JP2004073754A - 遊技機および遊技プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】従来の遊技機で行われる大当たり予告演出によっては、遊技者は、その特別図柄ゲームで確実に大当たり入賞が発生する否かを把握することは出来なかった。
【解決手段】判定手段の判定結果が大当たり入賞である場合、特別図柄表示装置１０に表示される大当たり予告演出の重み付けの合計値が基準値３以上に設定される。例えば、通常変動中に、欄３に示す、重み付け値２のグループに属する「ベストカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、欄９に示す、重み付け値１のグループに属する「背景予告▲１▼」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示され、重み付け値の合計値が基準値３に設定される。従って、遊技者は、この重み付けの合計値が基準値３になることにより、特別図柄ゲームで大当たり入賞が発生することを確実に把握することが出来る。
【選択図】　図３

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大当たり入賞になって図柄が所定の組合せで揃うことを予告する大当たり予告演出を表示手段に表示させる遊技機および遊技プログラムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の遊技機としては、パチンコ機がある。従来の一般的なパチンコ機では、遊技盤の盤面に打ち込まれたパチンコ球が、盤面を流下する途中で一般入賞口に入賞すると所定数の賞球が払い出される。また、始動入賞口に入賞すると、盤面中央に設けられた液晶表示装置に複数の特別図柄が変動表示される特別図柄ゲームが行われる。特別図柄ゲームでは、通常変動表示されている複数の特別図柄が同一図柄等の所定の組合せで停止表示されると、大当たり入賞が発生する。大当たり入賞が発生すると、盤面下方の大入賞口が開放されて多量のパチンコ球が入賞し易くなる大当たり遊技が行われる。この大当たり遊技は、大入賞口に所定個数のパチンコ球が入賞するまで、または所定時間が経過するまで大入賞口が開放する遊技が最大で１６ラウンド行われ、遊技者は多量の賞球獲得を期待することが出来る。大当たり遊技中は、液晶表示装置に大当たり遊技を演出する演出画像が表示され、大当たり遊技が盛り上げられる。
【０００３】
また、特別図柄ゲームの通常変動表示中に、大当たり入賞を発生させる所定の図柄組合せが揃う直前のリーチ状態になると、液晶表示装置の画面には、遊技者の大当たり発生への期待感を高めるリーチ演出が表示される。このリーチ演出は、大当たり図柄に絡めたキャラクタ図柄の動きなどによって展開され、この演出の展開の結末に応じて図柄組合せの最後の図柄が停止される。
【０００４】
このようなパチンコ機では、大当たり入賞になって図柄が所定の組合せで揃うことを予告する大当たり予告演出がなされることがある。この大当たり予告演出は、特殊なキャラクタ図柄を画面に一瞬出現させたりすること等によって行われている。また、リーチ状態発生前の通常変動開始時等に、リーチ状態への発展を予告するリーチ予告演出がなされることもある。このリーチ予告演出は、画面上の特定の部分の色を異ならせたりすること等によって行われている。また、大当たり予告演出がこのリーチ予告演出を兼ねることもあり、大当たり入賞になって図柄が所定の組合せで揃うことを予告すると共に、リーチ状態への発展をも予告することがある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の遊技機において行われている大当たり予告演出やリーチ予告演出は、大当たり入賞が１００［％］の確率で確実に発生することを予告するプレミアムと呼ばれる予告演出以外は、一定の確率で大当たりとなる大当たり信頼度を予告するものに過ぎずなかった。従って、遊技者は、これらの大当たり予告演出やリーチ予告演出が出現しても、これら予告演出の中には大当たりにならないものがあるため、その特別図柄ゲームで確実に大当たり入賞が発生する否かを把握することは従来出来なかった。また、プレミアム予告演出は画面に１回表示されるだけで終了してしまうため、このプレミアム予告演出によって大当たり信頼度が１００［％］であることが予告されても、遊技の興趣の盛り上がりに欠ける面があった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、図柄を表示する表示手段と、大当たり入賞を発生させるか否かの大当たり判定を行う判定手段と、この判定手段の判定結果が大当たり入賞になって図柄が所定の組合せで揃うことを予告する大当たり予告演出を表示手段に表示させる表示制御手段とを備えて構成される遊技機、または、コンピュータを、図柄を表示する表示手段と、大当たり入賞を発生させるか否かの大当たり判定を行う判定手段と、この判定手段の判定結果が大当たり入賞になって図柄が所定の組合せで揃うことを予告する大当たり予告演出を表示手段に表示させる表示制御手段として機能させる遊技プログラムにおいて、大当たり予告演出がその種類に応じて重み付けがされており、表示制御手段が、判定手段の判定結果が大当たり入賞である場合に、表示手段に表示させる大当たり予告演出の重み付けの合計値を所定値以上に設定することを特徴とする。
【０００７】
この構成によれば、判定手段の判定結果が大当たり入賞である場合、表示手段に表示される大当たり予告演出の重み付けの合計値が所定値以上に設定される。
【０００８】
また、本発明は、表示制御手段が、判定手段の判定結果が大当たり入賞であっても、表示手段に表示させる大当たり予告演出の重み付けの合計値を所定値以上に設定しない場合があることを特徴とする。
【０００９】
この構成によれば、判定手段の判定結果が大当たり入賞である場合、表示手段に表示される大当たり予告演出の重み付けの合計値が所定値以上に設定されたり、所定値に満たなかったりする。
【００１０】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による遊技機をパチンコ機に適用した一実施形態について説明する。
【００１１】
図１は、本実施形態によるパチンコ機１の正面図である。パチンコ機１の正面には遊技盤２が設けられており、その下方には上皿３が設けられている。上皿３の下方右側には、レール４を介して遊技盤２へパチンコ球を打ち込む際に操作されるハンドル５が設けられている。また、遊技盤２の上方には枠上部飾りランプ６が設けられている。
【００１２】
遊技盤２の盤面中央には、液晶表示装置からなる特別図柄表示装置１０が設けられている。この特別図柄表示装置１０は、図柄を表示する表示手段を構成しており、第１停止図柄、第２停止図柄および第３停止図柄からなる３列の複数の特別図柄を表示する。特別図柄表示装置１０の上方には、緑色ＬＥＤ（発光ダイオード）および赤色ＬＥＤが左右に並設された普通図柄表示装置１１が設けられており、この普通図柄表示装置１１を挟んで４つのＬＥＤからなる普通始動入賞個数表示部１２が設けられている。また、特別図柄表示装置１０の下側には４つのＬＥＤからなる特別始動入賞個数表示部１３が設けられている。また、特別図柄表示装置１０の左右には通過孔１４が設けられており、下方には始動入賞口１５が設けられている。普通始動入賞個数表示部１２には通過孔１４へのパチンコ球の通過が保留玉として最大４個まで記憶され、特別始動入賞個数表示部１３には始動入賞口１５へのパチンコ球の入賞が保留玉として最大４個まで記憶される。
【００１３】
また、始動入賞口１５の下方には、大当たり遊技中にアタッカと呼ばれる扉が開閉する大入賞口１６が設けられており、始動入賞口１５の左右には一般入賞口１７が設けられている。大当たり遊技は、後述する大当たり判定において大当たりが発生した時に行える遊技であり、本実施形態においては、大入賞口１６に所定個数例えば１０個のパチンコ球が入賞するまで、または所定時間例えば３０秒が経過するまで大入賞口１６が開放する遊技者に有利な遊技が最大で１５ラウンド行われる。なお、ラウンド中に、大入賞口１６へ入賞したパチンコ球がアタッカ内部に設けられたＶゾーンと呼ばれる特定の領域を通過すると、次のラウンドへ継続して進むことが出来るが、ラウンド中にＶゾーンを通過しなかった場合はいわゆるパンクとなり、１５ラウンド到達以前であっても大当たり遊技はそのラウンドで打ち切られて終了となる。
【００１４】
図２は、本実施形態によるパチンコ機１の遊技動作を処理制御する電子回路の主な構成を示すブロック図である。この電子回路はメイン制御基板２０を主な構成要素として遊技盤２の背面に形成されている。
【００１５】
メイン制御基板２０には、メインＣＰＵ（中央演算処理装置）２１や記憶手段であるメインＲＡＭ（読み書き可能メモリ）２２、メインＲＯＭ（読み出し専用メモリ）２３といった電子部品が実装されている。メインＲＯＭ２３には、メインＣＰＵ２１がパチンコ機１の遊技動作を処理制御するためのプログラムが記憶格納されており、その他、後述する乱数抽選によって大当たり判定をする際に参照される大当たり判定テーブルや、演出グループを抽選する際に参照される演出グループ選択テーブル等の各種確率テーブルも記憶格納されている。
【００１６】
これらメインＣＰＵ２１、メインＲＡＭ２２、大当たり判定テーブルが記憶されたメインＲＯＭ２３は、大当たり入賞を発生させるか否かの大当たり判定を行う判定手段を構成している。
【００１７】
メイン制御基板２０に接続された中継基板２４には、通過孔１４の内側に設けられ、パチンコ球が通過孔１４を通過するのを検知する通過球センサ１４ｓや、始動入賞口１５に入賞したパチンコ球を検知する始動入賞球センサ１５ｓが接続されている。また、大入賞口１６に入賞したパチンコ球を検知する大入賞球センサ１６ｓ、一般入賞口１７へ入賞したパチンコ球を検知する一般入賞球センサ１７ｓが接続されている。また、ハンドル５の操作によって発射装置５２から発射されるパチンコ球を検知する発射球センサ５２ｓ、および発射されたものの遊技盤２の盤面まで到達せずにレール４を戻ってきたパチンコ球を検知する戻り球センサ４ｓが接続されている。また、中継基板２４には、アクチュエータとして、緑色および赤色ＬＥＤからなる普通図柄表示装置１１、球受入口が拡張する始動入賞口１５、扉が開閉する大入賞口１６、および枠上部飾りランプ６等のランプ表示装置１８等が接続されている。
【００１８】
上記各センサ１４ｓ〜１７ｓがパチンコ球を検知すると、その検知信号はメイン制御基板２０のメインＣＰＵ２１に入力され、入力される検知信号に応じて、メインＣＰＵ２１は上記各アクチュエータ１１，１５，１６，１８をそれぞれ駆動制御する。また、サブ制御基板３０や、音制御基板４０、賞球制御基板５０に対して、それぞれメイン制御基板２０から制御指令が送信され、各基板３０，４０，５０によって特別図柄表示装置１０や、スピーカ４１、賞球装置５１、発射装置５２の動作が制御される。
【００１９】
サブ制御基板３０には、サブＣＰＵ３１、ワークＲＡＭ３２、プログラムＲＯＭ３３が実装されている。サブＣＰＵ３１は、メイン制御基板２０から受信した制御指令の解釈や、ＶＤＰ（ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ）３５のパラメータ設定を行う。プログラムＲＯＭ３３には、サブＣＰＵ３１が特別図柄表示装置１０の動作を処理制御するための制御プログラムが記憶格納されている。ワークＲＡＭ３２は、サブＣＰＵ３１が上記制御プログラムに従って処理制御を行う際の一時的な記憶手段となる。
【００２０】
また、サブ制御基板３０には、画像ＲＯＭ３４、ＶＤＰ３５、Ｄ／Ａ（デジタル／アナログ）変換器３６、ＣＴＣ（Ｃｏｕｎｔｅｒ　Ｔｉｍｅｒ　Ｃｉｒｃｕｉｔ）３７およびリセットＩＣ（集積回路）３８が実装されている。画像ＲＯＭ３４は、特別図柄表示装置１０に表示する画像データを記憶格納している。ＶＤＰ３５は、サブＣＰＵ３１で設定されたパラメータに応じて画像ＲＯＭ３４内の画像データを読み込み、特別図柄表示装置１０に表示する演出画像データを生成する。Ｄ／Ａ変換器３６は、ＶＤＰ３５で生成された画像データをＲＧＢ（赤緑青）信号に変換する。ＣＴＣ３７は、上記制御プログラムによるサブＣＰＵ３１の処理が異常な処理ルーチンに入ったことを検出すると、サブＣＰＵ３１およびＶＤＰ３５を初期状態に戻すためのリセット命令を発するウオッチドッグタイマ機能を果たす。リセットＩＣ３８は、ＣＴＣ３７からのリセット命令によりリセット信号を発する。
【００２１】
音制御基板４０にはスピーカ４１が接続されている。音制御基板４０は、メイン制御基板２０から出力される音発生指令信号に基づき、音信号を生成する。スピーカ４１は、入力したこの音信号に基づいて音を発生する。賞球制御基板５０には、賞球を払い出す賞球装置５１および球発射装置５２が接続されている。賞球制御基板５０は、各種入賞に応じてメイン制御基板２０から出力される払出指令信号に応じて賞球装置５１を駆動制御し、賞球を払い出させる。また、賞球制御基板５０は、ハンドル５の操作に応じて発射装置５２を駆動制御し、パチンコ球を発射させる。
【００２２】
サブ制御基板３０は、判定手段の判定結果が大当たり入賞になって特別図柄が所定の組合せで揃うことを予告する大当たり予告演出を特別図柄表示装置１０に表示させる表示制御手段を構成している。
【００２３】
図３に示す表図は、本実施形態における大当たり予告演出の一覧を示しており、各予告演出はリーチ状態が発生する前の通常変動時またはノーマルリーチ中に特別図柄表示装置１０に表示される。
【００２４】
同図の欄１に示す演出名「逆ナンパ」の大当たり予告演出では、演出画像欄に示す画像が特別図柄表示装置１０に出現する。通常、男性キャラクタＧが女性キャラクタＡに声を掛けて女性を誘ういわゆるナンパをするが、ここでは、女性キャラクタＡが男性キャラクタＧに声を掛けて男性を誘ういわゆる逆ナンパをする演出が表示される。この大当たり予告演出が特別図柄ゲームの通常変動時に出現する出現率は、１２０００回に１回の割合の特別図柄ゲームで出現する出現率になっている。
【００２５】
また、この大当たり予告演出が通常変動時に出現したときに、特別図柄ゲームがリーチ状態に発展するリーチ発展率は１００［％］であり、この大当たり予告演出が出現したときには必ずリーチ状態に発展する。従って、この大当たり予告演出はリーチ状態への発展を予告するリーチ予告演出も兼ねている。また、この大当たり予告演出が出現した特別図柄ゲームで大当たり入賞が発生する確率を表すゲーム信頼度も１００［％］であり、この大当たり予告演出が出現したときには必ず大当たり入賞が発生する。また、リーチ状態に発展してリーチ演出が出現した特別図柄ゲームで大当たり入賞が発生する確率を表すリーチ信頼度も１００［％］であり、リーチ演出が出現したときには必ず大当たり入賞が発生する。
【００２６】
同図の欄２に示す演出名「背景予告▲２▼」の大当たり予告演出では、演出画像欄に示すいずれか１つの画像が特別図柄表示装置１０に出現する。演出画像欄の上方の画像は、背景画になっているビルの壁面で、図に矢印で示す丸に囲まれた部分に、社マークが表示される演出を示しており、演出画像欄の下方の画像は、背景画になっているビルの電光掲示板で、図に矢印で示す丸に囲まれた部分に、青色の文字の電光掲示が表示される演出を示している。この大当たり予告演出の出現率は、６０００回に１回の割合の特別図柄ゲームで出現する出現率になっている。また、この大当たり予告演出はリーチ予告演出を兼ねていてそのリーチ発展率は１００［％］であり、また、ゲーム信頼度およびリーチ信頼度もそれぞれ１００［％］である。
【００２７】
同図の欄３に示す演出名「ベストカップル」の大当たり予告演出では、演出画像欄に示すいずれか１つの画像が特別図柄表示装置１０に出現する。演出画像欄の上方の画像は、男性キャラクタＧと女性キャラクタＢとがベストカップルとして登場する演出を示しており、演出画像欄の中央の画像は、男性キャラクタＨと女性キャラクタＣとがベストカップル、演出画像欄の下方の画像は、男性キャラクタＩと女性キャラクタＤとがベストカップルとして登場する演出を示している。この大当たり予告演出の出現率は、３５０回に１回の割合の特別図柄ゲームで出現する出現率になっている。また、この大当たり予告演出はリーチ予告演出を兼ねていてそのリーチ発展率は１００［％］であり、また、ゲーム信頼度およびリーチ信頼度はそれぞれ７５［％］である。
【００２８】
同図の欄４に示す演出名「ノーマルカップル」の大当たり予告演出でも、演出画像欄に示すいずれか１つの画像が特別図柄表示装置１０に出現する。演出画像欄の上方の画像は、男性キャラクタＧと女性キャラクタＣまたはＥとがノーマルカップルとして登場する演出を示しており、演出画像欄の中央の画像は、男性キャラクタＨと女性キャラクタＤまたはＥとがノーマルカップル、演出画像欄の下方の画像は、男性キャラクタＩと女性キャラクタＢまたはＥとがノーマルカップルとして登場する演出を示している。この大当たり予告演出の出現率は、２回に１回の割合の特別図柄ゲームで出現する出現率になっている。また、この大当たり予告演出のリーチ発展率は１０［％］であり、また、ゲーム信頼度は０．１［％］、リーチ信頼度は１．２［％］である。
【００２９】
同図の欄５に示す演出名「ワーストカップル」の大当たり予告演出でも、演出画像欄に示すいずれか１つの画像が特別図柄表示装置１０に出現する。演出画像欄の上方の画像は、男性キャラクタＧと女性キャラクタＤとがワーストカップルとして登場する演出を示しており、演出画像欄の中央の画像は、男性キャラクタＨと女性キャラクタＢとがワーストカップル、演出画像欄の下方の画像は、男性キャラクタＩと女性キャラクタＣとがワーストカップルとして登場する演出を示している。この大当たり予告演出の出現率は、２回に１回の割合の特別図柄ゲームで出現する出現率になっている。また、この大当たり予告演出のリーチ発展率は８［％］であり、また、ゲーム信頼度は０．１［％］、リーチ信頼度は１［％］である。
【００３０】
同図の欄６に示す演出名「スペシャルカップル」の大当たり予告演出では、演出画像欄に示すいずれか１つの男性キャラクタＧ，Ｈ，Ｉと女性キャラクタＡとの画像が特別図柄表示装置１０に出現する。つまり、演出画像欄の上方の男性キャラクタＧと女性キャラクタＡとがスペシャルカップルとして登場するか、演出画像欄の中央の男性キャラクタＨと女性キャラクタＡ、または、演出画像欄の下方の男性キャラクタＩと女性キャラクタＡとがスペシャルカップルとして登場する。この大当たり予告演出の出現率は、３５回に１回の割合の特別図柄ゲームで出現する出現率になっている。また、この大当たり予告演出のリーチ発展率は０．５［％］であり、また、ゲーム信頼度は０．５［％］、リーチ信頼度は１００［％］である。
【００３１】
同図の欄７に示す演出名「抱き寄せ」の大当たり予告演出では、演出画像欄に示す画像が特別図柄表示装置１０に出現し、男性キャラクタＧが女性キャラクタＡを抱き寄せる演出が表示される。この大当たり予告演出の出現率は、４００回に１回の割合の特別図柄ゲームで出現する出現率になっている。また、この大当たり予告演出は、ノーマルリーチ中に表示されるためにリーチ発展率は無く、また、ゲーム信頼度およびリーチ信頼度がそれぞれ４０［％］である。
【００３２】
同図の欄８に示す演出名「右スベリ」の大当たり予告演出では、演出画像欄に示す画像が特別図柄表示装置１０に出現し、いわゆる「スベリ」演出が表示される。つまり、左，右，中の順に停止する各特別図柄のうちの２番目に停止する右側の特別図柄が、本来止まるコマ数以上に動いて滑る演出が表示される。この大当たり予告演出の出現率は、１２０回に１回の割合の特別図柄ゲームで出現する出現率になっている。また、この大当たり予告演出のリーチ発展率は１５［％］であり、ゲーム信頼度は６［％］、リーチ信頼度は４０［％］である。
【００３３】
同図の欄９に示す演出名「背景予告▲１▼」の大当たり予告演出では、演出画像欄に示すいずれか１つの画像が特別図柄表示装置１０に出現する。演出画像欄の上方の画像は、背景画になっているビルの壁面で、図に矢印で示す丸に囲まれた部分に、晴れマークが表示される演出を示しており、演出画像欄の下方の画像は、背景画になっているビルの電光掲示板で、図に矢印で示す丸に囲まれた部分に、黄色の文字の電光掲示が表示される演出を示している。この大当たり予告演出の出現率は、２６０回に１回の割合の特別図柄ゲームで出現する出現率になっている。また、この大当たり予告演出はリーチ予告演出を兼ねていてそのリーチ発展率は１００［％］であり、ゲーム信頼度およびリーチ信頼度はそれぞれ２５［％］である。
【００３４】
これらの大当たり予告演出は、複数のグループに分けられて各グループ毎に重み付けがされている。すなわち、欄１の「逆ナンパ」予告演出と欄２の「背景予告▲２▼」予告演出とは重み付け値３の演出グループを構成しており、欄３の「ベストカップル」予告演出は重み付け値２の演出グループを構成している。また、その他の欄４〜欄９の各予告演出は重み付け値１の演出グループを構成している。サブ制御基板３０は、判定手段の判定結果が大当たり入賞である場合に、特別図柄表示装置１０に表示させる大当たり予告演出が属するグループの重み付けの合計値を所定の基準値、本実施形態では値３以上に設定する。
【００３５】
次に、本実施形態によるパチンコ機１の遊技動作の処理について説明する。
【００３６】
図４は、本実施形態によるパチンコ機１のメイン制御基板２０で行われるメイン遊技処理の概略を示すフローチャートである。
【００３７】
まず始めに、割込処理を許可する割込み許可フラグがセットされる（図４，ステップ１０１参照）。次に、メインＣＰＵ２１が持つハズレ図柄決定用乱数カウンタおよびリーチ動作決定用乱数カウンタの乱数更新処理が行われる（ステップ１０２）。ハズレ図柄決定用乱数カウンタは、後述する大当り判定での判定結果がハズレの時に、特別図柄表示装置１０にどの特別図柄を停止表示させるかの選択に用いられる。また、リーチ動作決定用乱数カウンタは、後述するハズレ演出の決定にあたって、ハズレのリーチ演出をするか否かを決定する際に用いられる。これら各乱数カウンタは、この乱数更新処理毎にカウントアップ（＋１加算）される。
【００３８】
次に、メイン制御基板２０からサブ制御基板３０、音声制御基板４０、および賞球制御基板５０等の各基板に対してコマンドが送信中であるか否かが判別される（ステップ１０３）。コマンド送信中である場合は、処理はステップ１０１へ戻る。送信中でない場合は、エラーチェック処理についてのコマンドが生成され（ステップ１０４）、生成されたコマンドに基づいて所定のエラーが発生しているか否かを判断するエラーチェック処理が行われる（ステップ１０５）。次に、エラー発生中であるか否かが判別され（ステップ１０６）、エラー発生中である場合は、処理はステップ１０１へ戻る。エラー発生中でない場合は、引き続いて、特別図柄変動表示遊技（特別図柄ゲーム）制御処理が行われる（ステップ１０７）。
【００３９】
図５は、所定時間毎例えば３〔ｍｓｅｃ〕ごとにメイン制御基板２０で行われる割込処理の概略を示すフローチャートである。
【００４０】
この割込処理においては、まず、始めに、メインＣＰＵ２１内の各レジスタの内容がメインＲＡＭ２２に退避される（図５，ステップ２０１参照）。次に、各種乱数カウンタの更新処理がメインＣＰＵ２１によって行われる（ステップ２０２）。この乱数カウンタの更新処理では、大当たり判定用乱数カウンタや大当り図柄決定用乱数カウンタ、演出グループ選択用乱数カウンタの各カウント値が割込処理毎にカウントアップされて更新される。次に、大当たりが発生した際に開放する大入賞口１６の開放時間や特別図柄の変動表示時間等を計時するタイマの更新処理が行われ（ステップ２０３）、続いて、各種入力信号処理が行われる（ステップ２０４）。
【００４１】
各種入力信号処理では、大当たり遊技中に大入賞口１６にパチンコ球が入賞して、これを検知した大入賞球センサ１６ｓからの入力信号があるか否かがチェックされ、後述する払出処理において例えば１５個の賞球を払い出すよう制御信号が生成される。また、一般入賞口１７にパチンコ球が入賞して、これを検知した一般入賞球センサ１７ｓからの入力信号があるか否かがチェックされ、払出処理において例えば１０個の賞球を払い出すよう制御信号が生成される。また、始動入賞口１５にパチンコ球が入賞して、これを検知した始動入賞球センサ１５ｓからの入力信号があるか否かがチェックされ、払出処理において例えば５個の賞球を払い出すよう制御信号が生成される。また、通過孔１４をパチンコ球が通過して、これを検知した通過球センサ１４ｓからの入力信号があるか否かがチェックされ、普通図柄処理を行う制御命令が生成される。
【００４２】
各種入力信号処理に続いて、次に、上記の普通図柄処理が行われる（ステップ２０５）。この普通図柄処理では、まず、上述の各種入力信号処理において通過球センサ１４ｓからの入力信号に応じた制御命令が生成されていると、メインＣＰＵ２１によって普通図柄入賞判定が行われる。この普通図柄入賞判定は、メインＣＰＵ２１が持つ普通図柄判定用乱数カウンタから乱数が抽出され、抽出された乱数がメインＲＯＭ２３に記憶格納された普通図柄選択テーブルの入賞区画にあるか否かが判定されることによって行われる。そして、この普通図柄入賞判定の判定結果に基づき、メインＣＰＵ２１によって普通図柄表示装置１１に設けられた緑色および赤色の２つのＬＥＤが点灯制御される。つまり、判定結果が当たりの場合は、初めは交互に点滅されていた緑色のＬＥＤと赤色のＬＥＤとが、緑色のＬＥＤのみの点灯にされ、始動入賞口１５の球受入口が一定時間開かれる。また、判定結果がハズレの場合は、赤色のＬＥＤのみの点灯にされて普通図柄処理は終了する。
【００４３】
次に、装飾制御処理が行われ（ステップ２０６）、続いて払出処理が行われる（ステップ２０７）。装飾制御処理では、メインＣＰＵ２１からランプ表示装置１８へ制御信号が送信され、枠上部飾りランプ６を初めとする各種装飾ランプが発光制御される。払出処理では、前述の各種入力信号処理の処理結果に応じて賞球制御基板５０へ制御信号が送信される。賞球装置５１は、この制御信号に基づいて制御され、所定数の賞球を払い出す。
【００４４】
次に、各種装置から発生されるエラー信号に応じ、各信号に対して予め定められたエラー処理が行われる（ステップ２０８）。次に、送信データ出力処理が行われ（ステップ２０９）、メインＲＡＭ２２に記憶格納された各制御信号が、サブ制御基板３０、音制御基板４０および賞球制御基板５０等に送信される。特別図柄表示装置１０およびスピーカ４１は、このステップ２０９でサブ制御基板３０および音制御基板４０に順次送信された制御信号に基づいて駆動される。
【００４５】
次に、ステップ２０１でメインＲＡＭ２２に退避されたメインＣＰＵ２１内の各レジスタの内容が復帰され（ステップ２１０）、割込許可フラグがセットされて（ステップ２１１）、割込処理は終了する。
【００４６】
図６は、図４に示したメイン遊技制御処理のステップ１０７において行われる特別図柄ゲーム制御処理の詳細を示すフローチャートである。
【００４７】
特別図柄ゲーム制御処理では、まず、パチンコ球の始動入賞口１５への入賞があるか否かが判別される（図６，ステップ１１１参照）。始動入賞口１５への入賞がない場合は、特別図柄表示装置１０に通常遊技画面やデモンストレーション画面が表示される（ステップ１１２）。一方、始動入賞口１５への入賞がある場合、大当たり判定が行われる。大当たり判定は、メインＣＰＵ２１が前述の大当たり判定用乱数カウンタから乱数を抽出し、抽出した乱数値がメインＲＯＭ２３に記憶格納された大当たり判定テーブルの大当たりの区画にあるか否かを判定することによって行われる。抽出した乱数値が大当たりの区画にあると大当たり入賞になり、大当たりの区画にないとハズレになる。
【００４８】
次に、大当たり判定の結果が大当たりであるか否かが判別され（ステップ１１３）、「大当たり」である場合、大当たり図柄が決定される（ステップ１１４）。大当たり図柄の決定に際し、メインＣＰＵ２１は、大当たり図柄決定用乱数カウンタより乱数を抽出し、抽出した乱数値に応じて大当り図柄を決定する。続いて、メインＣＰＵ２１は、演出グループ選択用乱数カウンタから乱数を抽出し、抽出した乱数がメインＲＯＭ２３に記憶格納された演出グループ選択テーブルの大当たりに対応する何れの演出グループの区画に属するかを判断することによって、１つの大当たり演出グループを選択決定する（ステップ１１５）。
【００４９】
一方、ステップ１１３の判別の結果が「大当たり」でない場合、つまり、「ハズレ」の場合は、リーチを発生させてからハズレにするか、リーチを発生させずにそのままハズレにするかが決定される（ステップ１１６）。リーチを発生させるか否かの決定に際し、メインＣＰＵ２１は、リーチ動作決定用乱数カウンタより乱数を抽出し、抽出した乱数値がリーチ判定テーブルの「リーチ有り」または「リーチ無し」の何れの区画に属するかを判定してリーチ演出を行うか否かを決定する。この判定の結果、「リーチ有り」となった場合、メインＣＰＵ２１は、ハズレ図柄決定用乱数カウンタから乱数を抽出し、メインＲＯＭ２３に記憶された停止図柄選択テーブルを参照して、リーチ演出が行われてからハズレになるようにハズレ停止図柄を決定する（ステップ１１７）。続いて、メインＣＰＵ２１は、演出グループ選択用乱数カウンタより乱数を抽出し、抽出した乱数が演出グループ選択テーブルのリーチ有りハズレ演出グループの何れの区画に属するかを判断することによって、１つのリーチ有りハズレ演出グループを選択決定する（ステップ１１８）。
【００５０】
また、ステップ１１６で「リーチ無し」となった場合は、メインＣＰＵ２１は、ハズレ図柄決定用乱数カウンタから乱数を抽出し、停止図柄選択テーブルを参照して、リーチ演出が行われずにハズレになるようにハズレ停止図柄を決定する（ステップ１１９）。続いて、メインＣＰＵ２１は、演出グループ選択用乱数カウンタより乱数を抽出し、抽出した乱数が演出グループ選択テーブルのリーチ無しハズレ演出グループの何れの区画に属するかを判断することによって、１つのリーチ無しハズレ演出グループを選択決定する（ステップ１２０）。
【００５１】
次に、決定された図柄の停止表示、および演出表示がなされるように、サブ制御基板３０に対する表示制御信号（コマンド）がメインＣＰＵ２１によって生成される（ステップ１２１）。生成された表示制御コマンドは、一時メイン制御基板２０のメインＲＡＭ２２に記憶格納される（ステップ１２２）。メインＲＡＭ２２に記憶格納された表示制御コマンドは、前述した図５の割込み処理のステップ２０９においてサブ制御基板３０へ送信される。
【００５２】
次に、大当たり判定の結果が大当たりであったか否かが判別される（ステップ１２３）。大当たり判定の結果が大当たりであった場合は、大当たり遊技処理が行われる（ステップ１２４）。この大当たり遊技処理では、大当たり遊技中の大入賞口１６の扉の開閉管理に関する制御が行われる。その後、特別図柄ゲーム制御終了処理（ステップ１２５）が行われて特別図柄ゲーム制御処理は終了する。一方、ステップ１２３の判別の結果が大当たりでない場合は、ステップ１２５の特別図柄ゲーム制御終了処理が行われて、特別図柄ゲーム制御処理は終了する。
【００５３】
図７は、サブ制御基板３０で行われる処理の概略を示すフローチャートである。
【００５４】
サブ制御基板３０では、パチンコ機１の電源投入時にサブＣＰＵ３１の動作の初期設定処理が行われ（図７，ステップ３０１参照）、続いて、ワークＲＡＭ３２がクリアされる（ステップ３０２）。次に、ＶＤＰ３５の動作の初期設定処理が行われ（ステップ３０３）、その後、マザータスクが起動される（ステップ３０４）。
【００５５】
図８は、サブ制御基板３０で行われるタイマ割込処理の概略を示すフローチャートである。タイマ割込処理は、２〔ｍｓｅｃ〕毎に行われ、メイン制御基板２０から受信したデータに基づき、サブＣＰＵ３１は受信コマンドを生成する処理を行う（図８，ステップ４０１参照）。続いて、生成した受信コマンドのチェックを行い（ステップ４０２）、受信コマンドをワークＲＡＭ３２に格納して処理を終了する。
【００５６】
図９は、サブ制御基板３０で行われるＶ＿Ｓｙｎｃ（Ｖｅｒｔｉｃａｌ　Ｓｙｎｃｈｒｏｎｉｚｅ：垂直同期）割込処理の概略を示すフローチャートである。
【００５７】
Ｖ＿Ｓｙｎｃ割込処理は、特別図柄表示装置１０の画面の非表示期間開始タイミングと同期して１６．６〔ｍｓｅｃ〕（＝１／６０秒）ごとに行われる処理であり、この非表示期間中にＶＤＰ３５へデータ転送する処理である。このＶ＿Ｓｙｎｃ割込処理では、まず、後述する変動パターン設定処理においてワークＲＡＭ３２の所定領域に格納されたアニメーションデータの次アドレスのデータが、ＶＤＰ３５に転送される（図９，ステップ５０１参照）。次に、特別図柄の表示座標データがＶＤＰ３５に転送される（ステップ５０２）。なお、この特別図柄の表示座標データは、後述する変動パターン設定処理において、特別図柄表示装置１０の画面に対応するスクリーン座標のデータに変換されている。次に、起動された各タスクの動作の制御処理が行われる（ステップ５０３）。個別タスクでは処理をＶ＿Ｓｙｎｃ単位に区切り、処理動作をこのタスク制御処理へ一旦引き渡す。
【００５８】
ＶＤＰ３５は、アニメーションデータの入力がある場合、そのアニメーションデータに応じた画像データを画像ＲＯＭ３４から読み出し、特別図柄表示装置１０に表示する演出画像データを生成する。生成された演出画像データは、Ｄ／Ａ変換器３６によってＲＧＢ信号に変換され、特別図柄表示装置１０へ出力される。
【００５９】
図１０は、図７，ステップ３０４で起動されたマザータスクの処理の概略を示すフローチャートである。
【００６０】
このマザータスク処理では、まず、ＶＤＰ３５による画面表示のための初期設定処理が行われる（図１０，ステップ３１１参照）。次に、メイン制御基板２０からのコマンドに、特別図柄表示装置１０の画面表示に関する変動パターンについての指定があるか否かが判別される（ステップ３１２）。変動パターンの指定があれば、変動パターン設定処理が行われ（ステップ３１３）、ファイルアニメ制御タスクが起動される（ステップ３１４）。このファイルアニメ制御タスクでは、アニメ初期化ごとに、アニメーションデータの初期設定と、アニメーションポインタで指し示されるデータを順次読み出すアニメーション制御処理とが行われる。
【００６１】
次に、アニメ表示タスクが起動され（ステップ３１５）、図柄変動設定処理が行われる（ステップ３１６）。ステップ３１２の判別の結果、変動パターンの指定がない場合には、ステップ３１３〜ステップ３１５の処理は行われずに、図柄変動設定処理が行われる。図柄変動設定処理では、メイン制御基板２０により指定された第１、第２、第３停止図柄についての変動設定処理が行われる。次に、第１、第２、第３停止図柄が全て指定され、図柄が確定したか否かが判別される（ステップ３１７）。図柄が確定した場合、図柄確定設定処理が行われ（ステップ３１８）、確定フラグが１にセットされる。その後、タスク制御待ち状態となり（ステップ３１９）、処理はステップ３１２に戻る。一方、図柄が全て確定していない場合は、フラグはセットされずに、タスク制御待ち状態となって処理はステップ３１２に戻る。
【００６２】
図１１は、上記のマザータスク処理のステップ３１３で行われる変動パターン設定処理の詳細を示すフローチャートである。変動パターン設定処理では、まず、確定フラグが０にリセットされ（図１１，ステップ３３１参照）、続いて、変動パターン情報が設定される（ステップ３３２）。この変動パターン情報は、図６，ステップ１１５，１１８，１２０で決定された演出グループに応じた情報である。次に、変動制御タスクが起動され（ステップ３３３）、続いて、変動アニメ設定タスクが起動される（ステップ３３４）。変動アニメ設定タスクでは、主に、リーチ発生の予兆となるリーチ予告演出画像や、リーチの発展予告画像、大当たり時の演出画像等の設定が行われる。次に、特別図柄リール処理タスクが起動される（ステップ３３５）。この特別図柄リール処理タスクでは、特別図柄の表示座標データを特別図柄表示装置１０の画面におけるスクリーン座標データに変換する処理が行われる。
【００６３】
このような変動パターン設定処理において、サブ制御基板３０は、メイン制御基板２０からのコマンドを分析し、ワークＲＡＭ３２に格納された所定のコマンドの指定情報を読み出し、この指定情報を解釈して、特別図柄表示装置１０における特別図柄の変動表示やアニメーションの表示に関する設定等を行う。つまり、ワークＲＡＭ３２から読み出したコマンドが演出グループを指定するコマンドであれば、この指定情報に基づいてプログラムＲＯＭ３３から１つのアニメーションシーケンスプログラムを選択し、ワークＲＡＭ３２の所定の領域にセットする。また、読み出した演出グループを指定するコマンドに基づいて１つの特別図柄の変動シーケンスプログラムを選択し、ワークＲＡＭ３２内の所定のメモリ領域にセットする。サブ制御基板３０は、セットした特別図柄変動シーケンスプログラムに基づき、特別図柄の変動表示を制御処理すると共に、セットしたアニメーションシーケンスプログラムに基づき、アニメーション表示を制御処理する。
【００６４】
このような本実施形態によるパチンコ機１では、判定手段の判定結果が大当たり入賞である場合、サブ制御基板３０におけるサブＣＰＵ３１の上述した表示制御処理で、特別図柄ゲームの通常変動時またはノーマルリーチ中に、特別図柄表示装置１０に表示される大当たり予告演出の重み付けの合計値が基準値３以上に設定される。
【００６５】
この設定は、例えば図１２（ａ）に示すテーブルを用いた乱数抽選によって行われる。サブＣＰＵ３１は、特別図柄ゲームで大当たり入賞が発生する場合に、０〜５１１の乱数範囲５１２の中から任意の乱数を抽出し、抽出した乱数が属する乱数範囲の予告演出組み合わせで、大当たり予告演出を行う。
【００６６】
つまり、サブＣＰＵ３１によって０〜９３のＮｏ．１の乱数範囲９４に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、図３の欄３に示す、重み付け値２のグループに属する「ベストカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、欄９に示す、重み付け値１のグループに属する「背景予告▲１▼」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示され、重み付け値の合計値が基準値３に設定される。また、サブＣＰＵ３１によって９４〜１８５のＮｏ．２の乱数範囲９２に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、欄３に示す、重み付け値２のグループに属する「ベストカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、ノーマルリーチ中に、欄７に示す、重み付け値１のグループに属する「抱き寄せ」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示され、重み付け値の合計値が基準値３に設定される。
【００６７】
また、サブＣＰＵ３１によって１８６〜２３１のＮｏ．３の乱数範囲４６に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値１のグループに属する欄４に示す「ノーマルカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、重み付け値１のグループに属する欄９に示す「背景予告▲１▼」予告演出が表示され、その後、重み付け値１のグループに属する欄８に示す「右スベリ」予告演出が表示され、重み付け値の合計値が基準値３に設定される。また、サブＣＰＵ３１によって２３２〜２７１のＮｏ．４の乱数範囲４０に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値１のグループに属する欄５に示す「ワーストカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、重み付け値１のグループに属する欄９に示す「背景予告▲１▼」予告演出が表示され、その後、重み付け値１のグループに属する欄８に示す「右スベリ」予告演出が表示され、重み付け値の合計値が基準値３に設定される。
【００６８】
また、サブＣＰＵ３１によって２７２〜３１７のＮｏ．５の乱数範囲４６に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値１のグループに属する欄４に示す「ノーマルカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、重み付け値１のグループに属する欄９に示す「背景予告▲１▼」予告演出が表示され、その後、ノーマルリーチ中に、重み付け値１のグループに属する欄７に示す「抱き寄せ」予告演出が表示され、重み付け値の合計値が基準値３に設定される。また、サブＣＰＵ３１によって３１８〜３５７のＮｏ．６の乱数範囲４０に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値１のグループに属する欄５に示す「ワーストカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、重み付け値１のグループに属する欄９に示す「背景予告▲１▼」予告演出が表示され、その後、ノーマルリーチ中に、重み付け値１のグループに属する欄７に示す「抱き寄せ」予告演出が表示され、重み付け値の合計値が基準値３に設定される。
【００６９】
また、サブＣＰＵ３１によって３５８〜４０３のＮｏ．７の乱数範囲４６に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値１のグループに属する欄４に示す「ノーマルカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、重み付け値１のグループに属する欄８に示す「右スベリ」予告演出が表示され、その後、ノーマルリーチ中に、重み付け値１のグループに属する欄７に示す「抱き寄せ」予告演出が表示され、重み付け値の合計値が基準値３に設定される。また、サブＣＰＵ３１によって４０４〜４４３のＮｏ．８の乱数範囲４０に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値１のグループに属する欄５に示す「ワーストカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、重み付け値１のグループに属する欄８に示す「右スベリ」予告演出が表示され、その後、ノーマルリーチ中に、重み付け値１のグループに属する欄７に示す「抱き寄せ」予告演出が表示され、重み付け値の合計値が基準値３に設定される。
【００７０】
また、サブＣＰＵ３１によって４４４〜４５９のＮｏ．９の乱数範囲１６に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値３のグループに属する、欄２に示す「背景予告▲２▼」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示され、重み付け値の合計値が基準値３に設定される。また、サブＣＰＵ３１によって４６０〜４７５のＮｏ．１０の乱数範囲１６に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値３のグループに属する、欄１に示す「逆ナンパ」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示され、重み付け値の合計値が基準値３に設定される。
【００７１】
また、サブＣＰＵ３１によって４７６〜４８１のＮｏ．１１の乱数範囲６に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値１のグループに属する欄４に示す「ノーマルカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、重み付け値３のグループに属する欄２に示す「背景予告▲２▼」予告演出が表示され、重み付け値の合計値が基準値３以上の４に設定される。また、サブＣＰＵ３１によって４８２〜４８７のＮｏ．１２の乱数範囲６に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値１のグループに属する欄５に示す「ワーストカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、重み付け値３のグループに属する欄２に示す「背景予告▲２▼」予告演出が表示され、重み付け値の合計値が基準値３以上の４に設定される。
【００７２】
また、サブＣＰＵ３１によって４８８〜４９９のＮｏ．１３の乱数範囲１２に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値１のグループに属する欄５に示す「ワーストカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、重み付け値３のグループに属する欄１に示す「逆ナンパ」予告演出が表示され、重み付け値の合計値が基準値３以上の４に設定される。
【００７３】
また、サブＣＰＵ３１によって５００〜５０７のＮｏ．１４の乱数範囲８に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値１のグループに属する欄４に示す「ノーマルカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、重み付け値１のグループに属する欄９に示す「背景予告▲１▼」予告演出が表示され、その後、重み付け値３のグループに属する欄１に示す「逆ナンパ」予告演出が表示され、重み付け値の合計値が基準値３以上の５に設定される。また、サブＣＰＵ３１によって５０８〜５１１のＮｏ．１５の乱数範囲４に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値２のグループに属する欄３に示す「ベストカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、重み付け値３のグループに属する欄１に示す「逆ナンパ」予告演出が表示され、重み付け値の合計値が基準値３以上の５に設定される。
【００７４】
従って、本実施形態によるパチンコ機１によれば、遊技者は、大当たり予告演出の重み付けの合計値が基準値３になることにより、特別図柄ゲームで大当たり入賞が発生することを確実に把握することが出来る。また、本実施形態によるパチンコ機１では、上記のように予告演出が複数回行われ、各回の予告演出の重み付けの合計値が段々と増えて、特別図柄ゲームで大当たり入賞が発生することが予告される。このため、従来の、１回で終了してしまう淡泊なプレミアム予告演出とは異なり、重み付けの合計値が増える度に大当たり入賞への期待感が高まり、パチンコ遊技の興趣は向上する。
【００７５】
また、大当たり予告演出の組合せを図１２（ｂ）に示すテーブルを用いた乱数抽選によって行うと、判定手段の判定結果が大当たり入賞であっても、特別図柄表示装置１０に表示させる大当たり予告演出の重み付けの合計値が基準値３に満たない場合がある。
【００７６】
つまり、サブＣＰＵ３１によって０〜９９のＮｏ．１の乱数範囲１００に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値１のグループに属する欄４に示す「ノーマルカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、重み付け値１のグループに属する欄９に示す「背景予告▲１▼」予告演出が表示され、その後、ノーマルリーチ中に、重み付け値１のグループに属する欄７に示す「抱き寄せ」予告演出が表示され、重み付け値の合計値が基準値３に設定される。また、サブＣＰＵ３１によって１００〜１４９のＮｏ．２の乱数範囲５０に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値１のグループに属する欄５に示す「ワーストカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、重み付け値１のグループに属する欄９に示す「背景予告▲１▼」予告演出が表示され、その後、ノーマルリーチ中に、重み付け値１のグループに属する欄７に示す「抱き寄せ」予告演出が表示され、重み付け値の合計値が基準値３に設定される。
【００７７】
また、サブＣＰＵ３１によって１５０〜１９９のＮｏ．３の乱数範囲５０に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値１のグループに属する欄４に示す「ノーマルカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、ノーマルリーチ中に、欄７に示す、重み付け値１のグループに属する「抱き寄せ」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示され、重み付け値の合計値が基準値３に満たない２に設定される。また、サブＣＰＵ３１によって２００〜２２４のＮｏ．４の乱数範囲２５に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値１のグループに属する欄５に示す「ワーストカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、ノーマルリーチ中に、欄７に示す、重み付け値１のグループに属する「抱き寄せ」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示され、重み付け値の合計値が基準値３に満たない２に設定される。
【００７８】
また、サブＣＰＵ３１によって２２５〜３２４のＮｏ．５の乱数範囲１００に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値１のグループに属する欄４に示す「ノーマルカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、重み付け値３のグループに属する欄２に示す「背景予告▲２▼」予告演出が表示され、重み付け値の合計値が基準値３以上の４に設定される。また、サブＣＰＵ３１によって３２５〜３７４のＮｏ．６の乱数範囲５０に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値１のグループに属する欄５に示す「ワーストカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、重み付け値３のグループに属する欄２に示す「背景予告▲２▼」予告演出が表示され、重み付け値の合計値が基準値３以上の４に設定される。
【００７９】
また、サブＣＰＵ３１によって３７５〜４２４のＮｏ．７の乱数範囲５０に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値１のグループに属する欄４に示す「ノーマルカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、重み付け値１のグループに属する欄９に示す「背景予告▲１▼」予告演出が表示され、重み付け値の合計値が基準値３に満たない２に設定される。また、サブＣＰＵ３１によって４２５〜４４９のＮｏ．８の乱数範囲２５に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値１のグループに属する欄５に示す「ワーストカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、重み付け値１のグループに属する欄９に示す「背景予告▲１▼」予告演出が表示され、重み付け値の合計値が基準値３に満たない２に設定される。
【００８０】
また、サブＣＰＵ３１によって４５０〜４９５のＮｏ．９の乱数範囲４６に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値が設定されていない欄６に示す「スペシャルカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、ノーマルリーチ中に、重み付け値１のグループに属する欄７に示す「抱き寄せ」予告演出が表示され、重み付け値の合計値が基準値３に満たない１に設定される。
【００８１】
また、サブＣＰＵ３１によって４９６〜５０７のＮｏ．１０の乱数範囲１２に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値１のグループに属する欄４に示す「ノーマルカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、重み付け値１のグループに属する欄９に示す「背景予告▲１▼」予告演出が表示され、その後、重み付け値３のグループに属する欄１に示す「逆ナンパ」予告演出が表示され、重み付け値の合計値が基準値３以上の５に設定される。また、サブＣＰＵ３１によって５０８〜５１１のＮｏ．１１の乱数範囲４に属する乱数が抽出された場合、通常変動中に、重み付け値１のグループに属する欄５に示す「ワーストカップル」予告演出が特別図柄表示装置１０に表示された後、重み付け値３のグループに属する欄１に示す「逆ナンパ」予告演出が表示され、重み付け値の合計値が基準値３以上の４に設定される。
【００８２】
この図１２（ｂ）に示すテーブルを用いた構成によっても、重み付けの合計値が基準値３以上になる大当たり予告演出の組合せが出現すると、必ず、大当たり入賞が発生する。このため、この構成によっても、遊技者は、大当たり予告演出の重み付けの合計値が基準値３になることにより、特別図柄ゲームで大当たり入賞が発生することを確実に把握することが出来る。また、このテーブルによれば、判定手段の判定結果が大当たり入賞である場合、特別図柄表示装置１０に表示される大当たり予告演出の重み付けの合計値が基準値３以上に設定されたり、基準値３に満たなかったりする。このため、確実に大当たり入賞が把握できる、重み付けの合計値が基準値３以上になる大当たり予告演出組合せが遊技者によって期待されるようになり、遊技の興趣は向上する。
【００８３】
なお、本実施形態においては、各大当たり予告演出を複数のグループに分け、各グループに重み付けを付けるようにしたが、必ずしも、グループに分ける必要はない。つまり、各大当たり予告演出を直接重み付けし、大当たり入賞が発生する場合、特別図柄表示装置１０に表示させる各大当たり予告演出の重み付け値の合計値を基準値以上に設定するようにしてもよい。
【００８４】
また、本実施形態においては、本発明をパチンコ機に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、上記の実施形態で説明したゲームプログラムを家庭用ゲーム機やパーソナルコンピュータ等に備えられたコンピュータで実行することもできる。この場合においても、上記の実施形態と同様な作用・効果が奏される。
【００８５】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、判定手段の判定結果が大当たり入賞である場合、表示手段に表示される大当たり予告演出の重み付けの合計値が所定値以上に設定される。従って、遊技者は、大当たり予告演出の重み付けの合計値が所定値以上になることにより、判定手段の判定結果が大当たり入賞であることを確実に把握することが出来る。また、予告演出が複数回行われ、各回の予告演出の重み付けの合計値が段々と増えて、判定手段の判定結果が大当たり入賞であることが予告されるため、従来の、１回で終了してしまう淡泊なプレミアム予告演出とは異なり、重み付けの合計値が増える度に大当たり入賞への期待感が高まり、遊技の興趣は向上する。
【００８６】
また、表示制御手段が、判定手段の判定結果が大当たり入賞であっても、表示手段に表示させる大当たり予告演出の重み付けの合計値を所定値以上に設定しない場合がある構成にすると、表示手段に表示される大当たり予告演出の重み付けの合計値が所定値以上に設定されたり、所定値に満たなかったりする。このため、大当たり予告演出の重み付けの合計値が所定値以上になることが遊技者によって期待されるようになり、遊技の興趣は向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態によるパチンコ機の正面図である。
【図２】本発明の一実施形態によるパチンコ機の遊技動作を処理制御する電子回路の主な構成を示すブロック図である。
【図３】本発明の一実施形態によるパチンコ機の特別図柄表示装置に表示される大当たり予告演出の一覧を示す表図である。
【図４】本発明の一実施形態によるパチンコ機においてメイン制御基板が行うメイン遊技制御処理の概略を示すフローチャートである。
【図５】本発明の一実施形態によるパチンコ機においてメイン制御基板が行う割込処理の概略を示すフローチャートである。
【図６】図４に示すフローチャート中の特別図柄ゲーム制御処理の詳細を示すフローチャートである。
【図７】本発明の一実施形態によるパチンコ機においてサブ制御基板が行う遊技処理の概略を示すフローチャートである。
【図８】本発明の一実施形態によるパチンコ機においてサブ制御基板が行うタイマ割込処理の概略を示すフローチャートである。
【図９】本発明の一実施形態によるパチンコ機においてサブ制御基板が行うＶ＿Ｓｙｎｃ割込処理の概略を示すフローチャートである。
【図１０】本発明の一実施形態によるパチンコ機においてサブ制御基板が行うマザータスクの処理の概略を示すフローチャートである。
【図１１】図１０に示すフローチャート中の変動パターン設定処理の詳細を示すフローチャートである。
【図１２】本発明の一実施形態によるパチンコ機において大当たり入賞確定時に表示する予告演出組合せの選択テーブルを示す表図である。
【符号の説明】
１…パチンコ機
１０…特別図柄表示装置
１１…普通図柄表示装置
１５…始動入賞口
１６…大入賞口
２０…メイン制御基板
２１…メインＣＰＵ（中央演算処理装置）
２２…メインＲＡＭ（読み書き可能メモリ）
２３…メインＲＯＭ（読み出し専用メモリ）
２４…中継基板
３０…サブ制御基板
３１…サブＣＰＵ
３２…ワークＲＡＭ
３３…プログラムＲＯＭ
３４…画像ＲＯＭ
３５…ＶＤＰ（ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ）

Claims (8)

1. 図柄を表示する表示手段と、大当たり入賞を発生させるか否かの大当たり判定を行う判定手段と、この判定手段の判定結果が大当たり入賞になって前記図柄が所定の組合せで揃うことを予告する大当たり予告演出を前記表示手段に表示させる表示制御手段とを備えて構成される遊技機において、
   前記大当たり予告演出はその種類に応じて重み付けがされており、
   前記表示制御手段は、前記判定手段の判定結果が大当たり入賞である場合に、前記表示手段に表示させる前記大当たり予告演出の重み付けの合計値を所定値以上に設定することを特徴とする遊技機。
2. 前記表示制御手段は、前記判定手段の判定結果が大当たり入賞であっても、前記表示手段に表示させる前記大当たり予告演出の重み付けの合計値を所定値以上に設定しない場合があることを特徴とする請求項１に記載の遊技機。
3. 前記大当たり予告演出は、複数のグループに分けられて各グループ毎に重み付けがされており、
   前記表示制御手段は、前記判定手段の判定結果が大当たり入賞である場合に、前記表示手段に表示させる前記大当たり予告演出が属する前記グループの重み付けの合計値を所定値以上に設定することを特徴とする請求項１または請求項２に記載の遊技機。
4. 前記大当たり予告演出は、前記図柄が前記所定の組合せで揃う直前のリーチ状態に発展することを予告するリーチ予告演出をも兼ねていることを特徴とする請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の遊技機。
5. コンピュータを、図柄を表示する表示手段と、大当たり入賞を発生させるか否かの大当たり判定を行う判定手段と、この判定手段の判定結果が大当たり入賞になって前記図柄が所定の組合せで揃うことを予告する大当たり予告演出を前記表示手段に表示させる表示制御手段として機能させる遊技プログラムにおいて、
   前記表示制御手段は、前記判定手段の判定結果が大当たり入賞である場合に、前記表示手段に表示させる前記大当たり予告演出の重み付けの合計値を所定値以上に設定することを特徴とする遊技プログラム。
6. 前記表示制御手段は、前記判定手段の判定結果が大当たり入賞であっても、前記表示手段に表示させる前記大当たり予告演出の重み付けの合計値を所定値以上に設定しない場合があることを特徴とする請求項５に記載の遊技プログラム。
7. 前記大当たり予告演出は、複数のグループに分けられて各グループ毎に重み付けがされており、
   前記表示制御手段は、前記判定手段の判定結果が大当たり入賞である場合に、前記表示手段に表示させる前記大当たり予告演出が属する前記グループの重み付けの合計値を所定値以上に設定することを特徴とする請求項５または請求項６に記載の遊技プログラム。
8. 前記大当たり予告演出は、前記図柄が前記所定の組合せで揃う直前のリーチ状態に発展することを予告するリーチ予告演出をも兼ねていることを特徴とする請求項５から請求項７のいずれか１項に記載の遊技プログラム。

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