パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前面および後面のそれぞれが開口する四角筒状をなすものであり、外枠1には外枠1の前方に位置して内枠2が装着されている。この内枠2には横長な長方形状の上皿板3が装着されており、上皿板3には上皿4が固定されている。この上皿4は賞品として払出される遊技球を受けるものであり、上面が開口する容器状をなしている。内枠2には上皿板3の下方に位置して横長な長方形状の下皿板5が装着されており、下皿板5には下皿6が固定されている。この下皿6は上皿4内から溢れた遊技球を受けるものであり、上面が開口する容器状をなしている。
下皿板5の右端部には、図1に示すように、ハンドル台7が固定されており、ハンドル台7には発射ハンドル8が装着されている。この発射ハンドル8は遊技者が前方から手指で操作するものであり、前後方向へ指向する軸を中心に回動可能にされている。内枠2には上皿4の後方に位置して発射ソレノイドが固定されており、発射ソレノイドの出力軸には打球槌9が連結されている。この発射ソレノイドは打球槌9の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル8が予め決められた発射停止位置から時計回り方向へ回動操作された状態では発射ソレノイドに駆動電源が与えられ、打球槌9が駆動することで上皿4内の遊技球を上皿4内から弾き出す。
内枠2には、図1に示すように、上皿板3の上方に位置して前枠10が装着されている。この前枠10は内枠2の前方に配置されたものであり、前枠10には円形状の透明なガラス窓11が固定されている。この前枠10の左上隅部および右上隅部のそれぞれにはスピーカカバー12が固定されている。これら両スピーカカバー12のそれぞれは網状をなすものであり、両スピーカカバー12のそれぞれの後方にはスピーカ13が配置されている。これら両スピーカ13のそれぞれは前枠10に固定されたものであり、両スピーカ13のそれぞれが再生する効果音は前方のスピーカカバー12を通して放出される。前枠10には両スピーカカバー12のそれぞれの下方に位置して2個のランプカバー14が固定されている。これら合計4個のランプカバー14のそれぞれは有色透明なものであり、4個のランプカバー14のそれぞれの後方には複数の電飾LED15(図3参照)が配置されている。これら複数の電飾LED15のそれぞれは前枠10に固定されたものであり、4個のランプカバー14のそれぞれは後方の電飾LED15が点灯することで後方から照明される。
内枠2には、図2に示すように、垂直な板状の遊技盤16が装着されている。この遊技盤16は前枠10の後方に配置されたものであり、前枠10のガラス窓11は遊技盤16を前方から視覚的に認識可能に覆っている。この遊技盤16には外レール17と内レール18と球止めゴム19が固定されている。これら外レール17〜球止めゴム19のそれぞれは遊技盤16の前方に配置されたものであり、外レール17および内レール18のそれぞれは円弧状の金属板から構成され、球止めゴム19は外レール17および内レール18相互間の隙間を塞ぐゴムから構成されている。
遊技盤16には、図2に示すように、発射通路20および遊技領域21が形成されている。発射通路20は外レール17および内レール18相互間に位置する円弧状の隙間を称するものであり、遊技領域21は外レール17と内レール18と球止めゴム19で囲まれた領域のうち発射通路20を除く残りの円形状の領域を称するものであり、打球槌9が弾いた遊技球は発射通路20を通して遊技領域21内に放出される。この遊技領域21内には複数の障害釘22が固定されており、発射通路20から遊技領域21内に放出された遊技球は障害釘22に当りながら遊技領域21内を落下する。
遊技盤16には、図2に示すように、遊技領域21内に位置して始動口23が固定されている。この始動口23は遊技領域21内を転動する遊技球が入賞可能なものであり、上面が開口するポケット状をなしている。この始動口23内には始動口センサ24(図3参照)が固定されている。この始動口センサ24は検出領域内に金属物が進入することで発振状態が変化する近接スイッチからなるものであり、遊技球が始動口23内に入賞した場合には始動口センサ24の発振状態が変化することで始動口センサ24から始動信号が出力される。
遊技盤16には、図2に示すように、遊技領域21内に位置して特別入賞口25が固定されている。この特別入賞口25は前面が開口する横長な箱状をなすものであり、特別入賞口25には扉26が水平な軸27を中心に回動可能に装着されている。この扉26は特別入賞口ソレノイド28(図3参照)の出力軸に連結されており、特別入賞口ソレノイド28の電気的なオフ状態で垂直な閉鎖状態になることで特別入賞口25の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖する。この扉26は特別入賞口ソレノイド28の電気的なオン状態で前方へ水平に倒れた開放状態に軸27を中心に回動するものであり、扉26の開放状態では遊技領域21内を転動する遊技球が扉26に乗って特別入賞口25内に入賞することが許容される。この特別入賞口25内には特別入賞口センサ29(図3参照)が固定されている。この特別入賞口センサ29は近接スイッチからなるものであり、遊技球が特別入賞口25内に入賞した場合に特別入賞信号を出力する。
遊技盤16には、図2に示すように、遊技領域21内に位置して表示台枠30が固定されており、表示台枠30には特別図柄表示器31が固定されている。この特別図柄表示器31はLED表示器からなるものであり、遊技球が始動口23内に入賞した場合には特別図柄表示器31に特別図柄遊技の映像が表示される。この特別図柄遊技の映像は特別図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示するものであり、特別図柄の変動表示は特別図柄を予め決められた順序(○)→(×)→(○)→(×)・・・で循環的に変化させることで行われる。この特別図柄の停止表示は特別図柄の変動表示を(○)および(×)のいずれかで停止させることで行われるものであり、特別図柄(○)を大当り図柄と称し、特別図柄(×)を外れ図柄と称する。
特別図柄表示器31に特別図柄遊技の映像で大当り図柄が停止表示された場合には複数回(5回)の大当りラウンドからなる大当り遊技が行われる。これら複数回の大当りラウンドのそれぞれは特別入賞口25を開放状態にすることで遊技球が特別入賞口25内に入賞することを許容するものであり、遊技球の特別入賞口25に対する入賞個数が限度個数(10個)に到達または特別入賞口25の開放時間が限度時間(30sec)に到達した場合に終了する。遊技盤16の後方には、図2に示すように、賞球払出し装置32が固定されている。この賞球払出し装置32はパルスモータからなる払出モータ33(図3参照)を駆動源とするものであり、遊技球が始動口23内に入賞した場合には払出モータ33の回転軸が一定量だけ回転操作されることで上皿4内に一定個数(3個)の遊技球が賞品として払出され、遊技球が特別入賞口25内に入賞した場合には払出モータ33の回転軸が一定量だけ回転操作されることで上皿4内に一定個数(10個)の遊技球が賞品として払出される。
表示台枠30には、図2に示すように、装飾図柄表示器34が固定されている。この装飾図柄表示器34はカラー液晶表示器からなるものであり、装飾図柄表示器34には装飾図柄遊技の映像が表示される。この装飾図柄遊技の映像の表示中には両スピーカ13のそれぞれから装飾図柄遊技の映像に応じた内容の音声が出力され、複数の電飾LED15のそれぞれが装飾図柄遊技の映像に応じた内容で発光し、装飾図柄遊技の映像が音および光の双方によって演出される。この装飾図柄遊技の映像では、図4に示すように、装飾図柄表示器34の表示領域内に左変動領域Lと中変動領域Cと右変動領域Rが横一列に設定され、左変動領域L内と中変動領域C内と右変動領域R内のそれぞれに図柄要素が変動状態および変動停止状態で順に表示される。
図5の(a)は装飾図柄遊技の映像で左変動領域L内に表示される左列の図柄要素であり、図5の(b)は装飾図柄遊技の映像で中変動領域C内に表示される中列の図柄要素であり、図5の(c)は装飾図柄遊技の映像で右変動領域R内に表示される右列の図柄要素である。これら各列の図柄要素には(1)〜(8)の8種類が共通に設定されており、各列の図柄要素の変動表示は図柄要素を予め決められた順序(1)→(2)→(3)→(4)→(5)→(6)→(7)→(8)→(1)・・・で循環的に変化させることで行われる。これら左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれは特別図柄表示器31に特別図柄遊技の映像が表示される場合に特別図柄が変動開始することに時間的に同期して変動開始するものであり、左列の図柄要素は1番目に(1)〜(8)のいずれかで変動停止し、右列の図柄要素は2番目に(1)〜(8)のいずれかで変動停止し、中列の図柄要素は3番目に(1)〜(8)のいずれかで変動停止する。
左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素は装飾図柄を構成するものであり、背景映像の前方に重ねて変動状態および変動停止状態で表示される。この装飾図柄の組合せには大当りの組合せと外れリーチの組合せと完全外れの組合せの3種類が設定されている。大当りの組合せは、図4の(a)に示すように、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素が相互に同一な組合せであり、特別図柄遊技の映像で大当り図柄が停止表示される場合には装飾図柄遊技の映像で装飾図柄が大当りの組合せになる。外れリーチの組合せは、図4の(b)に示すように、左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に同一で中列の図柄要素が左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれと異なる組合せであり、完全外れの組合せは、図4の(c)に示すように、左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に異なる組合せであり、特別図柄遊技の映像で外れ図柄が停止表示される場合には装飾図柄遊技の映像で装飾図柄が外れリーチの組合せおよび完全外れの組合せのいずれかになる。
図6は装飾図柄遊技の背景映像である。この背景映像は戦闘機が空を飛んでいる通常映像(a参照)で始まるものであり、通常映像は予め決められた確率で爆弾投下映像(b参照)へ移行する。この爆弾投下映像は戦闘機が敵機を発見して敵機に爆弾を投下する内容のものであり、爆弾投下映像は爆弾が敵機に命中して敵機が爆破される敵機爆破映像(c参照)および爆弾が敵機に命中せずに敵機を通過する爆弾通過映像(d参照)のいずれかへ移行する。この爆弾通過映像は予め決められた確率で爆弾着地映像(e参照)へ移行する。この爆弾着地映像は爆弾が地面に着地する内容のものであり、爆弾が爆発しない爆弾不発映像(f参照)および爆弾が爆発する爆弾爆発映像1(g参照)のいずれかへ移行する。この背景映像は遊技者に期待度の大きさを伝えるものである。この期待度は今回の装飾図柄遊技の映像で装飾図柄が大当りの組合せとなる確率であり、図7に示すように、背景映像が通常映像で終了した場合には期待度が(0)であり、背景映像が通常映像から爆弾投下映像へ移行した場合には期待度が(低)であり、背景映像が通常映像から爆弾投下映像と爆弾通過映像と爆弾着地映像へ移行した場合には期待度が(高)である。
装飾図柄遊技の映像の表示中にはステップアップ予告が行われる。このステップアップ予告は遊技者に期待度の大きさを報知するものであり、遊技者のイメージの上で段階的に進展するように予告絵柄の映像を表示することで行われる。このステップアップ予告にはステップ1の1段階を行う場合とステップ1〜2の2段階を行う場合とステップ1〜3の3段階を行う場合の3種類が設定されており、図8に示すように、ステップ1〜3の3段階の全てが行われた場合には期待度が(高)であり、ステップ1〜2の2段階だけが行われた場合には期待度が(低)であり、ステップ1の1段階だけが行われた場合には期待度が(0)である。
ステップ1は軍服を着たウエイターが献立表を運ぶ予告絵柄を装飾図柄表示器34に予め決められた一定時間だけ表示するものであり、ウエイターの予告絵柄には、図9の(a)に示すように、ウエイター1とウエイター2とウエイター3の3種類が設定されている。ウエイター3の予告絵柄は軍靴を履いたものであり、ウエイター2の予告絵柄はスニーカーを履いたものであり、ウエイター1の予告絵柄は草履を履いたものであり、遊技者はウエイター3の予告絵柄から期待度が(高)であると認識し、ウエイター2の予告絵柄からの期待度が(中)であると認識し、ウエイター1の予告絵柄から期待度が(低)であると認識する。
ステップ2は献立表の表紙の予告絵柄を装飾図柄表示器34に予め決められた一定時間だけ表示するものであり、献立表の表紙の予告絵柄には、図9の(b)に示すように、表紙1と表紙2と表紙3の3種類が設定されている。表紙3の予告絵柄は3本の花の装飾が施されたものであり、表紙2の予告絵柄は2本の花の装飾が施されたものであり、表紙1の予告絵柄は1本の花の装飾が施されたものであり、遊技者は表紙3の予告絵柄から期待度が(高)であると認識し、表紙2の予告絵柄から期待度が(中)であると認識し、表紙1の予告絵柄から期待度が(低)であると認識する。
ステップ3は献立表の献立の予告絵柄を装飾図柄表示器34に予め決められた一定時間だけ表示するものであり、献立の予告絵柄には、図9の(c)に示すように、献立1と献立2と献立3の3種類が設定されている。献立3の予告絵柄は(大当り!!)と記されたものであり、献立2の予告絵柄は(大当り!?)と記されたものであり、献立1の予告絵柄は(大当り??)と記されたものであり、遊技者は献立3の予告絵柄から期待度が(高)であると認識し、献立2の予告絵柄から期待度が(中)であると認識し、献立1の予告絵柄から期待度が(低)であると認識する。
図3のメイン制御回路40は特別図柄遊技の映像の表示内容および大当り遊技の遊技内容のそれぞれを制御するものであり、CPU41とROM42とRAM43を有している。このメイン制御回路40のROM42には制御プログラムおよび制御データのそれぞれが予め記録されており、CPU41はRAM43をワークエリアとしてROM42の制御プログラムおよびROM42の制御データのそれぞれに基づいて処理動作を実行する。センサ回路44は始動口センサ24から出力される始動信号および特別入賞口センサ29から出力される特別入賞信号のそれぞれをメイン制御回路40に送信するものであり、メイン制御回路40のCPU41はセンサ回路44を介して始動信号を検出した場合に制御コマンドおよび賞球コマンド1のそれぞれを設定し、センサ回路44を介して特別入賞信号を検出した場合に賞球コマンド2を設定する。ソレノイド回路45は特別入賞口ソレノイド28を電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路40のCPU41はソレノイド回路45を電気的に制御することで特別入賞口25を開閉操作する。LED回路46は特別図柄表示器31の複数のLEDのそれぞれを電気的にオンオフするものであり、メイン制御回路40のCPU41はLED回路46を電気的に制御することで特別図柄表示器31に特別図柄遊技の映像を表示する。
図3の払出制御回路50は遊技球を上皿4内に賞品として払出す払出動作を制御するものであり、CPUとROMとRAMを有している。この払出制御回路50のROMには制御プログラムおよび制御データのそれぞれが予め記録されており、CPUはRAMをワークエリアとしてROMの制御プログラムおよびROMの制御データのそれぞれに基づいて処理動作を実行する。この払出制御回路50はメイン制御回路40から賞球コマンド1または賞球コマンド2が送信されるものであり、賞球コマンド1を受信した場合に駆動信号1を設定し、賞球コマンド2を受信した場合に駆動信号2を設定する。モータ回路51は払出制御回路50から駆動信号1または駆動信号2が与えられるものであり、駆動信号1が与えられた場合に払出モータ33を駆動信号1に応じて駆動することで上皿4内に一定個数(3)の遊技球を賞品として払出し、駆動信号2が与えられた場合に払出モータ33を駆動信号2に応じて駆動することで上皿4内に一定個数(10)の遊技球を賞品として払出す。
図3の演出制御回路60はメイン制御回路40から制御コマンドの設定結果が送信されるものであり、CPU61とROM62とRAM63を有している。この演出制御回路60のROM62には制御プログラムおよび制御データのそれぞれが予め記録されており、CPU61は制御コマンドの設定結果を受信した場合にはRAM63をワークエリアとしてROM62の制御プログラムおよびROM62の制御データのそれぞれに基づいて演出制御コマンドを設定する。
図3の表示制御回路70は演出制御回路60から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この表示制御回路70は演出制御コマンドの設定結果を受信した場合に装飾図柄表示器34に演出制御コマンドの受信結果に応じた変動表示の映像を表示するものであり、VDPとVROMとVRAMを有している。VROMは図柄要素を表示するための画像データと背景映像を表示するためのビデオデータと予告絵柄を表示するための画像データが予め記録されたものであり、VDPはVROMから検出した画像データおよびビデオデータのそれぞれをVRAMに展開し、装飾図柄表示器34にR・G・Bの各信号を出力することで映像をカラーで表示する。
図3の音制御回路80は演出制御回路60から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものであり、CPUとROMとRAMを有している。この音制御回路80のROMには複数の音データが予め記録されており、音制御回路80のCPUは演出制御コマンドの設定結果を受信した場合にROMから演出制御コマンドの設定結果に応じた音データを選択し、両スピーカ13のそれぞれを音データの選択結果で駆動することで両スピーカ13のそれぞれから演出制御コマンドの受信結果に応じた効果音を出力する。
図3の電飾制御回路90は演出制御回路60から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものであり、CPUとROMとRAMを有している。この電飾制御回路90のROMには複数の電飾データが予め記録されており、電飾制御回路90のCPUは演出制御コマンドの設定結果を受信した場合にROMから演出制御コマンドの設定結果に応じた電飾データを選択し、複数の電飾LED15のそれぞれを電飾データの選択結果で駆動することで4個のランプカバー14のそれぞれを演出制御コマンドの受信結果に応じた内容で照明する。
図10はメイン制御回路40から演出制御回路60に送信される制御コマンドの一覧である。変動開始コマンドは特別図柄遊技の映像を表示開始することを演出制御回路60に通知するものであり、変動停止コマンドは特別図柄遊技の映像を表示停止することを演出制御回路60に通知するものである。図柄情報コマンドは特別図柄遊技の映像で停止表示する特別図柄の種類を演出制御回路60に通知するものであり、大当り遊技開始コマンドは大当り遊技を開始することを演出制御回路60に通知するものであり、大当り遊技停止コマンドは大当り遊技を停止することを演出制御回路60に通知するものである。
図11はメイン制御回路40のRAM42の変数の一覧である。カウンタMR1は大当りであるか否かを判定するためのものであり、カウンタMR1の下限値は(0)に設定され、カウンタMR1の上限値は(100)に設定されている。カウンタMR2は変動開始コマンドを選択するためのものであり、カウンタMR2の下限値は(0)に設定され、カウンタMR2の上限値は(99)に設定されている。カウンタMN1は大当りラウンドの継続回数を計測するためのものであり、カウンタMN2は大当りラウンドでの特別入賞口25に対する遊技球の入賞個数を計測するためのものであり、タイマMT1は特別図柄遊技および大当り遊技のそれぞれで時間を計測するためのものである。
図12の(a)はメイン制御回路40のROM42に予め記録された変動開始コマンドテーブル1である。この変動開始コマンドテーブル1は変動開始コマンド01〜変動開始コマンド04のそれぞれにカウンタMR2の更新範囲内の複数の値を割付けたものである。これら変動開始コマンド01〜変動開始コマンド04のそれぞれは装飾図柄表示器34に装飾図柄遊技の映像を表示する場合の演出内容を設定するためのものであり、遊技球が始動口23に入賞することで外れであると判定された場合には変動開始コマンドテーブル1からカウンタMR2の値の更新結果に応じた1つの変動開始コマンドが選択される。
図12の(b)はメイン制御回路40のROM42に予め記録された変動開始コマンドテーブル2である。この変動開始コマンドテーブル2は変動開始コマンド05および変動開始コマンド06のそれぞれにカウンタMR2の更新範囲内の複数の値を割付けたものである。これら変動開始コマンド05および変動開始コマンド06のそれぞれは装飾図柄表示器34に装飾図柄遊技の映像を表示する場合の演出内容を設定するためのものであり、遊技球が始動口23に入賞することで大当りであると判定された場合には変動開始コマンドテーブル2からカウンタMR2の値の更新結果に応じた1つの変動開始コマンドが選択される。
変動開始コマンド01および変動開始コマンド02のそれぞれは装飾図柄遊技の背景映像として通常映像のみを表示するためのものである。これら変動開始コマンド01および変動開始コマンド02のそれぞれは大当りであると判定された場合に選択されず、通常映像のみの背景映像は大当りであると判定された場合に表示されない。即ち、通常映像の信頼度は(0)である。
変動開始コマンド03は装飾図柄遊技の背景映像として通常映像および爆弾投下映像のそれぞれを順に表示した後に爆弾通過映像を表示するためのものであり、変動開始コマンド05は装飾図柄遊技の背景映像として通常映像および爆弾投下映像のそれぞれを順に表示した後に敵機爆破映像を表示するためのものである。変動開始コマンド03の選択確率は(20/100)に設定され、変動開始コマンド05の選択確率は(40/100)に設定されており、背景映像として通常映像および爆弾投下映像のそれぞれが表示された場合には(40/20+40)の確率で敵機爆破映像が表示される。即ち、背景映像として通常映像および爆弾投下映像のそれぞれが表示された場合の期待度は(66.7%)である。
変動開始コマンド04は装飾図柄遊技の背景映像として通常映像と爆弾投下映像と爆弾通過映像のそれぞれを順に表示した後に爆弾着地映像および爆弾不発映像のそれぞれを順に表示するためのものであり、変動開始コマンド06は装飾図柄遊技の背景映像として通常映像と爆弾投下映像と爆弾通過映像のそれぞれを順に表示した後に爆弾着地映像および爆弾爆発映像のそれぞれを順に表示するためのものである。変動開始コマンド04の選択確率は(10/100)に設定され、変動開始コマンド06の選択確率は(60/100)に設定されており、背景映像として通常映像と爆弾投下映像と爆弾通過映像と爆弾着地映像のそれぞれが表示された場合には(60/10+60)の確率で爆弾爆発映像が表示される。即ち、背景映像として通常映像と爆弾投下映像と爆弾通過映像と爆弾着地のそれぞれが表示された場合の期待度は(85.7%)である。
図13はメイン制御回路40のROM42に予め記録された変動表示時間テーブルである。この変動表示時間テーブルは変動開始コマンド01〜変動開始コマンド06のそれぞれに変動表示時間を割付けたものである。この変動表示時間は特別図柄遊技の映像で特別図柄の変動表示を開始してから停止するまでの所要時間であり、変動開始コマンドが選択された場合には変動表示時間テーブルから変動開始コマンドの選択結果に応じた1つの変動表示時間が選択される。図14はメイン制御回路40のROM42に予め記録された図柄情報コマンドテーブルである。この図柄情報コマンドテーブルは外れ図柄および大当り図柄のそれぞれに図柄情報コマンドを割付けたものであり、特別図柄が選択された場合には図柄情報コマンドテーブルから特別図柄の選択結果に応じた1つの図柄情報コマンドが選択される。
図15はメイン制御回路40のRAM43に予め設定された制御データ格納領域100である。この制御データ格納領域100は特別図柄遊技および大当り遊技のそれぞれを行うために必要なデータを格納するための領域であり、特別図柄格納部101とフラグ格納部102とタイマ格納部103とカウンタ格納部104を有している。特別図柄格納部101は今回の特別図柄遊技の映像で特別図柄表示器31に停止表示する特別図柄の選択結果が記録される領域であり、フラグ格納部102は大当りフラグおよびプロセスフラグのそれぞれが記録される領域である。プロセスフラグは図31のプロセス処理でステップS21の大当り判定処理〜ステップS25の大当り遊技処理のいずれを実行するかを示すものであり、プロセスフラグの値には(0)〜(4)のいずれかが設定される。大当りフラグは今回の特別図柄遊技で大当りであると判定されたか否かを示すものであり、ROM42に予め記録された値(1)が設定されることでオン状態になり、ROM42に予め記録された値(0)が設定されることでオフ状態になる。タイマ格納部103はタイマMT1の値が記録される領域であり、カウンタ格納部104はカウンタMR1の値とカウンタMR2の値とカウンタMN1の値とカウンタMN2の値のそれぞれが記録される領域である。
図16は演出制御回路60のRAM62の変数の一覧である。カウンタSR1〜SR3のそれぞれは図柄要素を(1)〜(8)の8種類のうちから選択するためのものであり、カウンタSR1〜SR3のそれぞれの下限値は(0)に設定され、カウンタSR1の上限値は(249)に設定され、カウンタSR2の上限値は(162)に設定され、カウンタSR3の上限値は(72)に設定されている。カウンタSR4はステップアップ予告で予告絵柄を1段階〜3段階のいずれで表示するかを選択するためのものであり、カウンタSR4の下限値は(0)に設定され、カウンタSR4の上限値は(99)に設定されている。カウンタSR5はステップアップ予告でステップ1の予告絵柄〜ステップ3の予告絵柄をどのような順序で選択するかを選択するためのものであり、カウンタSR5の下限値は(0)に設定され、カウンタSR4の上限値は(40)に設定されている。カウンタSR6はステップアップ予告のステップ1で予告絵柄をウエイター1〜ウエイター3のうちから選択するためのものであり、カウンタSR7はステップアップ予告のステップ2で予告絵柄を表紙1〜表紙3のうちから選択するためのものであり、カウンタSR8はステップアップ予告のステップ3で予告絵柄を献立1〜献立3のうちから選択するためのものであり、カウンタSR6〜SR8のそれぞれの下限値は(0)に設定され、カウンタSR6の上限値は(10)に設定され、カウンタSR7の上限値は(20)に設定され、カウンタSR8の上限値は(30)に設定されている。
カウンタSN1はステップアップ予告で1番目に予告絵柄を選択するステップが記録されるものであり、ステップ1の予告絵柄が1番目に選択される場合には(1)に設定され、ステップ2の予告絵柄が1番目に選択される場合には(2)に設定され、ステップ3の予告絵柄が1番目に選択される場合には(3)に設定される。カウンタSN2はステップアップ予告で2番目に予告絵柄を選択するステップが記録されるものであり、ステップ1の予告絵柄が2番目に選択される場合には(1)に設定され、ステップ2の予告絵柄が2番目に選択される場合には(2)に設定され、ステップ3の予告絵柄が2番目に選択される場合には(3)に設定される。カウンタSN3はステップアップ予告で3番目に予告絵柄を選択するステップが記録されるものであり、ステップ1の予告絵柄が3番目に選択される場合には(1)に設定され、ステップ2の予告絵柄が3番目に選択される場合には(2)に設定され、ステップ3の予告絵柄が3番目に選択される場合には(3)に設定される。カウンタSN4はステップアップ予告の残り予告回数が記録されるものであり、タイマST1は装飾図柄遊技で時間を計測するためのものである。
図17は演出制御回路60のROM62に予め記録された装飾図柄遊技用のビデオコマンドテーブルである。このビデオコマンドテーブルは変動開始コマンド01〜06のそれぞれにビデオコマンドを割付けたものであり、変動開始コマンドが選択された場合にはビデオコマンドテーブルから1つのビデオコマンドが選択される。
図18は表示制御回路70のVROMに予め記録された装飾図柄遊技用のビデオデータの一覧であり、ビデオデータ01〜06のそれぞれにはビデオコマンドが割付けられている。これらビデオデータ01〜06のそれぞれは装飾図柄遊技の背景映像を表示するためのものであり、ビデオコマンドが選択された場合には表示制御回路70のVROMからビデオコマンドの選択結果に応じた1つのビデオデータが選択され、ビデオデータの選択結果が再生されることで変動開始コマンドの選択結果に応じた背景映像が表示される。ビデオデータ01およびビデオデータ02のそれぞれは装飾図柄遊技の背景映像として通常映像のみを表示するためのものであり、変動開始コマンド01が選択された場合にはビデオデータ01が変動開始コマンド01に応じた所要時間(4×1000msec)で再生されることで通常映像のみが表示され、変動開始コマンド02が選択された場合にはビデオデータ02が変動開始コマンド02に応じた所要時間(6×1000msec)で再生されることで通常映像のみが表示される。
ビデオデータ03は装飾図柄遊技の背景映像として通常映像と爆弾投下映像と爆弾通過映像を順に表示するためのものであり、変動開始コマンド03が選択された場合にはビデオデータ03が変動開始コマンド03に応じた所要時間(20×1000msec)で再生されることで通常映像と爆弾投下映像と爆弾通過映像が順に表示される。ビデオデータ04は装飾図柄遊技の背景映像として通常映像と爆弾投下映像と爆弾通過映像と爆弾着地映像と爆弾不発映像を順に表示するためのものであり、変動開始コマンド04が選択された場合にはビデオデータ04が変動開始コマンド04に応じた所要時間(40×1000msec)で再生されることで通常映像と爆弾投下映像と爆弾通過映像と爆弾着地映像と爆弾不発映像が順に表示される。ビデオデータ05は装飾図柄遊技の背景映像として通常映像と爆弾投下映像と敵機爆破映像を順に表示するためのものであり、変動開始コマンド05が選択された場合にはビデオデータ05が変動開始コマンド05に応じた所要時間(20×1000msec)で再生されることで通常映像と爆弾投下映像と敵機爆破映像が順に表示される。ビデオデータ06は装飾図柄遊技の背景映像として通常映像と爆弾投下映像と爆弾通過映像と爆弾着地映像と爆弾爆発映像を順に表示するためのものであり、変動開始コマンド06が選択された場合にはビデオデータ06が変動開始コマンド06に応じた所要時間(40×1000msec)で再生されることで通常映像と爆弾投下映像と爆弾通過映像と爆弾着地映像と爆弾爆発映像が順に表示される。
図19の(a)は演出制御回路60のROM62に予め記録された図柄テーブル1であり、図19の(b)は演出制御回路60のROM62に予め記録された図柄テーブル2であり、図19の(c)は演出制御回路60のROM62に予め記録された図柄テーブル3である。図柄テーブル1は(1)〜(8)の8種類の図柄要素のそれぞれにカウンタSR1の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、図柄テーブル2は(1)〜(8)の8種類の図柄要素のそれぞれにカウンタSR2の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、図柄テーブル3は(1)〜(8)の8種類の図柄要素のそれぞれにカウンタSR3の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、図柄テーブル1〜図柄テーブル3のそれぞれは装飾図柄を大当りであるか否かの判定結果に応じた組合せに設定する場合に使用される。
図20は演出制御回路60のROM62に予め記録されたプロセスデータテーブルである。このプロセスデータテーブルは変動開始コマンド01〜06のそれぞれにプロセスデータを割付けたものであり、変動開始コマンドが選択された場合にはプロセスデータテーブルから変動開始コマンドの選択結果択結果に応じた1つのプロセスデータが選択される。これらプロセスデータ01〜06のそれぞれは演出制御回路60のROM62に予め記録されたものであり、プロセスタイマ設定値および表示制御コマンドを含んで設定されている。表示制御コマンドは装飾図柄遊技の映像の演出内容を表示制御回路70に通知するものであり、プロセスタイマ設定値は表示制御回路70に表示制御コマンドを送信する時間的なタイミングを装飾図柄遊技の映像の開始時を基準に示すものである。
プロセスデータ01〜06のそれぞれには、図21に示すように、表示制御コマンドとして全図変動開始コマンドと左列の変動停止コマンドと右列の変動停止コマンドと中列の変動停止コマンドが設定されている。全図変動開始コマンドは装飾図柄表示器34の左変動領域L内と中変動領域C内と右変動領域R内のそれぞれに図柄要素を変動状態で表示開始することを表示制御回路70に通知するものであり、左列の変動停止コマンドは左変動領域L内の図柄要素を変動状態から変動停止状態にすることを表示制御回路70に通知するものであり、右列の変動停止コマンドは右変動領域R内の図柄要素を変動状態から変動停止状態にすることを表示制御回路70に通知するものである。中列の変動停止コマンドは中変動領域C内の図柄要素を変動状態から変動停止状態にすることを表示制御回路70に通知するものであり、装飾図柄遊技の映像ではプロセスデータ01〜06のいずれが選択された場合であっても左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれが相互に同時に変動状態で表示開始された後に1番目に左列の図柄要素が変動停止状態になり、2番目に右列の図柄要素が変動停止状態になり、3番目に中列の図柄要素が変動停止状態になる。
図22の(a)は演出制御回路60のROM62に予め記録された予告回数テーブル1である。この予告回数テーブル1は予告回数0にカウンタSR4の更新範囲内の全ての値を割付けたものであり、変動開始コマンド01が選択された場合には予告回数テーブル1からカウンタSR4の値の更新結果に拘らず予告回数0が選択される。図22の(b)は演出制御回路60のROM62に予め記録された予告回数テーブル2である。この予告回数テーブル2は予告回数0および1のそれぞれにカウンタSR4の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、変動開始コマンド02が選択された場合には予告回数テーブル2からカウンタSR4の値の更新結果に応じて予告回数0および1のいずれかが選択される。
図22の(c)は演出制御回路60のROM62に予め記録された予告回数テーブル3である。この予告回数テーブル2は予告回数0〜2の3つのそれぞれにカウンタSR4の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、変動開始コマンド03が選択された場合および変動開始コマンド05が選択された場合のそれぞれには予告回数テーブル3からカウンタSR4の値の更新結果に応じて予告回数0〜2のいずれか1つが選択される。図22の(d)は演出制御回路60のROM62に予め記録された予告回数テーブル4である。この予告回数テーブル4は予告回数0〜3の4つのそれぞれにカウンタSR4の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、変動開始コマンド04が選択された場合および変動開始コマンド06が選択された場合のそれぞれには予告回数テーブル4からカウンタSR4の値の更新結果に応じて予告回数0〜3のいずれか1つが選択される。
図23の(a)は演出制御回路60のROM62に予め記録された処理順序テーブル1である。この処理順序テーブル1は1種類の処理順序にカウンタSR5の更新範囲内の全ての値を割付けたものであり、予告回数1が選択された場合には処理順序テーブル1からカウンタSR5の値の更新結果に拘らず1つの処理順序が選択され、処理順序テーブル1から1つの処理順序が選択された場合には処理順序の選択結果に応じてステップ1の予告絵柄のみが設定される。図23の(b)は演出制御回路60のROM62に予め記録された処理順序テーブル2である。この処理順序テーブル2は相互に異なる2種類の処理順序のそれぞれにカウンタSR5の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、予告回数2が選択された場合には処理順序テーブル2からカウンタSR5の値の更新結果に応じて1つの処理順序が選択され、処理順序テーブル2から1つの処理順序が選択された場合には処理順序の選択結果に応じてステップ1の予告絵柄およびステップ2の予告絵柄のそれぞれが設定される。図23の(c)は演出制御回路60のROM62に予め記録された処理順序テーブル3である。この処理順序テーブル3は相互に異なる6種類の処理順序のそれぞれにカウンタSR5の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、予告回数3が選択された場合には処理順序テーブル3からカウンタSR5の値の更新結果に応じて1つの処理順序が選択され、処理順序テーブル3から1つの処理順序が選択された場合には処理順序の選択結果に応じてステップ1の予告絵柄とステップ2の予告絵柄とステップ3の予告絵柄のそれぞれが設定される。
図24の(a)は演出制御回路60のROM62に予め記録されたトータルポイントテーブル1である。このトータルポイントテーブル1は変動開始コマンド02〜06のそれぞれにポイントPとして数値を割付けたものであり、予告回数1が選択された場合にはトータルポイントテーブル1から変動開始コマンドの選択結果に応じた1つのポイントPが選択される。図24の(b)は演出制御回路60のROM62に予め記録されたトータルポイントテーブル2である。このトータルポイントテーブル2は変動開始コマンド03〜06のそれぞれにポイントPとして数値を割付けたものであり、予告回数2が選択された場合にはトータルポイントテーブル2から変動開始コマンドの選択結果に応じた1つのポイントPが選択される。図24の(c)は演出制御回路60のROM62に予め記録されたトータルポイントテーブル3である。このトータルポイントテーブル3は変動開始コマンド04および06のそれぞれにポイントPとして数値を割付けたものであり、予告回数3が選択された場合にはトータルポイントテーブル3から変動開始コマンドの選択結果に応じた1つのポイントPが選択される。これらトータルポイントテーブル1〜3のそれぞれのポイントPは期待度に相当するものであり、トータルポイントテーブル1のポイントPは変動開始コマンド03〜06のそれぞれが相互に同一値に設定され、変動開始コマンド02が変動開始コマンド03〜06のそれぞれに比べて小さく設定されている。トータルポイントテーブル2のポイントPは変動開始コマンド05が変動開始コマンド03に比べて大きく設定され、変動開始コマンド06が変動開始コマンド04に比べて大きく設定されており、トータルポイントテーブル3のポイントPは変動開始コマンド06が変動開始コマンド04に比べて大きく設定されている。
図25の(a)は演出制御回路60のROM62に予め記録された予告選択テーブル1である。この予告選択テーブル1はウエイター1〜ウエイター3のそれぞれにカウンタSR6の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、ステップアップ予告のステップ1の予告絵柄は予告選択テーブル1からカウンタSR6の値の更新結果に応じた1つを選択することで設定される。図25の(b)は演出制御回路60のROM62に予め記録された予告選択テーブル2である。この予告選択テーブル2は表紙1〜表紙3のそれぞれにカウンタSR7の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、ステップアップ予告のステップ2の予告絵柄は予告選択テーブル2からカウンタSR7の値の更新結果に応じた1つを選択することで設定される。図25の(c)は演出制御回路60のROM62に予め記録された予告選択テーブル3である。この予告選択テーブル3は献立1〜献立3のそれぞれにカウンタSR8の更新範囲内の複数の値を割付けたものであり、ステップアップ予告のステップ3の予告絵柄は予告選択テーブル3からカウンタSR8の値の更新結果に応じた1つを選択することで設定される。
図26の(a)は演出制御回路60のROM62に予め記録された予告ポイントテーブル1である。この予告ポイントテーブル1はステップ1のウエイター1〜ウエイター3の3つの予告絵柄のそれぞれにポイントP1として数値を割付けたものであり、ステップ1の予告絵柄が選択された場合には予告ポイントテーブル1から予告絵柄の選択結果に応じた1つのポイントP1が選択される。図26の(b)は演出制御回路60のROM62に予め記録された予告ポイントテーブル2である。この予告ポイントテーブル2はステップ2の表紙1〜表紙3の3つの予告絵柄のそれぞれにポイントP2として数値を割付けたものであり、ステップ2の予告絵柄が選択された場合には予告ポイントテーブル2から予告絵柄の選択結果に応じた1つのポイントP2が選択される。図26の(c)は演出制御回路60のROM62に予め記録された予告ポイントテーブル3である。この予告ポイントテーブル3はステップ3の献立1〜献立3の3つの予告絵柄のそれぞれにポイントP3として数値を割付けたものであり、ステップ3の予告絵柄が選択された場合には予告ポイントテーブル3から予告絵柄の選択結果に応じた1つのポイントP3が選択される。
図27の(a)は演出制御回路60のROM62に予め記録された限度ポイントテーブルである。この限度ポイントテーブルは残り予告回数SN4の値(0)〜(2)のそれぞれに限度ポイントPLを割付けたものである。これら限度ポイントPLはステップ1の予告絵柄の選択結果とステップ2の予告絵柄の選択結果とステップ3の予告絵柄の選択結果のそれぞれをキャンセルするか否かを判定するための閾値として使用されるものであり、限度ポイントPL(1)は予告ポイントテーブル1〜3のそれぞれでの最低のポイントに設定され、限度ポイントPL(2)は予告ポイントテーブル1〜3のうちの2つの最低のポイント相互間の加算結果に設定されている。図27の(b)は演出制御回路60のROM62に予め記録された予告コマンドテーブルである。この予告コマンドテーブルはウエイター1〜ウエイター3と表紙1〜表紙3と献立1〜献立3のそれぞれの予告絵柄に予告コマンドを割付けたものであり、装飾図柄表示器34に予告絵柄を表示する場合には予告コマンドテーブルから予告絵柄に応じた1つの予告コマンドが選択され、表示制御回路70に予告コマンドの選択結果が送信される。
図28は演出制御回路60のRAM63に予め設定された演出制御データ格納領域110であり、演出制御データ格納領域110にはコマンド格納部111とフラグ格納部112とタイマ格納部113とカウンタ格納部114と確定図柄格納部115と予告絵柄格納部116が設定されている。コマンド格納部111はメイン制御回路40から送信された変動開始コマンドと変動停止コマンドと図柄情報コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドのそれぞれが記録される領域であり、フラグ格納部112は装飾図柄遊技中フラグが記録される領域である。この装飾図柄遊技中フラグは装飾図柄表示器34に装飾図柄遊技の映像が表示されているか否かを示すものであり、ROM62に予め記録された値(1)が設定されることでオン状態になり、ROM62に予め記録された値(0)が設定されることでオフ状態になる。タイマ格納部113はタイマST1の値が記録される領域であり、カウンタ格納部114はカウンタSR1〜SR8およびカウンタSN1〜SN4のそれぞれの値が記録される領域であり、確定図柄格納部115は今回の装飾図柄遊技で停止表示する装飾図柄の組合せが記録される領域である。予告絵柄格納部116は今回の装飾図柄遊技で表示する予告絵柄の設定結果が記録される領域である。演出制御データ格納領域110にはステップ1の予告絵柄格納部116とステップ2の予告絵柄格納部116とステップ3の予告絵柄格納部116が設定されており、ステップ1の予告絵柄の設定結果はステップ1の予告絵柄格納部116に記録され、ステップ2の予告絵柄の設定結果はステップ2の予告絵柄格納部116に記録され、ステップ3の予告絵柄の設定結果はステップ3の予告絵柄格納部116に記録される。
[1]メイン処理
図29はメイン制御回路40のCPU41が電源投入に基づいて実行するメイン処理であり、CPU41は電源が投入された場合にはステップS1でレジスタおよびPIO(パラレル入出力ポート)のそれぞれを初期設定し、ステップS2でRAM43の特別図柄格納部101とフラグ格納部102とタイマ格納部103とカウンタ格納部104のそれぞれを初期設定する。そして、ステップS3で4msec毎にタイマ割込みが発生するようにCTC(カウンタ/タイマ)を初期設定し、ステップS4のカウンタ更新処理1を繰返す。このカウンタ更新処理1はカウンタ格納部104のカウンタMR2の値にROM42に予め記録された一定値(1)を加算することでカウンタMR2の値を更新するものであり、カウンタMR2の値はステップS2で下限値(0)に初期設定され、ステップS4で下限値(0)から上限値(99)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。これら下限値(0)および上限値(99)のそれぞれはROM42に予め記録されたものである。
[2]タイマ割込み処理
図30はCPU41がタイマ割込みの発生する4msec毎に実行するタイマ割込み処理であり、CPU41はタイマ割込みが発生する毎にステップS11のカウンタ更新処理2およびステップS12のプロセス処理を順に実行する。このステップS11のカウンタ更新処理2はカウンタ格納部104のカウンタMR1の値に一定値(1)を加算するものである。このカウンタMR1の値はステップS2で下限値(0)に初期設定されるものであり、カウンタ更新処理2では下限値(0)から上限値(100)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。これら下限値(0)および上限値(100)のそれぞれはROM42に予め記録されたものである。
[3]プロセス処理
図31はステップS12のプロセス処理である。このプロセス処理はステップS21の大当り判定処理とステップS22の変動開始処理とステップS23の変動表示処理とステップS24の変動停止処理とステップS25の大当り遊技処理からなるものであり、ステップS21の大当り判定処理〜ステップS25の大当り遊技処理はフラグ格納部102のプロセスフラグの値の設定結果に応じて択一的に行われる。
[3−1]大当り判定処理
図32はステップS51の大当り判定処理である。この大当り判定処理はフラグ格納部103のプロセスフラグの値が初期値(0)に設定されている場合に実行されるものであり、フラグ格納部103のプロセスフラグの値はステップS2でROM42に予め記録された(0)に初期設定される。CPU41はステップS31でセンサ回路44から始動信号が出力されているか否かを判断する。ここでセンサ回路44から始動信号が出力されていると判断した場合にはステップS32でカウンタ格納部104からカウンタMR1の値の更新結果を検出し、ステップS33でカウンタMR1の値の検出結果をROM42に予め記録された大当り値(7)と比較する。
CPU41はステップS33でカウンタMR1の値の検出結果が大当り値でないと判断すると、ステップS34でフラグ格納部102の大当りフラグをオフ状態に設定する。この大当りフラグはステップS2でオフ状態に初期設定されるものであり、CPU41はステップS34で大当りフラグをオフ状態に設定した場合にはステップS35でROM42から特別図柄として外れ図柄を選択する。そして、ステップS38で特別図柄の選択結果を特別図柄格納部101に記録し、ステップS39でフラグ格納部102のプロセスフラグの値にROM42に予め記録された値(1)を設定する。即ち、遊技球が始動口23内に入賞することで外れであると判定された場合には特別図柄が外れ図柄に設定される。
CPU41はステップS33でカウンタMR1の値の検出結果が大当り値であると判断すると、ステップS36でフラグ格納部102の大当りフラグをオン状態に設定し、ステップS37でROM42から特別図柄として大当り図柄を選択する。そして、ステップS38で特別図柄の選択結果を特別図柄格納部101に記録し、ステップS39でフラグ格納部102のプロセスフラグの値にROM42に予め記録された値(1)を設定する。即ち、遊技球が始動口23内に入賞することで大当りであると判定された場合には特別図柄が大当り図柄に設定される。
[3−2]変動開始処理
図33はステップS22の変動開始処理である。この変動開始処理はフラグ格納部102のプロセスフラグの値が(1)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU41はステップS41でカウンタ格納部104からカウンタMR2の値の更新結果を検出し、ステップS42で特別図柄格納部101から特別図柄の選択結果を検出し、ステップS43で特別図柄の検出結果が外れ図柄であるか否かを判断する。ここで特別図柄の検出結果が外れ図柄であると判断した場合にはステップS44でROM42から図12の(a)の変動開始コマンドテーブル1を検出し、特別図柄の検出結果が大当り図柄であると判断した場合にはステップS45でROM42から図12の(b)の変動開始コマンドテーブル2を検出し、いずれの場合にもステップS46で変動開始コマンドテーブルの選択結果からカウンタMR2の値の検出結果に応じた1つの変動開始コマンドを選択する。
CPU41はステップS46で変動開始コマンドを選択すると、ステップS47でROM42から図13の変動表示時間テーブルを検出し、ステップS48で変動表示時間テーブルから変動開始コマンドの選択結果に応じた1つの変動表示時間を選択する。そして、ステップS49で変動表示時間の選択結果をタイマ格納部103のタイマMT1の値に設定し、ステップS50で演出制御回路60に変動開始コマンドの選択結果を送信する。
CPU41はステップS50で演出制御回路60に変動開始コマンドの選択結果を送信すると、ステップS51でROM42から図14の図柄情報コマンドテーブルを検出し、ステップS52で図柄情報コマンドテーブルから特別図柄の検出結果に応じた1つの図柄情報コマンドを選択する。そして、ステップS53で演出制御回路60に図柄情報コマンドの選択結果を送信し、ステップS54でフラグ格納部102のプロセスフラグの値にROM42に予め記録された値(2)を設定する。
[3−3]変動表示処理
図34はステップS23の変動表示処理である。この変動表示処理はフラグ格納部102のプロセスフラグの値が(2)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU41はステップS61で特別図柄表示器31のLEDを駆動制御することで特別図柄表示器31に特別図柄を変動状態で表示する。そして、ステップS62でタイマ格納部103のタイマMT1の値からROM42に予め記録された一定値(4msec)を減算することで特別図柄遊技の残り時間を更新し、ステップS63でタイマMT1の値の減算結果をROM42に予め記録された限度値(0)と比較する。ここでタイマMT1の値の減算結果が限度値に到達したと判断した場合にはステップS64で演出制御回路60に変動停止コマンドを送信することで特別図柄遊技が終了することを通知し、ステップS65でフラグ格納部102のプロセスフラグの値にROM42に予め記録された値(3)を設定する。
[3−4]変動停止処理
図35はステップS24の変動停止処理である。この変動停止処理はフラグ格納部102のプロセスフラグの値が(3)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU41はステップS71で特別図柄格納部101から特別図柄の選択結果を検出し、ステップS72で特別図柄表示器31の特別図柄遊技の映像を特別図柄の検出結果で停止する。即ち、外れであると判定された場合には特別図柄の変動表示が外れ図柄で停止し、大当りであると判定された場合には特別図柄の変動表示が大当り図柄で停止する。
CPU41はステップS72で特別図柄の変動表示を停止すると、ステップS73でフラグ格納部102の大当りフラグがオフ状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部102の大当りフラグがオフ状態に設定されていると判断した場合にはステップS74で特別図柄格納部101から特別図柄の選択結果を消去し、ステップS75でフラグ格納部102のプロセスフラグの値に(0)を設定する。このプロセスフラグの値に(0)を設定した場合には次回のプロセス処理で図32のステップS21へ移行し、センサ回路44か始動信号が出力されているか否かを判断する。
CPU41はステップS73でフラグ格納部102の大当りフラグがオン状態に設定されていると判断すると、ステップS76でフラグ格納部102の大当りフラグをオフ状態に設定し、ステップS77でカウンタ格納部104のカウンタMN1の値にROM42に予め記録された継続回数(5)を設定する。そして、ステップS78でカウンタ格納部104のカウンタMN2の値にROM42に予め記録された限度個数(10)を設定し、ステップS79でタイマ格納部103のタイマMT1の値にROM42に予め記録された限度時間(30×1000)を設定する。次にステップS80で演出制御回路60に大当り遊技開始コマンドを送信することで大当り遊技を開始することを通知し、ステップS81で特別入賞口ソレノイド28を電気的なオフ状態からオン状態に切換えることで特別入賞口25を閉鎖状態から開放状態に切換え、ステップS82でフラグ格納部102のプロセスフラグの値にROM42に予め記録された値(4)を設定する。
[3−5]大当り遊技処理
図36はステップS25の大当り遊技処理である。この大当り遊技処理はフラグ格納部102のプロセスフラグの値が(4)に設定されている場合に実行されるものであり、CPU41はステップS91でタイマ格納部103のタイマMT1の値から一定値(4msec)を減算することで特別入賞口25の残り開放時間を更新し、ステップS92でセンサ回路44から特別入賞信号が出力されているか否かを判断する。ここでセンサ回路44から特別入賞信号が出力されていないと判断した場合にはステップS94へ移行し、センサ回路44から特別入賞信号が出力されていると判断した場合にはステップS93へ移行する。ここでカウンタ格納部104のカウンタMN2の値からROM42に予め記録された一定値(1)を減算することで残り限度個数を更新し、ステップS94へ移行する。
CPU41はステップS94へ移行すると、タイマ格納部103のタイマMT1の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここでタイマMT1の値の減算結果が限度値に到達したと判断した場合にはステップS96で特別入賞口25を開放状態から閉鎖状態に切換え、タイマMT1の値の減算結果が限度値に到達していないと判断した場合にはステップS95でカウンタ格納部104のカウンタMN2の値を限度値(0)と比較する。ここでカウンタMN2の値が限度値に到達したと判断した場合にはステップS96へ移行し、特別入賞口25を開放状態から閉鎖状態に切換える。即ち、特別入賞口25は特別入賞口25内に限度個数の遊技球が入賞または特別入賞口25の開放時間が限度時間に到達することで閉鎖状態にされる。
CPU41はステップS96で特別入賞口25を閉鎖状態にすると、ステップS97でカウンタ格納部104のカウンタMN1の値から一定値(1)を減算することで大当りラウンドの残り継続回数を更新し、ステップS98でカウンタMN1の値の減算結果を限度値(0)と比較する。ここでカウンタMN1の値の減算結果が限度値に到達していないと判断した場合にはステップS99でタイマ格納部103のタイマMT1の値に限度時間(30×1000)を再設定し、ステップS100でカウンタ格納部104のカウンタMN2の値に限度個数(10)を再設定し、ステップS101で特別入賞口25を再び閉鎖状態から開放状態に切換える。
CPU41はステップS98でカウンタMN1の値の減算結果が限度値に到達したと判断すると、ステップS102で特別図柄格納部101から特別図柄の選択結果を消去する。そして、ステップS103で演出制御回路60に大当り遊技停止コマンドを送信することで大当り遊技が停止することを通知し、ステップS104でフラグ格納部102のプロセスフラグの値に(0)を設定する。このプロセスフラグの値に(0)を設定した場合には次回のプロセス処理で図32のステップS31へ移行し、センサ回路44から始動信号が出力されているか否かを判断する。
[4]メイン処理
図37は演出制御回路60のCPU61が電源投入に基づいて実行するメイン処理であり、CPU61は電源が投入された場合にはステップS201でレジスタおよびPIO(パラレル入出力ポート)のそれぞれを初期設定する。そして、ステップS202でRAM63のコマンド格納部111とフラグ格納部112とタイマ格納部113とカウンタ格納部114と確定図柄格納部115とステップ1〜ステップ3の予告絵柄格納部116のそれぞれを初期設定し、ステップS203で10msec毎にタイマ割込みが発生するようにCTC(カウンタ/タイマ)を設定する。
CPU61はステップS203でCTCを初期設定すると、ステップS204のカウンタ更新処理でカウンタ格納部114のカウンタSR1の値〜SR8の値のそれぞれにROM62に予め記録された一定値(1)を加算する。これらカウンタSR1の値〜SR8の値のそれぞれはステップS202で下限値(0)に初期設定されるものであり、ステップS204のカウンタ更新処理ではカウンタSR1の値が下限値(0)から上限値(249)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、カウンタSR2の値が下限値(0)から上限値(162)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、カウンタSR3の値が下限値(0)から上限値(72)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、カウンタSR4の値が下限値(0)から上限値(99)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、カウンタSR5の値が下限値(0)から上限値(40)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、カウンタSR6の値が下限値(0)から上限値(10)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、カウンタSR7の値が下限値(0)から上限値(20)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算され、カウンタSR8の値が下限値(0)から上限値(30)に加算された後に下限値(0)に戻して循環的に加算される。これら下限値(0)と上限値(249)と上限値(162)と上限値(72)と上限値(99)と上限値(40)と上限値(10)と上限値(20)と上限値(30)のそれぞれはROM62に予め記録されたものである。
[5]外部割込み処理
メイン制御回路40から変動開始コマンドと変動停止コマンドと図柄情報コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドのそれぞれが送信された場合にはCPU61が外部割込み処理を起動する。このCPU61は外部割込み処理を起動することで割込み禁止状態になり、変動開始コマンドと変動停止コマンドと図柄情報コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドのそれぞれを外部割込み処理で受信コマンドバッファに格納し、割込み禁止状態を解除する。
[6]タイマ割込み処理
図38はCPU61がタイマ割込みの発生する10msec毎に実行するタイマ割込み処理であり、CPU61はタイマ割込みが発生する毎にステップS211のコマンド処理とステップS212の装飾図柄遊技処理とステップS213の大当り遊技演出処理を順に実行する。このステップS211のコマンド処理は受信コマンドバッファに変動開始コマンドと変動停止コマンドと図柄情報コマンドと大当り遊技開始コマンドと大当り遊技停止コマンドのそれぞれが記録されているか否かを判断するものであり、受信コマンドバッファに変動開始コマンドが記録されていると判断した場合には変動開始コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部111にシフトし、受信コマンドバッファに変動停止コマンドが記録されていると判断した場合には変動停止コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部111にシフトし、受信コマンドバッファに図柄情報コマンドが記録されていると判断した場合には図柄情報コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部111にシフトし、受信コマンドバッファに大当り遊技開始コマンドが記録されていると判断した場合には大当り遊技開始コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部111にシフトし、受信コマンドバッファに大当り遊技停止コマンドが記録されていると判断した場合には大当り遊技停止コマンドを受信コマンドバッファからコマンド格納部111にシフトする。
[7]装飾図柄遊技処理
図39はステップS212の装飾図柄遊技処理であり、CPU61はステップS221でコマンド格納部111に変動開始コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部111に変動開始コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS222へ移行し、フラグ格納部112の装飾図柄遊技中フラグをオン状態に設定する。この装飾図柄遊技中フラグはステップS202でオフ状態に初期設定されるものであり、CPU61はステップS222で装飾図柄遊技中フラグをオン状態に設定した場合にはステップS223の装飾図柄遊技開始処理を経てステップS224へ移行し、コマンド格納部111から変動開始コマンドを消去する。
CPU61はステップS225へ移行すると、フラグ格納部112の装飾図柄遊技中フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここで装飾図柄遊技中フラグがオン状態に設定されていると判断した場合にはステップS226へ移行し、タイマ格納部113のタイマST1の値にROM62に予め記録された一定値(10msec)を加算する。このタイマST1の値はステップS223の装飾図柄遊技開始処理でROM62に予め記録された(0)に初期設定されるものであり、CPU61はステップS226でタイマST1の値を加算することで装飾図柄遊技の経過時間を計測する。
CPU61はステップS226でタイマST1の値を加算すると、ステップS227の変動表示処理およびステップS228のステップアップ予告処理のそれぞれを順に経てステップS229へ移行し、コマンド格納部111に変動停止コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部111に変動停止コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS230でフラグ格納部112の装飾図柄遊技中フラグをオフ状態に設定し、ステップS231でコマンド格納部111から変動停止コマンドを消去し、ステップS232の装飾図柄遊技停止処理へ移行する。
[7−1]装飾図柄遊技開始処理
図40はステップS223の装飾図柄遊技開始処理であり、CPU61はステップS241でコマンド格納部111から変動開始コマンドを検出し、ステップS242で図20のプロセスデータテーブルから変動開始コマンドの検出結果に応じた1つのプロセスデータを選択し、ステップS243でタイマ格納部113のタイマST1の値に初期値(0)を設定する。そして、ステップS244で図17のビデオコマンドテーブルから変動開始コマンドの検出結果に応じた1つのビデオコマンドを選択し、ステップS245でビデオコマンドの選択結果を表示制御回路70に送信する。この表示制御回路70はビデオコマンドの選択結果を受信した場合にはVROMからビデオコマンドの受信結果に応じた1つの装飾図柄遊技用のビデオデータを選択し(図18参照)、ビデオデータの選択結果をVRAMに展開する。
CPU61はステップS245でビデオコマンドの選択結果を送信すると、ステップS246でコマンド格納部111から図柄情報コマンドを検出し、ステップS247で図柄情報コマンドの検出結果が大当り用の図柄情報コマンド01であるか否かを判断する。ここで図柄情報コマンドの検出結果が図柄情報コマンド01であると判断した場合にはステップS248の大当り図柄設定処理で装飾図柄を大当りの組合せに設定し、図柄情報コマンドの検出結果が図柄情報コマンド01でないと判断した場合にはステップS249へ移行する。
CPU61はステップS249へ移行すると、変動開始コマンドの検出結果を外れ用の変動開始コマンド01および外れ用の変動開始コマンド02のそれぞれと比較する。ここで変動開始コマンドの検出結果が変動開始コマンド01および変動開始コマンド02のいずれかであると判断した場合にはステップS250の完全外れ図柄設定処理で装飾図柄を完全外れの組合せに設定し、変動開始コマンドの検出結果が変動開始コマンド03および変動開始コマンド04のいずれかであると判断した場合にはステップS251の外れリーチ図柄設定処理で装飾図柄を外れリーチの組合せに設定する。
図41はステップS248の大当り図柄設定処理であり、CPU61はステップS261でカウンタ格納部114からカウンタSR1の値の更新結果を検出し、ステップS262でROM62から図19の(a)の図柄テーブル1を検出する。そして、ステップS263で図柄テーブル1からカウンタSR1の値の検出結果に応じた1つの図柄要素を選択し、ステップS264で左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを共通の図柄要素の選択結果に設定する。
図42はステップS250の完全外れ図柄設定処理であり、CPU61はステップS271でROM62から図19の(a)の図柄テーブル1を検出し、ステップS272でROM62から図19の(b)の図柄テーブル2を検出し、ステップS273でROM62から図19の(c)の図柄テーブル3を検出する。そして、ステップS274でカウンタ格納部114からカウンタSR1の値の更新結果を検出し、ステップS275で図柄テーブル1から左列の図柄要素としてカウンタSR1の値の検出結果に応じた1つの図柄要素を選択する。
CPU61はステップS275で左列の図柄要素を選択すると、ステップS276でカウンタ格納部114からカウンタSR2の値の更新結果を検出し、ステップS277で図柄テーブル2から中列の図柄要素としてカウンタSR2の値の検出結果に応じた1つの図柄要素を選択する。そして、ステップS278でカウンタ格納部114からカウンタSR3の値の更新結果を検出し、ステップS279で図柄テーブル3から右列の図柄要素としてカウンタSR3の値の検出結果に応じた1つの図柄要素を選択し、ステップS280で左列の図柄要素の選択結果および右列の図柄要素の選択結果が相互に同一であるか否かを判断する。ここで左列の図柄要素の選択結果および右列の図柄要素の選択結果が相互に同一でないと判断した場合にはステップS282で左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを選択結果に設定する。例えば左列の図柄要素の選択結果が(5)で右列の図柄要素の選択結果が(4)で中列の図柄要素の選択結果が(1)である場合には装飾図柄が完全外れの組合せ(514)に設定される。
CPU61はステップS280で左列の図柄要素の選択結果および右列の図柄要素の選択結果が相互に同一であると判断すると、ステップS281で右列の図柄要素の選択結果を次の図柄要素に変更し、ステップ282で左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれを選択結果に設定する。例えば左列の図柄要素の選択結果が(8)で右列の図柄要素の選択結果が(8)で中列の図柄要素の選択結果が(1)である場合には右列の図柄要素の選択結果が(8)の次の(1)に変更され、装飾図柄が完全外れの組合せ(811)に設定される。
図43はステップS251の外れリーチ図柄設定処理であり、CPU61はステップS291でROM62から図19の(a)の図柄テーブル1を検出し、ステップS292でROM62から図19の(b)の図柄テーブル2を検出する。そして、ステップS293でカウンタ格納部114からカウンタSR1の値の更新結果を検出し、ステップS294で図柄テーブル1から左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれとしてカウンタSR1の値の検出結果に応じた1つの図柄要素を選択する。
CPU61はステップS294で図柄要素を選択すると、ステップS295でカウンタ格納部114からカウンタSR2の値の更新結果を検出する。そして、ステップS296で図柄テーブル2から中列の図柄要素としてカウンタSR2の値の検出結果に応じた1つの図柄要素を選択し、ステップS297で左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの選択結果が相互に同一であるか否かを判断する。ここで左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれの選択結果が相互に同一でないと判断した場合にはステップS299へ移行し、左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれを選択結果に設定する。例えば左列の図柄要素の選択結果および右列の図柄要素の選択結果のそれぞれが(5)で中列の図柄要素の選択結果が(3)である場合には装飾図柄が外れリーチの組合せ(535)に設定される。
CPU61はステップS297で左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれの選択結果が相互に同一であると判断すると、ステップ298で中列の図柄要素の選択結果を次の図柄要素に変更し、ステップS299で左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれを選択結果に設定する。例えば左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれの選択結果が(8)である場合には中列の図柄要素の選択結果が(8)の次の(1)に変更され、装飾図柄が外れリーチの組合せ(818)に設定される。
CPU61はステップS248またはステップS250またはステップS251で装飾図柄の組合せを設定すると、ステップS252で確定図柄格納部115に装飾図柄の組合せの設定結果を記録し、ステップS253のステップアップ予告設定処理へ移行する。このステップS253のステップアップ予告設定処理を終えた場合にはステップS254へ移行し、表示制御回路70に再生開始コマンド1を送信する。この表示制御回路70は再生開始コマンド1を受信した場合にはVRAMのビデオデータの選択結果を再生開始し、装飾図柄表示器34にビデオデータの選択結果に応じた装飾図柄遊技の背景映像を表示開始する。
図44はステップS253のステップアップ予告設定処理であり、CPU61はステップS301でカウンタ格納部114からカウンタSR4の値の更新結果を検出し、ステップS302でROM62から1つの予告回数テーブルを検出する。この予告回数テーブルは変動開始コマンドの検出結果に応じて検出されるものであり、CPU61は変動開始コマンドの検出結果が変動開始コマンド01である場合には図22の(a)の予告回数テーブル1を検出し、変動開始コマンドの検出結果が変動開始コマンド02である場合には図22の(b)の予告回数テーブル2を検出し、変動開始コマンドの検出結果が変動開始コマンド03である場合および変動開始コマンド05である場合のそれぞれには図22の(c)の予告回数テーブル3を検出し、変動開始コマンドの検出結果が変動開始コマンド04である場合および変動開始コマンド06である場合のそれぞれには図22の(d)の予告回数テーブル4を検出する。
CPU61はステップS302で予告回数テーブルを検出すると、ステップS303で予告回数テーブルの検出結果からカウンタSR4の値の検出結果に応じた1つの予告回数を選択し、ステップS304でカウンタ格納部114のカウンタSN4の値に予告回数の選択結果を設定する。このカウンタSN4の値はステップS202でROM62に予め記録された値(0)に初期設定されるものであり、CPU61はステップS304でカウンタSN4の値を設定した場合にはステップS305でカウンタSN4の値の設定結果がROM62に予め記録された閾値(0)に比べて大きいか否かを判断する。ここでカウンタSN4の値の設定結果が閾値であると判断した場合にはステップアップ予告設定処理を終える。即ち、予告回数(0)が選択された場合には変動開始コマンドの選択結果に拘らずステップ1〜ステップ3のそれぞれの予告絵柄格納部116に予告絵柄の設定結果が記録されず、装飾図柄遊技で予告絵柄が表示されない。
CPU61はステップS305でカウンタSN4の値の設定結果が閾値に比べて大きいと判断すると、ステップS306でカウンタ格納部114からカウンタSR5の値の更新結果を検出し、ステップS307でROM62から1つの処理順序テーブルを検出する。この処理順序テーブルはカウンタSN4の値の設定結果に応じて検出されるものであり、CPU61はカウンタSN4の値の設定結果が(1)である場合には図23の(a)の処理順序テーブル1を検出し、カウンタSN4の値の設定結果が(2)である場合には図23の(b)の処理順序テーブル2を検出し、カウンタSN4の値の設定結果が(3)である場合には図23の(c)の処理順序テーブル3を検出する。
CPU61はステップS307で処理順序テーブルを検出すると、ステップS308で処理順序テーブルの検出結果からカウンタSR5の値の検出結果に応じた1つの処理順序を選択し、ステップS309でカウンタ格納部114のカウンタSN1の値を設定する。このカウンタSN1の値は1番目に予告絵柄を選択するステップを特定するものであり、CPU61は処理順序の選択結果の1番目のステップがステップ1である場合にはカウンタSN1の値に(1)を設定し、1番目のステップがステップ2である場合にはカウンタSN1の値に(2)を設定し、1番目のステップがステップ3である場合にはカウンタSN1の値に(3)を設定する。このカウンタSN1の値はステップS202で(0)に初期設定される。
CPU61はステップS309でカウンタSN1の値を設定すると、ステップS310でカウンタ格納部114のカウンタSN2の値を設定する。このカウンタSN2の値は2番目に予告絵柄を選択するステップを特定するものであり、CPU61は処理順序の選択結果の2番目のステップがステップ1である場合にはカウンタSN2の値に(1)を設定し、2番目のステップがステップ2である場合にはカウンタSN2の値に(2)を設定し、2番目のステップがステップ3である場合にはカウンタSN2の値に(3)を設定し、2番目のステップが存在しない場合にはカウンタSN2の値に(0)を設定する。このカウンタSN2の値はステップS202で(0)に初期設定される。
CPU61はステップS310でカウンタSN2の値を設定すると、ステップS311でカウンタ格納部114のカウンタSN3の値を設定する。このカウンタSN3の値は3番目に予告絵柄を選択するステップを特定するものであり、CPU61は処理順序の選択結果の3番目のステップがステップ1である場合にはカウンタSN3の値に(1)を設定し、3番目のステップがステップ2である場合にはカウンタSN3の値に(2)を設定し、3番目のステップがステップ3である場合にはカウンタSN3の値に(3)を設定し、3番目のステップが存在しない場合にはカウンタSN3の値に(0)を設定する。このカウンタSN3の値はステップS202で(0)に初期設定される。
CPU61はステップS311でカウンタSN3の値を設定すると、ステップS312でROM62から1つのトータルポイントテーブルを検出する。このトータルポイントテーブルはカウンタ格納部114のカウンタSN4の値の設定結果に応じて検出されるものであり、CPU61はカウンタSN4の値の設定結果が(1)である場合には図24の(a)のトータルポイントテーブル1を検出し、カウンタSN4の値の設定結果が(2)である場合には図24の(b)のトータルポイントテーブル2を検出し、カウンタSN4の値の設定結果が(3)である場合には図24の(c)のトータルポイントテーブル3を検出する。
CPU61はステップS312でトータルポイントテーブルを検出すると、ステップS313でトータルポイントテーブルの検出結果から変動開始コマンドの検出結果に応じた1つのポイントPを選択し、ステップS314の予告絵柄選択処理1とステップS315の予告絵柄選択処理2とステップS316の予告絵柄選択処理3のそれぞれを実行する。これらトータルポイントテーブル1〜トータルポイントテーブル3は変動開始コマンドの期待度が高くなることに応じて大きなポイントPが設定され且つ予告回数が多くなることに応じて大きなポイントPが設定されたものであり、ポイントPは変動開始コマンドの期待度が高くなることに応じて大きな値に初期設定され且つ予告回数が多くなることに応じて大きなポイントPに初期設定される。
図45はステップS314の予告絵柄選択処理1であり、CPU61はステップS321でカウンタ格納部114からカウンタSN1の値を検出し、ステップS322でカウンタSN1の値の検出結果が(1)であるか否かを判断する。ここでカウンタSN1の値の検出結果が(1)であると判断した場合にはステップS323のステップ1処理でウエイター1〜ウエイター3のうちから1つの予告絵柄を選択し、ステップS324でステップ1の予告絵柄格納部116に予告絵柄の選択結果を記録する。
CPU61はステップS322でカウンタSN1の値の検出結果が(1)でないと判断すると、ステップS325でカウンタSN1の値の検出結果が(2)であるか否かを判断する。ここでカウンタSN1の値の検出結果が(2)であると判断した場合にはステップS326のステップ2処理で表紙1〜表紙3のうちから1つの予告絵柄を選択し、ステップS327でステップ2の予告絵柄格納部116に予告絵柄の選択結果を記録する。CPU61はカウンタSN1の値の検出結果が(3)である場合にはステップS325からステップS328のステップ3処理へ移行する。ここで献立1〜献立3のうちから1つの予告絵柄を選択し、ステップS329でステップ3の予告絵柄格納部116に予告絵柄の選択結果を記録する。
図46はステップS323のステップ1処理であり、CPU61はステップS331でカウンタ格納部114からカウンタSR6の値の更新結果を検出し、ステップS332でROM62から図25の(a)の予告選択テーブル1を検出し、ステップS333で予告選択テーブル1のウエイター1〜ウエイター3のうちからカウンタSR6の値の検出結果に応じた1つの予告絵柄を選択する。そして、ステップS334でROM62から図26の(a)の予告ポイントテーブル1を検出し、ステップS335で予告ポイントテーブル1から予告絵柄の選択結果に応じた1つのポイントP1を選択する。
CPU61はステップS335でポイントP1を選択すると、ステップS336でポイントPからポイントP1の選択結果を減算し、ステップS337でカウンタ格納部114のカウンタSN4の値からROM62に予め記録された一定値(1)を減算することで残り予告回数を更新する。そして、ステップS338で図27の(a)の限度ポイントテーブルからカウンタSN4の値の減算結果に応じた1つの限度ポイントPLを選択し、ステップS339でポイントPの減算結果が限度ポイントPLの選択結果に比べて小さいか否かを判断する。ここで「P≧PL」であると判断した場合にはステップ1処理を終え、ステップS324でステップ1の予告絵柄格納部116にステップS333の予告絵柄の選択結果を記録する。
CPU61はステップS339で「P<PL」であると判断すると、ステップS340でステップS333の予告絵柄の選択結果をRAM63から消去する。そして、ステップS341でステップS336のポイントPの減算結果にステップS335のポイントP1の選択結果を加算することでポイントPを減算前の状態に戻し、ステップS342でカウンタ格納部114のカウンタSR6の値を更新する。このカウンタSR6の値の更新処理はカウンタSR6の値に一定値(1)を加算するものであり、カウンタSR6の値が上限値(10)である場合には下限値(0)に更新される。
CPU61はステップS342でカウンタ格納部114のカウンタSR6の値を更新すると、ステップS343でカウンタ格納部114からカウンタSR6の値の更新結果を検出し、ステップS344で予告選択テーブル1のウエイター1〜ウエイター3のうちからステップS343のカウンタSR6の値の検出結果に応じた1つの予告絵柄を選択する。そして、ステップS345で予告ポイントテーブル1からステップS344の予告絵柄の選択結果に応じた1つのポイントP1を選択し、ステップS346でステップS341のポイントPの復帰結果からステップS345のポイントP1の選択結果を減算する。
CPU61はステップS346でポイントPを減算すると、ステップS339でステップS346のポイントPの減算結果がステップS338の限度ポイントPLの選択結果に比べて小さいか否かを判断する。ここで「P≧PL」であると判断した場合にはステップ1処理を終え、ステップS324でステップ1の予告絵柄格納部116にステップS344の予告絵柄の選択結果を記録する。即ち、ステップ1処理は予告選択テーブル1から「P−P1≧PL」となる1つの予告絵柄を選択するものであり、予告選択テーブル1から「P−P1<PL」となる1つの予告絵柄が選択された場合には「P−P1≧PL」と判断されるまで予告選択テーブル1から1つの予告絵柄を選択する処理が繰返される。
図47はステップS326のステップ2処理であり、CPU61はステップS351でカウンタ格納部114からカウンタSR7の値の更新結果を検出し、ステップS352でROM62から図25の(b)の予告選択テーブル2を検出し、ステップS353で予告選択テーブル2の表紙1〜表紙3のうちからカウンタSR7の値の検出結果に応じた1つの予告絵柄を選択する。そして、ステップS354でROM62から図26の(b)の予告ポイントテーブル2を検出し、ステップS355で予告ポイントテーブル2から予告絵柄の選択結果に応じた1つのポイントP2を選択する。
CPU61はステップS355でポイントP2を選択すると、ステップS356でポイントPからポイントP2の選択結果を減算し、ステップS357でカウンタ格納部114のカウンタSN4の値から一定値(1)を減算する。そして、ステップS358で図27の(a)の限度ポイントテーブルからカウンタSN4の値の減算結果に応じた1つの限度ポイントPLを選択し、ステップS359でポイントPの減算結果が限度ポイントPLの選択結果に比べて小さいか否かを判断する。ここで「P≧PL」であると判断した場合にはステップ2処理を終え、ステップS327でステップ2の予告絵柄格納部116にステップS353の予告絵柄の選択結果を記録する。
CPU61はステップS359で「P<PL」であると判断すると、ステップS360でステップS353の予告絵柄の選択結果をRAM63から消去する。そして、ステップS361でステップS356のポイントPの減算結果にステップS355のポイントP2の選択結果を加算することでポイントPを減算前の状態に戻し、ステップS362でカウンタ格納部114のカウンタSR7の値を更新する。このカウンタSR7の値の更新処理はカウンタSR7の値に一定値(1)を加算するものであり、カウンタSR7の値が上限値(20)である場合には下限値(0)に更新される。
CPU61はステップS362でカウンタ格納部114のカウンタSR7の値を更新すると、ステップS363でカウンタ格納部114からカウンタSR7の値の更新結果を検出し、ステップS364で予告選択テーブル2の表紙1〜表紙3のうちからステップS363のカウンタSR7の値の検出結果に応じた1つの予告絵柄を選択する。そして、ステップS365で予告ポイントテーブル2からステップS364の予告絵柄の選択結果に応じた1つのポイントP2を選択し、ステップS366でステップS361のポイントPの復帰結果からステップS365のポイントP2の選択結果を減算する。
CPU61はステップS366でポイントPを減算すると、ステップS359でステップS366のポイントPの減算結果がステップS358の限度ポイントPLの選択結果に比べて小さいか否かを判断する。ここで「P≧PL」であると判断した場合にはステップ2処理を終え、ステップS327でステップ2の予告絵柄格納部116にステップS364の予告絵柄の選択結果を記録する。即ち、ステップ2処理は予告選択テーブル2から「P−P2≧PL」となる1つの予告絵柄を選択するものであり、予告選択テーブル2から「P−P2<PL」となる1つの予告絵柄が選択された場合には「P−P2≧PL」と判断されるまで予告選択テーブル2から1つの予告絵柄を選択する処理が繰返される。
図48はステップS328のステップ3処理であり、CPU61はステップS371でカウンタ格納部114からカウンタSR8の値の更新結果を検出し、ステップS372でROM62から図25の(c)の予告選択テーブル3を検出し、ステップS373で予告選択テーブル3の献立1〜献立3のうちからカウンタSR8の値の検出結果に応じた1つの予告絵柄を選択する。そして、ステップS374でROM62から図26の(c)の予告ポイントテーブル3を検出し、ステップS375で予告ポイントテーブル3から予告絵柄の選択結果に応じた1つのポイントP3を選択する。
CPU61はステップS375でポイントP3を選択すると、ステップS376でポイントPからポイントP3の選択結果を減算し、ステップS377でカウンタ格納部114のカウンタSN4の値から一定値(1)を減算する。そして、ステップS378で図27の(a)の限度ポイントテーブルからカウンタSN4の値の減算結果に応じた1つの限度ポイントPLを選択し、ステップS379でポイントPの減算結果が限度ポイントPLの選択結果に比べて小さいか否かを判断する。ここで「P≧PL」であると判断した場合にはステップ3処理を終え、ステップS329でステップ3の予告絵柄格納部116にステップS373の予告絵柄の選択結果を記録する。
CPU61はステップS379で「P<PL」であると判断すると、ステップS380でステップS373の予告絵柄の選択結果をRAM63から消去する。そして、ステップS381でステップS376のポイントPの減算結果にステップS375のポイントP3の選択結果を加算することでポイントPを減算前の状態に戻し、ステップS382でカウンタ格納部114のカウンタSR8の値を更新する。このカウンタSR8の値の更新処理はカウンタSR8の値に一定値(1)を加算するものであり、カウンタSR8の値が上限値(30)である場合には下限値(0)に更新される。
CPU61はステップS382でカウンタ格納部114のカウンタSR8の値を更新すると、ステップS383でカウンタ格納部114からカウンタSR8の値の更新結果を検出し、ステップS384で予告選択テーブル3の献立1〜献立3のうちからステップS383のカウンタSR8の値の検出結果に応じた1つの予告絵柄を選択する。そして、ステップS385で予告ポイントテーブル3からステップS384の予告絵柄の選択結果に応じた1つのポイントP3を選択し、ステップS386でステップS381のポイントPの復帰結果からステップS385のポイントP3の選択結果を減算する。
CPU61はステップS386でポイントPを減算すると、ステップS379でステップS386のポイントPの減算結果がステップS378の限度ポイントPLの選択結果に比べて小さいか否かを判断する。ここで「P≧PL」であると判断した場合にはステップ3処理を終え、ステップS329でステップ3の予告絵柄格納部116にステップS384の予告絵柄の選択結果を記録する。即ち、ステップ3処理は予告選択テーブル3から「P−P3≧PL」となる1つの予告絵柄を選択するものであり、予告選択テーブル3から「P−P3<PL」となる1つの予告絵柄が選択された場合には「P−P3≧PL」と判断されるまで予告選択テーブル3から1つの予告絵柄を選択する処理が繰返される。
図49はステップS315の予告絵柄選択処理2であり、CPU61はステップS391でカウンタ格納部114のカウンタSN4の値が限度値(0)に比べて大きいか否かを判断し、カウンタSN4の値が限度値(0)であると判断した場合には予告絵柄選択処理2を終える。即ち、カウンタSN4の値が(1)に初期設定された場合には予告絵柄選択処理1が終了することでカウンタSN4の値が(0)に減算され、予告絵柄選択処理2および予告絵柄選択処理3のそれぞれで予告絵柄が選択されない。
CPU61はステップS391でカウンタ格納部114のカウンタSN4の値が限度値(0)に比べて大きいと判断すると、ステップS392でカウンタ格納部114からカウンタSN2の値を検出し、ステップS393でカウンタSN2の値の検出結果が(1)であるか否かを判断する。ここでカウンタSN2の値の検出結果が(1)であると判断した場合にはステップS394のステップ1処理でウエイター1〜ウエイター3のうちから1つの予告絵柄を選択し、ステップS395でステップ1の予告絵柄格納部116に予告絵柄の選択結果を記録する。このステップS394のステップ1処理はステップS323のステップ1処理と同一の手順で予告選択テーブル1から「P−P1≧PL」となる1つの予告絵柄を選択するものであり、予告選択テーブル1から「P−P1<PL」となる1つの予告絵柄が選択された場合には「P−P1≧PL」と判断されるまで予告選択テーブル1から1つの予告絵柄を選択する処理が繰返される。
CPU61はステップS393でカウンタSN2の値の検出結果が(1)でないと判断すると、ステップS396でカウンタSN2の値の検出結果が(2)であるか否かを判断する。ここでカウンタSN2の値の検出結果が(2)であると判断した場合にはステップS397のステップ2処理で表紙1〜表紙3のうちから1つの予告絵柄を選択し、ステップS398でステップ2の予告絵柄格納部116に予告絵柄の選択結果を記録する。このステップS397のステップ2処理はステップS326のステップ2処理と同一の手順で予告選択テーブル2から「P−P2≧PL」となる1つの予告絵柄を選択するものであり、予告選択テーブル2から「P−P2<PL」となる1つの予告絵柄が選択された場合には「P−P2≧PL」と判断されるまで予告選択テーブル2から1つの予告絵柄を選択する処理が繰返される。
CPU61はカウンタSN2の値の検出結果が(3)である場合にはステップS396からステップS399のステップ3処理へ移行する。ここで献立1〜献立3のうちから1つの予告絵柄を選択し、ステップS400でステップ3の予告絵柄格納部116に予告絵柄の選択結果を記録する。このステップS399のステップ3処理はステップS328のステップ3処理と同一の手順で予告選択テーブル3から「P−P3≧PL」となる1つの予告絵柄を選択するものであり、予告選択テーブル3から「P−P3<PL」となる1つの予告絵柄が選択された場合には「P−P3≧PL」と判断されるまで予告選択テーブル3から1つの予告絵柄を選択する処理が繰返される。
図50はステップS316の予告絵柄選択処理3であり、CPU61はステップS401でカウンタ格納部114のカウンタSN4の値が限度値(0)に比べて大きいか否かを判断し、カウンタSN4の値が限度値(0)であると判断した場合には予告絵柄選択処理3を終える。即ち、カウンタSN4の値が(2)に初期設定された場合には予告絵柄選択処理1が終了することでカウンタSN4の値が(1)に減算され、予告絵柄選択処理2が終了することでカウンタSN4の値が(0)に減算されるので、予告絵柄選択処理3で予告絵柄が選択されない。
CPU61はステップS401でカウンタ格納部114のカウンタSN4の値が限度値(0)に比べて大きいと判断すると、ステップS402でカウンタ格納部114からカウンタSN3の値を検出し、ステップS403でカウンタSN3の値の検出結果が(1)であるか否かを判断する。ここでカウンタSN3の値の検出結果が(1)であると判断した場合にはステップS404のステップ1処理でウエイター1〜ウエイター3のうちから1つの予告絵柄を選択し、ステップS405でステップ1の予告絵柄格納部116に予告絵柄の選択結果を記録する。このステップS404のステップ1処理はステップS323のステップ1処理およびステップS394のステップ1処理のそれぞれと同一の手順で予告選択テーブル1から「P−P1≧PL」となる1つの予告絵柄を選択するものであり、予告選択テーブル1から「P−P1<PL」となる1つの予告絵柄が選択された場合には「P−P1≧PL」と判断されるまで予告選択テーブル1から1つの予告絵柄を選択する処理が繰返される。
CPU61はステップS403でカウンタSN3の値の検出結果が(1)でないと判断すると、ステップS406でカウンタSN3の値の検出結果が(2)であるか否かを判断する。ここでカウンタSN3の値の検出結果が(2)であると判断した場合にはステップS407のステップ2処理で表紙1〜表紙3のうちから1つの予告絵柄を選択し、ステップS408でステップ2の予告絵柄格納部116に予告絵柄の選択結果を記録する。このステップS407のステップ2処理はステップS326のステップ2処理およびステップS397のステップ2処理のそれぞれと同一の手順で予告選択テーブル2から「P−P2≧PL」となる1つの予告絵柄を選択するものであり、予告選択テーブル2から「P−P2<PL」となる1つの予告絵柄が選択された場合には「P−P2≧PL」と判断されるまで予告選択テーブル2から1つの予告絵柄を選択する処理が繰返される。
CPU61はカウンタSN3の値の検出結果が(3)である場合にはステップS406からステップS409のステップ3処理へ移行する。ここで献立1〜献立3のうちから1つの予告絵柄を選択し、ステップS410でステップ3の予告絵柄格納部116に予告絵柄の選択結果を記録する。このステップS409のステップ3処理はステップS328のステップ3処理およびステップS399のステップ3処理のそれぞれと同一の手順で予告選択テーブル3から「P−P3≧PL」となる1つの予告絵柄を選択するものであり、予告選択テーブル3から「P−P3<PL」となる1つの予告絵柄が選択された場合には「P−P3≧PL」と判断されるまで予告選択テーブル3から1つの予告絵柄を選択する処理が繰返される。
[7−2]予告絵柄の設定手順の具体例の説明
[7−2−1]メイン制御回路40が変動開始コマンド02を選択した場合
CPU61は予告回数テーブル2を検出し(図44のステップS302)、予告回数テーブル2から予告回数0および予告回数1のいずれかを選択する(図44のステップS303)。例えば予告回数1を選択した場合にはカウンタSN4の値に(1)を設定し(図44のステップS304)、処理順序テーブル1から処理順序としてステップ1を選択する(図44のステップS308)。そして、カウンタSN1の値に(1)を設定し(図44のステップS309)、トータルポイントテーブル1から変動開始コマンド02に応じてポイントP(1)を選択する(図44のステップS313)。この場合には予告絵柄選択処理1でステップ1の予告絵柄を選択し(図44のステップS314)、予告絵柄選択処理2および予告絵柄選択処理3のそれぞれで予告絵柄を選択しない。
CPU61は予告絵柄選択処理1ではカウンタSN1の値が(1)であると判断し(図45のステップS322)、ステップ1処理で予告選択テーブル1からカウンタSR6の値に応じて1つの予告絵柄を選択し(図46のステップS333)、予告ポイントテーブル1から予告絵柄の選択結果に応じた1つのポイントP1を選択する(図46のステップS335)。例えば予告絵柄としてウエイター3を選択した場合にはポイントP1として(3)を選択し、ポイントP(1)からポイントP1(3)を減算し(図46のステップS336)、カウンタSN4の値(1)から一定値(1)を減算する(図46のステップS337)。そして、限度ポイントテーブルからカウンタSN4の値の減算結果(0)に応じて限度ポイントPL(0)を選択し(図46のステップS338)、ポイントPの減算結果(−2)が限度ポイントPL(0)に比べて小さいと判断することでウエイター3をキャンセルする(図46のステップS339/ステップS340)。
CPU61はウエイター3をキャンセルすると、ポイントPの減算結果(−2)にポイントP1の選択結果(3)を加算することでポイントPを減算前の値(1)に戻す(図46のステップS341)。そして、カウンタSR6の値を一定値だけ更新し(図46のステップS342)、予告選択テーブル1からカウンタSR6の値の更新結果に応じた1つの予告絵柄を新たに選択する(図46のステップS344)。例えば予告絵柄としてウエイター1を新たに選択した場合には予告ポイントテーブル1からウエイター1に応じてポイントP1(1)を新たに選択し(図46のステップS345)、ポイントPの復帰結果(1)からポイントP1の新たな選択結果(1)を減算し(図46のステップ346)、ポイントPの減算結果が限度ポイントPL(0)に比べて小さくないと判断し(図46のステップS339)、ステップ1の予告絵柄格納部116に予告絵柄としてウエイター1を記録する(図45のステップS324)。
[7−2−2]メイン制御回路40が変動開始コマンド03を選択した場合
CPU61は予告回数テーブル3を検出し(図44のステップS302)、予告回数テーブル3から予告回数0と予告回数1と予告回数2のいずれかを選択する(図44のステップS303)。例えば予告回数2を選択した場合にはカウンタSN4の値に(2)を設定し(図44のステップS304)、処理順序テーブル2から1つの処理順序を選択する(図44のステップS308)。
CPU61は処理順序テーブル2から処理順序としてステップ2/ステップ1を選択すると、カウンタSN1の値に(2)を設定し(図44のステップS309)、カウンタSN2の値に(1)を設定し(図44のステップS310)、トータルポイントテーブル2から変動開始コマンド03に応じてポイントP(4)を選択する(図44のステップS313)。この場合には予告絵柄選択処理1でステップ2の予告絵柄を選択し(図44のステップS314)、予告絵柄選択処理2でステップ1の予告絵柄を選択し(図44のステップS315)、予告絵柄選択処理3で予告絵柄を選択しない。
CPU61は予告絵柄選択処理1ではカウンタSN1の値が(2)であると判断し(図45のステップS325)、ステップ2処理で予告選択テーブル2からカウンタSR7の値に応じて1つの予告絵柄を選択し(図47のステップS353)、予告ポイントテーブル2から予告絵柄の選択結果に応じた1つのポイントP2を選択する(図47のステップS355)。例えば予告絵柄として表紙2を選択した場合にはポイントP2として(2)を選択し、ポイントP(4)からポイントP2(2)を減算し(図47のステップS356)、カウンタSN4の値(2)から一定値(1)を減算する(図47のステップS357)。そして、限度ポイントテーブルからカウンタSN4の値の減算結果(1)に応じて限度ポイントPL(1)を選択し(図47のステップS358)、ポイントPの減算結果(2)が限度ポイントPL(1)に比べて小さくないと判断し(図47のステップS359)、ステップ2の予告絵柄格納部116に予告絵柄として表紙2を記録する(図45のステップS327)。
CPU61は予告絵柄選択処理2ではカウンタSN2の値が(1)であると判断し(図49のステップS393)、ステップ1処理で予告選択テーブル1からカウンタSR6の値に応じて1つの予告絵柄を選択し(図46のステップS333)、予告ポイントテーブル1から予告絵柄の選択結果に応じた1つのポイントP1を選択する(図46のステップS335)。例えば予告絵柄としてウエイター1を選択した場合にはポイントP1として(1)を選択し、ポイントP(2)からポイントP1(1)を減算し(図46のステップS336)、カウンタSN4の値(1)から一定値(1)を減算する(図46のステップS337)。そして、限度ポイントテーブルからカウンタSN4の値の減算結果(0)に応じて限度ポイントPL(0)を選択し(図46のステップS338)、ポイントPの減算結果(1)が限度ポイントPL(0)に比べて小さくないと判断し(図46のステップS339)、ステップ1の予告絵柄格納部116に予告絵柄としてウエイター1を記録する(図49のステップS395)。
[7−2−3]メイン制御回路40が変動開始コマンド04を選択した場合
CPU61は予告回数テーブル4を検出し(図44のステップS302)、予告回数テーブル4から予告回数0と予告回数1と予告回数2と予告回数3のいずれかを選択する(図44のステップS303)。例えば予告回数3を選択した場合にはカウンタSN4の値に(3)を設定し(図44のステップS304)、処理順序テーブル3から1つの処理順序を選択する(図44のステップS308)。
CPU61は処理順序テーブル3から処理順序としてステップ3/ステップ2/ステップ1を選択すると、カウンタSN1の値に(3)を設定し(図44のステップS309)、カウンタSN2の値に(2)を設定し(図44のステップS310)、カウンタSN3の値に(1)を設定し(図44のステップS311)、トータルポイントテーブル3から変動開始コマンド04に応じてポイントP(6)を選択する(図44のステップS313)。この場合には予告絵柄選択処理1でステップ3の予告絵柄を選択し(図44のステップS314)、予告絵柄選択処理2でステップ2の予告絵柄を選択し(図44のステップS315)、予告絵柄選択処理3でステップ1の予告絵柄を選択する(図44のステップS316)。
CPU61は予告絵柄選択処理1ではカウンタSN1の値が(3)であると判断し(図45のステップS325)、ステップ3処理で予告選択テーブル3からカウンタSR8の値に応じて1つの予告絵柄を選択し(図48のステップS373)、予告ポイントテーブル3から予告絵柄の選択結果に応じた1つのポイントP3を選択する(図48のステップS375)。例えば予告絵柄として献立2を選択した場合にはポイントP3として(2)を選択し、ポイントP(6)からポイントP3(2)を減算し(図48のステップS376)、カウンタSN4の値(3)から一定値(1)を減算する(図48のステップS377)。そして、限度ポイントテーブルからカウンタSN4の値の減算結果(2)に応じて限度ポイントPL(2)を選択し(図48のステップS378)、ポイントPの減算結果(4)が限度ポイントPL(2)に比べて小さくないと判断し(図48のステップS379)、ステップ3の予告絵柄格納部116に予告絵柄として献立2を記録する(図45のステップS329)。
CPU61は予告絵柄選択処理2ではカウンタSN2の値が(2)であると判断し(図49のステップS396)、ステップ2処理で予告選択テーブル2からカウンタSR7の値に応じて1つの予告絵柄を選択し(図47のステップS353)、予告ポイントテーブル2から予告絵柄の選択結果に応じた1つのポイントP2を選択する(図47のステップS355)。例えば予告絵柄として表紙2を選択した場合にはポイントP2として(2)を選択し、ポイントP(4)からポイントP2(2)を減算し(図47のステップS356)、カウンタSN4の値(2)から一定値(1)を減算する(図47のステップS357)。そして、限度ポイントテーブルからカウンタSN4の値の減算結果(1)に応じて限度ポイントPL(1)を選択し(図47のステップS358)、ポイントPの減算結果(2)が限度ポイントPL(1)に比べて小さくないと判断し(図47のステップS359)、ステップ2の予告絵柄格納部116に予告絵柄として表紙2を記録する(図49のステップS398)。
CPU61は予告絵柄選択処理1ではカウンタSN1の値が(1)であると判断し(図45のステップS322)、ステップ1処理で予告選択テーブル1からカウンタSR6の値に応じて1つの予告絵柄を選択し(図46のステップS333)、予告ポイントテーブル1から予告絵柄の選択結果に応じた1つのポイントP1を選択する(図46のステップS335)。例えば予告絵柄としてウエイター3を選択した場合にはポイントP1として(3)を選択し、ポイントP(2)からポイントP1(3)を減算し(図46のステップS336)、カウンタSN4の値(1)から一定値(1)を減算する(図46のステップS337)。そして、限度ポイントテーブルからカウンタSN4の値の減算結果(0)に応じて限度ポイントPL(0)を選択し(図46のステップS338)、ポイントPの減算結果(−1)が限度ポイントPL(0)に比べて小さいと判断することでウエイター3をキャンセルする(図46のステップS339/ステップS340)。
CPU61はウエイター3をキャンセルすると、ポイントPの減算結果(−1)にポイントP1の選択結果(3)を加算することでポイントPを減算前の値(2)に戻す(図46のステップS341)。そして、カウンタSR6の値を一定値だけ更新し(図46のステップS342)、予告選択テーブル1からカウンタSR6の値の更新結果に応じた1つの予告絵柄を新たに選択する(図46のステップS344)。例えば予告絵柄としてウエイター2を新たに選択した場合には予告ポイントテーブル1からウエイター2に応じてポイントP1(2)を新たに選択し(図46のステップS345)、ポイントPの復帰結果(2)からポイントP1の新たな選択結果(2)を減算し(図46のステップ346)、ポイントPの減算結果が限度ポイントPL(0)に比べて小さくないと判断し(図46のステップS339)、ステップ1の予告絵柄格納部116に予告絵柄としてウエイター2を記録する(図45のステップS324)。
[7−3]ステップアップ予告のバリエーションの説明
図51および図52は変動開始コマンドに対するステップアップ予告のバリエーションである。変動開始コマンド02が選択された場合には予告回数1が選択されることでポイントPとして(1)が選択される。この場合にはポイントP1が(1)となるようにステップ1の予告絵柄が選択されるので、ステップアップ予告のバリエーションが1種類になる。
変動開始コマンド03が選択されることで予告回数1が選択された場合にはポイントPとして(2)が選択される。この場合にはポイントP1が(2)以下となるようにステップ1の予告絵柄が選択されるので、ステップアップ予告のバリエーションが2種類になる。変動開始コマンド03が選択されることで予告回数2が選択された場合にはポイントPとして(4)が選択される。この場合にはポイントP1およびポイントP2の合計が(4)以下となるようにステップ1の予告絵柄およびステップ2の予告絵柄のそれぞれが選択されるので、ステップアップ予告のバリエーションが6種類になる。
変動開始コマンド04が選択されることで予告回数1が選択された場合にはポイントPとして(3)が選択される。この場合にはポイントP1が(3)以下となるようにステップ1の予告絵柄が選択されるので、ステップアップ予告のバリエーションが3種類になる。変動開始コマンド04が選択されることで予告回数2が選択された場合にはポイントPとして(6)が選択される。この場合にはポイントP1およびポイントP2の合計が(6)以下となるようにステップ1の予告絵柄およびステップ2の予告絵柄のそれぞれが選択されるので、ステップアップ予告のバリエーションが9種類になる。変動開始コマンド04が選択されることで予告回数3が選択された場合にはポイントPとして(7)が選択される。この場合にはポイントP1とポイントP2とポイントP3の合計が(7)以下となるようにステップ1の予告絵柄とステップ2の予告絵柄とステップ3の予告絵柄のそれぞれが選択されるので、ステップアップ予告のバリエーションが23種類になる。
変動開始コマンド05が選択されることで予告回数1が選択された場合にはポイントPとして(2)が選択される。この場合にはポイントP1が(2)以下となるようにステップ1の予告絵柄が選択されるので、ステップアップ予告のバリエーションが2種類になる。変動開始コマンド05が選択されることで予告回数2が選択された場合にはポイントPとして(5)が選択される。この場合にはポイントP1およびポイントP2の合計が(5)以下となるようにステップ1の予告絵柄およびステップ2の予告絵柄のそれぞれが選択されるので、ステップアップ予告のバリエーションが8種類になる。
変動開始コマンド06が選択されることで予告回数1が選択された場合にはポイントPとして(3)が選択される。この場合にはポイントP1が(3)以下となるようにステップ1の予告絵柄が選択されるので、ステップアップ予告のバリエーションが3種類になる。変動開始コマンド06が選択されることで予告回数2が選択された場合にはポイントPとして(6)が選択される。この場合にはポイントP1およびポイントP2の合計が(6)以下となるようにステップ1の予告絵柄およびステップ2の予告絵柄のそれぞれが選択されるので、ステップアップ予告のバリエーションが9種類になる。変動開始コマンド06が選択されることで予告回数3が選択された場合にはポイントPとして(9)が選択される。この場合にはポイントP1とポイントP2とポイントP3の合計が(9)以下となるようにステップ1の予告絵柄とステップ2の予告絵柄とステップ3の予告絵柄のそれぞれが選択されるので、ステップアップ予告のバリエーションが27種類になる。
[7−4]変動表示処理
図39のステップS227の変動表示処理はタイマ格納部113のタイマST1の値の加算結果がプロセスデータの選択結果に応じた複数のプロセスタイマ設定値のいずれかに一致しているか否かを判断し、タイマST1の値の加算結果が複数のプロセスタイマ設定値のいずれかに一致していると判断した場合にプロセスデータの選択結果からタイマST1の値の加算結果に応じた表示制御コマンドを検出し、表示制御回路70に表示制御コマンドの検出結果を送信するものであり、表示制御回路70は装飾図柄表示器34の表示内容を表示制御コマンドの受信結果に応じて制御することで装飾図柄表示器34に装飾図柄遊技の映像を表示する。
図20のプロセスデータ01〜06のそれぞれには全図変動開始コマンドと左列の変動停止コマンドと右列の変動停止コマンドと中列の変動停止コマンドが設定されており、CPU61はプロセスデータ01〜06のいずれが選択されている場合であっても表示制御回路70に全図変動開始コマンドと左列の変動停止コマンドと右列の変動停止コマンドと中列の変動停止コマンドのそれぞれを順に送信する。このCPU61は左列の変動停止コマンドを送信する場合には確定図柄格納部115から左列の図柄要素を検出し、表示制御回路70に左列の図柄要素の検出結果を送信する。このCPU61は右列の変動停止コマンドを送信する場合には確定図柄格納部115から右列の図柄要素を検出し、表示制御回路70に右列の図柄要素の検出結果を送信する。このCPU61は中列の変動停止コマンドを送信する場合には確定図柄格納部115から中列の図柄要素を検出し、表示制御回路70に中列の図柄要素の検出結果を送信する。
表示制御回路70は全図変動開始コマンドを受信した場合にはVROMから全図柄変動開始コマンドに応じた画像データを検出し、図53の(a)に示すように、装飾図柄表示器34の左変動領域L内と中変動領域C内と右変動領域R内のそれぞれに画像データの検出結果に応じて図柄要素を変動状態で表示開始する。これら左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれは装飾図柄遊技の背景映像の前方に重ねて表示される。
表示制御回路70は左列の図柄要素の検出結果および左列の変動停止コマンドの双方を受信した場合には左列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、図53の(b)に示すように、左変動領域L内に左列の図柄要素の受信結果を変動停止状態で表示する。この表示制御回路70は右列の図柄要素の検出結果および右列の変動停止コマンドの双方を受信した場合には右列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、図53の(c)に示すように、右変動領域R内に右列の図柄要素の受信結果を変動停止状態で表示する。この表示制御回路70は中列の図柄要素の検出結果および中列の変動停止コマンドの双方を受信した場合には中列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、図53の(d)に示すように、中変動領域C内に中列の図柄要素の受信結果を変動停止状態で表示する。
[7−5]ステップアップ予告処理
図54はステップS228のステップアップ予告処理であり、CPU61はステップS411でタイマ格納部113からタイマST1の値の加算結果を検出し、ステップS412でタイマST1の値の検出結果をROM62に予め記録された予告時間1(>0)と比較する。この予告時間1はプロセスデータ01〜06のそれぞれでの左列の変動停止コマンドに対するプロセスタイマ設定値に比べて小さく設定されたものであり、CPU61はステップS412でタイマST1の値の検出結果が予告時間1であると判断した場合にはステップS413でステップ1の予告絵柄格納部116に予告絵柄が記録されているか否かを判断する。
CPU61はステップS413でステップ1の予告絵柄格納部116に予告絵柄が記録されていると判断すると、ステップS414でステップ1の予告絵柄格納部116から予告絵柄を検出し、ステップS415でROM62から図27の(b)の予告コマンドテーブルを検出する。そして、ステップS416で予告コマンドテーブルから予告絵柄の検出結果に応じた1つの予告コマンドを選択し、ステップS417で予告コマンドの選択結果を表示制御回路70に送信し、ステップS418でステップ1の予告絵柄格納部116から予告絵柄を消去する。
CPU61はステップS412でタイマST1の値の検出結果が予告時間1でないと判断またはステップS413でステップ1の予告絵柄格納部116に予告絵柄が記録されていないと判断すると、ステップS419でタイマST1の値の検出結果をROM62に予め記録された予告時間2(>予告時間1)と比較する。この予告時間2はプロセスデータ03〜06のそれぞれでの左列の変動停止コマンドに対するプロセスタイマ設定値および右列の変動停止コマンドに対するプロセスタイマ設定値相互間の値に設定されたものであり、CPU61はステップS419でタイマST1の値の検出結果が予告時間2であると判断した場合にはステップS420でステップ2の予告絵柄格納部116に予告絵柄が記録されているか否かを判断する。
CPU61はステップS420でステップ2の予告絵柄格納部116に予告絵柄が記録されていると判断すると、ステップS421でステップ2の予告絵柄格納部116から予告絵柄を検出し、ステップS422でROM62から図27の(b)の予告コマンドテーブルを検出する。そして、ステップS423で予告コマンドテーブルから予告絵柄の検出結果に応じた1つの予告コマンドを選択し、ステップS424で予告コマンドの選択結果を表示制御回路70に送信し、ステップS425でステップ2の予告絵柄格納部116から予告絵柄を消去する。
CPU61はステップS419でタイマST1の値の検出結果が予告時間2でないと判断またはステップS420でステップ2の予告絵柄格納部116に予告絵柄が記録されていないと判断すると、ステップS426でタイマST1の値の検出結果をROM62に予め記録された予告時間3(>予告時間2)と比較する。この予告時間3はプロセスデータ03〜06のそれぞれでの右列の変動停止コマンドに対するプロセスタイマ設定値および中列の変動停止コマンドに対するプロセスタイマ設定値相互間の値に設定されたものであり、CPU61はステップS426でタイマST1の値の検出結果が予告時間3であると判断した場合にはステップS427でステップ3の予告絵柄格納部116に予告絵柄が記録されているか否かを判断する。
CPU61はステップS427でステップ3の予告絵柄格納部116に予告絵柄が記録されていると判断すると、ステップS428でステップ3の予告絵柄格納部116から予告絵柄を検出し、ステップS429でROM62から図27の(b)の予告コマンドテーブルを検出する。そして、ステップS430で予告コマンドテーブルから予告絵柄の検出結果に応じた1つの予告コマンドを選択し、ステップS431で予告コマンドの選択結果を表示制御回路70に送信し、ステップS432でステップ3の予告絵柄格納部116から予告絵柄を消去する。
表示制御回路70は予告コマンドを受信した場合にはVROMから予告コマンドの受信結果に応じた画像データを検出し、装飾図柄表示器34に画像データの検出結果に応じて予告絵柄をVROMに予め記録された一定時間だけ表示する。この予告絵柄は左変動領域Lと中変動領域Cと右変動領域Rのそれぞれの外部に背景映像の前方に重ねて表示されるものであり、ステップ1の予告絵柄は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの変動状態で表示され、ステップ2の予告絵柄は左列の図柄要素のみが変動停止した中列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれの変動状態で表示され、ステップ3の予告絵柄は左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれが変動停止した中列の図柄要素の変動状態で表示される。
[7−6]装飾図柄遊技停止処理
図55はステップS232の装飾図柄遊技停止処理であり、CPU61はステップS441で確定図柄格納部115から左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを消去し、ステップS442でコマンド格納部111から図柄情報コマンドを消去する。そして、ステップS443でカウンタ格納部114のカウンタSN1の値とSN2の値とSN3の値とSN4の値のそれぞれを(0)にリセットし、ステップS444で表示制御回路70に再生停止コマンド1を送信する。この表示制御回路70は再生停止コマンド1を受信した場合には装飾図柄遊技用のビデオデータの再生処理を停止する。
[8]大当り遊技演出処理
図56はステップS213の大当り遊技演出処理であり、CPU61はステップS451でコマンド格納部111に大当り遊技開始コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部111に大当り遊技開始コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS452でコマンド格納部111から大当り遊技開始コマンドを消去し、ステップS453で表示制御回路70に再生開始コマンド2を送信する。
CPU61はステップS451でコマンド格納部111に大当り遊技開始コマンドが記録されていないと判断すると、ステップS454でコマンド格納部111に大当り遊技停止コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部111に大当り遊技停止コマンドが記録されていると判断した場合にはステップS455でコマンド格納部111から大当り遊技停止コマンドを消去し、ステップS456で表示制御回路70に再生停止コマンド2を送信する。
表示制御回路70は再生開始コマンド2を受信した場合にはVROMから再生開始コマンド2に応じた大当り遊技演出用のビデオデータを検出する。この大当り遊技演出用のビデオデータは表示制御回路70のVROMに予め記録されたものであり、表示制御回路70は大当り遊技演出用のビデオデータを検出した場合には大当り遊技演出用のビデオデータを再生開始することで装飾図柄表示器34に大当り遊技演出の映像を表示開始する。この大当り遊技演出の映像は大当り遊技を視覚的に演出するものであり、表示制御回路70は再生停止コマンド2を受信した場合には大当り遊技演出用のビデオデータの再生処理を終えることで大当り遊技演出の映像を停止する。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
変動開始コマンド03〜06のいずれかが選択されることで予告回数2が選択された場合にはステップ1の予告絵柄としてウエイター1〜3のうちから1つが選択され、ステップ2の予告絵柄として表紙1〜3のうちから1つが選択される。これらステップ1の予告絵柄およびステップ2の予告絵柄のそれぞれはポイントP1およびポイントP2の合計が変動開始コマンドの選択結果に応じたポイントPを上回ることがないように選択されるものであり、遊技者は装飾図柄遊技の映像で装飾図柄が大当りの組合せとなる確率に整合した期待感をステップ1の予告およびステップ2の予告の双方から受けることになる。この構成の場合には(ステップ1の予告絵柄の種類×ステップ2の予告絵柄の種類)に応じた数の組合せを演出制御回路60のROM62に予め記録しておくことなく(ステップ1の予告絵柄の種類×ステップ2の予告絵柄の種類)に応じた数のバリエーションでステップ1の予告およびステップ2の予告を行うことができるので、演出制御回路60のROM62の記録量が少なく抑えられる。具体的にはステップ1の予告絵柄の種類およびステップ2の予告絵柄の種類のそれぞれは3つであり、予告回数2が選択された場合には最大で予告絵柄の組合せが9種類になる。これに対して変動開始コマンド06が選択されたことで予告回数2が選択された場合には、図52に示すように、9種類のバリエーションでステップ1の予告およびステップ2の予告を行うことができるので、9種類のバリエーションの全てを予め記録しておく必要がなくなる。
変動開始コマンド03〜06のいずれかが選択されることで予告回数2が選択された場合には予告絵柄をステップ1およびステップ2の順に選択またはステップ2およびステップ1の順に選択するかを抽選した。例えば予告絵柄をステップ1およびステップ2の順に選択する場合にはポイントPからステップ1の予告絵柄の選択結果に応じたポイントP1を減算し、ポイントPの減算結果を限度値PL(1)と比較し、「P<PL」でないと判断した場合にはステップ1の予告絵柄格納部116に予告絵柄の選択結果を記録することでステップ1の予告絵柄を選択結果で確定させ、「P<PL」であると判断した場合には「P<PL」でないと判断するまでステップ1の予告絵柄の選択処理を繰返した後にステップ1の予告絵柄格納部116に予告絵柄の選択結果を記録することでステップ1の予告絵柄を選択結果で確定させた。このため、ステップ2の予告絵柄として少なくとも最低の予告ポイントP2に対応する表紙1を選択できるようにステップ1の予告絵柄が選択されるので、ステップ1の予告絵柄を選択する場合の制約が小さく抑えられる。この効果は予告絵柄をステップ2およびステップ1の順に選択する場合も同一である。
上記実施例1においては、スピーカ13から音声を出力することでステップ1の予告とステップ2の予告とステップ3の予告のうちの1以上を行う構成としても良い。
上記実施例1においては、ランプカバー14を照明することでステップ1の予告とステップ2の予告とステップ3の予告のうちの1以上を行う構成としても良い。
上記実施例1においては、演出制御回路60が予告回数2を選択した場合に次の(1)〜(6)の処理内容でステップ1の予告絵柄格納部116およびステップ2の予告絵柄格納部116のそれぞれに予告絵柄を記録する構成としても良い。
(1)トータルポイントテーブル2から変動開始コマンドに応じた1つのトータルポイントPを選択する。
(2)予告選択テーブル1から1つの予告絵柄を選択し、予告ポイントテーブル1から予告絵柄の選択結果に応じた1つのポイントP1を選択する。
(3)予告選択テーブル2から1つの予告絵柄を選択し、予告ポイントテーブル2から予告絵柄の選択結果に応じた1つのポイントP2を選択する。
(4)ポイントP1の選択結果およびポイントP2の選択結果相互間の合計値をトータルポイントPの選択結果と比較する。
(5)「P1+P2≦P」であると判断した場合にはステップ1の予告絵柄格納部116に(2)の予告絵柄の選択結果を記録し、ステップ2の予告絵柄格納部116に(3)の予告絵柄の選択結果を記録する。
(6)「P1+P2>P」であると判断した場合には(2)の予告絵柄の選択結果をポイントP1が1段階だけ小さなものに変更する処理または(3)の予告絵柄をポイントP2が1段階だけ小さなものに変更する処理を「P1+P2≦P」と判断するまで繰返す。
上記実施例1においては、ステップ1処理のステップS344で予告選択テーブル1から予告絵柄を選択する場合に直前の予告絵柄の選択結果に比べて予告ポイントP1が小さなものをカウンタSR6の値の更新結果に拘らず選択しても良い。
上記実施例1においては、ステップ2処理のステップS364で予告選択テーブル2から予告絵柄を選択する場合に直前の予告絵柄の選択結果に比べて予告ポイントP2が小さなものをカウンタSR7の値の更新結果に拘らず選択しても良い。
上記実施例1においては、ステップ3処理のステップS384で予告選択テーブル3から予告絵柄を選択する場合に直前の予告絵柄の選択結果に比べて予告ポイントP3が小さなものをカウンタSR8の値の更新結果に拘らず選択しても良い。
上記実施例1においては、変動開始コマンド03〜06のそれぞれが選択された場合に予告回数の選択処理が行われることなくステップ1およびステップ2の2回の予告が行われると判定されるように構成しても良い。
上記実施例1においては、ステップ1の予告およびステップ2の予告を相互に同時またはステップ1の予告とステップ2の予告とステップ3の予告を相互に同時に行う構成としても良い。