JP2001029631A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2001029631A
JP2001029631A JP11209143A JP20914399A JP2001029631A JP 2001029631 A JP2001029631 A JP 2001029631A JP 11209143 A JP11209143 A JP 11209143A JP 20914399 A JP20914399 A JP 20914399A JP 2001029631 A JP2001029631 A JP 2001029631A
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JP
Japan
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control program
game machine
machine control
code
gaming machine
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JP11209143A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kashiwagi
敦詞 柏木
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Mitsuboshi Inc
Original Assignee
Mitsuboshi Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機の制御プログラム内容が変更されたと
き又はその制御プログラムを記憶している記憶手段が交
換されたときに、その変更又は交換が行なわれたことを
遊技機の作動中に検出することができるパチンコ遊技機
を提供すること。 【解決手段】 正規の遊技機制御プログラム121cを
基に算出した遊技機制御プログラム検証コード121a
と検証時に記憶手段121が記憶している遊技機制御プ
ログラム121cを基に改めて算出した制御プログラム
検証コードとを比較する処理を、定期的或いは繰返し実
行するようにし、又は、指令信号に基づいて実行するよ
うにした。また、他の解決手段では、遊技機制御プログ
ラム121cを記憶している記憶手段121に、前記記
憶手段121を同定するためのIDコード121dを予
め記憶させておき、そのIDコード121dを遊技機の
外部へ送信するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパチンコ遊技機に関
し、更に詳しくは、記憶手段に記憶されてる遊技機の動
作を制御するプログラムの内容が変更された場合又は遊
技機の動作を制御するプログラムを記憶する記憶手段が
交換された場合に、その変更又は交換が行なわれたこと
を検出することができるパチンコ遊技機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、パチンコ遊技機は、パチンコ
遊技機の動作を制御するプログラムを記憶手段に記憶
し、中央処理装置が該制御プログラムを実行することに
よって、当りの発生、賞品球の払出、大入賞口及び作動
入賞口の開放動作、照明装置の点灯及び音声出力装置の
動作等を制御している。このように、制御プログラムに
よってパチンコ遊技機の動作を制御しているので、該制
御プログラムの内容を不正に変更することにより、例え
ば、当たりの発生頻度を増大させることが可能である。
従って、制御プログラムが不正に変更された場合には、
早期にその変更を検出することが要求される。
【0003】図11は、従来のパチンコ遊技機の動作を
制御する主制御部の処理を説明する図である。図11の
(a)は主制御部の構成を示し、図11の(b)は主制
御部が実行する処理手順を示すフローチャートである。
主制御部91はROM121とRAM122とを具備し
ており、該ROM121には、遊技機制御プログラム検
証コード121aと遊技機制御プログラム検証処理プロ
グラム121bと遊技機制御プログラム121cとが記
憶されている。また、図示していないが、該主制御部9
1は、入賞球検出センサ、特別図柄表示装置、賞品球払
出装置、特別電動役物、音声出力装置、照明装置等に接
続されており、前記遊技機制御プログラム121cに従
ってこれらを制御する信号を出力する。
【0004】前記ROM121に記憶されている遊技機
制御プログラム検証コード121aの値は、正規の遊技
機制御プログラム121cの内容に基づいて所定の演算
により予め算出した値である。遊技機制御プログラム検
証プログラム121bは、検証時にROM121に記憶
されている遊技機制御プログラム121cを基に改めて
前記所定の演算を実行して算出した遊技機プログラム検
証コードの値と前記ROM121に記憶されている遊技
機制御プログラム検証コード121aの値とが一致する
か否かを検証する処理プログラムである。
【0005】(b)に示すフローチャートに沿って、主
制御部91の処理を説明する。電源が投入されると、前
記遊技機制御プログラム検証プログラム121bに従っ
て、遊技機制御プログラム121cを基に前記所定の演
算を実行して求めた値と前記ROM121に記憶されて
いる遊技機制御プログラム検証コード121aの値とが
一致するか否かを検証する(S401)。そして、一致
する場合には異常がないので(S402「YES」)、
前記遊技機制御プログラム121cに従って実行する遊
技機制御処理(S403)に移行する。続いて、図示し
ないリセット信号発生手段が周期的に発生するリセット
信号に基づき前記遊技機制御処理を繰り返し実行する
(S404「YES」、S403)。一方、一致しない
場合には異常であるので(S402「NO」)、遊技機
制御処理へは移行せずに処理を停止する(S405)。
【0006】従って、記憶されている遊技機制御プログ
ラム121cが他の遊技機制御プログラム121c´に
変更され、記憶されている遊技機制御プログラム検証コ
ード121aは変更されなかった場合には、変更された
遊技機制御プログラム121c´から求めた遊技機制御
プログラム検証コードとROM121に記憶されている
前記遊技機制御プログラム検証コード121aの値とが
一致しなくなることにより遊技機制御プログラムが変更
されたことが検出され、電源を投入しても変更された遊
技機制御プログラム121c´が実行されず、遊技機の
動作が停止する。そして、遊技場管理者は、かかる遊技
機の動作停止により遊技機制御プログラムの変更を知る
ことができた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
如く従来の技術によれば、電源が投入された時にのみ遊
技機制御プログラム検証処理が実行されるので、電源投
入後に、遊技機制御プログラムが変更された場合には、
次に電源が投入される時までその変更を検出することが
できなかった。
【0008】また、前記記憶手段が不正な遊技機制御プ
ログラムを記憶する記憶手段に交換され、交換された記
憶手段が遊技機制御プログラムを検証する機能を有して
いない場合には、当然のことながら前記遊技機制御プロ
グラム検証処理は実行されず、遊技機制御プログラムの
変更を検出することができないという問題があった。
【0009】更に、前記記憶手段が不正な遊技機制御プ
ログラムを記憶する記憶手段に交換され、交換された記
憶手段が遊技機制御プログラムを検証する機能を有して
いる場合であっても、その記憶手段に記憶されている遊
技機制御プログラム検証コードが、その記憶手段に記憶
されている不正な遊技機制御プログラムを基に前記所定
の演算により算出したものである場合には、遊技機制御
プログラムの変更を検出することができないという問題
があった。
【00010】本発明の解決しようとする課題は、パチ
ンコ遊技機の作動中に遊技機制御プログラムが変更され
たときに、迅速にその変更を検出することが可能である
パチンコ遊技機を提供すること、又は、遊技機制御プロ
グラムを記憶している記憶手段が交換された場合にその
交換を検出することができるパチンコ遊技機を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載のパチンコ遊技機は、少なくともパチ
ンコ遊技機の動作を制御するための遊技機制御プログラ
ムを記憶している記憶手段と、前記遊技機制御プログラ
ムを実行する遊技機制御プログラム実行手段とを具備す
るパチンコ遊技機において、前記遊技機制御プログラム
を基に予め定めた演算処理により算出された遊技機制御
プログラム検証コードを予め記憶している検証コード記
憶部を前記記憶手段に設けるとともに、定期的に遊技機
制御プログラム検証指令信号を出力するタイマと、前記
タイマから出力される遊技機制御プログラム検証指令信
号に基いて前記記憶手段が記憶している遊技機制御プロ
グラムを基に前記予め定めた演算処理により遊技機制御
プログラム検証コードを改めて算出するとともに算出し
た遊技機制御プログラム検証コードと前記検証コード記
憶部に記憶されている遊技機制御プログラム検証コード
とが一致するか否かによって遊技機制御プログラムの正
否を検証する処理を実行する遊技機制御プログラム検証
処理手段とを設けたことを要旨としている。
【0012】このように構成された請求項1に記載のパ
チンコ遊技機によれば、前記記憶手段が記憶している遊
技機制御プログラムの内容が変更された場合には、検証
時に改めて算出した遊技機制御プログラム検証コードが
前記検証コード記憶部に記憶されている遊技機制御プロ
グラム検証コードと一致しなくなるので、前記遊技機制
御プログラム検証処理によってかかるプログラム変更を
検出する。更に、本遊技機は、遊技機制御プログラム検
証処理を定期的に実行するので、遊技機の作動中に不正
にプログラムが変更された場合に、プログラムの変更を
自動的に早期に検出する。
【0013】また、請求項2に記載のパチンコ遊技機
は、少なくともパチンコ遊技機の動作を制御するための
遊技機制御プログラムを記憶している記憶手段と、前記
遊技機制御プログラムを実行する遊技機制御プログラム
実行手段とを具備するパチンコ遊技機において、前記遊
技機制御プログラムを基に予め定めた演算処理により算
出された遊技機制御プログラム検証コードを予め記憶し
ている検証コード記憶部を前記記憶手段に設けるととも
に、パチンコ遊技機外部から受信する遊技機制御プログ
ラム検証指令信号に基いて前記記憶手段が記憶している
遊技機制御プログラムを基に前記予め定めた演算処理に
より遊技機制御プログラム検証コードを改めて算出する
とともに算出した遊技機制御プログラム検証コードと前
記検証コード記憶部に記憶されている遊技機制御プログ
ラム検証コードとが一致するか否かによって遊技機制御
プログラムの正否を検証する処理を実行する遊技機制御
プログラム検証処理手段とを設けたことを要旨としてい
る。
【0014】このように構成された請求項2に記載のパ
チンコ遊技機によれば、前記記憶手段が記憶している遊
技機制御プログラムの内容が変更された場合には、改め
て算出した遊技機制御プログラム検証コードが前記検証
コード記憶部に記憶されている遊技機制御プログラム検
証コードと一致しなくなるので、前記遊技機制御プログ
ラム検証処理によってかかるプログラム変更を検出す
る。更に、本遊技機は、パチンコ遊技機外部から遊技機
制御プログラム検証指令信号が入力されると、遊技機制
御プログラム検証処理を実行する。従って、遊技場管理
者は、所望の時期に遊技機外部からパチンコ遊技機へ前
記遊技機制御プログラム検証指令信号を送信することに
より、前記検証処理を所望の時期に実行させることがで
きる。
【0015】また、請求項3に記載のパチンコ遊技機
は、少なくともパチンコ遊技機の動作を制御するための
遊技機制御プログラムを記憶している記憶手段と、前記
遊技機制御プログラムを実行する遊技機制御プログラム
実行手段とを具備するパチンコ遊技機において、前記遊
技機制御プログラムを基に予め定めた演算処理により算
出された遊技機制御プログラム検証コードを予め記憶し
ている検証コード記憶部を前記記憶手段に設けるととも
に、前記記憶手段が記憶している遊技機制御プログラム
を基に前記予め定めた演算処理により遊技機制御プログ
ラム検証コードを改めて算出するととも算出した遊技機
制御プログラム検証コードと前記検証コード記憶部に記
憶されている遊技機制御プログラム検証コードとが一致
するか否かによって遊技機制御プログラムの正否を検証
する処理を繰り返し実行する遊技機制御プログラム検証
処理手段を設けたことを要旨としている。
【0016】このように構成された請求項3に記載のパ
チンコ遊技機によれば、前記記憶手段が記憶している遊
技機制御プログラムの内容が変更された場合には、変更
された遊技機制御プログラムについて算出した遊技機制
御プログラム検証コードが前記検証コード記憶部に記憶
されている遊技機制御プログラム検証コードと一致しな
くなるので、前記遊技機制御プログラム検証処理によっ
てかかるプログラム変更を検出する。更に、本遊技機
は、前記検証処理を繰返し実行するので、かかるプログ
ラム変更が行なわれた場合には、その変更を即座に検出
することができる。
【0017】また、請求項4に記載のパチンコ遊技機
は、少なくともパチンコ遊技機の動作を制御するための
遊技機制御プログラムを記憶している記憶手段と、前記
遊技機制御プログラムを実行する遊技機制御プログラム
実行手段とを具備するパチンコ遊技機において、前記記
憶手段を同定するIDコードを予め記憶しているIDコ
ード記憶部を前記記憶手段に設けるとともに、前記ID
コード記憶部に記憶されているIDコードをパチンコ遊
技機外部へ送信するIDコード送信手段とを設けたこと
を要旨とする。
【0018】このように構成された請求項4に記載のパ
チンコ遊技機によれば、遊技機制御プログラムを記憶し
ている記憶手段に記憶されているIDコードをパチンコ
遊技機の外部へ送信するので、パチンコ遊技機の記憶手
段のIDコードをパチンコ遊技機外部において得ること
ができる。そして、本遊技機は、記憶手段が交換されて
いない場合には、正しいIDコードを送信するが、記憶
手段が交換された場合には、該記憶手段に記憶されてい
るIDコードが交換前と異なるものになるので、パチン
コ遊技機は交換前の正しいIDコードと異なるIDコー
ドを送信するようになる。従って、送信されるIDコー
ドを受信したパチンコ遊技機外部において、該パチンコ
遊技機に関する正しいIDコードと照合すれば、記憶手
段が交換されたか否かを判定することができる。
【0019】また、本パチンコ遊技機が不正に改造され
てIDコードを送信する機能を有しなくなった場合又は
記憶手段がIDコードを記憶していないものに交換され
た場合には、IDコードがパチンコ遊技機外部へ送信さ
れなくなる。従って、これらの場合には、パチンコ遊技
機からパチンコ遊技機外部へIDコードが送信されない
ことにより、パチンコ遊技機に対して不正な改造が行な
われたことをパチンコ遊技機外部において検出すること
ができる。
【0020】そして、IDコードの送信はパチンコ遊技
機が作動中に頻繁に行なうことが望ましい。そこで、例
えば、請求項5に記載の発明のように、IDコード送信
指令信号を定期的にIDコード送信手段へ出力するタイ
マを設けるとともに、前記IDコード送信手段は、前記
タイマからのIDコード送信指令信号に基いて、前記I
Dコード記憶部に記憶されているIDコードをパチンコ
遊技機外部へ送信するようにするとよい。このように構
成することにより、記憶手段に記憶されているIDコー
ドをパチンコ遊技機の外部へ定期的に送信するので、パ
チンコ遊技機の記憶手段のIDコードをパチンコ遊技機
外部において定期的に得ることができるようになる。従
って、パチンコ遊技機外部において、定期的に記憶手段
のIDコードを正しいIDコードと比較することができ
るようになり、記憶手段の交換を早期に検出することが
できる。
【0021】また、請求項6に記載の発明のように、前
記IDコード送信手段は、パチンコ遊技機外部から受信
するIDコード要求信号に基いて、前記IDコード記憶
部に記憶されているIDコードをパチンコ遊技機外部へ
送信するようにしてもよい。このように構成することに
より、パチンコ遊技機は、外部からIDコード要求信号
を受信したときに、IDコード記憶部に記憶されている
IDコードをパチンコ遊技機の外部へ送信する。従っ
て、遊技場管理者は、所望の時期にパチンコ遊技機外部
からパチンコ遊技機へIDコード要求信号を送信すれ
ば、その時のパチンコ遊技機の記憶手段のIDコードを
パチンコ遊技機外部において得ることができるようにな
る。即ち、パチンコ遊技機外部において、所望の時期
に、記憶手段が交換されたか否かを判定することができ
るようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面を参照して詳しく説明する。図1は、本実施の形
態に係るパチンコ遊技機の遊技盤正面図を示し、図2は
その遊技盤の中央位置に備えられる特別図柄表示装置の
拡大図を示している。このパチンコ遊技機では、遊技盤
10に構成された遊技領域の中央部に設けられる特別図
柄表示装置2における表示画面200の上半分領域に
は、各々個別に変動可能な左変動図柄領域(左図柄)2
00a、中変動図柄領域(中図柄)200b及び右変動
図柄領域(右図柄)200cが設けられると共に、下半
分領域には各種のキャラクタ図柄等が表示される背景図
柄領域210が設けられる。
【0023】変動図柄領域の表示図柄変動時には、左図
柄200aには「1」から「12」の数字が昇順に表示
され、同様に中図柄200b及び右図柄200cにおい
ても「1」から「12」の数字が昇順に表示される。
【0024】特別図柄表示装置2の上方には、特別図柄
表示装置2の図柄変動中に始動入賞口4に入賞した球数
を最大4個分までカウントし記憶するとともに点灯によ
って表示する特別図柄用記憶表示LEDが設けられる。
特別図柄表示装置2の真下位置には、電動可変翼タイプ
の始動入賞口4が設けられ、更にその下方位置には、通
常は閉じている大入賞口6と、該大入賞口6が開口され
た時に入賞可能となる特定領域入賞口7とからなる特別
電動役物を備える。
【0025】また、前記大入賞口6の左右には、普通入
賞口である左落し入賞口8、右落し入賞口9が設けられ
ると共に、その上部には左袖入賞口11、右袖入賞口1
2が各々備えられる。これらの入賞口に遊技球が入賞す
ると、始動入賞口4及び左右落し入賞口8,9、左袖入
賞口11に関しては6個、大入賞口6は15個、右袖入
賞口12に関しては8個の賞品球が各々払出される。
【0026】更に、前記特別図柄表示装置2の周囲を囲
む装飾枠体14の上部に形成された半円弧形状の装飾枠
部には、7セグメントデジタル表示の普通図柄表示装置
34が備えられる他、遊技球が入球可能な通過口15,
16,17が各々備えられ、これらの通過口15,1
6,17に入った遊技球は装飾枠体14の左右側枠部の
下隅部分に設けられる通過口左前出口24、或いは通過
口右前出口25より、又は、その奥側に設けられる通過
口左奥出口26或いは通過口右奥出口27より装飾枠体
14の下側枠縁上に誘導される。
【0027】更に遊技盤10面には、前記特別図柄表示
装置2の左右側に、左右ゲート32,33が設けられ、
この左右ゲート32,33は前記特別図柄表示装置2の
装飾枠体14の左右両側枠部下端に設けられる左右ゲー
ト出口20,21と遊技盤10の裏面で接続されてお
り、左ゲート32に入った遊技球は装飾枠体14の左ゲ
ート出口20から装飾枠体14の下側枠縁上に誘導さ
れ、右ゲート33に入った遊技球は、右ゲート出口21
から同じく装飾枠体14の下側枠縁上に誘導される。
【0028】そして、この装飾枠体14の内側下枠縁部
はすり鉢形状に構成され、その中央には、奥側が固定さ
れ手前側が上下に変動可能な誘導部材30が設けられ、
この誘導部材30の手前側は、通常は装飾枠体14より
も低い位置にあり、一定時間経過毎に装飾枠体14の高
さまでせり上がるように上下動作が繰返されるため、前
記各出口から排出された遊技球は、誘導部材30が装飾
枠体14よりも低い位置にある間はその下枠縁上に滞留
されるが、誘導部材30の上昇動作に伴って押し出され
て遊技盤10面を再び落下されることになる。
【0029】一方、前記左右ゲート32,33には、遊
技球の検知スイッチ(図示せず)が設けられ、これらの
左右ゲート32,33への遊技球の通過に伴って普通図
柄表示装置34が変動を開始する。普通図柄表示装置3
4の7セグデジタルで表示される数字、アルファベッ
ト、記号等の図柄は、左右ゲート32,33への遊技球
の通過球数分の変動を繰返す。なお、前記左右ゲート3
2,33を通過した遊技球数はカウントされ、普通図柄
表示装置34の側部に設けられた普通図柄用記憶表示L
EDにおいて最大4個まで記憶され記憶個数はランプの
点灯によって表示される。なお、この左右ゲート32,
33は遊技球の入賞口として設け遊技球が通過した際に
賞品球(例えば6個)が払い出されるようにしてもよ
い。
【0030】この遊技盤10面には、前記各装置及び入
賞口等の他に、遊技者によって弾発発射された遊技球の
落下方向を無作為に変更させたり、その流下速度を変化
させる風車36,36及びランプ風車37,37等が設
けられている。これにより、弾発発射された遊技球は遊
技盤10の遊技域内で転動しつつ下方へ落下して行き、
上記した各装置及び入賞口に入賞するか、何処にも入賞
しなければ遊技域最下部に開口された排出口39にて遊
技盤10の裏側へ排出される。
【0031】図3は、遊技盤10の裏面における入賞球
の流出経路を示した図である。図示されるように、始動
入賞口4、左落し入賞口8、左袖入賞口11に入賞した
入賞球は、傾斜板状の入賞球集合路(入賞球集合板)4
0上に落下し、その傾斜下端位置に設けられる傾斜板状
の入賞球誘導路(入賞球誘導板)42を介して入賞球排
出機構部85へと誘導される。また、大入賞口6、特定
領域入賞口7、右落し入賞口9、右袖入賞口12に入賞
した入賞球は、直接入賞球誘導路42上に落下し、入賞
球排出機構部85へ誘導されるように構成されている。
【0032】前記始動入賞口4における入賞球の流出経
路には、その入賞を検知する始動口用検出スイッチ44
が設けられる。また、前記大入賞口6における入賞球の
流出経路には、その入賞球数をカウントするカウント用
スイッチ46が設けられ、前記特定領域入賞口7におけ
る入賞球の流出経路には、その入賞を検知する特定領域
入賞検出用スイッチ48が設けられている。更に前記左
右ゲート32,33における遊技球の通過経路には、そ
の入球を検知する左ゲート用スイッチ51及び右ゲート
用スイッチ52が設けられる。
【0033】そして、前記始動口用検出スイッチ44の
検出信号により、前記始動入賞口4への入賞が検知され
ると、既述したように特別図柄表示装置2の各変動図柄
領域200a、200b、200cが変動を開始する。
また、各変動図柄領域200a、200b、200cの
停止図柄が「大当たり」の条件を満たす場合には前記大
入賞口6が開口されるが、前記大入賞口6が開口状態で
ある場合に前記カウント用スイッチ46の検出信号によ
り10個の入賞球が検知されると、1回の開口動作の制
限時間内であっても大入賞口6は閉じられる。更に、こ
の開口中に大入賞口6の前記特定領域入賞検出用スイッ
チ48の検出信号により特定領域入賞口7への入賞が検
知された場合には、大入賞口6は所定の時間閉じた後に
再び開口し、これらの作動が繰り返されることになる。
【0034】また、左右ゲート用スイッチ51,52か
ら検出信号があれば、前述したように普通図柄表示装置
34が駆動される。更に遊技盤10裏面には、始動入賞
口4を開閉動作させる普通電動役物開放用ソレイノイド
54や大入賞口6、特定領域入賞口7を開閉動作させる
大入賞口開放用ソレノイド55、特定領域開放用ソレノ
イド56が各々設けられ、装飾枠体14の内側下部に設
けられた誘導部材30を上下動作するための誘導部材駆
動用モータ57も設けられる。
【0035】一方、前記右袖入賞口12における入賞球
の流出経路には入賞検出用スイッチ60が設けられ、こ
の検出スイッチ60の検知信号に基づいて球払出装置8
0から8個の賞品球が払出される。また、前記始動口用
検出スイッチ44の検出信号により球払出装置80から
6個の賞品球が払出される。更に、前記大入賞口6に設
けられるカウント用スイッチ46、或いは特定領域入賞
口7に設けられる特定領域入賞検出用スイッチ48から
検出信号があれば、球払出装置80から15個の賞品球
が払出される。
【0036】なお、前記左右落し入賞口8,9及び左袖
入賞口11における入賞球の流出流路には入賞検出用ス
イッチは設けられていないが、入賞球払出機構部85に
設けられる入賞球検出スイッチ63により入賞球の合計
個数がカウントされるので、そのカウント個数から前記
カウントスイッチ46、48及び60のカウント数を引
いた個数差分だけ6個ずつの賞品球が払出されるように
なっている。
【0037】即ち、入賞球払出機構部85の入賞球排出
樋62を流下する賞品球は、入賞球排出樋62の途中に
設置された入賞球検出スイッチ63によってその通過が
検知され、この検知を受けて入賞球排出ソレノイド64
が作動する。この作動により入賞球排出樋62内に貯留
されている入賞球が1個ずつ通過するが、その入賞球に
関し、カウント用スイッチ46,特定領域入賞検出用ス
イッチ48、入賞用検出スイッチ60からの入賞信号が
なかったならば、6個の賞品球が払出される。
【0038】図4はパチンコ遊技機50の裏面を示した
図である。該遊技機50の裏面に設けられる機構板70
面の上部位置には、遊技場の島から供給される遊技球を
一時貯留する賞球タンク71が設けられると共に、該賞
球タンク71に連設されてタンクレール72が設けら
れ、このタンクレール72の賞球流下端部分に球払出装
置80が連設される。
【0039】前記タンクレール72には、前記賞球タン
ク71やタンクレール72上の遊技球の補給状態により
作動される補給スイッチ81が設けられ、また、球払出
装置80の直前において遊技球の球切れを検出し、払出
し機構の空動作を防止する空切り防止スイッチ82が設
けられる。更に、球払出装置80により払出された遊技
球が遊技機内において充満した場合に、これを検出する
満タンスイッチ83或いは、機内に充満した遊技球によ
り係動され満タンスイッチ83をONさせる満タンスト
ッパ84等も備えられる。
【0040】また、機構板70には遊技盤10面の各入
賞口に入った入賞球(セーフ球)を一球毎に球切りして
検出するセーフ球排出機構部85が設けられ、このセー
フ球排出機構部85により検出されたセーフ球は、機外
へ排出される。遊技機50の遊技盤裏面は中央カバー8
6に覆われており、各入賞口に入ったセーフ球は、この
中央カバー86が覆設される機構板70下部に形成され
たセーフ球誘導路で集められてセーフ球排出機構部85
へ導出される。
【0041】更にこの機構板70には、各種制御基板が
取付けられている。例えば、プリペイドカードに係わる
情報の授受を行うCR外部接続端子基板87を含む外部
接続端子部97、発生したセーフ球の種別に応じて一定
個数の賞品球を賞球払出機構部80に払出し動作させる
回路が装着されたCR払出制御基板88、該CR払出制
御基板88とプリペイドカードに係る情報及び球貸し情
報に基づいてCR払出制御部を制御する情報の入出力を
行うカードインターフェイス基板89が設けられる。
【0042】また、前記CR外部接続端子基板87、カ
ードインターフェイス基板89、CR払出制御基板88
の相互間においてカードデータ処理に係わる信号を中継
するCR中継基板90、始動入賞口への入賞に応じて特
別図柄表示装置2を駆動制御し、その特別図柄の表示態
様を設定制御すると共に入賞の種別に応じて一定個数の
賞品球の払出し命令等を行う主制御基板91等がこの機
構板70に取付けられている。そして、これら独立した
各種の基板が遊技機50に各々取付けられた後、コネク
タ配線を用いて互いに脱着可能に電気接続される。尚、
遊技機50の外部に設けられたプリペイドカードユニッ
ト75と遊技機本体との間の情報の入出力は、カードイ
ンターフェイス接続部92を介して行われる。
【0043】前記CR払出制御基板88は、賞品球の球
切れ及び供給状態、排出状態の異常を検出すると共に払
出し動作の停止及び異常表示動作も行うもので、ここで
は、CR払出制御基板88や球払出装置80等の球払出
制御機構において遊技球の球切れ、球詰まり、回路操作
異常、ソフトエラー等の異常が発生した場合にその旨を
表示するエラー表示部93、或いはエラー状態が解除さ
れた場合に前記エラー表示部93を初期状態に復帰リセ
ットさせるエラー表示リセットボタン94が設けられ
る。
【0044】遊技機50が有する主制御基板91は、機
構板70の上部片隅に設けられる外部接続端子97を介
して遊技機外部の遊技場管理装置300と接続されてお
り、遊技機50は前記遊技場管理装置300と情報を送
受信する。特別図柄表示装置2の図柄若しくは入賞装置
の始動回数、所定図柄の確定により発生する「大当た
り」の発生回数、遊技者に特別な利益状態を継続させる
継続情報、当該パチンコ遊技機における当たりの出現確
率、不正検出信号等の各種情報等が、この外部接続端子
97を介して入出力される。
【0045】更に、機構板70の裏面下方位置には、遊
技機50の前面に設けられた図示しない上受け皿に供給
された遊技球を遊技盤10面に向けて弾発発射する打球
発射装置100が備えられる。打球発射装置100は打
球発射モータ101の他、打球槌、弾発力調整装置等に
より構成される。また、タッチ感度調整ボリューム10
2は、遊技者が発射レバー(図示せず)に触れたことを
検出して打球発射モータ101の電源を投入するタッチ
スイッチ回路の検出感度を調整し、遊技球発射調整ダイ
ヤル103は、遊技盤10面へ向けての遊技球弾発力、
飛走距離を調整設定する。
【0046】また、打球発射装置100に近接して発射
装置制御基板104が設けられ、これには打球発射モー
タ101の駆動制御回路及びタッチスイッチ回路が含ま
れる。この打球発射モータ101の駆動制御回路では、
モータの回転速度、トルク、特に1分間に発射する打球
間隔、速度等が設定される。
【0047】なお、この遊技機は電源プラグ106を介
してAC100V電源に接続されている。また、前記外
部接続端子97より引き出されたリード線107の末端
にはコネクタ108が設けられ、このコネクタ108に
脱着可能に継がれる電源プラグ109の電源入力線を介
してAC24V電源へ接続される。
【0048】図5は、本遊技機における遊技内容を説明
するための制御フローチャートである。この図に沿って
このパチンコ遊技機の遊技内容を説明する。この遊技機
では、遊技者によって遊技盤10面に向けて発射された
遊技球がゲート32,33の何れかを通過したことが左
右ゲートスイッチ51,52により検知される(S10
「YES」)と、その信号に基づいて普通図柄表示装置
34が図柄変動を開始する(S12)。そしてこの普通
図柄表示装置34は図柄変動を開始してから6.0秒を
経過するとその図柄変動を停止し、変動図柄が確定する
(S24)。この確定図柄のうち、いわゆる「当たり」
と称される図柄(例えば、1,3,5,7,9)が出れ
ば(S26「YES」)、主制御基板91からの指令信
号により遊技盤10面の始動入賞口4が開放される(S
28)。
【0049】そして、この開放された始動入賞口4に遊
技球が入賞する(S30「YES」)と、始動入賞口用
スイッチ44からの検出信号に基づき特別図柄表示装置
2の各変動図柄領域が左図柄200a、中図柄200
b、右図柄200cの順に図柄変動を開始し(S32)
し、変動動作をした後、左図柄200a、中図柄200
b、右図柄200cの順に図柄変動を停止する(S4
0)。
【0050】この特別図柄表示装置2の各変動図柄領域
200a、200b、200cに表示される確定図柄の
組合せが「大当たり」図柄である場合(S42「YE
S」)は、大入賞口6の連続開放作動回数は最大16回
に設定され、大入賞口6は開放動作を最大16回繰り返
すとともにパチンコ遊技機の遊技盤面に設けられた装飾
ランプ(LED)が点滅して、大当たり動作時用に設け
られた音声がスピーカから発せられる(S43)。
【0051】そして、その「大当たり」図柄の組合せが
特定図柄の場合には(S44「YES」)、大当たりの
抽選確率を高確率に設定して(S48)、終了する。そ
の「大当たり」図柄の組合せが特定図柄ではない場合に
は(S44「NO」)、大当たりの抽選確率を低確率に
設定して(S50)、終了する。
【0052】ちなみに、「大当たり」図柄の組合せは、
前述の如く左図柄200a、中図柄200b、右図柄2
00cが同じ数字を示す組合せ図柄であり全部で12通
りある。また、大当たり図柄のうち、「1,1,1」、
「3,3,3」、「5,5,5」、「7,7,7」、
「9,9,9」、「11,11,11」の6通りの当た
り図柄は特定図柄に定められており、その他の「2,
2,2」、「4,4,4」、「6,6,6」、「8,
8,8」、「10,10,10」、「12,12,1
2」の6通りの大当たり図柄は特定図柄には定められて
いない通常図柄である。
【0053】一方、S10において遊技盤10面に向け
て発射された遊技球が、ゲート32、33を通過しなか
った(S10「NO」)が、遊技盤10面に設けられる
何れかの入賞口8,9,11,12等に入賞する(S1
6「YES」)か、或いはゲートを通過した後に何れか
の入賞口に入賞した場合には、入賞検出用スイッチ6
0,或いはセーフ球検出スイッチ63からの検知信号に
基づき入賞球1個につき6個又は8個の賞球が払出され
る(S18)。なお、何処の入賞口にも入賞しない場合
は「はずれ」として処理される(S20)。また、S4
2において特別図柄表示装置2の変動図柄の確定により
「大当たり」図柄が出なかった場合(S42「NO」)
も「はずれ」として処理される(S46)。
【0054】図6は、本実施の形態に係るパチンコ遊技
機の各種制御基板等の接続関係を示している。この制御
ブロック図でもわかるように、主制御基板91は、中央
処理装置(CPU)99、ROM121及びRAM12
2を備えている。特別図柄表示装置2及び普通図柄表示
装置34を含む表示ブロックは主制御基板91に接続さ
れ、主制御基板91からの指令信号により作動される。
また遊技盤10面に設けられるランプ風車37を含む飾
りランプやLED等の飾りブロック、あるいは始動入賞
口4や大入賞口6等の電動役物を含む役物ブロック、更
には音声駆動部165及びスピーカ166を含む音声ブ
ロックなども主制御基板91に接続されており、これら
に対しても主制御基板91からの指令信号(制御コマン
ド等)により制御が行われている。
【0055】前記主制御基板91は外部接続端子部(基
板)97と接続され、外部接続端子部97はパチンコ遊
技機外部に設けられる遊技場管理装置300と接続され
る。また、前記主制御基板91はCR払出制御部(基
板)88と接続され、CR払出制御基板88は賞球払出
機構部(球払出装置)80の駆動モータ(図示せず)と
接続される。またCR払出制御基板88にはインターフ
ェイス基板89を介してプリペードカードユニット75
が接続され、更に遊技機前面の球貸し操作部に設けられ
る度数表示部76や球貸出しボタン77が接続される。
【0056】そして主制御基板91には、検知用スイッ
チ44,46,48,60、セーフ球検知用スイッチ6
3が接続され、遊技球が入賞した場合にはこれらの検知
信号に基づいてCR払出制御基板88により球払出可動
部(球払出装置)80が駆動制御され、入賞口を兼ねる
始動入賞口4に遊技球が落入した場合には検知用スイッ
チ44からの信号に基づいて球払出しに加えて特別図柄
表示装置2が始動制御される。更に、主制御基板91に
は、左右ゲート用スイッチ51,52も接続され、遊技
球がゲートを通過した場合にはこれらの検出信号に基づ
いて普通図柄表示装置34が始動制御される。
【0057】図7は、前記主制御基板の構成を更に詳細
に示す図である。主制御基板91は、中央処理装置(以
下、CPUという。)99、ROM121、RAM12
2、第1のタイマ123、第2のタイマ124及び割込
みコントローラ125を有している。ROM121に
は、遊技機制御プログラム検証コード121a、遊技機
制御プログラム検証プログラム121b、遊技機制御プ
ログラム121c、IDコード121d及びIDコード
送信プログラム121eが格納されている。
【0058】割込みコントローラ125は、図示のよう
に第1のタイマ123、第2のタイマ124及び外部接
続端子部97とCPU99との間に介設される。第1の
タイマ123は、約2ミリ秒間隔でパルス信号を割込み
コントローラ125に出力する。第2のタイマは、5分
間隔でパルス信号を割込みコントローラ125に出力す
る。また、遊技場管理装置300から外部接続端子部9
7を介して割込みコントローラ125へ、IDコード要
求信号及び遊技機制御プログラム検証指令信号が必要に
応じて送信される。
【0059】そして、割込みコントローラ125は、第
1のタイマ123、第2のタイマ124又は外部接続端
子部97から受信する信号を識別して、CPU99に対
し実行すべき割込み処理に対応する割込み要求信号を送
信する。具体的には、割込みコントローラ125は、第
1のタイマ123からパルス信号を受信した場合には第
1の割込み要求信号をCPU99に送信し、第2のタイ
マ124からパルス信号を受信した場合には第2の割込
み要求信号をCPU99へ出力するとともにそれから所
定時間経過後に第3の割込み信号をCPU99へ出力す
る。即ち、第2のタイマ124が出力するパルス信号
は、遊技機制御プログラム検証指令信号であり、IDコ
ード送信指令信号でもある。また、外部接続端子部97
から遊技機制御プログラム検証指令信号を受信した場合
には第2の割込み要求信号をCPU99に出力し、外部
接続端子97からIDコード要求信号を受信した場合に
は第3の割込み要求信号をCPU99に送信する。
【0060】CPU99は、第1の割込み要求信号を受
信したときには、遊技機制御プログラム121cに従い
処理を実行し、第2の割込み要求信号を受信したときに
は、遊技機制御プログラム検証プログラム121bに従
い処理を実行し、第3の割込み要求信号を受信したとき
には、IDコード送信プログラム121eに従い処理を
実行する。また、CPU99は、割込み要求信号に対応
するプログラムの実行を開始するときに、その時に実行
しようとしていた処理を中断するとともにその中断した
処理に関するデータを記憶させておき、該プログラムが
終了したときに該プログラム実行時に中断された処理に
戻る。
【0061】図8は、本遊技機の各遊技動作を制御指示
する遊技機制御プログラムの処理手順を示したフローチ
ャートである。この遊技機制御プログラムは、約2.0
ミリ秒間隔で前記第1タイマから出力されるパルス信号
に対応して割込みコントローラ125から出力される前
記第1の割込要求信号によって、周期的にリセット起動
され、所定入賞口への遊技球の落入を検知する検知信号
や、所定の遊技状況の発生に伴う検知信号に基づいて作
動する。
【0062】本プログラムが起動すると、先ず主制御基
板91に設けられるRAM122の所定の領域の値が
「5AH」であるか否かを判定する(S101)。そし
て、電源投入時にはこの所定の領域に「5AH」以外の
ランダムな数値が設定されるので、$電源投入時と判定
し(S101「NO」)、この所定領域に「5AH」を
格納するとともにRAM122の各作業領域に初期値を
書込むことによってRAM122の初期化を行う(S1
20)。また、前記S120で設定した値が「5AH」
であった場合には(S101「YES」)、電源投入時
ではないと判定され前記RAM122の初期化処理は行
われず、以下に述べる一連の処理を実行する。
【0063】先ず、特別図柄表示装置2の当たりを判定
する際に用いられる乱数Aの更新処理(S103)が行
なわれ、続いて、確定図柄やリーチ変動態様を選択する
ための乱数等を含む特別図柄表示装置2の変動動作を制
御する際に用いられる乱数及び普通図柄表示装置34に
表示される図柄に関する制御処理を行うためのその他の
乱数の更新処理(S104)、遊技機内に発生した異常
を検知して処理する不正検知処理(S105)、遊技盤
10面に設けられた各入賞口への遊技球の通過を検知す
るスイッチから発せられる検知信号を判定し、その検知
信号に応じた制御指示を行うスイッチ判定処理(S10
6)が各々行われる。
【0064】そして、特別図柄表示装置2に係る制御を
行う特別図柄制御処理(S108)が遊技状況に応じて
実行される。具体的には、始動入賞口4への入賞記憶回
数分だけ、前記乱数Aを含む各乱数の値が抽出及び記憶
され、各抽出値に応じて大当たりの当否、大当たり図柄
或いははずれ図柄、リーチ変動の有無及び態様等を設定
する。
【0065】そして、普通図柄表示装置34に係る制御
を行う普通図柄制御処理(S109)が遊技状況に応じ
て実行され、駆動用モータ制御処理(S111)が行な
われ、遊技盤10面に設けられる各入賞口への入賞に伴
って払出される賞球に関するデータを制御処理する払出
制御処理(S112)が行われる。更に、遊技盤10面
に設けられ所定の遊技状況の発生を契機に点灯滅される
飾り照明(飾りランプ及びLED)に係る制御処理を行
う飾り制御処理(S113)が行われる。
【0066】各制御装置及び制御基板の接続によってデ
ータの授受が行われることから、上記制御処理等に基づ
いて得た遊技状況に関する各種の情報(データ)の一部
は情報出力処理によって制御処理されると共に出力され
(S114)、遊技者に報知される。尚、該情報出力の
内容には、特別図柄表示装置2及び普通図柄表示装置3
4の変動記憶回数を普通図柄用記憶表示LED及び特別
図柄用記憶表示LEDへ表示することに係る処理が含ま
れる。
【0067】そして、上記した制御処理に応じて普通図
柄表示装置34及び特別図柄表示装置2に対し送信する
制御コマンドを決定するとともに送信すると(S11
5)、その制御コマンドに基づいて、特別図柄表示装置
2及び普通図柄表示装置34は図柄表示を行なう。更
に、これらの図柄に対応した効果音を出力させる効果音
制御処理(S116)によって制御処理するように構成
される。そして、今回のリセット起動によって該遊技機
制御プログラムが実行開始されたために中断されている
処理に戻る。(S117)。
【0068】ところで、普通図柄表示装置34及び特別
図柄表示装置2に対して制御コマンドを送信する際に、
普通図柄表示装置34及び特別図柄表示装置2が該制御
コマンドを読み込むように図柄制御信号(ストローブ信
号)を送信するが、この図柄制御信号(ストローブ信
号)は、不正行為防止のため不定期に送信した方がよ
い。
【0069】ここで、その理由を述べる。前記の如く、
該遊技機制御プログラムは、約2ミリ秒毎に起動され、
1回起動される毎に前記大当たり判定乱数Aは1づつ加
算される。即ち、大当たり判定乱数Aの値は定期的に増
加する。そこで、図柄制御信号(ストローブ信号)が定
期的に送信されると、大当たり判定乱数Aの増加の周期
と図柄制御信号(ストローブ信号)の周期との関係を知
っていれば、図柄制御信号(ストローブ信号)に基づい
て、大当たり判定乱数Aの増加タイミングを捉えること
ができる。
【0070】つまりは、主制御基板91から普通図柄表
示装置34及び特別図柄表示装置2への配線に図柄制御
信号(ストローブ信号)を検出する手段を不正に設ける
と、大当たり判定乱数Aの増加タイミングを検出するこ
とができてしまう。そして、大当たり乱数Aの値の変動
範囲を知っており、何らかの方法により、ある時点の大
当たり乱数Aの値を知ることができれば、それ以降は、
大当たり判定乱数Aの値の変化状況がわかるため、始動
口4への遊技球の落入タイミングを調整することによ
り、高い確率で大当たりを発生させることができる。従
って、かかる不正行為を防止するためには、前記図柄制
御信号(ストローブ信号)を不定期に送信するようにす
ることが有効である。
【0071】図9は、遊技機制御プログラム検証プログ
ラムの処理手順を示すフローチャートである。このプロ
グラムは、前記の如く第2の割込み信号を受信すると割
込み起動されるとともに、電源が投入されたときにも起
動される。先ず、ROM121に記憶されている遊技機
制御プログラム121cを基に予め定めた演算処理を実
行して、この記憶されている遊技機制御プログラム12
1cに対応する遊技機制御プログラム検証コードを算出
する(S201)。この遊技機制御プログラムと遊技機
制御プログラム検証コードとの対応関係は、遊技機制御
プログラムの内容に応じて遊技機制御プログラム検証コ
ードの値が異なるものとなる関係であればよく、ここで
は、遊技機制御プログラムを構成する2値データにおい
て値が「1」であるビットの個数を遊技機制御プログラ
ム検証コードとする。即ち、前記予め定めた演算処理
は、遊技機制御プログラムを構成する2値データにおい
て、値が「1」であるビットの個数を算出する処理であ
る。
【0072】続いて、ROM121に記憶されている遊
技機制御プログラム検証コード121aを読取る(S2
02)。そして、処理ステップS201で算出したプロ
グラム検証コードの値と処理ステップS202で読取っ
たプログラム検証コード121aの値とを比較して、両
者の値が等しい場合には(S203「YES」)、該遊
技機制御プログラム検証プログラムが起動されたことに
よって中断されている処理へ戻る(S204)。一方、
両者の値が等しくない場合には、そこでCPU99の処
理を停止する(S205)。
【0073】従って、前記遊技機制御プログラム検証処
理が実行されたときに、ROM121に記憶されている
遊技機制御プログラム121cが変更されていない場合
には、遊技機は続行して動作する。一方、ROM121
に記憶されている遊技機制御プログラム121cの内容
が他の遊技機制御プログラム121c´に変更されてい
る場合には、内容が変更された遊技機制御プログラム1
21c´に基づいて算出した遊技機制御プログラム検証
コードは、ROM121に記憶されている遊技機制御プ
ログラム検証コード121dと一致しなくなり、CPU
の処理が停止されるのでパチンコ遊技機の動作が停止し
て、それ以降の遊技は、続行不可能になる。そして、遊
技場管理者は、パチンコ遊技機の動作が停止したことを
発見することにより、ROM121の内容が変更された
ことを知ることができる。
【0074】図10は、ROM121に格納されている
IDコード送信プログラムの処理手順を示すフローチャ
ートである。このプログラムは、前記の如く第3の割込
み信号をCPU99が受信すると割込み起動される。先
ず、ROM121の予め定められた領域に記憶されてい
るIDコード121dを読取る(S301)。続いて、
その読取ったIDコード121dを外部接続端子部97
へ送信して(S302)、該IDコード送信プログラム
が起動されたことによって中断されている処理へ戻る
(S303)。
【0075】従って、前記ROM121が交換されてい
ない場合には、正しいIDコード121dを送信する。
一方、前記ROM121cが交換された場合には、前記
ROM121を不正に交換する者は、交換前のROMの
正しいIDコード121dを知らないので、不正に交換
された後のROM121´がIDコード121d´を記
憶しており、元のROM121と同様にIDコードを送
信する機能を有しているとしても、交換後のROM12
1´のIDコード121d´は交換前と異なるものにな
り、該パチンコ遊技機の元のROM121の正しいID
コード121dとは異なるIDコード121d´を外部
接続端子部97を介して前記遊技場管理装置300へ送
信する。従って、該IDコード121d´を受信した前
記遊技場管理装置300において、該パチンコ遊技機に
ついての正しいIDコード121dと照合することによ
り、ROM121が交換されたことを検出することがで
きる。
【0076】また、交換後のROM121´にIDコー
ドが記憶されていない場合又は交換後のROM121´
がIDコード送信機能を有していない場合には、IDコ
ードが送信されない。従って、前記遊技場管理装置30
0は、IDコード要求信号の送信から所定時間が経過し
てもIDコードを受信しないことにより、ROM121
が交換されたことを検出することができる。
【0077】上記のように構成されたパチンコ遊技機に
よれば、CPU99は、2ミり秒毎に、遊技機制御プロ
グラム121cを実行する。そして、5分毎に、その時
にROM121に記憶されている遊技機制御プログラム
121cが正規のものであるか否かを検証するととも
に、その時にROM121に記憶されているIDコード
121dを遊技場管理装置300へ送信する。更に、本
遊技機は、遊技場管理装置300から遊技機制御プログ
ラム検証指令信号を受信すると、その時にROM121
に記憶されている遊技機制御プログラム121cが正規
のものであるか否かを検証して、遊技場管理装置300
からIDコード要求信号を受信すると、その時にROM
121に記憶されているIDコード121dを遊技場管
理装置300へ送信する。
【0078】従って、不正行為が行なわれない場合に
は、正規の遊技機制御プログラム121cに従い通常の
動作を続行する。一方、遊技機制御プログラム121c
が変更された場合には長くても5分以内にその変更を検
出して、ROM121が交換された場合には長くても5
分以内にパチンコ遊技機外部においてその交換を検出す
るので、不正に変更された遊技機制御プログラム121
c´又は不正に交換されたROM121´に記憶されて
いる遊技機制御プログラムが長時間実行されることを防
止することができる。
【0079】更に、遊技場管理装置300からの指令信
号により所望の時期に遊技機制御プログラム検証処理を
実行させることができる。遊技場管理装置300からの
ID要求信号により所望の時期にIDコードを送信させ
ることができるので、遊技場管理装置300において所
望のタイミングにROM121の交換を判定することが
できる。
【0080】また、前記第2のタイマのパルス出力周期
を短くすれば、前記IDコード送信処理及び遊技機制御
プログラム検証処理が更に頻繁に実行されるようになる
ので、プログラム変更又は不正なROMの交換といった
不正行為が行なわれた場合に、かかる不正行為が行なわ
れたことを更に迅速に検出することができるようにな
る。
【0081】或いは、前記実施の形態は、前記遊技機制
御プログラム検証処理の実行に関して以下のように改変
してもよい。前記遊技機制御プログラム検証処理を前記
第2のタイマから出力される定期的なパルス信号又は外
部からの遊技機制御プログラム検証処理実行指令信号に
基づく割込み信号によって開始するのではなく、前記遊
技機制御プログラム検証処理を常時繰り返し実行するよ
うに改変してもよい。
【0082】具体的には、前記CPU99は、遊技機制
御プログラム検証処理を繰返し実行しながら、前記第1
のタイマからの所定周期のパルスに基づく割込みにより
遊技機制御プログラムを実行して、遊技機制御プログラ
ム検証処理に対して遊技機制御プログラムを優先的に実
行するようにすれば、遊技機制御プログラムの実行を阻
害することなく遊技機制御プログラム検証処理を繰り返
し実行することができるという効果を奏するとともに、
遊技機制御プログラム検証処理を繰り返し実行すること
により遊技機制御プログラムが変更されたことを即座に
検出することができるという効果を奏する。
【0083】以上実施の形態について説明したが、本発
明は上記した実施の形態に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能
である。例えば、前記実施の形態では、特別図柄表示装
置の図柄がいわゆる当たり図柄になった場合に大入賞口
が所定回数繰返し開口されるパチンコ遊技機を一例とし
て本発明を具体的に示しているが、本発明にかかるパチ
ンコ遊技機は、このようなパチンコ遊技機に限られない
ことは言うまでもない。
【0084】また、前記IDコードは、必ずしも遊技機
制御プログラムが記憶されているROM121に記憶さ
れている必要はなく、遊技機制御プログラムが記憶され
ているROM121と一体不可分にパチンコ遊技機に着
脱される記憶手段に記憶されていればよい。また、主制
御基板91と遊技場管理装置300との間の前記IDコ
ード要求信号、IDコード送信信号又は遊技機制御プロ
グラム検証指令信号の送受信は、必ずしも有線通信手段
による必要はなく、無線通信手段によって行なうように
してもよい。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
乃至請求項3に記載のパチンコ遊技機は、遊技機制御プ
ログラムが不正に変更された場合に、その変更を検出す
ることができる効果を有している。また、請求項1に記
載のパチンコ遊技機は、遊技機制御プログラムを検証す
る処理を定期的に実行するので、遊技機の作動中に不正
にプログラムが変更された場合に、プログラムの変更を
自動的に早期に検出する効果を奏する。また、請求項2
に記載のパチンコ遊技機によれば、所望の時期に遊技機
外部から前記遊技機制御プログラム検証指令信号をパチ
ンコ遊技機に入力することにより、所望の時期に前記検
証処理を実行させることができる。
【0086】また、請求項3に記載のパチンコ遊技機
は、前記検証処理を繰返し実行するので、遊技機制御プ
ログラムが正規のものであるか否かを常時検証するもの
であり、パチンコ遊技機の作動中に不正なプログラム変
更が行なわれた場合に、その変更を即座に自動的に検出
することができる効果を有する。更に、請求項1乃び請
求項3に記載のパチンコ遊技機は、前記の如くプログラ
ムの変更を早期に検出することができるので、不正行為
者を特定することも容易になり、不正行為者の立場から
いえばプログラム変更の対象にしたくない遊技機であ
り、不正行為を未然に防止する効果を奏する。
【0087】一方、請求項4乃至請求項6に記載のパチ
ンコ遊技機は、遊技機制御プログラムを記憶している記
憶手段に記憶されているIDコードをパチンコ遊技機の
外部へ送信する。従って、本遊技機は記憶手段が交換さ
れていない場合には正しいIDコードを送信して、記憶
手段が不正に交換された場合には正しいIDコードを送
信しなくなるので、パチンコ遊技機外部において、正し
いIDコードが送信されてくるか否かを判定することに
より、記憶手段が不正に交換されたか否かを検出するこ
とができる。
【0088】また、請求項5に記載のパチンコ遊技機に
よれば、記憶手段に記憶されているIDコードをパチン
コ遊技機の外部へ定期的に送信するので、遊技機外部に
おいて、パチンコ遊技機が具備する記憶手段のIDコー
ドを定期的に得ることができるようになる。従って、パ
チンコ遊技機の作動中にパチンコ遊技機外部において、
記憶手段が交換されたか否かの判定を定期的に行なうこ
とができ、記憶手段の交換を早期に検出することができ
るという効果を有する。このように不正行為を早期に検
出することができれば不正行為者を特定することも容易
になるので、本遊技機は、不正行為者の立場からいえば
記憶手段交換の対象にしたくない遊技機であり、不正行
為を未然に予防する効果を奏する。
【0089】また、請求項6に記載のパチンコ遊技機に
よれば、所望の時期にパチンコ遊技機外部からパチンコ
遊技機へIDコードを要求する信号を送信することによ
り、その時のパチンコ遊技機の記憶手段のIDコードを
パチンコ遊技機外部において得ることができる。従っ
て、パチンコ遊技機外部において、所望の時期に、記憶
手段が交換されたか否かを判定することができるという
効果を有する。即ち、パチンコ遊技機が作動中であり、
遊技機制御プログラムが稼動中であっても、記憶手段が
不正に交換されたものであるか否かを任意のタイミング
で検証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機の遊
技盤正面図である。
【図2】その遊技盤の中央位置に備えられる特別図柄表
示装置の拡大図である。
【図3】その遊技盤の裏面における入賞球の流出経路を
示した図である。
【図4】本パチンコ遊技機の裏面を示した図である。
【図5】本パチンコ遊技機における遊技内容を説明する
ための制御フローチャートである。
【図6】本パチンコ遊技機の各種制御基板等の接続関係
を示している。
【図7】本パチンコ遊技機が具備する主制御基板の構成
を更に詳細に示す図である。
【図8】本遊技機の各遊技動作を制御指示する遊技機制
御プログラムの処理手順を示したフローチャートであ
る。
【図9】ROMに格納されている遊技機制御プログラム
検証プログラムの処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】ROMに格納されているIDコード送信プロ
グラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図11】従来のパチンコ遊技機の動作を制御する主制
御部の処理を説明する図である。図11の(a)は主制
御部の構成を示す図であり、図11の(b)は主制御部
が実行する処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 特別図柄表示装置 4 始動入賞口 6 大入賞口 10 遊技盤面 91 主制御部(主制御基板) 97 外部接続端子 99 中央処理装置(CPU) 121 ROM 121a 遊技機制御プログラム検証コード 121b 遊技機制御プログラム検証プログラム 121c 遊技機制御プログラム 121d IDコード 121e IDコード送信プログラム 122 RAM 123 第1のタイマ 124 第2のタイマ 125 割込みコントローラ 300 遊技場管理装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともパチンコ遊技機の動作を制御
    するための遊技機制御プログラムを記憶している記憶手
    段と、前記遊技機制御プログラムを実行する遊技機制御
    プログラム実行手段とを具備するパチンコ遊技機におい
    て、前記遊技機制御プログラムを基に予め定めた演算処
    理により算出された遊技機制御プログラム検証コードを
    予め記憶している検証コード記憶部を前記記憶手段に設
    けるとともに、定期的に遊技機制御プログラム検証指令
    信号を出力するタイマと、前記タイマから出力される前
    記遊技機制御プログラム検証指令信号に基いて前記記憶
    手段が記憶している遊技機制御プログラムを基に前記予
    め定めた演算処理により遊技機制御プログラム検証コー
    ドを改めて算出するとともに算出した遊技機制御プログ
    ラム検証コードと前記検証コード記憶部に記憶されてい
    る遊技機制御プログラム検証コードとが一致するか否か
    によって遊技機制御プログラムの正否を検証する処理を
    実行する遊技機制御プログラム検証処理手段とを設けた
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 【請求項2】 少なくともパチンコ遊技機の動作を制御
    するための遊技機制御プログラムを記憶している記憶手
    段と、前記遊技機制御プログラムを実行する遊技機制御
    プログラム実行手段とを具備するパチンコ遊技機におい
    て、前記遊技機制御プログラムを基に予め定めた演算処
    理により算出された遊技機制御プログラム検証コードを
    予め記憶している検証コード記憶部を前記記憶手段に設
    けるとともに、パチンコ遊技機外部から受信する遊技機
    制御プログラム検証指令信号に基いて前記記憶手段が記
    憶している遊技機制御プログラムを基に前記予め定めた
    演算処理により遊技機制御プログラム検証コードを改め
    て算出するとともに算出した遊技機制御プログラム検証
    コードと前記検証コード記憶部に記憶されている遊技機
    制御プログラム検証コードとが一致するか否かによって
    遊技機制御プログラムの正否を検証する処理を実行する
    遊技機制御プログラム検証処理手段を設けたことを特徴
    とするパチンコ遊技機。
  3. 【請求項3】 少なくともパチンコ遊技機の動作を制御
    するための遊技機制御プログラムを記憶している記憶手
    段と、前記遊技機制御プログラムを実行する遊技機制御
    プログラム実行手段とを具備するパチンコ遊技機におい
    て、前記遊技機制御プログラムを基に予め定めた演算処
    理により算出された遊技機制御プログラム検証コードを
    予め記憶している検証コード記憶部を前記記憶手段に設
    けるとともに、前記記憶手段が記憶している遊技機制御
    プログラムを基に前記予め定めた演算処理により遊技機
    制御プログラム検証コードを改めて算出するととも算出
    した遊技機制御プログラム検証コードと前記検証コード
    記憶部に記憶されている遊技機制御プログラム検証コー
    ドとが一致するか否かによって遊技機制御プログラムの
    正否を検証する処理を繰り返し実行する遊技機制御プロ
    グラム検証処理手段を設けたことを特徴とするパチンコ
    遊技機。
  4. 【請求項4】 少なくともパチンコ遊技機の動作を制御
    するための遊技機制御プログラムを記憶している記憶手
    段と、前記遊技機制御プログラムを実行する遊技機制御
    プログラム実行手段とを具備するパチンコ遊技機におい
    て、前記記憶手段を同定するIDコードを予め記憶して
    いるIDコード記憶部を前記記憶手段に設けるととも
    に、前記IDコード記憶部に記憶されているIDコード
    をパチンコ遊技機外部へ送信するIDコード送信手段を
    設けたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  5. 【請求項5】 IDコード送信指令信号を定期的に前記
    IDコード送信手段へ出力するタイマを設けるととも
    に、前記IDコード送信手段は前記タイマからのIDコ
    ード送信指令信号に基いて前記IDコード記憶部に記憶
    されているIDコードをパチンコ遊技機外部へ送信する
    ようにしたことを特徴とする請求項4に記載のパチンコ
    遊技機。
  6. 【請求項6】 前記IDコード送信手段はパチンコ遊技
    機外部から受信するIDコード要求信号に基いて前記I
    Dコード記憶部に記憶されているIDコードをパチンコ
    遊技機外部へ送信するようにしたことを特徴とする請求
    項4に記載のパチンコ遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003236200A (ja) * 2003-01-17 2003-08-26 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2004057664A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2011050773A (ja) * 2010-12-13 2011-03-17 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2014158583A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Sammy Corp 遊技機

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