JP2009165739A - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作ボタンの乱打に基づいてボタン演出の映像を表示すること。
【解決手段】ボタン演出の映像が表示されていない検出期間内に遊技者が操作ボタンを乱打したときには検出期間が終了することに基づいて操作ボタンの操作回数および操作間隔のそれぞれが検出され、操作ボタンの操作内容が乱打パターンに一致しているか否かが操作回数の検出結果および操作間隔の検出結果の双方に基づいて判定される。この操作ボタンの操作内容が乱打パターンに一致していないと判定されたときには次回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示することが通常確率で判定され、操作ボタンの操作内容が乱打パターンに一致していると判定されたときには次回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示することが高確率で判定される。
【選択図】図30
【解決手段】ボタン演出の映像が表示されていない検出期間内に遊技者が操作ボタンを乱打したときには検出期間が終了することに基づいて操作ボタンの操作回数および操作間隔のそれぞれが検出され、操作ボタンの操作内容が乱打パターンに一致しているか否かが操作回数の検出結果および操作間隔の検出結果の双方に基づいて判定される。この操作ボタンの操作内容が乱打パターンに一致していないと判定されたときには次回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示することが通常確率で判定され、操作ボタンの操作内容が乱打パターンに一致していると判定されたときには次回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示することが高確率で判定される。
【選択図】図30
Description
本発明は複数の図柄要素のそれぞれを可変状態および可変停止状態で順に表示する図柄遊技の映像が表示される図柄表示器を備えたパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機には遊技球が始動口に入球することに基づいて図柄表示器に複数の図柄要素のそれぞれを可変状態で表示する構成のものがある。この構成の場合、遊技球が始動口に入球することに基づいて大当りであるか否かを判定し、大当りであることが判定されたときには複数の図柄要素が相互に同一な大当りの組合せとなるように複数の図柄要素のそれぞれを可変停止状態で表示し、大当りでないことが判定されたときには複数の図柄要素が相互に同一ではない外れの組合せとなるように複数の図柄要素のそれぞれを可変停止状態で表示している。このパチンコ遊技機には図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されている表示中に特別演出の映像を重ねて表示する構成のものがある。この特別演出の映像は「ボタンを押して下さい」等の絵柄を表示することで遊技者に操作子を操作することを促すものであり、操作子が有効に操作されたときには予告絵柄を表示し、複数の図柄要素が大当りの組合せとなる可能性の高さを複数の図柄要素の組合せが決まる前に予告絵柄を用いて遊技者に報知している。
特開2005−160867号公報
遊技者には図柄表示器に特別演出の映像が表示されていないにも拘らず操作子を操作する者がある。この操作子の操作はスロットマシンで遊技を終えた直後にパチンコ遊技機で遊技を行っている遊技者に多く見られるものであり、短い時間間隔で断続的に繰返される傾向にある。この操作子の断続的な繰返し操作は特別演出の映像が表示されない退屈感に起因するものであり、遊技者が操作子を断続的に繰返し操作することに基づいて特別演出の映像を表示したときには遊技者の退屈感を緩和する点で相応の効果が期待できる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、操作子の断続的な繰返し操作に基づいて特別演出の映像が実際に表示される新たな機能を備えたパチンコ遊技機を提供することを目的とするものである。
1.請求項1記載のパチンコ遊技機の説明
請求項1記載のパチンコ遊技機は1)遊技盤〜16)操作パターン判定手段を備えたところに特徴を有している。
1)遊技盤は遊技球が転動可能な遊技領域を有するものである。図2の符号19は遊技盤に相当し、図2の符号24は遊技領域に相当する。
2)可変入球口は遊技盤に設けられたものであり、遊技盤の遊技領域内を転動する遊技球が入球不能な閉鎖状態および入球可能な開放状態相互間で切換えられるものである。図2の特別入賞口28は可変入球口に相当する。
3)始動口は遊技盤に設けられたものであり、遊技盤の遊技領域内を転動する遊技球が入球可能なものである。図2の符号26は始動口に相当する。
4)図柄表示器は遊技球が始動口に入球することに基づいて複数の図柄要素のそれぞれを可変状態および可変停止状態で順に表示する図柄遊技の映像が表示されるものである。図2の装飾図柄表示器35は図柄表示器に相当し、装飾図柄表示器35に表示される装飾図柄遊技の映像は図柄遊技の映像に相当する。
5)大当り判定手段は遊技球が始動口に入球することに基づいて可変入球口を開放状態にする大当りであるか否かを判定するものであり、図38のステップS76は大当り判定手段に相当する。
6)図柄設定手段は大当り判定手段が大当りであることを判定したときには複数の図柄要素を予め決められた大当りの組合せに設定し、大当り判定手段が大当りでないことを判定したときには複数の図柄要素を大当りの組合せとは相違する外れの組合せに設定するものである。図51のステップS289およびステップS292のそれぞれは複数の図柄要素を相互に同一な大当りの組合せに設定する図柄設定手段に相当し、図51のステップS295およびステップS297のそれぞれは複数の図柄要素を相互に同一ではない外れの組合せに設定する図柄設定手段に相当する。
7)図柄遊技手段は遊技球が始動口に入球することに基づいて図柄表示器に図柄遊技の映像を表示するものであり、複数の図柄要素が図柄設定手段の設定結果に応じた組合せとなるように複数の図柄要素のそれぞれを可変停止状態で表示するものである。図50のステップS267は図柄遊技手段に相当する。
8)操作子は遊技者が手指で操作することが可能なものであり、図1の操作ボタン7は操作子に相当する。
9)特別演出判定手段は遊技者に操作子を操作することを促す絵柄を含む映像であって操作子が有効に操作されたときには図柄遊技手段が図柄遊技の映像で複数の図柄要素を図柄設定手段の設定結果に応じた組合せで停止表示する前に複数の図柄要素の組合せを遊技者に報知する特別演出の映像を今回の図柄遊技で表示するか否かを判定するものである。図52のステップS307および図53のステップS316のそれぞれは特別演出判定手段に相当するものである。これらステップS307およびステップS316のそれぞれはボタン演出の映像を表示するか否かを判定するものであり、ボタン演出の映像は特別演出の映像に相当する。このボタン演出の映像は、図6に示すように、「PUSH」の伝言絵柄Mを表示することに基づいて遊技者に操作子7を操作することを促し、操作子7が有効に操作されたときには「リーチ確定」の予告絵柄Rと「?」の予告絵柄Qと「外れ」の予告絵柄Hのいずれかを表示することに基づいて装飾図柄の組合せを遊技者に予告するものであり、「PUSH」の伝言絵柄Mは遊技者に操作子7を操作することを促す絵柄に相当する。この特別演出判定手段は操作子が今回の図柄遊技で特定パターンで操作されなかったと判定された場合には次回の図柄遊技で特別演出の映像を表示することを予め決められた通常確率で判定し、操作子が今回の図柄遊技で特定パターンで操作されたと判定された場合には次回の図柄遊技で特別演出の映像を表示することを通常確率に比べて高い高確率で判定するものである。図30の乱打パターン1〜3のそれぞれは特定パターンに相当するものであり、今回の図柄遊技で操作子7が乱打パターン1または乱打パターン2または乱打パターン3で操作された場合には乱打パターン一致フラグがオンされ、次回の装飾図柄遊技では図52のステップS299で乱打パターン一致フラグのオンが判定されることに基づいてボタン演出の映像を表示することが判定される。
10)特別演出手段は特別演出判定手段が今回の図柄遊技で特別演出の映像を表示すると判定することに基づいて図柄表示器に今回の図柄遊技の映像が表示されている表示中に特別演出の映像を重ねて表示するものであり、図50のステップS271は特別演出手段に相当する。
11)計時手段は図柄表示器に図柄遊技の映像が表示開始されることに基づいて計時動作を開始するものである。図50のステップS266は計時手段に相当するものであり、ステップS266で更新される変動時間タイマST1は計時手段の計測結果に相当する。
12)操作回数検出手段は特別演出判定手段が今回の図柄遊技で特別演出の映像を表示しないと判定している状態であって計時手段の計測結果が図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されている表示中となるように予め決められた検出期間に属している状態で操作子が操作されることに基づいてカウンタを更新し、操作子が今回の図柄遊技の検出期間内で操作された操作回数をカウンタの更新結果に基づいて検出するものである。図63のステップS457は操作回数検出手段に相当するものである。このステップS457は今回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示しないことが判定されている状態であって計時手段の計測結果ST1がボタン演出開始時間BSTおよびボタン演出終了時間BED相互間にある状態で操作子7が操作されることに基づいて操作回数カウンタSN3を更新するものであり、ボタン演出開始時間BSTおよびボタン演出終了時間BED相互間の期間は検出期間に相当し、操作回数カウンタSN3はカウンタに相当する。
13)操作間隔検出手段は特別演出判定手段が今回の図柄遊技で特別演出の映像を表示しないと判定している状態であって計時手段の計測結果が検出期間に属している状態で操作子が前回に操作されてから今回に操作されるまでの時間的な間隔である操作間隔を計時手段の計測結果に基づいて検出するものである。図63のステップS460は操作間隔検出手段に相当するものであり、今回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示しないことが判定されている状態であって計時手段の計測結果ST1がボタン演出開始時間BSTおよびボタン演出終了時間BED相互間にある状態で操作間隔ΔTを検出する。
14)操作回数判定手段は特別演出判定手段が今回の図柄遊技で特別演出の映像を表示しないと判定している状態で計時手段の計測結果が検出期間の終期に到達することに基づいて操作回数検出手段の検出結果が予め決められた3回以上の操作回数判定値に到達しているか否かを判定するものである。図65のステップS482と図66のステップS492と図67のステップS502のそれぞれは操作回数判定手段に相当するものである。これらステップS482〜ステップS502のそれぞれは今回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示しないと判定されている状態で計時手段の計測結果ST1が検出期間の終期BEDに到達することに基づいて操作回数検出手段の検出結果SN3が最低到達回数Nに到達しているか否かを判定するものであり、最低到達回数Nは操作回数判定値に相当する。
15)操作間隔判定手段は特別演出判定手段が今回の図柄遊技で特別演出の映像を表示しないと判定している状態で計時手段の計測結果が検出期間の終期に到達することに基づいて操作間隔検出手段の検出結果として予め決められた2個以上のものが存在する場合に操作間隔検出手段の検出結果のそれぞれが予め決められた操作間隔判定範囲に属しているか否かを判定するものである。図65のステップS487と図66のステップS497と図67のステップS507のそれぞれは操作間隔判定手段に相当するものである。これらステップS487〜ステップS507のそれぞれは今回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示しないと判定されている状態で計時手段の計測結果ST1が検出期間の終期BEDに到達することに基づいて操作間隔ΔTの検出結果として2個以上のものが存在する場合に操作間隔ΔTの検出結果のそれぞれが下限値Tlおよび上限値Th相互間にあるか否かを判定するものであり、下限値Tlおよび上限値Th相互間の範囲は操作間隔判定範囲に相当する。
16)操作パターン判定手段は操作回数検出手段の検出結果が操作回数判定値に到達していると判定された場合であって操作間隔検出手段の検出結果のうち予め決められた1個以上の設定個数のものが操作間隔判定範囲に属していると判定された場合には今回の図柄遊技で操作子が予め決められた特定パターンで操作されたと判定し、操作回数検出手段の検出結果が操作回数判定値に到達していると判定されなかった場合には今回の図柄遊技で操作子が特定パターンで操作されなかったと判定し、操作間隔検出手段の検出結果のうち設定個数のものが操作間隔判定範囲に属していると判定されなかった場合には今回の図柄遊技で操作子が特定パターンで操作されなかったと判定するものである。図65のステップS490と図66のステップS500と図67のステップS510のそれぞれは操作パターン判定手段に相当するものであり、操作回数検出手段の検出結果SN3が操作回数判定値Nに到達していると判定された場合であって操作間隔検出手段の検出結果ΔTの全てが操作間隔判定範囲Tl〜Thに属していると判定された場合に今回の図柄遊技で操作子7が予め決められた特定パターンで操作されたと判定する。図65のステップS483と図66のステップS493と図67のステップS503のそれぞれは操作パターン判定手段に相当するものであり、操作回数検出手段の検出結果SN3が操作回数判定値Nに到達していると判定されなかった場合に今回の図柄遊技で操作子7が特定パターンで操作されなかったと判定し、操作間隔検出手段の検出結果ΔTの全てが操作間隔判定範囲Tl〜Thに属していると判定されなかった場合に今回の図柄遊技で操作子7が予め決められた特定パターンで操作されなかったと判定する。
2.請求項2記載のパチンコ遊技機の説明
請求項2記載のパチンコ遊技機は21)予告演出判定手段および22)予告演出手段を備えたものであり、9)特別演出判定手段と12)操作回数検出手段と13)操作間隔検出手段のそれぞれが次の処理を行うところに特徴を有している。
21)予告演出判定手段は遊技者に今回の図柄遊技で特別演出の映像が表示されることを特別演出の映像が表示される前に報知する予告演出の映像を今回の図柄遊技で表示するか否かを判定するものであり、図52のステップS301は予告演出判定手段に相当する。
22)予告演出手段は予告演出判定手段が今回の図柄遊技で予告演出の映像を表示すると判定することに基づいて今回の図柄遊技で図柄表示器に予告演出の映像を表示するものであり、計時手段の計測結果が特別演出の映像が始まるより前の予告演出開始時間に到達することに基づいて映像の表示を始めると共に特別演出の映像が始まるより前の予告演出終了時間に到達することに基づいて映像の表示を終える。図50のステップS269は予告演出手段に相当するものであり、図7の(a)に示すように、キャンパスの装飾絵柄Cの前方に砂嵐の予告絵柄Sを重ねることでボタン演出の映像が表示されることを予告する。この図7の(a)の映像は予告演出の映像に相当するものであり、予告演出の映像の表示は計時手段の計測結果ST1がボタン演出の映像が始まるより前の予告演出開始時間YSTに到達することに基づいて始まり、計時手段の計測結果ST1がボタン演出の映像が始まるより前の予告演出終了時間YEDに到達することに基づいて終わる。
9)特別演出判定手段は予告演出判定手段が予告演出の映像を表示すると判定した場合に0%より大きくて100%より小さい範囲内の予め決められた確率で特別演出の映像を表示すると判定する処理を行うものであり、図柄表示器に予告演出の映像が表示されたときにはボタン演出の映像が一定確率で表示され、一定確率で表示されない。
12)操作回数検出手段は予告演出判定手段が今回の図柄遊技で予告演出の映像を表示すると判定し且つ特別演出判定手段が今回の図柄遊技で特別演出の映像を表示しないと判定している状態であって計時手段の計測結果が検出期間に属している状態で検出処理を行うものである。この検出期間の始期および終期の双方は図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されている表示中であって予告終了時間の以後に設定されており、予告演出の映像が表示されたにも拘らず特別演出の映像が表示されない場合に遊技者が操作子を操作したときに操作子の操作回数が検出される。
13)操作間隔検出手段は予告演出判定手段が今回の図柄遊技で予告演出の映像を表示すると判定し且つ特別演出判定手段が今回の図柄遊技で特別演出の映像を表示しないと判定している状態であって計時手段の計測結果が検出期間に属している状態で検出処理を行うものである。この検出期間の始期および終期の双方は図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されている表示中であって予告終了時間の以後に設定されており、予告演出の映像が表示されたにも拘らず特別演出の映像が表示されない場合に遊技者が操作子を操作したときに操作子の操作間隔が検出される。
請求項1記載のパチンコ遊技機は1)遊技盤〜16)操作パターン判定手段を備えたところに特徴を有している。
1)遊技盤は遊技球が転動可能な遊技領域を有するものである。図2の符号19は遊技盤に相当し、図2の符号24は遊技領域に相当する。
2)可変入球口は遊技盤に設けられたものであり、遊技盤の遊技領域内を転動する遊技球が入球不能な閉鎖状態および入球可能な開放状態相互間で切換えられるものである。図2の特別入賞口28は可変入球口に相当する。
3)始動口は遊技盤に設けられたものであり、遊技盤の遊技領域内を転動する遊技球が入球可能なものである。図2の符号26は始動口に相当する。
4)図柄表示器は遊技球が始動口に入球することに基づいて複数の図柄要素のそれぞれを可変状態および可変停止状態で順に表示する図柄遊技の映像が表示されるものである。図2の装飾図柄表示器35は図柄表示器に相当し、装飾図柄表示器35に表示される装飾図柄遊技の映像は図柄遊技の映像に相当する。
5)大当り判定手段は遊技球が始動口に入球することに基づいて可変入球口を開放状態にする大当りであるか否かを判定するものであり、図38のステップS76は大当り判定手段に相当する。
6)図柄設定手段は大当り判定手段が大当りであることを判定したときには複数の図柄要素を予め決められた大当りの組合せに設定し、大当り判定手段が大当りでないことを判定したときには複数の図柄要素を大当りの組合せとは相違する外れの組合せに設定するものである。図51のステップS289およびステップS292のそれぞれは複数の図柄要素を相互に同一な大当りの組合せに設定する図柄設定手段に相当し、図51のステップS295およびステップS297のそれぞれは複数の図柄要素を相互に同一ではない外れの組合せに設定する図柄設定手段に相当する。
7)図柄遊技手段は遊技球が始動口に入球することに基づいて図柄表示器に図柄遊技の映像を表示するものであり、複数の図柄要素が図柄設定手段の設定結果に応じた組合せとなるように複数の図柄要素のそれぞれを可変停止状態で表示するものである。図50のステップS267は図柄遊技手段に相当する。
8)操作子は遊技者が手指で操作することが可能なものであり、図1の操作ボタン7は操作子に相当する。
9)特別演出判定手段は遊技者に操作子を操作することを促す絵柄を含む映像であって操作子が有効に操作されたときには図柄遊技手段が図柄遊技の映像で複数の図柄要素を図柄設定手段の設定結果に応じた組合せで停止表示する前に複数の図柄要素の組合せを遊技者に報知する特別演出の映像を今回の図柄遊技で表示するか否かを判定するものである。図52のステップS307および図53のステップS316のそれぞれは特別演出判定手段に相当するものである。これらステップS307およびステップS316のそれぞれはボタン演出の映像を表示するか否かを判定するものであり、ボタン演出の映像は特別演出の映像に相当する。このボタン演出の映像は、図6に示すように、「PUSH」の伝言絵柄Mを表示することに基づいて遊技者に操作子7を操作することを促し、操作子7が有効に操作されたときには「リーチ確定」の予告絵柄Rと「?」の予告絵柄Qと「外れ」の予告絵柄Hのいずれかを表示することに基づいて装飾図柄の組合せを遊技者に予告するものであり、「PUSH」の伝言絵柄Mは遊技者に操作子7を操作することを促す絵柄に相当する。この特別演出判定手段は操作子が今回の図柄遊技で特定パターンで操作されなかったと判定された場合には次回の図柄遊技で特別演出の映像を表示することを予め決められた通常確率で判定し、操作子が今回の図柄遊技で特定パターンで操作されたと判定された場合には次回の図柄遊技で特別演出の映像を表示することを通常確率に比べて高い高確率で判定するものである。図30の乱打パターン1〜3のそれぞれは特定パターンに相当するものであり、今回の図柄遊技で操作子7が乱打パターン1または乱打パターン2または乱打パターン3で操作された場合には乱打パターン一致フラグがオンされ、次回の装飾図柄遊技では図52のステップS299で乱打パターン一致フラグのオンが判定されることに基づいてボタン演出の映像を表示することが判定される。
10)特別演出手段は特別演出判定手段が今回の図柄遊技で特別演出の映像を表示すると判定することに基づいて図柄表示器に今回の図柄遊技の映像が表示されている表示中に特別演出の映像を重ねて表示するものであり、図50のステップS271は特別演出手段に相当する。
11)計時手段は図柄表示器に図柄遊技の映像が表示開始されることに基づいて計時動作を開始するものである。図50のステップS266は計時手段に相当するものであり、ステップS266で更新される変動時間タイマST1は計時手段の計測結果に相当する。
12)操作回数検出手段は特別演出判定手段が今回の図柄遊技で特別演出の映像を表示しないと判定している状態であって計時手段の計測結果が図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されている表示中となるように予め決められた検出期間に属している状態で操作子が操作されることに基づいてカウンタを更新し、操作子が今回の図柄遊技の検出期間内で操作された操作回数をカウンタの更新結果に基づいて検出するものである。図63のステップS457は操作回数検出手段に相当するものである。このステップS457は今回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示しないことが判定されている状態であって計時手段の計測結果ST1がボタン演出開始時間BSTおよびボタン演出終了時間BED相互間にある状態で操作子7が操作されることに基づいて操作回数カウンタSN3を更新するものであり、ボタン演出開始時間BSTおよびボタン演出終了時間BED相互間の期間は検出期間に相当し、操作回数カウンタSN3はカウンタに相当する。
13)操作間隔検出手段は特別演出判定手段が今回の図柄遊技で特別演出の映像を表示しないと判定している状態であって計時手段の計測結果が検出期間に属している状態で操作子が前回に操作されてから今回に操作されるまでの時間的な間隔である操作間隔を計時手段の計測結果に基づいて検出するものである。図63のステップS460は操作間隔検出手段に相当するものであり、今回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示しないことが判定されている状態であって計時手段の計測結果ST1がボタン演出開始時間BSTおよびボタン演出終了時間BED相互間にある状態で操作間隔ΔTを検出する。
14)操作回数判定手段は特別演出判定手段が今回の図柄遊技で特別演出の映像を表示しないと判定している状態で計時手段の計測結果が検出期間の終期に到達することに基づいて操作回数検出手段の検出結果が予め決められた3回以上の操作回数判定値に到達しているか否かを判定するものである。図65のステップS482と図66のステップS492と図67のステップS502のそれぞれは操作回数判定手段に相当するものである。これらステップS482〜ステップS502のそれぞれは今回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示しないと判定されている状態で計時手段の計測結果ST1が検出期間の終期BEDに到達することに基づいて操作回数検出手段の検出結果SN3が最低到達回数Nに到達しているか否かを判定するものであり、最低到達回数Nは操作回数判定値に相当する。
15)操作間隔判定手段は特別演出判定手段が今回の図柄遊技で特別演出の映像を表示しないと判定している状態で計時手段の計測結果が検出期間の終期に到達することに基づいて操作間隔検出手段の検出結果として予め決められた2個以上のものが存在する場合に操作間隔検出手段の検出結果のそれぞれが予め決められた操作間隔判定範囲に属しているか否かを判定するものである。図65のステップS487と図66のステップS497と図67のステップS507のそれぞれは操作間隔判定手段に相当するものである。これらステップS487〜ステップS507のそれぞれは今回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示しないと判定されている状態で計時手段の計測結果ST1が検出期間の終期BEDに到達することに基づいて操作間隔ΔTの検出結果として2個以上のものが存在する場合に操作間隔ΔTの検出結果のそれぞれが下限値Tlおよび上限値Th相互間にあるか否かを判定するものであり、下限値Tlおよび上限値Th相互間の範囲は操作間隔判定範囲に相当する。
16)操作パターン判定手段は操作回数検出手段の検出結果が操作回数判定値に到達していると判定された場合であって操作間隔検出手段の検出結果のうち予め決められた1個以上の設定個数のものが操作間隔判定範囲に属していると判定された場合には今回の図柄遊技で操作子が予め決められた特定パターンで操作されたと判定し、操作回数検出手段の検出結果が操作回数判定値に到達していると判定されなかった場合には今回の図柄遊技で操作子が特定パターンで操作されなかったと判定し、操作間隔検出手段の検出結果のうち設定個数のものが操作間隔判定範囲に属していると判定されなかった場合には今回の図柄遊技で操作子が特定パターンで操作されなかったと判定するものである。図65のステップS490と図66のステップS500と図67のステップS510のそれぞれは操作パターン判定手段に相当するものであり、操作回数検出手段の検出結果SN3が操作回数判定値Nに到達していると判定された場合であって操作間隔検出手段の検出結果ΔTの全てが操作間隔判定範囲Tl〜Thに属していると判定された場合に今回の図柄遊技で操作子7が予め決められた特定パターンで操作されたと判定する。図65のステップS483と図66のステップS493と図67のステップS503のそれぞれは操作パターン判定手段に相当するものであり、操作回数検出手段の検出結果SN3が操作回数判定値Nに到達していると判定されなかった場合に今回の図柄遊技で操作子7が特定パターンで操作されなかったと判定し、操作間隔検出手段の検出結果ΔTの全てが操作間隔判定範囲Tl〜Thに属していると判定されなかった場合に今回の図柄遊技で操作子7が予め決められた特定パターンで操作されなかったと判定する。
2.請求項2記載のパチンコ遊技機の説明
請求項2記載のパチンコ遊技機は21)予告演出判定手段および22)予告演出手段を備えたものであり、9)特別演出判定手段と12)操作回数検出手段と13)操作間隔検出手段のそれぞれが次の処理を行うところに特徴を有している。
21)予告演出判定手段は遊技者に今回の図柄遊技で特別演出の映像が表示されることを特別演出の映像が表示される前に報知する予告演出の映像を今回の図柄遊技で表示するか否かを判定するものであり、図52のステップS301は予告演出判定手段に相当する。
22)予告演出手段は予告演出判定手段が今回の図柄遊技で予告演出の映像を表示すると判定することに基づいて今回の図柄遊技で図柄表示器に予告演出の映像を表示するものであり、計時手段の計測結果が特別演出の映像が始まるより前の予告演出開始時間に到達することに基づいて映像の表示を始めると共に特別演出の映像が始まるより前の予告演出終了時間に到達することに基づいて映像の表示を終える。図50のステップS269は予告演出手段に相当するものであり、図7の(a)に示すように、キャンパスの装飾絵柄Cの前方に砂嵐の予告絵柄Sを重ねることでボタン演出の映像が表示されることを予告する。この図7の(a)の映像は予告演出の映像に相当するものであり、予告演出の映像の表示は計時手段の計測結果ST1がボタン演出の映像が始まるより前の予告演出開始時間YSTに到達することに基づいて始まり、計時手段の計測結果ST1がボタン演出の映像が始まるより前の予告演出終了時間YEDに到達することに基づいて終わる。
9)特別演出判定手段は予告演出判定手段が予告演出の映像を表示すると判定した場合に0%より大きくて100%より小さい範囲内の予め決められた確率で特別演出の映像を表示すると判定する処理を行うものであり、図柄表示器に予告演出の映像が表示されたときにはボタン演出の映像が一定確率で表示され、一定確率で表示されない。
12)操作回数検出手段は予告演出判定手段が今回の図柄遊技で予告演出の映像を表示すると判定し且つ特別演出判定手段が今回の図柄遊技で特別演出の映像を表示しないと判定している状態であって計時手段の計測結果が検出期間に属している状態で検出処理を行うものである。この検出期間の始期および終期の双方は図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されている表示中であって予告終了時間の以後に設定されており、予告演出の映像が表示されたにも拘らず特別演出の映像が表示されない場合に遊技者が操作子を操作したときに操作子の操作回数が検出される。
13)操作間隔検出手段は予告演出判定手段が今回の図柄遊技で予告演出の映像を表示すると判定し且つ特別演出判定手段が今回の図柄遊技で特別演出の映像を表示しないと判定している状態であって計時手段の計測結果が検出期間に属している状態で検出処理を行うものである。この検出期間の始期および終期の双方は図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されている表示中であって予告終了時間の以後に設定されており、予告演出の映像が表示されたにも拘らず特別演出の映像が表示されない場合に遊技者が操作子を操作したときに操作子の操作間隔が検出される。
1.請求項1記載のパチンコ遊技機について
図柄表示器に特別演出の映像が表示されていない検出期間内に遊技者が操作子を断続的に繰返し操作したときには検出期間が終了することに基づいて操作子の操作回数および操作間隔のそれぞれが検出され、操作回数の検出結果が操作回数判定値に到達しているか否かが判定され、操作間隔の検出結果として2個以上の設定個数のものが存在する場合には2個以上の操作間隔の検出結果のそれぞれが操作間隔判定範囲に属しているか否かが判定される。そして、今回の図柄遊技で操作子が特定パターンで操作されたか否かが操作回数の判定結果および操作間隔の判定結果の双方に基づいて判定され、下記A)〜C)に示すように、今回の図柄遊技で操作子が特定パターンで操作されたか否かの判定結果に基づいて次回の図柄遊技で特別演出の映像が表示される表示確率が変動する。即ち、遊技者が操作子を断続的に繰返し操作した操作パターンが偶然にも特定パターンに一致しているときには特別演出の映像が実際に表示される新たな機能が生成される。
A)操作回数の検出結果が操作回数判定値に到達していると判定されなかった場合には今回の図柄遊技で操作子が特定パターンで操作されなかったと判定され、次回の図柄遊技で特別演出の映像を表示することが通常確率で判定される。
B)操作間隔の検出結果のうち設定個数のものが操作間隔判定範囲に属していると判定されなかった場合には今回の図柄遊技で操作子が特定パターンで操作されなかったと判定され、次回の図柄遊技で特別演出の映像を表示することが通常確率で判定される。
C)操作回数の検出結果が操作回数判定値に到達していると判定され、しかも、操作間隔の検出結果のうち設定個数のものが操作間隔判定範囲に属していると判定された場合には今回の図柄遊技で操作子が特定パターンで操作されたと判定され、次回の図柄遊技で特別演出の映像を表示することが高確率で判定される。
2.請求項2記載のパチンコ遊技機について
図柄表示器に予告演出の映像が表示されたときには特別演出の映像が予め決められた確率で表示され、予め決められた確率で表示されない。この予告演出の映像が表示されたにも拘らず特別演出の映像が表示されなかったときには検出期間が始まり、検出期間が終わったときには操作回数の検出結果および操作間隔の検出結果の双方に基づいて操作子が特定パターンで操作されたか否かが判定される。このため、予告演出の映像を遊技者に操作子を断続的に繰返し操作させるための契機となる映像として機能させることができる。
図柄表示器に特別演出の映像が表示されていない検出期間内に遊技者が操作子を断続的に繰返し操作したときには検出期間が終了することに基づいて操作子の操作回数および操作間隔のそれぞれが検出され、操作回数の検出結果が操作回数判定値に到達しているか否かが判定され、操作間隔の検出結果として2個以上の設定個数のものが存在する場合には2個以上の操作間隔の検出結果のそれぞれが操作間隔判定範囲に属しているか否かが判定される。そして、今回の図柄遊技で操作子が特定パターンで操作されたか否かが操作回数の判定結果および操作間隔の判定結果の双方に基づいて判定され、下記A)〜C)に示すように、今回の図柄遊技で操作子が特定パターンで操作されたか否かの判定結果に基づいて次回の図柄遊技で特別演出の映像が表示される表示確率が変動する。即ち、遊技者が操作子を断続的に繰返し操作した操作パターンが偶然にも特定パターンに一致しているときには特別演出の映像が実際に表示される新たな機能が生成される。
A)操作回数の検出結果が操作回数判定値に到達していると判定されなかった場合には今回の図柄遊技で操作子が特定パターンで操作されなかったと判定され、次回の図柄遊技で特別演出の映像を表示することが通常確率で判定される。
B)操作間隔の検出結果のうち設定個数のものが操作間隔判定範囲に属していると判定されなかった場合には今回の図柄遊技で操作子が特定パターンで操作されなかったと判定され、次回の図柄遊技で特別演出の映像を表示することが通常確率で判定される。
C)操作回数の検出結果が操作回数判定値に到達していると判定され、しかも、操作間隔の検出結果のうち設定個数のものが操作間隔判定範囲に属していると判定された場合には今回の図柄遊技で操作子が特定パターンで操作されたと判定され、次回の図柄遊技で特別演出の映像を表示することが高確率で判定される。
2.請求項2記載のパチンコ遊技機について
図柄表示器に予告演出の映像が表示されたときには特別演出の映像が予め決められた確率で表示され、予め決められた確率で表示されない。この予告演出の映像が表示されたにも拘らず特別演出の映像が表示されなかったときには検出期間が始まり、検出期間が終わったときには操作回数の検出結果および操作間隔の検出結果の双方に基づいて操作子が特定パターンで操作されたか否かが判定される。このため、予告演出の映像を遊技者に操作子を断続的に繰返し操作させるための契機となる映像として機能させることができる。
パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前面および後面のそれぞれが開口する四角筒状をなすものであり、外枠1には前枠2が装着されている。この前枠2は外枠1の前方に配置されたものであり、前枠2には横長な長方形状の上皿板3および横長な長方形状の下皿板4が上下2段に装着されている。これら上皿板3および下皿板4のそれぞれは前枠2の前方に配置されたものであり、上皿板3には上皿5が固定され、下皿板4には下皿6が固定されている。これら上皿5および下皿6のそれぞれは上面が開口する容器状をなすものであり、上皿5は上皿板3の前方に配置され、下皿6は下皿板4の前方に配置されている。
上皿5の左端部には、図1に示すように、操作ボタン7が装着されている。この操作ボタン7は遊技者が前方から手指で操作するものであり、上皿5の前面から前方へ突出する初期位置および初期位置より後方の押込み位置相互間で前後方向へスライド可能にされている。この操作ボタン7にはスプリングが連結されている。このスプリングは操作ボタン7に押込み力が作用していない状態で操作ボタン7を前方の初期位置に保持するものであり、操作ボタン7はスプリングのばね力に抗して後方へ押込み操作されることに基づいて初期位置から押込み位置へ移動し、操作力が除去されることに基づいてスプリングのばね力で押込み位置から初期位置に復帰する。この操作ボタン7にはボタンスイッチ8(図3参照)の操作子が機械的に連結されている。このボタンスイッチ8は自己復帰形のプッシュスイッチからなるものであり、上皿5の内部に固定されている。このボタンスイッチ8は操作ボタン7の初期位置で操作子が操作ボタン7を介してオフ位置に保持されることに基づいて電気的なオフ状態になるものであり、操作ボタン7の押込み位置では操作子が操作ボタン7を介してオン位置に移動操作されることに基づいて電気的なオン状態になる。
下皿板4の右端部には、図1に示すように、ハンドル台9が固定されている。このハンドル台9は下皿板4の前方に配置されたものであり、ハンドル台9には発射ハンドル10が装着されている。この発射ハンドル10は遊技者が前方から手指で操作するものであり、前後方向へ指向する軸を中心に回動可能にされている。ハンドル台9の後方には発射ソレノイド11が固定されており、発射ソレノイド11の出力軸には打球槌12が連結されている。この発射ソレノイド11は打球槌12の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル10が回動操作されたときには発射ソレノイド11に駆動電源が与えられ、打球槌12が駆動することに基づいて上皿5内の遊技球を上皿5内から弾き出す。
前枠2には、図1に示すように、窓枠13が装着されている。この窓枠13は前枠2の前方に配置されたものであり、窓枠13には円形状をなす透明なガラス窓14が固定されている。この窓枠13の左上隅部および右上隅部のそれぞれにはスピーカカバー15が固定されている。これら両スピーカカバー15のそれぞれは網状をなすものであり、両スピーカカバー15のそれぞれの後方にはスピーカ16が配置されている。これら両スピーカ16のそれぞれは窓枠13に固定されたものであり、両スピーカ16のそれぞれが再生する効果音は前方のスピーカカバー15を通して放出される。窓枠13には両スピーカカバー15のそれぞれの下方に位置して2個のランプカバー17が固定されている。これら4個のランプカバー17のそれぞれは有色透明なものであり、4個のランプカバー17のそれぞれの後方には複数の電飾LED18(図3参照)が配置されている。これら複数の電飾LED18のそれぞれは窓枠13に固定されたものであり、4個のランプカバー17のそれぞれは後方の電飾LED18が発光することに基づいて照明される。
前枠2には、図2に示すように、垂直な平板状の遊技盤19が装着されている。この遊技盤19は窓枠13の後方に配置されたものであり、窓枠13のガラス窓14は遊技盤19を前方から視覚的に認識可能に覆っている。この遊技盤19には外レール20と内レール21と球止め部材22が固定されている。これら外レール20〜球止め部材22のそれぞれは遊技盤19の前方に配置されたものであり、外レール20および内レール21のそれぞれは円弧状の金属板から構成され、球止め部材22は外レール20および内レール21相互間の隙間を塞ぐゴムから構成されている。
遊技盤19には、図2に示すように、発射通路23および遊技領域24が形成されている。発射通路23は外レール20および内レール21相互間に位置する円弧状の隙間を称するものであり、遊技領域24は外レール20と内レール21と球止め部材22によって囲まれた領域のうち発射通路23を除く円形状の領域を称するものであり、打球槌12が弾いた遊技球は発射通路23を通して遊技領域24内に放出される。この遊技盤19には遊技領域24内に位置して複数の障害釘25が固定されており、遊技領域24内に放出された遊技球は障害釘25に当りながら遊技領域24内を落下する。即ち、遊技領域24は遊技球が転動可能な転動領域に相当するものである。
遊技盤19には、図2に示すように、遊技領域24内に位置して始動口26が固定されている。この始動口26は上面が開口するポケット状をなすものであり、遊技領域24内を転動する遊技球は始動口26内に上面から入賞可能にされている。この始動口26内には始動口センサ27が装着されている。この始動口センサ27は検出領域内に金属物が進入することに基づいて発振状態が変化する近接スイッチからなるものであり、遊技球が始動口26内に入賞したときには始動口センサ27の発振状態が変化することに基づいて始動口センサ27から始動信号が出力される。
遊技盤19には、図2に示すように、遊技領域24内に位置して特別入賞口28が固定されている。この特別入賞口28は前面が開口する横長な箱状をなすものであり、特別入賞口28には扉29が水平な軸30を中心に回動可能に装着されている。この扉29は特別入賞口ソレノイド31(図3参照)の出力軸に連結されており、特別入賞口ソレノイド31の断電状態で垂直な閉鎖状態になることに基づいて特別入賞口28の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖する。この扉29は特別入賞口ソレノイド31の通電状態で前方へ水平に倒れた開放状態に回動するものであり、扉29の開放状態では遊技領域24内を転動する遊技球が扉29に乗って特別入賞口28内に転がり込むことが許容される。この特別入賞口28内にはカウントセンサ32(図3参照)が装着されている。このカウントセンサ32は近接スイッチからなるものであり、遊技球が特別入賞口28内に入賞することに基づいてカウント信号を出力する。
遊技盤19には、図2に示すように、遊技領域24内に位置して表示台枠33が固定されており、表示台枠33には特別図柄表示器34が固定されている。この特別図柄表示器34はドットマトリクス形のLED表示器から構成されたものであり、遊技球が始動口26内に入賞したときには特別図柄表示器34に特別図柄遊技の映像が表示される。この特別図柄遊技の映像は特別図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示するものである。この特別図柄の変動表示は特別図柄を予め決められた順序「1」→「3」→「7」→「1」→「3」→「7」→「1」・・・で循環的に変化させるものであり、特別図柄の停止表示は特別図柄の変動表示を「1」〜「7」のいずれかで停止するものであり、特別図柄「7」を確変大当り図柄と称し、特別図柄「3」を通常大当り図柄と称し、特別図柄「1」を外れ図柄と称する。
特別図柄表示器34に確変大当り図柄「7」または通常大当り図柄「3」が停止表示されたときには大当りラウンドが開始される。この大当りラウンドは特別入賞口28を開放し、特別入賞口28内に遊技球が入賞することを許容する遊技者有利の状態を発生させるものであり、特別入賞口28は上限値(例えば10個)の遊技球が入賞する個数条件および開放時間が上限値(例えば30sec)に到達する時間条件のいずれかが満足されるまで開放状態に保持される。この大当りラウンドは設定回数(例えば4回)だけ繰返されるものであり、大当りラウンドの設定回数の繰返しを大当り遊技と称する。
特別図柄表示器34に確変大当り図柄「7」が停止表示されたときには大当り遊技が終了した直後の特別図柄遊技から確率変動モードが有効化され、特別図柄表示器34に通常大当り図柄「3」が停止表示されたときには大当り遊技が終了した直後の特別図柄遊技から確率変動モードが無効化される。この確率変動モードの有効状態では特別図柄遊技で確変大当り図柄「7」および通常大当り図柄「3」のいずれかが停止表示される確率が確率変動モードの無効状態に比べて高くなり、大当り遊技が行われる確率が確率変動モードの無効状態に比べて高くなる。
表示台枠33には、図2に示すように、カラー液晶表示器からなる装飾図柄表示器35が固定されている。この装飾図柄表示器35には保留表示領域Eが設定されており、特別図柄遊技を直ちに開始することが不能な特別図柄遊技中および大当り遊技中のそれぞれに遊技球が始動口26内に入賞したときには特別図柄遊技の保留回数が加算され、保留表示領域E内に保留回数の加算結果が表示される。この保留回数の加算結果は保留絵柄REの個数として表示されるものであり、遊技者は保留絵柄REの個数から特別図柄遊技の保留回数を認識することができる。
装飾図柄表示器35は装飾図柄遊技の映像が表示されるものである。この装飾図柄遊技の映像の表示中には両スピーカ16のそれぞれから装飾図柄表示器35の映像に応じた内容の音声が出力され、複数の電飾LED18のそれぞれが装飾図柄表示器35の映像に応じた内容で発光し、装飾図柄遊技の映像が音および光の双方によって演出される。この装飾図柄遊技では、図4に示すように、装飾図柄表示器35の表示領域内に左変動領域Lと中変動領域Cと右変動領域Rが横一列に設定される。これら左変動領域L〜右変動領域Rは大きさおよび輪郭形状のそれぞれが相互に同一に設定されたものであり、装飾図柄遊技では左変動領域L〜右変動領域Rのそれぞれに図柄要素が変動状態および変動停止状態で順に表示される。
図5の(a)は装飾図柄遊技で左変動領域L内に表示される左列の図柄要素の種類を示すものであり、図5の(b)は装飾図柄遊技で中変動領域C内に表示される中列の図柄要素の種類を示すものであり、図5の(c)は装飾図柄遊技で右変動領域R内に表示される右列の図柄要素の種類を示すものである。これら各列の図柄要素には「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」の8種類が共通に設定されており、各列の図柄要素の変動表示は図柄要素を予め決められた順序「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「7」→「8」→「1」・・・で循環的に変化させることで行われる。これら各列の図柄要素の変動表示は特別図柄の変動開始に時間的に同期して開始されるものであり、左列の図柄要素は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素うちで1番目に「1」〜「8」のいずれかで変動停止し、右列の図柄要素は左列の図柄要素〜右列の図柄要素うちで2番目に「1」〜「8」のいずれかで変動停止し、中列の図柄要素は左列の図柄要素〜右列の図柄要素うちで3番目に「1」〜「8」のいずれかで変動停止する。
左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の3者は装飾図柄を構成するものであり、装飾図柄の組合せには確変大当りの組合せと通常大当りの組合せと外れリーチの組合せと完全外れの組合せの4種類が設定されている。確変大当りの組合せは、図4の(b)に示すように、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素が相互に同一な奇数である組合せを称するものであり、確変大当りの組合せには「111」「333」「555」「777」の4種類が設定されている。通常大当りの組合せは、図4の(c)に示すように、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素が相互に同一な偶数である組合せを称するものであり、通常大当りの組合せには「222」「444」「666」「888」の4種類が設定されている。外れリーチの組合せは、図4の(d)に示すように、左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に同一で中列の図柄要素が左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれに対して異なる組合せを称し、完全外れの組合せは、図4の(e)に示すように、左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に異なる組合せを称する。この装飾図柄は特別図柄遊技で外れ図柄「1」が停止表示される場合には完全外れの組合せおよび外れリーチの組合せのいずれかになるものであり、特別図柄遊技で通常大当り図柄「3」が停止表示される場合には通常大当りの組合せになり、特別図柄遊技で確変大当り図柄「7」が停止表示される場合には確変大当りの組合せになる。
装飾図柄遊技中には、図6に示すように、ボタン演出の映像が表示されることがある。このボタン演出の映像は左列の図柄要素および右列の図柄要素の両者がリーチの組合せになるか否かを予告するものであり、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の全てが変動表示されている状態で表示される。このリーチの組合せとは左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に同一な組合せを称するものであり、例えば「7↓7」がリーチの組合せに該当する(「↓」は図柄要素が変動中であることを示している)。このボタン演出の映像は変動状態で表示されている中列の図柄要素の前方に玉手箱の演出絵柄Bを重ねて表示し、変動状態で表示されている左列の図柄要素の前方に「PUSH」の伝言絵柄Mを重ねて表示することで開始されるものである。この伝言絵柄Mは遊技者に操作ボタン7を初期位置から押込み位置へ操作することを促す機能を有するものであり、キャンパスとなる装飾絵柄Cの前方に重ねて表示される。
ボタン演出の映像の表示中に操作ボタン7が初期位置から押込み位置に操作されたときには、図6の(b)に示すように、演出絵柄Bの蓋が開く映像が表示され、演出絵柄Bの内部から予告絵柄Rと予告絵柄Hと予告絵柄Qのいずれかが出現する映像が表示される。この操作ボタン7はボタン演出の映像で伝言絵柄Mが表示されたことを始期に有効化され、有効化されたことを始期に一定時間が経過することに基づいて無効化されるものであり、操作ボタン7が有効化されている状態で初期位置から押込み位置に操作されなかったときには演出絵柄Bの蓋が開く映像が表示されことはなく、演出絵柄Bの内部から予告絵柄Rと予告絵柄Hと予告絵柄Qのいずれかが出現する映像も表示されない。
予告絵柄Rは、図6の(c)に示すように、「リーチ確定」の文字からなるものであり、ボタン演出の映像で予告絵柄Rが表示されたときには今回の装飾図柄遊技の映像で左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれが変動停止することに基づいて両者が100%の確率でリーチの組合せになる。予告絵柄Hは、図6の(d)に示すように、「外れ」の文字からなるものであり、ボタン演出の映像で予告絵柄Hが表示されたときには今回の装飾図柄遊技の映像で左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれが変動停止することに基づいて両者が100%の確率でリーチの組合せにならない。予告絵柄Qは、図6の(e)に示すように、「?」の文字からなるものであり、ボタン演出の映像で予告絵柄Qが表示されたときには今回の装飾図柄遊技の映像で左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれが変動停止することに基づいて両者がリーチの組合せおよびリーチではない組合せのいずれかになる。
ボタン演出の映像が表示される直前には予告演出の映像が必ず表示される。この予告演出の映像は遊技者にボタン演出の映像が発生することを知らせるものであり、特別図柄遊技で確変大当り図柄「7」または通常大当り図柄「3」が停止表示されるときには装飾図柄遊技で予告演出の映像が発生することに基づいてボタン演出の映像が予め決められた確率Xa(=80%)で直後に発生し、特別図柄遊技で外れ図柄「1」が停止表示されるときには装飾図柄遊技で予告演出の映像が発生することに基づいてボタン演出の映像が予め決められた確率Xb(=60%)で直後に発生する。この予告演出の映像は、図7の(a)に示すように、変動状態で表示されている左列の図柄要素の前方に装飾絵柄Cを重ねて表示し、装飾絵柄Cの前方に予告絵柄Sを重ねて表示するものであり、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の全てが変動表示されている状態で表示される。この予告絵柄Sはテレビの放送が終了したときにテレビの画面に映る砂嵐を模したものであり、ボタン演出の映像が表示されるときには、図7の(b)に示すように、装飾絵柄Cの前方から予告絵柄Sが消去された後に装飾絵柄Cの前方に伝言絵柄Mが表示され、ボタン演出の映像が表示されないときには、図7の(c)に示すように、装飾絵柄Cの前方から予告絵柄Sが消去されたまま伝言絵柄Mが表示されない。
予告演出の映像が表示されたにも拘らずボタン演出の映像が表示されなかったときには遊技者が操作ボタン7を乱打することがある。この操作ボタン7の乱打とは遊技者が操作ボタン7を初期位置から押込み位置に操作する行為を断続的に繰返す動作を称するものであり、予告演出の映像が表示されたにも拘らずボタン演出の映像が表示されなかった場合に遊技者が操作ボタン7を乱打したときには操作ボタン7の操作パターンが検出され、操作パターンの検出結果が予め決められた乱打パターンと比較される。ボタン演出の映像の表示確率は操作パターンおよび乱打パターン相互間の比較結果に基づいて設定されるものであり、両者が相違しているときには特別図柄遊技で確変大当り図柄「7」または通常大当り図柄「3」が停止表示される場合のボタン演出の映像の表示確率が「15.6%」の通常確率に設定され、特別図柄遊技で外れ図柄「1」が停止表示される場合のボタン演出の映像の表示確率が「12.0%」の通常確率に設定され、両者が一致しているときには特別図柄遊技で確変大当り図柄「7」と通常大当り図柄「3」と外れ図柄「1」のいずれが停止表示されるかに拘らずボタン演出の映像の表示確率が「100%」の高確率に設定される。
図3のメイン制御回路50は特別図柄遊技の遊技内容を制御するものであり、CPU51とROM52とRAM53を有している。このメイン制御回路50のROM52には制御プログラムおよび制御データが予め記録されており、CPU51はRAM53をワークエリアとしてROM52の制御プログラムおよび制御データのそれぞれに基づいて制御動作を実行する。センサ回路54は始動口センサ27から出力される始動信号およびカウントセンサ32から出力されるカウント信号のそれぞれをメイン制御回路50に出力するものであり、メイン制御回路50はセンサ回路54を介して始動信号を検出することに基づいて制御コマンドおよび賞球コマンドのそれぞれを設定し、センサ回路54を介してカウント信号を検出することに基づいて賞球コマンドを設定する。ソレノイド回路55は特別入賞口ソレノイド31を通断電するものであり、メイン制御回路50はソレノイド回路55を駆動制御することに基づいて特別入賞口28の扉29を開閉操作する。LED回路56は特別図柄表示器34に特別図柄遊技の映像を表示するものであり、メイン制御回路50はLED回路56を駆動制御することに基づいて特別図柄遊技の映像の表示内容を制御する。
図3の払出制御回路60は賞品球の払出動作を制御するものであり、CPUとROMとRAMを有している。この払出制御回路60のROMには制御プログラムおよび制御データが予め記録されており、CPUはRAMをワークエリアとしてROMの制御プログラムおよび制御データのそれぞれに基づいて賞品球の払出動作を実行する。この払出制御回路60はメイン制御回路50から賞球コマンドの設定結果が送信されるものであり、賞球コマンドの設定結果を受信することに基づいて駆動信号を設定する。モータ回路61は払出制御回路60から駆動信号の設定結果が与えられるものであり、払出制御回路60から駆動信号の設定結果が与えられることに基づいて払出モータ62を駆動する。この払出モータ62は遊技球を上皿5内に賞品球として払出す賞球払出装置の駆動源に相当するものであり、上皿5内には払出モータ62が駆動することに基づいて賞球コマンドに応じた設定個数の賞品球が払出される。
図3の演出制御回路70はメイン制御回路50から制御コマンドの設定結果が送信されるものであり、CPU71とROM72とRAM73を有している。この演出制御回路70のROM72には制御プログラムおよび制御データが予め記録されており、CPU71は制御コマンドの設定結果を受信したときにはRAM73をワークエリアとしてROM72の制御プログラムおよび制御データのそれぞれに基づいて装飾図柄遊技用の演出制御コマンドを設定する。スイッチ回路74はトリガパルスTPが入力されることに基づいて一定の時間幅の1個のパルス信号Pを出力するものであり、ワンショットマルチバイブレータを主体に構成されている。このスイッチ回路74はボタンスイッチ8からのオン信号をトリガパルスTPとしてオン信号の立上りタイミングでパルス信号Pを出力するものであり、CPU71はパルス信号Pを検出することに基づいて操作ボタン7が初期位置から押込み位置に操作されたことを判断し、パルス信号Pの時間間隔ΔTおよび個数Nの双方に基づいて操作ボタン7の操作パターンを判断する。
図3の表示制御回路80は演出制御回路70から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この表示制御回路80は演出制御コマンドの設定結果を受信することに基づいて装飾図柄表示器35に演出制御コマンドの受信結果に応じた装飾図柄遊技の映像を表示するものであり、VDPとVROMとVRAMを有している。VROMは1)保留表示器領域E内に保留絵柄REを表示するための画像データと2)装飾図柄遊技で各列の図柄要素「1」〜「8」のそれぞれを表示するための画像データと3)装飾図柄遊技で背景の映像を表示するためのビデオデータと4)大当り遊技で背景の映像を表示するためのビデオデータと5)予告演出で装飾絵柄Cおよび予告絵柄Sのそれぞれを表示するための画像データと6)ボタン演出で演出絵柄Bと伝言絵柄Mと予告絵柄Rと予告絵柄Hと予告絵柄Qのそれぞれを表示するための画像データが予め記録されたものであり、VDPはVROMから検出した画像データおよびビデオデータのそれぞれをVRAMに展開し、装飾図柄表示器35にR・G・Bの各信号を出力することで映像をカラーで表示する。
図3の音制御回路90は演出制御回路70から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この音制御回路90は演出制御コマンドの設定結果を受信することに基づいて両スピーカ16のそれぞれから音声を出力するものであり、音声ICと音声ROMと音声RAMとDACとオーディオアンプとボリュームを有している。音声ICは両スピーカ16のそれぞれから音声を出力するための音声信号を生成するものであり、音声ROMには音声信号を生成するための音声データが予め記録されている。音声RAMは音声ICが音声ROMから検出した音声データを展開するためのワークメモリとして使用されるものであり、DACは音声ICから出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換するものである。オーディオアンプはDACから出力されるデジタル信号を増幅して両スピーカ16のそれぞれに出力するものであり、ボリュームはオーディオアンプから出力されるアナログ信号のレベルを調整するものである。図3の電飾制御回路100は演出制御回路70から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この電飾制御回路100は演出制御コマンドの設定結果を受信することに基づいて複数の電飾LED18のそれぞれを点滅するための電飾信号を設定するものであり、複数の電飾LED18のそれぞれを電飾信号の設定結果に基づいて点滅させる。
図8はメイン制御回路50から演出制御回路70に送信される制御コマンドの一覧を示すものである。これら各制御コマンドは2バイトで構成されたものであり、各制御コマンドの1バイト目はMODEデータ(コマンドの分類)であり、各制御コマンドの2バイト目はEXTデータ(コマンドの種類)である。制御コマンド8000(h)〜8041(h)のそれぞれは特別図柄遊技を開始することを演出制御回路70に通知する変動開始コマンドであり、特別図柄遊技を開始してから停止するまでの所要時間を通知するためのEXTデータを含んでいる。この所要時間は特別図柄の変動表示時間に相当するものであり、演出制御回路70は変動開始コマンドのEXTデータに基づいて装飾図柄遊技の演出内容を設定する。
制御コマンド90XX(h)は特別図柄遊技で特別図柄表示器34に停止表示する特別図柄の種類を演出制御回路70に通知する図柄情報コマンドに相当するものであり、演出制御回路70は変動開始コマンドのEXTデータおよび図柄情報コマンドのEXTデータの双方に基づいて装飾図柄の組合せを設定する。この図柄情報コマンド90XX(h)のEXTデータXX(h)は「00(h)」と「01(h)」と「02(h)」のいずれかに設定されるものであり、図柄情報コマンド9000(h)は特別図柄の変動停止時の態様が確変大当り図柄「7」であることを示し、図柄情報コマンド9001(h)は特別図柄の変動停止時の態様が通常大当り図柄「3」であることを示し、図柄情報コマンド9002(h)は特別図柄の変動停止時の態様が外れ図柄「1」であることを示している。
制御コマンドA000(h)は変動開始コマンドのEXTデータに応じた変動表示時間が経過したときにメイン制御回路50から演出制御回路70に送信されるものであり、特別図柄の変動表示が停止することを演出制御回路70に通知する変動停止コマンドに相当する。制御コマンドA1XX(h)は特別図柄遊技を保留したことを演出制御回路70に通知する保留コマンドに相当するものである。この保留コマンドA1XX(h)のEXTデータXX(h)は「00(h)」と「01(h)」と「02(h)」と「03(h)」のいずれかに設定されるものであり、保留コマンドA100(h)は1回の特別図柄遊技を保留していることを示し、保留コマンドA101(h)は2回の特別図柄遊技を保留していることを示し、保留コマンドA102(h)は3回の特別図柄遊技を保留していることを示し、保留コマンドA103(h)は4回の特別図柄遊技を保留していることを示している。
制御コマンドB0XX(h)は大当りラウンドが開始されることを演出制御回路70に通知する大当りラウンドコマンドに相当するものである。この大当りラウンドコマンドB0XX(h)のEXTデータXX(h)は「00(h)」と「01(h)」と「02(h)」と「03(h)」のいずれかに設定されるものであり、大当りラウンドコマンドB000(h)は1回目の大当りラウンドが開始されることを示し、大当りラウンドコマンドB001(h)は2回目の大当りラウンドが開始されることを示し、大当りラウンドコマンドB002(h)は3回目の大当りラウンドが開始されることを示し、大当りラウンドコマンドB003(h)は最終の4回目の大当りラウンドが開始されることを示している。制御コマンドB1XX(h)は大当りラウンドが終了したインターバルの開始時にメイン制御回路50から演出制御回路70に送信されるものであり、大当りラウンドの休止期間が始まることを演出制御回路70に通知するインターバルコマンドに相当する。このインターバルコマンドB1XX(h)のEXTデータXX(h)は「00(h)」と「01(h)」と「02(h)」と「03(h)」のいずれかに設定されるものであり、インターバルコマンドB100(h)は1回目のインターバルが開始されることを示し、インターバルコマンドB101(h)は2回目のインターバルが開始されることを示し、インターバルコマンドB102(h)は3回目のインターバルが開始されることを示し、インターバルコマンドB103(h)は4回目のインターバルが開始されることを示している。
図9はメイン制御回路50が更新するランダムカウンタの一覧を示している。ランダムカウンタMR1は特別入賞口28を開放する大当りであるか否かを判定するために使用されるものであり、「0」〜「99」の範囲で循環的に更新される。ランダムカウンタMR2は変動開始コマンドを設定するために使用されるものであり、「0」〜「100」の範囲内で循環的に更新される。ランダムカウンタMR3は確変大当りであるか否かを判定するために使用されるものであり、「0」〜「62」の範囲内で循環的に更新される。
メイン制御回路50のROM52には、図10に示すように、通常時の大当り判定テーブルおよび確変時の大当り判定テーブルが予め記録されている。通常時の大当り判定テーブルは確率変動モードの無効時に大当りであるか否かをランダムカウンタMR1に基づいて判定するための制御データであり、通常時の大当り判定テーブルにはランダムカウンタMR1「7」に対して大当りの判定結果が割付けられ、ランダムカウンタMR1「7」を除く残りのそれぞれの値に対して外れの判定結果が割付けられている。確変時の大当り判定テーブルは確率変動モードの有効時に大当りであるか否かをランダムカウンタMR1に基づいて判定するための制御データであり、確変時の大当り判定テーブルにはランダムカウンタMR1「0〜9」のそれぞれに対して大当りの判定結果が割付けられ、ランダムカウンタMR1「10〜99」のそれぞれに対して外れの判定結果が割付けられている。即ち、確率変動モードの無効状態では一定の低確率「1/100」で大当りであることが判定され、確率変動モードの有効状態では確率変動モードの無効状態に比べて高い一定の高確率「10/100」で大当りであることが判定される。
メイン制御回路50のROM52には、図11に示すように、確変判定テーブルが予め記録されている。この確変判定テーブルは大当りであることが判定された場合に確率変動モードを有効化するか無効化するかをランダムカウンタMR3に基づいて判定するための制御データであり、確変判定テーブルにはランダムカウンタMR3「0〜32」のそれぞれに対して確率変動モードを無効化する判定結果が割付けられ、ランダムカウンタMR3「33〜62」のそれぞれに対して確率変動モードを有効化する判定結果が割付けられている。即ち、確率変動モードは大当りが判定されたことを条件に「30/63」の確率で有効化され、「33/63」の確率で無効化される。
メイン制御回路50のROM52には、図12に示すように、大当り用の変動開始コマンドテーブルおよび外れ用の変動開始コマンドテーブルが予め記録されている。これら大当り用の変動開始コマンドテーブルおよび外れ用の変動開始コマンドテーブルのそれぞれはランダムカウンタMR2に基づいて変動開始コマンドを選択するためのものであり、大当り用の変動開始コマンドテーブルは通常大当りまたは確変大当りが判定されたときに使用され、外れ用の変動開始コマンドテーブルは通常大当りおよび確変大当りがいずれも判定されなかった外れの判定時に使用される。メイン制御回路50のROM52には、図13に示すように、変動表示時間テーブルが予め記録されている。この変動表示時間テーブルは変動開始コマンドの選択結果に基づいて変動表示時間を選択するための制御データであり、変動開始コマンド#00〜#41のそれぞれに変動表示時間を割付けることから設定されている。
メイン制御回路50のRAM53には、図14に示すように、制御データ格納領域110が設定されている。この制御データ格納領域110は特別図柄遊技を行うために必要な各種のデータを格納する領域であり、保留データ格納部111と特別図柄格納部112とフラグ格納部113とタイマ格納部114とカウンタ格納部115を有している。保留データ格納部111はランダムカウンタMR1の取得結果が格納される領域であり、遊技球が始動口26内に入賞したときにはランダムカウンタMR1の計測値が取得され、ランダムカウンタMR1の取得結果が保留データ格納部111に格納される。この保留データ格納部111は最大で4個のランダムカウンタMR1の取得結果が格納されるものであり、ランダムカウンタMR1の取得結果は取得順序を特定する保留番号「1」「2」「3」「4」のいずれかと共に保留データ格納部111に格納される。
特別図柄格納部112は特別図柄の設定結果が格納される領域であり、例えば確変大当り図柄「7」が設定されたときには特別図柄格納部112に確変大当り図柄「7」が格納される。フラグ格納部113は始動信号フラグと特図プロセスフラグと大当りフラグと確変フラグのそれぞれが格納される領域である。始動信号フラグは遊技球が始動口26内に入賞したか否かを示すものであり、特図プロセスフラグは図37の特別図柄プロセス処理でステップS61の大当り判定処理〜ステップS67のインターバル処理のいずれの処理を択一的に実行するかを示すものである。大当りフラグは確変大当りおよび通常大当りのいずれかが判定されたか否かを示すものであり、確変フラグは確率変動モードが有効化されているか否かを示すものである。
タイマ格納部114は変動時間タイマMT1とウェイト時間タイマMT2とインターバル時間タイマMT3が格納される領域である。変動時間タイマMT1は変動開始コマンドの設定結果に応じた変動表示時間が初期値としてセットされるものであり、変動時間タイマMT1が初期値から一定の時間間隔で定期的に減算されることで特別図柄遊技の残り時間が計測される。ウェイト時間タイマMT2は一定のウェイト時間が初期値としてセットされるものであり、ウェイト時間タイマMT2が初期値から一定の時間間隔で定期的に減算されることで今回の特別図柄遊技が終了してから次回の特別図柄遊技が開始されるまでの残り時間が計測される。インターバル時間タイマMT3は一定のインターバル時間が初期値としてセットされるものであり、インターバル時間タイマMT3が初期値から一定の時間間隔で定期的に減算されることで今回の大当りラウンドが終了してから次回の大当りラウンドが開始されるまでの残りインターバル時間が計測される。カウンタ格納部115はランダムカウンタMR1〜MR3および大当りラウンドカウンタMN1が格納される領域である。この大当りラウンドカウンタMN1は大当りラウンドの継続回数を示すものであり、大当りラウンドの継続回数は大当りラウンドが終了する毎に大当りラウンドカウンタMN1に単位値を加算されることで計測される。
演出制御回路70のROM72には、図15に示すように、プロセスデータテーブルが予め記録されている。このプロセスデータテーブルはプロセスデータ番号P00〜P41のうちから変動開始コマンドに応じたものを選択するための制御データであり、変動開始コマンド#00のEXTデータ00(h)〜変動開始コマンド#41のEXTデータ41(h)のそれぞれに1個のプロセスデータ番号を割付けることから設定されている。
演出制御回路70のROM72には、図15に示すように、プロセスデータ#00〜#41が予め記録されている。これらプロセスデータ#00〜#41のそれぞれはプロセスタイマ設定値および演出制御データから構成されたものであり、プロセスデータ#00〜#41のそれぞれには1個のプロセスデータ番号が割付けられている。これらプロセスデータ#00〜#41のそれぞれの演出制御データは、図16〜図20に示すように、表示制御データと音声制御データと電飾制御データを含んで構成されている。これら各表示制御データは装飾図柄遊技で装飾図柄表示器35に表示する映像の演出内容を示し、各音声制御データは装飾図柄遊技で両スピーカ16のそれぞれから出力する音声の演出内容を示し、各電飾制御データは装飾図柄遊技で複数の電飾LED18のそれぞれを点滅させる演出内容を示しており、プロセスタイマ設定値は表示制御データと音声制御データと電飾制御データのそれぞれに応じた演出を発生させるための時間を特定するタイミングデータに相当する。
プロセスデータ#00〜#41のそれぞれには、図16〜図20に示すように、表示制御データとして全図変動開始コマンドと左列の変動停止コマンドと右列の変動停止コマンドと中列の変動停止コマンドが共通に設定されている。全図変動開始コマンドは図柄要素を左変動領域L内と中変動領域C内と右変動領域R内のそれぞれに変動状態で表示開始するためのものであり、装飾図柄遊技ではプロセスデータ#00〜#41のいずれが選択されたときであっても全図変動開始コマンドに基づいて左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれが変動状態で表示される。左列の変動停止コマンドは左変動領域L内の図柄要素を変動停止させるためのものであり、右列の変動停止コマンドは右変動領域R内の図柄要素を変動停止させるためのものであり、中列の変動停止コマンドは中変動領域C内の図柄要素を変動停止させるためのものである。これら左列の変動停止コマンド〜中列の変動停止コマンドには1)左列の変動停止コマンド2)右列の変動停止コマンド3)中列の変動停止コマンドの順序で大きな値のプロセスタイマ設定値が付与されており、装飾図柄遊技ではプロセスデータ#00〜#41のいずれが選択されたときであっても1)左列の図柄要素2)右列の図柄要素3)中列の図柄要素の順序で図柄要素の停止表示が行われる。
演出制御回路70のROM72には、図21に示すように、装飾図柄遊技用のビデオデータテーブルが予め記録されている。このビデオデータテーブルはプロセスデータ番号の選択結果に基づいて装飾図柄遊技用のビデオデータ番号を選択するためのものであり、ビデオデータテーブルにはプロセスデータ番号P00〜P41のそれぞれに対して装飾図柄遊技用の1個のビデオデータ番号が割付けられている。表示制御回路80のVROMには装飾図柄遊技用のビデオデータ#V00〜#V41が予め記録されており、装飾図柄遊技用のビデオデータ#V00〜#V41のそれぞれには装飾図柄遊技用の1個のビデオデータ番号が割付けられている。これら装飾図柄遊技用のビデオデータ#V00〜#V41のそれぞれは装飾図柄遊技の背景の映像を表示するためのものであり、装飾図柄遊技では左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれがビデオデータ#V00〜#V41のいずれかに応じた背景映像の前方に重ねて表示される。
演出制御回路70のROM72には、図22に示すように、大当り遊技用のビデオデータテーブルが予め記録されており、大当り遊技用のビデオデータテーブルには大当りラウンドコマンドのEXTデータ00(h)〜03(h)のそれぞれに対して大当り遊技用の1個のビデオデータ番号が割付けられている。表示制御回路80のVROMには大当り遊技用のビデオデータ#VR00〜#VR03が予め記録されており、大当り遊技用のビデオデータ#VR00〜#VR03のそれぞれには大当り遊技用の1個のビデオデータ番号が割付けられている。これら大当り遊技用のビデオデータ#VR00〜#VR03のそれぞれは大当りラウンドで装飾図柄表示器35に演出映像を表示するためのものであり、相互に異なる内容に設定されている。
図23は演出制御回路70が更新するランダムカウンタの一覧を示している。ランダムカウンタSR1は「0〜249」の範囲内で循環的に更新されるものであり、装飾図柄を確変大当りの組合せに設定する場合と通常大当りの組合せに設定する場合と外れリーチの組合せに設定する場合と完全外れの組合せに設定する場合のそれぞれに使用される。ランダムカウンタSR2は「0〜162」の範囲内で循環的に更新されるものであり、装飾図柄を外れリーチの組合せに設定する場合および完全外れの組合せに設定する場合のそれぞれに使用される。ランダムカウンタSR3は「0〜72」の範囲内で循環的に更新されるものであり、装飾図柄を完全外れの組合せに設定する場合に使用される。ランダムカウンタSR4は「0〜40」の範囲内で循環的に更新されるものであり、装飾図柄遊技で予告演出を発生させるか否かを判定するために使用される。ランダムカウンタSR5は「0〜29」の範囲内で循環的に更新されるものであり、装飾図柄遊技でボタン演出を発生させるか否かを判定するために使用される。ランダムカウンタSR6は「0〜12」の範囲内で循環的に更新されるものであり、装飾図柄遊技でボタン演出を発生させるときにボタン演出の演出内容を判定するために使用される。
演出制御回路70のROM72には、図24に示すように、確変大当り図柄テーブルおよび通常大当り図柄テーブルが予め記録されている。確変大当り図柄テーブルは「1」「3」「5」「7」の4種類の奇数の図柄要素のそれぞれにランダムカウンタSR1を割付けたものであり、装飾図柄を確変大当りの組合せに設定する場合には確変大当り図柄テーブルからランダムカウンタSR1の更新結果に応じた図柄要素が選択され、各列の図柄要素が共通の選択結果に設定される。通常大当り図柄テーブルは「2」「4」「6」「8」の4種類の偶数の図柄要素のそれぞれにランダムカウンタSR1を割付けたものであり、装飾図柄を通常大当りの組合せに設定する場合には通常大当り図柄テーブルからランダムカウンタSR1の更新結果に応じた図柄要素が選択され、各列の図柄要素が共通の図柄要素の選択結果に設定される。
演出制御回路70のROM72には、図24に示すように、リーチ図柄テーブルおよび左図柄テーブルが予め記録されている。リーチ図柄テーブルは「1〜8」の8種類の図柄要素のそれぞれにランダムカウンタSR1を割付けたものであり、装飾図柄を外れリーチの組合せに設定する場合にはリーチ図柄テーブルからランダムカウンタSR1の更新結果に応じた図柄要素が選択され、左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれが共通の図柄要素の選択結果に設定される。左図柄テーブルは「1〜8」の8種類の図柄要素のそれぞれにランダムカウンタSR1を割付けたものであり、装飾図柄を完全外れの組合せに設定する場合には左図柄テーブルからランダムカウンタSR1の更新結果に応じた図柄要素が選択され、左列の図柄要素が図柄要素の選択結果に設定される。
演出制御回路70のROM72には、図25に示すように、リーチ外れ図柄テーブルおよび中図柄テーブルが予め記録されている。リーチ外れ図柄テーブルは「1〜8」の8種類の図柄要素のそれぞれにランダムカウンタSR2を割付けたものであり、装飾図柄を外れリーチの組合せに設定する場合にはリーチ外れ図柄テーブルからランダムカウンタSR2の更新結果に応じた図柄要素が選択され、中列の図柄要素が図柄要素の選択結果に基づいて設定される。中図柄テーブルは「1〜8」の8種類の図柄要素のそれぞれにランダムカウンタSR2を割付けたものであり、装飾図柄を完全外れの組合せに設定する場合には中図柄テーブルからランダムカウンタSR2の更新結果に応じた図柄要素が選択され、中列の図柄要素が図柄要素の選択結果に設定される。
演出制御回路70のROM72には、図26に示すように、右図柄テーブルが予め記録されている。この右図柄テーブルは「1〜8」の8種類の図柄要素のそれぞれにランダムカウンタSR3を割付けたものであり、装飾図柄を完全外れの組合せに設定する場合には右図柄テーブルからランダムカウンタSR3の更新結果に応じた図柄要素が選択され、右列の図柄要素が図柄要素の選択結果に基づいて設定される。
演出制御回路70のROM72には、図27に示すように、予告演出判定テーブルが予め記録されている。この予告演出判定テーブルは装飾図柄遊技で予告演出の映像を表示するか否かをランダムカウンタSR4の更新結果に基づいて判定するためのものであり、ランダムカウンタSR4「0〜7」のそれぞれに「予告演出有り」の判定結果を割付け、ランダムカウンタSR4「8〜40」のそれぞれに「予告演出無し」の判定結果を割付けることから設定されている。即ち、予告演出の発生確率は確変大当りと通常大当りと外れのいずれが判定されたときであっても共通の「8/41」に設定されている。
演出制御回路70のROM72には、図28の(a)に示すように、大当り用のボタン演出判定テーブルが予め記録されている。この大当り用のボタン演出判定テーブルは装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示するか否かをランダムカウンタSR5の更新結果に基づいて判定するためのものであり、ランダムカウンタSR5「0〜23」のそれぞれに「ボタン演出有り」の判定結果を割付け、ランダムカウンタSR5「24〜29」のそれぞれに「ボタン演出無し」の判定結果を割付けることから設定されている。この大当り用のボタン演出判定テーブルは確変大当りおよび通常大当りのそれぞれが判定された大当りの判定時に予告演出有りが判定された場合に使用されるものであり、大当りの判定時に予告演出が発生したときのボタン演出の映像の発生確率は「24/30」に設定され、大当りの判定時にはボタン演出の映像が表示される表示確率が通常値「(8/41)×(24/30)×100=15.6%」に設定されている。
演出制御回路70のROM72には、図28の(b)に示すように、外れ用のボタン演出判定テーブルが予め記録されている。この外れ用のボタン演出判定テーブルは装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示するか否かをランダムカウンタSR5の更新結果に基づいて判定するためのものであり、ランダムカウンタSR5「0〜17」のそれぞれに「ボタン演出有り」の判定結果を割付け、ランダムカウンタSR5「18〜29」のそれぞれに「ボタン演出無し」の判定結果を割付けることから設定されている。この外れ用のボタン演出判定テーブルは確変大当りおよび通常大当りがいずれも判定されなかった外れの判定時に予告演出有りが判定された場合に使用されるものであり、外れの判定時に予告演出が発生したときのボタン演出の映像の発生確率は「18/30」に設定され、外れの判定時にはボタン演出の映像が表示される表示確率が通常値「(8/41)×(18/30)×100=12.0%」に設定されている。
演出制御回路70のROM72には、図29に示すように、大当り用のボタン演出テーブルと外れリーチ用のボタン演出テーブルと完全外れ用のボタン演出テーブルが予め記録されている。これら大当り用のボタン演出テーブル〜完全外れ用のボタン演出テーブルのそれぞれはボタン演出の演出内容をランダムカウンタSR6の更新結果に基づいて判定するためのものであり、ボタン演出の演出内容とはボタン演出で玉手箱の演出絵柄Bから予告絵柄R「リーチ確定」と予告絵柄Q「?」と予告絵柄H「外れ」のいずれを出現させるかを称する。大当り用のボタン演出テーブルは大当りの判定時に予告演出有りおよびボタン演出有りの双方が判定された場合に使用されるものである。この大当り用のボタン演出テーブルにはランダムカウンタSR6「0〜9」のそれぞれに演出内容「リーチ確定」が割付けられ、ランダムカウンタSR6「10〜12」のそれぞれに演出内容「?」が割付けられており、大当りの判定時にはボタン演出で予告絵柄R「リーチ確定」が「10/13」の確率で出現し、予告絵柄Q「?」が「3/13」の確率で出現する。
外れリーチ用のボタン演出テーブルは外れリーチの判定時に予告演出有りおよびボタン演出有りの双方が判定された場合に使用されるものであり、外れリーチの判定時とは装飾図柄が外れリーチの組合せに設定された場合を称する。この外れリーチ用のボタン演出テーブルにはランダムカウンタSR6「0〜4」のそれぞれに演出内容「リーチ確定」が割付けられ、ランダムカウンタSR6「5〜12」のそれぞれに演出内容「?」が割付けられており、外れリーチの判定時にはボタン演出で予告絵柄R「リーチ確定」が「5/13」の確率で出現し、予告絵柄Q「?」が「8/13」の確率で出現する。完全外れ用のボタン演出テーブルは完全外れの判定時に予告演出有りおよびボタン演出有りの双方が判定された場合に使用されるものであり、完全外れの判定時とは装飾図柄が完全外れの組合せに設定された場合を称する。この完全外れ用のボタン演出テーブルにはランダムカウンタSR6「0〜5」のそれぞれに演出内容「?」が割付けられ、ランダムカウンタSR6「6〜12」のそれぞれに演出内容「外れ」が割付けられており、完全外れの判定時にはボタン演出で予告絵柄Q「?」が「6/13」の確率で出現し、予告絵柄H「外れ」が「7/13」の確率で出現する。
演出制御回路70のROM72には乱打パターン1と乱打パターン2と乱打パターン3が予め記録されている。これら乱打パターン1〜乱打パターン3のそれぞれは操作ボタン7を初期位置から押込み位置に操作する行為が下限値Tlおよび上限値Thの範囲内の時間間隔で最低到達回数Nだけ繰返されたか否かを判断するものであり、予告演出の映像が表示されたにも拘らずボタン演出の映像が表示されなかった場合に操作ボタン7が乱打されたときには操作ボタン7の操作内容が乱打パターン1〜3のいずれか1つと比較され、両者が整合している場合には次回の装飾図柄遊技で予告演出の映像およびボタン演出の映像のそれぞれが必ず表示される。
図30は乱打パターン1〜3のそれぞれの設定内容を示すものである。乱打パターン1では下限値Tlが「0.1sec」に設定され、上限値Thが「0.2sec」に設定され、最低到達回数Nが「7回」に設定されており、操作ボタン7が「0.1sec〜0.2sec」の範囲内の操作間隔ΔTで7回以上操作されたときにはスイッチ回路74から操作ボタン7の操作内容に応じたパターンでパルス信号Pが出力され、パルス信号Pの出力内容に基づいて操作ボタン7の操作内容が乱打パターン1に整合していることが判断される。乱打パターン2では下限値Tlが「0.2sec」に設定され、上限値Thが「0.3sec」に設定され、最低到達回数Nが「5回」に設定されており、操作ボタン7が「0.2sec〜0.3sec」の範囲内の操作間隔ΔTで5回以上操作されたときにはスイッチ回路74から操作ボタン7の操作内容に応じたパターンでパルス信号Pが出力され、パルス信号Pの出力内容に基づいて操作ボタン7の操作内容が乱打パターン2に整合していることが判断される。乱打パターン3では下限値Tlが「0.3sec」に設定され、上限値Thが「0.4sec」に設定され、最低到達回数Nが「3回」に設定されており、操作ボタン7が「0.3sec〜0.4sec」の範囲内の操作間隔ΔTで3回以上操作されたときにはスイッチ回路74から操作ボタン7の操作内容に応じたパターンでパルス信号Pが出力され、パルス信号Pの出力内容に基づいて操作ボタン7の操作内容が乱打パターン3に整合していることが判断される。
演出制御回路70のRAM73には、図31に示すように、演出制御データ格納領域120が設定されており、演出制御データ格納領域120にはコマンド格納部121とフラグ格納部122とタイマ格納部123とカウンタ格納部124と確定図柄格納部125と乱打データ格納部126と操作間隔格納部127が設定されている。コマンド格納部121はメイン制御回路50から送信される変動開始コマンドと図柄情報コマンドと変動停止コマンドと保留コマンドと大当りラウンドコマンドとインターバルコマンドのそれぞれが記録される領域であり、フラグ格納部122は遊技開始フラグと遊技中フラグと遊技停止フラグと大当りラウンドフラグとインターバルフラグと予告演出フラグとボタン演出フラグとボタン操作済みフラグと乱打パターン検出フラグと乱打パターン一致フラグのそれぞれが記録される領域である。
遊技開始フラグはメイン制御回路50から変動開始コマンドが送信されたか否かを示すものであり、変動開始コマンドが送信されることに基づいてオン状態にセットされる。遊技中フラグは装飾図柄遊技が実行されているか否かを示すものであり、装飾図柄遊技の実行状態でオン状態にセットされる。遊技停止フラグはメイン制御回路50から変動停止コマンドが送信されたか否かを示すものであり、変動停止コマンドが送信されることに基づいてオン状態にセットされる。大当りラウンドフラグはメイン制御回路50から大当りラウンドコマンドが送信されたか否かを示すものであり、大当りラウンドコマンドが送信されることに基づいてオン状態にセットされる。インターバルフラグはメイン制御回路50からインターバルコマンドが送信されたか否かを示すものであり、インターバルコマンドが送信されることに基づいてオン状態にセットされる。
予告演出フラグは予告演出を行うか否かの判定結果を示すものであり、予告演出を行うことが判定されることに基づいてオン状態にセットされる。ボタン演出フラグはボタン演出を行うか否かの判定結果を示すものであり、ボタン演出を行うことが判定されることに基づいてオン状態にセットされる。ボタン操作済みフラグはボタン演出の映像で遊技者が操作ボタン7を操作したか否かを示すものであり、遊技者が操作ボタン7を操作することに基づいてオン状態にセットされる。乱打パターン検出フラグは操作ボタン7の操作パターンを検出するか否かを示すものであり、操作ボタン7の操作パターンを検出する場合にオン状態にセットされる。乱打パターン一致フラグは操作パターンの検出内容が乱打パターン1〜3のいずれかに一致しているか否かを示すものであり、両者が一致している場合にオン状態にセットされる。
タイマ格納部123は変動時間タイマST1が記録される領域である。この変動時間タイマST1は一定の初期値「0」がセットされるものであり、装飾図柄遊技の経過時間は変動時間タイマST1が初期値から一定の時間間隔で定期的に加算されることで計測される。カウンタ格納部124はランダムカウンタSR1〜SR6と乱打パターンカウンタSN1とボタン演出カウンタSN2と操作回数カウンタSN3と乱打パターン照合カウンタSN4が記録される領域であり、確定図柄格納部125は装飾図柄遊技で停止表示する装飾図柄の組合せが記録される領域である。
乱打パターンカウンタSN1は遊技者が操作ボタン7を乱打したときに操作ボタン7の操作内容を乱打パターン1〜3のいずれと比較するかを示すものであり、「SN1=1」であるときには操作ボタン7の操作内容が乱打パターン1と比較され、「SN1=2」であるときには操作ボタン7の操作内容が乱打パターン2と比較され、「SN1=3」であるときには操作ボタン7の操作内容が乱打パターン3と比較される。ボタン演出カウンタSN2はボタン演出の演出内容が記録されるものであり、ボタン演出の演出内容が「リーチ確定」であるときには「1」にセットされ、ボタン演出の演出内容が「?」であるときには「2」にセットされ、ボタン演出の演出内容が「外れ」であるときには「3」にセットされる。
操作回数カウンタSN3は遊技者が操作ボタン7を乱打した操作回数を計測するものであり、操作ボタン7の操作内容を乱打パターン1〜3のいずれかと比較する場合には操作回数カウンタSN3の計測結果が比較データとして使用される。乱打パターン照合カウンタSN4は遊技者が操作ボタン7を乱打したときの操作ボタン7の操作間隔ΔTの記録結果を複数のうちから選択するポインタとして機能するものであり、操作ボタン7の操作内容を乱打パターン1〜3のいずれかと比較する場合には乱打パターン照合カウンタSN4に単位値が加算されることに基づいて複数の操作間隔ΔTのそれぞれが乱打パターン照合カウンタSN4の加算結果の順序で選択される。
乱打データ格納部126は前回操作タイミングST0が記録される領域である。この前回操作タイミングST0は遊技者が操作ボタン7を乱打したときの操作ボタン7の前回の操作タイミングを示すものであり、操作ボタン7の操作間隔ΔTは操作ボタン7の今回の操作タイミングST1から前回操作タイミングST0を減算することで演算される。操作間隔格納部127は操作ボタン7の操作間隔ΔTの演算結果が格納される領域である。この操作間隔格納部127は最大で6個の操作間隔ΔTの演算結果が格納されるものであり、操作間隔ΔTの演算結果は演算順序を特定するデータ番号D(1,2,3,4,5,6)のいずれかと共に操作間隔格納部127に格納される。
[1]メイン処理
図32はメイン制御回路50のCPU51が電源投入に基づいて実行するメイン処理を示すものであり、CPU51は電源が投入されたときにはステップS1でレジスタおよびPIO(パラレル入出力ポート)のそれぞれを初期設定する。そして、ステップS2でRAM53の保留データ格納部111と特別図柄格納部112とフラグ格納部113とタイマ格納部114とカウンタ格納部115のそれぞれを初期設定し、ステップS3で4msec毎にタイマ割込みが発生するようにCTC(カウンタ/タイマ)を初期設定する。
[1]メイン処理
図32はメイン制御回路50のCPU51が電源投入に基づいて実行するメイン処理を示すものであり、CPU51は電源が投入されたときにはステップS1でレジスタおよびPIO(パラレル入出力ポート)のそれぞれを初期設定する。そして、ステップS2でRAM53の保留データ格納部111と特別図柄格納部112とフラグ格納部113とタイマ格納部114とカウンタ格納部115のそれぞれを初期設定し、ステップS3で4msec毎にタイマ割込みが発生するようにCTC(カウンタ/タイマ)を初期設定する。
CPU51はステップS3でCTCを初期設定すると、ステップS4のカウンタ更新処理1を繰返す。このカウンタ更新処理1はカウンタ格納部115のランダムカウンタMR2を「1」だけ更新するものであり、図9に示すように、ランダムカウンタMR2は初期値「0」から上限値「100」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に更新される。
[2]タイマ割込み処理
図33はCPU51がタイマ割込みの発生する4msec毎に実行するタイマ割込み処理を示すものであり、CPU51はタイマ割込みが発生する毎にステップS11の入力処理とステップS12のカウンタ更新処理2とステップS13のデータ取得処理とステップS14の特別図柄プロセス処理を当該順序で実行する。
[2−1]入力処理
図34はステップS11の入力処理の詳細を示すものであり、CPU51はステップS21でセンサ回路54からの始動信号の有無を判断する。ここで始動信号がないことを判断したときにはステップS22でフラグ格納部113の始動信号フラグをオフ状態にリセットし、始動信号があることを判断したときにはステップS23でフラグ格納部113の始動信号フラグをオン状態にセットする。
[2−2]カウンタ更新処理2
図35はステップS12のカウンタ更新処理2の詳細を示すものであり、CPU51はステップS31でカウンタ格納部115のランダムカウンタMR1を単位値「1」だけ更新し、ステップS32でカウンタ格納部115のランダムカウンタMR3を単位値「1」だけ更新する。ランダムカウンタMR1は大当り判定用のものであり、図9に示すように、初期値「0」から上限値「99」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。ランダムカウンタMR3は確変判定用のものであり、初期値「0」から上限値「62」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
[2−3]データ取得処理
図36はステップS13のデータ取得処理の詳細を示すものであり、CPU51はステップS41でフラグ格納部113の始動信号フラグの設定状態を判断する。例えば遊技球が始動口26内に入賞したときにはステップS11の入力処理でフラグ格納部113の始動信号フラグがオン状態にセットされている。この場合にはCPU51は図36のステップS41でフラグ格納部113の始動信号フラグがオン状態にセットされていることを判断し、ステップS42でカウンタ格納部115からランダムカウンタMR1の計測値を取得する。そして、ステップS43へ移行し、保留番号1の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。
[2]タイマ割込み処理
図33はCPU51がタイマ割込みの発生する4msec毎に実行するタイマ割込み処理を示すものであり、CPU51はタイマ割込みが発生する毎にステップS11の入力処理とステップS12のカウンタ更新処理2とステップS13のデータ取得処理とステップS14の特別図柄プロセス処理を当該順序で実行する。
[2−1]入力処理
図34はステップS11の入力処理の詳細を示すものであり、CPU51はステップS21でセンサ回路54からの始動信号の有無を判断する。ここで始動信号がないことを判断したときにはステップS22でフラグ格納部113の始動信号フラグをオフ状態にリセットし、始動信号があることを判断したときにはステップS23でフラグ格納部113の始動信号フラグをオン状態にセットする。
[2−2]カウンタ更新処理2
図35はステップS12のカウンタ更新処理2の詳細を示すものであり、CPU51はステップS31でカウンタ格納部115のランダムカウンタMR1を単位値「1」だけ更新し、ステップS32でカウンタ格納部115のランダムカウンタMR3を単位値「1」だけ更新する。ランダムカウンタMR1は大当り判定用のものであり、図9に示すように、初期値「0」から上限値「99」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。ランダムカウンタMR3は確変判定用のものであり、初期値「0」から上限値「62」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
[2−3]データ取得処理
図36はステップS13のデータ取得処理の詳細を示すものであり、CPU51はステップS41でフラグ格納部113の始動信号フラグの設定状態を判断する。例えば遊技球が始動口26内に入賞したときにはステップS11の入力処理でフラグ格納部113の始動信号フラグがオン状態にセットされている。この場合にはCPU51は図36のステップS41でフラグ格納部113の始動信号フラグがオン状態にセットされていることを判断し、ステップS42でカウンタ格納部115からランダムカウンタMR1の計測値を取得する。そして、ステップS43へ移行し、保留番号1の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。
CPU51はステップS43で保留番号1の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていないことを判断すると、ステップS44でランダムカウンタMR1の取得結果を保留番号1の保留データ格納部111に記録する。そして、ステップS45で演出制御回路70に保留コマンド「A100(h)」を送信することに基づいて1回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS46でフラグ格納部113の始動信号フラグをオフ状態にリセットする。
CPU51はステップS43で保留番号1の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断すると、ステップS47で保留番号2の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号2の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていないことを判断したときにはステップS48へ移行し、ランダムカウンタMR1の取得結果を保留番号2の保留データ格納部111に記録する。そして、ステップS49で演出制御回路70に保留コマンド「A101(h)」を送信することに基づいて2回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS46でフラグ格納部113の始動信号フラグをオフ状態にリセットする。
CPU51はステップS47で保留番号2の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断すると、ステップS50で保留番号3の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号3の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていないことを判断したときにはステップS51へ移行し、ランダムカウンタMR1の取得結果を保留番号3の保留データ格納部111に記録する。そして、ステップS52で演出制御回路70に保留コマンド「A102(h)」を送信することに基づいて3回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS46でフラグ格納部113の始動信号フラグをオフ状態にリセットする。
CPU51はステップS50で保留番号3の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断すると、ステップS53で保留番号4の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号4の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていないことを判断したときにはステップS54へ移行し、ランダムカウンタMR1の取得結果を保留番号4の保留データ格納部111に記録する。そして、ステップS55で演出制御回路70に保留コマンド「A103(h)」を送信することに基づいて4回の特別図柄遊技を保留したことを通知し、ステップS46でフラグ格納部113の始動信号フラグをオフ状態にリセットする。
CPU51はステップS53で保留番号4の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断すると、ステップS56でランダムカウンタMR1の取得結果をクリアする。即ち、特別図柄遊技の保留回数には上限値「4回」が設定されており、4回の特別図柄遊技が既に保留されている状態で遊技球が始動口26内に入賞したときにはランダムカウンタMR1の記録処理および保留コマンドの送信処理のそれぞれが行われず、遊技球が始動口26内に入賞したことが無効化される。
[2−4]特別図柄プロセス処理
図37はステップS14の特別図柄プロセス処理の詳細を示すものである。この特別図柄プロセス処理はステップS61の大当り判定処理とステップS62の特別図柄変動開始時処理とステップS63の特別図柄変動処理とステップS64の特別図柄変動停止時処理とステップS65のウェイト処理とステップS66の大当り遊技処理とステップS67のインターバル処理を有するものであり、ステップS61の大当り判定処理〜ステップS67のインターバル処理はフラグ格納部113の特図プロセスフラグの設定状態に応じて択一的に行われる。
[2−4−1]大当り判定処理
図38はステップS61の大当り判定処理の詳細を示すものである。この大当り判定処理はフラグ格納部113の特図プロセスフラグが「0」に設定されている場合に実行されるものであり、フラグ格納部113の特図プロセスフラグは図32のステップS2の初期設定処理で「0」に初期設定される。
[2−4]特別図柄プロセス処理
図37はステップS14の特別図柄プロセス処理の詳細を示すものである。この特別図柄プロセス処理はステップS61の大当り判定処理とステップS62の特別図柄変動開始時処理とステップS63の特別図柄変動処理とステップS64の特別図柄変動停止時処理とステップS65のウェイト処理とステップS66の大当り遊技処理とステップS67のインターバル処理を有するものであり、ステップS61の大当り判定処理〜ステップS67のインターバル処理はフラグ格納部113の特図プロセスフラグの設定状態に応じて択一的に行われる。
[2−4−1]大当り判定処理
図38はステップS61の大当り判定処理の詳細を示すものである。この大当り判定処理はフラグ格納部113の特図プロセスフラグが「0」に設定されている場合に実行されるものであり、フラグ格納部113の特図プロセスフラグは図32のステップS2の初期設定処理で「0」に初期設定される。
CPU51は図38のステップS71で保留番号1の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号1の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断したときにはステップS72へ移行し、保留番号1の保留データ格納部111からランダムカウンタMR1の取得結果を検出する。
CPU51はステップS72で保留番号1の保留データ格納部111からランダムカウンタMR1の取得結果を検出すると、ステップS73でフラグ格納部113から確変フラグの記録結果を検出し、確変フラグの検出結果がオン状態であるか否かを判断する。ここで確変フラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS74でROM52から図10の(b)の確変時の大当り判定テーブルを選択し、確変フラグがオフ状態にリセットされていることを判断したときには図38のステップS75でROM52から図10の(a)の通常時の大当り判定テーブルを選択する。
CPU51は確変時の大当り判定テーブルまたは通常時の大当り判定テーブルを選択すると、図38のステップS76で確変時の大当り判定テーブルまたは通常時の大当り判定テーブルからランダムカウンタMR1の検出結果に応じた判定結果を選択する。ここで外れの判定結果を選択したときにはステップS77でフラグ格納部113の大当りフラグをオフ状態にリセットし、ステップS83でフラグ格納部113の特図プロセスフラグに「1」をセットする。例えばランダムカウンタMR1の検出結果が「5」であるときには確変時の大当り判定テーブルからは大当りの判定結果が選択され、通常時の大当り判定テーブルからは外れの判定結果が選択される。
CPU51は図38のステップS76で確変時の大当り判定テーブルまたは通常時の大当り判定テーブルから大当りの判定結果を選択すると、ステップS78でフラグ格納部113の大当りフラグをオン状態にセットし、ステップS79でカウンタ格納部115から確変判定用のランダムカウンタMR3の計測結果を取得する。そして、ステップS80でROM52から図11の確変判定テーブルを検出し、確変判定テーブルからランダムカウンタMR3の取得結果に応じた判定結果を選択する。
CPU51は図38のステップS80で確変判定テーブルから判定結果として確変有りを選択すると、ステップS81でフラグ格納部113の確変フラグをオン状態にセットし、ステップS83でフラグ格納部113の特図プロセスフラグに「1」をセットする。また、ステップS80で確変判定テーブルから判定結果として確変無しを選択したときにはステップS82へ移行し、フラグ格納部113の確変フラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS83へ移行し、フラグ格納部113の特図プロセスフラグに「1」をセットする。
[2−4−2]特別図柄変動開始時処理
図39はステップS62の特別図柄変動開始時処理の詳細を示すものである。この特別図柄変動開始時処理はフラグ格納部113の特図プロセスフラグが「1」に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51は図39のステップS91でフラグ格納部113の大当りフラグの設定状態を判断する。ここでフラグ格納部113の大当りフラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS92へ移行し、フラグ格納部113の確変フラグの設定状態を判断する。
[2−4−2]特別図柄変動開始時処理
図39はステップS62の特別図柄変動開始時処理の詳細を示すものである。この特別図柄変動開始時処理はフラグ格納部113の特図プロセスフラグが「1」に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51は図39のステップS91でフラグ格納部113の大当りフラグの設定状態を判断する。ここでフラグ格納部113の大当りフラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS92へ移行し、フラグ格納部113の確変フラグの設定状態を判断する。
CPU51はステップS92でフラグ格納部113の確変フラグがオン状態にセットされていることを判断すると、ステップS93へ移行する。ここで特別図柄の変動停止時の態様を確変大当り図柄「7」に設定し、特別図柄格納部112に確変大当り図柄「7」を記録する。そして、ステップS94へ移行し、ROM52から図12の(a)の大当り用の変動開始コマンドテーブルを選択する。
CPU51は図39のステップS92でフラグ格納部113の確変フラグがオフ状態にリセットされていることを判断すると、ステップS95へ移行する。ここで特別図柄の変動停止時の態様を通常大当り図柄「3」に設定し、特別図柄格納部112に通常大当り図柄「3」を記録する。そして、ステップS94へ移行し、ROM52から図12の(a)の大当り用の変動開始コマンドテーブルを選択する。
CPU51は図39のステップS91でフラグ格納部113の大当りフラグがオフ状態にリセットされていることを判断すると、ステップS96で特別図柄の変動停止時の態様を外れ図柄「1」に設定し、特別図柄格納部112に外れ図柄「1」を記録する。そして、ステップS97へ移行し、ROM52から図12の(b)の外れ用の変動開始コマンドテーブルを選択する。
CPU51は大当り用の変動開始コマンドテーブルまたは外れ用の変動開始コマンドテーブルを選択すると、ステップS98でカウンタ格納部115からランダムカウンタMR2の計測結果を取得する。そして、ステップS99へ移行し、変動開始コマンドテーブルの選択結果からランダムカウンタMR2の取得結果に応じた変動開始コマンドを選択する。例えばランダムカウンタMR2の取得結果が「90」であるときには図12の(a)の大当り用の変動開始コマンドテーブルからは変動開始コマンド#41「8041(h)」が選択され、図12の(b)の外れ用の変動開始コマンドテーブルからは変動開始コマンド#20「8020(h)」が選択される。
CPU51は図39のステップS99で変動開始コマンドを選択すると、ステップS100で演出制御回路70に変動開始コマンドの選択結果を送信し、ステップS101で特別図柄格納部112の記録結果に応じた図柄情報コマンドを設定する。例えば特別図柄格納部112に確変大当り図柄「7」が記録されているときには確変大当り用の図柄情報コマンド「9000(h)」が設定され、特別図柄格納部112に通常大当り図柄「3」が記録されているときには通常大当り用の図柄情報コマンド「9001(h)」が設定され、特別図柄格納部112に外れ図柄「1」が記録されているときには外れ用の図柄情報コマンド「9002(h)」が設定される。
CPU51はステップS101で図柄情報コマンドを設定すると、ステップS102で演出制御回路70に図柄情報コマンドの設定結果を送信し、ステップS103でROM52から図13の変動表示時間テーブルを検出する。そして、変動表示時間テーブルから変動開始コマンドの選択結果に応じた変動表示時間を選択し、変動表示時間の選択結果をタイマ格納部114の変動時間タイマMT1に初期値としてセットする。例えば変動開始コマンドの選択結果が変動開始コマンド#11「8011(h)」であるときには変動表示時間「12000」が選択され、変動時間タイマMT1に変動表示時間「12000」がセットされる。
CPU51は図39のステップS103で変動時間タイマMT1に変動表示時間の選択結果をセットすると、ステップS104で保留番号1の保留データ格納部111に記録されているランダムカウンタMR1の取得結果をクリアし、ステップS105で保留番号2の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号2の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていないことを判断したときにはステップS111へ移行し、フラグ格納部113の特図プロセスフラグに「2」をセットする。
CPU51はステップS105で保留番号2の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断すると、ステップS106で保留番号2の保留データ格納部111に記録されているランダムカウンタMR1を保留番号1の保留データ格納部111にシフトする。そして、ステップS107へ移行し、保留番号3の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号3の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていないことを判断したときにはステップS111へ移行し、フラグ格納部113の特図プロセスフラグに「2」をセットする。
CPU51はステップS107で保留番号3の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断すると、ステップS108で保留番号3の保留データ格納部111に記録されているランダムカウンタMR1を保留番号2の保留データ格納部111にシフトする。そして、ステップS109へ移行し、保留番号4の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号4の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていないことを判断したときにはステップS111へ移行し、フラグ格納部113の特図プロセスフラグに「2」をセットする。
CPU51はステップS109で保留番号4の保留データ格納部111にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断すると、ステップS110で保留番号4の保留データ格納部111に記録されているランダムカウンタMR1を保留番号3の保留データ格納部111にシフトする。そして、ステップS111へ移行し、フラグ格納部113の特図プロセスフラグに「2」をセットする。
[2−4−3]特別図柄変動処理
図40はステップS63の特別図柄変動処理の詳細を示すものである。この特別図柄変動処理は特図プロセスフラグが「2」に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS121で特別図柄表示器34のLEDを点滅制御することに基づいて特別図柄を変動状態で表示する。そして、ステップS122でタイマ格納部114の変動時間タイマMT1からROM52に予め記録された単位値ΔTを減算することに基づいて特別図柄遊技の残り時間を更新し、ステップS123でタイマ格納部114の変動時間タイマMT1の減算結果を「0」と比較する。
[2−4−3]特別図柄変動処理
図40はステップS63の特別図柄変動処理の詳細を示すものである。この特別図柄変動処理は特図プロセスフラグが「2」に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS121で特別図柄表示器34のLEDを点滅制御することに基づいて特別図柄を変動状態で表示する。そして、ステップS122でタイマ格納部114の変動時間タイマMT1からROM52に予め記録された単位値ΔTを減算することに基づいて特別図柄遊技の残り時間を更新し、ステップS123でタイマ格納部114の変動時間タイマMT1の減算結果を「0」と比較する。
CPU51はステップS123で「MT1=0」を検出すると、特別図柄遊技の終了を判断する。そして、ステップS124で演出制御回路70に変動停止コマンド「A000(h)」を送信することに基づいて特別図柄遊技が終了することを通知し、ステップS125でフラグ格納部113の特図プロセスフラグに「3」をセットする。
[2−4−4]特別図柄変動停止時処理
図41はステップS64の特別図柄変動停止時処理の詳細を示すものである。この特別図柄変動停止時処理は特図プロセスフラグが「3」に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS131で特別図柄の変動表示を停止する。この特別図柄の変動停止は特別図柄格納部112に記録されている特別図柄の設定結果で行われるものであり、確変大当りが判定されているときには特別図柄の変動表示が確変大当り図柄「7」で停止し、通常大当りが判定されているときには通常大当り図柄「3」で停止し、外れが判定されているには外れ図柄「1」で停止する。
[2−4−4]特別図柄変動停止時処理
図41はステップS64の特別図柄変動停止時処理の詳細を示すものである。この特別図柄変動停止時処理は特図プロセスフラグが「3」に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS131で特別図柄の変動表示を停止する。この特別図柄の変動停止は特別図柄格納部112に記録されている特別図柄の設定結果で行われるものであり、確変大当りが判定されているときには特別図柄の変動表示が確変大当り図柄「7」で停止し、通常大当りが判定されているときには通常大当り図柄「3」で停止し、外れが判定されているには外れ図柄「1」で停止する。
CPU51はステップS131で特別図柄の変動表示を終えると、ステップS132でタイマ格納部114のウェイト時間タイマMT2にウェイト時間の初期値(例えば2.0sec)をセットし、ステップS133でフラグ格納部113の特図プロセスフラグに「4」をセットする。このウェイト時間の初期値はROM52に予め記録されたものであり、特別図柄遊技が保留されている場合には今回の特別図柄遊技が終了してからウェイト時間が経過した後に次の特別図柄遊技が開始される。
[2−4−5]ウェイト処理
図42はステップS65のウェイト処理の詳細を示すものである。このウェイト処理は特図プロセスフラグが「4」に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS141でタイマ格納部114のウェイト時間タイマMT2からROM52に予め記録された単位値ΔTを減算することで残りウェイト時間を更新する。そして、ステップS142でタイマ格納部114のウェイト時間タイマMT2の減算結果を「0」と比較し、「MT2=0」であることを判断したときにはステップS143へ移行する。
[2−4−5]ウェイト処理
図42はステップS65のウェイト処理の詳細を示すものである。このウェイト処理は特図プロセスフラグが「4」に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS141でタイマ格納部114のウェイト時間タイマMT2からROM52に予め記録された単位値ΔTを減算することで残りウェイト時間を更新する。そして、ステップS142でタイマ格納部114のウェイト時間タイマMT2の減算結果を「0」と比較し、「MT2=0」であることを判断したときにはステップS143へ移行する。
CPU51はステップS143へ移行すると、フラグ格納部113の大当りフラグの設定状態を判断する。例えば外れの判定時にはステップS143でフラグ格納部113の大当りフラグがオフ状態にリセットされていることを判断し、ステップS144でフラグ格納部113の特図プロセスフラグに「0」をセットする。また、大当りの判定時にはステップS143でフラグ格納部113の大当りフラグがオン状態にセットされていることを判断し、ステップS145へ移行する。
CPU51はステップS145へ移行すると、カウンタ格納部115の大当りラウンドカウンタMN1に初期値「0」をセットする。この大当りラウンドカウンタMN1は大当りラウンドの継続回数を計測するものであり、CPU51はステップS145でカウンタ格納部115の大当りラウンドカウンタMN1を初期設定したときにはステップS146へ移行し、1回目の大当りラウンドコマンド「B000(h)」を設定する。そして、ステップS147で大当りラウンドコマンド「B000(h)」の設定結果を演出制御回路70に送信し、ステップS148でフラグ格納部113の特図プロセスフラグに「5」をセットする。
[2−4−6]大当り遊技処理
図43はステップS66の大当り遊技処理の詳細を示すものである。この大当り遊技処理はフラグ格納部113の特図プロセスフラグが「5」に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS151で大当りラウンド処理を実行する。この大当りラウンド処理は特別入賞口28内に上限値(例えば10個)の遊技球が入賞あるいは特別入賞口28の開放時間が上限値(例えば30sec)に到達するまで特別入賞口28を継続的に開放するものであり、CPU51はステップS151の大当りラウンド処理で特別入賞口28内に上限値の遊技球が入賞あるいは特別入賞口29の開放時間が上限値に到達したことを判断したときには特別入賞口28を閉鎖し、ステップS152で今回の大当りラウンドが終了したことを判断する。
[2−4−6]大当り遊技処理
図43はステップS66の大当り遊技処理の詳細を示すものである。この大当り遊技処理はフラグ格納部113の特図プロセスフラグが「5」に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS151で大当りラウンド処理を実行する。この大当りラウンド処理は特別入賞口28内に上限値(例えば10個)の遊技球が入賞あるいは特別入賞口28の開放時間が上限値(例えば30sec)に到達するまで特別入賞口28を継続的に開放するものであり、CPU51はステップS151の大当りラウンド処理で特別入賞口28内に上限値の遊技球が入賞あるいは特別入賞口29の開放時間が上限値に到達したことを判断したときには特別入賞口28を閉鎖し、ステップS152で今回の大当りラウンドが終了したことを判断する。
CPU51はステップS152で今回の大当りラウンドが終了したことを判断すると、ステップS153でROM52に予め記録された単位値「1」をカウンタ格納部115の大当りラウンドカウンタMN1に加算する。そして、ステップS154でインターバルコマンドを設定し、ステップS155で演出制御回路70にインターバルコマンドの設定結果を送信する。このインターバルコマンドはカウンタ格納部115の大当りラウンドカウンタMN1に応じて設定されるものであり、例えば2回目の大当りラウンドの終了時にはカウンタ格納部115の大当りラウンドカウンタMN1が「2」に加算されており、「MN1=2」に基づいて2回目のインターバルコマンド「B101(h)」が設定される。
CPU51はステップS155でインターバルコマンドの設定結果を演出制御回路70に送信すると、ステップS156でROM52に予め記録されたインターバル時間の初期値(例えば3.0sec)をタイマ格納部114のインターバル時間タイマMT3にセットする。そして、ステップS157へ移行し、フラグ格納部113の特図プロセスフラグに「6」をセットする。
[2−4−7]インターバル処理
図44はステップS67のインターバル処理の詳細を示すものである。このインターバル処理はフラグ格納部113の特図プロセスフラグが「6」に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS161でタイマ格納部114のインターバル時間タイマMT3からROM52に予め記録された単位時間ΔTを減算することで残りインターバル時間を計測する。
[2−4−7]インターバル処理
図44はステップS67のインターバル処理の詳細を示すものである。このインターバル処理はフラグ格納部113の特図プロセスフラグが「6」に設定されている場合に実行されるものであり、CPU51はステップS161でタイマ格納部114のインターバル時間タイマMT3からROM52に予め記録された単位時間ΔTを減算することで残りインターバル時間を計測する。
CPU51はステップS161でタイマ格納部114のインターバル時間タイマMT3を減算すると、ステップS162でタイマ格納部114のインターバル時間タイマMT3の減算結果をROM52に予め記録された限度値「0」と比較する。ここで「MT3=0」を判断したときにはステップS163へ移行し、カウンタ格納部115の大当りラウンドカウンタMN1を最終値「4」と比較する。
CPU51はステップS163で「MN1<最終値」を判断すると、ステップS164で大当りラウンドコマンドを設定する。そして、ステップS165で大当りラウンドコマンドの設定結果を演出制御回路70に送信し、ステップS166でフラグ格納部113の特図プロセスフラグに「5」をセットする。この大当りラウンドコマンドはカウンタ格納部115の大当りラウンドカウンタMN1に応じて設定されるものである。例えば3回目のインターバルの終了時にはカウンタ格納部115の大当りラウンドカウンタMN1が「3」に加算されており、「MN=3」に基づいて4回目の大当りラウンドコマンド「B003(h)」が設定される。
CPU51はステップS163で「MN1=最終値(4)」を判断すると、ステップS167でフラグ格納部113の大当りフラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS168へ移行し、フラグ格納部113の特図プロセスフラグに「0」をセットする。図45は大当りラウンドコマンドおよびインターバルコマンドのそれぞれの送信タイミングを示すものであり、大当りラウンドコマンドは各回の大当りラウンドが始まるときに送信され、インターバルコマンドは各回のインターバルが始まるとき(各回の大当りラウンドが終了するとき)に送信される。
[11]メイン処理
図46は演出制御回路70のCPU71が電源投入に基づいて実行するメイン処理を示すものであり、CPU71は電源が投入されたときにはステップS201でレジスタおよびPIO(パラレル入出力ポート)のそれぞれを初期設定する。そして、ステップS202へ移行し、RAM73のコマンド格納部121とフラグ格納部122とタイマ格納部123とカウンタ格納部124と確定図柄格納部125と乱打データ格納部126と操作間隔格納部127のそれぞれを初期設定する。フラグ格納部122の遊技開始フラグと遊技中フラグと遊技停止フラグと大当りラウンドフラグとインターバルフラグと予告演出フラグとボタン演出フラグとボタン操作済みフラグと乱打パターン検出フラグと乱打パターン一致フラグのそれぞれはステップS202でオフ状態に初期設定され、タイマ格納部123の変動時間タイマST1はステップS202で「0」に初期設定され、カウンタ格納部124のランダムカウンタSR1〜SR6および操作回数カウンタSN3のそれぞれはステップS202で「0」に初期設定され、カウンタ格納部124の乱打パターンカウンタSN1とボタン演出カウンタSN2と乱打パターン照合カウンタSN4のそれぞれはステップS202で「1」に初期設定され、カウンタ格納部124の操作回数カウンタSN3はステップS202で「0」に初期設定され、乱打データ格納部126の前回操作タイミングST0はステップS202で「0」に初期設定され、操作間隔格納部127はステップS202で「0」に初期設定される。
[11]メイン処理
図46は演出制御回路70のCPU71が電源投入に基づいて実行するメイン処理を示すものであり、CPU71は電源が投入されたときにはステップS201でレジスタおよびPIO(パラレル入出力ポート)のそれぞれを初期設定する。そして、ステップS202へ移行し、RAM73のコマンド格納部121とフラグ格納部122とタイマ格納部123とカウンタ格納部124と確定図柄格納部125と乱打データ格納部126と操作間隔格納部127のそれぞれを初期設定する。フラグ格納部122の遊技開始フラグと遊技中フラグと遊技停止フラグと大当りラウンドフラグとインターバルフラグと予告演出フラグとボタン演出フラグとボタン操作済みフラグと乱打パターン検出フラグと乱打パターン一致フラグのそれぞれはステップS202でオフ状態に初期設定され、タイマ格納部123の変動時間タイマST1はステップS202で「0」に初期設定され、カウンタ格納部124のランダムカウンタSR1〜SR6および操作回数カウンタSN3のそれぞれはステップS202で「0」に初期設定され、カウンタ格納部124の乱打パターンカウンタSN1とボタン演出カウンタSN2と乱打パターン照合カウンタSN4のそれぞれはステップS202で「1」に初期設定され、カウンタ格納部124の操作回数カウンタSN3はステップS202で「0」に初期設定され、乱打データ格納部126の前回操作タイミングST0はステップS202で「0」に初期設定され、操作間隔格納部127はステップS202で「0」に初期設定される。
CPU71はステップS202でRAM73のコマンド格納部121〜操作間隔格納部127のそれぞれを初期設定すると、ステップS203で10msec毎にタイマ割込みが発生するようにCTC(カウンタ/タイマ)を設定する。このタイマ割込み周期10msecは表示制御回路80のフレーム周波数に同期するものであり、スイッチ回路74から出力されるパルス信号Pの時間幅はCPU71のタイマ割込み周期と同一の10msecに設定されている。
CPU71はステップS203でCTCを設定すると、ステップS204のカウンタ更新処理を繰返す。このカウンタ更新処理はカウンタ格納部124のランダムカウンタSR1〜ランダムカウンタSR6のそれぞれを単位値「1」だけ更新するものであり、図23に示すように、ランダムカウンタSR1は初期値「0」から上限値「249」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に更新され、ランダムカウンタSR2は初期値「0」から上限値「162」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に更新され、ランダムカウンタSR3は初期値「0」から上限値「72」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に更新され、ランダムカウンタSR4は初期値「0」から上限値「40」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に更新され、ランダムカウンタSR5は初期値「0」から上限値「29」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に更新され、ランダムカウンタSR6は初期値「0」から上限値「12」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に更新される。
[12]外部割込み処理
メイン制御回路50から変動開始コマンドと図柄情報コマンドと変動停止コマンドと保留コマンドと大当りラウンドコマンドとインターバルコマンドのそれぞれが送信されたときにはCPU71で外部割込みが発生する。このCPU71は外部割込みが発生することに基づいて割込み禁止状態になり、タイマ割込みが発生することを禁止する。この外部割込みが発生したときにはCPU71は変動開始コマンド〜インターバルコマンドのそれぞれを受信コマンドバッファに格納し、割込み禁止状態を解除することに基づいてタイマ割込みが発生することを許容する。
[13]タイマ割込み処理
図47はCPU71がタイマ割込みの発生する10msec毎に実行するタイマ割込み処理を示すものであり、CPU71はタイマ割込みが発生する毎にステップS211のコマンド解析処理とステップS212の保留コマンド処理とステップS213の装飾図柄遊技処理とステップS214の大当り遊技処理を当該順序で実行する。
[13−1]コマンド解析処理
図48はステップS211のコマンド解析処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS221で受信コマンドバッファをチェックし、受信コマンドバッファに変動開始コマンド〜インターバルコマンドのいずれかが格納されているか否かを判断する。ここで受信コマンドバッファに変動開始コマンド〜インターバルコマンドのいずれかが格納されていることを判断したときにはステップS222へ移行し、受信コマンドバッファから変動開始コマンド〜インターバルコマンドのうち1つの制御コマンドを検出する。
[12]外部割込み処理
メイン制御回路50から変動開始コマンドと図柄情報コマンドと変動停止コマンドと保留コマンドと大当りラウンドコマンドとインターバルコマンドのそれぞれが送信されたときにはCPU71で外部割込みが発生する。このCPU71は外部割込みが発生することに基づいて割込み禁止状態になり、タイマ割込みが発生することを禁止する。この外部割込みが発生したときにはCPU71は変動開始コマンド〜インターバルコマンドのそれぞれを受信コマンドバッファに格納し、割込み禁止状態を解除することに基づいてタイマ割込みが発生することを許容する。
[13]タイマ割込み処理
図47はCPU71がタイマ割込みの発生する10msec毎に実行するタイマ割込み処理を示すものであり、CPU71はタイマ割込みが発生する毎にステップS211のコマンド解析処理とステップS212の保留コマンド処理とステップS213の装飾図柄遊技処理とステップS214の大当り遊技処理を当該順序で実行する。
[13−1]コマンド解析処理
図48はステップS211のコマンド解析処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS221で受信コマンドバッファをチェックし、受信コマンドバッファに変動開始コマンド〜インターバルコマンドのいずれかが格納されているか否かを判断する。ここで受信コマンドバッファに変動開始コマンド〜インターバルコマンドのいずれかが格納されていることを判断したときにはステップS222へ移行し、受信コマンドバッファから変動開始コマンド〜インターバルコマンドのうち1つの制御コマンドを検出する。
CPU71はステップS222で受信コマンドバッファから制御コマンドを検出すると、ステップS223で制御コマンドの検出結果を保留コマンドと比較する。ここで制御コマンドの検出結果が保留コマンドであることを判断したときにはステップS224へ移行し、コマンド格納部121に保留コマンドの検出結果を記録する。
CPU71はステップS223で制御コマンドの検出結果が保留コマンドではないことを判断すると、ステップS225で制御コマンドの検出結果を図柄情報コマンドと比較する。ここで制御コマンドの検出結果が図柄情報コマンドであることを判断したときにはステップS226へ移行し、コマンド格納部121に図柄情報コマンドの検出結果を記録する。
CPU71はステップS225で制御コマンドの検出結果が図柄情報コマンドではないことを判断すると、ステップS227で制御コマンドの検出結果を変動開始コマンドと比較する。ここで制御コマンドの検出結果が変動開始コマンドであることを判断したときにはステップS228へ移行し、コマンド格納部121に変動開始コマンドの検出結果を記録する。そして、ステップS229へ移行し、フラグ格納部122の遊技開始フラグをオン状態にセットする。
CPU71はステップS227で制御コマンドの検出結果が変動開始コマンドではないことを判断すると、ステップS230で制御コマンドの検出結果を変動停止コマンドと比較する。ここで制御コマンドの検出結果が変動停止コマンドであることを判断したときにはステップS231へ移行し、フラグ格納部122の遊技停止フラグをオン状態にセットする。
CPU71はステップS230で制御コマンドの検出結果が変動停止コマンドではないことを判断すると、ステップS232で制御コマンドの検出結果を大当りラウンドコマンドと比較する。ここで制御コマンドの検出結果が大当りラウンドコマンドであることを判断したときにはステップS233へ移行し、コマンド格納部121に大当りラウンドコマンドの検出結果を記録する。そして、ステップS234へ移行し、フラグ格納部122の大当りラウンドフラグをオン状態にセットする。
CPU71はステップS232で制御コマンドの検出結果が大当りラウンドコマンドではないことを判断すると、ステップS235で制御コマンドの検出結果をインターバルコマンドと比較する。ここで制御コマンドの検出結果がインターバルコマンドであることを判断したときにはステップS236へ移行し、コマンド格納部121にインターバルコマンドの検出結果を記録する。そして、ステップS237へ移行し、フラグ格納部122のインターバルフラグをオン状態にセットする。
[13−2]保留コマンド処理
図49はステップS212の保留コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS241でコマンド格納部121に保留コマンドが格納されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部121に保留コマンドが格納されていることを判断したときにはステップS242へ移行し、コマンド格納部121から保留コマンドを検出する。
[13−2]保留コマンド処理
図49はステップS212の保留コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS241でコマンド格納部121に保留コマンドが格納されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部121に保留コマンドが格納されていることを判断したときにはステップS242へ移行し、コマンド格納部121から保留コマンドを検出する。
CPU71はステップS242でコマンド格納部121から保留コマンドを検出すると、ステップS243で保留コマンドの検出結果からEXTデータを検出し、EXTデータの検出結果を「00(h)」と比較する。ここでEXTデータの検出結果が「00(h)」であることを判断したときにはステップS244で表示制御回路80に保留表示コマンド1を送信し、ステップS245でコマンド格納部121から保留コマンド「A100(h)」をクリアする。この表示制御回路80は保留表示コマンド1を受信したときにはVROMから保留表示コマンド1に応じた画像データを検出し、図2に示すように、装飾図柄表示器35の保留表示領域E内に画像データの検出結果に基づいて1個の保留絵柄REを表示する。
CPU71は図49のステップS243でEXTデータの検出結果が「00(h)」と相違していることを判断すると、ステップS246でEXTデータの検出結果を「01(h)」と比較する。ここでEXTデータの検出結果が「01(h)」であることを判断したときにはステップS247で表示制御回路80に保留表示コマンド2を送信し、ステップS248でコマンド格納部121から保留コマンド「A101(h)」をクリアする。この表示制御回路80は保留表示コマンド2を受信したときにはVROMから保留表示コマンド2に応じた画像データを検出し、装飾図柄表示器35の保留表示領域E内に画像データの検出結果に基づいて2個の保留絵柄REを表示する。
CPU71はステップS246でEXTデータの検出結果が「01(h)」と相違していることを判断すると、ステップS249でEXTデータの検出結果を「02(h)」と比較する。ここでEXTデータの検出結果が「02(h)」であることを判断したときにはステップS250で表示制御回路80に保留表示コマンド3を送信し、ステップS251でコマンド格納部121から保留コマンド「A102(h)」をクリアする。この表示制御回路80は保留表示コマンド3を受信したときにはVROMから保留表示コマンド3に応じた画像データを検出し、装飾図柄表示器35の保留表示領域E内に画像データの検出結果に基づいて3個の保留絵柄REを表示する。
CPU71はステップS249でEXTデータの検出結果が「02(h)」と相違していることを判断すると、ステップS252でEXTデータの検出結果を「03(h)」と比較する。ここでEXTデータの検出結果が「03(h)」であることを判断したときにはステップS253で表示制御回路80に保留表示コマンド4を送信し、ステップS254でコマンド格納部121から保留コマンド「A103(h)」をクリアする。この表示制御回路80は保留表示コマンド4を受信したときにはVROMから保留表示コマンド4に応じた画像データを検出し、装飾図柄表示器35の保留表示領域E内に画像データの検出結果に基づいて4個の保留絵柄REを表示する。
[13−3]装飾図柄遊技処理
図50はステップS213の装飾図柄遊技処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS261でフラグ格納部122の遊技開始フラグの設定状態を判断する。ここでフラグ格納部122の遊技開始フラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS262へ移行し、フラグ格納部122の遊技開始フラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS263でフラグ格納部122の遊技中フラグをオン状態にセットし、ステップS264の装飾図柄遊技開始処理で装飾図柄遊技を開始するために必要な準備処理を行う。
[13−3]装飾図柄遊技処理
図50はステップS213の装飾図柄遊技処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS261でフラグ格納部122の遊技開始フラグの設定状態を判断する。ここでフラグ格納部122の遊技開始フラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS262へ移行し、フラグ格納部122の遊技開始フラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS263でフラグ格納部122の遊技中フラグをオン状態にセットし、ステップS264の装飾図柄遊技開始処理で装飾図柄遊技を開始するために必要な準備処理を行う。
CPU71はステップS265へ移行すると、フラグ格納部122の遊技中フラグがオン状態にセットされているか否かを判断する。例えばステップS264の装飾図柄遊技開始処理を終えている状態ではステップS265でフラグ格納部122の遊技中フラグがオン状態にセットされていることを判断し、ステップS266でROM72に予め記録された単位時間ΔTをタイマ格納部123の変動時間タイマST1に加算する。この変動時間タイマST1はステップS264の装飾図柄遊技開始処理で初期値「0」にリセットされるものであり、ステップS266では変動時間タイマST1が加算されることに基づいて装飾図柄遊技の経過時間が装飾図柄遊技の開始時を基準に計測される。
CPU71はステップS266で変動時間タイマST1を加算すると、ステップS267の装飾図柄遊技中処理で装飾図柄遊技を実行し、ステップS268でフラグ格納部122の予告演出フラグがオン状態にセットされているか否かを判断する。ここでフラグ格納部122の予告演出フラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS269の予告演出処理へ移行し、装飾図柄表示器35に予告演出の映像を装飾図柄遊技の映像に重ねて表示する。
CPU71はステップS270へ移行すると、フラグ格納部122のボタン演出フラグがオン状態にセットされているか否かを判断する。ここでフラグ格納部122のボタン演出フラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS271のボタン演出処理へ移行し、装飾図柄表示器35にボタン演出の映像を装飾図柄遊技の映像に重ねて表示する。
CPU71はステップS272へ移行すると、フラグ格納部122の乱打パターン検出フラグがオン状態にセットされているか否かを判断する。ここでフラグ格納部122の乱打パターン検出フラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS273の乱打パターン検出処理へ移行し、操作ボタン7の操作パターンを検出する。そして、操作パターンの検出結果を乱打パターン1〜3のいずれかと比較し、次回の装飾図柄遊技で予告演出の映像およびボタン演出の映像のそれぞれを表示するか否かを両者の比較結果に応じて判断する。
CPU71はステップS274へ移行すると、フラグ格納部122の遊技停止フラグがオン状態にセットされているか否かを判断する。例えばメイン制御回路50から変動停止コマンドが送信されたときにはフラグ格納部122の遊技停止フラグがオン状態にセットされており、CPU71はステップS274でフラグ格納部122の遊技停止フラグがオン状態にセットされていることを判断する。この場合にはステップS275でフラグ格納部122の遊技中フラグをオフ状態にリセットし、ステップS276でフラグ格納部122の遊技停止フラグをオフ状態にリセットし、ステップS277の装飾図柄遊技停止処理へ移行する。
[13−3−1]装飾図柄遊技開始処理
図51〜図57のそれぞれはステップS264の装飾図柄遊技開始処理の詳細を示すものであり、CPU71は図51のステップS281でコマンド格納部121から変動開始コマンドの受信結果を検出し、変動開始コマンドの検出結果からEXTデータを検出する。そして、ステップS282でROM72から図15のプロセスデータテーブルを検出し、プロセスデータテーブルからEXTデータの検出結果に応じたプロセスデータ番号を選択する。次に図51のステップS283へ移行し、ROM72からプロセスデータ番号の選択結果に応じたプロセスデータを選択する。
[13−3−1]装飾図柄遊技開始処理
図51〜図57のそれぞれはステップS264の装飾図柄遊技開始処理の詳細を示すものであり、CPU71は図51のステップS281でコマンド格納部121から変動開始コマンドの受信結果を検出し、変動開始コマンドの検出結果からEXTデータを検出する。そして、ステップS282でROM72から図15のプロセスデータテーブルを検出し、プロセスデータテーブルからEXTデータの検出結果に応じたプロセスデータ番号を選択する。次に図51のステップS283へ移行し、ROM72からプロセスデータ番号の選択結果に応じたプロセスデータを選択する。
CPU71は図51のステップS283でプロセスデータを選択すると、ステップS284でタイマ格納部123の変動時間タイマST1にROM72に予め記録された初期値「0」をセットする。そして、ステップS285でROM72から図21の装飾図柄遊技用のビデオデータテーブルを検出し、装飾図柄遊技用のビデオデータテーブルからプロセスデータ番号の選択結果に応じたビデオデータ番号を選択する。次に図51のステップS286へ移行し、ビデオデータ番号の選択結果を表示制御回路80に送信する。この表示制御回路80はビデオデータ番号の選択結果を受信したときにはVROMからビデオデータ番号の受信結果に応じた装飾図柄遊技用のビデオデータを選択し、ビデオデータの選択結果をRAMに展開する。
CPU71はステップS286でビデオデータ番号の選択結果を送信すると、ステップS287でコマンド格納部121から図柄情報コマンドの受信結果を検出する。そして、ステップS288へ移行し、図柄情報コマンドの検出結果が確変大当りであるか否かを判断する。例えば図柄情報コマンドの検出結果が「9000(h)」であるときには確変大当りであることを判断し、ステップS289の確変大当り図柄設定処理で装飾図柄を確変大当りの組合せに設定する。次にステップS290へ移行し、確定図柄格納部125に確変大当りの組合せの設定結果を記録する。
図54はステップS289の確変大当り図柄設定処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS341でROM72から図24の(a)の確変大当り図柄テーブルを検出する。そして、図54のステップS342でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR1の計測結果を検出し、ステップS343へ移行する。ここでランダムカウンタSR1の検出結果に応じた図柄要素を確変大当り図柄テーブルから選択し、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを図柄要素の選択結果に設定する。例えばランダムカウンタSR1の検出結果が「200」であるときには図柄要素「7」が選択され、各列の図柄要素が「7」に設定されることで装飾図柄が確変大当りの組合せ「777」に設定され、確定図柄格納部125に装飾図柄が確変大当りの組合せ「777」で記録される。
CPU71は図51のステップS288で図柄情報コマンドの検出結果が確変大当り図柄ではないことを判断すると、ステップS291で図柄情報コマンドの検出結果が通常大当り図柄であるか否かを判断する。例えば図柄情報コマンドの検出結果が「9001(h)」であるときには通常大当り図柄であることを判断し、ステップS292の通常大当り図柄設定処理で装飾図柄を通常大当りの組合せに設定する。そして、ステップS293へ移行し、確定図柄格納部125に通常大当りの組合せの設定結果を記録する。
図55はステップS292の通常大当り図柄設定処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS351でROM72から図24の(b)の通常大当り図柄テーブルを検出する。そして、図55のステップS352でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR1の計測結果を検出し、ステップS353へ移行する。ここでランダムカウンタSR1の検出結果に応じた図柄要素を通常大当り図柄テーブルから選択し、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを図柄要素の選択結果に設定する。例えばランダムカウンタSR1の検出結果が「200」であるときには図柄要素「8」が選択され、各列の図柄要素が「8」に設定されることで装飾図柄が通常大当りの組合せ「888」に設定され、確定図柄格納部125に装飾図柄が通常大当りの組合せ「888」で記録される。
CPU71は図51のステップS291で図柄情報コマンドの検出結果が通常大当り図柄ではないことを判断すると、ステップS294でプロセスデータ番号の選択結果をROM72に予め記録された外れリーチ判定値「P10」「P20」「P30」「P40」のそれぞれと比較する。ここでプロセスデータ番号の選択結果が外れリーチ判定値「P10」〜「P40」のいずれかと同一であることを判断したときにはステップS295の外れリーチ図柄設定処理へ移行し、装飾図柄を外れリーチの組合せに設定する。そして、ステップS296へ移行し、確定図柄格納部125に外れリーチの組合せの設定結果を記録する。
図56はステップS295の外れリーチ図柄設定処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS361でROM72から図24の(c)のリーチ図柄テーブルを検出し、図56のステップS362でROM72から図25の(a)のリーチ外れ図柄テーブルを検出する。そして、図56のステップS363でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR1の計測結果を検出し、ステップS364でリーチ図柄テーブルからランダムカウンタSR1の検出結果に応じた図柄要素を選択し、左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれを共通の図柄要素の選択結果に設定する。例えば「SR1=200」であるときには図柄要素「7」が選択され、左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれが共通の「7」に設定される。
CPU71はステップS364で左列の図柄要素および右列の図柄要素のそれぞれを設定すると、ステップS365でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR2の計測結果を検出する。そして、ステップS366でリーチ外れ図柄テーブルからランダムカウンタSR2の検出結果に応じた図柄要素を選択し、中列の図柄要素を図柄要素の選択結果に設定する。例えば「SR2=50」であるときには図柄要素「3」が選択され、中列の図柄要素が「3」に設定される。
CPU71は図56のステップS366で中列の図柄要素を設定すると、ステップS367へ移行する。ここで中列の図柄要素の設定結果を左列の図柄要素の設定結果と比較し、両者が相違していることを判断したときには図51のステップ296で確定図柄格納部125に左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を記録する。例えば左列の図柄要素の設定結果が「7」で中列の図柄要素の設定結果が「8」であるときには確定図柄格納部125に装飾図柄が外れリーチの組合せ「787」で記録される。
CPU71は図56のステップS367で中列の図柄要素の設定結果および左列の図柄要素の設定結果が相互に同一であることを判断すると、ステップ368で中列の図柄要素をステップS366で設定した図柄要素の次の図柄要素に変更し、図51のステップ296で確定図柄格納部125に左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を記録する。例えば左列の図柄要素の設定結果および中列の図柄要素の設定結果のそれぞれが「8」であるときには中列の図柄要素が「8」の次の「1」に変更され、確定図柄格納部125に装飾図柄が外れリーチの組合せ「818」で記録される。
CPU71は図51のステップS294でプロセスデータ番号の選択結果が外れリーチ判定値「P10」〜「P40」のいずれとも相違していることを判断すると、ステップS297の完全外れ図柄設定処理へ移行し、装飾図柄を完全外れの組合せに設定する。そして、ステップS298へ移行し、確定図柄格納部125に完全外れの組合せの設定結果を記録する。
図57はステップS297の完全外れ図柄設定処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS371でROM72から図24の(d)の左図柄テーブルを検出し、ステップS372でROM72から図25の(b)の中図柄テーブルを検出し、ステップS373でROM72から図26の右図柄テーブルを検出する。そして、ステップS374でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR1の計測結果を検出し、ステップS375で左図柄テーブルからランダムカウンタSR1の検出結果に応じた図柄要素を選択して左列の図柄要素に設定する。例えば「SR1=200」であるときには図柄要素「7」が選択され、左列の図柄要素が「7」に設定される。
CPU71はステップS375で左列の図柄要素を設定すると、ステップS376でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR2の計測結果を検出する。そして、ステップS377で中図柄テーブルからランダムカウンタSR2の検出結果に応じた図柄要素を選択し、中列の図柄要素を図柄要素の選択結果に設定する。例えば「SR2=100」であるときには図柄要素「5」が選択され、中列の図柄要素が「5」に設定される。
CPU71はステップS377で中列の図柄要素を設定すると、ステップS378でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR3の計測結果を検出する。そして、ステップS379で右図柄テーブルからランダムカウンタSR3の検出結果に応じた図柄要素を選択し、右列の図柄要素を図柄要素の選択結果に設定する。例えば「SR3=50」であるときには図柄要素「6」が選択され、右列の図柄要素が「6」に設定される。
CPU71はステップS379で右列の図柄要素を設定すると、ステップS380へ移行する。ここで左列の図柄要素の設定結果および右列の図柄要素の設定結果を相互に比較し、両者が相違していることを判断したときには図51のステップ298で左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を確定図柄格納部125に記録する。例えば左列の図柄要素の設定結果が「8」で右列の図柄要素の設定結果が「7」で中列の図柄要素の設定結果が「1」であるときには確定図柄格納部125に装飾図柄が完全外れの組合せ「817」で記録される。
CPU71は図57のステップS380で左列の図柄要素の設定結果および右列の図柄要素の設定結果が相互に同一であることを判断すると、ステップS381で右列の図柄要素をステップS379で設定した図柄要素の次の図柄要素に変更し、図51のステップ298で左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの設定結果を確定図柄格納部125に記録する。例えば左列の図柄要素の設定結果が「8」で右列の図柄要素の設定結果が「8」で中列の図柄要素の設定結果が「1」であるときには右列の図柄要素が「8」の次の「1」に変更され、確定図柄格納部125に装飾図柄が完全外れの組合せ「811」で記録される。
CPU71は図51のステップS290とステップS293とステップS296とステップS298のいずれかで確定図柄格納部125を設定すると、図52のステップS299でフラグ格納部122の乱打パターン一致フラグがオン状態に設定されているか否かを判断する。ここでフラグ格納部122の乱打パターン一致フラグがオン状態に設定されていないことを判断したときにはステップS300へ移行し、カウンタ格納部124からランダムカウンタSR4の更新結果を検出する。
CPU71はステップS300でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR4の更新結果を検出すると、ステップS301でROM72から図27の予告演出判定テーブルを検出する。この予告演出判定テーブルからランダムカウンタSR4の検出結果に応じた判定結果を選択し、判定結果の選択結果が予告演出有りであるか否かを判断する。例えばランダムカウンタSR4の検出結果が「5」であるときには予告演出有りの判定結果が選択され、ランダムカウンタSR4の検出結果が「30」であるときには予告演出無しの判定結果が選択される。
CPU71は予告演出判定テーブルから予告演出無しの判定結果を選択すると、ステップS301からステップS303へ移行する。ここでフラグ格納部122の予告演出フラグをオフ状態にリセットし、ステップS333へ移行する。この予告演出フラグは今回の装飾図柄遊技で予告演出の映像を表示するか否かを示すものであり、予告演出フラグのオフ状態では今回の装飾図柄遊技で予告演出の映像が表示されない。
CPU71は予告演出判定テーブルから予告演出有りの判定結果を選択すると、ステップS301からステップS302へ移行する。ここでフラグ格納部122の予告演出フラグをオン状態にセットし、今回の装飾図柄遊技で予告演出の映像を表示することを記録する。そして、ステップS304でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR5の更新結果を検出し、ステップS305で図柄情報コマンドの検出結果が外れであるか否かを判断する。例えば図柄情報コマンドの検出結果が確変大当りおよび通常大当りのいずれかである場合にはステップS305で図柄情報コマンドの検出結果が外れではないことを判断し、ステップS306へ移行する。
CPU71はステップS306へ移行すると、ROM72から図28の(a)の大当り用のボタン演出判定テーブルを検出する。そして、図55のステップS307で大当り用のボタン演出判定テーブルからランダムカウンタSR5の検出結果に応じた判定結果を選択し、判定結果の選択結果がボタン演出有りであるか否かを判断する。例えばランダムカウンタSR5の検出結果が「10」であるときにはボタン演出有りの判定結果が選択され、ランダムカウンタSR5の検出結果が「25」であるときにはボタン演出無しの判定結果が選択される。
CPU71は大当り用のボタン演出判定テーブルからボタン演出無しの判定結果を選択すると、ステップS307からステップS309へ移行する。ここでフラグ格納部122のボタン演出フラグをオフ状態にリセットし、ステップS333へ移行する。このボタン演出フラグは今回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示するか否かを示すものであり、ボタン演出フラグのオフ状態では今回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像が表示されない。
CPU71は大当り用のボタン演出判定テーブルからボタン演出有りの判定結果を選択すると、ステップS307からステップS308へ移行する。ここでフラグ格納部122のボタン演出フラグをオン状態にセットし、今回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示することを記録する。そして、ステップS310でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR6の更新結果を検出し、ステップS311でROM72から図29の(a)の大当り用のボタン演出テーブルを検出する。
CPU71はステップS311で大当り用のボタン演出テーブルを検出すると、ステップS312で大当り用のボタン演出テーブルからランダムカウンタSR6の検出結果に応じた演出内容を選択し、演出内容の選択結果が「リーチ確定」であるか否かを判断する。ここで演出内容の選択結果が「リーチ確定」であることを判断したときにはステップS313でカウンタ格納部124のボタン演出カウンタSN2に「1(リーチ確定)」をセットし、演出内容の選択結果がリーチ確定ではないことを判断したときにはステップS314でカウンタ格納部124のボタン演出カウンタSN2に「2(?)」をセットする。例えばランダムカウンタSR6の検出結果が「5」であるときには演出内容「リーチ確定」が選択されることに基づいてボタン演出カウンタSN2に「1」がセットされ、ランダムカウンタSR6の検出結果が「10」であるときには演出内容「?」が選択されることに基づいてボタン演出カウンタSN2に「2」がセットされる。
CPU71はステップS305で図柄情報コマンドの検出結果が外れであることを判断すると、図53のステップS315で図28の(b)の外れ用のボタン演出判定テーブルを選択する。そして、ステップS316で外れ用のボタン演出判定テーブルからランダムカウンタSR5の検出結果に応じた判定結果を選択し、判定結果の選択結果がボタン演出有りであるか否かを判断する。例えばランダムカウンタSR5の検出結果が「15」であるときにはボタン演出有りの判定結果が選択され、ランダムカウンタSR5の検出結果が「20」であるときにはボタン演出無しの判定結果が選択される。
CPU71は外れ用のボタン演出判定テーブルからボタン演出無しの判定結果を選択すると、ステップS316からステップS318へ移行する。ここでフラグ格納部122のボタン演出フラグをオフ状態にリセットすることに基づいて今回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示しないことを記録し、図52のステップS333へ移行する。
CPU71は外れ用のボタン演出判定テーブルからボタン演出有りの判定結果を選択すると、図53のステップS316からステップS317へ移行する。ここでフラグ格納部122のボタン演出フラグをオン状態にセットし、今回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示することを記録する。そして、ステップS319でカウンタ格納部124からランダムカウンタSR6の更新結果を検出し、ステップS320でプロセスデータ番号の選択結果をROM72に予め記録された完全外れ判定値「P00」と比較する。
CPU71はステップS320でプロセスデータ番号の選択結果が完全外れ判定値「P00」と同一であることを判断すると、ステップS321でROM72から図29の(c)の完全外れ用のボタン演出テーブルを検出する。そして、図53のステップS322で完全外れ用のボタン演出テーブルからランダムカウンタSR6の検出結果に応じた演出内容を選択し、演出内容の選択結果が「外れ」であるか否かを判断する。ここで演出内容の選択結果が「外れ」であることを判断したときにはステップS323でカウンタ格納部124のボタン演出カウンタSN2に「3(外れ)」をセットし、演出内容の選択結果が「外れ」ではないことを判断したときにはステップS324でカウンタ格納部124のボタン演出カウンタSN2に「2(?)」をセットする。例えばランダムカウンタSR6の検出結果が「10」であるときには演出内容「外れ」が選択されることに基づいてボタン演出カウンタSN2に「3」がセットされ、ランダムカウンタSR6の検出結果が「0」であるときには演出内容「?」が選択されることに基づいてボタン演出カウンタSN2に「2」がセットされる。
CPU71はステップS320でプロセスデータ番号の選択結果が完全外れ判定値「P00」と相違していることを判断すると、ステップS325でROM72から図29の(b)の外れリーチ用のボタン演出テーブルを検出する。そして、図53のステップS326で外れリーチ用のボタン演出テーブルからランダムカウンタSR6の検出結果に応じた演出内容を選択し、演出内容の選択結果が「リーチ確定」であるか否かを判断する。ここで演出内容の選択結果が「リーチ確定」であることを判断したときにはステップS327でカウンタ格納部124のボタン演出カウンタSN2に「1(リーチ確定)」をセットし、演出内容の選択結果が「リーチ確定」ではないことを判断したときにはステップS328でカウンタ格納部124のボタン演出カウンタSN2に「2(?)」をセットする。例えばランダムカウンタSR6の検出結果が「3」であるときには演出内容「リーチ確定」が選択されることに基づいてボタン演出カウンタSN2に「1」がセットされ、ランダムカウンタSR6の検出結果が「7」であるときには演出内容「?」が選択されることに基づいてボタン演出カウンタSN2に「2」がセットされる。
CPU71は図52のステップS299でフラグ格納部122の乱打パターン一致フラグがオン状態にセットされていることを判断すると、ステップS329でフラグ格納部122の乱打パターン一致フラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS330でフラグ格納部122の予告演出フラグをオン状態にセットし、ステップS331でフラグ格納部122のボタン演出フラグをオン状態にセットし、ステップS332で図柄情報コマンドの検出結果が外れ図柄であるか否かを判断する。ここで図柄情報コマンドの検出結果が外れ図柄ではないことを判断したときにはステップS310へ移行し、図柄情報コマンドの検出結果が外れ図柄であることを判断したときには図53のステップS319へ移行する。
乱打パターン一致フラグは前回の装飾図柄遊技で操作ボタン7が乱打パターン1〜3のいずれかに応じた内容で操作された場合に前回の装飾図柄遊技でオン状態にセットされるものであり、前回の装飾図柄遊技で操作ボタン7が乱打パターン1〜3のいずれかに応じた内容で操作されたときには今回の装飾図柄遊技でランダムカウンタSR4に基づく抽選処理を行うことなく予告演出の映像を表示することが設定され、今回の装飾図柄遊技でランダムカウンタSR5に基づく抽選処理を行うことなくボタン演出の映像を表示することが設定される。そして、今回の装飾図柄遊技のボタン演出で演出内容「リーチ確定」と「?」と「外れ」のいずれを表示するかがランダムカウンタSR6に基づいて選択され、ボタン演出カウンタSN2に演出内容の選択結果に応じた値がセットされる。
CPU71は図52のステップS333へ移行すると、コマンド格納部121から変動開始コマンドの受信結果をクリアする。そして、ステップS334でコマンド格納部121から図柄情報コマンドの受信結果をクリアし、ステップS335で表示制御回路80に再生開始コマンドを送信し、ステップS336で表示制御回路80に保留消去コマンドを送信する。この表示制御回路80は再生開始コマンドを受信したときにはVRAMに展開している装飾図柄遊技用のビデオデータの選択結果を再生開始し、装飾図柄表示器35にビデオデータの選択結果に応じた背景の映像を表示開始する。この表示制御回路80は保留消去コマンドを受信したときには装飾図柄表示器35の保留表示領域E内から1個の保留絵柄REを消去し、保留表示領域E内の保留絵柄REの個数を特別図柄遊技の保留回数に整合させる。
[13−3−2]装飾図柄遊技中処理
図50のステップS267の装飾図柄遊技中処理はタイマ格納部123の変動時間タイマST1の加算結果がプロセスデータの選択結果に応じた複数のプロセスタイマ設定値のいずれかに一致しているか否かを判断し、変動時間タイマST1の加算結果が複数のプロセスタイマ設定値のいずれかに一致している場合にはプロセスデータの選択結果から変動時間タイマST1の加算結果に応じた表示制御データと音声制御データと電飾制御データのそれぞれを検出し、表示制御回路80に表示制御データの検出結果を送信し、音声制御回路90に音声制御データの検出結果を送信し、電飾制御回路100に電飾制御データの検出結果を送信するものであり、装飾図柄遊技は表示制御回路80が装飾図柄表示器35の表示内容を表示制御データの受信結果に基づいて制御し、音声制御回路90が両スピーカ16のそれぞれを音声制御データの受信結果に基づいて制御し、電飾制御回路100が複数の電飾LED18のそれぞれを電飾制御データの受信結果に基づいて制御することで行われる。
[13−3−2]装飾図柄遊技中処理
図50のステップS267の装飾図柄遊技中処理はタイマ格納部123の変動時間タイマST1の加算結果がプロセスデータの選択結果に応じた複数のプロセスタイマ設定値のいずれかに一致しているか否かを判断し、変動時間タイマST1の加算結果が複数のプロセスタイマ設定値のいずれかに一致している場合にはプロセスデータの選択結果から変動時間タイマST1の加算結果に応じた表示制御データと音声制御データと電飾制御データのそれぞれを検出し、表示制御回路80に表示制御データの検出結果を送信し、音声制御回路90に音声制御データの検出結果を送信し、電飾制御回路100に電飾制御データの検出結果を送信するものであり、装飾図柄遊技は表示制御回路80が装飾図柄表示器35の表示内容を表示制御データの受信結果に基づいて制御し、音声制御回路90が両スピーカ16のそれぞれを音声制御データの受信結果に基づいて制御し、電飾制御回路100が複数の電飾LED18のそれぞれを電飾制御データの受信結果に基づいて制御することで行われる。
図58はプロセスデータ#00が選択されている場合のCPU71の処理内容のうち装飾図柄表示器35の表示内容に関する部分のみを示すものであり、CPU71はステップS391でタイマ格納部123の変動時間タイマST1の加算結果をプロセスデータ#00のプロセスタイマ設定値PT01と比較し、ステップS393でタイマ格納部123の変動時間タイマST1の加算結果をプロセスデータ#00のプロセスタイマ設定値PT02と比較し、ステップS396でタイマ格納部123の変動時間タイマST1の加算結果をプロセスデータ#00のプロセスタイマ設定値PT03と比較し、ステップS399でタイマ格納部123の変動時間タイマST1の加算結果をプロセスデータ#00のプロセスタイマ設定値PT04と比較する。
CPU71はステップS391でタイマ格納部123の変動時間タイマST1の加算結果がプロセスタイマ設定値PT01と同一であることを判断すると、ステップS392で表示制御回路80に全図変動開始コマンドを送信する。この表示制御回路80は全図変動開始コマンドを受信したときにはVROMから全図柄変動開始コマンドに応じた画像データを検出し、装飾図柄遊技用のビデオデータに画像データの検出結果を重ねることに基づいて装飾図柄表示器35の左変動領域L内に左列の図柄要素を変動状態で表示開始し、中変動領域C内に中列の図柄要素を変動状態で表示開始し、右変動領域R内に右列の図柄要素を変動状態で表示開始する。図59の(a)は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれが変動状態で表示開始された映像を示すものであり、左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれは装飾図柄遊技用のビデオデータに応じた背景の映像の前方に重ねて表示される。
CPU71は図58のステップS393でタイマ格納部123の変動時間タイマST1の加算結果がプロセスタイマ設定値PT02と同一であることを判断すると、ステップS394へ移行する。ここで確定図柄格納部125から左列の図柄要素の設定結果を検出し、左列の図柄要素の検出結果を表示制御回路80に送信する。そして、ステップS395へ移行し、表示制御回路80に左列の変動停止コマンドを送信する。この表示制御回路80は左列の変動停止コマンドを受信したときには左列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、図59の(b)に示すように、装飾図柄表示器35の左変動領域L内に左列の図柄要素の受信結果を静止状態で表示する。
CPU71は図58のステップS396でタイマ格納部123の変動時間タイマST1の加算結果がプロセスタイマ設定値PT03と同一であることを判断すると、ステップS397へ移行する。ここで確定図柄格納部125から右列の図柄要素の設定結果を検出し、右列の図柄要素の検出結果を表示制御回路80に送信する。そして、ステップS398へ移行し、表示制御回路80に右列の変動停止コマンドを送信する。この表示制御回路80は右列の変動停止コマンドを受信したときには右列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、図59の(c)に示すように、装飾図柄表示器35の右変動領域R内に右列の図柄要素の受信結果を静止状態で表示する。
CPU71は図58のステップS399でタイマ格納部123の変動時間タイマST1の加算結果がプロセスタイマ設定値PT04と同一であることを判断すると、ステップS400へ移行する。ここで確定図柄格納部125から中列の図柄要素の設定結果を検出し、中列の図柄要素の検出結果を表示制御回路80に送信する。そして、ステップS401へ移行し、表示制御回路80に中列の変動停止コマンドを送信する。この表示制御回路80は中列の変動停止コマンドを受信したときには中列の図柄要素の変動表示を受信結果で停止し、図59の(d)に示すように、装飾図柄表示器35の中変動領域C内に中列の図柄要素の受信結果を静止状態で表示する。このプロセスデータ#00の設定時には装飾図柄が完全外れの組合せに設定されており、最終の中列の図柄要素が変動停止したときには装飾図柄が完全外れの組合せになる。
プロセスデータ#10およびプロセスデータ#11のそれぞれは、図17に示すように、右列の変動停止コマンドおよび中列の変動停止コマンド相互間に中列の低速変動コマンドが設定されている点でプロセスデータ#00に対して相違するものであり、CPU71はプロセスデータ#10およびプロセスデータ#11のそれぞれが設定されているときにはタイマ格納部123の変動時間タイマST1の加算結果がプロセスタイマ設定値PT14に到達することに基づいて表示制御回路80に低速変動コマンドを送信する。この低速変動コマンドは装飾図柄表示器35の中変動領域C内に中列の図柄要素を全図変動開始コマンドに応じた速度に比べて遅い低速度で変動表示することを指令するものであり、表示制御回路80は低速変動コマンドを受信したときには中変動領域C内に中列の図柄要素を低速度で変動表示する。これらプロセスデータ#10およびプロセスデータ#11のそれぞれの設定時には左列の図柄要素および右列図柄要素が相互に同一なリーチの組合せに設定されており、中列の図柄要素は低速変動コマンドが送信されることに基づいてリーチ状態で低速変動する。
プロセスデータ#20およびプロセスデータ#21のそれぞれは、図18に示すように、右列の変動停止コマンドおよび中列の変動停止コマンド相互間に中列の高速変動コマンドが設定されている点でプロセスデータ#00に対して相違するものであり、CPU71はプロセスデータ#20およびプロセスデータ#21のそれぞれが設定されているときにはタイマ格納部123の変動時間タイマST1の加算結果がプロセスタイマ設定値PT24に到達することに基づいて表示制御回路80に高速変動コマンドを送信する。この高速変動コマンドは装飾図柄表示器35の中変動領域C内に中列の図柄要素を全図変動開始コマンドに応じた速度に比べて早い高速度で変動表示することを指令するものであり、表示制御回路80は高速変動コマンドを受信したときには中変動領域C内に中列の図柄要素を高速度で変動表示する。これらプロセスデータ#20およびプロセスデータ#21のそれぞれの設定時には左列の図柄要素および右列図柄要素がリーチの組合せに設定されており、中列の図柄要素は高速変動コマンドが送信されることに基づいてリーチ状態で高速変動する。
プロセスデータ#30およびプロセスデータ#31のそれぞれは、図19に示すように、右列の変動停止コマンドおよび中列の変動停止コマンド相互間に中列の消去コマンドおよび中列の再変動開始コマンドの双方が設定されている点でプロセスデータ#00に対して相違するものであり、CPU71はプロセスデータ#30およびプロセスデータ#31のそれぞれが設定されているときにはタイマ格納部123の変動時間タイマST1の加算結果がプロセスタイマ設定値PT34に到達することに基づいて表示制御回路80に中列の消去コマンドを送信し、タイマ格納部123の変動時間タイマST1の加算結果がプロセスタイマ設定値PT35に到達することに基づいて表示制御回路80に中列の再変動開始コマンドを送信する。
中列の消去コマンドは装飾図柄表示器35の中変動領域C内から中列の図柄要素を消去することを指令するものであり、表示制御回路80は中列の消去コマンドを受信したときには、図60に示すように、中変動領域C内から中列の図柄要素を消去する。中列の再変動開始コマンドは中変動領域C内に中列の図柄要素を変動状態で再表示することを指令するものであり、表示制御回路80は中列の再変動開始コマンドを受信したときには中変動領域C内に中列の図柄要素を変動状態で再表示する。これらプロセスデータ#30およびプロセスデータ#31のそれぞれの設定時には左列の図柄要素および右列図柄要素がリーチの組合せに設定されており、中列の図柄要素は中列の消去コマンドが送信されることに基づいてリーチ状態で消去され、中列の再変動開始コマンドが送信されることに基づいてリーチ状態で再表示される。
プロセスデータ#40およびプロセスデータ#41のそれぞれは、図20に示すように、右列の変動停止コマンドおよび中列の変動停止コマンド相互間に中列の低速変動コマンドと中列の消去コマンドと中列の再変動開始コマンドの3者が設定されている点でプロセスデータ#00に対して相違するものであり、CPU71はプロセスデータ#40およびプロセスデータ#41のそれぞれが設定されているときにはタイマ格納部123の変動時間タイマST1の加算結果がプロセスタイマ設定値PT44に到達することに基づいて表示制御回路80に中列の低速変動コマンドを送信し、タイマ格納部123の変動時間タイマST1の加算結果がプロセスタイマ設定値PT45に到達することに基づいて表示制御回路80に中列の消去コマンドを送信し、タイマ格納部123の変動時間タイマST1の加算結果がプロセスタイマ設定値PT46に到達することに基づいて表示制御回路80に中列の再変動開始コマンドを送信する。これらプロセスデータ#40およびプロセスデータ#41のそれぞれの設定時には左列の図柄要素および右列図柄要素がリーチの組合せに設定されており、中列の図柄要素は中列の低速変動コマンドが送信されることに基づいてリーチ状態で低速変動し、中列の消去コマンドが送信されることに基づいてリーチ状態で消去され、中列の再変動開始コマンドが送信されることに基づいてリーチ状態で再表示される。
プロセスデータ#40と#30と#20と#10のそれぞれの設定時には装飾図柄が外れリーチの組合せに設定されており、中列の変動停止コマンドが送信されることに基づいて最終の中列の図柄要素が確定図柄格納部125の記録結果で変動停止したときには装飾図柄が外れリーチの組合せになる。プロセスデータ#41と#31と#21と#11のそれぞれの設定時には装飾図柄が確変大当りの組合せまたは通常大当りの組合せに設定されており、中列の変動停止コマンドが送信されることに基づいて最終の中列の図柄要素が確定図柄格納部125の記録結果で変動停止したときには装飾図柄が確変大当りの組合せまたは通常大当りの組合せになる。
プロセスデータ#00のプロセスタイマ設定値PT01とプロセスデータ#10のプロセスタイマ設定値PT11とプロセスデータ#11のプロセスタイマ設定値PT11とプロセスデータ#20のプロセスタイマ設定値PT21とプロセスデータ#21のプロセスタイマ設定値PT21とプロセスデータ#30のプロセスタイマ設定値PT31とプロセスデータ#31のプロセスタイマ設定値PT31とプロセスデータ#40のプロセスタイマ設定値PT41とプロセスデータ#41のプロセスタイマ設定値PT41のそれぞれは、図16〜図20に示すように、全図変動開始コマンド用のものである。これらプロセスタイマ設定値PT01〜プロセスタイマ設定値PT41のそれぞれは相互に同一値に設定されており、左列の図柄要素〜右列の図柄要素はプロセスデータ#00〜プロセスデータ#41のいずれが設定されたときであっても共通のタイミングで変動開始する。
プロセスデータ#00のプロセスタイマ設定値PT02とプロセスデータ#10のプロセスタイマ設定値PT12とプロセスデータ#11のプロセスタイマ設定値PT12とプロセスデータ#20のプロセスタイマ設定値PT22とプロセスデータ#21のプロセスタイマ設定値PT22とプロセスデータ#30のプロセスタイマ設定値PT32とプロセスデータ#31のプロセスタイマ設定値PT32とプロセスデータ#40のプロセスタイマ設定値PT42とプロセスデータ#41のプロセスタイマ設定値PT42のそれぞれは、図16〜図20に示すように、左列の変動停止コマンド用のものである。これらプロセスタイマ設定値PT02〜プロセスタイマ設定値PT42のそれぞれは相互に同一値に設定されており、左列の図柄要素はプロセスデータ#00〜プロセスデータ#41のいずれが設定されたときであっても共通のタイミングで変動停止する。
[13−3−3]予告演出処理
図61はステップS269の予告演出処理の詳細を示すものである。この予告演出処理はフラグ格納部122の予告演出フラグがオン状態にセットされている場合に実行されるものであり、CPU71は図61のステップS411でタイマ格納部123から変動時間タイマST1の加算結果を検出し、変動時間タイマST1の検出結果をROM72に予め記録された予告演出開始時間YSTと比較する。この予告演出開始時間YSTはプロセスデータ#00〜#41のそれぞれで全図変動開始コマンドが送信される全図変動開始時間に比べて大きく設定されたものであり、CPU71は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれが変動表示されている全図変動表示中に「変動時間タイマST1=予告演出開始時間YST」であることを判断する。
[13−3−3]予告演出処理
図61はステップS269の予告演出処理の詳細を示すものである。この予告演出処理はフラグ格納部122の予告演出フラグがオン状態にセットされている場合に実行されるものであり、CPU71は図61のステップS411でタイマ格納部123から変動時間タイマST1の加算結果を検出し、変動時間タイマST1の検出結果をROM72に予め記録された予告演出開始時間YSTと比較する。この予告演出開始時間YSTはプロセスデータ#00〜#41のそれぞれで全図変動開始コマンドが送信される全図変動開始時間に比べて大きく設定されたものであり、CPU71は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれが変動表示されている全図変動表示中に「変動時間タイマST1=予告演出開始時間YST」であることを判断する。
CPU71はステップS411で「変動時間タイマST1=予告演出開始時間YST」であることを判断すると、ステップS412で表示制御回路80に装飾絵柄表示コマンドを送信する。この表示制御回路80は装飾絵柄表示コマンドを受信したときにはVROMから装飾絵柄表示コマンドに応じた画像データを検出し、図7の(a)に示すように、画像データの検出結果に基づいてキャンパスの装飾絵柄Cを装飾図柄表示器35の予め決められた目標位置に表示する。この目標位置は左列の図柄要素の前方に設定されており、装飾絵柄Cは左列の図柄要素の前方に重ねて表示される。
CPU71は図61のステップS412で表示制御回路80に装飾絵柄表示コマンドを送信すると、ステップS413で表示制御回路80に予告絵柄表示コマンドを送信する。この表示制御回路80は予告絵柄表示コマンドを受信したときにはVROMから予告絵柄表示コマンドに応じた画像データを検出し、図7の(a)に示すように、画像データの検出結果に基づいて砂嵐の予告絵柄Sを装飾図柄表示器35の予め決められた目標位置に表示する。この目標位置は装飾絵柄Cの前方に設定されており、砂嵐の予告絵柄Sはキャンパスの装飾絵柄Cの前方に重ねて表示される。
CPU71は図61のステップS411で「変動時間タイマST1=予告演出開始時間YST」ではないことを判断すると、ステップS414へ移行する。ここでタイマ格納部123から変動時間タイマST1の加算結果を検出し、変動時間タイマST1の検出結果をROM72に予め記録された予告演出終了時間YED(>YST)と比較する。この予告演出終了時間YEDはプロセスデータ#00〜#41のそれぞれで左列の変動停止コマンドが送信される左列の変動停止時間に比べて小さく設定されたものであり、CPU71は全図変動表示中に「変動時間タイマST1=予告演出終了時間YED」であることを判断する。
CPU71はステップS414で「変動時間タイマST1=予告演出終了時間YED」であることを判断すると、ステップS415で表示制御回路80に予告絵柄消去コマンドを送信する。この表示制御回路80は、図7の(c)に示すように、予告絵柄消去コマンドを受信したときには装飾図柄表示器35から予告絵柄Sを消去する。
CPU71は図61のステップS415で表示制御回路80に予告絵柄消去コマンドを送信すると、ステップS416でフラグ格納部122のボタン演出フラグがオフ状態にリセットされているか否かを判断する。ここでフラグ格納部122のボタン演出フラグがオフ状態にリセットされていることを判断したときにはステップS417へ移行し、表示制御回路80に装飾絵柄消去コマンドを送信する。そして、ステップS418でフラグ格納部122の乱打パターン検出フラグをオン状態にセットし、ステップS419でフラグ格納部122の予告演出フラグをオフ状態にリセットする。即ち、フラグ格納部122の乱打パターン検出フラグは予告演出の映像が表示されたもののボタン演出の映像が表示されない場合にオン状態にセットされる。
CPU71はステップS416でフラグ格納部122のボタン演出フラグがオン状態にセットされていることを判断すると、ステップS420でフラグ格納部122の乱打パターン検出フラグをオフ状態にリセットし、ステップS419でフラグ格納部122の予告演出フラグをオフ状態にリセットする。即ち、フラグ格納部122のボタン演出フラグがオン状態にセットされているときには装飾絵柄消去コマンドが送信されず、フラグ格納部122の乱打パターン検出フラグがオン状態にセットされない。この装飾絵柄消去コマンドは表示制御回路80に装飾絵柄Cを消去することを指令するものであり、予告演出の映像の直後にボタン演出の映像が表示されないときには予告演出終了時間YEDが経過した時点で装飾図柄表示器35から予告絵柄Sおよび装飾絵柄Cのそれぞれが消去され、予告演出の映像の直後にボタン演出の映像が表示されるときには予告演出終了時間YEDが経過した時点で予告絵柄Sが消去されるものの装飾絵柄Cが消去されない。
[13−3−4]ボタン演出処理
図62はステップS271のボタン演出処理の詳細を示すものである。このボタン演出処理はフラグ格納部122のボタン演出フラグがオン状態にセットされている場合に実行されるものであり、CPU71は図62のステップS421でタイマ格納部123から変動時間タイマST1の加算結果を検出し、変動時間タイマST1の検出結果をROM72に予め記録されたボタン演出開始時間BST(>YED)と比較する。このボタン演出開始時間BSTは予告演出終了時間YEDに比べて大きく設定され、しかも、プロセスデータ#00〜#41のそれぞれで左列の変動停止コマンドが送信される左列の変動停止時間に比べて小さく設定されたものであり、CPU71は予告演出で予告絵柄Sが消去された直後の全図変動表示中に「変動時間タイマST1=ボタン演出開始時間BST」であることを判断する。
[13−3−4]ボタン演出処理
図62はステップS271のボタン演出処理の詳細を示すものである。このボタン演出処理はフラグ格納部122のボタン演出フラグがオン状態にセットされている場合に実行されるものであり、CPU71は図62のステップS421でタイマ格納部123から変動時間タイマST1の加算結果を検出し、変動時間タイマST1の検出結果をROM72に予め記録されたボタン演出開始時間BST(>YED)と比較する。このボタン演出開始時間BSTは予告演出終了時間YEDに比べて大きく設定され、しかも、プロセスデータ#00〜#41のそれぞれで左列の変動停止コマンドが送信される左列の変動停止時間に比べて小さく設定されたものであり、CPU71は予告演出で予告絵柄Sが消去された直後の全図変動表示中に「変動時間タイマST1=ボタン演出開始時間BST」であることを判断する。
CPU71はステップS421で「変動時間タイマST1=ボタン演出開始時間BST」であることを判断すると、ステップS422で表示制御回路80に演出絵柄表示コマンド1を送信する。この表示制御回路80は演出絵柄表示コマンド1を受信したときにはVROMから演出絵柄表示コマンド1に応じた画像データを検出し、図6の(a)に示すように、画像データの検出結果に基づいて「蓋が閉じた玉手箱」の演出絵柄Bを装飾図柄表示器35の予め決められた目標位置に表示する。この目標位置は中列の図柄要素の前方に設定されており、「蓋が閉じた玉手箱」の演出絵柄Bは中列の図柄要素の前方に重ねて表示される。
CPU71は図62のステップS422で表示制御回路80に演出絵柄表示コマンド1を送信すると、ステップS423で表示制御回路80に伝言絵柄表示コマンドを送信する。この表示制御回路80は伝言絵柄表示コマンドを受信したときにはVROMから伝言絵柄表示コマンドに応じた画像データを検出し、図6の(a)に示すように、画像データの検出結果に基づいて「PUSH」の伝言絵柄Mを装飾図柄表示器35の予め決められた目標位置に表示する。この目標位置は装飾絵柄Cの前方に設定されており、「PUSH」の伝言絵柄Mは装飾絵柄Cの前方に砂嵐の予告絵柄Sに換えて表示される。
CPU71は図62のステップS421で「変動時間タイマST1=ボタン演出開始時間BST」ではないことを判断すると、ステップS424で変動時間タイマST1の加算結果をボタン演出開始時間BSTおよびボタン演出終了時間BEDのそれぞれと比較する。このボタン演出終了時間BEDはボタン演出開始時間BSTに比べて大きく設定され、しかも、プロセスデータ#00〜#41のそれぞれで左列の変動停止コマンドが送信される左列の変動停止時間に比べて小さく設定されたものであり、CPU71はボタン演出開始時間BSTが経過した後の全図変動表示中に「ボタン演出開始時間BST<変動時間タイマST1<ボタン演出終了時間BED」であることを判断する。
CPU71はステップS424で「ボタン演出開始時間BST<変動時間タイマST1<ボタン演出終了時間BET」であることを判断すると、ステップS425でフラグ格納部122のボタン操作済みフラグがオフ状態にリセットされているか否かを判断する。このボタン操作済みフラグはボタン演出で操作ボタン7が有効に操作されることに基づいてオン状態にセットされるものであり、CPU71は操作ボタン7が有効に操作されていない未操作状態ではステップS425でフラグ格納部122のボタン操作済みフラグがオフ状態にリセットされていることを判断してステップS426へ移行する。
CPU71はステップS426へ移行すると、操作ボタン7が操作されているか否かを判断する。例えば遊技者が演出絵柄Bおよび伝言絵柄Mのそれぞれの表示状態で操作ボタン7を初期位置から押込み位置へ操作したときにはスイッチ回路74から1個のパルス信号Pが出力され、CPU71はステップS426で1個のパルス信号Pを検出することに基づいて操作ボタン7が操作されていると判断する。この場合にはステップS427で表示制御回路80に伝言絵柄消去コマンドを送信し、ステップS428で表示制御回路80に装飾絵柄消去コマンドを送信する。この表示制御回路80は、図6の(b)に示すように、伝言絵柄消去コマンドを受信したときには装飾図柄表示器35から「PUSH」の伝言絵柄Mを消去し、装飾絵柄消去コマンドを受信したときには装飾図柄表示器35からキャンパスの装飾絵柄Cを消去する。
CPU71は図62のステップS428で表示制御回路80に装飾絵柄消去コマンドを送信すると、ステップS429で表示制御回路80に演出絵柄表示コマンド2を送信する。この表示制御回路80は演出絵柄表示コマンド2を受信したときにはVROMから演出絵柄表示コマンド2に応じた画像データを検出し、図6の(b)に示すように、「蓋が閉じた玉手箱」の演出絵柄Bと同一の目標位置に「蓋が閉じた玉手箱」の演出絵柄Bに換えて「蓋が開いた玉手箱」の演出絵柄Bを画像データの検出結果に基づいて表示する。
CPU71は図62のステップS429で表示制御回路80に演出絵柄表示コマンド2を送信すると、ステップS430でカウンタ格納部124からボタン演出カウンタSN2の設定結果を検出する。そして、ステップS431でボタン演出カウンタSN2の検出結果を「3(外れ)」と比較し、ステップS433でボタン演出カウンタSN2の検出結果を「2(?)」と比較する。
CPU71はステップS431でボタン演出カウンタSN2の検出結果が「3(外れ)」であることを判断すると、ステップS432で表示制御回路80に予告絵柄表示コマンド3を送信する。この表示制御回路80は予告絵柄表示コマンド3を受信したときにはVROMから予告絵柄表示コマンド3に応じた画像データを検出し、図6の(d)に示すように、画像データの検出結果に基づいて「外れ」の予告絵柄Hを装飾図柄表示器35の予め決められた目標位置に表示し、「蓋が開いた玉手箱」の演出絵柄Bから「外れ」の予告絵柄Hが出現した映像を生成する。
CPU71は図62のステップS433でボタン演出カウンタSN2の検出結果が「2(?)」であることを判断すると、ステップS434で表示制御回路80に予告絵柄表示コマンド2を送信する。この表示制御回路80は予告絵柄表示コマンド2を受信したときにはVROMから予告絵柄表示コマンド2に応じた画像データを検出し、図6の(e)に示すように、画像データの検出結果に基づいて「?」の予告絵柄Qを装飾図柄表示器35の予め決められた目標位置に表示し、「蓋が開いた玉手箱」の演出絵柄Bから「?」の予告絵柄Qが出現した映像を生成する。
CPU71はボタン演出カウンタSN2の検出結果が「1(リーチ確定)」であるときには図62のステップS433でボタン演出カウンタSN1の検出結果が「2(?)」ではないことを判断し、ステップS435で表示制御回路80に予告絵柄表示コマンド1を送信する。この表示制御回路80は予告絵柄表示コマンド1を受信したときにはVROMから予告絵柄表示コマンド1に応じた画像データを検出し、図6の(c)に示すように、画像データの検出結果に基づいて「リーチ確定」の予告絵柄Rを装飾図柄表示器35の予め決められた目標位置に表示し、「蓋が開いた玉手箱」の演出絵柄Bから「リーチ確定」の予告絵柄Rが出現した映像を生成する。
ボタン演出で遊技者が操作ボタン7を初期位置から押込み位置に操作したときには、図6に示すように、「玉手箱」の演出絵柄Bの蓋が開いて「外れ」の予告絵柄Hと「?」の予告絵柄Qと「リーチ確定」の予告絵柄Rのいずれかが出現する映像が表示される。これら「外れ」の予告絵柄H〜「リーチ確定」の予告絵柄Rのそれぞれは左列の変動停止コマンドが送信される以前の全図変動表示中に表示されるものであり、左列の図柄要素および右列の図柄要素はボタン演出で「外れ」の予告絵柄Hが表示されたときには100%の確率でリーチではない組合せになり、ボタン演出で「リーチ確定」の予告絵柄Rが表示されたときには100%の確率でリーチの組合せになり、ボタン演出で「?」の予告絵柄Qが表示されたときにはリーチの組合せおよびリーチではない組合せのいずれかになる。
CPU71は予告絵柄表示コマンド1〜予告絵柄表示コマンド3のいずれかを表示制御回路80に送信すると、図62のステップS436でフラグ格納部122のボタン操作済みフラグをオン状態にセットする。このボタン操作済みフラグのオン状態で遊技者が操作ボタン7を初期位置から押込み位置に操作したときにはステップS426でフラグ格納部122のボタン操作済みフラグがオン状態にセットされていることが判断されるので、予告絵柄表示コマンド1〜予告絵柄表示コマンド3のそれぞれが送信されない。即ち、操作ボタン7が1回のボタン演出で繰返し操作されたときには操作ボタン7の1回目の操作だけが有効化され、2回目以後の操作が全て無効化される。
CPU71はステップS424で「ボタン演出開始時間BST<変動時間タイマST1<ボタン演出終了時間BED」ではないことを判断すると、ステップS437で変動時間タイマST1の加算結果をボタン演出終了時間BEDと比較する。ここで「変動時間タイマST1=ボタン演出終了時間BED」であることを判断したときにはステップS438へ移行し、フラグ格納部122のボタン操作済みフラグがオフ状態にリセットされているか否かを判断する。
変動時間タイマST1がボタン演出開始時間BSTからボタン演出終了時間BEDに加算されるまでの期間内に操作ボタン7が操作されなかったときにはフラグ格納部122のボタン操作済みフラグがオフ状態にリセットされ、図6の(a)に示すように、装飾図柄表示器35にキャンパスの装飾絵柄Cと「PUSH」の伝言絵柄Mと「蓋が閉じた玉手箱」の演出絵柄Bのそれぞれが表示されている。この場合にはCPU71は図62のステップS438でフラグ格納部122のボタン操作済みフラグがオフ状態にリセットされていることを判断し、ステップS439で表示制御回路80に伝言絵柄消去コマンドを送信し、ステップS440で表示制御回路80に装飾絵柄消去コマンドを送信する。そして、ステップS441で表示制御回路80に演出絵柄消去コマンド1を送信し、ステップS442でフラグ格納部122のボタン演出フラグをオフ状態にリセットする。この表示制御回路80は伝言絵柄消去コマンドを受信したときには装飾図柄表示器35から「PUSH」の伝言絵柄Mを消去し、装飾絵柄消去コマンドを受信したときには装飾図柄表示器35からキャンパスの装飾絵柄Cを消去し、演出絵柄消去コマンド1を受信したときには装飾図柄表示器35から「蓋が閉じた玉手箱」の演出絵柄Bを消去する。
変動時間タイマST1がボタン演出開始時間BSTからボタン演出終了時間BEDに加算されるまでの期間内に操作ボタン7が操作されたときにはフラグ格納部122のボタン操作済みフラグがオン状態にセットされ、図6の(c)〜(e)に示すように、装飾図柄表示器35に「リーチ確定」の予告絵柄Rと「外れ」の予告絵柄Hと「?」の予告絵柄Qのいずれかに加えて「蓋が開いた玉手箱」の演出絵柄Bが表示されている。この場合にはCPU71は図62のステップS438でフラグ格納部122のボタン操作済みフラグがオン状態にセットされていることを判断し、ステップS443で表示制御回路80に演出絵柄消去コマンド2を送信し、ステップS444で表示制御回路80に予告絵柄消去コマンドを送信する。そして、ステップS445でフラグ格納部122のボタン操作済みフラグをオフ状態にリセットし、ステップS442でフラグ格納部122のボタン演出フラグをオフ状態にリセットする。この表示制御回路80は演出絵柄消去コマンド2を受信したときには装飾図柄表示器35から「蓋が開いた玉手箱」の演出絵柄Bを消去し、予告絵柄消去コマンドを受信したときには装飾図柄表示器35から「リーチ確定」の予告絵柄Rと「外れ」の予告絵柄Hと「?」の予告絵柄Qのそれぞれを消去する。
[13−3−5]乱打パターン検出処理
図63はステップS273の乱打パターン検出処理の詳細を示すものである。この乱打パターン検出処理はフラグ格納部122の乱打パターン検出フラグがオン状態にセットされている場合に実行されるものであり、CPU71は図63のステップS451でタイマ格納部123から変動時間タイマST1の加算結果を検出し、変動時間タイマST1の検出結果をボタン演出開始時間BSTと比較する。ここで「変動時間タイマST1=ボタン演出開始時間BST」であることを判断したときにはステップS452へ移行し、カウンタ格納部124の操作回数カウンタSN3を「0」にリセットする。そして、ステップS453で乱打データ格納部126の前回操作タイミングST0を「0」にリセットし、操作間隔格納部127に記録されている全ての操作間隔ΔTを「0」にリセットする。
[13−3−5]乱打パターン検出処理
図63はステップS273の乱打パターン検出処理の詳細を示すものである。この乱打パターン検出処理はフラグ格納部122の乱打パターン検出フラグがオン状態にセットされている場合に実行されるものであり、CPU71は図63のステップS451でタイマ格納部123から変動時間タイマST1の加算結果を検出し、変動時間タイマST1の検出結果をボタン演出開始時間BSTと比較する。ここで「変動時間タイマST1=ボタン演出開始時間BST」であることを判断したときにはステップS452へ移行し、カウンタ格納部124の操作回数カウンタSN3を「0」にリセットする。そして、ステップS453で乱打データ格納部126の前回操作タイミングST0を「0」にリセットし、操作間隔格納部127に記録されている全ての操作間隔ΔTを「0」にリセットする。
CPU71はステップS451で「変動時間タイマST1=ボタン演出開始時間BST」ではないことを判断すると、ステップS455で変動時間タイマST1の検出結果をボタン演出開始時間BSTおよびボタン演出終了時間BEDのそれぞれと比較する。ここで「ボタン演出開始時間BST<変動時間タイマST1<ボタン演出終了時間BED」であることを判断したときにはステップS456へ移行し、スイッチ回路74からパルス信号Pが出力されているか否かを判断する。例えば予告演出の映像がボタン演出の映像に切換わらないことを契機に遊技者が操作ボタン7の乱打を始めたときにはスイッチ回路74からパルス信号Pが出力され、CPU71はステップS456でパルス信号Pを検出することに基づいて操作ボタン7が操作されたと判断する。
CPU71はステップS456で操作ボタン7が操作されたことを判断すると、ステップS457でカウンタ格納部124の操作回数カウンタSN3にROM72に予め記録された単位値「1」を加算し、操作ボタン7の操作回数を計測する。そして、ステップS458で乱打データ格納部126の前回操作タイミングST0に変動時間タイマST1の検出結果をセットし、ステップS459でカウンタ格納部124の操作回数カウンタSN3の加算結果を「1」および「7」のそれぞれと比較する。ここで「1<SN3≦7」を判断したときにはステップS460へ移行し、変動時間タイマST1の検出結果から前回操作タイミングST0の設定結果を減算することに基づいて操作ボタン7の操作間隔ΔTを演算する。
CPU71はステップS460で操作間隔ΔTを演算すると、ステップS461の操作間隔記録処理へ移行する。図64はステップS461の操作間隔記録処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS471で操作回数カウンタSN3の加算結果から「1」を減算することに基づいてデータ番号Dを演算し、ステップS472で操作間隔格納部127に操作間隔ΔTの演算結果をデータ番号Dの演算結果と共に記録する。即ち、装飾図柄表示器35にボタン演出の映像が表示されていないにも拘らず遊技者がボタン演出開始時間BSTからボタン演出終了時間BEDの範囲内の検出期間内で操作ボタン7を操作したときには操作ボタン7の操作回数が乱打データ格納部126に操作回数カウンタSN3として記録され、操作ボタン7の今回の操作タイミングST1および前回の操作タイミングST0相互間の操作間隔ΔTが操作間隔格納部127に時系列的な順序を特定するデータ番号Dと共に記録される。
CPU71は図63のステップS455で「ボタン演出開始時間BST<変動時間タイマST1<ボタン演出終了時間BED」ではないことを判断すると、ステップS462で変動時間タイマST1の検出結果がボタン演出終了時間BEDと同一であるか否かを判断する。ここで「変動時間タイマST1=ボタン演出終了時間BED」であることを判断したときにはステップS463へ移行し、カウンタ格納部124から乱打パターンカウンタSN1の設定結果を検出する。そして、ステップS464で乱打パターンカウンタSN1の検出結果を「1」と比較し、ステップS465で乱打パターンカウンタSN1の検出結果を「2」と比較する。
CPU71はステップS464で「乱打パターンカウンタSN1=1」であることを判断したときにはステップS466の乱打パターン照合処理1へ移行し、ステップS465で「乱打パターンカウンタSN1=2」であることを判断したときにはステップS467の乱打パターン照合処理2へ移行し、ステップS465で「乱打パターンカウンタSN1=2」ではないことを判断したときにはステップS468の乱打パターン照合処理3へ移行する。これら乱打パターン照合処理1〜3のそれぞれは次回の装飾図柄遊技で予告演出の映像およびボタン演出の映像のそれぞれを表示するか否かを操作ボタン7の操作内容の記録結果に基づいて判断するものであり、CPU71は乱打パターン照合処理1〜3のそれぞれを終えたときにはステップS469でフラグ格納部122の乱打パターン検出フラグをオフ状態にリセットする。
[13−3−5−1]乱打パターン照合処理1
図65はステップS466の乱打パターン照合処理1の詳細を示すものであり、CPU71はステップS481でカウンタ格納部124から操作回数カウンタSN3の計測結果を検出し、ステップS482で操作回数カウンタSN3の検出結果を乱打パターン1用の最低到達回数「7」と比較する。ここで「SN3<7」を判断したときにはステップS483へ移行し、フラグ格納部122の乱打パターン一致フラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS484へ移行し、カウンタ格納部124の乱打パターンカウンタSN1に「2」を設定する。即ち、予告演出の映像が表示されたにも拘らずボタン演出の映像が表示されなかった場合に遊技者がボタン演出開始時間BSTからボタン演出終了時間BEDの検出期間内で操作ボタン7を最低到達回数N(7回)以上に操作しなかったときには乱打パターン一致フラグがオンされず、操作ボタン7の操作内容を比較するための基準が乱打パターン1から乱打パターン2に変更される。この乱打パターン一致フラグのオフ状態では次回の装飾図柄遊技開始処理でランダムカウンタSR4の更新結果に基づいて予告演出の映像を表示するか否かが判定され、ランダムカウンタSR5の更新結果に基づいてボタン演出の映像を表示するか否かが通常確率で判定される。
[13−3−5−1]乱打パターン照合処理1
図65はステップS466の乱打パターン照合処理1の詳細を示すものであり、CPU71はステップS481でカウンタ格納部124から操作回数カウンタSN3の計測結果を検出し、ステップS482で操作回数カウンタSN3の検出結果を乱打パターン1用の最低到達回数「7」と比較する。ここで「SN3<7」を判断したときにはステップS483へ移行し、フラグ格納部122の乱打パターン一致フラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS484へ移行し、カウンタ格納部124の乱打パターンカウンタSN1に「2」を設定する。即ち、予告演出の映像が表示されたにも拘らずボタン演出の映像が表示されなかった場合に遊技者がボタン演出開始時間BSTからボタン演出終了時間BEDの検出期間内で操作ボタン7を最低到達回数N(7回)以上に操作しなかったときには乱打パターン一致フラグがオンされず、操作ボタン7の操作内容を比較するための基準が乱打パターン1から乱打パターン2に変更される。この乱打パターン一致フラグのオフ状態では次回の装飾図柄遊技開始処理でランダムカウンタSR4の更新結果に基づいて予告演出の映像を表示するか否かが判定され、ランダムカウンタSR5の更新結果に基づいてボタン演出の映像を表示するか否かが通常確率で判定される。
CPU71はステップS482で操作回数カウンタSN3の検出結果が乱打パターン1用の最低到達回数「7」に到達していることを判断すると、ステップS485でカウンタ格納部124の乱打パターン照合カウンタSN4に初期値「1」をセットする。そして、ステップS486で操作間隔格納部127から乱打パターン照合カウンタSN4に応じたデータ番号Dの操作間隔ΔTを検出し、ステップS487で操作間隔ΔTの検出結果を乱打パターン1用の下限値「100msec」および上限値「200msec」のそれぞれと比較する。例えば乱打パターン照合カウンタSN4が「1」であるときには操作間隔格納部127からデータ番号「1」の操作間隔ΔTが検出され、操作間隔ΔTの検出結果が下限値「100msec」および上限値「200msec」のそれぞれと比較される。
CPU71はステップS487で「100msec≦ΔT≦200msec」ではないことを判断すると、ステップS483でフラグ格納部122の乱打パターン一致フラグをオフ状態にリセットし、ステップS484でカウンタ格納部124の乱打パターンカウンタSN1に「2」を設定する。即ち、予告演出の映像が表示されたにも拘らずボタン演出の映像が表示されなかった場合に遊技者がボタン演出開始時間BSTからボタン演出終了時間BEDの検出期間内で操作ボタン7を最低到達回数N(7回)以上に操作した場合であっても操作ボタン7の操作間隔ΔTが下限値「100msec」および上限値「200msec」の範囲内から逸脱しているときには乱打パターン一致フラグがオフ状態にリセットされ、操作ボタン7の操作内容を比較するための基準が乱打パターン1から乱打パターン2に変更される。
CPU71はステップS487で「100msec≦ΔT≦200msec」であることを判断すると、ステップS488でカウンタ格納部124の乱打パターン照合カウンタSN4をROM72に予め記録された乱打パターン1用の限度値「6」と比較する。ここで「SN4=限度値(6)」ではないことを判断したときにはステップS489へ移行し、カウンタ格納部124の乱打パターン照合カウンタSN4にROM72に予め記録された単位値「1」を加算する。そして、ステップS486で操作間隔格納部127から乱打パターン照合カウンタSN4の加算結果に応じたデータ番号Dの新たな操作間隔ΔTを検出し、ステップS487で新たな操作間隔ΔTを乱打パターン1用の下限値「100msec」および上限値「200msec」のそれぞれと比較する。
CPU71はデータ番号1の操作間隔ΔTとデータ番号2の操作間隔ΔTとデータ番号3の操作間隔ΔTとデータ番号4の操作間隔ΔTとデータ番号5の操作間隔ΔTとデータ番号6の操作間隔ΔTのそれぞれに対して「100msec≦ΔT≦200msec」であることを判断すると、ステップS488で「乱打パターン照合カウンタSN4=6」であることを判断する。この場合にはステップS490へ移行し、フラグ格納部122の乱打パターン一致フラグをオン状態にセットする。即ち、予告演出の映像が表示されたにも拘らずボタン演出の映像が表示されなかった場合に遊技者がボタン演出開始時間BSTからボタン演出終了時間BEDの範囲内の検出期間内で操作ボタン7を乱打パターン1用の最低到達回数以上に操作し、しかも、操作ボタン7の操作回数が最低到達回数に到達するまでの全ての操作間隔ΔTのそれぞれが乱打パターン1用の下限値および上限値の範囲内である場合に次回の装飾図柄遊技で予告演出の映像およびボタン演出の映像のそれぞれを表示することが記録される。この場合には操作ボタン7の操作内容を比較するための基準となる乱打パターン1が変更されない。
[13−3−5−2]乱打パターン照合処理2
図66はステップS467の乱打パターン照合処理2の詳細を示すものであり、CPU71はステップS491でカウンタ格納部124から操作回数カウンタSN3の計測結果を検出し、ステップS492で操作回数カウンタSN3の検出結果を乱打パターン2用の最低到達回数「5」と比較する。ここで「SN3<5」を判断したときにはステップS493へ移行し、フラグ格納部122の乱打パターン一致フラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS494へ移行し、カウンタ格納部124の乱打パターンカウンタSN1に「3」を設定する。
[13−3−5−2]乱打パターン照合処理2
図66はステップS467の乱打パターン照合処理2の詳細を示すものであり、CPU71はステップS491でカウンタ格納部124から操作回数カウンタSN3の計測結果を検出し、ステップS492で操作回数カウンタSN3の検出結果を乱打パターン2用の最低到達回数「5」と比較する。ここで「SN3<5」を判断したときにはステップS493へ移行し、フラグ格納部122の乱打パターン一致フラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS494へ移行し、カウンタ格納部124の乱打パターンカウンタSN1に「3」を設定する。
CPU71はステップS492で操作回数カウンタSN3の検出結果が乱打パターン2用の最低到達回数「5」に到達していることを判断すると、ステップS495でカウンタ格納部124の乱打パターン照合カウンタSN4に初期値「1」をセットする。そして、ステップS496で操作間隔格納部127から乱打パターン照合カウンタSN4に応じたデータ番号Dの操作間隔ΔTを検出し、ステップS497で操作間隔ΔTの検出結果を乱打パターン2用の下限値「200msec」および上限値「300msec」のそれぞれと比較する。ここで「200msec≦ΔT≦300msec」ではないことを判断したときにはステップS493でフラグ格納部122の乱打パターン一致フラグをオフ状態にリセットし、ステップS494でカウンタ格納部124の乱打パターンカウンタSN1に「3」を設定する。
CPU71はステップS497で「200msec≦ΔT≦300msec」であることを判断すると、ステップS498でカウンタ格納部124の乱打パターン照合カウンタSN4をROM72に予め記録された乱打パターン2用の限度値「4」と比較する。ここで「SN4=限度値(4)」ではないことを判断したときにはステップS489へ移行し、カウンタ格納部124の乱打パターン照合カウンタSN4に単位値「1」を加算してステップS496に復帰する。
CPU71はデータ番号1の操作間隔ΔTとデータ番号2の操作間隔ΔTとデータ番号3の操作間隔ΔTとデータ番号4の操作間隔ΔTのそれぞれに対して「200msec≦ΔT≦300msec」であることを判断すると、ステップS498で「SN4=4」であることを判断する。そして、ステップS500へ移行し、フラグ格納部122の乱打パターン一致フラグをオン状態にセットする。
予告演出の映像が表示されたにも拘らずボタン演出の映像が表示されなかった場合に遊技者がボタン演出開始時間BSTからボタン演出終了時間BEDの範囲内の検出期間内で操作ボタン7を乱打パターン2用の最低到達回数以上に操作しなかった場合および遊技者が操作ボタン7を乱打パターン2用の最低到達回数以上に操作した場合であっても操作ボタン7の操作間隔ΔTが乱打パターン2用の下限値および上限値の範囲内から逸脱している場合のそれぞれには乱打パターン一致フラグがオフ状態にリセットされ、操作ボタン7の操作内容を比較するための基準が乱打パターン2から乱打パターン3に変更される。この乱打パターン一致フラグのオフ状態では次回の装飾図柄遊技開始処理でランダムカウンタSR4の更新結果に基づいて予告演出の映像を表示するか否かが判定され、ランダムカウンタSR5の更新結果に基づいてボタン演出の映像を表示するか否かが通常確率で判定される。
予告演出の映像が表示されたにも拘らずボタン演出の映像が表示されなかった場合に遊技者がボタン演出開始時間BSTからボタン演出終了時間BEDの範囲の検出期間内で操作ボタン7を乱打パターン2用の最低到達回数以上に操作し、しかも、操作ボタン7の操作回数が最低到達回数に到達するまでの全ての操作間隔ΔTのそれぞれが乱打パターン2用の下限値および上限値の範囲内である場合には乱打パターン一致フラグがオン状態にセットされ、次回の装飾図柄遊技で予告演出の映像およびボタン演出の映像のそれぞれを表示することが記録される。この場合には操作ボタン7の操作内容を比較するための基準となる乱打パターン2が変更されない。
[13−3−5−3]乱打パターン照合処理3
図67はステップS468の乱打パターン照合処理3の詳細を示すものであり、CPU71はステップS501でカウンタ格納部124から操作回数カウンタSN3の計測結果を検出し、ステップS502で操作回数カウンタSN3の検出結果を乱打パターン3用の最低到達回数「3」と比較する。ここで「SN3<3」を判断したときにはステップS503へ移行し、フラグ格納部122の乱打パターン一致フラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS504へ移行し、カウンタ格納部124の乱打パターンカウンタSN1に「1」を設定する。
[13−3−5−3]乱打パターン照合処理3
図67はステップS468の乱打パターン照合処理3の詳細を示すものであり、CPU71はステップS501でカウンタ格納部124から操作回数カウンタSN3の計測結果を検出し、ステップS502で操作回数カウンタSN3の検出結果を乱打パターン3用の最低到達回数「3」と比較する。ここで「SN3<3」を判断したときにはステップS503へ移行し、フラグ格納部122の乱打パターン一致フラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS504へ移行し、カウンタ格納部124の乱打パターンカウンタSN1に「1」を設定する。
CPU71はステップS502で操作回数カウンタSN3の検出結果が乱打パターン3用の最低到達回数「3」に到達していることを判断すると、ステップS505でカウンタ格納部124の乱打パターン照合カウンタSN4に初期値「1」をセットする。そして、ステップS506で操作間隔格納部127から乱打パターン照合カウンタSN4に応じたデータ番号Dの操作間隔ΔTを検出し、ステップS507で操作間隔ΔTの検出結果を乱打パターン3用の下限値「300msec」および上限値「400msec」のそれぞれと比較する。ここで「300msec≦ΔT≦400msec」ではないことを判断したときにはステップS503でフラグ格納部122の乱打パターン一致フラグをオフ状態にリセットし、ステップS504でカウンタ格納部124の乱打パターンカウンタSN1に「1」を設定する。
CPU71はステップS507で「300msec≦ΔT≦400msec」であることを判断すると、ステップS508でカウンタ格納部124の乱打パターン照合カウンタSN4をROM72に予め記録された乱打パターン3用の限度値「2」と比較する。ここで「SN4=限度値(2)」ではないことを判断したときにはステップS509へ移行し、カウンタ格納部124の乱打パターン照合カウンタSN4に単位値「1」を加算してステップS506に復帰する。
CPU71はデータ番号1の操作間隔ΔTおよびデータ番号2の操作間隔ΔTのそれぞれに対して「300msec≦ΔT≦400msec」であることを判断すると、ステップS508で「SN4=2」であることを判断する。そして、ステップS510へ移行し、フラグ格納部122の乱打パターン一致フラグをオン状態にセットする。
予告演出の映像が表示されたにも拘らずボタン演出の映像が表示されなかった場合に遊技者がボタン演出開始時間BSTからボタン演出終了時間BEDの範囲の検出期間内で操作ボタン7を乱打パターン3用の最低到達回数以上に操作しなかった場合および遊技者が操作ボタン7を乱打パターン3用の最低到達回数以上に操作した場合であっても操作ボタン7の操作間隔ΔTが乱打パターン3用の下限値および上限値の範囲内から逸脱している場合のそれぞれには乱打パターン一致フラグがオフ状態にリセットされ、操作ボタン7の操作内容を比較するための基準が乱打パターン3から乱打パターン1に変更される。この乱打パターン一致フラグのオフ状態では次回の装飾図柄遊技開始処理でランダムカウンタSR4の更新結果に基づいて予告演出の映像を表示するか否かが判定され、ランダムカウンタSR5の更新結果に基づいてボタン演出の映像を表示するか否かが通常確率で判定される。
予告演出の映像が表示されたにも拘らずボタン演出の映像が表示されなかった場合に遊技者がボタン演出開始時間BSTからボタン演出終了時間BEDの範囲の検出期間内で操作ボタン7を乱打パターン3用の最低到達回数以上に操作し、しかも、操作ボタン7の操作回数が最低到達回数に到達するまでの全ての操作間隔ΔTのそれぞれが乱打パターン3用の下限値および上限値の範囲内である場合には乱打パターン一致フラグがオン状態にセットされ、次回の装飾図柄遊技で予告演出の映像およびボタン演出の映像のそれぞれを表示することが記録される。この場合には操作ボタン7の操作内容を比較するための基準となる乱打パターン3が変更されない。
[13−3−6]装飾図柄遊技停止処理
図68はステップS277の装飾図柄遊技停止処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS511で表示制御回路80に再生停止コマンドを送信する。この表示制御回路80は再生停止コマンドを受信することに基づいて装飾図柄遊技用のビデオデータの再生処理を停止し、装飾図柄表示器35に左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを変動停止状態で継続的に静止表示する。
[13−3−6]装飾図柄遊技停止処理
図68はステップS277の装飾図柄遊技停止処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS511で表示制御回路80に再生停止コマンドを送信する。この表示制御回路80は再生停止コマンドを受信することに基づいて装飾図柄遊技用のビデオデータの再生処理を停止し、装飾図柄表示器35に左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを変動停止状態で継続的に静止表示する。
CPU71はステップS511で再生停止コマンドを送信すると、ステップS512で確定図柄格納部125の左列の図柄要素の設定結果と中列の図柄要素の設定結果と右列の図柄要素の設定結果のそれぞれをクリアする。そして、ステップS513へ移行し、タイマ格納部123の変動時間タイマST1を「0」にリセットする。
[13−4]大当り遊技処理
図69はステップS214の大当り遊技処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS521でフラグ格納部122の大当りラウンドフラグの設定状態を判断する。ここでフラグ格納部122の大当りラウンドフラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS522へ移行し、フラグ格納部122の大当りラウンドフラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS523の大当りラウンド処理へ移行し、装飾図柄表示器35に現在の大当りラウンド数に応じた映像を表示する。
[13−4]大当り遊技処理
図69はステップS214の大当り遊技処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS521でフラグ格納部122の大当りラウンドフラグの設定状態を判断する。ここでフラグ格納部122の大当りラウンドフラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS522へ移行し、フラグ格納部122の大当りラウンドフラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS523の大当りラウンド処理へ移行し、装飾図柄表示器35に現在の大当りラウンド数に応じた映像を表示する。
CPU71はステップS521でフラグ格納部122の大当りラウンドフラグがオフ状態にリセットされていることを判断すると、ステップS524でフラグ格納部122のインターバルフラグの設定状態を判断する。ここでフラグ格納部122のインターバルフラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS525へ移行し、フラグ格納部122のインターバルフラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS526のインターバル処理へ移行し、現在の大当りラウンド数に応じた映像の再生処理を停止する。
[13−4−1]大当りラウンド処理
図70はステップS523の大当りラウンド処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS531でコマンド格納部121から大当りラウンドコマンドの受信結果を検出する。そして、ステップS532で大当りラウンドコマンドの検出結果からEXTデータを検出し、ステップS533で図22の大当り遊技用のビデオデータテーブルからEXTデータの検出結果に応じたビデオデータ番号を検出する。
[13−4−1]大当りラウンド処理
図70はステップS523の大当りラウンド処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS531でコマンド格納部121から大当りラウンドコマンドの受信結果を検出する。そして、ステップS532で大当りラウンドコマンドの検出結果からEXTデータを検出し、ステップS533で図22の大当り遊技用のビデオデータテーブルからEXTデータの検出結果に応じたビデオデータ番号を検出する。
CPU71は図70のステップS533で大当り遊技用のビデオデータ番号を検出すると、ステップS534で表示制御回路80に大当り遊技用のビデオデータ番号の検出結果を送信する。そして、ステップS535で表示制御回路80に再生開始コマンドを送信し、ステップS536でコマンド格納部121から大当りラウンドコマンドの受信結果をクリアする。この表示制御回路80は大当り遊技用のビデオデータ番号を受信したときにはVROMから大当り遊技用のビデオデータ番号の受信結果に応じた大当り遊技用のビデオデータを検出し、再生開始コマンドを受信したときには大当り遊技用のビデオデータの検出結果を再生することに基づいて装飾図柄表示器35に今回の大当りラウンドに応じた内容の演出映像を表示する。
[13−4−2]インターバル処理
図71はステップS526のインターバル処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS541で表示制御回路80に再生停止コマンドを送信し、ステップS542でコマンド格納部121からインターバルコマンドの受信結果をクリアする。この表示制御回路80は再生停止コマンドを受信したときには大当り遊技用のビデオデータの再生処理を停止する。
[13−4−2]インターバル処理
図71はステップS526のインターバル処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS541で表示制御回路80に再生停止コマンドを送信し、ステップS542でコマンド格納部121からインターバルコマンドの受信結果をクリアする。この表示制御回路80は再生停止コマンドを受信したときには大当り遊技用のビデオデータの再生処理を停止する。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
装飾図柄表示器35にボタン演出の映像が表示されていない検出期間内に遊技者が操作ボタン7を乱打したときには検出期間が終了することに基づいて操作ボタン7の操作回数SN3および操作間隔ΔTのそれぞれを検出し、操作ボタン7が今回の装飾図柄遊技で乱打パターン1または乱打パターン2または乱打パターン3で操作されたか否かを操作回数SN3の検出結果および操作間隔ΔTの検出結果の双方に基づいて判定した。この操作ボタン7が今回の装飾図柄遊技で乱打パターン1または乱打パターン2または乱打パターン3で操作されなかったと判定されたときには次回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示することを通常確率で判定し、操作ボタン7が今回の装飾図柄遊技で乱打パターン1または乱打パターン2または乱打パターン3で操作されたと判定されたときには次回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示することを通常確率より高い100%の確率で判定した。このため、遊技者が操作ボタン7を乱打した操作パターンが偶然にも乱打パターン1または乱打パターン2または乱打パターン3に一致しているときにはボタン演出の映像が実際に表示される新たな機能が生成される。
装飾図柄表示器35にボタン演出の映像が表示されていない検出期間内に遊技者が操作ボタン7を乱打したときには検出期間が終了することに基づいて操作ボタン7の操作回数SN3および操作間隔ΔTのそれぞれを検出し、操作ボタン7が今回の装飾図柄遊技で乱打パターン1または乱打パターン2または乱打パターン3で操作されたか否かを操作回数SN3の検出結果および操作間隔ΔTの検出結果の双方に基づいて判定した。この操作ボタン7が今回の装飾図柄遊技で乱打パターン1または乱打パターン2または乱打パターン3で操作されなかったと判定されたときには次回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示することを通常確率で判定し、操作ボタン7が今回の装飾図柄遊技で乱打パターン1または乱打パターン2または乱打パターン3で操作されたと判定されたときには次回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示することを通常確率より高い100%の確率で判定した。このため、遊技者が操作ボタン7を乱打した操作パターンが偶然にも乱打パターン1または乱打パターン2または乱打パターン3に一致しているときにはボタン演出の映像が実際に表示される新たな機能が生成される。
予告演出の映像が表示されたにも拘らずボタン演出の映像が表示されなかった場合に操作ボタン7の操作内容を検出したので、予告演出の映像を遊技者に操作ボタン7を乱打させるための契機となる映像として機能させることができる。操作ボタン7の操作内容が乱打パターン1〜3のうち乱打パターンカウンタSN1の設定結果に応じたものと一致しているときには乱打パターンカウンタSN1の設定結果を現在値から変更せず、操作ボタン7の操作内容が乱打パターンカウンタSN1の設定結果に応じたものと相違しているときには乱打パターンカウンタSN1の設定結果を現在値から変更したので、乱打パターン1〜3のうちから遊技者が操作ボタン7を乱打するときの癖に最も近いものを自動的に選択することができる。
上記実施例1においては、図65の乱打パターン照合処理1で操作間隔ΔTの6個の検出結果のうち1個または2個または3個または4個または5個が下限値100msecおよび上限値200msecの範囲内に属していることが判定された場合に乱打パターン一致フラグをオンする構成としても良い。
上記実施例1においては、図66の乱打パターン照合処理2で操作間隔ΔTの4個の検出結果のうち1個または2個または3個が下限値200msecおよび上限値300msecの範囲内に属していることが判定された場合に乱打パターン一致フラグをオンする構成としても良い。
上記実施例1においては、図67の乱打パターン照合処理3で操作間隔ΔTの2個の検出結果のうち1個が下限値300msecおよび上限値400msecの範囲内に属していることが判定された場合に乱打パターン一致フラグをオンする構成としても良い。
上記実施例1においては、予告演出の映像を表示することが判定されたにも拘らずボタン演出の映像を表示しないことが判定された場合に左列の図柄要素が変動停止した後から右列の図柄要素が変動停止する前までの検出期間内で操作ボタン7の操作内容を検出する構成としても良い。
上記実施例1においては、操作ボタン7の操作内容を固定的な1種類の乱打パターンと比較する構成としても良い。
上記実施例1においては、乱打パターン照合処理1と乱打パターン照合処理2と乱打パターン照合処理3のいずれかで乱打パターン一致フラグがオン状態に設定されたときには次回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示することを乱打パターン一致フラグのオフ状態に比べて高い100%未満の高確率で判定する構成としても良い。この構成の場合、演出制御回路70のROM72に大当り用のボタン演出判定テーブルおよび外れ用のボタン演出判定テーブルのそれぞれとしてボタン演出有りの判定確率が相互に異なる2種類のものを予め記録しておき、乱打パターン一致フラグがオン状態に設定されているか否かに応じて2種類のボタン演出判定テーブルのいずれかを選択的に使用することが好ましい。
上記実施例1においては、乱打パターン照合処理1と乱打パターン照合処理2と乱打パターン照合処理3のいずれかで乱打パターン一致フラグがオン状態に設定されたときには次回の装飾図柄遊技でボタン演出の映像を表示することを乱打パターン一致フラグのオフ状態に比べて高い100%未満の高確率で判定する構成としても良い。この構成の場合、演出制御回路70のROM72に大当り用のボタン演出判定テーブルおよび外れ用のボタン演出判定テーブルのそれぞれとしてボタン演出有りの判定確率が相互に異なる2種類のものを予め記録しておき、乱打パターン一致フラグがオン状態に設定されているか否かに応じて2種類のボタン演出判定テーブルのいずれかを選択的に使用することが好ましい。
7は操作ボタン、19は遊技盤、24は遊技領域、26は始動口、28は特別入賞口、35は装飾図柄表示器、50はメイン制御回路、70は演出制御回路、80は表示制御回路を示している。
Claims (2)
- 遊技球が転動可能な遊技領域を有する遊技盤と、
前記遊技盤に設けられ、前記遊技盤の遊技領域内を転動する遊技球が入球不能な閉鎖状態および入球可能な開放状態相互間で切換えられる可変入球口と、
前記遊技盤に設けられ、前記遊技盤の遊技領域内を転動する遊技球が入球可能な始動口と、
遊技球が前記始動口に入球することに基づいて複数の図柄要素のそれぞれを可変状態および可変停止状態で順に表示する図柄遊技の映像が表示される図柄表示器と、
遊技球が前記始動口に入球することに基づいて前記可変入球口を開放状態にする大当りであるか否かを判定する大当り判定手段と、
前記大当り判定手段が大当りであることを判定したときには複数の図柄要素を予め決められた大当りの組合せに設定し、前記大当り判定手段が大当りでないことを判定したときには複数の図柄要素を大当りの組合せとは相違する外れの組合せに設定する図柄設定手段と、
遊技球が前記始動口に入球することに基づいて前記図柄表示器に図柄遊技の映像を表示するものであって、複数の図柄要素が前記図柄設定手段の設定結果に応じた組合せとなるように複数の図柄要素のそれぞれを可変停止状態で表示する図柄遊技手段と、
遊技者が手指で操作することが可能な操作子と、
遊技者に前記操作子を操作することを促す絵柄を含む映像であって前記操作子が有効に操作されたときには前記図柄遊技手段が図柄遊技の映像で複数の図柄要素を前記図柄設定手段の設定結果に応じた組合せで停止表示する前に複数の図柄要素の組合せを遊技者に報知する特別演出の映像を今回の図柄遊技で表示するか否かを判定する特別演出判定手段と、
前記特別演出判定手段が今回の図柄遊技で特別演出の映像を表示すると判定することに基づいて前記図柄表示器に今回の図柄遊技の映像が表示されている表示中に特別演出の映像を重ねて表示する特別演出手段と、
前記図柄表示器に図柄遊技の映像が表示開始されることに基づいて計時動作を開始する計時手段と、
前記特別演出判定手段が今回の図柄遊技で特別演出の映像を表示しないと判定している状態であって前記計時手段の計測結果が前記図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されている表示中となるように予め決められた検出期間に属している状態で前記操作子が操作されることに基づいてカウンタを更新し、前記操作子が今回の図柄遊技の検出期間内で操作された操作回数をカウンタの更新結果に基づいて検出する操作回数検出手段と、
前記特別演出判定手段が今回の図柄遊技で特別演出の映像を表示しないと判定している状態であって前記計時手段の計測結果が検出期間に属している状態で前記操作子が前回に操作されてから今回に操作されるまでの時間的な間隔である操作間隔を前記計時手段の計測結果に基づいて検出する操作間隔検出手段と、
前記特別演出判定手段が今回の図柄遊技で特別演出の映像を表示しないと判定している状態で前記計時手段の計測結果が検出期間の終期に到達することに基づいて前記操作回数検出手段の検出結果が予め決められた3回以上の操作回数判定値に到達しているか否かを判定する操作回数判定手段と、
前記特別演出判定手段が今回の図柄遊技で特別演出の映像を表示しないと判定している状態で前記計時手段の計測結果が検出期間の終期に到達することに基づいて前記操作間隔検出手段の検出結果として予め決められた2個以上のものが存在する場合に前記操作間隔検出手段の検出結果のそれぞれが予め決められた操作間隔判定範囲に属しているか否かを判定する操作間隔判定手段と、
前記操作回数検出手段の検出結果が操作回数判定値に到達していると判定された場合であって前記操作間隔検出手段の検出結果のうち予め決められた1個以上の設定個数のものが操作間隔判定範囲に属していると判定された場合には今回の図柄遊技で前記操作子が予め決められた特定パターンで操作されたと判定し、前記操作回数検出手段の検出結果が操作回数判定値に到達していると判定されなかった場合には今回の図柄遊技で前記操作子が特定パターンで操作されなかったと判定し、前記操作間隔検出手段の検出結果のうち設定個数のものが操作間隔判定範囲に属していると判定されなかった場合には今回の図柄遊技で前記操作子が特定パターンで操作されなかったと判定する操作パターン判定手段を備え、
前記特別演出判定手段は、
前記操作子が今回の図柄遊技で特定パターンで操作されなかったと判定された場合には次回の図柄遊技で特別演出の映像を表示することを予め決められた通常確率で判定し、前記操作子が今回の図柄遊技で特定パターンで操作されたと判定された場合には次回の図柄遊技で特別演出の映像を表示することを通常確率に比べて高い高確率で判定することを特徴とするパチンコ遊技機。 - 遊技者に今回の図柄遊技で特別演出の映像が表示されることを特別演出の映像が表示される前に報知する予告演出の映像を今回の図柄遊技で表示するか否かを判定する予告演出判定手段と、
前記予告演出判定手段が今回の図柄遊技で予告演出の映像を表示すると判定することに基づいて前記図柄表示器に予告演出の映像を表示するものであって、前記計時手段の計測結果が特別演出の映像が始まるより前の予告演出開始時間に到達することに基づいて映像の表示を始めると共に特別演出の映像が始まるより前の予告演出終了時間に到達することに基づいて映像の表示を終える予告演出手段を備え、
前記特別演出判定手段は、前記予告演出判定手段が予告演出の映像を表示すると判定した場合に0%より大きくて100%より小さい範囲内の予め決められた確率で特別演出の映像を表示すると判定する処理を行うものであり、
前記操作回数検出手段および前記操作間隔検出手段のそれぞれは、前記予告演出判定手段が今回の図柄遊技で予告演出の映像を表示すると判定し且つ前記特別演出判定手段が今回の図柄遊技で特別演出の映像を表示しないと判定している状態であって前記計時手段の計測結果が検出期間に属している状態で検出処理を行うものであり、
前記操作回数検出手段および前記操作間隔検出のそれぞれの検出期間は、始期および終期の双方が前記図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されている表示中であって予告演出終了時間の以後に設定されていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
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