時にタイマー59を停止する。なお制御装置60は、車両2の前輪2aが車載検知板53より離間されず、タイマー59に設定された時間が経過すると、洗車装置6およびコンベヤ10を緊急停止するとともに周囲に対して警報を行う。
次に、図8に仮想線bで示すように、乾燥用サイドブラシ39および乾燥用トップブラシ40による払拭が終了された車両2は、その後輪2bを押圧するローラ13bが搬送面より下方へ潜り込み、コンベヤ10の終端部の洗車終了位置に停止され、後輪2bにより車載検知板53を作動する。このとき制御装置60は、洗車装置6による車両2に対する洗車動作の制御は終了しているが、タイマー59を作動する。そして制御装置60は、車両2が洗車機本体1の後方にて待機される作業員に誘導され、洗車終了位置より退場され、車両2の後輪2bが車載検知板53より離間されると、タイマー59を停止して、車両2の洗車を終了する。なお制御装置60は、車両2が洗車終了位置より退場されず、車両2の後輪2bが車載検知板53より離間されずに、タイマー59に設定された時間が経過すると、洗車装置6およびコンベヤ10を緊急停止するとともに周囲に対して警報を行う。
また洗車機本体1後方の作業員は、洗車終了位置の車両2を誘導するとともに、車両2に洗車残し(特に水滴残り)があるかを点検し、車両2に洗車残しがあると、車両2の拭き仕上げを実施する。このとき作業員がコンベヤ10の後部に踏み入り、車両2の点検作業、または車両2の拭き仕上げ作業が実施され、車両検知器58が作動されずに車載検知板53が作動されると、制御装置60は、コンベヤ10に後方から進入する物や人が有ると判断し、洗車装置6およびコンベヤ10を緊急停止するとともに周囲に対して警報を行う。
なお、上記洗車機の洗車動作において、先行する車両2に対して後続する車両2の洗車を行う際に、洗車機本体1の前方の作業員は、図9に示すように、少なくとも先行する車両2が洗車部15から乾燥部16に搬送されているとき、コンベヤ10の始端側にあるローラ13dに後続する車両2の前輪2aが押圧されるように、先行する車両2と後続する車両2との間に間隔を設けて誘導する。
以上のように本実施の形態によれば、車両2の前輪2aがローラ13aに押圧されて搬送された車両2が、コンベヤ10の終端部で停止されると同時に、車両2の前輪2aが車載検知板53を踏み込み、車載検知板53にて車両2が検知されると、車両2に作用する洗車装置6による洗車動作が中断され、また車両2の後輪2bが次のローラ13bに押圧され、車載検知板53から車両2の前輪2aが離間され、車載検知板53に車両2が検知されなくなると、車両2に作用する洗車装置6による洗車動作が再開されることにより、洗車機本体1の後部で一旦停止される車両2の車形に合わせて洗車装置6の制御が行われ、多様な手順を要する(複雑な)制御を行うことなく、洗車装置6と車両2との接触を防止でき、コンベヤ10に搬送される車両2に対する洗車装置6の制御を簡素にできる。
また本実施の形態によれば、車両検知器58により車両2が検知されず、車載検知板53が作動されることにより、コンベヤ10の終端部にコンベヤ10の後方より進入する物や人があると判断され、洗車装置6およびコンベヤ10が緊急停止されることにより、例えば洗車機本体1の後方の作業員がコンベヤ10内に進入した場合に、あるいは異物がコンベヤ10内に投入された場合に、洗車装置6およびコンベヤ10が緊急停止され、作業員がローラ13a,13b,13c…の潜り込む穴に誤って足をとられても、作業者の安全性を改善でき、あるいは投入された異物がローラ13a,13b,13c…に挟み込まれてコンベヤ10が破損する恐れを解消できる。
また本実施の形態によれば、車両2が、車載検知板53に予め設定された時間より長く検知され続けることにより、車両2が洗車機本体1より退出されないことが判断され、洗車装置6およびコンベヤ10が緊急停止され、例えばコンベヤ10の終端部より退出できない車両2があり、この車両2の後輪2bが車載検知手板53に検知され、その後トラブルが解消されず予め設定された時間より長く車両2の後輪2bが車載検知板53に検知され続けると、洗車装置6およびコンベヤ10が緊急停止され、車両2に追従してコンベヤ10に搬送されながら洗車される車両2が、退出されない車両2に追突することを防止できる。
なお、本実施の形態では、洗車機本体1の前後に作業員を配置し、車両2に対してコンベヤ10への入場、および退場が誘導されているが、コンベヤ10の前方に、車両2の運転者に操作される洗車機本体1の操作装置56´を設け、コンベヤ10の始端部に各ローラ13a,13b,13c…を検知するローラ検知器を設け、コンベヤ10への進入口付近で車両2の運転者より確認可能な位置に、ローラ検知器に検知されるローラの検知タイミングに基づいて、コンベヤ10へ進入可能であることを示す青色ランプと、コンベヤ10へ進入不可能であることを示す赤色ランプからなる進入誘導信号機を設け、またコンベヤ10の後方に、洗車終了位置に停車された車両2の運転者より確認可能な位置に、車両2を走行させて、洗車終了位置より退場させることを促す退場誘導灯を設けるようにしてもよい。
上記構成によれば、洗車機本体1前後に作業員を配置することなく、洗車装置6による車両2の洗車が実施可能となる。
また本実施の形態では、車載検知板53が重量センサを備え、予め設定される重量以上の重量物が車載検知板53上に置かれると作動されるよう構成されているが、車載検知板53を上下に揺動可能に形成し、車載検知板53の下方に車載検知板53を上方へ付勢する付勢装置を設け、車載検知板53が床面Fと接触する位置に接触センサを設ける構成としてもよい。
上記構成によれば、車載検知板53が車両2の前後輪2a,2b、作業員および重量物により付勢装置に反して踏み込まれて、接触センサが作動されることにより、車載検知板53上の車両2の前後輪2a,2b、作業員および重量物が検知される。
また本実施の形態では、車両検知器58を設け、コンベヤ10の後部に車両2の有無を検知する構成としているが、車形検出センサ55に検知される車両2の車高と、ロータリーエンコーダ54に検知される駆動モータ48の出力軸49の単位回転角度毎のパルス信号に基づいて、制御装置60により求められるコンベヤ10の搬送速度および車両2の車形から、コンベヤ10の後部に車両2の有無を検知することも可能である。
また本実施の形態では、先行する車両2に対して後続する車両2の洗車を実施する際に、洗車機本体1の前方の作業員により、各車両2間の間隔を設けて、後続の車両2が誘導されているが、制御装置60にて求められる先行する車両2の位置、または洗車機本体1の洗浄部15と乾燥部16との境目付近に、本実施の形態の車両検知器58と同様な車両検知器58´を設け、洗車機本体1の前方の作業員に、先行する車両2が予め設定さる間隔だけ搬送されたことを報知する構成としてもよい。
本発明の実施の形態における洗車機の側面図である。 同洗車機の平面図である。 同洗車機の背面図である。 同洗車機におけるコンベヤの要部拡大斜視図である。 同洗車機における制御装置のブロック図である。 同洗車機における洗車動作の説明図である。 同洗車機における洗車動作の説明図である。 同洗車機における洗車動作の説明図である。 同洗車機における洗車動作の説明図である。
符号の説明
X 前後方向
Y 左右方向
F 床面
1 洗車機本体
2 車両
2a,2b 前輪,後輪
3 ブラシ装置
4 乾燥装置
5 スプレー装置
6 洗車装置
10 プッシュ式コンベヤ
11 チェーン
12 搬送板
13a,13b,13c… ローラ
53 車載検知板
54 ロータリーエンコーダ
55 車形検出センサ
58,58´ 車両検知器
60 制御装置

Claims (4)

  1. 洗車対象の車両の車形に合わせて出退されて車両をブラッシングするブラシ装置、前記車両の車形に合わせて出退して車両を乾燥する乾燥装置、洗車に使用される洗剤等を噴霧するスプレー装置からなる洗車装置を有する床面据置型の洗車機本体と、
    前記洗車機本体の前後方向に沿って回動される一対の無端回動体、前記無端回動体の間で前記車両の前後輪が搬送される搬送面を形成する搬送板、および前記無端回動体の間に、前後に予め設定された間隔を設けられ、前記搬送面上で前記車両の少なくとも一方の前後輪を押圧する複数のローラを有し、前方から前記洗車機本体を貫通して後方まで達する車両搬送装置と
    を備え、
    前記車両搬送装置により前記車両を搬送しながら、前記洗車機本体の洗車装置により前記車両を洗車する洗車機であって、
    前記車両搬送装置の終端部にて、前記ローラが前記搬送面から下方へ潜り込むことにより停止された車両を検知する車載検知手段を設け、
    前記車載検知手段にて前記車両が検知されると、前記車両に作用する洗車装置による洗車動作を停止し、前記車載検知手段に前記車両が検知されなくなると、前記車両に作用する洗車装置による洗車動作を再開すること
    を特徴とする洗車機。
  2. 前記車載検知手段は、前記車両搬送装置の終端部から後方へ連設され、前記ローラが床面に潜り込むことにより停止された前記車両の前輪、または後輪を検出する車載検知板を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の洗車機。
  3. 前記車両搬送装置の終端部に前記車両の有無を検知する車両検知手段を設け、
    前記車両検知手段により前記車両が検知されず、前記車載検知板が作動されると、前記洗車装置および前記車両搬送装置を緊急停止すること
    を特徴とする請求項2に記載の洗車機。
  4. 前記車両が、前記車載検知手段に予め設定された時間より長く検知され続けると、前記洗車装置および前記車両搬送装置を緊急停止すること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の洗車機。
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