JP2004057664A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本体に異常報知機能を有しない遊技盤が装着されたときでも遊技機の異常を報知することを可能とする。
【解決手段】この遊技機では、本体に設けられる賞球制御基板54に異常表示を行わせる機能(判定手段55)と、異常表示を行うための表示画面データ55を備える。したがって、遊技盤が交換された場合でも、遊技機本体に設けられた賞球制御基板54で異常の有無を判定して、異常な場合は表示画面データ55を遊技盤に取付けられた表示制御基板59に出力することができる。表示制御基板59は、賞球制御基板54から出力される表示画面データに基づいて液晶表示器23に画像を表示する。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、詳しくは、異常発生時に遊技機の異常を報知する技術の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パチンコ機のように高度に電装化された遊技機においては、遊技機の複数箇所に電装装置が設けられ、これら電装装置が正常に作動することで遊技が可能となる。したがって、何らかの原因で電装装置が正常に作動しない場合は、早急に正常な状態に復旧する必要がある。そこで、遊技機に異常が生じた場合に、その異常を遊技店の店員等に報知する異常報知機能を備えた遊技機が開発されている(特開2001−29634号)。
上記公報に開示された遊技機は、遊技機の所定箇所に遊技機の状態を検出する検出センサが設けられる。検出センサは、遊技機全体を制御するメイン制御基板に接続される。メイン制御基板は、検出センサから出力される検出信号を監視し、遊技機に異常が生じた場合は異常を報知するためのコマンド信号を出力する。出力されたコマンド信号は表示制御部に入力する。表示制御部は、入力したコマンド信号に基づいて表示装置に異常の内容と対処方法を表示する。遊技店の店員は、表示装置に表示された情報に基づいて正常な状態に復旧することが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パチンコ機等の遊技機は、本体と、本体に着脱可能に取付けられる遊技盤とから構成される。本体と遊技盤のサイズは規格化されており、本体には種々の遊技盤が装着可能となっている。このため、新機種を導入する際は、本体はそのままで遊技盤だけを購入して交換することが行われる場合がある。
ここで、上述した従来の技術では、遊技盤に取付けられたメイン制御基板によって遊技機の状態を監視して異常を報知するようプログラムされていた。このため、従来の技術に係る遊技機の本体に対してメイン制御基板に異常を報知する機能(プログラム)を有しない遊技盤が装着されると、その時点から異常を報知することができなくなってしまうという問題があった。
【0004】
本発明は上述した実情に鑑みなされたものであり、その目的は、本体に装着された遊技盤が異常報知機能を有しないときにも遊技機の異常を報知することが可能となる技術を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記課題を解決するため本願発明の第1の装置は、本体と、本体に着脱可能に取付けられる遊技盤とから構成され、本体に対して異なる種類の遊技盤が取付けられることで異なる機種に変更可能とされた遊技機であって、表示装置と、遊技機の状態を検出する検出手段と、その検出手段からの検出信号に基づいて異常が生じているか否かを検出し、異常が生じているとことを検出したときに前記表示装置に異常表示を行わせる制御装置とを有する。そして、その制御装置が本体に取付けられていることを特徴とする。
この遊技機では、異常表示を行わせるための機能を有する制御装置が本体に取付けられているため、遊技盤側に異常表示を行わせる機能が設けられていない場合でも遊技機の異常を報知することができる。
なお、ここでいう「検出手段」とは、種々の物理量を検出する検出器(センサ)のみではなく、種々の遊技処理を行う際に遊技機の異常を検出するようにプログラムされた制御装置等をも含まれる。
【0006】
前記制御装置は、異常が生じていることを検出するとさらに、その異常が遊技を続行可能な異常か不可能な異常かを判定し、続行可能な場合には前記表示装置に第1態様で異常表示を行わせ、続行不可能な場合には前記表示装置に第2態様で異常表示を行わせることが好ましい。
この遊技機では、遊技が続行可能な異常の場合は第1態様で異常表示を行い、遊技が続行不能な異常の場合は第2態様で異常表示を行う。したがって、異常表示の態様に応じて遊技店の店員等が適切な処理を行うことができる。
このような構成は、前記表示装置が異常表示の他に遊技の進行に応じて一連の表示演出を行う遊技機において好適に実施される。遊技が続行可能な場合には一連の表示演出を中断しないような異常表示を行い、遊技が続行不可能な場合にのみ一連の表示演出を中断するような異常表示を行うことができるためである。
さらには、前記表示装置は、一連の表示演出が異常表示により中断されたときは、その中断された一連の表示演出を異常解消後に再開可能となっていることが好ましい。
このような構成によると、異常表示によって中断された一連の表示演出が再開されるため、遊技者は異常回復後に中断された一連の表示演出を楽しむことができる。
【0007】
上記課題を解決するため本願発明の第2の装置は、異なる種類の遊技盤が着脱可能に取付けられ、取付けられる遊技盤の種類を変えることで異なる機種に変更可能な遊技機用の本体であって、遊技盤に取付けられた表示装置並びに遊技盤に取付けられて遊技盤の状態を検出する検出手段に接続可能とされた制御装置を有し、その制御装置は、前記検出手段で検出された遊技盤の状態から異常が生じているか否かを検出し、異常が生じていることを検出したときに前記表示装置に異常表示を行わせるための信号を出力することを特徴とする。このような構成によっても請求項1に記載の装置と同様の作用効果を奏することができる。
制御装置から表示装置に出力される信号は、画像データそのものであっても良いし、表示装置に所定の表示を行わせるよう指示するコマンドであっても良い。画像データそのものを表示装置に出力する場合は、表示装置側(すなわち、遊技盤側)に画像データ等を備えなくても良いため、遊技盤には画像データを基に所定の画像を表示する表示装置のみを備えれば良い。
【0008】
また、本願では遊技機に異常が発生した際に、遊技店の店員等によって異常な状態を容易に復旧することが可能となる遊技機も開発した。
すなわち、本願発明に係る他の遊技機は、表示装置と、遊技機の状態を検出する検出手段と、その検出手段で検出された遊技機の状態から異常が生じているか否かを検出し、異常が生じていることを検出したときに前記表示装置に異常表示を行わせる制御装置とを有する遊技機であって、表示装置に表示される異常表示には、遊技機の構成を模式的に示す構成図が含まれており、その構成図上に異常が発生していると判定した箇所が指し示されていることを特徴とする。
上記遊技機では、表示装置に遊技機の構成図が模式的に示されて、その構成図上で異常発生箇所が指し示される。このため、遊技機の構成を知らない者でも容易に異常発生箇所を知ることができる。
【0009】
表示装置に表示される異常表示には、異常を解消するための手順に関する情報が含まれていることが好ましい。
このような構成によると、表示装置に表示される情報に基づいて復旧作業を行うことができるため、経験が無い者でも復旧作業を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】上述した各請求項に記載の発明は、下記の形態で実施することができる。
(形態1) 上述した各請求項に記載の遊技機は、パチンコ機である。
(形態2) 形態1に記載の遊技機において、遊技盤に取付けられたメイン制御基板,表示制御部,サブ制御部(音制御,ランプ制御)の少なくとも1つが検出装置として機能する。
(形態3) 形態1に記載の遊技機において、球タンク内のパチンコ球の有無を検出する球スイッチ、上皿にパチンコ球が満タンとなっているか否かを検出する上皿満タンスイッチ、下皿にパチンコ球が満タンとなっているか否かを検出する下皿満タンスイッチが検出装置として機能する。
(形態4) 形態1に記載の遊技機において、払出装置のモータの回転を検出する賞球モータ駆動センサと、払出されたパチンコ球を検出する払出し球検出センサが検出装置として機能する。
(形態5) 形態1に記載の遊技機であって、第1態様においては、表示演出と、表示演出の一部に挿入された異常表示とが表示装置に表示される。
(形態6) 形態1に記載の遊技機であって、第2態様においては、表示装置の表示画面には、表示演出を表示することなく異常表示のみが表示される。
(形態7) 形態1に記載の遊技機において、一連の表示演出は遊技者に特典の付与の可否を認識させる図柄変動表示である。
【0011】
【実施例】本発明をパチンコ機に具現化した一実施例について図面を参照して説明する。まず、パチンコ機1の本体側の構成について説明する。
図1、図2に示されているように、パチンコ機1の本体は、外枠2、本体枠10および表枠30を主体として構成されている。外枠2は、方形枠状に形成されており、外枠2の下部には、本体枠10の下端を受け止める下受け板3が取付けられている。また、外枠2の表面片側には、本体枠ヒンジ機構100によって、本体枠10が外枠2に対して開閉可能に組み付けられている。
本体枠10は方形額縁状に形成されており、本体枠10の裏面には本体枠10の開口部周縁に沿って支持枠体11が設けられている。支持枠体11には、後述する遊技盤13が着脱可能に取付けられる。遊技盤13が本体枠10に取付けられた状態では、遊技盤13の表面のほとんどが本体枠10の開口部から露出するようになっている。
【0012】
図1に示されているように、本体枠10の裏面には、支持枠体11の片側の枠部11aに設けた裏セットヒンジ機構120によって裏セット部材16が開閉可能に組み付けられている。裏セット部材16は、図1に示すようにその中央に開口部を有しており、裏セット部材16の裏側には、その開口部を取囲むように球タンク70、球誘導樋71、払い出し装置72等のパチンコ球の貯留、誘導、払出し等を行う払い出し機構が取付けられている(図5参照)。
【0013】
払い出し機構について簡単に説明する。球タンク70は、パチンコ店の島設備等から供給されるパチンコ球を貯留する。球タンク70の底面には球誘導樋71の一端が接続され、球タンク70内のパチンコ球が球誘導樋71内に入球するようになっている。球誘導樋71の他端は払い出し装置72に接続されている。また、球誘導樋71の払い出し装置72側の端部は、球タンク70側の端部より低くなっている。このため、球タンク70から球誘導樋71内に入球したパチンコ球は払い出し装置72に誘導される。球誘導樋71内の所定位置には、球切れ検出スイッチ61(典型的には近接スイッチ)が配設されている。球切れ検出スイッチ61は、球誘導樋71内に所定数以上のパチンコ球が有るのか無いのか(すなわち、賞球が払い出し可能な状態であるか否か)を検出するセンサである。
払い出し装置72は賞球モータ65を備える(図7に図示)。賞球モータ65は、後述する賞球制御基板54によって駆動制御される。賞球モータ65が回転すると、払い出し装置72からパチンコ球が払い出される。払い出し装置72からパチンコ球が払い出されると、球誘導樋71から払い出し装置72に新たなパチンコ球が供給される。したがって、球誘導樋71内のパチンコ球が球切れ状態となるとパチンコ球を払い出すことができない異常な状態となり、この異常状態が上記の球切れ検出スイッチ61で検出される。
なお、払い出し装置72には、払い出し装置72の払い出し動作が正常か否かを検出するためのセンサ(賞球モータ駆動センサ63,払出し球検出センサ64)が装備される。賞球モータ駆動センサ63(典型的にはフォトカプラ)は、払い出し装置72が球ガミ状態か否かを検出するセンサである。具体的には、賞球モータ65が回転したか否かを検出するセンサである。払出し球検出センサ64(典型的には近接スイッチ)は、払い出し装置72の球払い出し通路(図示省略)に設けられて、払い出し装置72から実際にパチンコ球が払い出されたか否かを検出するセンサである。
【0014】
また、裏セット部材16の裏側には、図6に良く示されるように、その開口部の下側に、賞球制御基板54(図7に図示)と電源基板53(図7に図示)を収容しているサブ基板ボックス232が取付けられている。賞球制御基板54は上述した払い出し装置72を制御する制御装置であり、電源基板53はパチンコ機1に装備される各種電装品に電力を供給する電源装置である。
さらに、裏セット部材16の裏側であってサブ基板ボックス232の近傍には、パチンコ機1の電源立ち上げ時に、メイン制御基板57(後で詳述する)と賞球制御基板54のRAMの内容をクリアするか否かを入力するRAMクリアスイッチ60(図7に図示)が設けられている。
【0015】
本体枠10の支持枠体11には、上記裏セット部材16を閉じた状態に保持するための複数の締め付け具19が取付けられている。本体枠10に遊技盤13を固定する場合は、本体枠10の支持枠体11に遊技盤13を組み込み、次に、裏セット部材16を本体枠10に対して閉じ、裏セット部材16を締め付け具19によって閉じた状態に保持する。逆に、締め付け具19を外して裏セット部材16を開くと、本体枠10の支持枠体11から遊技盤13を取り外すことができる。
なお、本体枠10の指示枠体11と遊技盤13のサイズは規格化されており、異なる種類の遊技盤13が指示枠体11に取付け可能となっている。
【0016】
また、図1に示されているように、本体枠10の裏側の、本体枠ヒンジ機構100とは反対側の一端には、上下に1つずつの本体枠施錠フック17が上下方向にスライド可能に組み付けられている。本体枠施錠フック17は、外枠2に対して本体枠10が閉じられたときに、外枠2に設けられた係合部(図示していない)に係合し、本体枠10を閉じた状態に施錠することが可能になっている。外枠2に対する本体枠10の解錠は、図2に示されている本体枠10の表側の鍵穴22に鍵を挿入して回すと、本体枠施錠フック17が解錠方向(下方)にスライドし、外枠2の係合部から外れることにより行われる。
【0017】
図2に示されているように、本体枠10の表側下部には、パチンコ球を発射するための発射ハンドル20、発射ハンドル20によって操作される発射装置(図示省略)及び下皿21等が取付けられている。
発射ハンドル20は、遊技者によって操作され、その操作量で発射されるパチンコ球の速度が決まるようになっている。発射ハンドル20には、遊技者が操作しているか否か(すなわち、遊技者の手が接触しているか否か)を検出するためのタッチセンサ68(図7に図示)が取付けられている。
発射装置は、パチンコ球を発射するための駆動源である発射モータ67(図7に図示)と、発射モータ67を制御する発射制御基板66(図7に図示)から構成される。発射制御基板66は、発射ハンドル20の操作量に応じた駆動電流で発射モータ67を駆動する。また、発射制御基板66にはタッチセンサ68が接続され、タッチセンサ68からの信号が入力するようになっている。発射制御基板66は、タッチセンサ68からの信号から遊技者が発射ハンドル20を操作しているか否かを判断し、遊技者が発射ハンドル20を操作しているときにのみ発射モータ67を駆動する。
下皿21は、払い出し装置72から払い出されたパチンコ球のうち上皿93(図2,3に図示される)からオーバフローするパチンコ球を受ける受皿である。下皿21内には、満タン検出スイッチ62(図7に図示)が配設されている。満タン検出スイッチ62(典型的には近接スイッチ)は、下皿21がパチンコ球で満タンであるか否かを検出するセンサである。
【0018】
また、図2に示されるように、本体枠10の表側には、表枠30が表枠ヒンジ機構140によって開閉可能に組み付けられている。表枠30は、表枠本体31、補強部材31a、ガラス枠33等を備えている。
表枠本体31は合成樹脂材料よりなり、図2に示されているように、中央部に遊技盤13の遊技領域14を透視可能な略円形の開口窓32が形成されている。表枠本体31の前面は、図3に示すように装飾的にデザインされており、遊技の進行状況に応じて点灯するランプ34等の装飾ランプが取付けられている。
図2に示すように補強部材31aは、表枠本体31の裏面に装着され、表枠本体31の強度を向上させる。補強部材31aの裏面側には、ガラス枠33が設けられている。ガラス枠33は、図6に示されているように表枠本体31の開口窓32を塞ぐ、重なり合った2枚のガラス板29を保持するためのものである。
【0019】
図2に示されているように、表枠本体31の表枠ヒンジ機構140と反対側の側端には、上・中・下のそれぞれ3箇所に表枠施錠フック80が上下方向にスライド可能に組み付けられている。表枠施錠フック80は、本体枠10に対して表枠30が閉じられたときに、本体枠10に形成された係合穴81に係合し、本体枠10に対して表枠30を施錠する。
本体枠10に対する表枠30の解錠は、本体枠10の前面の鍵穴22に鍵を挿入して、上述した外枠2に対する本体枠10の解錠方向とは逆の方向に鍵を回すことにより、表枠施錠フック80が解錠方向(下方)にスライドし、本体枠10に対して表枠30が解錠される。
図2に示されているように、表枠30の下方には、下板90が本体枠10にヒンジ(図示していない)で開閉可能に組み付けられている。下板90の裏面には、本体枠10に対して下板90を閉じた状態に保持する係合金具91が装着されている。係合金具91には閉止爪92が形成され、閉止爪92は本体枠10に形成された係合部(図示せず)に係合する。下板90の前面には上皿93が取付けられている。上皿93の裏側の本体枠10側にはスピーカ28が設けられている(図3参照)。スピーカ28は、遊技の進行に応じて効果音を出力する。
【0020】
次に、上述したように構成されるパチンコ機1の本体側に取付けられる遊技盤13の構成について説明する。
図3に示すように遊技盤13の表面には、発射装置から発射されたパチンコ球が流下する遊技領域14が形成され、この遊技領域14内にセンター役物15、第1種始動口25、大入賞口26等が適宜配置されている。
センター役物15は、図4に示されるように装飾枠24と図柄表示器23(本実施例では液晶表示器が用いられている。)から構成される。装飾枠24は、遊技盤13に形成された開口に遊技盤13の表側から取付けられる。図柄表示器23は、遊技盤13の裏側から装飾枠24の後端に取付けられる。図柄表示器23の裏側には、後述する表示制御基板59(図7に図示)が取付けられている。図柄表示器23の画面上には3つの特別図柄が所定条件下変動表示される。変動表示される特別図柄は、変動停止時の図柄の組合せによって大当り遊技状態(大入賞口20が開放される状態)に移行するか否かを遊技者に認識させる役割を果たす。特別図柄として用いられる図柄としては、文字(英数字や漢字等)、記号、図形、絵柄等があるが、本実施例では数字(0〜9)が用いられている。
第1種始動口25は始動口センサ41(すなわち、入賞検出センサ)を有する。始動口センサ41(典型的には近接スイッチ)によりパチンコ球が検出されると、図柄表示器23に特別図柄が変動表示される。また、第1種始動口25にパチンコ球が入賞すると、その入賞に基づいて払い出し装置72より賞球(賞品球)が払い出される。
大入賞口26は開閉蓋27を有し、この開平蓋27はソレノイド40によって開閉駆動されるようになっている。開閉蓋27は、図柄表示器23に表示される図柄変動が所定の組合せ(例えば、7・7・7等のゾロ目)で停止することを条件に開放される。開閉蓋27が開放される期間は、大入賞口26にパチンコ球が所定個数(一般的には10個)入賞するか、開放してから30秒間を経過するまでのいずれか早いほうで終了する。開閉蓋27が開放されると大入賞口26にパチンコ球が入賞可能な状態となる。
【0021】
ここで、遊技盤13の裏側の構成を説明する前に、パチンコ機1で行われる遊技を簡単に説明しておく。遊技者が発射ハンドル20を操作すると発射モータ67が駆動され、これによりパチンコ球が発射される。発射されたパチンコ球は、遊技盤13の遊技領域14内に打ち出される。打ち出されたパチンコ球は遊技領域14を流下し、流下するパチンコ球が各種入賞装置に入賞することで図柄表示器23や大入賞口26が作動する。例えば、第1種始動口25にパチンコ球が入賞すると図柄表示器23に特別図柄が変動表示される。変動表示される特別図柄が所定の組合せで停止すると、大入賞口26が開閉されることとなる。なお、図柄表示器23に特別図柄が変動表示される際や大入賞口26が開閉される大当り状態においては、スピーカ28から効果音が出力され、また、ランプ34が点灯して遊技を盛り上げる。
【0022】
次に、遊技盤13の裏側の構成を説明する。図5、図6に示されているように、遊技盤13の裏側には、図柄表示器を制御する表示制御基板59(図7に図示)等を覆うパネルカバー6が取付けられている。パネルカバー6は、既に説明した裏セット部材16に形成された開口部内に収まるような大きさに形成されている。パネルカバー6は、図6に良く示されるように一部が切り欠かれた形状をしており、その切り欠かれた部分にメイン制御基板57を収容するメイン制御基板ボックス212が取付けられている。メイン制御基板ボックス212には、ヒンジ機構222によって可動基板ボックス216が連結されている。可動基板ボックス216内には、パチンコ機本体側に配置されたスピーカ28やランプ34を制御するサブ制御基板58が収容されている。
【0023】
メイン制御基板ボックス212と可動基板ボックス216とを連結するヒンジ機構222は、2枚のプレート224,226と、これら2つのプレート224、226を連結するヒンジピン228から構成されている。プレート224,226は、それぞれメイン制御基板ボックス212と可動基板ボックス216に一端が固定されるとともに、その他端同士がヒンジピン228で回転可能に連結される。このヒンジ機構222によって、可動基板ボックス212は、図5、図6に一点鎖線で示されている位置216a(メイン制御基板ボックス212に重なる位置。以下、単に第1の位置という)と実線で示されている位置216b(裏セット部材16に配されたサブ基板ボックス232に重なる位置。以下、単に第2の位置という)とに配置切り換え可能となっている。
可動基板ボックス216が第1の位置に配置されている状態では、可動基板ボックス216が裏セット部材16に形成された開口部の内部に収まるため、遊技盤13をパチンコ機1の本体側に取付けることができる。一方、可動基板ボックス216が第2の位置に配置されている状態では、可動基板ボックス216がメイン制御基板ボックス212の後面に位置せず、その奥行方向の厚みが小さくなっている。
【0024】
上述の説明から明らかなように、本実施例のパチンコ機1は複数の制御基板(メイン制御基板57,賞球制御基板54,サブ制御基板58,表示制御基板59,発射制御基板66)を備える。これらの制御基板57,54,58,59,66)は、各電装装置(払出し装置72,図柄表示器23,スピーカ28,ランプ34,発射装置等)を制御し、これによってパチンコ遊技が進行する。以下、パチンコ機1の制御系の構成について図7を参照して説明する。
【0025】
メイン制御基板57は、パチンコ機1に装備された各電装装置(払出し装置72,図柄表示器23,スピーカ28,ランプ34,発射装置等)の動作を統括する制御装置である。メイン制御基板57は、CPU、ROM、RAM等が集積化され1チップ化された電子素子を中心に構成される。
メイン制御基板57には、始動口センサ41(入賞検出センサ)とソレノイド40が接続されている。メイン制御基板57は、始動口センサ41から出力される入賞検出信号に基づいてコマンドを作成し、賞球制御基板54,サブ制御基板58にコマンドを出力する。また、メイン制御基板57は、図柄表示器23に表示される特別図柄の変動が大当りとなると、ソレノイド40を駆動して大入賞口26を開放する等の処理を行う。メイン制御基板57で行われる遊技処理については後で詳述する。
また、メイン制御基板57には、電源基板53に設けられた停電検出回路(図示を省略)が接続され、停電検出回路から出力された停電信号が入力するようになっている。停電信号が入力すると、メイン制御基板57は遊技処理を再開するための情報を保存し、停電復帰後に停電により中断された遊技処理を再開できるようになっている。さらに、メイン制御基板57にはRAMクリアスイッチ60も接続されている(ただし、図7ではメイン制御基板57とRAMクリアスイッチ60が接続されている状態は示していない。)。RAMクリアスイッチ60が電源ON時に操作されると、電源遮断時に保存した情報をクリアするようになっている。
なお、メイン制御基板57が正常に遊技処理を行っているときは、メイン制御基板57から賞球制御基板54に異常判定信号が周期的に出力される。メイン制御基板57が正常に遊技処理を行えなくなると、賞球制御基板54への異常判定信号が途絶えるようになっている。
【0026】
サブ制御基板58は、メイン制御基板57から出力されるコマンドに基づいてスピーカ24及びランプ34を制御する制御装置である。サブ制御基板58も、CPU、ROM、RAM等が集積化され1チップ化された電子素子を中心に構成される。
サブ制御基板58には、スピーカ28、ランプ34及び表示制御基板59が接続さている。サブ制御基板58は、メイン制御基板57から出力されたコマンドを受信すると、そのコマンドを解析してコマンドを作成し表示制御基板59に出力すると同時にスピーカ28とランプ34を駆動する。
なお、サブ制御基板58が正常に遊技処理を行っているときは、メイン制御基板57と同様に、サブ制御基板58から賞球制御基板54に異常判定信号が周期的に出力されるようになっている。
【0027】
表示制御基板59は、サブ制御基板58から出力されるコマンドに基づいて図柄表示器23を制御する制御装置である。表示制御基板59も、CPU、ROM、RAM等が集積化され1チップ化された電子素子を中心に構成される。
表示制御基板59には図柄表示器23が接続されている。表示制御基板59は、サブ制御基板58から出力されたコマンドを受信するとそのコマンドを解析し、コマンドに対応する画像を図柄表示器23に表示する。また、表示制御基板59には賞球制御基板54に接続され、賞球制御基板54から出力される異常報知処理を起動するための割込み信号と画像データが入力するようになっている。
なお、表示制御基板59が正常に遊技処理を行っているときは、メイン制御基板57等と同様に、表示制御基板59から賞球制御基板54に異常判定信号が周期的に出力されるようになっている。
【0028】
賞球制御基板54は、メイン制御基板57から出力されたコマンドに基づいて払出装置72を制御する制御装置である。賞球制御基板54は、メイン制御基板57と同様、CPU,ROM,RAM等が集積化され1チップ化された電子素子を中心に構成される。
賞球制御基板54には、前述した各制御基板57,58,59からの異常判定信号等を監視し、▲1▼パチンコ機1に異常が発生したか否か、▲2▼異常が発生しているときにはその異常が遊技続行可能な異常か遊技続行不可能な異常かの判定を行う機能(図7に示す判定手段55)と、図柄表示器23に異常表示を行わせるための画像データを記憶する手段(図7に示す表示画面データ)が設けられている。判定手段55によりパチンコ機1に異常が生じていると判定されると、表示画面データ56が表示制御基板59に出力される。
また、賞球制御基板54には、球切れ検出スイッチ61、満タン検出スイッチ62、賞球モータ駆動センサ63及び払出し球検出センサ64が接続されている、賞球制御基板54は、これら4つのセンサ61,62,63,64から出力される信号に基づいて払出し装置72の賞球モータ65を駆動する。さらに、賞球制御基板54には発射制御基板66が接続されている。上記判定手段55によりパチンコ機1に遊技続行不可能な異常が発生していると判定されると、発射モータ67の駆動を即時停止する信号が賞球制御基板54から発射制御基板66に出力されるようになっている。これら賞球制御基板54の各処理については後で詳述する。
なお、賞球制御基板54には、メイン制御基板57と同様に、電源基板53に設けられた停電検出回路(図示を省略)が接続され、停電検出回路から出力された停電信号が入力するようになっている。停電信号が入力すると、賞球制御基板54は遊技処理を再開するための情報を保存し、停電復帰後に停電により中断された遊技処理を再開できるようになっている。さらに、賞球制御基板54にはRAMクリアスイッチ60も接続されている。RAMクリアスイッチ60が電源ON時に操作されると、メイン制御基板57と同様に、電源遮断時に保存した情報をクリアする。
【0029】
なお、上述した各制御基板54,57,58,59,66や各種電装装置(図柄表示器23,スピーカ28,ランプ34,払出装置72等)には電源基板53から電力が供給される。電源基板53は、外部電源ACに接続され、外部電源から供給される電力を各制御基板,各電装装置の作動電圧に変換し、各制御基板,各電装装置に供給する。
また、電源基板53にはバックアップ電源(例えば、通電時に蓄えた電力を通電遮断時に放出するコンデンサ等により構成される)が設けられている。バックアップ電源は、メイン制御基板57及び賞球制御基板54が電源遮断時に保存した情報を所定時間のあいだ保持できるように、電源が遮断されているときにこれら各制御基板57,54に電力を供給する。
また、電源基板53には停電検出回路が設けられている。停電検出回路は、停電その他の理由によって外部電源ACからの通電が遮断されたことを検出して停電信号を出力する。
さらに、電源基板53には、電源基板53の出力電圧が停電と判定される電圧値よりは高いが、設計上許容される電圧値より低いとき(例えば、過負荷で電圧値が許容レベル以下となったとき等)に、電源異常と判定する異常検出回路(図示省略)を備えている。この異常検出回路で異常が発生したと判定されると、賞球制御基板54に向かって異常信号が出力される。なお、上記異常信号を受信した賞球制御基板54は、後述するようにパチンコ機1が遊技続行不可能な状態であると判定することとなる。
【0030】
次に、上述のように構成されるパチンコ機1の各制御基板の処理について説明する。まず、各制御基板の処理を個々に詳細に説明する前に、各制御基板の動作を簡単に説明する。
本実施例のパチンコ機1では、発射装置から発射されたパチンコ球が遊技領域14内に設けられた入賞装置に入賞すると、入賞検出センサ41からメイン制御基板57に向かって入賞検出信号が出力される。メイン制御基板57は、入賞検出信号が入力すると、その入賞検出信号に基づいてコマンドを作成し、そのコマンドをサブ制御基板58及び/又は賞球制御基板54に出力する。サブ制御基板58は、メイン制御基板57からのコマンドに基づいてスピーカ28及びランプ34を駆動するとともに表示制御基板59にコマンドを出力する。表示制御基板59は、サブ制御基板58からのコマンドに基づいて図柄表示器23に図柄変動等を表示する。これによって図柄表示器23,スピーカ28及びランプ34が一体となった遊技演出が行われる。一方、賞球制御基板54は、メイン制御基板57からのコマンドに基づいて払出し装置72の賞球モータ65を駆動し、遊技者にパチンコ球が払出される。
また、メイン制御基板57,サブ制御基板58及び表示制御基板59は、正常に処理を行っている間は周期的に異常判定信号を出力する。出力された異常判定信号は賞球制御基板54に入力し、それら異常判定信号や各センサ61,62,63,64から出力される検出信号並びに電源基板53から出力される異常信号に基づいて賞球制御基板54はパチンコ機1に異常が発生したか否かを判定する。パチンコ機1に異常が発生している場合は、賞球制御基板54は、表示制御基板59に異常表示画面を表示するためのコマンドと表示画像データを出力する。表示制御基板59は、賞球制御基板54から出力されたコマンド及び表示画像データに基づいて図柄表示器23に異常表示を行う。
上述の説明から明らかなように、通常の遊技処理においてはメイン制御基板57でコマンドが作成され、そのコマンドに基づいて各制御基板58,59,54が動作することで遊技が進行する。一方、パチンコ機1に異常が発生した場合は、異常が発生しているか否かが賞球制御基板54で判定され、賞球制御基板54からのコマンドと画像データに基づいて表示制御基板59が図柄表示器23に所定の画像を表示する。したがって、本実施例のパチンコ機1では、メイン制御基板54と賞球制御基板57を中心として各処理が行われる。以下の説明では、メイン制御基板57と賞球制御基板54の処理について詳細に説明し、あわせて異常表示を行う表示制御基板59の処理について簡単に説明する。
【0031】
(1)メイン制御基板の処理
メイン制御基板57の処理について図8〜図12を参照して説明する。ここで、入賞口に入賞したパチンコ球を検出する入賞検出処理(図9)、賞球制御基板54にコマンドを送信するための処理(図10)は、メイン制御基板57で行われる通常の処理(図8)とは別に、CTCカウンタによる所定周期(本実施の形態では4ms)毎の割込み処理により実行される。また、図11に示す割込処理は賞球制御基板54から出力される遊技停止信号によって起動される。まずは、メイン制御基板57の通常の処理について図8を参照して説明する。
【0032】
図8に示されるように、メイン制御基板57では、まず初期化処理が行われ(S01)、次いでRAMクリアスイッチがONされたかどうかが判断される(S03)。RAMクリアスイッチが操作されていた場合(ステップS03でYes)にはステップS07に進み、RAMクリアスイッチが操作されていない場合(ステップS03でNoの場合)にはステップS05に進む。
ステップS05では、メイン制御基板57のRAMに異常があるかないかを判断する。すなわち、メイン制御基板57のRAMに異常がある場合には、電源OFF時や遊技処理を緊急停止した時等に保存した情報が何らかの原因で破壊されていると考えられる。このため、その情報を利用して中断された遊技処理を再開することができないので、まずRAMの情報が利用できるか否かを判断する。具体的には、チェックサム値(RAMの各レジスタの値を加算した加算値)が正常値と一致するか否かで判断する。
RAMに異常があった場合(ステップS05でYesの場合)にはステップS07に進み、RAMに異常が無かった場合(ステップS05でNoの場合)には保存した情報に基づいて中断された処理を再開する復電処理に移行する(S15)。復電処理の内容については後で説明する。
ステップS07に進むと、メイン制御基板57はRAMに保存した情報をクリアし、以下に説明するメイン処理に移行する。
【0033】
メイン処理では、まず出力データ作成処理を行う(S09)。出力データ作成処理では、ソレノイド40を駆動するための駆動データを作成する。具体的には、まず、パチンコ機1が大当り中か否かを判断し、大当り中である場合には大入賞口26を開閉するための駆動データの作成を行う。なお、作成された出力データは、CTCカウンタからの4ms毎の周期的割り込み処理により、ソレノイド44に出力される。
出力データ作成処理が終了すると、次いで遊技処理が行われる(S11)。遊技処理では、始動口センサ41等から出力される検出信号を受信していると、そのパチンコ球の入賞に基づいてサブ制御基板58に出力するコマンドが作成される。例えば、始動口センサ41からの検出信号を受信している場合は、図柄表示器23に図柄変動を表示させるための変動コマンド(変動パターン,右停止図柄,中停止図柄,左停止図柄)を作成する。作成された変動コマンドは、CTC割込み処理によるコマンド送信処理によってサブ制御基板58に送信される。なお、上記の場合において変動コマンドを受信したサブ制御基板58は、これら変動コマンド(変動パターン,右停止図柄,中停止図柄,左停止図柄)を表示制御基板59に出力するとともに、その変動コマンドから特定される演出パターンに従ってランプ34を点灯させ、同時に、スピーカ28から効果音を出力する。
次ぎに、賞球制御基板54に向かって異常判定信号を出力する(S13)。ステップS13の処理が終了すると、ステップS09の処理に戻ってステップS09からステップS13までの処理を繰り返す。したがって、メイン制御基板57の処理が正常に行われている限り、メイン制御基板57から賞球制御基板54に向かって異常判定信号が出力されることとなる。
【0034】
次に、CTC割込み処理によって行われる処理について図9,10を参照して説明する。
図9に示す入賞検出処理では、メイン制御基板57は、まず入賞検出したか否かの判断を行う(S41)。具体的には、メイン制御基板57の入力処理回路に始動口センサ41等の入賞検出センサから出力された信号を受信したか否かで判断する。入賞検出センサから出力された検出信号を受信していない場合(ステップS41でNoの場合)には入賞検出処理を終了し、検出信号を受信している場合(ステップS41でYesの場合)には入賞個数カウンタにその入賞を記憶し(S43)、入賞検出処理を終了する。
【0035】
図10に示す賞球コマンド送信処理では、メイン制御基板57は、まず入賞個数カウンタに記憶値があるか否かの判断を行う(S45)。入賞個数カウンタに記憶値がない場合(ステップS45がNoの場合)には賞球コマンド送信処理を終了し、入賞個数カウンタに記憶値がある場合(ステップS45がYesの場合)には賞球制御基板54に対して賞球を払い出すよう賞球コマンドの送信を行う(S47)。賞球コマンドの送信が行われると、次ぎに送信球積算カウンタに送信球数を積算し(S49)、さらに入賞個数カウンタから減算を行って(S51)、賞球コマンド送信処理を終了する。したがって、入賞個数カウンタに記憶値がある場合には、その記憶値が0となるまで賞球コマンドが賞球制御基板54に送信され、同時に、その送信によって賞球制御基板54に命じた払出数が送信球積算カウンタに加算されることとなる。
なお、ステップS11で作成される変動コマンドもCTCカウンタの割込み処理によってサブ制御基板58に出力される。サブ制御基板58に出力された変動コマンドは、変動停止コマンド(図柄変動停止時にメイン制御基板57からサブ制御基板58に出力される)が出力されるまでメイン制御基板57の送信コマンドバッファに保持され、変動停止コマンドが出力されると送信コマンドバッファからクリアされる。
【0036】
次に、賞球制御基板54から出力される遊技停止信号(後で詳述する)によって起動される割り込み処理について図11を参照して説明する。
図11に示すように、メイン制御基板57は、まず送信コマンドバッファに変動コマンドが保持されているかどうかを確認する(S31)。既に説明したようにサブ制御基板58に送信される変動コマンドは、当該変動コマンドに係る変動停止コマンドが出力されるまで(すなわち、当該変動コマンドに基づく図柄変動が停止するまで)送信コマンドバッファに保持される。したがって、送信コマンドバッファに変動コマンドが保持されていれば図柄表示器23に図柄変動が表示されていると判断でき、逆に、送信コマンドバッファに変動コマンドが保持されていなければ図柄表示器23に図柄変動が表示されていないと判断できる。したがって、ステップS31では、遊技停止信号受信時に図柄表示器23に図柄変動が表示されているか否かを確認することとなる。
送信コマンドバッファに変動コマンドがない場合(ステップS31でNoの場合)はそのまま処理を終了し、送信コマンドバッファに変動コマンドがある場合(ステップS31でYesの場合)はステップS33に進む。
ステップS33では、送信コマンドバッファに保持されている変動コマンドをRAMの特定エリアに保存する。次いで、変動パターンタイマーをクリアして(S35)、処理を終わる。
【0037】
なお、本実施例のパチンコ機1では、遊技続行不可能な異常が生じている場合は復旧処理を行った後、一旦パチンコ機1に供給される電力をOFFとし、次に、RAMクリアスイッチ60をONすることなく電源の再投入を行って遊技を再開する。したがって、復旧処理後電源がOFFされると、電源基板53の停電検出回路からメイン制御基板57及び賞球制御基板54に向かって停電信号が出力され、メイン制御基板57,賞球制御基板54では停電処理が行われる。
停電処理においては、各制御基板57,54は、それぞれのRAMに記憶されているレジスタ及びスタックポインタをRAMの所定の領域(バックアップ領域)に記憶する。したがって、上述した図11に示す割り込み処理によって特定エリアに保存された変動コマンドも、電源OFF時にRAMの所定領域に記憶される。そして、復旧後に遊技処理を再開する場合は、RAMクリアスイッチ60が操作されないため、特定エリアに記憶された変動コマンドは電源再投入後の復電処理において用いられることとなる。以下、復電処理について図12を参照して説明する。
【0038】
図12に示すように、メイン制御基板57は、まずスタックポインタを復帰させる(S21)。具体的には、RAMの所定領域に記憶したスタックポインタを元の領域に復帰させる。
次ぎに、送信コマンドバッファに変動コマンドがあるか否かを確認する(S23)。具体的には、図11の割込み処理によってRAMの特定エリアに変動コマンドが保存されているか否かにより判断する。
送信コマンドバッファに変動コマンドがある場合(ステップS31でYesの場合)は、その変動コマンドを再びサブ制御基板58に送信する(S25)。一方、送信コマンドバッファに変動コマンドがない場合(ステップS31でNoの場合)は、ステップS27に進む。
ステップS27では、停電処理時に保存したレジスタの内容をもとのアドレスに復帰させる。したがって、遊技処理停止時に送信コマンドバッファにあった変動コマンドが再びサブ制御基板58に送信され、図柄表示器23に図柄変動が再表示される。この際、変動パターンタイマがクリアされているため、図柄表示器23には図柄変動が変動開始時から再開される。
【0039】
上述の説明から明らかなように、遊技停止信号受信時に図柄表示器23に図柄変動が表示されていると、当該図柄変動に係る変動コマンドがRAMの特定エリアに格納され、その変動パターンタイマーも初期化される。そして、異常復旧後の復電処理において、変動コマンドがサブ制御基板58に再度送信され、当該変動コマンドに基づく図柄変動が再開されることとなる。
【0040】
(2)賞球制御基板の処理
次ぎに、賞球制御基板54の処理について図13〜16を参照して説明する。ここで、メイン制御基板57から出力されたコマンドを受信する処理(図15)はメイン制御基板57から出力されたライト信号による割込み処理によって行われ、賞球モータ65を駆動する入出力処理(図16)は賞球制御基板54に設けたCTCカウンタによる所定周期(本実施の形態では4ms)毎の割込み処理により行われる。そこで、まずは賞球制御基板57における通常の処理について図13を参照して先に説明する。
【0041】
図13に示すように、賞球制御基板54においても、メイン制御基板57と同様、まず初期化処理が行われ(S61)、次いでRAMクリアスイッチがONされたかどうかを判断する(S63)。RAMクリアスイッチがONされている場合(ステップS63でYes)にはステップS67に進み、RAMクリアスイッチがONされていない場合(ステップS63でNoの場合)には、次ぎにRAM206に異常があるかないかを判断する(S65)。
RAM206に異常があった場合(ステップS65でYesの場合)にはステップS67に進み、RAM206に異常が無かった場合(ステップS65でNoの場合)には保存した情報に基づいて処理を再開する復電処理に移行する(S81)。ステップS81の復電処理は、メイン制御基板57の復電処理(図12参照)と略同様に行われる。ただし、ステップS81の復電処理は、メイン制御基板57のように変動コマンドを再送信する必要がないため、図12のステップS23,25の処理は行われない。
ステップS67では、賞球制御基板54はRAMに記憶した情報をクリアし、以下に説明するメイン処理に移行する。
【0042】
メイン処理に移行すると、賞球制御基板54は、まずメイン制御基板57から送信されたコマンドの解析処理を行う(S69)。すなわち、メイン制御基板57から送信されたコマンドがどの種類のコマンド(例えば、賞球の開始を許可する賞球可コマンド、賞球を禁止する賞球不可コマンド、所定の球数の払出を命じる賞球コマンド等)であるかを解析する。
コマンド解析処理の結果、受信したコマンドが賞球コマンドで合った場合には、そのコマンドによって遊技者に払出すパチンコ球の数を賞球積算カウンタに加算し(S71)、同様にそのコマンドによって遊技者に払出すパチンコ球の数を賞球加減カウンタに加算する(S73)。
次いで、賞球加減カウンタに記憶されている賞球数(遊技者に払い出さなければならない賞球数)に基づいて、賞球モータ65を駆動するための駆動データを作成する(S75)。作成された駆動データは、後述する入出力処理(図15)によって賞球モータ65に出力される。
【0043】
次いで、パチンコ機1に異常が生じているか否かを判断し、異常が生じている場合は、その異常をホール店員等に知らせるエラー処理が行われる(S79)。エラー処理について図14を参照して詳述する。
図14に示すように、賞球制御基板54は、まず各基板53,57,58,59に異常が発生しているか否かの判定を行う(S141)。既に説明したように、メイン制御基板57,サブ制御基板58,表示制御基板59は正常に処理が行われていると異常判定信号が周期的に出力され、処理が正常に行われていないと異常判定信号が出力されない。したがって、ステップS141では、各制御基板57,58,59の処理では、異常判定信号が途切れたか否かの判定を行う。また、電源基板53は、電源基板53に異常が発生すると異常信号を出力する。このため、ステップS141では、さらに、電源基板53から異常信号が出力されたか否かを判定する。
各制御基板57,58,59のいずれかからの異常判定信号が途切れている場合(ステップS141でYes)は、異常判定信号が出力していない制御基板に異常が発生しているため、ステップS145に進む。一方、各制御基板57,58,59からの異常判定信号が途切れていない場合(ステップS141でNoの場合)は、賞球動作異常フラグがONになっているかどうかの確認を行う(S143)。賞球動作異常フラグは、後で詳述する入出力処理において払出し装置72の動作異常が検出されるとONされるフラグである。具体的には、リトライフラグと賞球過多フラグと球ガミフラグである。これらのフラグの内容については入出力処理において詳述する。
賞球動作異常フラグがONしていない場合(ステップS143でNo)は、各制御基板57,58,59が正常で、かつ、払出し装置72にも異常が発生していないため、そのままエラー処理を終了する。一方、賞球動作フラグがONしている場合(ステップS143でYes)は、ステップS145に進む。
ステップS145では、パチンコ機1に発生している異常が遊技続行可能な異常か否かの判定を行う。本実施例では、各制御基板57,58,59に異常が発生している場合、すなわち、ステップS141でYesと判定された場合は遊技続行不能と判定し、賞球動作異常が検出されている場合は遊技続行可能と判定される。なお、パチンコ機1で検出される各種の異常のうち、いずれを遊技続行可能な異常とし、いずれを遊技続行不可能な異常とするかは、設計者が自由に設定することができる。
遊技続行可能な場合(ステップS145でYes)は、異常報知信号と異常報知表示画像データを表示制御基板59に出力して(S147)、エラー処理を終了する。この異常報知信号によって表示制御基板59に割込み処理(後で詳述する)が起動され、その後に入力する異常報知表示画像データに基づいて図柄表示器23に異常報知画像が表示される。なお、ステップS147で出力される異常報知表示画像データは、図柄表示器23の一部に異常報知用のシンボルを表示するための画像データとされる。したがって、図20に示すように図柄表示器23には、特別図柄の図柄変動Aと異常報知用のシンボルBが同時に表示されることとなる。このため、遊技者は遊技が続行できる一方で、遊技店の店員は図柄表示器23に表示されるシンボルBによって何らかの異常が発生していることを知ることができる。
一方、遊技続行不可能な場合(ステップS145でNo)は、異常報知信号と異常報知箇所特定表示画像データを表示制御基板59に出力する(S149)。この異常報知信号によって表示制御基板59に割込み処理が起動され、その後に入力する異常報知箇所特定表示画像データに基づいて図柄表示器23に異常報知画像が表示される。なお、ステップS149で出力される異常報知箇所特定表示画像データは、図柄表示器23の画面全体にパチンコ機1の裏側の構成を模式的に示し、その模式的に示されるパチンコ機のいずれに故障が生じているかを表示するための画像データとされる。したがって、図19に示すように図柄表示器23には、特別図柄の図柄変動等は表示されず、画面全体に遊技機構成Cと異常箇所Dが表示されることとなる。このため、遊技店の店員は図柄表示器23の表示から異常箇所が特定できるため、迅速に異常状態を復旧することができる。
次いで、賞球制御を停止するとともに発射制御基板66に発射制御を停止するよう信号を出力し、さらに、メイン制御基板57に遊技停止信号を出力する(S151)。これによって、払出し装置72からの賞球の払出しが停止し、かつ、発射装置からのパチンコ球の発射が禁止される。また、メイン制御基板57では通常の遊技処理が終了して図11に示す割込み処理が行われることとなる。
上述したエラー処理がステップ147で終了したときはステップS69に戻って、ステップS69からの処理が繰り返される。一方、エラー処理がステップS151で終了したときは全ての処理を停止して電源再投入を待つことととなる。
【0044】
次ぎに、図15に基づいて賞球制御基板54におけるコマンド受信処理、図16に基づいて賞球制御基板54における入出力処理について説明する。
図15に示すコマンド受信処理では、賞球制御基板54は、まずメイン制御基板57から送信されたコマンドを受信したか否かを判断する(S91)。具体的には、賞球制御基板54の通信制御回路にメイン制御基板57から送信されたコマンドを受信したか否かで判断する。メイン制御基板57から送信されたコマンドを受信していない場合(ステップS91でNoの場合)にはコマンド受信処理を終了し、コマンドを受信している場合(ステップS91でYesの場合)には通信制御回路の受信コマンドバッファにコマンドを記憶し(S93)、コマンド受信処理を終了する。
【0045】
図16に示す賞球制御部の入出力処理では、まず図13のステップ93の駆動データ作成処理によって作成された駆動データを、払出装置72の賞球モータ65に出力する(S101)。
次ぎに、払出装置72からパチンコ球が払出されたか否かを判断する(S103)。具体的には、払出装置72内に設けられた払出し球検出センサ64がパチンコ球を検出したときに出力される検出信号を、賞球制御基板54で受信したか否かで判断する。
検出信号を受信していない場合(ステップS103でNoの場合)にはステップS107に進み、検出信号を受信している場合(ステップS103でYesの場合)には払出積算カウンタに検出したパチンコ球数を加算する(S105)。次ぎに、賞球制御基板54は、払出し装置72の中にある賞球モータ65が回転したか否かを判断する(S107)。具体的には、払出し装置72に設けた賞球モータ駆動センサ63から出力された検出信号を賞球制御基板54が受信したか否かで判断する。
賞球モータ駆動センサ63から出力された検出信号を賞球制御基板54で受信した場合(ステップS107でYesの場合)には賞球加減カウンタから1減算し(S109)、次ぎに賞球加減カウンタが0以上か否かを判断する(S111)。賞球加減カウンタが0より大きい場合(ステップS111でYesの場合)には、払出すべき賞球がまだ払出されていないので、ステップS101に戻ってステップS101からの処理を繰り返す。逆に、賞球加減カウンタが0以下の場合(ステップS111でNoの場合)には、ステップS111に進む。
一方、ステップS107の処理で賞球モータ駆動センサ63から出力された検出信号を賞球制御基板54が受信していない場合(ステップS107でNoの場合)には、ステップS101の駆動信号を出力してから所定時間が経過したか否かが判断される(S127)。所定時間経過していない場合(ステップS127でNoの場合)には、ステップS101に戻り、所定時間が経過するまでステップS101からステップS107までの処理を繰り返す。逆に、所定時間が経過している場合(ステップS127でYesの場合)には、球ガミ処理を行う(S129)。すなわち、ステップS101で駆動信号を出力してから所定時間経過しても賞球モータ駆動センサ63から出力される検出信号を受信できない場合は、何らかの原因でパチンコ球が噛み込んで賞球モータ36が回転できない状態であると考えられる。このため、賞球モータ36を交互に駆動する処理(球ガミ処理)を行うことで球ガミ状態を解消する。球ガミ処理が終わると、再度ステップS101に戻って上述した処理を繰り返す。なお、ステップS127でYesと判断されて球ガミ処理が行われると、払出し装置72が球ガミ状態であることを示す球ガミフラグがONされる。
【0046】
ステップS113の処理では、賞球加減カウンタの値が0か否かが判断される(S113)。賞球加減カウンタの値が0でない場合、すなわち賞球加減カウンタの値が0より小さい場合(ステップS113でNoの場合)には、払出し装置72から賞球を払出しすぎている状態(異常状態)であるため、賞球過多フラグをONして(S131)、入出力処理を終了する。
賞球加減カウンタの値が0の場合(ステップS113でYesの場合)には、モータを停止させ(S115)、賞球積算カウンタの値と払出積算カウンタの値が一致するか否かを判断する(S117)。賞球積算カウンタの値と払出積算カウンタの値が一致する場合(ステップS117でYesの場合)には、払出し装置72から適正な数の賞球が払い出されているので、そのまま入出力処理を終了する。賞球積算カウンタの値と払出積算カウンタの値が不一致の場合(ステップS117でNoの場合)には、賞球積算カウンタの値が払出積算カウンタの値より大きいか否かの判断を行う(S119)。
賞球積算カウンタの値が払出積算カウンタの値より少ない場合(ステップS119でNoの場合)には、余分に払い出した賞球数(すなわち、払出し積算カウンタから賞球積算カウンタの値を引いた数)が50個より少ないか否かを確認する(S123)。払出積算カウンタの値から賞球積算カウンタの値を引いた数が50を超える場合(ステップS123でYesの場合)は、賞球過多フラグをONして(S125)、入出力処理を終了する。払出積算カウンタの値から賞球積算カウンタの値を引いた数が50以内の場合(ステップS123でYesの場合)は、余分に払い出したパチンコ球の数は許容範囲内であるので、そのまま入出力処理を終了する。
賞球積算カウンタの値が払出積算カウンタの値より大きい場合(ステップS119でYesの場合)は、払出すべき賞球が実際には払出されていない状態なので、賞球積算カウンタの値と払出積算カウンタの値が一致するように賞球を払出す処理(リトライ処理)を行う(S121)。なお、リトライ処理を行うと、払出し装置72がリトライ状態であることを示すリトライフラグがONされる。
【0047】
(3)表示制御基板の処理
表示制御基板59の処理について図17,18を参照して簡単に説明する。表示制御基板59は、メイン制御基板57から出力されるライト信号による割込み処理によってコマンド受信処理(図15に示す賞球制御基板54のコマンド受信処理と略同一)が起動され、メイン制御基板57から送信されたコマンドを受信する。コマンド受信処理により受信されたコマンドは、表示制御基板59のメイン処理(図17)によって分析され、図柄表示器23に画像(図柄変動)を表示する処理が行われる。これらの処理とは別に、賞球制御基板54から出力される異常報知信号によって異常報知処理(図18)が起動される。以下、表示制御基板59のメイン処理について図17を参照して説明し、次いで異常報知処理について図18を参照して説明する。
【0048】
図17に示されるように表示制御基板59では、まず、VDP絵画処理が完了しているか否かを判断する(S161)。すなわち、サブ制御基板58からのコマンドに基づいて作成された1連の遊技演出(例えば、図柄変動)をVDPが図柄表示器23に表示中か否かを判断する。具体的には、VDPが1フレームを出力する毎(16ms毎)に出力する信号が途絶えた否かで判断する。
VDP絵画処理が完了していない場合(ステップS161でNO)は、VDP絵画処理が完了するまでステップS161の処理が繰り返される。一方、VDP絵画処理が完了している場合(ステップS161でYes)は、コマンド受信処理により受信したコマンドの分析を行う(S163)。すなわち、受信したコマンドが変動コマンドであるのか否か、変動コマンドである場合にはどのような図柄変動を表示するかを分析する。
次に、受信したコマンドが適性に受信したものか否かを判定する(S165)。例えば、変動コマンドの場合は、変動パターン→左図柄→中図柄→右図柄の順序でコマンドが表示制御基板59で受信される。したがって、ステップS165では、コマンドの順番が正しいか、コマンドに欠落があるか等で判定する。
コマンド受信エラーが発生している場合(ステップS165でYes)は、エラー表示処理に進む(S169)。すなわち、図柄表示器23に通信エラーが生じていることを表示する画像を出力する。コマンド通信エラーが発生していない場合(ステップS165でNo)は、演出表示処理を開始し(S167)、再びVDP絵画処理完了信号待ちとなる。
【0049】
図18に示す異常報知処理は、賞球制御基板54からの異常報知信号により起動される。
図18に示すように、賞球制御基板54はまず画像データを受信する(S181)。画像データを受信すると、次に、その受信した画像データが異常報知表示画像データか否かを判定する(S183)。
受信した画像データが異常報知表示画像データである場合(ステップS183でYesの場合)は、現在表示されている画像に異常であることを報知するシンボルを重ねて表示する(S185)。具体的には、最上位のレイヤーに受信した画像データを割当て図柄表示器23に出力する。ステップS185を行って割込み処理が終了すると、図17に示すメイン処理に戻って処理(例えば、図柄変動を表示する処理等)が継続されることとなる。したがって、図20に示すように図柄表示器23には、図柄変動が中断されることなく異常報知が重ねて表示されることとなる。
一方、受信した画像が異常報知表示画像データでない場合(ステップS183でNoの場合)は、受信した画像データが異常箇所特定表示画像データであるので、現在表示している画像表示をクリアし(S187)、次いで、図柄表示器23の全体に異常箇所を表示する画像(図19)を表示する(S189)。ステップS189を行って割込み処理が終了すると、表示制御基板59は全ての処理を停止して電源再投入を待つことととなる。なお、ステップ187の処理でクリアされた画像が特別図柄の図柄変動の途中の画像である場合は、既に説明したように復旧後にメイン制御基板57から変動コマンドが再出力され、再び図柄表示器23に表示される。
【0050】
上述した説明から明らかなように、本実施例のパチンコ機1では、パチンコ機1の異常を判定するプログラムとその異常報知のための画像データが、本体側に装着された賞球制御基板54に設けられているため、遊技盤13が交換された際にも流用することができる。
【0051】
(第2実施例) 次に、第2実施例に係るパチンコ機について説明する。第2実施例に係るパチンコ機は、第1実施例に係るパチンコ機と略同一に構成されるが、▲1▼パチンコ機1の裏面に異常報知用の表示装置を別途設けられる点、▲2▼その表示装置に異常箇所の表示のみでは無く、修理手順等まで表示される点で異なる。以下、第1実施例と同一部分については同一の符合を付すことで、その詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
【0052】
第2実施例のパチンコ機では、図21に示すように、サブ基板ボックス232内に異常報知モニター69が設置される。異常報知モニター69の取付け位置は、その表示画面がサブ基板ボックス232の開口部と一致する位置となるように調整されている。異常報知モニター69はタッチ型のセンサーパネルで、人が画面に接触するとその接触を検知できるようになっている。
異常報知モニター69は、図22に示すように賞球制御基板54に接続される。賞球制御基板54には、上述した第1実施例のプログラムに加え、さらに異常報知を行うための画像データを異常報知モニター69に出力するためのプログラムと、異常報知モニター69に表示される異常箇所の修理手順を案内するガイダンスプログラムが記憶されている。
【0053】
第2実施例のパチンコ機において異常が発生すると、賞球制御基板54から異常報知モニター69に異常報知用の画像データが出力される。異常報知モニター69に出力される画像データは、遊技続行が可能な場合であっても異常報知箇所特定表示画像データ(図19に示す画像を表示するためのデータ)とされる。異常報知モニター69は、賞球制御基板54から出力された画像データに基づいて異常報知画像を表示する。したがって、異常報知モニター69には、図19に示すように遊技機の構成図Cと異常箇所Dが表示される。
また、異常報知モニター69に異常箇所として表示された部分(図19のDの部分)を遊技店の店員等がタッチすると、賞球制御基板54はそのタッチした異常箇所に対応した復旧手順を表示するための画像データを異常報知モニター69に出力する。
具体的に説明するため、パチンコ機1では球ガミ状態が遊技続行不可能な異常と設定されており、かつ、パチンコ機1に球ガミ状態が発生して遊技処理が中断された場合を考える。この場合は、まず、異常報知モニター69に「賞球モータのモータ軸をゆっくり回転させて下さい。」と表示される。この表示がされてから所定時間が経過すると、異常報知モニター69に「解消 Yes or No」と表示される。球ガミ状態が解消されていれば「Yes」の部分に修理者はタッチして、電源の再投入を行って復旧作業を終了する。一方、球ガミ状態が解消されず「No」の部分に修理者がタッチすると、異常報知モニター69には「賞球モータのモータユニットの4すみのネジをゆるめユニットを外して下さい。」と表示される。この表示がされてから所定時間が経過すると、さらに「モータユニットから球を抜き取ってから、モータ軸を再度回転させて下さい。」と表示される。この指示が経過されてから所定時間が経過すると、異常報知モニター69に「解消 Yes or No」と表示される。これでも解消しない場合(すなわち、「No」の部分に修理者がタッチした場合)には、異常報知モニター69にメーカの連絡先等が表示される。なお、復旧作業中はパチンコ機1の意図しない誤作動を防止するために、異常報知モニター69にのみ電源が供給され、他の部品(例えば、各種制御基板,各種モータ等)には電源が供給されないよう構成されていることが好ましい。
このように修理手順が異常報知モニター69に表示されるため、遊技店の店員は速やかに異常状態から復旧することができる。
【0054】
なお、第2実施例のパチンコ機においては、表示制御基板59等に異常が発生し、その異常によって図柄表示器23に画像が表示できないような場合でも、異常報知モニター69で異常報知を行うことができる。
また、異常報知モニター69は、賞球制御基板54と同様に、パチンコ機の本体側に設置されるため、遊技盤13が交換された際にも流用することができる。なお、上記第2実施例では、異常報知モニター69が表示制御基板59と同機能の回路を備えるものとして構成されているが、表示制御基板59と同機能の回路を賞球制御基板54側に備えるようにしても良い。
【0055】
以上、本発明のいくつかの実施例について詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
【0056】
(1)上述した実施例のメイン制御基板57は、そのメイン制御基板57に接続された各種センサ(例えば、始動口センサ41)の断線や、そのメイン制御基板57に接続された各種駆動装置(例えば、ソレノイド40)の故障を検知するように構成することもできる。
センサの断線を検出する方法としては、種々の方法を採ることができる。例えば、一方が+12V、他方がコンパレータ回路に接続される近接センサ(例えば、オムロン社製のTL−PP153)の場合は、コンパレータとの接続ポイントの電圧を検出することで断線を検出することができる。すなわち、断線が生じていない通常時は接続ポイントの電圧が+9Vとなっているのに対して、断線が生じると接続ポイントの電圧が0Vとなってしまうためである。
また、ソレノイド40の故障を検出する方法としては、例えば、開閉蓋27が開放されたことを検出するセンサを用いて行うことができる。例えば、開閉蓋27の開放を検出するセンサとしてフォトセンサを使用する場合、開閉蓋27が開放されると入力する光が遮蔽されるような位置にフォトセンサを配置する。かかる構成において、ソレノイド40を駆動する信号を出力しているにもかかわらずフォトセンサからの応答がない場合は、ソレノイド40の故障と判定することができる。
なお、これらのセンサの断線やソレノイドの故障等の異常が検出されると、メイン制御基板57は賞球制御基板57にこれらの異常が発生していることを知らせる信号を出力する。または、メイン制御基板基板57は、周期的に出力している異常判定信号をスイッチ等で遮断して強制的に途絶することで、賞球制御基板54に異常を知らせるような構成としてもよい。なお、これらの異常が伝達された賞球制御基板54は、これらの異常を遊技続行不可能な異常として対応することが好ましい。
【0057】
(2)上述した実施例のサブ制御基板58は、スピーカ28及びランプ34の異常を検出するように構成することができる。スピーカ28の故障を検出する方法としては、例えは、スピーカ28のGND線側の端子を、フィードバック抵抗を介してGND線に接続する。そして、スピーカ28のGND線側端子の電圧をモニターすることで、スピーカ28の異常を検出することができる。すなわち、スピーカ28に音声信号を出力しているにもかかわらず、モニターする電圧に変化が無ければ、スピーカ28の故障と判定する。また、ランプ34の故障(ランプ切れ,LED不良)を検出する方法についても、スピーカ28の場合と同様の方法を採用することができる。これらの異常が検出されると、これらの異常が発生していることを伝達する信号をサブ制御基板58から賞球制御基板54に出力する。
なお、スピーカ28の故障、ランプ34の故障については、遊技続行可能な異常とするか遊技続行不可能な異常とするかは設計者が自由に決めることができる。例えば、スピーカ28の異常については遊技続行不可能な異常と設定し、ランプ34の異常については遊技続行可能な異常と設定することができる。
【0058】
(3)上述した実施例の賞球制御基板54は、払出し球検出センサ64の不良を検出するようにしても良い。例えば、賞球モータ65を駆動しているにもかかわらず、払出し球検出センサ64で10個以上連続してパチンコ球が検出できない場合は、払出し検出センサ64に異常が発生していると判定することができる。このような異常を検出された場合は、遊技続行不可能な異常と判定されることが好ましい。
さらには、賞球制御基板54は、球切れ検出スイッチ61からの信号に基づいて球切れ状態を検出するようにしても良いし、満タン検出スイッチ62からの信号に基づいて下皿21の満タン状態を検出しても良い。
その他、表枠30等の枠の開放を検出して、遊技続行不可能な異常と判定し、その異常を表示するようにしても良い。
【0059】
(4)上述した各実施例は本発明をパチンコ機に適用した例であったが、本発明はこの他にも、例えば、アレンジホール機(一定数の鋼球を遊技盤上に射出して所定の当たり状態を成立させるもの)、雀球遊技機、パチスロ機、スロットマシン等の各種遊技機にも適用することができる。
【0060】
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の外枠に対して本体枠が開かれた状態を示す斜視図である(図示の便宜上、遊技盤は省略して示している)。
【図2】パチンコ機の外枠に対して本体枠が開かれ、この本体枠に対して表枠が開かれた状態を示す斜視図である。
【図3】図1に示すパチンコ機の正面図である。
【図4】遊技盤の中央に配されたセンター役物装置の拡大図である。
【図5】図1に示すパチンコ機の背面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】パチンコ機の制御系の構成(電源系統を含む)を示すブロック図である。
【図8】メイン制御基板のメイン処理を示すフローチャートである。
【図9】メイン制御基板の入賞検出処理を示すフローチャートである。
【図10】メイン制御基板の賞球コマンド送信処理を示すフローチャートである。
【図11】賞球制御基板から出力される遊技停止信号によって起動される割込み処理のフローチャートである。
【図12】メイン制御基板の復電処理を示すフロチャートである。
【図13】賞球制御基板のメイン処理を示すフロチャートである。
【図14】賞球制御基板のエラー処理を示すフローチャートである。
【図15】賞球制御基板のコマンド受信処理を示すフローチャートである。
【図16】賞球制御基板の入出力処理を示すフローチャートである。
【図17】表示制御基板のメイン処理を示すフローチャートである。
【図18】表示制御基板の異常報知処理を示すフローチャートである。
【図19】図柄表示器に示される異常報知表示の一例(請求項でいう第2態様に相当)
【図20】図柄表示器に示される異常報知表示の一例(請求項でいう第1態様に相当)
【図21】第2実施例に係るパチンコ機の背面図である。
【図22】図21に示すパチンコ機の制御系の構成(電源系統を含む)を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・パチンコ機
2・・・外枠
10・・本体枠
30・・表枠
13・・遊技盤
14・・センター役物
23・・図柄表示器
25・・第1種始動口
26・・大入賞口
72・・払出装置
54・・賞球制御基板
57・・メイン制御基板
58・・サブ制御基板
59・・表示制御基板

Claims (7)

  1. 本体と、本体に着脱可能に取付けられる遊技盤とから構成され、本体に対して異なる種類の遊技盤が取付けられることで異なる機種に変更可能とされた遊技機であって、
    表示装置と、
    遊技機の状態を検出する検出手段と、
    その検出手段からの検出信号に基づいて異常が生じているか否かを検出し、異常が生じているとことを検出したときに前記表示装置に異常表示を行わせる制御装置とを有し、
    その制御装置が本体に取付けられていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記制御装置は、異常が生じていることを検出するとさらに、その異常が遊技を続行可能な異常か不可能な異常かを判定し、続行可能な場合には前記表示装置に第1態様で異常表示を行わせ、続行不可能な場合には前記表示装置に第2態様で異常表示を行わせることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記表示装置は、異常表示の他に遊技の進行に応じて一連の表示演出を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記表示装置は、一連の表示演出が異常表示により中断されたときは、その中断された一連の表示演出を異常解消後に再開可能となっていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 異なる種類の遊技盤が着脱可能に取付けられ、取付けられる遊技盤の種類を変えることで異なる機種に変更可能な遊技機用の本体であって、
    遊技盤に取付けられた表示装置並びに遊技盤に取付けられて遊技盤の状態を検出する検出手段に接続可能とされた制御装置を有し、
    その制御装置は、前記検出手段で検出された遊技盤の状態から異常が生じているか否かを検出し、異常が生じていることを検出したときに前記表示装置に異常表示を行わせるための信号を出力することを特徴とする遊技機用本体。
  6. 表示装置と、遊技機の状態を検出する検出手段と、その検出手段で検出された遊技機の状態から異常が生じているか否かを検出し、異常が生じていることを検出したときに前記表示装置に異常表示を行わせる制御装置とを有する遊技機であって、
    表示装置に表示される異常表示には、遊技機の構成を模式的に示す構成図が含まれており、その構成図上に異常が発生していると判定した箇所が指し示されていることを特徴とする遊技機。
  7. 表示装置に表示される異常表示には、異常を解消するための手順に関する情報が含まれていることを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
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