JP2012034835A - 磁気検出装置 - Google Patents

磁気検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012034835A
JP2012034835A JP2010177566A JP2010177566A JP2012034835A JP 2012034835 A JP2012034835 A JP 2012034835A JP 2010177566 A JP2010177566 A JP 2010177566A JP 2010177566 A JP2010177566 A JP 2010177566A JP 2012034835 A JP2012034835 A JP 2012034835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic sensor
magnet
output signal
detection device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010177566A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Igarashi
雅洋 五十嵐
Yukimitsu Yamada
幸光 山田
Takashi Noguchi
貴史 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2010177566A priority Critical patent/JP2012034835A/ja
Publication of JP2012034835A publication Critical patent/JP2012034835A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】検出対象方向に対する前方側からの磁場変化と後方側からの磁場変化とを識別でき、特定方向からの磁場の印加を正確に検出できる磁気検出装置を提供すること。
【解決手段】この磁気検出装置13は、検出対象方向D1の前方側に配置された第一磁気センサ15と、第一磁気センサ15に対して検出対象方向D1の後方側に配置された第二磁気センサ16と、第一磁気センサ15の出力信号の変化量及び第二磁気センサ16の出力信号の変化量から磁場印加方向を算出する演算部17とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、磁気検出装置に関し、例えば、弾球遊技機に対する磁石を用いた不正行為の検出に用いられる磁気検出装置に関する。
近年、弾球遊技機においては、磁石を用いて遊技球を誘導する不正行為が問題となっている。この不正行為は、弾球遊技機正面のガラス越しに磁石を近づけて遊技領域内を転動落下する遊技球を引き付け、引き付けた遊技球を遊技領域中央部のセンター役物装置の入球口に誘導することにより行われる。このような不正行為を防止するため、ガラス越しに遊技領域に印加される磁場を検出する磁気検出装置を備えた弾球遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかる弾球遊技機においては、センター役物装置の入球口近傍に磁気検知センサが配置され、この磁気検知センサにより入球口近傍に印加される磁場を検出する。遊技球を引き付けた磁石が入球口近傍に移動した場合には、磁石の磁場が磁気検知センサによって検出されるため、磁石を用いた不正行為を防止することができる。
特開2010−29391号公報
ところで、弾球遊技機においては、入球口に入球した遊技球を始動入賞口に導く複数の回転体や、センター役物装置の各種演出装置などを駆動するため、内部にコイルを有するステッピングモータやソレノイドが入球口近傍に設置されている。このため、特許文献1に記載の弾球遊技機においては、ステッピングモータやソレノイドの駆動によって生じた磁場が、磁気検知センサによって磁石の磁場として検出される問題があった。
また、従来の磁気検出装置においては、検出する磁場の極性を制限することにより、磁場の印加方向を特定することは可能となる。しかしながら、上述した磁石を用いた不正行為においては、必ずしも磁石の一方の極性の磁場(例えば、N極)のみによって不正行為が行われるわけではなく、印加される磁場の極性によらずに不特定方向からの磁石の磁場を検出することが必要とされる。このように、従来の磁気検出装置においては、弾球遊技機内部からの磁場と弾球遊技機外部からの磁場とが混在する場合において、検出対象となる弾球遊技機の外部からの磁場を識別することが困難であった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、検出対象方向に対する前方側からの磁場の印加と後方側からの磁場の印加とを識別でき、特定方向からの磁場の印加を正確に検出できる磁気検出装置を提供することを目的とする。
本発明の磁気検出装置は、検出対象方向の前方側に配置された第一磁気センサと、前記第一磁気センサに対して前記検出対象方向の後方側に配置された第二磁気センサと、前記第一磁気センサの出力信号の変化量及び前記第二磁気センサの出力信号の変化量に基づいて磁場印加方向を算出する演算手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、被検出体から印加される磁場により、検出対象方向に対して被検出体と異なる距離に配置された第一磁気センサの出力信号及び第二磁気センサの出力信号が、第一磁気センサ及び第二磁気センサと被検出体との間の距離に応じて変化する。このため、第一磁気センサの出力信号の変化量と第二磁気センサの出力信号の変化量とをそれぞれ算出することにより、検出対象方向の前方側からの磁場の印加と後方側からの磁場の印加とを識別することが可能となる。したがって、被検出体からの磁場印加方向を識別することができ、特定方向から印加される磁場を正確に検出することができる。
本発明の磁気検出装置においては、前記演算手段は、前記第一磁気センサ及び第二磁気センサの出力信号の変化量を所定の時定数で算出することが好ましい。この構成により、第一磁気センサ及び第二磁気センサと被検出体との間の距離に応じて変化する出力信号の変化量を所定の時定数で算出するので、検出対象方向の前方側又は後方側からの被検出体の接近を検出することができる。
本発明の磁気検出装置においては、前記演算手段は、前記第一磁気センサの出力信号と前記第二磁気センサの出力信号との差分値を算出することが好ましい。この構成により、第一磁気センサ及び第二磁気センサに共に作用する外来ノイズの影響を低減できるので、被検出体の検出精度を向上させることができる。
本発明の磁気検出装置においては、前記第一磁気センサ及び前記第二磁気センサが、GMR素子で構成されたことが好ましい。この構成により、磁気検出装置の検出範囲を拡大することができる。
本発明の磁気検出装置においては、前記第一磁気センサ及び前記第二磁気センサが、同一のパッケージ材に封入されてなることが好ましい。この構成により、磁気検出装置を小型化することができる。
本発明の遊技機は、筺体と、前記筺体に設けられた上記磁気検出装置と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、筺体の正面側から印加される磁場と筺体内部から印加される磁場とを識別することが可能となる。このため、磁石を用いた不正行為を正確に検出することができる。
本発明によれば、検出対象方向に対する前方側からの磁場の印加と後方側からの磁場の印加とを識別でき、特定方向からの磁場の印加を正確に検出できる磁気検出装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る磁気検出装置を備えた遊技機の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る磁気検出装置の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る磁気検出装置の構成例を示す模式図である。 (a)、(b)は、本発明の実施の形態に係る磁気検出装置において検出対象方向の前方側から磁石が接近した場合の検出原理の説明図である。 (a)、(b)は、本発明の実施の形態に係る磁気検出装置における前方側から磁石が接近した場合の第一磁気センサ及び第二磁気センサの磁場強度と第一磁気センサ及び第二磁気センサの出力信号との関係を示す図である。 (a)、(b)は、本発明の実施の形態に係る磁気検出装置において検出対象方向の後方側から磁石が接近した場合の検出原理の説明図である。 (a)、(b)は、本発明の実施の形態に係る磁気検出装置における後方側から磁石が接近した場合の第一磁気センサ及び第二磁気センサ磁場強度と第一磁気センサ及び第二磁気センサの出力信号との関係を示す図である。 本発明の実施の形態に係る磁気検出装置の他の構成例を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施の形態においては、本発明の実施の形態に係る磁気検出装置を遊技機に適用した例について説明するが、本実施の形態に係る磁気検出装置は遊技機以外にも適用可能である。
図1は、本実施の形態に係る磁気検出装置を備えた遊技機1の斜視図である。この遊技機1は、正面に円形の凹状部が設けられた筺体11と、筺体11の凹状部を覆うように設けられたガラス板12と、筺体11内に配設された磁気検出装置13とを備える。筺体11の凹状部底部には、正面視において円形形状の遊技盤が固定されており、この遊技盤とガラス板12との間には遊技球の移動範囲となる遊技領域が形成されている。遊技盤の中央部には、入球口を有するセンター役物装置が設けられており、この入球口の近傍には各種演出装置が設けられている。磁気検出装置13は、遊技領域中央部の入球口近傍に配置され、ガラス板12を介して遊技領域に印加される磁石14の磁場M(図3参照)を検出するようにその検出範囲が設定されている。また、筺体11内の遊技盤中央部に対応する位置には、各種演出装置を駆動するソレノイドやステッピングモータが配置されている。
図2は、本実施の形態に係る磁気検出装置13の機能ブロック図である。図2に示すように、磁気検出装置13は、磁石14から印加される磁場Mを検出する第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16と、第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16の出力信号を演算処理する演算部17とを備える。第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16はそれぞれ演算部17に電気的に接続されている。第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16から出力された信号は、演算部17にそれぞれ入力される。演算部17では、磁石14の磁場Mによって変化する第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16の出力信号の変化量をそれぞれ算出して比較することにより、ガラス板12越しに接近する磁石14を検出する。
図3は、本実施の形態に係る磁気検出装置13の構成例を示す模式図である。図3に示すように、第一磁気センサ15は、パッケージ材18に封入され、磁気検出装置13の検出対象方向D1となるガラス板12側(以下、単に前方側という)に配置される。第二磁気センサ16は、パッケージ材19に封入され、ガラス板12の反対側(以下、単に後方側という)に配置される。すなわち、本実施の形態に係る磁気検出装置13においては、第一磁気センサ15と第二磁気センサ16と検出対象方向D1に対して前後に離間して配置され、ガラス板12越しに印加される磁石14の磁場Mを第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16によって検出する。
次に、磁気検出装置13の検出範囲について説明する。磁気検出装置13の検出範囲は、磁気検出装置13を中心とした球形形状となり、ガラス板12によってガラス板12内側の検出範囲R1とガラス板12外側の検出範囲R2とに仕切られる。ガラス板12外側の検出範囲R2は、ガラス板12外側に膨出したドーム形状となる。このドーム形状の検出範囲R2が磁石14の検出範囲となる。
次に、図4〜図7を参照して本実施の形態に係る磁気検出装置13の検出原理について説明する。図4(a)、図4(b)は、本実施の形態に係る磁気検出装置13において検出対象方向D1の前方側から磁石14が接近した場合の検出原理の説明図であり、図5(a)、図5(b)は、図4(a)、図4(b)における第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16の磁場強度Hと第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16の出力信号との関係を示す図である。
図4(a)に示すように、磁場印加方向D2がガラス板12の主面と直交するように検出対象方向D1の前方側から磁石14が接近した場合、ガラス板12の主面に対して垂直に磁場Mが印加される。この場合、第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16に対して検出対象方向D1の前方側から磁場Mが印加される。このため、図5(a)、図5(b)に示すように、磁石14との間の距離が小さい第一磁気センサ15の出力信号が、第二磁気センサ16の出力信号に対して相対的に大きく変化して出力信号差S1が生じる。
図4(b)に示すように、磁場印加方向D3がガラス板12の主面と平行になるように検出対象方向D1の前方側から磁石14が接近した場合、第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16に対してガラス板12の主面に対する平行方向から磁場Mが印加される。この場合においても、磁石14を中心として磁場Mが形成されるので、磁石14との間の距離が小さい第一磁気センサ15の出力信号が、第二磁気センサ16の出力信号に対して相対的に大きく変化する。このため、図5(a)、図5(b)に示すように、第一磁気センサ15と第二磁気センサ16との間に出力信号差S1が生じる。
図6(a)、図6(b)は、本実施の形態に係る磁気検出装置13において検出対象方向D1の後方側から磁石14が接近した場合の検出原理の説明図であり、図7(a)、図7(b)は、図6(a)、図6(b)における第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16の磁場強度Hと第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16の出力信号との関係を示す図である。
図6(a)に示すように、磁場印加方向D4がガラス板12の主面と直交するように検出対象方向D1の後方側から磁石14が接近した場合、ガラス板12の主面に対して垂直に磁場Mが印加される。この場合、第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16に対して検出対象方向D1の後方側から磁場Mが印加される。このため、図7(a)、図7(b)に示すように、磁石14との間の距離が小さい第二磁気センサ16の出力信号が、第一磁気センサ15の出力信号に対して相対的に大きく変化して出力信号差S2が生じる。
また、図6(b)に示すように、磁場印加方向D5がガラス板12の主面と平行になるように検出対象方向D1の後方側から磁石14が接近した場合、第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16に対してガラス板12の主面に対する平行方向から磁場Mが印加される。この場合においても、図7(a)、図7(b)に示すように、磁石14との間の距離が小さい第二磁気センサ16の出力信号が、第一磁気センサ15の出力信号に対して相対的に大きく変化して出力信号差S2が生じる。
このように、本実施の形態に係る磁気検出装置13においては、検出対象方向D1から磁場Mが印加される場合(図4(a)、及び図6(a)参照)、検出対象方向D1に対する垂直方向から磁場Mが印加される場合(図4(b)、図6(b)参照)のいずれにおいても磁石14を検出することができる。また、検出対象方向D1の前方側から磁石が接近する場合(図4(a)、図4(b)参照)、検出対象方向D1の後方側から磁石14が接近する場合(図6(a)、図6(b)参照)のいずれにおいても磁石14を検出することができる。なお、図4(a)、図4(b)及び図6(a)、図6(b)に示した例においては、磁石14の磁場Mの極性を反転させた場合においても第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16の出力信号差S1、S2を得ることができ、磁石14を検出することができる。
第一磁気センサ15と第二磁気センサ16との間の距離は、磁石14を検出可能である範囲でれば特に限定されないが、3mm〜15mmの範囲とすることが好ましい。第一磁気センサ15と第二磁気センサ16との間の距離が3mm以上であれば、第一磁気センサ15の出力信号の変化量及び第二磁気センサ16の出力信号の変化量に基づいて磁石14の接近方向を検出することが可能となる。また、第一磁気センサ15と第二磁気センサ16との間の距離が15mm以下であれば、磁気検出装置13を小型化することができるので好ましい。第一磁気センサ15と第二磁気センサ16との間の距離は、5mm〜10mmの範囲とすることがより好ましい。
第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16としては、磁石14の接近によって印加される磁場Mを検出できるものであれば特に限定されないが、例えば、GMR(Giant Magneto Resistive effect)素子などの磁気抵抗効果素子、ホール素子、ホールIC,磁気ダイオード、磁気トランジスタなどを用いることができる。これらの中でもGMR素子を用いることが好ましい。GMR素子を用いることにより、第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16の検出範囲を拡大することができる。また、第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16としては、多層膜GMR素子を用いてもよい。この場合においては、ガラス板12の外面上から遊技領域に対して垂直に磁場Mを印加する磁石14に対して、多層膜GMR素子の製造工程において形成される磁化容易軸方向を検出方向に向けて配置することにより、検出範囲を拡大することもできる。
次に、本実施の形態に係る遊技機1における磁石14を用いた不正行為の検出動作の概略について説明する。まず、遊技機1と共に磁気検出装置13が駆動され、第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16の出力信号がそれぞれ検出される。磁石14が接近していない状態においては、第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16からは一定の出力信号値が検出される。磁石14によってガラス板12から遊技領域に対して磁場Mが印加された場合には、筺体11の前方側に配置された第一磁気センサ15の出力信号の変化量が、第二磁気センサ16の出力信号の変化量に対して相対的に大きくなる。
一方で、磁石14が接近していない状態で、筺体11内部のソレノイドやステッピングモータなどが駆動された場合には、第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16の出力信号の変化量が略等しくなり、又は検出対象方向D1の後方側に配置された第二磁気センサ16の出力信号の変化量が、第一磁気センサ15の出力信号の変化量に対して相対的に大きく変化する。
このように、本実施の形態に係る磁気検出装置13においては、磁石14によって遊技領域に印加される磁場Mが検出された場合と、筺体11内部のノイズに由来する磁場が検出される場合とで第一磁気センサ15の出力信号の変化量と第二磁気センサ16の出力信号の変化量が異なる。このため、第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16の出力信号の変化量をそれぞれ算出することにより、磁石14による遊技領域に対する磁場Mの印加を筺体11内部のノイズに由来する磁場などから識別することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る磁気検出装置13によれば、検出対象方向D1に対して前方側に配置された第一磁気センサ15の出力信号の変化量と、検出対象方向D1に対して後方側に配置された第二磁気センサ16の出力信号の変化量とをそれぞれ算出することにより、検出対象方向D1に対する前方側からの磁場の印加と後方側からの磁場の印加とを識別できる。このため、特定方向からの磁場の印加を正確に検出することができる。
特に、本実施の形態に係る磁気検出装置13においては、入球口近傍に配置されたソレノイドやステッピングモータなどのノイズから磁石14による磁場Mの印加を識別することができ、磁石14を用いた不正行為を正確に検出することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態に係る磁気検出装置13においては、第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16の出力信号の変化量を所定の時定数毎に算出してもよい。このように所定の時定数毎に第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16の出力信号を算出することにより、磁石14の接近を検出することができる。
また、上記実施の形態に係る磁気検出装置13においては、演算部17によって第一磁気センサ15の出力信号の変化量と第二磁気センサ16の出力信号の変化量とを算出して磁石14を検出する例について説明したが、第一磁気センサ15の出力信号と第二磁気センサ16の出力信号との差分値によって磁石14を検出してもよい。この場合においては、第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16の出力信号の差分値に所定の閾値を設け、この閾値を基準に磁石14の接近を検出することができる。このように差分値を用いることにより、第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16に共に作用するノイズの影響を低減でき、磁石14の検出精度を向上させることができる。
さらに、上記実施の形態に係る磁気検出装置13においては、第一磁気センサ15をパッケージ材18に封入し、第二磁気センサ16をパッケージ材19に封入する構成としたが、図8に示すように、第一磁気センサ15と第二磁気センサ16とを一つのパッケージ材に封入してもよい。この場合においては、第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16を一つのパッケージ材20で封入するため、第一磁気センサ15と第二磁気センサ16との間の距離を小さくすることができ、磁気検出装置13を小型化することが可能となる。
また、上記実施の形態に係る磁気検出装置13においては、第一磁気センサ15及び第二磁気センサ16の2つの磁気センサによって磁気検出装置13を構成したが、磁気センサの数及び配置は、各磁気センサの出力信号の大きさを検出して磁石の接近方向を特定できる範囲であれば特に限定されず適時変更可能である。
さらに、上記実施の形態に係る磁気検出装置においては、検出対象方向D1は、必ずしもガラス板12の主面と直交する方向でなくともよく、ガラス板12外側から遊技領域の入球口近傍に印加される磁石14の磁場Mを検出できる方向であれば特に限定されず、磁気検出装置13が設置される装置に応じて適時変更可能である。
以上説明したように、本発明は、検出対象方向における前方側からの磁場の印加と後方側からの磁場の印加とを識別でき、特定方向からの磁場の印加を正確に検出できるという効果を有し、特に、弾球遊技機に対する磁石を用いた不正行為の検出に用いられる磁気検出装置に有用である。
1 遊技機
11 筺体
12 ガラス板
13 磁気検出装置
14 磁石
15 第一磁気センサ
16 第二磁気センサ
17 演算部
18、19、20 パッケージ材

Claims (6)

  1. 検出対象方向の前方側に配置された第一磁気センサと、前記第一磁気センサに対して前記検出対象方向の後方側に配置された第二磁気センサと、前記第一磁気センサの出力信号の変化量及び前記第二磁気センサの出力信号の変化量に基づいて磁場印加方向を算出する演算手段と、を備えたことを特徴とする磁気検出装置。
  2. 前記演算手段は、前記第一磁気センサ及び第二磁気センサの出力信号の変化量を所定の時定数で算出することを特徴とする請求項1記載の磁気検出装置。
  3. 前記演算手段は、前記第一磁気センサの出力信号と前記第二磁気センサの出力信号との差分値を算出することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の磁気検出装置。
  4. 前記第一磁気センサ及び前記第二磁気センサが、GMR素子で構成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の磁気検出装置。
  5. 前記第一磁気センサ及び前記第二磁気センサが、同一のパッケージ材に封入されてなることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の磁気検出装置。
  6. 筺体と、前記筺体に設けられた請求項1から請求項5のいずれかに記載の磁気検出装置と、を備えたことを特徴とする遊技機。
JP2010177566A 2010-08-06 2010-08-06 磁気検出装置 Withdrawn JP2012034835A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010177566A JP2012034835A (ja) 2010-08-06 2010-08-06 磁気検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010177566A JP2012034835A (ja) 2010-08-06 2010-08-06 磁気検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012034835A true JP2012034835A (ja) 2012-02-23

Family

ID=45847521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010177566A Withdrawn JP2012034835A (ja) 2010-08-06 2010-08-06 磁気検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012034835A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016077392A (ja) * 2014-10-14 2016-05-16 株式会社大一商会 遊技機
JP2020081505A (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2020081477A (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016077392A (ja) * 2014-10-14 2016-05-16 株式会社大一商会 遊技機
JP2020081505A (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2020081477A (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP7158718B2 (ja) 2018-11-28 2022-10-24 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11162816B2 (en) Methods and apparatus for high speed location determinations
JP7460929B2 (ja) 磁気マーカシステム、及び磁気マーカシステムの設計方法
CN201535896U (zh) 滚轮装置
KR100671751B1 (ko) 퍼팅 연습기
US20230106441A1 (en) Magnetic drive-over system providing tire tread thickness/depth measurement
CN106066461A (zh) 磁阻装置
US11090539B2 (en) Apparatus and methods to track sport implements
JP2012034835A (ja) 磁気検出装置
JP5976797B2 (ja) シフト位置検知装置
US11982639B2 (en) Magnetic marker diagnostic system and diagnostic method
CN108351194B (zh) 位移检测装置以及无级变速装置
JP4961050B2 (ja) 球技装置用の磁界検知装置およびこれを使用した球技装置
JP2009268752A (ja) 遊技機及び遊技機に対する不正磁石の検知方法
JP4830038B1 (ja) 磁気検出装置
JP5001402B2 (ja) 球技装置用の磁界検知装置およびこれを使用した球技装置
JP4819379B2 (ja) 球体通過センサ
JP5498467B2 (ja) 球技装置用の磁界検知装置およびこれを使用した球技装置
JP5533166B2 (ja) 遊技機
JP2015000222A (ja) パチンコ遊技機の磁石検出装置
JP2011005095A5 (ja)
JP2547185B2 (ja) パチンコ機の不正検出装置
JP2008048965A (ja) 弾球遊技機
JPWO2022131078A5 (ja)
JP5679453B2 (ja) 変位検出装置
JP2020145121A (ja) 近接センサユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20131105