JP2002035337A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002035337A
JP2002035337A JP2000223697A JP2000223697A JP2002035337A JP 2002035337 A JP2002035337 A JP 2002035337A JP 2000223697 A JP2000223697 A JP 2000223697A JP 2000223697 A JP2000223697 A JP 2000223697A JP 2002035337 A JP2002035337 A JP 2002035337A
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JP
Japan
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prize
signal
game
control board
control means
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Pending
Application number
JP2000223697A
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English (en)
Inventor
Masahiro Takeuchi
正博 竹内
Yoshio Wakana
芳生 若菜
Makoto Tayui
誠 田結
Hidekatsu Takeuchi
英勝 竹内
Seiichi Yanagawa
誠市 梁川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeya Co Ltd
Original Assignee
Takeya Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機5の賞球払い出しが異常になった場合
の対応。 【解決手段】 電源基板15に賞球数異常復帰SW12
1を設け、主基板1に賞球数異常復帰信号を供給する。
主基板1は、賞球数異常復帰信号を受信したら、RAM
17の記憶データを初期値にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技の結果に応じ
て、遊技球やメダルなどの賞品を払い出す遊技機の制御
装置を制御する技術に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、大当りの抽選を
行ったり、興趣のある画像を提供する遊技機が誤った動
作を行った場合には、パチンコ球などの賞品が正確な数
量だけ払い出されない不具合が発生することがあった。
この様な場合には、例えば特開平11ー42321号公
報に開示されているように、賞品払出装置をリセットす
ることができるスイッチを操作することによって、遊技
機の動作を正常な状態に戻す技術がある。
【0003】この従来の技術は、遊技を提供する遊技制
御コンピュータと賞品払出装置とが、相互に情報を交換
することによって、賞品を過不足なく払い出す構成を備
えている場合に、対応するもので、遊技制御コンピュー
タと賞品払出装置との間の情報交換が制限される遊技機
では、以下に示すような不具合の発生が考えられる。
【0004】例えば、賞品払出装置の記憶内容がリセッ
トによって全てクリアされ、記憶されていた賞品の払い
出しが実行されなくなったにも拘わらず、遊技制御コン
ピュータは既に払い出しが済んだと判断して、遊技者に
不利益を与える。或いは、賞品払出装置が過剰に賞品を
払い出したエラーがリセットによって全てクリアされた
場合には、その過剰に賞品を払い出した情報を遊技制御
コンピュータが知ることなく通常の状態に戻され、賞品
払出装置が過剰に賞品を払い出す異常な状態が改善され
ずに済まされてしまうことが考えられる。
【0005】そこで、遊技制御コンピュータと賞品払出
装置との間の情報交換が制限される構成の遊技機であっ
ても、これらを正常な状態に戻すことが出来る技術を提
供する。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するための手段として、請求項1の発明の遊技機
は、スタート信号の入力に基づいて、所定の抽選を行
い、該抽選結果に対応する遊技を提供する遊技制御手段
と、上記遊技制御手段が遊技を提供する過程で利用する
情報を記憶する遊技過程情報記憶手段と、リセット信号
を出力するリセット信号出力手段と、上記リセット信号
が出力された場合に、上記遊技過程情報記憶手段の所定
の情報に関する記憶内容を所定状態にする記憶内容再設
定手段とを備えることを要旨とする。
【0007】これにより、遊技制御手段がスタート信号
の入力に基づいて、所定の抽選を行い、該抽選結果に対
応する遊技を提供すると共に、遊技過程情報記憶手段が
その遊技を提供する過程で利用する情報を記憶するが、
リセット信号出力手段がリセット信号を出力すると、記
憶内容再設定手段が遊技過程情報記憶手段の所定の情報
に関する記憶内容を所定状態にする。
【0008】従って、リセット信号により、遊技を提供
する過程で利用する所定の情報を所定状態にすることが
出来ることから、例えば次に示すようなことが可能であ
る。 遊技制御手段の動作が異常になって、遊技機が正常に
機能しなくなった場合に、遊技制御手段のRAMを初期
状態と同様な状態にする。これにより、遊技制御手段が
イニシャライズされ、遊技制御手段が正常化される。
【0009】遊技制御手段と他の箇所、例えば賞品払
出装置との間の整合が取れなくなってきて、例えば賞品
の払い出しに過不足が生じて、異常停止機能が働いた場
合に、遊技制御手段と他の箇所との、賞品数を一致させ
たり、両方とも賞品数をクリアさせたりして、両装置間
の整合が取れるようにする。これにより、賞品の払い出
しの過不足が解消され、異常停止が解除され、以後通常
状態に復帰する。
【0010】又、整合が取れなくなったことを表示する
表示装置や、出力装置が働いた場合に、表示装置の異常
表示や出力装置の異常出力が解除される。この結果、リ
セット信号によって遊技機が正常状態に移行され、遊技
機を利用する上で便利な機能を提供することが出来ると
いう極めて優れた効果を奏する。
【0011】請求項2の発明の遊技機は、所定の遊技を
提供すると共に、該遊技の状態に基づいて、賞品数を算
出して、賞品数信号を出力する遊技制御手段と、上記賞
品数信号に基づいて、該賞品数信号に対応した賞品を払
い出す賞品払出制御手段と、上記遊技制御手段が賞品数
信号を出力し、上記賞品払出制御手段が賞品を払い出す
過程で利用する情報を記憶する賞品払出過程情報記憶手
段と、リセット信号を出力するリセット信号出力手段
と、上記リセット信号が出力された場合に、上記賞品払
出過程情報記憶手段の所定の情報に関する記憶内容を所
定状態にする記憶内容再設定手段とを備えることを要旨
とする。
【0012】これにより、遊技制御手段が所定の遊技を
提供すると共に、その遊技の状態に基づいて、賞品数信
号を出力し、賞品払出制御手段が賞品数信号に対応した
賞品を払い出す。賞品払出過程情報記憶手段がその賞品
を払い出す過程で利用する情報を記憶するが、リセット
信号出力手段がリセット信号を出力すると、記憶内容再
設定手段が賞品払出過程情報記憶手段の所定の情報に関
する記憶内容を所定状態にする。
【0013】従って、リセット信号により、賞品を払い
出す過程で利用する所定の情報を所定状態にすることが
出来ることから、例えば次に示すようなことが可能であ
る。遊技制御手段と賞品払出制御手段との間の整合が取
れなくなってきて、例えば賞品の払い出しに過不足が生
じて、異常停止機能が働いた場合に、リセット信号を出
力して、遊技制御手段と賞品払出制御手段との賞品数を
一致させたり、両方とも賞品数をクリアさせたりして、
両装置間の整合が取れるようにする。これにより、賞品
の払い出しの過不足が解消され、異常停止が解除され、
以後通常状態に復帰する。
【0014】又、整合が取れなくなったことを表示する
表示装置や、出力装置が働いた場合に、表示装置の異常
表示や出力装置の異常出力を解除することが出来る。こ
の結果、リセット信号によって遊技機を正常状態に移行
させることができ、遊技機を利用する上で便利な機能を
提供することが出来るという極めて優れた効果を奏す
る。
【0015】請求項3の発明の遊技機は、賞品払出過程
情報記憶手段が上記遊技制御手段に設けられ、上記賞品
数信号の出力情報を記憶することを特徴とする請求項2
記載の遊技機を備えることを要旨とする。これにより、
遊技制御手段が出力した賞品数信号の出力情報が賞品払
出過程情報記憶手段に記憶される。
【0016】この結果、リセット信号により、遊技制御
手段が賞品を払い出すために出力した賞品数信号の出力
状態の記憶が所定状態にされる。例えば、遊技制御手段
と賞品払出制御手段との間の整合が取れなくなってき
て、例えば賞品数信号の出力状態が実際に払い出された
賞品の数より多くなってしまった場合に、異常停止機能
が働いたり、異常警報が出力された場合に、リセット信
号を出力して、遊技制御手段に記憶されている情報を実
際に払い出された賞品数と一致させたり、記憶されてい
る情報をクリアさせたりして、遊技制御手段と実際の払
い出し数との間の整合が取れるようにする。これによ
り、賞品の払い出しの過不足が解消され、異常停止や警
報が解除され、以後通常状態に復帰する。
【0017】この結果、リセット信号によって遊技機を
正常状態に移行させることができ、遊技機を利用する上
で便利な機能を提供することが出来るという極めて優れ
た効果を奏する。請求項4の発明の遊技機は、賞品払出
過程情報記憶手段が上記賞品払出制御手段に設けられ、
上記賞品数信号の入力情報を記憶することを特徴とする
請求項2、又は請求項3記載の遊技機を備えることを要
旨とする。
【0018】これにより、賞品払出制御手段が入力した
賞品数信号の入力情報が賞品払出過程情報記憶手段に記
憶される。この結果、リセット信号により、賞品払出制
御手段が賞品を払い出すために入力した賞品数信号の入
力状態の記憶が所定状態にされる。例えば、遊技制御手
段と賞品払出制御手段との間の整合が取れなくなってき
て、例えば賞品数信号の入力状態が実際に払い出された
賞品の数より多くなってしまった場合に、異常停止機能
が働いたり、異常警報が出力された場合に、リセット信
号を出力して、賞品払出制御手段に記憶されている情報
を実際に払い出された賞品数と一致させたり、記憶され
ている情報をクリアさせたりして、賞品払出制御手段と
実際の払い出し数との間の整合が取れるようにする。こ
れにより、賞品の払い出しの過不足が解消され、異常停
止や警報が解除され、以後通常状態に復帰する。
【0019】この結果、リセット信号によって遊技機を
正常状態に移行させることができ、遊技機を利用する上
で便利な機能を提供することが出来るという極めて優れ
た効果を奏する。請求項5の発明の遊技機は、上記記憶
内容再設定手段が上記リセット信号が入力された場合
に、上記遊技制御手段に記憶されている上記賞品数信号
の出力情報を所定状態にすることを特徴とする請求項
3、又は請求項4記載の遊技機を備えることを要旨とす
る。
【0020】これにより、記憶内容再設定手段が遊技制
御手段による賞品数信号の出力状態の記憶を所定状態に
する。従って、例えば、遊技制御手段と賞品払出制御手
段との間の整合が取れなくなってきて、例えば賞品数信
号の出力状態が実際に払い出された賞品の数より多くな
ってしまった場合に、異常停止機能が働いたり、異常警
報が出力されたとき、リセット信号を出力して、遊技制
御手段に記憶されている情報を実際に払い出された賞品
数と一致させたり、記憶されている情報をクリアさせた
りして、遊技制御手段と実際の払い出し数との間の整合
を取ることが出来る。
【0021】この結果、リセット信号によって遊技機の
状態を正常状態に移行させることができ、遊技機を利用
する上で便利な機能を提供することが出来るという極め
て優れた効果を奏する。請求項6の発明の遊技機は、上
記記憶内容再設定手段が上記リセット信号が入力された
場合に、上記賞品払出制御手段に記憶されている上記賞
品数信号の入力情報を所定状態にすることを特徴とする
請求項4、又は請求項5の何れかに記載の遊技機を備え
ることを要旨とする。
【0022】これにより、記憶内容再設定手段が賞品払
出制御手段による賞品数信号の入力状態の記憶を所定状
態にする。例えば、遊技制御手段と賞品払出制御手段と
の間の整合が取れなくなってきて、例えば賞品数信号の
入力状態が実際に払い出された賞品の数より多くなって
しまった場合に、異常停止機能が働いたり、異常警報が
出力された場合に、リセット信号を出力して、賞品払出
制御手段に記憶されている情報を実際に払い出された賞
品数と一致させたり、記憶されている情報をクリアさせ
たりして、賞品払出制御手段と実際の払い出し数との間
の整合を取る。
【0023】この結果、リセット信号によって遊技機の
状態を正常状態に移行させることができ、遊技機を利用
する上で便利な機能を提供することが出来るという極め
て優れた効果を奏する。請求項7の発明の遊技機は、上
記賞品払出制御手段によって上記賞品数信号に対応して
実際に払い出された賞品の数を検出する払出数検出手段
と、上記賞品払出過程情報記憶手段が記憶する上記賞品
数信号の情報から上記払出数検出手段が検出した賞品の
数に対応する情報を削除する払出賞品数削除手段とを加
えたことを特徴とする請求項2ないし請求項6の何れか
に記載の遊技機を備えることを要旨とする。
【0024】これにより、払出数検出手段が賞品払出制
御手段によって賞品数信号に対応して実際に払い出され
た賞品の数を検出し、払出賞品数削除手段が賞品払出過
程情報記憶手段が記憶する賞品数信号の情報から払出数
検出手段が検出した賞品の数に対応する情報を削除す
る。従って、賞品払出過程情報記憶手段は、賞品を払い
出すための情報を記憶し、この記憶した情報から実際に
賞品が払い出された情報を削除することを行っている。
【0025】これにより、賞品払出過程情報記憶手段に
記憶されている情報に基づいて、賞品が過不足なく払い
出されているか、否かを判断することが可能になる。こ
の結果、賞品の払い出しに過不足が生じた場合に、それ
を検知することが出来、しかもリセット信号によって、
その過不足が生じた状態を、是正することが可能にな
り、遊技機を利用する上で便利な機能を提供することが
出来るという極めて優れた効果を奏する。
【0026】請求項8の発明の遊技機は、上記記憶内容
再設定手段が上記リセット信号が入力された場合に、上
記賞品払出過程情報記憶手段が記憶する上記賞品数信号
の情報を削除することを特徴とする請求項3ないし請求
項7の何れかに記載の遊技機を備えることを要旨とす
る。
【0027】これにより、賞品の払い出しに過不足が生
じた場合に、それを検知した後、リセット信号によっ
て、その過不足の情報を削除して、正常な状態に是正す
ることが可能になり、遊技機を利用する上で便利な機能
を提供することが出来るという極めて優れた効果を奏す
る。
【0028】請求項9の発明の遊技機は、上記記憶内容
再設定手段が上記リセット信号が入力された場合に、上
記遊技制御手段に記憶されている上記賞品数信号の情報
と、上記賞品払出制御手段に記憶されている上記賞品数
信号の情報とを一致させる賞品数一致手段を備えたこと
を特徴とする請求項4ないし請求項7の何れかに記載の
遊技機を備えることを要旨とする。
【0029】これにより、賞品の払い出しを行う遊技制
御手段と、賞品払出制御手段との間の情報に不整合が生
じた場合に、それが検知された後、リセット信号によっ
て、賞品数一致手段がその不整合をなくして、正常な状
態に是正することが可能になり、遊技機を利用する上で
便利な機能を提供することが出来るという極めて優れた
効果を奏する。
【0030】請求項10の発明の遊技機は、上記遊技制
御手段に記憶されている上記賞品数信号の情報と、上記
賞品払出制御手段に記憶されている上記賞品数信号の情
報との差が所定状態より大きくなった場合に、エラー信
号を出力するエラー信号出力手段を加えたことを特徴と
する請求項4ないし請求項9の何れかに記載の遊技機を
備えることを要旨とする。
【0031】これにより、賞品の払い出しを行う遊技制
御手段と、賞品払出制御手段との間の情報に不整合が生
じて、それが見過ごすことが出来ないほど大きくなった
とき、エラー信号出力手段によって、エラー信号を出力
して、報知することが出来る。この報知が行われること
により、リセット信号を出力して、その不整合をなくし
て、正常な状態に是正することができ、遊技機を利用す
る上で便利な機能を提供することが出来るという極めて
優れた効果を奏する。
【0032】請求項11の発明の遊技機は、上記遊技制
御手段に電源を供給する電源供給手段と、上記電源供給
手段に取り付けられた操作手段とを加え、上記リセット
信号出力手段を上記操作手段が操作された場合に、リセ
ット信号を出力するとしたことを特徴とする請求項1な
いし請求項10の何れかに記載された遊技機を備えるこ
とを要旨とする。
【0033】これにより、電源供給手段に取り付けられ
た操作手段を操作することで、リセット信号出力手段に
リセット信号を出力させることができる。従って、遊技
機の中で、遊技内容に影響を与えることが少なく、セキ
ュリティに対する対策を高くする必要が小さい電源供給
手段に操作手段を設けたことで、遊技制御手段や賞品払
出制御手段などのように保安上、外部から操作された
り、改造されたりすることに対して、厳しく制限される
こともないので、取り付け易すさや、操作し易さを考慮
した位置に取り付けることが可能になる。
【0034】この結果、製造工数や部品数の低減を図
れ、且つ遊技機を利用する上で便利な機能を提供するこ
とが出来るという極めて優れた効果を奏する。
【0035】
【発明の実施の形態】次に発明の実施の形態を説明す
る。図1は、主基板1と、賞球制御基板3と、図柄制御
基板7と、電飾制御基板11と、電源基板15との間の
インタフェースに関するブロック図、図2は、遊技機5
の電気制御系のブロック図を示す。
【0036】遊技機5は、外観の図示を省略するが遊技
球が入賞口に入賞したら遊技球の賞品(賞球)を払い出
すと共に、興趣のある画像や音響を出力するパチンコ遊
技を提供するものであって、図2に示すように、遊技制
御を行う主基板1を中心にして、以下に示すような基板
等を備えている。
【0037】即ち、遊技機5は、詳細は省略するが主基
板1と、賞球制御基板3と、図柄制御基板7と、音声制
御基板9と、電飾制御基板11と、発射制御基板13
と、電源基板15とを備えている。主基板1には、下記
に内容を示すような入力スイッチ(入力SW)16と、
大入賞口SOL、普通電動役物SOLなどの出力ソレノ
イド(出力SOL)18と、図柄確定回数、大当り、大
入賞口などの盤用外部端子板21と、補給球不足スイッ
チ(補給球不足SW)23と、下受け皿満杯スイッチ
(下受け皿満杯SW)25とが接続されている。
【0038】入力SW16は、第1種始動口SW、特定
領域SW、大入賞口SW、普通図柄作動ゲートSW、普
通電動役物SW、普通入賞口SWなどがそれぞれスイッ
チ信号(SW信号)を主基板1に供給する。又、主基板
1は、データ信号と、ストローブ信号とを賞球制御基板
3と、図柄制御基板7と、音声制御基板9と、電飾制御
基板11とに供給することにより、概ね以下に示すよう
な処理を行う。
【0039】賞球制御基板3は、データ信号と、ストロ
ーブ信号とに基づき、賞球SW31、貸球SW33、賞
球モータ制御SW35、賞球モータ37、振分SOL3
9を利用して、遊技球を図示しない上皿に払い出すと共
に、発射制御信号を発射制御基板13に出力する。又、
賞球制御基板3には、後述する状態表示器46が取り付
けられ、枠用外部端子板41が接続される。枠用外部端
子板41には、賞球端子、球貸し端子、金枠開放端子、
内枠開放端子が設けられ、金枠開放SW43と、内枠開
放SW45とが接続されている。
【0040】図柄制御基板7は、データ信号と、ストロ
ーブ信号とに基づき、特別図柄表示装置47と、普通図
柄表示装置49とを利用して、遊技の特別図柄と、普通
図柄とを表示する。音声制御基板9は、データ信号と、
ストローブ信号とに基づき、スピーカ51を利用して、
遊技に係わる音響を出力する。
【0041】電飾制御基板11は、データ信号と、スト
ローブ信号とに基づき、LEDなどの電飾53を利用し
て、遊技に係わる電飾パターンを発生する。発射制御基
板13は、発射制御信号を入力し、タッチプレート61
と、発射停止SW63と、発射モータ65とに接続さ
れ、遊技球の発射を制御する。
【0042】以上に概略を説明した主基板1と、賞球制
御基板3と、図柄制御基板7と、音声制御基板9と、電
飾制御基板11と、発射制御基板13とには、電源基板
15からのリセット信号線RSWと、電源供給線DGW
とが接続されている。リセット信号線RSWは、主基板
1と、賞球制御基板3と、図柄制御基板7と、音声制御
基板9と、電飾制御基板11と、発射制御基板13とを
電源基板15から一括して、リセットするためのもので
あって、主として、電源供給開始時の初期化に用いられ
る。
【0043】電源供給線DGWは、主基板1と、賞球制
御基板3と、図柄制御基板7と、音声制御基板9と、電
飾制御基板11と、発射制御基板13とがそれぞれ動作
するために必要な電力を供給する。又、電源基板15か
らは、停電信号線TSWと、バックアップ電源線BKW
とが主基板1と、賞球制御基板3とに接続されている。
【0044】停電信号線TSWと、バックアップ電源線
BKWとが供給される主基板1と、賞球制御基板3と
は、共に周知のマイクロコンピュータを構成するCP
U、ROM、RAM17、19を備えており、バックア
ップ電源線BKWは、電源供給線DGWが供給する電力
が低下した後もRAM17、19のデータを保持するた
めに必要なバックアップ電源を供給する。ここでは、バ
ックアップ電源線BKWに電力を供給する電源基板15
は、遊技機5に供給されていた電源が遮断されて後、2
0時間以上バックアップ電源を供給する能力を有する。
【0045】次に、図1に基づいて、電源基板15と、
主基板1と、賞球制御基板3と、図柄制御基板7と、電
飾制御基板11との間で、電源供給と信号供給とを行う
構成を説明する。なお、詳細な構成の説明は省略する。
電源基板15は、主基板1と、賞球制御基板3と、図柄
制御基板7と、電飾制御基板11とに、電源供給と信号
供給とを行うために、賞球数異常復帰SW121と、停
電信号発生回路123と、リセット信号(A)発生回路
125と、主基板及び賞球制御基板用電源作成回路(+
5V(A) +12V(A) バックアップ電源)12
7と、リセット信号(B)発生回路129と、制御基板
用電源作成回路(+5V(B) +12V(B))13
1と、電源作成回路(+32V)133とを備えてい
る。
【0046】賞球数異常復帰SW121は、遊技機5の
裏側から操作可能な位置に取り付けられている押しボタ
ンスイッチ構造であって、電源基板15上に取り付けら
れている。なお、押しボタン構造に替えて、所定の鍵に
よって操作するキースイッチ構造としても良い。賞球数
異常復帰SW121には、賞球数異常復帰線SISWが
接続されている。賞球数異常復帰線SISWは、主基板
1に接続されている。接続先の詳細に関しては、後述す
る。
【0047】停電信号発生回路123は、図3の電源基
板15の起動と停止のタイミングチャート、及び図4の
電源基板15の停電時のタイミングチャートに示す停電
信号を出力する構成を有する。ここでは図3のに示す
ように、電源+5V(A)、+12V(A)、十32V
が正常な状態で、AC24Vが20ms以上の停電状態
でない場合に、停電信号がHi(高レベル)出力され
る。又、図4のに示すように、AC24Vが20ms
以上で、300ms未満の停電が発生した場合に、Lo
w出力される。AC24Vが復帰すると、図4のに示
すようにHi出力される。
【0048】リセット信号(A)発生回路125は、図
3の電源基板15の起動と停止のタイミングチャート、
及び図4の電源基板15の停電時のタイミングチャート
に示すリセット信号(A)を出力する構成を有する。こ
こでは、図3のに示すように、停電信号がHi出力さ
れてから10ms経過後、Hi出力される。又、に示
すように、停電信号Low出力開始から300ms経過
後Low出力する。図4のに示すように、停電信号L
ow出力開始から300ms経過後Low出力する。
【0049】主基板及び賞球制御基板用電源作成回路
(+5V(A) +12V(A) バックアップ電源)
127は、+5V(A) +12V(A)電源が、AC
24Vがダウン後、自然放電によってLow出力にな
る。バックアップ電源は、図3のに示すように、停電
復帰保証時間(電気二重層コンデンサの放電時間、約2
0時間)を経過するまで、電源を供給する。
【0050】リセット信号(B)発生回路129は、図
3のに示すように、停電信号がHi出力されてから1
0ms経過後、Hi出力される。又、に示すように、
20ms以上の停電が発生したとき、Low(低レベ
ル)出力される。制御基板用電源作成回路(+5V
(B) +12V(B))131は、AC24Vがダウ
ン後、自然放電によってLow出力になる。
【0051】電源作成回路(+32V)133は、AC
24Vがダウン後、自然放電によってLow出力にな
る。電源基板15から電源や信号を入力する主基板1
は、図1に示すように、CPU,ROM,RAM17等
を備えたマイクロ制御ユニット(MPU)71と、この
MPU71に接続されたシステムリセット回路141
と、停電信号受信回路143と、賞球数異常復帰信号受
信回路145と、ポート回路147と、ストローブ信号
送信回路149と、データ信号送信回路150とを備え
ている。
【0052】MPU71は、RESET端子151と、
NMI端子153と、PORT端子155、157と、
DATA端子159とを備えている。なお、例えばNM
I端子153の様に、「NMI」の文字の上のラインで
ある、ローイネーブルを示すラインは、図面にのみ記載
し、明細書中では、記載を省略する。MPU71、83
の端子の説明に用いる各記号に関しては、特に説明のな
い限り米国ザイログ社の商標「Z80」で表示されるマ
イクロプロセッサーの規格に準拠する。
【0053】RESET端子151は、リセット信号線
RSWに接続されたシステムリセット回路141が接続
されており、システムリセット回路141を介して、リ
セット信号(A)を入力する。なお、MPU71の動作
の説明に関しては、後述する。
【0054】NMI端子153と、PORT端子155
は、停電信号線TSWに接続された停電信号受信回路1
43が接続されており、停電信号受信回路143を介し
て、停電信号を入力する。PORT端子157は、賞球
数異常復帰線SISWに接続された賞球数異常復帰信号
受信回路145が接続されており、賞球数異常復帰信号
受信回路145を介して、賞球数異常復帰信号を入力す
る。
【0055】DATA端子159は、ポート回路147
を介して、ストローブ信号送信回路149と、データ信
号送信回路150とにデータを出力することによって、
賞球制御基板3と、図柄制御基板7と、電飾制御基板1
1とを制御するためのストローブ信号と、データ信号と
を出力する。ストローブ信号は、ストローブ信号線ST
BWに出力され、データ信号は、データ信号線DATA
Wに出力される。
【0056】電源基板15と主基板1とから電源や信号
を入力する賞球制御基板3は、図1に示すように、CP
U,ROM,RAM19等を備えたマイクロ制御ユニッ
ト(MPU)83と、このMPU83に接続されたシス
テムリセット回路161と、停電信号受信回路163
と、ストローブ信号受信回路165と、データ信号受信
回路167と、ポート回路169と、発射制御信号出力
回路171とを備えている。
【0057】MPU83は、RESET端子173と、
NMI端子175と、PORT端子177、181と、
INT端子179と、DATA端子183とを備えてい
る。RESET端子173は、リセット信号線RSWに
接続されたシステムリセット回路161が接続されてお
り、システムリセット回路161を介して、リセット信
号(A)を入力する。なお、MPU83の動作の説明に
関しては、後述する。
【0058】NMI端子175と、PORT端子177
は、停電信号線TSWに接続された停電信号受信回路1
63が接続されており、停電信号受信回路163を介し
て、停電信号を入力する。INT端子179と、POR
T端子181は、ストローブ信号線STBWに接続され
たストローブ信号受信回路165が接続されており、ス
トローブ信号受信回路165を介して、ストローブ信号
を入力する。
【0059】DATA端子183は、データ信号線DA
TAWに接続されたデータ信号受信回路167と、ポー
ト回路169とを介して、データ信号を入力する。又、
データ信号受信回路167の出力は、発射制御信号出力
回路171に接続されている。
【0060】電源基板15と主基板1とから電源や信号
を入力する図柄制御基板7は、図1に示すように、CP
U,ROM,RAM等を備えたマイクロ制御ユニット
(MPU)181と、このMPU181に接続されたシ
ステムリセット回路184と、ストローブ信号受信回路
185と、データ信号受信回路187とを備えている。
【0061】MPU181は、RESET端子189
と、INT端子191と、PORT端子193とを備え
ている。RESET端子189は、リセット信号線RS
Wに接続されたシステムリセット回路184が接続され
ており、システムリセット回路184を介して、リセッ
ト信号(B)を入力する。なお、MPU181の動作の
説明に関しては、後述する。
【0062】INT端子191は、ストローブ信号線S
TBWに接続されたストローブ信号受信回路185が接
続されており、ストローブ信号受信回路185を介し
て、ストローブ信号を入力する。PORT端子193
は、データ信号線DATAWに接続されたデータ信号受
信回路187を介して、データ信号を入力する。
【0063】電源基板15と主基板1とから電源や信号
を入力する電飾制御基板11は、図1に示すように、C
PU,ROM,RAM等を備えたマイクロ制御ユニット
(MPU)201と、このMPU201に接続されたシ
ステムリセット回路203と、ストローブ信号受信回路
205と、データ信号受信回路207とを備えている。
【0064】MPU201は、RESET端子209
と、INT端子211と、PORT端子213とを備え
ている。RESET端子209は、リセット信号線RS
Wに接続されたシステムリセット回路203が接続され
ており、システムリセット回路203を介して、リセッ
ト信号(B)を入力する。なお、MPU201の動作の
説明に関しては、後述する。
【0065】INT端子211は、ストローブ信号線S
TBWに接続されたストローブ信号受信回路205が接
続されており、ストローブ信号受信回路205を介し
て、ストローブ信号を入力する。PORT端子213
は、データ信号線DATAWに接続されたデータ信号受
信回路207を介して、データ信号を入力する。
【0066】図5は、電源投入時や停電復帰時に主基板
1によって実行される主制御処理ルーチンのフローチャ
ートである。この主制御処理ルーチンは、リセット信号
(A)のHiが主基板1に入力された場合に起動され
る。まず、MPU71の内蔵レジスタ設定処理を行い
(S100)、ついでMPU71に取り付けられている
RAM17が正常であるかを判断する(S110)。電
源の投入時は、RAM17が正常ではないと判断され、
次にRAM17の初期化処理を行う(S120)。その
後、電源投入時コマンド作成を行う(S130)。この
電源投入時コマンドは、賞球制御基板3、図柄制御基板
7、音声制御基板9、電飾制御基板11に対して、電源
投入時に送り出されるもので、後述するタイマINT処
理によって、実際に出力される。この電源投入時コマン
ドが、賞球制御基板3、図柄制御基板7、音声制御基板
9、電飾制御基板11に出力されることで、次の様な処
理が行われる。
【0067】賞球制御基板3は、賞球制御基板3の初期
化、(作業領域の初期化)を行う。図柄制御基板7は、
特別図柄表示装置47と、普通図柄表示装置49の電源
投入時の表示(図柄、背景など)の指定を行う。音声制
御基板9は、無音の指定を行う。
【0068】電飾制御基板11は、待機中の電飾パター
ンの指定を行う。S130のコマンド作成後、次に内
部、及び外部の全割り込み要因を許可するINT割り込
みの許可を行い(S140)、乱数更新処理を繰り返す
(S150)。
【0069】これにより、INT割込が許可され、抽選
用の乱数の作成が行われる。又、S110の判断で、R
AM17が正常であると判断された場合、即ち停電から
の復帰時である場合には、次に詳細を後述する停電復帰
時コマンド作成を行い(S160)、停電復帰処理を実
行する(S170)。
【0070】図6は、MPU71にてタイマINT(2
ms)が発生した場合に、主基板1によって、通常、実
行されるタイマINT処理ルーチンのフローチャートで
ある。まずレジスタの退避処理を行い(S200)、次
いで出力処理を行って(S210)、入力処理を行う
(S220)。出力処理では、MPU71から外部にデ
ータを出力する。出力処理としては、S230によって
行われる賞球数異常の復帰によって、主基板1から賞球
制御基板3と、図柄制御基板7と、電飾制御基板11と
に後述するコマンドを出力する処理がある。コマンド
は、ストローブ信号と、データ信号とによって伝送され
る。入力処理では、MPU71の外部からデータを入力
する。入力処理としては、電源基板15に取り付けられ
ている賞球数異常復帰SW121の操作状態を入力する
処理がある。
【0071】次に異常検出、復帰処理を行い(S23
0)、通常の遊技機処理を行う(S240)。異常検出
処理では、賞球数異常、下受け皿満杯異常、補給球不足
異常、賞球SW31の断線・短絡異常の4種類を次に示
すように検出する。 賞球数異常の検出:主基板1から賞球制御基板3に賞球
のコマンドを送出するときに、賞球数を賞球カウンタに
加算し、タイマー値にxmsを設定する。
【0072】また、賞球SW31を賞球が通過したとき
に賞球カウンタを通過した賞球数分減算し、タイマー値
にxmsを設定する。タイマー値を減算し、タイマー値
が0になった時点で賞球カウンタの値が5以上ならば賞
球数異常(不足)とする。
【0073】また、賞球カウンタを減算し0未満になっ
た場合も賞球数異常(超過)とする。賞球数異常の検出
時には、主基板1から図柄制御基板7に、特別図柄表示
装置47に賞球数異常の表示を指示するコマンドを送出
し、電飾制御基板11に、賞球数異常の電飾パターンを
表示させるコマンドを送出する。
【0074】下受け皿満杯異常の検出:下受け皿満杯S
W25がONのとき下受け皿満杯異常とする。下受け皿
満杯異常時に主基板1から賞球制御基板3に賞球払い出
しの停止を指示するコマンドの送出と、図柄制御基板7
に、特別図柄表示装置47に下受け皿満杯異常の表示を
指示するコマンドを送出する。
【0075】補給球不足異常の検出:補給球不足SW2
3がOFFのとき補給球不足異常とする。補給球不足異
常時に主基板1から賞球制御基板3に賞球払い出しの停
止を指示するコマンドの送出と、図柄制御基板7に、特
別図柄表示装置47に補給球不足異常の表示を指示する
コマンドを送出する。
【0076】賞球SW31の断線・短絡異常の検出:賞
球SW31が1996ms以上ONのとき賞球SW31
の断線・短絡異常とする。賞球SW31の断線・短絡異
常時に主基板1から賞球制御基板3に賞球払い出しの停
止を指示するコマンドの送出と、図柄制御基板7に、特
別図柄表示装置47に賞球SW31の断線・短絡異常の
表示を指示するコマンドを送出する。
【0077】又、復帰処理では、賞球数異常の復帰、下
受け皿満杯異常の復帰、補給球不足異常の復帰、賞球S
W31の断線・短絡異常の復帰の4種類を次に示すよう
に実行する。 賞球数異常の復帰:主基板1から賞球制御基板3に賞球
のコマンドを送出するときに、賞球数を賞球カウンタに
加算し、タイマー値にxmsを設定する。
【0078】また、賞球SW31を賞球が通過したとき
に賞球カウンタを通過した賞球数分減算し、タイマー値
にxmsを設定する。タイマー値を減算し、タイマー値
が0になった時点で賞球カウンタの値が5未満で且つ、
賞球数異常中ならば賞球数異常(不足)の復帰とする。
【0079】また、賞球数異常(超過・不足共に)は電
源投入時又は、賞球数異常復帰信号により復帰する。賞
球数異常復帰時には、主基板1から賞球制御基板3に、
賞球制御基板3の初期化を指示するコマンドの送出、図
柄制御基板7に、特別図柄表示装置47に賞球数異常の
非表示を指示するコマンドの送出、電飾制御基板11
に、賞球数復帰の電飾パターンを指示するコマンドの送
出を行う。
【0080】下受け皿満杯異常の復帰:下受け皿満杯S
W25がOFFで且つ、下受け皿満杯異常のとき下受け
皿満杯異常の復帰とする。下受け皿満杯異常復帰時に主
基板1から賞球制御基板3に、賞球払い出しの開始を指
示するコマンドの送出、図柄制御基板7に、下受け皿満
杯異常の非表示を指示するコマンドを送出する。
【0081】補給数不足異常の復帰:補給球不足SW2
3がONで且つ、補給球異常中のとき補給球不足異常の
復帰とする。補給球不足異常復帰時に主基板1から賞球
制御基板3に、賞球払い出しの停止解除を指示するコマ
ンドの送出、図柄制御基板7に、特別図柄表示装置47
に補給球不足異常の非表示を指示するコマンドを送出す
る。
【0082】賞球SW31の断線・短絡異常の復帰:賞
球SW31がOFFで且つ、賞球SW31の断線・短絡
異常中のとき賞球SW31の断線・短絡異常復帰をす
る。賞球SW31の断線・短絡異常復帰時に主基板1か
ら賞球制御基板3に賞球払い出しの停止解除を指示する
コマンドの送出と、図柄制御基板7に、特別図柄表示装
置47に賞球SW31の断線・短絡異常の非表示を指示
するコマンドを送出する。
【0083】以上が、S230の概略説明である。この
S230の処理後、次に行われる通常の遊技機処理(S
240)では、主基板1から賞球制御基板3と、図柄制
御基板7とに、特別図柄の動作状態と、普通図柄の動作
状態と、払い出しとを指示するコマンドを送出する。
【0084】特別図柄の動作状態の指示では、詳細な説
明は省略するが客待ちデモンストレーション中、特別図
柄の変動開始から確定までの間、特別図柄の確定から初
回の大入賞口の開放までの間、初回の大入賞口の開放か
ら最終回の大入賞口の閉鎖までの間、最終回の大入賞口
の閉鎖から特別図柄の変動開始までの間、異常検出時の
動作を図柄制御基板7に指示する。
【0085】又、払い出しの指示では、賞球制御基板3
に払い出し個数の指定を行う。S240の通常の遊技機
処理の実行後、レジスタの復帰を行い(S250)、次
いで、本タイマINT処理の起動による割り込み禁止を
解除するINT割り込み許可を行って(S260)、本
タイマINT処理ルーチンを一旦終了する。
【0086】図7は、主基板1のMPU71のNMI処
理ルーチンのフローチャートである。このNMI処理ル
ーチンは、MPU71のNMI端子153に電源基板1
5から出力された停電信号が入力すると、起動される。
【0087】まず、レジスタの退避を行い(S30
0)、次いでPORT端子155に入力した停電信号が
約1msの間、Low状態が継続されているかを判断す
る(S310)。停電信号が約1msの間、Low状態
で継続されていなければ、ノイズの混入であると判断し
て、レジスタの復帰を行って(S320)、本NMI処
理をそのまま一旦終了する。
【0088】停電信号が約1msの間、Low状態で継
続されたと判断した場合は、実際に電圧が低下している
と判断して、まずスタックポインタの退避を行い(S3
30)、次いで約2ms経過を待って(S340)、約
2ms経過したら、賞球SW31監視処理を行う(S3
50)。約2ms経過を待つことで、図6のタイマIN
T処理によって入力された賞球SW31のデータが、誤
りなく入力され、記憶される。この賞球SW31監視処
理は、290ms以上経過するまで行う(S360)。
ここで、停電信号のLowが入力されてから通過する賞
球を監視するために、290ms間としたのは、賞球制
御基板3に停電信号のLowが入力されると同時に払い
出された賞球が賞球SW31を通過するまでに、最大約
170ms程度要するためである。
【0089】賞球SW31監視処理を290ms行った
後、RAM17のアクセスの禁止状態に移行する(S3
70)。このRAM17のアクセスの禁止状態になるこ
とで、RAM17に記憶されたデータが変更されること
が禁止され、電源供給線DGWからの電源が遮断された
後もバックアップ電源線BKWから供給されたバックア
ップ電源によって、記憶内容が保持される。
【0090】このバックアップ電源線BKWから供給さ
れたバックアップ電源によって、RAM17の記憶内容
が保持されている状態は、電源切断後約20時間保持さ
れる。停電状態から、電源が復帰した場合の処理を、既
述した図5の主制御処理ルーチンのフローチャートに基
づいて説明する。
【0091】この主制御処理は、MPU71のRESE
T端子151に電源基板15から出力されたリセット信
号がシステムリセット回路141を経由して入力する
と、起動される。リセット信号は、停電状態であった電
源基板15に電源が供給されたときに、出力される。
【0092】主制御処理が起動されると、既述したよう
に、まず、内蔵レジスタ設定処理を行い(S100)、
次いでRAM17が正常かを判断し(S110)、RA
M17が正常ではない場合、ここでは始業時などのよう
に、RAM17に何等データが記憶されていない場合に
は、既述した以下の初期化処理を行う(S120ないし
S140)。説明は省略する。
【0093】又、RAM17が正常である場合(S11
0)、ここでは図7のNMI処理によって、S370の
RAM17のアクセスの禁止が行なわれ、RAM17の
記憶内容が保持されている場合には、次に既述した停電
復帰時コマンド作成処理(S160)を行い、次いで停
電復帰処理を行う(S170)。停電復帰処理の詳細な
図示は省略するが、RAM17に記憶された現況のデー
タに基づいて、停電発生時点の処理の続きに制御を移行
させる。例えば、賞球を払い出したり、大当り遊技の続
きを行う。
【0094】以上に説明したように主基板1は、停電の
発生時に賞球SW31の検出値などの入力データなどを
漏らすことなく読み込んで、正常な状態で改変されるこ
となくRAM17に格納し、停電中はバックアップ電源
で保持して失われることを防止し、電源が復帰した場合
には、停電の直前の状態に遊技機5の状態を復帰させ
る。従って、主基板1は、停電が発生しても停電から復
帰すれば停電の発生前の状態に復帰する。
【0095】次に、賞球制御基板3の処理を説明する。
図8は、電源投入時や停電復帰時に賞球制御基板3によ
って実行される主制御処理ルーチンのフローチャートで
ある。この主制御処理ルーチンは、リセット信号(A)
のHiが賞球制御基板3に入力された場合に起動され
る。まず、MPU83の内蔵レジスタ設定処理を行い
(S400)、ついでMPU83に取り付けられている
RAM19が正常であるかを判断する(S410)。電
源の投入時は、RAM19が正常ではないと判断され、
次にRAM19の初期化処理を行う(S420)。その
後、本主制御処理が起動されたときに、禁止された割り
込み禁止を解除するINT割り込みの許可を行い(S4
30)、待機状態となる。
【0096】又、S410の判断で、RAM19が正常
であると判断された場合、即ち停電から復帰した場合に
は、詳細を後述する停電復帰処理を実行する(S44
0)。図9は、MPU83にてタイマINT(1ms)
が発生した場合に、賞球制御基板3によって、1ms毎
に実行されるタイマINT処理ルーチンのフローチャー
トである。
【0097】まずレジスタの退避処理を行い(S50
0)、次いで本タイマINT処理の起動時に禁止された
割り込みを解除するINT割り込み許可を行って(S5
10)、割り込み処理による出力処理と(S520)、
入力処理とを行う(S530)。出力処理では、MPU
83から外部にデータを出力し、入力処理では、MPU
83の外部からデータを入力する。
【0098】次に異常検出、復帰処理を行い(S54
0)、賞球処理と(S550)、貸球処理と(S56
0)を行う。異常検出処理では、賞球モータ37異常、
貸球賞球異常、通信異常、貸球SW33異常及び、カー
ドユニット未接続異常、カードユニット通信異常の6種
類を次に示すように検出する。
【0099】賞球モータ37異常:図示しない賞球払出
装置に補給された遊技球に異物が混入していると、賞球
払出動作中、または、貸球払出動作中に賞球モータ37
が動作不能になる。賞球制御基板3は、この状態を賞球
モータ制御SW35によって賞球モータ37の回転の有
無から検出する。
【0100】賞球制御基板3が賞球モータ37の回転を
検出できなかった場合、賞球モータ37の回転を再度実
行する動作を繰り返し、再度、賞球モータ37の回転を
検出できなかった場合には、賞球制御基板3内にある状
態表示器46へ専用コード「1」を表示する。
【0101】通信異常:賞球制御基板3は、主基板1か
らコマンドを受信した時、正常なコマンドと判断されな
い場合、賞球制御基板3内にある状態表示器46へ専用
コード「2」を表示する。
【0102】貸球SW33異常:賞球制御基板3が貸球
SW33の異常が発生した場合、貸球払出動作を停止
し、賞球制御基板3内にある状態表示器46へ専用コー
ド「3」を表示する。 貸球賞球異常:賞球制御基板3は、賞球払出動作中に、
貸球SW33で遊技球を検出した場合、若しくは、貸球
払出動作中に賞球SW31で遊技球を検出した場合、払
出動作を停止し、賞球制御基板3内にある状態表示器4
6へ専用コード「4」を表示する。
【0103】カードユニット未接続異常:賞球制御基板
3は、図示しないカードユニットが未接続の場合、貸球
払出動作は行わず、また、発射制御基板13の動作も停
止させる。賞球制御基板3内にある状態表示器46へ専
用コード「5」を表示する。
【0104】カードユニット通信異常:賞球制御基板3
は、図示しないカードユニットとの通信異常が検出され
た場合、賞球制御基板3内にある状態表示器46へ専用
コード「6」を表示する。又、異常復帰時処理では、次
に示す処理を行う。
【0105】賞球モータ37異常復帰:賞球制御基板3
が正常な動作を行える状態になった時点で、異常復帰と
なる。賞球制御基板3内にある状態表示器46へ正常コ
ード「0」を表示する。 通信異常復帰:賞球制御基板3は、主基板1から送り出
されるコマンドを正常に受信した場合、異常復帰とな
る。
【0106】賞球制御基板3内にある状態表示器46へ
正常コード「0」を表示する。 貸球SW33異常復帰:賞球制御基板3は、貸球SW3
3の断線状態及び短絡状態を監視する。貸球SW33が
回復した時点で異常復帰となる。
【0107】賞球制御基板3内にある状態表示器46へ
正常コード「0」を表示する。 貸球賞球異常復帰:賞球制御基板3は、主基板1から送
り出されるコマンドを受信し、異常復帰となる。
【0108】賞球制御基板3内にある状態表示器46へ
正常コード「0」を表示する。 カードユニット末接続異常復帰:賞球制御基板3に図示
しないカードユニットを接続することにより異常復帰と
なる。賞球制御基板3内にある状態表示器46へ正常コ
ード「0」を表示する。
【0109】カードユニット通信異常復帰:図示しない
カードユニットを正常な物に交換するなどして正常動作
が行われた場合、賞球制御基板3内にある状態表示器4
6へ正常コード「0」を表示する。以上のS540の異
常検出、復帰処理の後、賞球処理が行われる(S55
0)。賞球処理が行われる賞球制御基板3は、主基板1
から、賞球に関するRAM19の初期化を行うコマンド
の入力と、停電復帰後に賞球払出動作を再開させるコマ
ンドの入力と、賞球払出動作を停止させるコマンドの入
力と、賞球払い出し個数の指定数分払い出しのコマンド
の入力とを行う。
【0110】そして、賞球処理では、賞球制御基板3
が、主基板1からの受信を完了すると受信したコマンド
に対応した、賞球数を払い出す処理を行う。又、次の貸
球処理では(S560)、図示しないカードユニットと
通信を行って、貸球払い出し動作を行う。
【0111】以上の貸球の払い出しまでの完了後、レジ
スタの復帰を行って(S570)、本ルーチンを一旦終
了する。以上に説明したタイマINT処理により、賞球
制御基板3が主基板1からの指令に基づいて、賞球や、
貸球を払い出す処理が実行される。
【0112】図10は、MPU83のINT端子179
にストローブ信号のLowが入力される毎に起動される
INT処理ルーチンのフローチャートである。このIN
T処理が起動されると、まずレジスタの退避処理を行い
(S600)、次いで受信処理を行う(S610)。受
信処理では、DATA端子183に入力しているデー
タ、ここでは主基板1から賞球制御基板3に供給される
既述したコマンドを読み取る処理を行う。この読み込ん
だコマンドは、図9に示したタイマINT処理の入力処
理(S530)で読み込まれ、S540〜S560の処
理で用いられる。
【0113】S610の受信処理を行って後、レジスタ
の復帰(S620)を行い、次いで、本INT処理の起
動時に禁止された割り込みを解除するINT割り込み許
可を行って(S630)、本ルーチンを一旦終了する。
以上に説明した図10のINT処理により、主基板1か
ら出力されたコマンドが賞球制御基板3に入力される。
【0114】上述したように賞球や貸球の払い出しを行
っている賞球制御基板3のNMI端子175に停電信号
のLowが入力されると、図11に示すNMI処理がM
PU83にて起動される。まず、PORT端子177へ
の停電信号の入力状態に基づいて、NMIのLowが約
1ms継続しているかを判断する(S700、S71
0)。継続していなければ、適切な停電信号ではないと
判断して、本ルーチンをそのまま一旦終了する。
【0115】又、約1ms以上継続していれば、次に賞
球モータ37の停止処理を行って(S720)、賞球が
払い出されることを停止する。次いで、INT処理中で
あれば(S730)、処理中のINT処理を継続して終
了させ(S740)、コマンドの入力を完了させる。
【0116】INT処理が完了、又は処理中でなけれ
ば、次にレジスタの退避と(S750)、スタックポイ
ンタの退避とを行って(S760)、次のS770〜S
800の賞球SW31と貸球SW33とを290ms
間、監視する処理を行う。この趣旨は、既述したS34
0〜S360と同じであり、賞球制御基板3に停電信号
のLowが入力されると同時に払い出された賞球や貸球
が賞球SW31や貸球SW33を通過するまでに、最大
約170ms程度要するためである。
【0117】賞球SW31、貸球SW33の監視処理を
290ms行った後、RAM19のアクセスの禁止状態
に移行する(S810)。このRAM19のアクセスの
禁止状態になることで、RAM19に記憶されたデータ
が変更されることが禁止され、電源供給線DGWからの
電源が遮断された後もバックアップ電源線BKWから供
給されたバックアップ電源によって、記憶内容が保持さ
れる。
【0118】上述したNMI処理により停電状態に移行
した賞球制御基板3は、電源が復帰した時に電源基板1
5から出力されるリセット信号がRESET端子151
に入力されると、既述した図8の主制御処理によって、
RAM19が正常と判断されS440の停電復帰処理に
移行して、スタックポインタの復帰及び、レジスタの復
帰を行い、その後、処理を中断した箇所から継続する。
【0119】ここでは、停電復帰後に賞球制御基板3は
主基板1から送り出された再開コマンドを受信し、未払
いの場合残りの賞球動作を継続した後、通常時処理へ移
行する。以上に説明した遊技機5の主基板1と、賞球制
御基板3と、電源基板15とは、遊技機5への電源の供
給が停止されると、電源基板15から停電信号が出力さ
れた、主基板1のRAM17と、賞球制御基板3のRA
M19の記憶内容が変更されないようにしてから、バッ
クアップ電源によって、記憶内容が保持される。
【0120】これにより、停電の発生時点の遊技機5の
主基板1と、賞球制御基板3との現況が停電中も保存さ
れる。この結果、停電の復旧後、電源電圧が適切な値に
戻ると、電源基板15がリセット信号を主基板1と、賞
球制御基板3とに供給すると、RAM17、19の記憶
内容に基づいて、遊技機5の主基板1と、賞球制御基板
3とが停電の発生前の状態に戻される。
【0121】図柄制御基板7は、主基板1から受信した
コマンドに基づいて、特別図柄表示装置47と、普通図
柄表示装置49とに所定の図柄を表示する。ここでは、
受信したコマンドに応じて、特別図柄表示装置47に電
源投入時の表示、客待ちデモンストレーションの表示、
遊技図柄の表示、大当り図柄の表示、V表示、大入賞口
の開放回数の表示、大当り終了の表示、賞球数異常の表
示、下受け皿満杯異常の表示、補給数不足異常の表示、
賞球SW31の断線・短絡異常の表示、賞球数異常の非
表示、下受け皿満杯異常の非表示、補給数不足異常の非
表示、賞球SW31の断線・短絡異常の非表示、停電復
帰の表示を行い、普通図柄表示装置49に電源投入時の
表示、変動パターンの表示を行う。
【0122】電飾制御基板11は、主基板1から受信し
たコマンドに基づいて、LEDなどの電飾53に、待機
中の電飾パターン、遊技図柄に対応した電飾パターン、
特別図柄の停止に対応した電飾パターン、大当り開始の
電飾パターン、大入賞口開放中の電飾パターン、大入賞
口開放間インターバルの電飾パターン、大当り終了の電
飾パターン、賞球数異常の電飾パターン、賞球数復帰の
電飾パターン、特別図柄保留LEDの電飾パターン、普
通図柄保留LEDの電飾パターン、確率変動ランプの電
飾パターンを実行する。
【0123】次に特許請求の範囲の構成と、発明の実施
の形態との対応を説明する。なお、従属する部分に関し
ては、記載を省略する。請求項1の遊技制御手段は、主
基板1、遊技過程情報記憶手段は、RAM17、19、
リセット信号出力手段は、賞球数異常復帰SW121、
記憶内容再設定手段は、S230の処理がそれぞれ対応
する。
【0124】請求項2の遊技制御手段は、主基板1、賞
品払出制御手段は、賞球制御基板3、賞品払出過程情報
記憶手段は、RAM17、19、リセット信号出力手段
は、賞球数異常復帰SW121、記憶内容再設定手段
は、S230の処理がそれぞれ対応する。
【0125】請求項3の賞品払出過程情報記憶手段は、
RAM17、遊技制御手段は、主基板1が対応する。請
求項4の賞品払出過程情報記憶手段は、RAM19、賞
品払出制御手段は、賞球制御基板3が対応する。
【0126】請求項5の記憶内容再設定手段がリセット
信号が入力された場合に、遊技制御手段に記憶されてい
る賞品数信号の出力情報を所定状態にすることは、主基
板1のRAM17に記憶されている賞球カウンタの値を
初期値、例えば値「0」にすることである。
【0127】請求項6の記憶内容再設定手段がリセット
信号が入力された場合に、賞品払出制御手段に記憶され
ている賞品数信号の入力情報を所定状態にすることは、
賞球制御基板3のRAM19に記憶されている払い出し
個数の値を初期値、例えば値「0」にすることである。
【0128】請求項7の払出数検出手段は、賞球SW3
1、賞品払出過程情報記憶手段は、RAM17に記憶さ
れている賞球カウンタの値、RAM19に記憶されてい
る払い出し個数の値、払出賞品数削除手段は、MPU7
1で行われる減算処理、MPU83で行われる減算処理
が対応する。
【0129】請求項8の記憶内容再設定手段がリセット
信号が入力された場合に、賞品払出過程情報記憶手段が
記憶する賞品数信号の情報を削除することは、主基板1
のRAM17に記憶されている賞球カウンタの値を値
「0」にすること、賞球制御基板3のRAM19に記憶
されている払い出し個数の値を値「0」にすることであ
る。
【0130】請求項9の賞品数一致手段は、主基板1の
RAM17に記憶されている賞球カウンタの値を初期
値、例えば値「0」にし、賞球制御基板3のRAM19
に記憶されている払い出し個数の値を初期値、例えば値
「0」にすることである。請求項10のエラー信号出力
手段は、主基板1のRAM17に記憶されている賞球カ
ウンタの値と、賞球制御基板3のRAM19に記憶され
ている払い出し個数の値とを対比して、所定値より大き
くなった場合に、エラー信号を出力する意味である。
【0131】請求項11の電源供給手段は、電源基板1
5、操作手段とリセット信号出力手段とは、賞球数異常
復帰SW121が対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 主基板1と、賞球制御基板3と、図柄制御基
板7と、電飾制御基板11と電源基板15との間のイン
タフェースに関するブロック図である。
【図2】 遊技機5の電気制御系のブロック図である。
【図3】 電源基板15の起動と停止のタイミングチャ
ートである。
【図4】 電源基板15の停電時のタイミングチャート
である。
【図5】 電源投入時に主基板1によって実行される主
制御処理ルーチンのフローチャートである。
【図6】 MPU71にてタイマINT(2ms)が発
生した場合に、主基板1によって、通常、実行されるタ
イマINT処理ルーチンのフローチャートである。
【図7】 主基板1のMPU71のNMI処理ルーチン
のフローチャートである。
【図8】 電源投入時に賞球制御基板3によって実行さ
れる主制御処理ルーチンのフローチャートである。
【図9】 MPU83にてタイマINT(1ms)が発
生した場合に、賞球制御基板3によって、1ms毎に実
行されるタイマINT処理ルーチンのフローチャートで
ある。
【図10】 MPU83のINT端子179にストロー
ブ信号のLowが入力される毎に起動されるINT処理
ルーチンのフローチャートである。
【図11】 MPU83にて起動されるNMI処理のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1…主基板、3…賞球制御基板、5…遊技機、7…図柄
制御基板、9…音声制御基板、11…電飾制御基板、1
3…発射制御基板、15…電源基板、16…入力SW、
17、19…RAM、18…出力ソレノイド(出力SO
L)、21…盤用外部端子板、23…補給球不足SW、
25…下受け皿満杯SW、31…賞球SW、33…貸球
SW、35…賞球モータ制御SW、37…賞球モータ、
39…振分SOL、41…枠用外部端子板、43…金枠
開放SW、45…内枠開放SW、46…状態表示器、4
7…特別図柄表示装置、49…普通図柄表示装置、51
…スピーカ、53…電飾、61…タッチプレート、63
…発射停止SW、65…発射モータ、121…賞球数異
常復帰SW、123…停電信号発生回路、125…リセ
ット信号(A)発生回路、127…主基板及び賞球制御
基板用電源作成回路(+5V(A) +12V(A)
バックアップ電源)、129…リセット信号(B)発生
回路、131…制御基板用電源作成回路(+5V(B)
+12V(B))、133…電源作成回路(+32
V)、141、161、184、203…システムリセ
ット回路、143、163…停電信号受信回路、145
…賞球数異常復帰信号受信回路、147、169…ポー
ト回路、149…ストローブ信号送信回路、150、1
67…データ信号送信回路、151、173、189、
209…RESET端子、153、175…NMI端
子、155、157、177、181、193、213
…PORT端子、159、183…DATA端子、16
5、185、205…ストローブ信号受信回路、171
…発射制御信号出力回路、179、191、211…I
NT端子、187、207…データ信号受信回路、BK
W…バックアップ電源線、DGW…電源供給線、RSW
…リセット信号線、TSW…停電信号線
フロントページの続き (72)発明者 梁川 誠市 愛知県春日井市美濃町2丁目102番地 Fターム(参考) 2C088 BA13 BA32

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタート信号の入力に基づいて、所定の
    抽選を行い、該抽選結果に対応する遊技を提供する遊技
    制御手段と、 上記遊技制御手段が遊技を提供する過程で利用する情報
    を記憶する遊技過程情報記憶手段と、 リセット信号を出力するリセット信号出力手段と、 上記リセット信号が出力された場合に、上記遊技過程情
    報記憶手段の所定の情報に関する記憶内容を所定状態に
    する記憶内容再設定手段とを備えることを特徴とする遊
    技機。
  2. 【請求項2】 所定の遊技を提供すると共に、該遊技の
    状態に基づいて、賞品数を算出して、賞品数信号を出力
    する遊技制御手段と、 上記賞品数信号に基づいて、該賞品数信号に対応した賞
    品を払い出す賞品払出制御手段と、 上記遊技制御手段が賞品数信号を出力し、上記賞品払出
    制御手段が賞品を払い出す過程で利用する情報を記憶す
    る賞品払出過程情報記憶手段と、 リセット信号を出力するリセット信号出力手段と、 上記リセット信号が出力された場合に、上記賞品払出過
    程情報記憶手段の所定の情報に関する記憶内容を所定状
    態にする記憶内容再設定手段とを備えることを特徴とす
    る遊技機。
  3. 【請求項3】 賞品払出過程情報記憶手段が上記遊技制
    御手段に設けられ、上記賞品数信号の出力情報を記憶す
    ることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 賞品払出過程情報記憶手段が上記賞品払
    出制御手段に設けられ、上記賞品数信号の入力情報を記
    憶することを特徴とする請求項2、又は請求項3記載の
    遊技機。
  5. 【請求項5】 上記記憶内容再設定手段が上記リセット
    信号が入力された場合に、上記遊技制御手段に記憶され
    ている上記賞品数信号の出力情報を所定状態にすること
    を特徴とする請求項3、又は請求項4記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 上記記憶内容再設定手段が上記リセット
    信号が入力された場合に、上記賞品払出制御手段に記憶
    されている上記賞品数信号の入力情報を所定状態にする
    ことを特徴とする請求項4、又は請求項5の何れかに記
    載の遊技機。
  7. 【請求項7】 上記賞品払出制御手段によって上記賞品
    数信号に対応して実際に払い出された賞品の数を検出す
    る払出数検出手段と、 上記賞品払出過程情報記憶手段が記憶する上記賞品数信
    号の情報から上記払出数検出手段が検出した賞品の数に
    対応する情報を削除する払出賞品数削除手段とを加えた
    ことを特徴とする請求項2ないし請求項6の何れかに記
    載の遊技機。
  8. 【請求項8】 上記記憶内容再設定手段が上記リセット
    信号が入力された場合に、上記賞品払出過程情報記憶手
    段が記憶する上記賞品数信号の情報を削除することを特
    徴とする請求項3ないし請求項7の何れかに記載の遊技
    機。
  9. 【請求項9】 上記記憶内容再設定手段が上記リセット
    信号が入力された場合に、上記遊技制御手段に記憶され
    ている上記賞品数信号の情報と、上記賞品払出制御手段
    に記憶されている上記賞品数信号の情報とを一致させる
    賞品数一致手段を備えたことを特徴とする請求項4ない
    し請求項7の何れかに記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 上記遊技制御手段に記憶されている上
    記賞品数信号の情報と、上記賞品払出制御手段に記憶さ
    れている上記賞品数信号の情報との差が所定状態より大
    きくなった場合に、エラー信号を出力するエラー信号出
    力手段を加えたことを特徴とする請求項4ないし請求項
    9の何れかに記載の遊技機。
  11. 【請求項11】 上記遊技制御手段に電源を供給する電
    源供給手段と、 上記電源供給手段に取り付けられた操作手段とを加え、 上記リセット信号出力手段を上記操作手段が操作された
    場合に、リセット信号を出力するとしたことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項10の何れかに記載された遊技
    機。
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