JP2003236188A - パチンコ遊技機の不正行為防止装置 - Google Patents

パチンコ遊技機の不正行為防止装置

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JP2003236188A
JP2003236188A JP2002041895A JP2002041895A JP2003236188A JP 2003236188 A JP2003236188 A JP 2003236188A JP 2002041895 A JP2002041895 A JP 2002041895A JP 2002041895 A JP2002041895 A JP 2002041895A JP 2003236188 A JP2003236188 A JP 2003236188A
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pachinko gaming
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fraud prevention
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JP2002041895A
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Hitoshi Sakai
斉 酒井
Hiroyoshi Taniguchi
博義 谷口
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HOTO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正行為を適切に防ぐことのできるパチンコ
遊技機の不正行為防止装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 パチンコ遊技機1の前面から生じた不正
な外的要因を検知する不正検知装置と、該不正検知装置
が不正な外的要因を検知した場合に、該パチンコ遊技機
1と主電源との電気的接続を切断する緊急切断装置とを
備えてなるパチンコ遊技機1の不正行為防止装置とした
ことにより、不正な外的要因が発生した場合に、該パチ
ンコ遊技機1での遊技の続行を不可能とし、不正行為を
適切に防止することができ、さらに、不正な外的要因に
よる影響が遊技の制御系に残ることもない。また、遊技
場の係員は、不正行為の現場を発見しても直ちに注意す
る必要もなく、安全を確認した上でパチンコ遊技機1の
修復等の作業を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機の
前面から生じた不正な外的要因による不正行為を防止す
る構成を備えたパチンコ遊技機の不正行為防止装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機として、複数の入賞口を
前面に配設した遊技盤と、該遊技盤を臨むように装着さ
れた透明前面板を設けた前面枠と、該前面枠の下部に遊
技球を保管する球受皿と、該球受皿の遊技球を順次遊技
盤に発射操作する発射ハンドルとで構成され、該発射ハ
ンドルによって発射された遊技球が、遊技盤の入賞口に
流入した場合に所定の賞球が払い出されるようにした構
成が一般的である。このようなパチンコ遊技機にあって
は、遊技球が特定の入賞口に流入することを契機とし
て、通常よりも大きな賞球等が払い出される特別な遊技
を実行される機会が所定確率で発生するようにしている
ものが多く存在する。そして、このような遊技は、様々
な遊技を制御する制御基板等で構成された遊技制御装置
によって統括的に制御管理されて進行するようになって
いる。この遊技制御装置は、パチンコ遊技機の背面に配
設され、遊技者が該遊技制御装置に関わることはできな
い。
【0003】ところで、このようなパチンコ遊技機にあ
って、遊技機正面から不正な外的要因を与え、不正な利
益を得ようとするものが増加している。このような不正
行為としては、例えば、遊技盤の正面から磁石等によっ
て遊技球を捉えて流下軌道を変え、入賞口に遊技球を導
く等の不正行為、又は、遊技機正面から不正な電磁波を
発して、裏面に設けられた制御装置の制御係に干渉させ
て、多くの賞球を得られる機会の発生確率を混乱させる
等の不正行為、パチンコ遊技機を叩いたり揺らす等して
遊技球を入賞口に誘導する等の不正行為がある。
【0004】このような不正行為に対して、従来より、
様々な対向手段が考案されてきた。例えば、特開200
0−185160公報、特開2001−714公報など
のように、パチンコ遊技機に作用される様々な不正な外
的要因を検知する検知装置を設け、検知装置が不正を検
知すると、報知装置等により不正行為の発生を報知した
り、賞球を停止されるようにして不正行為を防止する方
法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
不正行為の発生を報知する方法にあっては、該報知を遊
技場の係員が確認するまでは、この不正行為により賞球
を取られ、係員に見つかる前に逃げた場合には不正行為
を行った者を確定することは困難であった。また、不正
行為の現場を見つけ注意した場合でも、トラブルとなる
こともあり得た。特にこのような不正行為を集団で行っ
ている場合には危険を伴う恐れもあり、大きな問題とな
っていた。
【0006】一方、上記のような不正行為の発生により
賞球を停止する方法にあって、不正行為が電磁波による
場合には、該電磁波の作用により、遊技を制御する遊技
制御装置に設けられ、その制御基板に配設されている中
央制御装置や記憶装置等を時系列的に制御するクロック
装置を狂わす等の悪影響を及ぼすこともある。そして、
このような電磁波による悪影響は、例え、不正行為の発
生時に賞球を一時停止しても、遊技制御装置に残ったま
まとなるから、その後遊技が続行されると、遊技の進行
が不安定になったり、遊技制御形態が狂う等の現象を生
じる場合もあり、不正行為に対する対処法としては限界
が生じていた。
【0007】本発明はかかる問題を解決することを試み
たものであって、遊技場が不利益を被ることなく、不正
行為を防止できるパチンコ遊技機の不正行為防止装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、パチンコ遊技
機の前面から生じた不正な外的要因を検知する不正検知
装置と、該不正検知装置が不正な外的要因を検知した場
合に、該パチンコ遊技機と主電源との電気的接続を切断
する緊急切断装置とを備えてなることを特徴とするパチ
ンコ遊技機の不正行為防止装置(請求項1)である。
【0009】かかる構成によれば、パチンコ遊技機に不
正な外的要因が発生すると、不正検知手段により検知さ
れ、この検知によって、緊急切断装置がパチンコ遊技機
に電力を供給する主電源との電気的接続を切断し、該パ
チンコ遊技機での遊技の続行が不可能となることから、
当該不正な外的要因による賞球等の利益を付与すること
がなく、遊技場が損失を被ることを防止できる。而し
て、このような外的要因を発生させ不正な利益を得よう
とする不正行為の抑止効果もある。また、遊技場の係員
は、このような不正行為の現場を発見しても直ちに注意
する必要もなく、安全を確認した上でパチンコ遊技機の
修復等の作業を行うことができる。さらに、不正な外的
要因として、電磁波が作用した場合にあっても、パチン
コ遊技機と主電源との電気的接続が切断されることか
ら、該電磁波によって、遊技を時系列的に制御するクロ
ック装置がリセットされ、該電磁波による悪影響が残留
するもなく、その後電源を電気的に接続して遊技が再開
された場合に、遊技が不安定になる等の悪影響を生じる
こともないという優れた効果がある。
【0010】このような不正行為防止装置は、上記の不
正検知装置からの信号により緊急切断装置がパチンコ遊
技機への電力供給を切断するものであることから、遊技
を制御実行する遊技制御回路を変更する必要もないた
め、遊技機に比較的容易に設置することができるという
利点もある。
【0011】上記の不正検知装置が、磁気を検知する磁
気検知センサーで構成され、該磁気検知センサーが、遊
技盤の裏面に設置され、透明前面板の前面から発せられ
た不正な磁気を検知し得るものとした構成(請求項2)
が提案される。これは、ガラス板等の遊技盤を覆う透明
前面板の前から近づけられた磁石等を、磁気検知センサ
ーによって検知するようにしたものである。そして、こ
の磁気検知センサーが不正な磁気を検知すると、緊急切
断装置がパチンコ遊技機と主電源との電気的接続を切断
することとなるから、磁石等から生じた磁力によって遊
技球を捉えて入賞口に導いたり、遊技の制御係を狂わせ
ようとする等の不正行為を防止することができる。ま
た、不正な磁気の検知によって、遊技の制御系への電力
供給が停止することから、該磁気による作用が遊技の制
御装置に影響すること及び残留することを確実に防止で
きる。ここで、この磁気検知センサーは遊技盤の裏面に
設置して、磁石等による磁力を適切に検知できるように
している。また、複数の磁気検知センサーを、遊技盤裏
面の複数ヶ所に設置して、不正な磁力を一層確実に検知
することもできる。
【0012】また、不正検知装置が、電波を検知する電
波検知センサーで構成され、該電波検知センサーが、遊
技盤の背面に備えられたパチンコ遊技を制御する遊技制
御装置と遊技盤との間に設置され、透明前面板の前面か
ら発せられた不正な電波を検知し得るものとした構成
(請求項3)が提案される。これは、ガラス板等の遊技
盤を覆う透明前面板の前から発せられた電波を、電波検
知センサーによって検知するようにしたものである。そ
して、電波検知センサーがこのような不正な電波を検知
すると、緊急切断装置がパチンコ遊技機と主電源との電
気的接続を切断することとなるから、不正な電波を発生
されることによって遊技の制御係を狂わせようとする等
の不正行為を防止することができる。また、不正な電波
の検知によって、電力供給が切断されることから、該電
波の作用による悪影響が遊技の制御装置に残留すること
を確実に防止できる。ここで、この電波検知センサーは
遊技制御装置と遊技盤との間に設置して、遊技制御を狂
わそうとする電波を適切に検知できるようにしている。
また、複数の電波検知センサーを複数ヶ所に設置するこ
とにより、不正な電波を一層確実に検知することもでき
る。
【0013】また、不正検知装置が、振動を検知する振
動検知センサーで構成され、該振動検知センサーが、前
面枠の、球受皿又は発射ハンドルの裏面に設置されてい
る構成(請求項4)が提案される。これは、パチンコ遊
技機を叩いたり揺らす等して生じた振動を、振動検知セ
ンサーによって検知するようにしたものである。そし
て、このようなパチンコ遊技機を叩く行為は、球受皿や
発射ハンドルで行われる場合が多く、また、遊技盤が前
面枠に保持されていることから、前面枠に振動検知セン
サーを設置することにより遊技盤に作用する振動を的確
に検知できるようにする。かかる構成により、パチンコ
遊技機を叩いたり、揺らしたりする不正な振動を振動検
知センサーが検知すると、緊急切断装置がパチンコ遊技
機と主電源との電気的接続を切断することとなるから、
遊技盤を流下する遊技球の軌道変えて入賞口に誘導する
不正行為を防止することができる。また、不正な振動の
検知によって電力供給が切断されることから、該振動に
よって遊技の制御装置に悪影響が及ぶことを確実に防止
できる。ここで、該振動検知センサーを複数設置するこ
とにより、不正な振動を一層確実に検知できるようにし
ても良い。
【0014】上述の緊急切断装置が、主電源からパチン
コ遊技機へ電力を供給する電力供給路に設けられた緊急
切断用スイッチで構成され、不正検知装置が不正行為を
検知した場合には、該緊急切断用スイッチを作動させ、
遊技機への電力供給を切断するようにした構成(請求項
5)が提案される。このような緊急切断用スイッチを電
力供給路に設けることにより、不正な外的要因が生じた
場合に、迅速かつ的確にパチンコ遊技機と主電源とを切
断してパチンコ遊技機の遊技作動を止めることができる
から、該不正により遊技機が悪影響を受けることを確実
に防止できる。これにより、例えば、電磁波等が遊技を
制御する制御装置の制御プログラムや遊技を時系列的に
制御するためのクロック装置を狂わす等の悪影響を、未
然に防ぐことが可能であり、該悪影響が遊技の制御回路
に残留することもない。そのため、その後遊技機への電
力供給を回復し、再開した遊技は正常かつ安定的に進行
することとなり、不正による悪影響等を受けた制御回路
を修復する必要がないという利点もある。
【0015】上述のようなパチンコ遊技機を備えた遊技
場で、複数のパチンコ遊技機を集中管理する遊技機管理
装置が設けられている場合にあって、不正検知装置は、
不正行為を検知した場合に、該検知信号を前記遊技機管
理装置に送信するようにした構成(請求項6)が提案さ
れる。かかる構成により、複数のパチンコ遊技機を備え
る遊技場で、不正行為が行われたパチンコ台を統計的に
記録することができることから、遊技場で不正行為が多
発する場所等を特定できるため、そのような場所のパチ
ンコ台への警備を厳重にすることができる。而して、不
正行為の発生を未然に防ぐことができ、遊技場の健全性
を適正に保つことができる。尚、ここで、遊技機管理装
置は、遊技場に設置されたパチンコ遊技機の制御回路と
接続されて、各パチンコ遊技機の遊技状態を集中的に管
理するものであり、各パチンコ遊技機毎に当りの発生や
賞球量等のデータを記憶する記憶装置としても役割も備
える。
【0016】一方、本発明の不正行為防止装置は、パチ
ンコ遊技機と主電源との切断状態を回復する電源回復装
置を備え、緊急切断装置により電源が切断された場合
に、不正検知装置が不正な外的要因を検知していない状
態で、該電源回復装置を操作することにより遊技機への
電力供給が回復するようにした構成(請求項7)が提案
される。このような電源回復装置を設けることにより、
不正な外的要因によって電源が切断された場合であって
も、不正行為が無いことを確認した上で容易に電源を回
復することができる。また、この電源回復装置は、不正
検知装置が外的要因を検知していない状態でしか作動し
ないことから、電源回復さえも悪用して不正行為によっ
て利益を獲得しようとする行為をも防止でき得る。
【0017】上記の電源回復装置が、パチンコ遊技機の
背面に配設された電源回復スイッチで構成されているも
の(請求項8)が提案される。これにより、遊技機の正
面からは不正行為による電源切断を回復することができ
ないから、不正を行った者は遊技を続行できず、不正な
利益が付与されることを防止できる。かかる構成のパチ
ンコ遊技機にあって、電源回復するためには、例えば、
該パチンコ遊技機の裏側にあるパチンコ遊技機を開放し
て、該ボタンスイッチを押す必要がある。
【0018】また、上記の電源回復装置が、パチンコ遊
技機と接続されて別の場所に設置され、管理されるもの
である構成(請求項9)も提案される。これにより、不
正行為によって切断された電源を回復するには、例え
ば、管理室等に設置された電源回復装置を操作する必要
があるから、容易に電源回復することができず、遊技が
続行できないため、不正な利益が付与されることを防止
できる。ここで、このような電源回復装置を、ボタンス
イッチや特定の鍵によって操作されるキースイッチ等で
構成することができる。中でも、キースイッチとするこ
とによって、特定の鍵を管理する者しか電源回復ができ
ないことから、本発明の不正行為防止装置の有用性を一
層向上することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明にかかる実施例を、添付図
面に従って説明する。図1はパチンコ遊技機1の正面図
であって、遊技機本体2に、複数の入賞口(図示せず)
が配設された遊技盤5が設けられ、前面枠3の遊技窓孔
に係着された透明前面板10から該遊技盤5を臨むよう
になっている。そして、この前面枠3の下部には、遊技
盤5に遊技球は発射するための発射ハンドル7と、該発
射ハンドル7へ遊技球を供給する上球受皿6と、遊技球
を貯留する下球受皿8とが配設されている。
【0020】図2はパチンコ遊技機1の裏面図であっ
て、外枠9から開閉可能な遊技機本体2の背部には、遊
技を制御実行するための遊技制御装置25と、発射ハン
ドル7の回動作動に従って遊技球を発射する発射装置2
6と、遊技球を一時保管するための保管タンク27とが
配設されている。ここで、遊技制御装置25には、主電
源と電気的に接続され、該主電源からパチンコ遊技機1
に供給される電力を制御する抵抗器等が設けられた電源
制御装置(図示せず)を備えている。すなわち、この電
源制御装置へ主電源から電力が供給されることによっ
て、遊技制御装置25が制御作動を実行可能状態とな
り、該遊技制御装置25の遊技制御内容に従ってパチン
コ遊技機1は所定の遊技を実行できるようになってい
る。尚、遊技制御装置25は、中央制御装置CPUや記
憶装置ROM、記憶装置RAM等を配設した複数の制御
基板で形成された制御回路によって構成されており、外
部からの衝撃等から保護するための保護カバー28によ
って保護されている。また、この保護カバー28内に
は、遊技制御装置25と共に、本発明にかかる不正防止
制御基板30が配設されている。
【0021】このようなパチンコ遊技機1にあって、本
発明は、パチンコ遊技機1の前面から行われた、不正な
磁気、不正な電波、パチンコ遊技機1を揺らす等の不正
な振動によって、不正な利益が付与されることを防ぐた
め、このような不正行為を検知した場合にはパチンコ遊
技機1の電源制御装置への電力供給を強制的に切断し
て、遊技制御装置25の制御作動を停止させ、遊技の続
行を不可能とする不正防止装置を備えているものであ
る。この詳細を以下の実施例に従って説明する。
【0022】(実施例1)実施例1は、パチンコ遊技機
1の前面から発せられた磁気による不正行為を防止する
ようにしたものである。本発明にかかる磁気検知センサ
ー20は、図3のように遊技盤5の裏面に取り付けられ
ている。この磁気検知センサー20は、磁気を検知する
ものであり、所定の強さ以上の磁界を検知すると、検知
信号を不正防止制御基板30に送信する。そして、この
ような不正な磁気を継続して検知した場合には、この検
知信号を断続的に送信するようにしている。このよう
に、磁気検知センサー20は、不正防止制御基板30に
接続されている。この不正防止制御基板30には、磁気
検知センサー20からの信号により不正磁気の発生を判
断するプログラム、緊急切断スイッチ21を切断作動さ
せるための制御プログラム、緊急切断スイッチ21を電
気的に接続して電源回復する制御プログラム等を記憶し
た記憶装置ROMと、該プログラムを演算処理するため
の中央制御装置CPUとが配設されている。そして、磁
気検知センサー20から不正な磁気の検知信号を所定時
間断続的に入力した場合に、中央制御装置CPUが検知
信号によって示される磁気が不正な磁気であると判断す
る。このように、不正防止制御基板30は、磁気検知セ
ンサー20から入力した検知信号の断続的な経過時間に
よって不正な磁気とノイズとを区別判断するようにして
いる。
【0023】また、この不正防止制御基板30は、主電
源と上記のパチンコ遊技機1の電源制御装置との電力供
給路に配設された緊急切断スイッチ21と接続されてい
る。そして、この不正防止制御基板30が磁気検知セン
サー20から不正磁気の検知信号を受信し、中央制御装
置CPUにより不正な磁気の発生であると判断した場合
に、緊急切断スイッチ21を作動させてパチンコ遊技機
1と主電源とを強制的に切断させる。
【0024】また、このような不正防止制御基板30及
び磁気検知センサー20が配されたパチンコ遊技機1
が、パチンコ遊技場では複数台設置された島構造を成し
ている。そして、この島の端部には、図4のように、各
不正防止制御基板30と接続された電源回復装置31が
設けられている。この電源回復装置31には、この島に
設置されている全てのパチンコ遊技機1の電力供給を回
復することができるキースイッチ22が、各パチンコ遊
技機1毎に夫々に設けられている。ここで、キースイッ
チ22は特定の鍵を差込み回動操作することにより、O
N信号を発信するようになっている。すなわち、緊急切
断スイッチ21によって電源が切断された状態のパチン
コ遊技機1にあって、このキースイッチ22を所定の鍵
操作してON信号を不正防止制御基板30に発信するこ
とにより、該信号を受信した不正防止制御基板30は、
磁気検知スイッチ20の不正磁気を検知していない状況
であることを確認し、緊急切断スイッチ21を電気的に
接続作動させて電力を回復させる。
【0025】このように、不正防止制御基板30、磁気
検知センサー20、緊急切断スイッチ21,電源回復装
置31及びキースイッチ22によって、不正行為防止装
置が形成されている。
【0026】一方、図4のように、不正防止制御基板3
0は、遊技場に設置された複数のパチンコ遊技機1を集
中的に管理する遊技機管理装置32に接続されている。
そして、不正防止制御基板30が不正磁気により緊急切
断スイッチ21を切断作動させる毎に、不正行為の発生
を該遊技機管理装置32に伝達する。遊技機管理装置3
2は、該不正行為発生のデータを演算処理して、不正行
為の発生状況を統計的にまとめて管理している。また、
この遊技機管理装置32は、各パチンコ遊技機1の遊技
制御装置25とも接続されており、パチンコ遊技機1毎
の当り回数、賞球数、発射球数等の遊技データを統計的
に管理するようにもなっている。尚、このような遊技機
管理装置32は、管理室等の遊技者が容易に触れること
のできない場所に設置されている。
【0027】次に、このような不正行為防止装置による
制御態様につき説明する。通常、遊技者は発射ハンドル
7を操作して遊技球を遊技盤5に発射し、該遊技盤5に
配設された入賞口(図示せず)に遊技球が流入するか、
いずれの入賞口にも流入せずアウト口(図示せず)に流
入するかのいずれかとなる。ここで、遊技球が入賞口に
流入すると、所定量の賞球が遊技者に払い出される。ま
た、パチンコ遊技機1の種類によっては、特定の入賞口
に遊技球が流入することを契機をして、遊技盤5に設け
られた表示装置(図示せず)で図柄を変動させ、その停
止態様によって遊技者に多大な賞球を払い出す特別な当
り遊技状態となる場合が発生することもあるようにして
いる。
【0028】このようなパチンコ遊技機1にあって、遊
技者が遊技盤5の透明前面板の外側から磁石を近づけ、
この磁石の磁力によって遊技盤5に発射された遊技球を
捉え、上記した特定の入賞口へ流入させようとする不正
行為が行われたとする。このような磁力を、遊技盤5の
裏面に配設した磁気検知センサー20が検知すると、不
正磁気の検知信号を不正防止制御基板30に送信する。
この検知信号により、不正防止制御基板30が不正な磁
気が発生したと判断すると、電力供給路に設けられた緊
急切断スイッチ21を制御して、当該パチンコ遊技機と
主電源とを強制的に切断し、電力供給を停止させる。こ
れにより、当該パチンコ遊技機1は遊技の続行が不可能
となるから、磁石による不正行為で賞球が払い出される
ことを防止できる。また、不正防止制御基板30は、遊
技機管理装置32に不正な磁気を検知し電源切断するこ
とを伝達する。こうして、遊技機管理装置32は遊技場
内に設置された全てのパチンコ遊技機1で発生した不正
行為を記憶する。
【0029】このような磁石による不正行為によりパチ
ンコ遊技機1への電力供給が切断された場合にあって、
電源回復するためには、当該パチンコ遊技機1が設置さ
れている島の端部に設けられた電源回復装置31の、当
該パチンコ遊技機1のキースイッチ22に特定の鍵を差
込み、回動操作する必要がある。すなわち、当遊技場の
係員等が電源回復装置31にある、電源切断されている
パチンコ遊技機1のキースイッチ22に特定の鍵を差し
込み、回動操作することにより、ON信号が不正防止制
御基板30に送信される。このON信号を受信した不正
防止制御基板30は、磁気検知センサー20が不正な磁
気を検知していないことを確認する。そして、不正な磁
気を検知していないと判断すると、緊急切断スイッチ2
2を制御して、主電源と電気的に接続して電力供給を回
復させる。尚、キースイッチ22のON信号を受信して
も、不正防止制御基板30が、磁気検知センサー20が
不正な磁気を検知していると判断した場合には、緊急切
断スイッチ21は作動させず、電力停止状態が継続する
こととなる。
【0030】(実施例2)実施例2は、パチンコ遊技機
1の前面から発せられた電波による不正行為を防止する
ようにしたものであり、上記実施例1の磁気検知センサ
ー20を電波検知センサー23に置き換えた以外は全て
同じ構成としている。本発明にかかる電波検知センサー
23は、上記の実施例1の磁気検知センサー20と同様
に遊技盤5の裏面に取り付けられている(図3参照)。
このように電波検知センサー23を遊技盤5と遊技制御
装置25との間に配設することによって、パチンコ遊技
機1の透明前面板10の前面から発生された不正な電波
を検知することができる。この電波検知センサー23
は、電波を検知するものであり、所定の強さ以上の電界
を検知すると、検知信号を不正防止制御基板30に送信
する。そして、このような不正な電波を継続して検知し
た場合には、この検知信号を断続的に送信するようにし
ている。このような電波検知センサー23による不正行
為防止装置は、上記実施例1と同様、不正防止制御基板
30、緊急切断スイッチ21,電源回復装置31及びキ
ースイッチ22により構成されている(図4参照)。す
なわち、この電波検知センサー23が不正な電波を検知
して検知信号を不正防止制御基板30に送信すると、該
検知信号に従って不正防止制御基板30が不正な電波
か、ノイズかを判断し、不正な電波であるとした場合に
は、緊急切断スイッチ21を作動させて、パチンコ遊技
機1と主電源とを強制的に切断して遊技の続行を不可能
とする。尚、ここで、不正防止制御基板30は、中央制
御装置CPUにより電波検知センサー23から入力した
検知信号の断続的な経過時間によって不正な電波とノイ
ズとを区別判断するようにしている。
【0031】また、このように主電源が切断されたパチ
ンコ遊技機1は、当該パチンコ遊技機1が設置されてい
る島の端部に設けられた電源回復装置31のキースイッ
チ22をON作動することにより、主電源との電気的接
続を回復させるようにしている。さらに、上記実施例1
と同様、遊技場に設置された複数のパチンコ遊技機1を
集中的に管理する遊技機管理装置32に、不正防止制御
基板30が接続され、該不正防止制御基板30が、不正
電波を検知して緊急切断スイッチ21を切断作動させる
毎に、不正行為の発生を該遊技機管理装置32に伝達す
る。
【0032】次に、このような不正電波を防止する不正
行為防止装置による制御態様につき説明する。パチンコ
遊技機1の透明前面板10の前面から、不正な電波を発
生させ遊技制御装置25の制御系を狂わすような不正行
為が行われたとする。このような電波を、遊技盤5の裏
面に配設した電波検知センサー23が検知すると、不正
電波の検知信号を不正防止制御基板30に送信する。こ
の検知信号により、不正防止制御基板30が不正な電波
と判断すると、電力供給路に設けられた緊急切断スイッ
チ21を制御して、当該パチンコ遊技機と主電源とを切
断し、電力供給を停止させる。これにより、当該パチン
コ遊技機1は遊技の続行が不可能となるから、不正な電
波によって制御系が狂い、正常に遊技が進行せずに不適
切な賞球を付与すること等を防止できる。さらに、パチ
ンコ遊技機1と主電源とを切断することにより、この不
正な電波による悪影響が遊技制御装置25の制御系に残
留することをも防止できるという優れた効果もある。ま
た、不正防止制御基板30は、遊技機管理装置32に不
正な電波を検知し電源切断することを伝達する。こうし
て、遊技機管理装置32は遊技場内に設置された全ての
パチンコ遊技機1で発生した不正行為を記憶する。
【0033】このような電波による不正行為によりパチ
ンコ遊技機1への電力供給が停止されている場合にあっ
て、電源回復するためには、当該パチンコ遊技機1が設
置されている島の端部に設けられた電源回復装置31
の、当該パチンコ遊技機1のキースイッチ22に特定の
鍵を差込み、回動操作する。このキースイッチ22のO
N信号により、不正防止制御基板30は、電波検知セン
サー23が不正な電波を検知していないことを確認した
後、緊急切断スイッチ22を制御して、主電源と電気的
に接続して電力供給を回復させる。
【0034】(実施例3)実施例3は、このようなパチ
ンコ遊技機1を揺らしたり、叩いたりすることによって
生じた振動による不正行為を防止するようにしたもので
あり、上記実施例1の磁気検知センサー20を振動検知
センサー24に換えた以外は全て同じ構成としている。
本発明にかかる振動検知センサー24は、図5のよう
に、前面枠3の、上球受皿6の裏面に配設されている。
このように振動検知センサー24を配設することによ
り、パチンコ遊技機1を揺らしたり、叩いたりすること
によって生じた振動を確実に検知することができる。そ
して、この振動検知センサー24は、所定の強さ以上の
振動を検知すると、検知信号を不正防止制御基板30に
送信する。また、このような不正な振動を継続的に検知
した場合には、この検知信号を断続的に送信するように
している。このような振動検知センサー24による不正
行為防止装置には、上記実施例1と同様、不正防止制御
基板30、緊急切断スイッチ21,電源回復装置31及
びキースイッチ22により構成されている。尚、ここ
で、不正防止制御基板30は、中央制御装置CPUによ
り振動検知センサー24から入力した検知信号の断続的
な経過時間によって不正な振動とノイズとを区別判断す
るようにしている。さらに、上記実施例1と同様、不正
防止制御基板30は不正な振動を検知する毎に、遊技機
管理装置32に不正行為の発生を伝達する。
【0035】次に、このような不正な振動による不正行
為を防止する不正行為防止装置による制御態様につき説
明する。パチンコ遊技機1を揺らしたり、叩いたりする
ことにより、遊技盤5に発射された遊技球の軌道を換え
て入賞口へ流入させて賞球を得ようとする不正行為が行
われたとする。このような振動を、上記の振動検知セン
サー24が検知すると、不正振動の検知信号を不正防止
制御基板30に送信する。この検知信号により、不正防
止制御基板30が不正な振動と判断すると、電力供給路
に設けられた緊急切断スイッチ21を制御して、当該パ
チンコ遊技機と主電源とを強制的に切断し、電力供給を
停止する。これにより、当該パチンコ遊技機1は遊技の
続行が不可能となるから、パチンコ遊技機1を揺らした
り叩いたりして生じさせた振動によって遊技球を入賞口
に流入させて賞球を得ようとする不正行為を防止でき
る。また、不正防止制御基板30は、遊技機管理装置3
2に不正な振動を検知し電源切断することを伝達する。
これにより、遊技機管理装置32は遊技場内に設置され
た全てのパチンコ遊技機1で発生した不正行為を記憶す
る。
【0036】このような振動による不正行為で、パチン
コ遊技機1への電力供給が停止されている場合にあっ
て、電源回復するためには、当該パチンコ遊技機1が設
置されている島の端部に設けられた電源回復装置31
の、当該パチンコ遊技機1のキースイッチ22に特定の
鍵を差込み、回動操作する。このキースイッチ22のO
N信号により、不正防止制御基板30は、振動検知セン
サー24が不正な振動を検知していないことを確認した
後、緊急切断スイッチ22を制御して、主電源と電気的
に接続して電力供給を回復させる。
【0037】上述した実施例1〜3にあっては、それぞ
れ磁気検知センサー20、電波検知センサー23、振動
検知センサー24を各1個ずつ配設したものであるが、
その他、複数個の各センサーを配設することもできる。
これにより、一層適切な不正行為を検知することができ
る。また、一台のパチンコ遊技機1に磁気検知センサー
20、電波検知センサー23、振動検知センサー24の
全種類を配設する等、異なる種類のセンサーを設置する
ことにより、様々な不正行為に対応可能とするようにし
ても良い。
【0038】また、実施例1の磁気検知センサー20
は、遊技盤5に配設された入賞口の直上付近の裏面に配
設するようにして、磁気による不正行為を確実に検知し
得るようにすることもできる。一方、実施例2の電波検
知センサー23は、遊技制御装置25に設けられている
様々な制御基板と遊技盤5との間に配設するようにし
て、電波による制御系への不正行為を確実に検知し得る
ようにすることもできる。
【0039】上述した実施例1〜3のように、パチンコ
遊技機1の前面で行われた不正行為を検知すると、不正
防止制御基板30が緊急切断スイッチ21を作動させ
て、パチンコ遊技機1と主電源とを切断するようにした
から、該不正行為によって不正な賞球等の利益が付与さ
れることを確実に防止することができる。また、遊技場
の係員が、不正行為をしている現場を発見した場合で
も、直ちに注意する必要もなく、周囲の安全が充分に確
保された後、電源回復装置31のキースイッチ22によ
って当該パチンコ遊技機1の電源を回復することができ
る。
【0040】上述の実施例にあっては、電源回復装置3
1をパチンコ遊技機1が設置された島の端部に配設され
たキースイッチ22で構成したものであるが、その他、
ボタンスイッチで構成することもできる。また、このボ
タンスイッチを各パチンコ遊技機1の背面に設けて、パ
チンコ遊技機1の遊技機本体を開放しなければ作動させ
ることができないようにして、不正を行った者が容易に
電源を接続して遊技を続行することができないようにす
る。
【0041】
【発明の効果】本発明は、上述したように、パチンコ遊
技機の前面から生じた不正な外的要因を検知する不正検
知装置と、該不正検知装置が不正な外的要因を検知した
場合に、該パチンコ遊技機と主電源との電気的接続を切
断する緊急切断装置とを備えてなるパチンコ遊技機の不
正行為防止装置(請求項1)であるから、不正な外的要
因が発生した場合には、該パチンコ遊技機での遊技の続
行が不可能となることから、当該外的要因によって賞球
等の利益を付与することがなく、遊技場が損失を被るこ
とを防止できる。そして、このような外的要因を発生さ
せ不正な利益を得ようとする不正行為の抑止効果もあ
る。さらに、不正を検知すると該パチンコ遊技機と主電
源とが切断されることから、不正な外的要因による影響
が遊技制御装置に残ることもなく、その後再開された遊
技は適切に制御されることとなる。また、遊技場の係員
は、不正行為の現場を発見しても直ちに注意する必要も
なく、安全を確認した上で遊技機の修復等の作業を行う
ことができる。
【0042】上記の不正検知装置が、磁気を検知する磁
気検知センサーで構成され、該磁気検知センサーが、遊
技盤の裏面に設置され、透明前面板の前面から発せられ
た不正な磁気を検知し得る構成(請求項2)としたもの
にあっては、透明前面板の前から近づけられた磁石等の
磁力を、磁気検知センサーが検知すると、緊急切断装置
がパチンコ遊技機と主電源とを切断することとなるか
ら、磁石等から生じた磁力によって遊技球を捉えて入賞
口に導いたり、遊技の制御係を狂わせようとする等の不
正行為を防止することができる。
【0043】また、不正検知装置が、電波を検知する電
波検知センサーで構成され、該電波検知センサーが、遊
技盤の背面に備えられたパチンコ遊技を制御する遊技制
御装置と遊技盤との間に設置され、透明前面板の前面か
ら発せられた不正な電波を検知し得る構成(請求項3)
としたものにあっては、透明前面板の前から発せられた
電波を、電波検知センサーが検知すると、緊急切断装置
がパチンコ遊技機と主電源とを切断することとなるか
ら、不正な電波を発生されることによって遊技の制御係
を狂わせようとする等の不正行為を防止することができ
る。また、不正な電波の検知によって電力供給が切断さ
れることから、該電波の作用による悪影響が遊技の制御
系に残留することを確実に防止できる。
【0044】また、不正検知装置が、振動を検知する振
動検知センサーで構成され、該振動検知センサーが、前
面枠の、球受皿又は発射ハンドルの裏面に設置されてい
る構成(請求項4)としたものにあっては、パチンコ遊
技機を叩いたり、揺らしたりする不正な振動を振動検知
センサーが検知すると、緊急切断装置がパチンコ遊技機
と主電源とを切断することとなるから、遊技盤を流下す
る遊技球の軌道変えて入賞口に誘導する不正行為を防止
することができる。
【0045】また、上述の緊急切断装置が、主電源から
パチンコ遊技機へ電力を供給する電力供給路に設けられ
た緊急切断用スイッチで構成され、不正検知装置が不正
行為を検知した場合には、該緊急切断用スイッチを作動
させ、遊技機への電力供給を切断する構成(請求項5)
としたものにあっては、不正な外的要因が生じた場合
に、迅速かつ的確にパチンコ遊技機と主電源とを切断し
て全ての作動を止めることができるから、該不正により
遊技機が悪影響を受けることを確実に防止でき、その後
パチンコ遊技機への電力供給を回復した場合に、制御回
路を修復する等の処置が不要であるという利点もある。
【0046】また、パチンコ遊技機を備えた遊技場で、
複数のパチンコ遊技機を集中管理する遊技機管理装置が
設けられている場合にあって、不正検知装置は、不正行
為を検知した場合に、該検知信号を前記遊技機管理装置
に送信する構成(請求項6)としたものにあっては、複
数のパチンコ遊技機を備える遊技場で、不正行為が行わ
れたパチンコ台を統計的に記録することにより、該不正
行為の発生を未然に防ぐ適切な対処を行うことができ、
遊技場の健全性を適正に保つことが可能となる。
【0047】一方、このような不正行為防止装置は、パ
チンコ遊技機と主電源との切断状態を回復する電源回復
装置を備え、緊急切断装置により電源が切断された場合
に、不正検知装置が不正な外的要因を検知していない状
態で、該電源回復装置を操作することによりパチンコ遊
技機への電力供給が回復する構成(請求項7)としたも
のにあっては、不正な外的要因によって電源が切断され
た場合に、このような不正行為を行った者は容易に電源
回復することができないため、不正な利益が付与される
ことを防止できる。
【0048】上記の電源回復装置が、パチンコ遊技機の
背面に配設された電源回復スイッチである構成(請求項
8)としたものにあっては、遊技機の正面からは不正行
為による電源切断を回復することができないから、不正
を行った者は遊技を続行できず、不正な利益が付与され
ることを防止できる。
【0049】また、上記の電源回復装置が、パチンコ遊
技機と接続されて別の場所に設置され、管理されるもの
である構成(請求項9)としたものにあっては、不正行
為によって切断された電源を回復するには、パチンコ遊
技機と別の場所に設置された電源回復装置を操作する必
要があるから、容易に電源回復することができず、遊技
が続行できないため、不正な利益が付与されることを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機1の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機1の背面図である。
【図3】磁気検知センサー20の設置を示す説明図であ
る。
【図4】実施例1の不正行為防止装置を示すブロック図
である。
【図5】実施例3の不正行為防止装置を示すブロック図
である。
【符号の説明】
2 遊技機本体 3 前面枠 10 透明前面板 20 磁気検知センサー 21 緊急切断スイッチ 22 キースイッチ 23 電波検知センサー 24 振動検知センサー 30 不正防止制御基板 31 電源回復装置 32 遊技機管理装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の入賞口を前面に配設した遊技盤と、
    該遊技盤を臨むように装着された透明前面板を設けた前
    面枠と、該前面枠の下部に遊技球を保管する球受皿と、
    該球受皿の遊技球を順次遊技盤に発射操作する発射ハン
    ドルとで構成され、該発射ハンドルによって発射された
    遊技球が、遊技盤の入賞口に流入した場合に所定の賞球
    が払い出されるようにしたパチンコ遊技機にあって、 前記パチンコ遊技機の前面から生じた不正な外的要因を
    検知する不正検知装置と、該不正検知装置が不正な外的
    要因を検知した場合に、該パチンコ遊技機と主電源との
    電気的接続を切断する緊急切断装置とを備えてなること
    を特徴とするパチンコ遊技機の不正行為防止装置。
  2. 【請求項2】不正検知装置が、磁気を検知する磁気検知
    センサーで構成され、該磁気検知センサーが、遊技盤の
    裏面に設置され、透明前面板の前面から発せられた不正
    な磁気を検知し得るものであることを特徴とする請求項
    1に記載のパチンコ遊技機の不正行為防止装置。
  3. 【請求項3】不正検知装置が、電波を検知する電波検知
    センサーで構成され、該電波検知センサーが、遊技盤の
    背面に備えられたパチンコ遊技を制御する遊技制御装置
    と遊技盤との間に設置され、透明前面板の前面から発せ
    られた不正な電波を検知し得るものであることを特徴と
    する請求項1に記載のパチンコ遊技機の不正行為防止装
    置。
  4. 【請求項4】不正検知装置が、振動を検知する振動検知
    センサーで構成され、該振動検知センサーが、前面枠
    の、球受皿又は発射ハンドルの裏面に設置されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機の不正
    行為防止装置。
  5. 【請求項5】緊急切断装置が、主電源からパチンコ遊技
    機へ電力を供給する電力供給路に設けられた緊急切断用
    スイッチで構成され、不正検知装置が不正行為を検知し
    た場合には、該緊急切断用スイッチを作動させ、遊技機
    への電力供給を切断するようにしたことを特徴とする請
    求項1乃至請求項4のいずれかに記載のパチンコ遊技機
    の不正行為防止装置。
  6. 【請求項6】複数のパチンコ遊技機を集中管理する遊技
    機管理装置が設けられている場合にあって、不正検知装
    置は、不正行為を検知した場合に、該検知信号を前記遊
    技機管理装置に送信するようにしたことを特徴とする請
    求項1乃至請求項5のいずれかに記載のパチンコ遊技機
    の不正行為防止装置。
  7. 【請求項7】パチンコ遊技機と主電源との切断状態を回
    復する電源回復装置を備え、緊急切断装置により電源が
    切断された場合に、不正検知装置が不正な外的要因を検
    知していない状態で、該電源回復装置を操作することに
    より遊技機への電力供給が回復するようにしていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の
    パチンコ遊技機の不正行為防止装置。
  8. 【請求項8】電源回復装置が、パチンコ遊技機の背面に
    配設された電源回復スイッチで構成されている請求項7
    に記載のパチンコ遊技機の不正行為防止装置。
  9. 【請求項9】電源回復装置が、パチンコ遊技機と接続さ
    れて別の場所に設置され、管理されるものである請求項
    7に記載のパチンコ遊技機の不正行為防止装置。
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