JP2009039323A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】主制御部101のマイクロコンピュータ102に負担を掛けないで不正関係の処理を行うパチンコ機を提供する。
【解決手段】不正行為を検出する複数種類のセンサの信号を払出制御部201のマイクロコンピュータ202に入力して不正か否かを判断し、その信号を送信して外部に報知するようにした。また不正を判断する払出制御部201のマイクロコンピュータ202の外部への送信を一方向にして外部からの入力によるアクセスを不能としているので、パチンコ機1の不正検出の信頼度を高めることが可能となった。
【選択図】図2

Description

本発明は、パチンコ機の不正検出のセンサの入力手段とその処理に関する。
従来のパチンコ機では、電波を発信して不正に出玉を得る、所謂「電波ゴト」による不正を防止するため高周波用の検出コイルの信号を主制御部のマイクロコンピュータのポートに入力して、不正であると判別された場合には、主制御部がサブ制御部に報知させるものが知られている(例えば特許文献1)。また、通常は、主制御部とサブ制御部の通信は、主制御部からサブ制御部への一方向のみであるが、サブ制御部で不正を検出した場合には、主制御部にその信号が送られ、主制御部が、その信号に応じて不正の報知を行うことが知られている(例えば特許文献2)。
特開2002−239169号公報 特開2001−239044号公報
しかし、近年不正行為が多様化して、不正行為を検出する複数種類のセンサを具備する必要があり、主制御部への複数種類のセンサの入力ポート数の不足の問題、入力された信号の特性を解析して不正の検出の判断を行うためのプログラムが必要であり、そのために現在でも不足気味のプログラム容量の問題や、割込処理等の処理が増加することによる主制御部のマイクロコンピュータへの負担の問題等が生じている。
本発明の目的は、上記問題点に鑑みて、不正行為を検出する複数種類のセンサの信号を払出制御部のマイクロコンピュータに入力して不正か否かを判断させ、主制御部のマイクロコンピュータを経由することがなく、主制御部のマイクロコンピュータに負担を掛けないで不正関係の処理を行うパチンコ機を提供することにある。
請求項1記載のパチンコ機は、不正を検出するセンサ、表示装置とスピーカーを備えたものであって、前記センサで検出された信号は払出制御部に入力され、前記払出制御部のマイクロコンピュータで不正と判断された場合には、前記マイクロコンピュータが不正検出の信号をサブ制御部に送信し、前記不正検出の信号を受信した前記サブ制御部は少なくとも不正に関する情報を前記表示装置またはスピーカーで報知することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、不正を検出するセンサで検出された信号は払出制御部に入力され、払出制御部のマイクロコンピュータで不正か否かを判断される。不正と判断された場合には、払出制御部のマイクロコンピュータが不正検出の信号をサブ制御部に送信し、不正検出の信号を受信したサブ制御部は少なくとも不正に関する情報を前記表示装置またはスピーカーで報知する。そのため主制御部のマイクロコンピュータに、不正を検出し、報知するためのハードウェア上の制約やプログラム容量の制約が軽減される効果と作動の負担が掛からない効果を奏する。
請求項2記載のパチンコ機は、不正を検出するセンサ、表示装置とスピーカーを備えたものであって、前記センサで検出された信号は払出制御部に入力され、前記払出制御部のマイクロコンピュータで不正と判断された場合には、前記マイクロコンピュータが不正検出の信号をサブ制御部及び外部端子部に送信し、前記不正検出の信号を受信した前記サブ制御部は少なくとも不正に関する情報を前記表示装置またはスピーカーで報知し、前記外部端子部は、遊技機情報管理装置に不正検出の信号をフォトカプラにより一方向に送信することを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、不正を検出するセンサで検出された信号は払出制御部に入力され、払出制御部のマイクロコンピュータで不正か否かを判断される。不正と判断された場合には、払出制御部のマイクロコンピュータが不正検出の信号をサブ制御部及び外部端子部に送信し、不正検出の信号を受信したサブ制御部は少なくとも不正に関する情報を前記表示装置またはスピーカーで報知するので、主制御部のマイクロコンピュータに、不正を検出し、報知するためのハードウェア上の制約やプログラム容量の制約が軽減される効果と作動の負担が掛からない効果を奏する。また払出制御部のマイクロコンピュータは不正検出の信号を外部端子部にも送信し、外部端子部は、遊技機情報管理装置に不正検出の信号をフォトカプラにより一方向に送信するので、不正検出の管理を遊技機情報管理装置いわゆるホールコンピュータで集中的に行うことが可能となる。更に外部端子部の信号の送信は一方向であり、不正を判定する払出制御部のマイクロコンピュータに外部からの入力によるアクセスを不能としているので、パチンコ機の不正検出の信頼度を高める効果を奏する。
請求項3のパチンコ機は、請求項1又は2のいずれかに記載の不正を検出するセンサが、少なくとも扉開放センサ、電波検知センサ、磁気検知センサ、振動センサのいずれか一つを含むことを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、不正を検出するセンサが、少なくとも扉開放センサ、電波検知センサ、磁気検知センサ、振動センサのいずれか一つを含むため、多様な不正に対応することができる。
不正行為を検出する複数種類のセンサの信号を払出制御部のマイクロコンピュータに入力して不正か否かを判断し、その信号を送信して外部に報知するようにしたため、主制御部のマイクロコンピュータのハードウェア的な問題やソフトウェア的な問題を解決し、主制御部のマイクロコンピュータの負担を軽減することが可能となった。また不正を判断する払出制御部のマイクロコンピュータの外部への送信を一方向にして外部からの入力による払出制御部のマイクロコンピュータへのアクセスを不能としているので、パチンコ機の不正検出の信頼度を高めることが可能となった。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用するパチンコ機1であり、遊技枠10に本体11を開扉可能に支持している。本体11の前面上部には、丸窓12にガラス13を嵌めたフロント扉14を有し、その内方に遊技盤2を備える。本体11の前面下部には、貸球及び賞球を受止める上皿31、内方で溢れた球を受止める下皿32、遊技盤2に球を打出す発射ハンドル4、効果音や不正行為の種類に応じて出音する左右スピーカー51、52を備える。上皿31には、遊技中に遊技者操作を演出に関与させてミニゲーム的な遊技者参加型演出を実現する左・中・右ボタン3L、3C、3Rから成る遊技者操作スイッチ30を備える。33、34は凸状のスイッチ間セパレータである。フロント扉14には、装飾や各種状態表示に用いる上部電飾ランプ61〜64と右部電飾ランプ65〜69を備える。これらの電飾ランプは、払出制御部のマイクロコンピュータが不正検出の信号をサブ制御部に送信し、不正行為の信号を受けた際には、表示装置である演出装置70とともに発光色の変更や発光パターンの変更で表示態様を変化させて、不正行為を報知する。
遊技盤2には、次の1)〜6)の遊技部品と不正を検出するセンサ部品7)を備える。
1)センターユニット7
このユニット7は、飾り枠71内に、特定の入賞口である始動口81、82への始動入賞を契機に取得する内部抽選役たる大当りの抽選用乱数に基づく当否結果を、上段図柄DA、中段図柄DB、下段図柄DCの各演出図柄の変動を伴う所定の導出演出を経て導出させる演出装置70を具備する。演出装置70は、払出制御部のマイクロコンピュータから不正行為の信号を受けた際には、演出表示上の一部又は全部に不正行為のあった旨の表示、例えば「扉開放」「電波検出」「磁気検出」「振動検出」等の表示を行って不正を報知する。711はワープルート球入口、712はワープルートから入球した球が揺動する球ステージ、713はステージ上の所定の位置に来た球が有利な条件で遊技盤上に落ちる球出口である。
2)上始動口81、下始動口82
上始動口81への入球による始動入賞一個につき例えば3個の賞球を、下始動口82への入球による始動入賞一個につき例えば4個の賞球を各払出すと共に、例えば4個の保留記憶の上限内で何れかの始動入賞一個につき、例えば0〜839の範囲内で高速更新する大当り抽選用乱数を一つ取得し、後記主制御部MCのRAMに記憶する。通常時、大当りとなるのは取得した乱数が3種類の当選数値何れかに一致する場合であり、当選確率は3/840=1/280である。初回当選を条件に突入し得る確率変動遊技(以下、確変という)時は当選数値が10倍に増え、当選確率は1/28となる。
下始動口82は、常時は上始動口81により入球不可の状態にあり、普通電動役物に係る電動チューリップ820の花弁8a、8bが開かれることにより入球可能となる。尚、風営法関連法規上、役物とは入賞を容易にするための特別の装置をいい(風営法施行規則第7条ぱちんこ遊技機第五)、普通電動役物は大入賞口以外の入賞口の入口を拡大等するものであり、大入賞口の入口を拡大等する特別電動役物と区別される概念である。
3)特別電動役物に係る大入賞口9
大当り導出後の大当り遊技時、前方を覆う球受部材90を手前に倒して大入賞口9を開放する。この開放動作は、当り種別に応じたラウンド数について繰り返される。入賞一個につき例えば14個の賞球を払出し、最大例えば28秒の1ラウンドの開放毎に、最大例えば9個の入賞を許容する。
4)普通図柄の変動契機となるスルーゲートGT
スルーゲートGTへの球通過により、例えば0〜251の範囲内で高速更新する普通図柄抽選用乱数を取得し、主制御部のマイクロコンピュータのRAMに記憶する。普通図柄抽選の当選確率は、大当り遊技の終了後、例えば50回分の大当りの当否導出について付帯させる時間短縮遊技(以下、時短という)時は例えば251/252、時短時でない通常時は例えば3/252である。所定時間例えば0.5秒にわたる普通図柄の変動後、その当選が導出された時は、電動チューリップ820の花弁8a、8bを所定態様で開放させる。例えば、時短時は1.2秒の開放を1秒のインターバルを挟んで3回繰り返し、通常時は0.2秒の開放を1回だけする。
5)表示器ボード80
演出装置70における画像演出部7Aでの演出図柄DA、DB、DCの変動及び確定停止表示とリンクして風営法関連法規でいう特別図柄を変動及び停止させる7セグメントLEDから成る特別図柄表示装置SD、大当り抽選用乱数の保留記憶数(以下、特別図柄保留記憶数という)を消灯、点灯、点滅の組合せで表示させる特別図柄保留記憶数表示器H1、H2、緑ランプGLと赤ランプRLの交互点灯により普通図柄を変動させ当選時は緑ランプGLで外れ時は赤ランプRLで各点灯を停止させる普通図柄表示装置ND、普通図柄抽選用乱数の保留記憶数を消灯、点灯、点滅の組合せで表示させる普通図柄保留記憶数表示器h1、h2、大当りの上限ラウンド数を点灯により表示させる複数のラウンド表示器REを備える。
6)その他
入賞1個につき所定数例えば13個の賞球を払出す一般入賞口23〜26、風車27、略円形の遊技領域20を区画し且つ発射ハンドル4により打出す球を導くレール21、球戻り防止片22、入賞を逃した球を排出するアウト口29を備える。図示は省略したが遊技領域20には独特のゲージに従い、多数の遊技釘が打たれている。
7)不正を検出するセンサ部品
本発明で使用される不正を検出するセンサ部品として、扉開放センサ114、電波検知センサ115、磁気検知センサ116、振動センサ117が具備されている(図2参照)。
扉開放センサ114は、フロント扉14を開放して不正を行う不正行為を検出するものであり、バネの伸縮を利用した接触式のスイッチから構成されている。本センサは明示しないが本体11の上部に取り付けられ、フロント扉14が閉じられた状態では、スイッチの接点がバネが縮む側に押され、接点が開放されたOFF状態となるが、フロント扉14開放されるとスイッチの接点がバネが伸びる側に押され、接点が接触して開放センサがON状態となって、開放の有無を検出するものである。
電波検知センサ115は、高周波電波により、非接触の高周波発信型の貫通型近接スイッチを誤動作させる不正行為を検出するものであり、高周波電波を検出するコイルからなり、高周波電波による誘導起電力を検出するセンサである。本願では、明示しないがこのセンサは非接触の高周波発信型の貫通型近接スイッチであるスルーゲートGTの部分に取り付けられている。
磁気検知センサ116は、磁石により鉄製の球を始動口81、82、大入賞口9、一般入賞口23〜26等に導くいわゆる磁石ゴトを検出するものであり、ホール素子を用いて磁場を検出し電圧に変換している。本願では、明示しないがこのセンサは、上始動口81の部分に取り付けられている。なお、磁気検知センサ116として磁気抵抗効果型の素子を使用して、その電圧変化を検知しても良いし、リードスイッチのような磁気を検知して接点がONとなるようなものであっても良い。
振動センサ117は、遊技者がパチンコ機を揺すったり、叩いたりする不正行為を検出するものであり、導体とセンサとの変位を静電容量の変化で検出するものである。本願のパチンコ機1は、遊技者に左・中・右ボタン3L、3C、3Rを選択的に押させたり、連打させたりする遊技者参加型演出のあるもののため、このセンサは明示しないが、遊技者操作スイッチ30が取り付けられている上皿31と分離したフロント扉14の裏に導体を取り付け、センサを本体11に取り付けて、その変位を検出することで、フロント扉14を叩く行為の振動を優先的に検出している。
図2は、本発明の制御ブロック図である。主制御部101はチップ内にROMとRAMを内蔵した8ビットマイクロコンピュータ102とセンサからの信号を入力する入力ポート103と出力ポート104から構成されている。主制御部101のマイクロコンピュータ102のROMには、大当り抽選処理等の遊技の主制御を担う遊技プログラムが格納されており、マイクロコンピュータ102のRAMはそのワーク領域として取得乱数の一時保存やフラグ変数の保存場所として使用される。主制御部101の入力ポート103へのセンサ入力は、上始動口入球センサ105、下始動口入球センサ106、スルーゲートGT入球センサ107、大入賞口入球センサ108、一般入賞口入球センサ109等である。主制御部101のマイクロコンピュータ102はROMに記憶された遊技プログラムに従い、入球センサに対する処理を実行し、出力ポート104から信号を出力する。出力ポート104からの信号を受けて、大入賞口ソレノイド110、普通電動役物ソレノイド111、特別図柄表示装置112、普通図柄表示装置113の作動が制御される。また出力ポート104からの信号は、サブ制御部130、外部端子部140、払出制御部201に送られ、サブ制御部130では、送信されたコマンドに対応する演出表示を決定して、表示装置70、スピーカー51、52、電飾ランプ61〜69の作動が整合するように制御する。また主制御部101のマイクロコンピュータ102は外部端子部140に、大当中である旨の信号、始動口の入賞個数、スルーゲートGTの通過数、特別図柄の変動回数、普通図柄の変動回数、賞球数等の信号を送信し、払出制御部201には、払い出すべき賞球数のコマンドを送信する。
払出制御部201はチップ内にROMとRAMを内蔵した8ビットマイクロコンピュータ202とセンサからの信号を入力する入力ポート203と出力ポート204から構成されている。払出制御部201のマイクロコンピュータ202のROMには、不正を検出するセンサの入力信号を判断し、不正と判断された場合にはサブ制御部と外部端子部に送信するプログラムと払出処理に係わるプログラムが格納されており、マイクロコンピュータのRAMはそのワーク領域とフラグ変数等の保存場所として使用される。
払出制御部201の入力ポート203に、不正を検出するセンサ入力である扉開放センサ114、電波検知センサ115、磁気検知センサ116、振動センサ117の信号が全て、入力されるようになっている。また入力ポート203には、主制御部101からの払い出すべき賞球数のコマンド信号と賞球払出装置の払出検出センサ118の信号が入力される。払出制御部201のマイクロコンピュータ202はROMに記憶されたプログラムに従い、入力ポート203からの信号に対する処理を実行し、出力ポート204から信号を出力する。
払出制御部201の出力ポート204からの信号は払出モータ119、発射制御部120、サブ制御部130、外部端子部140に送信される。サブ制御部130と外部端子部140には、不正と判断された場合に不正の種類に応じた信号が送信される。不正の種類の信号を受信したサブ制御部130は、表示装置70で演出を行っているか否かをチェックして、演出中であれば、演出表示画面上の一部又は全部に不正行為のあった旨の表示、例えば「扉開放」「電波検出」「磁気検出」「振動検出」等の表示を行って不正を報知し、演出中でなければ、演出表示画面上の全部に不正行為のあった旨の表示を行う。また同時にスピーカー51、52による「扉開放」「電波検出」「磁気検出」「振動検出」等の音声報知やアラーム音、電飾ランプ61〜69の発光色の変更や発光パターンの変更で表示態様を変化させて、不正行為を報知する。
図3に、不正検出センサ114〜117、払出制御部201、サブ制御部130、外部端子部140の不正信号に関わる処理フローについて示す。不正検出センサ114〜117の入力処理(S1)はチャタリングを防止して波形整形を行うシュミットトリガー回路等を用いて行い、入力をうけた払出制御部201のマイクロコンピュータ202により不正判定処理がされ(S2)、不正判定のコマンドをサブ制御部130と外部端子部140に送信する。サブ制御部130では、不正判定のコマンドを受けて、サブ制御CPU302が、表示装置70、スピーカー51、52、電飾ランプ61〜69に不正報知処理を行わせる(S3)。同時に一方向の送信の外部端子部140に送られた不正判定のコマンドは、遊技機情報管理装置150に送られる。
図4は、払出制御部201のマイクロコンピュータ202で行われる扉開放の不正判定処理のフロー図である。払出制御部201のマイクロコンピュータ202は、例えば4msecの割り込み制御により扉開放の不正判定処理を状態が変化したか否かにより行う。まず状態アドレスをセットして(S110)、状態データを0(扉閉)にセットする(S111)。入力ポート203の扉開放センサ114の入力信号を取り込み(S112)、センサ入力ON(扉開)であれば、状態データを1(扉開)にセットしてS114に進む。センサ入力ON(扉開)でなければ、そのままS114に進む。S114では、状態データがセットされた状態アドレスと同じであれば、リターンに抜けて、状態の変化がない場合は、処理しないようにしている。S114では、状態データがセットされた状態アドレスと異なれば、状態アドレスに状態データをセーブして(S115)、不正未検出コマンドをセットする(S116)。S117で状態データが0(扉閉)の場合には、S119で不正未検出コマンドが出力処理され、S117で状態データが0(扉閉)でない場合には、扉開への状態の変化であるので、不正検出コマンドをセットして(S118)、不正検出コマンドが出力処理され(S119)て、リターンに抜ける。
図4の不正判定処理は、扉の状態データの変化のみを検出して、扉開状態から扉閉状態になったときには、不正未検出コマンドがセットされ、扉閉状態から扉開状態になったときには、不正検出コマンドがセットされて、サブ制御部130と外部端子部140にコマンド出力処理がされる。このコマンド出力を受けて、後述するような、表示装置70や電飾ランプ61〜69による表示や、スピーカー51、52による音声報知がなされる。
図5は、払出制御部201のマイクロコンピュータ202で行われる電波検知センサ115、磁気検知センサ116、振動センサ117の不正判定処理のフロー図である。払出制御部201のマイクロコンピュータ202は、例えば4msecの割り込み制御により電波検知センサ115、磁気検知センサ116、振動センサ117の不正判定処理を検出した回数が所定の時間内に所定の回数を超えたか否かにより行う。これらのセンサは、感度が低く、誤信号も多いため、状態変化の検出では、誤作動が多いためである。まずセンサカウンタ値を読み込み(S210)、センサカウンタ値が0から所定時間経過したかの判断を行う(S211)。所定時間経過であれば、センサカウンタ値をクリアする(S213)。所定時間経過前であれば、不正検知フラグがセットされているかの判断を行い、すでにセットされていれば、センサカウンタ値をクリアする(S213)。これらにより、所定時間経過した場合と、すでに不正検知フラグがセットされている場合のセンサカウンタ値を0にセットすることができる。
所定時間経過していない場合でかつ不正検知フラグがセットされていない場合で、センサ入力がONの場合にはセンサカウンタ値を+1増加させる。センサ入力がONでない場合にはセンサカウンタ値はS210のままで、リターンに抜ける。センサカウンタ値は所定値Nかの判断がされ(S216)、所定値Nに達していれば、不正検知フラグセットを行う(S218)。センサカウンタ値が所定値Nに達していなければ、センサカウンタ値を記憶して(S217)、リターンに抜ける。S218で不正検知フラグセットされると、不正検知コマンド出力処理がされ(S219)、センサカウンタ値をクリアして(S220)、リターンに抜ける。
本願発明では、例えば、所定時間を20secとするとその間の割り込み回数は5000回であり、その1/10の500回センサ入力がONになり、センサカウント値が所定値N(N=500)達した場合は不正検知フラグをセットして、不正検知コマンドをサブ制御部130と外部端子部140に出力するようにしている。またこれらの所定時間と所定値Nは遊技場の環境や作動状況に応じて、適宜変更可能である。
図6にはサブ制御部130のブロック図を示す。サブ制御CPU302は、サブ制御用ROM303からのプログラムで動作しており、通常主制御部101から演出表示のコマンドの番号が入力ポート301に入力されると、その演出表示に用いる画像データの作成をグラフィックLSI305に指示する。グラフィックLSI305は、サブ制御CPU302の指示したグラフィックデータをCG−ROM306から読み出し、SDRAM307上にスプライト処理等の演算により画像データを作成し、SDRAM307の一部のフレームバッファーメモリ領域から液晶表示機70に画像フレームを送信する。また演出表示のコマンドの番号に応じたスピーカー51、52への音声出力と電飾ランプ61〜69への出力が、サブ制御CPU302の出力ポート304から送信される。
本発明では、サブ制御部130の入力ポート301に払出制御部201から不正検知コマンドが入力されると、サブ制御CPU302は、演出中であるか否かを判断する。演出中でなければ、サブ制御CPU302は、不正検知コマンドに対応する表示すべき画像として、グラフィックLSI305に「扉開放」「電波検出」「磁気検出」「振動検出」等の文字キャラクタをCG−ROM306から読み出してSDRAM307でフレームを作成して、液晶表示機70の全部に表示するように制御を行う。演出中であると判断された場合には、サブ制御CPU302は、不正検知コマンドに対応する表示すべき画像として、グラフィックLSI305に現在の演出画像に「扉開放」「電波検出」「磁気検出」「振動検出」等の文字キャラクタを追加してCG−ROM306から読み出し、SDRAM307上で、スプライト処理や縮小処理等を行って、フレームを作成し、液晶表示機70の画面の一部に「扉開放」「電波検出」「磁気検出」「振動検出」等の不正である旨の表示をするように制御を行う。また同時にスピーカー51、52による「扉開放」「電波検出」「磁気検出」「振動検出」等の音声報知やアラーム音、電飾ランプ61〜69の発光色の変更や発光パターンの変更で表示態様を変化させて、不正行為を報知する。
図7は、外部端子部140の電気ブロック図である。外部端子部140は不正検出入力ポート401、フォトカプラ402、不正検出出力ポート403から構成され、フォトカプラ402により不正検出入力ポート401と不正検出出力ポート403が電気的に絶縁されている。外部端子部140の払出制御部201から不正検知コマンドが入力される不正検出入力ポート401には、不正検知の場合には反転入力である0が入力され、フォトカプラ402の内部のLEDが発光し、出力側の光電素子の電荷によりMOSFETのゲート電圧が設定値を超え、導通状態に変化して、不正検出出力ポート403に接続される遊技機情報管理装置150の不正検出信号入力がON状態に変化する。従って、外部端子部140の信号の送信は一方向であり、遊技機情報管理装置150等への外部端子出力ポート403からの入力により不正を判断する払出制御部201のマイクロコンピュータ202にアクセスは不可能であるので、パチンコ機1の不正検出の信頼度を高める効果を奏する。
本実施例では、不正を検出するセンサを全て具備していたが、遊技場の実態等に合わせて、少なくとも扉開放センサ114、電波検知センサ115、磁気検知センサ116、振動センサ117のいずれか一つを含むものであっても良い。また不正を検出するセンサを全て具備しているパチンコ機1であっても、払出制御部201の不正検出信号の入力ポート203による切り替えや、出力ポート204による切り替え、外部端子部140の入力ポート401による切り替え等で、適宜不正を検出するセンサの種類や出力する不正信号の種類を選択できるようにしても良い。
本実施例では、不正を検出するセンサで検出された信号は払出制御部201に入力され、払出制御部201のマイクロコンピュータ202で不正と判断された場合には、マイクロコンピュータ202が不正検出の信号をサブ制御部130及び外部端子部140に送信し、不正検出の信号を受信したサブ制御部130は不正に関する情報を表示装置70またはスピーカー51、52で報知し、また外部端子部140は、遊技機情報管理装置150に不正検出の信号をフォトカプラ402により一方向に送信するようになっていたが、不正と判断された場合には、マイクロコンピュータ202が不正検出の信号をサブ制御部130にのみ送信しても良い。本願発明は不正行為を検出する複数種類のセンサ114〜117の信号を払出制御部201のマイクロコンピュータ202に入力し、不正か否かを判断し、その信号を送信して外部に報知するようにして、主制御部101のマイクロコンピュータ102のハードウェア的な問題やソフトウェア的な問題を解決し、主制御部101のマイクロコンピュータ102の負担を軽減することであり、このようにしても本目的を達成できるからである。また不正手段の報知は、本実施例では、サブ制御部130からのコマンドに基づいて表示装置70、スピーカー51、52、電飾ランプ61〜69で報知を行うようになっていたが、視覚または聴覚に訴える方法であれば問題はなく、表示装置70またはスピーカー51、52での報知のどちらかでも良い。なお本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない範囲において、当業者の技術常識に基づいて適宜変更が可能である。
本実施例では、不正を検出するセンサで検出された信号は払出制御部201に入力され、払出制御部201のマイクロコンピュータ202で不正と判断された場合には、マイクロコンピュータ202が不正検出の信号をサブ制御部130及び外部端子部140に送信しているが、別の実施形態として、図8に示すように不正を検出するセンサで検出された信号をサブ制御部130に入力し、サブ制御部130のCPU302で不正と判断するようにしても良い。この場合には直接、表示装置70、スピーカー51、52、電飾ランプ61〜69で報知を行うことが可能であり、主制御部101のマイクロコンピュータ102や払出制御部201のマイクロコンピュータ202に全く負担を掛けることがない効果を奏する。またサブ制御部130から不正検出の信号を外部端子部140に送信する際には、直接送信しても良いし、払出制御部201または主制御部101に不正検出の信号をバイパスし、そこを経由して送信しても良い。後者の場合には、主制御部101のマイクロコンピュータ102や払出制御部201のマイクロコンピュータ202がデータを取り込んで利用することも可能である。図8では、サブ制御部130から不正検出の信号を払出制御部201のマイクロコンピュータ202を経由しないで、単に払出制御部201の入力ポート203と出力ポート204をバイパスして外部端子部140に送信する一例を示したが、変更は適宜可能である。
本発明のパチンコ遊技機の正面図。 本発明の制御ブロック図。 不正検出センサ、払出制御部、サブ制御部、外部端子部の不正信号に関わる処理フロー図。 払出制御部のマイクロコンピュータで行われる扉開放の不正判定処理のフロー図。 払出制御部のマイクロコンピュータで行われる電波検知センサ、磁気検知センサ、振動センサの不正判定処理のフロー図。 サブ制御部のブロック図。 外部端子部の電気ブロック図。 別の実施形態の制御ブロック図。
符号の説明
1;パチンコ機
11;本体
14;フロント扉
51;左スピーカー
52;右スピーカー
61〜64;上部電飾ランプ
65〜69;右部電飾ランプ
70;表示装置(演出装置、液晶表示機)
81;上始動口
101;主制御部
102;主制御部マイクロコンピュータ
114;扉開放センサ
115;電波検知センサ
116;磁気検知センサ
117;振動センサ
130;サブ制御部
140;外部端子部
150;遊技機情報管理装置
201;払出制御部
202;払出制御部マイクロコンピュータ

Claims (3)

  1. 不正を検出するセンサ、表示装置とスピーカーを備えたパチンコ機であって、前記センサで検出された信号は払出制御部に入力され、前記払出制御部のマイクロコンピュータで不正と判断された場合には、前記マイクロコンピュータが不正検出の信号をサブ制御部に送信し、前記不正検出の信号を受信した前記サブ制御部は少なくとも不正に関する情報を前記表示装置またはスピーカーで報知することを特徴とするパチンコ機。
  2. 不正を検出するセンサ、表示装置とスピーカーを備えたパチンコ機であって、前記センサで検出された信号は払出制御部に入力され、前記払出制御部のマイクロコンピュータで不正と判断された場合には、前記マイクロコンピュータが不正検出の信号をサブ制御部及び外部端子部に送信し、前記不正検出の信号を受信した前記サブ制御部は少なくとも不正に関する情報を前記表示装置またはスピーカーで報知し、前記外部端子部は、遊技機情報管理装置に不正検出の信号をフォトカプラにより一方向に送信することを特徴とするパチンコ機。
  3. 前記センサが、少なくとも扉開放センサ、電波検知センサ、磁気検知センサ、振動センサのいずれか一つを含むことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のパチンコ機。
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