JPH10286343A - 弾球遊技機用の遊技球検出器 - Google Patents

弾球遊技機用の遊技球検出器

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Publication number
JPH10286343A
JPH10286343A JP11535097A JP11535097A JPH10286343A JP H10286343 A JPH10286343 A JP H10286343A JP 11535097 A JP11535097 A JP 11535097A JP 11535097 A JP11535097 A JP 11535097A JP H10286343 A JPH10286343 A JP H10286343A
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JP
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ball
game ball
fraud
detector
game
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JP11535097A
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English (en)
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Kunio Matsumoto
邦夫 松元
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁波による電波ゴト等の不正行為を確実に
検出できると共に、小型の遊技部品でも簡単な構造で容
易に組み込むことができ、しかも容易且つ安価に製作で
きる弾球遊技機用の遊技球検出器を提供する。 【解決手段】 この遊技球検出器は、遊技球B が通過し
た時に電気的物理量の変化により遊技球B の通過を検出
する球検出部45と、電磁波又は磁場に感応した時の電気
的物理量の変化により不正を検出する不正検出部46とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機等の弾球遊技機に使用する不正検出機能付
きの弾球遊技機用の遊技球検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機、アレンジボール機等の弾球
遊技機では、遊技盤の入賞手段に、鋼球製の遊技球が入
賞した時に無接触で感応する電磁感応式の遊技球検出器
を使用し、入賞手段に遊技球が入賞した時に遊技球検出
器で遊技球を検出して払い出し手段を作動させ、払い出
し手段により規定数の遊技球を賞球として払い出すよう
にしている。
【0003】この種の電磁感応式の遊技球検出器を入賞
手段に使用した弾球遊技機において、その近傍でトラン
シーバー等の電磁波を発生する機器を使用した場合、そ
の電磁波により遊技球検出器が感応して誤動作すること
がある。そのため遊技者の中には、所謂電波ゴトと言わ
れるように、電磁波で誤動作する遊技球検出器の欠点を
利用して、不正に遊技球検出器を誤動作させて遊技球の
払い出しを受ける不正行為を働く悪質な遊技者がいる。
【0004】そこで、従来の弾球遊技機では、特公平7
−44967号公報に記載されているように、入賞手段
に遊技球検出器を設けると共に、この遊技球検出器と同
一の作動原理で作動する不正検出器を、遊技球の球通路
とは関係しない位置に配置し、この不正検出器が感応し
た時に、トランシーバー等から発生する電磁波による不
正行為と判別するようにしたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の弾球遊技機で
は、入賞手段内に遊技球検出器と不正検出器とを配置し
ており、常に2個の検出器が必要であるため、球通路側
に遊技球検出器を、その球通路から離れた位置に不正検
出器を夫々配置できる大きさの持った大型の入賞手段に
限定される欠点がある。このため、遊技球の通過を検出
して変動図柄表示手段を始動させるようにした始動手段
等の小型の遊技部品では、到底採用できない欠点があ
る。
【0006】また2個の検出器を入賞手段に別々に組み
込んでいるため、入賞手段に検出器の装着構造部を個別
に設ける必要があり、2個の検出器を含む入賞手段全体
の構造が複雑になり、製作コストが大幅にアップする欠
点がある。更に入賞手段の組み立て時に、その各検出器
を別々組み付けなければならず、組み立て時の工数も増
加し作業が煩雑化する欠点がある。本発明は、このよう
な従来の課題に鑑み、電磁波による電波ゴト等の不正行
為を確実に検出できると共に、小型の遊技部品でも簡単
な構造で容易に組み込むことができ、しかも容易且つ安
価に製作できる弾球遊技機用の遊技球検出器を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技球B が通過した時に電気的物理量の変化により
遊技球B の通過を検出する球検出部45と、電磁波又は磁
場に感応した時の電気的物理量の変化により不正を検出
する不正検出部46とを備えたものである。請求項2に記
載の本発明は、遊技球B が通過した時に電気的物理量の
変化により遊技球B の通過を検出する球検出部45と、遊
技球B の通過によって感応しないように遊技球B の通過
側から離間させて配置され且つ球検出部45と同一の作動
原理での電気的物理量の変化により不正を検出する不正
検出部46とを備えたものである。
【0008】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の発明において、各検出部45,46 から検出信号
があった時に不正行為と判別する判別回路部35を備えた
ものである。請求項4に記載の本発明は、請求項1乃至
3の何れかに記載の発明において、球検出部45に、遊技
球B が通過した時に電気的物理量が変化する球感知部31
と、この球感知部31の電気的物理量の変化により遊技球
B の通過を検出する球検出回路部33とを備え、不正検出
部46に、電磁波又は磁場に感応して電気的物理量が変化
する不正感知部32と、この不正感知部32の電気的物理量
の変化により不正を検出する不正検出回路部34とを備え
たものである。
【0009】請求項5に記載の本発明は、請求項1乃至
4の何れかに記載の発明において、検出器本体26の内部
に球検出部45、不正検出部46及び判別回路部35を組み込
んだたものである。請求項6に記載の本発明は、請求項
1乃至5の何れかに記載の発明において、検出器本体26
の長手方向の一端側に球通過孔27を形成し、この球通過
孔27の近傍に球感知部31を、球感知部31から離れた他端
側に不正感知部32を夫々配置したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。図1乃至図6は本発明を弾球遊技
機に採用した場合の第1の実施形態を示す。図1におい
て、1 は遊技機本体で、外枠の前側に配置された前枠2
を備え、その前枠2 は上下一対のヒンジを介して外枠に
開閉自在に装着されている。
【0011】前枠2 には、上下方向に長い矩形状の窓孔
3 が形成されると共に、この窓孔3の下側に下皿4 と発
射手段5 用の発射ハンドル6 とが左右に装着されてい
る。前枠2 にはその窓孔3 内にガラス扉7 と開閉板8 と
が上下に配置され、またガラス扉7 及び開閉板8 の背後
側に遊技盤9 が着脱自在に配置されている。開閉板8 に
は上皿10が装着され、この上皿10から球送り手段を介し
て発射手段5 の発射位置に遊技球を供給するようになっ
ている。なお、発射手段5 は、発射ハンドル6 を操作し
た時に、上皿10から供給される遊技球を打撃して遊技盤
9 の上部側に発射させるようになっている。
【0012】遊技盤9 には、遊技球を案内するガイドレ
ール43が略環状に装着され、その内側の遊技領域に上入
賞手段11、変動図柄表示手段12、始動手段13、左右入賞
手段14,15 、下入賞手段16、左右下入賞手段17,18 及び
大入賞手段19等の遊技部品が装着されている。上入賞手
段11、左右入賞手段14,15 、下入賞手段16、左右下入賞
手段17,18 及び大入賞手段19は、常時又は特定条件の時
に開放して遊技球が入賞するようになっており、これら
に遊技球が1個入賞する毎に図外の払い出し手段を作動
させて規定数の遊技球を賞球として払い出すように構成
されている。なお、遊技盤9 の下部にはアウト球口20が
設けられている。
【0013】変動図柄表示手段12は液晶式等の図柄表示
部を複数個備え、その各図柄表示部の表示図柄が所定時
間変動して所定の大当たり図柄で停止した時に、大入賞
手段19が所定時間開放して遊技球が入賞し易くなる等、
遊技者に有利な利益状態を発生させるようになってい
る。始動手段13は、遊技球B の通過を検出して変動図柄
表示手段12の各図柄表示部の表示図柄を変動させるため
のもので、変動図柄表示手段12の下側近傍に配置されて
いる。
【0014】始動手段13は、図2及び図3に示すよう
に、遊技盤9 の前面に当接する取り付けベース21と、こ
の取り付けベース21から前側に突出して一体に形成され
且つ上下方向に貫通する球通路22を有するゲート部23
と、ゲート部23の球通路22内に突出するように取り付け
ベース21側から水平方向に嵌合された遊技球検出器24
と、遊技球検出器24が球通路22を通過する遊技球B を検
出した時に発光する3個の発光ダイオード25とを備えて
いる。
【0015】遊技球検出器24は、図2乃至図5に示すよ
うに、前後方向に長く構成された偏平な矩形状の検出器
本体26と、この検出器本体26の前端側に、ゲート部23の
球通路22に対応して形成された球通過孔27とを備え、取
り付けベース21の装着孔27aに後方から挿入されると共
に、押さえ部28と係止爪29とにより装着孔27a に挿脱自
在に係止されている。
【0016】検出器本体26内は、球通過孔27と反対の後
部側が中空ケース部30となっており、この中空ケース部
30に、球通過孔27の後方近傍に配置された球感知部31
と、球通過孔27から後方へと離間するように球感知部31
に対して球通過孔27と反対の後方側に配置された不正感
知部32とが組み込まれると共に、これらの球感知部31及
び不正感知部32の後方側に球検出回路部33と不正検出回
路部34と判別回路部35とが組み込まれている。
【0017】なお、球感知部31、不正感知部32、球検出
回路部33、不正検出回路部34及び判別回路部35は、プリ
ント基板36に装着された状態で中空ケース部30内に組み
込まれている。球感知部31は、遊技球B が球通過孔27を
通過した時に電気的物理量が変化して感応する電磁感応
式であって、遊技球B が球通過孔27を通過した時にイン
ダクタンスが変化するようにコイルにより構成されてい
る。
【0018】不正感知部32は、球感知部31と同一の動作
原理により電気的物理量が変化して感応する電磁感応式
であって、球感知部31側と同様にコイルにより構成され
ている。そして不正感知部32は、球通過孔27を通過する
遊技球B によってインダクタンスが変化しないように、
球通過孔27から所定間隔だけ後方側に離間させて配置さ
れている。なお、球感知部31及び不正感知部32のコイル
は、軟質の合成樹脂製のモールド材37によりモールドさ
れた状態でプリント基板36に固定されている。
【0019】球検出回路部33は、発振回路、検波回路及
び波形成形回路等を備え、球通過孔27を遊技球B が通過
した時に、球感知部31側のコイルのインダクタンスが変
化して発振回路が発振動作を停止し、この発振動作の停
止によって波形成形回路が遊技球B の検出信号を出力す
るようになっている。
【0020】不正検出回路部34も球検出回路部33と同様
の構成であって、電磁波又は磁場に感応して不正感知部
32のコイルのインダクタンスが変化した時に、発振回路
が発振動作を停止し、波形成形回路が不正行為の検出信
号を出力するようになっている。なお、この実施形態で
は、図6に示すように、球感知部31と球検出回路部33と
により球検出部45が構成され、また不正感知部32と不正
検出回路部34とにより不正検出部46が構成されている。
【0021】判別回路部35は、球検出回路部33及び不正
検出回路部34からの検出信号により遊技球B の通過と不
正行為とを判別するためのもので、球検出回路部33から
の検出信号があり、不正検出回路部34からの検出信号が
ない時に、遊技球B の通過と判別して球通過信号を出力
し、また球検出回路部33及び不正検出回路部34の両方か
ら検出信号がある時に、不正行為と判別して不正行為信
号を出力するように構成されている。
【0022】プリント基板36の後端側には端子部38が設
けられ、この端子部38に球通過信号用と不正行為信号用
とのリード線39とが接続されている。そして、図6に示
すように、球通過信号用のリード線39はコネクタ等を介
して変動図柄表示手段12の変動処理回路40に接続され、
不正行為信号用のリード線39はコネクタ等を介して不正
表示手段、不正警報手段等の不正報知手段41、又は各弾
球遊技機を集中的に管理する集中管理用コンピュータ42
に接続されている。なお、リード線39は、各信号毎に2
本づつ個別に設けても良いし、1本を共通にして全体で
3本設けても良い。
【0023】上記構成の弾球遊技機では、ゲームを行う
際には上皿10から1個づづ供給される遊技球を発射手段
5 により順次発射させる。すると発射された遊技球はガ
イドレール43により遊技盤9 の上部側へと案内された
後、遊技盤9 に沿って遊技釘等に衝突しながら上部側か
ら下方へと順次落下して行く。
【0024】そして、遊技盤9 に沿って落下する間に、
その遊技球は上入賞手段11等に入賞して遊技盤9 の裏側
へと案内されるか、又は上入賞手段11等に入賞せずに遊
技盤9 の下部まで落下してアウト球口20から遊技盤9 の
裏側へと案内されて行く。遊技球が上入賞手段11等に入
賞すると、遊技球が1個入賞する毎に払い出し手段が作
動して、規定数の遊技球が上皿10へと払い出される。
【0025】遊技球B が始動手段13のゲート部23の球通
路22に入ると、その遊技球B が遊技球検出器24の球通過
孔27を通過して下方に落下するため、遊技球B の通過時
に球感知部31が感応して球検出回路部33、判別回路部35
を経て球通過信号が変動処理回路40へと出力され、変動
図柄表示手段12の各図柄表示部の表示図柄が変動し、所
定時間だけ変動した後に表示図柄が停止する。
【0026】即ち、遊技球B が始動手段13の球通路22に
入った時には、その遊技球B が遊技球検出器24の球通過
孔27を通過するので、その遊技球B によって球感知部31
側のコイルのインダクタンスが変化する。そして、この
インダクタンスの変化により球検出回路部33が働いて判
別回路部35に検出信号を出力する。
【0027】一方、不正感知部32は球通過孔27から離間
しており、遊技球B が球通過孔27を通過しても、この不
正感知部32側のコイルのインダクタンスが変化しないの
で、不正検出回路部34は検出信号を出力しない。従っ
て、遊技球B が球通過孔27通過した時には、球検出回路
部33からの検出信号があり、不正検出回路部34からの検
出信号がないので、判別回路部35が始動手段13への遊技
球B の通過と判別して変動処理回路40へと球通過信号を
出力し、この球通過信号によって変動処理回路40が働き
変動図柄表示手段12の各図柄表示部の表示図柄が変動を
開始する。
【0028】そして、停止後の表示図柄が所定の大当た
り図柄になれば、大入賞手段19が繰り返し開放して遊技
球が入賞し易くなる等、遊技者が多数の遊技球の払い出
しを受け得る利益状態が発生する。弾球遊技機の近傍で
遊技者がトランシーバー等を故意又は過失により使用し
て電磁波を発生させると、遊技球検出器24の球感知部31
が電磁感応式であるため、この球感知部31が電磁波に感
応してコイルのインダクタンスが変化し、始動手段13に
遊技球B が通過した時と同じように誤動作する。
【0029】しかし、この時には、電磁感応式の不正感
知部32も同時に感応し不正検出回路部34を経て判別回路
部35側に検出信号を送るので、判別回路部35が不正行為
と判別して不正行為信号を出力する。即ち、電磁波が発
生すると、その電磁波に感応して球感知部31のコイルの
インダクタンスが変化するが、同時に不正感知部32のコ
イルのインダクタンスも変化し、そのインダクタンスの
変化により不正検出回路部34が働いて判別回路部35に検
出信号を出力する。
【0030】このため電磁波が発生した場合には、球検
出回路部33及び不正検出回路部34の双方から検出信号が
あり、その検出信号が判別回路部35に入力するので、判
別回路部35が不正行為の発生と判別して不正行為信号を
出力する。そして、この不正行為信号により不正表示手
段、不正警報手段等の不正報知手段41が作動して不正行
為の発生を表示又は警報等で管理者に報知すると共に、
集中管理用コンピュータ42が各弾球遊技機毎に不正行為
の発生を記録し集計する。
【0031】この遊技球検出器24は、検出器本体26内に
球感知部31及び球検出回路部33の他に、不正感知部32、
不正検出回路部34及び判別回路部35を組み込んでいるの
で、1個の遊技球検出器24で遊技球の通過と電磁波の発
生による不正行為とを夫々判別することができる。従っ
て、単に遊技球が通過するだけの小型の始動手段13に
も、不正検出機能を有する遊技球検出器24を容易に組み
込むことが可能であり、小型、大型の遊技部品を問わ
ず、夫々に遊技球検出器24を設けることにより個別に不
正行為の発生を検出でき、不正行為の横行を未然に防止
できる。
【0032】また検出器本体26内に球検出部45、不正検
出部46及び判別回路部35を組み込んで遊技球検出器24を
構成しているため、この遊技球検出器24を始動手段13に
装着する場合にも、装着孔27a 、係止爪29等により構成
される装着構造部を1個設ければ良く、始動手段13側の
構造が簡単になると共に、その組み立て、配線等も容易
にできる。
【0033】特に遊技球検出器24の検出器本体26内に球
検出部45、不正検出部46及び判別回路部35を組み込んで
いるので、1個の遊技球検出器24において不正行為の有
無の判別までの全てを行うことができる。このため、従
来の遊技球検出用と不正検出用との検出器を別々に設
け、その各検出器を外部の判別手段に接続する必要があ
った従来に比較して、外部回路との接続、その他の取り
扱いが非常に容易であり、遊技盤9 全体の組み立て作
業、組み立て後の検査、或いは故障が生じた時の保守、
点検等を容易且つ能率的に行うことができる。
【0034】また検出器本体26の長手方向の一端側に球
通過孔27を形成すると共に、この検出器本体26の内部
に、プリント基板36に装着された状態の球感知部31、球
検出回路部33、不正感知部32、不正検出回路部34及び判
別回路部35を組み込んでいるので、検出器本体26を偏平
に構成でき、組み立て等に際しての取り扱いが容易であ
り、また球感知部31、不正感知部32等を検出器本体26に
より外部から確実に保護できる。しかも、コイルにより
構成される球感知部31及び不正感知部32は、軟質の合成
樹脂製のモールド材37によりプリント基板36上でモール
ドしているので、振動等による損傷を防止できる。
【0035】図7は本発明の第2の実施形態を例示し、
プリント基板36の球通過孔27側に球感知部31を配置し、
この球感知部31と反対側の端子部38側に不正感知部32を
配置したものである。この場合には、プリント基板36の
両端に球感知部31と不正感知部32とが位置し、不正感知
部32を球通過孔27から大きく離間させて配置することが
できる。このため、不正感知部32側が球通過孔27を通過
する遊技球によって感応し難くなり、球感知部31側の閾
値と不正感知部32側の閾値とを厳密に設定する必要がな
く、球検出回路部33及び不正検出回路部34の回路設計が
容易になると共に、遊技球の通過による不正感知部32側
の誤動作を確実に防止できる。
【0036】また第1の実施形態のように球通過孔27の
遠近方向に位置を若干変位させて球感知部31と不正感知
部32とを設ける場合には、その球感知部31と不正感知部
32とを上下に配置する必要があるが、この実施形態では
プリント基板36に近接させた状態で球感知部31と不正感
知部32とを装着できるので、検出器本体26の厚さを薄く
して遊技球検出器24を薄型化することができる。
【0037】以上、本発明の各実施形態について説明し
たが、本発明は各実施形態に限定されるものではない。
例えば、実施形態では始動手段13に遊技球を設けた場合
を例示したが、他の各遊技部品の夫々に遊技球検出器24
を設けても良い。また球感知部31及び不正感知部32は、
永久磁石とコイルとを備え、永久磁石の磁場の変化によ
りコイルの誘起電圧が変化するように構成したものを使
用しても良い。その他、球感知部31及び不正感知部32
は、ホール素子を使用しても良い。
【0038】また電磁波又は磁場の変化に感応して電気
的物理量が変化する素子であれば、球感知部31と不正感
知部32とに作動原理の異なるものを使用することも可能
である。球検出回路部33、不正検出回路部34、判別回路
部35は、単一のIC等によって構成することも可能であ
る。検出器本体26は、その一部に球通過孔27を備えてお
らず、入賞手段等に形成された球通路22の一側に配置す
るように構成したものでも良い。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、遊技
球B が通過した時に電気的物理量の変化により遊技球B
の通過を検出する球検出部45と、電磁波又は磁場に感応
した時の電気的物理量の変化により不正を検出する不正
検出部46とを備えているので、電磁波による電波ゴト等
の不正を確実に検出できると共に、小型の遊技部品でも
簡単な構造で容易に組み込むことができ、しかも容易且
つ安価に製作できる利点がある。請求項2に記載の本発
明によれば、遊技球B が通過した時に電気的物理量の変
化により遊技球B の通過を検出する球検出部45と、遊技
球B の通過によって感応しないように遊技球B の通過側
から離間させて配置され且つ球検出部45と同一の作動原
理での電気的物理量の変化により不正を検出する不正検
出部46とを備えているので、電磁波による電波ゴト等の
不正を確実に検出できると共に、小型の遊技部品でも簡
単な構造で容易に組み込むことができ、しかも容易且つ
安価に製作できる利点がある。
【0040】請求項3に記載の本発明によれば、各検出
部45,46 から検出信号があった時に不正行為と判別する
判別回路部35を備えているので、不正行為か否かを確実
に判別できる。請求項4に記載の本発明によれば、球検
出部45に、遊技球B が通過した時に電気的物理量が変化
する球感知部31と、この球感知部31の電気的物理量の変
化により遊技球B の通過を検出する球検出回路部33とを
備え、不正検出部46に、電磁波又は磁場に感応して電気
的物理量が変化する不正感知部32と、この不正感知部32
の電気的物理量の変化により不正を検出する不正検出回
路部34とを備えているので、球検出部45により遊技球B
を、不正検出部46により及び電磁波又は磁場を夫々容易
且つ確実に検出できる。
【0041】請求項5に記載の本発明によれば、検出器
本体26の内部に球検出部45、不正検出部46及び判別回路
部35を組み込んでいるので、検出器本体26で球検出部4
5、不正検出部46及び判別回路部35を保護できる。請求
項6に記載の本発明によれば、検出器本体26の長手方向
の一端側に球通過孔27を形成し、この球通過孔27の近傍
に球感知部31を、球感知部31から離れた他端側に不正感
知部32を夫々配置しているので、検出器本体26を含む全
体を薄型に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す弾球遊技機の正
面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す始動手段の断面
図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す始動手段の正面
図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す遊技球検出器の
斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す遊技球検出器の
断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施形態を示す遊技球検出器の
断面図である。
【符号の説明】
26 検出器本体 27 球通過孔 31 球検知部 32 不正検知部 33 球検出回路部 34 不正検出回路部 35 判別回路部 45 球検出部 46 不正検出部 B 遊技球

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球(B) が通過した時に電気的物理量
    の変化により遊技球(B) の通過を検出する球検出部(45)
    と、電磁波又は磁場に感応した時の電気的物理量の変化
    により不正を検出する不正検出部(46)とを備えたことを
    特徴とする弾球遊技機用の遊技球検出器。
  2. 【請求項2】 遊技球(B) が通過した時に電気的物理量
    の変化により遊技球(B) の通過を検出する球検出部(45)
    と、遊技球(B) の通過によって感応しないように遊技球
    (B) の通過側から離間させて配置され且つ球検出部(45)
    と同一の作動原理での電気的物理量の変化により不正を
    検出する不正検出部(46)とを備えたことを特徴とする弾
    球遊技機用の遊技球検出器。
  3. 【請求項3】 各検出部(45)(46)から検出信号があった
    時に不正行為と判別する判別回路部(35)を備えたことを
    特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機用の遊技
    球検出器。
  4. 【請求項4】 球検出部(45)に、遊技球(B) が通過した
    時に電気的物理量が変化する球感知部(31)と、この球感
    知部(31)の電気的物理量の変化により遊技球(B) の通過
    を検出する球検出回路部(33)とを備え、不正検出部(46)
    に、電磁波又は磁場に感応して電気的物理量が変化する
    不正感知部(32)と、この不正感知部(32)の電気的物理量
    の変化により不正を検出する不正検出回路部(34)とを備
    えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の
    弾球遊技機用の遊技球検出器。
  5. 【請求項5】 検出器本体(26)の内部に球検出部(45)、
    不正検出部(46)及び判別回路部(35)を組み込んだことを
    特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の弾球遊技機
    用の遊技球検出器。
  6. 【請求項6】 検出器本体(26)の長手方向の一端側に球
    通過孔(27)を形成し、この球通過孔(27)の近傍に球感知
    部(31)を、球感知部(31)から離れた他端側に不正感知部
    (32)を夫々配置したことを特徴とする請求項1乃至5の
    何れかに記載の弾球遊技機用の遊技球検出器。
JP11535097A 1997-04-16 1997-04-16 弾球遊技機用の遊技球検出器 Pending JPH10286343A (ja)

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