JPH10286344A - 弾球遊技機用の遊技球検出器 - Google Patents

弾球遊技機用の遊技球検出器

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Publication number
JPH10286344A
JPH10286344A JP11535197A JP11535197A JPH10286344A JP H10286344 A JPH10286344 A JP H10286344A JP 11535197 A JP11535197 A JP 11535197A JP 11535197 A JP11535197 A JP 11535197A JP H10286344 A JPH10286344 A JP H10286344A
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JP
Japan
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ball
detector
fraud
game
game ball
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Application number
JP11535197A
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English (en)
Inventor
Kunio Matsumoto
邦夫 松元
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正検出時には球検出信号が出力しないよう
にして、電磁波による電波ゴト等の不正行為を確実に防
止できると共に、不正防止機能のないものと同様の態様
で使用でき、小型の遊技部品でも簡単な構造で容易に組
み込むことができ、容易且つ安価に製作できる弾球遊技
機用の遊技球検出器を提供する。 【解決手段】 この遊技球検出器は、遊技球B が通過し
た時に電気的物理量の変化により遊技球B の通過を検出
する球検出部45と、電磁波又は磁場に感応した時の電気
的物理量の変化により不正を検出する不正検出部46と、
この不正検出部46が不正を検出した時に球検出部45から
の検出信号の出力を阻止する出力阻止部35とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機等の弾球遊技機に使用する不正検出機能付
きの弾球遊技機用の遊技球検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機、アレンジボール機等の弾球
遊技機では、遊技盤の入賞手段に、鋼球製の遊技球が入
賞した時に無接触で感応する電磁感応式の遊技球検出器
を使用し、入賞手段に遊技球が入賞した時に遊技球検出
器で遊技球を検出して払い出し手段を作動させ、払い出
し手段により規定数の遊技球を賞球として払い出すよう
にしている。
【0003】この種の電磁感応式の遊技球検出器を入賞
手段に使用した弾球遊技機において、その近傍でトラン
シーバー等の電磁波を発生する機器を使用した場合、そ
の電磁波により遊技球検出器が感応して誤動作すること
がある。そのため遊技者の中には、所謂電波ゴトと言わ
れるように、電磁波で誤動作する遊技球検出器の欠点を
利用して、不正に遊技球検出器を誤動作させて遊技球の
払い出しを受ける不正行為を働く悪質な遊技者がいる。
【0004】そこで、従来の弾球遊技機では、特公平7
−44967号公報に記載されているように、入賞手段
に遊技球検出器を設けると共に、この遊技球検出器と同
一の作動原理で作動する不正検出器を、遊技球の球通路
とは関係しない位置に配置し、この不正検出器が感応し
た時に、トランシーバー等から発生する電磁波による不
正行為と判別するようにしたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の弾球遊技機で
は、入賞手段内に遊技球検出器と不正検出器とを配置し
ており、常に2個の検出器が必要であるため、球通路側
に遊技球検出器を、その球通路から離れた位置に不正検
出器を夫々配置できる大きさの持った大型の入賞手段に
限定される欠点がある。このため、遊技球の通過を検出
して変動図柄表示手段を始動させるようにした始動手段
等の小型の遊技部品では、到底採用できない欠点があ
る。また2個の検出器を入賞手段に別々に組み込んでい
るため、入賞手段に検出器の装着構造部を個別に設ける
必要があり、2個の検出器を含む入賞手段全体の構造が
複雑になり、製作コストが大幅にアップする欠点があ
る。
【0006】更に入賞手段の組み立て時に、その各検出
器を別々組み付けなければならず、組み立て時の工数も
増加し作業が煩雑化する欠点がある。本発明は、このよ
うな従来の課題に鑑み、不正検出時には球検出信号が出
力しないようにして、電磁波による電波ゴト等の不正行
為を確実に防止できると共に、不正防止機能のないもの
と同様の態様で使用でき、しかも小型の遊技部品でも簡
単な構造で容易に組み込むことができ、容易且つ安価に
製作できる弾球遊技機用の遊技球検出器を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技球B が通過した時に電気的物理量の変化により
遊技球B の通過を検出する球検出部45と、電磁波又は磁
場に感応した時の電気的物理量の変化により不正を検出
する不正検出部46と、この不正検出部46が不正を検出し
た時に球検出部45からの検出信号の出力を阻止する出力
阻止部35とを備えたものである。請求項2に記載の本発
明は、遊技球B が通過した時に電気的物理量の変化によ
り遊技球B の通過を検出する球検出部45と、遊技球B の
通過によって感応しないように遊技球B の通過側から離
間させて配置され且つ球検出部45と同一の作動原理での
電気的物理量の変化により不正を検出する不正検出部46
と、この不正検出部46が不正を検出した時に球検出部45
からの検出信号の出力を阻止する出力阻止部35とを備え
たものである。
【0008】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の発明において、論理回路により出力阻止部35
を構成したものである。請求項4に記載の本発明は、請
求項1乃至3の何れかに記載の発明において、出力阻止
部35が、球検出部45の出力側に設けられたスイッチ素子
49と、不正検出部46が不正を検出した時にスイッチ素子
49をオフするスイッチ駆動部50とを含んだものである。
【0009】請求項5に記載の本発明は、請求項1乃至
4の何れかに記載の発明において、検出器本体26の内部
に球検出部45、不正検出部46及び出力阻止部35を組み込
んだものである。請求項6に記載の本発明は、請求項1
乃至5の何れかに記載の発明において、検出器本体26の
長手方向の一端側に球通過孔27を形成し、この球通過孔
27の近傍に球感知部31を、球感知部31から離れた他端側
に不正感知部32を夫々配置したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。図1乃至図6は本発明を弾球遊技
機に採用した場合の第1の実施形態を示す。図1におい
て、1 は遊技機本体で、外枠の前側に配置された前枠2
を備え、その前枠2 は上下一対のヒンジを介して外枠に
開閉自在に装着されている。
【0011】前枠2 には、上下方向に長い矩形状の窓孔
3 が形成されると共に、この窓孔3の下側に下皿4 と発
射手段5 用の発射ハンドル6 とが左右に装着されてい
る。前枠2 にはその窓孔3 内にガラス扉7 と開閉板8 と
が上下に配置され、またガラス扉7 及び開閉板8 の背後
側に遊技盤9 が着脱自在に配置されている。開閉板8 に
は上皿10が装着され、この上皿10から球送り手段を介し
て発射手段5 の発射位置に遊技球を供給するようになっ
ている。なお、発射手段5 は、発射ハンドル6 を操作し
た時に、上皿10から供給される遊技球を打撃して遊技盤
9 の上部側に発射させるようになっている。
【0012】遊技盤9 には、遊技球を案内するガイドレ
ール43が略環状に装着され、その内側の遊技領域に上入
賞手段11、変動図柄表示手段12、始動手段13、左右入賞
手段14,15 、下入賞手段16、左右下入賞手段17,18 及び
大入賞手段19等の遊技部品が装着されている。
【0013】上入賞手段11、左右入賞手段14,15 、下入
賞手段16、左右下入賞手段17,18 及び大入賞手段19は、
常時又は特定条件の時に開放して遊技球が入賞するよう
になっており、これらに遊技球が1個入賞する毎に図外
の払い出し手段を作動させて規定数の遊技球を賞球とし
て払い出すように構成されている。なお、遊技盤9 の下
部にはアウト球口20が設けられている。
【0014】変動図柄表示手段12は液晶式等の図柄表示
部を複数個備え、その各図柄表示部の表示図柄が所定時
間変動して所定の大当たり図柄で停止した時に、大入賞
手段19が所定時間開放して遊技球が入賞し易くなる等、
遊技者に有利な利益状態を発生させるようになってい
る。
【0015】始動手段13は、遊技球B の通過を検出して
変動図柄表示手段12の各図柄表示部の表示図柄を変動さ
せるためのもので、変動図柄表示手段12の下側近傍に配
置されている。始動手段13は、図2及び図3に示すよう
に、遊技盤9 の前面に当接する取り付けベース21と、こ
の取り付けベース21から前側に突出して一体に形成され
且つ上下方向に貫通する球通路22を有するゲート部23
と、ゲート部23の球通路22内に突出するように取り付け
ベース21側から水平方向に嵌合された遊技球検出器24
と、遊技球検出器24が球通路22を通過する遊技球B を検
出した時に発光する3個の発光ダイオード25とを備えて
いる。
【0016】遊技球検出器24は、図2乃至図5に示すよ
うに、前後方向に長く構成された偏平な矩形状の検出器
本体26と、この検出器本体26の前端側に、ゲート部23の
球通路22に対応して形成された球通過孔27とを備え、取
り付けベース21の装着孔27aに後方から挿入されると共
に、押さえ部28と係止爪29とにより装着孔27a に挿脱自
在に係止されている。
【0017】検出器本体26内は、球通過孔27と反対の後
部側が中空ケース部30となっており、この中空ケース部
30に、球通過孔27の後方近傍に配置された球感知部31
と、球通過孔27から後方へと離間するように球感知部31
に対して球通過孔27と反対の後方側に配置された不正感
知部32とが組み込まれると共に、これらの球感知部31及
び不正感知部32の後方側に球検出回路部33と不正検出回
路部34と出力阻止部35とが組み込まれている。
【0018】なお、球感知部31、不正感知部32、球検出
回路部33、不正検出回路部34及び出力阻止部35は、プリ
ント基板36に装着された状態で中空ケース部30内に組み
込まれている。球感知部31は、遊技球B が球通過孔27を
通過した時に電気的物理量が変化して感応する電磁感応
式であって、遊技球B が球通過孔27を通過した時にイン
ダクタンスが変化するようにコイルにより構成されてい
る。
【0019】不正感知部32は、球感知部31と同一の動作
原理により電気的物理量が変化して感応する電磁感応式
であって、球感知部31側と同様にコイルにより構成され
ている。そして不正感知部32は、球通過孔27を通過する
遊技球B によってインダクタンス w変化しないように、
球通過孔27から所定間隔だけ後方側に離間させて配置さ
れている。なお、球感知部31及び不正感知部32のコイル
は、軟質の合成樹脂製のモールド材37によりモールドさ
れた状態でプリント基板36に固定されている。
【0020】球検出回路部33は、発振回路、検波回路及
び波形成形回路等を備え、遊技球Bが通過しない通常時
には波形成形回路の出力が高レベル状態にあり、遊技球
B が球通過孔27を通過して球感知部31側のコイルのイン
ダクタンスが変化した時に、発振回路が発振動作を停止
して波形成形回路の出力が低レベル状態に変化し、遊技
球B の検出信号を出力するようになっている。
【0021】不正検出回路部34も球検出回路部33と同様
の構成であって、電磁波又は磁場に感応して不正感知部
32のコイルのインダクタンスが変化した時に、発振回路
が発振動作を停止して波形成形回路の出力が低レベル状
態に変化し、不正行為の検出信号を出力するようになっ
ている。なお、この実施形態では、図6に示すように、
球感知部31と球検出回路部33とにより球検出部45が構成
され、また不正感知部32と不正検出回路部34とにより不
正検出部46が構成されている。
【0022】出力阻止部35は、不正検出回路部34が不正
を検出した時に、球検出回路部33からの検出信号の出力
を阻止するためのもので、球検出回路部33に接続された
NOT素子47と、不正検出回路部34及びNOT素子47に
接続されたAND素子48とを有する論理回路により構成
されている。そして、この出力阻止部35は、不正検出回
路部34からの検出信号がない時に、AND素子48が球検
出回路部33の検出信号を出力し、不正検出回路部34から
の検出信号がある時に、AND素子48が球検出回路部33
の検出信号を遮断して出力しないようになっている。
【0023】プリント基板36の後端側には図5に示すよ
うに端子部38が設けられ、この端子部38に給電兼出力用
の2本のリード線39が接続されている。リード線39はコ
ネクタ等を介して変動図柄表示手段12の変動処理回路40
等に接続されている。上記構成の弾球遊技機では、ゲー
ムを行う際には上皿10から1個づづ供給される遊技球を
発射手段5 により順次発射させる。すると発射された遊
技球はガイドレール43により遊技盤9 の上部側へと案内
された後、遊技盤9 に沿って遊技釘等に衝突しながら上
部側から下方へと順次落下して行く。
【0024】そして、遊技盤9 に沿って落下する間に、
その遊技球は上入賞手段11等に入賞して遊技盤9 の裏側
へと案内されるか、又は上入賞手段11等に入賞せずに遊
技盤9 の下部まで落下してアウト球口20から遊技盤9 の
裏側へと案内されて行く。遊技球が上入賞手段11等に入
賞すると、遊技球が1個入賞する毎に払い出し手段が作
動して、規定数の遊技球が上皿10へと払い出される。
【0025】遊技球B が始動手段13のゲート部23の球通
路22に入ると、その遊技球B が遊技球検出器24の球通過
孔27を通過して下方に落下するため、遊技球B の通過時
に球感知部31が感応して球検出回路部33、出力阻止部35
を経て球通過信号が変動処理回路40へと出力され、変動
図柄表示手段12の各図柄表示部の表示図柄が変動し、所
定時間だけ変動した後に表示図柄が停止する。
【0026】即ち、遊技球B が始動手段13の球通路22に
入った時には、その遊技球B が遊技球検出器24の球通過
孔27を通過するので、その遊技球B によって球感知部31
側のコイルのインダクタンスが変化する。そして、この
インダクタンスの変化により球検出回路部33が働いて出
力阻止部35に低レベルの検出信号を出力する。
【0027】一方、不正感知部32は球通過孔27から離間
しており、遊技球B が球通過孔27を通過しても、この不
正感知部32側のコイルのインダクタンスが変化しないの
で、不正検出回路部34は検出信号を出力せず高レベル状
態のままである。従って、遊技球B が球通過孔27通過し
た時には、NOT素子47が球検出回路部33からの低レベ
ルの検出信号を反転させて高レベルにし、不正検出回路
部34の出力が高レベル状態のままであるので、AND素
子48がオンして変動処理回路40へと球通過信号を出力す
る。
【0028】このため、この球通過信号によって変動処
理回路40が働き変動図柄表示手段12の各図柄表示部の表
示図柄が変動を開始する。そして、停止後の表示図柄が
所定の大当たり図柄になれば、大入賞手段19が繰り返し
開放して遊技球が入賞し易くなる等、遊技者が多数の遊
技球の払い出しを受け得る利益状態が発生する。
【0029】弾球遊技機の近傍で遊技者がトランシーバ
ー等を故意又は過失により使用して電磁波を発生させる
と、遊技球検出器24の球感知部31が電磁感応式であるた
め、この球感知部31が電磁波に感応してコイルのインダ
クタンスが変化し、始動手段13に遊技球B が通過した時
と同じように誤動作する。しかし、この時には、電磁感
応式の不正感知部32も同時に感応し不正検出回路部34が
出力阻止部35側に検出信号を送るので、この出力阻止部
35のAND素子48がオフして球検出回路部33からの検出
信号の出力を阻止する。
【0030】即ち、電磁波が発生すると、その電磁波に
感応して球感知部31のコイルのインダクタンスが変化し
て球検出回路部33の出力が高レベルから低レベルに変化
するが、同時に不正感知部32のコイルのインダクタンス
も変化し、そのインダクタンスの変化により不正検出回
路部34が働いて高レベルから低レベルに変化する。
【0031】このため電磁波が発生した場合には、出力
阻止部35のNOT素子47の出力が低レベルから高レベル
に変化し、AND素子48の入力がNOT素子47の高レベ
ルと不正検出回路部34の低レベルとになるので、AND
素子48がオフして球検出回路部33からの検出信号の出力
を阻止する。
【0032】従って、この遊技球検出器24を始動手段13
に使用すれば、電磁波による不正行為があった場合に、
その球検出部45側が遊技球B の通過を検出した時と全く
同じ動作をするにも拘らず、変動図柄表示手段12が動作
することはなく、電波ゴト等の不正行為による被害を未
然に防止できる。
【0033】また遊技球検出器24は、検出器本体26内に
球感知部31及び球検出回路部33の他に、不正感知部32、
不正検出回路部34及び出力阻止部35を組み込んでいるの
で、1個の遊技球検出器24によって、遊技球の通過を検
出できると同時に、電磁波による不正行為を未然に防止
できる。
【0034】従って、単に遊技球が通過するだけの小型
の始動手段13にも、不正防止機能を有する遊技球検出器
24を容易に組み込むことが可能であり、小型、大型の遊
技部品を問わず、夫々に遊技球検出器24を設けることに
より個別に不正行為の発生を防止でき、不正行為の横行
を未然に防止できる。
【0035】また検出器本体26内に球検出部45、不正検
出部46及び出力阻止部35を組み込んで遊技球検出器24を
構成しているため、この遊技球検出器24を始動手段13に
装着する場合にも、装着孔27a 、係止爪29等により構成
される装着構造部を1個設ければ良く、始動手段13側の
構造が簡単になると共に、その組み立て、配線等も容易
にできる。
【0036】特に遊技球検出器24の検出器本体26内に出
力阻止部35を組み込んで、不正検出部46からの検出信号
があった時に、球検出部45からの検出信号の出力を阻止
するようにしており、この遊技球検出器24の出力側には
常に球検出部45が遊技球B の通過を検出した時の検出信
号しか出力しないので、従来の不正防止機能のないもの
と全く同様の態様で使用できる。
【0037】従って、遊技球B が正規に通過した時の球
通過信号と、不正行為があった時の不正行為信号とを夫
々出力するようにしたものに比較して、リード線39の数
を増やす等の必要性もなく、既存の回路設計の弾球遊技
機等にもそのままで使用できる等、外部回路との接続、
その他の取り扱いが非常に容易であり、遊技盤9 全体の
組み立て作業、組み立て後の検査、或いは故障が生じた
時の保守、点検等を容易且つ能率的に行うことができ
る。更に出力阻止部35をNOT素子47、AND素子48に
よる論理回路により構成しているので、その構成を簡単
にできる。
【0038】また検出器本体26の長手方向の一端側に球
通過孔27を形成すると共に、この検出器本体26の内部
に、プリント基板36に装着された状態の球感知部31、球
検出回路部33、不正感知部32、不正検出回路部34及び出
力阻止部35を組み込んでいるので、検出器本体26を偏平
に構成でき、組み立て等に際しての取り扱いが容易であ
り、また球感知部31、不正感知部32等を検出器本体26に
より外部から確実に保護できる。しかも、コイルにより
構成される球感知部31及び不正感知部32は、軟質の合成
樹脂製のモールド材37によりプリント基板36上でモール
ドしているので、振動等による損傷を防止できる。
【0039】図7は本発明の第2の実施形態を例示し、
プリント基板36の球通過孔27側に球感知部31を配置し、
この球感知部31と反対側の端子部38側に不正感知部32を
配置したものである。この場合には、プリント基板36の
両端に球感知部31と不正感知部32とが位置し、不正感知
部32を球通過孔27から大きく離間させて配置することが
できる。このため、不正感知部32側が球通過孔27を通過
する遊技球によって感応し難くなり、球感知部31側の閾
値と不正感知部32側の閾値とを厳密に設定する必要がな
く、球検出回路部33及び不正検出回路部34の回路設計が
容易になると共に、遊技球の通過による不正感知部32側
の誤動作を確実に防止できる。
【0040】また第1の実施形態のように球通過孔27の
遠近方向に位置を若干変位させて球感知部31と不正感知
部32とを設ける場合には、その球感知部31と不正感知部
32とを上下に配置する必要があるが、この実施形態では
プリント基板36に近接させた状態で球感知部31と不正感
知部32とを装着できるので、検出器本体26の厚さを薄く
して遊技球検出器24を薄型化することができる。
【0041】図8は本発明の第3の実施形態を例示し、
出力阻止部35に、球検出部45の出力側に設けられたトラ
ンジスタ等の常閉式の半導体スイッチ素子49と、不正検
出部が不正を検出した時に半導体スイッチ素子49をオフ
するスイッチ駆動部50とを設けたものである。
【0042】この実施形態では、遊技球B が通過した時
には、常閉式の半導体スイッチ素子49を介して球検出部
45の検出信号を出力する。しかし、不正検出部46が電磁
波による不正を検出した時には、その検出信号によりス
イッチ駆動部50が働いて半導体スイッチ素子49をオフす
る。従って、この半導体スイッチ素子49のオフにより、
球検出部45の検出信号を遮断して出力を阻止できる。こ
の場合にも、出力阻止部35を簡単に構成できる。
【0043】以上、本発明の各実施形態について説明し
たが、本発明は各実施形態に限定されるものではない。
例えば、実施形態では始動手段13に遊技球を設けた場合
を例示したが、他の各遊技部品の夫々に遊技球検出器24
を設けても良い。また球感知部31及び不正感知部32に
は、永久磁石とコイルとを備え、永久磁石の磁場の変化
によりコイルの誘起電圧が変化するように構成したもの
を使用しても良い。
【0044】その他、球感知部31及び不正感知部32に
は、ホール素子を使用しても良い。また電磁波又は磁場
の変化に感応して電気的物理量が変化する素子であれ
ば、球感知部31と不正感知部32とに作動原理の異なるも
のを使用することも可能である。球検出回路部33、不正
検出回路部34、出力阻止部35は、単一のIC等によって
構成することも可能である。検出器本体26は、その一部
に球通過孔27を備えておらず、入賞手段等に形成された
球通路22の一側に配置するように構成したものでも良
い。
【0045】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、遊技
球B が通過した時に電気的物理量の変化により遊技球B
の通過を検出する球検出部45と、電磁波又は磁場に感応
した時の電気的物理量の変化により不正を検出する不正
検出部46と、この不正検出部46が不正を検出した時に球
検出部45からの検出信号の出力を阻止する出力阻止部35
とを備えているので、電磁波による電波ゴト等の不正行
為を確実に防止できると共に、不正防止機能のないもの
と同様の態様で使用でき、しかも小型の遊技部品でも簡
単な構造で容易に組み込むことができ、容易且つ安価に
製作できる。請求項2に記載の本発明によれば、遊技球
B が通過した時に電気的物理量の変化により遊技球B の
通過を検出する球検出部45と、遊技球B の通過によって
感応しないように遊技球B の通過側から離間させて配置
され且つ球検出部45と同一の作動原理での電気的物理量
の変化により不正を検出する不正検出部46と、この不正
検出部46が不正を検出した時に球検出部45からの検出信
号の出力を阻止する出力阻止部35とを備えているので、
電磁波による電波ゴト等の不正行為を確実に防止できる
と共に、不正防止機能のないものと同様の態様で使用で
き、しかも小型の遊技部品でも簡単な構造で容易に組み
込むことができ、容易且つ安価に製作できる。
【0046】請求項3に記載の本発明によれば、論理回
路により出力阻止部35を構成しているので、出力阻止部
35の構成を簡単にできる。請求項4に記載の本発明によ
れば、出力阻止部35が、球検出部45の出力側に設けられ
たスイッチ素子49と、不正検出部46が不正を検出した時
にスイッチ素子49をオフするスイッチ駆動部50とを含ん
でいるので、出力阻止部35の構成を簡単にできる。
【0047】請求項5に記載の本発明によれば、検出器
本体26の内部に球検出部45、不正検出部46及び出力阻止
部35を組み込んでいるので、検出器本体26で球検出部4
5、不正検出部46及び出力阻止部35を保護できる。請求
項6に記載の本発明によれば、検出器本体26の長手方向
の一端側に球通過孔27を形成し、この球通過孔27の近傍
に球感知部31を、球感知部31から離れた他端側に不正感
知部32を夫々配置しているので、検出器本体26を含む全
体を薄型に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す弾球遊技機の正
面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す始動手段の断面
図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す始動手段の正面
図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す遊技球検出器の
斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す遊技球検出器の
断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施形態を示す遊技球検出器の
断面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
26 検出器本体 27 球通過孔 31 球感知部 32 不正感知部 35 出力阻止部 45 球検出部 46 不正検出部 49 スイッチ素子 50 スイッチ駆動部 B 遊技球

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球(B) が通過した時に電気的物理量
    の変化により遊技球(B) の通過を検出する球検出部(45)
    と、電磁波又は磁場に感応した時の電気的物理量の変化
    により不正を検出する不正検出部(46)と、この不正検出
    部(46)が不正を検出した時に球検出部(45)からの検出信
    号の出力を阻止する出力阻止部(35)とを備えたことを特
    徴とする弾球遊技機用の遊技球検出器。
  2. 【請求項2】 遊技球(B) が通過した時に電気的物理量
    の変化により遊技球(B) の通過を検出する球検出部(45)
    と、遊技球(B) の通過によって感応しないように遊技球
    (B) の通過側から離間させて配置され且つ球検出部(45)
    と同一の作動原理での電気的物理量の変化により不正を
    検出する不正検出部(46)と、この不正検出部(46)が不正
    を検出した時に球検出部(45)からの検出信号の出力を阻
    止する出力阻止部(35)とを備えたことを特徴とする弾球
    遊技機用の遊技球検出器。
  3. 【請求項3】 論理回路により出力阻止部(35)を構成し
    たことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機
    用の遊技球検出器。
  4. 【請求項4】 出力阻止部(35)が、球検出部(45)の出力
    側に設けられたスイッチ素子(49)と、不正検出部(46)が
    不正を検出した時にスイッチ素子(49)をオフするスイッ
    チ駆動部(50)とを含むこと特徴とする請求項1乃至3の
    何れかに記載の弾球遊技機用の遊技球検出器。
  5. 【請求項5】 検出器本体(26)の内部に球検出部(45)、
    不正検出部(46)及び出力阻止部(35)を組み込んだことを
    特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の弾球遊技機
    用の遊技球検出器。
  6. 【請求項6】 検出器本体(26)の長手方向の一端側に球
    通過孔(27)を形成し、この球通過孔(27)の近傍に球感知
    部(31)を、球感知部(31)から離れた他端側に不正感知部
    (32)を夫々配置したことを特徴とする請求項1乃至5の
    何れかに記載の弾球遊技機用の遊技球検出器。
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