JPH1085422A - 遊技店における集中管理装置 - Google Patents

遊技店における集中管理装置

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JPH1085422A
JPH1085422A JP35979096A JP35979096A JPH1085422A JP H1085422 A JPH1085422 A JP H1085422A JP 35979096 A JP35979096 A JP 35979096A JP 35979096 A JP35979096 A JP 35979096A JP H1085422 A JPH1085422 A JP H1085422A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】遊技店における集中管理装置の提供を目的とす
る。 【解決手段】遊技情報手段及び異常状態発生検知手段を
遊技機に設けて、各遊技機側からの各種の遊技関連情報
及び以上発生情報を管理装置のCPU110に送信する
に際し、これらの情報を先ず、島設備側に配置される各
遊技機ごとに対応して設けられた情報中継手段に供給し
て行わせる構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技店内の島設備に列
設された遊技機を含む複数の端末装置を集中的に管理す
るようにした遊技店における集中管理装置に関し、特
に、所要の異常状態の発生を検出する異常状態検知手段
を備えた各遊技機と集中管理装置とを伝送路にて接続す
る構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、島設備に列設された複数の遊技機
と該遊技機を含む複数の端末装置を集中的に管理する集
中管理装置とは、遊技機などの端末装置から夫々発生す
る各種の遊技情報を収集するために多数本の配線からな
る伝送路を介して接続されている。例えば、特開昭53
−91834号公報等でも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、各遊技機等と
集中管理装置とを接続する多数本の配線からなる伝送路
が、島設備の内部を通って直接に集中管理装置へ接続さ
れていたり、或いは各端末装置からの配線を共通の端末
制御部を介して接続されているだけであったため、新規
に島設備を設置した際の配線の敷設が各種の各端末装置
を島設備へ実際に設置してからでないと出来なかった
り、或は島設備内の配線が煩雑となり易く断線等を引き
起こす原因ともなっていた。又、共通の端末制御部を利
用すると誤接続を引き起こしたり、共通端末制御部の設
置場所が限定されてしまい遊技機側との接続作業が煩わ
しいという等の欠点がある。
【0004】更に、近年では遊技機を1000台以上も
設置する遊技店も少なくなく、従って島設備の構造規模
も年々大型になっていく傾向にあると共に、従来の直線
的な島設備構造に限定されることなく曲線的なもの或は
円形状のもの等複雑な島設備構造へとますます多様化し
ている現状では、各遊技機等と集中管理装置とを接続す
る多数本の配線からなる伝送路が、上記した従来方法で
は島設備の設置に於いて誤配線や断線を起こし易い。ま
た、配線処理が冗長で複雑化するといった不都合があっ
たり、島設備が設置された後に置ける伝送路の保守点検
に於いても複雑化した配線による点検作業が煩わしく手
間取ってしまう等の欠点があった。
【0005】更にまた、近年の遊技店にあっては、健全
な営業を行い遊技者に公平なサービスを施したいことか
ら各種のデータ収集を行い、遊技関連情報に限らず遊技
機等の所要異常状態の発生をも検出し、この異常発生情
報をも逐次に把握して対処したいという要望もある。そ
して、遊技機は定期的に新台と入れ替えられるものであ
るから、情報収集に関わる所要の処理回路は出来るだけ
島設備側に残しておく構成が経済的に合理的となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、 (請求項1)遊技店内の島設備に列設された遊技機を含
む複数の端末装置を集中的に管理するようにした遊技店
における集中管理装置において、上記遊技機側には、少
なくとも、遊技の展開に応じて発生する各種の遊技関連
情報を各々検出する所要の遊技情報検出手段(例えば、
磁気センサS0,始動入賞球センサS1<図5>及び一
般入賞球センサS1<図8>,打込球センサS2,補給
センサS3,急不足センサ4等)と、予め定められてい
る所定の遊技条件(例えば大当たり)が成立したことを
条件に、変動入賞装置(90)に対して規定された開放
制御を行う遊技制御回路(例えば変動制御回路95)
と、予め設定された所要の異常状態の発生を検出する異
常状態検知手段(例えばホール素子S0及び不正検出処
理回路57,開閉板センサ93及び不正検出処理回路5
7)と、上記遊技情報検出手段によって検出された各種
の遊技関連情報及び上記異常状態検知手段によって検出
された異常発生情報を上記集中管理装置側に送信し、且
つ該集中管理装置側から出力された所要制御指令を受信
する情報中継手段(例えば制御ユニット50Pl〜50
Pn)と、異常発生情報に基づく制御指令により、当該
遊技機での遊技を不能化する遊技不能化手段(例えば打
球発射装置10の駆動停止等)と、を具備し、上記集中
管理装置には、送信された上記遊技関連情報及び上記異
常発生情報をデータの種類毎に、且つ各々遊技機毎に記
憶する記憶手段(例えばメモリ120,受信回路83
等)と、送信された異常発生情報に基づいて、優先的に
警報報知する報知手段(例えば管理室用報知器160,
ディスプレイ150)と、上記記憶手段に記憶されてい
る異常発生情報及び該異常発生情報を検出した遊技機を
外部へ視覚的認識可能に表示する視覚的表示手段(例え
ばディスプレイ150,プリンタ)と、異常発生情報を
検出した上記遊技機の遊技不能化手段を制御指令に基づ
き作動して遊技の不能化を行う不能化指令手段(例えば
CPU110,送信回路84,遊技不能化キー1315
等)と、上記遊技不能化手段が作動して不能化制御中の
遊技機に対して、不能化制御を解除する不能化解除指令
手段(例えばCPU110,送信回路84,遊技不能解
除スイッチ1316等)と、を具備して、上記情報中継
手段を、各遊技機と集中管理装置とを接続する伝送路間
であって、上記島設備の上方部位に各遊技機に対応して
個別に配置せしめて構成し、該情報中継手段と遊技機と
は、接続自在な配線処理とすることを特徴とする遊技店
における集中管理装置。 (請求項2)上記情報中継手段には、上記異常状態検出
手段から出力される信号を処理する処理回路(例えば不
正検出回路57)を備え、該処理回路によって処理され
た信号が出力されるようにしたことを特徴とする請求項
1記載の遊技店における集中管理装置。
【0007】
【作用】
(請求項1)遊技に関わる遊技情報検出手段からの所要
遊技関連情報、または異常状態検知手段が所要異常状態
の発生を検出した際の異常発生情報を情報中継手段に夫
々送出し、この各種情報は情報中継手段から集中管理装
置へ送信される。集中管理装置では、記憶手段がこの送
信された遊技関連情報及び異常発生情報をデータの種類
毎に、且つ各々遊技機毎に記憶する。異常発生情報に基
づいて報知手段は優先的に警報報知し、視覚的表示手段
が異常発生情報及び該異常発生情報を検出した遊技機を
外部へ視覚的認識可能に表示する。従って、遊技店の係
員は、遊技関連情報が適宜に認識出来るばかりでなく、
視覚的表示手段により異常発生情報及び該異常発生した
遊技機を迅速に把握して認識出来る。そして、異常発生
した遊技機に対しては、制御指令を情報中継手段を介し
てその遊技機に遊技不能化手段を作動させて遊技の停止
を行い遊技店側の不利益を防止する。更には、適宜に、
不能化解除指示手段による制御指令を情報中継手段を介
してこの遊技機の遊技不能化手段の不能化制御を解除す
ることが出来る。情報中継手段は島設備の上方部位に各
遊技機に対応して個別に配置せしめて構成したので、島
設備が完成して各種遊技機が設置される以前に、まず集
中管理装置と情報中継手段との伝送路の配線敷設が可能
となり、多数台の遊技機を設置する場合や変則的な島設
備構成であっても、作業者が配線処理を整然と行えて配
線作業も容易となり断線を引き起こしたり誤配線をする
ことがなくなる。更に、情報中継手段と遊技機とは接続
自在な配線処理であるから、島設備に多数台の遊技機を
設置する場合であっても作業時間の短縮が図られ、しか
も誤接続をすることがなくなる。 (請求項2)情報中継手段に異常状態検知手段から出力
される信号を処理する処理回路を備え、該処理回路によ
って処理された信号が出力されるので、定期的に新台と
交換される遊技機側に処理回路を設けた場合に比べて、
高価な処理回路を無駄に廃棄することがなくなり経済的
であると共に遊技機のコストダウンにも寄与する。
【0008】
【実施例】以下本発明を、複数のパチンコ機を列設した
島設備を有する遊技店の一実施例に基づいて説明する。
図1及び図2は、遊技の展開に応じてその遊技状態を検
出する遊技情報検出手段の1例として遊技機に配設され
る不正行為を検出するための不正検出センサ(S0)
と、遊技機器の作動を制御する遊技機器制御手段の1例
として、不正行為があった場合に遊技を不能にする遊技
不能化手段とを有するパチンコ機2を示す。このパチン
コ機2は、遊技盤3の中央にルーレットゲーム装置4、
その上方に特定入賞口5、下方に入賞装置を有し、前面
枠6の下部に設けた操作ダイヤル7を少し廻すことによ
り、打球発射装置10の電気的発射駆動部(この実施例
ではモータ)11の電源が入って、発射杵12が間欠的
に揺動する。発射杵12の間欠揺動によって発射された
打球は、発射レール13A及びガイドレール13Bに案
内されながら、遊技盤3の遊技領域に入る。そして、特
定入賞口5に入賞すると、ルーレットゲーム装置4が作
動し始め、一定時間が経過するか、ストップ釦4Aを押
すとルーレットの回転が停止する。ルーレットゲーム装
置4が停止したときの数の組合せが予め定められた組合
せと合致すれば、入賞装置への入賞率が高くなる。発射
レール13Aには、打球供給装置20の働きにより、供
給皿8の球が1個づつ取り込まれる。従って、遊技機器
制御手段の1例としての上記遊技不能化手段は、打球発
射装置10の電気的発射駆動部11への給電を禁止する
装置、発射された打球が遊技盤3へ飛込むのを阻止する
装置、打球供給装置20による供給皿8からの球の取り
込みを禁止する装置等、によって構成することができ
る。
【0009】図3は、遊技機器制御手段の他の例であっ
て、これは、発射された打球が遊技盤3へ飛込むのを阻
止するため、ガイドレール13Bの球通路14内に突出
後退可能にピン15を設け、このピン15の突出後退を
電磁ソレノイド16と復帰バネ17とによって駆動する
よう構成した通路遮断装置とした例である。図中の符合
18はソレノイド16を遊技盤3に取付けるステー、1
9は前面ガラス板を示す。
【0010】図4も、遊技機器制御手段の他の例であっ
て、打球供給装置20による供給皿8からの球の取り込
みを禁止するよう構成した供給停止装置の例である。図
中の符合21は供給皿8の下端と連通している球取込
口、22はこの球取込口21の通路と直交する方向に直
線往復動可能な摺動板であり、摺動板22は球取込口2
1に対する閉鎖片23を有している。この摺動板22の
一端はベルクランク24の一端と係合しており、該ベル
クランクの他端には係合杆25が設けてある。係合杆2
5は上タンク31の球不足検出機構28に連結されたリ
ンクモーション機構(図示せず)と係脱自在に係合して
いる。上タンク31内の球が不足すると、リンクモーシ
ョン機構が動作し、球不足センサS4が作動するととも
に、係合杆25のリンクモーション機構との係合が外
れ、係合杆25が下り、ベルクランク24が左回転す
る。従って、摺動板22が右に移動され、摺動板22の
閉鎖片23が球取込口21を閉鎖して球の流入を遮断す
る。一方、この摺動板22の閉鎖移動を上タンク31内
の球の量に関係なく強制的に行なわせるため、ベルクラ
ンク24とは反対側に電磁ソレノイド26が設けてあ
る。
【0011】上記の摺動板22は、この電磁ソレノイド
26により、球取込口21の閉鎖位置に駆動され、復帰
バネ27によって開放位置に戻される。上記した通路遮
断装置や供給停止装置よりも更に単純明快な遊技不能化
手段は、打球発射装置10の電気的発射駆動部11への
給電を禁止することである。しかし、この場合には、図
3或いは図4の場合と異なり、打球発射装置10がこの
例の様に電気的発射駆動部(モータ)11を持つもので
あることが必要である。打球発射装置10としては、所
謂モータを駆動源として用いたタイプのものに限らず、
例えば、間欠的に往復回動するロータリーソレノイド等
を利用することができる。尚、図中の符合29は、遊技
者に特定の情報を伝達するため、機枠の前面パネルに設
けたスピーカである。
【0012】次に、遊技の展開に応じてその遊技状態を
検出する遊技情報検出手段の1例として遊技機に配設さ
れる不正行為を検出するための不正検出センサ(So)
について説明する。不当な賞球を得る不正行為の種類と
しては、外部磁石を用いる方法や、スパーク式ライタ
(電子ライタ、電池ライタ、電磁ライタ、ICライタ
等)で急峻な波形のノイズを発生させて、パチンコ機の
電気的制御回路を誤動作させる方法や、パチンコ機の大
型入賞装置の入賞口の開閉板をピアノ線等で引掛けて開
きっぱなしにする方法等が考えられる。従って、不正検
出センサは、これらの不正行為の種類に応じて、その具
体的手段を異にすることになる。この第1実施例では、
不正検出センサは磁気センサであるとして説明する。上
タンク31はパチンコ機2の裏機構板30の上部に設け
てあり、該上タンク31内の賞球は、誘導路32を経て
賞球排出装置33の構成要素である球ザヤケース34に
導かれ、該ケース34及び誘導路32を満している。
【0013】他方、入賞球は、遊技盤3の裏面に設けた
集合樋41の底面を形成する傾斜した案内棚上を転動し
ながら流下し、入賞球処理装置42に入る。入賞球処理
装置42は案内棚の下端に傾動可能に配設されており、
案内棚上を流下する入賞球を1個宛、賞球排出駆動部4
0に送球する。賞球排出駆動部40は、入賞球1個の自
重によって傾動するクランクレバー39を有し、該クラ
ンクレバー39の後端は、連動杆38を介して前記球ザ
ヤケース34と連結されている。この結果、球ザヤケー
ス34は入賞球1個毎に傾動して、所定数の賞球を導出
路35のダンパー35A上に落下させる。この導出路3
5を流下する賞球は、賞球ベル36に衝突してこれを鳴
らせた後、排出口37を経て、パチンコ機2前面の供給
皿8に排出される。パチンコ機2の裏側の集合樋41の
背面または遊技盤3の裏面側には、各入賞チャッカーに
対応する位置に、外部磁石43による不正行為を検出す
るための不正検出センサとしての磁気センサS0が設け
てある。尚、磁気センサとしては、ホール素子、所謂S
MD(商品名)、磁気抵抗素子等の半導体感磁性素子
や、リードスイッチ等を用いることができる。この実施
例ではホール素子である。
【0014】図5は遊技情報検出手段の1例として不正
検出センサとして機能する磁気センサS0を集合樋41
の背面に取付けた例を示す。この磁気センサS0の取付
け位置は、外部磁石43を前面ガラス19の外側から入
賞チャッカーとしての特定入賞口5付近に近づけたと
き、その磁力に感知し得るような位置、即ち特定入賞口
5のすぐ上側にある。図中の符合44は遊技盤3に設け
た入賞球誘導穴、45は入賞球を集合樋41内に導く誘
導枠、S1はこの誘導枠45内に設けた今一つの遊技情
報検出手段としての入賞球センサであり、入賞球はセン
サS1の押圧片を押して下方に落下する。集合樋41は
合成樹脂からできており、当該集合樋41の背面と前面
ガラス板19との間隔は、通常、約65mmほど離れて
いる。しかし、この例では、磁気センサS0として、半
導体の電流磁気効果現象を用いた比較的感度の高いホー
ル素子を用いているので、リードスイッチの場合のよう
に遊技盤3の前側に設けなくとも、外部磁石43の存在
を感知することができる。尚、磁気センサS0を特定入
賞口5に対して設けたのは、球1個の入賞の価値が、ル
ーレットゲーム装置4を作動させるチャッカーとしての
特定入賞口5とそうでない他の普通の入賞口とでは、前
者の方がはるかに遊技価値が大きいためであり、必要に
応じ他の入賞口に設けることもできる。
【0015】図6に於て、各遊技機からの遊技情報に基
づいて複数の遊技機を管理する集中管理装置を説明す
る。図中の符合1は複数のパチンコ機2Pl〜2Pnか
ら成るパチンコ遊技店の島設備を示したものであり、図
の左側に示す制御用コンピュータシステムが集中管理を
行なっている。この制御用コンピュータシステムは、C
PU110、メモリ120、キーボード130、プリン
タ140、ディスプレー150、管理室内の報知器16
0を備え、システムバス170を介して、データ処理を
行っている。システムバス170には、情報伝送回線2
10及び端末指定回線220によって各パチンコ機2P
l〜2Pnと接続された伝送制御装置300が接続さ
れ、この伝送制御装置300を介して、コンピュータシ
ステムは、各パチンコ機2Pl〜2Pnからの情報の収
集と、パチンコ機2Pl〜2Pnに対する制御を行なっ
ている。
【0016】図7は、キーボード130のパネル面を例
示したものである。このキーボード130には、業務ス
イッチ131、開店時に各台へ所定球数の補給指示をな
すのに使用する一斉補給スイッチ132、一斉補給を実
行する開店キー133、閉店時に補給を停止し球有り台
のリストを表示させる閉店キー134、全台或いは任意
台からの呼出しや合計等の項目を表示させる際に使用す
る項目表示キー135、入力をクリアするためのクリア
ーキー136、0〜9の数値を入力するためのテンキー
137、テンキーで入力した台番号のパチンコ機を開放
するための打止開放キー138、テンキーで入力した台
の打止確認のための打止確認キー139、テンキーで入
力した台の強制打止のための強制打止キー1311、テ
ンキーで入力した台に個別に球を追加するための個別補
給キー1312、打止台を個別に或いは連続的に呼出す
際に使用する打止台表示キー1313等が配設してあ
る。更に、このキーボード130には、不正検出時に作
動する管理室内の報知器160を停止させるための報知
器ストップキー1314と、テンキーで入力した台を個
別に遊技不能にするための遊技不能化キー1315と、
遊技不能になった台を解除するための遊技不能解除キー
1316とを有する。
【0017】図6に於て、伝送制御装置300を説明す
る。この伝送制御装置300は、CPU110から発生
されるアドレスと同様の循環するアドレス(パチンコ機
2Pl〜2Pn分の循環するアドレス)を作成するアド
レス発生回路80と、該発生回路からのアドレスに基づ
いて循環的に島設備1側の各パチンコ機選択信号ライン
65Pl〜65Pn(図9)を選択するスキャナ即ち端
末指定回路81と、島設備1側のデータ伝送ライン60
及び制御信号ライン61、62(図9)に対する電気的
接続をなすインターフェイス82と、同インターフェイ
ス82を通して得られるパチンコ機からの受信データ
(入賞球、打込球、補給、球不足、不正検出等の有無)
をデータの種類毎に且つ各パチンコ機毎に収集蓄積する
受信回路83と、パチンコ機への制御指令(補給指令、
強制遊技不能化指令の等)をその種類毎且つ各パチンコ
機毎に指令する送信回路84と、送受信回路のアドレス
入力をCPU110又はアドレス発生回路80に二者択
一的に選択するアドレス選択回路85と、このアドレス
選択タイミング及びデータ送受信タイミングを1つのア
ドレス指定時間内で制御するタイミング制御回路86と
を有する。
【0018】受信回路83及び送信回路84は、各パチ
ンコ機台に対応してアドレス付けられたメモリを情報の
種類ごとにそれぞれ内臓しており、これらのメモリ群を
介して各パチンコ機台とコンピュータシステムとの間で
情報の送受信を行なう。伝送制御装置300が受信収集
する遊技情報としては、各パチンコ機2Pl〜2Pn毎
の入賞球数、打込球数、補給球数、球不足発生情報等の
他に、各遊技機に配設されている不正検出センサからの
出力信号としての不正発生情報等があり、送信する指令
としては強制遊技不能化指令や補給指令がある。
【0019】CPU110は、伝送制御装置300が受
信するこれらの情報やキーボード130から入力された
情報に基づいて、ディスプレー(CRT)150に不正
行為台、打止台、追加補給完了台、打止開放台等の台番
号等の必要な情報を表示させたり、プリンタ140に売
上集計等のハードコピーを作成させたりするとともに、
該当する台番号のパチンコ機に対する強制遊技不能化指
令や補給指令の制御をなす。
【0020】以下、受信時の動作の概要を説明する。先
ず、アドレス発生回路80は各パチンコ機毎のアドレス
をサイクリックに発生し、端末指定回路81はこのアド
レスに従って、選択信号を各パチンコ機台に順次供給す
る。そして、選択されたパチンコ機の遊技情報検出手段
からの各種遊技情報(入賞球数、打込球数、補給球数、
球不足発生、磁気検出等)は、情報伝送回線210を介
して受信回路83内のメモリ群の各々に加えられる。こ
の時、これらのメモリ群には、アドレス発生回路80か
らアドレス選択回路85を経由して、上記のパチンコ機
を選択したのと同一のアドレスが加えられており、指定
された番地に記憶される。従って、各パチンコ機に於て
検出された遊技情報は各パチンコ機毎及び各情報毎に受
信回路83内のメモリに記憶される。このようにして記
憶された遊技情報は、タイミング制御回路86によって
指定されたタイミングで、コンピュータシステム側のシ
ステムバス170に出力されて、CPU110に与えら
れる。
【0021】CPU110は、磁気検出があった場合
は、特に、集中管理室の報知器160のI/Oポートを
指定して、該報知器160を作動させる。この報知器1
60は、キーボードの報知器ストップキー1314が押
される迄鳴り続ける。次に、制御指令送信時の動作の概
要を説明する。CPU110は、アドレス情報を含むデ
ータをアドレス選択回路85に与え、このデータはタイ
ミング制御回路86によって指定されたタイミングで送
信回路84に与えられる。このCPU110から与えら
れるデータには、アドレス情報と制御命令が含まれてお
り、従って、制御命令はその送信先であるパチンコ機2
Pl〜2Pnに対して割り当てられたメモリ領域に記憶
される。
【0022】そして次に、タイミング制御回路86の制
御により、アドレス選択回路85がアドレス発生回路8
0の発生したアドレスを選択した時に、上記メモリに記
憶された制御命令は読出され、情報伝送回線210を介
して、所定のパチンコ機に与えられる。従って、例え
ば、或るパチンコ機の遊技情報検出手段の1例として不
正検出センサとして機能する磁気センサが磁気、即ち不
正行為を検出した場合、CPU110は遊技不能化命令
を送信回路84のメモリの所定アドレスに記憶せしめ、
端末指定回路81が不正行為のあった当該パチンコ機を
指定しているときに、この遊技不能化指令を、情報伝送
回線210に送出せしめる。
【0023】遊技不能化指令が送出されると、該当する
台番号のパチンコ機の遊技機器制御手段、本例の場合
は、遊技不能化手段(発射駆動部作動禁止回路、電磁ソ
レノイド16、26等)が作動し、遊技不能化手段は、
キーボード130の遊技不能解除キー1316が押され
る迄、作動しつづける。又、この場合、ディスプレイ1
50には、不正行為があったこと及びその不正行為台の
台番号とが優先的に表示される。任意の特定パチンコ機
台を遊技不能状態にしたい場合には、テンキー135に
より台番号を指定して遊技不能化キー1315を押す。
【0024】次に、図8乃至図11を用いて更に詳細に
説明する。先ず、遊技機毎に対応して接続自在に配設さ
れる制御ユニットについて説明する。制御ユニット(5
0Pl〜50Pn)は、遊技機の遊技情報検出手段から
の情報を受信して集中管理装置に送信すると共に集中管
理装置からの指令を受信して遊技機の遊技機器制御手段
に送信するものである。このような制御ユニットをパチ
ンコ機と管理装置との間に接続自在に介在させると、冗
長になりがちな配線を合理的に集約でき、それだけ、電
波等のノイズを拾う余地を小さくすることができる。
又、この実施例では制御ユニット50Pl〜50Pn
は、図8に示すように、遊技機から引き離すように分離
しつつも、当該遊技機から無用に遠くなり過ぎないよう
に遊技機上方の島設備1側に設けてある。このように島
設備1の側に各パチンコ機用の制御ユニット50Pl〜
50Pnを配設することは、パチンコ機の入換えに際
し、制御ユニット50Pl〜50Pnをそのまま残すこ
とができ、取替えないで済むから、コスト削減の利点が
ある。又、当該遊技機から遠くなり過ぎない位置に分離
するのは、遊技機と制御ユニットとの間の配線長を短く
して線がノイズを拾い難くするためでもある。尚、図中
の符合49は、各パチンコ機毎にやはり島設備1の側に
設けた補給装置であり、補給樋47から補給シュート4
8を通して送られて来る球を、補給指令に基づき計数し
ながら所定量だけパチンコ機の上タンク31に補給す
る。この補給装置49には、該補給装置から上タンク3
1へ補給される球数を計数するための補給センサS3が
設けてある。このパチンコ機には、遊技情報検出手段の
1例として上記のような不正検出センサとして機能する
磁気センサS0の他にも、入賞球センサS1、補給セン
サS3、球不足センサS4や、球受箱46から落下する
打込球を検出する打込球センサS2等が設けてある。各
制御ユニット(50Pl〜Pn)には、操作ダイヤル7
のタッチ接触子51、打球発射装置の発射駆動部(以下
単に「モータ」という)11、磁気センサS0、入賞球
センサS1、打込球センサS2、補給センサS3、球不
足センサS4が接続されている。
【0025】図9に於て、図示の制御ユニット50Pl
は、モータ制御回路や、遊技機に配設された不正検出セ
ンサより出力される信号を処理する回路としての不正検
出処理回路57や、補給制御回路等を有している。モー
タ制御回路は、モータ11の電源をスイッチングするモ
ータ制御リレー回路54と、タッチ接触子51に遊技者
が手を触れたときモータ制御リレー回路54をオンせし
めるタッチ回路52と、このタッチ回路52によるリレ
ー回路54の制御を禁止するための信号選択回路53
と、この信号選択回路53の禁止状態を所定時間持続さ
せるためのタイマ回路56と、該タイマ回路56を伝送
系と結合するためのフォトカプラ55とを含む。又、補
給制御回路は、補給装置49を作動させるタイマ回路5
9や、該タイマ回路59を伝送系と結合するためのフォ
トカプラ58を有している。再び図9に於て、島設備1
に於る各パチンコ機Pl〜2Pnに共通の情報伝送回線
210は、数本のデータ伝送ライン60と、1本の強制
遊技不能化ライン61と、1本の補給用制御信号ライン
62と、1本の電源ライン63(24V)と、1本の回
帰ライン64とを含む。又、端末指定回線220は、各
パチンコ機Pl〜2Pnを個別に選択するための選択信
号ライン65Pl〜65Pnから成る。本例では、セン
サはS0〜S4の5個であるから、データ伝送ライン6
0の数も5本であり、各パチンコ機に対し共通のライン
60〜63は合計8本である。従って、データバスを配
設するシステムよりもライン数が少なく、且つ普通の電
線を用いている点に特徴がある。
【0026】データ伝送ライン60には、各センサS0
〜S4の一端が各制御ユニット毎に1対1で接続してあ
り、これらのセンサの他端は、共通母線66により共通
にして、選択信号ライン65Pl〜65Pnの1つに接
続してある。制御信号ライン61、62と共通母線66
との間には、それぞれフォトカプラ55、58の発光ダ
イオードが接続してある。フォトカプラ55、58のフ
ォトトランジスタは、それぞれタイマ回路56、59の
トリガ入力端子に接続してある。
【0027】図10は、上記不正検出処理回路57及び
モータ制御回路の詳細を示したブロック図である。モー
タ制御回路について説明すれば、操作ダイヤル7のタッ
チ接触子51に遊技者が触れると、タッチ回路52がこ
れに感応してモータ作動信号を発生する。タッチドライ
バーを通してモータ制御リレー54が付勢され、その接
点54′がオンする。これにより、打球発射装置10の
モータ11が始動する。尚、図に破線で示すように、タ
ッチスイッチ回路の代りに、操作ダイヤル7を回転変位
させたときオンする操作スイッチ52′を用いることも
できる。図中の符合67はモータ制御回路のための定電
圧回路である。
【0028】タッチドライバーとモータ制御リレー54
との間に挿入されている信号選択回路53は、不正検出
処理回路57によって磁石等による不正行為が検出さ
れ、ライン61に集中管理コンピュータから遊技不能化
指令が与えられたとき、禁止動作即ちタッチ回路52又
は操作スイッチ52′からのモータ作動信号がモータ制
御リレー54に加わるのを禁止し、打球発射装置10の
モータ11が作動しないようにする。この信号選択回路
53は、例えばインバータとアンドゲートを利用して、
或いはスイッチング素子で構成できる。遊技機器制御手
段としての遊技不能化手段が電磁ソレノイド16、26
(図3、図4)である場合には、モータ制御リレー54
とは別に、遊技不能化手段専用の制御リレー回路を設
け、これをタイマ56がセットされている間、付勢する
ように構成すればよい。
【0029】次に、図10に於いて、遊技機に設けられ
た不正検出センサからの信号を適宜処理する回路である
不正検出処理回路57について説明する。図中の符合6
8はプラス定電圧回路、69はマイナス定電圧回路、7
0は磁気センサ(ホール素子)S0に対するオフセット
調整回路である。オフセット調整回路70は、プラス、
マイナス両定電圧回路68、69からの電圧に基づい
て、ホール素子S0の不平衡電圧を補償する基準電圧を
作り出している。符合71は遊技機に設けられた不正検
出センサとしてのホール素子S0からの出力を増幅する
増幅器であり、増幅率調整手段72を有する。符合7
3、74は、増幅器71から得られるホール電圧VH
を、それぞれ極性が互いに反対の所定の基準電圧VA、
VBと比較するコンパレーターであり、符合75、76
はこの基準電圧VA、VBを与えるための基準電圧源で
ある。このように2つのコンパレーターを設けたのは、
ホール素子は、その出力電圧が磁界に対していわゆる一
次関数的変化を示す素子であって、磁極判別能力を持つ
ためである。
【0030】この実施例では、増幅器71の出力は第1
コンパレーター73の反転入力端子と、第2コンパレー
ター74の非反転入力端子とに入力してあり、第1コン
パレーター73の基準電圧VAをプラス、第2コンパレ
ーター74の基準電圧VBをマイナスとし、かつ、両者
の大きさを同じにしてある。第1コンパレーター73及
び第2コンパレーター74の出力端子は共通に接続して
あり、この出力端子は、出力ドライバー77を介して伝
送ライン60の1つに接続されている。今、図5に示す
ように、外部磁石43のN極を前面ガラス板19に近づ
ける不正行為が行われると、外部磁石43の磁力がホー
ル素子S0に作用し、その作用する磁力の大きさに依存
した大きさのホール電圧が不正が行われた事を検出する
信号として、外部磁石43の極性に応じた極性で、ホー
ル素子S0から発生、即ち出力される。ここでは、外部
磁石43のN極を近づけたことによりプラスのホール電
圧が発生されるものとする。
【0031】このプラスのホール電圧は、増幅器71を
通して出力VHとして取り出され、第1コンパレーター
73の反転入力、第2両コンパレーター74の非反転入
力となる。第1コンパレーター73に於る比較基準電圧
VAはプラス、第2コンパレーター74に於る比較基準
電圧VBはマイナスである。従って、増幅器71を通し
て得られるホール電圧VHのレベルが基準電圧VAを越
えたとき、第1コンパレーター73から負の比較一致信
号が発生される。これにより、ドライバー77を介して
伝送ライン60に不正検出信号が発生する。次に、外部
磁石43のS極を前面ガラス19に近づけた場合は、ホ
ール素子S0から発生されるホール電圧の極性がN極の
ときと逆転し、マイナスの極性となる。従って、増幅器
71を通して得られるホール電圧VHのレベルがマイナ
スの基準電圧VBを越えたとき、第2コンパレーター7
4から負の比較一致信号が発生される。これ以後の動作
は、第1コンパレーター73から負の比較一致信号が発
生された場合と同じである。結局、外部磁石43のN
極、S極のいずれを前面ガラス19に近づけた場合で
も、コンピュータにより直ちにその不正行為が検知さ
れ、集中管理室からの指令制御に基づいて、打球発射装
置10の駆動モータ11が停止されることになる。
【0032】図11は、伝送制御装置300の具体例で
ある。アドレス発生回路80(図6)は、電源投入時か
ら或る周波数で常時発振している発振器(OC)801
と、該発振器の出力を分周するためのリングカウンタ8
02と、該カウンタの最上位桁出力により歩進されたア
ドレスカウンタとして機能するリングカウンタ803と
から成る。スキャナ即ち、端末指定回路(図6)81
は、アドレスバスAD1によりアドレスカウンタ803
に接続されたデコーダ810と、該デコーダ810の出
力端子“0”〜“N”と選択信号ライン用端子との間に
設けた掃引ドライバ811(DRl〜DRn)と、CP
U110がデータを送受信回路83、84(図6)に書
き込んでいる間パチンコ機の選択を禁止するためのOR
ゲート812とから成る。
【0033】インターフェイス(図6)82は、受信デ
ータを一時的に記憶するラッチ回路820と、該ラッチ
回路820の入力端子とライン60(S0〜S4)の端
子との間に設けたフォトカプラ821と、送信回路84
の為のドライバから成る。受信回路83(図6)は、受
信データの積算とその積算値の更新を行なうように構成
したものと、一種のデータフラグとして機能するものと
を含む。前者として、入賞球受信回路831、打込球受
信回路832、補給数受信回路833を有しており、後
者として球不足受信回路834及び不正検出受信回路8
35を有している。
【0034】積算形受信回路831〜833は、各パチ
ンコ機毎のデータ記憶領域を有するデータ専用のメモリ
(RAM)Mと、受信データを積算するためのプリセッ
トカウンタPCと、メモリMをシステムバス170に接
続するためのバッファゲートBと、そしてプリセットカ
ウンタPCを受信データに基づき所定のタイミングで歩
進させたり、その積算値をメモリMの所定領域に移し或
いはメモリMの内容をプリセットカウンタPC及びシス
テムバス170に移すためのメモリ制御回路MCとで構
成してある。
【0035】メモリ制御回路MCは、例えば、パチンコ
機毎の1ビットの記憶領域を有するメモリ(RAM)
と、該メモリのQ出力端子に接続したインバータと、そ
して該インバータの出力、インターフェイス82からの
データラッチ出力及びタイミング制御回路86からのカ
ウントクロックを3入力とするANDゲートとを有す
る。一方、非積算形の受信回路834、835は、当該
データ専用のメモリMと、バッファゲートBと、メモリ
制御回路MCとから成り、プリセットカウンタは存在し
ない。
【0036】次に、送信回路84(図6)は、遊技不能
化指令回路841と、補給指令回路842とを有する。
両回路841、842は、それぞれ当該データ専用のメ
モリMと、メモリ制御回路MCと、指令用のフリップフ
ロップFF1、FF2と、該フリップフロップFF1、
FF2とメモリMとの間に設けた指令タイミング調整用
のANDゲートG1、G2とから成る。送受信回路8
3、84(図6)の各メモリMは、それぞれ、各パチン
コ機毎のデータ記憶領域を有し、そのアドレスはCPU
110及びアドレス発生回路80(図6)で作られるア
ドレスに対応がつくようにしてある。アドレス選択回路
85(図6)は、アドレスカウンタ803のアドレスを
送受信回路83、84のデータバスAD2に与えるため
のバッファゲート851と、CPU110からのアドレ
ス及びデータを記憶するラッチ回路852と、該ラッチ
回路852に記憶されたアドレス及びデータを送受信回
路83、84のアドレスバスAD2に与えるためのバッ
ファゲート853とから成る。
【0037】タイミング制御回路86(図6)は、分周
カウンタ802の計数値を解読して出力端子“0”〜
“7”の一つに出力(タイミング信号)を生ずるデコー
ダ861と、該デコーダの“3”、“4”、“5”、
“6”番を4入力とするORゲート862とから成る。
デコーダ861の出力は、アドレスカウンタ803が1
歩進される間に、“0”〜“7”番まで1巡する。デコ
ーダ861の“0”番の出力は、ラッチ回路820及び
積算形受信回路のメモリMに対するロード信号として並
びにフリップフロップFFのリセット信号として働く。
“1”番の出力は、積算形受信回路のプリセットカウン
タPCに対するカウントクロックとして働く。“2”番
の出力は、積算形受信回路のメモリMに対するライト信
号として働く。“3”番〜“6”番の出力即ちORゲー
ト862の出力は、アドレス選択回路85のバッファゲ
ート切換用の信号として働く。“7”番の出力は、非積
算形受信回路のメモリMの内容を送信する条件信号とし
て働く。
【0038】(1)データ収集時の動作 先ず発振器(OC)801は電源投入時から常時発振し
ており、その出力によりカウンタ802は歩進される。
このカウンタ802の計数値はデコーダ861に加えら
れ、このデコーダ861はこの計数値を解読して各種タ
イミング制御信号を出力するとともに、カウンタ802
の最上位桁出力はアドレスカウンタ803に加えられ、
同カウンタ803を歩進させる。従って、アドレスカウ
ンタ803が1歩進される間に、デコーダ861が出力
する“0”から“7”の8種類のタイミング制御信号は
1巡することになる。そして、デコーダ861の出力が
1巡する間に1台のパチンコ機に対するデータの送受信
が行なわれ、アドレスカウンタ803が1歩進される毎
に、データの送受信先となるパチンコ機の台番号が更新
される。詳述すれば、カウンタ803の計数値はスキャ
ナ即ち、端末指定回路81のデコーダ810に加えられ
ており、例えば、アドレスカウンタ803の計数値が0
である時はデコーダ810の0番出力がHレベルにな
り、掃引ドライバ811のDR1が導通し、第0番台
(パチンコ機2Pl)が選択される。従って、若しこの
時、パチンコ機2Pl内の入賞球センサS1がオンして
いれば、電源Va、入賞球センサS1、掃引ドライバD
R1という経路で電流が流れ、インターフェイス82の
フォトカプラP1はオンする。
【0039】そして、タイミング制御回路のデコーダ8
61の0番出力(ロード信号)がHレベルの時に、イン
ターフェイスのラッチ回路820の入賞球センサS1用
の記憶個所に入賞球の検出が記憶され、そのラッチ出力
力用レベルになる。又、このロード信号がHレベルの時
はORゲート862の出力は当然Lレベルであるので、
バッファゲート851が能動化されており、アドレスカ
ウンタ803が発生したアドレス(0番台を示してい
る)はバッファゲート851、アドレスバスAD2を介
して入賞球受信回路831のメモリMCに与えられる。
メモリ制御回路MCは、このアドレスをそのまま入賞球
メモリMに与えるので、入賞球メモリMの0番台に割り
当てられた記憶エリアの記憶内容が、メモリMの出力端
子QからプリセットカウンタPCに加えられる。尚、こ
の時、入賞球メモリMの記憶内容は前のサイクルまでの
0番台の入賞球数が積算されている。そしてこの時ロー
ド信号はHレベルであるので、メモリ制御回路MCはこ
のロード信号(Hレベル)をそのままプリセットイネー
ブル信号としてプリセットカウンタPCに与え、プリセ
ットカウンタPCには前のサイクルまでの0番台の入賞
球数の積算値がデータバスDB1を通してプリセットさ
れる。
【0040】次に、分周カウンタ802が1歩進され
て、タイミング制御回路86のデコーダ861のロード
信号が立ち下ると、これと同時にデコーダ861の1番
出力、即ち、カウントクロックが立ち上り、このカウン
タクロックはメモリ制御回路MC内の3入力ANDゲー
トに加えられる。この時メモリ制御回路MC内のメモリ
は、アドレスカウンタ803からのアドレスにより0番
台の記憶領域が指定されている。メモリ制御回路MC内
の3入力ANDゲートの働きにより、メモリ制御回路M
Cは、インターフェイス82のラッチ回路820の対応
するラッチ出力D1が、Hレベルであると、プリセット
カウンタPCにカウントアップクロックを加えてプリセ
ットカウンタPCを1カウントアップさせる。次に、分
周カウンタ802が1歩進されて、デコーダ861のカ
ウントクロックが立ち下ると、これと同時にデコーダ8
61の2番出力(ライト信号)がメモリ制御回路MCに
加えられ、このライト信号はメモリ制御回路MCを通し
て入賞球メモリMに加わる。
【0041】そしてこの時、プリセットカウンタPCの
内容は前のサイクルよりも1カウントアップされている
ので、入賞球メモリMの第0番台に割り当てられた記憶
領域には、前のサイクルよりも1カウントアップされた
入賞球数が、データバスDB2を通して記憶される。
尚、この時、ラッチ回路820が入賞球検出信号の発生
を記憶していなければ、入賞球メモリMの記憶内容は前
のサイクルと同一である。続いて、デコーダ861の2
番出力が立ち下ると、その後デコーダ861の3番出力
・4番出力・5番出力・6番出力が順次立ち上り、その
間ORゲート862の出力はHレベルになる。従って、
その間バッファゲート851は閉じ、又、バッファゲー
ト853が能動化される。
【0042】一方、CPU110は、システムバス17
0に、データの一部として、パチンコ機を指定するため
のアドレスを周期的に出力しており、このアドレスはア
ドレス選択回路85(図6)のラッチ回路852に記憶
されている。そして、タイミング制御回路86(図6)
のORゲート862の出力がHレベルになると、このラ
ッチ回路852に記憶されていたアドレスはバッファゲ
ート853を経由してメモリ制御回路MCに与えられ、
メモリ制御回路MCはこれを入賞球メモリMに読出しア
ドレスとして与える。従って、入賞球メモリMの0番地
から(CPU110が指定するアドレスとアドレスカウ
ンタ803が指定するアドレスは必ずしも一致する必要
はないが、仮にCPU110が0番地を指定しているも
のとすれば、入賞球メモリMの0番地から)第0番台の
積算入賞球数がデータバスDB1に読出され、この情報
はバッファゲートBを介してシステムバス170に乗せ
られ、プロッセッサに取り込まれる。各パチンコ機2P
l〜2Pn(図6)の打込球数や補給球数についてのデ
ータ即ち遊技情報の収集動作も上記の入賞球数について
のデータ収集の場合と同じである。
【0043】次に、非積算形受信回路の動作を、不正検
出受信回路835を例にして説明する。不正検出回路5
7からの信号は、球不足の情報と同じく、各パチンコ機
2Pl〜2Pn(図6)の状態を表すステータス情報で
あり、入賞球数のような積算データではないので、デー
タを積算するためのプリセットカウンタは備えておら
ず、メモリMは各パチンコ機2Pl〜2Pnと対応した
ステータスフラッグとして機能している。パチンコ機2
Pl〜2Pnの選択は入賞球の収集時と同様にスキャナ
即ち、端末指定回路81で行なわれる。このスキャナ即
ち、端末指定回路81のデコーダ810によって、例え
ば0番台(パチンコ機2Pl)が選択された時に回路5
7から不正検出信号が発生されていると、タイミング制
御回路86のデコーダ861がロード信号を立ち上げる
タイミングで、不正検出信号はインターフェイスのラッ
チ回路820に記憶され、ラッチ回路820の対応する
出力がHレベルになり、メモリ制御回路MCに加えられ
る。
【0044】この時、メモリ制御回路MCにバッファゲ
ート851から0番台(パチンコ機2Pl)のアドレス
が与えられており、メモリ制御回路MCは0番台のアド
レスを、読出しアドレスとして、メモリMに与える。続
いて、デコーダ861がその2番出力、即ち、ライト信
号を立ち上げたタイミングでメモリ制御回路MCは、メ
モリMに対して書込み制御信号を加えるとともに、ラッ
チ回路820の対応する出力D5を1ビットのデータ入
力として加える。従って、0番台が不正検出をしていれ
ば、メモリMの0番台に対応する番地の内容がHレベル
になる。続いて、デコーダ861の2番出力が立ち下が
ると、その後デコーダ861の3番出力・4番出力・5
番出力・6番出力が順次立ち上がり、ORゲート862
の出力がその間Hレベルになる。従って、その間バッフ
ァゲート851は閉じ、バッファゲート853は能動化
される。バッファゲート853が能動化されている間
に、CPU110は、システムバス170・ラッチ回路
852・アドレスバスAD2を介して、メモリ制御回路
MCに読出しアドレスを与え、メモリMの内容をバッフ
ァゲートBを介して読出す。CPU110は、1番台に
ついて不正行為を検出すると、管理室の報知器160を
作動させ、その旨を伝える。
【0045】(2)パチンコ機への制御指令動作 CPU110は、いずれかのパチンコ機についての不正
行為又は球不足(遊技情報)を検出すると、そのパチン
コ機の適当な遊技機器制御手段に対して遊技不能化指令
又は補給指令を発する。以下、遊技不能化指令を発する
場合について説明する。先づ、CPU110は或るパチ
ンコ機の遊技情報検出手段から制御ユニット50Pl〜
50Pn(図8)を介して不正行為情報が送信される
と、システムバス170を介して遊技不能化信号と不正
行為のあったパチンコ機の台番号を示す情報を、アドレ
ス選択回路80のラッチ回路852に与える。そして、
これらの情報は、タイミング制御回路86のデコーダ8
61によってバッファゲート853が能動化されている
時にアドレスバスAD2を介して、メモリ制御回路MC
に加えられる。
【0046】その結果、メモリ制御回路MCはメモリM
に、不正行為の生じているパチンコ機の台番号を、書込
みアドレスとして与え、データ出力をHレベルにすると
ともに、書込み制御信号を加える。その結果、メモリM
の指定された番地はHレベルになり、対応するパチンコ
機に遊技不能化指令を与えるべき旨が記憶される。具体
的には、例えば、0番台に遊技不能化指令を与える時は
メモリMの0番地がHレベルになる。そして、アドレス
カウンタ803によって0番台のアドレスが指定される
と、デコーダ861がロード信号を出力するタイミング
で、ANDゲートG1の出力が立ち上がり、フリップフ
ロップFF1はセットされる。これにより、トランジス
タ822がオンし、ライン61が電源に接続される、即
ち、遊技不能化信号がライン61に発生する。この時ス
キャナ即ち、端末指定回路81のデコーダ810によっ
て、0番台が選択されているので、フォトカプラ55の
発光ダイオードが発光し、タイマ回路56がセットされ
る(図9)。そして、デコーダ861が7番出力を立ち
上げたタイミングで、フリップフロップFF1はリセッ
トされる。
【0047】しかし、タイマ回路56のタイマ時間は少
なくともスキャナ即ち、端末指定回路81の1巡に要す
る時間幅を持つように予め設定されている。従って、キ
ーボード130の遊技不能解除スイッチ1316が押さ
れて、メモリM内の0番台(2Pl)の遊技不能化命令
がクリアされない限り、タイマ回路56は、スキャナ即
ち、端末指定回路81が1巡する毎に再セットされ、そ
のタイマ時間の更新がなされる。即ち、0番台(2P
l)の制御ユニット50P1内の信号選択回路53(図
9)は、このタイマ回路56の出力により持続的に禁止
動作状態におかれ、モータ制御リレー55への給電を阻
止する(図9)。れにより、当該パチンコ機の打球発射
装置10が停止し、遊技不能となる。球不足検知の場合
には、同様にしてフォトカプラ58(図9)の発光ダイ
オードが発光し、タイマ回路59で設定された時間幅だ
けトランジスタ60にベース電流が流れ、補給装置49
の補給電磁石がその間作動し、0番台には所定数のパチ
ンコ球が補給される。そして、デコーダ861が7番出
力を立ち上げたタイミングで、フリップフロップFF1
はリセットされる。尚、ORゲート812は、CPU1
10が制御指令を書き込んでいる時に、スキャナ即ち、
端末指定回路81のデコーダ810がパチンコ機を選択
することを防止するためのものであり、スキャナ81の
デコーダ810はORゲート812の出力がLレベルの
時にイネーブルされる。
【0048】図9において、スイッチSW1及びSW2
は、コンピュータシステムが故障した場合でも、各パチ
ンコ機への補給動作、強制的な遊技不能化だけはできる
ようにするための手動スイッチである。上記実施例で
は、不正行為がありパチンコ機台が遊技不能にされた場
合、コンピュータからの解除指令により当該パチンコ機
台の遊技不能化を解除したが、コンピュータからの指令
によらず、直接店員の手動操作によって遊技不能化解除
ができるように、遊技不能化手段内に解除スイッチを設
けることができる。又、上記実施例では、遊技不能化手
段を適当な期間作動させ続けるため、フォトカプラ55
を介して遊技不能化指令を受てから一定時間持続するタ
イマ回路56(図9)を使用したが、他の任意の回路手
段を用いることも出来る。
【0049】例えば、フォトカプラ55及びタイマ回路
56の代りに、各制御ユニット50Pl〜50Pn内に
フリップフロップを設け、そのセット入力端子を禁止不
能化ライン61に接続する。一方、ライン61、62の
他に解除命令用の制御ラインを追加し、この追加ライン
を、送信回路84と同様に構成した遊技解除指令送信回
路に接続する。そして、この解除指令ラインに対し、各
フリップフロップのリセット入力端子を接続し、該フリ
ップフロップのセット出力端子を信号選択回路53の禁
止入力端子に接続する。即ち、スキャナ即ち、端末指定
回路81で選択されたパチンコ機について、ライン61
に遊技不能化指令があればフリップフロップがセットさ
れて信号選択回路53が禁止動作し、追加ラインに遊技
不能解除指令があれば、フリップフロップがリセットさ
れて、信号選択回路53の禁止動作が解除されるように
構成してもよい。このように構成すれば、パチンコ機の
アドレスが巡回する間にライン61上の信号がとぎれて
も、キーボードから遊技不能化解除指令が発生される
迄、遊技不能化状態を継続させることができる。
【0050】次に、不正行為が、変動入賞装置の入賞口
の開閉板をピアノ線等で開き放しにする不正行為の検出
手段について説明する。図12及び図13に於て、図中
の符合90はパチンコ機の遊技盤3の前面に取付けられ
る変動入賞装置を例示したものであり、その入賞口92
は開閉板91で開閉される。この開閉板91は、例え
ば、特定入賞口5(図1)に球が入ったという条件によ
って、又は回転したルーレットゲーム装置4が中当り或
いは大当りの数字の組合せで停止したという条件によっ
て、所定時間例えば10秒或いは30秒間だけ開き続け
る。入賞口92は通常の入賞口より大であって、開閉板
91が開くと極端に入賞率が良くなるようになってい
る。従って、この開閉板91をピアノ線等により強制的
に開状態に保持せしめれば、不当に多くの賞球を獲得す
ることができる。
【0051】図14、図15、図16は、このような不
正行為を検出するためのそれぞれ別の回路例である。図
14の不正検出回路57は、不正行為があった場合、開
閉板91が閉じているべき期間内に、開閉板91が強制
的に開かれていることから、これを不正行為の有無の判
別に利用するものである。図中の符合93は開閉板91
の開閉状態を知るため変動入賞装置90に設けた光電式
の開閉板センサ(不正検出センサ)であって、開閉板9
1が開状態にある間、その旨の開動作確認信号93Aを
発生する。この開動作確認信号93Aは不正検出回路5
7のANDゲート94の一方の入力となる。ANDゲー
ト94の他方の入力端子には、変動入賞装置90の開閉
板91を開閉する変動制御回路95から、開閉板91を
開かせるための作動信号95Aの補(反転信号)が入力
される。
【0052】変動入賞装置90の開閉板91を開閉する
ための変動制御回路95は、特別スイッチ951がON
したとき、即ち上述の大当りのような条件が成立したと
き、セットされるフリップフロップ952と、このセッ
ト出力によりトリガーされ一定時間後にフリップフロッ
プ952をリセットするタイマ953と、フリップフロ
ップ952がセットされてから入賞センサS1によって
検知される全入賞球を計数して行き所定数量に達したと
きフリップフロップ952をリセットするN進カウンタ
954と、そしてフリップフロップ952がセット状態
にある期間だけ開閉板91を開くドライバ955とを有
する。従って、開閉板91はタイマ953のタイマ時間
例えば30秒が到来するか又はカウンタ954が所定数
量の入賞球をカウントアップするか、いずれか先に到来
する状態によって、閉じることになる。
【0053】この変動制御回路95からの作動信号95
Aと開閉板センサ93からの開動作確認信号93Aとを
2入力とするANDゲート94は、変動入賞装置90の
開閉板91が正常動作時に閉じるべき期間中に開閉板9
1が開かれたとき、出力を生じる。符合96は、このA
NDゲート94の出力によりセットされるフリップフロ
ップであり、そのセット出力が不正検出信号として取り
出される。符合97はタイマであって、フリップフロッ
プ96のセット出力により始動し、一定時間後にフリッ
プフロップ96をリセットして不正検出信号を消失させ
る。これは、不正検出回路57に不正検出信号が生じて
いる間のみ、遊技不能化手段を作動させるようにコンピ
ュータ制御し得るようにするためである。符合98はフ
リップフロップ96をリセットするためのリセットスイ
ッチであって、例えば、パチンコ機の前面枠の開閉錠の
操作と連動しており、店員が鍵で前面枠を開いたときフ
リップフロップ96をリセットする。
【0054】図15の不正検出回路は、不正行為があっ
た場合、開閉板91の開いている時間が正規の最大時
限、例えば30秒よりも長くなることから、これを判別
して不正行為を検出するものである。図中の符合101
は開閉板センサ93からの開動作確認信号93Aと発信
器100からの出力信号を2入力とするANDゲート、
符合103は時間比較器としてのカウンタであって、ア
ップカウンタ或いはダウンカウンタから成る。カウンタ
103は、開閉板91が開かれている間、即ち開動作確
認信号93Aが発生している間に、ANDゲート102
を介して送られて来る発信器100からのパルスを計数
し、その内容をアップ又はダウンカウントして行く。遅
延回路102は、開動作確認信号93Aの立下り後一定
時間が経過したとき、出力を生じ、カウンタ103をリ
セットする。従って、通常の場合には、カウンタ103
は開閉板91が最大時限だけ開いて閉じるので、その後
に遅延回路102から発生されるリッセト信号によりリ
セットされ、出力を生じない。しかし、開閉板91が所
定の最大時限を越える長い時間にわたって開かれ続けて
いると、遅延回路102からいつ迄もリセット信号が発
生されない。このため、カウンタ103はゲート101
からのパルスを計数し続け、その内容が設定器104で
設定された値に達する。従って、カウンタ103に出力
を生じ、フリップフロップ96がセットされ、不正検出
信号が発生する。
【0055】図16の不正検出回路は、正常動作の場
合、開閉板91が一定時間だけ開いたとき変動入賞装置
90に入り得る入賞球の数は、時間的制約或いはカウン
タ954(図14)の存在から、おのずと上限が定まる
ものであることに着目し、その上限値よりも多い数量の
入賞球が検出されたときは、これを不正行為によるもの
であると判断するものである。図中の符合105は変動
入賞装置90その他に入った入賞球に応答する入賞球セ
ンサS1からの検出信号を計数するカウンタであり、図
15の場合と同様に、開閉板91が閉じたとき、開閉板
センサ91から微分回路106を介して得られるリセッ
ト信号、即ち開動作確認信号93Aの立下り微分によ
り、リセットされる。通常の場合には、作動信号95A
が消失すると開閉板91も閉じるので、カウンタ105
は出力を生じない。しかし、作動信号95Aが消失して
も開閉板91が閉じないときは、微分回路106にリセ
ット信号が生じないので、カウンタ105は入賞球セン
サS1から発生される入賞球検知パルスの数を計数し続
け、その内容が設定器107で設定された入賞球数量の
上限値に達する。従って、カウンタ105に出力を生
じ、フリップフロップ96がセットされ、不正検出信号
が発生する。尚、変動入賞装置の種類によっては、球の
重量だけで開閉板を開閉せしめ、もし不正に開閉板を開
き続けると入賞口に球が溜ってしまうタイプのものがあ
る。かかるタイプのときは、入賞口に停留している球の
静止もしくは通過時間を正規の場合と比較して、不正行
為の検出をなすこともできる。
【0056】以上、本発明の一実施例として、パチンコ
機について説明したが、管理装置及び制御ユニットの間
でデータの送受信を行う遊技機であれば、パチンコ機に
限らず本発明を適用できる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、遊技店に
あっては、遊技関連情報に限らず遊技機等の所要異常状
態の発生をも検出し、情報中継手段を介して送信された
この異常発生情報に基づいて異常発生した遊技機を迅速
に認識できる。そして、異常発生した遊技機に対して
は、制御指令を情報中継手段を介してその遊技機の遊技
不能化手段を作動させて遊技の停止を直ちに行えるので
遊技店側が被る不利益の拡大を防止出来る。
【0058】又、情報中継手段を、島設備の情報部位に
各遊技機に対応して個別に配置せしめて構成したので、
島設備が完成して各種遊技機が設置される以前に、まず
集中管理装置と情報中継手段との伝送路の配線敷設が可
能となり、多数台の遊技機を設置する場合や変則的な島
設備構成であっても、作業員が配線処理を整然と行えて
配線作業も容易となり断線を引き起こしたり誤配線をす
ることがなくなる。更に、情報中継手段と遊技機とは接
続自在な配線処理であるから、島設備に設置されている
多数台の遊技機を新台と入れ替える場合であっても、電
気的知識のある専門作業員を必要としないばかりか遊技
機の入れ替え交換に関わる配線接続が簡単となって作業
時間の短縮が図られ、しかも誤接続をすることがなくな
る。従って、島設備に敷設されている伝送路の配線が煩
雑になることがなくなり保守点検作業も簡素化できる。
【0059】情報中継手段に異常状態検知手段から出力
される信号を処理する処理回路を備え、該処理回路によ
って処理された信号が出力されるので、定期的に新台と
交換される遊技機側に処理回路を設けた場合に比べて、
高価な処理回路を無駄に廃棄することがなくなり経済的
であると共に遊技機のコストダウンにも寄与する。更に
は、遊技機に処理回路を設置しなくて済むことにより、
この処理回路が一体構成される所要制御回路の小型化が
図れて、遊技機裏側の有効活用をも図れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は不正防止装置を適用した遊技機としての
パチンコ機の正面図である。
【図2】図2はその裏側を示す図である。
【図3】図3は遊技不能化手段の具体例を示す図であ
る。
【図4】図4は遊技不能化手段の具体例を示す図であ
る。
【図5】図5は外部磁石と不正検出用の磁気センサの取
付け位置との関係を示すパチンコ機の部分断面図であ
る。
【図6】図6は不正検出管理装置全体の概略を示す図で
ある。
【図7】図7はキーボードのパネル面を例示した図であ
る。
【図8】図8は島設備側の制御ユニットと各パチンコ機
のセンサ類及び駆動装置類の配置を示した図である。
【図9】図9は情報伝送回線及び端末指定回線に対する
制御ユニット、センサ類及び駆動装置類の結線を例示し
た図である。
【図10】図10は制御ユニット内のモータ制御回路と
不正検出回路の具体例を示す図である。
【図11】図11はコンピュータシステムに接続された
伝送制御装置の具体例を示す図である。
【図12】図12は変動入賞装置の具体例を示す図であ
る。
【図13】図13は変動入賞装置を遊技盤に取付けた状
態を示す断面図である。
【図14】図14は変動入賞装置に対する不正行為を検
出する不正検出回路の一具体例である。
【図15】図15は変動入賞装置に対する不正検出回路
の他の具体例である。
【図16】図16は変動入賞装置に対する不正検出回路
の更に他の具体例を示す図である。
【符号の説明】
1 島設備 2 パチンコ機(遊技
機) 3 遊技盤 5 特定入賞口 6 前面枠 10 打球発射装置 11 電気的発射駆動部(ロータリソレノイド、モー
タ) 14 通路 15 ピン 16 電磁ソレノイド(遊技不能化手段) 20 打球供給装置 21 球取込口 22 摺動板 23 閉鎖片 26 電磁ソレノイド(遊技不能化手段) 28 球不足検出機構 33 賞球排出装置 41 集合樋 42 入賞球処理装置 46 球受箱 49 補給装置 50 制御ユニット 51 タッチ接触子 52 タッチ回路 53 信号選択回路 54 リレー回路 55 フォトカプラ 56 タイマ 57 不正検出回路 60 データ伝送ライン 61 遊技不能化ライン 63 電源ライン 64 回帰ライン 65 信号選択ライン 73 第1コンパレータ
ー 74 第2コンパレーター 75 基準電圧設定回路 76 基準電圧設定回路 77 出力ドライバー 80 アドレス発生回路 81 端末指定回路(ス
キャナ) 82 インターフェイス 83 受信回路 84 送信回路 85 アドレス選択回路 86 タイミング制御回路 110 CPU 120 メモリ 130 キーボード 140 プリンタ 150 ディスプレイ 160 報知器 210 情報伝送回線 220 端末指定回線 300 伝送制御装置 1314 報知器ストップキー 1315 遊技不能化キー 1316 遊技不能解除キー S0 磁気センサ S1 入賞球センサ S2 打込球センサ S3 補給センサ S4 球不足センサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 遊技店における集中管理装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技店内の島設備に列
設された遊技機を含む複数の端末装置を集中的に管理す
るようにした遊技店における集中管理装置に関し、特
に、所要の異常状態の発生を検出する異常状態検知手段
を備えた各遊技機と集中管理装置とを伝送路にて接続す
る構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、島設備に列設された複数の遊技機
と該遊技機を含む複数の端末装置を集中的に管理する集
中管理装置とは、遊技機などの端末装置から夫々発生す
る各種の遊技情報を収集するために多数本の配線からな
る伝送路を介して接続されている。例えば、特開昭53
−91834号公報等でも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、各遊技機等と
集中管理装置とを接続する多数本の配線からなる伝送路
が、島設備の内部を通って直接に集中管理装置へ接続さ
れていたり、或いは各端末装置からの配線を共通の端末
制御部を介して接続されているだけであったため、新規
に島設備を設置した際の配線の敷設が各種の各端末装置
を島設備へ実際に設置してからでないと出来なかった
り、或は島設備内の配線が煩雑となり易く断線等を引き
起こす原因ともなっていた。又、共通の端末制御部を利
用すると誤接続を引き起こしたり、共通端末制御部の設
置場所が限定されてしまい遊技機側との接続作業が煩わ
しいという等の欠点がある。
【0004】更に、近年では遊技機を1000台以上も
設置する遊技店も少なくなく、従って島設備の構造規模
も年々大型になっていく傾向にあると共に、従来の直線
的な島設備構造に限定されることなく曲線的なもの或は
円形状のもの等複雑な島設備構造へとますます多様化し
ている現状では、各遊技機等と集中管理装置とを接続す
る多数本の配線からなる伝送路が、上記した従来方法で
は島設備の設置に於いて誤配線や断線を起こし易い。ま
た、配線処理が冗長で複雑化するといった不都合があっ
たり、島設備が設置された後に置ける伝送路の保守点検
に於いても複雑化した配線による点検作業が煩わしく手
間取ってしまう等の欠点があった。
【0005】更にまた、近年の遊技店にあっては、健全
な営業を行い遊技者に公平なサービスを施したいことか
ら各種のデータ収集を行い、遊技関連情報に限らず遊技
機等の所要異常状態の発生をも検出し、この異常発生情
報をも逐次に把握して対処したいという要望もある。そ
して、遊技機は定期的に新台と入れ替えられるものであ
るから、情報収集に関わる所要の処理回路は出来るだけ
島設備側に残しておく構成が経済的に合理的となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、 (請求項1)遊技店内の島設備に列設された遊技機を含
む複数の端末装置を集中的に管理するようにした遊技店
における集中管理装置において、上記遊技機側には、少
なくとも、遊技の展開に応じて発生する各種の遊技関連
情報を各々検出する所要の遊技情報検出手段(例えば、
磁気センサS0,始動入賞球センサS1<図5>及び一
般入賞球センサS1<図8>,打込球センサS2,補給
センサS3,球不足センサ4等)と、予め定められてい
る所定の遊技条件(例えば大当たり)が成立したことを
条件に、変動入賞装置(90)に対して規定された開放
制御を行う遊技制御回路(例えば変動制御回路95)
と、予め設定された所要の異常状態の発生を検出する異
常状態検知手段(例えばホール素子S0及び不正検出処
理回路57,開閉板センサ93及び不正検出処理回路5
7)と、上記遊技情報検出手段によって検出された各種
の遊技関連情報及び上記異常状態検知手段によって検出
された異常発生情報を上記集中管理装置側に送信し、且
つ該集中管理装置側から出力された所要制御指令を受信
する情報中継手段(例えば制御ユニット50Pl〜50
Pn)と、異常発生情報に基づく制御指令により、当該
遊技機での遊技を不能化する遊技不能化手段(例えば打
球発射装置10の駆動停止等)と、を具備し、上記集中
管理装置には、送信された上記遊技関連情報及び上記異
常発生情報をデータの種類毎に、且つ各々遊技機毎に記
憶する記憶手段(例えばメモリ120,受信回路83
等)と、送信された異常発生情報に基づいて、優先的に
警報報知する報知手段(例えば管理室用報知器160,
ディスプレイ150)と、上記記憶手段に記憶されてい
る異常発生情報及び該異常発生情報を検出した遊技機を
外部へ視覚的認識可能に表示する視覚的表示手段(例え
ばディスプレイ150,プリンタ)と、異常発生情報を
検出した上記遊技機の遊技不能化手段を制御指令に基づ
き作動して遊技の不能化を行う不能化指令手段(例えば
CPU110,送信回路84,遊技不能化キー1315
等)と、上記遊技不能化手段が作動して不能化制御中の
遊技機に対して、不能化制御を解除する不能化解除指令
手段(例えばCPU110,送信回路84,遊技不能解
除スイッチ1316等)と、を具備して、上記情報中継
手段を、各遊技機と集中管理装置とを接続する伝送路間
であって、上記島設備の上方部位に各遊技機に対応して
個別に配置せしめて構成し、上記情報中継手段と遊技機
とは、接続自在な配線処理とすることを特徴とする遊技
店における集中管理装置。 (請求項2)上記情報中継手段には、上記異常状態検知
出手段から出力される信号を処理する処理回路(例えば
不正検出回路57)を備え、該処理回路によって処理さ
れた信号が出力されるようにしたことを特徴とする請求
項1記載の遊技店における集中管理装置。
【0007】
【作用】 (請求項1)遊技に関わる遊技情報検出手段からの所要
遊技関連情報、または異常状態検知手段が所要異常状態
の発生を検出した際の異常発生情報を情報中継手段に夫
々送出し、この各種情報は情報中継手段から集中管理装
置へ送信される。集中管理装置では、記憶手段がこの送
信された遊技関連情報及び異常発生情報をデータの種類
毎に、且つ各々遊技機毎に記憶する。異常発生情報に基
づいて報知手段は優先的に警報報知し、視覚的表示手段
が異常発生情報及び該異常発生情報を検出した遊技機を
外部へ視覚的認識可能に表示する。従って、遊技店の係
員は、遊技関連情報が適宜に認識出来るばかりでなく、
視覚的表示手段により異常発生情報及び該異常発生した
遊技機を迅速に把握して認識出来る。そして、異常発生
した遊技機に対しては、制御指令を情報中継手段を介し
てその遊技機に遊技不能化手段を作動させて遊技の停止
を行い遊技店側の不利益を防止する。更には、適宜に、
不能化解除指示手段による制御指令を情報中継手段を介
してこの遊技機の遊技不能化手段の不能化制御を解除す
ることが出来る。情報中継手段は島設備の上方部位に各
遊技機に対応して個別に配置せしめて構成したので、島
設備が完成して各種遊技機が設置される以前に、まず集
中管理装置と情報中継手段との伝送路の配線敷設が可能
となり、多数台の遊技機を設置する場合や変則的な島設
備構成であっても、作業者が配線処理を整然と行えて配
線作業も容易となり断線を引き起こしたり誤配線をする
ことがなくなる。更に、情報中継手段と遊技機とは接続
自在な配線処理であるから、島設備に多数台の遊技機を
設置する場合であっても作業時間の短縮が図られ、しか
も誤接続をすることがなくなる。 (請求項2)情報中継手段に異常状態検知手段から出力
される信号を処理する処理回路を備え、該処理回路によ
って処理された信号が出力されるので、定期的に新台と
交換される遊技機側に処理回路を設けた場合に比べて、
高価な処理回路を無駄に廃棄することがなくなり経済的
であると共に遊技機のコストダウンにも寄与する。
【0008】
【実施例】以下、本発明を、遊技機の一例として、複数
のパチンコ機を列設した島設備を有する遊技店の実施例
に基づいて説明する。図1及び図2は、遊技の展開に応
じて発生する各種の遊技状態や遊技関連情報を検出する
所要の遊技情報検出手段の一例であって異常状態の発生
を検出する異状状態検知手段の一例として、遊技機に配
設される不正行為を検出するための不正検出センサ(S
0)と、遊技機器の作動を制御する遊技機器制御手段の
一例であって、、不正行為があった場合に、その遊技機
の遊技を不能にする遊技不能化手段とを有するパチンコ
機2を示す。このパチンコ機2は、遊技盤3の中央にル
ーレットゲーム装置4、その上方に特定入賞口5、下方
に入賞装置を有し、前面枠6の下部に設けた操作ダイヤ
ル7を少し廻すことにより、打球発射装置10の電気的
発射駆動部(この実施例ではモータ)11の電源が入っ
て、発射杵12が間欠的に揺動する。発射杵12の間欠
揺動によって発射された打球は、発射レール13A及び
ガイドレール13Bに案内されながら、遊技盤3の遊技
領域に入る。そして、特定入賞口5に入賞すると、ルー
レットゲーム装置4が作動し始め、一定時間が経過する
か、ストップ釦4Aを押すとルーレットの回転が停止す
る。ルーレットゲーム装置4が停止したときの数の組合
せが予め定められた組合せと合致すれば、入賞装置への
入賞率が高くなる。発射レール13Aには、打球供給装
置20の働きにより、供給皿8の球が1個づつ取り込ま
れる。従って、遊技機器制御手段の一例としての、異常
発生情報に基づく制御指令等により当該遊技機での遊技
を不能化する上記遊技不能化手段は、打球発射装置10
の電気的発射駆動部11への給電を禁止する装置、発射
された打球が遊技盤3へ飛込むのを阻止する装置、打球
供給装置20による供給皿8からの球の取り込みを禁止
する装置等、によって構成することができる。
【0009】図3は、遊技機器制御手段の他の例として
の遊技不能化手段であって、これは、発射された打球が
遊技盤3へ飛込むのを阻止するため、ガイドレール13
Bの球通路14内に突出後退可能にピン15を設け、こ
のピン15の突出後退を電磁ソレノイド16と復帰バネ
17とによって駆動するよう構成した通路遮断装置とし
た例である。図中の符合18はソレノイド16を遊技盤
3に取付けるステー、19は前面ガラス板を示す。
【0010】図4も、遊技機器制御手段の他の例として
の遊技不能化手段であって、打球供給装置20による供
給皿8からの球の取り込みを禁止するよう構成した供給
停止装置の例である。図中の符合21は供給皿8の下端
と連通している球取込口、22はこの球取込口21の通
路と直交する方向に直線往復動可能な摺動板であり、摺
動板22は球取込口21に対する閉鎖片23を有してい
る。この摺動板22の一端はベルクランク24の一端と
係合しており、該ベルクランクの他端には係合杆25が
設けてある。係合杆25は上タンク31の球不足検出機
構28に連結されたリンクモーション機構(図示せず)
と係脱自在に係合している。上タンク31内の球が不足
すると、リンクモーション機構が動作し、球不足センサ
S4が作動するとともに、係合杆25のリンクモーショ
ン機構との係合が外れ、係合杆25が下り、ベルクラン
ク24が左回転する。従って、摺動板22が右に移動さ
れ、摺動板22の閉鎖片23が球取込口21を閉鎖して
球の流入を遮断する。一方、この摺動板22の閉鎖移動
を上タンク31内の球の量に関係なく強制的に行なわせ
るため、ベルクランク24とは反対側に電磁ソレノイド
26が設けてある。
【0011】上記の摺動板22は、この電磁ソレノイド
26により、球取込口21の閉鎖位置に駆動され、復帰
バネ27によって開放位置に戻される。上記した通路遮
断装置や供給停止装置よりも更に単純明快な遊技不能化
手段は、打球発射装置10の電気的発射駆動部11への
給電を禁止することである。しかし、この場合には、図
3或いは図4の場合と異なり、打球発射装置10がこの
例の様に電気的発射駆動部(モータ)11を持つもので
あることが必要である。打球発射装置10としては、所
謂モータを駆動源として用いたタイプのものに限らず、
例えば、間欠的に往復回動するロータリーソレノイド等
を利用することができる。尚、図中の符合29は、遊技
者に特定の情報を伝達するため、機枠の前面パネルに設
けたスピーカである。
【0012】次に、遊技の展開に応じて発生する各種の
遊技状態や遊技関連情報を検出する遊技情報検出手段の
一例であって、遊技機に配設される不正行為を検出する
ための異常状態検知手段の一例としての不正検出センサ
(So)について説明する。不当な賞球を得る不正行為
の種類としては、外部磁石を用いる方法や、スパーク式
ライタ(電子ライタ、電池ライタ、電磁ライタ、ICラ
イタ等)で急峻な波形のノイズを発生させて、パチンコ
機の電気的制御回路を誤動作させる方法や、パチンコ機
の大型入賞装置の入賞口の開閉板をピアノ線等で引掛け
て開きっぱなしにする方法等が考えられる。従って、不
正検出センサ等の異常状態検知手段は、これらの不正行
為の種類に応じて、その具体的手段を異にすることにな
る。この第1実施例では、不正検出センサは磁気センサ
であるとして説明する。上タンク31はパチンコ機2の
裏機構板30の上部に設けてあり、該上タンク31内の
賞球は、誘導路32を経て賞球排出装置33の構成要素
である球ザヤケース34に導かれ、該ケース34及び誘
導路32を満している。
【0013】他方、入賞球は、遊技盤3の裏面に設けた
集合樋41の底面を形成する傾斜した案内棚上を転動し
ながら流下し、入賞球処理装置42に入る。入賞球処理
装置42は案内棚の下端に傾動可能に配設されており、
案内棚上を流下する入賞球を1個宛、賞球排出駆動部4
0に送球する。賞球排出駆動部40は、入賞球1個の自
重によって傾動するクランクレバー39を有し、該クラ
ンクレバー39の後端は、連動杆38を介して前記球ザ
ヤケース34と連結されている。この結果、球ザヤケー
ス34は入賞球1個毎に傾動して、所定数の賞球を導出
路35のダンパー35A上に落下させる。この導出路3
5を流下する賞球は、賞球ベル36に衝突してこれを鳴
らせた後、排出口37を経て、パチンコ機2前面の供給
皿8に排出される。パチンコ機2の裏側の集合樋41の
背面または遊技盤3の裏面側等には、所要の異常状態の
発生を検出するよう予め設定されている異常状態検知手
段が配設されている。この異常状態検知手段の一例とし
て、例えば、各入賞チャッカーに対応する位置に、外部
磁石43による不正行為を検出するための不正検出セン
サとしての磁気センサS0を設けてある。尚、磁気セン
サとしては、ホール素子、所謂SMD(商品名)、磁気
抵抗素子等の半導体感磁性素子や、リードスイッチ等を
用いることができる。この実施例ではホール素子であ
る。
【0014】図5は、異常状態検知手段の一例として、
不正検出センサとして機能する磁気センサS0を集合樋
41の背面に取付けた例を示す。この磁気センサS0の
取付け位置は、外部磁石43を前面ガラス19の外側か
ら入賞チャッカーとしての特定入賞口5付近に近づけた
とき、その磁力に感知し得るような位置、即ち特定入賞
口5のすぐ上側にある。図中の符合44は、遊技盤3に
設けた入賞球誘導穴、45は入賞球を集合樋41内に導
く誘導枠、S1はこの誘導枠45内に設けた今一つの遊
技情報検出手段としての入賞球センサであり、入賞球は
センサS1の押圧片を押して下方に落下する。集合樋4
1は合成樹脂からできており、当該集合樋41の背面と
前面ガラス板19との間隔は、通常、約65mmほど離
れている。しかし、この例では、磁気センサS0とし
て、半導体の電流磁気効果現象を用いた比較的感度の高
いホール素子を用いているので、リードスイッチの場合
のように遊技盤3の前側に設けなくとも、外部磁石43
の存在を感知することができる。尚、磁気センサS0を
特定入賞口5に対して設けたのは、球1個の入賞の価値
が、ルーレットゲーム装置4を作動させるチャッカーと
しての特定入賞口5とそうでない他の普通の入賞口とで
は、前者の方がはるかに遊技価値が大きいためであり、
必要に応じ他の入賞口に設けることもできる。
【0015】図6に於て、遊技店内の島設備に列設され
た遊技機を含む複数の端末装置を各種の遊技情報に基づ
いて集中的に管理する集中管理装置について説明する。
図中の符合1は、複数のパチンコ機2Pl〜2Pnから
成るパチンコ遊技店の島設備を示したものであり、図の
左側に示す制御用コンピュータシステムが集中管理を行
なっている。この制御用コンピュータシステムは、CP
U110や、各々の遊技機毎に遊技状態や遊技関連情報
或いは異常発生情報等のデータの種類毎に記憶する記憶
手段の一例としてのメモリ120や、キーボード130
や、視覚的表示手段の一例としてのプリンタ140やデ
ィスプレー150、遊技状態や遊技関連情報、なかでも
異常発生情報に基づいて優先的にそれを報知する報知手
段の一例としての管理室内の報知器160等を備え、シ
ステムバス170を介して、データ処理を行っている。
システムバス170には、情報伝送回線210及び端末
指定回線220によって各パチンコ機2Pl〜2Pnと
接続された伝送制御装置300が接続され、この伝送制
御装置300を介して、コンピュータシステムは、各パ
チンコ機2Pl〜2Pnからの情報の収集と、パチンコ
機2Pl〜2Pnに対する制御を行なっている。
【0016】図7は、キーボード130のパネル面を例
示したものである。このキーボード130には、業務ス
イッチ131、開店時に各台へ所定球数の補給指示をな
すのに使用する一斉補給スイッチ132、一斉補給を実
行する開店キー133、閉店時に補給を停止し球有り台
のリストを表示させる閉店キー134、全台或いは任意
台からの呼出しや合計等の項目を表示させる際に使用す
る項目表示キー135、入力をクリアするためのクリア
ーキー136、0〜9の数値を入力するためのテンキー
137、テンキーで入力した台番号のパチンコ機を開放
するための打止開放キー138、テンキーで入力した台
の打止確認のための打止確認キー139、テンキーで入
力した台の強制打止のための強制打止キー1311、テ
ンキーで入力した台に個別に球を追加するための個別補
給キー1312、打止台を個別に或いは連続的に呼出す
際に使用する打止台表示キー1313等が配設してあ
る。更に、このキーボード130には、不正検出時に作
動する管理室内の報知器160を停止させるための報知
器ストップキー1314や、テンキーで入力した台を個
別に遊技不能にするための不能化指令手段としての遊技
不能化キー1315や、遊技不能になった台を解除する
ための不能化解除指令手段としての遊技不能解除キー1
316等を有する。不能化指令手段は異常発生情報を検
出した遊技機の遊技不能化手段を制御指令に基づき作動
して遊技の不能化を行わしめる手段であり、不能化解除
指令手段は遊技不能化手段が作動して不能課制御中の遊
技機に対して不能化制御を解除せしめる手段である。
【0017】図6に於て、伝送制御装置300を説明す
る。この伝送制御装置300は、CPU110から発生
されるアドレスと同様の循環するアドレス(パチンコ機
2Pl〜2Pn分の循環するアドレス)を作成するアド
レス発生回路80と、該発生回路からのアドレスに基づ
いて循環的に島設備1側の各パチンコ機選択信号ライン
65Pl〜65Pn(図9)を選択するスキャナ即ち端
末指定回路81と、島設備1側のデータ伝送ライン60
及び制御信号ライン61、62(図9)に対する電気的
接続をなすインターフェイス82と、同インターフェイ
ス82を通して得られるパチンコ機からの受信データ
(入賞球、打込球、補給、球不足、不正検出等の有無)
をデータの種類毎に且つ各パチンコ機毎に収集蓄積する
記憶手段の一例としての受信回路83と、パチンコ機へ
の制御指令(補給指令、強制遊技不能化指令の等)をそ
の種類毎且つ各パチンコ機毎に指令する送信回路84
と、送受信回路のアドレス入力をCPU110又はアド
レス発生回路80に二者択一的に選択するアドレス選択
回路85と、このアドレス選択タイミング及びデータ送
受信タイミングを1つのアドレス指定時間内で制御する
タイミング制御回路86とを有する。
【0018】受信回路83及び送信回路84は、各パチ
ンコ機台に対応してアドレス付けられたメモリを情報の
種類ごとにそれぞれ内臓しており、これらのメモリ群を
介して各パチンコ機台とコンピュータシステムとの間で
情報の送受信を行なう。伝送制御装置300が受信収集
する遊技情報としては、各パチンコ機2Pl〜2Pn毎
の入賞球数、打込球数、補給球数、球不足発生情報等の
他に、各遊技機に配設されている不正検出センサからの
出力信号としての不正発生情報等があり、送信する指令
としては強制遊技不能化指令や補給指令がある。
【0019】CPU110は、伝送制御装置300が受
信するこれらの情報やキーボード130から入力された
情報に基づいて、ディスプレー(CRT)150に不正
行為台、打止台、追加補給完了台、打止開放台等の台番
号等の必要な情報を表示させたり、プリンタ140に売
上集計等のハードコピーを作成させたりするとともに、
該当する台番号のパチンコ機に対する強制遊技不能化指
令や補給指令の制御をなす。
【0020】以下、受信時の動作の概要を説明する。先
ず、アドレス発生回路80は各パチンコ機毎のアドレス
をサイクリックに発生し、端末指定回路81はこのアド
レスに従って、選択信号を各パチンコ機台に順次供給す
る。そして、選択されたパチンコ機の遊技情報検出手段
からの各種遊技状態や遊技関連情報或いは異常状態の発
生(入賞球数、打込球数、補給球数、球不足発生、磁気
検出等)等は、情報伝送回線210を介して受信回路8
3内のメモリ群の各々に加えられる。この時、これらの
メモリ群には、アドレス発生回路80からアドレス選択
回路85を経由して、上記のパチンコ機を選択したのと
同一のアドレスが加えられており、指定された番地に記
憶される。従って、各パチンコ機に於て検出された各種
遊技状態や遊技関連情報或いは異常状態の発生等の情報
は各パチンコ機毎及び各情報毎に記憶手段としての受信
回路83内のメモリに記憶される。このようにして記憶
された各種遊技状態や遊技関連情報或いは異常状態の発
生等の遊技情報は、タイミング制御回路86によって指
定されたタイミングで、コンピュータシステム側のシス
テムバス170に出力されて、CPU110に与えられ
る。
【0021】CPU110は、磁気検出があった場合
は、特に、報知手段としての集中管理室の報知器160
のI/Oポートを指定して、該報知器160を作動させ
る。この報知器160は、キーボードの報知器ストップ
キー1314が押される迄鳴り続ける。次に、制御指令
送信時の動作の概要を説明する。CPU110は、アド
レス情報を含むデータをアドレス選択回路85に与え、
このデータはタイミング制御回路86によって指定され
たタイミングで送信回路84に与えられる。このCPU
110から与えられるデータには、アドレス情報と制御
命令が含まれており、従って、制御命令はその送信先で
あるパチンコ機2Pl〜2Pnに対して割り当てられた
メモリ領域に記憶される。
【0022】そして次に、タイミング制御回路86の制
御により、アドレス選択回路85がアドレス発生回路8
0の発生したアドレスを選択した時に、上記メモリに記
憶された制御命令は読出され、情報伝送回線210を介
して、所定のパチンコ機に与えられる。従って、例え
ば、或るパチンコ機の遊技情報検出手段の1例として不
正検出センサとして機能する磁気センサが磁気、即ち不
正行為を検出した場合、CPU110は遊技不能化指令
を送信回路84のメモリの所定アドレスに記憶せしめ、
端末指定回路81が不正行為のあった当該パチンコ機を
指定しているときに、この遊技不能化指令を、情報伝送
回線210に送出せしめる。
【0023】遊技不能化指令が送出されると、該当する
台番号のパチンコ機の遊技機器制御手段、本例の場合
は、遊技不能化手段(発射駆動部作動禁止回路、電磁ソ
レノイド16、26等)が作動し、遊技不能化手段は、
キーボード130の遊技不能解除キー1316が押され
る迄、作動しつづける。又、この場合、視覚的表示手段
の一例としてのディスプレイ150には、不正行為があ
ったこと及びその不正行為台の台番号とが優先的に表示
される。任意の特定パチンコ機台を遊技不能状態にした
い場合には、テンキー135により台番号を指定して遊
技不能化キー1315を押す。
【0024】次に、図8乃至図11を用いて更に詳細に
説明する。先ず、遊技機毎に対応して接続自在に配設さ
れる情報中継手段としての制御ユニットについて説明す
る。情報中継手段は、遊技情報検出手段や異常状態検知
手段等の手段によって検出された遊技状態や遊技関連情
報や異常発生情報等の遊技情報を集中管理装置側に送信
したり、集中管理装置側から出力された所要の制御指令
を受信する手段である。実施例の情報中継手段としての
制御ユニット(50Pl〜50Pn)は、具体的には、
遊技機の遊技情報検出手段からの情報を受信して集中管
理装置に送信すると共に集中管理装置からの指令を受信
して遊技機の遊技機器制御手段に送信するものである。
このような制御ユニットを、例えば、パチンコ機と管理
装置との間の島設備の上方部位に各パチンコ機に対応し
て個別に対応するように配置せして構成し、且つ、接続
自在に介在させると、冗長になりがちな配線を合理的に
集約でき、それだけ、電波等のノイズを拾う余地を小さ
くすることができる。又、この実施例では制御ユニット
50Pl〜50Pnは、図8に示すように、遊技機から
引き離すように分離しつつも、当該遊技機から無用に遠
くなり過ぎないように遊技機上方の島設備1側上方部位
に設けてある。このように島設備1の側に各パチンコ機
毎に情報中継手段としての制御ユニット50Pl〜50
Pnを配設することは、パチンコ機の入換えに際し、制
御ユニット50Pl〜50Pnをそのまま残すことがで
き、取替えないで済むから、コスト削減の利点がある。
又、当該遊技機から遠くなり過ぎない位置に分離するの
は、遊技機と制御ユニットとの間の配線長を短くして線
がノイズを拾い難くするためでもある。尚、図中の符合
49は、各パチンコ機毎にやはり島設備1の側に設けた
補給装置であり、補給樋47から補給シュート48を通
して送られて来る球を、補給指令に基づき計数しながら
所定量だけパチンコ機の上タンク31に補給する。この
補給装置49には、該補給装置から上タンク31へ補給
される球数を計数するための補給センサS3が設けてあ
る。このパチンコ機には、遊技情報検出手段の一例とし
て上記のような不正検出センサとして機能する磁気セン
サS0の他にも、入賞球センサS1、補給センサS3、
球不足センサS4や、球受箱46から落下する打込球を
検出する打込球センサS2等が設けてある。各制御ユニ
ット(50Pl〜Pn)には、操作ダイヤル7のタッチ
接触子51、打球発射装置の発射駆動部(以下単に「モ
ータ」という)11、磁気センサS0、入賞球センサS
1、打込球センサS2、補給センサS3、球不足センサ
S4が接続されている。
【0025】図9に於て、図示の制御ユニット50P1
は、モータ制御回路や、遊技機に配設された不正検出セ
ンサより出力される信号を処理する回路としての異常状
態検知手段の一例としての不正検出処理回路57や、補
給制御回路等を有している。モータ制御回路は、モータ
11の電源をスイッチングするモータ制御リレー回路5
4と、タッチ接触子51に遊技者が手を触れたときモー
タ制御リレー回路54をオンせしめるタッチ回路52
と、このタッチ回路52によるリレー回路54の制御を
禁止するための信号選択回路53と、この信号選択回路
53の禁止状態を所定時間持続させるためのタイマ回路
56と、該タイマ回路56を伝送系と結合するためのフ
ォトカプラ55とを含む。又、補給制御回路は、補給装
置49を作動させるタイマ回路59や、該タイマ回路5
9を伝送系と結合するためのフォトカプラ58を有して
いる。再び図9に於て、島設備1に於る各パチンコ機P
l〜2Pnに共通の情報伝送回線210は、数本のデー
タ伝送ライン60と、1本の強制遊技不能化ライン61
と、1本の補給用制御信号ライン62と、1本の電源ラ
イン63(24V)と、1本の回帰ライン64とを含
む。又、端末指定回線220は、各パチンコ機Pl〜2
Pnを個別に選択するための選択信号ライン65Pl〜
65Pnから成る。本例では、センサはS0〜S4の5
個であるから、データ伝送ライン60の数も5本であ
り、各パチンコ機に対し共通のライン60〜63は合計
8本である。従って、データバスを配設するシステムよ
りもライン数が少なく、且つ普通の電線を用いている点
に特徴がある。
【0026】データ伝送ライン60には、各センサS0
〜S4の一端が各制御ユニット毎に1対1で接続してあ
り、これらのセンサの他端は、共通母線66により共通
にして、選択信号ライン65Pl〜65Pnの1つに接
続してある。制御信号ライン61、62と共通母線66
との間には、それぞれフォトカプラ55、58の発光ダ
イオードが接続してある。フォトカプラ55、58のフ
ォトトランジスタは、それぞれタイマ回路56、59の
トリガ入力端子に接続してある。
【0027】図10は、上記不正検出処理回路57及び
モータ制御回路の詳細を示したブロック図である。この
モータ制御回路について説明すると、操作ダイヤル7の
タッチ接触子51に遊技者が触れると、タッチ回路52
がこれに感応してモータ作動信号を発生し、タッチドラ
イバーを通してモータ制御リレー54が付勢され、その
接点54′がオンする。これにより、打球発射装置10
のモータ11が始動する。尚、図に破線で示すように、
タッチスイッチ回路の代りに、操作ダイヤル7を回転変
位させたときオンする操作スイッチ52′を用いること
もできる。図中の符合67はモータ制御回路のための定
電圧回路である。
【0028】タッチドライバーとモータ制御リレー54
との間に挿入されている信号選択回路53は、不正検出
処理回路57によって磁石等による不正行為が検出さ
れ、ライン61に集中管理コンピュータから遊技不能化
指令が与えられたとき、禁止動作即ちタッチ回路52又
は操作スイッチ52′からのモータ作動信号がモータ制
御リレー54に加わるのを禁止し、打球発射装置10の
モータ11が作動しないようにする。この信号選択回路
53は、例えばインバータとアンドゲートを利用して、
或いはスイッチング素子で構成できる。遊技機器制御手
段としての遊技不能化手段が電磁ソレノイド16、26
(図3、図4)である場合には、モータ制御リレー54
とは別に、遊技不能化手段専用の制御リレー回路を設
け、これをタイマ56がセットされている間、付勢する
ように構成すればよい。
【0029】次に、図10に於いて、遊技機に設けられ
た不正検出センサからの信号を適宜処理する回路である
異常状態検知手段の一例としての不正検出処理回路57
について説明する。図中の符合68はプラス定電圧回
路、69はマイナス定電圧回路、70は磁気センサ(ホ
ール素子)S0に対するオフセット調整回路である。オ
フセット調整回路70は、プラス、マイナス両定電圧回
路68、69からの電圧に基づいて、ホール素子S0の
不平衡電圧を補償する基準電圧を作り出している。符合
71は遊技機に設けられた不正検出センサとしてのホー
ル素子S0からの出力を増幅する増幅器であり、増幅率
調整手段72を有する。符合73、74は、増幅器71
から得られるホール電圧VHを、それぞれ極性が互いに
反対の所定の基準電圧VA、VBと比較するコンパレー
ターであり、符合75、76はこの基準電圧VA、VB
を与えるための基準電圧源である。このように2つのコ
ンパレーターを設けたのは、ホール素子は、その出力電
圧が磁界に対していわゆる一次関数的変化を示す素子で
あって、磁極判別能力を持つためである。
【0030】この実施例では、増幅器71の出力は第1
コンパレーター73の反転入力端子と、第2コンパレー
ター74の非反転入力端子とに入力してあり、第1コン
パレーター73の基準電圧VAをプラス、第2コンパレ
ーター74の基準電圧VBをマイナスとし、かつ、両者
の大きさを同じにしてある。第1コンパレーター73及
び第2コンパレーター74の出力端子は共通に接続して
あり、この出力端子は、出力ドライバー77を介して伝
送ライン60の1つに接続されている。今、図5に示す
ように、外部磁石43のN極を前面ガラス板19に近づ
ける不正行為が行われると、外部磁石43の磁力がホー
ル素子S0に作用し、その作用する磁力の大きさに依存
した大きさのホール電圧が不正が行われた事を検出する
信号として、外部磁石43の極性に応じた極性で、ホー
ル素子S0から発生、即ち出力される。ここでは、外部
磁石43のN極を近づけたことによりプラスのホール電
圧が発生されるものとする。
【0031】このプラスのホール電圧は、増幅器71を
通して出力VHとして取り出され、第1コンパレーター
73の反転入力、第2両コンパレーター74の非反転入
力となる。第1コンパレーター73に於る比較基準電圧
VAはプラス、第2コンパレーター74に於る比較基準
電圧VBはマイナスである。従って、増幅器71を通し
て得られるホール電圧VHのレベルが基準電圧VAを越
えたとき、第1コンパレーター73から負の比較一致信
号が発生される。これにより、ドライバー77を介して
伝送ライン60に不正検出信号が発生する。次に、外部
磁石43のS極を前面ガラス19に近づけた場合は、ホ
ール素子S0から発生されるホール電圧の極性がN極の
ときと逆転し、マイナスの極性となる。従って、増幅器
71を通して得られるホール電圧VHのレベルがマイナ
スの基準電圧VBを越えたとき、第2コンパレーター7
4から負の比較一致信号が発生される。これ以後の動作
は、第1コンパレーター73から負の比較一致信号が発
生された場合と同じである。結局、外部磁石43のN
極、S極のいずれを前面ガラス19に近づけた場合で
も、コンピュータにより直ちにその不正行為が検知さ
れ、集中管理室からの指令制御に基づいて、打球発射装
置10の駆動モータ11が停止されることになる。
【0032】図11は、伝送制御装置300の具体例で
ある。アドレス発生回路80(図6)は、電源投入時か
ら或る周波数で常時発振している発振器(OC)801
と、該発振器の出力を分周するためのリングカウンタ8
02と、該カウンタの最上位桁出力により歩進されたア
ドレスカウンタとして機能するリングカウンタ803と
から成る。スキャナ即ち、端末指定回路(図6)81
は、アドレスバスAD1によりアドレスカウンタ803
に接続されたデコーダ810と、該デコーダ810の出
力端子“0”〜“N”と選択信号ライン用端子との間に
設けた掃引ドライバ811(DRl〜DRn)と、CP
U110がデータを送受信回路83、84(図6)に書
き込んでいる間パチンコ機の選択を禁止するためのOR
ゲート812とから成る。
【0033】インターフェイス(図6)82は、受信デ
ータを一時的に記憶するラッチ回路820と、該ラッチ
回路820の入力端子とライン60(S0〜S4)の端
子との間に設けたフォトカプラ821と、送信回路84
の為のドライバから成る。受信回路83(図6)は、受
信データの積算とその積算値の更新を行なうように構成
したものと、一種のデータフラグとして機能するものと
を含む。前者として、入賞球受信回路831、打込球受
信回路832、補給数受信回路833を有しており、後
者として球不足受信回路834及び不正検出受信回路8
35を有している。
【0034】積算形受信回路831〜833は、各パチ
ンコ機毎のデータ記憶領域を有するデータ専用のメモリ
(RAM)Mと、受信データを積算するためのプリセッ
トカウンタPCと、メモリMをシステムバス170に接
続するためのバッファゲートBと、そしてプリセットカ
ウンタPCを受信データに基づき所定のタイミングで歩
進させたり、その積算値をメモリMの所定領域に移し或
いはメモリMの内容をプリセットカウンタPC及びシス
テムバス170に移すためのメモリ制御回路MCとで構
成してある。
【0035】メモリ制御回路MCは、例えば、パチンコ
機毎の1ビットの記憶領域を有するメモリ(RAM)
と、該メモリのQ出力端子に接続したインバータと、そ
して該インバータの出力、インターフェイス82からの
データラッチ出力及びタイミング制御回路86からのカ
ウントクロックを3入力とするANDゲートとを有す
る。一方、非積算形の受信回路834、835は、当該
データ専用のメモリMと、バッファゲートBと、メモリ
制御回路MCとから成り、プリセットカウンタは存在し
ない。
【0036】次に、送信回路84(図6)は、遊技不能
化指令回路841と、補給指令回路842とを有する。
両回路841、842は、それぞれ当該データ専用のメ
モリMと、メモリ制御回路MCと、指令用のフリップフ
ロップFF1、FF2と、該フリップフロップFF1、
FF2とメモリMとの間に設けた指令タイミング調整用
のANDゲートG1、G2とから成る。送受信回路8
3、84(図6)の各メモリMは、それぞれ、各パチン
コ機毎のデータ記憶領域を有し、そのアドレスはCPU
110及びアドレス発生回路80(図6)で作られるア
ドレスに対応がつくようにしてある。アドレス選択回路
85(図6)は、アドレスカウンタ803のアドレスを
送受信回路83、84のデータバスAD2に与えるため
のバッファゲート851と、CPU110からのアドレ
ス及びデータを記憶するラッチ回路852と、該ラッチ
回路852に記憶されたアドレス及びデータを送受信回
路83、84のアドレスバスAD2に与えるためのバッ
ファゲート853とから成る。
【0037】タイミング制御回路86(図6)は、分周
カウンタ802の計数値を解読して出力端子“0”〜
“7”の一つに出力(タイミング信号)を生ずるデコー
ダ861と、該デコーダの“3”、“4”、“5”、
“6”番を4入力とするORゲート862とから成る。
デコーダ861の出力は、アドレスカウンタ803が1
歩進される間に、“0”〜“7”番まで1巡する。デコ
ーダ861の“0”番の出力は、ラッチ回路820及び
積算形受信回路のメモリMに対するロード信号として並
びにフリップフロップFFのリセット信号として働く。
“1”番の出力は、積算形受信回路のプリセットカウン
タPCに対するカウントクロックとして働く。“2”番
の出力は、積算形受信回路のメモリMに対するライト信
号として働く。“3”番〜“6”番の出力即ちORゲー
ト862の出力は、アドレス選択回路85のバッファゲ
ート切換用の信号として働く。“7”番の出力は、非積
算形受信回路のメモリMの内容を送信する条件信号とし
て働く。
【0038】(1)データ収集時の動作 先ず発振器(OC)801は電源投入時から常時発振し
ており、その出力によりカウンタ802は歩進される。
このカウンタ802の計数値はデコーダ861に加えら
れ、このデコーダ861はこの計数値を解読して各種タ
イミング制御信号を出力するとともに、カウンタ802
の最上位桁出力はアドレスカウンタ803に加えられ、
同カウンタ803を歩進させる。従って、アドレスカウ
ンタ803が1歩進される間に、デコーダ861が出力
する“0”から“7”の8種類のタイミング制御信号は
1巡することになる。そして、デコーダ861の出力が
1巡する間に1台のパチンコ機に対するデータの送受信
が行なわれ、アドレスカウンタ803が1歩進される毎
に、データの送受信先となるパチンコ機の台番号が更新
される。詳述すれば、カウンタ803の計数値はスキャ
ナ即ち、端末指定回路81のデコーダ810に加えられ
ており、例えば、アドレスカウンタ803の計数値が0
である時はデコーダ810の0番出力がHレベルにな
り、掃引ドライバ811のDR1が導通し、第0番台
(パチンコ機2P1)が選択される。従って、若しこの
時、パチンコ機2P1内の入賞球センサS1がオンして
いれば、電源Va、入賞球センサS1、掃引ドライバD
R1という経路で電流が流れ、インターフェイス82の
フォトカプラP1はオンする。
【0039】そして、タイミング制御回路のデコーダ8
61の0番出力(ロード信号)がHレベルの時に、イン
ターフェイスのラッチ回路820の入賞球センサS1用
の記憶個所に入賞球の検出が記憶され、そのラッチ出力
がHレベルになる。又、このロード信号がHレベルの時
はORゲート862の出力は当然Lレベルであるので、
バッファゲート851が能動化されており、アドレスカ
ウンタ803が発生したアドレス(0番台を示してい
る)はバッファゲート851、アドレスバスAD2を介
して入賞球受信回路831のメモリMCに与えられる。
メモリ制御回路MCは、このアドレスをそのまま入賞球
メモリMに与えるので、入賞球メモリMの0番台に割り
当てられた記憶エリアの記憶内容が、メモリMの出力端
子QからプリセットカウンタPCに加えられる。尚、こ
の時、入賞球メモリMの記憶内容は前のサイクルまでの
0番台の入賞球数が積算されている。そして、この時ロ
ード信号はHレベルであるので、メモリ制御回路MCは
このロード信号(Hレベル)をそのままプリセットイネ
ーブル信号としてプリセットカウンタPCに与え、プリ
セットカウンタPCには前のサイクルまでの0番台の入
賞球数の積算値がデータバスDB1を通してプリセット
される。
【0040】次に、分周カウンタ802が1歩進され
て、タイミング制御回路86のデコーダ861のロード
信号が立ち下ると、これと同時にデコーダ861の1番
出力、即ち、カウントクロックが立ち上り、このカウン
タクロックはメモリ制御回路MC内の3入力ANDゲー
トに加えられる。この時メモリ制御回路MC内のメモリ
は、アドレスカウンタ803からのアドレスにより0番
台の記憶領域が指定されている。メモリ制御回路MC内
の3入力ANDゲートの働きにより、メモリ制御回路M
Cは、インターフェイス82のラッチ回路820の対応
するラッチ出力D1が、Hレベルであると、プリセット
カウンタPCにカウントアップクロックを加えてプリセ
ットカウンタPCを1カウントアップさせる。次に、分
周カウンタ802が1歩進されて、デコーダ861のカ
ウントクロックが立ち下ると、これと同時にデコーダ8
61の2番出力(ライト信号)がメモリ制御回路MCに
加えられ、このライト信号はメモリ制御回路MCを通し
て入賞球メモリMに加わる。
【0041】そしてこの時、プリセットカウンタPCの
内容は前のサイクルよりも1カウントアップされている
ので、入賞球メモリMの第0番台に割り当てられた記憶
領域には、前のサイクルよりも1カウントアップされた
入賞球数が、データバスDB2を通して記憶される。
尚、この時、ラッチ回路820が入賞球検出信号の発生
を記憶していなければ、入賞球メモリMの記憶内容は前
のサイクルと同一である。続いて、デコーダ861の2
番出力が立ち下ると、その後デコーダ861の3番出力
・4番出力・5番出力・6番出力が順次立ち上り、その
間ORゲート862の出力はHレベルになる。従って、
その間バッファゲート851は閉じ、又、バッファゲー
ト853が能動化される。
【0042】一方、CPU110は、システムバス17
0に、データの一部として、パチンコ機を指定するため
のアドレスを周期的に出力しており、このアドレスはア
ドレス適択回路85(図6)のラッチ回路852に記憶
されている。そして、タイミング制御回路86(図6)
のORゲート862の出力力用レベルになると、このラ
ッチ回路852に記憶されていたアドレスはバッファゲ
ート853を経由してメモリ制御回路MCに与えられ、
メモリ制御回路MCはこれを入賞球メモリMに読出しア
ドレスとして与える。従って、入賞球メモリMの0番地
から(CPU110が指定するアドレスとアドレスカウ
ンタ803が指定するアドレスは必ずしも一致する必要
はないが、仮にCPU110が0番地を指定しているも
のとすれば、入賞球メモリMの0番地から)第0番台の
積算入賞球数がデータバスDB1に読出され、この情報
はバッファゲートBを介してシステムバス170に乗せ
られ、プロッセッサに取り込まれる。各パチンコ機2P
l〜2Pn(図6)の打込球数や補給球数についてのデ
ータ即ち遊技情報の収集動作も上記の入賞球数について
のデータ収集の場合と同じである。
【0043】次に、非積算形受信回路の動作を、不正検
出受信回路835を例にして説明する。不正検出回路5
7からの信号は、球不足の情報と同じく、各パチンコ機
2Pl〜2Pn(図6)の状態を表すステータス情報で
あり、入賞球数のような積算データではないので、デー
タを積算するためのプリセットカウンタは備えておら
ず、メモリMは各パチンコ機2Pl〜2Pnと対応した
ステータスフラッグとして機能している。パチンコ機2
Pl〜2Pnの選択は入賞球の収集時と同様にスキャナ
即ち、端末回路81で行なわれる。このスキャナ即ち、
端末指定回路81のデコーダ810によって、例えば0
番台(パチンコ機2Pl)が選択された時に回路57か
ら不正検出信号が発生されていると、タイミング制御回
路86のデコーダ861がロード信号を立ち上げるタイ
ミングで、不正検出信号はインターフェイスのラッチ回
路820に記憶され、ラッチ回路820の対応する出力
力用レベルになり、メモリ制御回路MCに加えられる。
【0044】この時、メモリ制御回路MCにバッファゲ
ート851から0番台(パチンコ機2Pl)のアドレス
が与えられており、メモリ制御回路MCは0番台のアド
レスを、読出しアドレスとして、メモリMに与える。続
いて、デコーダ861がその2番出力、即ち、ライト信
号を立ち上げたタイミングでメモリ制御回路MCは、メ
モリMに対して書込み制御信号を加えるとともに、ラッ
チ回路820の対応する出力D5を1ビットのデータ入
力として加える。従って、0番台が不正検出をしていれ
ば、メモリMの0番台に対応する番地の内容力用レベル
になる。続いて、デコーダ861の2番出力が立ち下が
ると、その後デコーダ861の3番出力・4番出力・5
番出力・6番出力が順次立ち上がり、ORゲート862
の出力がその間Hレベルになる。従って、その間バッフ
ァゲート851は閉じ、バッファゲート853は能動化
される。バッファゲート853が能動化されている間
に、CPU110は、システムバス170・ラッチ回路
852・アドレスバスAD2を介して、メモリ制御回路
MCに読出しアドレスを与え、メモリMの内容をバッフ
ァゲートBを介して読出す。CPU110は、1番台に
ついて不正行為を検出すると、管理室の報知器160を
作動させ、その旨を伝える。
【0045】(2)パチンコ機への制御指令動作 CPU110は、いずれかのパチンコ機についての不正
行為又は球不足(遊技情報)を検出すると、そのパチン
コ機の適当な遊技機器制御手段に対して遊技不能化指令
又は補給指令を発する。以下、遊技不能化指令を発する
場合について説明する。先づ、CPU110は或るパチ
ンコ機の遊技情報検出手段から制御ユニット50Pl〜
50Pn(図8)を介して不正行為情報が送信される
と、システムバス170を介して遊技不能化信号と不正
行為のあったパチンコ機の台番号を示す情報を、アドレ
ス選択回路80のラッチ回路852に与える。そして、
これらの情報は、タイミング制御回路86のデコーダ8
61によってバッファゲート853が能動化されている
時にアドレスバスAD2を介して、メモリ制御回路MC
に加えられる。
【0046】その結果、メモリ制御回路MCはメモリM
に、不正行為の生じているパチンコ機の台番号を、書込
みアドレスとして与え、データ出力をHレベルにすると
ともに、書込み制御信号を加える。その結果、メモリM
の指定された番地はHレベルになり、対応するパチンコ
機に遊技不能化指令を与えるべき旨が記憶される。具体
的には、例えば、0番台に遊技不能化指令を与える時は
メモリMの0番地がHレベルになる。そして、アドレス
カウンタ803によって0番台のアドレスが指定される
と、デコーダ861がロード信号を出力するタイミング
で、ANDゲートG1の出力が立ち上がり、フリップフ
ロップFF1はセットされる。これにより、トランジス
タ822がオンし、ライン61が電源に接続される、即
ち、遊技不能化信号がライン61に発生する。この時ス
キャナ即ち、端末指定回路81のデコーダ810によっ
て、0番台が選択されているので、フォトカプラ55の
発光ダイオードが発光し、タイマ回路56がセットされ
る(図9)。そして、デコーダ861が7番出力を立ち
上げたタイミングで、フリップフロップFF1はリセッ
トされる。
【0047】しかし、タイマ回路56のタイマ時間は少
なくともスキャナ即ち、端末指定回路81の1巡に要す
る時間幅を持つように予め設定されている。従って、キ
ーボード130の遊技不能解除スイッチ1316が押さ
れて、メモリM内の0番台(2Pl)の遊技不能化命令
がクリアされない限り、タイマ回路56は、スキャナ即
ち、端末指定回路81が1巡する毎に再セットされ、そ
のタイマ時間の更新がなされる。即ち、0番台(2P
l)の制御ユニット50Pl内の信号選択回路53(図
9)は、このタイマ回路56の出力により持続的に禁止
動作状態におかれ、モータ制御リレー55への給電を阻
止する(図9)。これにより、当該パチンコ機の打球発
射装置10が停止し、遊技不能となる。球不足検知の場
合には、同様にしてフォトカプラ58(図9)の発光ダ
イオードが発光し、タイマ回路59で設定された時間幅
だけトランジスタ60にベース電流が流れ、補給装置4
9の補給電磁石がその間作動し、0番台には所定数のパ
チンコ球が補給される。そして、デコーダ861が7番
出力を立ち上げたタイミングで、フリップフロップFF
1はリセットされる。尚、ORゲート812は、CPU
110が制御指令を書き込んでいる時に、スキャナ即
ち、端末指定回路81のデコーダ810がパチンコ機を
選択することを防止するためのものであり、スキャナ8
1のデコーダ810はORゲート812の出力がLレベ
ルの時にイネーブルされる。
【0048】図9において、スイッチSW1及びSW2
は、コンピュータシステムが故障した場合でも、各パチ
ンコ機への補給動作、強制的な遊技不能化だけはできる
ようにするための手動スイッチである。上記実施例で
は、不正行為がありパチンコ機台が遊技不能にされた場
合、コンピュータからの解除指令により当該パチンコ機
台の遊技不能化を解除したが、コンピュータからの指令
によらず、直接店員の手動操作によって遊技不能化解除
ができるように、遊技不能化手段内に解除スイッチを設
けることができる。又、上記実施例では、遊技不能化手
段を適当な期間作動させ続けるため、フォトカプラ55
を介して遊技不能化指令を受てから一定時間持続するタ
イマ回路56(図9)を使用したが、他の任意の回路手
段を用いることも出来る。
【0049】例えば、フォトカプラ55及びタイマ回路
56の代りに、各制御ユニット50Pl〜50Pn内に
フリップフロップを設け、そのセット入力端子を禁止不
能化ライン61に接続する。一方、ライン61、62の
他に解除命令用の制御ラインを追加し、この追加ライン
を、送信回路84と同様に構成した遊技解除指令送信回
路に接続する。そして、この解除指令ラインに対し、各
フリップフロップのリセット入力端子を接続し、該フリ
ップフロップのセット出力端子を信号選択回路53の禁
止入力端子に接続する。即ち、スキャナ即ち、端末指定
回路81で選択されたパチンコ機について、ライン61
に遊技不能化指令があればフリップフロップがセットさ
れて信号選択回路53が禁止動作し、追加ラインに遊技
不能解除指令があれば、フリップフロップがリセットさ
れて、信号選択回路53の禁止動作が解除されるように
構成してもよい。このように構成すれば、パチンコ機の
アドレスが巡回する間にライン61上の信号がとぎれて
も、キーボードから遊技不能化解除指令が発生される
迄、遊技不能化状態を継続させることができる。
【0050】次に、不正行為が、変動入賞装置の入賞口
の開閉板をピアノ線等で開き放しにする不正行為の検出
手段について説明する。図12及び図13に於て、図中
の符合90はパチンコ機の遊技盤3の前面に取付けられ
る変動入賞装置を例示したものであり、その入賞口92
は開閉板91で開閉される。この開閉板91は、例え
ば、特定入賞口5(図1)に球が入ったという条件によ
って、又は回転したルーレットゲーム装置4が中当り或
いは大当りの数字の組合せで停止したという条件によっ
て、所定時間例えば10秒或いは30秒間だけ開き続け
る。入賞口92は通常の入賞口より大であって、開閉板
91が開くと極端に入賞率が良くなるようになってい
る。従って、この開閉板91をピアノ線等により強制的
に開状態に保持せしめれば、不当に多くの賞球を獲得す
ることができる。
【0051】図14、図15、図16は、このような不
正行為を検出するためのそれぞれ別の回路例である。図
14の、異常状態検知手段の一例としての不正検出処理
回路57は、不正行為があった場合、開閉板91が閉じ
ているべき期間内に、開閉板91が強制的に開かれてい
ることから、これを不正行為の有無の判別に利用するも
のである。図中の符合93は開閉板91の開閉状態を知
るため変動入賞装置90に設けた光電式の開閉板センサ
(不正検出センサ)であって、開閉板91が開状態にあ
る間、その旨の開動作確認信号93Aを発生する。この
開動作確認信号93Aは不正検出回路57のANDゲー
ト94の一方の入力となる。ANDゲート94の他方の
入力端子には、変動入賞装置90の開閉板91を開閉す
る変動制御回路95から、開閉板91を開かせるための
作動信号95Aの補(反転信号)が入力される。
【0052】変動入賞装置90の開閉板91を開閉する
ための遊技制御回路としての変動制御回路95は、特別
スイッチ951がONしたとき、即ち上述の大当りのよ
うな条件が成立したとき、セットされるフリップフロッ
プ952と、このセット出力によりトリガーされ一定時
間後にフリップフロップ952をリセットするタイマ9
53と、フリップフロップ952がセットされてから入
賞センサS1によって検知される全入賞球を計数して行
き所定数量に達したときフリップフロップ952をリセ
ットするN進カウンタ954と、そしてフリップフロッ
プ952がセット状態にある期間だけ開閉板91を開く
ドライバ955とを有する。従って、開閉板91はタイ
マ953のタイマ時間例えば30秒が到来するか又はカ
ウンタ954が所定数量の入賞球をカウントアップする
か、いずれか先に到来する状態によって、閉じることに
なる。
【0053】この変動制御回路95からの作動信号95
Aと開閉板センサ93からの開動作確認信号93Aとを
2入力とするANDゲート94は、変動入賞装置90の
開閉板91が正常動作時に閉じるべき期間中に開閉板9
1が開かれたとき、出力を生じる。符合96は、このA
NDゲート94の出力によりセットされるフリップフロ
ップであり、そのセット出力が不正検出信号として取り
出される。符合97はタイマであって、フリップフロッ
プ96のセット出力により始動し、一定時間後にフリッ
プフロップ96をリセットして不正検出信号を消失させ
る。これは、不正検出回路57に不正検出信号が生じて
いる間のみ、遊技不能化手段を作動させるようにコンピ
ュータ制御し得るようにするためである。符合98はフ
リップフロップ96をリセットするためのリセットスイ
ッチであって、例えば、パチンコ機の前面枠の開閉錠の
操作と連動しており、店員が鍵で前面枠を開いたときフ
リップフロップ96をリセットする。
【0054】図15の不正検出処理回路は、不正行為が
あった場合、開閉板91の開いている時間が正規の最大
時限、例えば30秒よりも長くなることから、これを判
別して不正行為を検出するものである。図中の符合10
1は開閉板センサ93からの開動作確認信号93Aと発
信器100からの出力信号を2入力とするANDゲー
ト、符合103は時間比較器としてのカウンタであっ
て、アップカウンタ或いはダウンカウンタから成る。カ
ウンタ103は、開閉板91が開かれている間、即ち開
動作確認信号93Aが発生している間に、ANDゲート
102を介して送られて来る発信器100からのパルス
を計数し、その内容をアップ又はダウンカウントして行
く。遅延回路102は、開動作確認信号93Aの立下り
後一定時間が経過したとき、出力を生じ、カウンタ10
3をリセットする。従って、通常の場合には、カウンタ
103は開閉板91が最大時限だけ開いて閉じるので、
その後に遅延回路102から発生されるリッセト信号に
よりリセットされ、出力を生じない。しかし、開閉板9
1が所定の最大時限を越える長い時間にわたって開かれ
続けていると、遅延回路102からいつ迄もリセット信
号が発生されない。このため、カウンタ103はゲート
101からのパルスを計数し続け、その内容が設定器1
04で設定された値に達する。従って、カウンタ103
に出力を生じ、フリップフロップ96がセットされ、不
正検出信号が発生する。
【0055】図16の不正検出処理回路は、正常動作の
場合、開閉板91が一定時間だけ開いたとき変動入賞装
置90に入り得る入賞球の数は、時間的制約或いはカウ
ンタ954(図14)の存在から、おのずと上限が定ま
るものであることに着目し、その上限値よりも多い数量
の入賞球が検出されたときは、これを不正行為によるも
のであると判断するものである。図中の符合105は変
動入賞装置90その他に入った入賞球に応答する入賞球
センサS1からの検出信号を計数するカウンタであり、
図15の場合と同様に、開閉板91が閉じたとき、開閉
板センサ91から微分回路106を介して得られるリセ
ット信号、即ち開動作確認信号93Aの立下り微分によ
り、リセットされる。通常の場合には、作動信号95A
が消失すると開閉板91も閉じるので、カウンタ105
は出力を生じない。しかし、作動信号95Aが消失して
も開閉板91が閉じないときは、微分回路106にリセ
ット信号が生じないので、カウンタ105は入賞球セン
サS1から発生される入賞球検知パルスの数を計数し続
け、その内容が設定器107で設定された入賞球数量の
上限値に達する。従って、カウンタ105に出力を生
じ、フリップフロップ96がセットされ、不正検出信号
が発生する。尚、変動入賞装置の種類によっては、球の
重量だけで開閉板を開閉せしめ、もし不正に開閉板を開
き続けると入賞口に球が溜ってしまうタイプのものがあ
る。かかるタイプのときは、入賞口に停留している球の
静止もしくは通過時間を正規の場合と比較して、不正行
為の検出をなすこともできる。
【0056】以上、本発明の一実施例として、パチンコ
機について説明したが、管理装置及び制御ユニットの間
でデータの送受信を行う遊技機であれば、パチンコ機に
限らずどのような遊技機であっても本発明を適用でき
る。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、遊技店に
あっては、遊技関連情報に限らず遊技機等の所要異常状
態の発生をも検出し、情報中継手段を介して送信された
この異常発生情報に基づいて異常発生した遊技機を迅速
に認識できる。そして、異常発生した遊技機に対して
は、制御指令を情報中継手段を介してその遊技機の遊技
不能化手段を作動させて遊技の停止を直ちに行えるので
遊技店側が被る不利益の拡大を防止出来る。
【0058】又、情報中継手段を、島設備の上方部位に
各遊技機に対応して個別に配置せしめて構成したので、
島設備が完成して各種遊技機が設置される以前に、まず
集中管理装置と情報中継手段との伝送路の配線敷設が可
能となり、多数台の遊技機を設置する場合や変則的な島
設備構成であっても、作業員が配線処理を整然と行えて
配線作業も容易となり断線を引き起こしたり誤配線をす
ることがなくなる。更に、情報中継手段と遊技機とは接
続自在な配線処理であるから、島設備に設置されている
多数台の遊技機を新台と入れ替える場合であっても、電
気的知識のある専門作業員を必要としないばかりか遊技
機の入れ替え交換に関わる配線接続が簡単となって作業
時間の短縮が図られ、しかも誤接続をすることがなくな
る。従って、島設備に敷設されている伝送路の配線が煩
雑になることがなくなり保守点検作業も簡素化できる。
【0059】情報中継手段に異常状態検知手段から出力
される信号を処理する処理回路を備え、該処理回路によ
って処理された信号が出力されるので、定期的に新台と
交換される遊技機側に処理回路を設けた場合に比べて、
高価な処理回路を無駄に廃棄することがなくなり経済的
であると共に遊技機のコストダウンにも寄与する。更に
は、遊技機に処理回路を設置しなくて済むことにより、
この処理回路が一体構成される所要制御回路の小型化が
図れて、遊技機裏側の有効活用をも図れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は不正防止装置を適用した遊技機としての
パチンコ機の正面図である。
【図2】図2はその裏側を示す図である。
【図3】図3は遊技不能化手段の具体例を示す図であ
る。
【図4】図4は遊技不能化手段の具体例を示す図であ
る。
【図5】図5は外部磁石と不正検出用の磁気センサの取
付け位置との関係を示すパチンコ機の部分断面図であ
る。
【図6】図6は不正検出管理装置全体の概略を示す図で
ある。
【図7】図7はキーボードのパネル面を例示した図であ
る。
【図8】図8は島設備側の制御ユニットと各パチンコ機
のセンサ類及び駆動装置類の配置を示した図である。
【図9】図9は情報伝送回線及び端末指定回線に対する
制御ユニット、センサ類及び駆動装置類の結線を例示し
た図である。
【図10】図10は制御ユニット内のモータ制御回路と
不正検出回路の具体例を示す図である。
【図11】図11はコンピュータシステムに接続された
伝送制御装置の具体例を示す図である。
【図12】図12は変動入賞装置の具体例を示す図であ
る。
【図13】図13は変動入賞装置を遊技盤に取付けた状
態を示す断面図である。
【図14】図14は変動入賞装置に対する不正行為を検
出する不正検出回路の一具体例である。
【図15】図15は変動入賞装置に対する不正検出回路
の他の具体例である。
【図16】図16は変動入賞装置に対する不正検出回路
の更に他の具体例を示す図である。
【符号の説明】 1 島設備 2 パチンコ機(遊技
機) 16 電磁ソレノイド(遊技不能化手段) 26 電磁ソレノイド(遊技不能化手段) 28 球不足検出機構 33 賞球排出装置 42 入賞球処理装置 50 制御ユニット(情報中継手段) 57 不正検出回路 60 データ伝送ライン 61 遊技不能化ライン 82 インターフェイス 83 受信回路 84 送信回路 85 アドレス選択回路 90 変動入賞装置 95 変動制御回路(遊
技制御回路) 110 CPU 120 メモリ(記憶手
段) 130 キーボード 140 プリンタ(視覚的
表示手段) 150 ディスプレイ(視覚的表示手段) 160
報知器 210 情報伝送回線 220 端末指定回線 300 伝送制御装置 1314 報知器ストップキー 1315 遊技不能化キー 1316 遊技不能解除キー S0 磁気センサ S1 入賞球センサ S2 打込球センサ S3 補給センサ S4 球不足センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技店内の島設備に列設された遊技機を含
    む複数の端末装置を集中的に管理するようにした遊技店
    における集中管理装置において、 上記遊技機側には、少なくとも、 遊技の展開に応じて発生する各種の遊技関連情報を各々
    検出する所要の遊技情報検出手段と、 予め定められている所定の遊技条件が成立したことを条
    件に、変動入賞装置に対して規定された開放制御を行う
    遊技制御回路と、 予め設定された所要の異常状態の発生を検出する異常状
    態検知手段と、 上記遊技情報検出手段によって検出された各種の遊技関
    連情報及び上記異常状態検知手段によって検出された異
    常発生情報を上記集中管理装置側に送信し、且つ該集中
    管理装置側から出力された所要制御指令を受信する情報
    中継手段と、 異常発生情報に基づく制御指令により、当該遊技機での
    遊技を不能化する遊技不能化手段と、を具備し、 上記集中管理装置には、 送信された上記遊技関連情報及び上記異常発生情報をデ
    ータの種類毎に、且つ各々遊技機毎に記憶する記憶手段
    と、 送信された異常発生情報に基づいて、優先的に警報報知
    する報知手段と、 上記記憶手段に記憶されている異常発生情報及び該異常
    発生情報を検出した遊技機を外部へ視覚的認識可能に表
    示する視覚的表示手段と、 異常発生情報を検出した上記遊技機の遊技不能化手段を
    制御指令に基づき作動して遊技の不能化を行う不能化指
    令手段と、 上記遊技不能化手段が作動して不能化制御中の遊技機に
    対して、不能化制御を解除する不能化解除指令手段と、 を具備して、 上記情報中継手段を、各遊技機と集中管理装置とを接続
    する伝送路間であって、上記島設備の上方部位に各遊技
    機に対応して個別に配置せしめて構成し、 該情報中継手段と遊技機とは、接続自在な配線処理とす
    ることを特徴とする遊技店における集中管理装置。
  2. 【請求項2】上記情報中継手段には、上記異常状態検知
    手段から出力される信号を処理する処理回路を備え、該
    処理回路によって処理された信号が出力されるようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の遊技店における集中
    管理装置。
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