JP2011143116A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技球の払出動作を制御する主制御基板及び/又は賞球払出制御基板側のソフト容量を圧迫せず、且つ、賞球速度の低下等を招くことのない、新たな不正対策が可能な手段の提供。
【解決手段】電波ゴト等に対する不正対策を講じるに際し、賞球払出制御基板側で管理される、払出手段から払い出された遊技球を検出するための第一遊技球検出手段と、演出出力制御基板側で管理される、払出手段から払い出された遊技球を検出するための第二遊技球検出手段と、を備えていると共に、主制御基板及び/又は賞球払出制御基板側から演出出力制御基板側に送信された情報(例えば第一遊技球検出手段により検出された遊技球の検出個数)と第二遊技球検出手段により検出された遊技球の検出結果とを比較した上、当該比較結果に基づいて遊技球検出手段に異常が発生しているかを判定する遊技球検出異常判定手段を演出出力基板側で備えるよう構成されている弾球遊技機。
【選択図】図15

Description

本発明は、賞球払出の決定を行う主制御部と、当該決定に基づいて払出手段による遊技球の払出動作を制御する賞球払出制御部と、演出の出力制御を司る演出出力制御部とを有しており、主制御部、賞球払出制御部及び演出出力制御部がそれぞれ別個にCPUを有する基板で作動する弾球遊技機において、遊技球の払出に係る不正行為が抑制された弾球遊技機に関する。
弾球遊技機は、所定条件を充足することにより遊技媒体である遊技球が払い出されるタイプの遊技機である。例えば、弾球遊技機の中で最もスタンダードであるパチンコ遊技機では、遊技領域に設けられた入賞口に遊技球を入球させることにより賞球払出がなされる。また、最近では、弾球遊技機に隣接してカードユニット等の遊技媒体貸出機が設置されており、当該貸出機からの要求を受けて、弾球遊技機の上皿に所定個数の遊技球が供給される。ここで、賞球払出や球貸出払出がなされる場合、一般に、以下のような手順(例)で球払出がなされる。まず、賞球払出に関しては、遊技球が始動入賞口や大入賞口等の入賞口に入球すると、入賞球検出手段により検出される。そして、この検出信号を受信したメイン制御基板側は、払出制御基板側に賞球払出コマンドを送信する。続いて、賞球払出コマンドを受信した払出制御基板は、このコマンドに基づいて球払出装置を制御して所定数の賞球払出処理を実行する。この球貸し動作の場合も同様に、球払出コマンドを受け、払出制御基板は、このコマンドに基づいて球払出装置を制御して所定数の球払出処理を実行する。
ところで、遊技盤裏面に設けられている球払出装置は、ロータ(カム軸)と、当該ロータを回転させるための払出モータと、払い出された遊技球を検出する球検出部(カウントセンサ)とを有している。そして、近年では球払出速度向上のため、球払出を実行する場合、球払出モータを1回の払出球数分駆動し、その駆動後に未払い球が存在していたかどうかを確認し、未払い球が存在するときには再度球払出モータを駆動させ残りの球を払い出すようにする高速賞球払出機構が登場している。
他方、最近、電波により球払出機能の球検出部(特に近接センサを用いた場合)を異常状態にさせ、球が払い出されたにもかかわらず検出されない形にして数多くの球を得ようとする不正行為(ゴト行為)が行われている。そして、前述したような高速賞球払出機構でこのような不正行為が実行されると、単位時間当たりの不正球数が大き過ぎるため、被害が甚大となる恐れがある。
そこで、複数のセンサを用いることで電波ゴト等の不正対策を講じる手法が従来から提案されている。まず、特許文献1には、回胴式遊技機におけるセレクター構造において、異種のセンサを連続する位置に備え、両センサからの検出状況によって正規なメダルの投入か否かを判別する手法が提案されている。特許文献2及び特許文献3には、入賞検出装置において、隣接する位置に異なる種類のセンサを配置することで不正な入賞信号の再現を困難にする手法が提案されている。特許文献4には、入賞に応じて賞球を払い出す払出制御手段を備えるパチンコ遊技機において、遊技球の検出出力に基づいて払出が正常に行われているか否かを判別する手法が提案されている。特許文献5には、2つの検出用センサが隣接して配置された払出装置において、それぞれ球貸しと賞球を計測した上、一方のセンサが不調の場合には他方のセンサで計測を実行すると共に、一方のセンサが不調である旨を報知する手法が提案されている。
特開2005−287943 特開2002−65958 特開2000−102648 特開平11−221320 特開2000−317101
発明を解決しようとする課題
ここで、上述したこれまでの先行技術においては、複数のセンサを用いることで電波ゴト等の不正対策に対しては効果を奏するが、賞球払出の決定処理等を実行する賞球払出遊技制御手段(所謂「メイン制御側」と称される、主制御基板及び/又は賞球払出制御基板)にて検出信号を管理しているので、賞球払出遊技制御手段側のソフト容量(プログラム容量)を圧迫する恐れがあることに加え、両センサの検出結果を元に払出制御を行うために賞球払出遊技制御手段側に余計な処理を強いることととなり賞球速度の低下等を招く恐れがあり好ましい対策とはいえない。そこで、本発明は、賞球払出の決定を行うと共に当該決定に基づいて払出手段による遊技球の払出動作を制御する主制御部及び/又は賞球払出制御部側のソフト容量を圧迫せず、且つ、主制御部及び/又は賞球払出制御部側に余計な処理を強いることで賞球速度の低下等を招くことのない、新たな不正対策が可能な手段を提供することを目的とする。
本発明(1)は、
遊技球が入球可能な入賞口(各種一般入賞口、特図始動口2110、大入賞口2420)と、
入賞口(各種一般入賞口、特図始動口2110、大入賞口2420)に遊技球が入球した場合、入球した入賞口に対応した個数の賞球払出の決定を行う賞球払出決定手段(遊技制御手段1050)と
を管理する主制御部(メイン制御基板1000)、
払出動作をすることで遊技球を払出可能な払出手段(払出ユニット13)と、
払出手段(払出ユニット13)から払い出された遊技球を検出するための第一遊技球検出手段(カウントセンサ14a)と、
賞球払出決定手段(遊技制御手段1050)が所定個数の賞球払出を決定した場合、第一遊技球検出手段(カウントセンサ14a)により当該所定個数の賞球払出が確認されるまで払出手段(払出ユニット13)による遊技球の払出動作を実行制御する賞球払出制御手段(払出制御手段2300)と
を管理する賞球払出制御部(払出制御基板2000)、及び
演出を出力可能な演出出力部(演出表示装置2140等)と、
演出出力部(演出表示装置2140等)を介して演出の出力制御を実行する演出出力制御手段と
を管理する演出出力制御部(演出表示制御基板3000)
を有しており、主制御部(メイン制御基板1000)、賞球払出制御部(払出制御基板2000)及び演出出力制御部(演出表示制御基板3000)がそれぞれ別個にCPUを有する基板で作動する弾球遊技機において、
主制御部(メイン制御基板1000)及び/又は賞球払出制御部(払出制御基板2000)は、
入賞口(各種一般入賞口、特図始動口2110、大入賞口2420)に遊技球が入球した場合、当該入球に起因して払出手段(払出ユニット13)により払い出されるべき賞球個数に関連した情報を演出出力制御部(演出表示制御基板3000)に対して送信する賞球払出関連情報送信手段(演出制御側送信制御手段1114、送信制御手段2120)
を有しており、
演出出力制御部(演出表示制御基板3000)は、
払出手段から払い出された遊技球を検出するための第二遊技球検出手段(カウントセンサ14b)と、
第二遊技球検出手段(カウントセンサ14b)による遊技球の検出結果と賞球払出関連情報送信手段(メイン制御基板1000及び払出制御基板2000)から送信された情報とを比較した上、当該比較結果に基づいて第一遊技球検出手段(カウントセンサ14a)又は第二遊技球検出手段(カウントセンサ14b)に異常が発生しているか否かを判定する遊技球検出異常判定手段(異常払出判定手段3200)と
を更に有している
ことを特徴とする弾球遊技機である。
本発明(2)は、遊技球検出異常判定手段(異常払出判定手段3200)は、
賞球払出関連情報送信手段(演出制御側送信制御手段1114、送信制御手段2120)から送信された前記情報に基づき、どのタイミングで何球の賞球が払出手段(払出ユニット13)から払い出されるかを決定する際に参照される賞球払出状況予想用参照テーブル(払出完了予定時間参照テーブル3210)を更に有しており、
遊技球検出異常判定手段(異常払出判定手段3200)は、賞球払出状況予想用テーブル(払出完了予定時間参照テーブル3210)を参照して決定した賞球払出状況と第二遊技球検出手段による遊技球の検出結果との間に不一致が生じている場合、第一遊技球検出手段又は第二遊技球検出手段に異常が発生していると判定する、前記発明(1)の弾球遊技機である。
本発明(3)は、第一遊技球検出手段(カウントセンサ14a)と第二遊技球検出手段(カウントセンサ14b)は、それぞれ異なる検出方式のセンサである、前記発明(1)又は(2)の弾球遊技機である。
次に、本特許請求の範囲及び本明細書における用語の定義について説明する。まず、「別個にCPU」とは、主制御部、賞球払出遊技部及び演出出力部とが相互に別個にCPUで作動する限り、例えば、演出出力制御部が複数のCPUで作動する態様(例えば、所謂「サブ制御基板」と所謂「サブサブ制御基板」と称される相互に別個のCPUで作動する態様)をも包含する。「演出」とは、当業界において本願出願時点で一般的に認識されている演出と同義であり、動画像や静止画像等の表示・ランプの点灯・音響出力・転動する遊技球に影響を与えない可動物の変位等の、遊技の興趣性を高める出力形態を指す。「弾球遊技機」は、遊技媒体が遊技球である限り特に限定されないが、典型的にはパチンコ遊技機やアレンジボールである。「当該入球に起因して払出手段により払い出されるべき賞球個数及び払出タイミングに関連した情報」とは、賞球払出個数及び払出タイミングに関連した情報であれば特に限定されず、例えば、賞球個数が導ける情報としては、例えば、入賞情報受信手段が受信した入賞情報(例えば、どの入賞口に入賞したかが分かり、この情報から賞球個数が導ける)、賞球払出決定手段による賞球払出決定情報(例えば、この決定情報から賞球個数が導ける)、賞球個数情報;賞球払出のタイミングに関する情報としては、例えば、賞球払出開始情報、賞球払出中情報、賞球払出情報(例えば、第一遊技球検出手段による遊技球検出情報)、賞球払出終了情報;未賞球払出情報一時記憶手段に一時記憶された未賞球払出情報;賞球払出異常に関する情報(例えば、賞球払出エラー、上皿満タン情報等);の一又は複数の組み合わせを挙げることができる。「第一遊技球検出手段により当該所定個数の賞球払出が確認されるまで払出手段による遊技球の払出動作を実行制御する」とは、所定個数の賞球払出がすべて確認されるまでの一連の制御を指し、払出装置が実際に駆動されている状況のみならず、例えば、分割払出等、払出装置の駆動・停止を複数回実行する場合には、駆動間の停止状態を実行制御に含まれる。
本発明(1)によれば、電波ゴト等に対する不正対策を講じるに際し、所謂「メイン制御」側と称される主制御部及び/又は賞球払出制御部側で管理される、払出手段から払い出された遊技球を検出するための第一遊技球検出手段と、所謂「サブ制御」と称される演出出力制御部側で管理される、払出手段から払い出された遊技球を検出するための第二遊技球検出手段と、を備えていると共に、主制御部及び/又は賞球払出制御部側から演出出力制御部側に送信された情報(例えば第一遊技球検出手段により検出された遊技球の検出個数)と第二遊技球検出手段により検出された遊技球の検出結果とを比較した上、当該比較結果に基づいて遊技球検出手段に異常が発生しているかを判定する遊技球検出異常判定手段を演出出力制御部側で備えるよう構成されているので、主制御部及び/又は賞球払出制御部側のソフト容量を圧迫せず、且つ、主制御部及び/又は賞球払出制御部側に余計な処理を強いることで賞球速度の低下等を招くことも防止できるという効果を奏する。
本発明(2)によれば、前記効果に加え、賞球払出遊技制御部側での現在の賞球払出状況を決定する際に参照される賞球払出状況予想用参照テーブルを演出出力制御部側で備えているよう構成されているので、主制御部及び/又は賞球払出制御部が賞球払出状況等に関する情報を演出出力制御部側に逐次送信しなくても済むため、より一層主制御部及び/又は賞球払出制御部側の処理負担等を軽減することが可能になるという効果を奏する。
本発明(3)によれば、前記効果に加え、第一遊技球検出手段と第二遊技球検出手段はそれぞれ異なる検出方式のセンサであるよう構成されているので、ある手法による不正行為(例えば電波ゴト)が実行されたために一方のセンサが異常となったとしても、他方のセンサが異常となるリスクを低減させることが可能になるという効果を奏する。
図1は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の正面図(遊技者側)である。 図2は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の裏面図である。 図3は、本最良形態に係るパチンコ遊技機における、払出用遊技球を遊技機内に貯留する動作原理の概要図である。 図4は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の払出ユニットの外観図である。 図5は、本最良形態に係るパチンコ遊技機における、払出ユニットの構造と遊技球の払出を行う動作原理の概要図である。 図6は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の電気的な概略構成図である。 図7は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の機能ブロック図である。 図8は、第1態様における、メイン制御基板1000側で実行されるメインフローチャートである。 図9は、第1態様における、メイン制御基板1000側で実行される未払出賞球管理処理のフローチャートである。 図10は、第1態様における、払出制御基板への賞球払出コマンド送信制御処理のフローチャートである。 図11は、第1態様における、演出表示制御基板2000に対する賞球払出関連情報送信処理のフローチャートである。 図12は、第1態様における、払出制御基板2000側で実行される処理のメインフローチャートである。 図13は、第1態様における、主制御基板1000側との賞球払出関連情報送受信処理のフローチャートである。 図14は、第1態様における、主制御基板1000側との賞球払出制御処理のフローチャートである。 図15は、第1態様における、演出表示制御基板側で実行される処理(特に異常払出判定・異常報知処理)のフローチャートである。 図16は、第1態様(変更例)における、未払出賞球管理処理のフローチャートである。 図17は、第1態様(変更例)における、払出制御基板2000側に対する賞球払出コマンド送信制御処理のフローチャートである。 図18は、第1態様(変更例)における、演出表示制御基板3000側に対する賞球払出関連情報送信処理のフローチャートである。 図19は、第1態様(変更例)における、演出表示制御基板側で実行される処理(特に異常払出判定・異常報知処理)のフローチャートである。 図20は、第2態様における、メイン制御基板1000側で実行されるメインフローチャートである。 図21は、第2態様における、メイン制御基板1000側で実行される未払出賞球管理処理のフローチャートである。 図22は、第2態様における、払出制御基板への賞球払出コマンド送信制御処理のフローチャートである。 図23は、第2態様における、払出制御基板2000側で実行される処理のメインフローチャートである。 図24は、第2態様における、主制御基板1000側との賞球払出関連情報送受信処理のフローチャートである。 図25は、第2態様における、主制御基板1000側との賞球払出制御処理のフローチャートである。 図26は、第2態様における、演出表示制御手段3000側との賞球払出関連情報送信処理のフローチャートである。 図27は、第2態様における、演出表示制御基板側で実行される処理(特に異常払出判定・異常報知処理)のフローチャートである。
発明を実施するための最良形態
以下、本発明の一最良形態として、パチンコ遊技機を例に採って説明することとする。但し、本発明の遊技機は、パチンコ遊技機等の弾球遊技機に限定される訳ではなく、スロットマシン等の遊技機であってもよい。
《全体構成》
(前面)
まず、図1を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の前面側の基本構造を説明する。パチンコ遊技機は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。以下、これらを順に説明する。
はじめに、パチンコ遊技機の遊技機枠は、外枠102、前枠104、透明板106、扉108、上球皿110、下球皿112及び発射ハンドル116を含む。まず、外枠102は、パチンコ遊技機を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠104は、外枠102の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠102に開閉可能に取り付けられる。前枠104は、遊技球を発射する機構、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導又は回収するための機構等を含む。透明板106は、ガラス等により形成され、扉108により支持される。扉108は、図示しないヒンジ機構を介して前枠104に開閉可能に取り付けられる。上球皿110は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿112への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿112は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。また、上球皿110と下球皿112の間にはスピーカ114が設けられており、遊技状態等に応じた効果音が出力される。そして、遊技効果ランプ190は、遊技領域120又は遊技領域120以外の領域に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。更に、透明板106の右下部を介して視認可能な、遊技球の払出に関する情報をLEDによって外部に表示する状態表示部130が備えられている。
次に、遊技盤は、外レール122と内レール124とにより区画された遊技領域120が形成されている。そして、当該遊技領域120には、図示しない複数の遊技釘及び風車等の機構や各種一般入賞口の他、特図始動口2110(入球検知センサ2111)、普図始動口2210(入球検知センサ2211)、大入賞口2420(入球検知センサ2421)、特別図柄表示装置2130、保留数を点灯表示する保留表示装置2132、演出表示装置2140、普通図柄表示装置2220、センター飾り192及びアウト口142が設置されている。そして、特図始動口2110や大入賞口2420等の各種入賞口に遊技球が入球すると、これら入賞口に設けられた入球検知センサにより遊技球通過が検知される。この検知信号がメイン制御基板(主制御装置)1000に送信され、これを受けてメイン制御基板1000から払出制御基板2000側に所定の払出コマンドが送信される結果、所定球数の賞球が払い出される。また、図1に示すように、プリペイドカードによる遊技球の貸し出しを受け付けるカードユニットCが、遊技機1の左に隣接して設けられている。
ここで、本最良形態に係るカードユニットCは、周知の構成と同じである。具体的には、カードユニットCには、図示しないが、使用可能状態であるか否かを示す使用可表示ランプ、カード内に記録された残額情報に端数(100円未満の数)が存在する場合にその端数を上皿近傍に設けられる度数表示LEDに表示させるための端数表示スイッチ、カードユニットCがいずれの側のパチンコ遊技機に対応しているのかを示す連結台方向表示器、カードユニットC内にカードが投入されていることを示すカード投入表示ランプ、記録媒体としてのカードが挿入されるカード挿入口、カード挿入口の裏面に設けられているカードリーダライタの機構を点検する場合にカードユニットを解放するためのカードユニット錠等が設けられている。
(背面)
次に、図2を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の背面側における基本構造を説明する。パチンコ遊技機は、パチンコ遊技機の全体動作を制御し、特に特図始動口2110へ入球したときの当否抽選や払出制御基板2000への賞球払出コマンド送信等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行うメイン制御基板(主制御装置)1000と、遊技内容に興趣性を付与する演出表示装置2140上での各種演出・情報報知に係る表示・音響・サイドランプ等による各種演出制御を司るサブ制御基板(演出制御装置)3000と、サブ制御基板3000からの指示に基づいて演出表示装置2140上での各種演出の制御を司るサブサブ制御基板(図柄制御装置)4000と、球払出関連機構・装置と、ホールコンピュータHC等へ遊技に関する情報送信を中継するための外部中継端子板5000と、をその背面に有している。ここで、球払出関連機構・装置は、球タンク11、タンクレール12、各入賞口への入賞やカードユニットからの要求に応じて球タンク11から供給される遊技球を上球皿110へ払い出す払出ユニット13、払出ユニット13からの払出球を検知するカウントセンサ14、受け皿(上球皿110、下球皿112)が満タンである場合にオンになる受け皿満タンスイッチ15、払出ユニット13による払出動作を制御する賞球払出制御基板(賞球払出装置)2000等から構成される。
(払出機構)
次に、図3を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機における、払出用遊技球を遊技機内に貯留する動作原理を説明することとする。図3の矢印で示すように、補給装置(遊技機の球タンク11へ遊技球を供給するために設置されたホールの付帯設備)から供給される遊技球は、球タンク11、タンクレール12を通り、払出ユニット13に誘導されて貯留される。このように遊技機内に貯留された遊技球は、入賞口への入球に基づく賞球として或いはカードユニットからの払出要求に基づいて上球皿110へ払い出される。
次に、図4及び図5を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の払出ユニット13の構造と遊技球の払出を行う動作原理を説明することとする。まず、図4に示されるように、払出ユニット13は、払出の際に駆動される払出モータ13aを有している。そして、図5に示されるように、払出ユニット13は、払出モータ13aと連結したカム軸13bを有している。このような構造の払出ユニット13は、下記の原理に従い動作する。まず、遊技領域120内の入賞口に遊技球が入球すると、入賞信号がメイン制御基板1000に送られメイン制御基板1000は払出個数を決定し、払出制御基板2000へ賞球の信号を送信する。或いは、カードユニットC等の遊技球貸出装置から払出制御基板2000へ球貸しの要求がなされる。これを受けて払出制御基板2000は払出ユニット13を作動させ、払出ユニット13内の払出モータ13aが遊技球の払出を実行する。図5に示されるように、払出モータ13aが回転することにより、カム軸13bが回転し、遊技球が1球ずつ払い出される。
また、払い出された遊技球は、払出ユニット13の下流に連続して設けられたカウントセンサ14aとカウントセンサ14bにより検知される。ここで、カウントセンサ14a及びカウントセンサ14bは、払出制御基板2000及びサブ制御基板3000とそれぞれ情報伝達可能に接続されている。そして、カウントセンサ14aで遊技球が検知された場合には払出制御基板2000に検出信号が送信され、カウントセンサ14bで遊技球が検知された場合にはサブ制御基板3000に検出信号が送信される。これにより、払出制御基板2000及びサブ制御基板3000のいずれにおいても独立して遊技球の払出個数が計数される。ここで、カウントセンサ14a及びカウントセンサ14bは、相互に異なる検出方式のセンサであることが好ましい。例えば、本最良形態では、カウントセンサ14aは近接センサであり、カウントセンサ14bはフォトセンサである。また、カウントセンサ14a及びカウントセンサ14bは相互に近接した位置に配置されている。本最良形態では、カウントセンサ14aの下流に距離L離れてカウントセンサ14bが配置されている。
《電気的構成》
次に、図6のブロック図を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の電気的な概略構成を説明する。本最良形態に係るパチンコ遊技機は、前述したように、遊技の進行を制御するメイン制御基板1000と、メイン制御基板1000からのコマンドに基づいて遊技球の払出を制御する払出制御基板2000と、装飾図柄の変動・停止等の演出表示装置2140上での各種演出・スピーカ114からの音響・遊技効果ランプ190の点灯等の演出全般や賞球払出エラー報知を制御するサブ制御基板3000と、演出表示装置2140上での装飾図柄の変動表示・停止表示及び保留表示や予告表示等を制御するサブサブ制御基板4000とを備える。ここで、払出制御基板2000は、遊技球の払出を実行する払出ユニット13(払出モータ13a)と、遊技球の払出に関する状態をLEDによって外部に表示する状態表示部130とに接続している。
ここで、メイン制御基板1000、払出制御基板2000、サブ制御基板3000及びサブサブ制御基板4000には、様々な演算処理を行うCPU、CPUの演算処理を規定したプログラムを予め記憶するROM、CPUが取り扱うデータ(遊技中に発生する各種データやROMから読み出されたコンピュータプログラム等)を一時的に記憶するRAMが搭載されている。
ここで、メイン制御基板1000と払出制御基板2000とのコマンドや情報の送受信、メイン制御基板1000からサブ制御基板3000への情報やコマンドの送信、サブ制御基板3000からサブサブ制御基板4000への情報やコマンドの送信は、パラレル通信でもシリアル通信でもよい。また、払出制御基板2000とメイン制御基板1000との間には賞球払出状況を伝達する一本の回線が配置されており、メイン制御基板1000側から賞球払出コマンドが送信されると払出信号がオンになり、払出が完了してモータが停止すると払出信号がオフになる。
また、図6に示すように、メイン制御基板1000は、図示しない入力ポートを介して、各種入賞口センサS(例えば、特図始動口2110の入球検知センサ2111や大入賞口2420の入球検知センサ2421)と接続している。また、サブ制御基板3000は、図示しない出力ポートを介して、エラー報知手段195(例えば、エラーの種類に応じて点滅態様を変える遊技効果ランプ190)と接続している。
《機能構成》
次に、図7の機能ブロック図を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の機能を説明することとする。尚、ここに主として示す機能は、本発明と特に関連する、メイン制御基板1000/払出制御基板2000間での機能、メイン制御基板1000/演出表示制御手段3000間での機能、払出制御基板2000/演出表示制御手段3000間での機能である。また、ここに示す機能は、下記で説明する第1態様及び第2態様の両態様を実施可能としたものである。したがって、いずれか一方のみを実施可能とすることを念頭に置いた場合には、下記に示す機能の一部は必要無い。
(メイン制御基板1000)
まず、メイン制御基板1000は、遊技の進行に関する制御を司る遊技制御手段1050と、払出制御基板2000や演出表示制御基板3000側等とのコマンド・情報の送受信やホールコンピュータHCへの情報送信の制御を司る送受信制御手段1100と、メイン制御基板1000側で実行する処理の際に必要な情報を一時記憶するための処理関連情報一時記憶手段1200と、メイン制御基板1000側での送受信等に関連したエラーの制御を実行するエラー制御手段1400と、停電等の発生により電源が切断された場合において電源の再投入時に遊技機の状態を電源切断時の状態に復帰させるためのバックアップ手段1500と、を有する。尚、遊技制御手段1050は、従来機が有する周知構成である。例えば、従来の第1種遊技機の場合を例に採ると、遊技制御手段1050は、乱数発生、始動口入球を契機とした乱数取得、取得した乱数を用いての抽選、抽選結果に基づいた図柄(特別図柄)変動、抽選に当選している場合に通常は閉状態にある可変入賞口を開放する特別遊技の実行等、周知の処理を実行する。以下、本発明の特徴的な各手段について詳述する。
まず、送受信制御手段1100は、メイン制御基板1000から払出制御基板2000・演出表示制御手段3000・ホールコンピュータHCへの送信制御を司る送信制御手段1110と、入賞口や満タンスイッチ等の遊技進行に関連した遊技周辺要素からの受信制御や払出制御基板2000からメイン制御基板1000への受信制御を司る受信制御手段1120と、を有している。
ここで、送信制御手段1110は、払出制御基板2000側への送信制御を司る払出制御側払出制御側送信制御手段1111と、演出表示制御手段3000側への送信制御を司る演出制御側送信制御手段1112と、ホールコンピュータHC側への送信制御を司るHC側送信制御手段1114と、を有している。以下、順に説明する。
まず、払出制御側送信制御手段1111は、払出制御基板2000側へ送信される賞球払出コマンドを所定の一時記憶手段(後述する送信コマンド一時記憶手段1111c)にセットするための送信コマンド設定手段1111aと、払出制御基板2000に送信するコマンドを、当該コマンドに対応する賞球払出が完了するまで一時記憶する送信コマンド一時記憶手段1111cとを有している。尚、送信コマンド設定手段1111aは、後述する処理の項目で説明するように、未払出賞球情報一時記憶部1121a−1を参照して賞球払出コマンドのセット可否を決定するため、賞球払出決定手段としても機能する。
また、受信制御手段1120は、賞球情報(入球信号)や上皿満タン信号を含む遊技情報を受信するための遊技側受信制御手段1121と、払出制御基板2000側からの情報を受信するための払出制御側受信制御手段1122と、を有している。ここで、遊技側受信制御手段1121は、払出処理が実行されていない賞球に関する情報や上皿満タン情報を一時記憶するための遊技側情報一時記憶手段1121aを有している。更に、遊技側情報一時記憶手段1121aは、払出コマンドが送信されていない未払出賞球情報を一時記憶するための未払出賞球情報一時記憶部1121a−1を有している。また、払出制御側受信制御手段1122は、払出制御基板2000側から送信されてきた情報が一時記憶される払出制御側受信データ一時記憶手段1122bを有している。
次に、処理関連情報一時記憶手段1200は、メイン制御基板1000側についての処理の際に必要な情報を一時記憶するためのメイン制御側処理関連情報一時記憶手段1210と、払出制御基板2000側との間での処理の際に必要な情報(例えば、払出中か否か、払出制御基板2000側で払出異常が発生しているか否か)を一時記憶するための払出制御側処理関連情報一時記憶手段1220と、演出表示制御基板3000側との間での処理の際に必要な情報を一時記憶するための演出表示制御側処理関連情報一時記憶手段1230と、を有している。
次に、エラー制御手段1400は、メイン制御基板1000側での送受信に関するエラーを含む遊技関連エラー(例えば、送受信に関するエラー以外として扉開放エラー等)のオンオフ状態を一時記憶するためのエラーフラグ一時記憶手段1421を更に有している。
次に、バックアップ手段1500は、停電等の発生により電源が切断された場合において、電源の再入時に遊技機の状態を電源切断前の状態に復帰させるべく、電源切断時にメイン制御基板1000側で一時記憶していたデータを記憶しておくためのバックアップ情報一時記憶手段1510と、遊技機の電源のオフ後においてもバックアップ情報一時記憶手段にバックアップ電圧を供給してデータを保持するバックアップ電源供給手段1520と、を有している。尚、バックアップ情報一時記憶手段1510への書き込みは、通常処理によって電源切断時に実行され、逆にバックアップ情報一時記憶手段1510に書き込まれた各情報の復帰は、電源入時のメイン処理において実行される。
(払出制御基板2000)
次に、払出制御基板2000は、メイン制御基板1000側やカードユニットC側等とのコマンド・情報の送受信の制御を司る送受信制御手段2100と、払出制御基板2000側での送受信や払出等のエラーの制御を実行するエラー制御手段2200と、賞球払出コマンドや貸球コマンドを受けて所定数の遊技球の払出処理を実行する払出制御手段2300と、を有している。以下、各手段について詳述する。
まず、送受信制御手段2100は、メイン制御基板1000やカードユニットCからの情報(例えば、コマンドや信号)の受信制御を司る受信制御手段2110と、メイン制御基板1000・カードユニットC・演出表示制御手段3000への情報の送信制御を司る送信制御手段2120と、を有している。
ここで、受信制御手段2110は、メイン制御基板1000からの情報(例えば、コマンド)の受信制御を司るメイン側受信制御手段2111と、カードユニットCからの情報(例えば、信号)の受信制御を司るカードユニット側受信制御手段2112と、を有している。そして、メイン側受信制御手段2111は、メイン制御基板1000側から送信されてきたコマンドや情報が一時記憶されるメイン側受信情報一時記憶手段2111aを更に有している。
また、カードユニット側受信制御手段2112は、カードユニットC側から送信されてきた情報を一時記憶するためのカードユニット側受信情報一時記憶手段2112aを更に有している。
次に、エラー制御手段2200は、送信や払出等に関するエラーフラグのオンオフ状態を一時記憶するためのエラーフラグ一時記憶手段2221を更に有している。
次に、払出制御手段2300は、メイン制御基板1000からの賞球払出コマンドやカードユニットCからの貸球要求に関する情報等を一時記憶するための払出情報一時記憶手段2310と、遊技球払出制御に係る情報を一時記憶するための払出処理関連情報一時記憶手段2320と、を有している。
ここで、払出処理関連情報一時手段2320は、払出に関連した状態(例えば、払出中か否か・払出異常が発生しているか否か)を一時記憶するための払出状態フラグ一時記憶手段2321と、払出処理時に、払い出される遊技球数がセットされる払出カウンタ2322と、を有している。
次に、演出表示制御基板3000は、メイン制御基板1000や払出制御基板2000からの情報を受信するための受信制御手段3100と、払出制御基板2000側での払出が正常に実行されたか否かを判定する異常払出判定手段3200と、演出表示制御基板3000側で実行する処理の際に必要な情報を一時記憶するための処理関連情報一時記憶手段3300と、払出異常が判明した際にエラー報知手段195を介して異常を報知するための異常報知手段3400と、を有している。
ここで、受信制御手段3100は、メイン制御基板1000からの賞球払出に関する情報を受信するためのメイン側受信制御手段3110と、払出制御基板2000からの賞球払出に関する情報を受信するための払出制御側受信制御手段3120と、を有している。
また、異常払出判定手段3200は、賞球払出がなされる際、当該賞球払出の所用時間を把握するために参照される払出完了予定時間参照テーブル3210と、賞球払出からの時間を計時するタイマ3220と、を有している。尚、払出完了予定時間参照テーブル3210については処理の欄で詳述する。
《処理》
次に、図8〜図27のフローチャートを参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機で実行される処理を説明する。ここで、図8〜図19が、第1態様に係るパチンコ遊技機で実行される処理であり、図20〜図27が、第2態様に係るパチンコ遊技機で実行される処理である。尚、第1態様が、主制御基板側からの賞球払出情報に基づき、サブ制御基板側で正しく賞球払出が実行されたか否かの判定処理を実行する態様であり、第2態様が、払出制御基板側からの賞球払出情報に基づき、サブ制御基板側で正しく賞球払出が実行されたか否かの判定処理を実行する態様である。
《第1態様の処理》
第1態様の処理は、メイン制御基板1000側での処理(図8〜図11)、払出制御基板2000側での処理(図12〜図14)及び演出表示制御基板3000での処理(図15)から構成される。順に説明することとする。
(メイン制御基板側での処理)
はじめに、図8は、メイン制御基板1000側で実行されるメインフローチャートである。まず、ステップ1100で、メイン制御基板1000は、各種入賞口への入賞に基づき賞球が払い出されるまでの情報管理等を行う、後述する未払出賞球管理処理を実行する。次に、ステップ1200で、メイン制御基板1000は、払出制御基板2000側への、後述する賞球払出コマンド送信制御処理を実行する。そして、ステップ1300で、メイン制御基板1000は、演出表示制御基板3000側への、後述する賞球払出関連情報送信制御処理を実行し、ステップ1100に戻る処理を繰り返す。尚、本発明と直接関係無いメイン制御基板側での他の処理(例えば、乱数取得処理、当否抽選処理、特別図柄内容決定処理、特別図柄表示制御処理、特別遊技実行処理等)については、割り込み処理の形で適宜実行される。
次に、図9は、図8のサブルーチンに係る、メイン制御基板1000側で実行される未払出賞球管理処理のフローチャートである。まず、ステップ1110で、受信制御手段1120は、各種入賞口から出力された入賞信号を受信したか否かを判定する。ステップ1110でYesの場合、ステップ1120で、受信制御手段1120は、遊技側情報一時記憶手段1121aの未払出賞球情報一時記憶部1121a−1に一時記憶し、次の処理(ステップ1200の払出制御基板への賞球払出コマンド送信制御処理)に移行する。尚、ステップ1110でNoの場合にも次の処理(ステップ1200の払出制御基板への賞球払出コマンド送信制御処理)に移行する。
次に、図10は、図8のサブルーチンに係る、払出制御基板への賞球払出コマンド送信制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1210で、送信コマンド設定手段1111aは、払出制御基板2000と接続している回線からの払出信号がOFFであるか否かを判定する。ステップ1210でYesの場合、ステップ1220で、送信コマンド設定手段1111aは、未払出賞球情報一時記憶部1121a−1を参照し、未払出賞球が存在するか否かを判定する。そして、ステップ1220でYesの場合、ステップ1230で、送信コマンド設定手段1111aは、エラーフラグ一時記憶手段1421を参照し、送受信エラーや賞球払出エラー等(例えば、払出モータ異常、球詰まりエラー、上皿満タン等)が発生していないか否かを判定する。ステップ1230でYesの場合、ステップ1240で、送信コマンド設定手段1111aは、未払出賞球情報一時記憶部1121a−1にアクセスして今回払出処理が実行される順番の未払出賞球情報を取得した上、当該未払出賞球情報に対応した賞球数分の賞球払出コマンドを送信コマンド一時記憶手段1111cにセットする。例えば、未払出賞球情報が15球の未払情報である場合、15球の賞球払出を実行する旨の賞球払出コマンドをセットする。そして、ステップ1250で、送受信制御手段1100は、未払出賞球情報一時記憶部1121a−1内の、今回セットした賞球払出コマンドに対応した未払出賞球情報を消去し、以後の情報をシフトさせる。尚、本最良形態では、今回セットされた未払出賞球情報は未払出賞球情報部1121a−1から削除されるが、払出制御基板2000側から当該コマンドを正常に受信した旨の情報が送られてくるまで或いは当該コマンドに対応した払出が実行されたことが確認されるまで、送信コマンド一時記憶手段1111c内には当該コマンド自体は残すよう構成されている。その後、ステップ1260で、払出制御側送信制御手段1111は、送信コマンド一時記憶手段1111cにセットされた賞球払出コマンドを払出制御基板2000側に送信する。そして、ステップ1270で、演出制御側送信制御手段1112は、演出表示制御側処理関連情報一時記憶手段1230のフラグ領域にアクセスし、サブ側賞球払出情報送信許可フラグ(SPフラグ)をオンにし、次の処理(ステップ1300の演出表示制御基板側への賞球払出関連情報送信処理)に移行する。尚、ステップ1210、ステップ1220及びステップ1230でNoの場合にも次の処理(ステップ1300の演出表示制御基板側への賞球払出関連情報送信処理)に移行する。
次に、図11は、図8のサブルーチンに係る、演出表示制御基板2000に対する賞球払出関連情報送信処理のフローチャートである。ここで、はじめのステップ1310〜ステップ1330が賞球払出情報の送信処理であり、ステップ1340〜ステップ1350が払出終了情報の送信処理であり、ステップ1360〜ステップ1370がエラー等情報の送信処理である。そこで、賞球払出情報の送信処理から説明すると、まず、ステップ1310で、演出制御側送信制御手段1112は、演出表示制御側処理関連情報一時記憶手段1230のフラグ領域を参照し、SPフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1310でYesの場合、ステップ1320で、演出制御側送信制御手段1112は、今回オンとなったSPフラグに係る賞球払出情報(例えば本例では、図10のステップ1260において払出制御基板2000に送信された賞球払出コマンドと同一の、送信コマンド一時記憶手段1111cにセットされた情報)を演出表示制御基板2000側に送信する。そして、ステップ1330で、演出制御側送信制御手段1112は、演出表示制御側処理関連情報一時記憶手段1230のフラグ領域にアクセスし、SPフラグをオフにする。以上で賞球払出情報送信処理を終了する。次に、ステップ1340で、演出制御側送信制御手段1112は、払出制御基板2000からの賞球払出信号がオンからオフに切り替わったか否かを判定する。ステップ1340でYesの場合、ステップ1350で、演出制御側送信制御手段1112は、払出終了情報を演出表示制御基板3000側に送信する。以上で払出終了情報の送信処理が終了する。次に、ステップ1360で、演出制御側送信制御手段1112は、エラーフラグ一時記憶手段1421を参照し、主制御基板1000側及び賞球払出制御基板2000側で賞球払出に関するエラー等(例えば、上皿満タン状態、払出モータ故障、球詰まり等)が発生したか否かを判定する。そして、ステップ1360でYesの場合、ステップ1370で、演出制御側送信制御手段1112は、エラー等が発生したことを賞球払出制御基板2000側に送信する処理を実行し、次の処理(ステップ1100の未払出賞球管理処理)に移行する。尚、ステップ1310でNoの場合にはステップ1340に移行し、ステップ1340でNoの場合にはステップ1360に移行し、ステップ1360でNoの場合には次の処理(ステップ1100の未払出賞球管理処理)に移行する。
(払出制御基板側の処理)
次に、払出制御基板2000側で実行される処理を説明する。ここで、図12は、払出制御基板2000側で実行される処理のメインフローチャートである。まず、ステップ2100で、送受信制御手段2100は、主制御基板1000側との、後述する賞球払出関連情報送受信処理を実行する。そして、ステップ2200で、払出制御手段2300は、後述する賞球払出制御処理を実行し、ステップ2100に戻る処理を繰り返す。以下、これらの処理を詳述する。
まず、図13は、図12のサブルーチンに係る、主制御基板1000側との賞球払出関連情報送受信処理のフローチャートである。ここで、ステップ2110〜ステップ2140が主制御基板1000側からの賞球払出コマンド受信処理(+賞球払出セット処理)であり、ステップ2150〜2160が主制御基板1000側への払出関連エラー情報送信処理である。まず、賞球払出コマンド受信処理(+賞球払出セット処理)から説明すると、はじめに、ステップ2110で、メイン側受信制御手段2111は、払出状態フラグ一時記憶手段2321を参照し、賞球払出中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2110でYesの場合、ステップ2120で、メイン側受信制御手段2111は、メイン側受信情報一時記憶手段2111aを参照し、賞球払出コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ2120でYesの場合、ステップ2130で、払出状態フラグ一時記憶手段2321にアクセスし、賞球払出フラグをオンにする。次に、ステップ2140で、払出制御手段2300は、今回受信した賞球払出コマンドに対応した賞球数を払出カウンタ2322にセットする。以上で賞球払出コマンド受信処理(+賞球払出セット処理)を終了する。尚、その他、賞球払出コマンドを正しく受信した旨の情報を主制御基板1000側に送信する処理等を行う。次に、ステップ2150で、送信制御手段2120は、エラーフラグ一時記憶手段2221を参照し、賞球払出に関連したエラーが発生しているか否かを判定する。ステップ2150でYesの場合、ステップ2160で、送信制御手段2120は、主制御基板1000側に払出関連エラー情報を送信し、次の処理(ステップ2200の賞球払出制御処理)に移行する。尚、ステップ2110及びステップ2120でNoの場合にはステップ2150に移行し、ステップ2150でNoの場合には次の処理(ステップ2200の賞球払出制御処理)に移行する。
次に、図14は、図12のサブルーチンに係る、賞球払出制御処理のフローチャートである。まず、ステップ2210で、払出制御手段2300は、払出カウンタ2322のカウンタ値が0でないか否かを判定する。ステップ2210でYesの場合、ステップ2220で、払出制御手段2300は、払出装置の払出モータ13を1球排出分駆動する。そして、ステップ2230で、払出制御手段2300は、カウントセンサ14aから遊技球検知信号を受信したか否かを判定する。ステップ2230でYesの場合、ステップ2240で、払出制御手段2300は、払出カウンタ2322のカウンタ値を1減算する。そして、ステップ2250で、払出制御手段2300は、払出カウンタ2322のカウンタ値が0であるか否かを判定する。ステップ2250でYesの場合、ステップ2260で、払出制御手段2300は、払出状態フラグ一時記憶手段2321の賞球払出中フラグをオフにし、次の処理(ステップ2100の主制御基板1000側への賞球払出関連情報送受信処理)に移行する。尚、ステップ2210でNoの場合にはステップ2230に移行し、ステップ2230でNoの場合にはステップ2250に移行し、ステップ2250でNoの場合には次の処理(ステップ2100の主制御基板1000側への賞球払出関連情報送受信処理)に移行する。
(演出表示制御基板側での処理)
次に、演出表示制御基板3000側での処理(特に異常払出判定・異常報知処理)を説明する。ここで、図15は、演出表示制御基板側で実行される処理(特に異常払出判定・異常報知処理)のフローチャートである。まず、ステップ3005で、演出表示制御手段3000は、処理情報一時記憶手段3300のフラグ領域にアクセスし、異常払出判定処理中フラグがオフであるか否かを判定する。ここで、「異常払出判定処理中フラグ」とは、主制御基板側からの賞球払出情報(SP情報)を受信したことを契機として実行される、当該賞球払出に関する異常払出判定処理が行われている際にオンとなるフラグである。そして、ステップ3005でYesの場合、ステップ3010で、メイン側受信制御手段3110は、主制御基板1000側からSP情報(本最良形態では、払出制御基板2000側に送信されるものと同じ賞球払出コマンド)を受信したか否かを判定する。ステップ3010でYesの場合、ステップ3015で、演出表示制御手段3000は、処理情報一時記憶手段3300のフラグ領域にアクセスし、異常払出判定処理中フラグをオンにする。そして、ステップ3020で、異常払出判定手段3200は、賞球払出情報(SP情報)に基づいて賞球数(Cx)を導出する。尚、主制御基板1000側から送信されるSP情報は賞球払出コマンドである。具体的には、例えば8ビットから構成されるコマンドからなる。最初の4ビットが賞球払出コマンドの識別情報であり、後半の4ビットが賞球数を特定する情報である(例えば「0001」は賞球数が1個、「0111」は賞球数が7個)。次に、ステップ3025で、異常払出判定手段3200は、ステップ3020で特定した賞球数情報に基づき、払出完了予定時間参照テーブル3210を参照し、払出完了予想時間(Tx)を処理情報一時記憶手段3300にセットする。ここで、表1は、払出完了予定時間参照テーブル3210の内容を示したものである。表1を参照することで、今回受信したSP情報から導かれた賞球数(Cx)の賞球払出までに要する予定時間(より正確には、予定されているすべての賞球数がカウントセンサ14bで検知されるまでの時間であり、若干のブレを考慮し、理論時間よりも多少長めに規定することが好適である)が一義的に特定される。尚、当該表1における予定時間は、賞球数、所定数の払出の度に設けられる賞球払出待ち時間、払出モータ13で払い出された遊技球がカウントセンサ14bに到達する時間等を考慮して決定された値である。
Figure 2011143116
そして、ステップ3030で、異常払出判定手段3200は、タイマ3220をスタートさせる。そして、ステップ3035で、異常払出判定手段3200は、処理情報一時記憶手段3300の「C値」をゼロクリアする。ここで、「C値」は、異常払出判定処理期間中にカウントセンサ14bにより検知された遊技球数である。次に、ステップ3040で、異常払出判定手段3200は、カウントセンサ14bからの遊技球検知信号を受信したか否か、即ち、演出表示制御手段3000側で遊技球を検知したか否かを判定する。ステップ3040でYesの場合、ステップ3045で、異常払出判定手段3200は、C値に1加算する。次に、ステップ3050で、異常払出判定手段3200は、タイマ3220を参照し、処理情報一時記憶手段3300にセットされた払出完了予想時間(Tx)を超えたか否かを判定する。ステップ3050でYesの場合、ステップ3055で、異常払出判定手段3200は、C値がCxであるか否か、即ち、予定されていた遊技球数がサブ側で管理するカウントセンサ14bですべて検知されたか否かを判定する。ステップ3055でYesの場合、ステップ3060で、異常払出判定手段3200は、メイン側受信情報一時記憶手段2111aを参照し、払出終了情報(図11のステップ1350参照)を受信したか否かを判定する。そして、ステップ3060でYesの場合、即ち、演出表示制御手段3000側でも主制御基板1000側でも予定時間(Tx)内に予定数払出が確認できた場合には、ステップ3065で、異常払出判定手段3200は、タイマ3220をストップさせる。そして、ステップ3070で、演出表示制御手段3000は、処理情報一時記憶手段3300のフラグ領域にアクセスし、異常払出判定処理中フラグをオフにし、次の処理(図示しないが演出表示制御処理等)に移行する。
他方、ステップ3055でNoの場合、即ち、予定時間(Tx)内に演出表示制御手段3000側で予定数を検知できなかった場合には、ステップ3080で、異常払出判定手段3200は、メイン側受信情報一時記憶手段2111aを参照し、払出終了情報(図11のステップ1350参照)を受信したか否かを判定する。ステップ3080でYesの場合、ステップ3085で、異常報知手段3400は、演出表示制御手段3000側で管理するカウントセンサ14bに異常が発生した旨の検知センサ異常を報知し(例えば、エラー報知手段195としてのエラー報知ランプを青に点灯)、ステップ3065に移行する。他方、ステップ3080でNoの場合、即ち、演出表示制御手段3000側でも主制御基板1000側でも予定時間(Tx)内に予定数払出が確認できなかった場合には、ステップ3090で、異常報知手段3400は、両センサ(カウントセンサ14a及び14b)の異常を報知し(例えば、エラー報知手段195としてのエラー報知ランプを点滅)、ステップ3065に移行する。尚、ステップ3080でYesの場合の処理(ステップ3085)は、C<Cxであることを想定し、サブ側での検知センサ異常をすることとしているが、C>Cxもあり得る。この場合は、予定数より多く払い出された可能性があるため、その旨を報知してもよい(この場合、C>Cxであるかという判定処理を実行した上、Yesの場合に過剰払出を報知)。
他方、ステップ3060でNoの場合、即ち、予定時間(Tx)内に演出表示制御手段3000側で予定数を検知できたが主制御基板1000側からの払出終了情報を受信していない場合には、ステップ3075で、異常報知手段3400は、主制御基板1000側で管理するカウントセンサ14aに異常が発生した旨の検知センサ異常を報知し(例えば、エラー報知手段195としてのエラー報知ランプを赤に点灯)、ステップ3065に移行する。
ここで、本処理を実行するに際して予め決定した賞球払出開始予定時間や賞球払出終了予定時間は、賞球払出に関して何のトラブル(エラー等)も発生せずに順調に実行されたことを想定して決定される。したがって、賞球払出中に何らかのトラブルが発生して賞球払出が実行されない状況となった場合には、このような状況も踏まえた対応が必要となる。そこで、本最良形態では、このようなエラー等が発生した場合には、タイマの進行を一時停止させることでこの状況に対応している。具体的には、ステップ3005でNoの場合、即ち、異常払出判定処理が実行中である場合には、ステップ3006で、異常払出判定手段3200は、主制御基板1000側からエラー等発生情報(図11のステップ1370参照)を受信したか否かを判定する。ステップ3006でYesの場合、ステップ3007で、異常払出判定手段3200は、タイマ3220を一時停止させる。他方、ステップ3006でNoの場合には、ステップ3008で、異常払出判定手段3200は、タイマ3220を参照し、タイマが一時停止状態か否かを判定する。ステップ3008でYesの場合、ステップ3009で、異常払出判定手段3200は、タイマ3220の一時停止を解除する。
尚、ステップ3010及びステップ3050でNoの場合には次の処理(図示しないが演出表示制御処理等)に移行し、ステップ3040でNoの場合にはステップ3050に移行し、ステップ3008でNoの場合にはステップ3040に移行する。
次に、図16〜図19を参照しながら、第1態様の変更例を説明する。ここで、第1態様では、主制御基板1000側では、賞球払出中に入賞信号を受信した場合であっても、実行中の賞球払出処理が終了した後(具体的には、賞球払出制御基板2000からの賞球払出信号がオフになった後)、次の賞球払出に関する賞球払出コマンドを賞球払出制御基板2000に送信し、更には次の賞球払出に関する賞球払出情報(本例では賞球払出コマンド)を送信するように構成されている。これに対し、本変更例では、賞球払出中に入賞信号を受信した場合、賞球払出処理が実行中であっても、次の賞球払出に関する賞球払出情報(本例では賞球払出コマンド)を送信するように構成されている。以下、各処理を順に説明する。
まず、図16は、本変更例における、未払出賞球管理処理のフローチャートである。ここで、本処理は、ステップ1125が存在する以外は第1態様での図9の処理と同じである。そこで当該処理を説明すると、ステップ1125で、演出制御側送信制御手段1112は、処理関連情報一時記憶手段1230のフラグ領域にアクセスし、サブ側賞球払出情報送信許可フラグ(SPフラグ)をオンにする。この処理を契機として、後述するようにSP情報が演出表示制御手段3000側に送信されることになる。このように、本変更例では、入賞信号を受信したタイミングで当該入賞に関するSP情報がただちに送信される。
次に、図17は、本変更例における、払出制御基板2000側に対する賞球払出コマンド送信制御処理のフローチャートである。ここで、本処理は、ステップ1270が存在しない以外は第1態様での図10の処理と同じである。
次に、図18は、本変更例における、演出表示制御基板3000側に対する賞球払出関連情報送信処理のフローチャートである。ここで、本変更例での処理が第1態様での処理と相違する点を説明すると、まず、ステップ1320で、演出制御側送信制御手段1112は、今回オンとなったSPフラグに係る賞球払出情報を演出表示制御基板3000側に送信する。但し、第1態様では、当該SP情報が「賞球払出制御基板3000側に送信された賞球払出コマンド」(即ち、今回払い出される賞球に関連した情報)であるのに対し、本変更例では、当該SP情報が「賞球払出制御基板2000側に送信される予定の賞球払出コマンド」(即ち、今回の入賞に基づき将来的に払い出される予定の賞球に関連した情報)である点で相違する。更に、第1態様のステップ1340〜ステップ1350の処理が存在しない点でも相違する。これは、主制御基板1000から賞球払出制御基板3000側に送信する情報を必要最小限の賞球払出個数情報のみとすることで、主制御基板1000側での処理負担を軽減するためである。但し、当該処理が存在していてもよい。
次に、図19は、本変更例における、演出表示制御基板側で実行される処理(特に異常払出判定・異常報知処理)のフローチャートである。まず、ステップ3002で、演出表示制御手段3000は、処理情報一時記憶手段3300のフラグ領域にアクセスし、異常払出判定処理中フラグがオフであるか否かを判定する。ここで、本変更例における「異常払出判定処理中フラグ」とは、当該賞球払出に関する異常払出判定処理が行われている際にオンとなるフラグである。但し、第1形態と異なり、最初の賞球払出情報(SP情報)に基づく異常払出判定処理が実行されている最中に追加の賞球払出情報(SP情報)を受信した場合には、当該追加の賞球払出が完了するまで当該フラグはオン状態を保つ。そして、ステップ3002でYesの場合、ステップ3004で、メイン側受信制御手段3110は、主制御基板1000側からSP情報(本最良形態では、払出制御基板2000側に送信されるものと同じ賞球払出コマンド)を受信したか否かを判定する。ステップ3004でYesの場合、ステップ3006で、演出表示制御手段3000は、処理情報一時記憶手段3300のフラグ領域にアクセスし、異常払出判定処理中フラグをオンにする。そして、ステップ3008で、異常払出判定手段3200は、タイマ3220をスタートさせる。次に、ステップ3010で、異常払出判定手段3200は、処理情報一時記憶手段3300の「n値」に1をセットする。ここで、「n値」は、あと何回の賞球について払出処理が実行されるかを示したパラメータである。このように、ステップ3004〜ステップ3010では、初回のSP値についてのn値(=1)セットとタイマスタート処理が実行される。他方、ステップ3002でNoの場合、即ち、現在異常払出判定処理が実行されている状況で更にSP情報を受信した場合の処理を説明する。具体的には、まず、ステップ3050で、メイン側受信制御手段3110は、主制御基板1000側からSP情報(本最良形態では、払出制御基板2000側に送信されるものと同じ賞球払出コマンド)を受信したか否かを判定する。ステップ3050でYesの場合、ステップ3052で、異常払出判定手段3200は、処理情報一時記憶手段3300の「n値」に1を加算し、ステップ3012に移行する。
このように、最初のSP情報については「n値」として1が割り振られ、以後のSP情報については入賞順の「n値」が割り振られる。そして、以後の処理では、各「n値」について、賞球数、賞球開始予定時間と賞球終了予定時間が決定される。尚、本最良形態では、SP情報又は当該SP情報から導かれた払出個数情報は、当該処理が終了するまで一時記憶される。まず、ステップ3012で、異常払出判定手段3200は、賞球払出情報(SP情報)に基づいて賞球数(Cx)を導出する。尚、主制御基板1000側から送信されるSP情報は賞球払出コマンドである。具体的には、例えば8ビットから構成されるコマンドからなる。最初の4ビットが賞球払出コマンドの識別情報であり、後半の4ビットが賞球数を特定する情報である(例えば「0001」は賞球数が1個、「0111」は賞球数が7個)。次に、ステップ3014で、異常払出判定手段3200は、ステップ3012で特定した賞球数情報に基づき、払出完了予定時間参照テーブル3210を参照し、払出完了予想時間(Tx)を処理情報一時記憶手段3300にセットする。ここで、表2は、払出完了予定時間参照テーブル3210の内容を示したものである。表2を参照することで、今回受信したSP情報から導かれた賞球数(Cx)の賞球払出に関する賞球開始予定時間と賞球終了予定時間(より正確には、予定されているすべての賞球数がカウントセンサ14bで検知されるまでの時間)が一義的に特定される。尚、当該表2における予定時間は、賞球数、所定数の払出の度に設けられる賞球払出待ち時間、払出モータ13で払い出された遊技球がカウントセンサ14bに到達する時間等を考慮して決定された値である。ここで、例えば、今回新たなSP情報が送信されてきた場合、当該SP情報の賞球払出数が「9」である場合、当該賞球に要する時間は「T」である。そして、当該新たなSP情報の一つ前の賞球払出数がT8aで開始しT8bで終了したとする。この場合、新たなSP情報の払出開始予定時間は「T8b」となり、払出終了予定時間は「T8b+T」となる。
Figure 2011143116
次に、ステップ3016で、異常払出判定手段3200は、処理情報一時記憶手段3300を参照し、n=1に係る賞球払出の開始予定時間に到達したか否かを判定する。ステップ3016でYesの場合、ステップ3018で、異常払出判定手段3200は、処理情報一時記憶手段3300の「C値」をゼロクリアする。ここで、「C値」は、異常払出判定処理期間中にカウントセンサ14bにより検知された遊技球数である。次に、ステップ3020で、異常払出判定手段3200は、カウントセンサ14bからの遊技球検知信号を受信したか否か、即ち、演出表示制御手段3000側で遊技球を検知したか否かを判定する。ステップ3020でYesの場合、ステップ3024で、異常払出判定手段3200は、C値に1加算する。次に、ステップ3024で、異常払出判定手段3200は、タイマ3220を参照し、処理情報一時記憶手段3300にセットされた、n=1の賞球払出に関する払出完了予想時間を超えたか否かを判定する。ステップ3024でYesの場合、ステップ3026で、異常払出判定手段3200は、C値がCxであるか否か、即ち、予定されていた遊技球数がサブ側で管理するカウントセンサ14bですべて検知されたか否かを判定する。ステップ3026でYesの場合にはステップ3028に移行する。他方、ステップ3026でNoの場合、ステップ3027で、異常報知手段3400は、サブ側の検知センサ異常を報知し(例えば、エラー報知手段195としてのエラー報知ランプを青に点灯)、ステップ3028に移行する。尚、ステップ3026でNoの場合の処理(ステップ3027)は、C<Cxであることを想定し、サブ側での検知センサ異常をすることとしているが、C>Cxもあり得る。この場合は、予定数より多く払い出された可能性があるため、その旨を報知してもよい(この場合、C>Cxであるかという判定処理を実行した上、Yesの場合に過剰払出を報知)。
以上のステップ3016〜ステップ3027で、ある賞球払出に関する異常払出判定処理が終了する。次に、ステップ3028で、異常払出判定手段3200は、処理情報一時記憶手段3300の「n値」から1減算する。そして、ステップ3030で、異常払出判定手段3200は、処理情報一時記憶手段3300を参照し、「n値」が0であるか否かを判定する。ステップ3030でYesの場合、ステップ3032で、異常払出判定手段3200は、タイマ3220をストップする。そして、ステップ3034で、異常払出判定手段3200は、当該処理中での予定払出合計個数(メイン側から送信された払出予定賞球数の合計値)がカウントセンサ14bで検知された合計数(即ち、C値の積算値)と一致しないか否かを判定する。ステップ3034でYesの場合、ステップ3036で、異常払出判定手段3200は、メイン側のセンサ異常を報知する(C値の積算値が予定払出合計個数よりも多い場合)。そして、ステップ3038で、演出表示制御手段3000は、処理情報一時記憶手段3300のフラグ領域にアクセスし、異常払出判定処理中フラグをオフにし、次の処理(例えば演出表示制御処理等)に移行する。
次に、ステップ3050でNoの場合、ステップ3054で、異常払出判定手段3200は、主制御基板1000側からエラー等発生情報(図11のステップ1370参照)を受信したか否かを判定する。ステップ3054でYesの場合、ステップ3056で、異常払出判定手段3200は、タイマ3220を一時停止させ、ステップ3012に移行する。他方、ステップ3054でNoの場合には、ステップ3058で、異常払出判定手段3200は、タイマ3220を参照し、タイマが一時停止状態か否かを判定する。ステップ3058でYesの場合、ステップ3060で、異常払出判定手段3200は、タイマ3220の一時停止を解除し、ステップ3012に移行する。
尚、ステップ3058でNoの場合にはステップ3012に移行し、ステップ3034でNoの場合にはステップ3038に移行し、ステップ3004、ステップ3016、ステップ3020、ステップ3024及びステップ3030でNoの場合には次の処理(例えば演出表示制御処理等)に移行する。
《第2態様の処理》
次に、払出制御基板側からの賞球払出情報に基づき、サブ制御基板側で正しく賞球払出が実行されたか否かの判定処理を実行する第2態様を説明する。ここで、第2態様の処理は、メイン制御基板1000側での処理(図20〜図22)、払出制御基板2000側での処理(図23〜図26)及び演出表示制御基板3000での処理(図27)から構成される。順に説明することとする。
(メイン制御基板側での処理)
はじめに、図20は、メイン制御基板1000側で実行されるメインフローチャートである。まず、ステップ1100で、メイン制御基板1000は、各種入賞口への入賞に基づき賞球が払い出されるまでの情報管理等を行う、後述する未払出賞球管理処理を実行する。次に、ステップ1200で、メイン制御基板1000は、払出制御基板2000側への、後述する賞球払出コマンド送信制御処理を実行する。尚、本態様では、第1態様とは異なり、演出表示制御基板3000側への賞球払出関連情報送信制御処理は実行しない。この処理が実行されないことで、主制御基板側での負担が軽減される。
次に、図21は、図20のサブルーチンに係る、メイン制御基板1000側で実行される未払出賞球管理処理のフローチャートである。まず、ステップ1110で、受信制御手段1120は、各種入賞口から出力された入賞信号を受信したか否かを判定する。ステップ1110でYesの場合、ステップ1120で、受信制御手段1120は、遊技側情報一時記憶手段1121aの未払出賞球情報一時記憶部1121a−1に一時記憶し、次の処理(ステップ1200の払出制御基板への賞球払出コマンド送信制御処理)に移行する。尚、ステップ1110でNoの場合にも次の処理(ステップ1200の払出制御基板への賞球払出コマンド送信制御処理)に移行する。
次に、図22は、図20のサブルーチンに係る、払出制御基板への賞球払出コマンド送信制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1210で、送信コマンド設定手段1111aは、払出制御基板2000と接続している回線からの払出信号がOFFであるか否かを判定する。ステップ1210でYesの場合、ステップ1220で、送信コマンド設定手段1111aは、未払出賞球情報一時記憶部1121a−1を参照し、未払出賞球が存在するか否かを判定する。そして、ステップ1220でYesの場合、ステップ1230で、送信コマンド設定手段1111aは、エラーフラグ一時記憶手段1421を参照し、送受信エラーや賞球払出エラー等(例えば、払出モータ異常、球詰まりエラー、上皿満タン等)が発生していないか否かを判定する。ステップ1230でYesの場合、ステップ1240で、送信コマンド設定手段1111aは、未払出賞球情報一時記憶部1121a−1にアクセスして今回払出処理が実行される順番の未払出賞球情報を取得した上、当該未払出賞球情報に対応した賞球数分の賞球払出コマンドを送信コマンド一時記憶手段1111cにセットする。例えば、未払出賞球情報が15球の未払情報である場合、15球の賞球払出を実行する旨の賞球払出コマンドをセットする。そして、ステップ1250で、送受信制御手段1100は、未払出賞球情報一時記憶部1121a−1内の、今回セットした賞球払出コマンドに対応した未払出賞球情報を消去し、以後の情報をシフトさせる。その後、ステップ1260で、払出制御側送信制御手段1111は、送信コマンド一時記憶手段1111cにセットされた賞球払出コマンドを払出制御基板2000側に送信し、次の処理(例えば、当否抽選や特別図柄変動等の遊技処理)に移行する。尚、ステップ1210、ステップ1220及びステップ1230でNoの場合にも次の処理(例えば、当否抽選や特別図柄変動等の遊技処理)に移行する。尚、本態様では、第1態様とは異なり、サブ側賞球払出情報送信許可フラグ(SPフラグ)をオンにする処理を実行しない。この処理が実行されないことで、主制御基板側での負担が軽減される。
(払出制御基板側の処理)
次に、払出制御基板2000側で実行される処理を説明する。ここで、図23は、払出制御基板2000側で実行される処理のメインフローチャートである。まず、ステップ2100で、送受信制御手段2100は、主制御基板1000側との、後述する賞球払出関連情報送受信処理を実行する。そして、ステップ2200で、払出制御手段2300は、後述する賞球払出制御処理を実行する。次に、ステップ2300で、送受信制御手段2100は、演出表示制御基板3000側との、後述する賞球払出関連情報送信処理を実行し、ステップ2100に戻る処理を繰り返す。以下、これらの処理を詳述する。
まず、図24は、図23のサブルーチンに係る、主制御基板1000側との賞球払出関連情報送受信処理のフローチャートである。ここで、ステップ2110〜ステップ2145が主制御基板1000側からの賞球払出コマンド受信処理(+賞球払出セット処理)であり、ステップ2150〜2160が主制御基板1000側への払出関連エラー情報送信処理である。まず、賞球払出コマンド受信処理(+賞球払出セット処理)から説明すると、はじめに、ステップ2110で、メイン側受信制御手段2111は、払出状態フラグ一時記憶手段2321を参照し、賞球払出中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2110でYesの場合、ステップ2120で、メイン側受信制御手段2111は、メイン側受信情報一時記憶手段2111aを参照し、賞球払出コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ2120でYesの場合、ステップ2130で、払出状態フラグ一時記憶手段2321にアクセスし、賞球払出フラグをオンにする。次に、ステップ2140で、払出制御手段2300は、今回受信した賞球払出コマンドに対応した賞球数を払出カウンタ2322にセットする。以上で賞球払出コマンド受信処理(+賞球払出セット処理)を終了する。尚、その他、賞球払出コマンドを正しく受信した旨の情報を主制御基板1000側に送信する処理等を行う。次に、ステップ2145で、送信制御手段2120は、処理情報一時記憶手段3300のフラグ領域にアクセスし、払出開始情報送信フラグをオンにする。ここで、「払出開始情報送信フラグ」とは、払出制御基板2000側から演出表示制御手段3000側に賞球払出情報(SP情報)を送信することが許可された段階でオンになるフラグである。次に、ステップ2150で、送信制御手段2120は、エラーフラグ一時記憶手段2221を参照し、賞球払出に関連したエラーが発生しているか否かを判定する。ステップ2150でYesの場合、ステップ2160で、送信制御手段2120は、主制御基板1000側に払出関連エラー情報を送信し、次の処理(ステップ2200の賞球払出制御処理)に移行する。尚、ステップ2110及びステップ2120でNoの場合にはステップ2150に移行し、ステップ2150でNoの場合には次の処理(ステップ2200の賞球払出制御処理)に移行する。
次に、図25は、図23のサブルーチンに係る、賞球払出制御処理のフローチャートである。まず、ステップ2210で、払出制御手段2300は、払出カウンタ2322のカウンタ値が0でないか否かを判定する。ステップ2210でYesの場合、ステップ2220で、払出制御手段2300は、払出装置の払出モータ13を1球排出分駆動する。そして、ステップ2230で、払出制御手段2300は、カウントセンサ14aから遊技球検知信号を受信したか否かを判定する。ステップ2230でYesの場合、ステップ2240で、払出制御手段2300は、払出カウンタ2322のカウンタ値を1減算する。これを受け、ステップ2245で、送信制御手段2120は、処理情報一時記憶手段3300のフラグ領域にアクセスし、払出検知情報送信フラグをオンにする。ここで、「払出検知情報送信フラグ」とは、払出制御基板側で管理するカウントセンサ14aが遊技球を検知したことを演出表示制御手段側に送信することが許可された際にオンとなるフラグである。そして、ステップ2250で、払出制御手段2300は、払出カウンタ2322のカウンタ値が0であるか否かを判定する。ステップ2250でYesの場合、ステップ2260で、払出制御手段2300は、払出状態フラグ一時記憶手段2321の賞球払出中フラグをオフにし、次の処理(ステップ2100の主制御基板1000側への賞球払出関連情報送受信処理)に移行する。尚、ステップ2210でNoの場合にはステップ2230に移行し、ステップ2230でNoの場合にはステップ2250に移行し、ステップ2250でNoの場合には次の処理(ステップ2100の主制御基板1000側への賞球払出関連情報送受信処理)に移行する。
次に、図26は、図23のサブルーチンに係る、演出表示制御手段3000側との賞球払出関連情報送信処理のフローチャートである。ここで、ステップ2302〜ステップ2306が払出開始時における情報送信処理であり、ステップ2308〜ステップ2312が払出実行中における情報送信処理である。まず、ステップ2302で、送信制御手段2120は、処理情報一時記憶手段3300のフラグ領域を参照し、払出開始情報送信フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2302でYesの場合、ステップ2304で、送信制御手段2120は、処理情報一時記憶手段3300のフラグ領域にアクセスし、払出開始情報送信フラグをオフにする。次に、ステップ2306で、送信制御手段2120は、払出カウンタ2322を参照する等して今回払い出される予定の賞球払出情報(SP情報)を取得した上、当該SP情報と払出開始情報を演出表示制御基板3000側に送信する。以上で払出開始時における情報送信処理を終了する。次に、ステップ2308で、送信制御手段2120は、処理情報一時記憶手段3300のフラグ領域を参照し、払出検知情報送信フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2308でYesの場合、ステップ2310で、送信制御手段2120は、処理情報一時記憶手段3300のフラグ領域にアクセスし、払出検知情報送信フラグをオフにする。次に、ステップ2312で、送信制御手段2120は、払出制御基板2000側で管理するカウントセンサ14aが1球の払出を検知した旨の情報を、演出表示制御基板3000側に送信する。以上で払出実行中における情報送信処理を終了する。
(演出表示制御基板側での処理)
次に、演出表示制御基板3000側での処理(特に異常払出判定・異常報知処理)を説明する。ここで、図27は、演出表示制御基板側で実行される処理(特に異常払出判定・異常報知処理)のフローチャートである。まず、ステップ3005で、演出表示制御手段3000は、異常払出判定処理中フラグがオフであるか否かを判定する。ここで、「異常払出判定処理中フラグ」とは、払出制御基板側からの賞球払出情報(SP情報)を受信したことを契機として実行される、当該賞球払出に関する異常払出判定処理が行われている際にオンとなるフラグである。そして、ステップ3005でYesの場合、ステップ3010で、メイン側受信制御手段3110は、主制御基板1000側からSP情報(本最良形態では、賞球払出個数に関する情報)を受信したか否かを判定する。ステップ3010でYesの場合、ステップ3015で、演出表示制御手段3000は、処理情報一時記憶手段3300のフラグ領域にアクセスし、異常払出判定処理中フラグをオンにする。そして、ステップ3020で、異常払出判定手段3200は、賞球払出情報(SP情報)に基づいて賞球数(Cx)を導出する。そして、ステップ3025で、異常払出判定手段3200は、処理情報一時記憶手段3300の「C値」をゼロクリアする。ここで、「C値」は、異常払出判定処理期間中にカウントセンサ14a及び14bの両方で検知された遊技球数である。以上で処理開始時設定処理が終了する。
次に、ステップ3030で、異常払出判定手段3200は、払出制御基板2000側から払出検知情報(図26のステップ2312参照)を受信したか否かを判定する。ステップ3030でYesの場合、ステップ3035で、異常払出判定手段3200は、ステップ3030での受信から所定時間以内にカウントセンサ14bからの遊技球検知信号を受信したか否か、即ち、演出表示制御手段3000側で遊技球を検知したか否かを判定する。ここで、「所定時間」とは、カウントセンサ14aとカウントセンサ14との距離(図4のT参照)を考慮した上で決定された時間である。ステップ3035でYesの場合、ステップ3040で、異常払出判定手段3200は、C値に1加算する。そして、ステップ3045で、異常払出判定手段3200は、C値がCxであるか否か、即ち、予定されていた遊技球数が払出制御基板及び演出表示制御基板が管理する両カウントセンサですべて検知されたか否かを判定する。ステップ3045でYesの場合、ステップ3050で、演出表示制御手段3000は、処理情報一時記憶手段3300のフラグ領域にアクセスし、異常払出判定処理中フラグをオフにし、次の処理(図示しないが演出表示制御処理等)に移行する。
他方、ステップ3030でNoの場合、ステップ3060で、異常払出判定手段3200は、カウントセンサ14bからの遊技球検知信号を受信したか否か、即ち、演出表示制御基板3000側で遊技球を検知したか否かを判定する。ステップ3060でYesの場合、即ち、払出制御基板2000側では遊技球が検知されていないにもかかわらず演出表示制御基板3000側で遊技球が検知された場合には、ステップ3065で、異常報知手段3400は、主制御基板1000側で管理するカウントセンサ14aに異常が発生した旨の検知センサ異常を報知し(例えば、エラー報知手段195としてのエラー報知ランプを赤に点灯)、ステップ3050に移行する。
他方、ステップ3060でNoの場合、ステップ3070で、異常払出判定手段3200は、払出開始情報(図26のステップ2306参照)を受信してから特定時間経過したか否かを判定する。ここで、「特定時間」は、払出モータを駆動してから最初の遊技球がカウントセンサに到達するまでの想定最長時間である。そして、ステップ3070でYesの場合、ステップ3075で、異常報知手段3400は、賞球詰まり或いは両センサ(カウントセンサ14a及び14b)の異常を報知し(例えば、エラー報知手段195としてのエラー報知ランプを点滅)、ステップ3050に移行する。
他方、ステップ3035でNoの場合、即ち、払出制御基板2000側では遊技球が検知されているにもかかわらず演出表示制御基板3000側では遊技球が検知されていない場合には、ステップ3055で、異常報知手段3400は、演出表示制御手段3000側で管理するカウントセンサ14bに異常が発生した旨の検知センサ異常を報知し(例えば、エラー報知手段195としてのエラー報知ランプを青に点灯)、ステップ3050に移行する。尚、ステップ3005及びステップ3010でNoの場合にはステップ3030に移行し、ステップ3045及びステップ3070でNoの場合には次の処理(図示しないが演出表示制御処理等)に移行する。
本最良形態によれば、電波ゴト等に対する不正対策を講じるに際し、所謂「メイン制御」側と称される主制御部及び/又は賞球払出制御部側で管理される、払出手段から払い出された遊技球を検出するための第一遊技球検出手段と、所謂「サブ制御」と称される演出出力制御部側で管理される、払出手段から払い出された遊技球を検出するための第二遊技球検出手段と、を備えていると共に、主制御部及び/又は賞球払出制御部側から演出出力制御部側に送信された情報(例えば第一遊技球検出手段により検出された遊技球の検出個数)と第二遊技球検出手段により検出された遊技球の検出結果とを比較した上、当該比較結果に基づいて遊技球検出手段に異常が発生しているかを判定する遊技球検出異常判定手段を演出出力制御部側で備えるよう構成されているので、主制御部及び/又は賞球払出制御部側のソフト容量を圧迫せず、且つ、主制御部及び/又は賞球払出制御部側に余計な処理を強いることで賞球速度の低下等を招くことも防止できるという効果を奏する。
更に、賞球払出遊技制御部側での現在の賞球払出状況を予想する際に参照される賞球払出状況予想用参照テーブルを演出出力制御部側で備えているよう構成されているので、主制御部及び/又は賞球払出制御部が賞球払出状況等に関する情報を演出出力制御部側に逐次送信しなくても済むため、より一層主制御部及び/又は賞球払出制御部側の処理負担等を軽減することが可能になるという効果を奏する。
更に、第一遊技球検出手段と第二遊技球検出手段はそれぞれ異なる検出方式のセンサであるよう構成されているので、ある手法による不正行為(例えば電波ゴト)が実行されたために一方のセンサが異常となったとしても、他方のセンサが異常となるリスクを低減させることが可能になるという効果を奏する。
次に、本最良形態の変更例を説明する。本最良形態では、実際に払い出された賞球数とサブ側でのセンサで検知された賞球数とを比較することで、メイン側のセンサ異常を把握することを主題として当該処理を中心に説明した。しかしながら、メイン側のセンサ異常の発見だけのための用途に限られず、例えば賞球や球貸で過剰に払い出されたか否かの確認のためにも適用し得る。この処理は、例えば、メイン側から賞球数情報を取得した上、サブ側のセンサで当該賞球数以上の遊技球が検知された場合に報知を実行するステップを有する。
次の変更例を説明する。本最良形態では、説明の便宜上、メイン側からサブ側にエラー等発生情報が送信された場合、異常払出判定処理の時間を計測するタイマを一時停止する態様のみ説明した。しかしながら、エラーの中には払出動作を停止させるもののみならず、払出動作速度を低下させるもの等も存在する。したがって、より正確な結果を導くためには、メイン側での実際の払出タイミングとサブ側での異常払出判定処理とを同期させる手段を設ける必要がある。例えば、タイミングエラーの種類及びメイン側でのエラー対応法に応じ、異常払出判定処理の時間を計測するタイマの一時停止・進行遅延・進行加速等をする手法が挙げられる。ここで、エラーの種類によって払出速度が変化する場合を例に挙げる。例えば、通常(エラー不発生)の場合には100個/60秒、上皿満タンの場合には1個/60秒、カウントセンサ異常が1個/30秒、球切れが1個/5秒、であったとする。この際、賞球払出予定数が5個である場合、計算上、通常は払出時間が3秒であるので、例えば図15のステップ3025でセットされるTxは3秒となる。ここで、払出時間が1.2秒経過した時点でカウントセンサ異常が発生したとする。この場合、払出時間1.2秒までには計算上2個の遊技球が払い出されている筈である。そして、残る3個が1個/30秒の速度で払い出されることになるので、エラー信号を受信した時点でTxに90秒が更に加算される。尚、Txの更新に関しては、スプロケットの回転角度も考慮して決定する必要がある。ところで、エラー発生時、上記例はTxを更新する例であったが、Txの代わりに或いはTxの更新と共にCx(賞球数)を変更してもよい。例えば、賞球数5個であるときに上皿満タンエラーが発生している場合、Txとして5×60=300秒としてもよいが、Txを60秒とし、Cxを1個とする。そして、これを5回繰り返す。このように構成することで、長時間(前例では60秒)かけて少ない賞球数(前例では1個)が払い出される期間における、大量遊技球が払い出された場合の早期把握が可能になるという効果を奏する。
次の変更例を説明する。賞球払出動作に関し、図14に示すように、本最良形態では複数の賞球払出が予定されている状況下、1球ずつ払出動作をするように構成されている。他方、本変更例では、複数の賞球払出が予定されている場合、複数の賞球払出をまとめて実行するように構成してもよい。例えば3球の賞球を払い出す必要がある場合、払出ユニットのモータを3球分纏めて駆動する。また、分割払出という形態でもよく、例えば10球の賞球を払い出す必要がある場合、払い出しユニットのモータを最初に7球分纏めて駆動し、その後、最初の駆動により払い出された個数を踏まえて更なる駆動を実行するように構成してもよい(例えば6球の払出が確認された場合には残りの4球分駆動する)。
次の変更例を説明する。第一形態では主制御基板側から賞球個数情報や賞球払出タイミング情報をサブ側に送信し、第二形態では賞球払出制御基板側から賞球個数情報や賞球払出タイミング情報をサブ側に送信するよう構成したが、主制御基板と賞球払出制御基板とが協同して前記情報をサブ側に送信するよう構成してもよい。例えば、賞球個数情報は主制御基板がサブ側に送信し、払出開始情報や終了情報は賞球払出制御基板がサブ側に送信する態様を挙げることができる。
次の変更例を説明する。第一形態においては、払出信号がオンからオフになった時点をもって、賞球払出制御基板側で賞球払出を終了したと主制御基板側では認識するように構成されている。しかしながら、これに限定されず、1球払出がなされた時点で、払出制御基板側から主制御基板側に当該払出情報を送信してもよい。更には、カウントセンサ14aの検知信号を払出制御基板だけでなくメイン制御基板にも出力するように構成してもよい。
次の変更例を説明する。第一形態においては賞球払出コマンドを送信し、何球払い出されることが予定されているかに関する情報をサブ側に直接的に伝えるように構成されているが、サブ側で賞球払出予定個数と賞球払出開始・終了タイミングが把握又は推測できる情報であれば特に限定されない。例えば、賞球払出予定個数に関連した情報として、主制御基板側からはどの入賞口に入球したのかの情報のみを送信し、これを受信したサブ側で当該入賞口に対応した賞球数を解析するように構成してもよい。
次の変更例を説明する。本最良形態では、主制御基板側又は払出制御基板側から送信された賞球関連情報とサブ側で検知した賞球払出情報とが一度でも不一致が発生すれば、その際に異常と判定するように構成されている。しかしながらこれには限定されず、所定期間内に複数回不一致が発生した場合や、連続して所定回数不一致が発生した場合に異常と判定するように構成してもよい。
次の変更例を説明する。本最良形態では、払出制御基板側で管理するカウントセンサが近接センサであり、サブ側で管理するカウントセンサがフォトセンサであるように構成したが、これには何ら限定されない。例えば、払出制御基板側で管理するカウントセンサがフォトセンサであり、サブ側で管理するカウントセンサが近接センサであってもよい。更には、同一の検出形式のセンサ(例えば、いずれも近接センサ)でも構わない。尚、この場合には、遊技球を検出した場合に出力される検出信号に関し、いずれかの物理的パラメータ(例えば、電流値、電圧値、発生周波数等)の値が相互に相違することが好ましい。
次の変更例を説明する。本最良形態では払出ユニット13の下流にカウントセンサ14bを設置するように構成したが、サブ側で管理するカウントセンサの位置は特に限定されず、払出ユニット13の上流でもよい。この場合、払出ユニット13の上流で待機している球の動きを検知することにより、払出ユニット13から払出がなされたか否かを推定することとなる。即ち、本発明における「第二遊技球検出手段」は、払出手段から払い出される予定の遊技球を検知する手段といえる。更には、図4におけるカウントセンサ14aと14bの位置が上下逆であってもよい。
次の変更例を説明する。本最良形態では、遊技媒体として遊技球を使用するパチンコ遊技機を例にとって説明したが、本発明は、遊技媒体としてメダルを使用するメダル遊技機(スロットマシン)にも適用可能である。ここで、本発明に適用可能なメダル遊技機は、周知構成の通りであり、メダルを払い出すホッパー装置と、このホッパー装置から払い出されたメダルを検出してメダル検出信号を出力する払出メダルセンサと、ゲームの状況に応じて前記ホッパー装置を作動させて所定枚数のメダルを払い出すためのメダル払出信号を出力する遊技制御手段と、この遊技制御手段からのメダル払出信号にもとづいてホッパー装置を駆動制御するホッパー駆動制御手段とを備えている。
このような構成の回動式遊技機(例えば、メダルを遊技媒体とするスロットマシンやパチンコ遊技機を遊技媒体とするスロットマシン)に本発明を適用した場合、下記の通りとなる。即ち、本発明は、
払出動作をすることで遊技媒体を払出可能な払出手段(ホッパー装置)と、
所定役に入賞した場合に遊技媒体払出の決定と当該決定に基づいて払出手段(ホッパー装置)による遊技媒体の払出動作を制御する遊技媒体払出遊技制御手段(主制御基板)と、
演出の出力制御を司る演出出力制御手段(サブ制御基板)と
を有しており、遊技媒体払出遊技制御手段(主制御基板)及び演出出力制御手段(サブ制御基板)がそれぞれ別個にCPUを有する基板で作動する回動式遊技機において、
遊技媒体払出遊技制御手段(主制御基板)は、
所定役に入賞した場合、入賞役に対応した数の遊技媒体払出の決定を行う遊技媒体払出決定手段と、
払出手段(ホッパー装置)から払い出された遊技媒体を検出するための第一遊技媒体検出手段(払出メダルセンサ)と、
遊技媒体払出決定手段が所定数の遊技媒体払出を決定した場合、第一遊技媒体検出手段(払出メダルセンサ)により前記所定数の遊技媒体払出が確認されるまで払出手段(ホッパー装置)を駆動する遊技媒体払出制御手段と、
演出出力制御手段に対し、遊技媒体払出遊技手段側の遊技媒体払出に関連した情報(例えば、払出数、払出開始タイミングや終了タイミング)を送信する遊技媒体払出関連情報送信手段と
を有しており、
演出出力制御手段(サブ制御基板)は、
払出手段(ホッパー装置)から払い出された遊技媒体を検出するための第二遊技媒体検出手段(第二の払出メダルセンサ)と、
第二遊技媒体検出手段(第二の払出メダルセンサ)による遊技媒体の検出結果と遊技媒体払出関連情報送信手段から送信された情報とを比較した上、当該比較結果に基づいて第一遊技媒体検出手段(払出メダルセンサ)又は第二遊技媒体検出手段(第二の払出メダルセンサ)に異常が発生しているか否かを判定する遊技媒体検出異常判定手段
を更に有している
ことを特徴とする回動式遊技機である。
13 払出ユニット
14a カウントセンサ
14b カウントセンサ
1000 メイン制御基板
1111a 送信コマンド設定手段
1114 演出制御側送信制御手段
1121 遊技側受信制御手段
2000 払出制御基板
2110 特図始動口
2120 送信制御手段
2300 払出制御手段
2420 大入賞口
3000 演出表示制御基板
3200 異常払出判定手段
3210 払出完了予定時間参照テーブル

Claims (3)

  1. 遊技球が入球可能な入賞口と、
    入賞口に遊技球が入球した場合、入球した入賞口に対応した個数の賞球払出の決定を行う賞球払出決定手段と
    を管理する主制御部、
    払出動作をすることで遊技球を払出可能な払出手段と、
    払出手段から払い出された遊技球を検出するための第一遊技球検出手段と、
    賞球払出決定手段が所定個数の賞球払出を決定した場合、第一遊技球検出手段により当該所定個数の賞球払出が確認されるまで払出手段による遊技球の払出動作を実行制御する賞球払出制御手段と
    を管理する賞球払出制御部、及び
    演出を出力可能な演出出力部と、
    演出出力部を介して演出の出力制御を実行する演出出力制御手段と
    を管理する演出出力制御部
    を有しており、主制御部、賞球払出制御部及び演出出力制御部がそれぞれ別個にCPUを有する基板で作動する弾球遊技機において、
    主制御部及び/又は賞球払出制御部は、
    入賞口に遊技球が入球した場合、当該入球に起因して払出手段により払い出されるべき賞球個数及び払出タイミングに関連した情報を演出出力制御部に対して送信する賞球払出関連情報送信手段
    を有しており、
    演出出力制御部は、
    払出手段から払い出された遊技球を検出するための第二遊技球検出手段と、
    第二遊技球検出手段による遊技球の検出結果と賞球払出関連情報送信手段から送信された情報とを比較した上、当該比較結果に基づいて第一遊技球検出手段又は第二遊技球検出手段に異常が発生しているか否かを判定する遊技球検出異常判定手段と
    を更に有している
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 遊技球検出異常判定手段は、
    賞球払出関連情報送信手段から送信された前記情報に基づき、どのタイミングで何球の賞球が払出手段から払い出されるかを決定する際に参照される賞球払出状況予想用参照テーブルを更に有しており、
    遊技球検出異常判定手段は、賞球払出状況予想用テーブルを参照して決定した賞球払出状況と第二遊技球検出手段による遊技球の検出結果との間に不一致が生じている場合、第一遊技球検出手段又は第二遊技球検出手段に異常が発生していると判定する、請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 第一遊技球検出手段と第二遊技球検出手段は、それぞれ異なる検出方式のセンサである、請求項1又は2記載の弾球遊技機。
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