パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前面および後面のそれぞれが開口する四角筒状をなすものであり、外枠1には外枠1の前方に位置して内枠2が装着されている。この内枠2には横長な長方形状の上皿板3が装着されており、上皿板3には上皿4が固定されている。この上皿4は賞品として払出される遊技球を受けるものであり、上面が開口する容器状をなしている。この上皿4にはアップキー5およびダウンキー6のそれぞれが装着されている。これらアップキー5およびダウンキー6のそれぞれは前後方向へ直線的に移動可能にされたものであり、遊技者が前方から操作可能にされている。
内枠2には、図1に示すように、上皿板3の下方に位置して横長な長方形状の下皿板7が固定されており、下皿板7には下皿8が固定されている。この下皿8は上皿4内から溢れた遊技球を受けるものであり、上面が開口する容器状をなしている。下皿板7の右端部にはハンドル台9が固定されており、ハンドル台9には発射ハンドル10が装着されている。この発射ハンドル10は遊技者が前方から手指で操作することが可能にされたものであり、前後方向へ指向する軸を中心に回動可能にされている。内枠2には上皿4の後方に位置して発射ソレノイドが固定されており、発射ソレノイドの出力軸には打球槌11が連結されている。この発射ソレノイドは打球槌11の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル10が回動操作されている状態では発射ソレノイドに駆動電源が与えられ、打球槌11が駆動することに基づいて上皿4内の遊技球を上皿4内から弾き出す。
内枠2には、図1に示すように、上皿板3の上方に位置して前枠12が装着されている。この前枠12は内枠2の前方に配置されたものであり、前枠12には円形状をなす透明なガラス窓13が固定されている。この前枠12の左上隅部および右上隅部のそれぞれにはスピーカカバー14が固定されている。これら両スピーカカバー14のそれぞれは網状をなすものであり、両スピーカカバー14のそれぞれの後方にはスピーカ15が配置されている。これら両スピーカ15のそれぞれは前枠12に固定されたものであり、両スピーカ15のそれぞれが再生する効果音は前方のスピーカカバー14を通して放出される。前枠12には両スピーカカバー14のそれぞれの下方に位置して2個のランプカバー16が固定されている。これら合計4個のランプカバー16のそれぞれは有色透明なものであり、4個のランプカバー16のそれぞれの後方には複数の電飾LED17(図3参照)が配置されている。これら複数の電飾LED17のそれぞれは前枠12に固定されたものであり、4個のランプカバー16のそれぞれは後方の電飾LED17が点灯することに基づいて照明される。
内枠2には、図2に示すように、垂直な板状の遊技盤18が固定されている。この遊技盤18は前枠12の後方に配置されたものであり、前枠12のガラス窓13は遊技盤18を前方から視覚的に認識可能に覆っている。この遊技盤18には外レール19と内レール20と球止めゴム21のそれぞれが固定されている。これら外レール19〜球止めゴム21のそれぞれは遊技盤18の前方に配置されたものであり、外レール19および内レール20のそれぞれは円弧状の金属板から構成され、球止めゴム21は外レール19および内レール20相互間の隙間を塞ぐゴムから構成されている。
遊技盤18には、図2に示すように、発射通路22および遊技領域23のそれぞれが形成されている。発射通路22は外レール19および内レール20相互間に位置する円弧状の隙間を称するものであり、遊技領域23は外レール19と内レール20と球止めゴム21で囲まれた領域のうち発射通路22を除く残りの円形状の領域を称するものであり、打球槌11が弾いた遊技球は発射通路22を通して遊技領域23内に放出される。この遊技領域23内には複数の障害釘24が固定されており、発射通路22から遊技領域23内に放出された遊技球は障害釘24に当りながら遊技領域23内を落下する。この遊技領域23は遊技球が転動することが可能な転動領域に相当するものであり、前方から前枠12のガラス窓13を通して視覚的に認識可能にされている。
遊技盤18には、図2に示すように、遊技領域23内に位置して始動口25が固定されている。この始動口25は遊技領域23内を転動する遊技球が入賞することが可能なものであり、上面が開口するポケット状をなしている。この始動口25内には始動口センサ26(図3参照)が固定されている。この始動口センサ26は検出領域内に金属物が進入することに基づいて発振状態が変化する近接スイッチからなるものであり、遊技球が始動口25内に入賞した場合には始動口センサ26の発振状態が変化することに基づいて始動口センサ26から始動信号が出力される。
遊技盤18には、図2に示すように、遊技領域23内に位置して特別入賞口27が固定されている。この特別入賞口27は前面が開口する横長な箱状をなすものであり、特別入賞口27には扉28が左右方向へ延びる水平な軸29を中心に回動可能に装着されている。この扉28は特別入賞口ソレノイド30(図3参照)の出力軸に連結されており、特別入賞口ソレノイド30の電気的なオフ状態で垂直な閉鎖状態になることに基づいて特別入賞口27の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖する。この扉28は特別入賞口ソレノイド30の電気的なオン状態で前方へ水平に倒れた開放状態に軸29を中心に回動するものであり、扉28の開放状態では遊技領域23内を転動する遊技球が扉28に乗って特別入賞口27内に入賞することが許容される。この特別入賞口27内にはカウントセンサ31(図3参照)が固定されている。このカウントセンサ31は近接スイッチからなるものであり、遊技球が特別入賞口27内に入賞することに基づいてカウント信号を出力する。
遊技盤18には、図2に示すように、遊技領域23内に位置して表示台枠32が固定されており、表示台枠32には特別図柄表示器33が固定されている。この特別図柄表示器33はドットマトリクス形のLED表示器からなるものであり、遊技球が始動口25内に入賞した場合には特別図柄表示器33に特別図柄遊技の映像が表示される。この特別図柄遊技の映像は特別図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示するものである。この特別図柄の変動表示は特別図柄を予め決められた順序「1」→「3」→「7」→「1」・・・で循環的に変化させるものであり、特別図柄の停止表示は特別図柄の変動表示を「1」「3」「7」のいずれかで停止させるものであり、特別図柄「1」を外れ図柄と称し、特別図柄「3」を通常大当り図柄と称し、特別図柄「7」を確変大当り図柄と称する。
特別図柄遊技で特別図柄表示器33に通常大当り図柄「3」が停止表示された場合および確変大当り図柄「7」が停止表示された場合のそれぞれには大当りラウンドが開始される。この大当りラウンドは特別入賞口27を開放することで特別入賞口27内に遊技球が入賞することを許容するものであり、特別図柄遊技で特別図柄表示器33に通常大当り図柄「3」が停止表示された場合および確変大当り図柄「7」が停止表示された場合のそれぞれで相互に同一な一定回数(例えば4回)だけ繰返される。この大当りラウンドは上限個数(例えば10個)の遊技球が特別入賞口27内に入賞した場合および特別入賞口27の開放時間が上限時間(例えば30sec)に到達した場合のいずれかに終了するものであり、大当りラウンドの一定回数の繰返しを大当り遊技と称する。
特別図柄遊技で特別図柄表示器33に確変大当り図柄「7」が停止表示された場合には最終回の大当りラウンドが終了した時点で確率変動モードがオンされる。この確率変動モードは特別図柄遊技で特別図柄表示器33に通常大当り図柄「3」および確変大当り図柄「7」のいずれかを停止表示する大当り確率を確率変動モードの無効状態に比べて高めるものであり、特別図柄遊技で特別図柄表示器33に通常大当り図柄「3」が停止表示された場合には最終回の大当りラウンドが終了した時点でオフされる。
表示台枠32には、図2に示すように、装飾図柄表示器34が固定されている。この装飾図柄表示器34はカラー液晶表示器からなるものであり、大当り遊技中には装飾図柄表示器34に大当り遊技演出の映像(図16参照)が表示されることで大当り遊技が視覚的に演出される。この装飾図柄表示器34の表示領域内には、図2に示すように、保留領域35が設定される。この保留領域35は装飾図柄遊技中に設定されるものであり、遊技球が始動口25内に入賞した場合には特別図柄遊技の保留回数が加算され、保留領域35内に保留回数の加算結果が表示される。この保留回数の加算結果は保留絵柄36の個数として表示されるものであり、遊技者は保留領域35内の保留絵柄36の表示個数から特別図柄遊技の保留回数を認識できる。この特別図柄遊技の保留回数には上限値(例えば4回)が設定されており、4回の特別図柄遊技が保留されている状態で遊技球が始動口25内に入賞した場合には特別図柄遊技の保留回数が加算されない。
装飾図柄表示器34には装飾図柄遊技の映像が表示される。この装飾図柄遊技の映像の表示中には両スピーカ15のそれぞれから装飾図柄表示器34の映像に応じた内容の効果音が出力され、複数の電飾LED17のそれぞれが装飾図柄表示器34の映像に応じた内容で発光し、装飾図柄遊技の映像が音および光の双方によって演出される。この装飾図柄遊技では、図4に示すように、装飾図柄表示器34の表示領域内に左変動領域Lと中変動領域Cと右変動領域Rが横一列に設定され、左変動領域L内〜右変動領域R内のそれぞれに図柄要素が変動状態および変動停止状態で順に表示される。図5の(a)は装飾図柄遊技で左変動領域L内に表示される左列の図柄要素の種類を示すものであり、図5の(b)は装飾図柄遊技で中変動領域C内に表示される中列の図柄要素の種類を示すものであり、図5の(c)は装飾図柄遊技で右変動領域R内に表示される右列の図柄要素の種類を示すものであり、左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれには「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」の8種類が共通に設定されている。
左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれの変動表示は図柄要素を予め決められた順序「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「7」→「8」→「1」・・・で循環的に変化させるものである。これら左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれは装飾図柄遊技用の背景映像の前方に重ねて表示されるものであり、左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれは特別図柄が変動開始することに時間的に同期して変動開始する。これら左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の3者は装飾図柄を構成するものであり、装飾図柄の組合せは特別図柄が変動停止することに時間的に同期して確定する。即ち、装飾図柄表示器34の保留領域35内の保留絵柄36の表示個数は装飾図柄遊技の保留回数を遊技者に報知するものでもある。
装飾図柄の組合せには大当りの組合せと外れリーチの組合せと完全外れの組合せの3種類が設定されている。大当りの組合せは、図4の(a)に示すように、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素が相互に同一な組合せを称するものであり、大当りの組合せには「111」「222」「333」「444」「555」「666」「777」「888」の8種類が設定されている。外れリーチの組合せは、図4の(b)に示すように、左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に同一で中列の図柄要素が左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれに対して異なる組合せを称するものであり、完全外れの組合せは、図4の(c)に示すように、左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に異なる組合せを称する。この装飾図柄は特別図柄遊技で特別図柄表示器33に外れ図柄「1」が停止表示される場合には完全外れの組合せおよび外れリーチの組合せのいずれかになるものであり、特別図柄遊技で特別図柄表示器33に通常大当り図柄「3」が停止表示される場合および確変大当り図柄「7」が停止表示される場合のそれぞれには大当りの組合せになる。
装飾図柄表示器34には予告演出の映像が表示される。この予告演出の映像は今回の装飾図柄遊技で装飾図柄が大当りの組合せになることを遊技者に事前に報知するものであり、今回の装飾図柄遊技の映像で装飾図柄の組合せが視覚的に決まる前に表示される。図6の(a)の背景予告群は装飾図柄遊技で左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれが変動状態で表示開始されると同時に表示される複数の予告演出の集合体を称するものであり、背景予告群には背景予告1と背景予告2と背景予告3の3種類が設定されている。これら背景予告1〜背景予告3のそれぞれは装飾図柄遊技の背景映像の色彩を称するものであり、背景予告1の設定時には装飾図柄遊技の背景映像が背景予告1〜背景予告3がいずれも設定されていない場合の通常の色彩とは異なる第1の色彩で表示され、背景予告2の設定時には装飾図柄遊技の背景映像が通常の色彩および第1の色彩のそれぞれと異なる第2の色彩で表示され、背景予告3の設定時には装飾図柄遊技の背景映像が通常の色彩と第1の色彩と第2の色彩のそれぞれと異なる第3の色彩で表示される。これら背景予告1〜背景予告3のそれぞれには信頼度が設定されている。この信頼度とは今回の装飾図柄遊技で予告演出の映像が表示された場合に装飾図柄が大当りの組合せとなる確率を称するものであり、背景予告3の信頼度は背景予告1〜背景予告3のうちで最高の高値に設定され、背景予告2の信頼度は背景予告3の信頼度に比べて低い中値に設定され、背景予告1の信頼度は背景予告2の信頼度に比べて低い低値に設定されている。
図6の(b)のハート予告群は装飾図柄遊技で左列の図柄要素が変動停止状態で表示されると同時に表示される複数の予告演出の集合体を称するものであり、ハート予告群にはハート予告1とハート予告2とハート予告3の3種類が設定されている。これらハート予告1〜ハート予告3のそれぞれは、図7に示すように、装飾図柄遊技の背景映像の前方にハート絵柄37を重ねて表示するものであり、ハート予告1の設定時には1個のハート絵柄37が表示され、ハート予告2の設定時には2個のハート絵柄37が表示され、ハート予告3の設定時には3個のハート絵柄37が表示される。このハート予告3の信頼度はハート予告1〜ハート予告3のうちで最高の高値に設定され、ハート予告2の信頼度はハート予告3の信頼度に比べて低い中値に設定され、ハート予告1の信頼度はハート予告2の信頼度に比べて低い低値に設定されている。
図6の(c)のセリフ予告群は装飾図柄遊技で右列の図柄要素が変動停止状態で表示されると同時に表示される複数の予告演出の集合体を称するものであり、セリフ予告群にはセリフ予告1とセリフ予告2とセリフ予告3の3種類が設定されている。これらセリフ予告1〜セリフ予告3のそれぞれは、図8に示すように、装飾図柄遊技の背景映像の前方に吹出し絵柄38を重ねて表示するものであり、セリフ予告1の設定時には吹出し絵柄38として「・・・・」が表示され、セリフ予告2の設定時には吹出し絵柄38として「どうしたの?」が表示され、セリフ予告3の設定時には吹出し絵柄38として「おもしれえ!!」が表示される。このセリフ予告3の信頼度はセリフ予告1〜セリフ予告3のうちで最高の高値に設定され、セリフ予告2の信頼度はセリフ予告3の信頼度に比べて低い中値に設定され、セリフ予告1の信頼度はセリフ予告2の信頼度に比べて低い低値に設定されている。
図6の(d)のカットイン予告群は装飾図柄遊技で右列の図柄要素が変動停止状態で表示された後から中列の図柄要素が変動停止状態で表示される前までの期間内に表示される複数の予告演出の集合体を称するものであり、カットイン予告群にはカットイン予告1とカットイン予告2とカットイン予告3の3種類が設定されている。これらカットイン予告1〜カットイン予告3のそれぞれは、図9に示すように、装飾図柄遊技の背景映像の前方にカットイン絵柄39を重ねて表示するものであり、カットイン予告1の設定時にはカットイン絵柄39として人物1が表示され、カットイン予告2の設定時にはカットイン絵柄39として人物2が表示され、カットイン予告3の設定時にはカットイン絵柄39として人物3が表示される。このカットイン予告3の信頼度はカットイン予告1〜カットイン予告3のうちで最高の高値に設定され、カットイン予告2の信頼度はカットイン予告3の信頼度に比べて低い中値に設定され、カットイン予告1の信頼度はカットイン予告2の信頼度に比べて低い低値に設定されている。
装飾図柄表示器34にはリーチ演出の映像が表示される。このリーチ演出の映像は装飾図柄が大当りの組合せになることを遊技者に期待させるものであり、左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に同一なもので変動停止したリーチ状態で装飾図柄遊技の背景映像として表示される。図10はリーチ演出の一覧であり、リーチ演出にはノーマルリーチと障子リーチとカードリーチと風呂リーチとプロポーズリーチの5種類が設定されている。図11はノーマルリーチの映像である。このノーマルリーチの映像は女性のキャラクタが橋の上を歩く内容のものであり、ノーマルリーチの信頼度はノーマルリーチ〜プロポーズリーチの5種類のうちで最低の最低値に設定されている。
図12は障子リーチの映像である。この障子リーチは障子を閉じた状態から開いた状態で順に表示する内容のものであり、装飾図柄が大当りの組合せになる場合には障子が開いた状態で「花魁」のキャラクタが表示され、装飾図柄が外れリーチの組合せになる場合には障子が開いた状態で「偽の花魁」のキャラクタが表示される。この障子リーチの信頼度はノーマルリーチに比べて高い低値に設定されている。図13はカードリーチの映像である。このカードリーチは2種類のカードを裏向きの状態で表示し、1種類のカードを裏向きの状態から表向きの状態で表示する内容のものであり、装飾図柄が大当りの組合せになる場合には1種類のカードが表向きの状態になることで「大当り」の文字が表示され、装飾図柄が外れリーチの組合せになる場合には1種類のカードが表向きの状態になることで「外れ」の文字が表示される。このカードリーチの信頼度は障子リーチに比べて高い中値に設定されている。
図14は風呂リーチの映像である。この風呂リーチは男性Aのキャラクタがお湯を沸かし、男性Bのキャラクタが熱さに耐えてお湯に浸かる内容のものであり、装飾図柄が大当りの組合せになる場合には男性Bのキャラクタがお湯の熱さに耐える結末で終了し、装飾図柄が外れリーチの組合せになる場合には男性Bのキャラクタがお湯から飛び出す結末で終了する。この風呂リーチの信頼度はカードリーチに比べて高い高値に設定されている。図15はプロポーズリーチの映像である。このプロポーズリーチは男性のキャラクタが女性のキャラクタにプロポーズする内容のものであり、装飾図柄が大当りの組合せになる場合には女性のキャラクタがプロポーズを承諾する結末で終了し、装飾図柄が外れリーチの組合せになる場合には女性のキャラクタがプロポーズを断る結末で終了する。このプロポーズリーチの信頼度は風呂リーチに比べて高い最高値に設定されている。
装飾図柄表示器34にはリーチ演出情報の映像が表示される。このリーチ演出情報の映像は特別図柄表示器33に確変大当り図柄「7」が停止表示された直後の大当り遊技中に表示されるものであり、特別図柄表示器33に通常大当り図柄「3」が停止表示された直後の大当り遊技中には表示されない。図16はリーチ演出情報の映像である。このリーチ演出情報の映像は装飾図柄表示器34の表示領域内の下端部に横長な長方形状のリーチ演出情報領域40を設定し、リーチ演出情報領域40内に表示されるものであり、大当り遊技演出の映像は装飾図柄表示器34の表示領域内のうちリーチ演出情報領域40の残りの領域内に表示される。このリーチ演出情報の映像は過去5回のスペシャルリーチ演出の映像のそれぞれでどのような種類の予告演出の映像が表示されたかを遊技者に報知するものであり、履歴番号領域41と当落情報領域42とリーチ演出情報領域43と予告情報領域44を有している。このスペシャルリーチ演出は障子リーチとカードリーチと風呂リーチとプロポーズリーチのそれぞれを称するものであり、ノーマルリーチはスペシャルリーチに該当しない。
履歴番号領域41は、図16に示すように、履歴番号絵柄45が表示されるものであり、履歴番号45は現在のリーチ演出情報の映像が何回目のスペシャルリーチ演出の映像を対象とするものであるかを遊技者に報知するものである。この履歴番号絵柄45には、図17に示すように、「1/5」と「2/5」と「3/5」と「4/5」と「5/5」の5種類が設定されており、現在のリーチ演出情報の映像が最新のスペシャルリーチ演出の映像を対象とするものである場合には履歴番号絵柄45として「1/5」が表示され、2番目に新しいスペシャルリーチ演出の映像を対象とするものである場合には履歴番号絵柄45として「2/5」が表示され、3番目に新しいスペシャルリーチ演出の映像を対象とするものである場合には履歴番号絵柄45として「3/5」が表示され、4番目に新しいスペシャルリーチ演出の映像を対象とするものである場合には履歴番号絵柄45として「4/5」が表示され、最も古いスペシャルリーチ演出の映像を対象とするものである場合には履歴番号絵柄45として「5/5」が表示される。
当落情報領域42は当落情報絵柄46が表示されるものであり、当落情報絵柄46はスペシャルリーチ演出の映像が表示された場合に装飾図柄が大当りの組合せになったか否かを遊技者に報知するものである。この当落情報絵柄46には、図18に示すように、「大当り」および「外れ」の2種類が設定されており、装飾図柄が大当りの組合せになった場合には当落情報絵柄46として「大当り」が表示され、大当りの組合せにならなかった場合には当落情報絵柄46として「外れ」が表示される。
リーチ演出情報領域43はリーチ演出情報絵柄47が表示されるものであり、リーチ演出情報絵柄47はスペシャルリーチ演出の種類を遊技者に報知するものである。このリーチ演出情報絵柄47には、図19に示すように、「障子」と「カード」と「風呂」と「プロポーズ」の4種類が設定されており、スペシャルリーチ演出の種類が障子リーチである場合にはリーチ演出情報絵柄47として「障子」が表示され、カードリーチである場合にはリーチ演出情報絵柄47として「カード」が表示され、風呂リーチである場合にはリーチ演出情報絵柄47として「風呂」が表示され、プロポーズリーチである場合にはリーチ演出情報絵柄47として「プロポーズ」が表示される。これら「障子」〜「プロポーズ」のそれぞれのリーチ演出情報絵柄47には相互に異なる個数の「星」の絵柄が付与されている。この「星」の絵柄はスペシャルリーチ演出の信頼度の高低を遊技者に報知するものであり、信頼度が2番目に低い障子リーチ用の「障子」のリーチ演出情報絵柄47には2個の「星」の絵柄が付与され、信頼度が3番目に低いカードリーチ用の「カード」のリーチ演出情報絵柄47には3個の「星」の絵柄が付与され、信頼度が4番目に低い風呂リーチ用の「風呂」のリーチ演出情報絵柄47には4個の「星」の絵柄が付与され、信頼度が最も高いプロポーズリーチ用の「プロポーズ」のリーチ演出情報絵柄47には5個の「星」の絵柄が付与されている。
予告演出情報領域44は予告演出情報絵柄48が表示されるものである。この予告演出情報絵柄48はスペシャルリーチ演出で表示された予告演出の種類を遊技者に報知するものであり、予告演出情報絵柄48には「背景予告1」と「背景予告2」と「背景予告3」の3種類(図20参照)と「ハート予告1」と「ハート予告2」と「ハート予告3」の3種類(図21参照)と「セリフ予告1」と「セリフ予告2」と「セリフ予告3」の3種類(図22参照)と「カットイン予告1」と「カットイン予告2」と「カットイン予告3」の3種類(図23参照)の合計12種類が設定されている。
「背景予告1」の予告演出情報絵柄48は予告演出の種類が背景予告1である場合に表示されるものであり、「背景予告1」の予告演出情報絵柄48には背景予告1の予告演出の映像と同一の第1の色彩が設定され、信頼度が低値であることを報知するために1個の「星」の絵柄が付与されている。「背景予告2」の予告演出情報絵柄48は予告演出の種類が背景予告2である場合に表示されるものであり、「背景予告2」の予告演出情報絵柄48には背景予告2の予告演出の映像と同一の第2の色彩が設定され、信頼度が中値であることを報知するために2個の「星」の絵柄が付与されている。「背景予告3」の予告演出情報絵柄48は予告演出の種類が背景予告3である場合に表示されるものであり、「背景予告3」の予告演出情報絵柄48には背景予告3の予告演出の映像と同一の第3の色彩が設定され、信頼度が高値であることを報知するために3個の「星」の絵柄が付与されている。
「ハート予告1」の予告演出情報絵柄48は予告演出の種類がハート予告1である場合に表示されるものであり、「ハート予告1」の予告演出情報絵柄48には信頼度が低値であることを報知するために1個の「星」の絵柄が付与されている。「ハート予告2」の予告演出情報絵柄48は予告演出の種類がハート予告2である場合に表示されるものであり、「ハート予告2」の予告演出情報絵柄48には信頼度が中値であることを報知するために2個の「星」の絵柄が付与されている。「ハート予告3」の予告演出情報絵柄48は予告演出の種類がハート予告3である場合に表示されるものであり、「ハート予告3」の予告演出情報絵柄48には信頼度が高値であることを報知するために3個の「星」の絵柄が付与されている。
「セリフ予告1」の予告演出情報絵柄48は予告演出の種類がセリフ予告1である場合に表示されるものであり、「セリフ予告1」の予告演出情報絵柄48には信頼度が低値であることを報知するために1個の「星」の絵柄が付与されている。「セリフ予告2」の予告演出情報絵柄48は予告演出の種類がセリフ予告2である場合に表示されるものであり、「セリフ予告2」の予告演出情報絵柄48には信頼度が中値であることを報知するために2個の「星」の絵柄が付与されている。「セリフ予告3」の予告演出情報絵柄48は予告演出の種類がセリフ予告3である場合に表示されるものであり、「セリフ予告3」の予告演出情報絵柄48には信頼度が高値であることを報知するために3個の「星」の絵柄が付与されている。
「カットイン予告1」の予告演出情報絵柄48は予告演出の種類がカットイン予告1である場合に表示されるものであり、「カットイン予告1」の予告演出情報絵柄48には信頼度が低値であることを報知するために1個の「星」の絵柄が付与されている。「カットイン予告2」の予告演出情報絵柄48は予告演出の種類がカットイン予告2である場合に表示されるものであり、「カットイン予告2」の予告演出情報絵柄48には信頼度が中値であることを報知するために2個の「星」の絵柄が付与されている。「カットイン予告3」の予告演出情報絵柄48は予告演出の種類がカットイン予告3である場合に表示されるものであり、「カットイン予告3」の予告演出情報絵柄48には信頼度が高値であることを報知するために3個の「星」の絵柄が付与されている。
図3のメイン制御回路50は特別図柄遊技の遊技内容および大当り遊技の遊技内容のそれぞれを制御するものであり、CPU51とROM52とRAM53を有している。このメイン制御回路50のROM52には制御プログラムおよび制御データのそれぞれが予め記録されており、CPU51はRAM53をワークエリアとしてROM52の制御プログラムおよびROM52の制御データのそれぞれに基づいて処理動作を実行する。センサ回路54は始動口センサ26から出力される始動信号およびカウントセンサ31から出力されるカウント信号のそれぞれをメイン制御回路50に送信するものであり、メイン制御回路50のCPU51はセンサ回路54を介して始動信号を検出することに基づいて制御コマンドおよび賞球コマンドのそれぞれを設定し、センサ回路54を介してカウント信号を検出することに基づいて賞球コマンドを設定する。ソレノイド回路55は特別入賞口ソレノイド30を電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路50のCPU51はソレノイド回路55を駆動制御することで特別入賞口27を開閉操作する。LED回路56は特別図柄表示器33の複数のLEDのそれぞれを電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路50のCPU51はLED回路56を駆動制御することで特別図柄表示器33に特別図柄遊技の映像を表示する。
図3の払出制御回路60は遊技球を上皿4内に賞品として払出す払出動作を制御するものであり、CPUとROMとRAMを有している。この払出制御回路60のROMには制御プログラムおよび制御データのそれぞれが予め記録されており、CPUはRAMをワークエリアとしてROMの制御プログラムおよびROMの制御データのそれぞれに基づいて処理動作を実行する。この払出制御回路60はメイン制御回路50から賞球コマンドの設定結果が送信されるものであり、賞球コマンドの設定結果を受信することに基づいて駆動信号を設定する。モータ回路61は払出制御回路60から駆動信号の設定結果が与えられるものであり、払出制御回路60から駆動信号の設定結果が与えられることで払出モータ62を駆動する。この払出モータ62は遊技球を上皿4内に賞品として払出す賞球払出装置の駆動源に相当するものであり、上皿4内には払出モータ62が駆動することに基づいて賞球コマンドに応じた単位個数の遊技球が賞品として払出される。
図3の演出制御回路70はメイン制御回路50から制御コマンドの設定結果が送信されるものであり、CPU71とROM72とRAM73を有している。この演出制御回路70のROM72には制御プログラムおよび制御データのそれぞれが予め記録されており、CPU71は制御コマンドの設定結果を受信した場合にはRAM73をワークエリアとしてROM72の制御プログラムおよびROM72の制御データのそれぞれに基づいて演出制御コマンドを設定する。
図3のアップスイッチ74およびダウンスイッチ75のそれぞれは初期位置および初期位置に比べて後方の押込み位置相互間で移動可能な操作子を有する自己復帰形のプッシュスイッチからなるものである。これらアップスイッチ74およびダウンスイッチ75のそれぞれは操作子の初期位置で電気的なオフ状態になり、操作子の押込み位置で電気的なオン状態になるものであり、上皿4内に収納されている。アップスイッチ74の操作子にはアップキー5が連結されており、アップキー5が後方へ押込み操作された場合にはアップスイッチ74の操作子が押込み位置へ移動することでアップスイッチ74がオン状態になり、アップキー5から操作力が除去された場合にはアップスイッチ74の操作子がアップキー5と共に初期位置へ自己復帰することでアップスイッチ74がオフ状態になる。ダウンスイッチ75の操作子にはダウンキー6が連結されており、ダウンキー6が後方へ押込み操作された場合にはダウンスイッチ75の操作子が押込み位置へ移動することでダウンスイッチ75がオン状態になり、ダウンキー6から操作力が除去された場合にはダウンスイッチ75の操作子がダウンキー6と共に初期位置へ自己復帰する移動することでダウンスイッチ75がオフ状態になる。
図3の表示制御回路80は演出制御回路70から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この表示制御回路80は演出制御コマンドの設定結果を受信することに基づいて装飾図柄表示器34に演出制御コマンドの受信結果に応じた装飾図柄遊技の映像または大当り遊技演出の映像またはリーチ演出情報の映像を表示するものであり、VDPとVROMとVRAMを有している。VROMは図柄要素「1」〜「8」を表示するための画像データと保留絵柄36を表示するための画像データとハート予告1用〜ハート予告3用のハート絵柄37を表示するための画像データとセリフ予告1用〜セリフ予告3用の吹出し絵柄38を表示するための画像データとカットイン予告1用〜カットイン予告3用のカットイン絵柄39を表示するための画像データと「1/5」〜「5/5」の履歴番号絵柄45を表示するための画像データと「大当り」〜「外れ」の当落情報絵柄46を表示するための画像データと「障子」〜「プロポーズ」のリーチ演出情報絵柄47を表示するための画像データと「背景予告1」〜「背景予告3」の予告演出情報絵柄48を表示するための画像データと「ハート予告1」〜「ハート予告3」の予告演出情報絵柄48を表示するための画像データと「セリフ予告1」〜「セリフ予告3」の予告演出情報絵柄48を表示するための画像データと「カットイン予告1」〜「カットイン予告3」の予告演出情報絵柄48を表示するための画像データと装飾図柄遊技用の背景映像を表示するためのビデオデータと大当り遊技演出の映像を表示するためのビデオデータを含む複数のデータが予め記録されたものであり、VDPはVROMから検出した画像データおよびビデオデータのそれぞれをVRAMに展開し、装飾図柄表示器34にR・G・Bの各信号を出力することに基づいて映像をカラーで表示する。
図3の音制御回路90は演出制御回路70から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この音制御回路90は演出制御コマンドの設定結果を受信することに基づいて音信号を設定するものであり、両スピーカ15のそれぞれを音信号の設定結果に基づいて駆動することで両スピーカ15のそれぞれから演出制御コマンドの受信結果に応じた効果音を出力する。電飾制御回路100は演出制御回路70から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この電飾制御回路100は演出制御コマンドの設定結果を受信することに基づいて電飾信号を設定するものであり、複数の電飾LED17のそれぞれを電飾信号の設定結果に基づいて駆動することで演出制御コマンドの受信結果に応じて点滅させる。
図24はメイン制御回路50が演出制御回路70に送信する制御コマンドの一覧であり、制御コマンドには変動開始コマンドと変動停止コマンドと図柄情報コマンドと保留コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドが設定されている。変動開始コマンドの1バイト目は特別図柄遊技を開始することを演出制御回路70に通知するものであり、変動開始コマンドの2バイト目は特別図柄遊技を開始してから停止するまでの所要時間を演出制御回路70に通知するものであり、演出制御回路70は変動開始コマンドの2バイト目に基づいて装飾図柄遊技の映像と音と光のそれぞれの演出内容を設定する。変動停止コマンドは特別図柄遊技が終了することを演出制御回路70に通知するものであり、演出制御回路70は変動停止コマンドを受信することに基づいて装飾図柄遊技を終える。図柄情報コマンドの1バイト目は特別図柄遊技で停止表示する特別図柄の種類を送信することを演出制御回路70に通知するものであり、図柄情報コマンドの2バイト目は特別図柄遊技で停止表示する特別図柄の種類を演出制御回路70に通知するものである。保留コマンドの1バイト目は特別図柄遊技を保留したことを演出制御回路70に通知するものであり、保留コマンドの2バイト目は特別図柄遊技の保留回数を演出制御回路70に通知するものである。大当り遊技開始コマンドは1回目の大当りラウンドを開始することを演出制御回路70に通知するものであり、大当り遊技停止コマンドは最終の4回目の大当りラウンドを終えることを演出制御回路70に通知するものである。
図25はメイン制御回路50が更新するランダムカウンタの一覧である。ランダムカウンタMR1は大当りであるか否かを判定するために使用されるものであり、ランダムカウンタMR1の下限値は「0」に設定され、ランダムカウンタMR1の上限値は「100」に設定されている。ランダムカウンタMR2は変動開始コマンドの2バイト目を選択するために使用されるものであり、ランダムカウンタMR2の下限値は「0」に設定され、ランダムカウンタMR2の上限値は「1000」に設定されている。ランダムカウンタMR3は特別図柄を「3」「7」のうちから選択するために使用されるものであり、ランダムカウンタMR3の下限値は「0」に設定され、ランダムカウンタMR3の上限値は「62」に設定されている。
図26の(a)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された通常時の大当り判定テーブルである。この通常時の大当り判定テーブルは大当りであるか否かをランダムカウンタMR1の更新結果に基づいて判定するための制御データであり、確率変動モードのオフ状態で使用される。この通常時の大当り判定テーブルには1個のランダムカウンタMR1に対して大当りの判定結果が割付けられ、残りの100個のランダムカウンタMR1のそれぞれに対して外れの判定結果が割付けられており、確率変動モードのオフ状態では大当りであることが一定の通常確率「1/101」で判定される。図26の(b)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された確変時の大当り判定テーブルである。この確変時の大当り判定テーブルは大当りであるか否かをランダムカウンタMR1の更新結果に基づいて判定するための制御データであり、確率変動モードのオン状態で使用される。この確変時の大当り判定テーブルには10個のランダムカウンタMR1のそれぞれに対して大当りの判定結果が割付けられ、残りの91個のランダムカウンタMR1のそれぞれに対して外れの判定結果が割付けられており、確率変動モードのオン状態では大当りであることが確率変動モードのオフ状態に比べて高い一定の高確率「10/101」で判定される。
図27はメイン制御回路50のROM52に予め記録された特別図柄選択テーブルである。この特別図柄選択テーブルは大当りであると判定された場合に特別図柄を「3」「7」のいずれに設定するかをランダムカウンタMR3の更新結果に基づいて判定するための制御データであり、特別図柄選択テーブルには20個のランダムカウンタMR3のそれぞれに対して特別図柄「3」が割付けられ、43個のランダムカウンタMR3のそれぞれに対して特別図柄「7」が割付けられている。
図28の(a)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された変動開始コマンドテーブル1である。この変動開始コマンドテーブル1は変動開始コマンド8001(h)〜8005(h)のそれぞれにランダムカウンタMR2を割付けたものであり、通常大当り図柄「3」が選択された場合および確変大当り図柄「7」が選択された場合のそれぞれには変動開始コマンドテーブル1の変動開始コマンド8001(h)〜8005(h)のうちからランダムカウンタMR2の更新結果に応じたものが選択される。この変動開始コマンドテーブル1には変動開始コマンド8001(h)〜8005(h)のそれぞれに対して変動表示時間が割付けられており、変動開始コマンドテーブル1から変動開始コマンドが選択された場合には変動開始コマンドテーブル1から変動開始コマンドの選択結果に応じた変動表示時間が選択される。
変動開始コマンド8001(h)は装飾図柄遊技でノーマルリーチの映像を表示するためのものであり、変動開始コマンド8002(h)は障子リーチの映像を表示するためのものであり、変動開始コマンド8003(h)はカードリーチの映像を表示するためのものであり、変動開始コマンド8004(h)は風呂リーチの映像を表示するためのものであり、変動開始コマンド8005(h)はプロポーズリーチの映像を表示するためのものである。これら変動開始コマンド8001(h)〜8005(h)には変動開始コマンド8005(h)・変動開始コマンド8004(h)・変動開始コマンド8003(h)・変動開始コマンド8002(h)・変動開始コマンド8001(h)の順に多数個の数値が割付けられており、特別図柄遊技で通常大当り図柄「3」が選択された場合および確変大当り図柄「7」が選択された場合のそれぞれには変動開始コマンドテーブル1から変動開始コマンドが8005(h)・8004(h)・8003(h)・8002(h)・8001(h)の順に高確率で選択される。
図28の(b)はメイン制御回路50のROM52に予め記録された変動開始コマンドテーブル2である。この変動開始コマンドテーブル2は変動開始コマンド8011(h)〜8016(h)のそれぞれにランダムカウンタMR2を割付けたものであり、外れ図柄「1」が選択された場合には変動開始コマンドテーブル2の変動開始コマンド8011(h)〜8016(h)のうちからランダムカウンタMR2の更新結果に応じたものが選択される。この変動開始コマンドテーブル2には変動開始コマンド8011(h)〜8016(h)のそれぞれに対して変動表示時間が割付けられており、変動開始コマンドテーブル2から変動開始コマンドが選択された場合には変動開始コマンドテーブル2から変動開始コマンドの選択結果に応じた変動表示時間が選択される。
変動開始コマンド8011(h)は装飾図柄遊技でノーマルリーチの映像を表示するためのものであり、変動開始コマンド8012(h)は障子リーチの映像を表示するためのものであり、変動開始コマンド8013(h)はカードリーチの映像を表示するためのものであり、変動開始コマンド8014(h)は風呂リーチの映像を表示するためのものであり、変動開始コマンド8015(h)はプロポーズリーチの映像を表示するためのものである。これら変動開始コマンド8011(h)〜8015(h)には相互に同数個の数値が割付けられており、特別図柄遊技で外れ図柄「1」が選択された場合には変動開始コマンド8016(h)が最も高い確率で選択され、変動開始コマンド8011(h)〜8015(h)が相互に同一の確率で選択される。即ち、装飾図柄遊技で装飾図柄が大当りの組合せとなる確率はプロポーズリーチの映像が表示された場合が最も高く、風呂リーチの映像が表示された場合が2番目に高く、カードリーチの映像が表示された場合が3番目に高く、障子リーチの映像が表示された場合が4番目に高く、ノーマルリーチの映像が表示された場合が最も低くなる。
図29はメイン制御回路50のRAM53に設定された制御データ格納領域110である。この制御データ格納領域110は特別図柄遊技および大当り遊技のそれぞれを行うために必要なデータを格納する領域であり、保留データ格納部111と特別図柄格納部112とフラグ格納部113とタイマ格納部114とカウンタ格納部115を有している。保留データ格納部111はランダムカウンタMR1の検出結果が記録される領域であり、遊技球が始動口25内に入賞した場合にはランダムカウンタMR1の更新結果が検出され、ランダムカウンタMR1の検出結果が保留データ格納部111に記録される。この保留データ格納部111は最大で4個のランダムカウンタMR1の検出結果が記録されるものであり、ランダムカウンタMR1の検出結果は検出順序を特定する保留番号「1」「2」「3」「4」のいずれかと共に保留データ格納部111に記録される。
特別図柄格納部112は今回の特別図柄遊技で特別図柄表示器33に停止表示する特別図柄の設定結果が記録される領域であり、フラグ格納部113は始動信号フラグとプロセスフラグと確変フラグと大当りフラグのそれぞれが記録される領域である。始動信号フラグは遊技球が始動口25内に入賞したか否かを示すものであり、確変フラグは確率変動モードがオンされているか否かを示すものであり、大当りフラグは今回の特別図柄遊技で大当りであると判定されたか否かを示すものであり、始動信号フラグ〜大当りフラグのそれぞれはROM52に予め記録された値(1)が設定されることでオン状態になり、ROM52に予め記録された値(0)が設定されることでオフ状態になる。プロセスフラグは図51のプロセス処理でステップS61の大当り判定処理〜ステップS66の大当り遊技処理のいずれを実行するかを示すものであり、ROM52に予め記録された値(0・1・2・3・4・5)が択一的に設定される。タイマ格納部114はタイマMT1が記録される領域であり、カウンタ格納部115はランダムカウンタMR1〜MR3とカウンタMN1とカウンタMN2のそれぞれが記録される領域である。タイマMT1は時間の経過を計測するものであり、カウンタMN1は大当り遊技での大当りラウンド数を計測するものであり、カウンタMN2は大当りラウンドでの遊技球の特別入賞口27に対する入賞個数を計測するものである。
図30は演出制御回路70のROM72に予め記録されたプロセスデータテーブルである。このプロセスデータテーブルは変動開始コマンドの2バイト目のデータ01(h)〜05(h)のそれぞれにプロセスデータを割付け、変動開始コマンドの2バイト目のデータ11(h)〜16(h)のそれぞれにプロセスデータを割付けたものであり、変動開始コマンドが選択された場合にはプロセスデータP01〜P16のうちから変動開始コマンドの2バイト目のデータに応じたものが選択される。これらプロセスデータP01〜P16のそれぞれは演出制御回路70のROM72に予め記録されたものであり、図31にプロセスデータP16を代表して示すように、プロセスタイマ設定値および演出制御コマンドから構成されている。これらプロセスデータP01〜P16のそれぞれの演出制御コマンドは表示制御コマンドと音声制御コマンドと電飾制御コマンドを含んで設定されている。表示制御コマンドは装飾図柄遊技で装飾図柄表示器34に表示する映像の演出内容を表示制御回路80に通知するものであり、音声制御コマンドは装飾図柄遊技で両スピーカ15のそれぞれから出力する効果音の演出内容を音制御回路90に通知するものであり、電飾制御コマンドは装飾図柄遊技で複数の電飾LED17のそれぞれを点滅させる演出内容を電飾制御回路100に通知するものであり、プロセスタイマ設定値は表示制御コマンドと音声制御コマンドと電飾制御コマンドのそれぞれを送信する時間的なタイミングを装飾図柄遊技の開始時を基準に示している。
図32は演出制御回路70のROM72に予め記録された装飾図柄遊技用のビデオコマンドテーブルである。このビデオコマンドテーブルはプロセスデータP01〜P16のそれぞれに装飾図柄遊技用のビデオコマンドを割付けたものであり、プロセスデータが選択された場合には装飾図柄遊技用のビデオコマンド0001(h)〜0016(h)のうちからプロセスデータの選択結果に応じたものが選択される。
図33は表示制御回路80のVROMに予め記録された装飾図柄遊技用のビデオテーブルである。このビデオテーブルはビデオデータV01〜V16のそれぞれにビデオコマンドを割付けたものであり、ビデオコマンドが選択された場合にはビデオデータV01〜V16のうちからビデオコマンドの選択結果に応じたものが選択される。ビデオデータV01およびビデオデータV11のそれぞれは装飾図柄遊技の背景としてノーマルリーチの映像を表示するためのものであり、ビデオデータV02およびビデオデータV12のそれぞれは装飾図柄遊技の背景として障子リーチの映像を表示するためのものであり、ビデオデータV03およびビデオデータV13のそれぞれは装飾図柄遊技の背景としてカードリーチの映像を表示するためのものであり、ビデオデータV04およびビデオデータV14のそれぞれは装飾図柄遊技の背景として風呂リーチの映像を表示するためのものであり、ビデオデータV05およびビデオデータV15のそれぞれは装飾図柄遊技の背景としてプロポーズリーチの映像を表示するためのものであり、ビデオデータV16は装飾図柄遊技の背景としてノーマルリーチ〜プロポーズリーチのいずれとも異なる外れ用の映像を表示するためのものであり、装飾図柄遊技では左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれがビデオデータの選択結果に応じた背景映像の前方に重ねて表示される。
図34は演出制御回路70が更新するランダムカウンタの一覧である。ランダムカウンタSR1とSR2とSR3のそれぞれは図柄要素を「1」〜「8」の8種類のうちから選択するためのものであり、ランダムカウンタSR1とSR2とSR3のそれぞれの下限値は「0」に設定され、ランダムカウンタSR1の上限値は「249」に設定され、ランダムカウンタSR2の上限値は「162」に設定され、ランダムカウンタSR3の上限値は「72」に設定されている。ランダムカウンタSR4は装飾図柄遊技で背景予告群のうちから予告演出の映像を表示するか否かを判定するためのものである。このランダムカウンタSR4は背景予告群のうちから背景予告1の映像〜背景予告3の映像のいずれを表示するかを判定するためのものでもあり、ランダムカウンタSR4の下限値は「0」に設定され、ランダムカウンタSR4の上限値は「999」に設定されている。ランダムカウンタSR5は装飾図柄遊技でハート予告群のうちから予告演出の映像を表示するか否かを判定するためのものである。このランダムカウンタSR5はハート予告群のうちからハート予告1の映像〜ハート予告3の映像のいずれを表示するかを判定するためのものでもあり、ランダムカウンタSR5の下限値は「0」に設定され、ランダムカウンタSR5の上限値は「730」に設定されている。ランダムカウンタSR6は装飾図柄遊技でセリフ予告群のうちから予告演出の映像を表示するか否かを判定するためのものである。このランダムカウンタSR6はセリフ予告群のうちからセリフ予告1の映像〜セリフ予告3の映像のいずれを表示するかを判定するためのものでもあり、ランダムカウンタSR6の下限値は「0」に設定され、ランダムカウンタSR6の上限値は「890」に設定されている。ランダムカウンタSR7は装飾図柄遊技でカットイン予告群のうちから予告演出の映像を表示するか否かを判定するためのものである。このランダムカウンタSR7はカットイン予告群のうちからカットイン予告1の映像〜カットイン予告3の映像のいずれを表示するかを判定するためのものでもあり、ランダムカウンタSR7の下限値は「0」に設定され、ランダムカウンタSR6の上限値は「1060」に設定されている。
図35の(a)は演出制御回路70のROM72に予め記録された図柄テーブル1である。この図柄テーブル1は「1」〜「8」の8種類の図柄要素のそれぞれにランダムカウンタSR1を割付けたものであり、装飾図柄を大当りの組合せと外れリーチの組合せと完全外れの組合せのそれぞれに設定する場合には図柄テーブル1からランダムカウンタSR1の更新結果に応じた図柄要素が選択される。図35の(b)は演出制御回路70のROM72に予め記録された図柄テーブル2である。この図柄テーブル2は「1」〜「8」の8種類の図柄要素のそれぞれにランダムカウンタSR2を割付けたものであり、装飾図柄を外れリーチの組合せおよび完全外れの組合せのそれぞれに設定する場合には図柄テーブル2からランダムカウンタSR2の更新結果に応じた図柄要素が選択される。図35の(c)は演出制御回路70のROM72に予め記録された図柄テーブル3である。この図柄テーブル3は「1」〜「8」の8種類の図柄要素のそれぞれにランダムカウンタSR3を割付けたものであり、装飾図柄を完全外れの組合せに設定する場合には図柄テーブル3からランダムカウンタSR3の更新結果に応じた図柄要素が選択される。
図36の(a)は演出制御回路70のROM72に予め記録された背景予告判定テーブル1である。この背景予告判定テーブル1はランダムカウンタSR4の数値に「予告無し」の判定結果と「背景予告1」の判定結果と「背景予告2」の判定結果と「背景予告3」の判定結果のいずれかを割付けたものであり、特別図柄遊技で通常大当り図柄「3」が設定された場合および確変大当り図柄「7」が設定された場合のそれぞれには背景予告判定テーブル1からランダムカウンタSR4の検出結果に応じた判定結果が選択される。この背景予告判定テーブル1では200個の数値のそれぞれに「背景予告1」の判定結果が割付けられ、300個の数値のそれぞれに「背景予告2」の判定結果が割付けられ、400個の数値のそれぞれに「背景予告3」の判定結果が割付けられており、特別図柄遊技で通常大当り図柄「3」が設定された場合および確変大当り図柄「7」が設定された場合のそれぞれには背景予告1〜背景予告3のうちで背景予告3が最も高い確率で選択され、背景予告2が2番目に高い確率で選択され、背景予告1が最も低い確率で選択される。
図36の(b)は演出制御回路70のROM72に予め記録された背景予告判定テーブル2である。この背景予告判定テーブル2はランダムカウンタSR4の数値に「予告無し」の判定結果と「背景予告1」の判定結果と「背景予告2」の判定結果と「背景予告3」の判定結果のいずれかを割付けたものであり、特別図柄遊技で外れ図柄「1」が設定された場合には背景予告判定テーブル2からランダムカウンタSR4の検出結果に応じた判定結果が選択される。この背景予告判定テーブル2には「背景予告1」の判定結果と「背景予告2」の判定結果と「背景予告3」の判定結果のそれぞれに相互に同数個の数値が割付けられており、特別図柄遊技で外れ図柄「1」が設定された場合には背景予告1〜背景予告3のそれぞれが相互に同一の確率で選択される。即ち、背景予告1〜背景予告3の3種類のうちでは背景予告3の信頼度が最も高く設定され、背景予告2の信頼度が2番目に高く設定され、背景予告1の信頼度が最も低く設定されている。
図37の(a)は演出制御回路70のROM72に予め記録されたハート予告判定テーブル1である。このハート予告判定テーブル1はランダムカウンタSR5の数値に「予告無し」の判定結果と「ハート予告1」の判定結果と「ハート予告2」の判定結果と「ハート予告3」の判定結果と「ハート予告1・ハート予告3」の判定結果と「ハート予告2・ハート予告3」の判定結果と「ハート予告1・ハート予告2・ハート予告3」の判定結果のいずれかを割付けたものであり、特別図柄遊技で通常大当り図柄「3」が設定された場合および確変大当り図柄「7」が設定された場合のそれぞれにはハート予告判定テーブル1からランダムカウンタSR5の検出結果に応じた判定結果が選択される。このハート予告判定テーブル1では30個の数値のそれぞれに「ハート予告1」の判定結果が割付けられ、60個の数値のそれぞれに「ハート予告2」の判定結果が割付けられ、90個の数値のそれぞれに「ハート予告3」の判定結果が割付けられ、120個の数値のそれぞれに「ハート予告1・ハート予告3」の判定結果が割付けられ、150個の数値のそれぞれに「ハート予告2・ハート予告3」の判定結果が割付けられ、180個の数値のそれぞれに「ハート予告1・ハート予告2・ハート予告3」の判定結果が割付けられており、特別図柄遊技で通常大当り図柄「3」が設定された場合および確変大当り図柄「7」が設定された場合のそれぞれには「ハート予告1」〜「ハート予告1・ハート予告2・ハート予告3」の6種類のうちで「ハート予告1・ハート予告2・ハート予告3」が最も高い確率で選択され、「ハート予告2・ハート予告3」が2番目に高い確率で選択され、「ハート予告1・ハート予告3」が3番目に高い確率で選択され、「ハート予告3」が4番目に高い確率で選択され、「ハート予告2」が5番目に高い確率で選択され、「ハート予告1」が最も低い確率で選択される。
図37の(b)は演出制御回路70のROM72に予め記録されたハート予告判定テーブル2である。このハート予告判定テーブル2はランダムカウンタSR5の数値に「予告無し」の判定結果と「ハート予告1」の判定結果と「ハート予告2」の判定結果と「ハート予告3」の判定結果と「ハート予告1・ハート予告3」の判定結果と「ハート予告2・ハート予告3」の判定結果と「ハート予告1・ハート予告2・ハート予告3」の判定結果のいずれかを割付けたものであり、特別図柄遊技で外れ図柄「1」が設定された場合にはハート予告判定テーブル2からランダムカウンタSR5の検出結果に応じた判定結果が選択される。このハート予告判定テーブル2では「ハート予告1」の判定結果〜「ハート予告1・ハート予告2・ハート予告3」の判定結果の6種類のそれぞれに相互に同数個の数値が割付けられており、特別図柄遊技で外れ図柄「1」が設定された場合には「ハート予告1」〜「ハート予告1・ハート予告2・ハート予告3」の6種類が相互に同一の確率で選択される。即ち、「ハート予告1」〜「ハート予告1・ハート予告2・ハート予告3」の6種類のうちでは「ハート予告1・ハート予告2・ハート予告3」の信頼度が最も高く設定され、「ハート予告2・ハート予告3」の信頼度が2番目に高く設定され、「ハート予告1・ハート予告3」の信頼度が3番目に高く設定され、「ハート予告3」の信頼度が4番目に高く設定され、「ハート予告2」の信頼度が5番目に高く設定され、「ハート予告1」の信頼度が最も低く設定されている。
図38の(a)は演出制御回路70のROM72に予め記録されたセリフ予告判定テーブル1である。このセリフ予告判定テーブル1はランダムカウンタSR6の数値に「予告無し」の判定結果と「セリフ予告1」の判定結果と「セリフ予告2」の判定結果と「セリフ予告3」の判定結果と「セリフ予告1・セリフ予告3」の判定結果と「セリフ予告2・セリフ予告3」の判定結果と「セリフ予告1・セリフ予告2・セリフ予告3」の判定結果のいずれかを割付けたものであり、特別図柄遊技で通常大当り図柄「3」が設定された場合および確変大当り図柄「7」が設定された場合のそれぞれにはセリフ予告判定テーブル1からランダムカウンタSR6の検出結果に応じた判定結果が選択される。このセリフ予告判定テーブル1では40個の数値のそれぞれに「セリフ予告1」の判定結果が割付けられ、80個の数値のそれぞれに「セリフ予告2」の判定結果が割付けられ、120個の数値のそれぞれに「セリフ予告3」の判定結果が割付けられ、160個の数値のそれぞれに「セリフ予告1・セリフ予告3」の判定結果が割付けられ、200個の数値のそれぞれに「セリフ予告2・セリフ予告3」の判定結果が割付けられ、240個の数値のそれぞれに「セリフ予告1・セリフ予告2・セリフ予告3」の判定結果が割付けられており、特別図柄遊技で通常大当り図柄「3」が設定された場合および確変大当り図柄「7」が設定された場合のそれぞれには「セリフ予告1」〜「セリフ予告1・セリフ予告2・セリフ予告3」の6種類のうちで「セリフ予告1・セリフ予告2・セリフ予告3」が最も高い確率で選択され、「セリフ予告2・セリフ予告3」が2番目に高い確率で選択され、「セリフ予告1・セリフ予告3」が3番目に高い確率で選択され、「セリフ予告3」が4番目に高い確率で選択され、「セリフ予告2」が5番目に高い確率で選択され、「セリフ予告1」が最も低い確率で選択される。
図38の(b)は演出制御回路70のROM72に予め記録されたセリフ予告判定テーブル2である。このセリフ予告判定テーブル2はランダムカウンタSR6の数値に「予告無し」の判定結果と「セリフ予告1」の判定結果と「セリフ予告2」の判定結果と「セリフ予告3」の判定結果と「セリフ予告1・セリフ予告3」の判定結果と「セリフ予告2・セリフ予告3」の判定結果と「セリフ予告1・セリフ予告2・セリフ予告3」の判定結果のいずれかを割付けたものであり、特別図柄遊技で外れ図柄「1」が設定された場合にはセリフ予告判定テーブル2からランダムカウンタSR6の検出結果に応じた判定結果が選択される。このセリフ予告判定テーブル2では「セリフ予告1」の判定結果〜「セリフ予告1・セリフ予告2・セリフ予告3」の判定結果の6種類のそれぞれに相互に同数個の数値が割付けられており、特別図柄遊技で外れ図柄「1」が設定された場合には「セリフ予告1」〜「セリフ予告1・セリフ予告2・セリフ予告3」の6種類が相互に同一の確率で選択される。即ち、「セリフ予告1」〜「セリフ予告1・セリフ予告2・セリフ予告3」の6種類のうちでは「セリフ予告1・セリフ予告2・セリフ予告3」の信頼度が最も高く設定され、「セリフ予告2・セリフ予告3」の信頼度が2番目に高く設定され、「セリフ予告1・セリフ予告3」の信頼度が3番目に高く設定され、「セリフ予告3」の信頼度が4番目に高く設定され、「セリフ予告2」の信頼度が5番目に高く設定され、「セリフ予告1」の信頼度が最も低く設定されている。
図39の(a)は演出制御回路70のROM72に予め記録されたカットイン予告判定テーブル1である。このカットイン予告判定テーブル1はランダムカウンタSR7の数値に「予告無し」の判定結果と「カットイン予告1」の判定結果と「カットイン予告2」の判定結果と「カットイン予告3」の判定結果と「カットイン予告1・カットイン予告3」の判定結果と「カットイン予告2・カットイン予告3」の判定結果と「カットイン予告1・カットイン予告2・カットイン予告3」の判定結果のいずれかを割付けたものであり、特別図柄遊技で通常大当り図柄「3」が設定された場合および確変大当り図柄「7」が設定された場合のそれぞれにはカットイン予告判定テーブル1からランダムカウンタSR7の検出結果に応じた判定結果が選択される。このカットイン予告判定テーブル1では50個の数値のそれぞれに「カットイン予告1」の判定結果が割付けられ、100個の数値のそれぞれに「カットイン予告2」の判定結果が割付けられ、150個の数値のそれぞれに「カットイン予告3」の判定結果が割付けられ、200個の数値のそれぞれに「カットイン予告1・カットイン予告3」の判定結果が割付けられ、250個の数値のそれぞれに「カットイン予告2・カットイン予告3」の判定結果が割付けられ、300個の数値のそれぞれに「カットイン予告1・カットイン予告2・カットイン予告3」の判定結果が割付けられており、特別図柄遊技で通常大当り図柄「3」が設定された場合および確変大当り図柄「7」が設定された場合のそれぞれには「カットイン予告1」〜「カットイン予告1・カットイン予告2・カットイン予告3」の6種類のうちで「カットイン予告1・カットイン予告2・カットイン予告3」が最も高い確率で選択され、「カットイン予告2・カットイン予告3」が2番目に高い確率で選択され、「カットイン予告1・カットイン予告3」が3番目に高い確率で選択され、「カットイン予告3」が4番目に高い確率で選択され、「カットイン予告2」が5番目に高い確率で選択され、「カットイン予告1」が最も低い確率で選択される。
図39の(b)は演出制御回路70のROM72に予め記録されたカットイン予告判定テーブル2である。このカットイン予告判定テーブル2はランダムカウンタSR7の数値に「予告無し」の判定結果と「カットイン予告1」の判定結果と「カットイン予告2」の判定結果と「カットイン予告3」の判定結果と「カットイン予告1・カットイン予告3」の判定結果と「カットイン予告2・カットイン予告3」の判定結果と「カットイン予告1・カットイン予告2・カットイン予告3」の判定結果のいずれかを割付けたものであり、特別図柄遊技で外れ図柄「1」が設定された場合にはカットイン予告判定テーブル2からランダムカウンタSR7の検出結果に応じた判定結果が選択される。このカットイン予告判定テーブル2では「カットイン予告1」の判定結果〜「カットイン予告1・カットイン予告2・カットイン予告3」の判定結果の6種類のそれぞれに相互に同数個の数値が割付けられており、特別図柄遊技で外れ図柄「1」が設定された場合には「カットイン予告1」〜「カットイン予告1・カットイン予告2・カットイン予告3」の6種類が相互に同一の確率で選択される。即ち、「カットイン予告1」〜「カットイン予告1・カットイン予告2・カットイン予告3」の6種類のうちでは「カットイン予告1・カットイン予告2・カットイン予告3」の信頼度が最も高く設定され、「カットイン予告2・カットイン予告3」の信頼度が2番目に高く設定され、「カットイン予告1・カットイン予告3」の信頼度が3番目に高く設定され、「カットイン予告3」の信頼度が4番目に高く設定され、「カットイン予告2」の信頼度が5番目に高く設定され、「カットイン予告1」の信頼度が最も低く設定されている。
図40の(a)は演出制御回路70のROM72に予め記録されたリーチ情報コマンドテーブルである。このリーチ情報コマンドテーブルは障子リーチ用の変動開始コマンド8002(h)および障子リーチ用の変動開始コマンド8012(h)のそれぞれに相互に同一のリーチ情報コマンドAA01(h)を割付け、カードリーチ用の変動開始コマンド8003(h)およびカードリーチ用の変動開始コマンド8013(h)のそれぞれに相互に同一のリーチ情報コマンドAA02(h)を割付け、風呂リーチ用の変動開始コマンド8004(h)および風呂リーチ用の変動開始コマンド8014(h)のそれぞれに相互に同一のリーチ情報コマンドAA03(h)を割付け、プロポーズリーチ用の変動開始コマンド8005(h)およびプロポーズリーチ用の変動開始コマンド8015(h)のそれぞれに相互に同一のリーチ情報コマンドAA04(h)を割付けたものであり、演出制御回路70のCPU71はリーチ情報コマンドテーブルから変動開始コマンドの選択結果に応じたリーチ情報コマンドを選択する。このリーチ情報コマンドテーブルにはノーマルリーチ用の変動開始コマンド8001(h)とノーマルリーチ用の変動開始コマンド8011(h)と外れ用の変動開始コマンド8016(h)のそれぞれにリーチ情報コマンドが割付けられておらず、変動開始コマンド8001(h)〜8016(h)の3種類のそれぞれが選択された場合にはリーチ情報コマンドが選択されない。
図40の(b)は演出制御回路70のROM72に予め記録された予告情報コマンドテーブルである。この予告情報コマンドテーブルは背景予告1〜カットイン予告3の12種類のそれぞれに予告情報コマンドを割付けたものであり、演出制御回路70のCPU71は予告演出を設定した場合には予告情報コマンドテーブルから予告演出の設定結果に応じた全ての予告情報コマンドを選択する。例えば予告演出として「ハート予告1」が設定された場合には「ハート予告1」に応じた予告情報コマンド「CC01(h)」のみが選択され、「ハート予告2・ハート予告3」が設定された場合には「ハート予告2」に応じた予告情報コマンド「CC02(h)」および「ハート予告3」に応じた予告情報コマンド「CC03(h)」の2種類が選択され、「ハート予告1・ハート予告2・ハート予告3」が設定された場合には「ハート予告1」に応じた予告情報コマンド「CC01(h)」と「ハート予告2」に応じた予告情報コマンド「CC02(h)」と「ハート予告3」に応じた予告情報コマンド「CC03(h)」の3種類が選択される。
図40の(c)は演出制御回路70のROM72に予め記録された当落情報コマンドテーブルである。この当落情報コマンドテーブルは外れ図柄「1」用の図柄情報コマンド9001(h)に当落情報コマンド0001(h)を割付け、通常大当り図柄用の図柄情報コマンド9003(h)および確変大当り図柄用の図柄情報コマンド9007(h)のそれぞれに当落情報コマンド0002(h)を割付けたものであり、演出制御回路70のCPU71は当落情報コマンドテーブルから変動開始コマンドの選択結果に応じた当落情報コマンドを選択する。
図41は演出制御回路70のROM72に予め記録された優先順位判定テーブル1である。この優先順位判定テーブル1は背景予告群とハート予告群とセリフ予告群とカットイン予告群のそれぞれに優先順位を数値で割付けたものであり、カットイン予告群の優先順位は背景予告群〜カットイン予告群の4種類のうちで最も高い「1」に設定され、セリフ予告群の優先順位は2番目に高い「2」に設定され、ハート予告群の優先順位は3番目に高い「3」に設定され、背景予告群の優先順位は最も低い「4」に設定されている。この優先順位は図16のリーチ演出情報の映像で予告情報領域44内に2個の予告演出情報絵柄48を表示する場合の優先順位を称するものであり、背景予告群は背景予告1〜背景予告3の集合体を称し、ハート予告群はハート予告1〜ハート予告3の集合体を称し、セリフ予告群はセリフ予告1〜セリフ予告3の集合体を称し、カットイン予告群はカットイン予告1〜カットイン予告3の集合体を称する。
図42の(a)は演出制御回路70のROM72に予め記録された優先順位判定テーブル2−1である。この優先順位判定テーブル2−1はハート予告1とハート予告2とハート予告3のそれぞれに優先順位を数値で割付けたものであり、優先順位とは図16のリーチ演出情報の映像で「ハート予告1」の予告演出情報絵柄48と「ハート予告2」の予告演出情報絵柄48と「ハート予告3」の予告演出情報絵柄48を表示する場合の優先順位を称する。この優先順位判定テーブル2−1ではハート予告3の優先順位がハート予告1〜ハート予告3の3種類のうちで最も高い「1」に設定され、ハート予告2の優先順位が2番目に高い「2」に設定され、ハート予告1の優先順位が最も低い「3」に設定されている。
図42の(b)は演出制御回路70のROM72に予め記録された優先順位判定テーブル2−2である。この優先順位判定テーブル2−2はセリフ予告1とセリフ予告2とセリフ予告3のそれぞれに優先順位を数値で割付けたものであり、優先順位とは図16のリーチ演出情報の映像で「セリフ予告1」の予告演出情報絵柄48と「セリフ予告2」の予告演出情報絵柄48と「セリフ予告3」の予告演出情報絵柄48を表示する場合の優先順位を称する。この優先順位判定テーブル2−3ではセリフ予告3の優先順位がセリフ予告1〜セリフ予告3の3種類のうちで最も高い「1」に設定され、セリフ予告2の優先順位が2番目に高い「2」に設定され、セリフ予告1の優先順位が最も低い「3」に設定されている。
図42の(c)は演出制御回路70のROM72に予め記録された優先順位判定テーブル2−3である。この優先順位判定テーブル2−3はカットイン予告1とカットイン予告2とカットイン予告3のそれぞれに優先順位を数値で割付けたものであり、優先順位は図16のリーチ演出情報の映像で「カットイン予告1」の予告演出情報絵柄48と「カットイン予告2」の予告演出情報絵柄48と「カットイン予告3」の予告演出情報絵柄48を表示する場合の優先順位を称する。この優先順位判定テーブル2−3ではカットイン予告3の優先順位がカットイン予告1〜カットイン予告3の3種類のうちで最も高い「1」に設定され、カットイン予告2の優先順位が2番目に高い「2」に設定され、カットイン予告1の優先順位が最も低い「3」に設定されている。
図43は演出制御回路70のRAM73に設定された演出制御データ格納領域120であり、演出制御データ格納領域120にはコマンド格納部121とフラグ格納部122とタイマ格納部123とカウンタ格納部124と確定図柄格納部125が設定されている。コマンド格納部121はメイン制御回路50から送信される変動開始コマンドと変動停止コマンドと図柄情報コマンドと保留コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドのそれぞれが記録される領域であり、フラグ格納部122は背景予告演出フラグとハート予告演出フラグとセリフ予告演出フラグとカットイン予告演出フラグと図柄遊技中フラグと大当り遊技中フラグと確変中フラグのそれぞれが記録される領域である。背景予告演出フラグは図6の(a)の背景予告群のうちから予告演出の映像を表示するか否かを示すものであり、ハート予告演出フラグは図6の(b)のハート予告群のうちから予告演出の映像を表示するか否かを示すものであり、セリフ予告演出フラグは図6の(c)のセリフ予告群のうちから予告演出の映像を表示するか否かを示すものであり、カットイン予告演出フラグは図6の(d)のカットイン予告群のうちから予告演出の映像を表示するか否かを示すものである。図柄遊技中フラグは装飾図柄遊技が実行されているか否かを示すものであり、大当り遊技中フラグは大当り遊技が実行されているか否かを示すものであり、確変中フラグは確率変動モードがオンされているか否かを示すものであり、図柄遊技中フラグと大当り遊技中フラグと確変中フラグのそれぞれはROM72に予め記録された値(1)が設定されることでオンされ、ROM72に予め記録された値(0)が設定されることでオフされる。タイマ格納部123はタイマST1が記録される領域であり、タイマST1は装飾図柄遊技の経過時間を計測するために使用される。カウンタ格納部124はランダムカウンタSR1〜SR7およびカウンタSN1のそれぞれが記録される領域であり、確定図柄格納部125は今回の装飾図柄遊技で停止表示する装飾図柄の組合せが記録される領域である。カウンタSN1はアップスイッチ74およびダウンスイッチ75のそれぞれの操作内容を計測するために使用されるものであり、カウンタSN1の下限値は「1」に設定され、カウンタSN1の上限値は「5」に設定されている。
図44の(a)は演出制御回路70のRAM73に設定されたリーチ演出情報格納領域130であり、リーチ演出情報格納領域130には5個のリーチ演出情報格納部131が設定されている。これら5個のリーチ演出情報格納部131のそれぞれは装飾図柄表示器34にリーチ演出情報の映像を表示するためのコマンドが記録される領域であり、スペシャルリーチ用の変動開始コマンドが選択された場合には図40の(a)のリーチ情報コマンドテーブルから変動開始コマンドの選択結果に応じたリーチ情報コマンドが選択され、図40の(c)の当落情報コマンドテーブルから図柄情報コマンドの選択結果に応じた当落情報コマンドが選択され、リーチ情報コマンドの選択結果および当落情報コマンドの選択結果のそれぞれがリーチ演出情報格納部131に記録される。このスペシャルリーチ用の変動開始コマンドの設定状態で予告演出を行うと判定された場合には図40の(b)の予告情報コマンドテーブルから予告演出の判定結果に応じた全ての予告情報コマンドが選択され、予告情報コマンドの選択結果がリーチ演出情報格納部131に記録される。これら5個のリーチ演出情報格納部131のそれぞれは最大で2種類の予告情報コマンドが記録されるものであり、予告情報コマンドの選択結果として3種類以上が存在する場合には3種類以上の予告情報コマンドの選択結果のうちから2種類が選択され、2種類の予告情報コマンドのみがリーチ演出情報格納部131に記録される。これら5個のリーチ演出情報格納部131のそれぞれには履歴番号が割付けられており、リーチ情報コマンドの選択結果と当落情報コマンドの選択結果と予告情報コマンドの選択結果のそれぞれはリーチ演出情報格納部131に履歴番号1・履歴番号2・履歴番号3・履歴番号4・履歴番号5の順序で記録される。図44の(b)は演出制御回路70のRAM73に設定されたリーチ演出情報作業領域132であり、リーチ演出情報格納部131に記録する予告情報コマンドと当落情報コマンドとリーチ情報コマンドはリーチ演出情報作業領域132内で整理される。
図45の(a)は演出制御回路70のROM72に予め記録されたリーチ演出情報選択テーブルである。このリーチ演出情報選択テーブルはカウンタSN1の値に履歴番号を割付けたものであり、装飾図柄表示器34にリーチ演出情報の映像を表示する場合にはカウンタSN1の計測結果に応じた履歴番号のリーチ演出情報格納部131からデータが選択される。
図45の(b)は演出制御回路70のROM72に予め記録された背景予告演出フラグテーブルである。この背景予告演出フラグテーブルは図36の背景予告判定テーブルの判定結果「予告無し」と「背景予告1」と「背景予告2」と「背景予告3」のそれぞれに数値を割付けたものであり、図36の背景予告判定テーブルから判定結果が選択された場合には図45の(b)の背景予告演出フラグテーブルから背景予告の判定結果に応じた数値が選択され、フラグ格納部122の背景予告演出フラグに数値の選択結果が設定される。
図45の(c)は演出制御回路70のROM72に予め記録されたハート予告演出フラグテーブルである。このハート予告演出フラグテーブルは図37のハート予告判定テーブルの判定結果「予告無し」と「ハート予告1」と「ハート予告2」と「ハート予告3」と「ハート予告1・ハート予告3」と「ハート予告2・ハート予告3」と「ハート予告1・ハート予告2・ハート予告3」のそれぞれに数値を割付けたものであり、図37のハート予告判定テーブルから判定結果が選択された場合には図45の(c)のハート予告演出フラグテーブルからハート予告の判定結果に応じた数値が選択され、フラグ格納部122のハート予告演出フラグに数値の選択結果が設定される。
図45の(d)は演出制御回路70のROM72に予め記録されたセリフ予告演出フラグテーブルである。このセリフ予告演出フラグテーブルは図38のセリフ予告判定テーブルの判定結果「予告無し」と「セリフ予告1」と「セリフ予告2」と「セリフ予告3」と「セリフ予告1・セリフ予告3」と「セリフ予告2・セリフ予告3」と「セリフ予告1・セリフ予告2・セリフ予告3」のそれぞれに数値を割付けたものであり、図38のセリフ予告判定テーブルから判定結果が選択された場合には図45の(d)のセリフ予告演出フラグテーブルからセリフ予告の判定結果に応じた数値が選択され、フラグ格納部122のセリフ予告演出フラグに数値の選択結果が設定される。
図45の(e)は演出制御回路70のROM72に予め記録されたカットイン予告演出フラグテーブルである。このカットイン予告演出フラグテーブルは図39のカットイン予告判定テーブルの判定結果「予告無し」と「カットイン予告1」と「カットイン予告2」と「カットイン予告3」と「カットイン予告1・カットイン予告3」と「カットイン予告2・カットイン予告3」と「カットイン予告1・カットイン予告2・カットイン予告3」のそれぞれに数値を割付けたものであり、図39のカットイン予告判定テーブルから判定結果が選択された場合には図45の(e)のカットイン予告演出フラグテーブルからカットイン予告の判定結果に応じた数値が選択され、フラグ格納部122のカットイン予告演出フラグに数値の選択結果が設定される。
図46は表示制御回路80に予め記録された画像データテーブルである。この画像データテーブルは4種類のリーチ情報コマンドAA01(h)〜AA04(h)と12種類の予告情報コマンドBB01(h)〜EE03(h)と1種類のブランクコマンドFF00(h)と2種類の当落情報コマンド0001(h)〜0002(h)と5種類の履歴番号コマンド0101(h)〜0105(h)のそれぞれに画像データを割付けたものであり、表示制御回路80はリーチ情報コマンドに応じた画像データと予告情報コマンドに応じた画像データとブランクコマンドに応じた画像データと当落情報コマンドに応じた画像データと履歴番号コマンドに応じた画像データのそれぞれを画像データテーブルから選択し、画像データの選択結果に基づいてリーチ演出情報の映像を表示する。
[1]メイン処理
図47はメイン制御回路50のCPU51が電源投入に基づいて実行するメイン処理であり、CPU51は電源が投入された場合にはステップS1でレジスタおよびPIO(パラレル入出力ポート)のそれぞれを初期設定する。そして、ステップS2でRAM53の保留データ格納部111と特別図柄格納部112とフラグ格納部113とタイマ格納部114とカウンタ格納部115のそれぞれを初期設定し、ステップS3で4msec毎にタイマ割込みが発生するようにCTC(カウンタ/タイマ)を初期設定する。
CPU51はステップS3でCTCを初期設定すると、ステップS4のカウンタ更新処理1を繰返す。このカウンタ更新処理1はカウンタ格納部115のランダムカウンタMR2をROM52に予め記録された一定の単位値「1」だけ更新するものであり、カウンタ格納部115のランダムカウンタMR2はステップS2で下限値「0」に初期設定され、ステップS4で下限値「0」から上限値「1000」に加算された後に下限値「0」に戻して循環的に加算される。
[2]タイマ割込み処理
図48はCPU51がタイマ割込みの発生する4msec毎に実行するタイマ割込み処理であり、CPU51はタイマ割込みが発生する毎にステップS11の入力処理とステップS12のカウンタ更新処理2とステップS13のデータ取得処理とステップS14のプロセス処理を当該順序で実行する。
[2−1]入力処理
図49はステップS11の入力処理であり、CPU51はステップS21でセンサ回路54から始動信号が出力されているか否かを判断する。ここでセンサ回路54から始動信号が出力されていないと判断した場合にはステップS22でフラグ格納部113の始動信号フラグをオフ状態にリセットし、センサ回路54から始動信号が出力されていると判断した場合にはステップS23でフラグ格納部113の始動信号フラグをオン状態にセットする。この始動信号フラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、遊技球が始動口25内に入賞した場合にオン状態にセットされる。
[2−2]カウンタ更新処理2
図48のステップS12のカウンタ更新処理2はカウンタ格納部115のランダムカウンタMR1およびランダムカウンタMR3のそれぞれを一定の単位値「1」だけ更新するものである。これらランダムカウンタMR1およびランダムカウンタMR3のそれぞれはステップS2で下限値「0」に初期設定されるものであり、ランダムカウンタMR1は下限値「0」から上限値「100」に加算された後に下限値「0」に戻して循環的に加算され、ランダムカウンタMR3は下限値「0」から上限値「62」に加算された後に下限値「0」に戻して循環的に加算される。
[2−3]データ取得処理
図50はステップS13のデータ取得処理であり、CPU51はステップS31でフラグ格納部113の始動信号フラグがオン状態にセットされているか否かを判断する。ここでフラグ格納部113の始動信号フラグがオン状態にセットされていると判断した場合にはステップS32でカウンタ格納部115からランダムカウンタMR1の更新結果を検出し、ステップS33で保留番号1の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の検出結果が記録されているか否かを判断する。
CPU51はステップS33で保留番号1の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の検出結果が記録されていないと判断すると、ステップS34でランダムカウンタMR1の検出結果を保留番号1の保留データ格納部111に記録する。そして、ステップS35で演出制御回路70に保留コマンド「A001(h)」を送信することに基づいて1回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS45でフラグ格納部113の始動信号フラグをオフ状態にリセットする。
CPU51はステップS33で保留番号1の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の検出結果が記録されていると判断すると、ステップS36で保留番号2の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の検出結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号2の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の検出結果が記録されていないと判断した場合にはステップS37へ移行し、ランダムカウンタMR1の検出結果を保留番号2の保留データ格納部111に記録する。そして、ステップS38で演出制御回路70に保留コマンド「A002(h)」を送信することに基づいて2回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS45でフラグ格納部113の始動信号フラグをオフ状態にリセットする。
CPU51はステップS36で保留番号2の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の検出結果が記録されていると判断すると、ステップS39で保留番号3の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の検出結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号3の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の検出結果が記録されていないと判断した場合にはステップS40へ移行し、ランダムカウンタMR1の検出結果を保留番号3の保留データ格納部111に記録する。そして、ステップS41で演出制御回路70に保留コマンド「A003(h)」を送信することに基づいて3回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS45でフラグ格納部113の始動信号フラグをオフ状態にリセットする。
CPU51はステップS39で保留番号3の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の検出結果が記録されていると判断すると、ステップS42で保留番号4の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の検出結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号4の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の検出結果が記録されていないと判断した場合にはステップS43へ移行し、ランダムカウンタMR1の検出結果を保留番号4の保留データ格納部111に記録する。そして、ステップS44で演出制御回路70に保留コマンド1「A004(h)」を送信することに基づいて4回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS45でフラグ格納部113の始動信号フラグをオフ状態にリセットする。
CPU51はステップS42で保留番号4の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の検出結果が記録されていると判断すると、ステップS46でランダムカウンタMR1の検出結果をクリアし、ステップS45でフラグ格納部113の始動信号フラグをオフ状態にリセットする。即ち、特別図柄遊技の保留回数には上限値「4回」が設定されており、4回の特別図柄遊技が既に保留されている状態で遊技球が始動口25内に入賞した場合にはランダムカウンタMR1の記録処理および保留コマンドの送信処理のそれぞれが行われない。
[2−4]プロセス処理
図51はステップS14のプロセス処理である。このプロセス処理はステップS61の大当り判定処理とステップS62の変動開始時処理とステップS63の変動処理とステップS64の変動停止時処理とステップS65の待機処理とステップS66の大当り遊技処理を有するものであり、ステップS61の大当り判定処理〜ステップS66の大当り遊技処理はフラグ格納部113のプロセスフラグの設定状態に応じて択一的に行われる。
[2−4−1]大当り判定処理
図52はステップS61の大当り判定処理である。この大当り判定処理はフラグ格納部113のプロセスフラグが「0」に設定されている場合に実行されるものであり、フラグ格納部113のプロセスフラグはステップS2で「0」に初期設定される。
CPU51はステップS71で保留番号1の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の検出結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号1の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の検出結果が記録されていると判断した場合にはステップS72へ移行し、保留番号1の保留データ格納部111からランダムカウンタMR1を検出する。そして、ステップS73へ移行し、フラグ格納部113の確変フラグがオン状態にセットされているか否かを判断する。この確変フラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、電源投入時には確率変動モードがオフ状態に初期設定される。
CPU51はステップS73でフラグ格納部113の確変フラグがオン状態にセットされていると判断すると、ステップS74で図26の(b)の確変時の大当り判定テーブルからランダムカウンタMR1の検出結果に応じた判定結果を選択し、ステップS76へ移行する。CPU51はステップS73でフラグ格納部113の確変フラグがオフ状態にリセットされていると判断すると、ステップS75で図26の(a)の通常時の大当り判定テーブルからランダムカウンタMR1の検出結果に応じた判定結果を選択し、ステップS76へ移行する。
CPU51はステップS76へ移行すると、ステップS74の判定結果またはステップS75の判定結果が大当りであるか否かを判断する。ここでステップS74の判定結果またはステップS75の判定結果が外れであると判断した場合にはステップS82でフラグ格納部113の大当りフラグをオフ状態にリセットし、ステップS83で特別図柄を「1」に設定する。そして、ステップS80で特別図柄の選択結果を特別図柄格納部112に記録し、ステップS81でフラグ格納部113のプロセスフラグに「1」をセットする。
CPU51はステップS74の判定結果またはステップS75の判定結果が大当りであると判断すると、ステップS76からステップS77へ移行し、フラグ格納部113の大当りフラグをオン状態にセットする。そして、ステップS78でカウンタ格納部115からランダムカウンタMR3の更新結果を検出し、ステップS79で図27の特別図柄選択テーブルからランダムカウンタMR3の検出結果に応じた特別図柄を選択する。次にステップS80で特別図柄の選択結果を特別図柄格納部112に記録し、ステップS81でフラグ格納部113のプロセスフラグに「1」をセットする。
[2−4−2]変動開始時処理
図53はステップS62の変動開始時処理である。この変動開始時処理はフラグ格納部113のプロセスフラグが「1」に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS91でカウンタ格納部115からランダムカウンタMR2の更新結果を検出し、ステップS92で特別図柄格納部112の特別図柄の記録結果を通常大当り図柄「3」および確変大当り図柄「7」のそれぞれと比較する。ここで特別図柄格納部112の特別図柄の記録結果が通常大当り図柄「3」および確変大当り図柄「7」のいずれかであると判断した場合にはステップS93でROM52から図28の(a)の変動開始コマンドテーブル1を検出し、ステップS94で変動開始コマンドテーブル1からランダムカウンタMR2の検出結果に応じた変動開始コマンドを選択する。そして、ステップS95で変動開始コマンドテーブル1から変動開始コマンドの選択結果に応じた変動表示時間を選択し、ステップS96で変動表示時間の選択結果をタイマ格納部114のタイマMT1に初期値としてセットする。
CPU51は特別図柄格納部112の特別図柄の記録結果が外れ図柄「1」である場合にはステップS92で特別図柄格納部112の特別図柄の記録結果が通常大当り図柄「3」および確変大当り図柄「7」のいずれかでもないと判断し、ステップS97でROM52から図28の(b)の変動開始コマンドテーブル2を検出し、ステップS98で変動開始コマンドテーブル2からランダムカウンタMR2の検出結果に応じた変動開始コマンドを選択する。そして、ステップS99で変動開始コマンドテーブル2から変動開始コマンドの選択結果に応じた変動表示時間を選択し、ステップS100で変動表示時間の選択結果をタイマ格納部114のタイマMT1に初期値としてセットする。
CPU51はステップS96またはステップS100でタイマMT1を初期設定すると、ステップS101で演出制御回路70に変動開始コマンドの選択結果を送信する。そして、ステップS102で図柄情報コマンドを設定し、ステップS103で演出制御回路70に図柄情報コマンドの設定結果を送信する。この図柄情報コマンドの設定処理は特別図柄格納部112の特別図柄の記録結果に応じて行われるものであり、特別図柄格納部112に外れ図柄「1」が記録されている場合には図柄情報コマンド9001(h)が設定され、特別図柄格納部112に通常大当り図柄「3」が記録されている場合には図柄情報コマンド9003(h)が設定され、特別図柄格納部112に確変大当り図柄「7」が記録されている場合には図柄情報コマンド9007(h)が設定される。
CPU51はステップS103で図柄情報コマンドの設定結果を送信すると、ステップS104で保留番号1の保留データ格納部111からランダムカウンタMR1の記録結果をクリアし、ステップS105で保留番号2の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号2の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1が記録されていないと判断した場合にはステップS111へ移行し、フラグ格納部113のプロセスフラグに「2」をセットする。
CPU51はステップS105で保留番号2の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1が記録されていると判断すると、ステップS106で保留番号2の保留データ格納部111のランダムカウンタMR1を保留番号1の保留データ格納部111にシフトする。そして、ステップS107へ移行し、保留番号3の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号3の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1が記録されていないと判断した場合にはステップS111へ移行し、フラグ格納部113のプロセスフラグに「2」をセットする。
CPU51はステップS107で保留番号3の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1が記録されていると判断すると、ステップS108で保留番号3の保留データ格納部111のランダムカウンタMR1を保留番号2の保留データ格納部111にシフトする。そして、ステップS109へ移行し、保留番号4の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号4の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1が記録されていないと判断した場合にはステップS111へ移行し、フラグ格納部113のプロセスフラグに「2」をセットする。
CPU51はステップS109で保留番号4の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1が記録されていると判断すると、ステップS110で保留番号4の保留データ格納部111のランダムカウンタMR1を保留番号3の保留データ格納部111にシフトする。そして、ステップS111へ移行し、フラグ格納部113のプロセスフラグに「2」をセットする。即ち、特別図柄遊技が開始される場合には大当りであるか否かを判定することに使用されたランダムカウンタMR1が保留番号1の保留データ格納部111から消去され、残りのランダムカウンタMR1が存在する場合には前段の保留データ格納部111にシフトされる。
[2−4−3]変動処理
図54はステップS63の変動処理である。この変動処理はフラグ格納部113のプロセスフラグが「2」に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS121で特別図柄表示器33のLEDを点滅制御することに基づいて特別図柄表示器33に特別図柄を変動状態で表示し、ステップS122へ移行する。
CPU51はステップS122へ移行すると、タイマ格納部114のタイマMT1から単位値ΔT(=4)を減算することに基づいて特別図柄遊技の残り時間を更新し、ステップS123でタイマ格納部114のタイマMT1の減算結果をROM52に予め記録された限度値「0」と比較する。ここで「MT1=0」であると判断した場合にはステップS124で演出制御回路70に変動停止コマンド8100(h)を送信することに基づいて特別図柄遊技が終了することを通知し、ステップS125でフラグ格納部113のプロセスフラグに「3」をセットする。
[2−4−4]変動停止時処理
図55はステップS64の変動停止時処理である。この変動停止時処理はフラグ格納部113のプロセスフラグが「3」に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS131で特別図柄表示器33の特別図柄の変動表示を停止する。この特別図柄の停止表示は特別図柄格納部112に記録されている特別図柄の設定結果で行われるものであり、外れが判定されている場合には特別図柄の変動表示が「1」で停止し、大当りが判定されている場合には特別図柄の変動表示が「3」および「7」のいずれかで停止する。
CPU51はステップS131で特別図柄の変動表示を停止すると、ステップS132でタイマ格納部114のタイマMT1に待機時間(例えば2×1000msec)をセットし、ステップS133でフラグ格納部113のプロセスフラグに「4」をセットする。この待機時間はROM52に予め記録されたものであり、外れが判定されている状態で特別図柄遊技が保留されている場合には今回の特別図柄遊技が終了してから待機時間が経過した時点で次回の特別図柄遊技が開始され、大当りが判定されている場合には今回の特別図柄遊技が終了してから待機時間が経過した時点で大当り遊技が開始される。
[2−4−5]待機処理
図56はステップS65の待機処理である。この待機処理はフラグ格納部113のプロセスフラグが「4」に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS141でタイマ格納部114のタイマMT1から単位値ΔTを減算することで残り待機時間を更新する。そして、ステップS142でタイマ格納部114のタイマMT1の減算結果を限度値「0」と比較し、「MT1=0」であると判断した場合にはステップS143へ移行する。
CPU51はステップS143へ移行すると、フラグ格納部113の大当りフラグがオン状態にセットされているか否かを判断する。ここでフラグ格納部113の大当りフラグがオフ状態にリセットされていると判断した場合にはステップS151へ移行し、特別図柄格納部112から特別図柄の記録結果を消去する。そして、ステップS152へ移行し、フラグ格納部113のプロセスフラグに「0」をセットする。このプロセスフラグに「0」がセットされた状態では次回のプロセス処理でステップS61の大当り判定処理へ移行し、保留番号1の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1が記録されている場合に大当りであるか否かを確率変動モードの設定状態に応じた確率で判定する。
CPU51はステップS143でフラグ格納部113の大当りフラグがオン状態にセットされていると判断すると、ステップS144でフラグ格納部113の大当りフラグをオフ状態にリセットし、ステップS145でカウンタ格納部115のカウンタMN1に継続回数(4)をセットし、ステップS146でカウンタ格納部115のカウンタMN2に限度個数(10)をセットし、ステップS147でタイマ格納部114のタイマMT1に限度時間(30×1000msec)をセットする。これら継続回数と限度個数と限度時間のそれぞれはROM52に予め記録されたものであり、継続回数は大当り遊技で大当りラウンドを行うことが可能な最大回数に相当し、限度個数は大当りラウンドで特別入賞口27内に入賞することが許容される遊技球の最大個数に相当し、限度時間は大当りラウンドで特別入賞口27を開放しておくことが許容される最大時間に相当する。
CPU51はステップS147でタイマ格納部114のタイマMT1を初期設定すると、ステップS148で演出制御回路70に大当り遊技開始コマンドB000(h)を送信する。そして、ステップS149でフラグ格納部113のプロセスフラグに「5」を設定し、ステップS150で特別入賞口ソレノイド30をオンすることで特別入賞口27を開放する。
[2−4−6]大当り遊技処理
図57はステップS66の大当り遊技処理である。この大当り遊技処理はフラグ格納部113のプロセスフラグが「5」に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS161でタイマ格納部114のタイマMT1から単位値ΔTを減算することで特別入賞口27の残り開放時間を更新し、ステップS162でタイマ格納部114のタイマMT1の減算結果を限度値(0)と比較する。ここで「MT1=0」であると判断した場合にはステップS166へ移行し、特別入賞口ソレイイド30をオフすることで特別入賞口27を閉鎖する。
CPU51はステップS162で「MT1>0」であると判断すると、ステップS163でカウントセンサ31からカウント信号が出力されているか否かを判断する。ここでカウントセンサ31からカウント信号が出力されていると判断した場合にはステップS164へ移行し、カウンタ格納部115のカウンタMN2からROM52に予め記録された単位値(1)を減算することで残り限度個数を更新し、ステップS165へ移行する。
CPU51はステップS165へ移行すると、カウンタ格納部115のカウンタMN2の減算結果を限度値(0)と比較する。ここで「MN2=0」であると判断した場合にはステップS166へ移行し、特別入賞口27を閉鎖する。即ち、特別入賞口27は特別入賞口27内に限度個数(10)の遊技球が入賞または特別入賞口27の開放時間が限度時間(30×1000msec)に到達することで閉鎖される。
CPU51はステップS166で特別入賞口27を閉鎖すると、ステップS167でカウンタ格納部115のカウンタMN1から単位値(1)を減算することで特別入賞口27の残り開放回数を更新し、ステップS168でカウンタ格納部115のカウンタMN1の減算結果を限度値(0)と比較する。ここで「MN1>0」であると判断した場合にはステップS169でカウンタ格納部115のカウンタMN2に限度個数(10)をセットし、ステップS170でタイマ格納部114のタイマMT1に限度時間(30×1000msec)をセットし、ステップS171で特別入賞口27を再び開放する。
CPU51はステップS166で特別入賞口27を4回目に閉鎖すると、ステップS167でカウンタ格納部115のカウンタMN1を限度値に減算し、ステップS168で「MN1=0」であると判断する。そして、ステップS172で演出制御回路70に大当り遊技停止コマンドB100(h)を送信し、ステップS173で特別図柄格納部112に確変大当り図柄「7」が記録されているか否かを判断する。ここで特別図柄格納部112に確変大当り図柄「7」が記録されていると判断した場合にはステップS174でフラグ格納部113の確変フラグをオン状態にセットすることで確率変動モードをオンし、特別図柄格納部112に通常大当り図柄「3」が記録されていると判断した場合にはステップS175でフラグ格納部113の確変フラグをオフ状態にリセットすることで確率変動モードをオフし、いずれの場合にもステップS176で特別図柄格納部112から特別図柄の記録結果をクリアし、ステップS177でフラグ格納部113のプロセスフラグに「0」をセットする。即ち、確率変動モードの設定処理は大当り遊技の終了時に行われるものであり、直前の特別図柄遊技で確変大当り図柄「7」が停止表示された場合にオンされ、直前の特別図柄遊技で通常大当り図柄「3」が停止表示された場合にオフされる。
[11]メイン処理
図58は演出制御回路70のCPU71が電源投入に基づいて実行するメイン処理であり、CPU71は電源が投入された場合にはステップS201でレジスタおよびPIO(パラレル入出力ポート)のそれぞれを初期設定する。そして、ステップS202でRAM73のコマンド格納部121とフラグ格納部122とタイマ格納部123とカウンタ格納部124と確定図柄格納部125と5個のリーチ演出情報格納部131のそれぞれを初期設定し、ステップS203で10msec毎にタイマ割込みが発生するようにCTC(カウンタ/タイマ)を設定する。
CPU71はステップS203でCTCを初期設定すると、ステップS204のカウンタ更新処理でカウンタ格納部124のランダムカウンタSR1〜ランダムカウンタSR7のそれぞれをROM72に予め記録された単位値(1)だけ更新する。これらランダムカウンタSR1〜SR7のそれぞれはステップS202で下限値(0)に初期設定されるものであり、ランダムカウンタSR1は下限値(0)から上限値(249)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、ランダムカウンタSR2は下限値(0)から上限値(162)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、ランダムカウンタSR3は下限値(0)から上限値(72)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、ランダムカウンタSR4は下限値(0)から上限値(999)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、ランダムカウンタSR5は下限値(0)から上限値(730)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、ランダムカウンタSR6は下限値(0)から上限値(890)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、ランダムカウンタSR7は下限値(0)から上限値(1060)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。これら下限値(0)と上限値(249)と上限値(162)と上限値(72)と上限値(999)と上限値(730)と上限値(890)と上限値(1060)のそれぞれはROM72に予め記録されたものである。
[12]外部割込み処理
メイン制御回路50から変動開始コマンドと変動停止コマンドと図柄情報コマンドと保留コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドのそれぞれが送信された場合にはCPU71で外部割込みが発生する。この外部割込みはタイマ割込みとは別に発生するものであり、CPU71は外部割込みが発生することに基づいて割込み禁止状態になる。この外部割込みが発生した場合にはCPU71は変動開始コマンド〜大当り遊技停止コマンドのそれぞれを受信コマンドバッファに格納し、割込み禁止状態を解除する。
[13]タイマ割込み処理
図59はCPU71がタイマ割込みの発生する10msec毎に実行するタイマ割込み処理であり、CPU71はタイマ割込みが発生する毎にステップS211のコマンド処理とステップS212の保留コマンド処理とステップS213の装飾図柄遊技処理とステップS214の大当り遊技処理を当該順序で実行する。
[13−1]コマンド処理
図59のステップS211のコマンド処理は受信コマンドバッファに変動開始コマンドと変動停止コマンドと図柄情報コマンドと保留コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドのそれぞれが記録されているか否かを判断するものであり、受信コマンドバッファに変動開始コマンドが記録されていると判断した場合には変動開始コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトし、受信コマンドバッファに変動停止コマンドが記録されていると判断した場合には変動停止コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトし、受信コマンドバッファに図柄情報コマンドが記録されていると判断した場合には図柄情報コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトし、受信コマンドバッファに保留コマンドが記録されていると判断した場合には保留コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトし、受信コマンドバッファに大当り遊技開始コマンドが記録されていると判断した場合には大当り遊技開始コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトし、受信コマンドバッファに大当り遊技停止コマンドが記録されていると判断した場合には大当り遊技停止コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部121にシフトする。
[13−2]保留コマンド処理
図60はステップS212の保留コマンド処理であり、CPU71はステップS221でコマンド格納部121に保留コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部121に保留コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS222へ移行し、コマンド格納部121から保留コマンドの2バイト目のデータを検出する。そして、ステップS223へ移行し、2バイト目のデータの検出結果が01(h)である場合には表示制御回路80に保留表示コマンド1を送信し、2バイト目のデータの検出結果が02(h)である場合には表示制御回路80に保留表示コマンド2を送信し、2バイト目のデータの検出結果が03(h)である場合には表示制御回路80に保留表示コマンド3を送信し、2バイト目のデータの検出結果が04(h)である場合には表示制御回路80に保留表示コマンド4を送信し、いずれの場合にもステップS224でコマンド格納部121から保留コマンドをクリアする。
表示制御回路80は保留表示コマンド1を受信した場合にはVROMから保留表示コマンド1に応じた画像データを検出し、装飾図柄表示器34の保留領域35内に画像データの検出結果に基づいて1個の保留絵柄36を表示する。表示制御回路80は保留表示コマンド2を受信した場合にはVROMから保留表示コマンド2に応じた画像データを検出し、装飾図柄表示器34の保留領域35内に画像データの検出結果に基づいて2個の保留絵柄36を表示する。表示制御回路80は保留表示コマンド3を受信した場合にはVROMから保留表示コマンド3に応じた画像データを検出し、装飾図柄表示器34の保留領域35内に画像データの検出結果に基づいて3個の保留絵柄36を表示する。表示制御回路80は保留表示コマンド4を受信した場合にはVROMから保留表示コマンド4に応じた画像データを検出し、装飾図柄表示器34の保留領域35内に画像データの検出結果に基づいて4個の保留絵柄36を表示する。即ち、装飾図柄表示器34の保留領域35は特別図柄遊技の保留回数に一致する個数の保留絵柄36が表示される領域であり、遊技者は保留領域35内の保留絵柄36の表示個数から特別図柄遊技の保留回数(=装飾図柄遊技の保留回数)を認識できる。
[13−3]装飾図柄遊技処理
図61はステップS213の装飾図柄遊技処理であり、CPU71はステップS231でコマンド格納部121に変動開始コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部121に変動開始コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS232へ移行し、フラグ格納部122の図柄遊技中フラグをオン状態にセットする。このフラグ格納部122の図柄遊技中フラグはステップS202でオフ状態に初期設定されるものであり、CPU71はステップS232でフラグ格納部122の図柄遊技中フラグをオン状態にセットした場合にはステップS233の遊技開始処理で今回の装飾図柄遊技を開始するための準備処理を行う。
CPU71はステップS234へ移行すると、フラグ格納部122の図柄遊技中フラグがオン状態にセットされているか否かを判断する。ここでフラグ格納部122の図柄遊技中フラグがオン状態にセットされていると判断した場合にはステップS235へ移行し、ROM72に予め記録された単位値ΔT(=10)をタイマ格納部123のタイマST1に加算する。このタイマST1はステップS233の遊技開始処理で初期値「0」にリセットされるものであり、CPU71はステップS235でタイマST1を加算することに基づいて装飾図柄遊技の経過時間を計測する。
CPU71はステップS235でタイマ格納部123のタイマST1を加算すると、ステップS236の遊技中処理で装飾図柄遊技を実行し、ステップS237の予告演出処理でフラグ格納部122の背景予告演出フラグまたはハート予告演出フラグまたはセリフ予告演出フラグまたはカットイン予告演出フラグが「0」以外にセットされていることを条件に予告演出の映像を装飾図柄表示器34に表示し、ステップS238でコマンド格納部121に変動停止コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部121に変動停止コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS239でフラグ格納部122の図柄遊技中フラグをオフ状態にリセットし、ステップS240でコマンド格納部121から変動停止コマンドをクリアし、ステップS241の遊技停止処理で装飾図柄遊技を停止する。
[13−3−1]遊技開始処理
図62はステップS233の遊技開始処理であり、CPU71はステップS251でコマンド格納部121から変動開始コマンドの2バイト目のデータを検出する。そして、ステップS252で図30のプロセスデータテーブルから変動開始コマンドの2バイト目のデータの検出結果に応じたプロセスデータを選択し、ステップS253でタイマ格納部123のタイマST1にROM72に予め記録された初期値(0)をセットする。
CPU71はステップS253でタイマ格納部123のタイマST1を初期設定すると、ステップS254で図32のビデオコマンドテーブルからプロセスデータの選択結果に応じたビデオコマンドを選択し、ステップS255でビデオコマンドの選択結果を表示制御回路80に送信する。この表示制御回路80はビデオコマンドの選択結果を受信した場合には図33のビデオテーブルからビデオコマンドの受信結果に応じたビデオデータを選択し、ビデオデータの選択結果をVRAMに展開する。
CPU71はステップS255でビデオコマンドの選択結果を送信すると、ステップS256でコマンド格納部121から図柄情報コマンドの2バイト目のデータを検出する。そして、ステップS257へ移行し、図柄情報コマンドの2バイト目のデータの検出結果をROM72に予め記録された大当り判定値03(h)および07(h)のそれぞれと比較する。ここで2バイト目のデータの検出結果が大当り判定値03(h)および07(h)のいずれかと同一であると判断した場合にはステップS258の大当り図柄設定処理で装飾図柄を大当りの組合せに設定し、ステップS262で確定図柄格納部125に大当りの組合せの設定結果を記録する。即ち、特別図柄遊技で通常大当り図柄「3」が設定された場合および確変大当り図柄「7」が設定された場合のそれぞれには装飾図柄が大当りの組合せに設定される。
図63はステップS258の大当り図柄設定処理であり、CPU71はステップS271でROM72から図35の(a)の図柄テーブル1を検出する。そして、ステップS272でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR1の更新結果を検出し、ステップS273へ移行する。ここでランダムカウンタSR1の検出結果に応じた図柄要素を図柄テーブル1から選択し、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを共通の図柄要素の選択結果に設定する。例えばランダムカウンタSR1の検出結果が「200」である場合には図柄要素「7」が選択され、各列の図柄要素が「7」に設定されることで装飾図柄が大当りの組合せ「777」に設定され、確定図柄格納部125に装飾図柄が大当りの組合せ「777」で記録される。
CPU71は図62のステップS257で図柄情報コマンドの2バイト目のデータの検出結果が大当り判定値03(h)および07(h)のいずれとも相違していると判断すると、ステップS259で変動開始コマンドの2バイト目のデータの検出結果をROM72に予め記録された完全外れ判定値16(h)と比較する。ここで2バイト目のデータの検出結果が完全外れ判定値16(h)と相違していると判断した場合にはステップS260の外れリーチ図柄設定処理で装飾図柄を外れリーチの組合せに設定し、ステップS262で確定図柄格納部125に外れリーチの組合せの設定結果を記録する。即ち、メイン制御回路50が外れの判定時に変動開始コマンドを「8011(h)」〜「8015(h)」の5種類のいずれかに設定した場合には装飾図柄が外れリーチの組合せに設定される。
図64はステップS260の外れリーチ図柄設定処理であり、CPU71はステップS281でROM72から図35の(a)の図柄テーブル1を検出し、ステップS282でROM72から図35の(b)の図柄テーブル2を検出する。そして、ステップS283でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR1の更新結果を検出し、ステップS284で図柄テーブル1からランダムカウンタSR1の検出結果に応じた図柄要素を選択し、左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれを共通の図柄要素の選択結果に設定する。例えば「SR1=200」である場合には図柄要素「7」が選択され、左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれが共通の「7」に設定される。
CPU71はステップS284で左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれを設定すると、ステップS285でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR2の更新結果を検出し、ステップS286で図柄テーブル2からランダムカウンタSR2の検出結果に応じた図柄要素を選択する。例えば「SR2=50」である場合には図柄要素「3」が選択される。
CPU71はステップS286で中列の図柄要素を選択すると、ステップS287へ移行する。ここで中列の図柄要素の選択結果が左列の図柄要素の設定結果と同一であるか否かを判断し、両者が相違していると判断した場合にはステップS289へ移行し、中列の図柄要素の選択結果を中列の図柄要素に設定する。そして、図62のステップ262へ移行し、確定図柄格納部125に左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を記録する。例えば左列の図柄要素の設定結果および右列の図柄要素の設定結果のそれぞれが「7」で中列の図柄要素の選択結果が「3」である場合には中列の図柄要素「3」が変更されることなく、確定図柄格納部125に装飾図柄が外れリーチの組合せ「737」で記録される。
CPU71は図64のステップS287で中列の図柄要素の選択結果が左列の図柄要素の設定結果と同一であると判断すると、ステップ288で中列の図柄要素の選択結果を次の図柄要素に変更する。そして、ステップS289で中列の図柄要素の変更結果を中列の図柄要素に設定し、図62のステップ262で確定図柄格納部125に左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を記録する。例えば左列の図柄要素の設定結果および中列の図柄要素の選択結果のそれぞれが「8」である場合には中列の図柄要素の選択結果が「8」の次の「1」に変更され、確定図柄格納部125に装飾図柄が外れリーチの組合せ「818」で記録される。
CPU71は図62のステップS259で図柄情報コマンドの2バイト目のデータの検出結果が完全外れ判定値16(h)であると判断すると、ステップS261の完全外れ図柄設定処理で装飾図柄を完全外れの組合せに設定し、ステップS262で確定図柄格納部125に完全外れの組合せの設定結果を記録する。即ち、メイン制御回路50が外れの判定時に変動開始コマンドを「8016(h)」に設定した場合には装飾図柄が完全外れの組合せに設定される。
図65はステップS261の完全外れ図柄設定処理であり、CPU71はステップS291でROM72から図35の(a)の図柄テーブル1を検出し、ステップS292でROM72から図35の(b)の図柄テーブル2を検出し、ステップS293でROM72から図35の(c)の図柄テーブル3を検出する。そして、ステップS294でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR1の更新結果を検出し、ステップS295で図柄テーブル1からランダムカウンタSR1の検出結果に応じた図柄要素を選択して左列の図柄要素に設定する。
CPU71はステップS295で左列の図柄要素を設定すると、ステップS296でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR2の更新結果を検出し、ステップS297で図柄テーブル2からランダムカウンタSR2の検出結果に応じた図柄要素を選択して中列の図柄要素に設定する。そして、ステップS298でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR3の更新結果を検出し、ステップS299で図柄テーブル3からランダムカウンタSR3の検出結果に応じた右列の図柄要素を選択し、ステップS300で左列の図柄要素の設定結果をステップS299の右列の図柄要素の選択結果と比較する。
CPU71はステップS300で右列の図柄要素の選択結果が左列の図柄要素の設定結果と相違していると判断すると、ステップS302で右列の図柄要素の選択結果を右列の図柄要素に設定し、図62のステップ262で左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を確定図柄格納部125に記録する。例えば左列の図柄要素の設定結果が「8」で右列の図柄要素の選択結果が「7」で中列の図柄要素の設定結果が「1」である場合には右列の図柄要素の選択結果「7」が変更されず、確定図柄格納部125に装飾図柄が完全外れの組合せ「817」で記録される。
CPU71はステップS300で右列の図柄要素の選択結果が左列の図柄要素の設定結果と同一であると判断すると、ステップS301で右列の図柄要素の選択結果を次の図柄要素に変更する。そして、ステップS302で右列の図柄要素の変更結果を右列の図柄要素に設定し、図62のステップ262で左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を確定図柄格納部125に記録する。例えば左列の図柄要素の設定結果が「8」で右列の図柄要素の選択結果が「8」で中列の図柄要素の設定結果が「1」である場合には右列の図柄要素の選択結果が「8」の次の「1」に変更され、確定図柄格納部125に装飾図柄が完全外れの組合せ「811」で記録される。
CPU71は図62のステップS262で確定図柄格納部125を設定すると、ステップS263の予告演出判定処理へ移行する。図66はステップS263の予告演出判定処理であり、CPU71はステップS311でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR4の更新結果を検出し、ステップS312で図柄情報コマンドの2バイト目のデータの検出結果が大当り判定値03(h)および07(h)のいずれかと同一であるか否かを判断する。ここで図柄情報コマンドの2バイト目のデータの検出結果が大当り判定値03(h)および07(h)のいずれかと同一であると判断した場合にはステップS313でROM72から図36の(a)の背景予告判定テーブル1を選択し、図柄情報コマンドの2バイト目のデータの検出結果が大当り判定値03(h)および07(h)のいずれとも相違していると判断した場合にはステップS314でROM72から図36の(b)の背景予告判定テーブル2を選択し、いずれの場合にもステップS315へ移行する。
CPU71は背景予告判定テーブル1の選択状態ではステップS315で背景予告判定テーブル1からランダムカウンタSR4の検出結果に応じた判定結果を選択し、背景予告判定テーブル2の選択状態ではステップS315で背景予告判定テーブル2からランダムカウンタSR4の検出結果に応じた判定結果を選択し、いずれの場合にもステップS316へ移行する。ここでROM72から図45の(b)の背景予告演出フラグテーブルを選択し、背景予告演出フラグテーブルから背景予告の判定結果に応じた数値を選択し、フラグ格納部122の背景予告演出フラグに数値の選択結果をセットする。
CPU71はステップS316で背景予告演出フラグを設定すると、ステップS317でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR5の更新結果を検出し、ステップS318で図柄情報コマンドの2バイト目のデータの検出結果が大当り判定値03(h)および07(h)のいずれかと同一であるか否かを判断する。ここで図柄情報コマンドの2バイト目のデータの検出結果が大当り判定値03(h)および07(h)のいずれかと同一であると判断した場合にはステップS319でROM72から図37の(a)のハート予告判定テーブル1を選択し、図柄情報コマンドの2バイト目のデータの検出結果が大当り判定値03(h)および07(h)のいずれとも相違していると判断した場合にはステップS320でROM72から図37の(b)のハート予告判定テーブル2を選択し、いずれの場合にもステップS321へ移行する。
CPU71はハート予告判定テーブル1の選択状態ではステップS321でハート予告判定テーブル1からランダムカウンタSR5の検出結果に応じた判定結果を選択し、ハート予告判定テーブル2の選択状態ではステップS321でハート予告判定テーブル2からランダムカウンタSR5の検出結果に応じた判定結果を選択し、いずれの場合にもステップS322へ移行する。ここでROM72から図45の(c)のハート予告演出フラグテーブルを選択し、ハート予告演出フラグテーブルからステップS321のハート予告の判定結果に応じた数値を選択し、フラグ格納部122のハート予告演出フラグに数値の選択結果をセットする。
CPU71はステップS322でハート予告演出フラグを設定すると、ステップS323でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR6の更新結果を検出し、ステップS324で図柄情報コマンドの2バイト目のデータの検出結果が大当り判定値03(h)および07(h)のいずれかと同一であるか否かを判断する。ここで図柄情報コマンドの2バイト目のデータの検出結果が大当り判定値03(h)および07(h)のいずれかと同一であると判断した場合にはステップS325でROM72から図38の(a)のセリフ予告判定テーブル1を選択し、図柄情報コマンドの2バイト目のデータの検出結果が大当り判定値03(h)および07(h)のいずれとも相違していると判断した場合にはステップS326でROM72から図38の(b)のセリフ予告判定テーブル2を選択し、いずれの場合にもステップS327へ移行する。
CPU71はセリフ予告判定テーブル1の選択状態ではステップS327でセリフ予告判定テーブル1からランダムカウンタSR6の検出結果に応じた判定結果を選択し、セリフ予告判定テーブル2の選択状態ではステップS327でセリフ予告判定テーブル2からランダムカウンタSR6の検出結果に応じた判定結果を選択し、いずれの場合にもステップS328へ移行する。ここでROM72から図45の(d)のセリフ予告演出フラグテーブルを選択し、セリフ予告演出フラグテーブルからステップS327のセリフ予告の判定結果に応じた数値を選択し、フラグ格納部122のセリフ予告演出フラグに数値の選択結果をセットする。
CPU71はステップS328でセリフ予告演出フラグを設定すると、ステップS329でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR7の更新結果を検出し、ステップS330で図柄情報コマンドの2バイト目のデータの検出結果が大当り判定値03(h)および07(h)のいずれかと同一であるか否かを判断する。ここで図柄情報コマンドの2バイト目のデータの検出結果が大当り判定値03(h)および07(h)のいずれかと同一であると判断した場合にはステップS331でROM72から図39の(a)のカットイン予告判定テーブル1を選択し、図柄情報コマンドの2バイト目のデータの検出結果が大当り判定値03(h)および07(h)のいずれとも相違していると判断した場合にはステップS332でROM72から図39の(b)のカットイン予告判定テーブル2を選択し、いずれの場合にもステップS333へ移行する。
CPU71はカットイン予告判定テーブル1の選択状態ではステップS333でカットイン予告判定テーブル1からランダムカウンタSR7の検出結果に応じた判定結果を選択し、カットイン予告判定テーブル2の選択状態ではステップS333でカットイン予告判定テーブル2からランダムカウンタSR7の検出結果に応じた判定結果を選択し、いずれの場合にもステップS334へ移行する。ここでROM72から図45の(e)のカットイン予告演出フラグテーブルを選択し、カットイン予告演出フラグテーブルからステップS333のカットイン予告の判定結果に応じた数値を選択し、フラグ格納部122のカットイン予告演出フラグに数値の選択結果をセットする。
CPU71は図62のステップS263の予告演出判定処理を終えると、ステップS264のリーチ演出情報設定処理へ移行する。図67および図68のそれぞれはステップS264のリーチ演出情報設定処理であり、CPU71は図67のステップS341で変動開始コマンドの2バイト目のデータの検出結果をスーパーリーチ判定値02(h)03(h)04(h)05(h)12(h)13(h)14(h)15(h)のそれぞれと比較する。これら8種類のスーパーリーチ判定値02(h)〜15(h)のそれぞれはROM72に予め記録されたものであり、CPU71は今回の装飾図柄遊技の映像で障子リーチとカードリーチと風呂リーチとプロポーズリーチのいずれかの映像を表示する場合にはステップS341で変動開始コマンドの2バイト目のデータの検出結果が8種類のスーパーリーチ判定値02(h)〜15(h)のいずれかと同一であると判断し、ステップS342へ移行する。
CPU71はステップS342へ移行すると、ROM72から図40の(a)のリーチ情報コマンドテーブルを検出し、リーチ情報コマンドテーブルから変動開始コマンドの2バイト目のデータの検出結果に応じたリーチ情報コマンドを選択する。そして、ステップS343でリーチ情報コマンドの選択結果をリーチ演出情報作業領域132に記録し、ステップS344へ移行する。ここでROM72から図40の(c)の当落情報コマンドテーブルを検出し、当落情報コマンドテーブルから図柄情報コマンドの2バイト目のデータの検出結果に応じた当落情報コマンドを選択する。そして、ステップS345で当落情報コマンドの選択結果をリーチ演出情報作業領域132に記録し、ステップS346へ移行する。
CPU71はステップS346へ移行すると、フラグ格納部122の背景予告演出フラグの設定結果をROM72に予め記録された比較値(0)と比較する。ここで「背景予告演出フラグ>0」であると判断した場合にはステップS347へ移行し、図45の(b)の背景予告演出フラグテーブルからフラグ格納部122の背景予告演出フラグの設定結果に応じた判定結果を選択することで背景予告1〜3のいずれが設定されているかを識別し、図40の(b)の予告情報コマンドテーブルから背景予告1〜3の識別結果に応じた予告情報コマンドを選択する。そして、ステップS348へ移行し、予告情報コマンドの選択結果をリーチ演出情報作業領域132に記録する。例えば背景予告演出フラグの設定結果が「3」である場合には背景予告3が設定されていると識別し、図69の(a)に示すように、リーチ演出情報作業領域132に背景予告3に応じた予告情報コマンドBB03(h)を記録する。
CPU71は図67のステップS349へ移行すると、フラグ格納部122のハート予告演出フラグの設定結果を比較値(0)と比較する。ここで「ハート予告演出フラグ>0」であると判断した場合にはステップS350へ移行し、図45の(c)のハート予告演出フラグテーブルからフラグ格納部122のハート予告演出フラグの設定結果に応じた判定結果を選択することでハート予告1〜3のいずれが設定されているかを識別し、図40の(b)の予告情報コマンドテーブルからハート予告1〜3の識別結果に応じた予告情報コマンドを選択する。そして、ステップS351へ移行し、予告情報コマンドの選択結果をリーチ演出情報作業領域132に記録する。例えばハート予告演出フラグの設定結果が「4」である場合にはハート予告1およびハート予告3が設定されていると識別し、図69の(a)に示すように、リーチ演出情報作業領域132にハート予告1に応じた予告情報コマンドCC01(h)およびハート予告3に応じた予告情報コマンドCC03(h)のそれぞれを記録する。
CPU71は図67のステップS352へ移行すると、フラグ格納部122のセリフ予告演出フラグの設定結果を比較値(0)と比較する。ここで「セリフ予告演出フラグ>0」であると判断した場合にはステップS353へ移行し、図45の(d)のセリフ予告演出フラグテーブルからフラグ格納部122のセリフ予告演出フラグの設定結果に応じた判定結果を選択することでセリフ予告1〜3のいずれが設定されているかを識別し、図40の(b)の予告情報コマンドテーブルからセリフ予告1〜3の識別結果に応じた予告情報コマンドを選択する。そして、ステップS354へ移行し、予告情報コマンドの選択結果をリーチ演出情報作業領域132に記録する。例えばセリフ予告演出フラグの設定結果が「6」である場合にはセリフ予告1とセリフ予告2とセリフ予告3が設定されていると識別し、図69の(a)に示すように、リーチ演出情報作業領域132にセリフ予告1に応じた予告情報コマンドDD01(h)とセリフ予告2に応じた予告情報コマンドDD02(h)とセリフ予告3に応じた予告情報コマンドDD03(h)のそれぞれを記録する。
CPU71は図67のステップS355へ移行すると、フラグ格納部122のカットイン予告演出フラグの設定結果を比較値(0)と比較する。ここで「カットイン予告演出フラグ>0」であると判断した場合にはステップS356へ移行し、図45の(e)のカットイン予告演出フラグテーブルからフラグ格納部122のカットイン予告演出フラグの設定結果に応じた判定結果を選択することでカットイン予告1〜3のいずれが設定されているかを識別し、図40の(b)の予告情報コマンドテーブルからカットイン予告1〜3の識別結果に応じた予告情報コマンドを選択する。そして、ステップS357へ移行し、予告情報コマンドの選択結果をリーチ演出情報作業領域132に記録する。例えばカットイン予告演出フラグの設定結果が「5」である場合にはカットイン予告2およびカットイン予告3が設定されていると識別し、図69の(a)に示すように、リーチ演出情報作業領域132にカットイン予告2に応じた予告情報コマンドEE02(h)およびカットイン予告3に応じた予告情報コマンドEE03(h)のそれぞれを記録する。
CPU71は図67のステップS358へ移行すると、リーチ演出情報作業領域132に3種類以上の予告演出群が記録されているか否かを判断する。この処理はリーチ演出情報作業領域132から予告情報コマンドの記録結果を検出し、予告情報コマンドの検出結果の1バイト目のデータとして何種類のものが存在するかを識別することで行われるものであり、CPU71はリーチ演出情報作業領域132に背景予告用の予告情報コマンドBBXX(h)とハート予告用の予告情報コマンドCCXX(h)とセリフ予告用の予告情報コマンドDDXX(h)とカットイン予告用の予告情報コマンドEEXX(h)のうちの3種類以上が記録されていると判断した場合にはステップS358からステップS359へ移行する。
CPU71はステップS359へ移行すると、リーチ演出情報作業領域132の3種類以上の予告演出群のうちから削除の対象となる予告演出群を選択する。この処理はリーチ演出情報作業領域132から予告情報コマンドの記録結果を検出し、図41の優先順位判定テーブル1から予告情報コマンドの検出結果の1バイト目のデータに応じた優先順位を選択し、優先順位が1番目に高い予告演出群および2番目に高い予告演出群の残りの予告演出群(優先順位の数値が3番目に高い予告演出群および4番目に高い予告演出群)を選択することで行われるものであり、CPU71はステップS359でリーチ演出情報作業領域132から削除の対象となる予告演出群を選択した場合にはステップS360へ移行し、リーチ演出情報作業領域132から削除の対象となる予告演出群の全ての予告情報コマンドをクリアする。例えばリーチ演出情報作業領域132に背景予告群の予告情報コマンドBBXX(h)とハート予告群の予告情報コマンドCCXX(h)とセリフ予告群の予告情報コマンドDDXX(h)とカットイン予告群の予告情報コマンドEEXX(h)が記録されている場合にはカットイン予告群の予告情報コマンドEEXX(h)の優先順位が上から1番目であると判断し、セリフ予告群の予告情報コマンドDDXX(h)の優先順位が上から2番目であると判断し、図69の(a)および(b)に示すように、残りの背景予告群の予告情報コマンドBBXX(h)およびハート予告群の予告情報コマンドCCXX(h)の全てをリーチ演出情報作業領域132からクリアする。
CPU71は図67のステップS361へ移行すると、リーチ演出情報作業領域132に2種類以上のハート予告用の予告情報コマンドが記録されているか否かを判断する。この処理はフラグ格納部122のハート予告演出フラグの設定結果をROM72に予め記録された比較値(4)と比較することで行われるものであり、CPU71はリーチ演出情報作業領域132に2種類以上のハート予告用の予告情報コマンドが記録されている場合にはステップS361で「ハート予告演出フラグ≧4」であると判断してステップS362へ移行し、リーチ演出情報作業領域132のハート予告用の予告情報コマンドのうちから優先順位が最上位のものを選択する。この処理はリーチ演出情報作業領域132からハート予告用の予告情報コマンドCCXX(h)を選択し、予告情報コマンドの選択結果から2バイト目のデータを検出し、図42の(a)の優先順位判定テーブル2−1から2バイト目のデータの検出結果に応じた優先順位を選択し、優先順位が最上位のもの(数値が最も小さなもの)を選択することで行われるものであり、CPU71はステップS362でリーチ演出情報作業領域132から優先順位が最上位のハート予告用の予告情報コマンドを選択した場合にはステップS363へ移行し、リーチ演出情報作業領域132のハート予告用の予告情報コマンドのうちから優先順位が最上位のものを除く残りのものをクリアする。例えばリーチ演出情報作業領域132にハート予告1用の予告情報コマンドCC01(h)およびハート予告3用の予告情報コマンドCC03(h)が記録されている場合にはハート予告3用の予告情報コマンドの優先順位が最上位であると判断し、リーチ演出情報作業領域132からハート予告1用の予告情報コマンドCC01(h)を消去する。
CPU71はステップS364へ移行すると、リーチ演出情報作業領域132に2種類以上のセリフ予告用の予告情報コマンドが記録されているか否かを判断する。この処理はフラグ格納部122のセリフ予告演出フラグの設定結果を比較値(4)と比較することで行われるものであり、CPU71はリーチ演出情報作業領域132に2種類以上のセリフ予告用の予告情報コマンドが記録されている場合にはステップS364で「セリフ予告演出フラグ≧4」であると判断してステップS365へ移行し、リーチ演出情報作業領域132のセリフ予告用の予告情報コマンドのうちから優先順位が最上位のものを選択する。この処理はリーチ演出情報作業領域132からセリフ予告用の予告情報コマンドDDXX(h)を選択し、予告情報コマンドの選択結果から2バイト目のデータを検出し、図42の(b)の優先順位判定テーブル2−2から2バイト目のデータの検出結果に応じた優先順位を選択し、優先順位が最上位のもの(数値が最も小さなもの)を選択することで行われるものであり、CPU71はステップS365でリーチ演出情報作業領域132から優先順位が最上位のセリフ予告用の予告情報コマンドを選択した場合にはステップS366へ移行し、リーチ演出情報作業領域132のセリフ予告用の予告情報コマンドのうちから優先順位が最上位のものを除く残りのものをクリアする。例えばリーチ演出情報作業領域132にセリフ予告1用の予告情報コマンドDD01(h)とセリフ予告2用の予告情報コマンドDD02(h)とセリフ予告3用の予告情報コマンドDD03(h)が記録されている場合にはセリフ予告3用の予告情報コマンドの優先順位が最上位であると判断し、図69の(b)および(c)に示すように、リーチ演出情報作業領域132からセリフ予告1用の予告情報コマンドDD01(h)およびセリフ予告2用の予告情報コマンドDD02(h)のそれぞれを消去する。
CPU71は図67のステップS367へ移行すると、リーチ演出情報作業領域132に2種類以上のカットイン予告用の予告情報コマンドが記録されているか否かを判断する。この処理はフラグ格納部122のカットイン予告演出フラグの設定結果を比較値(4)と比較することで行われるものであり、CPU71はリーチ演出情報作業領域132に2種類以上のカットイン予告用の予告情報コマンドが記録されている場合にはステップS367で「カットイン予告演出フラグ≧4」であると判断してステップS368へ移行し、リーチ演出情報作業領域132のカットイン予告用の予告情報コマンドのうちから優先順位が最上位のものを選択する。この処理はリーチ演出情報作業領域132からカットイン予告用の予告情報コマンドEEXX(h)を選択し、予告情報コマンドの選択結果から2バイト目のデータを検出し、図42の(c)の優先順位判定テーブル2−3から2バイト目のデータの検出結果に応じた優先順位を選択し、優先順位が最上位のもの(数値が最も小さなもの)を選択することで行われるものであり、CPU71はステップS368でリーチ演出情報作業領域132から優先順位が最上位のカットイン予告用の予告情報コマンドを選択した場合にはステップS369へ移行し、リーチ演出情報作業領域132のカットイン予告用の予告情報コマンドのうちから優先順位が最上位のものを除く残りのものをクリアする。例えばリーチ演出情報作業領域132にカットイン予告2用の予告情報コマンドEE02(h)およびカットイン予告3用の予告情報コマンドEE03(h)が記録されている場合には、図69の(c)および(d)に示すように、リーチ演出情報作業領域132からカットイン予告1用の予告情報コマンドEE01(h)をクリアする。
CPU71は図68のステップS370へ移行すると、履歴番号1のリーチ演出情報格納部131から全てのコマンドを消去する。そして、ステップS371へ移行し、履歴番号2のリーチ演出情報格納部131にリーチ情報コマンドが記録されているか否かを判断する。ここで履歴番号2のリーチ演出情報格納部131にリーチ情報コマンドが記録されていないと判断した場合にはステップS372でROM72から履歴番号「1/5」用の履歴番号コマンド0101(h)を選択し、ステップS373でリーチ演出情報作業領域132の全てのコマンドを履歴番号1のリーチ演出情報格納部131にシフトし、履歴番号コマンド0101(h)を履歴番号1のリーチ演出情報格納部131に記録する。
CPU71はステップS371で履歴番号2のリーチ演出情報格納部131にリーチ情報コマンドが記録されていると判断すると、ステップS374で履歴番号2のリーチ演出情報格納部131の全てのコマンドを履歴番号1のリーチ演出情報格納部131にシフトし、ステップS375で履歴番号3のリーチ演出情報格納部131にリーチ情報コマンドが記録されているか否かを判断する。ここで履歴番号3のリーチ演出情報格納部131にリーチ情報コマンドが記録されていないと判断した場合にはステップS376でROM72から履歴番号「2/5」用の履歴番号コマンド0102(h)を選択し、ステップS377でリーチ演出情報作業領域132の全てのコマンドを履歴番号2のリーチ演出情報格納部131にシフトし、履歴番号コマンド0102(h)を履歴番号2のリーチ演出情報格納部131に記録する。
CPU71はステップS375で履歴番号3のリーチ演出情報格納部131にリーチ情報コマンドが記録されていると判断すると、ステップS378で履歴番号3のリーチ演出情報格納部131の全てのコマンドを履歴番号2のリーチ演出情報格納部131にシフトし、ステップS379で履歴番号4のリーチ演出情報格納部131にリーチ情報コマンドが記録されているか否かを判断する。ここで履歴番号4のリーチ演出情報格納部131にリーチ情報コマンドが記録されていないと判断した場合にはステップS380でROM72から履歴番号「3/5」用の履歴番号コマンド0103(h)を選択し、ステップS381でリーチ演出情報作業領域132の全てのコマンドを履歴番号3のリーチ演出情報格納部131にシフトし、履歴番号コマンド0103(h)を履歴番号3のリーチ演出情報格納部131に記録する。
CPU71はステップS379で履歴番号4のリーチ演出情報格納部131にリーチ情報コマンドが記録されていると判断すると、ステップS382で履歴番号4のリーチ演出情報格納部131の全てのコマンドを履歴番号3のリーチ演出情報格納部131にシフトし、ステップS383で履歴番号5のリーチ演出情報格納部131にリーチ情報コマンドが記録されているか否かを判断する。ここで履歴番号5のリーチ演出情報格納部131にリーチ情報コマンドが記録されていないと判断した場合にはステップS384でROM72から履歴番号「4/5」用の履歴番号コマンド0104(h)を選択し、ステップS385でリーチ演出情報作業領域132の全てのコマンドを履歴番号4のリーチ演出情報格納部131にシフトし、履歴番号コマンド0104(h)を履歴番号4のリーチ演出情報格納部131に記録する。
CPU71はステップS383で履歴番号5のリーチ演出情報格納部131にリーチ情報コマンドが記録されていると判断すると、ステップS386で履歴番号5のリーチ演出情報格納部131の全てのコマンドを履歴番号4のリーチ演出情報格納部131にシフトする。そして、ステップS387でROM72から履歴番号「5/5」用の履歴番号コマンド0105(h)を選択し、ステップS388でリーチ演出情報作業領域132の全てのコマンドを履歴番号5のリーチ演出情報格納部131にシフトし、履歴番号コマンド0105(h)を履歴番号5のリーチ演出情報格納部131に記録する。即ち、今回の装飾図柄遊技の映像で障子リーチとカードリーチと風呂リーチとプロポーズリーチのいずれかの映像が表示される場合にはリーチ演出情報作業領域132にリーチ情報コマンドと当落情報コマンドを含むリーチ演出情報が記録され、リーチ演出情報格納部131のリーチ演出情報が前段のリーチ演出情報格納部131にシフトされ、空欄のリーチ演出情報格納部131のうち履歴番号が最も小さなリーチ演出情報格納部131にリーチ演出情報作業領域132のリーチ演出情報がシフトされる。
CPU71は図62のステップS264のリーチ演出情報設定処理を終えると、ステップS265で表示制御回路80に再生開始コマンドを送信し、ステップS266で表示制御回路80に保留絵柄消去コマンドを送信する。この表示制御回路80は再生開始コマンドを受信した場合にはVRAMに展開しているビデオデータの選択結果を再生開始し、装飾図柄表示器34にビデオデータの選択結果に応じた装飾図柄遊技の背景映像を表示開始する。この表示制御回路80は保留絵柄消去コマンドを受信した場合には装飾図柄表示器34の保留領域35内から1個の保留絵柄36を消去するものであり、装飾図柄遊技の映像が表示開始された場合には保留領域35内から1個の保留絵柄36が消去される。
[13−3−2]遊技中処理
図61のステップS236の遊技中処理はタイマ格納部123のタイマST1の加算結果がプロセスデータの選択結果に応じた複数のプロセスタイマ設定値のいずれかに一致しているか否かを判断し、タイマST1の加算結果が複数のプロセスタイマ設定値のいずれかに一致していると判断した場合にはプロセスデータの選択結果からタイマST1の加算結果に応じた表示制御コマンドと音声制御コマンドと電飾制御コマンドのそれぞれを検出し、表示制御回路80に表示制御コマンドの検出結果を送信し、音声制御回路90に音声制御コマンドの検出結果を送信し、電飾制御回路100に電飾制御コマンドの検出結果を送信するものであり、表示制御回路80は装飾図柄表示器34の表示内容を表示制御コマンドの受信結果に基づいて制御し、音声制御回路90は両スピーカ15のそれぞれを音声制御コマンドの受信結果に基づいて制御し、電飾制御回路100は複数の電飾LED17のそれぞれを電飾制御コマンドの受信結果に基づいて制御する。
図30のプロセスデータP01〜P16のそれぞれには全図変動開始コマンドと左列の変動停止コマンドと右列の変動停止コマンドと中列の変動停止コマンドが設定されており、遊技中処理ではプロセスデータP01〜P16のいずれが選択されている場合であってもCPU71から表示制御回路80に全図変動開始コマンドと左列の変動停止コマンドと右列の変動停止コマンドと中列の変動停止コマンドが当該順序で送信される。全図変動開始コマンドは装飾図柄表示器34の左変動領域L内と中変動領域C内と右変動領域R内のそれぞれに図柄要素を変動状態で表示開始することを通知するためのコマンドであり、表示制御回路80は全図変動開始コマンドを受信した場合にはVROMから全図柄変動開始コマンドに応じた画像データを検出し、図70の(a)に示すように、装飾図柄表示器34の左変動領域L内に画像データの検出結果に基づいて左列の図柄要素を変動状態で表示開始し、中変動領域C内に画像データの検出結果に基づいて中列の図柄要素を変動状態で表示開始し、右変動領域R内に画像データの検出結果に基づいて右列の図柄要素を変動状態で表示開始する。これら左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれは装飾図柄遊技用のビデオデータに応じた背景映像の前方に重ねて表示される。
左列の変動停止コマンドは左変動領域L内の図柄要素を変動停止することを通知するためのコマンドであり、CPU71は左列の変動停止コマンドを送信する場合には確定図柄格納部125から左列の図柄要素の設定結果を検出し、表示制御回路80に左列の図柄要素の検出結果を送信する。この表示制御回路80は左列の図柄要素の検出結果および左列の変動停止コマンドの双方を受信した場合には左列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、図70の(b)に示すように、左変動領域L内に左列の図柄要素の受信結果を静止状態で表示する。右列の変動停止コマンドは右変動領域R内の図柄要素を変動停止することを通知するためのコマンドであり、CPU71は右列の変動停止コマンドを送信する場合には確定図柄格納部125から右列の図柄要素の設定結果を検出し、表示制御回路80に右列の図柄要素の検出結果を送信する。この表示制御回路80は右列の図柄要素の検出結果および右列の変動停止コマンドの双方を受信した場合には右列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、図70の(c)に示すように、右変動領域R内に右列の図柄要素の受信結果を静止状態で表示する。
中列の変動停止コマンドは中変動領域C内の図柄要素を変動停止することを通知するためのコマンドであり、CPU71は中列の変動停止コマンドを送信する場合には確定図柄格納部125から中列の図柄要素の設定結果を検出し、表示制御回路80に中列の図柄要素の検出結果を送信する。この表示制御回路80は中列の図柄要素の検出結果および中列の変動停止コマンドの双方を受信した場合には中列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、中変動領域C内に中列の図柄要素の受信結果を静止状態で表示する。この中列の変動停止コマンド用のプロセスタイマ設定値は特別図柄遊技で特別図柄表示器33に特別図柄が停止表示されると同時に中列の図柄要素が変動停止するように予め設定されており、大当り遊技の1回目の大当りラウンドは装飾図柄遊技の映像で装飾図柄が大当りの組合せになった後に開始される。
[13−3−3]予告演出処理
図71はステップS237の予告演出処理であり、CPU71はステップS401でフラグ格納部122の背景予告演出フラグの設定結果を比較値(0)と比較する。ここで「背景予告演出フラグ>0」であると判断した場合にはステップS402へ移行し、プロセスデータの選択結果から全図変動開始コマンド用のプロセスタイマ設定値PT00を検出し、タイマ格納部123のタイマST1の加算結果を全図変動開始コマンド用のプロセスタイマ設定値PT00の検出結果と比較する。ここで「ST1=PT00」であると判断した場合にはステップS403へ移行し、背景予告の設定内容を検出する。この処理は図45の(b)の背景予告演出フラグテーブルからフラグ格納部122の背景予告演出フラグの設定結果に応じた判定結果を選択することで背景予告1〜3のいずれが設定されているかを検出するものであり、CPU71はステップS403で背景予告の設定内容を検出した場合にはステップS404へ移行する。
CPU71はステップS404へ移行すると、背景予告コマンドを設定する。この処理はステップS403の背景予告の設定内容の検出結果に応じて行われるものであり、CPU71はステップS403の検出結果が背景予告1である場合には背景予告コマンド1を設定し、ステップS403の検出結果が背景予告2である場合には背景予告コマンド2を設定し、ステップS403の検出結果が背景予告3である場合には背景予告コマンド3を設定する。
CPU71はステップS404で背景予告コマンドを設定すると、ステップS405で背景予告コマンドの設定結果を表示制御回路80に送信し、ステップS406でフラグ格納部122の背景予告演出フラグに「0」をセットする。この表示制御回路80は背景予告コマンド1を受信した場合にはビデオデータの色彩をROMに予め記録された第1の色彩に設定し、装飾図柄遊技の背景映像を第1の色彩で表示する。この表示制御回路80は背景予告コマンド2を受信した場合にはビデオデータの色彩をROMに予め記録された第2の色彩に設定し、装飾図柄遊技の背景映像を第2の色彩で表示する。この表示制御回路80は背景予告コマンド3を受信した場合にはビデオデータの色彩をROMに予め記録された第3の色彩に設定し、装飾図柄遊技の背景映像を第3の色彩で表示する。
CPU71はステップS407へ移行すると、フラグ格納部122のハート予告演出フラグの設定結果を比較値(0)と比較する。ここで「ハート予告演出フラグ>0」であると判断した場合にはステップS408へ移行し、プロセスデータの選択結果から左列の変動停止コマンド用のプロセスタイマ設定値PT01を検出し、タイマ格納部123のタイマST1の加算結果を左列の変動停止コマンド用のプロセスタイマ設定値PT01の検出結果と比較する。ここで「ST1=PT01」であると判断した場合にはステップS409へ移行し、ハート予告の設定内容を検出する。この処理は図45の(c)のハート予告演出フラグテーブルからフラグ格納部122のハート予告演出フラグの設定結果に応じた判定結果を選択することでハート予告1〜3のいずれが設定されているかを検出するものであり、CPU71はステップS409でハート予告の設定内容を検出した場合にはステップS410へ移行する。
CPU71はステップS410へ移行すると、ハート予告コマンドを設定する。この処理はステップS409のハート予告の設定内容の検出結果に応じて行われるものであり、CPU71はステップS409の検出結果がハート予告1である場合にはハート予告コマンド1を設定し、ステップS409の検出結果がハート予告2である場合にはハート予告コマンド2を設定し、ステップS409の検出結果がハート予告3である場合にはハート予告コマンド3を設定し、ステップS409の検出結果がハート予告1およびハート予告3である場合にはハート予告コマンド13を設定し、ステップS409の検出結果がハート予告2およびハート予告3である場合にはハート予告コマンド23を設定し、ステップS409の検出結果がハート予告1とハート予告2とハート予告3である場合にはハート予告コマンド123を設定する。
CPU71はステップS410でハート予告コマンドを設定すると、ステップS411でハート予告コマンドの設定結果を表示制御回路80に送信し、ステップS412でフラグ格納部122のハート予告演出フラグに「0」をセットする。この表示制御回路80はハート予告コマンド1を受信した場合にはVROMからハート予告コマンド1に応じた画像データを検出し、ハート予告1の映像を画像データの検出結果に基づいて表示する。この表示制御回路80はハート予告コマンド2を受信した場合にはVROMからハート予告コマンド2に応じた画像データを検出し、ハート予告2の映像を画像データの検出結果に基づいて表示する。この表示制御回路80はハート予告コマンド3を受信した場合にはVROMからハート予告コマンド3に応じた画像データを検出し、ハート予告3の映像を画像データの検出結果に基づいて表示する。この表示制御回路80はハート予告コマンド13を受信した場合にはVROMからハート予告コマンド1に応じた画像データおよびハート予告コマンド3に応じた画像データのそれぞれを検出し、ハート予告1の映像およびハート予告3の映像のそれぞれを画像データの検出結果に基づいて順に表示する。この表示制御回路80はハート予告コマンド23を受信した場合にはVROMからハート予告コマンド2に応じた画像データおよびハート予告コマンド3に応じた画像データのそれぞれを検出し、ハート予告2の映像およびハート予告3の映像のそれぞれを画像データの検出結果に基づいて順に表示する。この表示制御回路80はハート予告コマンド123を受信した場合にはVROMからハート予告コマンド1に応じた画像データとハート予告コマンド2に応じた画像データとハート予告コマンド3に応じた画像データのそれぞれを検出し、ハート予告1の映像とハート予告2の映像とハート予告3の映像のそれぞれを画像データの検出結果に基づいて順に表示する。
CPU71はステップS413へ移行すると、フラグ格納部122のセリフ予告演出フラグの設定結果を比較値(0)と比較する。ここで「セリフ予告演出フラグ>0」であると判断した場合にはステップS414へ移行し、プロセスデータの選択結果から右列の変動停止コマンド用のプロセスタイマ設定値PT02を検出し、タイマ格納部123のタイマST1の加算結果を右列の変動停止コマンド用のプロセスタイマ設定値PT02の検出結果と比較する。ここで「ST1=PT02」であると判断した場合にはステップS415へ移行し、セリフ予告の設定内容を検出する。この処理は図45の(d)のセリフ予告演出フラグテーブルからフラグ格納部122のセリフ予告演出フラグの設定結果に応じた判定結果を選択することでセリフ予告1〜3のいずれが設定されているかを検出するものであり、CPU71はステップS415でセリフ予告の設定内容を検出した場合にはステップS416へ移行する。
CPU71はステップS416へ移行すると、セリフ予告コマンドを設定する。この処理はステップS415のセリフ予告の設定内容の検出結果に応じて行われるものであり、CPU71はステップS415の検出結果がセリフ予告1である場合にはセリフ予告コマンド1を設定し、ステップS415の検出結果がセリフ予告2である場合にはセリフ予告コマンド2を設定し、ステップS415の検出結果がセリフ予告3である場合にはセリフ予告コマンド3を設定し、ステップS415の検出結果がセリフ予告1およびセリフ予告3である場合にはセリフ予告コマンド13を設定し、ステップS415の検出結果がセリフ予告2およびセリフ予告3である場合にはセリフ予告コマンド23を設定し、ステップS415の検出結果がセリフ予告1とセリフ予告2とセリフ予告3である場合にはセリフ予告コマンド123を設定する。
CPU71はステップS416でセリフ予告コマンドを設定すると、ステップS417でセリフ予告コマンドの設定結果を表示制御回路80に送信し、ステップS418でフラグ格納部122のセリフ予告演出フラグに「0」をセットする。この表示制御回路80はセリフ予告コマンド1を受信した場合にはVROMからセリフ予告コマンド1に応じた画像データを検出し、セリフ予告1の映像を画像データの検出結果に基づいて表示する。この表示制御回路80はセリフ予告コマンド2を受信した場合にはVROMからセリフ予告コマンド2に応じた画像データを検出し、セリフ予告2の映像を画像データの検出結果に基づいて表示する。この表示制御回路80はセリフ予告コマンド3を受信した場合にはVROMからセリフ予告コマンド3に応じた画像データを検出し、セリフ予告3の映像を画像データの検出結果に基づいて表示する。この表示制御回路80はセリフ予告コマンド13を受信した場合にはVROMからセリフ予告コマンド1に応じた画像データおよびセリフ予告コマンド3に応じた画像データのそれぞれを検出し、セリフ予告1の映像およびセリフ予告3の映像のそれぞれを画像データの検出結果に基づいて順に表示する。この表示制御回路80はセリフ予告コマンド23を受信した場合にはVROMからセリフ予告コマンド2に応じた画像データおよびセリフ予告コマンド3に応じた画像データのそれぞれを検出し、セリフ予告2の映像およびセリフ予告3の映像のそれぞれを画像データの検出結果に基づいて順に表示する。この表示制御回路80はセリフ予告コマンド123を受信した場合にはVROMからセリフ予告コマンド1に応じた画像データとセリフ予告コマンド2に応じた画像データとセリフ予告コマンド3に応じた画像データのそれぞれを検出し、セリフ予告1の映像とセリフ予告2の映像とセリフ予告3の映像のそれぞれを画像データの検出結果に基づいて順に表示する。
CPU71はステップS419へ移行すると、フラグ格納部122のカットイン予告演出フラグの設定結果を比較値(0)と比較する。ここで「カットイン予告演出フラグ>0」であると判断した場合にはステップS420へ移行し、プロセスデータの選択結果から右列の変動停止コマンド用のプロセスタイマ設定値PT02および中列の変動停止コマンド用のプロセスタイマ設定値PT03のそれぞれを検出する。そして、プロセスタイマ設定値PT02の検出結果およびプロセスタイマ設定値PT03の検出結果から予告演出開始時間「(PT03−PT02)/2」を演算し、タイマ格納部123のタイマST1の加算結果を予告演出開始時間の演算結果と比較する。ここで「ST1=予告演出開始時間」であると判断した場合にはステップS421へ移行し、カットイン予告の設定内容を検出する。この処理は図45の(e)のカットイン予告演出フラグテーブルからフラグ格納部122のカットイン予告演出フラグの設定結果に応じた判定結果を選択することでカットイン予告1〜3のいずれが設定されているかを検出するものであり、CPU71はステップS421でカットイン予告の設定内容を検出した場合にはステップS422へ移行する。
CPU71はステップS422へ移行すると、カットイン予告コマンドを設定する。この処理はステップS421のカットイン予告の設定内容の検出結果に応じて行われるものであり、CPU71はステップS421の検出結果がカットイン予告1である場合にはカットイン予告コマンド1を設定し、ステップS421の検出結果がカットイン予告2である場合にはカットイン予告コマンド2を設定し、ステップS421の検出結果がカットイン予告3である場合にはカットイン予告コマンド3を設定し、ステップS421の検出結果がカットイン予告1およびカットイン予告3である場合にはカットイン予告コマンド13を設定し、ステップS421の検出結果がカットイン予告2およびカットイン予告3である場合にはカットイン予告コマンド23を設定し、ステップS421の検出結果がカットイン予告1とカットイン予告2とカットイン予告3である場合にはカットイン予告コマンド123を設定する。
CPU71はステップS422でカットイン予告コマンドを設定すると、ステップS423でカットイン予告コマンドの設定結果を表示制御回路80に送信し、ステップS424でフラグ格納部122のカットイン予告演出フラグに「0」をセットする。この表示制御回路80はカットイン予告コマンド1を受信した場合にはVROMからカットイン予告コマンド1に応じた画像データを検出し、カットイン予告1の映像を画像データの検出結果に基づいて表示する。この表示制御回路80はカットイン予告コマンド2を受信した場合にはVROMからカットイン予告コマンド2に応じた画像データを検出し、カットイン予告2の映像を画像データの検出結果に基づいて表示する。この表示制御回路80はカットイン予告コマンド3を受信した場合にはVROMからカットイン予告コマンド3に応じた画像データを検出し、カットイン予告3の映像を画像データの検出結果に基づいて表示する。この表示制御回路80はカットイン予告コマンド13を受信した場合にはVROMからカットイン予告コマンド1に応じた画像データおよびカットイン予告コマンド3に応じた画像データのそれぞれを検出し、カットイン予告1の映像およびカットイン予告3の映像のそれぞれを画像データの検出結果に基づいて順に表示する。この表示制御回路80はカットイン予告コマンド23を受信した場合にはVROMからカットイン予告コマンド2に応じた画像データおよびカットイン予告コマンド3に応じた画像データのそれぞれを検出し、カットイン予告2の映像およびカットイン予告3の映像のそれぞれを画像データの検出結果に基づいて順に表示する。この表示制御回路80はカットイン予告コマンド123を受信した場合にはVROMからカットイン予告コマンド1に応じた画像データとカットイン予告コマンド2に応じた画像データとカットイン予告コマンド3に応じた画像データのそれぞれを検出し、カットイン予告1の映像とカットイン予告2の映像とカットイン予告3の映像のそれぞれを画像データの検出結果に基づいて順に表示する。
[13−3−4]遊技停止処理
図72はステップS241の遊技停止処理であり、CPU71はステップS431で表示制御回路80に再生停止コマンドを送信する。この表示制御回路80は再生停止コマンドを受信した場合にはビデオデータの再生処理を停止し、次回の装飾図柄遊技で全図変動開始コマンドを受信するまで装飾図柄表示器34に左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを静止状態で継続的に表示する。
CPU71はステップS431で再生停止コマンドを送信すると、ステップS432で確定図柄格納部125から左列の図柄要素の設定結果と中列の図柄要素の設定結果と右列の図柄要素の設定結果のそれぞれをクリアし、ステップS433でコマンド格納部121から変動開始コマンドの記録結果をクリアする。そして、ステップS434でコマンド格納部121から図柄情報コマンドの2バイト目のデータを検出し、2バイト目のデータの検出結果を外れ判定値01(h)と比較する。ここで2バイト目のデータの検出結果が外れ判定値と同一であると判断した場合にはステップS435へ移行し、コマンド格納部121から図柄情報コマンドの記録結果をクリアする。
CPU71はステップS434で2バイト目のデータの検出結果が外れ判定値と相違していると判断すると、ステップS436で2バイト目のデータの検出結果をROM72に予め記録された確変判定値07(h)と比較する。ここで2バイト目のデータの検出結果が確変判定値と同一であると判断した場合にはステップS437でフラグ格納部122の確変中フラグをオン状態にセットし、2バイト目のデータの検出結果が確変判定値と相違していると判断した場合にはステップS438でフラグ格納部122の確変中フラグをオフ状態にリセットし、いずれの場合にもステップS439でコマンド格納部121から図柄情報コマンドの記録結果をクリアし、ステップS440でカウンタ格納部124のカウンタSN1に初期値(0)をセットする。
[13−4]大当り遊技処理
図73はステップS214の大当り遊技処理であり、CPU71はステップS441でコマンド格納部121に大当り遊技開始コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部121に大当り遊技開始コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS442でコマンド格納部121から大当り遊技開始コマンドをクリアし、ステップS443でフラグ格納部122の大当り遊技中フラグをオン状態にセットする。そして、ステップS444でROM72から大当り遊技演出用のビデオコマンドを選択し、ステップS445で表示制御回路80にビデオコマンドの選択結果を送信し、ステップS446で表示制御回路80に再生開始コマンドを送信する。この表示制御回路80は大当り遊技演出用のビデオコマンドを受信した場合にはVROMからビデオコマンドの受信結果に応じたビデオデータを選択し、再生開始コマンドを受信した場合にはビデオデータの選択結果を再生開始することで装飾図柄表示器34に大当り遊技演出の映像を表示開始する。
CPU71はステップS446で表示制御回路80に再生開始コマンドを送信すると、ステップS447でフラグ格納部122の確変中フラグがオン状態にセットされているか否かを判断する。ここでフラグ格納部122の確変中フラグがオン状態にセットされていると判断した場合にはステップS448へ移行し、表示制御回路80に確変報知コマンドを送信する。この表示制御回路80は確変報知コマンドを受信した場合にはVROMから確変報知コマンドに応じた画像データを検出し、画像データの検出結果に基づいて装飾図柄表示器34に確変報知絵柄49を表示する。この確変報知絵柄49は、図74に示すように、「確変ゲット!!ボタンを押してリーチ履歴をチェックするのだ」のメッセージからなるものであり、遊技者は確変報知絵柄49が表示されることで確率変動モードがオンされることを認識でき、アップキー5およびダウンキー6のそれぞれを操作することでリーチ履歴をチェックできることを認識できる。
CPU71は図73のステップS449へ移行すると、フラグ格納部122の大当り遊技中フラグがオン状態にセットされているか否かを判断する。ここでフラグ格納部122の大当り遊技中フラグがオン状態にセットされていると判断した場合にはステップS450へ移行し、フラグ格納部122の確変中フラグがオン状態にセットされているか否かを判断する。ここでフラグ格納部122の確変中フラグがオン状態にセットされていると判断した場合にはステップS451のリーチ演出情報更新処理へ移行し、装飾図柄表示器34のリーチ演出情報領域40内にリーチ演出情報の映像をアップキー5およびダウンキー6のそれぞれの操作内容に応じた内容で表示する。
CPU71はステップS452へ移行すると、フラグ格納部122に大当り遊技停止コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部122に大当り遊技停止コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS453へ移行し、フラグ格納部122から大当り遊技停止コマンドをクリアする。そして、ステップS454でフラグ格納部122の大当り遊技中フラグをオフ状態にリセットし、ステップS455で表示制御回路80に再生停止コマンドを送信する。この表示制御回路80は再生停止コマンドを受信した場合には大当り遊技演出用のビデオデータの再生処理を終え、大当り遊技演出の映像を停止する。
CPU71はステップS455で表示制御回路80に再生停止コマンドを送信すると、ステップS456でフラグ格納部122の確変中フラグがオン状態にセットされているか否かを判断する。ここでフラグ格納部122の確変中フラグがオン状態にセットされていると判断した場合にはステップS457へ移行し、表示制御回路80にリーチ演出情報消去コマンドを送信する。この表示制御回路80はリーチ演出情報消去コマンドを受信した場合にはリーチ演出情報領域40内の全ての映像および確変報知絵柄49のそれぞれを消去し、リーチ演出情報の映像の表示を終える。
図75はステップS451のリーチ演出情報更新処理であり、CPU71はステップS461でアップスイッチ74がオンされているか否かを判断する。ここでアップスイッチ74がオンされていると判断した場合にはステップS462へ移行し、カウンタ格納部124のカウンタSN1の計測結果をROM72に予め記録された上限値(5)と比較する。ここで「SN1=5」であると判断した場合にはステップS463でカウンタ格納部124のカウンタSN1にROM72に予め記録された下限値(1)をセットし、「SN1<5」であると判断した場合にはステップS464でカウンタ格納部124のカウンタSN1にROM72に予め記録された単位値(1)を加算する。即ち、カウンタSN1は特別図柄遊技で確変大当り図柄「7」が停止表示された直後の大当り遊技中にアップキー5が操作されることで「1」「2」「3」「4」「5」「1」・・・の順序で循環的に更新される。
CPU71はステップS461でアップスイッチ74がオンされていないと判断すると、ステップS465でダウンスイッチ75がオンされているか否かを判断する。ここでダウンスイッチ75がオンされていると判断した場合にはステップS466へ移行し、カウンタ格納部124のカウンタSN1の計測結果を下限値(1)と比較する。ここで「SN1=1」であると判断した場合にはステップS467でカウンタ格納部124のカウンタSN1に上限値(5)をセットし、「SN1>1」であると判断した場合にはステップS468でカウンタ格納部124のカウンタSN1から単位値(1)を減算する。即ち、カウンタSN1は特別図柄遊技で確変大当り図柄「7」が停止表示された直後の大当り遊技中にダウンキー6が操作されることで「5」「4」「3」「2」「1」「5」・・・の順序で循環的に更新される。
CPU71はステップS463またはステップS464またはステップS467またはステップS468でカウンタ格納部124のカウンタSN1を更新すると、ステップS469へ移行する。ここで図45のリーチ演出情報選択テーブルからカウンタ格納部124のカウンタSN1の更新結果に応じた履歴番号を選択し、履歴番号1のリーチ演出情報格納部131〜履歴番号5のリーチ演出情報格納部131のうち履歴番号の選択結果に応じたものにリーチ情報コマンドが記録されているか否かを判断する。ここで履歴番号の選択結果に応じたリーチ演出情報格納部131にリーチ情報コマンドが記録されていないと判断した場合にはステップS470へ移行し、表示制御回路80に全ブランク表示コマンドを送信する。この表示制御回路80は全ブランク表示コマンドを受信した場合にはVROMから全ブランク表示コマンドに応じた画像データを検出し、装飾図柄表示器34のリーチ演出情報領域40内に画像データの検出結果に基づいてリーチ演出情報の映像を表示する。図76は表示制御回路80が全ブランク表示コマンドを受信することに基づいて装飾図柄表示器34のリーチ演出情報領域40内に表示するリーチ演出情報の映像であり、全ブランク表示コマンドを受信した場合にはリーチ演出情報領域40の履歴番号領域41内と当落情報領域42内とリーチ演出情報領域43内のそれぞれに「−」の1個のブランク絵柄49aを表示し、予告情報領域44内に「−」の2個のブランク絵柄49aを表示する。
CPU71は図75のステップS469で履歴番号の選択結果に応じたリーチ演出情報格納部131にリーチ情報コマンドが記録されていると判断すると、ステップS471で履歴番号の選択結果に応じたリーチ演出情報格納部131から履歴番号コマンドを検出し、ステップS472で履歴番号コマンドの検出結果を表示制御回路80に送信する。そして、ステップS473で履歴番号の選択結果に応じたリーチ演出情報格納部131から当落情報コマンドを検出し、ステップS474で当落情報コマンドの検出結果を表示制御回路80に送信する。次にステップS475で履歴番号の選択結果に応じたリーチ演出情報格納部131からリーチ情報コマンドを検出し、ステップS476でリーチ情報コマンドの検出結果を表示制御回路80に送信する。この表示制御回路80は履歴番号コマンドを受信した場合には図46の画像データテーブルから履歴番号コマンドの受信結果に応じた画像データを選択し、当落情報コマンドを受信した場合には図46の画像データテーブルから当落情報コマンドの受信結果に応じた画像データを選択し、リーチ情報コマンドを受信した場合には図46の画像データテーブルからリーチ情報コマンドの受信結果に応じた画像データを選択する。
CPU71は図75のステップS476でリーチ情報コマンドの検出結果を送信すると、ステップS477で履歴番号の選択結果に応じたリーチ演出情報格納部131に予告情報コマンドが記録されているか否かを判断する。ここで履歴番号の選択結果に応じたリーチ演出情報格納部131に予告情報コマンドが記録されていないと判断した場合にはステップS478へ移行し、表示制御回路80にブランクコマンドを送信する。この表示制御回路80はブランクコマンドを受信した場合には図46の画像データテーブルからブランクコマンドに応じた画像データを選択する。
CPU71は図75のステップS477で履歴番号の選択結果に応じたリーチ演出情報格納部131に予告情報コマンドが記録されていると判断すると、ステップS479で履歴番号の選択結果に応じたリーチ演出情報格納部131から予告情報コマンドを検出する。このリーチ演出情報格納部131は最大で2種類の予告情報コマンドが記録されるものであり、CPU71は履歴番号の選択結果に応じたリーチ演出情報格納部131に2種類の予告情報コマンドが記録されている場合には履歴番号の選択結果に応じたリーチ演出情報格納部131から2種類の予告情報コマンドのそれぞれを検出し、履歴番号の選択結果に応じたリーチ演出情報格納部131に1種類の予告情報コマンドが記録されている場合には履歴番号の選択結果に応じたリーチ演出情報格納部131から1種類の予告情報コマンドを検出する。
CPU71はステップS479で履歴番号の選択結果に応じたリーチ演出情報格納部131から2種類の予告情報コマンドを検出した場合にはステップS480で2種類の予告情報コマンドの検出結果のそれぞれを表示制御回路80に送信し、ステップS479で履歴番号の選択結果に応じたリーチ演出情報格納部131から1種類の予告情報コマンドを検出した場合にはステップS480で1種類の予告情報コマンドの検出結果を表示制御回路80に送信する。この表示制御回路80は2種類の予告情報コマンドを受信した場合には図46の画像データテーブルから2種類の予告情報コマンドの受信結果のそれぞれに応じた画像データを選択し、1種類の予告情報コマンドを受信した場合には図46の画像データテーブルから1種類の予告情報コマンドの受信結果に応じた画像データを選択する。
CPU71は図75のステップS481へ移行すると、表示制御回路80にリーチ演出情報表示コマンドを受信する。この表示制御回路80はリーチ演出情報表示コマンドを受信した場合には装飾図柄表示器34の履歴番号領域41内と当落情報領域42内とリーチ演出情報領域43内と予告演出情報領域44内のそれぞれから映像を消去し、図77に示すように、履歴番号領域41内に履歴番号コマンドの受信結果に応じた画像データに基づいて1個の履歴番号絵柄45を表示し、当落情報領域42内に当落情報コマンドの受信結果に応じた画像データに基づいて1個の当落情報絵柄46を表示し、リーチ演出情報領域43内にリーチ情報コマンドの受信結果に応じた画像データに基づいて1個のリーチ演出情報絵柄47を表示する。予告演出情報領域44は最大で2個の予告演出情報絵柄48が表示される領域であり、表示制御回路80は2種類の予告情報コマンドを受信した場合には、図77に示すように、2種類の予告情報コマンドのそれぞれの受信結果に応じた画像データに基づいて予告演出情報領域44内に2個の予告演出情報絵柄48を表示し、1種類の予告情報コマンドを受信した場合には、図79に示すように、1種類の予告情報コマンドの受信結果に応じた画像データに基づいて予告演出情報領域44内に1個の予告演出情報絵柄48を表示し、ブランクコマンドを受信した場合には、図81に示すように、ブランクコマンドの受信結果に応じた画像データに基づいて予告演出情報領域44内に2個のブランク絵柄49aを表示する。
遊技者が大当り遊技中に確変報知絵柄49を認識してアップキー5またはダウンキー6を操作した場合にはアップキー5またはダウンキー6の操作内容に応じてカウンタSN1が更新され、履歴番号1の予告演出情報格納部131〜履歴番号5の予告演出情報格納部131のうちカウンタSN1の更新結果に応じたものからコマンドが検出され、装飾図柄表示器34のリーチ演出情報領域40内にコマンドの検出結果に応じたリーチ演出情報の映像が表示される。このリーチ演出情報の映像の表示状態で遊技者がアップキー5またはダウンキー6を操作した場合にはアップキー5またはダウンキー6の操作内容に応じてカウンタSN1が再び更新され、履歴番号1の予告演出情報格納部131〜履歴番号5の予告演出情報格納部131のうちカウンタSN1の更新結果に応じたものからコマンドが検出され、リーチ演出情報の映像がコマンドの検出結果に応じたものに変更される。
図77は図44の履歴番号1の予告演出情報格納部131内のコマンドに応じて表示されるリーチ演出情報の映像であり、図77のリーチ演出情報の映像は「SN1=1」である場合に表示される。図78は図44の履歴番号2の予告演出情報格納部131内のコマンドに応じて表示されるリーチ演出情報の映像であり、図78のリーチ演出情報の映像は「SN1=2」である場合に表示される。図79は図44の履歴番号3の予告演出情報格納部131内のコマンドに応じて表示されるリーチ演出情報の映像であり、図79のリーチ演出情報の映像は「SN1=3」である場合に表示される。図80は図44の履歴番号4の予告演出情報格納部131内のコマンドに応じて表示されるリーチ演出情報の映像であり、図80のリーチ演出情報の映像は「SN1=4」である場合に表示される。図81は図44の履歴番号5の予告演出情報格納部131内のコマンドに応じて表示されるリーチ演出情報の映像であり、図81のリーチ演出情報の映像は「SN1=5」である場合に表示される。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
背景予告演出フラグとハート予告演出フラグとセリフ予告演出フラグとカットイン予告演出フラグのそれぞれが設定された場合には図40の(b)の予告情報コマンドテーブルから背景予告演出フラグの設定結果〜カットイン予告演出フラグの設定結果に応じた全ての予告情報コマンドが選択される。この予告情報コマンドが選択された場合には予告情報コマンドの選択結果がリーチ演出情報作業領域132内に記録され、群数および演出数のそれぞれが判別される。群数とは背景予告群とハート予告群とセリフ予告群とカットイン予告群のうちの何種類から予告演出が選択されたかを示すものであり、群数が判別された場合には群数の判別結果が背景予告群〜カットイン予告群の総数「4」以下の「3」以上であるか否かが判断される。この群数の判別結果が「3」以上であると判断された場合には図41の優先順位判定テーブル1からリーチ演出情報作業領域132内の予告情報コマンドに応じた優先順位が選択され、リーチ演出情報作業領域132内の予告情報コマンドが優先順位の数値が大きいものから順に群単位で消去されることでリーチ演出情報作業領域132内に「2(=3−1)」種の群について予告情報コマンドが残される。
演出数とはハート予告群のうちから何種類の予告演出が選択されたかを示すものであり、ハート予告群の演出数が判別された場合には演出数の判別結果がハート予告群のうちの予告演出の総数「3」以下の「2」以上であるか否かが判断される。このハート予告群の演出数の判別結果が「2」以上であると判断された場合には図42の(a)の優先順位判定テーブル2−1からリーチ演出情報作業領域132内のハート予告群の予告情報コマンドに応じた優先順位が選択され、リーチ演出情報作業領域132内のハート予告群の予告情報コマンドが優先順位の数値の大きいものから順に消去されることでリーチ演出情報作業領域132内に「1(=2−1)」種のハート予告群の予告情報コマンドが残される。これら演出数に関する一連の処理は背景予告群を除くハート予告群とセリフ予告群とカットイン予告群のそれぞれについて行われるものであり、リーチ演出情報作業領域132内には「2×1」種類を限度に予告情報コマンドが残される。
リーチ演出情報作業領域132内に予告情報コマンドが記録された場合にはリーチ演出情報作業領域132内の予告情報コマンドが5個のリーチ演出情報格納部131のいずれかに移される。この処理はリーチ演出情報作業領域132内から予告情報コマンドが消去された場合にはリーチ演出情報作業領域132内に残された予告情報コマンドに対して行われるものであり、遊技者がアップキー5またはダウンキー6を操作した場合には5個のリーチ演出情報格納部131のうちからアップキー5またはダウンキー6の操作内容に応じたものが選択される。このリーチ演出情報格納部131内に予告情報コマンドが記録されている場合にはリーチ演出情報格納部131内から予告情報コマンドが検出され、予告情報コマンドの検出結果に応じた予告演出情報絵柄48が装飾図柄表示器34に表示される。このため、遊技者はアップキー5またはダウンキー6を操作して予告情報コマンドの検出先を5個のリーチ演出情報格納部131のうちで変更し、装飾図柄表示器34の予告演出情報絵柄48の映像を順に変更することで過去の装飾図柄遊技中に表示された予告演出の映像の履歴を認識できる。