JP2640112B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2640112B2
JP2640112B2 JP3795088A JP3795088A JP2640112B2 JP 2640112 B2 JP2640112 B2 JP 2640112B2 JP 3795088 A JP3795088 A JP 3795088A JP 3795088 A JP3795088 A JP 3795088A JP 2640112 B2 JP2640112 B2 JP 2640112B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機等で代表さ
れる弾球遊技機に関し、詳しくは、遊技領域に備えられ
た通過口を打玉が通過することにより、所定の遊技価値
を遊技者に付与する弾球遊技機に関する。
[従来の技術] この種の弾球遊技機においては、たとえばピアノ線等
を利用して不正に通過玉の通過検出器を誤作動させる
等、通過玉に基づかない不正な手段によって遊技価値の
付与を狙うという不正行為を防止する必要がある。
この不正行為防止の手段として従来から一般的に知ら
れているものに、たとえば、ヒアノ線等による外部から
の侵入を防止するべく通過玉検出器が設けられている内
部機構を強固に覆った弾球遊技機があった。しかし、こ
の弾球遊技機の場合には、内部機構を覆うための部材が
必要となり、高価となるばかりでなく、装置自体が重く
なるため機械運搬時や遊技場への据え付け設置時等に不
都合が生じる欠点を有していた。
そこで、この覆いを不要にしたものとして、従来、た
とえば、特公昭62−44508号公報に記載のものがあっ
た。つまり、磁気カード等に予め記録されている持玉数
データが零になった時点でタイマを作動させ、そのタイ
マの作動中のみセーフ玉(通過玉)を検出可能とし、タ
イマがリセットされた時点でセーフ玉の検出を不能と
し、それ以降、ピアノ線等による不正行為が行なわれた
としてもそれによる検出を行なわないようにしていた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、このタイマを利用した弾球遊技機において
は、持玉数データが零でない場合すなわち持玉数データ
を使用して遊技が可能な段階では、セーフ玉があれば遊
技価値を付与しなければならないため、その遊技可能段
階での前記不正行為を防止できないという欠点を有して
いた。
本発明は、かかる実情に鑑み、ピアノ線等による外部
からの不正侵入に対するガードのための覆いを設ける必
要がなくしかも遊技可能段階での不正行為をも有効に察
知し得る弾球遊技機を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の発明に係る弾球遊技機は、 通過口およびアウト口を備えた遊技領域と、 該遊技領域内に発射される有効発射玉を検出する有効
発射玉検出手段と、 前記通過口を通過した通過玉を検出する通過玉検出手
段と、 前記アウト口に導かれたアウト玉を検出するアウト玉
検出手段とを含み、さらに、 前記通過玉検出手段と前記アウト玉検出手段と前記有
効発射玉検出手段とからの各出力に基づいて、通過玉検
出手段の出力数とアウト玉検出手段の出力数とを加算し
た数が、有効発射玉検出手段の出力数よりも多くなった
ことを判定する判定手段を含むことを特徴とする。
請求項2に記載の発明に係る弾球遊技機は、 通過口およびアウト口を備えた遊技領域と、 前記通過口を通過した通過玉を検出する通過玉検出手
段と、 前記アウト口に導かれたアウト玉を検出するアウト玉
検出手段と、 前記通過玉検出手段と前記アウト玉検出手段とで検出
された打込玉を検出する打込玉検出手段とを含み、さら
に、 前記通過玉検出手段と前記アウト玉検出手段と前記打
込玉検出手段との各出力に基づいて、前記通過玉検出手
段の出力数が、前記打込玉検出手段の出力数から前記ア
ウト玉検出手段の出力数を減算した数よりも多くなった
ことを判定する判定手段を含むことを特徴とする。
[作用] 請求項1に記載の弾球遊技機では、有効発射玉検出手
段により遊技領域内に発射される有効発射玉すなわち実
際に遊技領域に到達して領域内に進入する玉が検出され
る。
また、通過玉検出手段により、遊技領域に備えられた
通過口を通過した通過玉が検出され、アウト玉検出手段
により、遊技領域に備えられたアウト口に導かれるアウ
ト玉が検出される。
そして、判定手段の働きにより、通過玉検出手段の出
力数とアウト玉検出手段の出力数とを加算した数が、有
効発射玉検出手段の出力数よりも多くなったことが判定
される。
すなわち、一般的には、通過玉検出手段の出力数とア
ウト玉検出手段の出力数とを加算した数は遊技領域内に
実際に打込まれた打込玉の数に相当するのであり、この
打込玉の数は当然のことながら前記有効発射玉の数と一
致するはずである。しかし、前記通過玉検出手段を打玉
の通過以外の不正の手段によって誤作動させた場合に
は、通過玉検出手段の出力数がその分だけ多くなるので
あり、その結果、必然的に通過玉検出手段の出力数とア
ウト玉検出手段の出力数とを加算した数が、有効発射玉
検出手段の出力数よりも多くなる現象が生じるのであ
る。
その現象を判定手段により判定することにより、遊技
可能段階での不正行為をも有効に察知し得る。
請求項2に記載の弾球遊技機では、通過玉検出手段に
より、遊技領域に備えられた通過口を通過した通過玉が
検出され、アウト玉検出手段により、遊技領域に備えら
れたアウト口に導かれるアウト玉が検出される。
また、打込玉検出手段により、前記通過玉検出手段と
前記アウト玉検出手段とで検出された打込玉が検出され
る。
そして、判定手段の働きにより、前記通過玉検出手段
の出力数が、前記打込玉検出手段の出力数から前記アウ
ト玉検出手段の出力数を減算した数よりも多くなったこ
とが判定される。
すなわち、打込玉検出手段の出力数からアウト玉検出
手段の出力数を減算した数は、一般的には通過玉検出手
段の出力数と一致するはずである。しかし、打玉の通過
以外の手段により不正に通過玉検出手段を誤作動させた
場合には、その分だけ前記通過玉検出手段の出力数が増
えるのであり、その結果、前記通過玉検出手段の出力数
は、前記打込玉検出手段の出力数から前記アウト玉検出
手段の出力数を減算した数よりも多くなってしまうとい
う現象が生じるのである。この現象を判定手段により判
定することにより、遊技可能段階での不正行為をも有効
に察知し得る。
[発明の実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
本実施例では、弾球遊技機の一例であるパチンコ遊技
機について説明するが、本発明はこれに限らず、コイン
遊技機等、玉を弾いて遊技を行なうものすべてを含む。
第1の実施例 第1図は本発明に係る弾球遊技機の一例であるパチン
コ遊技機1を示す全体正面図である。パチンコ遊技機1
の前面枠3には遊技盤7が形成されており、この遊技盤
7によって遊技領域8が形成される。この遊技領域8の
前面にガラス扉5が開閉自在に備えられている。前面枠
3の下方部分には、操作ハンドル37が設けられており、
この操作ハンドル37を操作することにより、打球杆25が
間欠揺動される。そして、この打球杆25によるパチンコ
玉の打球位置に通ずる径路に、玉送り装置23が設けられ
ており、打球待機部33に貯留されているパチンコ玉を1
つずつ打球発射位置にまで送り込み、前記打球杆25によ
る間欠揺動によってパチンコ玉を1つずつ弾発発射させ
るように構成されている。弾発発射されたパチンコ玉
は、前記遊技領域8内に進入するのであるが、その遊技
領域8にまで到達しなかったパチンコ玉、すなわち逆方
向に戻ろうとするファール玉を所定の径路に導きファー
ル玉検出スイッチ35により検出し、ファール玉排出径路
209から機外に放出する。なお、本実施例では、ファー
ル玉を特別の径路に導くよう構成したものを示したが、
本発明はこれに限らず、ファール玉を再打球する再打球
装置を新たに設け、再打球位置にまで誘導されてきたフ
ァール玉を再打球させる等、ファール玉を発生させない
ようにしたものであってよい。また、打球誘導レールの
終端に発射玉検出器を設けてもよく、その場合には、遊
技領域に導かれた打球だけを検出できるので、ファール
玉を検出する必要がなくなる。
前記遊技領域8には、その中央位置に可変入賞球装置
9が設けられているとともに、その下方に始動通過口の
一例である始動入賞口13a,13b,13cが形成されている。
さらに遊技領域8には、通過口の一例である通常の入賞
口11および玉通過装置の一例であるチューリップ式入賞
球装置12が配設されている。また、遊技領域8の最下端
部分にはアウト口15が設けられており、このアウト口15
からアウト玉が所定の径路に誘導されるよう構成されて
いる。なお、前記可変入賞球装置9は、一端進入したパ
チンコ玉を再び遊技領域内に排出する可変通過装置であ
ってもよい。
図中、27は打球タンクであり、外部から供給されてき
たパチンコ玉を一時貯留し、給出装置29により適量ずつ
パチンコ玉を打球待機部33に給出径路31を介して供給す
るためのものである。本実施例に示すパチンコ遊技機1
は打込玉を磨いて打玉として補給する方式の物を示した
が、本発明はこれに限らず、機外から一切パチンコ玉を
補給することなく、パチンコ遊技機内部に存在するパチ
ンコ玉をそのパチンコ遊技機内で循環させて遊技を行な
ういわゆる封入玉方式のものであってもよい。
このパチンコ遊技機1により遊技者が遊技を行なう場
合には、まず所定の料金を払ってその料金に相当する持
玉数データが記録された磁気カードをカード挿入口17に
挿入する。すると、その持玉数データに対応する得点が
得点表示器65に表示される。その状態でパチンコ遊技が
可能となり、パチンコ玉を打球するごとに前記得点表示
器65によって表示された得点が減算され、また、パチン
コ玉が入賞口等に入賞するごとに予め定められた賞品玉
に相当する得点が前記得点表示器65に加算される。そし
て、その得点表示器65によって表示されている得点が零
になるまでパチンコ遊技機が可能となる。この得点表示
器65の設置位置は、遊技領域8に限らず、前面枠3や幕
板等の遊技機近傍の遊技機外部であってもよい。なお、
遊技者が遊技を終了したい場合には、精算スイッチ21を
押すことにより、今までに加減算された得点が持玉数デ
ータとして磁気カードに記録され、カード挿入口17から
排出され遊技者の手元に戻されることとなる。この磁気
カードに記録された持玉数データに基づいて遊技者は景
品交換が可能となる。なお、図中63は異常表示器の一例
である報知ランプであり、後述する不正遊技が行なわれ
た場合等に点灯または点滅するものである。
第2図はパチンコ遊技機1の一部内部構造を示す全体
背面図である。
図中38は、前記操作ハンドル37(第1図参照)の操作
に応答して、打球駆動源146の駆動力によりパチンコ玉
を1つずつ遊技領域内に打込む打球機構である。また、
パチンコ遊技機1の背面側にはコントロール基板50が備
えられている。さらに遊技盤7の裏面側には、2分割可
能な入賞玉集合カバー体47が取付けられている。この入
賞玉集合カバー体47は、一方のカバー体のみを取替える
ことにより、他方のカバー体との組合わせによって複数
の種類のパチンコ遊技機に適用できるよう汎用性を持た
せたものである。この入賞玉集合カバー体47には、遊技
盤に設けられたランプ等の電気部品とコントロール基板
50とを中継する中継基板49が設けられている。遊技領域
内に打込まれたパチンコ玉が所定の入賞口に入賞すれ
ば、入賞玉集合カバー体47によって所定の径路に導かれ
る。そして、入賞玉は入賞玉検出スイッチ51a〜51fによ
って検出される。これらの入賞玉検出スイッチによって
検出された入賞玉は入賞玉集合径路55によって集合され
入賞玉放出径路59によって機外に放出される。本実施例
では、入賞口をいくつかのブロックに別けてブロック毎
に検出器を設けたものを示した。このように構成すれ
ば、入賞に伴って与えられる遊技価値の一例である得点
の値をこのブロック毎に異ならせることも可能となる。
しかし、本発明はこの実施例に限られるものではなく、
入賞口1つずつにすべて検出器を設けてもよく、また、
入賞玉すべてを1カ所に集め、そこに検出器を設けても
よい。
図中15はアウト口であり、アウト口15に侵入したアウ
ト玉がアウト玉集合径路57によって集合されてアウト玉
検出スイッチ53により検出されるよう構成されている。
図中、27は打球タンク、29は給出装置、19はカード受付
表示ランプ、39はカード挿入口17(第1図参照)から挿
入されたカードに記録されている情報を読取るためのカ
ードリーダ、21は精算スイッチ、31は給出径路、63は報
知ランプである。また、図中67はリセットボタン検出器
であり、ガラス扉5や前面枠3(第1図参照)等で覆わ
れ、通常は遊技者が操作できず遊技場の店員だけが操作
できる箇所(例えばコントロール基板)に設けられたリ
セットボタンが操作されたことを検出するものである。
第3図は入賞口等に入賞したパチンコ玉の移動経路を
説明するための要部拡大背面図である。
入賞口11および可変入賞球装置9の上部に設けられた
入賞口に入賞したパチンコ玉は、入賞玉集合カバー体47
によって所定の径路を通過して入賞玉検出スイッチ51d,
51eに導かれる。また可変入賞球装置9の入賞領域に入
賞したパチンコ玉は入賞玉集合カバー体47によって入賞
玉検出スイッチ51fにまで導かれる。さらに、チューリ
ップ式入賞球装置12に入賞したパチンコ玉も前記入賞玉
検出スイッチ51d,51eに導かれる。これら入賞玉検出ス
イッチ51e,51f,51dによって検出された入賞玉および始
動入賞口に入賞し入賞玉検出スイッチ51a,51b,51cによ
って検出されたパチンコ玉は、入賞玉集合径路55によっ
て集合され入賞玉放出径路59に導かれて機外に放出され
る。
またアウト口15に侵入したアウト玉はアウト玉集合径
路57によって集合されアウト玉検出スイッチ53によって
検出された後に機外に放出される。なお、図中49は中継
基板である。
第4図は第2図における4−4線断面図である。カー
ド挿入口17から挿入された磁気カードは、まずカード検
出スイッチ45によって検出され、その検出出力に基づい
てカード搬送機構41が作動し、挿入されたカードを所定
の場所にまで搬送する。次に、所定の場所にまで搬送さ
れた磁気カードの記録データを、データ読込書込装置43
によって読込むよう構成されている。図中19はカード受
付表示ランプであり、前記データ読込書込装置43によっ
て読込まれた記録データに基づいて挿入された磁気カー
ドの真偽を判定して表示するためのものであり、たとえ
ば、挿入された磁気カードが他店のものであったり偽造
されたものであった場合には異常である旨の表示が行な
われる。また、遊技者が精算スイッチ21を押すと、それ
までに加減算された得点がデータ読込書込装置43によっ
て磁気カードに持玉数データとして書込まれ、カード搬
送機構41の働きにより磁気カードがカード挿入口17から
排出される。これらカード搬送機構41,データ読込書込
装置43,カード検出スイッチ45およびカード挿入口17に
よりカードリーダ39が構成されている。このカードリー
ダ39の設置場所は、前面枠13に限らずたとえば複数台設
置されているパチンコ遊技機とパチンコ遊技機との間な
ど、遊技機近傍の遊技機外部であってもよい。なお、図
中37は操作ハンドルである。
第5図は打球機構38およびその周辺機器を示す要部斜
視図である。
打球機構38の働きによって打球杆25が間欠揺動され
る。この打球杆25の間欠揺動によって弾発発射されたパ
チンコ玉は、発射レール62上を転がって遊技領域8(第
1図参照)内に打込まれる。この発射レール62の途中箇
所に、投光器64mと受光器64nとが備えられた打球発射検
出器61aが設けられている。そして、前記打球杆25によ
って弾発発射されたパチンコ玉が前記透光器64mと受光
器64nとの間を通過することにより、投光器64mから投光
された光がそのパチンコ玉によって遮られ、受光器64n
に受光されなくなることにより発射玉が検出されるよう
構成されている。
第6図は打球発射検出器の他の例を示す要部拡大縦断
面図である。
この第6図に示す打球発射検出器61bは、玉送り装置2
3に連動して発射玉を検出し得るよう構成されている。
すなわち、打球待機部33(第1図参照)からのパチンコ
玉を、玉送り揺動部材Mによって一時ストップさせ、打
球杆25が揺動してパチンコ玉が弾発発射された後に玉送
り揺動部材Mが下方に揺動し、パチンコ玉1つだけを前
記打球杆25によって打球される打球位置にまで送り出
す。そして打球杆25が1回揺動するたびに前記玉送り揺
動部材Mが1回揺動しパチンコ玉を1つずつ打球杆25側
に送り出すよう構成されている。なお、この玉送り揺動
部材Mの揺動は上下駆動部材Aの上下方向の移動によっ
て行なわれる。そして、発射玉検出スイッチ61bを前記
玉送り揺動部材Mの脇に設け、玉送り揺動部材Mの揺動
ごとに打球発射検出器61bが検出するよう構成する。た
とえば、この打球発射検出器61bをリミットスイッチで
構成し、玉送り揺動部材Mの揺動に伴ってその玉送り揺
動部材Mがリミットスイッチに接触し打球発射検出器61
bがON,OFF切換えされるよう構成する。また他の方法と
しては、打球発射検出器61bを投光器と受光器で構成
し、玉送り揺動部材Mの揺動ごとに投光器から投光され
た光が遮られて受光器に受光されなくなるよう構成し、
光学的に検出し得るよう構成してもよい。なお、図中62
は発射レール、5はガラス扉である。
打球発射検出器の前述したもの以外の他の例として考
えられるものは、たとえば、打球杆の揺動によってON,O
FF切換えがなされるもの、あるいは、打球杆を間欠揺動
させるための打球カムの回転によってON,OFF切換えがな
されるもので構成してもよい。
第7図はパチンコ遊技機を制御するための制御回路を
示すブロック図である。
制御回路は、制御中枢としてのマイクロコンピュータ
200を含む。マイクロコンピュータ200は、以下に述べる
ようなパチンコ遊技機1の動作を制御する機能を有す
る。
マイクロコンピュータ200は、たとえば数チップのLSI
で構成されており、その中には、制御動作を所定の手順
で実行することのできるMPU204と、MPU204の動作プログ
ラムを格納するROM208と、必要なデータの書込み、読出
しができるRAM206とが含まれている。さらに、MPU204と
外部回路との信号の整合性をとるための入出力回路202
が設けられている。この実施例では、ROM208は、その内
容の書き換え、すなわち、必要が生じた場合にその中に
格納されたMPU204のためのプログラムを変更することが
できるように、プログラマブルROM208が用いられてい
る。そして、MPU204は、ROM208内に格納されたプログラ
ムに従って、かつ、以下に述べる制御信号の入力に応答
して、前述した異常表示器63等に対して制御信号を与え
る。
まず、マイクロコンピュータ200には、打球発射検出
器61a,61bからの打球発射信号が打球発射検出回路70を
介して入力される。また、ファール玉検出器35からのフ
ァール玉検出信号がファール玉検出回路72を介して入力
され、入賞玉検出器51a〜51fからの入賞玉検出信号が入
賞玉検出回路74を介して入力される。この入賞玉検出器
51a〜51fと入賞玉検出回路74とにより、前記通過口を通
過した通過玉を検出する通過玉検出手段が構成されてい
る。さらに、アウト玉検出器53からのアウト玉検出信号
がアウト玉検出回路76を介してマイクロコンピュータ20
0に入力される。このアウト玉検出器53とアウト玉検出
回路76とにより、前記アウト口に導かれたアウト玉を検
出するアウト玉検出手段が構成されている。また、リセ
ットボタン検出器67からのリセットボタン検出信号がリ
セットボタン検出回路78を介してマイクロコンピュータ
200に入力される。
マイクロコンピュータ200は以下の各種機器に制御信
号を与える。すなわち、表示駆動回路154を介して異常
表示器63に異常表示用制御信号を与える。また、音声発
生回路156を介してスピーカ152(第1図には図面上現わ
れていない)に音声発生信号を与える。さらに、打球駆
動回路158を介して打駆動源146に打球駆動源制御信号を
与える。
なお、前記構成の各回路には、電源回路(図示せず)
から所定の直流電流が供給される。
第8図は、第7図に示した制御回路の動作を説明する
ためのフローチャートである。
まず、電源が投入されてマイクロコンピュータがイニ
シャライズされた後、ステップS1により、打球発射検出
器がONになったか否かの判断がなされる。打球発射検出
器が未だにONになっていなければステップS2に進み、フ
ァール玉検出器がONになったか否かの判断がなされ、未
だにONになっていなければステップS3に進み、入賞玉検
出器がONになったか否かの判断がなされ、未だにONにな
っていないと判断された場合はステップS4に進み、アウ
ト玉検出器がONになったか否かの判断がなされ、未だに
ONになっていないと判断された場合は再び前記ステップ
S1に戻るDOループが形成されている。
このDOループの巡回途中で、前記ステップS1により、
打球発射検出器がONになったと判断された場合はステッ
プS5に進み、打球発射数カウンタに1をインクリメント
する処理がなされた後にステップS9に進む。また、前記
ステップS2により、ファール玉検出器がONになったと判
断された場合はステップS6に進み、打球発射数カウンタ
に1ディクリメントする処理がなされた後にステップS9
に進む。さらに、前記ステップS3により、入賞玉検出器
がONになったと判断された場合はステップS7に進み、打
込玉数カウンタに1インクリメントする処理がなされた
後にステップS9に進む。また、前記ステップS4により、
アウト玉検出器がONになったと判断された場合はステッ
プS8に進み、打込玉数カウンタに1インクリメントする
処理がなされた後にステップS9に進む。前記ステップS2
とステップS6とにおいて、実際に遊技領域にまで到達し
なかったファール玉が発生した場合に打球発射数カウン
タから1減算する処理がなされるのであり、この両ステ
ップにより、ファール玉を除いた遊技領域内に実際に発
射される有効発射玉の数を計数する有効発射玉計数手段
が構成されている。また、前記ステップS7と前記ステッ
プS8とにより、前記通過玉検出手段の出力と前記アウト
玉検出手段の出力とに基づいて、通過玉の計数値とアウ
ト玉の計数値とを加算する打込玉演算手段が構成されて
いる。この打込玉演算手段により、遊技領域内に実際に
打込まれて進入したパチンコ玉の合計値が演算される。
本実施例では、打込玉の演算手段として、通過玉検出手
段の検出出力やアウト玉検出手段の検出出力がある毎に
それらの検出出力を逐一加えてその合計出力を計数する
ように構成したが、本発明はこれに限らず、通過玉検出
手段の検出出力のみを計数する通過玉数カウンタとアウ
ト玉検出手段の出力のみを計数するアウト玉数カウンタ
とをそれぞれ設け、両カウンタのカウント値を最終的に
加算することにより打込玉の合計値を演算するものであ
ってもよい。
次に、前記ステップS9では、打球発射数カウンタの計
数値が打込玉数カウンタの計数値以上であるか否かの判
断がなされ、以上であると判断された場合は前記ステッ
プS1に戻るが以上ではないと判断された場合はステップ
S10に進み、以下の異常事態に備えた制御がなされる。
打球発射数と打込玉数とは一般的には、お互いに等しい
かまたは打球発射数の方が大きな値を示すはずである。
しかし、ピアノ線等を使用して通過玉検出手段を不正に
誤検出させる等、打込玉の通過以外の不正な手段によっ
て遊技価値の付与を狙った場合には、打球発射がされな
いにもかかわらず打込玉カウンタが1インクリメントさ
れるために、ステップS9によりNOの判断がなされるので
ある。このステップS9と前記ステップS5,S6,S7,S8とに
より、前記通過玉検出手段と前記アウト玉検出手段と前
記有効発射玉検出手段とからの各出力に基づいて、通過
玉検出手段の出力数とアウト玉検出手段の出力数とを加
算した数が、有効発射玉検出手段の出力数よりも多くな
ったことを判定する判定手段が構成されている。なお、
本実施例では、打球発射数カウンタと打込玉数カウンタ
との2種類のカウンタを設けたが、これを統一した1つ
のカウンタにし、前記ステップS5により統一カウンタに
1インクリメントし、前記ステップS6により統一カウン
タに1ディクリメントし、前記ステップS7により統一カ
ウンタに1ディクリメントし、さらに、前記ステップS8
により統一カウンタに1ディクリメントする処理を施
し、ステップS9では、その統一カウンタの計数値が零以
上であるか否かの判断を行ない、零以上でない場合にNO
の判断がなされてステップS10に進むよう制御してもよ
い。
次に、前記ステップS10では、異常表示器を表示駆動
させ、ステップS11に進み、異常音を発生させ、次にス
テップS12により、打球駆動源への電源供給の停止がな
されてステップS13に進み、リセットボタン検出器がON
になっているか否かの判断がなされる。そして、ONにな
っていないと判断された場合は再び前記ステップS10に
戻るが、ONになったと判断された場合はステップS14に
進み、前記イロハを解除する処理がなされた後に再び前
記ステップS1に戻る。このステップS10ないしステップS
12により、不正行為が行なわれたことが遊技場の店員に
報知されるのであり、その不正遊技に気付いた店員が所
定の処置をなした後に店員にしか操作できない箇所に設
けられているリセットボタンをON操作する。すると、ス
テップS13によりYESの判断がなされてステップS14に進
み、異常事態に備えた前記ステップS10ないしステップS
12の処理が解除される。なお、前記ステップS10ないし
ステップS12はいずれか1つ設けてもよい。なお、本実
施例では、ステップS10による異常の表示およびステッ
プS11による異常音の発生は、各パチンコ機毎に行なっ
ているが、本発明はこれに限らず、中央コントローラ等
で異常が発生したパチンコ遊技機の台番号とそのパチン
コ遊技機に異常が発生したことを報知するようにし、中
央管理ができるよう構成してもよい。また、本実施例で
は遊技を不能動化する手段として、ステップS12に示す
ように、打球駆動源への電源供給を停止させて打球駆動
源を停止させるようにしているが、本発明はこれに限ら
ず、入賞玉検出器による検出を不能にしたり、たとえば
第6図で示した玉送り揺動部材Mを閉塞状態でロックす
るなど、打玉の供給を停止させる等の種々の手段が考え
られる。なお、遊技不能動化手段として前記打球の供給
を停止させる手段を採用した場合には、発射玉検出手段
としての検出器を、打球発射位置に打玉を送り出す手前
に設けるのが適当である。なぜならば、打玉の供給を停
止させたとしても打球モータは停止しないため、第5図
の61aに示した位置に検出器を設けると、たとえば、不
正行為が検出されて打球供給を停止したとしても、既に
打球発射位置に供給されているパチンコ玉が打球杆によ
って発射されることとなる等の不都合が生ずるのであ
り、このような不都合を防止するためである。また、打
玉発射不能の他の方法としては、遮蔽板等を発射玉の遊
技領域に至るまでの通路途中に出現させて発射玉が遊技
領域に進入できないようにし、発射玉すべてを強制的に
ファール玉にするようにしてもよい。要するに、本発明
における打玉発射不能の方法としては、各検出器の構成
や配置場所に応じて上記した種々の方法の中から最も適
した方法をとればよく、1つの方法に限定されるもので
はない。
第2の実施例 次に、第2の実施例を第9図ないし第12図に基づいて
説明する。
第9図は本発明に係る弾球遊技機の一例であるパチン
コ遊技機100を示す全体正面図である。パチンコ遊技機1
00の前面に形成された遊技領域102には、可変表示装置1
04が設けられており、その下方に可変入賞球装置108が
配設されている。この可変入賞球装置108は開成するこ
とによってパチンコ玉の入賞を許容する開閉板110が設
けられている。また、遊技領域102には、通過口の一例
である各種の通常入賞口103a〜103eが設けられている。
さらに、前記可変入賞球装置108の左右両側および前記
可変表示装置104の下方に、始動通過口の一例である始
動入賞口106a,106b,106cが設けられている。この始動入
賞口106a,106b,106cにパチンコ玉が入賞することによ
り、前記可変表示装置104が可変表示開始し、その停止
したときの図柄が予め定める所定の組合わせ(たとえば
777)となった場合には、大当り状態となり、前記可変
入賞球装置108の開閉板110が開成され、遊技者に大きな
遊技価値が付与される。なお、遊技領域102の最下端に
はアウト口111が形成されており、アウト玉がこのアウ
ト口111から所定の径路に導かれるよう構成されてい
る。
図中、114は操作ハンドルであり、この操作ハンドル1
14の操作によって後述する打球発射装置144(第10図参
照)が作動してパチンコ玉が前記遊技領域102内に1つ
ずつ打込まれるよう構成されている。また、112は打球
供給皿であり、パチンコ玉をこの打球供給皿112上で一
時貯留し、1つずつ打球発射位置に供給して遊技領域内
に1つずつ弾発発射させるためのものである。また、こ
の打球供給皿112が満杯となった場合には、余剰玉が下
方に設けられている余剰玉受皿116に放出される。
図中、152はスピーカであり不正遊技等の異常時に異
常音を発生させたり、前記大当り状態のときに効果音を
発生させたりするものである。また150は不正遊技等の
異常事態の発生に際して点灯または点滅表示する異常表
示器である。
第10図はパチンコ遊技機100の一部内部構造を示す全
体背面図である。
パチンコ遊技機100の下方部分には打球発射装置144が
配設されており、打球モータ146によりパチンコ玉を1
つずつ前記遊技領域102内に打込むよう構成されてい
る。始動入賞口106a,106b,106cに入賞した始動入賞玉
は、それぞれ始動入賞玉検出器132a,132b,132cによって
検出される。これらの始動入賞玉と、通常入賞口103a〜
103eに入賞した入賞玉とが1カ所に集合されて入賞玉検
出器134により検出されるよう構成されている。また、
アウト口111に落入したアウト玉は、アウト玉検出器136
により検出され、次いで、前記入賞玉検出器134によっ
て検出された入賞玉とともに打込玉検出器138によって
検出されるよう構成されている。前記入賞玉検出器134
によって入賞玉が検出されれば、所定個数(たとえば13
個)の賞品玉が賞品玉払出装置120の働きにより遊技者
に払出されるよう構成されている。この賞品玉払出装置
120は、駆動モータ124とその駆動モータ124で駆動され
る駆動部材126とその駆動部材126によって動かされる賞
品玉搬送ベルト122とその賞品玉搬送ベルト122によって
払出される賞品玉を検出する払出賞品玉検出器128とか
ら構成されており、賞品玉タンク118内に貯留されてい
る賞品玉を前記賞品玉搬送ベルト122で受止め、その賞
品玉搬送ベルト122上の賞品玉を搬送して賞品玉払出通
路130内に放出するよう構成されている。また、この賞
品玉払出通路130内に放出される賞品玉の数を払出賞品
玉検出器128によって検出し、所定数の賞品玉が払出さ
れた場合にはこの払出賞品玉検出器128の検出出力に基
づいて前記駆動モータの駆動が停止されるよう構成され
ている。この賞品玉払出通路130に払出された賞品玉は
賞品玉連絡口140を通って前記打球供給皿112(第9図参
照)に払出される。なお、この打球供給皿112が既にパ
チンコ玉で満杯の場合には、賞品玉払出通路130に払出
された賞品玉は、余剰賞品玉通路142を通って余剰玉受
皿116(第9図参照)に払出される。
第11図はパチンコ遊技機を制御する制御回路を示すブ
ロック図である。
この第11図に示すブロック図において、前記第1の実
施例で示した第7図に付されている参照符号と同一の参
照符号は同一の部品を示すため、その同一参照符号が付
されたものはここでは詳細な説明を省略する。
マイクロコンピュータ200には以下のような信号が入
力される。
まず、入賞玉検出器134から入賞玉検出信号が入賞玉
検出回路135を介してマイクロコンピュータ200に入力さ
れる。アウト玉検出器136からアウト玉検出信号がアウ
ト玉検出回路137を介してマイクロコンピュータ200に入
力される。打込玉検出器138から打込玉検出信号が打込
玉検出回路139を介してマイクロコンピュータ200に入力
される。リセットボタン検出器67からリセットボタン検
出信号がリセットボタン検出回路78を介してマイクロコ
ンピュータ200に入力される。前記入賞玉検出器134と入
賞玉検出回路135とにより、前記通過口を通過した通過
玉を検出する通過玉検出手段が構成されている。前記ア
ウト玉検出器136とアウト玉検出回路137とにより、前記
アウト口に導かれたアウト玉を検出するアウト玉検出手
段が構成されている。前記打込玉検出器138と打込玉検
出回路139とにより、通過玉とアウト玉とを寄せ集めて
なる打込玉を検出する打込玉検出手段が構成されてい
る。
マイクロコンピュータ200は、異常表示器150,スピー
カ152および打球駆動源146にそれぞれ制御信号を与え
る。
第12図は第11図に示した制御回路の動作を示すための
フローチャートである。
まず、電源が投入されマイクロコンピュータがイニシ
ャライズされた後にステップS1により、入賞玉検出器が
ONになったか否かの判断がなされる。そして、未だにON
になっていないと判断された場合はステップS2に進み、
アウト玉検出器がONになったか否かの判断がなされ、未
だにONになっていないと判断された場合はステップS3に
進み、打込玉検出器がONになったか否かの判断がなさ
れ、未だにONになっていないと判断された場合は再び前
記ステップS1に戻るDOループが形成されている。
このDOループの巡回途中で、前記ステップS1により、
入賞玉検出器がONになったと判断された場合はステップ
S4に進み、入賞玉計数カウンタに1インクリメントする
処理がなされた後にステップS7に進む。また、前記ステ
ップS2によりアウト玉検出器がONになったと判断された
場合はステップS5に進み、アウト玉計数カウンタに1イ
ンクリメントする処理がなされた後にステップS7に進
む。さらに、前記ステップS3により打込玉検出器がONに
なったと判断された場合は、ステップS6に進み、打込玉
計数カウンタに1インクリメントする処理がなされた後
にステップS7に進む。このステップS6により、前記打込
玉検出手段の計数値を加算する打込玉計数手段が構成さ
れている。
前記ステップS7では、(打込玉計数カウンタの計数値
−アウト玉計数カウンタの計数値)≧(入賞玉計数カウ
ンタの計数値)であるか否かの判断がなされ、YESの判
断がなされた場合には前記ステップS1に戻るが、NOの判
断がなれた場合にはステップS8に進み、以降の不正遊技
に伴う異常事態に対処する制御がなされる。通常、打込
玉の合計値からアウト玉の合計値を減算すれば入賞玉の
合計値が算出されるのであり、(打込玉計数カウンタの
計数値−アウト玉計数カウンタの計数値)と(入賞玉計
数カウンタの計数値)とは等しくなるのが一般的であ
る。ところが、ピアノ線等により不正に入賞玉検出器を
誤検出させ、打込玉の入賞以外の不正な手段によって遊
技価値の付与を狙った場合には、入賞玉検出カウンタの
計数値のみがその分高い値となってしまうため、ステッ
プS7によりNOの判断がなされるのである。このステップ
S7と前記ステップS4,S5,S6とにより、前記通過玉検出手
段と前記アウト玉検出手段と前記打込玉検出手段との各
出力に基づいて、前記通過玉検出手段の出力数が、前記
打込玉検出手段の出力数から前記アウト玉検出手段の出
力数を減算した数よりも多くなったことを判定する判定
手段が構成されている。この判定手段がNOと判断するこ
とにより不正遊技が行なわれたことを察知し得るのであ
る。
このステップS7によりNOの判断がなされた場合には、
ステップS8に進み、異常表示器を表示駆動させ、ステッ
プS9に進み、異常音を発生させ、ステップS10に進み、
打球駆動源への電源供給を停止させ、ステップS11に進
みリセットボタン検出器がONになっているか否かの判断
がなされる。このステップS11により、リセットボタン
検出器がONになっていないと判断された場合は再び前記
ステップS8に戻るがONになっていると判断された場合は
ステップS12に進み、前記イロハの処理を解除した後に
ステップS1に戻る。前記ステップS8とステップS9によ
り、不正遊技に伴う異常事態が発生したことを遊技場の
店員に報知するのであり、異常事態に気付いた店員がそ
れに対処する適当な処置をなした後に、その遊技場の店
員にしか操作できない箇所に設けられているリセットボ
タンを操作する。すると、ステップ11により、YESの判
断がなされ、ステップS12に進むのである。このステッ
プS8ないしステップS10はこの3つのうちいずれか1つ
の処理を採用するだけでもよい。また、ステップS8およ
びステップS9による報知は、本実施例では異常が発生し
たパチンコ遊技機毎に報知するようこ構成したが、本発
明はこれに限らず、中央コントローラにより異常が発生
したパチンコ遊技機の台番号と異常が発生した旨等を報
知し、中央管理ができるように構成してもよい。また、
本実施例では遊技不能動化手段として打球駆動源への電
源供給を停止させて打球駆動源を停止させる方法を採用
したが、その他に、打玉の供給を停止させたり、入賞玉
検出器による検出を不能にする等、種々の方法が考えら
れる。
また、本実施例では、入賞玉計数カウンタとアウト玉
計数カウンタと打込玉計数カウンタの3種類のカウンタ
を設けたが、本発明はこれに限らず、3種類のカウンタ
を1つのカウンタで統一し、前記ステップS4によりその
統一カウンタに1ディクリメントする処理をし、ステッ
プS5により統一カウンタを1ディクリメントする処理を
し、さらに前記ステップS6により統一カウンタに1イン
クリメントする処理を行ない、前記ステップS7により、
統一カウンタの計数値≧0の判断を行ない、NOの判断が
なされた場合にステップS8に進むよう制御してもよい。
[発明の効果] 前記構成を有する本発明は以下の効果を奏する。
請求項1に記載の発明は、不正行為を察知する手段と
して、通過玉検出手段の出力数とアウト玉検出手段の出
力数とを加算した数が、有効発射玉検出手段の出力数よ
りも多くなったことを判定する判定手段を採用している
ため、ピアノ線等による外部からの不正侵入に対するガ
ードのための覆いを設ける必要がなくしかも遊技可能段
階での不正行為をも有効に察知し得る弾球遊技機を提供
し得るに至った。
請求項2に記載の発明は、不正行為を察知する手段と
して、通過玉検出手段の出力数が、打込玉検出手段の出
力数からアウト玉検出手段の出力数を減算した数よりも
多くなったことを判定する判定手段を採用しているた
め、ピアノ線等による外部からの不正侵入に対するガー
ドのための覆いを設ける必要がなくしかも遊技可能段階
での不正行為をも有効に察知し得る弾球遊技機を提供し
得るに至った。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例を示し、本発明に係る弾球遊技機
の一例であるパチンコ遊技機を示す全体正面図である。 第2図は第1の実施例を示し、パチンコ遊技機の一部内
部構造を示す全体背面図である。 第3図は第1の実施例を示し、パチンコ玉の流れを示す
要部拡大背面図である。 第4図は第1の実施例を示し、第2図における4−4線
断面図である。 第5図は第1の実施例を示し、打球機構とその周辺機器
を示す要部拡大斜視図である。 第6図は第1の実施例を示し、発射玉検出手段の他の例
を示す要部拡大縦断面図である。 第7図は第1の実施例を示し、パチンコ遊技機の制御を
行なうための制御回路を示すブロック図である。 第8図は第1の実施例を示し、第7図に示した制御回路
の動作を説明するためのフローチャートである。 第9図は第2の実施例を示し、パチンコ遊技機を示す全
体正面図である。 第10図は第2の実施例を示し、パチンコ遊技機の一部内
部構造を示す全体背面図である。 第11図は第2の実施例を示し、パチンコ遊技機を制御す
るための制御回路を示すブロック図である。 第12図は第2の実施例を示し、第11図の制御回路の動作
を説明するためのフローチャートである。 図面中、8,102は遊技領域、9,108は可変入賞球装置、11
は通過口の一例である入賞口、12はチューリップ式入賞
球装置、13a〜13c,106a〜106cは始動通過口の一例であ
る始動入賞口、15,111はアウト口、35はファール玉検出
スイッチ、51a〜51fは入賞玉検出スイッチ、53はアウト
玉検出スイッチ、61a,61bは発射玉検出スイッチ、63は
報知ランプ、103a〜103eは通過口の一例である通常入賞
口、132a〜132cは始動入賞玉検出器、134は入賞玉検出
器、136はアウト玉検出器、150は異常表示器、152はス
ピーカである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通過口およびアウト口を備えた遊技領域
    と、 該遊技領域内に発射される有効発射玉を検出する有効発
    射玉検出手段と、 前記通過口を通過した通過玉を検出する通過玉検出手段
    と、 前記アウト口に導かれたアウト玉を検出するアウト玉検
    出手段とを含み、さらに、 前記通過玉検出手段と前記アウト玉検出手段と前記有効
    発射玉検出手段とからの各出力に基づいて、通過玉検出
    手段の出力数とアウト玉検出手段の出力数とを加算した
    数が、有効発射玉検出手段の出力数よりも多くなったこ
    とを判定する判定手段を含むことを特徴とする、弾球遊
    技機。
  2. 【請求項2】通過口およびアウト口を備えた遊技領域
    と、 前記通過口を通過した通過玉を検出する通過玉検出手段
    と、 前記アウト口に導かれたアウト玉を検出するアウト玉検
    出手段と、 前記通過玉検出手段と前記アウト玉検出手段とで検出さ
    れた打込玉を検出する打込玉検出手段とを含み、さら
    に、 前記通過玉検出手段と前記アウト玉検出手段と前記打込
    玉検出手段との各出力に基づいて、前記通過玉検出手段
    の出力数が、前記打込玉検出手段の出力数から前記アウ
    ト玉検出手段の出力数を減算した数よりも多くなったこ
    とを判定する判定手段を含むことを特徴とする、弾球遊
    技機。
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