JP5744149B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

弾球遊技機に関する。
弾球遊技機は、所定条件を充足することにより遊技媒体である遊技球が払い出されるタイプの遊技機である。例えば、弾球遊技機の中で最もスタンダードであるパチンコ遊技機では、遊技領域に設けられた入賞口に遊技球を入球させることにより賞球払出がなされる。また、最近では、弾球遊技機に隣接してカードユニット等の遊技媒体貸出機が設置されており、当該貸出機からの要求を受けて、弾球遊技機の上皿に所定個数の遊技球が供給される。ここで、賞球払出や球貸出払出がなされる場合、一般に、以下のような手順(例)で球払出がなされる。まず、賞球払出に関しては、遊技球が始動入賞口や大入賞口等の入賞口に入球すると、入賞球検出スイッチにより検出される。そして、この検出信号を受信したメイン制御基板側は、払出制御基板側に賞球払出コマンドを送信する。続いて、賞球払出コマンドを受信した払出制御基板は、このコマンドに基づいて球払出装置を制御して所定数の賞球払出処理を実行する。この球貸し動作の場合も同様に、球払出コマンドを受け、払出制御基板は、このコマンドに基づいて球払出装置を制御して所定数の球払出処理を実行する。
ここで、ある種のパチンコ遊技機(典型的には、メイン制御基板側にバックアップ機能が備えられているパチンコ遊技機)では、メイン制御基板がある賞球払出動作中に新たな入賞検出信号を受信した場合、メイン制御基板はただちに当該新たな入賞検出信号に基づく賞球払出コマンドを払出制御基板側に送信するのではなく、前記ある賞球払出動作が完了するまで当該新たな入賞検出信号に基づく賞球払出コマンドの送信を留保する。そして、前記ある賞球払出動作が完了した時点で、前記新たな入賞検出信号に基づく賞球払出コマンドの送信処理が実行される。ここで、賞球払出制御基板からメイン制御基板側に賞球払出完了情報を伝達する手段としては、例えば、特許文献1には、主制御基板からの払出信号を受けて払出が実行された後、実行した払出数を示す払出信号を払出制御基板から主制御基板側に供給する技術が開示されている。また、特許文献2には、払出が完了したことを示す払出完了信号を払出情報出力手段に出力させる技術が開示されている。これらはいずれも払出完了時に賞球払出制御基板側から主制御基板側に終了情報を送信する技術である。更には、払出制御基板と主制御基板とを1本の線で繋ぎ、当該線を介して払出中にはオン信号を送り続け払出がなされていないときにはオフ信号とする技術も存在する。
特許第4271900号公報 特開2001−17700号公報
ところで、払出途中で電源断が発生した場合を想定する。この際、前述した先行技術においては、主制御基板側と払出制御基板側の両方がバックアップ機能を備えているときにはともかく、主制御基板側にしかバックアップ機能を備えていないときに問題が生じる。これら先行技術においては、主制御基板側では払出中であることは把握できるがあと何球未払出球があるかは把握できないからである。そこで、本発明は、少なくとも主制御基板側にバックアップ機能を備えた弾球遊技機において、賞球払出途中で電源断が発生した場合においても電源断復帰時に電源断までに何球払い出されたのかを主制御基板側で把握可能な手段を提供することを目的とする。
本態様に係る弾球遊技機は、
賞球払出の決定を行う主制御手段と、
払出動作をすることで遊技球を払出可能な払出手段と、
主制御手段から送信される賞球払出コマンドに基づいて、払出手段による遊技球の払出動作を制御する払出制御手段と、
払出手段から払い出された遊技球を検出するための遊技球検出手段と
を有する、主制御手段と払出制御手段とがそれぞれ別個にCPUを有する基板で作動する弾球遊技機であって、
主制御手段は、
賞球払出の決定がなされた場合、当該決定に基づいて定められた所定数の賞球払出に関する賞球払出コマンドを払出制御手段に送信する賞球払出コマンド送信手段
を有し、賞球払出コマンドは、前記所定数として0個を表現可能に構成されており、
払出制御手段は、
主制御手段からの賞球払出コマンドを受信した場合、当該賞球払出コマンドと対応した賞球数を未払出賞球数として一時記憶するための未払出賞球数一時記憶手段と、
遊技球検出手段により遊技球の検出が確認された場合、未払出賞球数一時記憶手段に一時記憶されている未払出賞球数を一減算する未払出賞球数減算手段と
を有する弾球遊技機において、
払出制御手段は、
払出手段により遊技球が一球払い出される毎に、一球が払い出された旨の一球払出完了情報を主制御手段側に送信する一球払出情報送信手段と、
電源断が発生した場合、主制御手段に対して未払出賞球数一時記憶手段に一時記憶されている未払出賞球数に関する情報を送信する電源断時未払出賞球数情報送信手段と
を更に有しており、
主制御手段は、
払出制御手段側に賞球払出コマンドを送信した後、当該賞球払出コマンドに係る賞球数を未払個数として一時記憶する送信済み払出コマンド関連情報一時記憶手段と、
一球払出情報送信手段から一球払出完了情報を受信した場合、送信済み払出コマンド関連情報一時記憶手段に一時記憶されている未払個数を更新する未払個数更新手段と、
電源断の際に送信済み払出コマンド関連情報一時記憶手段に一時記憶されていた未払個数情報を、電源の再投入時に元の状態に復帰させるための状態復帰制御手段と、
電源断時未払出賞球数情報送信手段から送信された未払出賞球数に関する情報に基づき、払出制御手段側で管理している未払出賞球数を把握する払出制御側未払出賞球把握手段と
を更に有し、
電源断が発生した場合、主制御手段側から払出制御手段側へ、0個の賞球払出に関する賞球払出コマンドを送信するよう構成されており、
払出制御手段は、前記0個の賞球払出に関する賞球払出コマンドを受信した電源断によって動作不能となるよりも前に、電源断時の払出制御に関する動作を開始する
ことを特徴とする弾球遊技機である。
<付記>
尚、本態様とは異なる別態様について以下に列記しておくが、これらには何ら限定されることなく実施することが可能である。
本別態様(1)は、
賞球払出の決定を行う主制御手段(メイン制御基板1000)と、
払出動作をすることで遊技球を払出可能な払出手段(払出装置)と、
主制御手段(メイン制御基板1000)から送信される賞球払出に関するコマンドである払出コマンドに基づいて、払出手段(払出装置)による遊技球の払出動作を制御する払出制御手段(払出制御基板2000)と、
払出手段(払出装置)から払い出された遊技球を検出するための遊技球検出手段(カウントセンサ14)と
を有する、主制御手段と払出制御手段とがそれぞれ別個にCPUを有する基板(メイン制御基板1000、払出制御基板2000)で作動する弾球遊技機であって、
主制御手段(メイン制御基板1000)は、
賞球払出の決定がなされた場合、当該決定に基づいて定められた所定数の賞球払出に関するコマンドを払出制御手段(払出制御基板2000)に送信する賞球払出コマンド送信手段(払出制御側送信制御手段1211)
を有しており、
払出制御手段(払出制御基板2000)は、
主制御手段(メイン制御基板1000)からの賞球払出コマンドを受信した場合、当該賞球払出コマンドと対応した賞球数を未払出賞球数として一時記憶するための未払出賞球数一時記憶手段(払出カウンタ2312)と、
遊技球検出手段(カウントセンサ14)により遊技球の検出が確認された場合、未払出賞球数一時記憶手段(払出カウンタ2312)に一時記憶されている未払出賞球数を一減算する未払出賞球数減算手段(払出制御手段2300)と
を有する弾球遊技機において、
払出制御手段(払出制御基板2000)は、
払出手段(払出装置)により遊技球が一球払い出される毎に、一球が払い出された旨の一球払出完了情報を主制御手段側に送信する一球払出情報送信手段(第一回線経由情報送信制御手段2121)
を更に有しており、
主制御手段(メイン制御基板1000)は、
払出制御手段(払出制御基板2000)側に払出コマンドを送信した後、当該払出コマンドに係る賞球数を未払個数として一時記憶する送信済み払出コマンド関連情報一時記憶手段(残賞球数一時記憶手段1310)と、
一球払出情報送信手段(第一回線経由情報送信制御手段2122)から一球払出完了情報を受信した場合、送信済み払出コマンド関連情報一時記憶手段(残賞球数一時記憶手段1310)に一時記憶されている未払個数を更新する(1減算する)未払個数更新手段(残賞球関連制御手段1300)と、
電源断の際に払出コマンド関連情報一時記憶手段(残賞球数一時記憶手段1310)に一時記憶されていた未払個数情報を、電源の再投入時に元の状態に復帰させるための状態復帰制御手段(電源断時・電源立ち上げ時処理制御手段1600)と
を更に有することを特徴とする弾球遊技機である。
本別態様(2)は、
払出制御手段(払出制御基板2000)は、
電源断が発生した場合、主制御手段(主制御基板1000)に対して未払出賞球数一時記憶手段(払出カウンタ2312)に一時記憶されている未払出賞球数に関する情報を送信する電源断時未払出賞球数情報送信手段(第二回線経由信号送信制御手段2122)
を更に有し、
主制御手段(メイン制御基板1000)は、
電源断時未払出賞球数情報送信手段(第二回線経由信号送信制御手段2122)から送信された未払賞球数に関する情報に基づき、払出制御手段側で管理する未払出賞球数を把握する払出制御側未払出賞球把握手段(払出制御側受信制御手段1122)
を更に有する、前記別態様(1)の弾球遊技機である。
本別態様(3)は、
払出制御手段(払出制御基板2000)から主制御手段(メイン制御基板1000)に向けて、払出が実行中であるか否かの情報を伝達するための、払出実行中である場合にはオンとなり払出実行中でない場合にはオフとなる1本の回線が設けられており、
電源断時未払出賞球数情報送信手段(第二回線経由信号送信制御手段2122)は、電源断が発生した場合、主制御基板(メイン制御基板1000)に対して未払出賞球数一時記憶手段(払出カウンタ2312)に一時記憶されている未払出賞球数に関する情報をパルス信号として送信し、
未払出賞球把握手段(払出制御側受信制御手段1122)は、電源断時未払出賞球数情報送信手段(第二回線経由信号送信制御手段2122)から送信されたパルス信号に基づき、払出制御手段側で管理する未払出賞球数を把握する、前記別態様(2)の弾球遊技機である。
本別態様(4)は、
払出制御手段(払出制御基板2000)には、電源断発生時にNMI信号が入力されるよう構成されている、前記別態様(1)〜(3)のいずれか一つの弾球遊技機である。
本態様に係る弾球遊技機によれば、少なくとも主制御基板側にバックアップ機能を備えた弾球遊技機において、電源断復帰時に電源断までに何球払い出されたのかを主制御基板側で把握できるという効果を奏する。
図1は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の正面図(遊技者側)である。 図2は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の裏面図である。 図3は、本最良形態に係るパチンコ遊技機における、払出用遊技球を遊技機内に貯留する動作原理の概要図である。 図4は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の払出ユニットの外観図である。 図5は、本最良形態に係るパチンコ遊技機における、払出ユニットの構造と遊技球の払出を行う動作原理の概要図である。 図6は、払出動作時における、払出ユニット13のスプロケット13cの位置(回転角度)と払出の様子を示した図である。 図7は、エラー発生により強制停止してから電源断復帰後にスプロケット13cの初期動作が実行された結果、本来払い出される予定のない1球が払い出されてしまう様子を示した図である。 図8は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の電気的な概略構成図である。 図9は、払出制御基板2000側からの受信動作を図化したものである。 図10は、本最良形態に係るパチンコ遊技機のメイン制御基板及び払出制御基板間で送受信されるコマンド及び情報の内容を示した図である。 図11は、本最良形態に係るパチンコ遊技機の機能ブロック図である。 図12は、本最良形態に係るパチンコ遊技機における、メイン制御基板側で実行する処理のフローチャートである。 図13は、本最良形態に係るパチンコ遊技機における、電源立ち上げ時処理のフローチャートを示したものである。 図14は、本最良形態に係るパチンコ遊技機における、未払出賞球(賞球払出コマンド送信前)管理処理のフローチャートを示したものである。 図15は、本最良形態に係るパチンコ遊技機における、対払出制御基板送信制御処理のフローチャートを示したものである。 図16は、本最良形態に係るパチンコ遊技機における、対払出制御基板受信制御処理のフローチャートを示したものである。 図17は、本最良形態に係るパチンコ遊技機における、電源断時基本処理のフローチャートである。 図18は、本最良形態に係るパチンコ遊技機における、払出ユニット強制停止コマンド送信制御処理のフローチャートである。 図19は、本最良形態に係るパチンコ遊技機における、未払出賞球(賞球払出コマンド送信済)管理処理のフローチャートである。 図20は、本最良形態に係るパチンコ遊技機における、払出制御基板におけるメインルーチンを示すフローチャートである。 図21は、本最良形態に係るパチンコ遊技機における、賞球払出関連情報受信処理(対メイン制御基板)のフローチャートである。 図22は、本最良形態に係るパチンコ遊技機における、賞球払出制御処理のフローチャートである。 図23は、電源断時における、従来技術における払出装置のスプロケット13cの惰性による回転に起因した余剰払出の様子を示したタイミングチャートである。 図24は、電源断時における、本最良形態における払出装置のスプロケット13cの惰性による回転に起因した余剰払出防止の様子を示したタイミングチャートである。
発明を実施するための最良形態
ここで、本明細書における各用語の定義について説明する。弾球遊技機とは、入賞口への入球等、所定条件の充足を条件として遊技球が払い出される、遊技媒体として遊技球が使用される遊技機を指す。以下、本発明の一最良形態として、パチンコ遊技機を例に採って説明することとする。但し、本発明の遊技機は、遊技球が入賞対価として払い出される限り、パチンコ遊技機に限定される訳ではない。
《全体構成》
(前面)
まず、図1を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の前面側の基本構造を説明する。パチンコ遊技機は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。以下、これらを順に説明する。
はじめに、パチンコ遊技機の遊技機枠は、外枠102、前枠104、透明板106、扉108、上球皿110、下球皿112及び発射ハンドル116を含む。まず、外枠102は、パチンコ遊技機を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠104は、外枠102の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠102に開閉可能に取り付けられる。前枠104は、遊技球を発射する機構、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導又は回収するための機構等を含む。透明板106は、ガラス等により形成され、扉108により支持される。扉108は、図示しないヒンジ機構を介して前枠104に開閉可能に取り付けられる。上球皿110は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿112への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿112は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。また、上球皿110と下球皿112の間にはスピーカ114が設けられており、遊技状態等に応じた効果音が出力される。そして、遊技効果ランプ190は、遊技領域120又は遊技領域120以外の領域に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。更に、透明板106の右下部を介して視認可能な、遊技球の払出に関する情報をLEDによって外部に表示する状態表示部130が備えられている。
次に、遊技盤は、外レール122と内レール124とにより区画された遊技領域120が形成されている。そして、当該遊技領域120には、図示しない複数の遊技釘及び風車等の機構や各種一般入賞口の他、特図始動口2110(入球検知センサ2111)、普図始動口2210(入球検知センサ2211)、大入賞口2120(入球検知センサ2121)、特別図柄表示装置2130、演出表示装置2140、普通図柄表示装置2220、センター飾り192及びアウト口142が設置されている。そして、特図始動口2110や大入賞口2120等の各種入賞口に遊技球が入球すると、これら入賞口に設けられた入球検知センサにより遊技球通過が検知される。この検知信号がメイン制御基板(主制御装置)1000に送信され、これを受けてメイン制御基板1000から払出制御基板2000側に所定の払出コマンドが送信される結果、所定球数の賞球が払い出される。また、図1に示すように、プリペイドカードによる遊技球の貸し出しを受け付けるカードユニットCが、遊技機1の左に隣接して設けられている。
ここで、本最良形態に係るカードユニットCは、周知の構成と同じである。具体的には、カードユニットCには、図示しないが、使用可能状態であるか否かを示す使用可表示ランプ、カード内に記録された残額情報に端数(100円未満の数)が存在する場合にその端数を上皿近傍に設けられる度数表示LEDに表示させるための端数表示スイッチ、カードユニットCがいずれの側のパチンコ遊技機に対応しているのかを示す連結台方向表示器、カードユニットC内にカードが投入されていることを示すカード投入表示ランプ、記録媒体としてのカードが挿入されるカード挿入口、カード挿入口の裏面に設けられているカードリーダライタの機構を点検する場合にカードユニットを解放するためのカードユニット錠等が設けられている。
(背面)
次に、図2を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の背面側における基本構造を説明する。パチンコ遊技機は、パチンコ遊技機の全体動作を制御し、特に特図始動口2110へ入球したときの当否抽選や払出制御基板2000への賞球払出コマンド送信等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行うメイン制御基板(主制御装置)1000と、遊技内容に興趣性を付与する装図表示部2141上での各種演出・情報報知に係る表示・音響・サイドランプ等による各種演出制御を司るサブ制御基板(演出制御装置)3000と、サブ制御基板3000からの指示に基づいて演出表示装置2140上での各種演出の制御を司るサブサブ制御基板(図柄制御装置)4000と、球払出関連機構・装置と、ホールコンピュータHC等へ遊技に関する情報送信を中継するための外部中継端子板5000と、をその背面に有している。ここで、球払出関連機構・装置は、球タンク11、タンクレール12、各入賞口への入賞やカードユニットからの要求に応じて球タンク11から供給される遊技球を上球皿110へ払い出す払出ユニット13、払出ユニット13からの払出球を検知するカウントセンサ14、受け皿(上球皿110、下球皿112)が満タンである場合にオンになる受け皿満タンスイッチ15、払出ユニット13による払出動作を制御する賞球払出制御基板(賞球払出制御装置)2000等から構成される。
(払出機構)
次に、図3を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機における、払出用遊技球を遊技機内に貯留する動作原理を説明することとする。図3の矢印で示すように、補給装置(遊技機の球タンク11へ遊技球を供給するために設置されたホールの付帯設備)から供給される遊技球は、球タンク11、タンクレール12を通り、払出ユニット13に誘導されて貯留される。このように遊技機内に貯留された遊技球は、入賞口への入球に基づく賞球として或いはカードユニットからの払出要求に基づいて上球皿110へ払い出される。
次に、図4〜図6を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の払出ユニット13の構造と遊技球の払出を行う動作原理を説明することとする。まず、図4に示されるように、払出ユニット13は、払出の際に駆動される払出モータ13aを有している。ここで、払出モータ13aはステッピングモータであることが好適である。そして、図5に示されるように、払出ユニット13は、払出モータ13aと連結したカム軸13bを有している。このような構造の払出ユニット13は、下記の原理に従い動作する。まず、遊技領域120内の入賞口に遊技球が入球すると、入賞信号がメイン制御基板1000に送られメイン制御基板1000は払出個数を決定し、払出制御基板2000へ賞球の信号を送信する。或いは、カードユニットC等の遊技球貸出装置から払出制御基板2000へ球貸しの要求がなされる。これを受けて払出制御基板2000は払出ユニット13を作動させ、払出ユニット13内の払出モータ13aが遊技球の払出を実行する。図5に示されるように、払出モータ13aが回転することにより、カム軸13bを介してスプロケット13cが回転し、遊技球が1球ずつ払い出される。尚、払い出された遊技球は、払出ユニット13に設けられたカウントセンサ14により検知され、払出制御基板2000で遊技球の払出個数が計数される。
ここで、図6は、払出動作時における、払出ユニット13のスプロケット13cの位置(回転角度)と払出の様子を示した図である。まず、本最良形態では、スプロケット13cは、払出モータ13aの回転により反時計回りに回転する。ここで、図6に示すように、本最良形態では、払出動作時において、B1→A1→B2→A2→B3→A3(0時位置)の順番でスプロケット13cは変位する。そして、B1〜B3が非払出位置(即ち、遊技球が払い出されない位置)であり、A1〜A3が払出位置(即ち、スプロケットに設けられたポケットに存在する遊技球が払い出される位置)である。ここで、本最良形態に係る払出ユニット13は、例えば図6に示すように2個のスプロケット位置確認用センサ(例えばフォトセンサ)13d−1及び13d−2によりスプロケット13cの位置を把握できるように構成されている。例えば、図16の左上、右中及び左下の状態(非払出位置)では、スプロケット位置確認用センサ(フォトセンサ)13d−1がOFF(遮光状態)でありスプロケット位置確認用センサ(フォトセンサ)13d−2がON(非遮光状態)である。他方、図16の右上、左中及び右下の状態(払出位置)では、スプロケット位置確認用センサ(フォトセンサ13d−1)がON(非遮光状態)でありスプロケット位置確認用センサ(フォトセンサ13d−2)がOFF(遮光状態)である。このように、例えば、1球の遊技球を払い出す場合には、「スプロケット位置確認用センサ(フォトセンサ)13d−1=OFF、スプロケット位置確認用センサ(フォトセンサ)13d−2=ON」の状態から「スプロケット位置確認用センサ(フォトセンサ)13d−1=ON、スプロケット位置確認用センサ(フォトセンサ)13d−2=OFF」の状態まで払出モータ13aを駆動すればよい。
ところで、払出モータ13aが駆動されている状況下で停電等により電源断した場合、スプロケット13cが惰性で余剰に回転し、その結果として本来予定していた賞球数を超える余剰球を払い出してしまうことがある。更には、エラー発生時には払出モータ137を強制終了させるが、この強制終了の際、スプロケット13cの位置が初期位置で停止しないことがある。この場合、電源断復帰してスプロケット13cを初期位置にセットする際、余剰に球を払い出す恐れがある。図7は、エラー発生により強制停止してから電源断復帰後にスプロケット13cの初期動作が実行された結果、本来払い出される予定のない1球が払い出されてしまう様子を示した図である。このような事態を防止すべく、後述するように本最良形態では、電源断やエラー強制停止時には0球コマンドを送信し、初期位置で停止させる処理が実行される。
《電気的構成》
次に、図8のブロック図を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の電気的な概略構成を説明する。本最良形態に係るパチンコ遊技機は、前述したように、遊技の進行を制御するメイン制御基板1000と、メイン制御基板1000からのコマンドに基づいて遊技球の払出を制御する払出制御基板2000と、装飾図柄の変動・停止等の演出表示装置2140上での各種演出・スピーカ114からの音響・遊技効果ランプ190の点灯等の演出全般を制御するサブ制御基板3000と、演出表示装置2140上での装飾図柄の変動表示・停止表示及び保留表示や予告表示等を制御するサブサブ制御基板4000とを備える。ここで、払出制御基板2000は、遊技球の払出を実行する払出ユニット13(払出モータ13a)と、遊技球の払出に関する状態をLEDによって外部に表示する状態表示部130とに接続している。
ここで、メイン制御基板1000、払出制御基板2000、サブ制御基板3000及びサブサブ制御基板4000には、様々な演算処理を行うCPU、CPUの演算処理を規定したプログラムを予め記憶するROM、CPUが取り扱うデータ(遊技中に発生する各種データやROMから読み出されたコンピュータプログラム等)を一時的に記憶するRAMが搭載されている。
ここで、メイン制御基板1000と払出制御基板2000とのコマンドや情報の送受信、メイン制御基板1000からサブ制御基板3000への情報やコマンドの送信、サブ制御基板3000からサブサブ制御基板4000への情報やコマンドの送信は、パラレル通信でもシリアル通信でもよい。また、払出制御基板2000とメイン制御基板1000との間には賞球払出状況を伝達する一本の回線が配置されており、メイン制御基板1000側から賞球払出コマンドが送信されると払出信号がオンになり、払出が完了してモータが停止すると払出信号がオフになる。
ところで、前述した払出信号送信用の一本の回線には、電源断時における、未払いの払出数に関する情報(パルス信号)が発せられる。図9は、払出制御基板2000側からの受信動作を図化したものである。まず、上段の正常時(非電源断時)が、払出実行時における、払出制御基板2000側からの受信信号である。前述のように、メイン制御基板1000では、この信号がONである場合には払出実行中であると判定し、払出制御基板2000側への次の賞球払出コマンドの送信を留保する。そして、この信号がOFFとなった場合には払出が終了したものと判定し、払出制御基板2000側への次の賞球払出コマンドを送信する。次に、次段は、電源断時における、払出制御基板2000側からの受信信号である。これに関しては処理の欄で詳述するが、メイン制御基板1000が電源断信号(NMI)を受信した場合、払出制御基板2000側に電源断時実行処理を行う旨のコマンドが送信される。そして、これを受信した払出制御基板2000側では、払出制御基板2000側の電源断までの間に、メイン制御基板1000側に対し、払出制御基板2000側でまだ払出が完了していない賞球個数である未払出賞球個数に関する情報を、払出信号送信用の一本の回線を介し、図9に示すように複数のパルス信号で送信する。ここで、パルス信号の送信手法は、特に限定されず、図9の態様を一例として挙げることができる。図9の態様では、払出制御基板2000側がメイン制御基板1000側から電源断時実行処理を行う旨のコマンドを受信した場合、まずスタートビットに相当するパルスが送信され、続いて所定回数パルスを定時的に出力又は出力しないことで、4ビット分に相当する情報(未払出賞球個数)を主制御基板1000側に送信する。図9の場合、スタートビット後の4パルスの出力有無により、0個〜15個の未払出賞球個数が特定される。尚、図9の場合は非同期型の通信方式を例にとって説明したが、同期型の通信方式であればスタートビット及びストップビットは付加しない。
《メイン制御基板/払出制御基板間で送受信されるコマンド・情報の内容》
次に、図10を参照しながら、メイン制御基板1000及び払出制御基板2000間で送受信されるコマンド及び情報の内容を説明する。まず、本最良形態に係るメイン制御基板1000から払出制御基板2000へのコマンドは、賞球払出コマンドであることの特定情報、受け皿満タン及び賞球個数の情報からなる。具体的には、ビット7〜5は、100固定である(当該コマンドが賞球払出コマンドであることの識別情報)。次に、ビット4は、受け皿満タン状態に関するものであり、「0」が受け皿満タンでないことを意味し、「1」が受け皿満タン中であることを意味する。次に、ビット3〜0は、賞球個数に関するものであり、例えば、0(0000B)は賞球0個であることを意味し、15(1111B)は賞球15個であることを意味する。
次に、払出制御基板からからメイン制御基板1000側に送信される払出関連情報を説明することとする。まず、第一の払出関連情報(賞球払出関連情報又は払出異常関連情報)は、固定値、払出装置異常情報及び賞球払出完了情報からなる。具体的には、ビット7〜2は、010101固定である。次に、ビット1は、払出装置異常(払出関連エラー)に関するものであり、「0」は払出装置異常ではないことを意味し、「1」は払出装置異常中であることを意味する。最後に、ビット0は、賞球払出完了に関するものであり、「0」は賞球払出完了であることを意味し、「1」は賞球払出未完了であることを意味する。次に、第二の払出関連情報(一球払い出された旨の情報)は、固定値からなる(11011011)。尚、これを受信したメイン制御基板1000側では、1球払い出されたことを認識する。
《機能構成》
次に、図11の機能ブロック図を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の機能を説明することとする。尚、ここに主として示す機能は、本発明と特に関連する、メイン制御基板1000/払出制御基板2000間での機能である。
(メイン制御基板1000)
まず、メイン制御基板1000は、遊技の進行や賞球払出決定に関する制御を司る遊技制御手段1100と、払出制御基板2000側等とのコマンド・情報の送受信の制御を司る送受信制御手段1200と、払出制御基板2000側で現在払出実行中の賞球についての残賞球に関する制御を司る残賞球関連制御手段1300と、払出関連の処理に関する情報を一時記憶するための処理関連情報一時記憶手段1400と、メイン制御基板1000及び払出制御基板2000等での賞球払出に関するエラーを制御するエラー制御手段1500と、停電等の電源断時や電源投入時において実行する処理制御を司る電源断時・電源立ち上げ時処理制御手段1600と、を有する。尚、遊技制御手段1100は、従来機が有する周知構成である。具体的には、遊技制御手段1100は、まず遊技の進行に関する処理としては、例えば、従来の第1種遊技機の場合を例に採ると、乱数発生、始動口入球を契機とした乱数取得、取得した乱数を用いての抽選、抽選結果に基づいた図柄(特別図柄)変動、抽選に当選している場合に通常は閉状態にある可変入賞口を開放する特別遊技の実行等、周知の処理を実行し、また、各入賞口に遊技球が入球した場合には、入賞口に対応した賞球数の払出決定処理を実行する。以下、本発明の特徴的な各手段について詳述する。
まず、送受信制御手段1200は、メイン制御基板1000から払出制御基板2000等への送信制御を司る送信制御手段1210と、各種周辺機器(例えば、払出制御基板や各種信号出力装置)からの情報(信号も含む)を受信する受信制御手段1220と、を有している。
ここで、送信制御手段1210は、払出制御基板2000側にコマンドや情報を送信するための払出制御側送信制御手段1211を有している。そして、払出制御側送信制御手段1211は、賞球払出の際、払出制御基板2000側に送信される賞球払出コマンドがセットされる送信コマンド一時記憶手段1211aを更に有している。
また、受信制御手段1220は、遊技機に備えられた信号出力装置(例えば、入賞口センサSや満タンスイッチ15等)からの情報(信号)を受信する遊技側受信制御手段1221と、払出制御基板2000からの情報を受信する払出制御側受信制御手段1122と、を有している。ここで、遊技側受信制御手段1221は、信号出力装置から受信した情報を、当該情報に係る処理が実行されるまで一時記憶するための遊技側受信情報一時記憶手段1221aを更に有している。また、払出制御側受信制御手段1122は、払出制御基板2000から受信した情報を、当該情報に係る処理が実行されるまで一時記憶するための払出制御側受信情報一時記憶手段1222aを更に有している。
次に、残賞球関連制御手段1300は、賞球払出制御基板2000側で現在払い出している賞球の残賞球数を逐次更新しつつ一時記憶するための残賞球数一時記憶手段1310を更に有している。
次に、処理関連情報一時記憶手段1400は、賞球払出の順番に到達していない未払賞球情報(待機賞球払出情報)を一時記憶するための未払賞球情報一時記憶手段1410と、メイン制御基板1000側で実行される処理の際に必要な情報を一時記憶するための主制御側処理状態一時記憶手段1420と、払出制御基板2000側で実行されている払出処理状況や状態を一時記憶する払出制御側処理状態一時記憶手段1430と、を更に有している。
次に、エラー制御手段1500は、メイン制御基板1000及び払出制御基板2000側での送受信に関するエラーを含む遊技関連エラー(例えば、送受信に関するエラー以外として扉開放エラー等)を監視すると共に、所定のエラーが発生した際に外部に異常を報知する制御を司る異常報知制御手段1510を更に有している。ここで、異常報知制御手段1510は、遊技関連エラーフラグのオンオフ状態を一時記憶するためのエラーフラグ一時記憶手段1511を更に有している。
次に、電源断時・電源立ち上げ時処理制御手段1600は、NMI信号を受信したか否か、即ち、停電等の発生により電源断が発生したか否かを判定する電源断有無判定手段1610と、電源の再投入時に遊技機の状態を電源切断前の状態に復帰させるべく、電源断時にメイン制御基板1000側で一時記憶していたデータを記憶しておくためのバックアップ情報一時記憶手段(バックアップRAM)1620と、遊技機の電源のオフ後においてもバックアップ情報一時記憶手段1620にバックアップ電圧を供給してデータを保持するバックアップ電源供給手段1630と、を有している。尚、後述のように、バックアップ情報一時記憶手段1620への書き込みは、通常処理によって電源切断時に実行され、逆にバックアップ情報一時記憶手段1620に書き込まれた各情報の復帰は、電源入時のメイン処理において実行される。
(払出制御基板2000)
次に、払出制御基板2000は、メイン制御基板1000側やカードユニットC側等とのコマンド・情報の送受信の制御を司る送受信制御手段2100と、払出制御基板2000側での払出等に関連したエラーの制御を実行するエラー制御手段2200と、賞球払出コマンドや貸球コマンドを受けて所定数の遊技球の払出処理を実行する払出制御手段2300と、を有している。以下、各手段について詳述する。
まず、送受信制御手段2100は、メイン制御基板1000やカードユニットCからの情報(例えば、コマンドや信号)の受信制御を司る受信制御手段2110と、メイン制御基板1000やカードユニットCへの情報の送信制御を司る送信制御手段2120と、を有している。
ここで、受信制御手段2110は、メイン制御基板1000からの情報(例えば、コマンド)の受信制御を司るメイン側受信制御手段2111を更に有している。そして、メイン側受信制御手段2111は、メイン制御基板1000側から送信されてきた情報が一時記憶されるメイン側受信データ一時記憶手段2111aを更に有している。
また、送信制御手段2120は、賞球払出コマンド受信確認情報、エラー情報及び賞球払出完了情報等を、メイン制御基板1000に対して第一回線を介して送信制御する第一回線経由情報送信制御手段2121と、所定状況下で第一回線を介してメイン制御基板1000側にパルス信号を送信する第二回線経由信号送信制御手段2122と、を有している。ここで、第二回線経由信号送信制御手段2122は、賞球払出中には賞球払出信号(賞球が払出中の際にONとなる信号)を第二回線を介してメイン制御基板1000側に送信するよう制御する払出中信号送信制御手段2122aと、電源断時には残払出個数を第二回線を介してメイン制御基板1000側にパルス信号として送信するよう制御する電源断時信号送信制御手段2122bと、を更に有している。
次に、エラー制御手段2200は、払出制御基板2000側での払出等のエラーフラグのオンオフ状態を一時記憶するためのエラーフラグ一時記憶手段2221を更に有している。
次に、払出制御手段2300は、払出処理の際に必要な情報を一時記憶するための払出処理関連情報一時記憶手段2310を有している。ここで、払出処理関連情報一時記憶手段2310は、払出に関連した状態(例えば、払出中か否か・払出異常が発生しているか否か)を一時記憶するための払出状態フラグ一時記憶手段2311と、払出処理時に、払い出されるべき遊技球数がセットされる払出カウンタ2312と、を更に有している。
《処理》
次に、図12〜図22のフローチャートを参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機で実行される球払出制御処理を説明する。ここで、図12〜図19が、メイン制御基板1000側での処理を示すフローチャートである。また、図20〜図22が、払出制御基板2000側での処理を示すフローチャートである。以下、順に説明することとする。
《メイン制御基板側での処理》
まず、図12〜図19のフローチャートを参照しながら、メイン制御基板1000側で実行する払出制御基板2000との通信処理を説明することとする。ここで、図12(左)は、所定時間毎に起動されるタイマ割り込み(Maskable Interrupt禁止可能割り込み)処理(ステップ1100〜1400)であり、図12(右)は、電源電圧が所定値を下回ると発せられるNMI信号を契機としてCPUのレジスタ値をバックアップする等の電源断時処理(ステップ1500〜1700)である。
そこで、図12(左)に係る所定時間毎に起動されるタイマ割り込みから説明すると、まず、ステップ1100で、メイン制御基板1000は、後述する電源立ち上げ時処理を実行する。次に、ステップ1200で、メイン制御基板1000は、後述する未払出賞球管理処理を実行する。次に、ステップ1300で、メイン制御基板1000は、後述する払出制御基板2000側へのコマンド送信制御処理を実行する。次に、ステップ1400で、メイン制御基板1000は、後述する払出制御基板2000側からの情報受信制御処理を実行し、ステップ1200に移行する。また、図12(右)に係る電源立ち上げ時処理を説明すると、NMI信号の受信を受け、まず、ステップ1500で、メイン制御基板1000は、後述する電源断時基本処理を実行する。次に、ステップ1600で、メイン制御基板1000は、後述する、払出制御基板2000側に0球コマンドを送信する払出ユニット強制停止コマンド送信制御処理を実行する。次に、ステップ1700で、メイン制御基板1000は、後述する、払出途中で電源断した際の未払出賞球数を管理する未払出賞球管理処理を実行し、その後、該処理をループすることで他の割り込み処理が実行されることを禁止し、電源電圧が降下してCPUが非動作状態になるのを待つ。以下、各サブルーチンの処理を順に説明することとする。
まず、図13は、図12のステップ1110のサブルーチンに係る、電源立ち上げ時処理のフローチャートを示したものである。まず、ステップ1105で、電源断時・電源立ち上げ時処理制御手段1600は、バックアップ情報一時記憶手段(バックアップRAM)1620のフラグ領域にアクセスし、NMIフラグがオンであるか否かを判定する。ここで、「NMIフラグ」とは、NMI信号を受信後、電源断前に遊技状態をバックアップRAMに一時記憶した後にオンとなるフラグである。ステップ1105でYesの場合、ステップ1110で、電源断時・電源立ち上げ時処理制御手段1600は、バックアップ情報一時記憶手段(バックアップRAM)1620に一時記憶された情報に基づき、各一時記憶手段(レジスタ)等に電源断時前の状態をセットする。例えば、賞球払出中に電源断してしまい途中までしか賞球払出が実行されていない場合には、残りの賞球数を残賞球数一時記憶手段1310にセットする。そして、ステップ1115で、電源断時・電源立ち上げ時処理制御手段1600は、バックアップ情報一時記憶手段(バックアップRAM)1620のフラグ領域にアクセスし、NMIフラグをオフにする。次に、ステップ1120で、電源断時・電源立ち上げ時処理制御手段1600は、残賞球数一時記憶手段1310の残賞球数が0でないか否かを判定する。ステップ1120でYesの場合、ステップ1125で、払出制御側送信制御手段1211は、残賞球数一時記憶手段1310の残賞球数が払い出されるよう、当該残賞球数に対応した賞球払出コマンドを送信コマンド一時記憶手段1211aにセットする。そして、ステップ1130で、払出制御側送信制御手段1211は、送信コマンド一時記憶手段1211aにセットした賞球払出コマンドを払出制御基板2000側に送信し、次の処理{ステップ1200の未払出賞球(賞球払出コマンド送信前)管理処理}に移行する。そして、これを受信した払出制御基板2000側では、電源断時に払い出されなかった残賞球分が電源断復帰後に払い出されることになる。尚、ステップ1105及びステップ1120でNoの場合にも次の処理{ステップ1200の未払出賞球(賞球払出コマンド送信前)管理処理}に移行する。
次に、図14は、図12のステップ1200のサブルーチンに係る、未払出賞球(賞球払出コマンド送信前)管理処理のフローチャートを示したものである。まず、ステップ1205で、遊技側受信制御手段1221は、遊技側受信情報一時記憶手段1221aを参照し、いずれかの入賞口センサSから入賞信号を受信したか否かを判定する。ステップ1205でYesの場合、ステップ1210で、遊技側受信制御手段1221は、受信した入賞信号に係る未払出賞球情報を、未払出賞球情報一時記憶手段1410に一時記憶し、次の処理(ステップ1300の対払出制御基板送信制御処理)に移行する。尚、ステップ1205でNoの場合にも、次の処理(ステップ1300の対払出制御基板送信制御処理)に移行する。
次に、図15は、図12のステップ1300のサブルーチンに係る、対払出制御基板送信制御処理のフローチャートを示したものである。まず、ステップ1305で、払出制御側送信制御手段1211は、第二回線(賞球払出中か否かに係るONOFF信号を送信する線)の入力ポートを参照し、払出信号がOFFであるか否か、即ち、現在払出が実行されていないか否かを判定する。ステップ1305でYesの場合、ステップ1310で、払出制御側送信制御手段1211は、未払賞球情報一時記憶手段1410を参照し、未払出賞球(まだ賞球払出コマンドを払出制御基板2000側に送信していない賞球)が存在するか否かを判定する。ステップ1310でYesの場合、ステップ1315で、払出制御側送信制御手段1211は、エラーフラグ一時記憶手段1511を参照し、賞球払出に関するエラー(例えば、払出モータの故障に関するエラー、上皿満タン等)が発生していないか否かを判定する。ステップ1315でYesの場合、ステップ1320で、払出制御側送信制御手段1211は、未払賞球情報一時記憶手段1410に一時記憶されている、今回払出処理が実行される順番の未払出賞球情報に対応した賞球数分の賞球払出コマンドを、送信コマンド一時記憶手段1211aにセットする。そして、ステップ1325で、払出制御側送信制御手段1211は、今回セットした賞球払出コマンドに対応する残賞球情報を、残賞球情報一時記憶手段1310から消去し、以後の情報をシフトさせる処理を実行する。次に、ステップ1330で、払出制御側送信制御手段1211は、送信コマンド一時記憶手段1211aにセットした賞球払出コマンドを払出制御基板2000側に送信する。そして、ステップ1335で、残賞球関連制御手段1300は、残賞球数一時記憶手段1310の残賞球数として、今回セットした賞球払出コマンドに係る賞球数をセットし、次の処理(ステップ1400の対払出制御基板受信制御処理)に移行する。尚、ステップ1305、ステップ1310及びステップ1315でNoの場合にも、次の処理(ステップ1400の対払出制御基板受信制御処理)に移行する。
次に、図16は、図12のステップ1400のサブルーチンに係る、対払出制御基板受信制御処理のフローチャートを示したものである。ここで、ステップ1405〜ステップ1435の処理が第一の払出関連情報受信に係る処理であり、ステップ1440〜ステップ1445が第二の払出関連情報受信に係る処理である。尚、「第一の払出関連情報」とは、前述したように、賞球払出関連情報又は払出異常関連情報に係る情報であり、固定値、払出装置異常情報及び賞球払出完了情報からなる。また、「第二の払出関連情報」とは、前述したように、一球払い出された旨の情報であり、固定値からなる。
そこで、第一の払出関連情報受信に係る処理から説明すると、まず、ステップ1405で、払出制御側受信制御手段1122は、払出制御側受信情報一時記憶手段1122aを参照し、第一の払出関連情報を受信したか否かを判定する。ここで、ステップ1405でYesの場合、ステップ1410で、エラー制御手段1500は、受信した第一の払出関連情報中にエラー情報(払出関連エラー)が存在するか否かを判定する。ステップ1410でYesの場合、ステップ1415で、エラー制御手段1500は、エラーフラグ一時記憶手段1511にアクセスし、該当するエラーに係るエラーフラグをオンにすることで、払出制御基板2000側でのエラー情報を主制御基板1000側でも管理(一元管理)する。他方、ステップ1410でNoの場合、エラー制御手段1500は、エラーフラグ一時記憶手段1511にアクセスし、払出制御基板2000側でのエラーに係るエラーフラグをオフにする。次に、ステップ1425で、異常報知制御手段1510は、受信した第一の払出関連情報中に賞球払出完了情報が存在するか否かを判定する。ステップ1425でYesの場合、ステップ1430で、異常報知制御手段1510は、払出制御基板2000側で払出完了している旨の情報を受信したにも拘わらず、残賞球数一時記憶手段1310に一時記憶されている残賞球数が0でない状況であるか否かを判定する。ステップ1430でYesの場合、ステップ1435で、異常報知制御手段1510は、外部に異常を報知する処理(例えば、ホールコンピュータへの異常情報出力、サイドランプの点滅等)を実行する。尚、ステップ1405でNoの場合にはステップ1440に移行し、ステップ1425及びステップ1430でNoの場合にもステップ1440に移行する。以上で第一の払出関連情報の受信に関する処理が終了する。
次に、第二の払出関連情報受信に係る処理を説明すると、まず、ステップ1440で、払出制御側受信制御手段1122は、払出制御側受信情報一時記憶手段1122aを参照し、第二の払出関連情報を受信したか否かを判定する。ここで、ステップ1440でYesの場合、ステップ1445で、残賞球関連制御手段1300は、残賞球数一時記憶手段1310の残賞球数を1減算し、次の処理{ステップ1200の未払出賞球(賞球払出コマンド送信前)管理処理}に移行する。尚、ステップ1440でNoの場合にも、次の処理{ステップ1200の未払出賞球(賞球払出コマンド送信前)管理処理}に移行する。
次に、図17〜図19を参照しながら、電源電圧が所定値を下回ると発せられるNMI信号を契機としてCPUのレジスタ値をバックアップする等の電源断時処理(ステップ1500〜1700)を説明する。まず、図17は、図12のステップ1500のサブルーチンに係る、電源断時基本処理のフローチャートである。はじめに、ステップ1505で、電源断時・電源立ち上げ時処理制御手段1600は、現在の遊技状態をバックアップ情報一時記憶手段(バックアップRAM)1620に一時記憶する。ここで、現在の遊技状態としては、現時点における各レジスタの内容、例えば、賞球払出中の場合には賞球払出状態、未賞球払出データがある場合には当該データ等を挙げることができる。そして、ステップ1510で、電源断時・電源立ち上げ時処理制御手段1600は、バックアップ情報一時記憶手段(バックアップRAM)1620のフラグ領域にアクセスし、NMIフラグをオンにし、次の処理(ステップ1600の払出ユニット強制停止コマンド送信制御処理)に移行する。
次に、図18は、図12のステップ1600のサブルーチンに係る、払出ユニット強制停止コマンド送信制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1605で、払出制御側送信制御手段1211は、賞球数が0球である賞球払出コマンドを送信コマンド一時記憶手段1211aにセットする。尚、後述するように、これを受信した払出制御基板2000側では、賞球払出動作中であった場合には当該動作を強制停止させる処理を実行する。そして、ステップ1610で、払出制御側送信制御手段1211は、送信コマンド一時記憶手段1211aにセットした賞球払出コマンドを払出制御基板2000側に送信し、次の処理{ステップ1700の未払出賞球(賞球払出コマンド送信済)管理処理}に移行する。
次に、図19は、図12のステップ1700のサブルーチンに係る、未払出賞球(賞球払出コマンド送信済)管理処理のフローチャートである。まず、ステップ1705で、払出制御側送信制御手段1211は、電源断が発生した旨の情報を払出制御基板2000側に送信する。次に、ステップ1710で、払出制御側受信制御手段1221は、第二回線の入力ポートを参照し、払出制御基板から残賞球情報を受信したか否かを参照する。尚、情報受信態様としては、第二回線を介しての残賞球情報に係るパルスを受信する手法で実行される(図9参照)。ここで、ステップ1710でNoの場合には、当該情報を受信するまでこの処理をループする。そして、ステップ1710でYesの場合、ステップ1715で、残賞球関連制御手段1300は、払出制御基板2000から受信した残賞球情報と、メイン制御基板1000側で管理している残賞球数一時記憶手段1310に一時記憶されている残賞球情報との比較を実行する。そして、ステップ1720で、残賞球関連制御手段1300は、ステップ1715での比較結果が同一であるか否かを判定する。ステップ1720でYesの場合には、賞球払出に異常が発生していないものとし、図12に示すように、当該処理をループすることで他の割り込み処理が実行されることを禁止し、電源電圧が降下してCPUが非動作状態になるのを待つ。他方、ステップ1720でNoの場合、即ち、メイン制御基板1000及び払出制御基板2000間で残賞球情報が不一致である場合には、ステップ1725で、残賞球関連制御手段1300は、メイン制御基板1000側で管理している、残賞球数一時記憶手段1310に一時記憶されている残賞球情報をクリアし、前記同様、当該処理をループすることで他の割り込み処理が実行されることを禁止し、電源電圧が降下してCPUが非動作状態になるのを待つ。
《払出制御基板側での処理》
次に、図20〜図22を参照しながら、払出制御基板2000側での処理を詳述する。まず、図20は、払出制御基板におけるメインルーチンを示すフローチャートである。はじめに、ステップ2100で、払出制御基板2200は、後述する賞球払出関連情報受信処理を実行する。次に、ステップ2200で、払出制御基板2200は、後述する賞球払出制御処理を実行し、ステップ2100に移行する。以下、各サブルーチンについて説明する。
まず、図21は、図20のステップ2100のサブルーチンに係る、賞球払出関連情報受信処理(対メイン制御基板)のフローチャートである。まず、ステップ2105で、メイン側受信制御手段2111は、払出状態フラグ一時記憶手段2311を参照し、モータ駆動中フラグがオフであるか否かを判定する。ここで、「モータ駆動中フラグ」とは、払出装置の払出モータ13が駆動動作中にオンになるフラグである。ステップ2105でYesの場合、ステップ2110で、メイン側受信制御手段2111は、メイン側受信情報一時記憶手段2111aを参照し、賞球払出コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ2110でYesの場合、ステップ2115で、払出制御手段2300は、払出状態フラグ一時記憶手段2311のフラグ領域にアクセスし、賞球払出開始許可フラグをオンにする。次に、ステップ2120で、払出制御手段2300は、メイン側受信情報一時記憶手段2111aに一時記憶されている賞球払出コマンド情報に基づき、今回払い出されるべき賞球数を導き、当該賞球数情報を払出カウンタ2312にセットする。以上で、通常の賞球払出処理が実行される際の、賞球払出数のセット処理を終了する。
他方、ステップ2105でNoの場合、電源断時における強制払出停止処理が実行される。具体的には、ステップ2105でNoの場合、即ち、払出モータ13が駆動中である場合、メイン側受信制御手段2111は、メイン側受信情報一時記憶手段2111aを参照し、払出数=0球の賞球払出コマンドを受信したか否かを判定する。ここで、図12〜図19で説明したメイン制御基板1000側での処理からも理解できるように、本最良形態では、原則として、払出制御基板2000側で賞球払出中である場合には、メイン制御基板1000側からは次の賞球払出コマンドが送信されることはない。但し、電源断時に払出制御基板2000側で賞球払出中である場合には、メイン制御基板1000側から賞球払出コマンドに対して0球賞球払出コマンドを送信し、払出動作を強制的に停止するように構成されている。このような構成下、ステップ2125でYesの場合には、ステップ2120に移行する。即ち、現在の払出カウンタ2312に0をオーバーライトする。これにより、後述するように、払出モータ13のスプロケット13cは次の初期位置で強制停止し、電源断によるスプロケットの惰性による回転を防止できる。他方、ステップ2125でNoの場合には次の処理(ステップ2130)に移行する。また、ステップ2110でNoの場合にも次の処理(ステップ2130)に移行する。以上で、電源断時にメイン制御基板1000から0球賞球払出コマンドを受信した際の、0球賞球払出のセット処理を終了する。
次に、ステップ2130で、メイン側受信制御手段2111は、メイン側受信情報一時記憶手段2111aを参照し、電源断発生情報(図19のステップ1705参照)を受信したか否かを判定する。ステップ2130でYesの場合、ステップ2135で、第二回線経由信号送信制御手段2122(特に電源断時信号送信制御手段2122b)は、払出カウンタ2312を参照して残賞球数に関する情報を取得した上、当該残賞球数と対応したパルス信号(図9参照)を、メイン制御基板1000側に第二回線を介して送信し、次の処理(ステップ2140)に移行する。尚、ステップ2130でNoの場合にも次の処理(ステップ2140)に移行する。以上で、電源断時にメイン制御基板1000側に対して残賞球数を送信する処理を終了する。
次に、ステップ2140で、第一回線経由情報送信制御手段2121は、払出状態フラグ一時記憶手段2311を参照し、1個払出確認フラグがオンであるか否かを判定する。ここで、「1個払出確認フラグ」とは、払出装置のカウントセンサ14で遊技球が1個検出された際にオンとなるフラグである。ステップ2140でYesの場合、ステップ2145で、第一回線経由情報送信制御手段2121は、払出状態フラグ一時記憶手段2311のフラグ領域にアクセスし、1個払出確認フラグをオフにする。そして、ステップ2150で、第一回線経由情報送信制御手段2121は、メイン制御基板1000側に対して1個賞球が払い出された旨の情報(図10中の固定値「11011011」)を送信し、ステップ2155に移行する。尚、ステップ2140でNoの場合にも次の処理(ステップ2155)に移行する。以上で、1個払出確認情報の送信処理を終了する。
次に、ステップ2155で、第一回線経由情報送信制御手段2121は、エラーフラグ一時記憶手段2221を参照し、払出に関するエラーフラグがオンであるか否か、即ち、払出関連エラーが発生したか否かを判定する。ステップ2155でYesの場合、ステップ2160で、第一回線経由情報送信制御手段2121は、メイン制御基板1000側に対して払出関連エラーが発生した旨の情報を送信し、次の処理(ステップ2165)に移行する。尚、ステップ2155でNoの場合には、次の処理(ステップ2165)に移行する。以上で、払出関連エラー情報送信処理を終了する。
次に、ステップ2165で、第一回線経由情報送信制御手段2121は、払出状態フラグ一時記憶手段2311を参照し、賞球払出完了フラグがオンであるか否かを判定する。ここで、「賞球払出完了フラグ」とは、払出制御手段2300により賞球払出が完了したと判定された場合にオンとなるフラグである。ステップ2165でYesの場合、ステップ2170で、第一回線経由情報送信制御手段2121は、払出状態フラグ一時記憶手段2311のフラグ領域にアクセスし、賞球払出完了フラグをオフにする。そして、ステップ2175で、第一回線経由情報送信制御手段2121は、メイン制御基板1000側に対して賞球払出が完了した旨の情報を送信し、次の処理(ステップ2200の賞球払出制御処理)に移行する。尚、ステップ2165でNoの場合にも、次の処理(ステップ2200の賞球払出制御処理)に移行する。以上で、賞球払出完了情報送信処理を終了する。
次に、図22は、図20のステップ2200のサブルーチンに係る、賞球払出制御処理のフローチャートである。まず、ステップ2205で、払出制御手段2300は、払出状態フラグ一時記憶手段2311を参照し、賞球払出開始許可フラグ(図21のステップ2115参照)がオンであるか否かを判定する。ステップ2205でYesの場合、ステップ2210及びステップ2215で、払出制御手段2300は、払出状態フラグ一時記憶手段2311にアクセスし、賞球払出中フラグをオンにすると共に賞球払出開始許可フラグをオフにする。そして、ステップ2220で、払出制御手段2300は、払出カウンタ2312にセットされている賞球払出個数が所定個数(例えば5個)以上であるか否かを判定する。ステップ2220でYesの場合、ステップ2225で、払出制御手段2300は、所定個数分払い出されるよう、払出装置の払出モータ13を駆動制御する。尚、本例の場合、スプロケット位置確認用センサ13d−1がONでスプロケット位置確認用センサ13d−2がOFFである状態(例えば図6の非払出位置B1)から再び同じ状態になるまで(例えば図6の非払出位置B2)を1ステップ(本例では1ステップが回転角120°に相当)とする。そして、所定個数に対応したステップ数が実行されるまで、払出モータ13は連続駆動される。尚、本例では、説明の簡素化の観点から図6のようなスプロケット構成及びセンサ位置や数としたために、1ステップ=回転角120°=1球払出、であるが、これには何ら限定されない。例えば、12ステップで1球払い出される態様(1ステップ=10°)においては、3球払い出すのに36ステップ必要となる。他方、ステップ2220でNoの場合、即ち、払出カウンタ2312にセットされている賞球払出個数が所定個数に満たない場合には、払出制御手段2300は、払出カウンタ2312にセットされている賞球払出個数分が払い出されるよう、払出装置の払出モータ13を駆動制御する。そして、ステップ2235で、払出制御手段2300は、払出状態フラグ一時記憶手段2311にアクセスし、モータ駆動中フラグをオンにする。以上で、払出モータ駆動開始処理を終了する。
次に、ステップ2240で、払出制御手段2300は、スプロケット位置確認用センサ13d−1及び13d−2からのONOFF信号に基づき、ステップ2225又はステップ2230で予定していたモータ駆動が完了したか否かを判定する。ステップ2240でYesの場合、ステップ2245で、払出制御手段2300は、スプロケット位置確認用センサ13d−1及び13d−2からのONOFF信号に基づき、スプロケット13cをデフォルト位置(図7参照)で停止させる。他方、ステップ2240でNoの場合、即ち、ステップ2225又はステップ2230で予定していたモータ駆動が完了していない場合には、ステップ2290で、払出制御手段2300は、払出カウンタ2312の払出カウンタ値が0であるか否か、即ち、メイン制御基板1000側からの電源断時強制停止指令を受信したか否かを判定する。ステップ2290でYesの場合、ステップ2295で、払出制御手段2300は、スプロケット位置確認用センサ13d−1及び13d−2からのONOFF信号に基づき、スプロケット13cをデフォルト位置(図7参照)で停止させる。そして、ステップ2250で、払出制御手段2300は、払出状態フラグ一時記憶手段2311にアクセスし、モータ駆動中フラグをオフにする。尚、ステップ2290でNoの場合には次の処理(ステップ2255)に移行する。以上で、払出モード停止処理を終了する。
次に、ステップ2255で、払出制御手段2300は、カウントセンサ14から遊技球検知信号を受信したか否かを判定する。ステップ2255でYesの場合、ステップ2260で、払出制御手段2300は、払出カウンタ2312に一時記憶されているカウンタ値を1減算する。そして、ステップ2262で、払出制御手段2300は、払出状態フラグ一時記憶手段2311にアクセスし、1個払出確認フラグをオンにし、次の処理(ステップ2265)に移行する。尚、ステップ2255でNoの場合にも次の処理(ステップ2265)に移行する。以上で、遊技球検知時処理を終了する。
次に、ステップ2265で、払出制御手段2300は、払出カウンタ2312を参照し、カウント値が0であるか否かを判定する。ステップ2265でYesの場合、ステップ2270及びステップ2275で、払出制御手段2300は、払出状態フラグ一時記憶手段2311にアクセスし、賞球払出中フラグをオフにすると共に賞球払出完了フラグをオンにし、次の処理(ステップ2100の賞球払出関連情報送受信処理)に移行する。
他方、ステップ2205でNoの場合、即ち、賞球払出開始許可フラグがオフである場合には、ステップ2280で、払出制御手段2300は、払出状態フラグ一時記憶手段2311を参照し、モータ駆動中フラグがオンであるか否かを判定する。ここで、ステップ2280でYesの場合には、ステップ2240に移行して賞球払出動作を継続する。他方、ステップ2280でNoの場合には、ステップ2285で、払出制御手段2300は、賞球払出中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2285でNoの場合には、まだ払出を実行すべき賞球が存在すると判定し、ステップ2220に移行する。他方、ステップ2285でYesの場合及びステップ2265でNoの場合には、次の処理(ステップ2100の賞球払出関連情報送受信処理)に移行する。
次に、図23及び図24を参照しながら、本最良形態のパチンコ遊技機における作用を説明することとする。
まず、図23は、電源断時における、従来技術における払出装置のスプロケット13cの惰性による回転に起因した余剰払出の様子を示したタイミングチャートである。ここで、図中の最上段の「賞球払出コマンド」は、メイン制御基板1000側から払出制御基板2000側に送信される賞球払出コマンドに関する、当該コマンドが送信されるタイミングと当該コマンドの内容を示したものである。次に、第二段の「払出回線」は、第二回線を介して払出制御基板2000からメイン制御基板1000に対して、払出動作中はON信号・払出非動作中にはOFF信号が送信される様子を示したものである。次に、第三段の「払出モータ」は、払出モータが駆動動作中であるか否かの様子を示したものである。そして、図中の「A1」〜「A3」及び「B1」〜「B3」は、スプロケット13cの位置を示したものである(図6参照)。最後に、第四段の「賞球検知センサ」は、カウントセンサ14による遊技球の検知有無の様子を示したものである。そこで、当該図を時系列的に説明すると、まず、メイン制御基板1000側から「3球」の賞球払出コマンドが払出制御基板2000側に送信される。これを受け、第二回線を通じて賞球払出中を示す「ON信号」が出力されると共に、払出装置の払出モータ13が回転する。ここで、当該払出コマンドに対しては、払出モータ13が連続駆動される結果、スプロケット13cが停止することなく3球分纏めて払出がなされる(「A1」→「A2」→「A3」)。そして、3回目の払出位置(「A3」)の到達が確認された後、スプロケット13cの停止位置がデフォルト位置(「B1」)となった時点で払出モータ13の駆動が停止する。ここで、今回の賞球払出動作では3球の賞球払出が確認できた(「賞球検知センサ」の欄参照)ので、今回の賞球払出コマンドに対応した賞球払出処理は終了する。
その後、再び、メイン制御基板1000側から「5球」の賞球払出コマンドが払出制御基板2000側に送信される。これを受け、上記と同様の賞球払出処理が実行される。しかしながら、今回の賞球払出の際、図に示すように電源断が発生する。この際、払出制御基板2000側ではある程度蓄電があるため、しばらくは払出モータ13を駆動し続けるが、5球分の駆動を実行する前に蓄電が浪費される。このため、停止処理を実行できぬまま蓄電が無くなる結果、スプロケット13cは惰性で回転し続け(図中の点線部)、本来予定していた5球分のスプロケット13cの回転駆動よりも過剰に回転してしまう。そして、このような過剰な回転のため、本来よりも5球も多く払い出される結果となる。
そして、電源断復帰後、払出モータ13のスプロケット13cの位置の初期設定がなされる。ここで、電源断時には、スプロケット13cが惰性で回転して位置制御できぬままに回転エネルギーが無くなった位置で停止する結果、電源断回復時には、通常時のようにデフォルト位置で停止しない場合がある。この場合、スプロケット13cを回転させてデフォルト位置に戻す処理が実行される。この際、本例では電源断時には「A2」のやや手前で停止しているため、「A2」の位置で遊技球が1球保持された状態で電源断を迎えている。そして、電源断復帰後に、この位置(「A2」より少し手前の位置)から次のデフォルト位置(「B3」)までスプロケット13cが回転する。その結果、「A2」に保持されていた遊技球が排出されてしまう。以上のように、従来のパチンコ遊技機においては、電源断時には払出モータのスプロケット13cが余剰に回転してしまうことに起因して、更には、電源断復帰時にデフォルト位置にスプロケット13cを変位させることに起因して、予定外の賞球払出が実行される事態を招いている。
次に、図24は、電源断時における、本最良形態における払出装置のスプロケット13cの惰性による回転に起因した余剰払出防止の様子を示したタイミングチャートである。ここで、前述した従来技術との違いは、電源断発生時に、払出制御基板2000側にて蓄電により作動可能な期間内に、払出モータ13のスプロケット13cを強制停止させる点にある。即ち、図24の例では、電源断発生後、最初のデフォルト位置(「B1」)で払出モータ13のスプロケット13cを強制停止させている。これにより、電源断時における払出モータのスプロケット13cが余剰に回転してしまうことに起因した、予定外の賞球払出が防止される。更には、電源断復帰後も、スプロケット13の位置はデフォルト位置(本例では「B1」)であるため、電源断復帰時にデフォルト位置にスプロケット13cを変位させることに起因した、予定されていない1球の賞球払出が実行されることも防止できる。
本最良形態によれば、少なくとも主制御基板側にバックアップ機能を備えた弾球遊技機において、払出が1球ある度に、払出制御手段側から主制御手段側へ1球払出がなされた旨の一球払出完了情報が送信され、これを受けて主制御基板側で未払出賞球数を管理するよう構成されているので、主制御基板側と賞球払出制御基板との間で未払出賞球数の整合性を常に一致させることが可能になると共に、賞球払出途中で電源断が発生した場合においても、電源断復帰時に電源断までに何球払い出されたのかを主制御基板側で把握できるという効果を奏する。
更に、電源断が発生した場合、払出制御基板側から主制御基板に対して未払出賞球数に関する情報が送信されるように構成されているので、電源断時において、払出制御基板側から送信された未払出賞球数と主制御基板側で把握している未払出賞球数とを比較することを通じ、不正行為の発見が可能になるという効果を奏する。
更に、払出の実行有無を確認するための1本の回線を利用して、払出制御手段側での、電源断発生時の未払出賞球数に関する情報をパルス信号の形で送信するように構成されているので、別途回線を設ける必要が無く、既存の設備をそのまま利用可能であるという効果を奏する。
更に、電源断発生時に払出制御手段側にNMI信号が直接入力されるように構成されているので、電源断時に主制御基板にのみNMI信号が入力される場合と比較し、主制御基板側からの、NMI信号を受けての電源断発生コマンドの送受信を実行することなく、払出制御手段側で電源断時処理、即ち、主制御基板側への未払出数送信処理を行うことができるという効果を奏する。
更に、賞球払出動作中に電源断が発生した場合であっても、主制御基板側から払出制御基板側に対して賞球数が0球である旨の賞球払出コマンドを送信し、これを受信した払出制御基板側では、賞球払出動作中でも、まだ払出制御装置側で蓄電がある状況下で払出装置のスプロケットを所定位置で強制停止させるように構成されているので、スプロケットが回転している最中に電源断してスプロケットが惰性で回転し続けて遊技球が余剰に払い出される事態を回避することが可能になるという効果を奏する。更には、本発明(1)によれば、停電時だけでなく、賞球払出の途中で強制的に電源断して過剰払出を実施させる不正行為についても対応可能となるという効果をも奏する。
次に、本最良形態に係るパチンコ遊技機の変更例を説明する。本最良形態では、電源断時にはメイン制御基板1000がNMI信号を受信後、メイン制御基板1000側から払出制御基板2000側に電源断発生情報を送信するよう構成(図19のステップ1705等を参照)したが、これには限定されない。電源断時に払出制御基板2000がNMI信号を受信するよう構成した場合には、図19のステップ1705のような、メイン制御基板1000側から払出制御基板2000側への電源断発生情報の送信処理は不要となる。そして、払出制御基板2000側で電源断が発生したと判断した場合には、払出カウンタ2312のカウンタ値に0をセットして強制的にスプロケット13cをデフォルト位置で停止させる処理や、メイン制御基板1000側に残賞球数情報を送信する処理を実行する。
次の変更例を説明する。本最良形態では、賞球払出が完了した際、払出制御基板2000側から主制御基板1000側に賞球払出完了情報を送信し、これを受信することで主制御基板1000側は賞球払出が完了したことを認識するように構成した。しかしながら、これに限定されず、第二回線のONOFF状態を参照し、ON状態からOFF状態となった場合に賞球払出が完了したと認識するように構成してもよい。
1000 メイン制御基板
2000 払出制御基板
14 カウントセンサ
1122 払出制御側受信制御手段
1211 払出制御側送信制御手段
1310 残賞球数一時記憶手段
1600 電源断時・電源立ち上げ時処理制御手段
2121 第一回線経由情報送信制御手段
2122 第二回線経由信号送信制御手段
2312 払出カウンタ
2300 払出制御手段

Claims (1)

  1. 賞球払出の決定を行う主制御手段と、
    払出動作をすることで遊技球を払出可能な払出手段と、
    主制御手段から送信される賞球払出コマンドに基づいて、払出手段による遊技球の払出動作を制御する払出制御手段と、
    払出手段から払い出された遊技球を検出するための遊技球検出手段と
    を有する、主制御手段と払出制御手段とがそれぞれ別個にCPUを有する基板で作動する弾球遊技機であって、
    主制御手段は、
    賞球払出の決定がなされた場合、当該決定に基づいて定められた所定数の賞球払出に関する賞球払出コマンドを払出制御手段に送信する賞球払出コマンド送信手段
    を有し、賞球払出コマンドは、前記所定数として0個を表現可能に構成されており、
    払出制御手段は、
    主制御手段からの賞球払出コマンドを受信した場合、当該賞球払出コマンドと対応した賞球数を未払出賞球数として一時記憶するための未払出賞球数一時記憶手段と、
    遊技球検出手段により遊技球の検出が確認された場合、未払出賞球数一時記憶手段に一時記憶されている未払出賞球数を一減算する未払出賞球数減算手段と
    を有する弾球遊技機において、
    払出制御手段は、
    払出手段により遊技球が一球払い出される毎に、一球が払い出された旨の一球払出完了情報を主制御手段側に送信する一球払出情報送信手段と、
    電源断が発生した場合、主制御手段に対して未払出賞球数一時記憶手段に一時記憶されている未払出賞球数に関する情報を送信する電源断時未払出賞球数情報送信手段と
    を更に有しており、
    主制御手段は、
    払出制御手段側に賞球払出コマンドを送信した後、当該賞球払出コマンドに係る賞球数を未払個数として一時記憶する送信済み払出コマンド関連情報一時記憶手段と、
    一球払出情報送信手段から一球払出完了情報を受信した場合、送信済み払出コマンド関連情報一時記憶手段に一時記憶されている未払個数を更新する未払個数更新手段と、
    電源断の際に送信済み払出コマンド関連情報一時記憶手段に一時記憶されていた未払個数情報を、電源の再投入時に元の状態に復帰させるための状態復帰制御手段と、
    電源断時未払出賞球数情報送信手段から送信された未払出賞球数に関する情報に基づき、払出制御手段側で管理している未払出賞球数を把握する払出制御側未払出賞球把握手段と
    を更に有し、
    電源断が発生した場合、主制御手段側から払出制御手段側へ、0個の賞球払出に関する賞球払出コマンドを送信するよう構成されており、
    払出制御手段は、前記0個の賞球払出に関する賞球払出コマンドを受信した電源断によって動作不能となるよりも前に、電源断時の払出制御に関する動作を開始する
    ことを特徴とする弾球遊技機。
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