JP3861584B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機や回胴式遊技機などの遊技機における停電復帰の際の対応技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機への不正を排除する目的で、遊技機の機能毎に制御装置をユニット化する傾向にあり、特に遊技を提供する機能を有する遊技制御手段を主基板にし、他をサブユニットに位置付けて、データの流れを主基板からサブユニット方向へ信号の出力を1方向化して、主基板に出来るだけ信号が入力しないようにする試みが行われている。この方式において、上記サブユニットの中でも、特に重要な賞球制御基板では、マイクロコントローラやRAMのバックアップが行われ、たとえ停電があっても電源供給が復旧すると、停電の直前の状態まで戻すことが出来るため、遊技者に不利益又は違和感を与えることなく、続きの処理を継続して実行することができる。しかし、賞球制御基板以外の図柄制御基板や音声制御基板、或いは電飾制御基板などは、製造コスト又は電源基板の負担などの理由により、マイクロコントローラやRAMをバックアップすることなく、停電が発生した場合は、そのまま作動を停止し、電源供給の復旧後は、新たな信号を主基板から受信して、新たな処理を実行するよう構成されていた。つまり、停電直前の状態まで完全に戻すことが出来ないのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記サブユニットの中で、図柄制御基板は、信号を主基板から入力することにより、大当たり時や図柄変動時等に図柄表示装置に表示させる図柄や動画を制御する機能を有することで、興趣のある遊技を遊技者に提供するように構成されている。
【0004】
しかしながら、上述したように停電後に新たな信号を受信することによって新たな処理を開始するのでは、図柄制御基板は、以下に示すような数々の不具合を生じ、遊技者の興趣を低下させたり、遊技機に対する不信感を抱かせてしまったりする虞があった。
【0005】
即ち、主基板から送った信号によって、図柄制御基板が図柄や動画をどの辺まで表示したかを主基板側では、知ることが出来ないため、例えば、大当たり時や図柄変動中に停電が発生した場合、電源供給が復旧しても、停電発生直前まで表示していた図柄や動画の続きを表示させることが出来ず、結局、主基板は、停電の発生時点までに送信した信号の続きを電源供給が復旧された後でそのまま出力するだけであった。
【0006】
このため、例えば主基板が既に待機状態の場合には、図柄制御基板に新たに出力する信号がないため、図柄制御基板は何時までも新たな図柄を表示することが出来ない状態の発生が考えられる。或いは、大当たり中に停電した場合には、大当たり遊技が終了後に、図柄や動画の表示が再開されたり、或いは、次のラウンドに進んでから、図柄や動画が再開されたりして、遊技者が違和感を感じる状況が考えられる。また、図柄の変動中に停電した場合には、変動の結果が表示されないままで、次の図柄の変動表示が開始されたり等、遊技者が前の図柄の変動結果に執着することが考えられ、この様な場合には、遊技者は遊技機に対し不信感を抱く虞がある。
【0007】
そこで、本発明では、図柄制御基板をバックアップしなくても停電による遊技者の興趣の低下や遊技機に対する不信感等を低減することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記課題を解決するための手段として、請求項の発明の遊技機は、電源の供給を受け、遊技を提供する遊技制御手段と、該遊技制御手段から出力された信号に基づいて、所定の動作を行う動作実行手段とを備えた遊技機であって、上記遊技制御手段へ電源が供給されていない状態が第1所定時間以上続く停電状態から、電源が供給される状態になったときは、(a)上記電源が供給される状態になった時点Aが、上記電源が供給されていない状態の開始時から上記第1所定時間が経過した時点Bと、上記時点Bから、賞球監視処理が実行される停電処理に必要な時間である第2所定時間が経過した時点Cとの間であるならば、上記時点C以後にて、(b)上記時点Aが、上記時点C以後であるならば、上記遊技制御手段に供給される電源が正常状態になった時点にて、電源供給開始状態を検出するが、上記遊技制御手段へ電源が供給されていない状態が上記第1所定時間未満しか続かない瞬停状態から、電源が供給される状態になったときは、上記電源供給開始状態を検出しない電源供給開始検出手段と、上記電源供給開始検出手段が上記電源供給開始状態を検出した場合に、上記停電状態からの復帰中を示す停電復帰信号を出力する停電復帰信号出力手段と、上記停電復帰信号出力手段が上記停電復帰信号を出力した場合に、上記停電状態からの復帰中を示す復帰中報知を行う停電復帰中報知手段とを備え、上記停電復帰信号出力手段が出力する停電復帰信号は、上記遊技制御手段から出力されるよう構成されたことを要旨とする。
【0015】
これにより、遊技機は、電源の供給を受け、遊技制御手段が遊技を提供し、動作実行手段が遊技制御手段から出力された信号に基づいて、所定の動作を行うが、電源が供給されなくなると、遊技制御手段から信号が出力されなくなり、動作実行手段が動作を実行しなくなる。
【0016】
この状態で、電源の供給が行われると、電源供給開始検出手段が電源供給開始状態になったことを検出し、この電源供給開始状態の検出が行われると、停電復帰信号出力手段が停電からの復帰中を示す停電復帰信号を遊技制御手段から出力し、この停電復帰信号が出力されると停電復帰中報知手段が、停電からの復帰中を示す復帰中報知を行う。
【0017】
この結果、電源が供給されていない状態から、電源が供給されて遊技制御手段が信号を出力して、遊技の提供を開始するときに、停電からの復帰中を示す停電復帰信号も遊技制御手段から出力され、復帰中報知が行われる。これにより、遊技制御手段から動作実行手段に出力されて、動作実行手段に所定の動作を行わせる信号と同一経路で、停電復帰信号も出力されことから、停電復帰信号を出力するための新しい経路を作る必要がなく、装置構成の設計が簡素化され、且つ増大化を防止することが出来る。また、この構成により、例えば遊技機が何時までも新たな処理を開始しない状態の発生や大当り遊技の図柄の表示が再開されないままで、大当り遊技の終了後に、図柄等の表示が再開されたり、或いは、次のラウンドに進むまで大当り遊技の図柄等の表示が行われず、次のラウンドに進んでから、図柄等の表示が再開されたりするような遊技機の異常な動作があったとしても、遊技者は停電からの復帰中が原因によるものであると理解でき、遊技機の動作から感じる違和感や遊技機に対する不信感等を最小限に抑えることが出来るという極めて優れた効果を奏する。
【0018】
【0027】
【0028】
【0029】
【発明の実施の形態】
次に発明の実施の形態を説明する。
図1は、主基板1と、図柄制御基板7と、電源基板15との間のインタフェースに関するブロック図、図2は、遊技機5の電気制御系のブロック図を示す。
【0030】
遊技機5は、外観の図示を省略するが遊技球が入賞口に入賞したら遊技球の賞品(賞球)を払い出すと共に、興趣のある画像や音響を出力するパチンコ遊技を提供するものであって、図2に示すように、遊技制御を行う主基板1を中心にして、以下に示すような基板等を備えている。
【0031】
即ち、遊技機5は、詳細は省略するが主基板1と、賞球制御基板3と、図柄制御基板7と、音声制御基板9と、電飾制御基板11と、発射制御基板13と、電源基板15とを備えている。
主基板1には、下記に内容を示すような入力スイッチ(入力SW)16と、大入賞口SOL、普通電動役物SOLなどの出力ソレノイド(出力SOL)18と、図柄確定回数、大当り、大入賞口などの盤用外部端子板21と、補給球不足スイッチ(補給球不足SW)23と、下受け皿満杯スイッチ(下受け皿満杯SW)25とが接続されている。
【0032】
入力SW16は、第1種始動口SW、特定領域SW、大入賞口SW、普通図柄作動ゲートSW、普通電動役物SW、普通入賞口SWなどがそれぞれスイッチ信号(SW信号)を主基板1に供給する。
又、主基板1は、各種コマンドをデータ信号と、ストローブ信号とを利用して、賞球制御基板3と、図柄制御基板7と、音声制御基板9と、電飾制御基板11とに供給することにより、詳細な説明は省略するが、概ね以下に示すような処理を行う。
【0033】
賞球制御基板3は、データ信号と、ストローブ信号とに基づき、賞球SW31、貸球SW33、賞球モータ制御SW35、賞球モータ37、振分SOL39を利用して、遊技球を図示しない上皿に払い出すと共に、発射制御信号を発射制御基板13に出力する。又、賞球制御基板3には、後述する状態表示器46が取り付けられ、枠用外部端子板41が接続される。枠用外部端子板41には、賞球端子、球貸し端子、金枠開放端子、内枠開放端子が設けられ、金枠開放SW43と、内枠開放SW45とが接続されている。
【0034】
図柄制御基板7は、データ信号と、ストローブ信号とによって、後述する各種コマンドを主基板1から入力して、特別図柄表示装置47と、普通図柄表示装置49とを利用して、詳細を後述する異常の表示と、遊技の特別図柄の表示と、普通図柄の表示と、停電復帰中の表示とを行う。
【0035】
音声制御基板9は、データ信号と、ストローブ信号とに基づき、スピーカ51を利用して、遊技に係わる音響を出力する。
電飾制御基板11は、データ信号と、ストローブ信号とに基づき、LEDなどの電飾53を利用して、文字、図柄、発光パターンなどの遊技に係わる電飾パターンを発生する。又、停電復帰中の表示を電飾パターンで表示する機能を有する。
【0036】
発射制御基板13は、発射制御信号を入力し、タッチプレート61と、発射停止SW63と、発射モータ65とに接続され、遊技球の発射を制御する。
以上に概略を説明した主基板1と、賞球制御基板3と、図柄制御基板7と、音声制御基板9と、電飾制御基板11と、発射制御基板13とには、電源基板15からのリセット信号線RSWと、電源供給線DGW(A)、(B)とが接続されている。リセット信号線RSWは、主基板1と、賞球制御基板3と、図柄制御基板7と、音声制御基板9と、電飾制御基板11と、発射制御基板13とを電源基板15から一括して、リセットするためのものであって、主として、電源供給開始時の初期化に用いられる。
【0037】
電源供給線DGW(A)は、主基板1と、賞球制御基板3とが動作するために必要な電力を供給し、電源供給線DGW(B)は、図柄制御基板7と、音声制御基板9と、電飾制御基板11と、発射制御基板13とがそれぞれ動作するために必要な電力を供給する。
【0038】
又、電源基板15からは、停電信号線TSWと、バックアップ電源線BKWとが主基板1と、賞球制御基板3とに接続されている。
停電信号線TSWと、バックアップ電源線BKWとが供給される主基板1と、賞球制御基板3とは、共に周知のマイクロコンピュータを構成するCPU、ROM、RAM17、19を備えており、バックアップ電源線BKWは、電源供給線DGW(A)が供給する電力が低下した後もRAM17、19のデータを保持するために必要なバックアップ電源を供給する。ここでは、バックアップ電源線BKWに電力を供給する電源基板15は、遊技機5に供給されていた電源が遮断されて後、20時間以上バックアップ電源を供給する能力を有する。
【0039】
次に、図1及び図2に基づいて、電源基板15と、主基板1と、図柄制御基板7との間で、電源供給と信号供給とを行う構成を説明する。なお、詳細な構成の説明は省略する。
電源基板15は、主基板1と、賞球制御基板3と、図柄制御基板7と、音声制御基板9と、電飾制御基板11と、発射制御基板13とに、電源供給と信号供給とを行うために、図1に示す賞球数異常復帰SW121と、停電信号発生回路123と、リセット信号(A)発生回路125と、主基板及び賞球制御基板用電源作成回路(+5V(A) +12V(A) バックアップ電源)127と、リセット信号(B)発生回路129と、制御基板用電源作成回路(+5V(B) +12V(B))131と、電源作成回路(+32V)133とを備えている。
【0040】
賞球数異常復帰SW121は、遊技機5の裏側から操作可能な位置に取り付けられている押しボタンスイッチ構造であって、電源基板15上に取り付けられている。なお、押しボタン構造に替えて、所定の鍵によって操作するキースイッチ構造としても良い。賞球数異常復帰SW121には、賞球数異常復帰線SISWが接続されている。賞球数異常復帰線SISWは、主基板1に接続されている。接続先の詳細に関しては、後述する。
【0041】
停電信号発生回路123は、図3の電源基板15の起動と停止のタイミングチャート、及び図4の電源基板15の停電時のタイミングチャートに示す停電信号を出力する構成を有する。
ここでは図3又は図4に示すように、AC24Vが20ms以上供給され続け、且つ、電源+5V(A)、+12V(A)、+32Vが正常な状態のとき、停電信号がHi(高レベル)に出力される。従って、図3の「4」に示すように、AC24Vの停電状態が20ms未満のときは、停電状態と見なさない。また、図3又図4に示すように、AC24Vの停電状態が20ms以上続く場合、停電信号はLowの出力されるが、図4の「4」に示すように、前記停電信号Low出力開始から、(停電処理)300msの間にAC24Vが停電状態から復帰したとき、図4の「5」に示すように、(停電処理)300ms経過後、停電信号はHiに出力される。
【0042】
リセット信号(A)発生回路125は、図3の電源基板15の起動と停止のタイミングチャート、及び図4の電源基板15の停電時のタイミングチャートに示すリセット信号(A)を出力する構成を有する。
ここでは、図3の「3」に示すように、停電信号がHi出力されてから10ms経過後、Hi出力される。又、「8」に示すように、停電信号Low出力開始から300ms経過後Low出力する。図4の「5」に示すように、停電信号Low出力開始から300ms経過後Low出力する。
【0043】
主基板及び賞球制御基板用電源作成回路(+5V(A) +12V(A) バックアップ電源)127は、図示しない電源用コンデンサを備え、+5V(A)
+12V(A)電源が、AC24Vがダウン後、図3の「6」、「8」に示すように、主基板1と賞球制御基板3とが停電であるとの判断を行う20msに、停電処理を行う300msを加えた320msの間、規定の電圧を保持後、自然放電によってLow出力になる。バックアップ電源は、図3の「9」に示すように、停電復帰保証時間(電気二重層コンデンサの放電時間、約20時間)を経過するまで、主基板1と賞球制御基板3とに、RAM17、19のバックアップ電源を供給する。
【0044】
リセット信号(B)発生回路129は、図3の「3」に示すように、停電信号がHi出力されてから10ms経過後、Hi出力される。又、「6」に示すように、20ms以上の停電が発生したとき、Low(低レベル)出力される。
制御基板用電源作成回路(+5V(B) +12V(B))131は、図示しない電源用コンデンサを備え、AC24Vがダウン後、図3の「6」、「7」に示すように、停電判定用の20msの間、規定の電圧を保持後、自然放電によってLow出力になる。
【0045】
電源作成回路(+32V)133は、AC24Vがダウン後、自然放電によってLow出力になる。
電源基板15から電源供給線DGW(A)によって、+5V(A)と、+12V(A)と、バックアップ電源との供給を受ける主基板1は、図1に示すように、CPU,ROM,RAM17等を備えたマイクロ制御ユニット(MPU)71と、このMPU71に接続されたシステムリセット回路141と、停電信号受信回路143と、賞球数異常復帰信号受信回路145と、ポート回路147と、ストローブ信号送信回路149と、データ信号送信回路150とを備えている。
【0046】
MPU71は、RESET端子151と、NMI端子153と、PORT端子155、157と、DATA端子159とを備えている。なお、NMI端子153の様に、「NMI」の文字の上のラインである、ローイネーブルを示すラインは、図面にのみ記載し、明細書中では、記載を省略する。MPU71、83の端子の説明に用いる各記号に関しては、特に説明のない限り米国ザイログ社の商標「Z80」で表示されるマイクロプロセッサーの規格に準拠する。
【0047】
RESET端子151は、リセット信号線RSWに接続されたシステムリセット回路141が接続されており、システムリセット回路141を介して、リセット信号(A)を入力する。なお、MPU71の動作の説明に関しては、後述する。
【0048】
NMI端子153と、PORT端子155は、停電信号線TSWに接続された停電信号受信回路143が接続されており、停電信号受信回路143を介して、停電信号を入力する。
PORT端子157は、賞球数異常復帰線SISWに接続された賞球数異常復帰信号受信回路145が接続されており、賞球数異常復帰信号受信回路145を介して、賞球数異常復帰信号を入力する。
【0049】
DATA端子159は、ポート回路147を介して、ストローブ信号送信回路149と、データ信号送信回路150とにデータを出力することによって、賞球制御基板3と、図柄制御基板7と、電飾制御基板11とを制御するためのストローブ信号と、データ信号とを出力する。ストローブ信号は、ストローブ信号線STBWに出力され、データ信号は、データ信号線DATAWに出力される。
【0050】
電源基板15から電源供給線DGW(A)によって、+5V(A)と、+12V(A)と、バックアップ電源との供給を受ける賞球制御基板3の詳細の説明は省略する。
電源基板15から電源供給線DGW(B)によって、+5V(B)と、+12V(B)との供給を受ける図柄制御基板7は、図1に示すように、CPU,ROM,RAM等を備えたマイクロ制御ユニット(MPU)181と、このMPU181に接続されたシステムリセット回路184と、ストローブ信号受信回路185と、データ信号受信回路187とを備えている。
【0051】
MPU181は、RESET端子189と、INT端子191と、PORT端子193とを備えている。
RESET端子189は、リセット信号線RSWに接続されたシステムリセット回路184が接続されており、システムリセット回路184を介して、リセット信号(B)を入力する。なお、MPU181の動作の説明に関しては、後述する。
【0052】
INT端子191は、ストローブ信号線STBWに接続されたストローブ信号受信回路185が接続されており、ストローブ信号受信回路185を介して、主基板1からストローブ信号を入力する。
PORT端子193は、データ信号線DATAWに接続されたデータ信号受信回路187を介して、主基板1からデータ信号を入力する。
【0053】
電源基板15から電源供給線DGW(B)によって、+5V(B)と、+12V(B)との供給を受ける音声制御基板9と、電飾制御基板11との詳細の説明は省略する。
電源基板15から電源供給線DGW(B)によって、+5V(B)と、+12V(B)と、+32Vの供給を受ける発射制御基板13の詳細の説明は省略する。
【0054】
図5は、電源投入時や停電復帰時に主基板1によって実行される主制御処理ルーチンのフローチャートである。この主制御処理ルーチンは、リセット信号(A)のHiが主基板1に入力された場合に起動される。まず、MPU71の内蔵レジスタ設定処理を行い(S100)、ついでMPU71に取り付けられているRAM17が正常であるかを判断する(S110)。電源の投入時は、RAM17が正常ではないと判断され、次にRAM17の初期化処理を行う(S120)。その後、電源投入時コマンド作成を行う(S130)。この電源投入時コマンドは、賞球制御基板3、図柄制御基板7、音声制御基板9、電飾制御基板11に対して、電源投入時に送り出されるもので、後述するタイマINT処理によって、実際に出力される。この電源投入時コマンドが、賞球制御基板3、図柄制御基板7、音声制御基板9、電飾制御基板11に出力されることで、次の様な処理が行われる。
【0055】
賞球制御基板3は、賞球制御基板3の初期化、(作業領域の初期化)を行う。
図柄制御基板7は、表1の区間0の電源投入時に示すように、電源投入時コマンドC1を主基板1から入力して、表2に示すように、特別図柄表示装置47の電源投入時の表示(図柄、背景、キャラクタなど)の指定を行う。
【0056】
【表1】
Figure 0003861584
【0057】
【表2】
Figure 0003861584
音声制御基板9は、無音の指定を行う。
電飾制御基板11は、待機中の電飾パターンの指定を行う。
【0058】
S130のコマンド作成後、次に内部、及び外部の全割り込み要因を許可するINT割り込みの許可を行い(S140)、乱数更新処理を繰り返す(S150)。
これにより、INT割込が許可され、抽選用の乱数の作成が行われる。
【0059】
又、S110の判断で、RAM17が正常であると判断された場合、即ち停電からの復帰時である場合には、詳細を後述するが停電復帰コマンドなどの停電復帰時コマンド作成を行い(S160)、停電復帰処理を実行する(S170)。
図6は、MPU71にてタイマINT(2ms)が発生した場合に、主基板1によって、通常、実行されるタイマINT処理ルーチンのフローチャートである。
【0060】
まずレジスタの退避処理を行い(S200)、次いで出力処理を行って(S210)、入力処理を行う(S220)。出力処理では、MPU71から外部にデータを出力する。出力処理としては、S230によって行われる異常検出によって、主基板1から図柄制御基板7と、電飾制御基板11とに後述するコマンドを出力する処理やS240によって行われる通常の遊技機処理によって主基板1から図柄制御基板7に後述するコマンドを出力する処理がある。コマンドは、ストローブ信号と、データ信号とによって伝送される。入力処理では、MPU71の外部からデータを入力する。入力処理としては、電源基板15に取り付けられている賞球数異常復帰SW121の操作状態を入力する処理がある。
【0061】
次に異常検出、復帰処理を行い(S230)、通常の遊技機処理を行う(S240)。異常検出処理では、賞球数異常、下受け皿満杯異常、補給球不足異常、賞球SW31の断線・短絡異常の4種類を次に示すように検出する。
賞球数異常の検出:
主基板1から賞球制御基板3に賞球のコマンドを送出するときに、賞球数を賞球カウンタに加算し、タイマー値にxmsを設定する。
【0062】
また、賞球SW31を賞球が通過したときに賞球カウンタを通過した賞球数分減算し、タイマー値にxmsを設定する。
タイマー値を減算し、タイマー値が0になった時点で賞球カウンタの値が5以上ならば賞球数異常(不足)とする。
【0063】
また、賞球カウンタを減算し0未満になった場合も賞球数異常(超過)とする。
賞球数異常の検出時には、主基板1から図柄制御基板7に、特別図柄表示装置47に賞球数異常の表示を指示するコマンドを3秒間隔で送出し、電飾制御基板11に、賞球数異常の電飾パターンを表示させるコマンドを送出する。
【0064】
下受け皿満杯異常の検出:
下受け皿満杯SW25がONのとき下受け皿満杯異常とする。
下受け皿満杯異常時に主基板1から賞球制御基板3に賞球払い出しの停止を指示するコマンドの送出と、図柄制御基板7に、特別図柄表示装置47に下受け皿満杯異常の表示を指示するコマンドを3秒間隔で送出する。
【0065】
補給球不足異常の検出:
補給球不足SW23がOFFのとき補給球不足異常とする。
補給球不足異常時に主基板1から賞球制御基板3に賞球払い出しの停止を指示するコマンドの送出と、図柄制御基板7に、特別図柄表示装置47に補給球不足異常の表示を指示するコマンドを3秒間隔で送出する。
【0066】
賞球SW31の断線・短絡異常の検出:
賞球SW31が1996ms以上ONのとき賞球SW31の断線・短絡異常とする。
賞球SW31の断線・短絡異常時に主基板1から賞球制御基板3に賞球払い出しの停止を指示するコマンドの送出と、図柄制御基板7に、特別図柄表示装置47に賞球SW31の断線・短絡異常の表示を指示するコマンドを3秒間隔で送出する。
又、復帰処理では、賞球数異常の復帰、下受け皿満杯異常の復帰、補給球不足異常の復帰、賞球SW31の断線・短絡異常の復帰の4種類を次に示すように実行する。
【0067】
賞球数異常の復帰:
主基板1から賞球制御基板3に賞球のコマンドを送出するときに、賞球数を賞球カウンタに加算し、タイマー値にxmsを設定する。
また、賞球SW31を賞球が通過したときに賞球カウンタを通過した賞球数分減算し、タイマー値にxmsを設定する。タイマー値を減算し、タイマー値が0になった時点で賞球カウンタの値が5未満で、且つ、賞球数異常中ならば賞球数異常(不足)の復帰とする。
【0068】
また、賞球数異常(超過・不足共に)は電源投入時、又は、賞球数異常復帰信号により復帰する。賞球数異常復帰時には、主基板1から賞球制御基板3に、賞球制御基板3の初期化を指示するコマンドの送出、図柄制御基板7に、特別図柄表示装置47に賞球数異常の非表示を指示するコマンドの送出、電飾制御基板11に、賞球数復帰の電飾パターンを指示するコマンドの送出を行う。
【0069】
下受け皿満杯異常の復帰:
下受け皿満杯SW25がOFFで、且つ、下受け皿満杯異常のとき下受け皿満杯異常の復帰とする。
下受け皿満杯異常復帰時に主基板1から賞球制御基板3に、賞球払い出しの開始を指示するコマンドの送出、図柄制御基板7に、下受け皿満杯異常の非表示を指示するコマンドを送出する。
【0070】
補給数不足異常の復帰:
補給球不足SW23がONで、且つ、補給球異常中のとき補給球不足異常の復帰とする。
補給球不足異常復帰時に主基板1から賞球制御基板3に、賞球払い出しの停止解除を指示するコマンドの送出、図柄制御基板7に、特別図柄表示装置47に補給球不足異常の非表示を指示するコマンドを送出する。
【0071】
賞球SW31の断線・短絡異常の復帰:
賞球SW31がOFFで、且つ、賞球SW31の断線・短絡異常中のとき賞球SW31の断線・短絡異常復帰をする。賞球SW31の断線・短絡異常復帰時に主基板1から賞球制御基板3に賞球払い出しの停止解除を指示するコマンドの送出と、図柄制御基板7に、特別図柄表示装置47に賞球SW31の断線・短絡異常の非表示を指示するコマンドを送出する。
【0072】
以上が、S230の概略説明である。
このS230の処理後、次に行われる通常の遊技機処理(S240)では、主基板1から賞球制御基板3と、図柄制御基板7とに、特別図柄の動作状態と、普通図柄の動作状態と、払い出しとを指示するコマンドを送出する。
【0073】
特別図柄の動作状態の指示では、表2に示すように、客待ちデモンストレーション中(待機中(デモ中))、特別図柄の変動開始から確定までの間(特別図柄変動中、特別図柄確定中)、特別図柄の確定から初回の大入賞口の開放までの間(大当り中、初回インターバル中)、初回の大入賞口の開放から最終回の大入賞口の閉鎖までの間(大当り中、大入賞口開放中、閉鎖中)、最終回の大入賞口の閉鎖から特別図柄の変動開始までの間(大当り中、最終回インターバル中)、異常検出時の特別図柄、背景、キャラクタの動作(エラー中)を図柄制御基板7に指示する。
【0074】
又、払い出しの指示では、賞球制御基板3に払い出し個数の指定を行う。
S240の通常の遊技機処理の実行後、レジスタの復帰を行い(S250)、次いで、本タイマINT処理の起動による割り込み禁止を解除するINT割り込み許可を行って(S260)、本タイマINT処理ルーチンを一旦終了する。
【0075】
図7は、主基板1のMPU71のNMI処理ルーチンのフローチャートである。
このNMI処理ルーチンは、MPU71のNMI端子(Lowイネーブル)153に電源基板15から出力された停電信号のLowレベルが入力すると、起動される。
【0076】
まず、レジスタの退避を行い(S300)、次いでPORT端子155に入力した停電信号がLowレベルであるかを判断する(S310)。もし、停電信号がLowレベルでなければ、ノイズの混入であると判断して、レジスタの復帰を行って(S320)、本NMI処理をそのまま一旦終了する。
【0077】
一方、停電信号がLowレベルであれば(S310)、次に、1ms経過したかを判断し(S315)、1ms経過するまで、停電信号がLowレベルであるかの判断(S310)を繰り返す。なお、S315では、1ms経過したかを判断しているが、これは1msに限定するものではなく、他の処理に支障のない範囲で適宜変更するものであっても良い。この結果、1msの間、Low状態が継続されていれば、実際に電圧が低下していると判断して、まずスタックポインタの退避を行い(S330)、次いで約2ms経過を待って(S340)、約2ms経過したら、賞球SW31監視処理を行う(S350)。約2ms経過を待つことで、図6のタイマINT処理によって入力された賞球SW31のデータが、誤りなく入力され、記憶される。この賞球SW31監視処理は、290ms以上経過するまで行う(S360)。ここで、停電信号のLowが入力されてから通過する賞球を監視するために、290ms間としたのは、賞球制御基板3に停電信号のLowが入力されると同時に払い出された賞球が賞球SW31を通過するまでに、最大約170ms程度要するためである。
【0078】
賞球SW31監視処理を290ms行った後、RAM17のアクセスの禁止状態に移行する(S370)。このRAM17のアクセスの禁止状態になることで、RAM17に記憶されたデータが変更されることが禁止される。
ここで、主基板1への+5V(A)と、+12V(A)とによる電源供給が停止状態になって、MPU71がストップ状態に移行する。RAM17は、バックアップ電源によって記憶内容が保持されている。
【0079】
ここでRAM17にバックアップされ記憶内容が保存される情報としては、図柄制御基板7へ出力したコマンドと、これから出力するコマンドがある。保存する量は、停電からの復帰時に特別図柄表示装置47に表示する内容に依って決定される。例えば、停電からの復帰時に、大当りゲームの表示内容を最初から再現する場合には、これを再現する範囲、又は期間、つまり大当りゲームの最初に表示した図柄の情報から、大当りゲームが終了するときに表示する情報までの範囲、又は期間のデータを記憶する。また、例えば停電からの復帰時に単に大当りゲームのラウンド数だけ表示するする場合には、大当りゲーム中であることの情報と、ラウンド数の情報を記憶する。
【0080】
このMPU71がストップ状態に移行して、MPU71の停電処理が完了するまで、電源供給線DGW(A)よる+5V(A)と、+12V(A)との電源供給が確保されている。この後、電源供給線DGW(A)からの電源が遮断された後もバックアップ電源線BKWから供給されたバックアップ電源によって、記憶内容が20時間以上保持される。
【0081】
停電状態から、電源が復帰した場合の処理を、既述した図5の主制御処理ルーチンのフローチャートに基づいて説明する。
この主制御処理は、MPU71のRESET端子151に電源基板15から出力されたリセット信号がシステムリセット回路141を経由して入力すると、起動される。リセット信号は、停電状態であった電源基板15に電源が供給されたときに、出力される。
【0082】
主制御処理が起動されると、既述したように、まず、内蔵レジスタ設定処理を行い(S100)、次いでRAM17が正常かを判断し(S110)、RAM17が正常ではない場合、ここでは始業時などのように、RAM17に何等データが記憶されていない場合には、既述した初期化処理を行う(S120ないしS140)。説明は省略する。
【0083】
又、RAM17が正常である場合(S110)、ここでは図7のNMI処理によって、S370のRAM17のアクセスの禁止が行なわれ、RAM17の記憶内容が保持されている場合には、次に既述した停電復帰時コマンド作成処理(S160)を行い、次いで停電復帰処理を行う(S170)。停電復帰処理の詳細な図示は省略するが、RAM17に記憶された現況のデータに基づいて、停電発生時点の処理の続きの制御を行う。例えば、詳細を後述する停電復帰中であることの報知や表示を行ったり、賞球の未払い出し分を払い出したり、大当り遊技の続きを行う。
【0084】
以上に説明したように主基板1は、停電の発生時に賞球SW31の検出値などの入力データなどを漏らすことなく読み込んで、正常な状態で改変されることなくRAM17に格納するまで、作動する。又、停電中は記憶したデータをバックアップ電源で保持して失われることを防止し、電源が復帰した場合には、停電の直前の状態に遊技機5の状態を復帰させると共に、停電からの復帰中であることを報知する。従って、主基板1は、停電が発生しても停電から復帰すれば遊技客に不安感を与えることなく停電の発生前の状態に復帰して、遊技を継続する。
【0085】
図柄制御基板7は、電源供給線DGW(B)によって、+5V(B)と、+12V(B)との電源供給を受けており、遊技機5へのAC24Vの電源供給が停止した場合には、制御基板用電源作成回路(+5V(B) +12V(B))131が自然放電によってLow出力になるのに伴って、作動を停止し、図柄表示を停止する。
【0086】
作動を停止した状態から、遊技機5へのAC24Vの電源供給が再開すると、制御基板用電源作成回路(+5V(B) +12V(B))131から電源の供給を受け、後述するように所定の手順で再び画像の表示を行う。
図柄制御基板7は、主基板1から受信した表1に示すコマンド(C1〜C13)、停電復帰コマンド、確率表示コマンド、及びその他のコマンドに基づいて、特別図柄表示装置47に所定の特別図柄と、背景と、キャラクタとを表示する。
【0087】
ここでは、主基板1から受信した表1に示すコマンド、即ち電源投入時コマンドC1、デモ画面表示コマンドC2、変動パターンコマンドC3、左図柄表示コマンドC4、右図柄表示コマンドC5、中図柄表示コマンドC6、図柄確定表示コマンドC7、大当り開始インターバルコマンドC8、大入賞開放時コマンドC9、大当り図柄表示コマンドC10、V表示コマンドC11、ラウンド間インターバルコマンドC12、及び大当り終了インターバルコマンドC13に応じて、以下に示す処理を実行する。
【0088】
電源投入時コマンドC1を入力した場合には特別図柄表示装置47に区間0として分類される電源投入時の表示、デモ画面表示コマンドC2を入力した場合には特別図柄表示装置47に区間1として分類される待機中(デモ中)の表示、変動パターンコマンドC3、左図柄表示コマンドC4、右図柄表示コマンドC5、中図柄表示コマンドC6、図柄確定表示コマンドC7を入力した場合には特別図柄表示装置47に区間2として分類される図柄変動中及び図柄確定中の表示、大当り開始インターバルコマンドC8を入力した場合には特別図柄表示装置47に区間3として分類される大当り開始インターバル中の表示、大入賞開放時コマンドC9、大当り図柄表示コマンドC10、V表示コマンドC11、ラウンド間インターバルコマンドC12を入力した場合には特別図柄表示装置47に区間4として分類される大当り中の表示、大当り終了インターバルコマンドC13を入力した場合には特別図柄表示装置47に区間5として分類される大当り終了インターバル中の表示を行う。又、これらの処理と共に、既述したように賞球数異常の表示、下受け皿満杯異常の表示、補給数不足異常の表示、賞球SW31の断線・短絡異常の表示、賞球数異常の非表示、下受け皿満杯異常の非表示、補給数不足異常の非表示、賞球SW31の断線・短絡異常の非表示、停電復帰の表示を行い、普通図柄表示装置49に電源投入時の表示、変動パターンの表示を行う。また、停電復帰コマンドを入力した場合には、詳細を後述するように特別図柄表示装置47に、キャラクタによって「停電復帰中」と表示し、確率表示コマンドを入力した場合には、特別図柄表示装置47の背景色によって、低確率か、高確率かの別を表示する。
【0089】
この様に表1に示したコマンド、及びその他のコマンドを入力することによって表示が行われる特別図柄表示装置47は、通常時は、その入力したコマンドに基づいて、表2に示すような態様に特別図柄と、背景と、キャラクタとが表示される。
【0090】
表1に基づいて説明した区間0〜区間5におけるコマンドの遷移を図8のコマンドの遷移図に示す。図8のコマンドの遷移図では、コマンドを丸印301で表現し、表示が完全に復帰するコマンドを二重丸印303で示し、表示の一部が復帰するコマンドを破線丸印305で示す。また、停電検出及び復帰タイミングを菱形印307で示す。
【0091】
このコマンドの遷移図に示すように、区間0、区間1、区間3、及び区間5は、二重丸印303によって示される電源投入時コマンドC1、デモ画面表示コマンドC2、大当り開始インターバルコマンドC8、又は大当り終了インターバルコマンドC13が各々1個だけで、図柄表示を完成する。従って、二重丸印303によって示される区間0、区間1、区間3、及び区間5は、コマンドが1個入力するだけで表示が完全に復帰する。
【0092】
複数のコマンドが入力される区間2と、区間4とは、入力されるコマンドによって、表示が完全に復帰したり、一部が復帰する場合もある。区間2では、変動パターンコマンドC3と、図柄確定表示コマンドC7とを入力した場合に表示が完全に復帰し、区間4では、大入賞開放時コマンドC9、大当り図柄表示コマンドC10、V表示コマンドC11を入力した場合に、表示の一部が復帰し、ラウンド間インターバルコマンドC12を入力した場合に表示が完全に復帰する。
【0093】
菱形印307で示す停電検出及び復帰タイミングは、D1〜D15まで有り、D1は、区間0の電源投入時コマンドC1が出力されてから、区間1のデモ画面表示コマンドC2が出力されるまでに停電が検出され、この検出されたタイミングに基づいて停電から復帰するタイミングを決定し、D2は、区間1のデモ画面表示コマンドC2が出力されてから、区間2の変動パターンコマンドC3が出力されるまで停電が検出され、この検出されたタイミングに基づいて停電から復帰するタイミングを決定し、以下同様の表現を省略して記す。D3は、区間2の図柄確定表示コマンドC7から区間1のデモ画面表示コマンドC2の間の処理を示す。D4は、変動パターンコマンドC3から左図柄表示コマンドC4の間、D5は、左図柄表示コマンドC4から右図柄表示コマンドC5の間、D6は、右図柄表示コマンドC5から中図柄表示コマンドC6の間、D7は、中図柄表示コマンドC6から図柄確定表示コマンドC7の間の処理を示し、これらD4〜D7は、区間2で行われる処理を示す。D8は、区間2の図柄確定表示コマンドC7から区間3の大当り開始インターバルコマンドC8の間の処理を示し、D9は、区間3の大当り開始インターバルコマンドC8から区間4の大入賞開放時コマンドC9の間の処理を示す。D10は、大入賞開放時コマンドC9から大当り図柄表示コマンドC10の間の処理を示し、D11は、大当り図柄表示コマンドC10からV表示コマンドC11の間の処理を示し、D12は、V表示コマンドC11からラウンド間インターバルコマンドC12の処理を示し、D13は、大当り図柄表示コマンドC10からラウンド間インターバルコマンドC12の処理を示し、これらD10〜D13は、区間4で行われる処理を示す。D14は、区間4のラウンド間インターバルコマンドC12から大入賞開放時コマンドC9の間、又は区間5の大当り終了インターバルコマンドC13の間の処理を示し、D15は、区間5の大当り終了インターバルコマンドC13から区間2の変動パターンコマンドC3の間の処理を示す。
【0094】
停電検出及び復帰タイミングD1〜D15で停電が検出された場合には、特別図柄表示装置47の特別図柄と、背景と、キャラクタとを表3に示す復帰タイミングで、復帰する。なお、表3には該当する停電検出及び復帰タイミングD1〜D15を記入してある。
【0095】
【表3】
Figure 0003861584
上述した停電検出及び復帰タイミングD1〜D15において、停電が検出された場合には、特別図柄表示装置47は、特別の処理を行わずに、電源電圧の低下に従って表示を停止する。
【0096】
また、停電検出及び復帰タイミングD1〜D15に基づいて、停電からの復帰を行う場合には、例えば表4に示すように、停電復帰時の処理を行う。
【0097】
【表4】
Figure 0003861584
停電検出及び復帰タイミングD1、D3〜D15で停電が検出された場合の停電からの復帰は、表3に示したタイミングで、左・中・右・図柄表示コマンドC4,C5,C6と、確率表示コマンドと、停電復帰コマンドとを出力する処理を行う。
【0098】
又、停電検出及び復帰タイミングD2、つまり表3に示した待機中(デモ中)では、左・中・右・図柄表示コマンドC4,C5,C6と、確率表示コマンドと、デモ画面表示コマンドC2とを出力する処理を行う。ここで出力されるデモ画面表示コマンドC2は、30秒毎に繰り返し出力される。これにより、デモ画面表示コマンドC2が出力された状態で、停電が発生した場合に、停電からの復帰時に、即デモ画面表示コマンドC2を出力することで、特別図柄表示装置47の図柄が正常時の図柄に迅速に戻されることになる。尚、このデモ画面表示コマンドC2は、所定時間毎(例えば、30秒毎)に主基板1から出力されている。これは、図柄制御手段において、デモ画面表示コマンドC2の入力の失敗に対する対策である。
【0099】
この様にコマンドを出力し、停電検出及び復帰タイミングD1〜D15に基づいて、停電からの復帰を行った場合には、特別図柄表示装置47の特別図柄と、背景と、キャラクタとは、表5に示す状態にされるよう図柄制御基板7が構成されている。
【0100】
【表5】
Figure 0003861584
なお、通常時における確率表示コマンドは、大当り終了インターバルコマンドC13と一緒に送信される。また、これに替えて、大当り終了インターバルコマンドC13を高確率用、低確率用の2種類用意して送信するようにしても良い。この様に大当り終了インターバルコマンドC13を高確率用、低確率用の2種類用意して送信することで、コマンドの送信回数が低減される。
【0101】
また、遊技機5の異常状態においては、表2に示すように、通常状態では、「エラー中」と表示し、表5に示すように、停電復帰時には、「停電復帰中」と表示するが、上述したように所定時間毎(ここでは3秒毎)に送信される異常に関するコマンドを、図柄制御基板7が正常に受信すると、再び、「エラー中」の表示が再開され、「停電復帰中」の表示は消滅される(表3参照)。尚、異常に関するコマンドを所定時間毎(3秒毎)に送信するのは、図柄制御基板7側の受信の失敗に対する対策である。
【0102】
また、表5中の特別図柄の欄で、「表示なし」と示しているが、表4に示すように、停電から復帰する際には、左・中・右図柄表示コマンドを出力しているため、図柄制御基板7の内部では、図柄情報として復帰は行われている。よって、いつでも、遊技にとって最も重要である図柄を表示させることができるため、ここでは、「表示なし」に限る場合でなく、「表示有り」又は「即復帰」でも良い。
【0103】
次に、特別図柄表示装置47における具体的表示状態の例を複数示して、停電からの復帰時の処理の例を説明する。
図9は、例えば大当り中でラウンド1における大入賞開放時コマンドC9受信後に停電し、復帰する場合(タイミングD10)を示し、停電からの復帰時に特別図柄表示装置47が表示する図柄を示す。また、図9では、停電からの復帰処理が完全に完了するまで、「停電復帰中」の表示を行う例を示す。停電からの復帰時、即ち停電復帰時には、表4に基づいて既述したように左・中・右・図柄表示コマンドC4、C5、C6、確率表示コマンドと、停電復帰コマンドかデモ画面表示コマンドC2の何れかとが主基板1から図柄制御基板7に出力される。
【0104】
表示311は、主基板1のS170(図5参照)の停電復帰処理によって、出力された停電復帰コマンドを図柄制御基板7が受信したときに特別図柄表示装置47が表示する「停電復帰中」表示313を示す。
表示315は、停電復帰コマンドの次に、表示の1部が復帰するコマンドである大当り図柄表示コマンドC10を受信したときの特別図柄表示装置47の表示状態を示す。ここでは、「停電復帰中」表示317だけが表示されている。
【0105】
表示319は、大当り図柄表示コマンドC10の次に、表示の1部が復帰するコマンドであるV表示コマンドC11を受信したきの特別図柄表示装置47の表示状態を示す。ここでは、「停電復帰中」表示321だけが表示されている。
表示323は、V表示コマンドC11の次に、表示が完全に復帰するコマンドであるラウンド間インターバルコマンドC12を受信したときの特別図柄表示装置47の表示状態を示す。ここでは、「停電復帰中」表示325だけが表示されている。なお、表示が完全に復帰するコマンドを受信したときに「停電復帰中」表示325を消すように図柄制御基板7が構成されている場合には、「停電復帰中」表示325が消され、ラウンド間インターバル表示が行われる。
【0106】
表示327は、ラウンド間インターバルコマンドC12の次に、ラウンド2における大入賞開放時コマンドC9を受信したときの特別図柄表示装置47の表示状態を示す。ここでは、ラウンド2における大入賞開放時コマンドC9を入力することによって、遊技状態が完全に復帰した状態になったと判断して「停電復帰中」表示325が消され、ラウンド数表示329と、キャラクタ表示331とが表示される。尚、前記遊技状態が完全に復帰した状態とは、本実施例では、図8における各区間の最初のコマンドを入力したときを示す。
【0107】
図10は、例えば、大当り中で、ラウンド1における大入賞開放時コマンドC9受信後、停電し、復帰する場合(タイミングD10)を示し、停電からの復帰時に特別図柄表示装置47が表示する図柄を示す。図10も、図9と同様で停電から復帰処理が完全に完了するまで、「停電復帰中」と表示する例を示す。
【0108】
表示351は、停電復帰コマンドを図柄制御基板7が受信したときに特別図柄表示装置47が表示する「停電復帰中」表示353を示す。
表示355は、停電復帰コマンドの次に、表示の1部が復帰するコマンド(複数のコマンドで正常状態に戻るコマンド)である大当り図柄表示コマンドC10を受信しているときに特別図柄表示装置47の表示状態を示す。ここでは、「停電復帰中」表示357と、大当り図柄表示359とが表示されている。
【0109】
表示361は、大当り図柄表示コマンドC10の次に、表示の1部が復帰するコマンドであるV表示コマンドC11を受信しているときに特別図柄表示装置47の表示状態を示す。ここでは、「停電復帰中」表示367と、大当り図柄表示363と、V表示365とが表示されている。
【0110】
表示371は、V表示コマンドC11の次に、表示が完全に復帰するコマンドであるラウンド間インターバルコマンドC12を受信したときの特別図柄表示装置47の表示状態を示す。ここでは、図柄が完全復帰できないため、「停電復帰中」表示373と、大当り図柄表示375と、V表示377と、インターバル表示379とが表示されている。
【0111】
表示381は、ラウンド2における大入賞開放時コマンドC9を受信したときの特別図柄表示装置47の表示状態を示す。ここでは、遊技状態が完全復帰されるため、「停電復帰中」表示373が消され、ラウンド数表示383と、キャラクタ表示385とが表示されている。
【0112】
図11は、停電からの復帰時に特別図柄表示装置47が表示する図柄を示し、停電からの復帰時に、もう1度最初からラウンド1のアニメーションを表示すると共に、復帰処理中に入力したコマンドに対応する図柄をそのまま表示する例を示す。また、1つのコマンドで図柄を完全復帰できるコマンドを受信することにより、即ち、図柄の表示状態が完全に復帰されると、「停電復帰中」の画面を消滅させる例を示す。
【0113】
表示401は、停電復帰コマンドと、大入賞開放時コマンドC9とを図柄制御基板7が受信したときに特別図柄表示装置47が表示する「停電復帰中」表示403と、ラウンド数表示405と、キャラクタ表示407とを示す。
表示411は、停電復帰コマンドの次に、表示の1部が復帰するコマンドである大当り図柄表示コマンドC10を受信しているときの特別図柄表示装置47の表示状態を示す。ここでは、「停電復帰中」表示413と、大当り図柄表示415と、ラウンド数表示417と、キャラクタ表示419とが表示されている。
【0114】
表示421は、大当り図柄表示コマンドC10の次に、表示の1部が復帰するコマンドであるV表示コマンドC11を受信しているときの特別図柄表示装置47の表示状態を示す。ここでは、「停電復帰中」表示423と、大当り図柄表示425と、V表示427と、ラウンド数表示429と、キャラクタ表示431とが表示されている。
【0115】
表示441は、V表示コマンドC11の次に、表示が完全に復帰するコマンドであるラウンド間インターバルコマンドC12を受信しているときの特別図柄表示装置47の表示状態を示す。ここでは、「停電復帰中」表示423が消滅し、大当り図柄表示445と、V表示447と、インターバル表示449と、ラウンド数表示451と、キャラクタ表示453は表示されている。
【0116】
表示461は、ラウンド間インターバルコマンドC12の次に、ラウンド2における大入賞開放時コマンドC9を受信したときの特別図柄表示装置47の表示状態を示す。ここでは、ラウンド数表示463と、キャラクタ表示465とが表示されている。
【0117】
図9、図10、図11の表示例は、それぞれ図柄制御基板7がこの様な態様で表示するように構成されている場合の例である。
なお、図3、図4で示した電源基板15の起動と停止のタイミングチャート、停電時のタイミングチャートの説明で記した時間等は、各遊技機の各処理能力に合わせて適宜変更されても良い。
【0118】
又、既述した図8の遷移図、表1、及び表4によって説明した構成に替えて、以下に説明するようにリミッターの回数(スタート又は大当り)に関する確率変動終了指定コマンドC71を出力する構成に停電復帰中表示を行う構成としても良い。
【0119】
確率変動終了指定コマンドC71を出力する構成では、表1及び図8に示す図柄確定表示コマンドC7の後に来るように構成され、図12に示す通りである。尚、図12は便宜上、図柄確定表示コマンドC7の周辺の構成のみを示している。該確率変動終了指定コマンドC71は、図8の二重丸印303で示した、表示が完全に復帰するコマンドである。
【0120】
この場合、停電検出及び復帰タイミングは、図柄確定表示コマンドC7と確率変動終了指定コマンドC71の間を、停電検出及び復帰タイミングD71とし、その他は、基本的に図8と同じである。尚、該停電検出及び復帰タイミングD71の停電復帰する際の処理は、D3及びD7、D8と同じである。
【0121】
また、図8の停電検出及び復帰タイミングD3及びD8、また、図12の停電検出及び復帰タイミングD71における停電復帰する際の処理は、既述した通りだが、図柄確定表示コマンドC7も一緒に出力して良い。この様に構成することにより、図柄を確実に所定時間、確定させることができる。
【0122】
また、本実施例では、「停電復帰中」と表示させたが、「停電復帰中」の旨が分かる構成なら本発明の技術思想に含まれると介する。
また、本実施例では、大当りのときに関するもの(実施例では、区間4に関するもの)であったが、当然、それ以外の遊技状態でも同様である。
【0123】
また、図8における各区間の設定の仕方は、本実施例に限る場合だけでなく、その他でも良い。
次に特許請求の範囲の構成と、発明の実施の形態との対応を説明する。
なお、従属する部分に関しては、記載を省略する。
【0126】
請求項の遊技制御手段は、主基板1、動作実行手段は、賞球制御基板3、図柄制御基板7、音声制御基板9、電飾制御基板11、発射制御基板13、電源供給開始検出手段は、図5の主制御処理が起動され、S110のRAM正常かの判断で、正常と判断されるか否かで、正常であると判断されること、電源供給開始検出手段が電源供給開始状態を検出した場合は、S110のRAM正常かの判断で、正常と判断された場合、停電復帰信号出力手段は、S160、S170によって、停電復帰コマンドを主基板1から出力する構成、停電復帰中報知手段は、S160、S170によって、停電復帰コマンドを主基板1から図柄制御基板7に送信し、特別図柄表示装置47に停電復帰中の表示を行うこと、停電復帰信号出力手段が出力する停電復帰信号は、遊技制御手段から出力されるよう構成されたことは、停電復帰コマンドが主基板1から出力される構成がそれぞれ対応する。
【0127】
【図面の簡単な説明】
【図1】 主基板1と、賞球制御基板3と、図柄制御基板7と、音声制御基板9、電飾制御基板11、発射制御基板13と電源基板15との間のインタフェースに関するブロック図である。
【図2】 遊技機5の電気制御系のブロック図である。
【図3】 電源基板15の起動と停止のタイミングチャートである。
【図4】 電源基板15の停電時のタイミングチャートである。
【図5】 電源投入時、又は停電の復帰時に主基板1によって実行される主制御処理ルーチンのフローチャートである。
【図6】 MPU71にてタイマINT(2ms)が発生した場合に、主基板1によって、通常、実行されるタイマINT処理ルーチンのフローチャートである。
【図7】 主基板1のMPU71のNMI処理ルーチンのフローチャートである。
【図8】 区間0〜区間5におけるコマンドの遷移の状態を示す遷移図である。
【図9】 停電からの復帰時に特別図柄表示装置47が表示する図柄の推移の説明図である。
【図10】 停電からの復帰時に特別図柄表示装置47が表示する図柄の推移の説明図である。
【図11】 停電からの復帰時に特別図柄表示装置47が表示する図柄の推移の説明図である。
【図12】 確率変動終了指定コマンドC71を出力する場合の遷移の状態を示す遷移図である。
【符号の説明】
1…主基板、3…賞球制御基板、5…遊技機、
7…図柄制御基板、9…音声制御基板、11…電飾制御基板、
13…発射制御基板、15…電源基板、16…入力SW、
17、19…RAM、18…出力ソレノイド(出力SOL)、
21…盤用外部端子板、23…補給球不足SW、25…下受け皿満杯SW、
31…賞球SW、33…貸球SW、35…賞球モータ制御SW、
37…賞球モータ、39…振分SOL、41…枠用外部端子板、
43…金枠開放SW、45…内枠開放SW、46…状態表示器、
47…特別図柄表示装置、49…普通図柄表示装置、51…スピーカ、
53…電飾、61…タッチプレート、63…発射停止SW、
65…発射モータ、121…賞球数異常復帰SW、
123…停電信号発生回路、125…リセット信号(A)発生回路、
127…主基板及び賞球制御基板用電源作成回路(+5V(A) +12V(A) バックアップ電源)、129…リセット信号(B)発生回路、
131…制御基板用電源作成回路(+5V(B) +12V(B))、
133…電源作成回路(+32V)、
141、184…システムリセット回路、
143…停電信号受信回路、145…賞球数異常復帰信号受信回路、
147…ポート回路、149…ストローブ信号送信回路、
150…データ信号送信回路、151、189…RESET端子、153…NMI端子、155、157、193…PORT端子、
159…DATA端子、185…ストローブ信号受信回路、187…データ信号受信回路、191…INT端子、301…丸印、303…二重丸印、
305…破線丸印、307…菱形印、
311、313、315、317、319、321、323、325、327、351、353、355、357、361、367、371、373、371、373、381、401、403、411、413、421、423、441、461…表示
359、363、375、415、425、445…大当り図柄表示、
365、377、427、447…V表示、
379、449…インターバル表示、
385、407、419、431、453、465…キャラクタ表示、
405、417、429、451、463…ラウンド数表示、
BKW…バックアップ電源線、DGW(A)、DGW(B)…電源供給線、RSW…リセット信号線、TSW…停電信号線

Claims (1)

  1. 電源の供給を受け、遊技を提供する遊技制御手段と、該遊技制御手段から出力された信号に基づいて、所定の動作を行う動作実行手段とを備えた遊技機であって、
    上記遊技制御手段へ電源が供給されていない状態が第1所定時間以上続く停電状態から、電源が供給される状態になったときは、
    (a)上記電源が供給される状態になった時点Aが、上記電源が供給されていない状態の開始時から上記第1所定時間が経過した時点Bと、上記時点Bから、賞球監視処理が実行される停電処理に必要な時間である第2所定時間が経過した時点Cとの間であるならば、上記時点C以後にて、
    (b)上記時点Aが、上記時点C以後であるならば、上記遊技制御手段に供給される電源が正常状態になった時点にて、
    電源供給開始状態を検出するが、
    上記遊技制御手段へ電源が供給されていない状態が上記第1所定時間未満しか続かない瞬停状態から、電源が供給される状態になったときは、上記電源供給開始状態を検出しない電源供給開始検出手段と、
    上記電源供給開始検出手段が上記電源供給開始状態を検出した場合に、上記停電状態からの復帰中を示す停電復帰信号を出力する停電復帰信号出力手段と、
    上記停電復帰信号出力手段が上記停電復帰信号を出力した場合に、上記停電状態からの復帰中を示す復帰中報知を行う停電復帰中報知手段とを備え、
    上記停電復帰信号出力手段が出力する停電復帰信号は、上記遊技制御手段から出力されるよう構成されたことを特徴とする遊技機。
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