JP2009268752A - 遊技機及び遊技機に対する不正磁石の検知方法 - Google Patents

遊技機及び遊技機に対する不正磁石の検知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一つの磁石検出手段にて不正磁石を検出可能な磁力検知感度を有し、遊技機に存在する既存磁力及び地球磁場の影響を受けて不正磁石の誤検知をすることを防止する安価で構成が簡単な不正磁石検知機能付き遊技機及び遊技機に対する不正磁石の検知方法を提供する。
【解決手段】遊技機(10)は、単一の磁石検知手段(24)の検知結果により遊技機の表面に磁石が検出され、且つ、遊技状態検出手段(812,813,814,815)により遊技機が遊戯中であると検出された場合に、遊技機の外部に異常情報を送信する異常検出部(815)を備え、遊技状態検出手段は、パチンコ玉発射信号を検出するもの、遊技機の前面に取り付けられたガラス扉の開閉状態を検出するもの、又は遊技機の前面に取り付けられた遊技枠の開閉状態を検出するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は遊技機及び遊技機に対する不正磁石の検知方法に関し、特にパチンコ遊技機に取付けられる不正磁石検知センサおいて、複数のセンサではなくて単一の不正磁石検知センサにて遊技機前面にて不正に作用する磁石を検出する遊技機及び遊技機に対する不正磁石の検出方法に関する。
パチンコ遊技機の不正防止方法において、パチンコ玉の動きを操作する不正行為に用いられる磁石を検知して不正行為を報知する先行技術として特許文献1が知られている。この特許文献1においては、不正磁石の操作作用点となる複数の入賞口近傍に配置された複数の磁石検知手段を用いて、磁石を検知した場合に遊技機の外部に発報する技術が開示されている。
特開2003−340074
パチンコ遊技機には、役物可動用モータ、ソレノイド等に使用されている磁石やパチンコ発射部に使用されている磁石などによる既存磁力が存在している。この既存磁力を不正磁石から放出されている磁力として誤検出する事を防止する手段としては、磁石検知手段の検知感度を低くするか又は既存磁力の影響を受けない位置に磁石検知手段を配置することにより、パチンコ遊技機内に存在する既存磁力を誤検出しないようにする必要がある。
パチンコ遊技機内に存在する既存磁力を誤検出しないようにするために、上記特許文献1においては、磁石による不正操作がなされる複数の位置のそれぞれに磁石検知手段を配置している。このため、パチンコ遊技機の1台当たりの価格が単一の磁石検知手段による場合に比較して高価となり、且つ、構成が複雑になるという課題がある。
遊技機1台当たりに単一の磁石検知手段を遊技機ガラス扉の端部や遊技機枠の端部に取り付けることにより不正磁石を検出するようにして、構成が簡単で安価が遊技機を実現するためには、磁石検知感度を高くして広範囲に不正磁石の検出を可能にしなければならない。しかし、このようにして取り付けられた磁石検知手段を用いると、遊技機ガラス扉の開閉や遊技機枠の開閉により磁石検知手段の位置が移動するので検知座標点及び検知方位が変化してしまう。検知される地球磁場の大きさは検知座標点及び検知方位によって異なる。磁石検知手段の検知座標及び検知方位が変化すると、磁石検知手段の出力は地球磁場の影響で変化してしまう。したがって、磁石検知手段の検知感度を高くして地球磁場の大きさの最大値より低い閾値に設定すると、磁石検知手段の検知座標点及び検知方位変化に伴って地球磁場の影響が検出結果に反映されてしまう場合がある。そこで、地球磁場の影響のない状態で磁石検知手段の出力を得る必要がある。
上記課題に鑑みて、本発明の第1の目的は、単一の磁石検出手段にて不正磁石を検出可能で且つパチンコ遊技機内に存在する既存磁力を誤検出しない、安価且つ構成が簡単な不正磁石検知機能付き遊技機及び遊技機に対する不正磁石の検知方法を提供する事にある。
本発明の第2の目的は、単一の磁石検出手段を用いても遊技機に存在する既存磁力及び地球磁場の影響による誤検出を防止する不正磁石検知機能付き遊技機及び遊技機に対する不正磁石の検知方法を提供する事にある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様により提供されるものは、単一の磁石検知手段の検知結果により遊技機の表面に磁石が検出され、且つ、遊技状態検出手段により遊技機が遊戯中であると検出された場合に、遊技機が異常状態にあると判定し、遊技機の外部に異常情報を送信する異常検出部を備えていることを特徴とする遊技機及び遊技機に対する不正磁石の検知方法である。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様における遊技状態検出手段はパチンコ玉発射信号を検出するものであり、異常検出部は、遊技状態検出手段からのパチンコ玉発射信号を受け付けた状態で、且つ、磁石検知手段からの磁石検知信号を受け付けた場合にのみ遊技機の外の管理装置に不正磁石を検知したことを示す異常情報を送信する。
本発明の第3の態様によれば、第1の態様における遊技状態検出手段は遊技機の前面に取り付けられたガラス扉の開閉状態を検出するものであり、異常検出部は、遊技状態検出手段がガラス扉の閉状態を検出し、且つ、磁石検知手段から磁石検知信号を受け付けた場合にのみ遊技機の外の管理装置に不正磁石を検知したことを示す異常情報を送信する。
本発明の第4の態様によれば、第1の態様における遊技状態検出手段は遊技機の前面に取り付けられた遊技枠の開閉状態を検出するものであり、異常検出部は、遊技状態検出手段が遊技枠の閉状態を検出し、且つ、磁石検知手段からの磁石検知信号を受付けた場合のみ遊技機の外の管理装置に不正磁石を検知したことを示す異常情報を送信する。
本発明の第5の態様によれば、第1〜第4の態様において、磁石検知手段は、磁束を検出する磁束センサと検出された磁束信号を処理する検出信号処理部とを備えており、検出信号処理部は、磁束センサ出力信号を取得するセンサ信号取得処理部と、電源投入時の磁束センサの出力を検知座標原点とする原点決定処理部と、磁束センサの出力を移動平均法を用いて平均化処理して遊技機の周辺に存在する既存磁力の影響を除去する平均化フィルタ部と、平均化フィルタ部から出力された信号の電圧レベルが検知座標原点を基準にした所定閾値を超えた場合に不正磁石が検出されたと判定する磁気検知処理部と、を備えている。
本発明の第1の態様によれば、単一の磁石検知手段により不正磁石を検出できるので、複数の磁石検知手段により不正磁石を検出する従来の場合に比べて安価で且つ構成が簡単な遊技機を提供できる。
磁石によるパチンコ玉不正操作は、遊技機の遊技中に行われる。本発明の第2〜第4の態様によれば、遊技中で、且つ、磁石検知センサからの磁石検知信号を受付けた場合のみ不正磁石を検知したとして判断する事で、遊技休止中にガラス扉開閉や遊技枠の開閉による地球磁場の影響を受ける事がないようにして、誤検出を防止する高感度な不正磁石検知機能付き遊技機を提供する事が出来る。遊技中であることは、パチンコ玉発射制御部からのパチンコ玉発射信号を受け付けた状態、ガラス扉の閉状態、又は遊技枠の閉状態を検出することにより分かる。
本発明の第5の態様によれば、磁石検知手段からの検出信号に平均化処理を施す事で遊技機既存磁力の影響を排除した高感度な不正磁石検知が可能な遊技機を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面より詳述する。全図を通して同一参照番号は同一のものを示す。
図1は本発明の1実施例によるパチンコ遊技機の外観斜視図、図2は本発明の1実施例によるによる遊技機の正面図である。図1及び図2において、パチンコ遊技機10は、遊技枠12と、遊技枠12に組み込まれた遊技盤14と、遊技盤14の前面に設けられた遊技枠12にガラス扉16と、遊技盤14上に設けられた複数の役物18と、ガラス扉16の下側で遊技枠12の前面に設けられたパチンコ玉受け皿20と、パチンコ玉受け皿20の右側に設けられたパチンコ玉発射ハンドル22とを備えている。本発明の1実施例により、遊技機10の外部からの不正磁石を検出可能な単一の磁石検知手段24がガラス扉16の枠の端面に取り付けられている。磁石検知手段24は磁石センサとして知られる市販のMIセンサである。以下、磁石検知手段24を磁石検知センサと称する。
ガラス扉16の枠の端面に磁石検知センサ24を取り付けるメリットは、取り付けのしやすさ、演出の邪魔にならない、大きな磁場を発生する中央の役物ソレノイドの影響を受けにくいなどである。
ガラス扉16の枠を開閉した場合に磁石検知センサ24の向きが変わり、この結果、地球磁場の大きさが磁石検知センサ24の検出出力に与える影響が変化し、磁石検知センサ24の検出出力がガラス扉の位置の変化に応じて変化してしまう。このため検出閾値が低い高感度の磁石検知センサでは地球磁場を不正磁石と誤検知してしまうことがある。一般に磁石検知センサ24の検知軸の方向が地磁気の方向に対して平行の状態では検知出力電圧が最大になり、地磁気の方向に対して垂直の状態では検知出力電圧は最小になる。
一方、磁石検知センサ24による検知範囲の広範囲化をねらうと地球磁場の大きさよりも小さな磁束密度を閾値とした検知を行う必要があることが実験的に判明した。地球磁場の大きさは、日本国内で約40μT(マイクロテスラ)〜50μTの静磁界である。本実施例では、広範囲に磁石を検知するための磁石検知センサ24の閾値は、40μT以下である。
磁石検知センサ24の出力がガラス扉の開閉により受ける地球磁場の影響を説明する。
図3の(A)はパチンコ遊技機10の前面のガラス扉16を閉じた状態を示す正面図、図3の(B)はガラス扉16を約45度開いた状態を示す図である。
図4はガラス扉16の位置と磁石検知センサ24の出力電圧との関係を示すグラフ図である。本実施例では、ガラス扉16を閉じた状態で磁石検知センサ24の出力電圧が最小になるように磁石検知センサ24をガラス扉16の枠の端面に配置しておく。
図4において、ガラス扉16が閉じている状態の時刻t1においては地球磁場の影響が最小であり、そのときの磁石検知センサ24の検出磁束密度をそのときの地球磁場の影響で相殺して0とする。ガラス扉16を開くにしたがって検出磁束密度に与える地球磁場の影響が大きくなり、時刻t2で検出磁束密度は地球磁場の大きさにほぼ等しくなる。図4に示したグラフは模式的であって、実際には磁石検知センサ24の検出出力はガラス扉16の開閉の状態に応じて0と地球磁場の大きさの間で変動する。前述したように、本実施例では不正磁石の検知閾値を地球磁場の大きさよりも小さく設定した。このため、誤検出を防止するための手段を講じる必要がある。
図5は上記誤検出を防止するための手段を講じない場合の不正磁石検知方法を説明するフローチャートである。図5において、ステップ51にて電源投入し、ステップ52にて各軸の感度設定をする。感度は、各検知軸毎に持っているため各軸の磁束密度は以下の式で求める。
磁束密度(μT)Δx = ( x−x0 )÷X軸感度(mV/μT)
磁束密度(μT)Δy = ( y−y0 )÷Y軸感度(mV/μT)
ここで、x0、y0は、電源投入時の磁束センサ出力であり、
x、yは、磁束センサ出力であり、
Δx、Δyは、磁束密度変化量である。
ステップ53にて、検知閾値を、地球磁場の大きさ>検知閾値となるように設定する。次いでステップ54にて、原点決定処理を行う。この処理の詳細は図6に示すフローチャートに示されている。
ステップ54に次いでステップ55にて磁石検知処理を行う。この処理の詳細は図7のフローチャートに示されている。簡単に説明すると、(1)磁石が磁石検知センサに近づくと、磁石の磁界によって磁束センサ出力が変化する。(2)原点からの磁石検知センサ24の出力の変化量を磁束密度の大きさとして求める。(3)磁石を近づけて、(2)によって求めた磁束密度の大きさが磁石を検知するための閾値を超えた場合は、検知出力とする。また、近づけた磁石を遠ざけて磁石を検知するための閾値を下回った場合は、非検知出力とする。
ステップ55は無限ループで電源がオフになり、メイン処理が終了するまで継続して行う。
図6は図5のステップ54の詳細を説明するフローチャートである。図6において、ステップ61にてサンプリング点数をN(Nは自然数)点とする。ステップ62にてデータ取得数Cntを0にリセットする。ステップ63にて磁石検知センサ24の検出出力のX軸値XadとY軸値YadをAD変換をする。ステップ64にてAD変換結果を前回のAD変換結果に加算して記憶する。また、データ取得数Cntをインクリメントする。ステップ65にてデータ取得数Cntが所定数Nになるまで、ステップ63〜65を繰り返す。ステップ65にてデータ取得数Cntが所定数N以上になると、ステップ66にてAD変換結果の合計をNで割って原点とする。即ち、X軸の原点X0はX0=Xsum/N、Y軸の原点Y0はY0=Ysum/Nとなる。
図7は図5のステップ55の詳細を説明するフローチャートである。図7において、ステップ71にて磁石検知センサ24の検出出力をAD変換してXad及びYadとし、ステップ72にて原点からの変化量ΔX及びΔYを計算し、ステップ73にて変化量ΔX及びΔYの少なくとも一方が検知閾値を超えるとステップ74にて磁石検知出力をONとし、それ以外はステップ75にて磁石検知出力をOFFとする。
以上図5〜図7により説明した方法では、不正磁石の検知閾値を地球磁場の大きさよりも小さく設定すると、誤検出を防止するための手段を講じる必要がある。
図8は本発明の実施例によるパチンコ遊技機の構成を示すブロック図である。図8において、パチンコ遊技機10は、磁石検知センサ24と、パチンコ玉発射制御部(ソレノイド)812と、遊技機枠状態制御部(開閉センサ1)813と、ガラス扉開閉状態制御部(開閉センサ2)814と、異常検知部815とを備えている。パチンコ玉発射制御部(ソレノイド)812と、遊技機枠状態制御部(開閉センサ1)813と、ガラス扉開閉状態制御部(開閉センサ2)814と、異常検知部815とは遊技状態検出手段を構成している。
磁石検知センサ24は、磁束センサ816と、その出力に接続された検知信号処理部811とを備えている。検知信号処理部811はマイコンで実現される。検知信号処理部811は、センサ信号取得処理部817と、その出力に接続された平均化フィルタ部818及び原点決定処理部819と、それらの出力に接続された磁石検知処理部820とを備えている。
パチンコ遊技機10は更に、大当たり制御部821と、演出制御部822と、出玉制御部823と、大当り役物可動部(ソレノイド)825と、大当たり賞球口可動部826と、表示部(演出画面)827と、演出役物稼動部(ソレノイド)828と、玉払出部(玉切ソレノイド)829と、大当賞球検知部(賞球カウントセンサ)830とを備えている。
異常検知部815には、磁石検知処理部820の出力、パチンコ玉発射制御部812の出力、遊技機枠状態制御部813の出力、ガラス扉開閉状態制御部814の出力、入賞検知部824の出力、及び出玉制御部823の出力が接続されている。
異常検知部815と大当たり制御部821とは双方向接続されている。大当たり制御部821の入力には、入賞検知部824の出力が接続されており、大当たり制御部821の出力は、大当り役物可動部825の入力と、大当り賞球口可動部826の入力と、演出制御部822の入力に接続されている。演出制御部の出力は、表示部827と演出役物可動部828の入力に接続されている。出玉制御部823の出力は玉払出部829の入力に接続されており、出玉制御部823の入力は大当賞球検知部830の出力に接続されている。
異常検知部815からは後述する条件下で異常出力が出され、大当たり制御部821からは入賞検知部824の出力及び異常検知部815の出力に応じて大当たり信号が出力され、出玉制御部823からは大当賞球検知部830の出力に応じて出玉信号が出力される。
図9は本発明の実施例による異常検知部815の異常出力条件を説明する表図である。図9において、異常出力条件1の場合は、磁石検知センサ24の検知出力が検知を示し、且つ、ガラス扉16の開閉状態が「閉」のときは、遊戯中に不正磁石を検出したと判定して異常出力を「有」にし、その他の場合は異常出力を「無」にする。
異常出力条件2の場合は、磁石検知センサ24の検知出力が検知を示し、且つ、遊技機の遊技枠12の開閉状態が「閉」のときは、遊戯中に不正磁石を検出したと判定して異常出力を「有」にし、その他の場合は異常出力を「無」にする。
ガラス扉の開閉状態に関しては、ガラス扉16が開になったときに開閉センサ1がONになる場合と、閉になったときに開閉センサ1がONになる場合がある。ガラス扉16が開になったときに開閉センサ1がONになる場合では、開閉センサ1がOFFのときで、且つ、磁石検知センサ24の検知出力が検知を示しているときは、遊戯中に不正磁石を検出したと判定する。ガラス扉16が閉になったときに開閉センサ1がONになる場合では、開閉センサ1がONのときで、且つ、磁石検知センサ24の検知出力が検知を示しているときは、遊戯中に不正磁石を検出したと判定する。
遊技枠12の開閉状態についても、遊技枠12が開になったときに開閉センサ2がONになる場合と、閉になったときに開閉センサ2がONになる場合がある。ガラス扉16が開になったときに開閉センサ2がONになる場合では、開閉センサ2がOFFのときで、且つ、磁石検知センサ24の検知出力が検知を示しているときは、遊戯中に不正磁石を検出したと判定する。ガラス扉16が閉になったときに開閉センサ2がONになる場合では、開閉センサ2がONのときで、且つ、磁石検知センサ24の検知出力が検知を示しているときは、遊戯中に不正磁石を検出したと判定する。
異常出力条件3の場合は、磁石検知センサ24の検知出力が検知を示し、且つ、パチンコ玉発射制御部812の出力が「発射中」を示すときは、遊戯中に不正磁石を検出したと判定して異常出力を「有」にし、その他の場合は異常出力を「無」にする。
図10A及び図10Bは図9に示したパチンコ遊技機10における異常検知部815の動作を説明するフローチャートである。図10Aにおいて、遊技機異常検知のメイン処理では、ステップ101にて電源を投入し、ステップ102にて異常検知部815からの異常出力をオフに初期設定し(Err=OFF)、ステップ103にて遊技機枠状態制御部813から遊技機枠状態(Sts1)を取得し、ステップ104にてガラス扉開閉状態制御部814からガラス扉開閉状態(Sts2)を取得し、ステップ105にてパチンコ玉発射制御部812からパチンコ玉発射状態(Sts3)を取得し、ステップ106にて磁石検知センサ24から磁石検知状態(Alm)を取得する。ステップ103〜106の順序は図示したものに限定されず、任意である。
一方、磁石検知センサ24のメイン処理では、ステップ107から110にて図5により説明したステップ52〜55と同じ動作により磁石検知出力を得る。この磁石検知出力はステップ106における磁石検知状態の取得に用いられる。
図10Bにおいて、ステップ111にて磁石検知状態か(Alm=ONか)を判定し、オンであればステップ112に進んで遊技機枠状態が閉出力(Sts1=閉)かを判定する。閉であればステップ113に進み、磁石が検知され且つ遊戯中であると判定して異常出力をONにする(Err=ON)。
ステップ112の判定がノーであればステップ114に進みガラス扉開閉状態が閉出力(Sts2=閉)かを判定する。閉であれば磁石が検知され且つ遊戯中であると判定して異常出力をONにする(Err=ON)。
ステップ114の判定がノーであればステップ116に進みパチンコ玉発射状態が発射中(Sts3=発射中)かを判定する。発射中であれば磁石が検知され且つ遊戯中であると判定して異常出力をONにする(Err=ON)。
ステップ111の判定で磁石検知ではない(ALM=OFF)場合、又はステップ116の判定で発射中でなければステップ118に進み異常出力をOFFにする(Err=OFF)。
以上の処理により、遊技機の盤面上に磁石が検知され且つ遊戯中であると判定された場合に、異常であることが出力される。
図10Aのステップ109における原点決定処理の詳細は図6に示したフローチャートに従って行われる。
図11は図10Aのステップ110における磁石検知処理の詳細を説明するフローチャートである。図11において、ステップ119にてセンサ信号取得処理部817は磁束線さ816の出力から磁束密度の大きさ(ΔX,ΔY)を計算する。次いでステップ120にて平均化フィルタ部818により平均化処理を行う。この処理は、標本化間隔Δt(秒)、N点移動平均した場合の平均化時間TaveはTave=NΔt(秒)となるので信号x(t)をTave(秒)平均したときの出力は次の式で表わせる。
Figure 2009268752
次いでステップ121にてΔXave>検知閾値とΔYave>検知閾値の少なくとも一方が成立するか否かを判定し、成立すればステップ122に進んで検知出力をONにし、否であればステップ123にて検知出力をOFFにする。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、様々の変形が可能である。例えば、ガラス扉16の端部枠に磁石検知センサ24を取り付けた例で説明したが、ガラス扉16に替えて、遊技枠12の端面に磁石検知センサ24を取り付けてもよい。
本発明の1実施例によるパチンコ遊技機の外観斜視図である。 本発明の1実施例によるによる遊技機の正面図である。 (A)はパチンコ遊技機10の前面のガラス扉16を閉じた状態を示す正面図、(B)はガラス扉16を約45度開いた状態を示す図である。 ガラス扉16の位置と磁石検知センサ24の出力電圧との関係を示すグラフ図である。 誤検出を防止するための手段を講じない場合の不正磁石検知方法を説明するフローチャートである。 図5のステップ54の詳細を説明するフローチャートである。 図5のステップ55の詳細を説明するフローチャートである。 本発明の実施例によるパチンコ遊技機の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例による異常検知部815の異常出力条件を説明する表図である。 図9に示したパチンコ遊技機10における異常検知部815の動作を説明するフローチャートの一部である。 図9に示したパチンコ遊技機10における異常検知部815の動作を説明するフローチャートの他の一部である。 図10Aのステップ110における磁石検知処理の詳細を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 パチンコ遊技機
12 遊技枠
16 ガラス扉
24 磁石検知センサ(磁石検知手段)
812 パチンコ玉発射制御部
813 遊技枠状態制御部
814 ガラス扉開閉状態制御部
815 異常検知部
811 検出信号処理部(マイコン)
817 センサ信号取得処理部
818 平均化フィルタ
819 原点決定処理部
820 磁石検知処理部

Claims (10)

  1. 遊技機の外部からの不正磁石を検出可能な単一の磁石検知手段と、
    前記遊技機の遊技状態を検出する遊技状態検出手段と、
    を備える遊技機であって、
    前記磁石検知手段により前記遊技機の表面に磁石が検出され、且つ、前記遊技状態検出手段により前記遊技機が遊戯中であると検出された場合に、前記遊技機が異常状態にあると判定し、前記遊技機の外部に異常情報を送信する異常検出部を備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技状態検出手段はパチンコ玉発射信号を検出するものであり、
    前記異常検出部は、前記遊技状態検出手段からの前記パチンコ玉発射信号を受け付けた状態で、且つ、前記磁石検知手段からの磁石検知信号を受け付けた場合にのみ前記遊技機の外の管理装置に不正磁石を検知したことを示す前記異常情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技状態検出手段は前記遊技機の前面に取り付けられたガラス扉の開閉状態を検出するものであり、
    前記異常検出部は、前記遊技状態検出手段が前記ガラス扉の閉状態を検出し、且つ、前記磁石検知手段からの磁石検知信号を受け付けた場合にのみ前記遊技機の外の管理装置に不正磁石を検知したことを示す前記異常情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 前記遊技状態検出手段は前記遊技機の前面に取り付けられた遊技枠の開閉状態を検出するものであり、
    前記異常検出部は、前記遊技状態検出手段が前記遊技枠の閉状態を検出し、且つ、前記磁石検知手段からの磁石検知信号を受付けた場合のみ前記遊技機の外の管理装置に不正磁石を検知したことを示す前記異常情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  5. 前記磁石検知手段は、磁束を検出する磁束センサと検出された磁束信号を処理する検出信号処理部とを備えており、
    前記検出信号処理部は、
    磁束センサ出力信号を取得するセンサ信号取得処理部と、
    電源投入時の前記磁束センサの出力を検知座標原点とする原点決定処理部と、
    前記磁束センサの出力を移動平均法を用いて平均化処理して前記遊技機の周辺に存在する既存磁力の影響を除去する平均化フィルタ部と、
    前記平均化フィルタ部から出力された信号の電圧レベルが前記検知座標原点を基準にした所定閾値を超えた場合に不正磁石が検出されたと判定する磁石検知処理部と、
    を備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の遊技機。
  6. 遊技機外部からの不正磁石を単一の磁石検知手段により検出し、
    前記遊技機の遊技状態を遊技状態検出手段により検出する、
    遊技機に対する不正磁石の検知方法であって、
    前記磁石検知手段により前記遊技機の表面に磁石が検出され、且つ、前記遊技状態検出手段により前記遊技機が遊戯中であると検出された場合に、異常検出部により、前記遊技機が異常状態にあると判定し、前記遊技機の外部に異常情報を送信することを特徴とする遊技機に対する不正磁石の検知方法。
  7. 前記遊技状態検出手段によりパチンコ玉発射信号を検出し、
    前記異常検出部により、前記遊技状態検出手段からの前記パチンコ玉発射信号を受け付けた状態で、且つ、前記磁石検知手段からの磁石検知信号を受け付けた場合にのみ前記遊技機の外の管理装置に不正磁石を検知したことを示す前記異常情報を送信することを特徴とする請求項6に記載の遊技機に対する不正磁石の検知方法。
  8. 前記遊技状態検出手段により、前記遊技機の前面に取り付けられたガラス扉の開閉状態を検出し、
    前記異常検出部により、前記遊技状態検出手段が前記ガラス扉の閉状態を検出し、且つ、前記磁石検知手段からの磁石検知信号を受け付けた場合にのみ前記遊技機の外の管理装置に不正磁石を検知したことを示す前記異常情報を送信することを特徴とする請求項6に記載の遊技機に対する不正磁石の検知方法。
  9. 前記遊技状態検出手段により、前記遊技機の前面に取り付けられた遊技枠の開閉状態を検出し、
    前記異常検出部により、前記遊技状態検出手段が前記遊技枠の閉状態を検出し、且つ、前記磁石検知手段からの磁石検知信号を受付けた場合のみ前記遊技機の外の管理装置に不正磁石を検知したことを示す前記異常情報を送信することを特徴とする請求項6に記載の遊技機に対する不正磁石の検知方法。
  10. 前記磁石検知手段は、磁束センサにより磁束を検出し、検出された磁束信号を検出信号処理部により処理し、
    前記検出信号処理部は、
    センサ信号取得処理部により磁束センサ出力信号を取得し、
    原点決定処理部により電源投入時の前記磁束センサの出力を検知座標原点とし、
    平均化フィルタ部により前記磁束センサの出力を移動平均法を用いて平均化処理して前記遊技機の周辺に存在する既存磁力の影響を除去し、
    磁石検知処理部により前記平均化フィルタ部から出力された信号の電圧レベルが前記検知座標原点を基準にした所定閾値を超えた場合に不正磁石が検出されたと判定する、
    というステップを備えることを特徴とする請求項6から9のいずれか一項に記載の遊技機に対する不正磁石の検知方法。
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