JP2802432B2 - 不正検出装置 - Google Patents

不正検出装置

Info

Publication number
JP2802432B2
JP2802432B2 JP1047473A JP4747389A JP2802432B2 JP 2802432 B2 JP2802432 B2 JP 2802432B2 JP 1047473 A JP1047473 A JP 1047473A JP 4747389 A JP4747389 A JP 4747389A JP 2802432 B2 JP2802432 B2 JP 2802432B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
detector
radio wave
passing
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1047473A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02224688A (ja
Inventor
詔八 鵜川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP1047473A priority Critical patent/JP2802432B2/ja
Publication of JPH02224688A publication Critical patent/JPH02224688A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2802432B2 publication Critical patent/JP2802432B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、遊技領域に打玉が打込まれて遊技が行なわ
れる弾球遊技機に対し不正が行なわれた場合に、その不
正を検出する不正検出装置に関する。
[従来の技術] 遊技場に配設されている弾球遊技機において、従来か
ら一般に知られているものでは、たとえば遊技盤に形成
された所定の通過領域を打込玉が通過すれば、その打込
玉の通過に基づく電気的変化により通過玉を検出して通
過検出信号を出力する電気的玉通過検出器(たとえば近
接スイッチ)により通過玉が検出されていた。そして、
その通過検出信号に応答して、所定個数の景品玉を払出
したり、可変入賞球装置を開閉させたりあるいは可変表
示装置を可変表示駆動させたり等、遊技者に有利となる
遊技制御を行なっていた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、この種の電気的玉通過検出器は、玉が通過し
ていないにもかかわらず或る所定の電波に感応して誤っ
て通過検出信号を出力する不都合があった。そして、こ
の電気的玉通過検出器が電波により誤動作することを知
っている者が、トランシーバ等から不正に電波を発信さ
せて、前記電気的玉通過検出器を誤動作させて通過検出
信号を出力させ、弾球遊技機による不正遊技が行なわれ
る不都合があった。
本発明は、かかる実情に鑑み、電気的玉通過検出器が
備えられた弾球遊技機に対し行なわれる電波を利用した
不正遊技を検出し得る不正検出装置を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、遊技領域に打玉が打込ま
れて遊技が行なわれる弾球遊技機に対し不正が行なわれ
た場合にその不正を検出する不正検出装置であって、 前記遊技領域内に打込まれ所定の通過領域を通過する
通過玉に基づく電気的変化により通過玉を検出して通過
検出信号を出力する電気的玉通過検出器が前記弾球遊技
機に設けられ、 前記電気的玉通過検出器は、所定の周波数帯域の電波
に感応して誤って通過検出信号を出力するもので構成さ
れており、 前記所定の周波数帯域の電波を感知可能な電波検出器
と、 該電波検出器が前記所定の周波数帯域の電波を検出し
た場合に、予め定められた異常時処理を行なう異常時処
理手段とを含むことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の
構成に加えて、前記電波検出器は、前記電気的玉通過検
出器の検出回路と同じものを有することを特徴とする。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば、弾球遊技機の打球
発射装置により、玉が遊技領域内に打込まれ、その打込
玉が所定の通過領域を通過すれば、その打玉の通過に基
づく電気的変化により通過玉を検出する電気的通過玉検
出器から通過検出信号が出力される。この電気的通過玉
検出器は、所定の周波数帯域の電波に感応して通過玉検
出信号を誤って出力するもので構成されている。また、
電波検出器の働きにより、前記所定の周波数帯域の電波
が発信された場合にその電波が検出され、異常時処理手
段の働きにより予め定められた異常時処理が行なわれ
る。
請求項2に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の作用に加えて、前記電波検出器が、前記電気的玉
通過検出器の検出回路と同じものを有しているために、
前記電気的玉通過検出器が感応する電波は必ず電波検出
器の方も感応することとなり、電気的玉通過検出器が誤
って感応してしまう電波を確実に電波検出器により検出
することができる。
[発明の実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。なお、本実施例では、弾球遊技機の一例としてパチ
ンコ遊技機を説明するが、本発明はこれに限らず、コイ
ン遊技機等、打玉を弾発して遊技を行なうものであれば
何でもよい。
第1図は、弾球遊技機の一例パチンコ遊技機1を示す
全体正面図である。
パチンコ遊技機1の前面枠2には、金枠3が設けられ
ており、この金枠3に対し、ガラス扉4と前面板11とが
開閉自在に設けられている。前記ガラス扉4は、遊技盤
5の前面を開閉自在に覆うものであり、ガラス板により
遊技盤5が遊技者に視認可能に構成されている。前記前
面板11には、打球供給皿7が取付けられており、この打
球供給皿にパチンコ玉を供給し、遊技者が操作ハンドル
9を操作することにより後述する打球発射装置23(第2
図参照)が作動して、パチンコ玉を1つずつ前記遊技盤
5内に打込むよう構成されている。
前記遊技盤5には、そのほぼ中央に可変表示装置12が
設けられているとともに、その下方に可変入賞球装置13
が配設されている。可変入賞球装置13には、通過領域の
一例の始動入賞口14a,14b,14cが設けられているととも
に、開閉自在な前面板15が備えられている。そして、遊
技盤5によって形成されている遊技領域6内に打込まれ
たパチンコ玉が、前記始動入賞口14a,14b,14cのいずれ
かに入賞すれば、前記可変表示装置12が可変表示を開始
する。この状態で、遊技者がストップスイッチ(図示せ
ず)を押圧操作するかまたはストップスイッチを押圧操
作することなく所定時間が経過することにより、可変表
示装置12の可変表示が停止する。その停止した可変表示
装置によって表示される識別情報が、予め定められた特
定のもの(たとえば777)になれば、大当り状態とな
り、前記前面板15が開成し、所定期間(たとえば30秒
間)の経過またはパチンコ玉の所定個数(たとえば10
個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立すること
により前面板15が閉成する。そしてこの大当り状態の発
生により、パチンコ玉が大量に入賞し、多くの賞品玉が
打球供給皿7内に払出される。そしてこの打球供給皿7
内がパチンコ玉で満杯となりそれ以上貯留できない状態
になれば、打球供給皿7の下方に設けられている余剰玉
受皿10内にその余剰玉が払出される。なお、パチンコ遊
技機1には、スピーカ8が設けられており、このスピー
カ8により、前記大当り時における効果音の発生や不正
遊技発生時の警報音の発生等を行なう。
第2図は、パチンコ遊技機1の内部構造を示す全体背
面図である。
前記操作ハンドル9(第1図参照)を遊技者が操作す
ることにより、打球発射装置23が作動し、パチンコ玉が
1つずつ遊技領域6内に打込まれる。遊技領域6内に打
込まれたパチンコ玉が、前記始動入賞口14a,14b,14c内
に入賞すれば、それぞれの始動入賞口に対応して設けら
れている入賞玉検出器17a,17b,17cにより検出される。
その検出信号に基づいて、回転ドラム機構20が作動し、
前記可変表示装置12の可変表示が開始される。そして、
可変表示装置12が停止したときに表示されている識別情
報が予め定める所定の組合わせ(たとえば777)となっ
ていれば、それを判定してソレノイド22を励磁し、可変
入賞球装置13の前面板15(第1図参照)を開成させる。
その開成状態にある可変入賞球装置13内にパチンコ玉が
入賞すると、入賞個数検出機(10カウント検出器)21に
より検出される。そしてこの入賞個数検出器21による検
出出力をカウントし、このカウント数が所定個数(たと
えば「10」)になるかまたは所定時間(たとえば30秒
間)経過するかのうちいずれか早い方の条件が成立した
ときに前記ソレノイド22の励磁を解除して前面板15(第
1図参照)を閉成させる。
各入賞口に入賞した入賞玉は1カ所に集められてその
1つ1つにより、景品玉払出装置18が作動される。そし
て入賞玉1個につき所定個数(たとえば13個)の景品玉
が打球供給皿(第1図参照)内に払出される。なお、図
中5は遊技盤である。また19は、前記可変表示装置12や
可変入賞球装置13を制御するための制御基板である。
第3図は、始動入賞口14部分の縦断面図である。遊技
盤5とガラス板16との間を落下してきたパチンコ玉は、
或る確率で始動入賞口14に入賞する。その始動入賞口14
に入賞したパチンコ玉は、入賞玉検出器17の透孔17aを
通過し、遊技盤5の裏面側に導かれる。なお、この始動
入賞口14は、入賞したパチンコ玉を遊技盤5の裏面側に
導くのではなく、上方から入賞したパチンコ玉をそのま
ま通過させて下方から再び遊技盤5とガラス板16との間
すなわち遊技領域6に排出するものであってもよい。
第4図は、パチンコ遊技機1が複数台並べて設置され
ているパチンコ機設置島24の一部を示す正面図である。
図中、29,30は不正表示ランプであり、それぞれのパ
チンコ遊技機1に対応して設けられており、後述する不
正遊技が発生したパチンコ遊技機に対応した不正表示ラ
ンプ29または30が点灯または点滅し、不正遊技が発生し
たことを報知する。図中、31,32は警報器であり、それ
ぞれのパチンコ遊技機1に対応して設けられており、後
述する不正遊技が発生したパチンコ遊技機に対応した警
報器31または32から警報音を発生し、不正遊技が発生し
たことを報知する。さらに、図中25は島代表ランプであ
り、呼出ランプ26,大当りランプ27ならびに不正報知ラ
ンプ28とからなる。そして、そのパチンコ機設置島24に
設置されているパチンコ遊技機のうちいずれかのパチン
コ遊技機の呼出スイッチ(図示せず)が押圧されれば、
呼出ランプ26が点灯または点滅して遊技場の係員に知ら
せることができるように構成されている。また、パチン
コ機設置島24に設置されているパチンコ遊技機1のうち
いずれかのパチンコ遊技機が大当り状態となれ、大当り
ランプ27が点灯または点滅する。さらに、パチンコ機設
置島24に設置されているパチンコ遊技機1のうち、いず
れかのパチンコ遊技機で後述するような不正遊技が行な
われた場合に、不正報知ランプ28が点灯または点滅して
係員に報知する。
第5A図は、前記入賞玉検出器17の動作原理を説明する
ための回路図である。第5B図は、前記入賞玉検出器17の
実際の回路図である。
次に、第5A図および第5B図を参照し、入賞玉検出器17
の回路構成について説明する。入賞玉検出器17は、前記
透孔17aをパチンコ玉が通過することにより、その周囲
に巡らされたコイルの磁束に変化が生じ、それによって
パチンコ玉の通過を検出することができるものである。
第5A図において、コイルL1およびL2、入賞玉検出器17
の透孔17aの周囲に巡らされたコイルである。透孔17aを
パチンコ玉が通過すれば、コイルL1およびL2の磁束に変
化が生じ、コイルL1およびL2に逆起電力が発生する。こ
のため、コイルL1の逆起電力に基づく電流I1がトランジ
スタQ1のコレクタに流れ、コイルL2の逆起電力に基づく
電流I2がトランジスタQ1のベースに流れる。したがっ
て、トランジスタQ1がONする。このように、コイルL1お
よびL2をパチンコ玉が横切るときに生じる逆起電力を利
用して、トランジスタをON/OFFさせるようにすれば、パ
チンコ玉を検出することができるのである。
第5B図は、前記第5A図に示した基本回路の原理を用い
たこの実施例に用いられる入賞玉検出器の具体的な回路
図である。
第5B図を参照し、入賞玉検出器のトランジスタQ1とQ2
は発振回路を構成しており、通常は、発振状態にあっ
て、トランジスタQ1はONしている。そのため、バッファ
回路のトランジスタQ3がONし、スイッチング回路のトラ
ンジスタQ4もONである。したがって、入力端子INから流
れ込む電流は、抵抗R6およびトランジスタQ4を介して出
力端子OUTに流れている。ところが、パチンコ玉が、入
賞玉検出器17の透孔17a(第4図参照)を通過すると、
コイルL2およびL1に逆起電力が生じ、その逆起電力によ
って電流I2およびI1が流れる。この電流は、トランジス
タQ1の発振を妨げる方向、すなわち、トランジスタQ1を
OFFさせる方向に流れ、瞬間的にトランジスタQ1はOFFす
る。よって、トランジスタQのベース電位が上がり、ト
ランジスタQ3がOFFし、トランジスタQ4もOFFする。した
がって、入力端子INから流れ込む電流は、トランジスタ
Q4によって一時的に遮断され、出力端子OUTの電圧が下
がる。パチンコ玉がコイルL2およびL1の近傍を通過した
後は、コイルL2およびL1に生じる逆起電力はすぐになく
なるので、再びトランジスタQ1はONし、トランジスタQ4
もONして、入力端子INからの電流は、トランジスタQ4を
介して出力端子OUTに流れる。したがって、この回路に
よれば、パチンコ玉の通過の時間ごとに、出力電位にパ
ルス状のローレベル電位が現われることになる。よっ
て、このローレベル電位に基づいて入賞玉を検出するこ
とができる。つまり、前記入賞玉検出器17により、前記
遊技領域内に打込まれ所定の通過領域を通過する通過玉
に基づく電気的変化により通過玉を検出して通過検出信
号を出力する電気的玉通過検出器が構成されている。な
お、本実施例では、この電気的玉通過検出器をいわゆる
近接スイッチで構成したが、本発明はこれに限らず投光
器と受光器とからなる光学的スイッチで構成してもよ
い。つまり、投光器から発せられた光を受光器で受光
し、その受光器による受光に伴って所定の電圧が出力さ
れるように構成し、パチンコ玉の通過に伴って前記投光
器から透光されたた光が遮られて受光器に受光されなく
なることに基づいて、出力電圧が低下するように構成す
る。
次に、前記第5B図に示した回路と同じ回路構成の回路
を別に用意し、それを不正電波検出用回路として利用す
る。その際に、第5B図の二点鎖線で示すように、前記コ
イルL2を、パチンコ遊技機1の金枠3,ガラス扉4,前面板
11,電気配線あるいは基板取付具等の、弾球遊技機に設
けられた導電部材に接続し、不正遊技を行なうために発
せられた電波を入力して感知し得るように構成する。つ
まり、このコイルL2に接続されている弾球遊技機の導電
部材を不正電波感知用のアンテナとして利用する。そし
て、不正電波が前記電波感知部材にキャッチされて電気
的玉通過検出器に入力されれば、その不正電波の周波数
に応じたパルス出力が出力端子OUTから導出される。
第6A図は、前記電波感知部材を介して前記不正電波検
出用回路に入力された不正電波を判定するための判定部
のブロック図である。第6B図は、前記第6A図に示した判
定部の具体例の1つを示す回路図である。
不正電波検出用回路における、前記第5B図に示した電
気的玉通過検出器の回路の出力端子OUTに相当する出力
端子から導出された出力を、判定回路40に入力する。前
記電気的玉通過検出器が感応する電波は27MHz〜900MHz
の周波数帯域であり、前記異常電波検出用回路は前記電
気的玉通過検出器と同じ回路構成であるために、前記周
波数帯域の異常電波が発せられた場合には、前記異常電
波検出用回路が感応して所定の出力パルスが判定回路40
に出力される。
一方、保持回路42は、通常はローレベルを出力し、判
定回路40からハイレベル信号が入力された場合に、出力
信号がローレベルからハイレベルに切換わるように回路
構成されている。そして、保持回路42から出力されるハ
イレベル信号は、リセット信号が保持回路42に入力され
ることによりローレベルに切換わる。この保持回路42か
らの出力信号により、前述した各種の報知装置28〜32を
作動させる。また、この保持回路42からの出力信号を遊
技場に設置された管理装置に入力し、遊技場のすべての
弾球遊技機を集中管理し得るように構成されている。一
方、保持回路42からのハイレベル信号に応答して賞品球
の払出しを禁止するように制御してもよい。また、保持
回路42からのハイレベルに応答して、打球モータを停止
させたり、前記可変表示装置12を回転駆動させるための
モータへの電源をOFFに切換えるなど、遊技を不能動化
するようにしてもよい。このように回路構成することに
より、遊技者がトランシーバ等を利用して不正電波を発
し、打玉が通過していないにもかからず前記電気的玉通
過検出器から通過検出信号を出力させるという不正遊技
が検出可能となる。この判定回路40と保持回路42および
前記不正電波検出用回路とにより、前記電気的玉通過検
出器を感応させて通過検出信号を出力させるために発信
された電波を感知可能な電波検出器が構成されている。
この電波検出器の設置位置は、電気的玉通過検出器と
隣接させて設けてもよく、また、前記電波感知部材を介
して弾球遊技機またはパチンコ機設置島の所定位置に配
設してもよい。さらに、複数台の弾球遊技機に対し1つ
の電波検出器を設け、複数台の弾球遊技機の不正遊技を
まとめて検出するように構成してもよい。
前記電波検出器は、不正電波検出用回路部分が前記電
気的玉通過検出器と同じ回路構成であるため、不正電波
検出用回路を前記電気的玉通過検出器で兼用構成しても
よい。つまい、第5B図に示した電気的玉通過検出器の出
力端子OUTからの出力信号を一部分岐して前記判定回路4
0に入力させる。その場合は前記電波検出器の具体例の
1つを第6B図に基づいて説明する。前記判定回路40を、
微分回路46とn進カウンタ48とパルス発振器50さらには
アンドゲート52により構成する。パルス発振器50から
は、一定以上の周波数のパルス信号が出力されて前記ア
ンドゲート52の一方入力端子に入力される。また、前記
電気的玉通過検出器からの出力電圧が前記アンドゲート
52の他方入力端子に反転されて入力される。この状態
で、前記電気的玉通過検出器により打玉の通過が検出さ
れた場合または前記電気的玉通過検出器が不正電波に感
応した場合に、その前記電気的玉検出器の出力端子OUT
からの出力信号がローレベルに切換わる。すると、前記
アンドゲート52の禁止が解除され、前記出力端子OUTか
らの出力信号がローレベルに切換わっている。期間中、
前記パルス発振器50からのパルス信号と同一のパルス信
号が前記アンドゲート52から出力されてn進カウンタ48
に入力される。すると、n進カウンタ48では前記アンド
ゲート52から出力されたパルス信号をカウントする。
一方、前記出力端子OUTからの出力信号がローレベル
からハイレベルに切換われば、微分回路46により立上が
り微分されてパルス信号がn進カウンタ48にリセット信
号として入力され、n進カウンタ48がリセットされる。
一方、通常の打玉の通過の際には、前記出力端子OUT
からの出力信号は、打玉の通過に伴い瞬間的にローレベ
ルになり次の瞬間再びハイレベル状態に復帰するのであ
る。しかし、トランシーバ等から出力される不正電波の
場合には、その不正電波が発信されている間中、前記出
力端子OUTからの出力信号がローレベルに切換わった状
態を維持する。そして、前記通常の打玉の通過に伴い、
出力端子OUTからの出力信号が瞬間的にローレベルに切
換わった場合にそのローレベルに切換わった期間中に前
記n進カウンタ48がカウントするカウント数が、たとえ
ば「5」であったとすると、このn進カウンタ48の
「n」を、たとえば「8」と設定しておく。このように
設定することにより、打玉の通常の通過に際には、n進
カウンタ48が「5」までカウントした段階で微分回路46
からのリセット信号が入力され、n進カウンタがリセッ
トされるため、n進カウンタ48からの出力信号はローレ
ベルのままの状態を維持する。しかし、電気的玉通過検
出器が不正電波に感応して出力端子OUTからの出力信号
が長期間にわたってローレベルの状態となった場合に
は、その長期間にわたって微分回路46からリセット信号
が出力されないため、n進カウンタ48がカウントアップ
してその出力信号がローレベルからハイレベル状態に切
換わる。すると、そのハイレベル信号が保持回路の一例
のフリップフロップ42に入力され、フリップフロップ42
がセットされてハイレベル信号が出力され、そのハイレ
ベル信号が前述した各種の報知装置や感知装置を作動さ
せることとなる。なお、図中44は手動スイッチであり、
報知装置や管理装置により不正遊技の発生に気付いた係
員が不正遊技に対処するとともに、この手動スイッチ44
を押圧操作して前記フリップフロップ42をリセットし、
報知装置や管理装置による異常発生の報知を解除させ
る。なお、第6B図の回路を、前記不正電波検出用回路の
出力端子OUTに接続して使用しても前述と同様の機能を
発揮する。
前記保持回路42,各種の報知装置28〜30により、前記
電波検出器が前記所定の周波数帯域の電波を検出した場
合に、予め定められた異常時処理を行なう異常時処理手
段が構成されている。
[発明の効果] 請求項1に記載の本発明によれば、電気的玉通過検出
器が感応してしまう所定の周波数帯域の電波が不正遊技
の目的で発信された場合には、電波検出器によってその
電波が検出され、予め定められた異常時処理が行なわれ
るために、前記所定の周波数帯域の電波を利用した不正
遊技を極力防止することができる。
請求項2に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の効果に加えて、電波検出器が前記電気的玉通過検
出器の検出回路と同じものを有しているために、不正の
目的で発信された電波により電気的玉通過検出器が誤っ
て感応する場合には電波検出器の方も同様にその不正発
信された電波を検出することとなり、電気的玉通過検出
器が感応してしまう不正電波を確実に検出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機を示す全
体正面図である。 第2図は、パチンコ遊技機の内部構造を示す全体背面図
である。 第3図は、入賞玉検出器およびその周辺の縦断面図であ
る。 第4図は、パチンコ機設置島の一部を示す正面図であ
る。 第5A図は、入賞玉検出器の原理を説明するための説明図
である。 第5B図は、入賞玉検出器の具体的な回路図である。 第6A図は、電波検出器の判定部の概略を示すブロック図
である。 第6B図は、電波検出器の判定部の具体例の1つを示す回
路図である。 図中、1は弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機、2は前
面枠、3は金枠、4はガラス扉、5は遊技盤、6は遊技
領域、11は前面板、14a,14b,14cは始動入賞口、17は入
賞玉検出器、28は不正報知ランプ、29,30は不正表示ラ
ンプ、31,32は警報器、40は判定回路、42は保持回路で
ある。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技領域に打玉が打込まれて遊技が行なわ
    れる弾球遊技機に対し不正が行なわれた場合にその不正
    を検出する不正検出装置であって、 前記遊技領域内に打込まれ所定の通過領域を通過する通
    過玉に基づく電気的変化により通過玉を検出して通過検
    出信号を出力する電気的玉通過検出器が前記弾球遊技機
    に設けられ、 前記電気的玉通過検出器は、所定の周波数帯域の電波に
    感応して誤って通過検出信号を出力するもので構成され
    ており、 前記所定の周波数帯域の電波を感知可能な電波検出器
    と、 該電波検出器が前記所定の周波数帯域の電波を検出した
    場合に、予め定められた異常時処理を行なう異常時処理
    手段とを含むことを特徴とする、不正検出装置。
  2. 【請求項2】前記電波検出器は、前記電気的玉通過検出
    器の検出回路と同じものを有することを特徴とする、請
    求項1に記載の不正検出装置。
JP1047473A 1989-02-27 1989-02-27 不正検出装置 Expired - Lifetime JP2802432B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1047473A JP2802432B2 (ja) 1989-02-27 1989-02-27 不正検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1047473A JP2802432B2 (ja) 1989-02-27 1989-02-27 不正検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02224688A JPH02224688A (ja) 1990-09-06
JP2802432B2 true JP2802432B2 (ja) 1998-09-24

Family

ID=12776112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1047473A Expired - Lifetime JP2802432B2 (ja) 1989-02-27 1989-02-27 不正検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2802432B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002208213A (ja) 2001-01-04 2002-07-26 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 回転記録装置、回転記録装置の制御方法、制御装置および制御方法
JP2021177858A (ja) * 2020-05-12 2021-11-18 株式会社藤商事 遊技機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0432138Y2 (ja) * 1986-03-22 1992-07-31

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02224688A (ja) 1990-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007007034A (ja) 遊技機
JP3418110B2 (ja) パチンコ遊技機の不正入賞防止装置
JP4795744B2 (ja) 遊技機
JP2802432B2 (ja) 不正検出装置
JP2954182B1 (ja) 遊技設備の不正検知装置及びそれに用いられる遊技機
US6749052B2 (en) Anti-cheating device for a gaming machine
JP4662845B2 (ja) 遊技機及び遊技機管理システム
JP2514425B2 (ja) パチンコ機における入賞装置
JPH0744967B2 (ja) パチンコ機
JP2007029613A (ja) 遊技機
JP2004081574A (ja) 不正払出管理装置
JP3170640B2 (ja) パチンコ遊技機の賞球払出装置
JP2010099404A (ja) 遊技機
JP2640112B2 (ja) 弾球遊技機
JP2010183960A (ja) 遊技機
JP2002078917A (ja) 弾球遊技機
JP2003236210A (ja) 弾球遊技機
JP5740617B2 (ja) 遊技機
JP2000262674A (ja) 弾球遊技機
JP2005342161A (ja) 遊技機のメダル投入装置
JP5378770B2 (ja) 遊技機
JPH0796061A (ja) メダル遊技機
JP4806047B2 (ja) 遊技機
JPS63275361A (ja) 弾球遊技機
JPH0453822Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090717

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090717

Year of fee payment: 11