JP2009279205A - 遊技機の磁石検知装置及び遊技機の磁石検知方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】単一の磁石検知装置にて不正磁石を検出可能で、且つ、遊技機に存在する既存磁力及び地球磁場の影響による誤検出を防止する不正磁石検知機能付き磁石検知装置及び磁石検知方法を提供する。
【解決手段】一台のパチンコ遊技機(10)に1個だけ取り付けられ、パチンコ遊技機の外部からの不正磁石を検出する磁石検知装置(24)であって、パチンコ玉を発射中の不正磁石の検出閾値をパチンコ玉を発射中でない場合の不正磁石の検出閾値より低く設定するようにした。
【選択図】図10

Description

本発明は遊技機の磁石検知装置及び遊技機の磁石検知方法に関し、特にパチンコ遊技機に取付けられる不正磁石検知装置において、複数のセンサではなくて単一の不正磁石検知センサにて遊技機前面にて不正に作用する磁石を検出する遊技機の磁石検知装置及び遊技機の磁石検知方法に関する。
パチンコ遊技機の不正防止方法において、パチンコ玉の動きを操作する不正行為に用いられる磁石を検知して不正行為を報知する先行技術として特許文献1が知られている。この特許文献1においては、不正磁石の操作作用点となる複数の入賞口近傍に配置された複数の磁石検知装置を用いて、磁石を検知した場合に遊技機の外部に発報する技術が開示されている。
特開2003−340074
パチンコ遊技機には、役物可動用モータ、ソレノイド等に使用されている磁石やパチンコ発射部に使用されている磁石などによる既存磁力が存在している。この既存磁力を不正磁石から放出されている磁力として誤検出する事を防止する手段としては、磁石検知装置の検知感度を低くするか又は既存磁力の影響を受けない位置に磁石検知装置を配置することにより、パチンコ遊技機内に存在する既存磁力を誤検出しないようにする必要がある。
パチンコ遊技機内に存在する既存磁力を誤検出しないようにするために、上記特許文献1においては、磁石による不正操作がなされる複数の位置のそれぞれに磁石検知装置を配置している。このため、パチンコ遊技機の1台当たりの価格が単一の磁石検知装置による場合に比較して高価となり、且つ、構成が複雑になるという課題がある。
遊技機1台あたりに単一の磁石検知装置を遊技機ガラス扉の端部や遊技機枠の端部に取り付けることにより不正磁石を検出するようにして、構成が簡単で安価な遊技機を実現するためには、磁石検知感度を高くして広範囲に不正磁石の検出を可能にしなければならない。しかし、このようにして取り付けられた磁石検知装置を用いると、遊技機ガラス扉の開閉や遊技機枠の開閉により磁石検知装置の位置が移動するので検知座標点及び検知方位が変化してしまう。検知される地球磁場の大きさは検知座標点及び検知方位によって異なる。磁石検知装置の検知座標及び検知方位が変化すると、磁石検知装置の出力は地球磁場の影響で変化してしまう。したがって、磁石検知装置の検知感度を高くして地球磁場の大きさの最大値より低い閾値に設定すると、磁石検知装置の検知座標点及び検知方位変化に伴って地球磁場の影響が検出結果に反映されてしまう場合がある。そこで、地球磁場の影響のない状態で磁石検知装置の出力を得る必要がある。
上記課題に鑑みて、本発明の第1の目的は、単一の磁石検知装置にて不正磁石を検出可能で且つパチンコ遊技機内に存在する既存磁力を誤検出しない安価で確実な不正磁石検知機能付き磁石検知装置及び磁石検知方法を提供する事にある。
本発明の第2の目的は、単一の磁石検知装置を用いても遊技機に存在する既存磁力及び地球磁場の影響による誤検出を防止する不正磁石検知機能付き磁石検知装置及び磁石検知方法を提供する事にある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様により提供されるものは、パチンコ玉を発射中であると判定した場合の閾値をパチンコ玉を発射中でないと判定した場合の閾値より低く設定するようにしたことを特徴とする磁石検知装置及び磁石検出方法である。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様において、磁束センサの出力が第1の所定時間の間発射パルスの閾値を越えるとパチンコ玉を発射中であると判定し、磁束センサの出力が第2の所定時間の間発射パルス以下であるとパチンコ玉を発射中でないと判定する。
本発明の第3の態様によれば、第1又は第2の態様において、パチンコ玉を発射中であると判定した場合は地球磁場の大きさより小さい値に閾値を設定し、パチンコ玉を発射中でないと判定した場合は地球磁場の大きさより大きい値に閾値を設定するようにした。
本発明の第4の態様によれば、第1〜第3の態様において、検出信号処理部は、磁束センサの出力信号を取得するセンサ信号取得処理部と、電源投入時の磁束センサの出力を検知座標原点とする原点決定処理部と、センサ信号取得処理部の出力を移動平均法を用いて平均化処理して遊技機の周辺に存在する既存磁力の影響を除去する平均化フィルタ部と、平均化フィルタ部から出力された信号の電圧レベルが閾値決定処理部により決定された閾値を超えた場合に不正磁石が検出されたと判定する磁石検知処理部と、を備えている。
本発明の第1の態様によれば、単一の磁石検知装置により不正磁石を検出できるので、複数の磁石検知装置により不正磁石を検出する従来の場合に比べて安価で且つ構成が簡単な遊技機の磁石検知装置及び磁石検知方法を提供できる。
磁石によるパチンコ玉不正操作は、パチンコ玉の発射中に行われる。本発明の第2の態様によれば、パチンコ玉発射中か否かを的確に判定できる。
本発明の第3の態様によれば、パチンコ玉発射中にのみ閾値を地球磁場の大きさより小さい値にして磁石検知感度を高くし、パチンコ玉を発射していないときは閾値を地球磁場の大きさより大きい値にして磁石検知感度を低くするので、パチンコ玉を発射していないときは遊技機のガラス扉開閉や遊技枠の開閉により不正磁石の検出が地球磁場の影響を受ける事がないようにして、誤検出を防止する高感度な不正磁石検知機能付き磁石検知装置及び磁石検知方法を提供する事が出来る。
本発明の第4の態様によれば、磁石検知装置からの検出信号に平均化処理を施す事で遊技機既存磁力の影響を排除した高感度な不正磁石検知が可能な磁石検知装置及び磁石検知方法を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面より詳述する。全図を通して同一参照番号は同一のものを示す。
図1は本発明の1実施例による磁石検知センサが搭載されているパチンコ遊技機の外観斜視図、図2は図1に示した遊技機の正面図である。図1及び図2において、パチンコ遊技機10は、遊技枠12と、遊技枠12に組み込まれた遊技盤14と、遊技盤14の前面に設けられた遊技枠12にガラス扉16と、遊技盤14上に設けられた複数の役物18と、ガラス扉16の下側で遊技枠12の前面に設けられたパチンコ玉受け皿20と、パチンコ玉受け皿20の右側に設けられたパチンコ玉発射ハンドル22とを備えている。本発明の1実施例により、遊技機10の外部からの不正磁石を検出可能な単一の磁石検知装置24がガラス扉16の枠の端面に取り付けられている。磁石検知装置24の構成には磁束センサとして知られる市販のMIセンサが含まれている。以下、磁石検知装置24を磁石検知センサと称する。
ガラス扉16の枠の端面に磁石検知センサ24を取り付けるメリットは、取り付けのしやすさ、演出の邪魔にならない、大きな磁場を発生する中央の役物ソレノイドの影響を受けにくいなどである。
ガラス扉16の枠を開閉した場合に磁石検知センサ24の向きが変わり、この結果、地球磁場の大きさが磁石検知センサ24の検出出力に与える影響が変化し、磁石検知センサ24の検出出力がガラス扉の位置の変化に応じて変化してしまう。このため検出閾値が低い高感度の磁石検知センサでは地球磁場を不正磁石と誤検知してしまうことがある。一般に磁石検知センサ24の検知軸の方向が地磁気の方向に対して平行な状態では検知出力電圧が最大になり、地磁気に対して垂直な状態では検知出力電圧は最小になる。
一方、磁石検知センサ24による検知範囲の広範囲化をねらうと地球磁場の大きさよりも小さな磁束密度を閾値とした検知を行う必要があることが実験的に判明した。地球磁場の大きさは、日本国内で約40μT(マイクロテスラ)〜50μTの静磁界である。本実施例では、広範囲に磁石を検知するための磁石検知センサ24の閾値は、地球磁場の大きさより小さい約40μT以下である。
磁石検知センサ24の出力がガラス扉の開閉により受ける地球磁場の影響を説明する。
図3の(A)はパチンコ遊技機10の前面のガラス扉16を閉じた状態を示す正面図、図3の(B)はガラス扉16を約45度開いた状態を示す図である。
図4はガラス扉16の位置と磁石検知センサ24の検出磁束密度との関係を示すグラフ図である。本実施例では、ガラス扉16を閉じた状態で磁石検知センサ24の出力電圧が最小になるように磁石検知センサ24をガラス扉16の枠の端面に配置しておく。
図4において、ガラス扉16が閉じている状態の時刻t1においては地球磁場の影響が最小であり、磁石検知センサ24の検出磁束密度をそのときの地球磁場の影響で相殺して0とする。ガラス扉16を開くにしたがって検出磁束密度に与える地球磁場の影響が大きくなり、時刻t2で検出磁束密度は地球磁場の大きさにほぼ等しくなる。図4に示したグラフは模式的であって、実際には磁石検知センサ24の検出出力はガラス扉16の開閉の状態に応じて0と地球磁場の大きさの間で変動する。前述したように、本実施例では不正磁石の検知閾値を地球磁場の大きさよりも小さく設定した。このため、誤検出を防止するための手段を講じる必要がある。
図5は上記誤検出を防止するための手段を講じない場合の不正磁石検知方法を説明するフローチャートである。図5において、ステップ51にて電源投入し、ステップ52にて各軸の感度設定をする。感度は、各検知軸毎に持っているため各軸の磁束密度は以下の式で求める。
磁束密度(μT)ΔX=(X−X0)÷X軸感度(mV/μT)
磁束密度(μT)ΔY=(Y−Y0)÷Y軸感度(mV/μT)
ここで、X0、Y0は、電源投入時の磁束センサ出力であり、
X、Yは、磁束センサ出力であり、
ΔX、ΔYは、磁束密度変化量である。
ステップ53にて、検知閾値を、地球磁場の大きさ>検知閾値となるように設定する。次いでステップ54にて、原点決定処理を行う。この処理の詳細は図6に示すフローチャートに示されている。
ステップ54に次いでステップ55にて磁石検知処理を行う。この処理の詳細は図7のフローチャートに示されている。簡単に説明すると、(1)磁石が磁石検知センサに近づくと、磁石の磁界によって磁束センサ出力が変化する。(2)原点からの磁石検知センサ24の出力の変化量を磁束密度の大きさとして求める。(3)磁石を近づけて、(2)によって求めた磁束密度の大きさが磁石を検知するための閾値を超えた場合は、検知出力とする。また、近づけた磁石を遠ざけて磁石を検知するための閾値を下回った場合は、非検知出力とする。
ステップ55は無限ループであって、電源がオフになり、メイン処理が終了するまで継続して行う。
図6は図5のステップ54の詳細を説明するフローチャートである。図6において、ステップ61にてサンプリング点数をN(Nは自然数)点とする。ステップ62にてデータ取得数Cntを0にリセットする。ステップ63にて磁石検知センサ24の検出出力のX軸値XadとY軸値YadをAD変換をする。ステップ64にてAD変換結果を前回のAD変換結果に加算して記憶する。また、データ取得数Cntをインクリメントする。ステップ65にてデータ取得数Cntが所定数Nになるまで、ステップ63〜65を繰り返す。ステップ65にてデータ取得数Cntが所定数N以上になると、ステップ66にてAD変換結果の合計をNで割って原点とする。即ち、X軸の原点X0はX0=Xsum/N、Y軸の原点Y0はY0=Ysum/Nとなる。
図7は図5のステップ55の詳細を説明するフローチャートである。図7において、ステップ71にて磁石検知センサ24の検出出力をAD変換してXad及びYadとし、ステップ72にて原点からの変化量ΔX及びΔYを計算し、ステップ73にて変化量ΔX及びΔYの少なくとも一方が検知閾値を超えるとステップ74にて磁石検知出力をONとし、それ以外はステップ75にて磁石検知出力をOFFとする。
以上図5〜図7により説明した方法では、不正磁石の検知閾値を地球磁場の大きさよりも常に小さく設定しているので、パチンコ玉を発射していないときでも検知感度が高く設定されており、ガラス扉の開閉等により地球磁場の大きさが磁石検知センサの検出出力に与える影響が変化して不正磁石が存在しなくても不正磁石を検出したと誤検出することがある。
すなわち、図5のステップ54で求めた原点は、地球磁場や周辺環境の影響を受けた状態である。このため、磁石検知センサの向きが変われば各磁石検知センサ検知軸に入射される磁束の大きさが変わるので、磁石を検知するための閾値が地球磁場の大きさより小さいと、ガラス扉の開閉等による磁石検知センサの回転で地球磁場の大きさが磁石を検知するための閾値を超えてしまい、不正磁石が存在しないにもかかわらず不正磁石を検出したと誤検出をすることがある。
不正磁石の利用は通常はパチンコ玉の発射中に行われる。したがって、上記の誤検出を避けるために、本発明の実施例により、パチンコ玉の発射通路の近くに磁石検知センサを配置することにより、パチンコ玉が通過することによる磁界の変化を利用してパチンコ球が発射中であることを検出する。そして、遊技中以外(パチンコ玉を発射していない状態)であれば磁石を検知するための閾値を地球磁場の大きさよりも大きくして枠の開閉等による磁束密度の変化で磁石を検知するための閾値を超えないようにする。
また、磁石による不正行為は、遊技中(パチンコ玉を発射している間)に玉の軌道を磁石の吸着力を利用して変化させ、入賞口に誘導させる。遊技中以外(パチンコ玉を発射していない)時は磁石の検出範囲は狭くなるが問題ない。
図8は、パチンコ玉を発射していない時とパチンコ玉を発射している時とで、パチンコ玉の通路の近くに配置された磁石検知センサによる検出磁界の変化を説明するグラフ図である。図示のように、パチンコ玉を発射していない時(非遊技中)はパチンコ玉の発射による磁束密度の変化(発射パルス)は検出されず、パチンコ玉を発射している時(遊技中)はパチンコ玉の発射による磁束密度の変化(発射パルス)が検出される。
図9は本発明の実施例により遊技中か否かを判定する方法を説明するグラフ図である。以下のような条件で磁石を検知するための閾値を非遊技中は高くして枠の開閉等による磁界の変化の検知感度を低くする。
図9において、(1)の状態では、磁石検知センサの出力である磁束密度は発射パルスの閾値THを超えていないので、磁石を検知するための閾値はガラス扉や枠等の開閉による変化量より大きい検知閾値Aとする。
図9における(2)の状態では、磁石検知センサの出力が発射パルスの閾値THを越えた時間が所定時間t1を超過した後に磁石を検知するための閾値をガラス扉や枠等の開閉による変化量より小さい検知閾値Bにまで下げる。
検知閾値Bは、閾値継続タイムアウトt2の間継続する。パチンコ玉の発射パルスは1分間に100発以下なので、連続する2つの発射パルスの間の時間は0.6秒以上である。したがって、閾値継続タイムアウトt2としては0.6秒以上の値を設定する。閾値継続タイムアウトt2の間は、検知閾値Bを維持する。
図9における(3)の状態では、閾値継続タイムアウトt2の間に、再度、発射パルスの閾値を越えた時間が所定時間t1を超過すると閾値継続タイムアウトt2の閾値継続時間を初期化して閾値継続時間をカウントする。
図9における(4)の状態では、閾値継続タイムアウトt2の間に発射パルスが検出されないと、磁石を検知するための閾値を(1)の状態の検知閾値Aに戻す。
図9において、区間1及び3はパチンコ玉が発射されていない非遊技中である。これらの区間では、磁石検知閾値が高い値Aに設定されているので磁石検知感度は低く、ガラス扉や枠の開閉をしても地球磁場や周辺磁場を検出することはないので不正磁石と誤検出することは防止できる。
図9の区間2はパチンコ玉が発射されている遊技中である。この区間では、磁石検知閾値が低い値Bに設定されているので磁石検知感度は高く、広範囲に磁石を検知できる。
なお、検知閾値Aは地球磁場の大きさ(50μT)より大きい値であり、検知閾値Bは地球磁場の大きさ(50μT)より小さい値である。
図10は本発明の実施例による磁石検知センサの構成を示すブロック図である。図10において、磁石検知センサ101(図1における磁石検知センサ24と同じもの)は、磁束センサ102と、磁束センサ102の出力を処理する検出信号処理部103とを備えている。
検出信号処理部103は、本実施例ではマイコンにより実現されている。検出信号処理部103は、磁束センサ102の出力に接続されたセンサ信号取得処理部104と、センサ信号処理部104の出力に接続された平均化フィルタ部105、原点決定処理部106及び閾値決定処理部107と、平均化フィルタ部105及び原点決定処理部106の出力に接続された磁石検知処理部108とを備えている。
図11は図10に示した磁石検知センサ101のメイン処理を説明するフローチャートである。図11において、図5に示したフローチャートとの相違点は、図5においては磁石検知処理が無限ループで行われるのに対し、図11では検知閾値決定処理114及び磁石検知処理が無限ループで行われる点である。図11において、ステップ111にて電源投入し、ステップ112にてセンサ信号取得処理部104により各軸の感度設定をする。感度は、各検知軸毎に持っているため各軸の磁束密度は以下の式で求める。
磁束密度(μT)ΔX=(X−X0)÷X軸感度(mV/μT)
磁束密度(μT)ΔY=(Y−Y0)÷Y軸感度(mV/μT)
ここで、X0、Y0は、電源投入時の磁束センサ出力であり、
X、Yは、磁束センサ出力であり、
ΔX、ΔYは、磁束密度変化量である。
次いでステップ113にて、原点決定処理部106による原点決定処理を行う。この処理の詳細は図6に示したフローチャートと同じである。
次いでステップ114にて閾値決定処理部107により検知閾値決定処理を行う。この処理の詳細は図12A及び図12Bに示すフローチャートに示されている。
次いでステップ115にて磁石検知処理部108により磁石検知処理を行う。この処理の詳細は図13のフローチャートに示されている。
ステップ114及び115は無限ループで電源がオフになり、メイン処理が終了するまで継続して行う。
図12A及び図12Bは図11のステップ114の詳細を説明するフローチャートである。図12Aにおいて、ステップ1201にて発射パルス確認時間t1及び閾値継続タイムアウト時間t2を設定する(図9参照)。次いでステップ1202にて発射パルス閾値TH(図9参照)を設定する。次いでステップ1203にて発射パルス確認タイマを初期化する(T1=0にする)。次いでステップ1204にて閾値継続タイムアウトタイマを初期化する(T2=0にする)。
次いで図12Bにおいて、ステップ1205にて閾値継続タイムアウトタイマがオンか否かを判定する。最初はT2=0なのでステップ1206に進み、磁束密度の大きさ計算する。この計算の詳細は図14のフローチャートに示されている。次いでステップ1207にて、磁束密度ΔX又はΔYが発射パルス閾値TH(図9参照)より大きいかを判定する。磁束密度ΔX又はΔYがTH以下であれば発射パルスは発生しておらず。ステップ1208にて発射パルス確認タイマの値T1を0に初期化し、ステップ1209にて検知閾値Aを閾値決定処理部107から出力して無限ループに戻る。
ステップ1207の判定で磁束密度ΔX及びΔYの少なくとも一方がTHより大きいとステップ1210に進み、発射パルス確認タイマの値をインクリメントすることにより更新し、次いでステップ1211にて発射パルス確認タイマの値T1が発射パルス確認時間t1より大きいか否かを判定する。この判定で否であれば発射パルスが検出されていないのでステップ1209にて高い検知閾値A(図9参照)を閾値決定処理部107から出力して無限ループに戻る。
ステップ1211の判定でT1>t1であればステップ1213に進み、発射パルス確認タイマの値T1を0に初期化し、次いでステップ1214にて閾値継続タイムアウトタイマの値T2を0.6秒以上の所定値に設定し、ステップ1214を経由して無限ループに戻る。
無限ループにおいてステップ1205の判定で閾値継続タイムアウトタイマの値T2が0でなくなると、ステップ1215に進み閾値継続タイムアウトタイマの値T2をデクリメントして更新し、ステップ1216にて低い検知閾値B(図9参照)を閾値決定処理部107から出力して無限ループに戻る。
以上の動作により、発射パルスが検出されていないときは閾値決定処理部107からは高い検知閾値Aが出力され、発射パルスが検出されているときは閾値決定処理部107からは低い検知閾値Bが出力される。
図13は図11のステップ115における磁石検知処理の詳細を説明するフローチャートである。図13において、ステップ131にてセンサ信号取得処理部104は磁束センサ102の出力から磁束密度の大きさ(ΔX,ΔY)を計算する。次いでステップ132にて平均化フィルタ部105により平均化処理を行う。この処理は、標本化間隔Δt(秒)、N点移動平均した場合の平均化時間TaveはTave=NΔt(秒)となるので信号X(t)をTave(秒)平均したときの出力は次の式で表わせる。
Figure 2009279205
次いでステップ133にてΔXave>検知閾値とΔYave>検知閾値の少なくとも一方が成立するか否かを判定し、成立すればステップ134に進んで検知出力をONにし、否であればステップ135にて検知出力をOFFにする。
図14は図13のステップ131における磁束密度の大きさの計算処理の詳細を説明するフローチャートである。図14において、ステップ141にて磁束センサ102の出力をAD変換して3軸のデジタル値Xad,Yadを得る。次いでステップ142にて上記デジタル値の原点からの変化量を計算する。すなわち、ΔX=(Xad−X0)÷X軸感度、ΔY=(Yad−Y0)÷Y軸感度を計算する。
図15は本発明の実施例による磁石検知センサ101の外観斜視図である。図15において、磁石検知センサ101は、Vcc電源ピン151と、グランド(GDN)ピン152よ。検知出力ピン153とを備えた3ピンコネクタ154を備えている。
図16は図15に示した磁石検知センサ101の内部を示す斜視図である。図16において、磁石検知センサ101は磁束センサ102と検出信号処理部103と3ピンコネクタ154とを含んでいる。検出信号処理部103はマイコンで実現される。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、様々の変形が可能である。例えば、検出信号処理部103はマイコンに替えて他の信号処理機能を有する電子機器により実現してもよい。
本発明の1実施例による磁石検知センサが搭載されているパチンコ遊技機の外観斜視図である。 図1に示した遊技機の正面図である。 (A)はパチンコ遊技機10の前面のガラス扉16を閉じた状態を示す正面図、(B)はガラス扉16を約45度開いた状態を示す図である。 ガラス扉16の位置と磁石検知センサ24の検出磁束密度との関係を示すグラフ図である。 誤検出を防止するための手段を講じない場合の不正磁石検知方法を説明するフローチャートである。 図5のステップ54の詳細を説明するフローチャートである。 図5のステップ55の詳細を説明するフローチャートである。 パチンコ玉を発射していない時とパチンコ玉を発射している時とで、パチンコ玉の通路の近くに配置された磁石検知センサによる検出磁界の変化を説明するグラフ図である。 本発明の実施例により遊技中か否かを判定する方法を説明するグラフ図である。 本発明の実施例による磁石検知センサの構成を示すブロック図である。 図10に示した磁石検知センサ101のメイン処理を説明するフローチャートである。 図11のステップ114の詳細を説明するフローチャートの一部である。 図11のステップ114の詳細を説明するフローチャートの他の一部である。 図11のステップ115における磁石検知処理の詳細を説明するフローチャートである。 図13のステップ131における磁束密度の大きさの計算処理の詳細を説明するフローチャートである。 本発明の実施例による磁石検知センサ101の外観斜視図である。 図15に示した磁石検知センサ101の内部を示す斜視図である。
符号の説明
10 パチンコ遊技機
24 磁石検知センサ(磁石検知装置)
101 磁石検知センサ(磁石検知装置)
102 磁束センサ
103 検出信号処理部
104 センサ信号取得処理部
105 平均化フィルタ部
106 原点決定処理部
107 閾値決定処理部
108 磁石検知処理部

Claims (8)

  1. 一台のパチンコ遊技機に1個だけ取り付けられ、前記パチンコ遊技機の外部からの不正磁石を検出する磁石検知装置であって、
    パチンコ玉発射通路側面の枠部に取り付けられ、磁束を検出する磁束センサと、
    前記磁束センサにより検出された磁束信号を処理する検出信号処理部とを備え、
    前記検出信号処理部は、
    前記磁束センサの出力に基づいて前記パチンコ遊技機からパチンコ玉が発射しているか否かを判定し、判定に基づき不正磁石の検出のための閾値を決定する閾値決定処理部を備え、
    前記閾値決定処理部は、パチンコ玉を発射中であると判定した場合の閾値をパチンコ玉を発射中でないと判定した場合の閾値より低く設定するようにしたことを特徴とする遊技機の磁石検知装置。
  2. 前記閾値決定処理部は、前記磁束センサの出力が第1の所定時間の間発射パルスの閾値を越えると前記パチンコ玉を発射中であると判定し、前記磁束センサの出力が第2の所定時間の間前記発射パルス以下であると前記パチンコ玉を発射中でないと判定する、請求項1に記載の磁石検知装置。
  3. 前記閾値決定処理部は、前記パチンコ玉を発射中であると判定した場合は地球磁場の大きさより小さい値に閾値を設定し、前記パチンコ玉を発射中でないと判定した場合は地球磁場の大きさより大きい値に閾値を設定するようにした、請求項1又は2に記載の磁石検知装置。
  4. 前記検出信号処理部は、
    前記磁束センサの出力信号を取得するセンサ信号取得処理部と、
    電源投入時の前記磁束センサの出力を検知座標原点とする原点決定処理部と、
    センサ信号取得処理部の出力を移動平均法を用いて平均化処理して前記遊技機の周辺に存在する既存磁力の影響を除去する平均化フィルタ部と、
    前記平均化フィルタ部から出力された信号の電圧レベルが前記閾値決定処理部により決定された閾値を超えた場合に不正磁石が検出されたと判定する磁石検知処理部と、
    を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の磁石検知装置。
  5. 一台のパチンコ遊技機に磁石検知装置を1個だけ取り付け、前記パチンコ遊技機の外部からの不正磁石を検出する方法であって、
    パチンコ玉発射通路側面の枠部に取り付けられた磁束センサにより、磁束を検出し、
    前記磁束センサにより検出された磁束信号を検出信号処理部により処理し、
    前記検出信号処理は、
    前記磁束センサの出力に基づいて前記パチンコ遊技機からパチンコ玉が発射しているか否かを判定し、
    前記判定に基づき閾値決定処理部により不正磁石の検出のための閾値を決定するステップを含み、
    前記閾値を決定するステップは、パチンコ玉を発射中であると判定した場合の閾値をパチンコ玉を発射中でないと判定した場合の閾値より低く設定するようにしたことを特徴とする遊技機の磁石検知方法。
  6. 前記パチンコ玉が発射しているか否かの判定ステップは、前記磁束センサの出力が第1の所定時間の間発射パルスの閾値を越えると前記パチンコ玉を発射中であると判定し、前記磁束センサの出力が第2の所定時間の間前記発射パルス以下であると前記パチンコ玉を発射中でないと判定する、請求項5に記載の磁石検知方法。
  7. 前記閾値を決定するステップは、前記パチンコ玉を発射中であると判定した場合は地球磁場の大きさより小さい値に閾値を設定し、前記パチンコ玉を発射中でないと判定した場合は地球磁場の大きさより大きい値に閾値を設定するようにした、請求項5又は6に記載の磁石検知方法。
  8. 前記磁束信号を処理するステップは、
    前記磁束センサの出力信号をセンサ信号取得処理部により取得するステップと、
    電源投入時の前記磁束センサの出力を原点決定処理部により検知座標原点とするステップと、
    センサ信号取得処理部の出力を平均化フィルタ部により移動平均法を用いて平均化処理して前記遊技機の周辺に存在する既存磁力の影響を除去するステップと、
    前記平均化フィルタ部から出力された信号の電圧レベルが前記閾値決定処理部により決定された閾値を超えた場合に磁石検知処理部により不正磁石が検出されたと判定するステップと、
    を備えていることを特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載の磁石検知方法。
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