JP2754015B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

Info

Publication number
JP2754015B2
JP2754015B2 JP63196314A JP19631488A JP2754015B2 JP 2754015 B2 JP2754015 B2 JP 2754015B2 JP 63196314 A JP63196314 A JP 63196314A JP 19631488 A JP19631488 A JP 19631488A JP 2754015 B2 JP2754015 B2 JP 2754015B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
ball
information
detection
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63196314A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0245077A (ja
Inventor
詔八 鵜川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP63196314A priority Critical patent/JP2754015B2/ja
Publication of JPH0245077A publication Critical patent/JPH0245077A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2754015B2 publication Critical patent/JP2754015B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機等で代表さ
れる弾球遊技機に関し、詳しくは、遊技制御に用いられ
る検出手段のうち所定の検出手段に関する検出情報が外
部装置に出力可能に構成された弾球遊技機に関する。
[従来の技術] 従来、弾球遊技機の遊技制御に用いられる検出情報の
うち、遊技場側のホストコンピュータ等の外部装置に伝
送される情報は、補給玉の総数と打込玉の総数にすぎな
ったため、打玉の弾球遊技機への補給経路と弾球遊技機
からの帰還経路とに計数器をセットするだけでよく、個
々の弾球遊技機から直接情報を前記外部装置に伝送する
必要はなかった。
しかし、たとえば釘調整の際の参考とするために始動
入賞口等への入賞回数の情報を得ようとする場合、従来
は、そのための外部出力端子が弾球遊技機に設けられて
いなかったため、弾球遊技機を改造しなければならず、
そのため配線が複雑になったり、前記情報収集のための
改造と銘打って遊技場側により遊技制御を不正に外部操
作するための不正改造が行なわれてしまうという欠点も
あった。
[発明が解決しようとする課題] そこで、弾球遊技機に組込まれている制御回路を第7
図に示すように構成することが考えられる。つまり、始
動入賞玉検出器等からなる検出手段1′からの検出信号
を、接続端子板7′を介して遊技制御手段3′の入力部
4′に入力する。そしてこの入力信号に基づいてMPU5′
が演算等の所定の制御を行ない、その制御信号を出力部
6′から出力して弾球遊技機の遊技制御を行なうよう構
成する。そして、前記接続端子板7′に入力された検出
手段1′からの検出信号を分岐させ、外部出力部の一例
の外部出力端子7a′から外部装置2′に出力し、前記検
出手段1′からの検出情報が遊技場側にも伝送されるよ
うに構成する。
しかし、このように構成した場合には、遊技場側が弾
球遊技機を不正に遊技制御するべく不正操作信号を外部
装置2′から前記外部出力端子7a′に出力した場合に
は、その不正操作信号が、前記検出手段1′からの検出
信号の入力経路と同じ経路を通って前記遊技制御手段
3′に侵入することとなり、外見上何の改造もなく弾球
遊技機が遊技場側によって不正に遊技制御されてしまう
という新たな問題が生じるのである。これにより、遊技
場側の不正の発見がさらに困難になってしまうという欠
点が生じる。
つまり、打玉が始動入賞領域に入賞したことを条件と
して電気的遊技装置が遊技動作を開始してその遊技動作
の結果次第で遊技者にとって有利な遊技状態を発生させ
ることが可能となるために、遊技者の関心が電気的遊技
装置の遊技動作に集まりやすいのであり、その電気的遊
技装置の遊技動作開始に関する入賞検出がなされた旨の
情報を外部装置に出力可能にして遊技場の経営管理に役
立てたいというニーズはあるものの、その情報を弾球遊
技機から下手に外部装置に出力したのでは、その情報出
力線に不正信号が入力されて弾球遊技機が不正に動作制
御されてしまうという不正行為を許してしまうという新
たな欠点が生ずるのである。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであ
り、その目的は、電気的遊技装置の遊技動作開始に関す
る入賞検出がなされた旨の情報を得ることができながら
も、遊技場側の不正制御を防止し得る弾球遊技機を提供
することである。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、出玉を遊技領域に打込ん
で遊技が行なわれる弾球遊技機であって、 電気的に遊技動作してその遊技動作の結果次第で遊技
者にとって有利な遊技状態を発生させることが可能とな
る電気的遊技装置と、 前記遊技領域に設けられた始動入賞領域に打玉が入賞
したことを検出する始動入賞玉検出手段と、 情報入力部と情報出力部とを有し、前記始動入賞玉検
出手段の検出出力が前記情報入力部に入力されたことを
条件として、前記電気的遊技装置を遊技動作開始させる
制御を行なうとともに前記電気的遊技装置の遊技動作開
始に関する入賞検出がなされた旨の情報を前記情報出力
部から出力する遊技制御用コンピュータと、 前記情報出力部から出力された情報を外部装置に出力
するための外部出力部とを含み、 前記遊技制御用コンピュータは、前記情報出力部に接
続されている情報出力線に信号が入力されたとしてもそ
の入力信号を受付けないように構成されており、 前記遊技制御用コンピュータと前記外部装置との情報
通信は、前記遊技制御用コンピュータから前記外部装置
への一方向通信となるように構成されていることを特徴
とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の
構成に加えて、前記遊技制御用コンピュータは、前記情
報入力部に入力された入力信号が前記始動入賞玉検出手
段による適正な検出信号かまたはそれ以外の異常信号か
を判別する入力信号適否判別手段を有し、該入力信号適
否判別手段が適正な始動入賞玉検出信号であると判別し
たことを条件として、前記電気的遊技装置の遊技動作開
始制御と情報の前記情報出力部からの出力制御とを行な
うことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2
に記載の発明の構成に加えて、入賞玉を検出する手段で
あって、その検出信号が前記遊技者にとって有利となる
遊技状態を終了させる制御に用いられる入賞玉検出手段
と、 該入賞玉検出手段に異常が発生したことを検出する異
常検出手段とをさらに含み、 前記遊技制御用コンピュータは、前記異常検出手段に
より異常が検出された場合に、前記始動入賞領域に打玉
が入賞したとしても、前記始動入賞玉検出手段の検出出
力を受付けないことを特徴とする。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば、電気的に遊技動作
する電気的遊技装置の働きにより、その遊技動作の結果
次第で遊技者にとって有利な遊技状態を発生させること
が可能となる。始動入賞玉検出手段の働きにより、遊技
領域に設けられた始動入賞領域に出玉が入賞したことが
検出される。情報入力部と情報出力部とを有する遊技制
御用コンピュータの働きにより、前記始動入賞玉検出手
段の検出出力が前記情報入力部に入力されたことを条件
として、前記電気的遊技装置を遊技動作開始させる制御
が行なわれるとともに前記電気的遊技装置の遊技動作開
始に関する入賞検出がなされた旨の情報が前記情報出力
部から出力される。前記情報出力部から出力された情報
を外部装置に出力するための外部出力部が設けられてい
る。そして、前記遊技制御用コンピュータは、前記情報
出力部に接続されている情報出力線に信号が入力された
としてもその入力信号を受付けないように構成されてお
り、遊技制御用コンピュータと前記外部装置との情報通
信は、遊技制御用コンピュータから外部装置への一方向
通信となるように構成されている。
請求項2に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の作用に加えて、遊技制御用コンピュータ内の入力
信号適否判別手段の働きにより、情報入力部に入力され
た入力信号が前記始動入賞玉検出手段による適正な検出
信号かまたはそれ以外の異常信号かが判別される。そし
て適正な始動入賞玉検出信号であると判別されたことを
条件として、前記電気的遊技装置の遊技動作開始制御と
情報の前記情報出力部からの出力制御とが行なわれる。
請求項3に記載の本発明によれば、請求項1または請
求項2に記載の発明の作用に加えて、入賞玉を検出する
入賞玉検出手段の検出信号が前記遊技者にとって遊離と
なる遊技状態を終了させる制御に用いられる。異常検出
手段の働きにより、前記入賞玉検出手段に異常が発生し
たことが検出される。遊技制御用コンピュータの働きに
より、前記異常検出手段により異常が検出された場合
に、前記始動入賞領域に打玉が入賞したとしても、前記
始動入賞玉検出手段の検出出力が遊技制御用コンピュー
タに受付けられない。その結果、異常検出手段により異
常が検出された場合には、電気的遊技装置の遊技動作開
始に伴う遊技の進行が停止されるとともに電気的遊技装
置の遊技動作開始に関する入賞検出がなされた旨の情報
が外部出力されない。
[発明の実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明に係る弾球遊技機に使用されている
制御回路の概略を説明するための概略説明図である。
始動入賞玉検出器等からなる検出手段1からの検出信
号は、接続端子板7を介して遊技制御手段3の入力部4
に入力される。そして、その入力部4に入力された検出
情報は、MPU5に与えられ、それに基づいてMPU5が演算等
の制御を行ない、制御信号を出力部6から出力して弾球
遊技機の遊技制御を行なう。一方、前記出力部6から
は、前記検出手段1に関する検出情報も出力され、その
出力信号が接続端子板7を介して外部出力部の一例の外
部出力端子7aから外部装置2に出力される。この外部装
置2は、遊技場に設置された中央管理装置(ホストコン
ピュータ)等であり、前記外部出力端子7aから出力され
てきた前記検出情報に基づいて、遊技場側が遊技場の管
理を行なうことが可能となる。たとえば、前記検出手段
1が、始動入賞玉検出器である場合には、始動入賞の発
生が外部装置2に伝送されてくることとなり、その情報
に基づいて遊技場側では、始動入賞の頻度を算出し、そ
の始動入賞玉検出器が設けられている弾球遊技機の一例
であるパチンコ遊技機の釘調整を行なうことが可能とな
る。なお、検出手段1の出力信号は、接続端子板7を介
することなく直接遊技制御手段3に入力するよう構成し
てもよい。
第2図は、本発明に係る弾球遊技機の一例であるパチ
ンコ遊技機10を示す全体正面図である。
なお、本実施例では、弾球遊技機の一例であるパチン
コ遊技機について説明するが、本発明はこれに限らず、
コイン遊技機等打玉を弾発して遊技を行なうものすべて
を含む。
パチンコ遊技機10の機枠11には前面枠12が取付けられ
ており、この前面枠12に設けられている扉保持枠13に対
し、ガラス扉枠14が回動自在に取付けられている。この
ガラス扉枠14には透明なガラス板が組込まれており、こ
のガラス扉枠14により遊技領域27が開閉される。そし
て、このガラス扉枠14の開成を検出するための扉開成検
出器15が設けられている。
パチンコ遊技機10の下方位置は操作ハンドル22が設け
られており、この操作ハンドル22を遊技者が操作するこ
とによりパチンコ玉が前記遊技領域27内に打込まれるよ
う構成されている。その遊技領域27には、その中央位置
に可変表示装置28が設けられているとともに、その下方
に可変入賞球装置31が配設されている。前記可変入賞球
装置28は、複数(図面では3個)の可変表示部28a,28b,
28cを有し、複数種類の識別情報が可変表示可能に構成
されている。本実施例では可変表示装置28と可変入賞球
装置31とを別体のもので構成したが、両装置を一体のも
ので構成してもよい。前記操作ハンドル22の操作によっ
て遊技領域27内に打込まれたパチンコ玉が始動入賞口36
a,36b,36cのいずれかに入賞すれば、前記可変表示装置2
8が可変表示を開始し、ストップスイッチ20の押圧操作
またはストップスイッチ20が押圧されることなく一定時
間が経過したことにより可変表示装置28の可変表示が停
止する。そして、その停止した可変表示装置28によって
表示されている識別情報が予め定める特定の組合わせの
もの(たとえば777)となった場合には、特定遊技状態
となり、可変入賞球装置31の開閉板32を開成させて大当
り状態となる。この可変入賞球装置31の開成状態では、
可変入賞球装置31の入賞空間内にパチンコ玉が入賞可能
となる。この可変入賞球装置31の入賞空間には、特定入
賞口(Vポケット)33と通常入賞口34a,34bとが設けら
れている。
遊技領域27にはさらに通常の入賞口37,38が設けられ
ており、パチンコ玉がその通常の入賞口37,38あるいは
可変入賞球装置31内の前記通常入賞口34a,34bに入賞す
ることにより、所定量の景品玉が景品球出口18から打球
供給皿17内に払出される。そして、この打球供給皿17内
の景品玉が満杯となりそれ以上貯留できなくなった場合
には、余剰景品球排出口24から余剰景品球受皿23内に景
品玉が払出される。図中39はアウト口であり、遊技領域
27内に打込まれたパチンコ玉が入賞することなく落下し
た場合にそのアウト玉を回収するためのものである。ま
た、図中26aは打球誘導レールであり、前記操作ハンド
ル22の操作に基づいて発射されたパチンコ玉を前記遊技
領域27内に誘導するためのものである。26bは、遊技領
域27を形成している遊技領域形成レールである。さら
に、40,41は遊技効果ランプであり、前記特定遊技状態
の発生に伴って点灯または点滅し遊技の雰囲気を盛り上
げたり、異常事態の発生に伴って点灯または点滅し異常
事態の報知を行なったりするものである。19はスピーカ
であり、前記特定遊技状態の発生に伴って効果音を発生
したり異常事態の発生に伴って警報音を発したりするた
めのものである。16は前面板,21は装飾板を兼ねた取付
基板である。また、35は入賞個数表示器であり、開成中
の可変入賞球装置31内に入賞した入賞玉の個数を表示す
るためのものである。30は始動入賞記憶表示器であり、
パチンコ玉の始動入賞に伴って記憶されている始動入賞
の回数を表示するためのものである。29は開成回数表示
器であり、可変入賞球装置31の開閉板32の開成回数を表
示するためのものである。
第3図は、主として入賞玉に関連する種々の機器を説
明するための内部構造を示すパチンコ遊技機の全体背面
図である。第4図は、主として電気配線を説明するため
の内部構造を示すパチンコ遊技機の全体背面図である。
前記操作ハンドル22(第2図)の操作に応答して作動
する打球発射装置51がパチンコ遊技機10の下方に設けら
れている。この打球発射装置51は、打球モータ52と、こ
の打球モータ52によって回転される駆動羽根53と、この
駆動羽根53に当接するレバー54と、レバー54と一体に構
成され前記駆動羽根53の回転に伴って間欠揺動される打
球杆55と、この打球杆55の間欠揺動に連動して昇降する
連動昇降体56とにより構成されている。なお、この連動
昇降体56は図示しない打球供給機構を作動させてパチン
コ玉を打球発射位置に1つずつ供給するためのものであ
る。
打球発射装置51によって打球され入賞口37内に入賞し
たパチンコ玉は、入賞球集合樋62上に導かれて入賞球処
理器63により入賞玉ごとに景品球払出器61を作動させ、
所定個数(たとえば13個)の景品玉を払出すよう構成し
ている。なお、前記入賞球処理器63を通過した入賞玉は
入賞玉処理通路64を通って機外に排出される。前記景品
球払出器61には、景品球貯留タンク58内の景品玉が供給
される。すなわち、景品球貯留タンク58内の景品玉が整
列樋59により2列に整列され、カーブ樋60を通過して景
品球払出器61内に供給される。
図中、44は入賞球集合カバー体であり、前記入賞口37
に入賞したパチンコ玉を、入賞球集合樋62上に誘導させ
たり、始動入賞口36a,36b,36cに入賞したパチンコ玉を
それぞれ始動入賞玉検出器47a,47b,47cで検出した後前
記入賞球集合樋62上に導くためのものである。この始動
入賞玉検出器47a,47b,47cにより、前記第1図に示した
検出手段1が構成されている。さらに、入賞口38から入
賞したパチンコ玉も前記入賞球集合樋62上に導かれ、可
変入賞球装置31内に入賞したパチンコ玉も10カウント検
出器50によって検出された後に入賞球集合樋62上に導か
れる。なお、可変入賞球装置31内の特定入賞口(Vポケ
ット)33(第2図参照)内に入賞したパチンコ玉は、V
入賞玉検出器49によって検出された後10カウント検出器
50により検出され、最終的に入賞球集合樋62上に導かれ
る。
図中、45は可変表示装置本体であり、モータ46により
可変表示される。39はアウト口であり、遊技領域に打込
まれいずれの入賞口にも入賞しなかったアウト玉がこの
アウト口に落入し、アウト玉通路65から機外に排出され
る。48は可変入賞球装置31の開閉板32(第2図参照)を
開閉させるための電気的駆動源の一例としてのソレノイ
ドである。15は扉開成検出器、7は接続端子板A,67は接
続端子板Bである。
前記入賞球集合カバー体44や可変表示装置本体45等が
設けられている遊技盤25は、機枠11に着脱自在または開
閉自在に取付けられている前面枠12に対し遊技盤固定部
材43により着脱自在に取付けられている。つまり、遊技
盤固定部材43は図示矢印で示すように回動自在に構成さ
れており、この遊技盤固定部材43を回動させて遊技盤25
への係止を解除させることにより、遊技盤25が遊技盤取
付枠42から取り外し可能となり、遊技場におけるパチン
コ台の入替えに際して遊技盤25のみを交換することによ
り、入替えに伴う経費の削減が可能になるという利点が
ある。
次に、パチンコ遊技機10の配線を、主として第4図に
基づいて説明する。
図中、68は枠用の接続端子板Cであり、機構板57に設
けられている。この枠用の接続端子板C68には、扉開成
検出器15と打球モータ52と玉切れ検出器69とのガラス扉
一斉開成用のソレノイド70とが接続されている。前記玉
切れ検出器69は、整列樋59を流下するパチンコ玉がなく
なったことを検出するためのものである。
図中、7は遊技板用の接続端子板Aであり、遊技盤に
設けられている。この接続端子板A7には、後述するよう
に、始動入賞玉検出器等の種々の検出器や可変入賞球装
置駆動用のソレノイド等の遊技盤に設けられている種々
の装置が接続されている。さらにこの接続端子板A7は、
制御基板ボックス71に接続されるとともに、外部出力端
子7aを介して外部装置2(第1図参照)に接続されてい
る。なお、この外部出力端子7aは、外部装置と配線で接
続することにより検出手段1(第1図参照)に関する検
出情報がその配線を通して外部装置に出力されるよう構
成されているのであるが、他に、電気配線で接続するこ
となく、前記検出情報を含んだ電波を送信して外部装置
にその検出情報を伝送したりまたは前記検出情報を含ん
だ光を発して外部装置にその情報を伝送したりするもの
であってもよい。
図中、67は遊技盤用の接続端子板Bであり、可変表示
装置本体45の下方に取付けられることにより遊技盤に設
けられている。この接続端子板B67には、後述するよう
に、可変表示装置用の投光器や受光器、さらには可変表
示装置用のモータ46等が接続されており、さらに、制御
基板ボックス71にも接続されている。このように、本実
施例では、接続端子板を遊技盤用と枠用に分けて、遊技
盤用の接続端子板A(7),B(67)を遊技盤に、枠用の
接続端子板C68を機構盤57に設けるようにしたため、遊
技盤のみの入替え時において、枠用の接続端子板68に関
する作業が不要となり配線作業を必要最小限の工程で済
ませることができる利点がある。
図中、58は景品玉貯留タンク、60はカーブ樋、43は遊
技盤固定部材、55は打球枠、56は連動昇降体、11は機
枠、12は前面枠である。
第5図は、パチンコ遊技機を制御するための制御回路
を示すブロック図である。遊技制御手段の一例であるマ
イクロコンピュータ3は以下に述べるようなパチンコ遊
技機10全体の動作を制御する機能を有する。このため
に、マイクロコンピュータ3は、たとえば数チップのLS
Iで構成されており、その中には制御動作を所定の手順
で実行することのできるMPU5と、MPU5の動作プログラム
データを格納するROM81と、必要なデータの書込みおよ
び読出しができるRAM82とを含む。
さらに、マイクロコンピュータ3は入力信号を受けて
MPU5に入力データを与える入力部の一例である入力回路
4と、MPU5からの出力データを受けて外部に出力する出
力部の一例である出力回路6と、MPU5から音データを受
けるサウンドジェネレータ85と、電源投入時にMPU5にリ
セットパルスを与えるパワーオンリセット回路86と、MP
U5にクロック信号を与えるクロック発生回路87と、クロ
ック発生回路87からのクロック信号を分周してリセット
パルスを定期的(たとえば4msec毎)にMPU5に与えるパ
ルス分周回路(定期リセット回路)88と、MPU5からのア
ドレスデータをデコードするアドレスデコード回路89と
を含む。
アドレスデコード回路89はMPU5からのアドレスデータ
をデコードし、ROM81,RAM82,入力回路4,出力回路6,サウ
ンドジェネレータ85にそれぞれチップセレクト信号を与
える。
なお、この実施例では、ROM81は、その内容の書き換
え、すなわち、必要が生じた場合には、その中に格納さ
れたMPU5のためのプログラムデータを変更することがで
きるように、プログラマブルROMが用いられている。そ
して、MPU5はこのROM81内に格納されたプログラムデー
タに従って、かつ以下に述べる各制御信号の入力に応答
して、種々の機器に対し制御信号を与える。
マイクロコンピュータ3には、入力信号として、次の
ような信号が与えられる。
遊技者がストップスイッチ20(第2図参照)を押圧操
作すると、そのストップ操作信号がストップスイッチ回
路90を介してマイクロコンピュータ3に与えられる。パ
チンコ玉の始動入賞に伴う始動入賞玉検出器47a,47b,47
cがONしたことに応答して、接続端子板A7を通った始動
入賞玉検出信号が始動入賞玉検出回路91を介してマイク
ロコンピュータ3に与えられる。この始動入賞玉検出器
47a,47b,47cにより、遊技制御に用いられる検出手段の
うち所定の検出手段1(第1図参照)が構成されてい
る。この所定の検出手段1に関する検出情報が、後述す
るように外部装置2(第1図参照)に伝送される。な
お、外部装置1に出力する検出情報は、後述するV入賞
玉検出器49からの検出情報,10カウント検出器50からの
検出情報あるいは受光器72a〜72eからの受光信号等、入
力回路4に入力されてくる情報であれば前記以外のもの
であってもよい。また、たとえば、大当り情報や開閉板
開成情報等のように検出情報以外の情報も出力できるよ
うにしてもよい。
次に、パチンコ玉が特定入賞口(Vポケット)内に入
賞しV入賞玉検出器49からの検出信号が接続端子板A7を
通過してV入賞玉検出回路92に入力されたことに応答し
て、V入賞玉検出回路92からV入賞玉検出信号がマイク
ロコンピュータ3に与えられる。10カウント検出器50の
検出出力が接続端子板A7を通過して10カウント検出回路
93に与えられたことに応答し、10カウント検出回路93か
ら10カウント検出信号がマイクロコンピュータ3に与え
られる。可変表示装置31(第2図参照)に設けられてい
る受光器72a〜72eの検出信号が接続端子板B67を通過し
て受光器回路94に与えられることに応答し、受光器回路
94から受光信号がマイクロコンピュータ3に与えられ
る。この受光信号の入力により、可変表示装置31内の可
変表示部28a,28b,28cの停止時における表示態様に関す
る情報がマイクロコンピュータ3に与えられる。
また、マイクロコンピュータ3は以下の回路および装
置に制御信号を与える。まず、投光器回路95を介して、
投光器を点灯させるための制御信号を接続端子板B67を
通して投光器73a〜73eに与える。モータ回路96を介して
モータ駆動信号を接続端子板B67を通してモータ46に与
える。また、ソレノイド回路97を介してソレノイド駆動
信号を接続端子板B67を通してそれぞれのドラムソレノ
イドA(74a),B(74b),C(74c)に与える。そして、
前記モータ46とそれぞれのドラムソレノイド74a〜74cが
マイクロコンピュータ3により制御されることにより、
可変表示装置28(第2図参照)が、可変表示状態となっ
たり可変表示が停止した状態となるように制御される。
また、マイクロコンピュータ3は、ソレノイド回路98
を介してソレノイド駆動信号を接続端子板A7を通してソ
レノイド48に与える。このソレノイド48がマイクロコン
ピュータ3によって励磁制御されることにより、可変入
賞球装置31(第2図参照)の開閉制御が行なわれる。ラ
ンプ回路99を介してランプ点灯のための制御信号が接続
端子板A7を通しランプ40,41,75,76に与えられる。なお
これらランプはLEDでもよい。また、LED回路101および
接続端子板A7を介して、V入賞表示LED77およびLED78を
点灯させるための制御信号が導出される。またLED回路1
01および接続端子板A7を介して始動入賞記憶表示器30を
表示させるための制御信号が導出される。デジタル表示
駆動回路102および接続端子板A7を介して開成回数表示
器29および入賞個数表示器35をデジタル表示させるため
の制御信号が導出される。情報出力回路103および接続
端子板A7を介して、前記所定の検出手段1に関する検出
情報が外部装置へ出力される。さらに、アンプ104を介
してスピーカ19から音を発生させるための制御信号が導
出される。なお、前記構成の各回路には、電源回路105
から所定の直流電流が供給される。そして、第5図の二
点鎖線で囲んだ部分は、前記制御基板ボックス71(第4
図参照)に収納されている制御基板71′に収められてい
る回路である。
第6A図ないし第6C図は前記第5図の制御回路の動作を
説明するためのフローチャートである。
次に、第1図ないし第6C図を参照して、このパチンコ
遊技機の具体的な動作を説明する。
まず、第6A図において、メインルーチンの処理を示
す。このメインルーチンは、前記パルス分周回路88から
定期的(たとえば4msec毎)に与えられるリセットパル
スに従って、リセットパルス毎に1回ずつ実行される。
まず、ステップS1によりRAMのエラーが生じているか否
かの判断がなされる。そして、電源が投入されたときお
よびプログラムの暴走時にこのステップS1によりYESの
判断がなされ、ステップS2に進み初期データのセットの
処理がなされた後にステップS3に進む。一方、電源投入
時でなくかつプログラムが暴走していないときにはステ
ップS1によりNOの判断がなされてステップS2による処理
がなされることなくステップS3に進む。ステップS3で
は、後述するサブルーチンコントロールの処理がなさ
れ、ステップS4に進みデータの出力がなされてリセット
待ちとなる。
前記ステップS3によるサブルーチンコントロール処理
を第6B図に示す。
まず、ステップS5による音・ランプ・LEDコントロー
ル処理が実行され、次にステップS6により、可変入賞球
装置の開成回数を表示するための開成回数表示器コント
ロール処理がなされ、次にステップS7に進み、可変入賞
球装置へのパチンコ玉の入賞個数を表示するための入賞
個数表示器コントロール処理がなされる。次にステップ
S8に進み、遊技禁止フラグAまたはBがセットされてい
るか否かの判断がなされる。この遊技禁止フラグAは、
特定遊技状態に基づく大当り状態における可変入賞球装
置の1回の開成中に1個も入賞玉が検出されない場合、
またはV入賞が検出されたにもかかわらず一定時間(た
とえば3秒間)内に10カウント検出器で検出されない場
合にセットされるものである。通常、大当り状態におけ
る可変入賞球装置の1回の開成中にパチンコ玉が1個も
入賞しないということは考えられず、またV入賞が検出
されれば必ずその直後に10カウント検出器によりパチン
コ玉が検出されるはずであり、前記パチンコ玉の1個の
入賞も検出されない場合または10カウント検出器による
検出がなされない場合は、10カウント検出器が引き抜か
れているかまたは故障している等の異常事態が考えられ
るため、その異常事態に対処すべく遊技禁止フラグAが
セットされる。また、遊技禁止フラグBは、10カウント
検出器の断線(またはショート)または玉詰まりに起因
して、10カウント検出器が一定時間(たとえば3秒間)
以上ONされたままである場合にセットされるものであ
り、10カウント検出器の断線(またはショート)または
玉詰まり等の異常事態に対処せんとするものである。そ
して、ステップS8により、遊技禁止フラグAまたはBが
セッされていると判断された場合は、以後のステップS9
ないしステップS13の処理を行なわない遊技不能状態と
なり直接ステップS14に進み、10カウント検出器のチェ
ック処理がなされる。一方、前記ステップS8によりNOの
判断がなされた場合にはステップS9に進み、可変表示器
のコントロール処理がなされる。次にステップS10に進
み、可変入賞球装置のソレノイドコントロールの処理が
なされた後にステップS11に進み、始動入賞記憶表示器
のコントロール処理がなされ、ステップS12により後述
する始動入賞玉検出器のチェック処理がなされ、ステッ
プS13によりV入賞玉検出器のチェック処理がなされ
て、前記ステップS14の処理を行なってサブルーチンが
終了する。なお、前記ステップS5ないしステップS7なら
びにステップS9ないしステップS11およびステップS13の
各処理は、本発明とは直接関係ない制御であるために本
実施例では説明を省略する。
次に、前記ステップS12により定義されている始動入
賞玉検出器チェック処理のサブルーチンプログラムを、
第6C図に基づいて説明する。
まず、ステップS15により、始動入賞玉検出器がONに
なったか否かの判断がなされる。そして、始動入賞玉検
出器がONになっていないと判断された場合にはステップ
S22に進み、始動入賞玉検出器チェックカウンタをクリ
アした後にサブルーチンプログラムが終了するが、始動
入賞口36a,36b,36c(第2図参照)にパチンコ玉が入賞
し始動入賞玉検出器47a,47b,47c(第3図参照)によっ
てパチンコ玉が検出された場合は、ステップS15によりY
ESの判断がなされてステップS16に進み、始動入賞玉検
出器チェックカウンタがMAXであるか否かの判断がなさ
れる。このMAXは、「3」以上でかつ割当ビット数に応
じた最大値(たとえば8ビットの場合は「255」)以下
の範囲で設定された値である。このステップS16による
判断は、玉詰まり等の起因して始動入賞玉検出器のON状
態が持続した場合に、後述のステップS17の処理に基づ
いて割当ビット数の最大値を越えてカウントが行なわれ
たときに、次のカウントで始動入賞玉検出器チェックカ
ウンタの値が「0」となってしまい、始動入賞玉検出器
がONの状態を持続しているだけであるにもかかわらず、
2回の入賞があったと判定してしまう誤判定を防止する
ためのものである。そして、ステップS16により、始動
入賞玉検出器チェックカウンタがMAXになっていると判
断された場合にはそのままサブルーチンプログラムが終
了するが、未だにMAXになっていないと判断された場合
にはステップS17に進み、始動入賞玉検出器チェックカ
ウンタを1インクリメントする処理がなされる。次にス
テップS18により、始動入賞玉検出器チェックカウンタ
が「2」であるか否かの判断がなされる。そして「2」
でないと判断された場合にはそのままサブルーチンプロ
グラムは終了するが、「2」であると判断された場合に
はステップS19に進み、パチンコ玉の始動入賞に伴う制
御が行なわれる。このように、始動入賞玉検出器チェッ
クカウンタの値が「1」でなく「2」となって初めてパ
チンコ玉の始動入賞が生じたものと判断し、それに伴う
制御を行なうようにしたのは、遊技場に発生するノイズ
等に起因してパチンコ玉の始動入賞が生じていないにも
かかわらずステップS15により始動入賞玉検出器がONに
なったと誤判定する場合があり、そのような誤判定に伴
う誤った制御を極力防止するためである。
次に、ステップS19により、始動入賞記憶カウンタが
「4」であるか否かの判断がなされる。このステップS1
9による判断は、始動入賞記憶カウンタの上限が4と定
められているため、それ以上の始動入賞記憶を行なわな
いようにするためものであり、「4」未満である場合に
のみステップS20に進み、始動入賞記憶カウンタを1イ
ンクリメントする処理がなされ、既に「4」となってい
る場合には、ステップS19によりYESの判断がなされてス
テップS20による加算処理がなされることなくステップS
21に進む。ステップS21では、始動入賞出力データがセ
ットされ、その始動入賞出力データが前記ステップS4に
よって外部装置2(第1図参照)に出力される。なお、
本実施例のように、パチンコ玉の始動入賞があったもの
と判定される毎にその始動入賞に関する情報が外部装置
に出力されることに代えて、パチンコ遊技機のMPU5にデ
ータ集計を行なわせ、その集計された情報を外部装置に
出力するようにしてもよく、その場合には、外部装置を
簡略化することが可能となる利点がある。また、前記MP
U5によるデータの収集に際して、たとえば、遊技制御に
おいて有効とされる入賞のみを数える等、所定の条件づ
けを行なってもよい。
なお、本実施例では、可変表示装置付きの弾球遊技機
を示したが、本発明はこれに限らず、たとえば、打玉の
始動入賞に伴って可変入賞球装置が所定回数(たとえば
1回または2回)開閉し、その間に可変入賞球装置内に
進入した打玉が特定入賞領域へ入賞すれば大当り状態を
発生させるものでもよく、あるいは、打玉が特定入賞口
に入賞すれば権利が発生し再度打玉が入賞すれば権利が
消滅するものにおいて、権利発生中の打玉の始動入賞に
伴って可変入賞球装置をたとえば10秒間または打玉の入
賞が10個に達するまで開成させるものでもよい。
また、前記実施例では、遊技をする際に打玉を借り出
し、該打玉によって遊技するものを取り上げたが、たと
えば磁気カードや光カード(光ディスクメモリ等を利用
したカード)やICカード等の貸玉データが記録されたデ
ータ記録媒体を用い、該記録媒体を弾球遊技機に適用
し、弾球遊技機内蔵の打玉で遊技ができるようにし、遊
技者が打玉を持ち歩かないように構成してもよい。ま
た、この場合、打玉の入賞等によって景品玉が払出され
る代わりに、点数が順次加算された景品玉得点を表示す
るようにして、その得点すなわち景品玉データを前記記
録媒体に記録させることにより、持玉の代わりに構成し
てもよい。
前記可変表示装置28または前述した始動入賞に伴って
1回または2回開閉動作する可変入賞球装置により、電
気的に遊技動作してその遊技動作の結果次第で遊技者に
とって有利な遊技状態を発生させることが可能となる電
気的遊技装置が構成されている。始動入賞玉検出器47a,
47b,47cにより、前記遊技領域に設けられた始動入賞領
域に打玉が入賞したことを検出する始動入賞玉検出手段
が構成されている。入力部4により情報入力部が構成さ
れ、出力部6により情報出力部が構成されている。マイ
クロコンピュータ3により、情報入力部と情報出力部と
を有し、前記始動入賞玉検出手段の検出出力が前記情報
入力部に入力されたことを条件として、前記電気的遊技
装置を遊技動作開始させる制御を行なうとともに前記電
気的遊技装置の遊技動作開始に関する入賞検出がなされ
た旨の情報を前記情報出力部から出力する遊技制御用コ
ンピュータが構成されている。
そして、遊技制御用コンピュータは、前記情報出力部
に接続されている情報出力線に信号が入力されたとして
もその入力信号を受付けないように構成されている(第
1図等参照)。さらに、遊技制御用コンピュータと外部
装置2との情報通信は、遊技制御用コンピュータから外
部装置2への一方向通信となるように構成されている。
前記S17,S18により、前記情報入力部に入力された入
力信号が前記始動入賞玉検出手段による適正な検出信号
かまたはそれ以外の異常信号かを判別する入力信号適否
判別手段が構成されている。そして遊技制御用コンピュ
ータは、その入力信号適否判別信号が適正な始動入賞玉
検出信号であることを判別したことを条件として(S18
によりYESの判断がなされたことを条件として)、前記
電気的遊技装置の遊技動作開始制御と前記情報出力部か
らの出力制御(S21)を行なう。
前記10カウント検出器50により、入賞玉を検出する手
段であって、その検出信号が前記遊技者にとって有利と
なる遊技状態を終了させる制御に用いられる入賞玉検出
手段が構成されている。前記S8により、前記入賞玉検出
手段に異常が発生したことを検出する異常検出手段が構
成されている。そして第6B図に示したように、前記遊技
制御用コンピュータは、前記異常検出手段により異常が
検出された場合に、前記始動入賞領域に打玉が入賞した
としても、前記始動入賞玉検出手段の検出出力を受付け
ない。
[発明の効果] 請求項1に記載の本発明によれば、遊技者の関心が集
まる電気的遊技装置の遊技動作開始に関する入賞検出が
なされた旨の情報が外部出力されるために、遊技者の興
趣を図る上で重要なバロメータとなる情報を遊技場側が
入手できる。しかも、始動入賞検出信号を遊技制御用コ
ンピュータに入力して遊技制御用コンピュータを一旦経
由させてから電気的遊技装置の遊技動作開始に関する入
賞検出がなされた旨の情報として遊技制御用コンピュー
タの情報出力部から外部出力するようにし、その情報出
力部に接続されている情報出力線内に信号が入力された
としてもその入力信号を遊技制御用コンピュータが受け
つないように構成したために、外部装置からの不正操作
信号が情報入力部はもちろんのこと情報出力部からも遊
技制御用コンピュータに侵入して不正動作する不都合が
防止でき、遊技場側による弾球遊技機の不正制御を極力
防止し得るに至った。
請求項2に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の効果に加えて、始動入賞玉検出手段による適正な
検出信号が入力されたことを条件として電気的遊技装置
の遊技動作開始制御と情報の情報出力部からの出力制御
とが行なわれるために、ノイズ等の異常高電圧信号が入
力された場合の電気的遊技装置の誤作動と情報の前記情
報出力部からの誤った出力制御とが行なわれることを極
力防止できる。
請求項3に記載の本発明によれば、請求項1または請
求項2に記載の発明の効果に加えて、入賞玉検出手段に
異常が発生したまま電気的遊技装置の遊技動作開始に伴
う遊技の進行がなされてしまう不都合が防止できるとと
もに、異常発生に起因して遊技の進行を停止しているに
もかかわらず電気的に遊技装置の遊技動作開始に関する
入賞検出がなされた旨の情報が外部出力される不都合を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る弾球遊技機に用いられている制
御回路を説明するための概略説明図である。 第2図は、本発明に係る弾球遊技機の一例であるパチン
コ遊技機を示す全体正面図である。 第3図は、主として入賞玉に関連する種々の機器を説明
するための内部構造を示すパチンコ遊技機の背面図であ
る。 第4図は、主として配線状態を説明するための内部構造
を示すパチンコ遊技機の背面図である。 第5図は、パチンコ遊技機の制御回路を示すブロック図
である。 第6A図ないし第6C図は、前記第5図に示した制御回路の
動作を説明するためのフローチャートである。 第7図は、比較例を示し、弾球遊技機に使用されている
制御回路を説明するための概略説明図である。 図中、1は検出手段、2は外部装置、10は弾球遊技機の
一例であるパチンコ遊技機、3は遊技制御手段の一例で
あるマイクロコンピュータ、7は接続端子板、7aは外部
出力部の一例である外部出力端子、47a,47b,47cは始動
入賞玉検出器である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】打玉を遊技領域に打込んで遊技が行なわれ
    る弾球遊技機であって、 電気的に遊技動作してその遊技動作の結果次第で遊技者
    にとって有利な遊技状態を発生させることが可能となる
    電気的遊技装置と、 前記遊技領域に設けられた始動入賞領域に打玉が入賞し
    たことを検出する始動入賞玉検出手段と、 情報入力部と情報出力部とを有し、前記始動入賞玉検出
    手段の検出出力が前記情報入力部に入力されたことを条
    件として、前記電気的遊技装置を遊技動作開始させる制
    御を行なうとともに前記電気的遊技装置の遊技動作開始
    に関する入賞検出がなされた旨の情報を前記情報出力部
    から出力する遊技制御用コンピュータと、 前記情報出力部から出力された情報を外部装置に出力す
    るための外部出力部とを含み、 前記遊技制御用コンピュータは、前記情報出力部に接続
    されている情報出力線に信号が入力されたとしてもその
    入力信号を受付けないように構成されており、 前記遊技制御用コンピュータと前記外部装置との情報通
    信は、前記遊技制御用コンピュータから前記外部装置へ
    の一方向通信となるように構成されていることを特徴と
    する、弾球遊技機。
  2. 【請求項2】前記遊技制御用コンピュータは、前記情報
    入力部に入力された入力信号が前記始動入賞玉検出手段
    による適正な検出信号かまたはそれ以外の異常信号かを
    判別する入力信号適否判別手段を有し、該入力信号適否
    判別手段が適正な始動入賞玉検出信号であると判別した
    ことを条件として、前記電気的遊技装置の遊技動作開始
    制御と情報の前記情報出力部からの出力制御とを行なう
    ことを特徴とする、請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】入賞玉を検出する手段であって、その検出
    信号が前記遊技者にとって有利となる遊技状態を終了さ
    せる制御に用いられる入賞玉検出手段と、 該入賞玉検出手段に異常が発生したことを検出する異常
    検出手段とをさらに含み、 前記遊技制御用コンピュータは、前記異常検出手段によ
    り異常が検出された場合に、前記始動入賞領域に打玉が
    入賞したとしても、前記始動入賞玉検出手段の検出出力
    を受付けないことを特徴とする、請求項1または請求項
    2に記載の弾球遊技機。
JP63196314A 1988-08-05 1988-08-05 弾球遊技機 Expired - Lifetime JP2754015B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63196314A JP2754015B2 (ja) 1988-08-05 1988-08-05 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63196314A JP2754015B2 (ja) 1988-08-05 1988-08-05 弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0245077A JPH0245077A (ja) 1990-02-15
JP2754015B2 true JP2754015B2 (ja) 1998-05-20

Family

ID=16355752

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63196314A Expired - Lifetime JP2754015B2 (ja) 1988-08-05 1988-08-05 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2754015B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998019893A1 (fr) 1996-11-07 1998-05-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Systeme et structure pour dispositif de protection des passagers dans une automobile
JP4362019B2 (ja) * 2001-01-16 2009-11-11 株式会社三共 スロットマシン
JP4362131B2 (ja) * 2006-08-11 2009-11-11 株式会社三共 スロットマシン
JP4610019B2 (ja) * 2008-02-06 2011-01-12 株式会社ソフイア 遊技用演算処理装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5668476A (en) * 1979-11-07 1981-06-09 Sofuia Kk Pinball machine
JPS60119975A (ja) * 1983-12-05 1985-06-27 オムロン株式会社 遊戯機の時間別デ−タ収集装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0245077A (ja) 1990-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1147408A (ja) 遊技機
JP2002066079A (ja) 遊技機の管理装置
JP2916204B2 (ja) 弾球遊技機
JP2754015B2 (ja) 弾球遊技機
JP2001346997A (ja) 遊技機
JP4524603B2 (ja) 遊技機
JP2014090981A (ja) 遊技機
JP2821425B2 (ja) 弾球遊技機
JP2016083545A (ja) 遊技機
JP3096255B2 (ja) 弾球遊技機
JP3041252B2 (ja) 弾球遊技機
JP2004173824A (ja) 弾球遊技機
JP2700917B2 (ja) 弾球遊技機
JP4278746B2 (ja) 遊技機
JP2000300764A (ja) 遊技機
JP2686968B2 (ja) 弾球遊技機
JP2002224295A (ja) 組み合わせ遊技機
JP2014090983A (ja) 遊技機
JP2000167119A (ja) 弾球遊技機
JP2021159196A (ja) メダルを使用する弾球遊技機
JP2013056251A (ja) 遊技機
JPH11347199A (ja) 遊技機
JP3347317B2 (ja) パチンコ遊技機における打球発射ユニット構造
JP2005278889A (ja) 遊技機
JP2000218001A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090306

Year of fee payment: 11