JP2002035240A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002035240A
JP2002035240A JP2000219059A JP2000219059A JP2002035240A JP 2002035240 A JP2002035240 A JP 2002035240A JP 2000219059 A JP2000219059 A JP 2000219059A JP 2000219059 A JP2000219059 A JP 2000219059A JP 2002035240 A JP2002035240 A JP 2002035240A
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Japan
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prize
power supply
state
signal
control means
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Pending
Application number
JP2000219059A
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English (en)
Inventor
Masahiro Takeuchi
正博 竹内
Yoshio Wakana
芳生 若菜
Makoto Tayui
誠 田結
Hidekatsu Takeuchi
英勝 竹内
Seiichi Yanagawa
誠市 梁川
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Takeya Co Ltd
Original Assignee
Takeya Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機5に加えられる電源が停電した場合の
対応。 【解決手段】 電源基板15に供給されるAC24Vの
電源が停電したら、電源基板15から主基板1に停電信
号を出力する。停電信号を入力した主基板1は、RAM
17の状態を保持すると共に、賞球払出コマンドを停止
してから、停電コマンドを賞球制御基板3に出力する。
賞球制御基板3は、停電コマンドを受信したら、賞球モ
ータ37を停止して、RAM19の状態を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技の結果に応じ
て、遊技球やメダルなどの賞品を払い出す遊技機の制御
装置を制御する技術に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、遊技機に供給さ
れている電力が停電した場合に、例えば、特開平8−2
29192号公報や特開平11−267314号公報に
開示されている様に、興趣のある画像の提供やパチンコ
玉などの賞品の払い出しを行う遊技機の制御装置の現況
をバックアップする技術が提案されている。
【0003】第1の技術では、停電を検出したときに、
CPUへの電源の供給がダウンしてしまう前に、遊技機
の現況をEEPROMに記憶しておいて、停電が復旧し
て、電源の供給が再開されたとき、停電発生時点の状態
から遊技を再スタートさせる技術が開示されている。
又、第2の技術では、停電発生時点の賞球の払い出し状
態を記憶しておくことによって、停電の復旧時に、賞球
の払い出しを続ける技術が開示されている。
【0004】しかしながら、従来の技術を、所定の遊技
を提供すると共に、賞品数を算出して、賞品数信号を出
力する制御を行う遊技制御手段と、その賞品数信号に対
応した賞品を払い出す制御を行う賞品払出制御手段とを
両方備えた遊技機に適用すると、停電の発生時に賞品の
払い出しに下記に示すような不具合が発生することが考
えられる。
【0005】例えば、停電が発生したときに、賞品払出
制御手段が現況の記憶を完了して、停止状態になったに
も係わらず遊技制御手段が賞品数信号を出力している場
合には、賞品払出制御手段が現況の記憶を終了した時点
以後の賞品数信号に対応する賞品が、停電の復旧後も払
い出されずに消失する。
【0006】そこで、本発明では、停電が発生しても、
遊技制御手段が算出した賞品数が停電の前後で、漏れな
く賞品払出制御手段によって、払い出される遊技機の提
供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するための手段として、請求項1の発明の遊技機
は、所定の遊技を提供すると共に、該遊技の状態に基づ
いて、賞品数を算出して、賞品数信号を出力する遊技制
御手段と、上記賞品数信号に基づいて、該賞品数信号に
対応した賞品を払い出す賞品払出制御手段と、上記遊技
制御手段と、上記賞品払出制御手段とに供給される電源
と、上記電源の電圧低下を検出する電源電圧低下検出手
段と、上記電源電圧低下検出手段が電源の電圧低下を検
出した場合に、上記遊技制御手段に賞品数信号の出力を
停止させる賞品数信号出力停止手段と、該賞品数信号の
出力の停止後、上記賞品払出制御手段の制御状態を指示
する状態指示信号を出力する状態指示手段とを備えるこ
とを要旨とする。
【0008】これにより、電源の電圧が適切な範囲の場
合には、遊技制御手段が所定の遊技を提供すると共に、
遊技の状態に基づいて、賞品数を算出して、賞品数信号
を出力し、賞品払出制御手段がその賞品数信号に基づい
て、この賞品数信号に対応した賞品を払い出す。
【0009】一方、電源の電圧低下が発生すると、この
電圧低下を電源電圧低下検出手段が検出する。この電源
の電圧低下が電源電圧低下検出手段によって検出される
と賞品数信号出力停止手段が遊技制御手段に賞品数信号
の出力を停止させ、状態指示手段が賞品数信号の出力の
停止後、賞品払出制御手段の制御状態を指示する状態指
示信号を出力する。
【0010】この結果、電源の電圧低下によって賞品数
信号の出力が停止させられてから状態指示信号が出力さ
れ、これを賞品払出制御手段が入力することになるの
で、賞品払出制御手段は、状態指示信号が入力されて以
後、賞品数信号を入力することはない。従って、例えば
賞品払出制御手段は、状態指示信号が入力した場合に、
電源の電圧低下が発生した場合の処理、例えば賞品の払
い出しの停止、賞品払出制御手段の現況の記憶、賞品払
出制御手段の機能の停止を実行しても賞品数信号の入力
漏れや、賞品数信号の記憶漏れや、賞品の払い出し漏れ
の発生はなく、停電などの電源電圧の低下時に遊技機が
賞品の払い出しを正確に履行する機能を提供するという
極めて優れた効果を奏する。
【0011】請求項2の発明の遊技機は、上記賞品数信
号出力停止手段を上記電源電圧低下検出手段が電源の電
圧低下を検出した場合に、上記遊技制御手段に停電信号
を出力する停電信号出力手段とし、上記状態指示手段を
上記停電信号出力手段が出力した停電信号を入力した場
合に、上記遊技制御手段による賞品信号の出力の停止
後、上記賞品払出制御手段の制御状態を指示する状態指
示信号を出力するとしたことを特徴とする請求項1記載
の遊技機を要旨とする。
【0012】これにより、電源の電圧が適切な範囲の場
合には、遊技制御手段が所定の遊技を提供すると共に、
遊技の状態に基づいて、賞品数を算出して、賞品数信号
を出力し、賞品払出制御手段がその賞品数信号に基づい
て、この賞品数信号に対応した賞品を払い出す。
【0013】一方、電源の電圧低下が発生すると、停電
信号出力手段が遊技制御手段に停電信号を出力する。こ
の停電信号が出力されると、状態指示手段が賞品数信号
の出力の停止後、賞品払出制御手段の制御状態を指示す
る状態指示信号を出力する。この結果、電源の電圧低下
による停電信号が出力されると賞品数信号の出力の停止
後、状態指示信号が出力され、これを賞品払出制御手段
が入力することになるので、賞品払出制御手段は、状態
指示信号が入力されて以後、賞品数信号を入力すること
はない。従って、例えば賞品払出制御手段は、状態指示
信号が入力した場合に、電源の電圧低下が発生した場合
の処理、例えば賞品の払い出しの停止、賞品払出制御手
段の現況の記憶、賞品払出制御手段の機能の停止を実行
しても賞品数信号の入力漏れや、賞品数信号の記憶漏れ
や、賞品の払い出し漏れの発生はなく、停電などの電源
電圧の低下時に遊技機が賞品の払い出しを正確に履行す
る機能を提供するという極めて優れた効果を奏する。
【0014】請求項3の発明の遊技機は、上記状態指示
手段が上記遊技制御手段による賞品信号の出力の停止
後、上記賞品払出制御手段に停電を指示する停電信号を
出力することを特徴とする請求項1、又は請求項2記載
の遊技機を要旨とする。これにより、電源の電圧が適切
な範囲の場合には、遊技制御手段が所定の遊技を提供す
ると共に、遊技の状態に基づいて、賞品数を算出して、
賞品数信号を出力し、賞品払出制御手段がその賞品数信
号に基づいて、この賞品数信号に対応した賞品を払い出
す。
【0015】一方、電源の電圧低下が発生すると、状態
指示手段が賞品数信号の出力の停止後、賞品払出制御手
段に停電信号を出力する。この結果、電源の電圧低下に
よる賞品数信号の出力の停止後、停電信号が出力され、
これを賞品払出制御手段が入力することになるので、賞
品払出制御手段は、停電信号が入力されて以後、賞品数
信号を入力することはない。従って、例えば賞品払出制
御手段は、停電信号が入力した場合に、電源の電圧低下
が発生した場合の処理、例えば賞品の払い出しの停止、
賞品払出制御手段の現況の記憶、賞品払出制御手段の機
能の停止を実行しても賞品数信号の入力漏れや、賞品数
信号の記憶漏れや、賞品の払い出し漏れの発生はなく、
停電などの電源電圧の低下時に遊技機が賞品の払い出し
を正確に履行する機能を提供するという極めて優れた効
果を奏する。
【0016】請求項4の発明の遊技機は、上記状態指示
手段が上記停電信号を出力した場合に、上記賞品払出制
御手段が上記賞品数信号に対応した賞品の払い出しを停
止させる賞品払出停止手段を加えたことを特徴とする請
求項3記載の遊技機を要旨とする。
【0017】これにより、電源の電圧が適切な範囲の場
合には、遊技制御手段が所定の遊技を提供すると共に、
遊技の状態に基づいて、賞品数を算出して、賞品数信号
を出力し、賞品払出制御手段がその賞品数信号に基づい
て、この賞品数信号に対応した賞品を払い出す。
【0018】一方、電源の電圧低下が発生すると、状態
指示手段が賞品数信号の出力の停止後、賞品払出制御手
段に停電信号を出力し、賞品払出停止手段が賞品払出制
御手段による賞品数信号に対応した賞品の払い出しを停
止させる。この結果、電源の電圧低下による賞品数信号
の出力の停止後、停電信号が出力され、これを賞品払出
制御手段が入力して、賞品の払い出しを停止することに
なるので、賞品払出制御手段は、停電信号が入力されて
以後、賞品数信号を入力することはなく、しかも賞品を
払い出すこともない。従って、賞品払出制御手段は、停
電信号が入力した場合に、賞品の払い出しの停止や、他
の例えば、賞品払出制御手段の現況の記憶、賞品払出制
御手段の機能の停止を実行しても賞品数信号の入力漏れ
や、賞品数信号の記憶漏れや、賞品の払い出し漏れの発
生はなく、停電などの電源電圧の低下時に遊技機が賞品
の払い出しを正確に履行する機能を提供するという極め
て優れた効果を奏する。
【0019】請求項5の発明の遊技機は、上記電源電圧
低下検出手段が電源の電圧低下を検出した場合に、上記
遊技制御手段の現況を記憶する遊技制御状態記憶手段
と、上記状態指示手段が状態指示信号を出力した場合
に、上記賞品払出制御手段の現況を記憶する賞品払出状
態記憶手段とを加えたことを特徴とする請求項1又は請
求項2記載の遊技機を要旨とする。
【0020】これにより、電源の電圧が適切な範囲の場
合には、遊技制御手段が所定の遊技を提供すると共に、
遊技の状態に基づいて、賞品数を算出して、賞品数信号
を出力し、賞品払出制御手段がその賞品数信号に基づい
て、この賞品数信号に対応した賞品を払い出す。
【0021】一方、電源の電圧低下が発生すると、この
電圧低下を電源電圧低下検出手段が検出する。この電源
の電圧低下が電源電圧低下検出手段によって検出される
と、遊技制御状態記憶手段が遊技制御手段の現況を記憶
し、次いで状態指示信号が出力されると賞品払出状態記
憶手段が賞品払出制御手段の現況を記憶する。
【0022】この結果、遊技制御手段の現況を記憶する
時点と、賞品払出制御手段の現況を記憶する時点とが、
両方とも共通の電源電圧低下検出手段が電圧低下を検出
した時点を基準にして決定され、且つ、賞品払出制御手
段が現況を記憶する時点が賞品数信号の出力の停止後に
なる。
【0023】従って、各々独立して、互いに相関するこ
となく遊技制御手段と、賞品払出制御手段とが現況を記
憶するということがなくなると共に、賞品数信号の出力
の停止後、賞品払出状態記憶手段が現況を記憶すので、
賞品の払い出し状態が遊技状態記憶手段と賞品払出状態
記憶手段とによって漏れなく記憶されることになり、賞
品の払い出し状態を正確に把握して記憶でき、停電から
の復帰時に停電前の状態を漏れなく再現することが可能
になり、信頼性の高い遊技機を提供できるという極めて
優れた効果を奏する。
【0024】請求項6の発明の遊技機は、上記状態指示
手段が停電信号を出力した場合に、上記賞品払出制御手
段の現況を記憶する賞品払出状態記憶手段を加えたこと
を特徴とする請求項3又は請求項4記載の遊技機を要旨
とする。これにより、電源の電圧が適切な範囲の場合に
は、遊技制御手段が所定の遊技を提供すると共に、遊技
の状態に基づいて、賞品数を算出して、賞品数信号を出
力し、賞品払出制御手段がその賞品数信号に基づいて、
この賞品数信号に対応した賞品を払い出す。
【0025】一方、電源の電圧低下が発生すると、この
電圧低下を電源電圧低下検出手段が検出する。この電源
の電圧低下が電源電圧低下検出手段によって検出される
と、状態指示手段が出力した停電信号によって、賞品払
出状態記憶手段が賞品払出制御手段の現況を記憶する。
【0026】この結果、賞品払出制御手段の現況を記憶
する時点が、賞品数信号の出力の停止後に出力された停
電信号の出力後になる。従って、賞品数信号の出力の停
止後、賞品払出状態記憶手段が現況を記憶するので、賞
品の払い出し状態が漏れなく記憶されることになり、賞
品の払い出し状態を正確に把握して記憶でき、停電から
の復帰時に停電前の状態を漏れなく再現することが可能
になり、信頼性の高い遊技機を提供できるという極めて
優れた効果を奏する。
【0027】請求項7の発明の遊技機は、上記電源の電
圧が適切な範囲であることを検出する電源電圧適切検出
手段と、上記電源が電圧低下の状態から適切な範囲に移
行した場合を判断する適切状態移行判断手段と、上記適
切状態移行判断手段が適切な範囲に移行した場合である
と判断した場合に、上記遊技制御状態記憶手段に記憶さ
れている現況に基づいて、上記遊技制御手段の機能を復
活させる遊技制御機能復活手段とを加えたことを特徴と
する請求項5記載の遊技機を要旨とする。
【0028】これにより、電源電圧低下検出手段が電源
の電圧低下を検出した場合に、遊技制御状態記憶手段が
遊技制御手段の現況を記憶する。一方、電源電圧適切検
出手段が電源の電圧が適切な範囲であることを検出した
場合に、適切状態移行判断手段が電源が電圧低下の状態
から適切な範囲に移行した場合であるかを判断し、電源
が電圧低下の状態から適切な範囲に移行した場合であれ
ば、遊技制御機能復活手段が遊技制御状態記憶手段に記
憶されている現況に基づいて、遊技制御手段の機能を復
活させる。
【0029】この結果、電源が電圧低下をした時点の遊
技制御手段の現況が記憶され、この状態から電源が適切
な範囲に戻ると、電源が電圧低下をした時点の遊技制御
手段の状態に戻される。従って、遊技制御手段は、電源
の電圧低下があったとしても電源が再び適切な範囲に戻
れば、あたかも電源の電圧低下がなかった様に動作し、
電源の電圧低下を生じさせる停電などの不足の事態に対
して、遊技機としての機能を維持することが出来るとい
う極めて優れた効果を奏する。例えば、大当りゲームの
賞品数信号を継続して、出力していたときに、停電があ
ったとしても、停電が回復したときに、大当りゲームの
続きを行って、賞品数信号も過不足なく出力することが
出来る。
【0030】請求項8の発明の遊技機は、上記電源の電
圧が適切な範囲であることを検出する電源電圧適切検出
手段と、上記電源が電圧低下の状態から適切な範囲に移
行した場合を判断する適切状態移行判断手段と、上記適
切状態移行判断手段が適切な範囲に移行した場合である
と判断した場合に、上記賞品払出状態記憶手段に記憶さ
れている現況に基づいて、上記賞品払出制御手段の機能
を復活させる賞品払出制御機能復活手段とを加えたこと
を特徴とする請求項5又は請求項6記載の遊技機を要旨
とする。
【0031】これにより、電源電圧低下検出手段が電源
の電圧低下を検出した場合に、賞品払出制御状態記憶手
段が賞品払出制御手段の現況を記憶する。一方、電源電
圧適切検出手段が電源の電圧が適切な範囲であることを
検出した場合に、適切状態移行判断手段が電源が電圧低
下の状態から適切な範囲に移行した場合であるかを判断
し、電源が電圧低下の状態から適切な範囲に移行した場
合であれば、賞品払出制御機能復活手段が賞品払出制御
状態記憶手段に記憶されている現況に基づいて、賞品払
出制御手段の機能を復活させる。
【0032】この結果、電源が電圧低下をした時点の賞
品払出制御手段の現況が記憶され、この状態から電源が
適切な範囲に戻ると、電源が電圧低下をした時点の賞品
払出制御手段の状態に戻される。従って、賞品払出制御
手段は、電源の電圧低下があったとしても電源が再び適
切な範囲に戻れば、あたかも電源の電圧低下がなかった
様に動作し、停電などの電源の電圧低下に対して機能を
維持する能力を高くすることが出来るという極めて優れ
た効果を奏する。例えば、停電があったときに賞品の払
い出し途中であったとしても、停電が回復してから、残
りの賞品を過不足なく払い出すことが可能になる。
【0033】請求項9の発明の遊技機は、上記電源の電
圧低下後も上記遊技制御手段の所定の機能を維持する電
力を供給する補助電力供給手段を加えたことを特徴とす
る請求項1ないし請求項8の何れかに記載の遊技機を要
旨とする。これにより、補助電力供給手段が供給する電
力が電源の電圧低下後も遊技制御手段の所定の機能を維
持する。例えば、遊技制御状態記憶手段が遊技制御手段
の現況を記憶するまで、或いは賞品数信号の出力が停止
して、状態指示信号が出力されるまで、遊技制御手段に
機能を維持するための電力を供給する。
【0034】この結果、停電などで遊技機に供給される
電源の電圧が低下した場合でも、遊技制御手段が機能を
停止するための処理を行う電力、或いは停電の終了後遊
技制御手段が機能を復活するための処理を行う電力を供
給することが出来、停電などが発生したとしても遊技機
が賞品を過不足なく払い出す機能を提供することができ
るという極めて優れた効果を奏する。
【0035】請求項10の発明の遊技機は、上記補助電
力供給手段を、上記電源の電圧低下後も上記賞品払出制
御手段の所定の機能を維持する電力を供給するとしたこ
とを特徴とする請求項9記載の遊技機を要旨とする。こ
れにより、補助電力供給手段が供給する電力が電源の電
圧低下後も賞品払出制御手段の所定の機能を維持する。
例えば、賞品払出制御状態記憶手段が賞品払出制御手段
の現況を記憶するまで、或いは賞品払出制御手段の機能
を停止するまで、賞品払出制御手段に機能を維持するた
めの電力を供給する。
【0036】この結果、停電などで遊技機に供給される
電源の電圧が低下した場合でも、賞品払出制御手段が機
能を停止するための処理を行う電力、或いは停電の終了
後賞品払出制御手段が機能を復活するための処理を行う
電力を供給することが出来、停電時にも遊技機が賞品を
過不足なく払い出す機能を提供することができるという
極めて優れた効果を奏する。
【0037】
【発明の実施の形態】次に発明の実施の形態を説明す
る。図1は、主基板1と、賞球制御基板3とに関するブ
ロック図、図2は、遊技機5の電気制御系のブロック図
を示す。
【0038】遊技機5は、外観の図示を省略するが遊技
球が入賞口に入賞したら遊技球の賞品(賞球)を払い出
すと共に、興趣のある画像や音響を出力するパチンコ遊
技を提供するものであって、図2に示すように、遊技制
御を行う主基板1を中心にして、以下に示すような基板
等を備えている。
【0039】即ち、遊技機5は、詳細は省略するが主基
板1と、賞球制御基板3と、図柄制御基板7と、音声制
御基板9と、電飾制御基板11と、発射制御基板13
と、電源基板15とを備えている。主基板1には、下記
に内容を示すような入力スイッチ(入力SW)16と、
大入賞口SOL、普通電動役物SOLなどの出力ソレノ
イド(出力SOL)18と、図柄確定回数、大当り、大
入賞口などの盤用外部端子板21と、補給球不足スイッ
チ(補給球不足SW)23と、下受け皿満杯スイッチ
(下受け皿満杯SW)25とが接続されている。
【0040】入力SW16は、第1種始動口SW、特定
領域SW、大入賞口SW、普通図柄作動ゲートSW、普
通電動役物SW、普通入賞口SWなどがそれぞれスイッ
チ信号(SW信号)を主基板1に供給する。又、主基板
1は、データ信号と、ストローブ信号とを賞球制御基板
3と、図柄制御基板7と、音声制御基板9と、電飾制御
基板11とに供給することにより、詳細な説明は省略す
るが概ね以下に示すような処理を行う。
【0041】賞球制御基板3は、データ信号と、ストロ
ーブ信号とに基づき、賞球SW31、貸球SW33、賞
球モータ制御SW35、賞球モータ37、振分SOL3
9を利用して、遊技球を図示しない上皿に払い出すと共
に、発射制御信号を発射制御基板13に出力する。又、
賞球制御基板3には、後述する状態表示器46が取り付
けられ、枠用外部端子板41が接続される。枠用外部端
子板41には、賞球端子、球貸し端子、金枠開放端子、
内枠開放端子が設けられ、金枠開放SW43と、内枠開
放SW45とが接続されている。
【0042】図柄制御基板7は、データ信号と、ストロ
ーブ信号とに基づき、特別図柄表示装置47と、普通図
柄表示装置49とを利用して、遊技の特別図柄と、普通
図柄とを表示する。音声制御基板9は、データ信号と、
ストローブ信号とに基づき、スピーカ51を利用して、
遊技に係わる音響を出力する。
【0043】電飾制御基板11は、データ信号と、スト
ローブ信号とに基づき、LEDなどの電飾53を利用し
て、遊技に係わる電飾パターンを発生する。発射制御基
板13は、発射制御信号を入力し、タッチプレート61
と、発射停止SW63と、発射モータ65とに接続さ
れ、遊技球の発射を制御する。
【0044】以上に概略を説明した主基板1と、賞球制
御基板3と、図柄制御基板7と、音声制御基板9と、電
飾制御基板11と、発射制御基板13とには、電源基板
15からのリセット信号線RSWと、電源供給線DGW
とが接続されている。リセット信号線RSWは、主基板
1と、賞球制御基板3と、図柄制御基板7と、音声制御
基板9と、電飾制御基板11と、発射制御基板13とを
電源基板15から一括して、リセットするためのもので
あって、主として、電源供給開始時の初期化に用いられ
る。
【0045】電源供給線DGWは、主基板1と、賞球制
御基板3と、図柄制御基板7と、音声制御基板9と、電
飾制御基板11と、発射制御基板13とがそれぞれ動作
するために必要な電力を供給する。又、電源基板15か
らは、詳細を後述する停電信号線TSWと、バックアッ
プ電源線BKWとが主基板1に、バックアップ電源線B
KWが賞球制御基板3に接続されている。
【0046】停電信号線TSWと、バックアップ電源線
BKWとが供給される主基板1と、バックアップ電源線
BKWが供給される賞球制御基板3とは、共に周知のマ
イクロコンピュータを構成するCPU、ROM、RAM
17、19を備えており、バックアップ電源線BKW
は、電源供給線DGWが供給する電力が低下した後もR
AM17、19のデータを保持するために必要なバック
アップ電源を供給する。ここでは、バックアップ電源線
BKWに電力を供給する電源基板15は、遊技機5に供
給されていた電源が遮断されて後、20時間以上バック
アップ電源を供給する能力を有する。
【0047】次に、電源基板15からリセット信号をリ
セット信号線RSWで供給を受け、停電信号を停電信号
線TSWで供給を受けて、停電時に所定の動作を行う主
基板1と、賞球制御基板3の説明を行う。主基板1と、
賞球制御基板3とは、図1に示すように、主基板1は、
CPU、ROM、RAM17を1チップ状パッケージに
載置したマイクロプロセッサーユニット(MPU)71
と、バッファ73、75、77、79と、パワーオンリ
セット回路81とを備えており、賞球制御基板3は、C
PU、ROM、RAM19を1チップ状パッケージに載
置したマイクロプロセッサーユニット(MPU)83
と、バッファ85、89、91と、パワーオンリセット
回路93とを備えている。
【0048】これらを備えた主基板1のMPU71は、
リセット信号をバッファ73と、パワーオンリセット回
路81とを介して、RESET入力端子101に入力
し、停電信号をバッファ75を介してNMI端子103
と入出力ポート(port)端子104とに入力する。
なお、動作に関しては、後述する。又、例えば、図1の
NMI端子103の様に、「NMI」の文字の上のライ
ンである、ローイネーブルを示すラインは、図面にのみ
記載し、明細書中では、記載を省略する。MPU71、
83の端子の説明に用いる各記号に関しては、特に説明
のない限り米国ザイログ社の商標「Z80」で表示され
るマイクロプロセッサーの規格に準拠する。
【0049】一方、MPU71の入出力ポート(por
t)端子105は、バッファ77を介して、STROB
E信号を出力し、入出力ポート(port)端子107
は、バッファ79を介して、8本のDATA信号を出力
する。このSTROBE信号と、8本のDATA信号と
は、STROBE信号がバッファ89を介して、MPU
83のINT端子111と、入出力ポート(port)
端子112に入力され、8本のDATA信号が入出力ポ
ート(port)端子113に入力されている。
【0050】又、賞球制御基板3のMPU83は、リセ
ット信号をバッファ85と、パワーオンリセット回路9
3とを介して、RESET入力端子115に入力する。
図1に示すように接続された主基板1と、賞球制御基板
3とは、以下に示すようにリセット信号と、停電信号と
に対応して、各部が動作する。
【0051】まず、リセット信号と、停電信号とを出力
する電源基板15に関する動作を説明する。図3は、電
源基板15の起動と停止のタイミングチャートである。
この図3には、状態説明として、ないしのタイミン
グが示されており、は、AC24V初期電源投入時
(AC24Vは、遊技機5に供給される電源を示
す。)、は、+5V(A)、+5V(B)、+12V
(A)、+12V(B)、十32Vが正常な状態で、A
C24Vが20ms以上の停電状態でない場合、この場
合には、停電信号がHi(高レベル)出力される。
は、停電信号がHi出力されてから10ms経過後、リ
セット信号(A)、リセット信号(B)がHi出力され
る。は、20ms未満の瞬時停電が発生した場合に
は、停電信号、リセット信号(A)及びリセット信号
(B)は変化せず。は、20ms未満の瞬時停電の
為、正常な状態を持続して停電処理を実行せず。は、
20ms以上の停電が発生した為、停電信号とリセット
信号(B)がLow(低レベル)出力される。リセット
信号(A)は停電信号Low出力開始から300ms間
Hi出力を保持する。
【0052】は、図柄制御基板7、音声制御基板9、
電飾制御基板11、発射制御基板13に供給されていた
+12V(B)、+5V(B)が自然放電の為、電源断
の状態になる。リセット信号(A)は停電信号Low出
力開始から300ms間Hi出力を保持する。は、リ
セット信号(A)は停電信号Low出力開始から300
ms経過後Low出力する。は、停電復帰保証時間
(電気二重層コンデンサの放電時間、約20時間)を経
過したため初期電源投入待機に移動を示す。
【0053】以上に示したように、通常の起動と停止時
に変化するバックアップ電源と、リセット信号(A)と
を、電源基板15は、主基板1と、賞球制御基板3とに
供給し、停電信号を主基板1のみに供給する。図4は、
電源基板15の停電時のタイミングチャートである。こ
の図4には、状態説明として、ないし、(10)のタイ
ミングが示されており、は、AC24V初期電源投入
時、は、+5V(A)、+5V(B)、+12V
(A)、+12V(B)、十32Vが正常な状態で、A
C24Vが20ms以上の停電状態でない場合、この場
合には、停電信号が(高レベル)Hi出力される。停電
信号がHi出カされてから10ms経過後、リセツト信
号(A)、リセツト信号(B)がHi出力される。
は、停電検出回路にて、20ms以上の停電を検知。3
00ms未満の停電が発生した為、停電信号とリセット
信号(B)がLow出力される。リセット信号(A)は
停電信号Low出力開始から300ms間Hi出力を保
持する。は、AC24Vが復帰した場合でも、システ
ム停止の一連の停止動作は継続される。は、リセット
信号(A)は停電信号Low出力開始から300ms経
過後LoW出力する。AC24Vが復帰状態の場合に
は、停電信号がHi出力される。は、停電信号がHi
出力されてから10ms経過後、リセット信号(A)、
リセット信号(B)がHi出力される。は、停電検出
回路にて、20ms以上の停電を検知。20ms以上の
停電が発生した為、停電信号とリセット信号(B)がL
ow出力される。リセット信号(A)は停電信号Low
出力開始から300ms間Hi出力を保持する。は、
図柄制御基板7、音声制御基板9、電飾制御基板11、
発射制御基板13に供給されていた+12V(B)、+
5V(B)が自然放電の為、電源断の状態になる。リセ
ット信号(A)は停電信号Low出力開始から300m
s間Hi出力を保持する。は、リセット信号(A)は
停電信号Low出力開始から300ms経過後Low出
力する。(10)は、停電復帰保証時間(電気二重層コンデ
ンサの放電時間、約20時間)を経過したため初期電源
投入待機に移動を示す。
【0054】以上に示したように、遊技機5に供給され
る電源(AC24V)が停電した場合に、バックアップ
電源と、リセット信号(A)と、停電信号とを、電源基
板15は、主基板1に供給し、バックアップ電源と、リ
セット信号(A)とを賞球制御基板3に供給する。
【0055】図5は、電源投入時や停電復帰時に主基板
1によって実行される主制御処理ルーチンのフローチャ
ートである。この主制御処理ルーチンは、リセット信号
(A)のHiが主基板1に入力された場合に起動され
る。まず、MPU71の内蔵レジスタ設定処理を行い
(S100)、ついでMPU71に取り付けられている
RAM17が正常であるかを判断する(S110)。電
源の投入時は、RAM17が正常ではないと判断され、
次にRAM17の初期化処理を行う(S120)。その
後、電源投入時コマンド作成を行う(S130)。この
電源投入時コマンドは、賞球制御基板3、図柄制御基板
7、音声制御基板9、電飾制御基板11に対して、電源
投入時に送り出されるもので、後述するタイマINT処
理によって、実際に出力される。この電源投入時コマン
ドが、賞球制御基板3、図柄制御基板7、音声制御基板
9、電飾制御基板11に出力されることで、次の様な処
理が行われる。
【0056】賞球制御基板3は、賞球制御基板3の初期
化、(作業領域の初期化)を行う。図柄制御基板7は、
特別図柄表示装置47と、普通図柄表示装置49の電源
投入時の表示(図柄、背景など)の指定を行う。音声制
御基板9は、無音の指定を行う。
【0057】電飾制御基板11は、待機中の電飾パター
ンの指定を行う。S130のコマンド作成後、次に内
部、及び外部の全割り込み要因を許可するINT割り込
みの許可を行い(S140)、乱数更新処理を繰り返す
(S150)。S140のINT割り込みの許可によ
り、リセット信号の入力による割り込み禁止が解除され
る。又、乱数更新処理により、抽選用の乱数の作成が行
われる。
【0058】又、S110の判断で、RAM17が正常
であると判断された場合、即ち停電からの復帰時である
場合には、次に詳細を後述する停電復帰時コマンド作成
を行い(S160)、停電復帰処理を実行する(S17
0)。図6は、MPU71にてタイマINT(2ms)
が発生した場合に、主基板1によって、通常、実行され
るタイマINT処理ルーチンのフローチャートである。
【0059】まずレジスタの退避処理を行い(S20
0)、次いで出力処理を行って(S210)、入力処理
を行う(S220)。出力処理では、MPU71から外
部にデータを出力し、入力処理では、MPU71の外部
からデータを入力する。次に異常検出、復帰処理を行い
(S230)、通常の遊技機処理を行う(S240)。
異常検出処理では、賞球数異常、下受け皿満杯異常、補
給球不足異常、賞球SW31の断線・短絡異常の4種類
を次に示すように検出する。
【0060】賞球数異常の検出:主基板1から賞球制御
基板3に賞球のコマンドを送出するときに、賞球数を賞
球カウンタに加算し、タイマー値にxmsを設定する。
また、賞球SW31を賞球が通過したときに賞球カウン
タを通過した賞球数分減算し、タイマー値にxmsを設
定する。
【0061】タイマー値を減算し、タイマー値が0にな
った時点で賞球カウンタの値が5以上ならば賞球数異常
(不足)とする。また、賞球カウンタを減算し0未満に
なった場合も賞球数異常(超過)とする。
【0062】賞球数異常の検出時には、主基板1から図
柄制御基板7に、特別図柄表示装置47に賞球数異常の
表示を指示するコマンドを送出し、電飾制御基板11
に、賞球数異常の電飾パターンを表示させるコマンドを
送出する。 下受け皿満杯異常の検出:下受け皿満杯SW25がON
のとき下受け皿満杯異常とする。
【0063】下受け皿満杯異常時に主基板1から賞球制
御基板3に賞球払い出しの停止を指示するコマンドの送
出と、図柄制御基板7に、特別図柄表示装置47に下受
け皿満杯異常の表示を指示するコマンドを送出する。 補給球不足異常の検出:補給球不足SW23がOFFの
とき補給球不足異常とする。
【0064】補給球不足異常時に主基板1から賞球制御
基板3に賞球払い出しの停止を指示するコマンドの送出
と、図柄制御基板7に、特別図柄表示装置47に補給球
不足異常の表示を指示するコマンドを送出する。 賞球SW31の断線・短絡異常の検出:賞球SW31が
1996ms以上ONのとき賞球SW31の断線・短絡
異常とする。
【0065】賞球SW31の断線・短絡異常時に主基板
1から賞球制御基板3に賞球払い出しの停止を指示する
コマンドの送出と、図柄制御基板7に、特別図柄表示装
置47に賞球SW31の断線・短絡異常の表示を指示す
るコマンドを送出する。又、復帰処理では、賞球数異常
の復帰、下受け皿満杯異常の復帰、補給球不足異常の復
帰、賞球SW31の断線・短絡異常の復帰の4種類を次
に示すように実行する。
【0066】賞球数異常の復帰:主基板1から賞球制御
基板3に賞球のコマンドを送出するときに、賞球数を賞
球カウンタに加算し、タイマー値にxmsを設定する。
また、賞球SW31を賞球が通過したときに賞球カウン
タを通過した賞球数分減算し、タイマー値にxmsを設
定する。タイマー値を減算し、タイマー値が0になった
時点で賞球カウンタの値が5未満で且つ、賞球数異常中
ならば賞球数異常(不足)の復帰とする。
【0067】また、賞球数異常(超過・不足共に)は電
源投入時又は、賞球数異常復帰信号により復帰する。賞
球数異常復帰時には、主基板1から賞球制御基板3に、
賞球制御基板3の初期化を指示するコマンドの送出、図
柄制御基板7に、特別図柄表示装置47に賞球数異常の
非表示を指示するコマンドの送出、電飾制御基板11
に、賞球数復帰の電飾パターンを指示するコマンドの送
出を行う。
【0068】下受け皿満杯異常の復帰:下受け皿満杯S
W25がOFFで且つ、下受け皿満杯異常のとき下受け
皿満杯異常の復帰とする。下受け皿満杯異常復帰時に主
基板1から賞球制御基板3に、賞球払い出しの開始を指
示するコマンドの送出、図柄制御基板7に、下受け皿満
杯異常の非表示を指示するコマンドを送出する。
【0069】補給数不足異常の復帰:補給球不足SW2
3がONで且つ、補給球異常中のとき補給球不足異常の
復帰をする。補給球不足異常復帰時に主基板1から賞球
制御基板3に、賞球払い出しの停止解除を指示するコマ
ンドの送出、図柄制御基板7に、特別図柄表示装置47
に補給球不足異常の非表示を指示するコマンドを送出す
る。
【0070】賞球SW31の断線・短絡異常の復帰:賞
球SW31がOFFで且つ、賞球SW31の断線・短絡
異常中のとき賞球SW31の断線・短絡異常復帰をす
る。賞球SW31の断線・短絡異常復帰時に主基板1か
ら賞球制御基板3に賞球払い出しの停止解除を指示する
コマンドの送出と、図柄制御基板7に、特別図柄表示装
置47に賞球SW31の断線・短絡異常の非表示を指示
するコマンドを送出する。
【0071】以上が、S230の概略説明である。この
S230の処理後、次に行われる通常の遊技機処理(S
240)では、主基板1から賞球制御基板3と、図柄制
御基板7とに、特別図柄の動作状態と、普通図柄の動作
状態と、払い出しとを指示するコマンドを送出する。
【0072】特別図柄の動作状態の指示では、詳細な説
明は省略するが客待ちデモンストレーション中、特別図
柄の変動開始から確定までの間、特別図柄の確定から初
回の大入賞口の開放までの間、初回の大入賞口の開放か
ら最終回の大入賞口の閉鎖までの間、最終回の大入賞口
の閉鎖から特別図柄の変動開始までの間、異常検出時の
動作を図柄制御基板7に指示する。
【0073】又、払い出しの指示では、賞球制御基板3
に払い出し個数の指定を行う。S240の通常の遊技機
処理の実行後、レジスタの復帰を行い(S250)、次
いで、本タイマINT処理の起動による割り込み禁止を
解除するINT割り込み許可を行って(S260)、本
タイマINT処理ルーチンを一旦終了する。
【0074】図7は、主基板1のMPU71のNMI処
理ルーチンのフローチャートである。このNMI処理ル
ーチンは、MPU71のNMI端子103に電源基板1
5から出力された停電信号が入力すると、起動される。
【0075】まず、レジスタの退避を行い(S30
0)、次いでport端子104に入力した停電信号が
約1msの間、Low状態が継続されているかを判断す
る(S310)。停電信号が約1msの間、Low状態
で継続されていなければ、ノイズの混入であると判断し
て、レジスタの復帰を行って(S320)、本NMI処
理をそのまま一旦終了する。
【0076】停電信号が約1msの間、Low状態で継
続されたと判断した場合は、実際に電圧が低下している
と判断して、まずスタックポインタの退避を行い(S3
30)、次いで、賞球払出コマンド出力停止処理を行う
(S333)。この賞球払出コマンド出力停止処理の結
果、実際に停止したら(S335)、次に停電コマンド
の出力を行う(S337)。次に約2ms経過を待って
(S340)、約2ms経過したら、賞球SW31監視
処理を行う(S350)。約2ms経過を待つことで、
2ms毎に割り込みされる図6のタイマINT処理のS
210によって、停電コマンドが賞球制御基板3に実際
に送信され、かつS220によって入力された賞球SW
31のデータが、誤りなくRAM17に入力され、記憶
される。この賞球SW31監視処理は、290ms以上
経過するまで行う(S360)。ここで、停電信号のL
owが入力されてから通過する賞球を監視するために、
290ms間としたのは、賞球制御基板3にS337に
よって出力された停電信号のLowが入力されると同時
に払い出された賞球が賞球SW31を通過するまでに、
最大約170ms程度要するためである。
【0077】賞球SW31監視処理を290ms行った
後、RAM17のアクセスの禁止状態に移行する(S3
70)。このRAM17のアクセスの禁止状態になるこ
とで、RAM17に記憶されたデータが変更されること
が禁止され、電源供給線DGWからの電源が遮断された
後もバックアップ電源線BKWから供給されたバックア
ップ電源によって、記憶内容が保持される。
【0078】このバックアップ電源線BKWから供給さ
れたバックアップ電源によって、RAM17の記憶内容
が保持されている状態は、電源切断後約20時間保持さ
れる。停電状態から、電源が復帰した場合の処理を、既
述した図5の主制御処理ルーチンのフローチャートに基
づいて説明する。
【0079】この主制御処理は、MPU71のRESE
T入力端子101に電源基板15から出力されたリセッ
ト信号がパワーオンリセット回路81を経由して入力す
ると、起動される。リセット信号は、停電状態であった
電源基板15に電源が供給されたときに、出力される。
【0080】主制御処理が起動されると、既述したよう
に、まず、内蔵レジスタ設定処理を行い(S100)、
次いでRAM17が正常かを判断し(S110)、RA
M17が正常ではない場合、ここでは始業時などのよう
に、RAM17に何等データが記憶されていない場合に
は、既述した以下の初期化処理を行う(S120ないし
S140)。説明は省略する。
【0081】又、RAM17が正常である場合(S11
0)、ここでは図7のNMI処理によって、S370の
RAM17のアクセスの禁止が行なわれ、RAM17の
記憶内容が保持されている場合には、次に既述した停電
復帰時コマンド作成処理(S160)を行い、次いで停
電復帰処理を行う(S170)。停電復帰処理の詳細な
図示は省略するが、RAM17に記憶された現況のデー
タに基づいて、停電発生時点の処理の続きに制御を移行
させる。例えば、賞球を払い出したり、大当り遊技の続
きを行う。
【0082】以上に説明したように主基板1は、停電の
発生時に賞球SW31の検出値などの入力データなどを
漏らすことなく読み込んで、正常な状態で改変されるこ
となくRAM17に格納し、停電中はバックアップ電源
で保持して失われることを防止し、電源が復帰した場合
には、停電の直前の状態に遊技機5の状態を復帰させ
る。従って、主基板1は、停電が発生しても停電から復
帰すれば停電の発生前の状態に復帰する。
【0083】次に、賞球制御基板3の処理を説明する。
図8は、電源投入時や停電復帰時に賞球制御基板3によ
って実行される主制御処理ルーチンのフローチャートで
ある。この主制御処理ルーチンは、リセット信号(A)
のHiが賞球制御基板3に入力された場合に起動され
る。まず、MPU83の内蔵レジスタ設定処理を行い
(S400)、ついでMPU83に取り付けられている
RAM19が正常であるかを判断する(S410)。電
源の投入時は、RAM19が正常ではないと判断され、
次にRAM19の初期化処理を行う(S420)。その
後、本主制御処理が起動されたときに、禁止された割り
込み禁止を解除するINT割り込みの許可を行い(S4
30)、待機状態となる。
【0084】又、S410の判断で、RAM19が正常
であると判断された場合には、詳細を後述する停電復帰
処理を実行する(S440)。図9は、MPU83にて
タイマINT(1ms)が発生した場合に、賞球制御基
板3によって、1ms毎に実行されるタイマINT処理
ルーチンのフローチャートである。
【0085】まずレジスタの退避処理を行い(S50
0)、次いでINT割り込み許可を行って(S51
0)、出力処理と(S520)、入力処理とを行う(S
530)。出力処理では、MPU83から外部にデータ
を出力し、入力処理では、MPU83の外部からデータ
を入力する。外部から入力するデータとしては、主基板
1からの賞球払出コマンド、停電コマンドがある。これ
ら賞球払出コマンド、停電コマンドは、詳細な図示は省
略するが、MPU83のINT端子111にSTROB
E信号のLowが入力される毎に起動される図示しない
INT処理によって、port端子113から入力され
る。
【0086】S530の入力処理の後、停電コマンドが
入力したかを判断し(S535)、停電コマンドが入力
していないければ、次に異常検出、復帰処理を行い(S
540)、賞球処理と(S550)、貸球処理と(S5
60)を行う。異常検出処理では、賞球モータ37異
常、貸球賞球異常、通信異常、貸球SW33異常及び、
カードユニット未接続異常、カードユニット通信異常の
6種類を次に示すように検出する。
【0087】賞球モータ37異常:図示しない賞球払出
装置に補給された遊技球に異物が混入していると、賞球
払出動作中、または、貸球払出動作中に賞球モータ37
が動作不能になる。賞球制御基板3は、この状態を賞球
モータ制御SW35によって賞球モータ37の回転の有
無から検出する。
【0088】賞球制御基板3が賞球モータ37の回転を
検出できなかった場合、賞球モータ37の回転を再度実
行する動作を繰り返し、再度、賞球モータ37の回転を
検出できなかった場合には、賞球制御基板3内にある状
態表示器46へ専用コード「1」を表示する。
【0089】通信異常:賞球制御基板3は、主基板1か
らコマンドを受信した時、正常なコマンドと判断されな
い場合、賞球制御基板3内にある状態表示器46へ専用
コード「2」を表示する。
【0090】貸球SW33異常:賞球制御基板3が貸球
SW33の異常が発生した場合、貸球払出動作を停止
し、賞球制御基板3内にある状態表示器46へ専用コー
ド「3」を表示する。 貸球賞球異常:賞球制御基板3は、賞球払出動作中に、
貸球SW33で遊技球を検出した場合、若しくは、貸球
払出動作中に賞球SW31で遊技球を検出した場合、払
出動作を停止し、賞球制御基板3内にある状態表示器4
6へ専用コード「4」を表示する。
【0091】カードユニット未接続異常:賞球制御基板
3は、図示しないカードユニットが未接続の場合、貸球
払出動作は行わず、また、発射制御基板13の動作も停
止させる。賞球制御基板3内にある状態表示器46へ専
用コード「5」を表示する。
【0092】カードユニット通信異常:賞球制御基板3
は、図示しないカードユニットとの通信異常が検出され
た場合、賞球制御基板3内にある状態表示器46へ専用
コード「6」を表示する。又、異常復帰時処理では、次
に示す処理を行う。
【0093】賞球モータ37異常復帰:賞球制御基板3
が正常な動作を行える状態になった時点で、異常復帰と
なる。賞球制御基板3内にある状態表示器46へ正常コ
ード「0」を表示する。 通信異常復帰:賞球制御基板3は、主基板1から送り出
されるコマンドを正常に受信した場合、異常復帰とな
る。
【0094】賞球制御基板3内にある状態表示器46へ
正常コード「0」を表示する。 貸球SW33異常復帰:賞球制御基板3は、貸球SW3
3の断線状態及び短絡状態を監視する。貸球SW33が
回復した時点で異常復帰となる。
【0095】賞球制御基板3内にある状態表示器46へ
正常コード「0」を表示する。 貸球賞球異常復帰:賞球制御基板3は、主基板1から送
り出されるコマンドを受信し、異常復帰となる。
【0096】賞球制御基板3内にある状態表示器46へ
正常コード「0」を表示する。 カードユニット末接続異常復帰:賞球制御基板3に図示
しないカードユニットを接続することにより異常復帰と
なる。賞球制御基板3内にある状態表示器46へ正常コ
ード「0」を表示する。
【0097】カードユニット通信異常復帰:図示しない
カードユニットを正常な物に交換するなどして正常動作
が行われた場合、賞球制御基板3内にある状態表示器4
6へ正常コード「0」を表示する。以上のS540の異
常検出、復帰処理の後、賞球処理が行われる(S55
0)。賞球処理が行われる賞球制御基板3は、主基板1
から、賞球に関するRAM19の初期化を行うコマンド
の入力と、停電復帰後に賞球払出動作を再開させるコマ
ンドの入力と、賞球払出動作を停止させるコマンドの入
力と、賞球払い出し個数の指定数分払い出しのコマンド
の入力とを行う。
【0098】そして、賞球処理では、賞球制御基板3
が、主基板1からの受信を完了すると受信したコマンド
に対応した、賞球数を払い出す処理を行う。又、次の貸
球処理では(S560)、図示しないカードユニットと
通信を行って、貸球払い出し動作を行う。
【0099】以上の貸球の払い出しまでの完了後、レジ
スタの復帰を行って(S570)、本ルーチンを一旦終
了する。以上に説明したタイマINT処理により、賞球
制御基板3が主基板1からの指令に基づいて、賞球や、
貸球を払い出す処理が実行される。
【0100】一方、S535にて、停電コマンドを入力
したと判断した場合には、直ぐに賞球モータ37を停止
する処理を行い(S740)、次いでレジスタの退避と
(S750)、スタックポインタの退避とを行う(S7
60)。これによって、賞球モータ37が停止され、賞
球の払い出しが停止される。又、この停電コマンドを入
力した時点では、既に新たな賞球払出コマンドが入力さ
れない状態になっている(前出S333、S335)。
【0101】上記スタックポインタの退避後、次のS7
70〜S800の賞球SW31と貸球SW33とを29
0ms間、監視する処理を行う。この趣旨は、既述した
S340〜S360と同じであり、停電コマンドが入力
され、賞球モータ37が停止されると同時に払い出され
た賞球や貸球が賞球SW31や貸球SW33を通過する
までに、最大約170ms程度要するためである。
【0102】賞球SW31、貸球SW33の監視処理を
290ms行った後、RAM19のアクセスの禁止状態
に移行する(S810)。このRAM19のアクセスの
禁止状態になることで、RAM19に記憶されたデータ
が変更されることが禁止され、電源供給線DGWからの
電源が遮断された後もバックアップ電源線BKWから供
給されたバックアップ電源によって、記憶内容が保持さ
れる。
【0103】上述したタイマINT処理により停電状態
に移行した賞球制御基板3は、電源が復帰した時に電源
基板15から出力されるリセット信号がRESET入力
端子101に入力されると、既述した図8の主制御処理
によって、RAM19が正常と判断されS440の停電
復帰処理に移行して、スタックポインタの復帰及び、レ
ジスタの復帰を行い、その後、処理を中断した箇所から
継続する。
【0104】ここでは、停電復帰後に賞球制御基板3は
主基板1から送り出された再開コマンドを受信し、未払
いの場合残りの賞球動作を継続した後、通常時処理へ移
行する。以上に説明した遊技機5の主基板1と、賞球制
御基板3と、電源基板15とは、遊技機5への電源の供
給が停止されると、電源基板15から停電信号が出力さ
れた主基板1のRAM17と、主基板1から出力された
停電コマンドを入力した賞球制御基板3のRAM19の
記憶内容が変更されないようにしてから、バックアップ
電源によって、記憶内容が保持される。
【0105】これにより、停電の発生時点の遊技機5の
主基板1と、賞球制御基板3との現況が停電中も保存さ
れる。この結果、停電の復旧後、電源電圧が適切な値に
戻ると、電源基板15がリセット信号を主基板1と、賞
球制御基板3とに供給すると、RAM17、19の記憶
内容に基づいて、遊技機5の主基板1と、賞球制御基板
3とが停電の発生前の状態に戻される。
【0106】又、停電信号が出力された場合に、主基板
1は、直ぐにコマンド出力などの処理を中止して、停電
状態に移行し、賞球制御基板3は主基板1からのコマン
ド入力などの処理を完了後、停電状態に移行する。従っ
て、主基板1から賞球制御基板3に出力されたコマンド
が賞球制御基板3に確実に入力されてから、停電状態に
移行されるため、電源が復帰してから、停電前に払い出
されずに残っていた賞球を漏らすことなく払い出すこと
が出来る。
【0107】しかも、主基板1と、賞球制御基板3と
は、RAM17、19のアクセスが禁止されて、停電状
態に移行されるまで、停電後も主基板1と、賞球制御基
板3との機能を維持するだけの電源が電源基板15から
供給されるよう、電源基板15のバックアップ電源の容
量が備えられている。従って、主基板1と、賞球制御基
板3とは、確実に停電状態に移行することが出来る。
【0108】従って、遊技機5は、図示しない賞球払出
装置が賞球を実際に払い出すまで入賞球を保持する、い
わゆる証拠球を用いることなく、停電などの不測の事態
が発生したとしても、入賞球に対応する賞球を不足する
ことなく払い出す機能を有する。
【0109】又、遊技機5は、データのバックアップを
行う基板の全て、ここでは主基板1と、賞球制御基板3
とに、同時に停電信号を供給している場合に比較して、
次のような利点を有する。即ち、停電信号を主基板1
と、賞球制御基板3とに、同時に供給した場合には、両
基板1、3とも同時にデータのバックアップ処理などの
停電処理を開始することが出来るが、主基板1から賞球
制御基板3に送信されるコマンド送信の最大時間を、賞
球制御基板3に受信待機時間として設定しなければなら
ず、この受信待機時間の間、賞球制御基板3の作動を確
保するため電源基板15のバックアップ電源の供給能力
を用意する必要があった。
【0110】しかしながら、遊技機5では、主基板1が
コマンド送信を完了し次第、主基板1から賞球制御基板
3に停電コマンドを送信して、賞球制御基板3にデータ
のバックアップ処理などの停電処理を開始させ、完了さ
せることが出来るため、賞球制御基板3に停電信号を受
信してから受信待機時間を設ける必要がなくなる。つま
り、賞球制御基板3は、停電の発生を知ってから、停電
処理を行って完了させ、停電状態に移行するまでの時間
を必要最小限にすることが出来、このための賞球制御基
板3の作動を確保するための電源基板15のバックアッ
プ電源の負担を軽減することが可能になると言う効果を
奏する。
【0111】又、賞球制御基板3は、主基板1からのコ
マンド送信の終了を、タイマー計測などの間接的に推測
する方法ではなく、直接、コマンド送信の終了を示すコ
マンドを受信する構成であるため、コマンド送信の一部
が未受信になるなどの不具合が発生せず、動作が確実に
行われる。
【0112】しかも、電源基板15から賞球制御基板3
に停電信号を伝える回路や配線を必要としないことか
ら、部品数と組立工数の低減を図ることが出来る。次に
特許請求の範囲の構成と、発明の実施の形態との対応を
説明する。なお、従属する部分に関しては、記載を省略
する。
【0113】請求項1の遊技制御手段は、主基板1、賞
品数信号は、入出力ポート(port)端子107から
入出力ポート(port)113に供給されるデータ信
号、賞品払出制御手段は、賞球制御基板3、電源は、電
源基板15に供給されるAC24Vの電源、又は電源基
板15から電源供給線DGWによって供給される電力、
電源電圧低下検出手段は、電源基板15がAC24Vの
断時に20ms後に停電信号を出力する機能部分、賞品
数信号出力停止手段は、図7のS333の賞球払出コマ
ンド出力停止処理、状態指示手段は、S337の停電コ
マンド出力処理がそれぞれ対応する。
【0114】請求項2の停電信号出力手段は、電源基板
15がAC24Vの断時に20ms後に停電信号を出力
する機能部分、状態指示手段は、図7のS337の停電
コマンド出力処理が対応する。請求項3の状態指示手段
は、図7のS337の停電コマンド出力処理が対応す
る。
【0115】請求項4の賞品払出停止手段は、図9のS
740の賞球モータ37停止処理が対応する。請求項5
の遊技制御状態記憶手段は、主基板1が停電信号を入力
した場合に実行される図7のS370のRAM17のア
クセスの禁止処理とRAM17、賞品払出状態記憶手段
は、賞球制御基板3が停電コマンドを入力した場合に実
行される図9のS810のRAM19のアクセスの禁止
処理とRAM19がそれぞれ対応する。
【0116】請求項6の賞品払出状態記憶手段は、賞球
制御基板3が停電コマンドを入力した場合に実行される
図9のS810のRAM19のアクセスの禁止処理とR
AM19がそれぞれ対応する。請求項7の電源電圧適切
検出手段は、電源基板15の停電信号がHi出力されて
から、10ms後にリセット信号を出力する機能の部
分、適切状態移行判断手段は、図5の主制御処理が起動
され、S110でRAM17が正常と判断すること、遊
技制御機能復活手段は、図5のS160、S170の処
理が対応する。
【0117】請求項8の電源電圧適切検出手段は、電源
基板15の停電信号がHi出力されてから、10ms後
にリセット信号を出力する機能の部分、適切状態移行判
断手段は、図8の主制御処理が起動され、S410でR
AM19が正常と判断すること、賞品払出制御機能復活
手段は、図8のS440の処理がそれぞれ対応する。
【0118】請求項9の補助電力供給手段は、電源基板
15がその機能を有する。請求項10の補助電力供給手
段は、電源基板15の機能が対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 主基板1と、賞球制御基板3とのインタフェ
ースに関するブロック図である。
【図2】 遊技機5の電気制御系のブロック図である。
【図3】 電源基板15の起動と停止のタイミングチャ
ートである。
【図4】 電源基板15の停電時のタイミングチャート
である。
【図5】 電源投入時に主基板1によって実行される主
制御処理ルーチンのフローチャートである。
【図6】 MPU71にてタイマINT(2ms)が発
生した場合に、主基板1によって、通常、実行されるタ
イマINT処理ルーチンのフローチャートである。
【図7】 主基板1のMPU71のNMI処理ルーチン
のフローチャートである。
【図8】 電源投入時に賞球制御基板3によって実行さ
れる主制御処理ルーチンのフローチャートである。
【図9】 MPU83にてタイマINT(1ms)が発
生した場合に、賞球制御基板3によって、1ms毎に実
行されるタイマINT処理ルーチンのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1…主基板、3…賞球制御基板、5…遊技機、7…図柄
制御基板、9…音声制御基板、11…電飾制御基板、1
3…発射制御基板、15…電源基板、18…出力ソレノ
イド(出力SOL)、16…入力SW、17、19…R
AM、21…盤用外部端子板、23…補給球不足SW、
25…下受け皿満杯SW、31…賞球SW、33…貸球
SW、35…賞球モータ制御SW、37…賞球モータ、
39…振分SOL、41…枠用外部端子板、43…金枠
開放SW、45…内枠開放SW、46…状態表示器、4
7…特別図柄表示装置、49…普通図柄表示装置、51
…スピーカ、53…電飾、61…タッチプレート、63
…発射停止SW、65…発射モータ、73、75、7
7、79、85、89、91…バッファ、81、93…
パワーオンリセット回路、101、115…RESET
入力端子、103…NMI端子、104、105、10
7、112、113…入出力ポート(port)端子、
111…INT端子、BKW…バックアップ電源線、D
GW…電源供給線、RSW…リセット信号線、TSW…
停電信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梁川 誠市 愛知県春日井市美濃町2丁目102番地 Fターム(参考) 2C088 BA32 BC58

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の遊技を提供すると共に、該遊技の
    状態に基づいて、賞品数を算出して、賞品数信号を出力
    する遊技制御手段と、 上記賞品数信号に基づいて、該賞品数信号に対応した賞
    品を払い出す賞品払出制御手段と、 上記遊技制御手段と、上記賞品払出制御手段とに供給さ
    れる電源と、 上記電源の電圧低下を検出する電源電圧低下検出手段
    と、 上記電源電圧低下検出手段が電源の電圧低下を検出した
    場合に、上記遊技制御手段に賞品数信号の出力を停止さ
    せる賞品数信号出力停止手段と、 該賞品数信号の出力の停止後、上記賞品払出制御手段の
    制御状態を指示する状態指示信号を出力する状態指示手
    段とを備えることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 上記賞品数信号出力停止手段を上記電源
    電圧低下検出手段が電源の電圧低下を検出した場合に、
    上記遊技制御手段に停電信号を出力する停電信号出力手
    段とし、 上記状態指示手段を上記停電信号出力手段が出力した停
    電信号を入力した場合に、上記遊技制御手段による賞品
    信号の出力の停止後、上記賞品払出制御手段の制御状態
    を指示する状態指示信号を出力するとしたことを特徴と
    する請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 上記状態指示手段が上記遊技制御手段に
    よる賞品信号の出力の停止後、上記賞品払出制御手段に
    停電を指示する停電信号を出力することを特徴とする請
    求項1、又は請求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 上記状態指示手段が上記停電信号を出力
    した場合に、上記賞品払出制御手段が上記賞品数信号に
    対応した賞品の払い出しを停止させる賞品払出停止手段
    を加えたことを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 上記電源電圧低下検出手段が電源の電圧
    低下を検出した場合に、上記遊技制御手段の現況を記憶
    する遊技制御状態記憶手段と、 上記状態指示手段が状態指示信号を出力した場合に、上
    記賞品払出制御手段の現況を記憶する賞品払出状態記憶
    手段とを加えたことを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 上記状態指示手段が停電信号を出力した
    場合に、上記賞品払出制御手段の現況を記憶する賞品払
    出状態記憶手段を加えたことを特徴とする請求項3又は
    請求項4記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 上記電源の電圧が適切な範囲であること
    を検出する電源電圧適切検出手段と、 上記電源が電圧低下の状態から適切な範囲に移行した場
    合を判断する適切状態移行判断手段と、 上記適切状態移行判断手段が適切な範囲に移行した場合
    であると判断した場合に、上記遊技制御状態記憶手段に
    記憶されている現況に基づいて、上記遊技制御手段の機
    能を復活させる遊技制御機能復活手段とを加えたことを
    特徴とする請求項5記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 上記電源の電圧が適切な範囲であること
    を検出する電源電圧適切検出手段と、 上記電源が電圧低下の状態から適切な範囲に移行した場
    合を判断する適切状態移行判断手段と、 上記適切状態移行判断手段が適切な範囲に移行した場合
    であると判断した場合に、上記賞品払出状態記憶手段に
    記憶されている現況に基づいて、上記賞品払出制御手段
    の機能を復活させる賞品払出制御機能復活手段とを加え
    たことを特徴とする請求項5又は請求項6記載の遊技
    機。
  9. 【請求項9】 上記電源の電圧低下後も上記遊技制御手
    段の所定の機能を維持する電力を供給する補助電力供給
    手段を加えたことを特徴とする請求項1ないし請求項8
    の何れかに記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 上記補助電力供給手段を、上記電源の
    電圧低下後も上記賞品払出制御手段の所定の機能を維持
    する電力を供給するとしたことを特徴とする請求項9記
    載の遊技機。
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