JP2012055557A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】主電源スイッチ68のオン状態での不正行為およびオフ状態での不正行為のそれぞれをX軸MIセンサ70で検出すること。
【解決手段】主電源スイッチ68のオン状態では主電源回路67からX軸MIセンサ70およびセンサ制御回路77のそれぞれに駆動電源が供給され、主電源スイッチ68のオフ状態では予備電源回路78からX軸MIセンサ70およびセンサ制御回路77のそれぞれに駆動電源が供給される。このセンサ制御回路77は主電源スイッチ68のオン状態では遊技盤に前方から窓を介して磁石が近付けられた場合にX軸MIセンサ70の検出結果を閾値と比較することで異常有りと判定するものであり、主電源スイッチ68のオフ状態ではX軸MIセンサ70に外力が加えられることでX軸MIセンサ70の地磁気に対する相対的な姿勢が変動した場合にX軸MIセンサ70の検出結果を閾値と比較することで異常有りと判定する。
【選択図】図7

Description

本発明はパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機には磁気センサを備えたものがある。この磁気センサは磁気の変化量に応じた大きさの電気信号を出力するものであり、磁気センサの電気的なオン状態で遊技盤に前方から窓を介して磁石が近付けられた場合には磁気センサからの電気信号が大きく変動することで異常有りと判定される。
特開2009−279245号公報
パチンコ遊技機の場合にはソフトウェアを改竄する等の不正行為が行われることがある。この不正行為はパチンコホールの閉店中にパチンコホールに忍び込んで行われるものであり、主電源の無効状態で行われる。この主電源はパチンコホールの電源設備が供給するものであり、不正行為の最中には磁気センサに外力が作用することで磁気センサの地磁気に対する相対的な姿勢が変動するものの磁気センサが電気的なオフ状態にある。このため、磁気センサが電気信号を出力することができず、不正行為を検出できない。
本発明のパチンコ遊技機は次の[1]遊技盤〜[5]異常判定手段を備えたところに特徴を有する。
[1]遊技盤は遊技者側である前面に遊技球が転動可能な遊技領域を有するものである。図3の符号23は遊技盤に相当し、図3の符号28は遊技領域に相当する。
[2]入球口は遊技盤に設けられたものであり、遊技球が入球可能なものである。図3の特別図柄始動口31および特別入賞口37のそれぞれは入球口に相当する。
[3]窓は遊技盤の前面に前方から隙間を介して対向するものであり、入球口を前方から覆う透明なものである。図1の符号8は窓に相当する。
[4]磁気センサはパチンコホールの電源設備が供給する主電源の有効状態および無効状態のそれぞれで駆動電源が供給されるものであり、地磁気を検出可能なものである。図7の符号69は電源設備に相当し、図4のX軸MIセンサ70とY軸MIセンサ71とZ軸MIセンサ72のそれぞれは磁気センサに相当するものであり、主電源スイッチ68のオフ状態は無効状態に相当し、主電源スイッチ68のオン状態は有効状態に相当する。
[5]異常判定手段は主電源の有効状態および無効状態のそれぞれで駆動電源が供給されるものであり、主電源の有効状態で遊技盤に前方から窓を介して磁石が近付けられた場合に当該行為を磁気センサの検出結果に応じて検出可能であると共に主電源の無効状態で磁気センサに外力が加えられることで磁気センサの地磁気に対する相対的な姿勢が変動した場合に当該行為を磁気センサの検出結果に応じて検出可能なものである。図4のセンサ制御回路77は異常判定手段に相当する。
主電源の有効状態で遊技盤に前方から窓を介して磁石が近付ける不正行為が行われた場合および主電源の無効状態で磁気センサに外力を加える不正行為が行われた場合のそれぞれに磁気センサからの出力信号が基準に対して変化するので、両不正行為を共通の磁気センサで検出できる。
実施例1を示す図(パチンコ遊技機の外観を斜め前方から示す図) 内枠の外観を斜め前方から示す図 遊技盤の外観を前方から示す図 電気的な構成を示す図 装飾図柄の組合せを示す図 図柄要素の配列を示す図 電源の供給経路を示す図 MIセンサを示す図 メイン制御回路から演出制御回路に送信される制御コマンドの一覧を示す図 メイン制御回路の変数の一覧を示す図 カウンタMN3の値の一覧を示す図 メイン制御回路の大当り判定テーブルを示す図 メイン制御回路の特別図柄選択テーブルを示す図 メイン制御回路の当り判定テーブルを示す図 メイン制御回路の図柄情報コマンドテーブルを示す図 メイン制御回路の制御データ格納領域を示す図 演出制御回路の変数の一覧を示す図 演出制御回路の図柄テーブルを示す図 演出制御回路の演出制御データ格納領域を示す図 センサ制御回路の変数の一覧を示す図 センサ制御回路のセンサデータ格納領域を示す図 メイン制御回路のメイン処理を示すフローチャート メイン制御回路のタイマ割込み処理を示すフローチャート メイン制御回路のテスト運転処理を示すフローチャート メイン制御回路のテスト処理0を示すフローチャート メイン制御回路のテスト処理1を示すフローチャート メイン制御回路のテスト処理2を示すフローチャート メイン制御回路のテスト処理3を示すフローチャート メイン制御回路のテスト処理4を示すフローチャート メイン制御回路のテスト処理5を示すフローチャート メイン制御回路のテスト処理6を示すフローチャート メイン制御回路のテスト処理7を示すフローチャート メイン制御回路のテスト処理8を示すフローチャート メイン制御回路のテスト処理9を示すフローチャート メイン制御回路のテスト処理10を示すフローチャート メイン制御回路のテスト処理11を示すフローチャート メイン制御回路のテスト処理12を示すフローチャート メイン制御回路のテスト処理13を示すフローチャート メイン制御回路のテスト処理14を示すフローチャート メイン制御回路のテスト処理15を示すフローチャート メイン制御回路の入力処理を示すフローチャート メイン制御回路の賞球信号処理を示すフローチャート メイン制御回路の普通図柄プロセス処理を示すフローチャート メイン制御回路の当り判定処理を示すフローチャート メイン制御回路の普通図柄遊技処理を示すフローチャート メイン制御回路の当り遊技処理を示すフローチャート メイン制御回路の特別図柄プロセス処理を示すフローチャート メイン制御回路の大当り判定処理を示すフローチャート メイン制御回路の特別図柄遊技処理を示すフローチャート メイン制御回路の大当り遊技処理を示すフローチャート メイン制御回路の遊技状態検出処理を示すフローチャート メイン制御回路のカウンタ送信処理を示すフローチャート センサ制御回路のメイン処理を示すフローチャート センサ制御回路の外部割込み処理1を示すフローチャート センサ制御回路の外部割込み処理2を示すフローチャート センサ制御回路のタイマ割込み処理を示すフローチャート センサ制御回路のリモコン処理を示すフローチャート センサ制御回路の異常判定処理を示すフローチャート 演出制御回路のメイン処理を示すフローチャート 演出制御回路の外部割込み処理2を示すフローチャート 異常報知映像を示す図 演出制御回路のタイマ割込み処理を示すフローチャート 演出制御回路の装飾図柄遊技処理を示すフローチャート 演出制御回路の装飾図柄遊技開始処理を示すフローチャート 演出制御回路の外れ図柄設定処理を示すフローチャート 演出制御回路の大当り図柄設定処理を示すフローチャート 演出制御回路の装飾図柄遊技中処理を示すフローチャート 装飾図柄遊技の映像を示す図 演出制御回路の装飾図柄遊技停止処理を示すフローチャート 演出制御回路の大当り遊技演出処理を示すフローチャート 実施例2を示す図(センサ制御回路の補正データテーブルを示す図) メイン制御回路のテスト運転処理を示すフローチャート センサ制御回路の異常判定処理を示すフローチャート
パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前面および後面のそれぞれが開口する四角筒状をなすものであり、外枠1には外枠1の前方に位置して内枠2が装着されている。この内枠2は、図2に示すように、縦長な四角環状をなすものであり、左板部と右板部と上板部と下板部を有している。この内枠2は外枠1の前端面に前方から接触する閉鎖状態および外枠1の前端面から前方へ離間する開放状態相互間で軸3を中心に回動可能にされたものであり、内枠2には内枠ロック機構が装着されている。この内枠ロック機構は操作力が作用していない状態でロック状態になるものであり、操作力が作用している状態でアンロック状態になる。この内枠ロック機構は内枠2の閉鎖状態でロック状態になることで内枠2を閉鎖状態にロックするものであり、内枠2のロック状態で内枠ロック機構に操作力が作用した場合にはアンロック状態になることで内枠2を閉鎖状態から開放状態に操作することが可能にロック解除される。この内枠2には台板4が形成されている。この台板4は内枠2の下端部を閉鎖する垂直な板状をなすものであり、内枠2には台板4の上方に位置して空間状の遊技盤収納部5が形成されている。
内枠2には、図1に示すように、内枠2の前方に位置して前枠6が装着されている。この前枠6は内枠2の前面を閉鎖する閉鎖状態および内枠2の前面を開放する開放状態相互間で内枠2と共通の軸3を中心に回動操作されるものであり、内枠ロック機構を閉鎖状態で操作不能に閉鎖し、内枠ロック機構を開放状態で操作可能に開放する。この前枠6には円形状の貫通孔7が形成されており、貫通孔7の内周面には透明な窓8が固定されている。
内枠2には、図1に示すように、前枠ロック機構9が固定されている。この前枠ロック機構9はロック状態およびアンロック状態相互間で切換えられるものであり、前枠6は前枠6の閉鎖状態で前枠ロック機構がロック状態になることで閉鎖状態にロックされ、前枠ロック機構がアンロック状態になることで閉鎖状態から開放状態に操作することが可能にロック解除される。この前枠ロック機構は前枠6の閉鎖状態で前方から専用の鍵で操作されるものであり、内枠2および前枠6のそれぞれの閉鎖状態で前枠ロック機構9に鍵が挿入されて鍵が左回り方向へ回転操作された場合には内枠ロック機構のロック状態で前枠ロック機構9がロック状態からアンロック状態に切換えられ、前枠6が閉鎖状態から開放状態に操作可能になる。これら内枠2および前枠6のそれぞれの閉鎖状態で前枠ロック機構9に鍵が挿入されて鍵が右回り方向へ回転操作された場合には前枠ロック機構9のロック状態で内枠ロック機構がロック状態からアンロック状態に切換えられ、内枠2が閉鎖状態から開放状態に操作可能になる。
前枠6には、図1に示すように、左上隅部および右上隅部のそれぞれに位置してスピーカカバー10が固定されている。これら両スピーカカバー10のそれぞれは網状をなすものであり、前枠6には両スピーカカバー10のそれぞれの後方に位置してスピーカ11が固定されている。これら両スピーカ11のそれぞれは効果音を出力するものであり、両スピーカ11のそれぞれから出力された効果音は前方のスピーカカバー10を通して放出される。前枠6には両スピーカカバー10のそれぞれの下方に位置して有色透明な複数のランプカバー12が固定されている。この前枠6には複数のランプカバー12のそれぞれの後方に位置して電飾LED13(図4参照)が固定されており、複数のランプカバー12のそれぞれは後方の電飾LED13が点灯することで照明される。
前枠6には、図1に示すように、前枠6の前方に位置して上皿14が固定されている。この上皿14は上面が開口する容器状をなすものであり、内枠2の台板4には、図2に示すように、上皿14の後方に位置して払出口15が形成されている。この払出口15は遊技球を上皿14内に賞品として払出すものであり、払出口15から上皿14内に払出された遊技球は上皿14内に貯留される。内枠2には、図1に示すように、上皿14の下方に位置して下皿板16が固定されており、下皿板16には下皿17が固定されている。この下皿17は上皿14内から溢れた遊技球を受けるものであり、上面が開口する容器状をなしている。
下皿板16には、図1に示すように、下皿17の右方に位置してハンドル台18が固定されており、ハンドル台18内にはハンドルセンサ19(図4参照)が固定されている。このハンドルセンサ19は固定接点および可動接点を有する常開形のスイッチからなるものであり、可動接点に操作力が作用することで可動接点が固定接点に接触した状態に弾性変形する。ハンドル台18には発射ハンドル20が装着されている。この発射ハンドル20は初期位置および初期位置に比べて時計回り方向の限度位置相互間で前後方向へ指向する軸を中心に回動可能にされたものであり、発射ハンドル20が初期位置に静止した発射ハンドル20の非操作状態ではハンドルセンサ19の可動接点に操作力が作用せずに可動接点が固定接点に対して離間する。この発射ハンドル20は発射ハンドル20の操作状態でハンドルセンサ19の可動接点に操作力を加えるものであり、発射ハンドル20の操作状態では発射ハンドル20からハンドルセンサ19の可動接点に操作力が加えられることで可動接点が固定接点に接触する。即ち、ハンドルセンサ19は発射ハンドル20の操作状態で可動接点が固定接点に接触したオン状態になるものであり、発射ハンドル20の非操作状態では可動接点が固定接点から離間したオフ状態になる。
内枠2の台板4には発射ソレノイド21(図4参照)が固定されている。この発射ソレノイド21は電磁ソレノイドからなるものであり、発射ハンドル20の操作状態で電気的なオンオフを一定の時間的な周期で繰返す。この発射ソレノイド21の出力軸には、図1に示すように、打球槌22が連結されている。この打球槌22は発射ソレノイド21が電気的なオフ状態からオン状態になることで待機位置から打球位置に往動するものであり、発射ソレノイド21が電気的なオン状態からオフ状態になることで打球位置から待機位置に復動する。この打球槌22は打球位置から待機位置に復動するタイミングで上皿14内から遊技球が与えられ、待機位置から打球位置に往動することで遊技球を右から左に向けて叩くものであり、遊技球を右から左に向けて叩くことで同方向へ転動させる。即ち、発射ハンドル20の操作状態では発射ソレノイド21が一定周期でオンオフを繰返すことで遊技球が一定周期で発射される。
内枠2の遊技盤収納部5内には、図3に示すように、垂直な板状の遊技盤23が固定されている。この遊技盤23は前枠6の閉鎖状態で前枠6に後方から隙間を介して対向するものであり、前枠6の閉鎖状態で手指を触れることが不能に閉鎖され、前枠6の開放状態で手指を触れることが可能に開放される。この遊技盤23には遊技盤23の前方に位置して内レール24と外レール25と球止めゴム26が固定されている。内レール24は上面が開口する円弧状の金属板から構成されたものであり、外レール25は内レール24の外周部に配置された円弧状の金属板から構成されたものであり、球止めゴム26は内レール24の右端部および外レール25の右端部相互間の隙間を塞ぐゴムから構成されている。これら内レール24および外レール25相互間には発射通路27が形成されている。この発射通路27は下端部および上端部のそれぞれが開口する円弧状をなすものであり、打球槌22が叩いた遊技球は発射通路27の下端部を通って発射通路27内に進入し、発射通路27内に進入した遊技球は発射通路27に沿って円弧状の軌跡を描きながら上昇する。
遊技盤23の前面には、図3に示すように、遊技領域28が形成されている。この遊技領域28は内レール24と外レール25と球止めゴム26で囲まれた領域のうち発射通路27を除く残りの円形状の領域を称するものであり、打球槌22が叩いた遊技球は発射通路27の上端部から遊技領域28内に放出される。この遊技領域28内には複数の障害釘29が固定されており、遊技領域28内に放出された遊技球は障害釘29に当りながら遊技領域28内を落下する。この遊技領域28は前枠6の閉鎖状態で前枠6の窓8に後方から隙間を介して対向するものであり、前枠6の閉鎖状態で前方から窓8を通して視覚的に認識可能にされている。
遊技盤23には、図3に示すように、遊技領域28内に位置して普通図柄始動口30および特別図柄始動口31が固定されている。普通図柄始動口30は上面および下面のそれぞれが開口するコ字枠状をなすものであり、遊技球が上から下に向けて通過することが可能にされている。この普通図柄始動口30内には近接スイッチからなる普通図柄始動口センサ32(図4参照)が固定されており、遊技球が普通図柄始動口30内を通過した場合には普通図柄始動口センサ32から普通図柄始動信号が出力される。特別図柄始動口31は上面が開口するポケット状をなすものであり、遊技球が上面から入賞することが可能にされている。この特別図柄始動口31内には近接スイッチからなる特別図柄始動口センサ33(図4参照)が固定されており、遊技球が特別図柄始動口31内に入賞した場合には特別図柄始動口センサ33から特別図柄始動信号が出力される。
特別図柄始動口31には、図3に示すように、2枚の羽根板34が装着されている。これら両羽根板34のそれぞれは垂直な閉鎖状態および水平な開放状態相互間で前後方向へ指向する軸35を中心に回動可能にされたものであり、両羽根板34のそれぞれの閉鎖状態では遊技球が両羽根板34相互間の隙間のみを通って特別図柄始動口31の上面に入賞することが許容され、両羽根板34のそれぞれの開放状態では遊技球が両羽根板34のそれぞれに乗って特別図柄始動口31の上面に入賞することが許容される。この特別図柄始動口31は両羽根板34のそれぞれの閉鎖状態で遊技球が入賞可能な外れ状態になるものであり、両羽根板34のそれぞれの開放状態では遊技球が外れ状態に比べて容易に入賞可能な当り状態になる。この特別図柄始動口31の両羽根板34のそれぞれは特別図柄始動口ソレノイド36(図4参照)の出力軸に連結されている。この特別図柄始動口ソレノイド36は電磁ソレノイドからなるものであり、両羽根板34のそれぞれは特別図柄始動口ソレノイド36の電気的なオフ状態で閉鎖状態になり、特別図柄始動口ソレノイド36の電気的なオン状態で開放状態になる。
遊技盤23には、図3に示すように、遊技領域28内に位置して特別入賞口37が固定されている。この特別入賞口37は前面が開口する箱状をなすものであり、遊技球は特別入賞口37内に前面から入賞することが可能にされている。この特別入賞口37内には近接スイッチからなる特別入賞口センサ38(図4参照)が固定されており、遊技球が特別入賞口37内に入賞した場合には特別入賞口センサ38から特別入賞信号が出力される。この特別入賞口37には扉板39が装着されている。この扉板39は垂直な閉鎖状態および水平な開放状態相互間で左右方向へ指向する軸40を中心に回動可能にされたものであり、扉板39の閉鎖状態では特別入賞口37の前面が遊技球が入賞不能に閉鎖され、扉板39の開放状態では遊技球が扉板39に乗って特別入賞口37の前面に入賞することが可能になる。この扉板39は特別入賞口ソレノイド41(図4参照)の出力軸に連結されている。この特別入賞口ソレノイド41は電磁ソレノイドからなるものであり、扉板39は特別入賞口ソレノイド41の電気的なオフ状態で閉鎖状態になり、特別入賞口ソレノイド41の電気的なオン状態で開放状態になる。
内枠2には、図2に示すように、賞球タンク42および賞球ケース43が固定されている。賞球タンク42は遊技球を貯留するものであり、上面が開口する容器状をなしている。賞球ケース43は上下方向へ指向する通路状をなすものであり、賞球ケース43の上端部は賞球タンク42内に接続されている。この賞球ケース43は賞球タンク42内から遊技球が上端部を通して供給されるものであり、賞球ケース42内には賞球払出装置が固定されている。この賞球払出装置はケース内にスプロケットおよびステッピングモータ44(図4参照)を収納したものである。スプロケットは遊技球が進入可能な複数の凹部を有するものであり、ステッピングモータ44はスプロケットを回転操作することでスプロケットから遊技球を排出するものであり、スプロケットから排出された遊技球は賞球ケース43の下端部から落下する。この賞球ケース43の下端部は内枠2の払出口15に接続されており、賞球ケース43の下端部から落下した遊技球は払出口15を通して上皿14内に賞品として払出される。この賞球ケース43には近接スイッチからなる賞球センサ45(図4参照)が固定されている。この賞球センサ45は賞球払出装置に比べて遊技球の流れの下流側に配置されたものであり、賞球払出装置のスプロケットから1個の遊技球が排出される毎に賞球信号を出力する。
遊技盤23には、図3に示すように、遊技領域28内に位置して表示台枠46が固定されており、表示台枠46には普通図柄表示器47が固定されている。この普通図柄表示器47はLED表示器から構成されたものであり、遊技球が普通図柄始動口30内を通過することで普通図柄始動口センサ32から普通図柄始動信号が出力された場合には当りであるか否かが判定され、当りであるか否かが判定された場合には普通図柄表示器47に普通図柄遊技の映像が表示される。この普通図柄遊技の映像は普通図柄(○)(×)を交互に表示するものであり、当りであると判定された場合には普通図柄遊技の映像が普通図柄(○)で停止し、当りでない外れであると判定された場合には普通図柄遊技の映像が普通図柄(×)で停止する。この普通図柄(○)を当り図柄と称し、普通図柄(×)を外れ図柄と称する。この普通図柄遊技で当り図柄(○)が停止表示された場合には当り遊技が開始される。この当り遊技は特別図柄始動口31を外れ状態から当り状態に切換えることで特別図柄始動口31内に外れ状態に比べて多数個の遊技球が入賞することを許容するものであり、特別図柄始動口31は当り遊技の所要時間が経過することで当り状態から外れ状態に戻される。
表示台枠46には、図3に示すように、特別図柄表示器48が固定されている。この特別図柄表示器48はLED表示器から構成されたものであり、遊技球が特別図柄始動口31内に入賞することで特別図柄始動口センサ33から特別図柄始動信号が出力された場合には大当りであるか否かが判定され、大当りであるか否かが判定された場合には特別図柄表示器48に特別図柄遊技の映像が表示開始される。この特別図柄遊技の映像は特別図柄を予め決められた順序(1)→(2)→(3)→(1)・・・で循環的に変化させるものであり、大当りでない外れであると判定された場合には特別図柄の循環的な変動表示が(1)で停止し、大当りであると判定された場合には特別図柄の循環的な変動表示が(2)および(3)のいずれかで停止する。この特別図柄(1)を外れ図柄と称し、特別図柄(2)を通常大当り図柄と称し、特別図柄(3)を確変大当り図柄と称する。この特別図柄表示器48に特別図柄遊技の映像で通常大当り図柄(2)が停止表示された場合および確変大当り図柄(3)が停止表示された場合のそれぞれには大当り遊技が開始される。この大当り遊技は5回の大当りラウンドから構成されたものである。これら5回の大当りラウンドのそれぞれは特別入賞口37を開放状態にすることで開始されるものであり、上限個数の遊技球が特別入賞口37内に入賞した場合および特別入賞口37の開放時間が上限時間に到達した場合のいずれかに終了する。
特別図柄表示器48に特別図柄遊技の映像で通常大当り図柄が停止表示された場合には大当り遊技で初回の大当りラウンドが始まる前に確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれがオフ状態に設定され、特別図柄表示器48に特別図柄遊技の映像で確変大当り図柄が停止表示された場合には大当り遊技で最終回の大当りラウンドが終了した後に確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれがオン状態に設定される。確率変動モードは遊技球が特別図柄始動口31内に入賞した場合に大当りであると一定の高確率で判定するモードであり、確率変動モードのオフ状態では遊技球が特別図柄始動口31内に入賞した場合に大当りであると高確率に比べて低い一定の通常確率で判定される。電チューサポートモードは遊技球が普通図柄始動口30内を通過した場合に当りであると一定の高確率で判定するモードであり、電チューサポートモードのオフ状態では遊技球が普通図柄始動口30内を通過した場合に当りであると高確率に比べて低い一定の通常確率で判定される。
表示台枠46には、図3に示すように、装飾図柄表示器49が固定されている。この装飾図柄表示器49はカラー液晶表示器からなるものであり、遊技球が特別図柄始動口31内に入賞することで特別図柄始動口センサ33から特別図柄始動信号が出力された場合には装飾図柄表示器49に装飾図柄遊技の映像が表示開始される。この装飾図柄遊技の映像の表示中には両スピーカ11のそれぞれから装飾図柄遊技の映像に応じた内容の効果音が出力され、複数の電飾LED13のそれぞれが装飾図柄遊技の映像に応じた内容で発光し、装飾図柄遊技の映像が音および光の双方によって演出される。この装飾図柄遊技の映像は、図5に示すように、装飾図柄表示器49の表示領域内に左変動領域Lと中変動領域Cと右変動領域Rを横一列に設定し、左変動領域L内〜右変動領域R内のそれぞれに図柄要素を変動状態および変動停止状態で順に表示するものである。図6の(a)は装飾図柄遊技の映像で左変動領域L内に表示される左列の図柄要素の種類を示すものであり、図6の(b)は中変動領域C内に表示される中列の図柄要素の種類を示すものであり、図6の(c)は右変動領域R内に表示される右列の図柄要素の種類を示すものである。これら各列の図柄要素には(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)の8種類が共通に設定されており、各列の図柄要素の変動表示は図柄要素を予め決められた順序(1)→(2)→(3)→(4)→(5)→(6)→(7)→(8)→(1)・・・で循環的に変化させることで行われる。
左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の3つは特別図柄遊技の映像で特別図柄が変動状態で表示開始されることに時間的に同期して変動状態で表示開始されるものであり、左列の図柄要素は1番目に(1)〜(8)のいずれか1つで変動停止し、右列の図柄要素は2番目に(1)〜(8)のいずれか1つで変動停止し、中列の図柄要素は3番目に(1)〜(8)のいずれか1つで変動停止する。これら左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の3つは装飾図柄を構成するものであり、装飾図柄の組合せには大当りの組合せおよび外れの組合せの2種類が設定されている。大当りの組合せは、図5の(a)に示すように、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素が相互に同一な組合せを称するものであり、大当りの組合せには(111)(222)(333)(444)(555)(666)(777)(888)の8種類が設定されている。外れの組合せは、図5の(b)および(c)に示すように、左列の図柄要素〜中列の図柄要素が相互に同一でない組合せを称するものであり、装飾図柄は特別図柄遊技の映像で通常大当り図柄が停止表示される場合および確変大当り図柄が停止表示される場合のそれぞれに大当りの組合せとなり、特別図柄遊技の映像で外れ図柄が停止表示される場合に外れの組合せとなる。
内枠2の台板4には、図2に示すように、台板4の後方に位置してメイン基板ボックス50が固定されている。このメイン基板ボックス50は遊技盤23に比べて低所に配置されたものであり、前方から見て横長な長方形状をなしている。このメイン基板ボックス50は前面が開口するケースおよびケースの前面を閉鎖するカバーを相互に接合してなる中空状をなすものであり、ケースはメイン基板ボックス50内をメイン基板ボックス50の外部からケースを通して視覚的に認識可能な透明性を有している。このメイン基板ボックス50は台板4に複数のネジを螺合することで固定されたものであり、複数のネジのそれぞれを取外すことで台板4から取外される。
メイン基板ボックス50内にはメイン基板が収納されている。このメイン基板は前面および後面を有する垂直なプリント配線基板からなるものであり、メイン基板の前面には配線パターンが形成されている。このメイン基板の後面にはメイン制御回路51とセンサ回路52とソレノイド回路53とソレノイド回路54とLED回路55とLED回路56と払出制御回路57とモータ回路58(いずれも図4参照)が搭載されている。これらメイン制御回路51〜モータ回路58のそれぞれはメイン基板の前面の配線パターンに電気的に接続されたものであり、メイン基板ボックス50の外部からケースを通して視認可能にされている。
メイン制御回路51は普通図柄遊技と当り遊技と特別図柄遊技と大当り遊技のそれぞれの遊技内容を制御するものであり、CPUとROMとRAMを有している。このメイン制御回路51のROMには制御プログラムおよび制御データのそれぞれが予め記録されており、メイン制御回路51のCPUはRAMをワークエリアとしてROMの制御プログラムおよびROMの制御データのそれぞれに基づいて処理動作を実行する。センサ回路52は普通図柄始動口センサ32からの普通図柄始動信号と特別図柄始動口センサ33からの特別図柄始動信号と特別入賞口センサ38からの特別入賞信号と賞球センサ45からの賞球信号のそれぞれをメイン制御回路51に送信するものであり、メイン制御回路51はセンサ回路52を介して特別図柄始動信号を検出した場合に制御コマンドおよび賞球コマンド1を設定し、特別入賞信号を検出した場合に賞球コマンド2を設定する。
ソレノイド回路53は特別図柄始動口ソレノイド36を電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路51のCPUはソレノイド回路53を電気的に制御することで特別図柄始動口31を外れ状態および当り状態相互間で操作する。ソレノイド回路54は特別入賞口ソレノイド41を電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路51のCPUはソレノイド回路54を電気的に制御することで特別入賞口37を閉鎖状態および開放状態相互間で操作する。LED回路55は普通図柄表示器47の複数のLEDのそれぞれを電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路51のCPUはLED回路55を電気的に制御することで普通図柄表示器47に普通図柄遊技の映像を表示する。LED回路56は特別図柄表示器48の複数のLEDのそれぞれを電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路51のCPUはLED回路56を電気的に制御することで特別図柄表示器48に特別図柄遊技の映像を表示する。
払出制御回路57は遊技球を上皿14内に賞品として払出す払出動作を制御するものであり、CPUとROMとRAMを有している。この払出制御回路57のROMには制御プログラムおよび制御データのそれぞれが予め記録されており、払出制御回路57のCPUはRAMをワークエリアとしてROMの制御プログラムおよびROMの制御データのそれぞれに基づいて処理動作を実行する。この払出制御回路57はメイン制御回路51が賞球コマンド1を設定した場合に賞球コマンド1が送信され、メイン制御回路51が賞球コマンド2を設定した場合に賞球コマンド2が送信されるものであり、賞球コマンド1を受信した場合には駆動信号1を設定し、賞球コマンド2を受信した場合には駆動信号2を設定する。この払出制御回路57は駆動信号1を設定した場合に駆動信号1をモータ回路58に送信するものであり、駆動信号2を設定した場合には駆動信号2をモータ回路58に送信する。このモータ回路58は駆動信号1を受信した場合にステッピングモータ44を駆動信号1に応じて駆動することで上皿14内にN1個の遊技球を賞品として払出すものであり、駆動信号2を受信した場合にはステッピングモータ44を駆動信号2に応じて駆動することで上皿14内にN2(>N1)個の遊技球を賞品として払出す。
遊技盤23の後方には発射基板ボックスが固定されている。この発射基板ボックス内にはプリント配線基板からなる発射基板が収納されており、発射基板には発射制御回路59およびソレノイド回路60(いずれも図4参照)が搭載されている。発射制御回路59はハンドルセンサ19の電気的な状態を検出するものであり、ハンドルセンサ19がオフ状態からオン状態に変化したと検出した場合にメイン制御回路51に発射開始コマンドを送信し、ハンドルセンサ19がオン状態からオフ状態に変化したと検出した場合にメイン制御回路51に発射停止コマンドを送信する。ソレノイド回路60は発射ソレノイド21に駆動電源を供給するものであり、発射制御回路59はハンドルセンサ19の電気的なオン状態ではソレノイド回路60を電気的に制御することで発射ソレノイド21に一定周期で駆動電源を供給し、打球槌22を継続的に往復動させることで遊技盤23の遊技領域28内に遊技球を一定の時間間隔で発射する。
遊技盤23の後面にはサブ基板ボックスが固定されている。このサブ基板ボックス内にはプリント配線基板からなるサブ基板が収納されており、サブ基板には演出制御回路61と表示制御回路62と音制御回路63と電飾制御回路64(いずれも図4参照)が搭載されている。演出制御回路61はメイン制御回路51から制御コマンドの設定結果が送信されるものであり、CPUとROMとRAMを有している。この演出制御回路61のROMには制御プログラムおよび制御データのそれぞれが予め記録されており、演出制御回路61のCPUは制御コマンドの設定結果を受信した場合にはRAMをワークエリアとしてROMの制御プログラムおよびROMの制御データのそれぞれに基づいて演出制御コマンドを設定する。
表示制御回路62は演出制御回路61から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものであり、VDPとVROMとVRAMを有している。この表示制御回路62のVROMには図柄要素(1)〜(8)のそれぞれを表示するための画像データが予め記録されており、表示制御回路62のVDPはVROMの画像データに応じて装飾図柄表示器49に演出制御コマンドの受信結果に応じた装飾図柄遊技の映像を表示する。音制御回路63は演出制御回路61から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この音制御回路63は演出制御コマンドの設定結果を受信することで演出制御コマンドの受信結果に応じた音信号を設定するものであり、両スピーカ11のそれぞれを音信号の設定結果に応じて駆動することで両スピーカ11のそれぞれから演出制御コマンドの受信結果に応じた効果音を出力する。電飾制御回路64は演出制御回路61から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この電飾制御回路64は演出制御コマンドの設定結果を受信することで演出制御コマンドの受信結果に応じた電飾信号を設定するものであり、複数の電飾LED13のそれぞれを電飾信号の設定結果に応じて駆動することで演出制御コマンドに応じたパターンで点滅させる。
内枠2の台板4には、図2に示すように、台板4の後方に位置して電源基板ボックス65が固定されている。この電源基板ボックス65は中空状をなすものであり、電源基板ボックス65内には電源基板66(図7参照)が収納されている。この電源基板66は前面および後面を有する垂直なプリント配線基板からなるものであり、電源基板66の後面には主電源回路67および主電源スイッチ68(いずれも図7参照)が搭載されている。主電源スイッチ68は操作子およびストッパ機構を有するものである。操作子はオフ位置およびオン位置相互間で変位可能なものであり、ストッパ機構は操作子がオフ位置からオン位置に変位することで操作子をオン位置に保持し、操作子がオン位置からオフ位置に変位することで操作子をオフ位置に保持する。この主電源スイッチ68は主給電路に介在されたものである。この主給電路はパチンコールの電源設備69から主電源回路67に直流の主電源を供給するものであり、主電源スイッチ68は操作子のオフ位置で主給電路を電気的に遮断するオフ状態になり、操作子のオン位置では主給電路を電気的に導通するオン状態になる。
主電源回路67はスピーカ11と電飾LED13と発射ソレノイド21と普通図柄始動口センサ32と特別図柄始動口センサ33と特別図柄始動口ソレノイド36と特別入賞口センサ38と特別入賞口ソレノイド41とステッピングモータ44と賞球センサ45と普通図柄表示器47と特別図柄表示器48と装飾図柄表示器49とメイン制御回路51と払出制御回路57と発射制御回路59と演出制御回路61と表示制御回路62と音制御回路63と電飾制御回路64のそれぞれの直流の駆動電源を主電源に基づいて生成するものである。この主電源回路67は主電源スイッチ68のオン状態でパチンコホールの電源設備69から主給電路を通して主電源が供給されるものであり、主電源スイッチ68のオフ状態では主電源が遮断される。この主電源スイッチ68の操作子は内枠2の閉鎖状態で電源基板ボックス65を貫通して後方に突出するものであり、内枠2の開放状態で前方から操作可能になり、内枠2の閉鎖状態では前方から操作不能になる。
メイン基板の後面には、図7に示すように、X軸MIセンサ70とY軸MIセンサ71とZ軸MIセンサ72が搭載されている。これらX軸MIセンサ70〜Z軸MIセンサ72のそれぞれは、図8に示すように、アモルファスワイヤ73とピックアップコイル74と出力回路75を有するものであり、ピックアップコイル74はアモルファスワイヤ73を取囲むように配置されている。このアモルファスワイヤ73は高周波交流電流が供給されるものであり、アモルファスワイヤ73のインピーダンスが外部磁界の変動に応じて変化した場合にはピックアップコイル74に電圧が発生し、出力回路75がピックアップコイル74の電圧に応じた電圧信号を出力する。X軸MIセンサ70はアモルファスワイヤ73およびピックアップコイル74のそれぞれが上下方向へ指向するように配置されたものであり、X軸MIセンサ70の出力回路75は上下方向の磁気変化を電圧信号として出力する。Y軸MIセンサ71はアモルファスワイヤ73およびピックアップコイル74のそれぞれが左右方向へ指向するように配置されたものであり、Y軸MIセンサ71の出力回路75は左右方向の磁気変化を電圧信号として出力する。Z軸MIセンサ72はアモルファスワイヤ73およびピックアップコイル74のそれぞれが前後方向へ指向するように配置されたものであり、Z軸MIセンサ72の出力回路75は前後方向の磁気変化を電圧信号として出力する。即ち、X軸MIセンサ70〜Z軸MIセンサ72は3軸のジャイロセンサに相当する。
電源基板66には、図7に示すように、インバータ回路76およびセンサ制御回路77が搭載されている。インバータ回路76は複数のスイッチング素子を有するものであり、主電源スイッチ68のオン状態で主電源回路67から直流電源が与えられる。センサ制御回路77はCPUとROMとRAMを有するものであり、主電源スイッチ68のオン状態で主電源回路67から直流の駆動電源が与えられる。このセンサ制御回路77はインバータ回路76の複数のスイッチング素子のそれぞれをオンオフすることで直流電源を高周波交流電源に変換するものであり、X軸MIセンサ70〜Z軸MIセンサ72のそれぞれのアモルファスワイヤ73にはインバータ回路76から高周波交流電源が供給される。このセンサ制御回路77はX軸MIセンサ70〜Z軸MIセンサ72のそれぞれの出力回路75から出力される電圧信号に基づいて不正の有無を判定するものであり、不正が有ったと判定した場合には演出制御回路61に不正コマンドを送信する。
電源基板66には、図7に示すように、予備電源回路78および予備電源スイッチ79が搭載されている。予備電源スイッチ79はオン位置およびオフ位置相互間で変位可能な操作子を有するものであり、操作子のオフ位置で予備給電路を電気的に遮断するオフ状態になる。この予備給電路は予備電源回路78からインバータ回路76およびセンサ制御回路77のそれぞれに直流電源を供給するものであり、予備電源スイッチ79は予備電源スイッチ79の操作子のオン位置で予備給電路を電気的に導通するオン状態になる。この予備電源スイッチ79の操作子は主電源スイッチ68の操作子に機械的に連結されている。この予備電源スイッチ79の操作子は主電源スイッチ68の操作子のオン位置でオフ位置になり、主電源スイッチ68の操作子のオフ位置でオン位置になるものであり、主電源スイッチ68のオン状態ではインバータ回路76およびセンサ制御回路77のそれぞれにパチンコホールの電源設備69から主電源回路67を通して直流電源が供給され、主電源スイッチ68のオフ状態では予備電源回路78から直流電源が供給される。即ち、X軸MIセンサ70〜Z軸MIセンサ72およびセンサ制御回路77のそれぞれは主電源スイッチ68がオン状態に操作された主電源の投入状態では主電源回路67からの電源で動作するものであり、主電源スイッチ68がオフ状態に操作された主電源の遮断状態では予備電源回路78からの電源で動作する。この予備電源回路78は充電式の電池を有するものであり、予備電源回路78の電池は専用の充電器に接続することで充電される。
前枠6には、図1に示すように、窓110が固定されている。この窓110は透明な透光性を有するものであり、遊技盤23には、図3に示すように、窓110の後方に位置して貫通孔111が形成されている。この貫通孔111は遊技領域28の外部に配置されたものであり、遊技盤23の後面には貫通孔111の後方に位置して受光回路112(図4参照)が固定されている。この受光回路112は予め決められた光量を上回る光を受光することでセンサ制御回路77に受光信号を出力するものであり、図7に示すように、主電源スイッチ68のオン状態では主電源回路67から駆動電源が供給され、主電源スイッチ68のオフ状態では予備電源回路78から駆動電源が供給される。
図4のリモートコントローラ113はパチンコホールの店員が携帯するものであり、操作スイッチ114と投光回路とレンズ115と電源回路を有している。操作スイッチ114はパチンコホールの店員が手指で操作することが可能なものであり、投光回路は操作スイッチ114が操作された場合に電源回路から電源が供給されることで光を投射するものであり、投光回路から投射された光はレンズ115を通ってリモートコントローラ113の外部に出射する。このリモートコントローラ113は受光回路112からセンサ制御回路77に受光信号を送信するためのものであり、パチンコホールの店員がリモートコントローラ113のレンズ115を前枠6の窓110に前方から押し当てて操作スイッチ114を操作した場合には受光回路112がレンズ115からの光を受光することでセンサ制御回路77に受光信号を出力する。
電源基板66には、図7に示すように、ブザー回路121およびブザー122が搭載されている。ブザー回路121はブザー122に駆動電源を供給するものであり、ブザー122はブザー回路121から駆動電源が供給されることで鳴動する。このブザー回路121は主電源スイッチ68のオン状態では主電源回路67から駆動電源が供給されるものであり、主電源スイッチ68のオフ状態では予備電源回路78から駆動電源が供給される。センサ制御回路77はブザー回路121を電気的に制御するものであり、ブザー回路121を電気的に制御することでブザー122をオンオフ操作する。
外枠1には内枠センサ123(図4参照)が固定されている。この内枠センサ123はオン状態およびオフ状態相互間で電気的な状態が変化するスイッチからなるものであり、メイン制御回路51は内枠センサ123の電気的な状態を検出する。この内枠センサ123は操作子を有している。この内枠センサ123の操作子は内枠2の閉鎖状態で内枠2から操作力が加えられるものであり、内枠2の閉鎖状態では内枠2から内枠センサ123の操作子に操作力が加えられることで内枠センサ123が電気的なオン状態になる。この内枠センサ123の操作子は内枠2の開放状態で内枠2から操作力が加えられないものであり、内枠2の開放状態では内枠センサ123の操作子に対する操作力が消滅することで内枠センサ123が電気的なオフ状態になる。この内枠センサ123は主電源スイッチ68のオン状態で主電源回路67から電源が供給されるものであり、主電源スイッチ68のオフ状態では電源が遮断される。
内枠2には前枠センサ124(図4参照)が固定されている。この前枠センサ124はオン状態およびオフ状態相互間で電気的な状態が変化するスイッチからなるものであり、メイン制御回路51は前枠センサ124の電気的な状態を検出する。この前枠センサ124は操作子を有している。この前枠センサ124の操作子は前枠6の閉鎖状態で前枠6から操作力が加えられるものであり、前枠6の閉鎖状態では前枠6から前枠センサ124の操作子に操作力が加えられることで前枠センサ124が電気的なオン状態になる。この前枠センサ124の操作子は前枠6の開放状態で前枠6から操作力が加えられないものであり、前枠6の開放状態では前枠センサ124の操作子に対する操作力が消滅することで前枠センサ124が電気的なオフ状態になる。この前枠センサ124は主電源スイッチ68のオン状態で主電源回路67から電源が供給されるものであり、主電源スイッチ68のオフ状態では電源が遮断される。
図9はメイン制御回路51から演出制御回路61に送信される制御コマンドの一覧である。変動開始コマンドは特別図柄遊技を開始することを演出制御回路61に通知するものであり、変動停止コマンドは特別図柄遊技が終了することを演出制御回路61に通知するものであり、図柄情報コマンドは特別図柄遊技の映像で停止表示する特別図柄の種類を演出制御回路61に通知するものである。大当り遊技開始コマンドは大当り遊技を開始することを演出制御回路61に通知するものであり、大当り遊技停止コマンドは大当り遊技を停止することを演出制御回路61に通知するものである。
図10はメイン制御回路51のRAMの変数の一覧である。カウンタMR1は特別入賞口37を開放状態にする大当りであるか否かを判定するためのものであり、カウンタMR1の下限値は(0)に設定され、カウンタMR1の上限値は(100)に設定されている。カウンタMR2は特別図柄遊技の映像で特別図柄表示器48に停止表示する特別図柄の種類を選択するためのものであり、カウンタMR2の下限値は(0)に設定され、カウンタMR2の上限値は(19)に設定されている。カウンタMR3は特別図柄始動口31を当り状態にする当りであるか否かを判定するためのものであり、カウンタMR3の下限値は(0)に設定され、カウンタMR3の上限値は(32)に設定されている。カウンタMN1は大当りラウンドの継続回数を計測するためのものであり、カウンタMN2は大当りラウンドで特別入賞口37に対する遊技球の入賞個数を計測するためのものである。カウンタMN3は発射ソレノイド21と特別図柄始動口ソレノイド36と特別入賞口ソレノイド41とステッピングモータ44のそれぞれの動作状態を記録するためのものであり、カウンタMN4は賞球払出装置からの賞球の払出し個数を計測するためのものであり、タイマMT1およびMT2のそれぞれは時間を計測するためのものである。
図11はカウンタMN3の値の一覧であり、発射ソレノイド21〜ステッピングモータ44の4つが電気的なオフ状態にある場合にはカウンタMN3の値が(0)に設定され、発射ソレノイド21〜ステッピングモータ44の4つが電気的なオン状態にある場合にはカウンタMN3の値が(15)に設定される。発射ソレノイド21〜ステッピングモータ44のうちで発射ソレノイド21の1つが電気的なオン状態にある場合にはカウンタMN3の値が(1)に設定され、特別図柄始動口ソレノイド36の1つが電気的なオン状態にある場合にはカウンタMN3の値が(2)に設定され、特別入賞口ソレノイド41の1つが電気的なオン状態にある場合にはカウンタMN3の値が(3)に設定され、ステッピングモータ44の1つが電気的なオン状態にある場合にはカウンタMN3の値が(4)に設定される。
発射ソレノイド21〜ステッピングモータ44のうちで発射ソレノイド21および特別図柄始動口ソレノイド36の2つが電気的なオン状態にある場合にはカウンタMN3の値が(5)に設定され、発射ソレノイド21および特別入賞口ソレノイド41の2つが電気的なオン状態にある場合にはカウンタMN3の値が(6)に設定され、発射ソレノイド21およびステッピングモータ44の2つが電気的なオン状態にある場合にはカウンタMN3の値が(7)に設定され、特別図柄始動口ソレノイド36および特別入賞口ソレノイド41の2つが電気的なオン状態にある場合にはカウンタMN3の値が(8)に設定され、特別図柄始動口ソレノイド36およびステッピングモータ44の2つが電気的なオン状態にある場合にはカウンタMN3の値が(9)に設定され、特別入賞口ソレノイド41およびステッピングモータ44の2つが電気的なオン状態にある場合にはカウンタMN3の値が(10)に設定される。
発射ソレノイド21〜ステッピングモータ44のうちで発射ソレノイド21と特別図柄始動口ソレノイド36と特別入賞口ソレノイド41の3つが電気的なオン状態にある場合にはカウンタMN3の値が(11)に設定され、発射ソレノイド21と特別図柄始動口ソレノイド36とステッピングモータ44の3つが電気的なオン状態にある場合にはカウンタMN3の値が(12)に設定され、発射ソレノイド21と特別入賞口ソレノイド41とステッピングモータ44の3つが電気的なオン状態にある場合にはカウンタMN3の値が(13)に設定され、特別図柄始動口ソレノイド36と特別入賞口ソレノイド41とステッピングモータ44の3つが電気的なオン状態にある場合にはカウンタMN3の値が(14)に設定される。
図12の(a)はメイン制御回路51のROMに予め記録された大当り判定テーブル1である。この大当り判定テーブル1は確率変動モードのオフ状態で遊技球が特別図柄始動口31内に入賞した場合に大当りであるか否かをカウンタMR1の値の更新結果に基づいて判定するための制御データであり、大当り判定テーブル1にはカウンタMR1の更新範囲内の1個の値に対して大当りの判定結果が割付けられ、残りの100個の値のそれぞれに対して外れの判定結果が割付けられている。即ち、確率変動モードのオフ状態で遊技球が特別図柄始動口31内に入賞した場合には大当りであると一定の通常確率(1/101)で判定される。
図12の(b)はメイン制御回路51のROMに予め記録された大当り判定テーブル2である。この大当り判定テーブル2は確率変動モードのオン状態で遊技球が特別図柄始動口31内に入賞した場合に大当りであるか否かをカウンタMR1の値の更新結果に基づいて判定するための制御データであり、大当り判定テーブル2にはカウンタMR1の更新範囲内の10個の値に対して大当りの判定結果が割付けられ、残りの91個の値のそれぞれに対して外れの判定結果が割付けられている。即ち、確率変動モードのオン状態で遊技球が特別図柄始動口31内に入賞した場合には大当りであると一定の高確率(10/101)で判定される。
図13はメイン制御回路51のROMに予め記録された特別図柄選択テーブルである。この特別図柄選択テーブルは大当りであると判定された場合に特別図柄として通常大当り図柄および確変大当り図柄のいずれを選択するかをカウンタMR2の値の更新結果に基づいて決めるための制御データであり、特別図柄選択テーブルにはカウンタMR2の更新範囲内の10個の値のそれぞれに対して通常大当り図柄が割付けられ、残りの10個の値のそれぞれに対して確変大当り図柄が割付けられている。即ち、大当りであると判定された場合には確変大当り図柄が(10/20)の確率で選択され、確率変動モードおよび電チューサポートモードのそれぞれが一定確率(10/20)でオン状態に設定される。
図14の(a)はメイン制御回路51のROMに予め記録された当り判定テーブル1である。この当り判定テーブル1は遊技球が電チューサポートモードのオフ状態で普通図柄始動口30内を通過した場合に当りであるか否かをカウンタMR3の値の更新結果に基づいて判定するための制御データであり、当り判定テーブル1にはカウンタMR3の更新範囲内の全ての値のそれぞれに対して外れの判定結果が割付けられている。即ち、電チューサポートモードのオフ状態で遊技球が普通図柄始動口30内を通過した場合には外れであると100%の確率で判定される。
図14の(b)はメイン制御回路51のROMに予め記録された当り判定テーブル2である。この当り判定テーブル2は遊技球が電チューサポートモードのオン状態で普通図柄始動口30内を通過した場合に当りであるか否かをカウンタMR3の値の更新結果に基づいて判定するための制御データであり、当り判定テーブル2にはカウンタMR3の更新範囲内の全ての値のそれぞれに対して当りの判定結果が割付けられている。即ち、電チューサポートモードのオン状態で遊技球が普通図柄始動口30内を通過した場合には当りであると100%の確率で判定される。
図15はメイン制御回路51のROMに予め記録された図柄情報コマンドテーブルである。この図柄情報コマンドテーブルは外れ図柄に図柄情報コマンド1を割付け、通常大当り図柄に図柄情報コマンド2を割付け、確変大当り図柄に図柄情報コマンド3を割付けたものであり、特別図柄が選択された場合には図柄情報コマンドテーブルから特別図柄の選択結果に応じた図柄情報コマンドが選択される。
図16はメイン制御回路51のRAMの制御データ格納領域80であり、制御データ格納領域80にはフラグ格納部81とタイマ格納部82とカウンタ格納部83と特別図柄格納部84と普通図柄格納部85が設定されている。フラグ格納部81は普通図柄始動信号フラグと当りフラグと普通図柄プロセスフラグと特別図柄始動信号フラグと特別入賞信号フラグと大当りフラグと確変フラグと電チューサポートフラグと特別図柄プロセスフラグとソレノイドフラグ1とソレノイドフラグ2とソレノイドフラグ3とモータフラグとテスト済フラグとテスト中フラグのそれぞれが記録される領域であり、タイマ格納部82はタイマMT1の値およびタイマMT2の値のそれぞれが記録される領域である。カウンタ格納部83はカウンタMR1の値とカウンタMR2の値とカウンタMR3の値とカウンタMN1の値とカウンタMN2の値とカウンタMN3の値とカウンタMN4の値のそれぞれが記録される領域であり、特別図柄格納部84は今回の特別図柄遊技の映像で特別図柄表示器48に停止表示する特別図柄の設定結果が記録される領域であり、普通図柄格納部85は今回の普通図柄遊技の映像で普通図柄表示器47に停止表示する普通図柄の設定結果が記録される領域である。
普通図柄始動信号フラグは遊技球が普通図柄始動口30内を通過したか否かを示すものであり、当りフラグは今回の普通図柄遊技で当りであると判定されたか否かを示すものであり、普通図柄プロセスフラグは図43の普通図柄プロセス処理でステップS231の当り判定処理〜ステップS233の当り遊技処理のいずれを実行するかを示すものである。特別図柄始動信号フラグは遊技球が特別図柄始動口31内に入賞したか否かを示すものであり、特別入賞信号フラグは遊技球が特別入賞口37内に入賞したか否かを示すものであり、大当りフラグは今回の特別図柄遊技で大当りであると判定されたか否かを示すものであり、確変フラグは確率変動モードがオン状態に設定されているか否かを示すものである。電チューサポートフラグは電チューサポートモードがオン状態に設定されているか否かを示すものであり、特別図柄プロセスフラグは図47の特別図柄プロセス処理でステップS291の大当り判定処理〜ステップS293の大当り遊技処理のいずれを実行するかを示すものである。ソレノイドフラグ1は発射ソレノイド21がオン状態にあるか否かを示すものであり、ソレノイドフラグ2は特別図柄始動口ソレノイド36がオン状態にあるか否かを示すものであり、ソレノイドフラグ3は特別入賞口ソレノイド41がオン状態にあるか否かを示すものであり、モータフラグはステッピングモータ44がオン状態にあるか否かを示すものである。テスト済フラグは図23のステップS12のテスト運転処理が終了しているか否かを示すものであり、テスト中フラグは図24のステップS21のテスト処理0〜ステップS36のテスト処理15のそれぞれでアクチュエータが運転されているか否かを示すものである。これら普通図柄始動信号フラグと当りフラグと特別図柄始動信号フラグと大当りフラグと確変フラグと電チューサポートフラグとソレノイドフラグ1とソレノイドフラグ2とソレノイドフラグ3とモータフラグとテスト済フラグとテスト中フラグのそれぞれはメイン制御回路51のROMに予め記録された値(1)が投入されることでオン状態に設定されるものであり、メイン制御回路51のROMに予め記録された値(0)が投入されることでオフ状態に設定される。
図17は演出制御回路61のRAMの変数の一覧であり、タイマST1は装飾図柄遊技で時間を計測するためのものである。カウンタSR1〜SR3のそれぞれは図柄要素を(1)〜(8)の8種類のうちから選択するためのものであり、カウンタSR1〜SR3のそれぞれの下限値は(0)に設定され、カウンタSR1の上限値は(249)に設定され、カウンタSR2の上限値は(162)に設定され、カウンタSR3の上限値は(72)に設定されている。
図18の(a)は演出制御回路61のROMに予め記録された図柄テーブル1であり、図18の(b)は演出制御回路61のROMに予め記録された図柄テーブル2であり、図18の(c)は演出制御回路61のROMに予め記録された図柄テーブル3である。図柄テーブル1は(1)〜(8)の8種類の図柄要素のそれぞれにカウンタSR1の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、図柄テーブル2は(1)〜(8)の8種類の図柄要素のそれぞれにカウンタSR2の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、図柄テーブル3は(1)〜(8)の8種類の図柄要素のそれぞれにカウンタSR3の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、図柄テーブル1〜図柄テーブル3のそれぞれは装飾図柄の組合せを設定する場合に使用される。
図19は演出制御回路61のRAMに予め設定された演出制御データ格納領域90であり、演出制御データ格納領域90にはコマンド格納部91とフラグ格納部92とタイマ格納部93とカウンタ格納部94と確定図柄格納部95が設定されている。コマンド格納部91はメイン制御回路61から送信される変動開始コマンドと変動停止コマンドと図柄情報コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドのそれぞれに加えてセンサ制御回路77から送信される不正コマンドが記録される領域であり、フラグ格納部92は遊技中フラグが記録される領域である。この遊技中フラグは装飾図柄表示器49に装飾図柄遊技の映像が表示されているか否かを示すものであり、演出制御回路61のROMに予め記録された値(1)が設定されることでオン状態になり、演出制御回路61のROMに予め記録された値(0)が設定されることでオフ状態になる。タイマ格納部93はタイマST1の値が記録される領域であり、カウンタ格納部94はカウンタSR1〜SR3のそれぞれの値が記録される領域であり、確定図柄格納部95は今回の装飾図柄遊技の映像で装飾図柄表示器49に停止表示する装飾図柄の組合せが記録される領域である。
図20はセンサ制御回路77のRAMの変数の一覧である。電圧値XvはX軸MIセンサ70の出力回路75から出力された電圧信号が投入されるものであり、電圧値YvはY軸MIセンサ71の出力回路75から出力された電圧信号が投入されるものであり、電圧値ZvはZ軸MIセンサ72の出力回路75から出力された電圧信号が投入されるものであり、タイマTは時刻を計測するものである。基準値X0〜X15のそれぞれはX軸MIセンサ70から出力される電圧信号に基づいて異常の有無を判定するための閾値であり、基準値Y0〜Y15のそれぞれはY軸MIセンサ71から出力される電圧信号に基づいて異常の有無を判定するための閾値であり、基準値Z0〜Z15のそれぞれはZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号に基づいて異常の有無を判定するための閾値である。
基準値X0とY0とZ0のそれぞれはメイン制御回路61がカウンタMN3の値を(0)に設定している場合に使用されるものであり、主電源スイッチ68がオフ状態に操作された主電源の遮断状態でも使用される。基準値X1とY1とZ1のそれぞれはメイン制御回路61がカウンタMN3の値を(1)に設定している場合に使用されるものであり、基準値X2とY2とZ2のそれぞれはメイン制御回路61がカウンタMN3の値を(2)に設定している場合に使用され、基準値X3とY3とZ3のそれぞれはメイン制御回路61がカウンタMN3の値を(3)に設定している場合に使用され、基準値X4とY4とZ4のそれぞれはメイン制御回路61がカウンタMN3の値を(4)に設定している場合に使用され、基準値X5とY5とZ6のそれぞれはメイン制御回路61がカウンタMN3の値を(5)に設定している場合に使用される。基準値X6とY6とZ6のそれぞれはメイン制御回路61がカウンタMN3の値を(6)に設定している場合に使用されるものであり、基準値X7とY7とZ7のそれぞれはメイン制御回路61がカウンタMN3の値を(7)に設定している場合に使用され、基準値X8とY8とZ8のそれぞれはメイン制御回路61がカウンタMN3の値を(8)に設定している場合に使用され、基準値X9とY9とZ9のそれぞれはメイン制御回路61がカウンタMN3の値を(9)に設定している場合に使用され、基準値X10とY10とZ10のそれぞれはメイン制御回路61がカウンタMN3の値を(10)に設定している場合に使用される。基準値X11とY11とZ11のそれぞれはメイン制御回路61がカウンタMN3の値を(11)に設定している場合に使用されるものであり、基準値X12とY12とZ12のそれぞれはメイン制御回路61がカウンタMN3の値を(12)に設定している場合に使用され、基準値X13とY13とZ13のそれぞれはメイン制御回路61がカウンタMN3の値を(13)に設定している場合に使用され、基準値X14とY14とZ14のそれぞれはメイン制御回路61がカウンタMN3の値を(14)に設定している場合に使用され、基準値X15とY15とZ15のそれぞれはメイン制御回路61がカウンタMN3の値を(15)に設定している場合に使用される。
図21はセンサ制御回路77のRAMに予め設定されたセンサデータ格納領域100であり、センサデータ格納領域100には電圧値格納部101と基準値格納部102とコマンド格納部103とデータ格納部104とフラグ格納部105と異常格納部106とタイマ格納部107が設定されている。電圧値格納部101は電圧値Xv〜Zvの3個のそれぞれが記録される領域であり、基準値格納部102は基準値X0〜X15とY0〜Y15とZ0〜Z15の48個のそれぞれが記録される領域である。コマンド格納部103はメイン制御回路51からセンサ制御回路77に送信されたコマンドが記録される領域であり、データ格納部104はメイン制御回路51からセンサ制御回路77に送信されたデータが記録される領域である。フラグ格納部105は異常の有無を判定するか否かを決めるための処理停止フラグが記録される領域であり、異常格納部106は異常有りと判定された場合に異常有りと判定された時刻が記録される領域であり、タイマ格納部107はタイマTの値が記録される領域である。
[1]メイン処理
図22はメイン制御回路51のCPUがROMの制御プログラムに基づいて実行するメイン処理である。このメイン処理は主電源スイッチ68がオフ状態からオン状態に切換えられることで主電源が投入された場合に先頭のステップS1から起動するものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS1でレジスタおよびPIO(パラレル入出力ポート)のそれぞれを初期設定する。そして、ステップS2で制御データ格納領域80のフラグ格納部81とタイマ格納部82とカウンタ格納部83と特別図柄格納部84と普通図柄格納部85のそれぞれを初期設定し、ステップS4で4msec毎にタイマ割込みが発生するようにCTC(カウンタ/タイマ)を初期設定する。
[2]タイマ割込み処理
図23はメイン制御回路51のCPUがタイマ割込みの発生する4msec毎に実行するタイマ割込み処理であり、メイン制御回路51のCPUはタイマ割込みが発生する毎にステップS11でフラグ格納部81のテスト済フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。このテスト済フラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS11でテスト済フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS12のテスト運転処理へ移行し、ステップS11でテスト済フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS13の入力処理とステップS14のカウンタ更新処理とステップS15の賞球信号処理とステップS16の普通図柄プロセス処理とステップS17の特別図柄プロセス処理とステップS18の遊技状態検出処理とステップS19のカウンタ送信処理のそれぞれを順に実行する。
[2−1]テスト運転処理
図24はステップS12のテスト運転処理であり、メイン制御回路51のCPUはステップS21で内枠センサ123がオン状態にあるか否かを判断する。ここで内枠センサ123がオフ状態にあると判断した場合にはテスト運転処理を終え、内枠センサ123がオン状態にあると判断した場合にはステップS22で前枠センサ124がオン状態にあるか否かを判断する。ここで前枠センサ124がオフ状態にあると判断した場合にはテスト運転処理を終え、前枠センサ124がオン状態にあると判断した場合にはステップS23のテスト処理0〜ステップS38のテスト処理15のそれぞれを順に実行する。即ち、ステップS23のテスト処理0〜ステップS38のテスト処理15のそれぞれは内枠2および前枠6のそれぞれが閉鎖状態にされている場合に実行される。
図25はステップS23のテスト処理0であり、メイン制御回路51のCPUはステップS41でカウンタ格納部83のカウンタMN3の値が(0)に設定されているか否かを判断する。このカウンタMN3の値はステップS2で(0)に初期設定されるものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS41でカウンタMN3の値が(0)に設定されていると判断した場合にはステップS42でフラグ格納部81のテスト中フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。このテスト中フラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、CPUはステップS42でテスト中フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS43へ移行する。
メイン制御回路51のCPUはステップS43へ移行すると、センサ制御回路77に電圧検出コマンド0を送信する。そして、ステップS44でタイマ格納部82のタイマMT1の値にROMに予め記録されたテスト時間(0.8×1000msec)を設定し、ステップS45でフラグ格納部81のテスト中フラグをオン状態に設定する。
メイン制御回路51のCPUはステップS42でフラグ格納部81のテスト中フラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS46でタイマ格納部82のタイマMT1の値からROMに予め記録された一定値(4msc)を減算し、ステップS47でタイマMT1の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここでタイマMT1の値の減算結果が限度値(0)に到達したと判断した場合にはステップS48でフラグ格納部81のテスト中フラグをオフ状態に設定し、ステップS49でカウンタ格納部83のカウンタMN3の値に一定値(1)を加算する。即ち、テスト処理0は発射ソレノイド21と特別図柄始動口ソレノイド36と特別入賞口ソレノイド41とステッピングモータ44のそれぞれのオフ状態でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド0を送信するものである。
図26はステップS24のテスト処理1である。このテスト処理1はステップS41〜S43に換えてステップS51〜S54が実行される点でテスト処理0と相違するものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS51でカウンタ格納部83のカウンタMN3の値が(1)に設定されているか否かを判断する。ここでカウンタMN3の値が(1)に設定されていると判断した場合にはステップS52へ移行し、フラグ格納部81のテスト中フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。
メイン制御回路51のCPUはステップS52でテスト中フラグがオフ状態に設定されていると判断すると、ステップS53で発射制御回路59にソレノイド運転コマンドを送信する。このソレノイド運転コマンドは発射ソレノイド21をテスト時間と同一の一定時間だけ継続的にオン状態にすることを指令するものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS53で発射制御回路59にソレノイド運転コマンドを送信した場合にはステップS54でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド1を送信する。そして、ステップS44でタイマMT1の値にテスト時間(0.8×1000msec)を設定し、ステップS45でテスト中フラグをオン状態に設定する。このテスト中フラグのオン状態ではステップS46でタイマMT1の値から一定値(4msc)を減算し、ステップS47でタイマMT1の値の減算結果が限度値(0)に到達したと判断した場合にはステップS48でテスト中フラグをオフ状態に設定し、ステップS49でカウンタMN3の値に一定値(1)を加算する。即ち、テスト処理1は発射ソレノイド21のオン状態でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド1を送信するものである。
図27はステップS25のテスト処理2である。このテスト処理2はステップS41〜S43に換えてステップS61〜S65が実行される点でテスト処理0と相違するものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS61でカウンタ格納部83のカウンタMN3の値が(2)に設定されているか否かを判断する。ここでカウンタMN3の値が(2)に設定されていると判断した場合にはステップS62へ移行し、フラグ格納部81のテスト中フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。
メイン制御回路51のCPUはステップS62でテスト中フラグがオフ状態に設定されていると判断すると、ステップS63で特別図柄始動口ソレノイド36をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS64でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド2を送信する。そして、ステップS44でタイマMT1の値にテスト時間(0.8×1000msec)を設定し、ステップS45でテスト中フラグをオン状態に設定する。このテスト中フラグのオン状態ではステップS46でタイマMT1の値から一定値(4msc)を減算し、ステップS47でタイマMT1の値の減算結果が限度値(0)に到達したと判断した場合にはステップS65で特別図柄始動口ソレノイド36をオン状態からオフ状態に切換え、ステップS48でテスト中フラグをオフ状態に設定し、ステップS49でカウンタMN3の値に一定値(1)を加算する。即ち、テスト処理2は特別図柄始動口ソレノイド36のオン状態でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド2を送信するものである。
図28はステップS26のテスト処理3である。このテスト処理3はステップS41〜S43に換えてステップS71〜S75が実行される点でテスト処理0と相違するものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS71でカウンタ格納部83のカウンタMN3の値が(3)に設定されているか否かを判断する。ここでカウンタMN3の値が(3)に設定されていると判断した場合にはステップS72へ移行し、フラグ格納部81のテスト中フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。
メイン制御回路51のCPUはステップS72でテスト中フラグがオフ状態に設定されていると判断すると、ステップS73で特別入賞口ソレノイド41をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS74でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド3を送信する。そして、ステップS44でタイマMT1の値にテスト時間(0.8×1000msec)を設定し、ステップS45でテスト中フラグをオン状態に設定する。このテスト中フラグのオン状態ではステップS46でタイマMT1の値から一定値(4msc)を減算し、ステップS47でタイマMT1の値の減算結果が限度値(0)に到達したと判断した場合にはステップS75で特別入賞口ソレノイド41をオン状態からオフ状態に切換え、ステップS48でテスト中フラグをオフ状態に設定し、ステップS49でカウンタMN3の値に一定値(1)を加算する。即ち、テスト処理3は特別入賞口ソレノイド41のオン状態でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド3を送信するものである。
図29はステップS27のテスト処理4である。このテスト処理4はステップS41〜S43に換えてステップS81〜S84が実行される点でテスト処理0と相違するものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS81でカウンタ格納部83のカウンタMN3の値が(4)に設定されているか否かを判断する。ここでカウンタMN3の値が(4)に設定されていると判断した場合にはステップS82へ移行し、フラグ格納部81のテスト中フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。
メイン制御回路51のCPUはステップS82でテスト中フラグがオフ状態に設定されていると判断すると、ステップS83で払出制御回路57にモータ運転コマンドを送信する。このモータ運転コマンドはステッピングモータ44に一定の複数個のパルス信号を供給することを指令するものであり、払出制御回路57はモータ運転コマンドを受信した場合にはステッピングモータ44に一定個数のパルス信号を供給することでステッピングモータ44をテスト時間(0.8×1000msec)だけ回転操作する。
メイン制御回路51のCPUはステップS83で払出制御回路57にモータ運転コマンドを送信すると、ステップS84でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド4を送信する。そして、ステップS44でタイマMT1の値にテスト時間(0.8×1000msec)を設定し、ステップS45でテスト中フラグをオン状態に設定する。このテスト中フラグのオン状態ではステップS46でタイマMT1の値から一定値(4msc)を減算し、ステップS47でタイマMT1の値の減算結果が限度値(0)に到達したと判断した場合にはステップS48でテスト中フラグをオフ状態に設定し、ステップS49でカウンタMN3の値に一定値(1)を加算する。即ち、テスト処理4はステッピングモータ44のオン状態でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド4を送信するものである。
図30はステップS28のテスト処理5であり、メイン制御回路51のCPUはステップS91でカウンタ格納部83のカウンタMN3の値が(5)に設定されているか否かを判断する。ここでカウンタMN3の値が(5)に設定されていると判断した場合にはステップS92へ移行し、フラグ格納部81のテスト中フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。このテスト処理5は発射ソレノイド21および特別図柄始動口ソレノイド36のそれぞれのオン状態でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド5を送信するものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS92でテスト中フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS53で発射ソレノイド21をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS63で特別図柄始動口ソレノイド36をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS93でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド5を送信する。これら発射ソレノイド21および特別図柄始動口ソレノイド36のそれぞれのオンからテスト時間が経過した場合にはステップS65で特別図柄始動口ソレノイド36をオン状態からオフ状態に切換え、ステップS48でテスト中フラグをオフ状態に設定し、ステップS49でカウンタMN3の値に一定値(1)を加算する。
図31はステップS29のテスト処理6であり、メイン制御回路51のCPUはステップS101でカウンタ格納部83のカウンタMN3の値が(6)に設定されているか否かを判断する。ここでカウンタMN3の値が(6)に設定されていると判断した場合にはステップS102へ移行し、フラグ格納部81のテスト中フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。このテスト処理6は発射ソレノイド21および特別入賞口ソレノイド41のそれぞれのオン状態でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド6を送信するものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS102でテスト中フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS53で発射ソレノイド21をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS73で特別入賞口ソレノイド41をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS103でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド6を送信する。これら発射ソレノイド21および特別入賞口ソレノイド41のそれぞれのオンからテスト時間が経過した場合にはステップS75で特別入賞口ソレノイド41をオン状態からオフ状態に切換え、ステップS48でテスト中フラグをオフ状態に設定し、ステップS49でカウンタMN3の値に一定値(1)を加算する。
図32はステップS30のテスト処理7であり、メイン制御回路51のCPUはステップS111でカウンタ格納部83のカウンタMN3の値が(7)に設定されているか否かを判断する。ここでカウンタMN3の値が(7)に設定されていると判断した場合にはステップS112へ移行し、フラグ格納部81のテスト中フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。このテスト処理7は発射ソレノイド21およびステッピングモータ44のそれぞれのオン状態でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド7を送信するものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS112でテスト中フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS53で発射ソレノイド21をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS83でステッピングモータ44をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS113でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド7を送信する。これら発射ソレノイド21およびステッピングモータ44のそれぞれのオンからテスト時間が経過した場合にはステップS48でテスト中フラグをオフ状態に設定し、ステップS49でカウンタMN3の値に一定値(1)を加算する。
図33はステップS31のテスト処理8であり、メイン制御回路51のCPUはステップS121でカウンタ格納部83のカウンタMN3の値が(8)に設定されているか否かを判断する。ここでカウンタMN3の値が(8)に設定されていると判断した場合にはステップS122へ移行し、フラグ格納部81のテスト中フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。このテスト処理8は特別図柄始動口ソレノイド36および特別入賞口ソレノイド41のそれぞれのオン状態でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド8を送信するものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS122でテスト中フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS63で特別図柄始動口ソレノイド36をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS73で特別入賞口ソレノイド41をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS123でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド8を送信する。これら特別図柄始動口ソレノイド36および特別入賞口ソレノイド41のそれぞれのオンからテスト時間が経過した場合にはステップS65で特別図柄始動口ソレノイド36をオン状態からオフ状態に切換え、ステップS75で特別入賞口ソレノイド41をオン状態からオフ状態に切換え、ステップS48でテスト中フラグをオフ状態に設定し、ステップS49でカウンタMN3の値に一定値(1)を加算する。
図34はステップS32のテスト処理9であり、メイン制御回路51のCPUはステップS131でカウンタ格納部83のカウンタMN3の値が(9)に設定されているか否かを判断する。ここでカウンタMN3の値が(9)に設定されていると判断した場合にはステップS132へ移行し、フラグ格納部81のテスト中フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。このテスト処理9は特別図柄始動口ソレノイド36およびステッピングモータ44のそれぞれのオン状態でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド9を送信するものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS132でテスト中フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS63で特別図柄始動口ソレノイド36をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS83でステッピングモータ44をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS133でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド9を送信する。これら特別図柄始動口ソレノイド36およびステッピングモータ44のそれぞれのオンからテスト時間が経過した場合にはステップS65で特別図柄始動口ソレノイド36をオン状態からオフ状態に切換え、ステップS48でテスト中フラグをオフ状態に設定し、ステップS49でカウンタMN3の値に一定値(1)を加算する。
図35はステップS33のテスト処理10であり、メイン制御回路51のCPUはステップS141でカウンタ格納部83のカウンタMN3の値が(10)に設定されているか否かを判断する。ここでカウンタMN3の値が(10)に設定されていると判断した場合にはステップS142へ移行し、フラグ格納部81のテスト中フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。このテスト処理10は特別入賞口ソレノイド41およびステッピングモータ44のそれぞれのオン状態でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド10を送信するものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS142でテスト中フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS73で特別入賞口ソレノイド41をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS83でステッピングモータ44をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS143でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド10を送信する。これら特別入賞口ソレノイド41およびステッピングモータ44のそれぞれのオンからテスト時間が経過した場合にはステップS75で特別入賞口ソレノイド41をオン状態からオフ状態に切換え、ステップS48でテスト中フラグをオフ状態に設定し、ステップS49でカウンタMN3の値に一定値(1)を加算する。
図36はステップS34のテスト処理11であり、メイン制御回路51のCPUはステップS151でカウンタ格納部83のカウンタMN3の値が(11)に設定されているか否かを判断する。ここでカウンタMN3の値が(11)に設定されていると判断した場合にはステップS152へ移行し、フラグ格納部81のテスト中フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。このテスト処理11は発射ソレノイド21と特別図柄始動口ソレノイド36と特別入賞口ソレノイド41のそれぞれのオン状態でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド11を送信するものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS152でテスト中フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS53で発射ソレノイド21をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS63で特別図柄始動口ソレノイド36をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS73で特別入賞口ソレノイド41をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS153でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド11を送信する。これら発射ソレノイド21〜特別入賞口ソレノイド41のそれぞれのオンからテスト時間が経過した場合にはステップS65で特別図柄始動口ソレノイド36をオン状態からオフ状態に切換え、ステップS75で特別入賞口ソレノイド41をオン状態からオフ状態に切換え、ステップS48でテスト中フラグをオフ状態に設定し、ステップS49でカウンタMN3の値に一定値(1)を加算する。
図37はステップS35のテスト処理12であり、メイン制御回路51のCPUはステップS161でカウンタ格納部83のカウンタMN3の値が(12)に設定されているか否かを判断する。ここでカウンタMN3の値が(12)に設定されていると判断した場合にはステップS162へ移行し、フラグ格納部81のテスト中フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。このテスト処理12は発射ソレノイド21と特別図柄始動口ソレノイド36とステッピングモータ44のそれぞれのオン状態でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド12を送信するものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS162でテスト中フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS53で発射ソレノイド21をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS63で特別図柄始動口ソレノイド36をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS83でステッピングモータ44をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS163でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド12を送信する。これら発射ソレノイド21〜ステッピングモータ44のそれぞれのオンからテスト時間が経過した場合にはステップS65で特別図柄始動口ソレノイド36をオン状態からオフ状態に切換え、ステップS48でテスト中フラグをオフ状態に設定し、ステップS49でカウンタMN3の値に一定値(1)を加算する。
図38はステップS36のテスト処理13であり、メイン制御回路51のCPUはステップS171でカウンタ格納部83のカウンタMN3の値が(13)に設定されているか否かを判断する。ここでカウンタMN3の値が(13)に設定されていると判断した場合にはステップS172へ移行し、フラグ格納部81のテスト中フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。このテスト処理13は発射ソレノイド21と特別入賞口ソレノイド41とステッピングモータ44のそれぞれのオン状態でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド13を送信するものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS172でテスト中フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS53で発射ソレノイド21をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS73で特別入賞口ソレノイド41をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS83でステッピングモータ44をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS173でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド13を送信する。これら発射ソレノイド21〜ステッピングモータ44のそれぞれのオンからテスト時間が経過した場合にはステップS75で特別入賞口ソレノイド41をオン状態からオフ状態に切換え、ステップS48でテスト中フラグをオフ状態に設定し、ステップS49でカウンタMN3の値に一定値(1)を加算する。
図39はステップS37のテスト処理14であり、メイン制御回路51のCPUはステップS181でカウンタ格納部83のカウンタMN3の値が(14)に設定されているか否かを判断する。ここでカウンタMN3の値が(14)に設定されていると判断した場合にはステップS182へ移行し、フラグ格納部81のテスト中フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。このテスト処理14は特別図柄始動口ソレノイド36と特別入賞口ソレノイド41とステッピングモータ44のそれぞれのオン状態でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド14を送信するものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS182でテスト中フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS63で特別図柄始動口ソレノイド36をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS73で特別入賞口ソレノイド41をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS83でステッピングモータ44をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS183でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド14を送信する。これら特別図柄始動口ソレノイド36〜ステッピングモータ44のそれぞれのオンからテスト時間が経過した場合にはステップS65で特別図柄始動口ソレノイド36をオン状態からオフ状態に切換え、ステップS75で特別入賞口ソレノイド41をオン状態からオフ状態に切換え、ステップS48でテスト中フラグをオフ状態に設定し、ステップS49でカウンタMN3の値に一定値(1)を加算する。
図40はステップS38のテスト処理15であり、メイン制御回路51のCPUはステップS191でカウンタ格納部83のカウンタMN3の値が(15)に設定されているか否かを判断する。ここでカウンタMN3の値が(15)に設定されていると判断した場合にはステップS192へ移行し、フラグ格納部81のテスト中フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。このテスト処理15は発射ソレノイド21と特別図柄始動口ソレノイド36と特別入賞口ソレノイド41とステッピングモータ44のそれぞれのオン状態でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド15を送信するものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS192でテスト中フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS53で発射ソレノイド21をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS63で特別図柄始動口ソレノイド36をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS73で特別入賞口ソレノイド41をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS83でステッピングモータ44をオフ状態からオン状態に切換え、ステップS193でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド15を送信する。これら発射ソレノイド21〜ステッピングモータ44のそれぞれのオンからテスト時間が経過した場合にはステップS65で特別図柄始動口ソレノイド36をオン状態からオフ状態に切換え、ステップS75で特別入賞口ソレノイド41をオン状態からオフ状態に切換え、ステップS48でテスト中フラグをオフ状態に設定し、ステップS194でテスト済フラグをオン状態に設定することでテスト運転処理を終える。
[2−2]入力処理
図41はステップS13の入力処理であり、メイン制御回路51のCPUはステップS201でセンサ回路52から普通図柄始動信号が出力されているか否かを判断する。ここでセンサ回路52から普通図柄始動信号が出力されていると判断した場合にはステップS202でフラグ格納部81の普通図柄始動信号フラグをオン状態に設定し、センサ回路52から普通図柄始動信号が出力されていないと判断した場合にはステップS203でフラグ格納部81の普通図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。この普通図柄始動信号フラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものである。
メイン制御回路51のCPUはステップS204へ移行すると、センサ回路52から特別図柄始動信号が出力されているか否かを判断する。ここでセンサ回路52から特別図柄始動信号が出力されていると判断した場合にはステップS205でフラグ格納部81の特別図柄始動信号フラグをオン状態に設定し、センサ回路52から特別図柄始動信号が出力されていないと判断した場合にはステップS206でフラグ格納部81の特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定する。この特別図柄始動信号フラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものである。
メイン制御回路51のCPUはステップS207へ移行すると、センサ回路52から特別入賞信号が出力されているか否かを判断する。ここでセンサ回路52から特別入賞信号が出力されていると判断した場合にはステップS208でフラグ格納部81の特別入賞信号フラグをオン状態に設定し、センサ回路52から特別入賞信号が出力されていないと判断した場合にはステップS209でフラグ格納部81の特別入賞信号フラグをオフ状態に設定する。この特別入賞信号フラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものである。
[2−3]カウンタ更新処理
図23のステップS14のカウンタ更新処理はメイン制御回路51のROMに予め記録された一定値(1)をカウンタ格納部83のカウンタMR1の値とカウンタMR2の値とカウンタMR3の値のそれぞれに加算するものである。これらカウンタMR1の値〜カウンタMR3の値のそれぞれはステップS2で下限値(0)に初期設定されるものであり、ステップS14のカウンタ更新処理ではカウンタMR1の値が下限値(0)から上限値(100)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、カウンタMR2の値が下限値(0)から上限値(19)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、カウンタMR3の値が下限値(0)から上限値(32)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。これら下限値(0)と上限値(100)と上限値(19)と上限値(32)のそれぞれはメイン制御回路51のROMに予め記録されたものである。
[2−4]賞球信号処理
図42はステップS15の賞球信号処理であり、メイン制御回路51のCPUはステップS211でフラグ格納部81の特別図柄始動信号フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここで特別図柄始動信号フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS212へ移行し、カウンタ格納部83のカウンタMN4の値にROMに予め記録された値N1(3)を加算する。このカウンタMN4の値はステップS2で(0)に初期設定されるものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS212でカウンタMN4の値を加算した場合にはステップS213で払出制御回路57に賞球コマンド1を送信する。即ち、遊技球が特別図柄始動口31内に入賞した場合にはメイン制御回路51から払出制御回路57に賞球コマンド1が送信されることでステッピングモータ44がN1個の遊技球を上皿14内に払出す。
メイン制御回路51のCPUはステップS214へ移行すると、フラグ格納部81の特別入賞信号フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここで特別入賞信号フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS215でカウンタ格納部83のカウンタMN4の値にROMに予め記録された値N2(10)を加算し、ステップS216で払出制御回路57に賞球コマンド2を送信する。即ち、遊技球が特別入賞口37内に入賞した場合にはメイン制御回路51から払出制御回路57に賞球コマンド2が送信されることでステッピングモータ44がN2個の遊技球を上皿14内に払出す。
メイン制御回路51のCPUはステップS217へ移行すると、センサ回路52から賞球信号が出力されているか否かを判断する。ここでセンサ回路52から賞球信号が出力されていると判断した場合にはステップS218へ移行し、カウンタMN4の値から一定値(1)を減算する。即ち、カウンタMN4の値はステッピングモータ44が1個の遊技球を払出す毎に一定値(1)だけ減算されるものであり、ステッピングモータ44はカウンタMN4の値が(0)である場合に停止状態にされ、カウンタMN4の値が(0)に比べて大きい場合に運転状態にされている。
メイン制御回路51のCPUはステップS219へ移行すると、フラグ格納部81のモータフラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。このモータフラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS219でモータフラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS220でカウンタMN4の値が(0)に比べて大きいか否かを判断する。ここでカウンタMN4の値が(0)に比べて大きいと判断した場合にはステップS221でモータフラグをオン状態に設定し、ステッピングモータ44が運転状態にあると記録する。
メイン制御回路51のCPUはステップS219でモータフラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS222でカウンタMN4の値が(0)であるか否かを判断する。ここでカウンタMN4の値が(0)であると判断した場合にはステップS223でモータフラグをオフ状態に設定し、ステッピングモータ44が停止状態にあると記録する。即ち、モータフラグはステッピングモータ44の停止状態でオフ状態に設定されるものであり、ステッピングモータ44の運転状態ではオン状態に設定される。
[2−5]普通図柄プロセス処理
図43はステップS16の普通図柄プロセス処理である。この普通図柄プロセス処理はステップS231の当り判定処理とステップS232の普通図柄遊技処理とステップS233の当り遊技処理を有するものであり、ステップS231の当り判定処理〜ステップS233の当り遊技処理はフラグ格納部81の普通図柄プロセスフラグの設定状態に応じて択一的に行われる。
[2−5−1]当り判定処理
図44はステップS231の当り判定処理である。この当り判定処理はフラグ格納部81の普通図柄プロセスフラグの値が(0)に設定されている場合に実行されるものであり、普通図柄プロセスフラグの値はステップS2で(0)に初期設定される。メイン制御回路51のCPUはステップS241でセンサ回路52から普通図柄始動信号が出力されているか否かを判断する。ここでセンサ回路52から普通図柄始動信号が出力されていると判断した場合にはステップS242へ移行し、カウンタ格納部83からカウンタMR3の値の更新結果を検出する。
メイン制御回路51のCPUはステップS242でカウンタMR3の値の更新結果を検出すると、ステップS243でフラグ格納部81の電チューサポートフラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。この電チューサポートフラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS243で電チューサポートフラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS244でROMから図14の(a)の当り判定テーブル1を検出し、ステップS243で電チューサポートフラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS245でROMから図14の(b)の当り判定テーブル2を検出する。
メイン制御回路51のCPUは当り判定テーブル1または当り判定テーブル2を検出すると、ステップS246で当り判定テーブルの検出結果からカウンタMR3の値の検出結果に応じた1つの判定結果を選択し、ステップS247で判定結果が当りであるか否かを判断する。ここで判定結果が当りであると判断した場合にはステップS248でフラグ格納部81の当りフラグをオン状態に設定し、ステップS249で普通図柄格納部85に当り図柄を記録する。この当りフラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS247で判定結果が外れであると判断した場合にはステップS250で当りフラグをオフ状態に設定し、ステップS251で普通図柄格納部85に外れ図柄を記録する。
メイン制御回路51のCPUは普通図柄格納部85に当り図柄または外れ図柄を記録すると、ステップS252でタイマ格納部82のタイマMT1の値に普通図柄遊技時間(1×1000msec)を設定する。この普通図柄遊技時間はROMに予め記録されたものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS252でタイマMT1の値を設定した場合にはステップS253で普通図柄プロセスフラグの値に(1)を設定する。
[2−5−2]普通図柄遊技処理
図45はステップS232の普通図柄遊技処理である。この普通図柄遊技処理は普通図柄プロセスフラグの値が(1)に設定されている場合に実行されるものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS261で普通図柄表示器47のLEDをオンオフ制御することで普通図柄表示器47に当り図柄および外れ図柄を交互に表示する。そして、ステップS262でタイマMT1の値から一定値(4msec)を減算し、ステップS263でタイマMT1の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここでタイマMT1の値の減算結果が限度値(0)に到達したと判断した場合にはステップS264へ移行し、普通図柄の変動表示を停止する。この普通図柄の停止表示は普通図柄格納部85に記録されている普通図柄の設定結果で行われるものであり、当りであると判定された場合には普通図柄の変動表示が当り図柄で停止し、外れであると判定された場合には普通図柄の変動表示が外れ図柄で停止する。
メイン制御回路51のCPUはステップS264で普通図柄の変動表示を停止すると、ステップS265で普通図柄格納部85から普通図柄の設定結果を消去し、ステップS266で当りフラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここで当りフラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS267へ移行し、普通図柄プロセスフラグの値に(0)を設定する。
メイン制御回路51のCPUはステップS266で当りフラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS268で当りフラグをオフ状態に設定し、ステップS269でタイマMT1の値に当り遊技時間(4×1000msec)を設定する。この当り遊技時間はメイン制御回路51のROMに予め記録されたものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS269でタイマMT1の値を設定した場合にはステップS270で特別図柄始動口ソレノイド36をオフ状態からオン状態に切換えることで特別図柄始動口31を外れ状態から当り状態に切換え、ステップS271でソレノイドフラグ2をオン状態に設定することで特別図柄始動口ソレノイド36がオン状態にあると記録する。このソレノイドフラグ2はステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS271でソレノイドフラグ2をオン状態に設定した場合にはステップS272で普通図柄プロセスフラグの値に(2)を設定する。
[2−5−3]当り遊技処理
図46はステップS233の当り遊技処理である。この当り遊技処理は普通図柄プロセスフラグの値が(2)に設定されている場合に実行されるものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS281でタイマMT1の値から一定値(4msec)を減算し、ステップS282でタイマMT1の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここでタイマMT1の値の減算結果が限度値(0)に到達したと判断した場合にはステップS283で特別図柄始動口ソレノイド36を電気的なオン状態からオフ状態に切換えることで特別図柄始動口31を当り状態から外れ状態に戻し、ステップS284でソレノイドフラグ2をオフ状態に設定することで特別図柄始動口ソレノイド36がオフ状態にあると記録し、ステップS285で普通図柄プロセスフラグの値に(0)を設定する。
[2−6]特別図柄プロセス処理
図47はステップS17の特別図柄プロセス処理である。この特別図柄プロセス処理はステップS291の大当り判定処理とステップS292の特別図柄遊技処理とステップS293の大当り遊技処理を有するものであり、ステップS291の大当り判定処理〜ステップS293の大当り遊技処理は特別図柄プロセスフラグの値の設定状態に応じて択一的に行われる。
[2−6−1]大当り判定処理
図48はステップS291の大当り判定処理である。この大当り判定処理はフラグ格納部81の特別図柄プロセスフラグの値が(0)に設定されている場合に実行されるものであり、フラグ格納部81の特別図柄プロセスフラグの値はステップS2で(0)に初期設定される。メイン制御回路51のCPUはステップS301で特別図柄始動信号フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここで特別図柄始動信号フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS302で特別図柄始動信号フラグをオフ状態に設定し、ステップS303でカウンタ格納部83からカウンタMR1の値の更新結果を検出する。
メイン制御回路51のCPUはステップS303でカウンタMR1の値の更新結果を検出すると、ステップS304でフラグ格納部81の確変フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。この確変フラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS304で確変フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS305でROMから図12の(a)の大当り判定テーブル1を検出し、ステップS304で確変フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS306でROMから図12の(b)の大当り判定テーブル2を検出する。
メイン制御回路51のCPUは大当り判定テーブル1または大当り判定テーブル2を検出すると、ステップS307で大当り判定テーブルの検出結果からカウンタMR1の値の検出結果に応じた1つの判定結果を選択し、ステップS308で判定結果が大当りであるか否かを判断する。ここで判定結果が外れであると判断した場合にはステップS309へ移行し、フラグ格納部81の大当りフラグをオフ状態に設定する。この大当りフラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS309で大当りフラグをオフ状態に設定した場合にはステップS310でROMから特別図柄として外れ図柄(1)を選択する。
メイン制御回路51のCPUはステップS308で判定結果が大当りであると判断すると、ステップS311で大当りフラグをオン状態に設定し、ステップS312でカウンタ格納部83からカウンタMR2の値の更新結果を検出する。そして、ステップS313でROMから図13の特別図柄選択テーブルを検出し、ステップS314で特別図柄選択テーブルからカウンタMR2の値の検出結果に応じた1つの特別図柄を選択する。
メイン制御回路51のCPUはステップS310またはステップS314で特別図柄を選択すると、ステップS315で特別図柄格納部84に特別図柄の選択結果を記録し、ステップS316でROMから図15の図柄情報コマンドテーブルを検出する。そして、ステップS317で図柄情報コマンドテーブルから特別図柄の選択結果に応じた1つの図柄情報コマンドを選択し、ステップS318で演出制御回路61に図柄情報コマンドの選択結果を送信する。
メイン制御回路51のCPUはステップS318で演出制御回路61に図柄情報コマンドの選択結果を送信すると、ステップS319で演出制御回路61に変動開始コマンドを送信し、ステップS320でタイマ格納部82のタイマMT2の値に特別図柄遊技時間(6×1000msec)を設定する。この特別図柄遊技時間はメイン制御回路51のROMに予め記録されたものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS320でタイマMT2の値を設定した場合にはステップS321で特別図柄プロセスフラグの値に(1)を設定する。
[2−6−2]特別図柄遊技処理
図49はステップS292の特別図柄遊技処理である。この特別図柄遊技処理はフラグ格納部81の特別図柄プロセスフラグの値が(1)に設定されている場合に実行されるものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS331で特別図柄表示器48の複数のLEDのそれぞれをオンオフ制御することで特別図柄表示器48に特別図柄を変動状態で表示する。そして、ステップS332でタイマMT2の値から一定値(4msec)を減算し、ステップS333でタイマMT2の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここでタイマMT2の値の減算結果が限度値に到達したと判断した場合にはステップS334で特別図柄表示器48の特別図柄の変動表示を停止し、ステップS335で演出制御回路61に変動停止コマンドを送信する。この特別図柄の停止表示は特別図柄格納部84に記録されている特別図柄の選択結果で行われるものであり、特別図柄格納部84に外れ図柄が記録されている場合には特別図柄の変動表示が外れ図柄で停止し、特別図柄格納部84に通常大当り図柄が記録されている場合には特別図柄の変動表示が通常大当り図柄で停止し、特別図柄格納部84に確変大当り図柄が記録されている場合には特別図柄の変動表示が確変大当り図柄で停止する。
メイン制御回路51のCPUはステップS335で演出制御回路61に変動停止コマンドを送信すると、ステップS336で大当りフラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここで大当りフラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS337で特別図柄格納部84から特別図柄の記録結果を消去し、ステップS338で特別図柄プロセスフラグの値に(0)を設定する。
メイン制御回路51のCPUはステップS336で大当りフラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS339で大当りフラグをオフ状態に設定する。そして、ステップS340でタイマMT2の値に上限時間(30×1000msec)を設定し、ステップS341でカウンタMN1の値に継続回数(5)を設定し、ステップS342でカウンタMN2の値に上限個数(10)を設定する。これら上限時間と継続回数と上限個数のそれぞれはメイン制御回路51のROMに予め記録されたものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS342でカウンタMN2の値を設定した場合にはステップS343で確変フラグをオフ状態に設定し、ステップS344で電チューサポートフラグをオフ状態に設定する。
メイン制御回路51のCPUはステップS344で電チューサポートフラグをオフ状態に設定すると、ステップS345で特別入賞口ソレノイド41をオフ状態からオン状態に切換えることで特別入賞口37を閉鎖状態から開放状態に切換える。そして、ステップS346で演出制御回路61に大当り遊技開始コマンドを送信し、ステップS347でフラグ格納部81のソレノイドフラグ3をオン状態に設定することで特別入賞口ソレノイド41のオンを記録する。このソレノイドフラグ3はステップS2でオフ状態に設定されるものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS347でソレノイドフラグ3をオン状態に設定した場合にはステップ348で特別図柄プロセスフラグの値に(2)を設定する。
[2−6−3]大当り遊技処理
図50はステップS293の大当り遊技処理である。この大当り遊技処理はフラグ格納部81の特別図柄プロセスフラグの値が(2)に設定されている場合に実行されるものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS351でタイマMT2の値から一定値(4msec)を減算し、ステップS352でタイマMT2の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここでタイマMT2の値の減算結果が限度値に到達したと判断した場合にはステップS357へ移行し、特別入賞口ソレノイド41をオン状態からオフ状態に切換えることで特別入賞口37を開放状態から閉鎖状態にする。
メイン制御回路51のCPUはステップS352でタイマMT2の値の減算結果が限度値に到達していないと判断すると、ステップS353で特別入賞信号フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここで特別入賞信号フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS354で特別入賞信号フラグをオフ状態に設定し、ステップS355でカウンタMN2の値から一定値(1)を減算し、ステップS356でカウンタMN2の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここでカウンタMN2の値の減算結果が限度値に到達したと判断した場合にはステップS357へ移行し、特別入賞口ソレノイド41をオン状態からオフ状態に切換えることで特別入賞口41を閉鎖状態にする。
メイン制御回路51のCPUはステップS357で特別入賞口ソレノイド41をオフ状態に切換えると、ステップS358でソレノイドフラグ3をオフ状態に設定することで特別入賞口ソレノイド41のオフを記録する。そして、ステップS359でカウンタMN1の値から一定値(1)を減算し、ステップS360でカウンタMN1の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここでカウンタMN1の値の減算結果が限度値に到達していないと判断した場合にはステップS361でカウンタMN2の値に上限度個数(10)を再設定し、ステップS362でタイマMT2の値に上限時間(30×1000msec)を再設定する。そして、ステップS363で特別入賞口ソレノイド41を再びオン状態にすることで特別入賞口37を再び開放状態とし、ステップS364でソレノイドフラグ3をオン状態に設定する。
メイン制御回路51のCPUはステップS357で特別入賞口41を5回目に閉鎖状態にすると、ステップS359でカウンタMN1の値を限度値(0)に減算し、ステップS360でカウンタMN1の値の減算結果が限度値に到達したと判断する。そして、ステップS365で演出制御回路61に大当り遊技停止コマンドを送信し、ステップS366で特別図柄格納部84から特別図柄の選択結果を検出し、ステップS367で特別図柄の検出結果が確変大当り図柄であるか否かを判断する。ここで特別図柄の検出結果が通常大当り図柄であると判断した場合にはステップS370で特別図柄格納部84から特別図柄を消去し、ステップS371で特別図柄プロセスフラグの値に(0)を設定する。
メイン制御回路51のCPUはステップS367で特別図柄の検出結果が確変大当り図柄であると判断すると、ステップS368で確変フラグをオン状態に設定し、ステップS369で電チューサポートフラグをオン状態に設定する。そして、ステップS370で特別図柄格納部84から特別図柄を消去し、ステップS371で特別図柄プロセスフラグの値に(0)を設定する。
[2−7]遊技状態検出処理
図51はステップS18の遊技状態検出処理であり、メイン制御回路51のCPUはステップS381でフラグ格納部81のソレノイドフラグ1がオフ状態に設定されているか否かを判断する。このソレノイドフラグ1はステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS381でソレノイドフラグ1がオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS382で発射開始コマンドが有るか否かを判断する。この発射開始コマンドは発射ハンドル20が非操作状態から操作状態に操作されることで発射ソレノイド21が電気的なオフ状態からオン状態に切換えられた場合に発射制御回路59が送信するものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS382で発射開始コマンドが有ると判断した場合にはステップS383でソレノイドフラグ1をオン状態に設定し、ステップS383で発射開始コマンドを消去する。
メイン制御回路51のCPUはステップS381でソレノイドフラグ1がオン状態に設定されていると判断すると、ステップS385で発射停止コマンドが有るか否かを判断する。この発射停止コマンドは発射ハンドル20が操作状態から非操作状態に操作されることで発射ソレノイド21が電気的なオン状態からオフ状態に切換えられた場合に発射制御回路59が送信するものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS385で発射停止コマンドが有ると判断した場合にはステップS386でソレノイドフラグ1をオフ状態に設定し、ステップS387で発射停止コマンドを消去する。即ち、ソレノイドフラグ1は発射ソレノイド21のオン状態でオン状態に設定されるものであり、発射ソレノイド21のオフ状態ではオフ状態に設定される。
[2−8]カウンタ送信処理
図52はステップS19のカウンタ送信処理であり、メイン制御回路51のCPUはステップS391でソレノイドフラグ1の値を検出する。そして、ステップS392でソレノイドフラグ2の値を検出し、ステップS393でソレノイドフラグ3の値を検出し、ステップS394でモータフラグの値を検出する。
メイン制御回路51のCPUはステップS394でモータフラグの値を検出すると、ステップS395でROMからカウンタデータテーブルを検出する。このカウンタデータテーブルはカウンタデータ(0)〜(15)の16個のそれぞれにソレノイドフラグ1の値とソレノイドフラグ2の値とソレノイドフラグ3の値とモータフラグの値の4つを割付けたものであり、図11はカウンタデータテーブルに相当する。このカウンタデータテーブルはメイン制御回路51のROMに予め記録されたものであり、メイン制御回路51のCPUはステップS395でカウンタデータテーブルを検出した場合にはステップS396でカウンタデータテーブルからソレノイドフラグ1の値とソレノイドフラグ2の値とソレノイドフラグ3の値とモータフラグの値の4つに応じた1つのカウンタデータを選択する。そして、ステップS397でカウンタMN3の値にカウンタデータの選択結果を設定し、ステップS398でセンサ制御回路77にカウンタMN3の値の設定結果を送信する。例えばソレノイドフラグ1の値〜モータフラグの値のそれぞれの検出結果がオフ状態(0)である場合にはカウンタデータ(0)が選択され、センサ制御回路77にカウンタMN3の値として(0)が送信される。ソレノイドフラグ1の値〜モータフラグの値のそれぞれの検出結果がオン状態(1)である場合にはカウンタデータ(15)が選択され、センサ制御回路77にカウンタMN3の値として(15)が送信される。
[3]メイン処理
図53はセンサ制御回路77のCPUがROMの制御プログラムに基づいて実行するメイン処理である。このメイン処理はセンサ制御回路77に対する駆動電源の供給が開始された場合に先頭のステップS401から起動するものであり、センサ制御回路77のCPUはステップS401でレジスタおよびPIOのそれぞれを初期設定する。そして、ステップS402でセンサデータ格納領域100の電圧値格納部101と基準値格納部102とコマンド格納部103とデータ格納部104とフラグ格納部105と異常格納部106とタイマ格納部107のそれぞれを初期設定し、ステップS403で10msec毎にタイマ割込みが発生するようにCTC(カウンタ/タイマ)を初期設定する。
[4]外部割込み処理1
図54はセンサ制御回路77のCPUが実行する外部割込み処理1である。この外部割込み処理1はメイン制御回路51からセンサ制御回路77に電圧検出コマンド0〜電圧検出コマンド15のそれぞれが送信された場合に起動するものであり、センサ制御回路77のCPUはステップS411でコマンド格納部103に電圧検出コマンドの受信結果を記録する。そして、ステップS412でX軸MIセンサ70の出力回路75からの電圧信号を検出し、ステップS413で基準値格納部102の基準値X0〜X15のうちコマンド格納部103の電圧検出コマンドの記録結果に応じた1つにステップS412の電圧信号の検出結果を設定する。これら基準値X0〜X15のそれぞれはステップS402でROMに予め記録された標準値に初期設定されるものである。
センサ制御回路77のCPUはステップS413で基準値格納部102の基準値X0〜X15のいずれか1つを設定すると、ステップS414でY軸MIセンサ71の出力回路75からの電圧信号を検出し、ステップS415で基準値格納部102の基準値Y0〜Y15のうちコマンド格納部103の電圧検出コマンドの記録結果に応じた1つにステップS414の電圧信号の検出結果を設定する。そして、ステップS416でZ軸MIセンサ72の出力回路75からの電圧信号を検出し、ステップS417で基準値格納部102の基準値Z0〜Z15のうちコマンド格納部103の電圧検出コマンドの記録結果に応じた1つにステップS416の電圧信号の検出結果を設定し、ステップS418でコマンド格納部103から電圧検出コマンドを消去する。
次の0)〜15)は電圧検出コマンドの種類と基準値との対応関係であり、メイン制御回路51が起動した場合にはメイン制御回路51から電圧検出コマンド0〜電圧検出コマンド15のそれぞれが1sec毎に順に送信されることで基準値(X0,Y0,Z0)〜(X15,Y15,Z15)のそれぞれが順に設定される。
0)コマンド格納部103に電圧検出コマンド0が記録されている場合には基準値(X0,Y0,Z0)が設定される。
1)コマンド格納部103に電圧検出コマンド1が記録されている場合には基準値(X1,Y1,Z1)が設定される。
2)コマンド格納部103に電圧検出コマンド2が記録されている場合には基準値(X2,Y2,Z2)が設定される。
3)コマンド格納部103に電圧検出コマンド3が記録されている場合には基準値(X3,Y3,Z3)が設定される。
4)コマンド格納部103に電圧検出コマンド4が記録されている場合には基準値(X4,Y4,Z4)が設定される。
5)コマンド格納部103に電圧検出コマンド5が記録されている場合には基準値(X5,Y5,Z5)が設定される。
6)コマンド格納部103に電圧検出コマンド6が記録されている場合には基準値(X6,Y6,Z6)が設定される。
7)コマンド格納部103に電圧検出コマンド7が記録されている場合には基準値(X7,Y7,Z7)が設定される。
8)コマンド格納部103に電圧検出コマンド8が記録されている場合には基準値(X8,Y8,Z8)が設定される。
9)コマンド格納部103に電圧検出コマンド9が記録されている場合には基準値(X9,Y9,Z9)が設定される。
10)コマンド格納部103に電圧検出コマンド10が記録されている場合には基準値(X10,Y10,Z10)が設定される。
11)コマンド格納部103に電圧検出コマンド11が記録されている場合には基準値(X11,Y11,Z11)が設定される。
12)コマンド格納部103に電圧検出コマンド12が記録されている場合には基準値(X12,Y12,Z12)が設定される。
13)コマンド格納部103に電圧検出コマンド13が記録されている場合には基準値(X13,Y13,Z13)が設定される。
14)コマンド格納部103に電圧検出コマンド14が記録されている場合には基準値(X14,Y14,Z14)が設定される。
15)コマンド格納部103に電圧検出コマンド15が記録されている場合には基準値(X15,Y15,Z15)が設定される。
[4]外部割込み処理2
図55はセンサ制御回路77のCPUが実行する外部割込み処理2である。この外部割込み処理2はメイン制御回路51からセンサ制御回路77にカウンタデータMN3の値が送信された場合に起動するものであり、センサ制御回路77のCPUはステップS421でデータ格納部104にカウンタデータMN3の値が記録されているか否かを判断する。ここでデータ格納部104にカウンタデータMN3の値が記録されていないと判断した場合にはステップS423へ移行し、データ格納部104にカウンタデータMN3の値の受信結果を記録する。
センサ制御回路77のCPUはステップS421でデータ格納部104にカウンタデータMN3の値が記録されていると判断した場合にはステップS422でデータ格納部104からカウンタデータMN3の値を消去し、ステップS423でデータ格納部104にカウンタデータMN3の値の受信結果を記録する。即ち、データ格納部104はメイン制御回路51が設定した最新の1つのカウンタデータMN3の値が記録される領域であり、データ格納部104のカウンタデータMN3の値はメイン制御回路51がカウンタデータMN3の値を送信する4msec毎に更新される。
[5]タイマ割込み処理
図56はセンサ制御回路77のCPUがタイマ割込みの発生する10msec毎に実行するタイマ割込み処理である。このタイマ割込み処理は外部割込み処理1および外部割込み処理2のそれぞれに比べて割込みの優先順位が低く設定されたものであり、外部割込み処理1および外部割込み処理2のそれぞれはタイマ割込み処理の実行中および停止中のそれぞれで発生する。センサ制御回路77のCPUはステップS431でタイマ格納部107のタイマTの値にROMに予め記録された一定値(10msec)を加算する。このタイマTの値はステップS402で(0)に初期設定されるものであり、センサ制御回路77に対する駆動電源の供給が開始されたことを基準とする時間に相当する。
センサ制御回路77のCPUはステップS431でタイマTの値を加算すると、ステップS432のリモコン処理を経てステップS433へ移行し、フラグ格納部105の処理停止フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。この処理停止フラグはステップS402でオフ状態に初期設定されるものであり、センサ制御回路77のCPUはステップS433で処理停止フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS434の異常判定処理へ移行し、ステップS433で処理停止フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS434の異常判定処理へ移行しない。
[5−1]リモコン処理
図57はステップS432のリモコン処理であり、センサ制御回路77のCPUはステップS441で受光回路112から受光信号が出力されているか否かを判断する。ここで受光回路112から受光信号が出力されていると判断した場合にはステップS442へ移行し、フラグ格納部105の処理停止フラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。この処理停止フラグはステップS402でオフ状態に設定されるものであり、センサ制御回路77のCPUはステップS442で処理停止フラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップ443で処理停止フラグをオン状態に設定し、ステップS442で処理停止フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップ444で処理停止フラグをオフ状態に設定する。即ち、パチンコホールの店員が窓110にリモートコントローラ113のレンズ115を接触させて操作スイッチ114を操作した場合には処理停止フラグが操作スイッチ114の操作毎にオン状態およびオフ状態に交互に設定される。
[5−2]異常判定処理
図58はステップS434の異常判定処理である。この異常判定処理は処理停止フラグのオフ状態で実行されるものであり、パチンコホールの店員はリモートコントローラ113の操作スイッチ114を操作して処理停止フラグをオン状態に設定することで異常判定処理を無効化でき、処理停止フラグをオフ状態に設定することで異常判定処理を有効化できる。
センサ制御回路77のCPUはステップS451でX軸MIセンサ70の出力回路75からの電圧信号を検出し、ステップS452で電圧値格納部101の電圧値Xvの値に電圧信号の検出結果を設定する。そして、ステップS453でY軸MIセンサ71の出力回路75からの電圧信号を検出し、ステップS454で電圧値格納部101の電圧値Yvの値に電圧信号の検出結果を設定する。次にステップS455でZ軸MIセンサ72の出力回路75からの電圧信号を検出し、ステップS456で電圧値格納部101の電圧値Zvの値に電圧信号の検出結果を設定する。
センサ制御回路77のCPUはステップS456で電圧値Zvの値を設定すると、ステップS457でデータ格納部104からカウンタデータMN3の値を検出し、ステップS458で基準値格納部102の基準値X0〜X15のうちからカウンタデータMN3の値の検出結果に応じた1つを選択し、基準値格納部102の基準値Y0〜Y15のうちからカウンタデータMN3の値の検出結果に応じた1つを選択し、基準値格納部102の基準値Z0〜Z15のうちからカウンタデータMN3の値の検出結果に応じた1つを選択する。次の0)〜15)はカウンタデータと基準値との対応関係である。
0)カウンタデータMN3の値が(0)である場合には基準値(X0,Y0,Z0)が選択される。
1)カウンタデータMN3の値が(1)である場合には基準値(X1,Y1,Z1)が選択される。
2)カウンタデータMN3の値が(2)である場合には基準値(X2,Y2,Z2)が選択される。
3)カウンタデータMN3の値が(3)である場合には基準値(X3,Y3,Z3)が選択される。
4)カウンタデータMN3の値が(4)である場合には基準値(X4,Y4,Z4)が選択される。
5)カウンタデータMN3の値が(5)である場合には基準値(X5,Y5,Z5)が選択される。
6)カウンタデータMN3の値が(6)である場合には基準値(X6,Y6,Z6)が選択される。
7)カウンタデータMN3の値が(7)である場合には基準値(X7,Y7,Z7)が選択される。
8)カウンタデータMN3の値が(8)である場合には基準値(X8,Y8,Z8)が選択される。
9)カウンタデータMN3の値が(9)である場合には基準値(X9,Y9,Z9)が選択される。
10)カウンタデータMN3の値が(10)である場合には基準値(X10,Y10,Z10)が選択される。
11)カウンタデータMN3の値が(11)である場合には基準値(X11,Y11,Z11)が選択される。
12)カウンタデータMN3の値が(12)である場合には基準値(X12,Y12,Z12)が選択される。
13)カウンタデータMN3の値が(13)である場合には基準値(X13,Y13,Z13)が選択される。
14)カウンタデータMN3の値が(14)である場合には基準値(X14,Y14,Z14)が選択される。
15)カウンタデータMN3の値が(15)である場合には基準値(X15,Y15,Z15)が選択される。
センサ制御回路77のCPUはステップS458で基準値(Xn,Yn,Zn)を選択すると、ステップS459で電圧値Xvの設定結果が下限値および上限値の範囲内にあるか否かを判断する。下限値は基準値Xnの選択結果から許容値αを減算することで設定されるものであり、上限値は基準値Xnの選択結果に許容値αを加算することで設定されるものである。この許容値αはセンサ制御回路77のROMに予め記録されたものであり、次の3つの差分を含んで設定されている。
普通図柄始動口センサ32の検出領域内に遊技球が進入していない状態でのX軸MIセンサ70からの出力信号および普通図柄始動口センサ32の検出領域内に遊技球が進入した状態でのX軸MIセンサ70からの出力信号相互間の差分/特別図柄始動口センサ33の検出領域内に遊技球が進入していない状態でのX軸MIセンサ70からの出力信号および特別図柄始動口センサ33の検出領域内に遊技球が進入した状態でのX軸MIセンサ70からの出力信号相互間の差分/特別入賞口センサ38の検出領域内に遊技球が進入していない状態でのX軸MIセンサ70からの出力信号および特別入賞口センサ38の検出領域内に遊技球が進入した状態でのX軸MIセンサ70からの出力信号相互間の差分
センサ制御回路77のCPUはステップS459で電圧値Xvの設定結果が下限値および上限値の範囲内にあると判断すると、ステップS460で電圧値Yvの設定結果が下限値および上限値の範囲内にあるか否かを判断する。下限値は基準値Ynの選択結果から許容値βを減算することで設定されるものであり、上限値は基準値Ynの選択結果に許容値βを加算することで設定されるものである。この許容値βはセンサ制御回路77のROMに予め記録されたものであり、次の3つの差分を含んで設定されている。
普通図柄始動口センサ32の検出領域内に遊技球が進入していない状態でのY軸MIセンサ71からの出力信号および普通図柄始動口センサ32の検出領域内に遊技球が進入した状態でのY軸MIセンサ71からの出力信号相互間の差分/特別図柄始動口センサ33の検出領域内に遊技球が進入していない状態でのY軸MIセンサ71からの出力信号および特別図柄始動口センサ33の検出領域内に遊技球が進入した状態でのY軸MIセンサ71からの出力信号相互間の差分/特別入賞口センサ38の検出領域内に遊技球が進入していない状態でのY軸MIセンサ71からの出力信号および特別入賞口センサ38の検出領域内に遊技球が進入した状態でのY軸MIセンサ71からの出力信号相互間の差分
センサ制御回路77のCPUはステップS460で電圧値Yvの設定結果が下限値および上限値の範囲内にあると判断すると、ステップS461で電圧値Zvの設定結果が下限値および上限値の範囲内にあるか否かを判断する。下限値は基準値Znの選択結果から許容値γを減算することで設定されるものであり、上限値は基準値Znの選択結果に許容値γを加算することで設定されるものである。この許容値γはセンサ制御回路77のROMに予め記録されたものであり、次の3つの差分を含んで設定されている。
普通図柄始動口センサ32の検出領域内に遊技球が進入していない状態でのZ軸MIセンサ72からの出力信号および普通図柄始動口センサ32の検出領域内に遊技球が進入した状態でのZ軸MIセンサ72からの出力信号相互間の差分/特別図柄始動口センサ33の検出領域内に遊技球が進入していない状態でのZ軸MIセンサ72からの出力信号および特別図柄始動口センサ33の検出領域内に遊技球が進入した状態でのZ軸MIセンサ72からの出力信号相互間の差分/特別入賞口センサ38の検出領域内に遊技球が進入していない状態でのZ軸MIセンサ72からの出力信号および特別入賞口センサ38の検出領域内に遊技球が進入した状態でのZ軸MIセンサ72からの出力信号相互間の差分
センサ制御回路77のCPUはステップS461で電圧値Zvの設定結果が下限値および上限値の範囲内にあると判断すると、ステップS466で電圧値格納部101から電圧値Xvの値と電圧値Yvの値と電圧値Zvの値のそれぞれを消去する。即ち、電圧値Xvの設定結果と電圧値Yvの設定結果と電圧値Zvの設定結果のそれぞれが許容範囲内にある場合には異常なしと判定される。
センサ制御回路77のCPUはステップS459で電圧値Xvの設定結果が下限値および上限値の範囲内にないと判断またはステップS460で電圧値Yvの設定結果が下限値および上限値の範囲内にないと判断またはステップS461で電圧値Zvの設定結果が下限値および上限値の範囲内にないと判断すると、ステップS462でタイマ格納部107からタイマTの値の更新結果を検出し、ステップS463で異常格納部106にタイマTの値の検出結果を記録する。そして、ステップS464で演出制御回路61に異常コマンドを送信し、ステップS465でブザー回路121をオンすることでブザー122を鳴動させ、ステップS466で電圧値格納部101から電圧値Xvの値と電圧値Yvの値と電圧値Zvの値のそれぞれを消去する。
電圧値Xvの設定結果または電圧値Yvの設定結果または電圧値Zvの設定結果が許容範囲内にない場合には異常ありと判定される。この異常ありと判定された場合には異常格納部106に異常有りと判定された時間Tが記録され、ブザー122がオンされ、演出制御回路61に異常有りと判定されたことが通知される。このブザー122のオンはセンサ制御回路77のROMに予め決められた一定時間だけ行われるものであり、異常ありと判定された場合には主電源の投入状態および主電源の遮断状態のそれぞれでブザー122が一定時間だけ鳴動することで異常の発生が報知される。
[6]メイン処理
図59は演出制御回路61のCPUがROMの制御プログラムに基づいて実行するメイン処理である。このメイン処理は主電源スイッチ68がオフ状態からオン状態に切換えられることで主電源が投入された場合に先頭のステップS501から起動するものであり、演出制御回路61のCPUはステップS501でレジスタおよびPIOのそれぞれを初期設定する。そして、ステップS502でコマンド格納部91とフラグ格納部92とタイマ格納部93とカウンタ格納部94と確定図柄格納部95のそれぞれを初期設定し、ステップS503で10msec毎にタイマ割込みが発生するようにCTCを初期設定する。
演出制御回路61のCPUはステップS503でCTCを初期設定すると、ステップS504のカウンタ更新処理でカウンタ格納部94のカウンタSR1の値とカウンタSR2の値とカウンタSR3の値のそれぞれにROMに予め記録された一定値(1)を加算する。これらカウンタSR1〜SR3のそれぞれの値はステップS502で下限値(0)に初期設定されるものであり、ステップS504のカウンタ更新処理ではSR1の値が下限値(0)から上限値(249)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、カウンタSR2の値が下限値(0)から上限値(162)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、カウンタSR3の値が下限値(0)から上限値(72)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。これら下限値(0)と上限値(249)と上限値(162)と上限値(72)のそれぞれは演出制御回路61のROMに予め記録されたものである。
[7]外部割込み処理1
メイン制御回路51から変動開始コマンドと変動停止コマンドと図柄情報コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドのそれぞれが送信された場合には外部割込み処理1が起動する。この外部割込み処理1が起動した場合には割込み禁止状態になり、変動開始コマンド〜大当り遊技停止コマンドのそれぞれを外部割込み処理1で受信コマンドバッファに格納して割込み禁止状態を解除する。
[8]外部割込み処理2
図60は演出制御回路61のCPUが実行する外部割込み処理2である。この外部割込み処理2はセンサ制御回路77から異常コマンドが送信された場合に起動するものであり、演出制御回路61のCPUはステップS511でコマンド格納部91に異常コマンドの受信結果を記録する。そして、ステップS512で表示制御回路62に異常報知コマンド1を送信し、ステップS513で音制御回路63に異常報知コマンド2を送信し、ステップS514で電飾制御回路64に異常報知コマンド3を送信し、ステップS515でコマンド格納部91から異常コマンドを消去する。
表示制御回路62のCPUは異常報知コマンド1を受信した場合にはVROMから異常報知コマンド1に応じた画像データを検出し、装飾図柄表示器49に画像データの検出結果に応じて異常報知映像(異常が発生しました)を表示する。この異常報知映像は、図61に示すように、装飾図柄遊技の映像の表示中および非表示中のそれぞれで左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の3つの前方に重ねて表示されるものであり、表示制御回路62のCPUは異常報知映像を表示した場合には異常報知映像を表示開始したことを基準に一定時間(60×1000msec)が経過することで異常報知映像を消去する。音制御回路63は異常報知コマンド2を受信した場合には異常報知コマンド2に応じた音信号を設定し、両スピーカ11のそれぞれを音信号の設定結果に応じて駆動することで異常の発生を音で報知する。電飾制御回路64は異常報知コマンド3を受信した場合には異常報知コマンド3に応じた電飾信号を設定し、複数の電飾LED13のそれぞれを電飾信号の設定結果に応じて駆動することで異常の発生を光で報知する。
[9]タイマ割込み処理
図62は演出制御回路61のCPUがタイマ割込みの発生する10msec毎に実行するタイマ割込み処理であり、演出制御回路61のCPUはタイマ割込みが発生する毎にステップS521のコマンド処理とステップS522の装飾図柄遊技処理とステップS523の大当り遊技演出処理のそれぞれを順に実行する。
[9−1]コマンド処理
図62のステップS521のコマンド処理は受信コマンドバッファに変動開始コマンドと変動停止コマンドと図柄情報コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドのそれぞれが記録されているか否かを判断するものであり、受信コマンドバッファに変動開始コマンドが記録されていると判断した場合には変動開始コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部91にシフトし、受信コマンドバッファに変動停止コマンドが記録されていると判断した場合には変動停止コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部91にシフトし、受信コマンドバッファに図柄情報コマンドが記録されていると判断した場合には図柄情報コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部91にシフトし、受信コマンドバッファに大当り遊技開始コマンドが記録されていると判断した場合には大当り遊技開始コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部91にシフトし、受信コマンドバッファに大当り遊技停止コマンドが記録されていると判断した場合には大当り遊技停止コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部91にシフトする。
[9−2]装飾図柄遊技処理
図63はステップS522の装飾図柄遊技処理であり、演出制御回路61のCPUはステップS531でコマンド格納部91に変動開始コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部91に変動開始コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS532へ移行し、フラグ格納部92の遊技中フラグをオン状態に設定する。この遊技中フラグはステップS502でオフ状態に初期設定されるものであり、演出制御回路61のCPUはステップS532で遊技中フラグをオン状態に設定した場合にはステップS533の装飾図柄遊技開始処理を経てステップS534へ移行し、コマンド格納部91から変動開始コマンドを消去する。
演出制御回路61のCPUはステップS535へ移行すると、遊技中フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここで遊技中フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS536でタイマ格納部93のタイマST1の値にROMに予め記録された一定値(10msec)を加算し、ステップS537の装飾図柄遊技中処理へ移行する。このステップS537の装飾図柄遊技中処理を終えた場合にはステップS538でコマンド格納部91に変動停止コマンドが記録されているか否かを判断し、コマンド格納部91に変動停止コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS539で遊技中フラグをオフ状態に設定し、ステップS540でコマンド格納部91から変動停止コマンドを消去し、ステップS541の装飾図柄遊技停止処理へ移行する。
[9−2−1]装飾図柄遊技開始処理
図64はステップS533の装飾図柄遊技開始処理であり、演出制御回路61のCPUはステップS551でタイマ格納部93のタイマST1の値に初期値(0)を設定する。そして、ステップS552でコマンド格納部91から図柄情報コマンドを検出し、ステップS553で図柄情報コマンドの検出結果が図柄情報コマンド1であるか否かを判断する。
演出制御回路61のCPUはステップS553で図柄情報コマンドの検出結果が図柄情報コマンド1であると判断した場合にはステップS554の外れ図柄設定処理で左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを設定する。これら左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれは外れの組合せとなるように設定されるものであり、CPUはステップS554で左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれを設定した場合にはステップS556で左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を確定図柄格納部95に記録する。
演出制御回路61のCPUはステップS553で図柄情報コマンドの検出結果が図柄情報コマンド2または図柄情報コマンド3であると判断した場合にはステップS555の大当り図柄設定処理で左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを設定する。これら左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれは大当りの組合せとなるように設定されるものであり、CPUはステップS555で左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれを設定した場合にはステップS556で左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を確定図柄格納部95に記録する。
図65はステップS554の外れ図柄設定処理であり、演出制御回路61のCPUはステップS561でROMから図18の(a)の図柄テーブル1を検出し、ステップS562でROMから図18の(b)の図柄テーブル2を検出し、ステップS563でROMから図18の(c)の図柄テーブル3を検出する。そして、ステップS564でカウンタ格納部94からカウンタSR1の値の更新結果を検出し、ステップS565で図柄テーブル1から左列の図柄要素としてカウンタSR1の値の検出結果に応じた1つの図柄要素を選択する。
演出制御回路61のCPUはステップS565で左列の図柄要素を選択すると、ステップS566でカウンタ格納部94からカウンタSR2の値の更新結果を検出し、ステップS567で図柄テーブル2から中列の図柄要素としてカウンタSR2の値の検出結果に応じた1つの図柄要素を選択する。そして、ステップS568でカウンタ格納部94からカウンタSR3の値の更新結果を検出し、ステップS569で図柄テーブル3から右列の図柄要素としてカウンタSR3の値の検出結果に応じた1つの図柄要素を選択し、ステップS570で左列の図柄要素の選択結果と中列の図柄要素の選択結果と右列の図柄要素の選択結果が相互に同一であるか否かを判断する。ここで左列の図柄要素の選択結果〜右列の図柄要素の選択結果が相互に同一でないと判断した場合にはステップS572で左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれを選択結果に設定し、確定図柄格納部95に左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を記録する。例えば左列の図柄要素の選択結果が(5)で中列の図柄要素の選択結果が(6)で右列の図柄要素の選択結果が(4)である場合には装飾図柄が外れの組合せ(564)に設定される。
演出制御回路61のCPUはステップS570で左列の図柄要素の選択結果〜右列の図柄要素の選択結果が相互に同一であると判断すると、ステップS571で中列の図柄要素の選択結果を次の図柄要素に変更する。そして、ステップ572で左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれを選択結果に設定し、確定図柄格納部95に左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を記録する。例えば左列の図柄要素の選択結果〜右列の図柄要素の選択結果のそれぞれが(8)である場合には中列の図柄要素の選択結果が(8)の次の(1)に変更され、装飾図柄が外れの組合せ(818)に設定される。
図66はステップS555の大当り図柄設定処理であり、演出制御回路61のCPUはステップS581でカウンタ格納部94からカウンタSR1の値の更新結果を検出し、ステップS582でROMから図18の(a)の図柄テーブル1を検出する。そして、ステップS583で図柄テーブル1からカウンタSR1の値の検出結果に応じた1つの図柄要素を選択し、ステップS584で左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを共通の図柄要素の選択結果に設定し、確定図柄格納部95に左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を記録する。
[9−2−2]装飾図柄遊技中処理
図67はステップS537の装飾図柄遊技中処理であり、演出制御回路61のCPUはステップS591でタイマ格納部93のタイマST1の値の加算結果をROMに予め記録された全図変動開始時間と比較する。ここでタイマST1の値の加算結果が全図変動開始時間であると判断した場合にはステップS592へ移行し、表示制御回路62に全図変動開始コマンドを送信する。この表示制御回路62は全図変動開始コマンドを受信した場合にはVROMから全図柄変動開始コマンドに応じた画像データを検出し、図68の(a)に示すように、装飾図柄表示器49の左変動領域L内と中変動領域C内と右変動領域R内のそれぞれに画像データの検出結果に応じて図柄要素を変動状態で表示開始する。
演出制御回路61のCPUはステップS593でタイマST1の値の加算結果をROMに予め記録された左列の変動停止時間(>全図変動開始時間)と比較する。ここでタイマST1の値の加算結果が左列の変動停止時間であると判断した場合にはステップS594で確定図柄格納部95から左列の図柄要素の設定結果を検出し、ステップS595で表示制御回路62に左列の図柄要素の検出結果を送信し、ステップS596で表示制御回路62に左列の変動停止コマンドを送信する。この表示制御回路62は左列の図柄要素の検出結果および左列の変動停止コマンドを受信した場合には左列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、図68の(b)に示すように、左変動領域L内に左列の図柄要素の受信結果を変動停止状態で表示する。
演出制御回路61のCPUはステップS597でタイマST1の値の加算結果をROMに予め記録された右列の変動停止時間(>左列の変動停止時間)と比較する。ここでタイマST1の値の加算結果が右列の変動停止時間であると判断した場合にはステップS598で確定図柄格納部95から右列の図柄要素の設定結果を検出し、ステップS599で表示制御回路62に右列の図柄要素の検出結果を送信し、ステップS600で表示制御回路62に右列の変動停止コマンドを送信する。この表示制御回路62は右列の図柄要素の検出結果および右列の変動停止コマンドを受信した場合には右列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、図68の(c)に示すように、右変動領域R内に右列の図柄要素の受信結果を変動停止状態で表示する。
演出制御回路61のCPUはステップS601でタイマST1の値の加算結果をROMに予め記録された中列の変動停止時間(>右列の変動停止時間)と比較する。ここでタイマST1の値の加算結果が中列の変動停止時間であると判断した場合にはステップS602で確定図柄格納部95から中列の図柄要素の設定結果を検出し、ステップS603で表示制御回路62に中列の図柄要素の検出結果を送信し、ステップS604で表示制御回路62に中列の変動停止コマンドを送信する。この表示制御回路62は中列の図柄要素の検出結果および中列の変動停止コマンドを受信した場合には中列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、図68の(d)に示すように、中変動領域C内に中列の図柄要素の受信結果を変動停止状態で表示する。
[9−2−3]装飾図柄遊技停止処理
図69はステップS541の装飾図柄遊技停止処理であり、演出制御回路61のCPUはステップS611で確定図柄格納部95から左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を消去し、ステップS602でコマンド格納部91から図柄情報コマンドを消去する。
[10]大当り遊技演出処理
図70はステップS523の大当り遊技演出処理であり、演出制御回路61のCPUはステップS621でコマンド格納部91に大当り遊技開始コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部91に大当り遊技開始コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS622でコマンド格納部91から大当り遊技開始コマンドを消去し、ステップS623で表示制御回路62に再生開始コマンドを送信する。
演出制御回路61のCPUはステップS621でコマンド格納部91に大当り遊技開始コマンドが記録されていないと判断すると、ステップS624でコマンド格納部91に大当り遊技停止コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部91に大当り遊技停止コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS625でコマンド格納部91から大当り遊技停止コマンドを消去し、ステップS626で表示制御回路62に再生停止コマンドを送信する。
表示制御回路62は再生開始コマンドを受信した場合にはVROMから再生開始コマンドに応じた大当り遊技演出用のビデオデータを検出する。この大当り遊技演出用のビデオデータは表示制御回路62のVROMに予め記録されたものであり、表示制御回路62は大当り遊技演出用のビデオデータを検出した場合には大当り遊技演出用のビデオデータを再生開始することで装飾図柄表示器49に大当り遊技演出の映像を表示開始する。この大当り遊技演出の映像は大当り遊技を視覚的に演出するものであり、表示制御回路62は再生停止コマンドを受信した場合には大当り遊技演出用のビデオデータの再生処理を終えることで大当り遊技演出の映像を停止する。
[11]異常判定機能の説明
[11−1]主電源の投入について
パチンコホールの従業員が主電源を投入する場合にはリモートコントローラ113のレンズ115を窓110に接触させ、リモートコントローラ113の操作スイッチ114を操作する。そして、前枠ロック機構9を鍵でロック状態からアンロック状態に切換え、前枠ロック機構9のアンロック状態で前枠6を閉鎖状態から開放状態に操作する。この前枠6の開放状態で内枠ロック機構の操作子に操作力を加え、内枠ロック機構をロック状態からアンロック状態に切換える。この内枠ロック機構のアンロック状態で内枠2を閉鎖状態から開放状態に操作し、主電源スイッチ68の操作子をオフ位置からオン位置に操作することで主電源を投入する。この主電源を投入した場合には内枠2を開放状態から閉鎖状態に戻し、前枠6を開放状態から閉鎖状態に戻し、前枠ロック機構9を鍵でアンロック状態からロック状態に戻す。次にリモートコントローラ113のレンズ115を窓110に再び接触させ、リモートコントローラ113の操作スイッチ114を再び操作する。
リモートコントローラ113の操作スイッチ114が最初に操作された場合には受光回路112が光を検出することでセンサ制御回路77に受光信号を出力し、センサ制御回路77が受光信号を検出することで処理停止フラグをオン状態に設定する。このリモートコントローラ113の操作スイッチ114が再び操作された場合には受光回路112が光を検出することでセンサ制御回路77に受光信号を再び出力し、センサ制御回路77が受光信号を再び検出することで処理停止フラグをオフ状態に設定するので、主電源を投入する一連の作業が処理停止フラグのオン状態で行われる。従って、主電源を投入する一連の作業中に図56の異常判定処理が実行されないので、X軸MIセンサ70〜Z軸MIセンサ72のそれぞれからの電圧信号に基づいて異常ありと判定されない。この一連の作業は前枠ロック機構9を鍵でロック状態からアンロック状態に切換える作業と前枠6を閉鎖状態から開放状態に操作する作業と内枠ロック機構の操作子に操作力を加える作業と内枠2を閉鎖状態から開放状態に操作する作業と主電源スイッチ68の操作子をオフ位置からオン位置に操作する作業と内枠2を開放状態から閉鎖状態に戻す作業と前枠6を開放状態から閉鎖状態に戻す作業と前枠ロック機構9を鍵でアンロック状態からロック状態に戻す作業である。
[11−2]主電源の投入直後について
メイン制御回路51は主電源の投入状態で内枠2および前枠6のそれぞれが閉鎖状態された場合に発射ソレノイド21と特別図柄始動口ソレノイド36と特別入賞口ソレノイド41とステッピングモータ44のそれぞれのオフ状態でセンサ制御回路77に電圧検出コマンド0を送信する。このセンサ制御回路77は電圧検出コマンド0を受信することでX軸MIセンサ70とY軸MIセンサ71とZ軸MIセンサ72のそれぞれからの電圧信号を検出し、発射ソレノイド21〜ステッピングモータ44のそれぞれのオフ状態での基準値X0にX軸MIセンサ70からの電圧信号を設定し、基準値Y0にY軸MIセンサ71からの電圧信号を設定し、基準値Z0にZ軸MIセンサ72からの電圧信号を設定する。
メイン制御回路51はセンサ制御回路77に電圧検出コマンド0を送信した場合に電圧検出コマンド1〜15のそれぞれを順に送信する。電圧検出コマンド1〜4のそれぞれは発射ソレノイド21〜ステッピングモータ44のうちの1つのオン状態で送信されるものであり、電圧検出コマンド5〜10のそれぞれは発射ソレノイド21〜ステッピングモータ44のうちの2つのオン状態で送信されるものであり、電圧検出コマンド11〜14のそれぞれは発射ソレノイド21〜ステッピングモータ44のうちの3つのオン状態で送信されるものであり、電圧検出コマンド15は発射ソレノイド21〜ステッピングモータ44の全てのオン状態で送信されるものであり、センサ制御回路77は電圧検出コマンド1〜15のそれぞれを受信した場合にはX軸MIセンサ70とY軸MIセンサ71とZ軸MIセンサ72のそれぞれからの電圧信号を検出し、基準値X1〜X15のうち電圧検出コマンドの受信結果に応じた1つにX軸MIセンサ70からの電圧信号を設定し、基準値Y1〜Y15のうち電圧検出コマンドの受信結果に応じた1つにY軸MIセンサ71からの電圧信号を設定し、基準値Z1〜Z15のうち電圧検出コマンドの受信結果に応じた1つにZ軸MIセンサ72からの電圧信号を設定する。これら基準値X0〜X15とY0〜Y15とZ0〜Z15のそれぞれは内枠2が閉鎖状態に操作されたX軸MIセンサ70とY軸MIセンサ71とZ軸MIセンサ72のそれぞれの正規の姿勢で設定されるものであり、基準値X0〜X15とY0〜Y15とZ0〜Z15のそれぞれが正確に設定される。
[11−3]主電源の投入状態について
メイン制御回路51は電圧検出コマンド0〜電圧検出コマンド15の全てを送信した場合には一定時間が経過する毎にセンサ制御回路77にカウンタデータMN3の値を送信する。このカウンタデータMN3は発射ソレノイド21〜ステッピングモータ44のそれぞれの運転状態に相当するものであり、センサ制御回路77は最新の1つのカウンタデータMN3の値をRAMに記録する。
センサ制御回路77は一定時間が経過する毎にX軸MIセンサ70〜Z軸MIセンサ72のそれぞれからの電圧信号を検出し、電圧値XvにX軸MIセンサ70からの電圧信号の検出結果を設定し、電圧値YvにY軸MIセンサ71からの電圧信号の検出結果を設定し、電圧値ZvにZ軸MIセンサ72からの電圧信号の検出結果を設定する。このセンサ制御回路77は電圧値Xv〜電圧値Zvのそれぞれを設定した場合に現在のカウンタデータMN3の値を検出し、基準値X0〜X15と基準値Y0〜Y15と基準値Z0〜Z15のそれぞれのグループのうちからカウンタデータMN3の値の検出結果に応じた1つを選択する。そして、基準値X0〜X15のうちの1つの選択結果に応じて電圧値Xv用の許容範囲を設定し、基準値Y0〜Y15のうちの1つの選択結果に応じて電圧値Yv用の許容範囲を設定し、基準値Z0〜Z15のうちの1つの選択結果に応じて電圧値Zv用の許容範囲を設定し、電圧値Xvの設定結果を許容範囲の設定結果と比較することで異常の有無を判定し、電圧値Yvの設定結果を許容範囲の設定結果と比較することで異常の有無を判定し、電圧値Zvの設定結果を許容範囲の設定結果と比較することで異常の有無を判定する。このため、遊技盤23の前面に前方から前枠6の窓8を介して永久磁石または電磁石を近付けることで遊技球を吸引する不正行為が行われた場合には電圧値Xvの設定結果が許容範囲の設定結果から逸脱または電圧値Yvの設定結果が許容範囲の設定結果から逸脱または電圧値Zvの設定結果が許容範囲の設定結果から逸脱し、ブザー122が鳴動し、装飾図柄表示器49に異常報知映像が表示され、両スピーカ11のそれぞれから異常音が出力され、複数の電飾LED13のそれぞれが発光する。従って、不正行為が行われた場合に発射ソレノイド21〜ステッピングモータ44のそれぞれからの磁気に影響されることなく不正行為を検出できる。しかも、遊技球が普通図柄始動口センサ32の検出領域内に進入した場合の磁気変化と特別図柄始動口センサ33の検出領域内に進入した場合の磁気変化と特別入賞口センサ38の検出領域内に進入した場合の磁気変化のそれぞれを含んで電圧値Xv用の許容範囲と電圧値Yv用の許容範囲と電圧値Zv用の許容範囲のそれぞれが設定されるので、不正行為が行われた場合に特別図柄始動口センサ33〜特別入賞口センサ38のそれぞれの磁気変化にも影響されることなく不正行為を検出できる。
[11−4]主電源の遮断直前について
パチンコホールの従業員が主電源を遮断する直前には遊技者が遊技を行っておらず、メイン制御回路51がセンサ制御回路77にカウンタデータMN3として発射ソレノイド21〜ステッピングモータ44のそれぞれがオフ状態にされている場合の値(0)を送信し、センサ制御回路77がカウンタデータMN3として(0)を記録する。
[11−5]主電源の遮断について
パチンコホールの従業員が主電源を遮断する場合にはリモートコントローラ113のレンズ115を窓110に接触させ、リモートコントローラ113の操作スイッチ114を操作する。そして、主電源を投入する場合と同一の手順で内枠2および前枠6のそれぞれを閉鎖状態から開放状態に操作し、主電源スイッチ68の操作子を内枠2の開放状態でオン位置からオフ位置に操作し、内枠2および前枠6のそれぞれを閉鎖状態に戻す。次にリモートコントローラ113のレンズ115を窓110に再び接触させ、リモートコントローラ113の操作スイッチ114を再び操作する。
リモートコントローラ113の操作スイッチ114が最初に操作された場合にはセンサ制御回路77が受光回路112からの受光信号を検出することで処理停止フラグをオン状態に設定し、リモートコントローラ113の操作スイッチ114が再び操作された場合にはセンサ制御回路77が受光回路112からの受光信号を再び検出することで処理停止フラグをオフ状態に設定するので、主電源を遮断する一連の作業が処理停止フラグのオン状態で行われる。従って、主電源を遮断する一連の作業中に図56の異常判定処理が実行されないので、X軸MIセンサ70〜Z軸MIセンサ72のそれぞれからの電圧信号に基づいて異常ありと判定されない。
[11−6]主電源の遮断状態について
センサ制御回路77は一定時間が経過する毎にX軸MIセンサ70〜Z軸MIセンサ72のそれぞれからの電圧信号を検出し、電圧値XvにX軸MIセンサ70からの電圧信号の検出結果を設定し、電圧値YvにY軸MIセンサ71からの電圧信号の検出結果を設定し、電圧値ZvにZ軸MIセンサ72からの電圧信号の検出結果を設定する。このセンサ制御回路77は電圧値Xv〜電圧値Zvのそれぞれを設定した場合に現在のカウンタデータMN3の値として(0)を検出し、カウンタデータMN3の値(0)に応じて基準値X0と基準値Y0と基準値Z0のそれぞれを選択する。そして、基準値X0に応じて許容範囲(X0−α〜X0+α)を設定し、基準値Y0に応じて許容範囲(Y0−β〜Y0+β)を設定し、基準値Z0に応じて許容範囲(Z0−γ〜Z0+γ)を設定し、電圧値Xvの設定結果を許容範囲(X0−α〜X0+α)と比較することで異常の有無を判定し、電圧値Yvの設定結果を許容範囲(Y0−β〜Y0+β)と比較することで異常の有無を判定し、電圧値Zvの設定結果を許容範囲(Z0−γ〜Z0+γ)と比較することで異常の有無を判定する。このため、メイン制御回路51のROMを不正に改竄しようとして内枠2が開放状態に操作された場合および内枠2の閉鎖状態でメイン基板ボックス50が取外された場合のそれぞれには電圧値Xvの設定結果が許容範囲(X0−α〜X0+α)から逸脱または電圧値Yvの設定結果が許容範囲(Y0−β〜Y0+β)から逸脱または電圧値Zvの設定結果が許容範囲(Z0−γ〜Z0+γ)から逸脱し、ブザー122が鳴動する。従って、主電源の遮断状態で不正行為が行われた場合に主電源の投入状態と同一の電気部品で不正行為を検出できる。しかも、電圧値Xvの設定結果が許容範囲(X0−α〜X0+α)から逸脱または電圧値Yvの設定結果が許容範囲(Y0−β〜Y0+β)から逸脱または電圧値Zvの設定結果が許容範囲(Z0−γ〜Z0+γ)から逸脱した場合にはセンサ制御回路77のRAMに不正データとしてタイマTの値が記録されるので、メイン制御回路51のROMが不正に改竄された後に元の状態に戻された場合であってもセンサ制御回路77のRAMのデータを外部機器に読み出すことで不正行為が行われたことを検出できる。
図71はセンサ制御回路77のROMに予め記録された補正データテーブルである。この補正データテーブルは補正データΔX0〜ΔX15と補正データΔY0〜ΔY15と補正データΔZ0〜ΔZ15のそれぞれにカウンタデータの値を割付けたものであり、補正データΔX0〜ΔZ15のそれぞれは次の通りである。
補正データΔX0とΔY0とΔZ0のそれぞれは(0)に設定されたものである。補正データΔX1は発射ソレノイド21と特別図柄始動口センサ36と特別入賞口ソレノイド41とステッピングモータ44の4つのそれぞれがオフ状態にある基準状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号および発射ソレノイド21の1つがオン状態にある第1の状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔY1は基準状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号および第1の状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔZ1は基準状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号および第1の状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号相互間の差分に相当する。
補正データΔX2は基準状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号および特別図柄始動口ソレノイド36の1つがオン状態にある第2の状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔY2は基準状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号および第2の状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔZ2は基準状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号および第2の状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号相互間の差分に相当する。補正データΔX3は基準状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号および特別入賞口ソレノイド41の1つがオン状態にある第3の状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔY3は基準状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号および第3の状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔZ3は基準状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号および第3の状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号相互間の差分に相当する。
補正データΔX4は基準状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号およびステッピングモータ44の1つがオン状態にある第4の状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔY4は基準状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号および第4の状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔZ4は基準状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号および第4の状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号相互間の差分に相当する。補正データΔX5は基準状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号および発射ソレノイド21・特別図柄始動口ソレノイド36の2つがオン状態にある第5の状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔY5は基準状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号および第5の状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔZ5は基準状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号および第5の状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号相互間の差分に相当する。
補正データΔX6は基準状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号および発射ソレノイド21・特別入賞口ソレノイド41の2つがオン状態にある第6の状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔY6は基準状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号および第6の状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔZ6は基準状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号および第6の状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号相互間の差分に相当する。補正データΔX7は基準状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号および発射ソレノイド21・ステッピングモータ44の2つがオン状態にある第7の状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔY7は基準状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号および第7の状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔZ7は基準状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号および第7の状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号相互間の差分に相当する。
補正データΔX8は基準状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号および特別図柄始動口ソレノイド36・特別入賞口ソレノイド41の2つがオン状態にある第8の状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔY8は基準状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号および第8の状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔZ8は基準状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号および第8の状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号相互間の差分に相当する。補正データΔX9は基準状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号および特別図柄始動口ソレノイド36・ステッピングモータ44の2つがオン状態にある第9の状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔY9は基準状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号および第9の状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔZ9は基準状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号および第9の状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号相互間の差分に相当する。
補正データΔX10は基準状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号および特別入賞口ソレノイド41・ステッピングモータ44の2つがオン状態にある第10の状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔY10は基準状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号および第10の状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔZ10は基準状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号および第10の状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号相互間の差分に相当する。補正データΔX11は基準状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号および発射ソレノイド21・特別図柄始動口ソレノイド36・特別入賞口ソレノイド41の3つがオン状態にある第11の状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔY11は基準状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号および第11の状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔZ11は基準状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号および第11の状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号相互間の差分に相当する。
補正データΔX12は基準状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号および発射ソレノイド21・特別図柄始動口ソレノイド36・ステッピングモータ44の3つがオン状態にある第12の状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔY12は基準状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号および第12の状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔZ12は基準状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号および第12の状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号相互間の差分に相当する。補正データΔX13は基準状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号および発射ソレノイド21・特別入賞口ソレノイド41・ステッピングモータ44の3つがオン状態にある第13の状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔY13は基準状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号および第13の状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔZ13は基準状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号および第13の状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号相互間の差分に相当する。
補正データΔX14は基準状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号および特別図柄始動口ソレノイド36・特別入賞口ソレノイド41・ステッピングモータ44の3つがオン状態にある第14の状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔY14は基準状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号および第14の状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔZ14は基準状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号および第14の状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号相互間の差分に相当する。補正データΔX15は基準状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号および発射ソレノイド21・特別図柄始動口ソレノイド36・特別入賞口ソレノイド41・ステッピングモータ44の4つがオン状態にある第15の状態でX軸MIセンサ70から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔY15は基準状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号および第15の状態でY軸MIセンサ71から出力される電圧信号相互間の差分に相当し、補正データΔZ15は基準状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号および第15の状態でZ軸MIセンサ72から出力される電圧信号相互間の差分に相当する。
図72のテスト運転処理はメイン制御回路51のCPUが図24のテスト運転処理に換えて実行するものであり、メイン制御回路51のCPUは内枠スイッチ123および前枠スイッチ124のそれぞれのオン状態でテスト処理0を実行することでセンサ制御回路77に電圧検出コマンド0のみを送信し、テスト処理0を終えた場合にはステップS39でテスト済フラグをオン状態に設定する。即ち、センサ制御回路77のCPUは図54の外部割込み処理1で電圧検出コマンド0のみを受信し、X軸MIセンサ70からの電圧信号を発射ソレノイド21と特別図柄始動口ソレノイド36と特別入賞口ソレノイド41とステッピングモータ44のそれぞれのオフ状態での基準値X0に設定し、Y軸MIセンサ71からの電圧信号を発射ソレノイド21と特別図柄始動口ソレノイド36と特別入賞口ソレノイド41とステッピングモータ44のそれぞれのオフ状態での基準値Y0に設定し、Z軸MIセンサ72からの電圧信号を発射ソレノイド21と特別図柄始動口ソレノイド36と特別入賞口ソレノイド41とステッピングモータ44のそれぞれのオフ状態での基準値Z0に設定する。
図73の異常判定処理はセンサ制御回路77のCPUが図58の異常判定処理に換えて実行するものであり、センサ制御回路77のCPUはステップS457でデータ格納部104からカウンタデータを検出した場合にはステップS471でROMから図71の補正データテーブルを検出する。そして、ステップS472で補正データテーブルからカウンタデータの検出結果に応じた補正データ(ΔXn,ΔYn,ΔZn)を選択し、ステップS473で基準値格納部102から基準値(X0,Y0,Z0)を検出する。
センサ制御回路77のCPUはステップS473で基準値(X0,Y0,Z0)を検出すると、ステップS474で電圧値Xvの設定結果が下限値および上限値の範囲内にあるか否かを判断する。下限値は基準値X0の検出結果に補正データΔXnの選択結果を加算し、基準値X0および補正データΔXnの加算結果から許容値αを減算することで算出されるものであり、上限値は基準値X0の検出結果に補正データΔXnの選択結果を加算し、基準値X0および補正データΔXnの加算結果に許容値αを加算することで算出されるものであり、センサ制御回路77のCPUはステップS474で電圧値Xvの設定結果が下限値および上限値の範囲内にあると判断した場合にはステップS475へ移行する。
センサ制御回路77のCPUはステップS475へ移行すると、電圧値Yvの設定結果が下限値および上限値の範囲内にあるか否かを判断する。下限値は基準値Y0の検出結果に補正データΔYnの選択結果を加算し、基準値Y0および補正データΔYnの加算結果から許容値βを減算することで算出されるものであり、上限値は基準値Y0の検出結果に補正データΔYnの選択結果を加算し、基準値Y0および補正データΔYnの加算結果に許容値βを加算することで算出されるものであり、センサ制御回路77のCPUはステップS475で電圧値Yvの設定結果が下限値および上限値の範囲内にあると判断した場合にはステップS476へ移行する。
センサ制御回路77のCPUはステップS476へ移行すると、電圧値Zvの設定結果が下限値および上限値の範囲内にあるか否かを判断する。下限値は基準値Z0の検出結果に補正データΔZnの選択結果を加算し、基準値Z0および補正データΔZnの加算結果から許容値γを減算することで算出されるものであり、上限値は基準値Z0の検出結果に補正データΔZnの選択結果を加算し、基準値Z0および補正データΔZnの加算結果に許容値γを加算することで算出されるものであり、センサ制御回路77のCPUはステップS476で電圧値Zvの設定結果が下限値および上限値の範囲内にあると判断した場合にはステップS466で電圧値格納部102から電圧値Xvの値と電圧値Yvの値と電圧値Zvの値のそれぞれを消去する。
センサ制御回路77のCPUはステップS474で電圧値Xvの設定結果が下限値および上限値の範囲内から逸脱またはステップS475で電圧値Yvの設定結果が下限値および上限値の範囲内から逸脱またはステップS476で電圧値Zvの設定結果が下限値および上限値の範囲内から逸脱していると判断すると、ステップS462でタイマTの値の加算結果を検出し、ステップS463でタイマTの値の検出結果を異常格納部106に異常データとして記録する。そして、ステップS464で演出制御回路61に異常コマンドを送信し、ステップS465でブザー122をオンすることで異常を報知し、ステップS466で電圧値格納部102から電圧値Xvの値と電圧値Yvの値と電圧値Zvの値のそれぞれを消去する。
次の[発明1]は実施例1に記載されたものであり、[発明2]は実施例2に記載されたものである。[発明3]は実施例1および実施例2のそれぞれに記載されたものであり、[発明4]は実施例1および実施例2のそれぞれに記載されたものである。
[発明1]
遊技者側である前面に遊技球が転動可能な遊技領域を有する遊技盤と、
前記遊技盤に設けられ、遊技球が入球可能な入球口と、
前記遊技盤の前面に前方から隙間を介して対向するものであって、前記入球口を前方から覆う透明な窓と、
遊技部品を駆動するためのものであって、パチンコホールの電源設備が供給する主電源の有効状態でオフ状態およびオン状態相互間で電気的に制御される電磁石と、
前記遊技盤に前記窓を介して磁石を近付ける不正行為を検出するためのものであって、磁気の変化量に応じた大きさの信号を出力する磁気センサと、
前記主電源が無効状態から有効状態に切換えられた場合に前記電磁石のオフ状態での前記磁気センサからの出力信号をオフ基準値として検出し、前記電磁石のオン状態での前記磁気センサからの出力信号をオン基準値として検出する基準値検出手段と、
前記基準値検出手段のオフ基準値の検出結果およびオン基準値の検出結果のそれぞれが記録されるメモリと、
前記メモリにオフ基準値の検出結果およびオン基準値の検出結果のそれぞれが記録された場合に前記磁気センサからの出力信号を一定時間毎に検出する信号検出手段と、
前記電磁石がオフ状態およびオン状態のいずれにあるかを一定時間毎に検出するオンオフ検出手段と、
前記信号検出手段が前記磁気センサからの出力信号を検出する毎に当該出力信号の検出結果を閾値と比較することで前記遊技盤に前記窓を介して磁石を近付ける不正行為の有無を判定する不正判定手段を備え、
前記不正判定手段は、
前記信号検出手段が前記磁気センサからの出力信号を検出した時点での前記オンオフ検出手段の検出結果がオフ状態である場合には前記メモリのオフ基準値に応じて前記閾値を設定し、オン状態である場合には前記メモリのオン基準値に応じて前記閾値を設定することを特徴とするパチンコ遊技機。
[発明2]
遊技者側である前面に遊技球が転動可能な遊技領域を有する遊技盤と、
前記遊技盤に設けられ、遊技球が入球可能な入球口と、
前記遊技盤の前面に前方から隙間を介して対向するものであって、前記入球口を前方から覆う透明な窓と、
遊技部品を駆動するためのものであって、パチンコホールの電源設備が供給する主電源の有効状態でオフ状態およびオン状態相互間で電気的に制御される電磁石と、
前記遊技盤に前記窓を介して磁石を近付ける不正行為を検出するためのものであって、磁気の変化量に応じた大きさの信号を出力する磁気センサと、
前記主電源が無効状態から有効状態に切換えられた場合に前記電磁石のオフ状態での前記磁気センサからの出力信号を基準値として検出する基準値検出手段と、
前記基準値検出手段の基準値の検出結果が記録される基準値メモリと、
前記電磁石のオン状態での前記磁気センサからの出力信号および前記電磁石のオフ状態での前記磁気センサからの出力信号相互間の差分に相当する補正値が予め記録された補正値メモリと、
前記基準値メモリに基準値の検出結果が記録された場合に前記磁気センサからの出力信号を一定時間毎に検出する信号検出手段と、
前記電磁石がオフ状態およびオン状態のいずれにあるかを一定時間毎に検出するオンオフ検出手段と、
前記信号検出手段が前記磁気センサからの出力信号を検出する毎に当該出力信号の検出結果を閾値と比較することで前記遊技盤に前記窓を介して磁石を近付ける不正行為の有無を判定する不正判定手段を備え、
前記不正判定手段は、
前記信号検出手段が前記磁気センサからの出力信号を検出した時点での前記オンオフ検出手段の検出結果がオフ状態である場合には前記基準値メモリの基準値に応じて前記閾値を設定し、オン状態である場合には前記基準値メモリの基準値を前記補正値メモリの補正値に応じて補正することで前記閾値を設定することを特徴とするパチンコ遊技機。
[発明3]
オン状態およびオフ状態相互間で電気的な状態が変化するものであって、遊技球が前記入球口に入球することでオン状態になる球センサと、
前記球センサのオン状態での前記磁気センサからの出力信号および前記球センサのオフ状態での前記磁気センサからの出力信号相互間の差分に相当する許容値が予め記録された許容値メモリを備え、
前記不正判定手段は、
前記信号検出手段が前記磁気センサからの出力信号を検出した時点での前記オンオフ検出手段の検出結果がオフ状態である場合およびオン状態である場合のそれぞれで前記許容値メモリの許容値を使用して前記閾値を設定することを特徴とする発明1または発明2に記載のパチンコ遊技機。
[発明4]
パチンコホールの台島に設置される外枠と、
オフ位置およびオン位置相互間で変位可能な操作子を有するものであって、当該操作子のオン位置で前記主電源を有効状態にすると共に当該操作子のオフ位置で前記主電源を無効状態にする電源スイッチと、
前記外枠に設けられ、閉鎖状態および開放状態相互間で操作されるものであって前記遊技盤と前記窓と前記磁気センサと前記電源スイッチのそれぞれを保持する内枠と、
前記内枠が閉鎖状態にあるか否かに応じて電気的な状態が変化する内枠センサを備え、
前記電源スイッチの操作子は、
前記内枠の閉鎖状態で前方から操作不能であって、前記内枠の開放状態で前方から操作可能になるものであり、
前記基準値検出手段は、
前記電源スイッチの操作子がオフ位置からオン位置に操作されることで前記主電源が無効状態から有効状態に切換えられた場合に前記内枠センサの電気的な状態に応じて前記内枠が閉鎖状態にあるか否かを判断するものであって、前記内枠が閉鎖状態にあると判断した場合に前記オフ基準値および前記オン基準値のそれぞれを検出することを特徴とする発明1または発明2に記載のパチンコ遊技機。
上記実施例1においては、メイン制御回路51がテスト運転処理で発射ソレノイド21用のソレノイド運転コマンドおよびステッピングモータ44用のモータ運転コマンドのそれぞれを送信せず、センサ制御回路77が異常の有無を判定するための基準値として発射ソレノイド21からの磁気およびステッピングモータ44からの磁気の双方が反映されていないものをX軸MIセンサ70からの電圧信号とY軸MIセンサ71からの電圧信号とZ軸MIセンサ72からの電圧信号のそれぞれに応じて設定する構成としても良い。この構成の場合には許容値αと許容値βと許容値γのそれぞれとして発射ソレノイド21からの磁気およびステッピングモータ44からの磁気の双方を含むものをセンサ制御回路77のROMに予め記録しておくと良い。
上記実施例1においては、メイン制御回路51がテスト運転処理でステッピングモータ44用のモータ運転コマンドを送信してからモータ運転コマンドに応じた一定個数の遊技球がステッピングモータ44から排出されるまでの期間内にはメイン制御回路51または払出制御回路57がダンパを外部排出状態に切換え、当該期間を除いてはダンパを通常排出状態にする構成としても良い。このダンパはモータまたは電磁ソレノイドを駆動源として外部排出状態および通常排出状態相互間で切換えられるものであり、ダンパの外部排出状態ではステッピングモータ44から排出された遊技球の転動方向がバケツ等の外部容器に設定されることで遊技球が外部容器に排出され、ダンパの通常排出状態ではステッピングモータ44から排出された遊技球の転動方向が上皿14に設定されることで遊技球が上皿14内に排出される。即ち、テスト運転処理ではステッピングモータ44が回転しても遊技球が上皿14内に払出されない構成にすると良い。
上記実施例1においては、センサ制御回路77のROMに補正データΔXnと補正データΔYnと補正データΔZn(n=0〜15)を予め記録しておく構成としても良い。これら補正データΔXn〜ΔZnのそれぞれは発射ソレノイド21と特別図柄始動口ソレノイド36と特別入賞口ソレノイド41とステッピングモータ44の製品毎の組付け誤差および製品毎の電気的なばらつきに相当するものであり、補正データΔXnは発射ソレノイド21〜ステッピングモータ44のうち補正データΔXnに対応する1以上のものを試験的に運転した場合のX軸MIセンサ70からの電圧信号に応じて設定され、補正データΔYnは補正データΔYnに対応する1以上のものを試験的に運転した場合のY軸MIセンサ71からの電圧信号に応じて設定され、補正データΔZnは補正データΔZnに対応する1以上のものを試験的に運転した場合のZ軸MIセンサ72からの電圧信号に応じて設定されている。この構成の場合にはセンサ制御回路77のCPUが図58のステップS458でROMから基準値Xnの値に応じた補正データΔXnの値と基準値Ynの値に応じた補正データΔYnの値と基準値Znの値に応じた補正データΔZnの値のそれぞれを検出し、図58のステップS459で基準値Xnの値を補正データΔXnの値の検出結果に応じて補正して使用し、図58のステップS460で基準値Ynの値を補正データΔYnの値の検出結果に応じて補正して使用し、図58のステップS461で基準値Znの値を補正データΔZnの値の検出結果に応じて補正して使用すると良い。
上記実施例1においては、センサ制御回路77のCPUがEEPROM等の不揮発性のメモリに基準値X0〜X15と基準値Y0〜Y15と基準値Z0〜Z15と異常データのそれぞれを記録する構成としても良い。
上記実施例2においては、カウンタデータMN3の値に補正データΔXnと補正データΔYnと補正データΔZnのそれぞれとして発射ソレノイド21と特別図柄始動口ソレノイド36と特別入賞口ソレノイド41とステッピングモータ44の製品毎の組付け誤差および製品毎の電気的なばらつきを含む値を使用しても良い。これら補正データΔXn〜ΔZnは発射ソレノイド21と特別図柄始動口ソレノイド36と特別入賞口ソレノイド41とステッピングモータ44のそれぞれを試験的に運転することで実測された値である。
上記実施例2においては、センサ制御回路77のCPUがEEPROM等の不揮発性のメモリに基準値X0と基準値Y0と基準値Z0と異常データのそれぞれを記録する構成としても良い。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、電源基板66の後面にLEDを搭載しても良い。この構成の場合にはセンサ制御回路77のCPUが次のプロセスでLEDを制御すると良い。
1)タイマTの値がRAMに記録されているか否かを判断する。
2)タイマTの値がRAMに記録されていると判断した場合にタイマTの値をROMに予め記録された下限値および上限値のそれぞれと比較する。下限値はパチンコホールの閉店時刻に相当するものであり、上限値はパチンコホールの開店時刻に相当するものであり、タイマTの値が下限値および上限値の範囲内にある場合にはパチンコホールの閉店中に不正行為が行われたと判断してLEDを点灯する。このLEDは内枠2の開放状態で視覚的に認識可能となるものであり、パチンコホールの従業員が開店時に主電源を投入しようとして内枠2を開放状態に操作した場合にLEDの点灯の有無を確認できる。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、メイン制御回路51が図24のステップS22で前枠スイッチ124のオンを判断してから一定の待機時間が経過した後にステップS23のテスト処理0へ移行する構成としても良い。この待機時間は内枠2および前枠6のそれぞれが開放状態から閉鎖状態に勢い良く操作された場合に内枠2および前枠6のそれぞれの振動が治まるまでに必要な時間であり、基準値X0〜X15と基準値Y0〜Y15と基準値Z0〜Z15のそれぞれをX軸MIセンサ70〜Z軸MIセンサ72の全ての完全な静止状態で設定できる。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、電源基板66にリセットスイッチを搭載し、センサ制御回路77がリセットスイッチの電気的な状態を検出する構成としても良い。このリセットスイッチは内枠2の開放状態で操作可能となる操作子を有するものであり、操作子が操作された場合に電気的なオン状態となり、操作子が操作されていない場合には電気的なオフ状態となる。この構成の場合にはセンサ制御回路77がリセットスイッチのオンを検出することでRAMからタイマTの値を消去すると良い。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、予備電源78としてコンデンサを用いても良い。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、X軸MIセンサ70とY軸MIセンサ71とZ軸MIセンサ72のそれぞれに換えてホール素子を利用した磁気センサを使用しても良い。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、X軸MIセンサ70とY軸MIセンサ71とZ軸MIセンサ72のうちの1つまたは2つを廃止し、1つの磁気センサまたは2つの磁気センサで不正行為の有無を検出しても良い。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、センサ制御回路77を廃止しても良い。この構成の場合にはメイン制御回路51がセンサ制御回路77の機能を分担すると良い。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、X軸MIセンサ70とY軸MIセンサ71とZ軸MIセンサ72とセンサ制御回路77のそれぞれに専用電源から電源を供給する構成としても良い。この専用電源は電源基板66に搭載されたものであり、主電源スイッチ68の電気的な状態とは無関係に主電源の投入状態および遮断状態のそれぞれでX軸MIセンサ70〜センサ制御回路77に電源を供給する。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、主電源回路67が主電源スイッチ68のオン状態で予備電源回路78の電池に電源を供給することで予備電源回路78の電池を充電する構成としても良い。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、電源設備69をオン状態およびオフ状態相互間で操作可能に構成しても良い。この電源設備69のオン状態は電源設備69から主電源回路67に主電源を供給する状態であり、電源設備69のオフ状態は電源設備69から主電源回路67に主電源を供給しない状態であり、電源設備69のオン状態ではインバータ回路76とセンサ制御回路77と受光回路112とブザー回路121のそれぞれに主電源回路67から電源を供給し、電源設備69のオフ状態ではインバータ回路76〜ブザー回路121のそれぞれに予備電源回路78から電源を供給する。この構成の場合には予備電源スイッチ79に換えて電源リレーを予備給電路に介在し、センサ制御回路77に電源リレーおよび停電検出回路を接続すると良い。電源リレーは電気的なオン状態で予備給電路を閉鎖すると共に電気的なオフ状態で予備給電路を開放するものである。停電検出回路は主電源回路67が電源設備69からの主電源に基づいて電源を生成していない状態で検出信号を出力せず、主電源回路67が電源設備69からの主電源に基づいて電源を生成している状態で検出信号を出力するものであり、センサ制御回路77は停電検出回路からの検出信号の有無を判断し、停電検出回路が検出信号を出力開始したと判断した場合に電源リレーをオン状態からオフ状態に切換えることで予備給電路を開放し、停電検出回路が検出信号を出力停止したと判断した場合に電源リレーをオフ状態からオン状態に切換えることで予備給電路を閉鎖する。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、主電源スイッチ68のオフ状態ではセンサ制御回路77がX軸MIセンサ70からの電圧信号とY軸MIセンサ71からの電圧信号とZ軸MIセンサ72からの電圧信号のそれぞれをRAMに記録し、主電源スイッチ68がオフ状態からオン状態に切換えられた主電源の投入時にRAMの電圧信号の記録結果に応じて主電源スイッチ68のオフ状態での異常の有無を判定する構成としても良い。この構成の場合にはセンサ制御回路77が停電検出回路からの検出信号に応じて主電源スイッチ68のオンオフを判断すると良い。
8は窓、23は遊技盤、28は遊技領域、31は特別図柄始動口(入球口)、37は特別入賞口(入球口)、69は電源設備、70はX軸MIセンサ(磁気センサ)、71はY軸MIセンサ(磁気センサ)、72はZ軸MIセンサ(磁気センサ)、77はセンサ制御回路(異常判定手段)である。

Claims (1)

  1. 遊技者側である前面に遊技球が転動可能な遊技領域を有する遊技盤と、
    前記遊技盤に設けられ、遊技球が入球可能な入球口と、
    前記遊技盤の前面に前方から隙間を介して対向するものであって、前記入球口を前方から覆う透明な窓と、
    パチンコホールの電源設備が供給する主電源の有効状態および無効状態のそれぞれで駆動電源が供給されるものであって、地磁気を検出することが可能な磁気センサと、
    前記主電源の有効状態および無効状態のそれぞれで駆動電源が供給されるものであって、前記主電源の有効状態で前記遊技盤に前方から前記窓を介して磁石が近付けられた場合に当該行為を前記磁気センサの検出結果に応じて検出可能であると共に前記主電源の無効状態で前記磁気センサに外力が加えられることで前記磁気センサの地磁気に対する相対的な姿勢が変動した場合に当該行為を前記磁気センサの検出結果に応じて検出可能な異常判定手段を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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