JP2002360849A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002360849A
JP2002360849A JP2001175715A JP2001175715A JP2002360849A JP 2002360849 A JP2002360849 A JP 2002360849A JP 2001175715 A JP2001175715 A JP 2001175715A JP 2001175715 A JP2001175715 A JP 2001175715A JP 2002360849 A JP2002360849 A JP 2002360849A
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JP2001175715A
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English (en)
Inventor
Kazuo Aoishi
一男 青石
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Universal Entertainment Corp
Original Assignee
Aruze Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の遊技機においては、特別図柄ゲームの
演出パターンが複雑なため、演出パターンからリーチや
大当たりの発生を予測することは困難であった。 【解決手段】 メイン制御基板20は、「大当たり」ま
たは「ハズレ」に対応する演出および特別図柄を演出決
定手段82および特別図柄決定手段84により決定す
る。決定された演出のアニメーション表示時間はタイマ
決定手段83に与えられる。また、メイン制御基板20
は、決定した演出および特別図柄に基づき、表示制御基
板30に対する制御信号Bを生成し、表示制御基板30
へ送信する。表示制御基板30は、受信した制御信号B
に基づき、表示制御手段85から表示制御信号Cを特別
図柄表示装置10へ出力させ、特別図柄表示装置10に
特別図柄、アニメーションおよびアニメーション表示時
間を表示させる。遊技者は、アニメーション表示時間を
視て、遊技の結果をある程度予測することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大当たり判定の結
果に基づいて図柄を変動表示させる遊技機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機としては、パチン
コ機がある。
【0003】従来の一般的なパチンコ機では、遊技盤の
盤面に打ち込まれたパチンコ球が、盤面を流下する途中
で始動入賞口に入賞すると、乱数抽選によって大当たり
判定が行われる。そして、この判定結果に基づいて複数
の特別図柄が図柄表示装置に変動表示される特別図柄ゲ
ームが行われる。この特別図柄ゲームでは、変動表示さ
れている複数の特別図柄は順次停止され、全ての特別図
柄が停止表示されたときの表示態様によって当回ゲーム
の結果が決まる。特別図柄ゲームの結果、所定の停止表
示態様が発生して大当たりになると、引き続いて大当た
り遊技が行われる。この大当たり遊技では、大入賞口が
開放し、遊技者は多量の賞球を獲得することが出来る。
【0004】特別図柄ゲームでは、順次停止表示される
特別図柄の停止表示態様が大当たり停止表示態様に近い
状態になると、リーチが発生する。このリーチが発生す
る前のタイミングに図柄表示装置に所定のキャラクタ等
を表示させ、リーチが発生することを暗示させたりもす
る。リーチが発生すると、図柄表示装置にはリーチ演出
画面が表示され、遊技者に対して大当たりが近いという
期待感を与えるリーチ演出が行われる。また、このリー
チは、特別図柄の変動パターンの特定の変化やキャラク
タの特定の動き等をきっかけに、大当たりがより近いこ
とを示唆するスペシャルリーチに発展したりもする。こ
のスペシャルリーチの発生により、大当たり発生の信頼
度が高いことが遊技者に示唆される。すなわち、リーチ
演出が行われても必ずしも大当たりになるとは限らず、
リーチ演出による大当たり発生の信頼度は一定ではな
い。
【0005】このように、従来のパチンコ機において
は、変動表示されている特別図柄を単純に順次停止させ
るのではなく、特別図柄を停止させていく最中に大当た
り発生を期待させる様々な演出を行って特別図柄ゲーム
を行っている。従って、遊技者は、特別図柄ゲームにお
いて所定のキャラクタが出現するタイミングを覚え、ま
た、特別図柄の変動パターンの特定の変化やキャラクタ
の特定の動き等を把握することにより、リーチの発生や
大当たり発生の信頼度を推測して遊技を楽しむことが出
来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のパチンコ機は遊技が複雑化してきており、どのキャ
ラクタがどのタイミングに出現するとリーチや大当たり
発生の確率が高いか等を識別することが困難になってい
る。また、特別図柄の変動パターンやキャラクタの動き
は多岐にわたって変化するため、全てのパターン変化を
覚えた上で、どのパターン変化によってリーチが発展し
たときに大当たり発生の信頼度がより高いか等を識別す
ることも困難になっている。すなわち、上記従来のパチ
ンコ機においては、遊技者に図柄変動等の高い識別力が
求められ、遊技者が大当たり判定の結果を判断しづらく
なっている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされたもので、図柄を表示する図
柄表示装置と、始動入賞が発生すると大当たり判定を行
う大当たり判定手段と、この大当たり判定手段による大
当たり判定の結果に基づいて図柄表示装置に図柄を変動
表示させる図柄変動表示手段と、図柄表示装置に変動表
示される図柄の演出表示態様および図柄表示装置に図柄
が変動表示される時間を大当たり判定の結果に基づいて
決定する演出決定手段とを備えて構成される遊技機にお
いて、演出決定手段によって決定された図柄の変動表示
時間を図柄表示装置に表示させる時間表示手段を備えた
ことを特徴とする。
【0008】このような構成においては、時間表示手段
によって図柄表示装置に図柄変動表示時間が表示される
ため、遊技者は、特別図柄の変動パターンやキャラクタ
の動き以外に、この図柄変動表示時間でゲーム展開を覚
えることが出来る。従って、遊技者は、遊技を繰り返し
行ううちに、表示された図柄変動表示時間を目安にリー
チなどの分岐ポイントが分かるようになり、大当たり判
定の結果をある程度予測することが出来るようになる。
【0009】また、本発明は、大当たり判定の結果に応
じて図柄の変動表示時間の演出表示態様を決定する時間
表示演出決定手段と、この変動表示時間の演出表示態様
によって当回遊技におけるリーチ演出発生の有無または
発生するリーチ演出の種類または大当たり発生の信頼度
を遊技者に報知する報知手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0010】このような構成によれば、図柄表示装置に
表示される図柄変動表示時間は、当回遊技におけるリー
チ演出発生の有無または発生するリーチ演出の種類また
は大当たり発生の信頼度に応じ、例えば、拡大および縮
小表示されたり、表示色が変化したり、また、表示が進
む方向が正方向または逆方向になったりする。従って、
遊技者は、遊技を繰り返し行ううちに、このような図柄
変動表示時間の演出表示態様を視て、当回遊技における
リーチ演出発生の有無または発生するリーチ演出の種類
または大当たり発生の信頼度を簡単に判断することが出
来るようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明による遊技機をパチ
ンコ機に適用した一実施形態について説明する。
【0012】図1は、本実施形態によるパチンコ機1の
正面図である。パチンコ機1の正面には遊技盤2が設け
られており、その下方には上皿3が設けられている。上
皿3の下方右側には、レール4を介して遊技盤2へパチ
ンコ球を打ち込む際に操作されるハンドル5が設けられ
ている。また、遊技盤2の上方には枠上部飾りランプ6
が設けられている。
【0013】遊技盤2の盤面中央には、液晶表示装置か
らなる特別図柄表示装置10が設けられている。この特
別図柄表示装置10には、左図柄、中図柄および右図柄
からなる3列の複数の特別図柄が表示され、また、これ
ら特別図柄の背後に背景画が表示される。特別図柄表示
装置10の上方には、緑色LED(発光ダイオード)お
よび赤色LEDが左右に並設された普通図柄表示装置1
1が設けられており、この普通図柄表示装置11を挟ん
で4つのLEDからなる普通始動入賞個数表示部9が設
けられている。また、特別図柄表示装置10の下側には
4つのLEDからなる特別始動入賞個数表示部12が設
けられており、また、特別図柄表示装置10の左右には
通過孔13が設けられている。また、特別図柄表示装置
10の下方には始動入賞口14が設けられており、始動
入賞口14の下方には大入賞口15、その左右には一般
入賞口16が設けられている。
【0014】普通始動入賞個数表示部9には通過孔13
へのパチンコ球の通過が保留玉として最大4個まで記憶
され、特別始動入賞個数表示部12には始動入賞口14
へのパチンコ球の入賞が保留玉として最大4個まで記憶
される。
【0015】図2は、本実施形態によるパチンコ機1の
遊技動作を処理制御する電子回路の主な構成を示すブロ
ック図である。この電子回路はメイン制御基板20を主
な構成要素として遊技盤2の背面に形成されている。
【0016】メイン制御基板20には、メインMPU
(超小型演算処理装置)21や記憶手段であるメインR
AM(読み書き可能メモリ)22、メインROM(読み
出し専用メモリ)23といった電子部品が実装されてい
る。メインROM23には、メインMPU21がパチン
コ機1の遊技動作を処理制御するためのプログラムが記
憶格納されており、その他、後述する乱数抽選によって
大当たり判定をする際に参照される大当たり判定テーブ
ルや、演出を抽選する際に参照される演出グループ選択
テーブル等の各種確率テーブルも記憶格納されている。
【0017】メインMPU21は、始動入賞口14へパ
チンコ球が入賞して始動入賞が発生すると大当たり判定
を行う大当たり判定手段を構成している。また、メイン
MPU21は、特別図柄表示装置10に変動表示される
特別図柄および背景画の演出表示態様、ならびに、特別
図柄が変動表示される時間を大当たり判定の結果に基づ
いて決定する演出決定手段、大当たり判定の結果に応じ
て特別図柄の変動表示時間の演出表示態様を決定する時
間表示演出決定手段をも構成している。
【0018】メイン制御基板20に接続された中継基板
24には、通過孔13の内側に設けられ、パチンコ球が
通過孔13を通過するのを検知する通過球センサ13s
や、始動入賞口14に入賞したパチンコ球を検知する始
動入賞球センサ14sが接続されている。また、大入賞
口15に入賞したパチンコ球を検知する大入賞球センサ
15s、一般入賞口16へ入賞したパチンコ球を検知す
る一般入賞球センサ16sが接続されている。また、ハ
ンドル5の操作によって発射装置52から発射されるパ
チンコ球を検知する発射球センサ52s、および発射さ
れたものの遊技盤2の盤面まで到達せずにレール4を戻
ってきたパチンコ球を検知する戻り球センサ4sが接続
されている。また、中継基板24には、アクチュエータ
として、緑色および赤色LEDからなる普通図柄表示装
置11、球受入口が拡張する始動入賞口14、扉が開閉
する大入賞口15、および枠上部飾りランプ6等のラン
プ表示装置17等が接続されている。
【0019】上記各センサ13s〜16sがパチンコ球
を検知すると、その検知信号はメイン制御基板20のメ
インMPU21に入力され、入力される検知信号に応じ
て、メインMPU21は上記各アクチュエータ11,1
4,15,17をそれぞれ駆動制御する。また、表示制
御基板30や、音制御基板40、賞球制御基板50に対
して、それぞれメイン制御基板20から制御指令が送信
され、各基板30,40,50によって特別図柄表示装
置10や、スピーカ41、賞球装置51、発射装置52
の動作が制御される。
【0020】表示制御基板30には、サブMPU31、
ワークRAM32、プログラムROM33が実装されて
いる。サブMPU31は、メイン制御基板20から受信
した制御指令の解釈や、VDP(ビデオ・ディスプレイ
・プロセッサ)35のパラメータ設定を行う。プログラ
ムROM33には、サブMPU31が特別図柄表示装置
10の動作を処理制御するための制御プログラムが記憶
格納されている。ワークRAM32は、サブMPU31
が上記制御プログラムに従って処理制御を行う際の一時
的な記憶手段となる。
【0021】また、表示制御基板30には、画像ROM
34、VDP35、D/A(デジタル/アナログ)変換
器36、CTC(カウント・タイマ・コントローラ)3
7およびリセットIC(集積回路)38が実装されてい
る。画像ROM34は、特別図柄表示装置10に表示す
る画像を形成するためのドットデータを記憶格納する。
VDP35は、サブMPU31で設定されたパラメータ
に応じて画像ROM34内のドットデータを読み込み、
特別図柄表示装置10に表示するための画像データを生
成する。D/A変換器36は、VDP35で生成された
画像データをRGB(赤緑青)信号に変換する。CTC
37は、上記制御プログラムによるサブMPU31の処
理が異常な処理ルーチンに入ったことを検出すると、サ
ブMPU31およびVDP35を初期状態に戻すための
リセット命令を発するウオッチドッグタイマ機能を果た
す。リセットIC38は、CTC37からのリセット命
令によりリセット信号を発する。
【0022】表示制御基板30は、大当たり判定の結果
に基づいて特別図柄表示装置10に特別図柄および背景
画を変動表示させる図柄変動表示手段を構成している。
また、表示制御基板30は、演出決定手段によって決定
された特別図柄の変動表示時間を特別図柄表示装置10
に表示させる時間表示手段をも構成している。また、表
示制御基板30および特別図柄表示装置10は、特別図
柄の変動表示時の演出表示態様によって当回遊技におけ
るリーチ演出発生の有無または発生するリーチ演出の種
類または大当たり発生の信頼度を報知する報知手段を構
成している。
【0023】音制御基板40にはスピーカ41が接続さ
れている。音制御基板40は、メイン制御基板20から
出力される音発生指令信号に基づき、音信号を生成す
る。スピーカ41は、入力したこの音信号に基づいて音
を発生する。賞球制御基板50には、賞球を払い出す賞
球装置51および球発射装置52が接続されている。賞
球制御基板50は、各種入賞に応じてメイン制御基板2
0から出力される払出指令信号に応じて賞球装置51を
駆動制御し、賞球を払い出させる。また、賞球制御基板
50は、ハンドル5の操作に応じて発射装置52を駆動
制御し、パチンコ球を発射させる。
【0024】図3に示すように、メインMPU21は、
上記各制御基板30,40,50とはI/Oポート(入
出力ポート)60を介して接続されている。また、メイ
ンMPU21は、大当たり判定用乱数カウンタ61、左
図柄,中図柄,右図柄の各ハズレ図柄決定用乱数カウン
タを備えたハズレ図柄決定用乱数カウンタ62、大当た
り図柄決定用乱数カウンタ63、演出グループ選択用乱
数カウンタ64およびリーチ動作決定用乱数カウンタ6
5といった各種乱数カウンタを持っている。
【0025】また、メインMPU21には、電源投入時
にプログラムカウンタをリセットする初期リセット回路
71および暴走したメインMPU21をリセットするた
めのクロックパルスを発生するリセット用クロックパル
ス発生回路72が接続されている。
【0026】図4は、メイン制御基板20のメインRO
M23に記憶格納された演出グループ選択テーブルの一
例を概念的に示した図である。
【0027】演出グループ選択テーブルは、後述する演
出決定処理(図8,ステップ114,116)におい
て、演出グループ選択用乱数カウンタ64から抽出され
た乱数を各演出グループに区分けするために参照される
ものである。演出グループ選択用乱数カウンタ64は0
〜511の範囲の乱数を発生し、演出グループ選択テー
ブルは、この範囲の乱数を大当たりまたはハズレの各入
賞態様に応じて各演出グループに区画するデータを記憶
格納している。入賞態様が大当たりの場合には同図の大
当たり判定の欄が大当たりの区分の演出グループ選択用
乱数が参照され、入賞態様がハズレの場合には同図の大
当たり判定の欄がハズレの区分の演出グループ選択用乱
数が参照される。さらに、入賞態様がハズレの場合に
は、参照される乱数は、同図のリーチ判定の欄がリーチ
有りの区分か、リーチ無しの区分かに分けられる。
【0028】大当たり判定の欄が大当たりの区分は、0
〜511の乱数を演出グループ1〜12に区画するデー
タを記憶しており、大当たり判定の欄がハズレでリーチ
判定の欄がリーチ有りの区分は、0〜511の乱数を演
出グループ25〜35に区画するデータを記憶してい
る。また、大当たり判定の欄がハズレでリーチ判定の欄
がリーチ無しの区分は、0〜511の乱数を演出グルー
プ47,48に区画するデータを記憶している。また、
各演出グループ選択用乱数0〜511は、乱数幅の欄に
示される各幅に区画されている。
【0029】各演出グループは、リーチの演出内容およ
び背景画となるアニメーションの表示時間の組合せがグ
ループごとに設定されたものである。アニメーションの
表示時間は、特別図柄表示装置10の変動開始から停止
までの特別図柄の変動表示時間に一致しており、特別図
柄表示装置10に表示される。例えば、演出グループ1
は、Aリーチのショートバージョンでリーチ演出を行
い、特別図柄表示装置10の画面上に20634〔ms
ec〕の間アニメーションを表示することを示してい
る。その他の演出グループ2〜12は、Aリーチ〜Eリ
ーチをショートバージョン、ロングバージョンまたはス
ーパーリーチバージョンで演出し、最短で29967
〔msec〕、最長で40632〔msec〕の間アニ
メーションを表示することを示している。また、演出グ
ループ25〜35は、Aリーチ〜Dリーチをショートバ
ージョン、ロングバージョンまたはスーパーリーチバー
ジョンで演出し、最短で18567〔msec〕、最長
で36399〔msec〕の間アニメーションを表示す
ることを示している。また、演出グループ47、48
は、リーチ演出は無いものの、14532〔msec〕
または9267〔msec〕の間アニメーションを表示
することを示している。
【0030】次に、本実施形態によるパチンコ機1の遊
技動作の処理について説明する。
【0031】図5は本実施形態によるパチンコ機1の遊
技動作の概略を示すブロック図である。まず、始動入賞
口14にパチンコ球が入賞すると、これを検知した始動
入賞球センサ14sからメイン制御基板20へスタート
信号Aが入力される。このスタート信号Aを入力したメ
イン制御基板20は、大当たり判定手段81によって大
当たり判定を行い、「大当たり」または「ハズレ」の入
賞態様を決定する。そして、「大当たり」または「ハズ
レ」に対応する演出を演出決定手段82によって決定す
る。この演出は上述のいずれかの演出グループとして決
定される。決定された演出グループ中のアニメーション
表示時間はタイマ決定手段83に与えられる。また、メ
イン制御基板20は、特別図柄決定手段84により、
「大当たり」または「ハズレ」に対応する特別図柄も決
定する。決定した演出グループおよび特別図柄に基づ
き、表示制御基板30に対する制御信号Bが生成され、
メイン制御基板20から表示制御基板30へ送信され
る。表示制御基板30は、受信した制御信号Bに基づ
き、表示制御手段85から表示制御信号Cを特別図柄表
示装置10へ出力させ、特別図柄表示装置10に特別図
柄、アニメーションおよびアニメーション表示時間を表
示させる。アニメーション表示時間の時刻表示はタイマ
制御手段86によって制御される。
【0032】次に、本実施形態によるパチンコ機1の遊
技動作の処理の詳細について説明する。
【0033】図6は、本実施形態によるパチンコ機1の
メイン制御基板20で行われるメイン遊技処理の概略を
示すフローチャートである。
【0034】まず始めに、割込処理を許可する割込み許
可フラグがセットされる(図6,ステップ101)。次
に、ハズレ図柄決定用乱数カウンタ62およびリーチ動
作決定用乱数カウンタ65の乱数更新処理が行われる
(ステップ102)。ハズレ図柄決定用乱数カウンタ6
2は、後述する大当り判定での判定結果がハズレの時
に、特別図柄表示装置10にどの特別図柄を停止表示さ
せるかの選択に用いられる。また、リーチ動作決定用乱
数カウンタ65は、後述する演出決定処理(図8,ステ
ップ116)において、ハズレのリーチ演出をするか否
かを決定する際に用いられる。これら各乱数カウンタ
は、この乱数更新処理毎にカウントアップ(+1加算)
される。
【0035】次に、メイン制御基板20から表示制御基
板30、音声制御基板40、賞球制御基板50等の各基
板に対してコマンドが送信中であるか否かが判別される
(ステップ103)。コマンド送信中である場合は、処
理はステップ101へ戻る。送信中でない場合は、エラ
ーチェック処理についてのコマンドが生成され(ステッ
プ104)、生成されたコマンドに基づいて所定のエラ
ーが発生しているか否かを判断するエラーチェック処理
が行われる(ステップ105)。次に、エラー発生中で
あるか否かが判別され(ステップ106)、エラー発生
中である場合は、処理はステップ101へ戻る。エラー
発生中でない場合は、引き続いて、特別図柄ゲーム制御
処理が行われる(ステップ107)。
【0036】図7は、所定時間毎例えば3〔msec〕
ごとにメイン制御基板20で行われる割込処理の概略を
示すフローチャートである。
【0037】この割込処理においては、まず、始めに、
メインMPU21内の各レジスタの内容がメインRAM
22に退避される(図7,ステップ201)。次に、各
種乱数カウンタの更新処理がメインMPU21によって
行われる(ステップ202)。この乱数カウンタの更新
処理では、前述した大当たり判定用乱数カウンタ61や
大当り図柄決定用乱数カウンタ63、演出グループ選択
用乱数カウンタ64の各カウント値が割込処理毎にカウ
ントアップされて更新される。次に、大当たりが発生し
た際に開放する大入賞口15の開放時間や特別図柄の変
動表示時間等を計時するタイマの更新処理が行われ(ス
テップ203)、続いて、各種入力信号処理が行われる
(ステップ204)。
【0038】各種入力信号処理では、大当たり遊技中に
大入賞口15にパチンコ球が入賞して、これを検知した
大入賞球センサ15sからの入力信号があるか否かがチ
ェックされ、後述する払出処理において例えば15個の
賞球を払い出すよう制御信号が生成される。また、一般
入賞口16にパチンコ球が入賞して、これを検知した一
般入賞球センサ16sからの入力信号があるか否かがチ
ェックされ、払出処理において例えば10個の賞球を払
い出すよう制御信号が生成される。また、始動入賞口1
4にパチンコ球が入賞して、これを検知した始動入賞球
センサ14sからの入力信号があるか否かがチェックさ
れ、払出処理において例えば5個の賞球を払い出すよう
制御信号が生成される。また、通過孔13をパチンコ球
が通過して、これを検知した通過球センサ13sからの
入力信号があるか否かがチェックされ、普通図柄処理を
行う制御命令が生成される。
【0039】各種入力信号処理に続いて、次に、上記の
普通図柄処理が行われる(ステップ205)。この普通
図柄処理では、まず、上述の各種入力信号処理において
通過球センサ13sからの入力信号に応じた制御命令が
生成されていると、メインMPU21によって普通図柄
入賞判定が行われる。この普通図柄入賞判定は、メイン
MPU21が持つ普通図柄判定用乱数カウンタから乱数
が抽出され、抽出された乱数がメインROM23に記憶
格納された普通図柄選択テーブルの入賞区画にあるか否
かが判定されることによって行われる。そして、この普
通図柄入賞判定の判定結果に基づき、メインMPU21
によって普通図柄表示装置11に設けられた緑色および
赤色の2つのLEDが点灯制御される。つまり、判定結
果が当たりの場合は、初めは交互に点滅されていた緑色
のLEDと赤色のLEDとが、緑色のLEDのみの点灯
にされ、始動入賞口14の球受入口が一定時間開かれ
る。また、判定結果がハズレの場合は、赤色のLEDの
みの点灯にされて普通図柄処理は終了する。
【0040】次に、装飾制御処理が行われ(ステップ2
06)、続いて払出処理が行われる(ステップ20
7)。装飾制御処理では、メインMPU21からランプ
表示装置17へ制御信号が送信され、枠上部飾りランプ
6を初めとする各種装飾ランプが発光制御される。払出
処理では、前述の各種入力信号処理の処理結果に応じて
賞球制御基板50へ制御信号が送信される。賞球装置5
1は、この制御信号に基づいて制御され、所定数の賞球
を払い出す。
【0041】次に、各種装置から発生されるエラー信号
に応じ、各信号に対して予め定められたエラー処理が行
われる(ステップ208)。次に、送信データ出力処理
が行われ(ステップ209)、メインRAM22に記憶
格納された各制御信号が、表示制御基板30、音制御基
板40および賞球制御基板50等に送信される。特別図
柄表示装置10およびスピーカ41は、このステップ2
09で表示制御基板30および音制御基板40に順次送
信された制御信号に基づいて駆動される。
【0042】次に、ステップ201でメインRAM22
に退避されたメインMPU21内の各レジスタの内容が
復帰され(ステップ210)、割込許可フラグがセット
されて(ステップ211)、割込処理は終了する。
【0043】図8は、図6に示したメイン遊技処理のス
テップ107において行われる特別図柄ゲーム制御処理
の概略を示すフローチャートである。
【0044】特別図柄ゲーム制御処理では、まず、パチ
ンコ球の始動入賞口14への入賞があるか否かが判別さ
れる(図8,ステップ111)。始動入賞口14への入
賞がない場合は、特別図柄表示装置10に通常遊技画面
やデモンストレーション画面が表示される(ステップ1
12)。一方、始動入賞口14への入賞がある場合、大
当たり判定が行われる。大当たり判定は、メインMPU
21が大当たり判定用乱数カウンタ61から乱数を抽出
し、抽出した乱数値がメインROM23に記憶格納され
た大当たり判定テーブルの大当たりの区画にあるか否か
を判定することによって行われる。抽出した乱数値が大
当たりの区画にあると大当たり入賞になり、大当たりの
区画にないとハズレになる。
【0045】次に、大当たり判定の結果が大当たりであ
るか否かが判別され(ステップ113)、「大当たり」
である場合、大当たり演出が決定される(ステップ11
4)。大当たり演出の決定に際し、メインMPU21
は、演出グループ選択用乱数カウンタ64から乱数を抽
出し、抽出した乱数が、メインROM23に記憶格納さ
れた前述の演出グループ選択テーブルの演出グループ1
〜12の何れの区画に属するかを判断する。そして、演
出グループ1〜12の中から1つの大当たり演出グルー
プを選択決定する。続いて、大当たり図柄決定用乱数カ
ウンタ63より乱数を抽出し、抽出した乱数値に応じて
大当り図柄を決定する(ステップ115)。
【0046】一方、ステップ113の判別の結果が「大
当たり」でない場合、つまり、「ハズレ」の場合、ハズ
レ演出が決定される(ステップ116)。ハズレ演出の
決定に際し、メインMPU21は、リーチ動作決定用乱
数カウンタ65より乱数を抽出し、抽出した乱数値がリ
ーチ判定テーブルの「リーチ有り」または「リーチ無
し」の何れの区画に属するかを判定してリーチ演出を行
うか否かを決定する。この判定の結果、「リーチ有り」
となった場合、メインMPU21は、演出グループ選択
用乱数カウンタ64より乱数を抽出する。そして、抽出
した乱数が演出グループ選択テーブルの演出グループ2
5〜35の何れの区画に属するかを判断し、演出グルー
プ25〜35の中から1つのリーチ有りハズレ演出グル
ープを選択決定する。また、「リーチ無し」となった場
合は、メインMPU21は、演出グループ選択用乱数カ
ウンタ64より乱数を抽出し、抽出した乱数が演出グル
ープ選択テーブルの演出グループ47,48の何れの区
画に属するかを判断する。そして、演出グループ47ま
たは演出グループ48のいずれかのリーチ無しハズレ演
出グループを選択決定する。
【0047】また、ステップ114,116では、特別
図柄表示装置10に表示するアニメーション表示時間の
演出表示態様も、大当たり判定の結果に応じて決定され
る。アニメーション表示時間の表示は、この時間表示演
出決定により、例えば、拡大および縮小したり、表示色
が変化したり、また、正方向または逆方向に計時が進ん
だりする。アニメーション表示時間のこの演出表示態様
により、当回ゲームにおけるリーチ演出発生の有無また
は発生するリーチ演出の種類または大当たり発生の信頼
度が遊技者に報知される。
【0048】次に、ステップ116で決定されたハズレ
演出でリーチ演出が有りとなったか否かが判別される
(ステップ117)。「リーチ有り」となった場合、メ
インMPU21は、図6のステップ102で更新された
ハズレ図柄決定用乱数カウンタ62から乱数を抽出し、
メインROM23に記憶された停止図柄選択テーブルを
参照して、リーチ演出が行われてからハズレになるよう
にハズレ図柄を決定する(ステップ118)。また、ス
テップ117の判別が「リーチ無し」となった場合は、
リーチ演出は行われずにハズレになるようにハズレ図柄
を決定する(ステップ119)。
【0049】次に、決定された演出および図柄の停止表
示、ならびにアニメーション表示時間の演出表示がなさ
れるように、表示制御基板30に対する表示制御信号
(コマンド)がメインMPU21によって生成される
(ステップ120)。生成された表示制御コマンドは、
一時メイン制御基板20のメインRAM22に記憶格納
される(ステップ121)。メインRAM22に記憶格
納された表示制御コマンドは、前述した図7の割込処理
のステップ209において表示制御基板30へ送信され
る。
【0050】次に、ステップ114またはステップ11
6で選択された演出グループに設定されているアニメー
ション表示時間がアニメーション表示時間管理タイマに
セットされ、アニメーション表示時間の計時が開始され
ると共にチェックされる(ステップ122)。本実施形
態では、アニメーション表示時間管理タイマにセットさ
れた時間はカウントダウンされ、カウントアップされる
正方向とは逆の方向に進む。そして、このチェックの結
果、タイマのカウント値が0に達したか否かが判別され
(ステップ123)、0に達していれば、特別図柄の変
動表示およびアニメーション表示時間の表示の完全停止
を要求する確定コマンドがメインRAM22に格納され
る(ステップ124)。この確定コマンドも割込処理に
おいて表示制御基板30へ送信される。
【0051】次に、大当たり判定の結果が大当たりであ
ったか否かが判別される(ステップ125)。大当たり
判定の結果が大当たりであった場合は、特別遊技処理が
行われる(ステップ126)。この特別遊技処理では、
大当たり遊技中の大入賞口15の扉の開閉管理、スピー
カ41からの演出音の出音等に関する制御が行われる。
その後、特別図柄ゲーム制御終了処理(ステップ12
7)が行われて特別図柄ゲーム制御処理は終了する。一
方、ステップ125の判別の結果が大当たりでない場合
は、ステップ127の特別図柄ゲーム制御終了処理が行
われて、特別図柄ゲーム制御処理は終了する。
【0052】図9は、表示制御基板30で行われる処理
の概略を示すフローチャートである。
【0053】表示制御基板30では、パチンコ機1の電
源投入時にサブMPU31の動作の初期設定処理が行わ
れ(図9,ステップ301)、続いて、ワークRAM3
2がクリアされる(ステップ302)。次に、VDP3
5の動作の初期設定処理が行われ(ステップ303)、
その後、マザータスクが起動される(ステップ30
4)。
【0054】図10は、表示制御基板30で行われるV
_Sync(Vertical Synchronize:垂直同期)割込処
理の概略を示すフローチャートである。
【0055】V_Sync割込処理は、特別図柄表示装
置10の画面の非表示期間開始タイミングと同期して1
6.6〔msec〕(=1/60秒)ごとに行われる処
理であり、この非表示期間中にVDP35へデータ転送
する処理である。このV_Sync割込処理では、ま
ず、後述する変動パターン設定処理においてワークRA
M32の所定領域に格納されたアニメーションデータの
次アドレスのデータが、VDP35に転送される(図1
0,ステップ401)。次に、特別図柄の表示座標デー
タがVDP35に転送される(ステップ402)。な
お、この特別図柄の表示座標データは、後述する変動パ
ターン設定処理において、特別図柄表示装置10の画面
に対応するスクリーン座標のデータに変換されている。
次に、起動された各タスクの動作の制御処理が行われる
(ステップ403)。個別タスクでは処理をV_Syn
c単位に区切り、処理動作をこのタスク制御処理へ一旦
引き渡す。
【0056】VDP35は、アニメーションデータの入
力がある場合、そのアニメーションデータに応じたドッ
トデータを画像ROM34から読み出し、特別図柄表示
装置10に表示するための画像データを生成する。生成
された画像データは、D/A変換器36によってRGB
信号に変換され、特別図柄表示装置10へ出力される。
【0057】図11は、図9,ステップ304で起動さ
れたマザータスクの処理の概略を示すフローチャートで
ある。
【0058】このマザータスク処理では、まず、VDP
35による画面表示のための初期設定処理が行われる
(図11,ステップ311)。次に、メイン制御基板2
0からのコマンドに、特別図柄表示装置10の画面表示
に関する変動パターンについての指定があるか否かが判
別される(ステップ312)。変動パターンの指定があ
れば、変動パターン設定処理が行われ(ステップ31
3)、ディレクターファイルアニメ制御タスクが起動さ
れる(ステップ314)。このディレクターファイルア
ニメ制御タスクでは、アニメ初期化ごとに、アニメーシ
ョンデータの初期設定と、アニメーションポインタで指
し示されるデータを順次読み出すアニメーション制御処
理とが行われる。
【0059】次に、アニメ表示タスクが起動され(ステ
ップ315)、図柄変動設定処理が行われる(ステップ
316)。ステップ312の判別の結果、変動パターン
の指定がない場合には、ステップ313〜ステップ31
5の処理は行われずに、図柄変動設定処理が行われる。
図柄変動設定処理では、メイン制御基板20により指定
された左、中、右図柄についての変動処理が行われる。
次に、 左、中、右図柄の停止図柄が全て指定され、図
柄が確定したか否かが判別される(ステップ317)。
図柄が確定した場合、確定フラグを1にセットする図柄
確定設定処理が行われる(ステップ318)。その後、
タスク制御待ち状態となり(ステップ319)、処理は
ステップ312に戻る。一方、図柄が全て確定していな
い場合は、フラグはセットされずに、タスク制御待ち状
態となって処理はステップ312に戻る。
【0060】図12は、上記のマザータスク処理で行わ
れる変動パターン設定処理の概略を示すフローチャート
である。変動パターン設定処理では、まず、確定フラグ
が0にリセットされ(図12,ステップ331)、続い
て、変動パターン情報が設定される(ステップ33
2)。この変動パターン情報は、図8,ステップ11
4,116で決定された演出グループに応じた情報であ
る。次に、変動制御タスクが起動され(ステップ33
3)、続いて、変動アニメ設定タスクが起動される(ス
テップ334)。変動アニメ設定タスクでは、主に、リ
ーチ発生の予兆画像や、リーチの発展予告画像、大当た
り時の演出画像等の設定が行われる。次に、特別図柄リ
ール処理タスクが起動される(ステップ335)。この
特別図柄リール処理タスクでは、特別図柄の表示座標デ
ータを特別図柄表示装置10の画面におけるスクリーン
座標データに変換する処理が行われる。
【0061】このような変動パターン設定処理におい
て、表示制御基板30は、メイン制御基板20からのコ
マンドを分析し、ワークRAM32に格納された所定の
コマンドの指定情報を読み出し、この指定情報を解釈し
て、特別図柄表示装置10における特別図柄の変動表示
やアニメーションの表示に関する設定等を行う。つま
り、ワークRAM32から読み出したコマンドが演出グ
ループを指定するコマンドであれば、この指定情報に基
づいてプログラムROM33から1つのアニメーション
シーケンスプログラムを選択し、ワークRAM32の所
定の領域にセットする。また、読み出した演出グループ
を指定するコマンドに基づいて1つの特別図柄の変動シ
ーケンスプログラムを選択し、ワークRAM32内の所
定のメモリ領域にセットする。
【0062】表示制御基板30は、セットした特別図柄
変動シーケンスプログラムに基づき、特別図柄の変動表
示を制御処理すると共に、セットしたアニメーションシ
ーケンスプログラムに基づき、アニメーション表示を制
御処理する。
【0063】図13は、上述した本実施形態によるパチ
ンコ機1の特別図柄表示装置10に表示される画面の一
例を示す図である。同図は、特別図柄表示装置10の画
面左上に数値でデジタル表示されたアニメーション表示
時間が、表示開始と共にカウントダウンされてゆく表示
態様の一例を示しており、表示開始から残り23秒86
までカウントダウンされたときの表示例を表している。
【0064】このアニメーション表示時間は、前述した
特別図柄ゲーム制御処理のステップ122(図8参照)
で計時時間の表示制御が行われ、ステップ123におい
てアニメーション表示時間管理タイマが0になると、特
別図柄およびアニメーションと共に消える。
【0065】このような本実施形態によるパチンコ機1
によれば、特別図柄表示装置10に上記のようにアニメ
ーション表示時間が表示されるため、遊技者は、特別図
柄の変動パターンやキャラクタの動き以外に、このアニ
メーション表示時間で特別図柄ゲームのゲーム展開を覚
えることが出来る。従って、遊技者は、遊技を繰り返し
行っているうちに、表示されたアニメーション表示時間
を目安にリーチからスペシャルリーチに発展する分岐ポ
イントなどが分かるようになり、大当たり判定の結果を
ある程度予測することが出来るようになる。この結果、
より多くの遊技者がパチンコ機1の遊技の興趣を享受で
きるようになる。
【0066】また、本実施形態によるパチンコ機1で
は、メインMPU21からなる時間表示演出決定手段
が、特別図柄ゲーム制御処理のステップ114,116
(図8参照)において、大当たり判定の結果に応じてア
ニメーション表示時間の演出表示態様を決定する。そし
て、表示制御基板30および特別図柄表示装置10が、
このアニメーション表示時間の演出態様によって当回ゲ
ームにおけるリーチ発生の有無または発生するリーチ演
出の種類または大当たり発生の信頼度を遊技者に報知す
る。
【0067】例えば、上述した本実施形態のようにアニ
メーション表示時間がカウントダウンして逆方向に進む
場合は、リーチが発生する確率が高いことを遊技者に報
知する。また、カウントダウンされるアニメーション表
示時間が長いものは、リーチが行われて大当たりが発生
する確率が高いことを遊技者に報知する。また、Aリー
チが演出されている際にアニメーション表示時間の表示
色が黒色から赤色に変化する場合は、リーチ演出の種類
がAリーチからBリーチに発展することを遊技者に報知
する。
【0068】また、図14の2点鎖線に示すように、ア
ニメーション表示時間の表示サイズが変動開始から変わ
らない場合には、大当たり発生の信頼度が0%であるこ
とを遊技者に報知する。また、同図の細い実線に示すよ
うに、アニメーション表示時間の表示サイズが当初は変
わらないが、途中で拡大および縮小を始め、Aリーチが
発生してその後も拡大および縮小を続ける場合は、大当
たり発生の信頼度が5%であることを遊技者に報知す
る。また、同図の点線に示すように、Aリーチが発生し
た後に表示サイズの拡大および縮小がさらに大きくな
り、Bリーチが発生する場合は、大当たり発生の信頼度
が40%であることを遊技者に報知する。また、同図の
太い実線に示すように、表示サイズが当初は変わらない
が、突然大きく拡大および縮小を始め、その後Bリーチ
が発生する場合は、大当たり発生の信頼度が100%、
つまり、必ず大当たりが発生することを遊技者に報知す
る。なお、ここで、大当たり発生の信頼度とは、アニメ
ーション表示の中のどのくらいの割合が大当たり発生に
結びつくか、つまり、特別図柄の7,7,7といった特
定の組み合わせを発生させるかを指し示す度合いを意味
している。
【0069】なお、上記の説明においては、アニメーシ
ョン表示時間の表示を図13に示すように数値でデジタ
ル表示しているが、図15(a)に示すように指針式時
計の指針によって表示したり、同図(b)に示すように
砂時計の砂の移動量によって表示したりする構成にして
もよい。
【0070】従って、本実施形態によるパチンコ機1に
よれば、遊技者は、このようなアニメーション表示時間
の演出表示態様を視て、リーチ発生の有無、または発生
するリーチ演出の種類、または大当たり発生の信頼度を
簡単に判断できるようになる。この結果、さらに多くの
遊技者がパチンコ機1の遊技の興趣を享受できるように
なる。
【0071】なお、本実施形態においては、本発明をパ
チンコ機に適用した場合について説明したが、本発明は
これに限定されることはない。例えば、上記の実施形態
で説明したゲームプログラムをCD−ROM(コンパク
トディスク読み出し専用メモリ)等の記録媒体に記録
し、これを家庭用ゲーム機やパーソナルコンピュータ等
に備えられたコンピュータで実行することもできる。こ
の場合においても、上記の実施形態と同様な作用・効果
が奏される。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、時
間表示手段によって図柄表示装置に図柄変動表示時間が
表示されるため、遊技者は、特別図柄の変動パターンや
キャラクタの動き以外に、この図柄変動表示時間でゲー
ム展開を覚えることが出来る。従って、遊技者は、遊技
を繰り返し行ううちに、表示された図柄変動表示時間を
目安にリーチなどの分岐ポイントが分かるようになり、
大当たり判定の結果をある程度予測することが出来るよ
うになる。この結果、より多くの遊技者が遊技機の興趣
を享受できるようになる。
【0073】また、大当たり判定の判定結果に応じて図
柄の変動表示時間の演出表示態様を決定する時間表示演
出決定手段と、この変動表示時間の演出表示態様によっ
て当回遊技におけるリーチ演出発生の有無または発生す
るリーチ演出の種類または大当たり発生の信頼度を遊技
者に報知する報知手段とを備えた構成とした場合、図柄
変動表示時間は様々な演出表示態様で図柄表示装置に表
示される。従って、遊技者は、遊技を繰り返し行ううち
に、図柄変動表示時間の演出表示態様を視て、当回遊技
におけるリーチ演出発生の有無または発生するリーチ演
出の種類または大当たり発生の信頼度を簡単に判断する
ことが出来るようになる。この結果、さらに多くの遊技
者が遊技機の興趣を享受できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるパチンコ機の正面図
である。
【図2】本発明の一実施形態によるパチンコ機の遊技動
作を処理制御する電子回路の主な構成を示すブロック図
である。
【図3】図2に示す電子回路のメイン制御基板の構成を
示すブロック図である。
【図4】図2に示す電子回路のメイン制御基板のROM
に記憶格納された演出グループ選択テーブルを概念的に
示した図である。
【図5】本発明の一実施形態によるパチンコ機の遊技動
作の概略を示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態によるパチンコ機において
メイン制御基板が行うメイン遊技処理の概略を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の一実施形態によるパチンコ機において
メイン制御基板が行う割込処理の概略を示すフローチャ
ートである。
【図8】図6に示すフローチャート中の特別図柄ゲーム
制御処理の概略を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態によるパチンコ機において
表示制御基板が行う遊技処理の概略を示すフローチャー
トである。
【図10】本発明の一実施形態によるパチンコ機におい
て表示制御基板が行うV_Sync割込処理の概略を示
すフローチャートである。
【図11】本発明の一実施形態によるパチンコ機におい
て表示制御基板が行うマザータスクの処理の概略を示す
フローチャートである。
【図12】図11に示すフローチャート中の変動パター
ン設定処理の概略を示すフローチャートである。
【図13】本発明の一実施形態によるパチンコ機の特別
図柄表示装置に表示されるアニメーション表示時間の表
示態様の一例を示す図である。
【図14】本発明の一実施形態によるパチンコ機の特別
図柄表示装置に表示されるアニメーション表示時間の各
表示態様が表す大当たり発生の信頼度を概念的に示した
図である。
【図15】本発明の一実施形態によるパチンコ機の特別
図柄表示装置に表示されるアニメーション表示時間の表
示態様の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1…パチンコ機 10…特別図柄表示装置 11…普通図柄表示装置 14…始動入賞口 20…メイン制御基板 21…メインMPU(超小型演算処理装置) 22…メインRAM(読み書き可能メモリ) 23…メインROM(読み出し専用メモリ) 30…表示制御基板 31…サブMPU 32…ワークRAM 33…プログラムROM 35…VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄を表示する図柄表示装置と、始動入
    賞が発生すると大当たり判定を行う大当たり判定手段
    と、この大当たり判定手段による大当たり判定の結果に
    基づいて前記図柄表示装置に図柄を変動表示させる図柄
    変動表示手段と、前記図柄表示装置に変動表示される図
    柄の演出表示態様および前記図柄表示装置に図柄が変動
    表示される時間を前記大当たり判定の結果に基づいて決
    定する演出決定手段とを備えて構成される遊技機におい
    て、 前記演出決定手段によって決定された図柄の変動表示時
    間を前記図柄表示装置に表示させる時間表示手段を備え
    たことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記時間表示手段は、前記図柄の変動表
    示時間を前記図柄表示装置に数値でデジタル表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記時間表示手段は、前記図柄表示装置
    に指針式時計を表示させ、この時計の指針によって前記
    変動表示時間を表示することを特徴とする請求項1に記
    載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記時間表示手段は、前記図柄表示装置
    に砂時計を表示させ、この砂時計の砂の移動量によって
    前記変動表示時間を表示することを特徴とする請求項1
    に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記時間表示手段は、前記変動表示時間
    を正方向または逆方向に進めて表示することを特徴とす
    る請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の遊技
    機。
  6. 【請求項6】 前記大当たり判定の結果に応じて前記変
    動表示時間の演出表示態様を決定する時間表示演出決定
    手段と、この変動表示時間の演出表示態様によって当回
    遊技におけるリーチ演出発生の有無または発生するリー
    チ演出の種類または大当たり発生の信頼度を遊技者に報
    知する報知手段とを備えたことを特徴とする請求項1か
    ら請求項5のいずれか1項に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記変動表示時間は、拡大および縮小表
    示、または表示色の変化、または正方向または逆方向に
    計時が進む方向によって演出表示されることを特徴とす
    る請求項6に記載の遊技機。
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