JP2004174012A - 遊技機および遊技プログラム - Google Patents
遊技機および遊技プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004174012A JP2004174012A JP2002344923A JP2002344923A JP2004174012A JP 2004174012 A JP2004174012 A JP 2004174012A JP 2002344923 A JP2002344923 A JP 2002344923A JP 2002344923 A JP2002344923 A JP 2002344923A JP 2004174012 A JP2004174012 A JP 2004174012A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prize
- game
- winning
- jackpot
- leds
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
- Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)
Abstract
【課題】従来の遊技機においては、V入賞についての報知は遊技球のVゾーン入賞時にV入賞の成立に対して行われるだけであった。
【解決手段】大当たり遊技中の各ラウンドにおいて、大入賞口6の内部に設けられたVゾーンへパチンコ球が入賞してV入賞が成立する前の状態、V入賞成立時の状態、およびV入賞成立後の状態といった入賞状況が、V入賞球センサ6VSの検知信号の出力前、出力時、および出力後の状態に基づいて報知される。主基板30は、V入賞球センサ6VSによる検知信号の出力前、出力時、および出力後の状態に基づいてLED制御基板36へ制御信号を送信し、遊技盤2の盤面各所、枠ランプ10およびスピーカ11に設けられた装飾用LED2a,10a,11a、ならびに8連LED8をV入賞成立前、V入賞成立時、およびV入賞成立後に対応する発光態様に制御する。
【選択図】 図7
【解決手段】大当たり遊技中の各ラウンドにおいて、大入賞口6の内部に設けられたVゾーンへパチンコ球が入賞してV入賞が成立する前の状態、V入賞成立時の状態、およびV入賞成立後の状態といった入賞状況が、V入賞球センサ6VSの検知信号の出力前、出力時、および出力後の状態に基づいて報知される。主基板30は、V入賞球センサ6VSによる検知信号の出力前、出力時、および出力後の状態に基づいてLED制御基板36へ制御信号を送信し、遊技盤2の盤面各所、枠ランプ10およびスピーカ11に設けられた装飾用LED2a,10a,11a、ならびに8連LED8をV入賞成立前、V入賞成立時、およびV入賞成立後に対応する発光態様に制御する。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、変動入賞装置内に設けられた特定領域への遊技球の入賞を条件に大当たり遊技が継続される遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の遊技機としては、パチンコ機がある。従来の一般的なパチンコ機では、遊技盤の盤面に打ち込まれたパチンコ球が、盤面を流下する途中で一般入賞口に入賞すると所定数の賞球が払い出される。また、始動入賞口に入賞すると、大当たり判定が行われ、この大当たり判定の判定結果に基づいて演出が決定される。そして、大当たり判定の判定結果および決定された演出に基づき、遊技盤の盤面中央に設けられた液晶表示装置に複数の特別図柄が変動表示される特別図柄ゲームが行われる。特別図柄ゲームでは、変動表示されている複数の特別図柄が同一図柄等の所定の組合せで停止表示されると、大当たり入賞が発生する。
大当たり入賞が発生すると、盤面下方に設けられた変動入賞装置の大入賞口が開放されて多量のパチンコ球が入賞し易くなる大当たり遊技が行われる。
【0003】
大当たり遊技は、大入賞口に所定個数例えば10個のパチンコ球が入賞するまで、または所定時間例えば30秒が経過するまで、大入賞口が開放したままになる遊技が例えば最大で15ラウンド行われる。ラウンド中に、大入賞口へ入賞したパチンコ球が変動入賞装置の内部に設けられたVゾーンと呼ばれる特定領域を通過すると、次のラウンドへ継続して進むことが出来るが、ラウンド中にVゾーンを通過しなかった場合はいわゆるパンクとなり、15ラウンド到達以前であっても大当たり遊技はそのラウンドで打ち切られて終了となる。ラウンド中にVゾーンにパチンコ球が入賞したことは、パチンコ球のVゾーン入賞時に、液晶表示装置の画面の一部に「V」などの文字が表示されたり、盤面の装飾ランプ等が派手に点滅したり、V入賞音が出音されたりして遊技者に報知される。遊技者は、このようなV入賞の報知演出を視聴することで、次のラウンドへ進めることを認識できる。
【0004】
また、従来のパチンコ機には、パチンコ球が始動入賞口に入賞すると可変入賞球装置が一定時間開放し、この開放中に可変入賞球装置へ入賞したパチンコ球が内部に設けられたVゾーンを通過すると大当たり入賞が発生する第2種のパチンコ機もある(例えば、特許文献1参照。)。このようなパチンコ機の大当たり遊技は、可変入賞装置が所定回数開閉するラウンドがV入賞の成立を条件に所定回数継続して行われる。V入賞は、各ラウンド中に設けられた特定の有効期間において成立し、この有効期間外にVゾーンにパチンコ球が入賞してもV入賞は成立しない。このV入賞の有効期間を検査する際に検査を容易に行えるように、このパチンコ機では、V入賞の有効期間の開始時点から終了時点までの間、発光装置を継続的に点灯させている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−354678号公報(段落[0033]〜段落[003
6])
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の前者の遊技機においては、V入賞についての報知はパチンコ球のVゾーン入賞時にV入賞の成立に対して行われるだけなので、遊技者は、大当たり遊技中、今現在の遊技状態が各ラウンドのV入賞前であるのか、V入賞後であるのかを明確に認識することが出来なかった。また、上記従来の後者の遊技機においては、V入賞についての報知は、V入賞の有効期間中にその有効期間を知らせるだけなので、やはり、遊技者は、今現在の遊技状態が各ラウンドのいかなる状況にあるのかを明確に認識することが出来なかった。このため、上記従来のいずれの遊技機においても、大当たり遊技がパンクする危険性があることを、遊技者が察知することが困難になる虞があった。従って、遊技者は、もしかしたら未だV入賞が成立していなくて、このままだと大当たり遊技がパンクして終わってしまうのではないか、という不安を抱くことも多く、せっかくの大当たり遊技を安心して楽しめなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、大当たり入賞を発生させるか否かの判定を行う大当たり判定手段と、この大当たり判定手段の判定結果が大当たりの場合は変動入賞装置を遊技球が入賞し易い状態に制御して大当たり遊技を行う遊技処理制御手段と、大当たり遊技中に遊技球が入賞すると大当たり遊技が継続される変動入賞装置内に設けられた特定領域への遊技球の入賞を検知する特定入賞球検知手段とを備えた遊技機、または、コンピュータを、大当たり入賞を発生させるか否かの判定を行う大当たり判定手段と、この大当たり判定手段の判定結果が大当たりの場合は変動入賞装置を遊技球が入賞し易い状態に制御して大当たり遊技を行う遊技処理制御手段と、大当たり遊技中に遊技球が入賞すると大当たり遊技が継続される変動入賞装置内に設けられた特定領域への遊技球の入賞を検知する特定入賞球検知手段として機能させる遊技プログラムにおいて、特定入賞球検知手段による検知信号に基づいて大当たり遊技中の遊技球の特定領域への入賞前から入賞後にわたる入賞状況を報知する特定入賞状況報知手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
このような構成によれば、大当たり遊技中における、変動入賞装置内に設けられた特定領域へ遊技球が入賞する前の状態、入賞時の状態、および入賞後の状態といった入賞状況が、特定入賞球検知手段による検知信号の出力前、出力時、および出力後の状態に基づいて報知される。従って、遊技者は、大当たり遊技を行っている最中に、現在の状態が特定領域へ遊技球が入賞する前なのか、入賞したところなのか、あるいは入賞した後なのかということを容易に明確に認識することが出来る。
【0009】
また、本発明は、特定入賞状況報知手段が、機器前面に設けられた演出用光源、または、演出音を出力する音出力装置、または、特別図柄が外周に描かれた回転リールに内蔵されて特別図柄を背後から照明するリールバックライト、または、画面上に特別図柄を表示する画像表示装置の少なくとも1つの動作を制御して特定領域への入賞状況を報知することを特徴とする。
【0010】
このような構成によれば、遊技機に設けられた各種装置を用いて報知演出が行われるため、遊技者が特定領域への入賞状況を把握できると共に、遊技者の関心が報知演出に集まることにより、従来あまり関心を持たれなかった大当たり遊技中の各種装置による演出の演出効果を高めることが出来る。
【0011】
また、本発明は、特定入賞状況報知手段が、演出用光源またはリールバックライトまたは画像表示装置の発光態様に基づいて特定領域への入賞状況を報知することを特徴とする。
【0012】
このような構成によれば、特定領域への入賞状況の報知は視覚的に遊技者に伝達される。大当たり遊技中の遊技者は遊技機を注視しているので、報知は確実に遊技者に伝わり、また、その発光態様による演出効果が高まりやすい。
【0013】
また、本発明は、特定入賞状況報知手段が、音出力装置の発音態様に基づいて特定領域への入賞状況を報知することを特徴とする。
【0014】
このような構成によれば、特定領域への入賞状況の報知は聴覚的に遊技者に伝達されるので、大当たり遊技中に遊技機から目を離した場合でも、遊技者は確実に報知情報を得ることが出来る。
【0015】
また、本発明は、特定入賞状況報知手段が、演出用光源またはリールバックライトまたは画像表示装置の発光態様、および音出力装置の発音態様の組み合わせに基づいて特定領域への入賞状況を報知することを特徴とする。
【0016】
このような構成によれば、特定領域への入賞状況の報知は視覚的および聴覚的に遊技者に伝達されるので、遊技者は報知情報をより確実に得ることが出来るようになる。また、発光態様および発音態様の組み合わせにより、演出効果もさらに高まる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による遊技機をパチンコ機に適用した一実施形態について説明する。
【0018】
図1は、本実施形態によるパチンコ機1の遊技盤2を示す正面図である。遊技盤2の盤面中央には、回転リールユニットからなる特別図柄表示装置3が設けられている。この特別図柄表示装置3に3行3列に表示される特別図柄は、表示窓3a,3b,3cを介して各列3個ずつ観察される。表示窓3a,3b,3cには、表示された特別図柄の組み合わせを規定する5本の入賞ライン3La,3Lb,3Lc,3Ld,3Leが表示されている。特別図柄表示装置3に3行3列に表示された特別図柄がこれら入賞ライン3La〜3Leのいずれかに所定の大当たり組み合わせで揃うと、大当たり入賞が発生する。
【0019】
特別図柄表示装置3の下方には始動入賞口4が設けられている。この始動入賞口4にパチンコ球が入賞すると、特別図柄表示装置3に特別図柄が変動表示されて特別図柄ゲームが開始される。また、始動入賞口4の左右には、パチンコ球が入賞すると所定個数例えば10個の賞球が払い出される一般入賞口5が4個設けられている。また、始動入賞口4の下方には、大当たり入賞が発生すると行われる大当たり遊技において扉が開閉する、変動入賞装置である大入賞口6が設けられている。
【0020】
大当たり遊技は、特別図柄の大当たり組み合わせが特別図柄ゲームの終了時にいずれかの入賞ライン3La〜3Leに停止表示してから行われ、大入賞口6に所定個数例えば10個のパチンコ球が入賞するまで、または所定時間例えば30秒が経過するまで、大入賞口6が開放したままになる遊技が最大で15ラウンド行われる。ラウンド中に、大入賞口6へ入賞したパチンコ球がアタッカ内部に設けられたVゾーンと呼ばれる特定の領域に入賞すると、次のラウンドへ継続して進むことが出来るが、ラウンド中にVゾーンに入賞しなかった場合はいわゆるパンクとなり、15ラウンド到達以前であっても大当たり遊技はそのラウンドで打ち切られて終了となる。
【0021】
また、特別図柄表示装置3の右方には、緑色LED(発光ダイオード)および赤色LEDが上下に並設された普通図柄表示装置7が設けられている。普通図柄表示装置7は、始動入賞口4の左下方に設けられた通過ゲート9をパチンコ球が通過すると、緑色LEDおよび赤色LEDを交互に点滅させて普通図柄ゲームを開始する。
【0022】
また、特別図柄表示装置3の直ぐ下方には、図に黒丸で示す上下で1組のLEDが機器前面に8組横一列に配設された8連LED8が設けられている。また、遊技盤2の前面には遊技領域を囲むように枠ランプ10が設けられており、その上部左右には一対のスピーカ11,11が設けられている。これら枠ランプ10およびスピーカ11には、図に複数の黒丸で示される装飾用LED10a,11aが埋設されている。また、遊技盤2の盤面にも、特別図柄表示装置3の周囲や、一般入賞口5の周囲に図に複数の黒丸で示す装飾用LED2aが配設されている。これらの8連LED8や装飾用LED2a,10a,11aは、大当たり遊技中のパチンコ球のVゾーンへの入賞状況を報知する演出において、様々な点灯パターンに点灯制御される。
【0023】
図2は特別図柄表示装置3を構成する回転リールユニット20の構成を示す正面透視図であり、図3はその平面図、図4はその右側面図である。
【0024】
特別図柄表示装置3の表示窓3a,3b,3cの背後に設けられたリールケース21内には、各表示窓3a,3b,3cに対応する位置に3個の回転リール22a,22b,22cが収納されている。各回転リール22a,22b,22cは、ステッピングモータ23a,23b,23cにリールドラム24a,24b,24cが装着されて構成されている。各リールドラム24a,24b,24cの外周には複数の特別図柄が描かれたリール帯25a,25b,25cが貼られている。特別図柄表示装置3は、ステッピングモータ23a,23b,23cによってリールドラム24a,24b,24cを回転させ、例えば、左側の回転リール22a、右側の回転リール22c、真ん中の回転リール22bの順で回転を停止させて、3列3行計9個の特別図柄の組み合わせを表示窓3a,3b,3cに停止表示させる。
【0025】
リールドラム24a,24b,24cには位置検出用のインデックス26a,26b,26cが設けられており、このインデックス26a〜26cが図示しないインデックス検出用のセンサによって検出されることにより、リールドラム24a〜24cの初期位置(停止位置)が検出される。
【0026】
また、各回転リール22a,22b,22cの内部には、各リール帯25a,25b,25cに描かれた特別図柄を背後から照明するリールバックライト27a,27b,27cが設けられている。これらリールバックライト27a,27b,27cは、各表示窓3a,3b,3cに3個ずつ表示される特別図柄をそれぞれ背後から照明する一対の内蔵LEDa1,a2、LEDb1,b2、LEDc1,c2が、図5に示すように各回転リール22a,22b,22c毎に3組ずつ設けられて構成されている。
【0027】
図6は、リールドラム24a,24b,24cの外周に貼られたリール帯25a,25b,25cに描かれた特別図柄の列を示している。各特別図柄列は、複数種類の特別図柄が12個配列されて構成されており、図の左から順に左リール22a,中リール22b,右リール22cに対応している。各特別図柄には“0〜11”のコードナンバが付されており、各回転リール22a,22b,22cは特別図柄列が図の下方向に移動するように回転駆動される。
【0028】
特別図柄の種類には、数字の7からなる「セブン」、英字のTHUNDERからなる「サンダーV」、英字のBARからなる「バー」、雷の絵からなる「カミナリ」、西瓜の絵からなる「スイカ」、ベルの絵からなる「ベル」、およびチェリーの絵からなる「チェリー」の7種類がある。このうち、特別図柄「セブン」、「サンダーV」および「バー」のいずれかが、表示窓3a,3b,3cのいずれかの入賞ライン3La〜3Le上に3個揃って停止表示されると大当たり入賞が発生する。
【0029】
図7は、本実施形態によるパチンコ機1の遊技動作を処理制御する電子回路の主な構成を示すブロック図である。この電子回路は主基板30を主な構成要素として遊技盤2の背面に形成されている。
【0030】
主基板30には、中央演算処理装置(CPU)や記憶手段である読み書き可能メモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)といった電子部品が実装されている。ROMには、CPUがパチンコ機の遊技動作を処理制御するためのプログラムが記憶格納されており、その他、後述する乱数抽選によって大当たり判定をする際に参照される大当たり判定テーブルや、特別図柄の変動パターン等を含めた演出パターンを抽選する際に参照される演出パターン選択テーブル等の各種確率テーブルも記憶格納されている。
【0031】
また、主基板30は、大当たり判定用乱数カウンタ、大当たり図柄決定用乱数カウンタ、ハズレ図柄決定用乱数カウンタ、リーチ動作決定用乱数カウンタおよび演出パターン選択用乱数カウンタといった各種乱数カウンタをCPUに持っている。このうち、ハズレ図柄決定用乱数カウンタは、左図柄決定用乱数カウンタ、中図柄決定用乱数カウンタおよび右図柄決定用乱数カウンタを備えて構成されている。主基板30は、大当たり判定用乱数カウンタを用い、所定の大当たり入賞発生確率で大当たり入賞を発生させるか否かの判定を行う大当たり判定手段を構成している。また、主基板30は、上記大当たり判定手段の判定結果が大当たりの場合は変動入賞装置である大入賞口6をパチンコ球が入賞し易い状態に制御して大当たり遊技を行う遊技処理制御手段を構成している。
【0032】
主基板30には、始動入賞口4へ入賞したパチンコ球を検知する始動入賞球センサ4S、一般入賞口5へ入賞したパチンコ球を検知する一般入賞球センサ5S、大入賞口6へ入賞したパチンコ球を検知する大入賞球センサ6S、および始動ゲート9を通過したパチンコ球を検知する通過球センサ9Sが接続されている。
また、大当たり遊技中にパチンコ球が入賞すると大当たり遊技が継続される大入賞口6のVゾーンへのパチンコ球の入賞を検知する特定入賞球検知手段を構成するV入賞球センサ6VSが接続されている。
【0033】
主基板30からの制御信号により動作が制御される主な装置としては、始動入賞口4の球受入口を拡張させる始動入賞装置31、大入賞口6の扉を開閉させる大入賞装置32、演出用光源である前述の8連LED8および装飾用LED2a,10a,11a、演出音を出力するスピーカ11、賞球や貸球を払い出す払出装置34、およびパチンコ球を遊技盤2の盤面に発射する発射装置35がある。
8連LED8および装飾用LED2a,10a,11aはLED制御基板36、スピーカ11,11は音制御基板37、払出装置34および発射装置35は賞球制御基板38によってそれぞれ動作が制御される。主基板30は、V入賞球センサ6VSによる検知信号に基づいて8連LED8および装飾用LED2a,10a,11aの動作を制御し、その発光態様に基づいて大当たり遊技中のVゾーンへのパチンコ球の入賞前から入賞後にわたる入賞状況を報知する特定入賞状況報知手段を構成している。
【0034】
また、特別図柄表示装置3も主基板30からの制御信号により、図柄制御基板40によって動作が制御される。図柄制御基板40には、図柄制御を実行するCPU41や、このCPU41で実行する図柄制御プログラムを格納するROM42、図柄制御プログラムを実行するときに一時的な記憶手段として用いられるRAM43が実装されている。また、図柄制御基板40には、CTC(カウンタ・タイマ・サーキット)44、リセットIC45、LED制御インターフェイス46、およびステッピングモータ制御インターフェイス47が実装されている。CTC44は、所定時間毎に割り込みをかけ、制御プログラムによるCPU41の処理が異常な処理ルーチンに入ったことを検出すると、CPU41を初期状態に戻すためのリセット命令を発する。リセットIC45は、CTC44からのリセット命令によりリセット信号を発する。LED制御インターフェイス46は、リールバックライト27a,27b,27cを構成する各内蔵LEDa1,a2、LEDb1,b2、LEDc1,c2の点灯制御を行う。ステッピングモータ制御インターフェイス47は、CPU41からの制御信号をステッピングモータ23a〜23cに出力し、回転リール22a〜22cを回転駆動する。
【0035】
図8は、主基板30のROMに格納された演出パターン選択テーブルを概念的に示す図である。同テーブルは、特別図柄ゲームにおいて特別図柄表示装置3に表示される特別図柄の変動パターンを、演出パターン選択用乱数カウンタを用いた乱数抽選により、No.1〜No.53のいずれかの演出パターンに振り分けるものである。各演出パターンには名称が付けられており、各演出パターンの変動時間や確定図柄はパターン毎に決められている。大当たり入賞が発生する場合には、後述する大当たり演出決定処理においてNo.1〜No.31のうちのいずれかの演出パターンが抽選によって選択される。また、リーチが発生するもののハズレとなる場合は、後述するリーチ演出決定処理において、No.32〜No.47のうちのいずれかの演出パターンが抽選によって選択される。また、リーチ無しでハズレが発生する場合には、後述するハズレ演出決定処理において、No.48〜No.53のうちのいずれかの演出パターンが抽選によって選択される。
【0036】
次に、本実施形態によるパチンコ機1の遊技動作の処理について説明する。
【0037】
図9は、本実施形態によるパチンコ機1の主基板30で行われるメイン遊技処理の概略を示すフローチャートである。メイン遊技処理では、パチンコ機の電源が投入されると、まず始めに、主基板30のCPUがリセットされて動作の初期設定処理が行われる(図9,ステップ101参照)。次に、割込み許可フラグがセットされて割込処理が許可され(ステップ102)、続いて、特別図柄ゲーム制御処理が行われる(ステップ103)。
【0038】
図10は、所定時間毎例えば3〔msec〕ごとに主基板30で行われる割込処理の概略を示すフローチャートである。
【0039】
この割込処理においては、まず、始めに、主基板30のCPU内の各レジスタの内容がRAMに退避される(図10,ステップ201参照)。次に、各種乱数カウンタの更新処理がCPUによって行われる(ステップ202)。この乱数カウンタの更新処理では、大当たり判定用乱数カウンタや大当り図柄決定用乱数カウンタ、演出パターン選択用乱数カウンタの各カウント値が割込処理毎にカウントアップされて更新される。次に、大当たりが発生した際に開放する大入賞口6の開放時間や特別図柄の変動表示時間等を計時するタイマの更新処理が行われ(ステップ203)、続いて、各種入力信号処理が行われる(ステップ204)。
【0040】
各種入力信号処理では、大当たり遊技中に大入賞口6にパチンコ球が入賞して、これを検知した大入賞球センサ6Sからの入力信号があるか否かがチェックされ、後述する払出処理において例えば15個の賞球を払い出すよう制御信号が生成される。また、一般入賞口5にパチンコ球が入賞して、これを検知した一般入賞球センサ5Sからの入力信号があるか否かがチェックされ、払出処理において例えば10個の賞球を払い出すよう制御信号が生成される。また、始動入賞口4にパチンコ球が入賞して、これを検知した始動入賞球センサ4Sからの入力信号があるか否かがチェックされ、払出処理において例えば5個の賞球を払い出すよう制御信号が生成される。また、通過ゲート9をパチンコ球が通過して、これを検知した通過球センサ9Sからの入力信号があるか否かがチェックされ、普通図柄処理を行う制御命令が生成される。
【0041】
各種入力信号処理に続いて、次に、上記の普通図柄処理が行われる(ステップ205)。この普通図柄処理では、まず、上述の各種入力信号処理において通過球センサ9Sからの入力信号に応じた制御命令が生成されていると、CPUによって普通図柄入賞判定が行われる。この普通図柄入賞判定は、CPUが持つ普通図柄判定用乱数カウンタから乱数が抽出され、抽出された乱数がROMに記憶格納された普通図柄選択テーブルの入賞区画にあるか否かが判定されることによって行われる。そして、この普通図柄入賞判定の判定結果に基づき、CPUによって普通図柄表示装置7を構成する緑色および赤色の2つのLEDが点灯制御される。判定結果が当たりの場合は、交互に点滅制御されていた緑色LEDと赤色LEDとが緑色LEDのみの点灯にされ、始動入賞口4の球受入口が一定時間開かれる。また、判定結果がハズレの場合は、交互に点滅制御されていた緑色LEDと赤色LEDとが赤色LEDのみの点灯にされ、普通図柄処理は終了する。
【0042】
次に、装飾制御処理が行われ(ステップ206)、続いて払出処理が行われる(ステップ207)。装飾制御処理では、主基板30からの制御信号によって、枠ランプ10等の各種装飾ランプが発光制御される。払出処理では、前述の各種入力信号処理の処理結果に応じて賞球制御基板38へ制御信号が送信される。払出装置34は、この制御信号に基づいて制御され、所定数の賞球を払い出す。
【0043】
次に、各種装置から発生されるエラー信号に応じ、各信号に対して予め定められたエラー処理が行われる(ステップ208)。次に、コマンド送信処理が行われ(ステップ209)、RAMに記憶格納された各制御信号が、図柄制御基板40、LED制御基板36、音制御基板37および賞球制御基板38等に送信される。特別図柄表示装置3、8連LED8、装飾用LED2a,10a,11a、枠ランプ10、スピーカ11、および払出装置34は、このステップ209で送信された制御信号に基づいて駆動される。
【0044】
次に、ステップ201でRAMに退避された主基板30のCPU内の各レジスタの内容が復帰され(ステップ210)、割込許可フラグがセットされて(ステップ211)、割込処理は終了する。
【0045】
図11は、図9に示したメイン遊技制御処理のステップ103において行われる特別図柄ゲーム制御処理の詳細を示すフローチャートである。
【0046】
特別図柄ゲーム制御処理では、まず、パチンコ球の始動入賞口4への入賞があるか否かが判別される(図11,ステップ111参照)。始動入賞口4への入賞がない場合は、装飾ランプ等によって通常遊技表示やデモ表示がされる(ステップ112)。一方、始動入賞口4への入賞がある場合、大当たり判定が行われる。大当たり判定は、主基板30のCPUが大当たり判定用乱数カウンタから乱数を抽出し、抽出した乱数値がROMに記憶格納された大当たり判定テーブルの大当たりの区画にあるか否かを判定することによって行われる。抽出した乱数値が大当たりの区画にあると大当たり入賞になり、大当たりの区画にないとハズレになる。
【0047】
次に、大当たり判定の結果が大当たりであるか否かが判別され(ステップ113)、大当たりである場合、大当たり図柄が決定される(ステップ114)。大当たり図柄の決定に際し、CPUは、大当たり図柄決定用乱数カウンタより乱数を抽出し、大当たり図柄決定用テーブルを参照して特別図柄の1つの大当たり組み合わせを決定する。続いて、CPUは、演出パターン選択用乱数カウンタから乱数を抽出し、図8に示した演出パターン選択テーブルの大当たりに対応する何れか1つの演出パターンNo.1〜No.31を決定する(ステップ115)。
【0048】
一方、ステップ113の判別の結果が大当たりでない場合、つまり、ハズレの場合は、リーチを発生させてからハズレにするか、リーチを発生させずにそのままハズレにするかが決定される(ステップ116)。リーチを発生させるか否かの決定に際し、CPUは、リーチ動作決定用乱数カウンタより乱数を抽出し、抽出した乱数値がリーチ判定テーブルの「リーチ有り」または「リーチ無し」の何れの区画に属するかを判定してリーチ演出を行うか否かを決定する。この判定の結果、リーチ有りとなった場合、CPUは、ハズレ図柄決定用乱数カウンタから乱数を抽出し、ROMに記憶された停止図柄選択テーブルを参照して、リーチ演出が行われてからハズレになるようにハズレ停止図柄を決定する(ステップ117)。続いて、CPUは、演出パターン選択用乱数カウンタより乱数を抽出し、演出パターン選択テーブルのリーチ有りハズレ演出パターンNo.32〜No.47の何れか1つのリーチ有りハズレ演出パターンを決定する(ステップ118)。
【0049】
また、ステップ116でリーチ無しとなった場合は、CPUは、ハズレ図柄決定用乱数カウンタから乱数を抽出し、停止図柄選択テーブルを参照して、リーチ演出が行われずにハズレになるようにハズレ停止図柄を決定する(ステップ119)。続いて、CPUは、演出パターン選択用乱数カウンタより乱数を抽出し、演出パターン選択テーブルのリーチ無しハズレ演出パターンNO.48〜No.53の何れか1つのリーチ無しハズレ演出パターンを決定する(ステップ120)。
【0050】
次に、決定された特別図柄の停止表示並びに選択された演出パターンでの演出がなされるように、図柄制御基板40に対する制御信号(コマンド)がCPUによって生成され、一時主基板30のRAMに記憶格納される(ステップ121)。RAMに記憶格納された制御コマンドは、前述した図10の割込み処理のステップ209において図柄制御基板40へ送信される。
【0051】
次に、大当たり判定の結果が大当たりであったか否かが判別される(ステップ122)。大当たり判定の結果が大当たりであった場合は、大当たり遊技処理が行われる(ステップ123)。その後、特別図柄ゲーム制御処理終了処理(ステップ124)が行われて特別図柄ゲーム制御処理は終了する。一方、ステップ122の判別の結果が大当たりでない場合は、ステップ124の特別図柄ゲーム制御処理終了処理が行われて、特別図柄ゲーム制御処理は終了する。
【0052】
図12は、上記特別図柄ゲーム制御処理のステップ123で行われる大当たり遊技処理の詳細を示すフローチャートである。大当たり遊技処理では、まず、大当たり遊技の開始を報知するファンファーレ音をスピーカ11,11から出音するための音制御コマンドが主基板30のRAMに格納される(図12,ステップ131参照)。続いて、最大15ラウンド行われる大当たり遊技の各ラウンド(R)数を表示するR数表示コマンドが生成され、主基板30のRAMに格納されるインターバル処理が行われる(ステップ132)。次に、大入賞口6の扉の開放時間を管理する大入賞口開放処理が行われる(ステップ133)。続いて、この大入賞口開放中のV入賞の状況を報知するためのV入賞状況報知コマンドが主基板30のRAMに格納されるV入賞状況報知処理が行われる(ステップ134)。このV入賞状況報知コマンドは、V入賞球センサ6VSの検知信号の出力前、出力時、および出力後の状態に基づいて主基板30のCPUによって生成され、生成されたV入賞状況報知コマンドに基づいて遊技盤2の盤面や、枠ランプ10、スピーカ11に設けられた装飾用LED2a,10a,11a、および8連LED8が発光制御され、その発光態様に基づいてV入賞前、V入賞時、およびV入賞後のV入賞の状況が報知される。
【0053】
次に、このラウンドの大入賞口開放中にV入賞が成立したか否かが判別される(ステップ135)。V入賞が成立している場合は、処理はステップ132に戻り、次のラウンドの大当たり遊技に対して上記ステップ132〜134の処理が繰り返される。一方、V入賞が成立していない場合は、大当たり遊技を終了するためのエンディング処理が行われ(ステップ136)、大当たり遊技終了表示コマンドがRAMに格納されて大当たり遊技処理は終了する。
【0054】
図13は、図柄制御基板40で行われる処理の概略を示すフローチャートである。
【0055】
図柄制御基板40では、パチンコ機1の電源投入時にCPU41の動作の初期設定処理が行われる(図13,ステップ301参照)。次に、主基板30より受信した受信コマンドの解析が行われ(ステップ302)、その後、解析されたコマンドに基づく演出管理処理が行われ(ステップ303)、乱数が更新される(ステップ304)。
【0056】
また、図柄制御基板40は、主基板30からコマンドが送信されると、図14に示すように、主基板30からのコマンドを受信し(図14,ステップ311参照)、その受信したコマンドデータをRAM43に格納する(ステップ312)。
【0057】
図15は、所定時間毎例えば0.75〔msec〕ごとに図柄制御基板40で行われる内部タイマ割込み処理の概略を示すフローチャートである。この内部タイマ割込み処理では、まず、回転リール22a〜22cのリールドラム24a〜24cの変動制御や、リールバックライト27a〜27cの点灯を行うためのデータ出力処理が行われる(図15,ステップ321参照)。次に、リールドラム24a〜24cの初期位置を把握するために、インデックス検出用のセンサによってリールドラム24a〜24cのインデックス26a〜26cが検出され、入力したデータが1→0→0と変化した時点でインデックス26a〜26cの検知として、その場所がリールドラム24a,24b,24cの初期値として読み込まれる(ステップ322)。次に、特別図柄制御処理が行われ(ステップ323)、続いて、バックライト制御処理が行われる(ステップ324)。
【0058】
図16は、上記内部タイマ割込み処理のステップ323において行われる特別図柄制御処理の詳細を示すフローチャートである。この特別図柄制御処理では、まず、主基板30から入力した変動コマンドに応じて左側の回転リール22aの回転制御が開始される(図16,ステップ331参照)。次に、主基板30から入力した変動コマンドに応じて右側の回転リール22cの回転制御が開始され(ステップ332)、続いて、真ん中の回転リール22bの回転制御が開始される(ステップ333)。その後、各回転リール22a,22b,22cの回転制御に関する動作信号が生成され(ステップ334)、特別図柄制御処理は終了する。
【0059】
図17は、上記内部タイマ割込み処理のステップ324において行われるバックライト制御処理の詳細を示すフローチャートである。このバックライト制御処理では、まず、パチンコ機1の各種エラーが発生したか否かが判別され(図17,ステップ341参照)、エラーが発生した場合は、エラー用の点灯が行われる(ステップ342)。このエラー用の点灯は、LED制御インターフェイス46により内蔵LEDa1,a2、LEDb1,b2、LEDc1,c2が不規則に点灯されるなどして行われる。通常の点灯状態とは異なるこの不規則な点灯状態によって、パチンコ機1の異常発生が遊技者に報知される。一方、ステップ341でエラーが発生してないと判別された場合は、LED制御インターフェイス46が駆動されてリールバックライト27a〜27cの所定の制御処理が行われる。この所定の制御処理とは、大当たり発生時等に内蔵LEDa1,a2、LEDb1,b2、LEDc1,c2が所定のパターンで点滅されたりなどする処理である。続いて、このリールバックライト27a〜27cの制御結果の出力信号が生成され(ステップ344)、バックライト制御処理は終了する。
【0060】
上述した本実施形態によるパチンコ機1では、図12に示した大当たり遊技処理のステップ134で主基板30のRAMに格納されたV入賞状況報知コマンドは、図10に示した割込処理のステップ209のコマンド送信処理でLED制御基板36および図柄制御基板40へ送信される。LED制御基板36および図柄制御基板40は、このコマンドを受信するとV入賞状況報知処理を行い、大当たり遊技中の各ラウンド毎に開放する大入賞口6の内部に設けられたVゾーンにパチンコ球が入賞する前の状態、パチンコ球が入賞してV入賞が成立したときの状態、V入賞成立後の状態を報知する。
【0061】
図18は、LED制御基板36がV入賞検知信号出力前のV入賞状況報知コマンドを受信すると、装飾用LED2a,10a,11aおよび8連LED8を点灯制御して、V入賞状況がV入賞成立前の状態であることを報知する発光態様を概略的に示す図である。V入賞成立前の状態においては、各装飾用LED2a,10a,11aおよび8連LED8は矢印の方向へ点灯制御され、盤面の装飾用LED2aによる発光は中央部から上下方向へと流れ、枠ランプ10の装飾用LED10aおよびスピーカ11,11の装飾用LED11aによる発光はそれぞれ上から下へと流れ、8連LED8による発光は左右両側から中心へ向かって流れる。
【0062】
図19(a)〜図21(o)は盤面の装飾用LED2aによる上記発光パターンを示す図である。装飾用LED2aは、各図(a)〜(o)に示される15の各発光パターンを80〔msec〕毎に繰り返す。なお、同各図において丸で囲まれて示される装飾用LED2aは点灯状態であることを示す。
【0063】
大当たり遊技の各ラウンドが開始されて大入賞口6が開放すると、まず、図19(a)に示すように、特別図柄表示装置3の左右に設けられた装飾用LED2aが2個ずつ点灯され、遊技盤2の盤面の左右端部に設けられた装飾用LED2aも3個ずつ点灯される。この点灯状態は80〔msec〕保たれ、その後、同図(b)に示すように、特別図柄表示装置3の左右の装飾用LED2aの点灯は2個ずつ上へと増加され、盤面左右端部の装飾用LED2aの点灯は2個ずつ下へと増加される。この点灯状態も80〔msec〕保たれ、その後、同図(c)に示すように、特別図柄表示装置3の左右の装飾用LED2aの点灯は3個ずつ上へと増加され、盤面左右端部の装飾用LED2aの点灯は2個ずつ下へと増加される。この点灯状態も80〔msec〕保たれ、その後、同図(d)に示すように、特別図柄表示装置3の左右の装飾用LED2aの点灯はさらに3個ずつ上へと増加され、盤面左右端部の装飾用LED2aの点灯もさらに2個ずつ下へと増加される。そして、この点灯状態も80〔msec〕保たれ、演出開始から320〔msec〕後に、同図(e)に示すように盤面の全装飾用LED2aが点灯した状態になる。
【0064】
この点灯状態も80〔msec〕保たれ、その後、同図(f)に示すように、特別図柄表示装置3の周囲の装飾用LED2aが一斉に消灯してこの状態が80〔msec〕保たれ、図20(g)に示すように、特別図柄表示装置3の周囲の装飾用LED2aが一斉に点灯してこの状態が80〔msec〕保たれる。その後、同図(h)および(i)に示すようにこの一斉消灯および一斉点灯が繰り返され、その後、同図(j)に示すように全点灯状態に戻る。
【0065】
この全点灯状態から80〔msec〕後に、同図(k)に示すように、特別図柄表示装置3の周囲の装飾用LED2aは盤面の中央から上へと2個ずつ消灯され、盤面左右端部の装飾用LED2aは3個ずつ盤面の中央から下へと消灯される。この状態も80〔msec〕保たれ、その後、同図(l)に示すように、特別図柄表示装置3の周囲の装飾用LED2aは盤面の中央から上へと2個ずつ消灯され、盤面左右端部の装飾用LED2aも2個ずつ盤面の中央から下へと消灯される。この状態も80〔msec〕保たれ、その後、図21(m)に示すように、特別図柄表示装置3の周囲の装飾用LED2aは盤面の中央から上へと3個ずつ消灯され、盤面左右端部の装飾用LED2aは2個ずつ盤面の中央から下へと消灯される。この状態も80〔msec〕保たれ、その後、同図(n)に示すように、特別図柄表示装置3の周囲の装飾用LED2aは盤面の中央から上へと3個ずつ消灯され、盤面左右端部の装飾用LED2aは盤面の中央から下へと2個ずつ消灯される。そして、この状態も80〔msec〕保たれ、演出開始から1120〔msec〕後に、同図(o)に示すように盤面の全装飾用LED2aが消灯した状態になる。
【0066】
この状態から80〔msec〕後に、図19(a)に示す点灯状態に戻り、上記の一連の盤面の発光パターンがV入賞が発生するまで繰り返される。これによって遊技盤2の盤面の発光は図18に示したように中央部から上下方向へと繰り返して流れるように見える。
【0067】
図22(a)〜図25(s)は、枠ランプ10およびスピーカ11に設けられた装飾用LED10a,11aの、図18に示したV入賞成立前の発光パターンを示す図である。枠ランプ10およびスピーカ11に設けられた装飾用LED10a,11aは、各図(a)〜(s)に示される19の各発光パターンを128〔msec〕毎に繰り返す。なお、同各図において丸で囲まれて示される装飾用LED10a,11aは点灯状態であることを示す。
【0068】
大当たり遊技の各ラウンドが開始されて大入賞口6が開放すると、まず、図22(a)に示すように、左右のスピーカ11,11の最も内側に設けられた装飾用LED11aがそれぞれ点灯され、左右の枠ランプ10,10の最上部に設けられた装飾用LED10aがそれぞれ点灯される。この点灯状態は128〔msec〕保たれ、その後、同図(b)に示すように、スピーカ11の1個外側に設けられた装飾用LED11aが点灯され、枠ランプ10に設けられた装飾用LED10aの点灯は下方へ向かって増加する。この点灯状態も128〔msec〕保たれ、その後、同図(c)に示すように、スピーカ11の最も内側と3個外側とに設けられた装飾用LED11aが2個同時に点灯し、枠ランプ10の装飾用LED10aの点灯は下方へ向かってさらに増加する。この点灯状態も128〔msec〕保たれ、その後、同図(d)に示すように、スピーカ11の2個および4個外側に設けられた装飾用LED11aが2個同時に点灯し、枠ランプ10の装飾用LED10aの点灯は下方へ向かってさらに増加する。この点灯状態も128〔msec〕保たれ、その後、同図(e)に示すように、スピーカ11の3個外側に設けられた装飾用LED11aが点灯し、枠ランプ10の装飾用LED10aの点灯は下方へ向かってさらに増加して全点灯する。この点灯状態も128〔msec〕保たれ、その後、同図(f)に示すように、スピーカ11の最も外側に設けられた装飾用LED11aが点灯され、枠ランプ10の装飾用LED10aの点灯は全点灯が維持される。
【0069】
この点灯状態も128〔msec〕保たれ、その後、図23(g),(h)に示すように、256〔msec〕の間、スピーカ11に設けられた装飾用LED11aは全消灯され、枠ランプ10の装飾用LED10aは全点灯される。その後、同図(i),(j),(k)に示すように、枠ランプ10の装飾用LED10aは全点灯されたまま、スピーカ11の最も内側,1個外側,2個外側に設けられた装飾用LED11aが順次1個ずつ128〔msec〕毎に点灯される。
その後、同図(l)に示すように、スピーカ11の最も内側および最も外側に設けられた装飾用LED11aが2個同時に点灯され、枠ランプ10の最上部に設けられた装飾用LED10aは消灯される。
【0070】
この状態も128〔msec〕保たれ、その後、図24(m)に示すように、スピーカ11の2個外側の装飾用LED11aが点灯され、枠ランプ10の装飾用LED10aの消灯は下方へ向かって増加する。この状態も128〔msec〕保たれ、その後、同図(n)に示すように、スピーカ11の3個外側の装飾用LED11aが点灯され、枠ランプ10の装飾用LED10aの消灯は下方へ向かってさらに増加する。この状態も128〔msec〕保たれ、その後、同図(o)に示すように、スピーカ11の最も外側の装飾用LED11aが点灯され、枠ランプ10の装飾用LED10aの消灯は下方へ向かってさらに増加し、全消灯する。
【0071】
そして、演出開始から1920〔msec〕後に、同図(p)に示すように、全ての装飾用LED10a,11aが消灯され、この消灯状態が同図(q)〜図25(s)に示すように512〔msec〕間続く。その後、図22(a)に示す、初めの発光パターンに戻る。これによって図18に示したように、枠ランプ10の装飾用LED10aによる発光は上から下へと繰り返して流れるように見え、スピーカ11の装飾用LED11aによる発光は内から外へ渦巻くように見える。
【0072】
図26(a)〜(j)は、8連LED8の図18に示したV入賞成立前の発光パターンを示す図である。8連LED8は、各図(a)〜(j)に示される10の各発光パターンを96〔msec〕毎に繰り返す。なお、同各図において丸で囲まれて示されるLEDは点灯状態であることを示す。
【0073】
大当たり遊技の各ラウンドが開始されて大入賞口6が開放すると、まず、図26(a)に示すように、左右両端のLEDが点灯され、96〔msec〕後に、同図(b)に示すようにこれに加えてその内側のLEDがそれぞれ点灯される。
その96〔msec〕後に、同図(c)に示すように、さらにその内側のLEDがそれぞれ点灯され、その96〔msec〕後に、同図(d)に示すように、またさらにその内側のLEDがそれぞれ点灯されて全てのLEDが点灯した状態となる。この全点灯状態は96〔msec〕保たれ、その後、同図(e)に示すように全灯状態がさらに96〔msec〕維持される。その後、同図(f)〜(h)に示すように、96〔msec〕毎に両端のLEDから順次消灯されていって同図(i)に示す全消灯状態になる。この全消灯状態も96〔msec〕保たれ、さらに、同図(j)に示すように、この全消灯状態が96〔msec〕間続く。その後、同図(a)に示す発光パターンに戻って、上記の一連の発光パターンがV入賞が発生するまで繰り返される。これによって図18に示したように、8連LED8の発光は左右両側から中心へ向かって繰り返して流れるように見える。
【0074】
図27は、LED制御基板36がV入賞検知信号出力時のV入賞状況報知コマンドを受信すると装飾用LED2a,10a,11aおよび8連LED8を点灯制御して、V入賞状況がV入賞成立時の状態であることを報知する発光態様を概略的に示す図である。V入賞成立時の状態においては、遊技盤2の盤面に設けられた全装飾用LED2aおよび8連LED8の全てのLEDは点滅制御される。
枠ランプ10およびスピーカ11に設けられた装飾用LED10a,11aは、V入賞成立前と同様に矢印の方向へ点灯制御され、図22(a)〜図25(s)に示したように発光が上から下へと流れる。
【0075】
図28(a),(b)は、盤面の装飾用LED2aによる上記の発光パターンを示す図である。なお、同図(a)において丸で囲まれて示される装飾用LED2aは点灯状態であることを示す。
【0076】
大当たり遊技の各ラウンドが開始されて、図19(a)〜図21(o)に示す発光パターンを繰り返していた装飾用LED2aは、V入賞が成立すると、図28(a)に示すように全点灯され、80〔msec〕後に、同図(b)に示すように全消灯される。そして、80〔msec〕後に同図(a)に示す全点灯に戻る。この80〔msec〕毎の2つの発光パターンによる点滅はV入賞時から750〔msec〕繰り返され、その後、同図(b)に示す全消灯状態が250〔msec〕間保たれる。
【0077】
図29(a),(b)は、8連LED8の図27に示したV入賞成立時発光パターンを示す図である。なお、同図(a)において丸で囲まれて示されるLEDは点灯状態であることを示す。
【0078】
大当たり遊技の各ラウンドが開始されて、図26(a)〜(j)に示す発光パターンを繰り返していた8連LED8は、V入賞が成立すると、図29(a)に示すように、全点灯され、80〔msec〕後に、同図(b)に示すように全消灯される。そして、80〔msec〕後に同図(a)に示す全点灯に戻る。この80〔msec〕毎の2つの発光パターンによる点滅はV入賞時から750〔msec〕繰り返され、その後、同図(b)に示す全消灯状態が250〔msec〕間保たれる。
【0079】
図30は、LED制御基板36がV入賞検知信号出力後のV入賞状況報知コマンドを受信すると装飾用LED2a,10a,11aおよび8連LED8を点灯制御して、V入賞状況がV入賞成立後の状態であることを報知する発光態様を概略的に示す図である。V入賞成立後の状態においては、盤面の装飾用LED2aは、盤面の左右両端部に設けられた装飾用LED2aがV入賞成立前とは逆に矢印の方向に点灯制御され、発光が盤面下部から中央へと流れる。また、特別図柄表示装置3の周囲に設けられた装飾用LED2aは、両横の部分と上方の部分とが時間差をもって点滅制御され、各部分が交互に点滅する。また、8連LED8は矢印の方向へ点灯制御され、発光が左から右、右から左へと交互に流れる。また、枠ランプ10およびスピーカ11に設けられた装飾用LED10a,11aは、V入賞成立前およびV入賞成立時の状態と変わらずに矢印の方向へ点灯制御され、発光が上から下へと流れる。つまり、装飾用LED10a,11aの発光パターンは、V入賞の成立に関わりなく、大当たり遊技が終了するまで、図22(a)〜図25(s)に示した19パターンが繰り返される。
【0080】
図31(a)〜(d)は盤面の装飾用LED2aによる上記の発光パターンを示す図である。装飾用LED2aは、各図(a)〜(d)に示される4の各発光パターンを192〔msec〕毎に繰り返す。なお、各図(a)〜(d)において丸で囲まれて示される装飾用LED2aは点灯状態であることを示す。
【0081】
V入賞時に図28(a),(b)に示すパターンで発光した装飾用LED2aは、V入賞時から1000〔msec〕後に、図31(a)に示すように、盤面の左右最下部の各一般入賞口5とその直ぐ上の各一般入賞口5とに設けられた装飾用LED2aが点灯され、また、特別図柄表示装置3の上方周囲に設けられた装飾用LED2aが点灯される。その192〔msec〕後、同図(b)に示すように、特別図柄表示装置3の上方周囲に設けられた装飾用LED2aは消灯され、代わって特別図柄表示装置3の左右両側に設けられた装飾用LED2aが点灯される。また、上側の各一般入賞口5の装飾用LED2aが消灯され、代わって盤面中央左右両端の装飾用LED2aが点灯される。そのまた192〔msec〕後、同図(c)に示すように、特別図柄表示装置3の左右両側に設けられた装飾用LED2aは消灯され、代わって特別図柄表示装置3の上方周囲に設けられた装飾用LED2aが点灯される。また、最下部の各一般入賞口5の装飾用LED2aが消灯され、代わって上側の各一般入賞口5の装飾用LED2aが点灯される。さらにその192〔msec〕後、同図(d)に示すように、特別図柄表示装置3の上方周囲に設けられた装飾用LED2aは消灯され、代わって特別図柄表示装置3の左右両側に設けられた装飾用LED2aが点灯される。また、盤面中央左右両端および各一般入賞口5の装飾用LED2aは消灯される。そして、192〔msec〕後に同図(a)に示す発光パターンに戻り、上記の一連の発光パターンがこのラウンドが終了するまで繰り返される。これによって図30に示したように、特別図柄表示装置3の上方周囲と左右両側とが交互に点滅し、盤面の左右両端を下から中央へと光が繰り返して流れるように見える。
【0082】
図32(a)〜図34(z)は、8連LED8の図30に示したV入賞成立後の発光パターンを示す図である。8連LED8は、各図(a)〜(z)に示される84の各発光パターンを64〔msec〕毎に繰り返す。なお、同各図において丸で囲まれて示されるLEDは点灯状態であることを示す。
【0083】
V入賞時に図29(a),(b)に示すパターンで発光した8連LED8は、V入賞時から1000〔msec〕後に、図32(a)に示すように、左端のLEDが点灯される。その64〔msec〕後に、左端のLEDは消灯され、同図(b)に示すように、左から2番目のLEDが点灯される。さらにその64〔msec〕後に、左から2番目のLEDは消灯され、同図(c)に示すように、左端および左から3番目のLEDが点灯される。さらにまたその64〔msec〕後に、左端および左から3番目のLEDは消灯れ、同図(d)に示すように、左から2番目および4番目のLEDが点灯される。
【0084】
その64〔msec〕後、左から2番目および4番目のLEDは消灯され、同図(e)に示すように、左端、左から3番目および左から5番目の3個のLEDが点灯される。以後、64〔msec〕毎に、同図(f)〜(h)に示すように、1組おきで3組のLEDの点灯が左から右へと進む。その後、64〔msec〕毎に、同図(i)および図33(j)に示すように、1組おきのLEDの点灯は2組になって左から右へと進み、同図(k)および同図(l)に示すように、LEDの点灯は1組になって左から右へと進む。その後、同図(m)に示すようにLEDは全消灯状態となる。そして、この全消灯状態が30パターン繰り返されて1920〔msec〕続いた後、同図(n)に示すように右端のLEDが点灯される。その64〔msec〕後に、右端のLEDは消灯され、同図(o)に示すように、右から2番目のLEDが点灯される。さらにその64〔msec〕後に、右から2番目のLEDは消灯され、同図(p)に示すように、右端および右から3番目のLEDが点灯される。さらにまたその64〔msec〕後に、右端および右から3番目のLEDは消灯され、同図(q)に示すように、右から2番目および4番目のLEDが点灯される。
【0085】
その64〔msec〕後、右から2番目および4番目のLEDは消灯され、同図(r)に示すように、右端、右から3番目および右から5番目の3個のLEDが点灯される。以後、64〔msec〕毎に、図34(s)〜(u)に示すように、1組おきで3組のLEDの点灯が右から左へと進む。その後、64〔msec〕毎に、同図(v)および(w)に示すように、1組おきのLEDの点灯は2組になって右から左へと進み、同図(x)および(y)に示すように、LEDの点灯は1組になって右から左へと進む。その後、同図(z)に示すようにLEDは全消灯状態となる。そして、この全消灯状態が30パターン繰り返されて1920〔msec〕続いた後、再び図32(a)に示す発光パターンに戻り、上記の一連の発光パターンがこのラウンドが終了するまで繰り返される。これによって図30に示したように、8連LED8による発光態様は、光が左から右、右から左へと繰り返して流れるように見える。
【0086】
このような本実施形態によるパチンコ機1によれば、大当たり遊技中の各ラウンドにおいて、大入賞口6の内部に設けられたVゾーンへパチンコ球が入賞してV入賞が成立する前の状態、V入賞成立時の状態、およびV入賞成立後の状態といった入賞状況が、V入賞球センサ6VSの検知信号の出力前、出力時、および出力後の状態に基づいて装飾用LED2a,10a,11aおよび8連LED8の点灯パターンによって上述したように報知される。従って、遊技者は、大当たり遊技を行っている最中に、現在の状態がパチンコ球がVゾーンへ入賞する前なのか、入賞してV入賞が成立したところなのか、あるいはVゾーンへ入賞した後なのかということを容易に明確に認識することが出来る。この結果、遊技者は、遊技者が最も楽しく優越感に浸ることが出来る大当たり遊技が継続されなくなる危険を回避する対処、例えばVゾーンへの入賞を誘発しやすいパチンコ球の発射操作などをすることが出来るようになる。従って、遊技者は、もしかしたら未だV入賞が成立していなくて、このままでは大当たり遊技が継続されないのではないか、という不安を抱くこと無く、安心して、ゆとりを持ってパチンコ球の発射操作を工夫するなどして、的確に対応しながら大当たり遊技を楽しむことが出来る。
【0087】
また、本実施形態によれば、遊技盤2の盤面各所、枠ランプ10およびスピーカ11に設けられた装飾用LED2a,10a,11a、ならびに8連LED8の発光態様に基づいてVゾーンへの入賞状況が報知される。従って、これら各種発光装置の発光態様によって遊技者がVゾーンへの入賞状況を把握できると共に、遊技者の関心がVゾーンへの入賞状況の報知演出に集まることにより、従来あまり関心を持たれなかった大当たり遊技中の各種発光装置による演出の演出効果を高めることが出来る。この結果、大当たり遊技の面白味が増し、遊技全体の楽しさを実感させることが出来るパチンコ機が提供される。また、大当たり遊技中の各ラウンドにおけるVゾーンへの入賞状況の報知は遊技者に視覚的に伝達されるので、大当たり遊技中はパチンコ機の盤面を注視している遊技者に対して、報知が確実に伝わる。また、パチンコ機の盤面を注視している遊技者に対して、各種発光装置の発光態様による演出効果も高まりやすい。
【0088】
なお、本実施形態においては、装飾用LED2a,10a,11a、ならびに8連LED8といった機器前面に設けられた演出用光源の発光態様に基づいてV入賞状況の報知を行う構成としたが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、特別図柄表示装置3を構成する、特別図柄が外周に描かれた回転リール22a,22b,22cに内蔵されて特別図柄を背後から照明するリールバックライト27a,27b,27cの発光態様に基づいてV入賞状況の報知を行う構成としても良い。あるいは、特別図柄を表示する特別図柄表示装置として液晶表示装置等の画像表示装置が用いられた場合のその画像表示装置や、特別図柄表示装置とは別途に設けられる表示装置等の表示態様や発光態様に基づいてV入賞状況を報知する構成としても良い。これら各構成によっても、上記実施形態と同様な作用・効果が奏される。
【0089】
また、スピーカ11,11より出力される演出音の発音態様に基づいてV入賞状況を報知する構成としても良い。この場合、V入賞状況の報知は聴覚的に遊技者に伝達されるので、大当たり遊技中にパチンコ機の盤面から目を離した場合でも、遊技者は確実に報知情報を得ることが出来る。
【0090】
また、上記の装飾用LED2a,10a,11a、8連LED8、リールバックライト27a,27b,27cといった各発光装置の発光態様や、表示装置の表示態様、スピーカ11の発音態様を組み合わせ、その組み合わせ態様に基づいてV入賞状況を報知する構成としても良い。この場合、V入賞状況の報知は視覚的および聴覚的に遊技者に伝達されるので、遊技者は報知情報をより確実に得ることが出来るようになり、また、多様な発光態様および発音態様の組み合わせにより、演出効果もさらに高まる。
【0091】
また、本実施形態においては、本発明をパチンコ機に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、上記の実施形態で説明したゲームプログラムを家庭用ゲーム機やパーソナルコンピュータ等に備えられたコンピュータで実行することもできる。この場合においても、上記の実施形態と同様な作用・効果が奏される。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、大当たり遊技中における、変動入賞装置内に設けられた特定領域へ遊技球が入賞する前の状態、入賞時の状態、および入賞後の状態といった入賞状況が、特定入賞球検知手段による検知信号の出力前、出力時、および出力後の状態に基づいて報知される。従って、遊技者は、大当たり遊技を行っている最中に、現在の状態が特定領域へ遊技球が入賞する前なのか、入賞したところなのか、あるいは入賞した後なのかということを容易に明確に認識することが出来る。この結果、遊技者は、遊技者が最も楽しく優越感に浸ることが出来る大当たり遊技が継続されなくなる危険を回避する対処をすることが出来るようになる。従って、遊技者は、もしかしたら未だ特定領域へ遊技球が入賞していなくて、このままでは大当たり遊技が継続されないのではないか、という不安を抱くこと無く、安心して、ゆとりを持って的確に対応しながら大当たり遊技を楽しむことが出来る。
【0093】
また、機器前面に設けられた演出用光源、または、演出音を出力する音出力装置、または、特別図柄が外周に描かれた回転リールに内蔵されて特別図柄を背後から照明するリールバックライト、または、画面上に特別図柄を表示する画像表示装置の少なくとも1つの動作を制御して特定領域への入賞状況を報知する構成とした場合、遊技機に設けられた各種装置を用いて報知演出が行われるため、遊技者が特定領域への入賞状況を把握できると共に、遊技者の関心が報知演出に集まることにより、従来あまり関心を持たれなかった大当たり遊技中の各種装置による演出の演出効果を高めることが出来る。従って、大当たり遊技の面白味が増し、遊技全体の楽しさを実感させることが出来る遊技機が提供される。
【0094】
また、演出用光源またはリールバックライトまたは画像表示装置の発光態様に基づいて特定領域への入賞状況を報知する構成とした場合、特定領域への入賞状況の報知は視覚的に遊技者に伝達される。大当たり遊技中の遊技者は遊技機を注視しているので、報知は確実に遊技者に伝わり、また、その発光態様による演出効果が高まりやすい。
【0095】
また、音出力装置の発音態様に基づいて特定領域への入賞状況を報知する構成とした場合、特定領域への入賞状況の報知は聴覚的に遊技者に伝達されるので、大当たり遊技中に遊技機から目を離した場合でも、遊技者は確実に報知情報を得ることが出来る。
【0096】
また、演出用光源またはリールバックライトまたは画像表示装置の発光態様、および音出力装置の発音態様の組み合わせに基づいて特定領域への入賞状況を報知する構成とした場合、特定領域への入賞状況の報知は視覚的および聴覚的に遊技者に伝達されるので、遊技者は報知情報をより確実に得ることが出来るようになる。また、発光態様および発音態様の組み合わせにより、演出効果もさらに高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるパチンコ機の遊技盤面を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施形態によるパチンコ機の特別図柄表示装置を構成する回転リールユニットの正面透視図である。
【図3】図2に示す回転リールユニットの平面透視図である。
【図4】図2に示す回転リールユニットの側面透視図である。
【図5】図2に示す回転リールユニットに設けられたリールバックライトの構成を概略的に示す図である。
【図6】図2に示す回転リールユニットの回転リールの外周に描かれた特別図柄列を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態によるパチンコ機の遊技動作を処理制御する電子回路の主な構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示す電子回路の主基板のROMに記憶格納された演出パターン選択テーブルを概念的に示す図である。
【図9】本発明の一実施形態によるパチンコ機において主基板が行うメイン遊技制御処理の概略を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態によるパチンコ機において主基板が行う割込処理の概略を示すフローチャートである。
【図11】図9に示すフローチャート中の特別図柄ゲーム制御処理の詳細を示すフローチャートである。
【図12】図11に示すフローチャート中の大当たり遊技処理の詳細を示すフローチャートである。
【図13】本発明の一実施形態によるパチンコ機において図柄制御基板が行う遊技処理の概略を示すフローチャートである。
【図14】本発明の一実施形態によるパチンコ機において図柄制御基板が行う主基板STB入力処理の概略を示すフローチャートである。
【図15】本発明の一実施形態によるパチンコ機において図柄制御基板が行う内部タイマ割込み処理の概略を示すフローチャートである。
【図16】図15に示すフローチャート中の特別図柄制御処理の詳細を示すフローチャートである。
【図17】図15に示すフローチャート中のバックライト制御処理の詳細を示すフローチャートである。
【図18】図12に示すフローチャート中のV入賞状況報知処理によって発光制御されるV入賞成立前の状態を報知する発光態様を概略的に示す図である。
【図19】図18に示すV入賞成立前の発光態様における遊技盤盤面の発光パターンを示す第1の図である。
【図20】図19に続いて制御される遊技盤盤面の発光パターンを示す第2の図である。
【図21】図20に続いて制御される遊技盤盤面の発光パターンを示す第3の図である。
【図22】図18に示すV入賞成立前の発光態様における枠ランプおよびスピーカの発光パターンを示す第1の図である。
【図23】図22に続いて制御される枠ランプおよびスピーカの発光パターンを示す第2の図である。
【図24】図23に続いて制御される枠ランプおよびスピーカの発光パターンを示す第3の図である。
【図25】図24に続いて制御される枠ランプおよびスピーカの発光パターンを示す第4の図である。
【図26】図18に示すV入賞成立前の発光態様における8連LEDの発光パターンを示す図である。
【図27】図12に示すフローチャート中のV入賞状況報知処理によって発光制御されるV入賞成立時の状態を報知する発光態様を概略的に示す図である。
【図28】図27に示すV入賞成立時の発光態様における遊技盤盤面の発光パターンを示す図である。
【図29】図27に示すV入賞成立時の発光態様における8連LEDの発光パターンを示す図である。
【図30】図12に示すフローチャート中のV入賞状況報知処理によって発光制御されるV入賞成立後の状態を報知する発光態様を概略的に示す図である。
【図31】図30に示すV入賞成立後の発光態様における遊技盤盤面の発光パターンを示す図である。
【図32】図30に示すV入賞成立後の発光態様における8連LEDの発光パターンを示す第1の図である。
【図33】図32に続いて制御される8連LEDの発光パターンを示す第2の図である。
【図34】図33に続いて制御される8連LEDの発光パターンを示す第3の図である。
【符号の説明】
1…パチンコ機
2…遊技盤
2a…装飾用LED
3…特別図柄表示装置
3a,3b,3c…表示窓
3La,3Lb,3Lc,3Lc,3Ld,3Le…入賞ライン
4…始動入賞口
5…一般入賞口
6…大入賞口
6VS…V入賞球センサ
8…8連LED
10…枠ランプ
10a…装飾用LED
11…スピーカ
11a…装飾用LED
20…回転リールユニット
22a,22b,22c…回転リール
27a,27b,27c…リールバックライト
a1,a2、b1,b2、c1,c2…内蔵LED
30…主基板
36…LED制御基板
37…音制御基板
40…図柄制御基板
41…CPU(中央演算処理装置)
42…ROM(読み出し専用メモリ)
43…RAM(読み書き可能メモリ)
46…LED制御インターフェイス
【発明の属する技術分野】
本発明は、変動入賞装置内に設けられた特定領域への遊技球の入賞を条件に大当たり遊技が継続される遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の遊技機としては、パチンコ機がある。従来の一般的なパチンコ機では、遊技盤の盤面に打ち込まれたパチンコ球が、盤面を流下する途中で一般入賞口に入賞すると所定数の賞球が払い出される。また、始動入賞口に入賞すると、大当たり判定が行われ、この大当たり判定の判定結果に基づいて演出が決定される。そして、大当たり判定の判定結果および決定された演出に基づき、遊技盤の盤面中央に設けられた液晶表示装置に複数の特別図柄が変動表示される特別図柄ゲームが行われる。特別図柄ゲームでは、変動表示されている複数の特別図柄が同一図柄等の所定の組合せで停止表示されると、大当たり入賞が発生する。
大当たり入賞が発生すると、盤面下方に設けられた変動入賞装置の大入賞口が開放されて多量のパチンコ球が入賞し易くなる大当たり遊技が行われる。
【0003】
大当たり遊技は、大入賞口に所定個数例えば10個のパチンコ球が入賞するまで、または所定時間例えば30秒が経過するまで、大入賞口が開放したままになる遊技が例えば最大で15ラウンド行われる。ラウンド中に、大入賞口へ入賞したパチンコ球が変動入賞装置の内部に設けられたVゾーンと呼ばれる特定領域を通過すると、次のラウンドへ継続して進むことが出来るが、ラウンド中にVゾーンを通過しなかった場合はいわゆるパンクとなり、15ラウンド到達以前であっても大当たり遊技はそのラウンドで打ち切られて終了となる。ラウンド中にVゾーンにパチンコ球が入賞したことは、パチンコ球のVゾーン入賞時に、液晶表示装置の画面の一部に「V」などの文字が表示されたり、盤面の装飾ランプ等が派手に点滅したり、V入賞音が出音されたりして遊技者に報知される。遊技者は、このようなV入賞の報知演出を視聴することで、次のラウンドへ進めることを認識できる。
【0004】
また、従来のパチンコ機には、パチンコ球が始動入賞口に入賞すると可変入賞球装置が一定時間開放し、この開放中に可変入賞球装置へ入賞したパチンコ球が内部に設けられたVゾーンを通過すると大当たり入賞が発生する第2種のパチンコ機もある(例えば、特許文献1参照。)。このようなパチンコ機の大当たり遊技は、可変入賞装置が所定回数開閉するラウンドがV入賞の成立を条件に所定回数継続して行われる。V入賞は、各ラウンド中に設けられた特定の有効期間において成立し、この有効期間外にVゾーンにパチンコ球が入賞してもV入賞は成立しない。このV入賞の有効期間を検査する際に検査を容易に行えるように、このパチンコ機では、V入賞の有効期間の開始時点から終了時点までの間、発光装置を継続的に点灯させている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−354678号公報(段落[0033]〜段落[003
6])
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の前者の遊技機においては、V入賞についての報知はパチンコ球のVゾーン入賞時にV入賞の成立に対して行われるだけなので、遊技者は、大当たり遊技中、今現在の遊技状態が各ラウンドのV入賞前であるのか、V入賞後であるのかを明確に認識することが出来なかった。また、上記従来の後者の遊技機においては、V入賞についての報知は、V入賞の有効期間中にその有効期間を知らせるだけなので、やはり、遊技者は、今現在の遊技状態が各ラウンドのいかなる状況にあるのかを明確に認識することが出来なかった。このため、上記従来のいずれの遊技機においても、大当たり遊技がパンクする危険性があることを、遊技者が察知することが困難になる虞があった。従って、遊技者は、もしかしたら未だV入賞が成立していなくて、このままだと大当たり遊技がパンクして終わってしまうのではないか、という不安を抱くことも多く、せっかくの大当たり遊技を安心して楽しめなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、大当たり入賞を発生させるか否かの判定を行う大当たり判定手段と、この大当たり判定手段の判定結果が大当たりの場合は変動入賞装置を遊技球が入賞し易い状態に制御して大当たり遊技を行う遊技処理制御手段と、大当たり遊技中に遊技球が入賞すると大当たり遊技が継続される変動入賞装置内に設けられた特定領域への遊技球の入賞を検知する特定入賞球検知手段とを備えた遊技機、または、コンピュータを、大当たり入賞を発生させるか否かの判定を行う大当たり判定手段と、この大当たり判定手段の判定結果が大当たりの場合は変動入賞装置を遊技球が入賞し易い状態に制御して大当たり遊技を行う遊技処理制御手段と、大当たり遊技中に遊技球が入賞すると大当たり遊技が継続される変動入賞装置内に設けられた特定領域への遊技球の入賞を検知する特定入賞球検知手段として機能させる遊技プログラムにおいて、特定入賞球検知手段による検知信号に基づいて大当たり遊技中の遊技球の特定領域への入賞前から入賞後にわたる入賞状況を報知する特定入賞状況報知手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
このような構成によれば、大当たり遊技中における、変動入賞装置内に設けられた特定領域へ遊技球が入賞する前の状態、入賞時の状態、および入賞後の状態といった入賞状況が、特定入賞球検知手段による検知信号の出力前、出力時、および出力後の状態に基づいて報知される。従って、遊技者は、大当たり遊技を行っている最中に、現在の状態が特定領域へ遊技球が入賞する前なのか、入賞したところなのか、あるいは入賞した後なのかということを容易に明確に認識することが出来る。
【0009】
また、本発明は、特定入賞状況報知手段が、機器前面に設けられた演出用光源、または、演出音を出力する音出力装置、または、特別図柄が外周に描かれた回転リールに内蔵されて特別図柄を背後から照明するリールバックライト、または、画面上に特別図柄を表示する画像表示装置の少なくとも1つの動作を制御して特定領域への入賞状況を報知することを特徴とする。
【0010】
このような構成によれば、遊技機に設けられた各種装置を用いて報知演出が行われるため、遊技者が特定領域への入賞状況を把握できると共に、遊技者の関心が報知演出に集まることにより、従来あまり関心を持たれなかった大当たり遊技中の各種装置による演出の演出効果を高めることが出来る。
【0011】
また、本発明は、特定入賞状況報知手段が、演出用光源またはリールバックライトまたは画像表示装置の発光態様に基づいて特定領域への入賞状況を報知することを特徴とする。
【0012】
このような構成によれば、特定領域への入賞状況の報知は視覚的に遊技者に伝達される。大当たり遊技中の遊技者は遊技機を注視しているので、報知は確実に遊技者に伝わり、また、その発光態様による演出効果が高まりやすい。
【0013】
また、本発明は、特定入賞状況報知手段が、音出力装置の発音態様に基づいて特定領域への入賞状況を報知することを特徴とする。
【0014】
このような構成によれば、特定領域への入賞状況の報知は聴覚的に遊技者に伝達されるので、大当たり遊技中に遊技機から目を離した場合でも、遊技者は確実に報知情報を得ることが出来る。
【0015】
また、本発明は、特定入賞状況報知手段が、演出用光源またはリールバックライトまたは画像表示装置の発光態様、および音出力装置の発音態様の組み合わせに基づいて特定領域への入賞状況を報知することを特徴とする。
【0016】
このような構成によれば、特定領域への入賞状況の報知は視覚的および聴覚的に遊技者に伝達されるので、遊技者は報知情報をより確実に得ることが出来るようになる。また、発光態様および発音態様の組み合わせにより、演出効果もさらに高まる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による遊技機をパチンコ機に適用した一実施形態について説明する。
【0018】
図1は、本実施形態によるパチンコ機1の遊技盤2を示す正面図である。遊技盤2の盤面中央には、回転リールユニットからなる特別図柄表示装置3が設けられている。この特別図柄表示装置3に3行3列に表示される特別図柄は、表示窓3a,3b,3cを介して各列3個ずつ観察される。表示窓3a,3b,3cには、表示された特別図柄の組み合わせを規定する5本の入賞ライン3La,3Lb,3Lc,3Ld,3Leが表示されている。特別図柄表示装置3に3行3列に表示された特別図柄がこれら入賞ライン3La〜3Leのいずれかに所定の大当たり組み合わせで揃うと、大当たり入賞が発生する。
【0019】
特別図柄表示装置3の下方には始動入賞口4が設けられている。この始動入賞口4にパチンコ球が入賞すると、特別図柄表示装置3に特別図柄が変動表示されて特別図柄ゲームが開始される。また、始動入賞口4の左右には、パチンコ球が入賞すると所定個数例えば10個の賞球が払い出される一般入賞口5が4個設けられている。また、始動入賞口4の下方には、大当たり入賞が発生すると行われる大当たり遊技において扉が開閉する、変動入賞装置である大入賞口6が設けられている。
【0020】
大当たり遊技は、特別図柄の大当たり組み合わせが特別図柄ゲームの終了時にいずれかの入賞ライン3La〜3Leに停止表示してから行われ、大入賞口6に所定個数例えば10個のパチンコ球が入賞するまで、または所定時間例えば30秒が経過するまで、大入賞口6が開放したままになる遊技が最大で15ラウンド行われる。ラウンド中に、大入賞口6へ入賞したパチンコ球がアタッカ内部に設けられたVゾーンと呼ばれる特定の領域に入賞すると、次のラウンドへ継続して進むことが出来るが、ラウンド中にVゾーンに入賞しなかった場合はいわゆるパンクとなり、15ラウンド到達以前であっても大当たり遊技はそのラウンドで打ち切られて終了となる。
【0021】
また、特別図柄表示装置3の右方には、緑色LED(発光ダイオード)および赤色LEDが上下に並設された普通図柄表示装置7が設けられている。普通図柄表示装置7は、始動入賞口4の左下方に設けられた通過ゲート9をパチンコ球が通過すると、緑色LEDおよび赤色LEDを交互に点滅させて普通図柄ゲームを開始する。
【0022】
また、特別図柄表示装置3の直ぐ下方には、図に黒丸で示す上下で1組のLEDが機器前面に8組横一列に配設された8連LED8が設けられている。また、遊技盤2の前面には遊技領域を囲むように枠ランプ10が設けられており、その上部左右には一対のスピーカ11,11が設けられている。これら枠ランプ10およびスピーカ11には、図に複数の黒丸で示される装飾用LED10a,11aが埋設されている。また、遊技盤2の盤面にも、特別図柄表示装置3の周囲や、一般入賞口5の周囲に図に複数の黒丸で示す装飾用LED2aが配設されている。これらの8連LED8や装飾用LED2a,10a,11aは、大当たり遊技中のパチンコ球のVゾーンへの入賞状況を報知する演出において、様々な点灯パターンに点灯制御される。
【0023】
図2は特別図柄表示装置3を構成する回転リールユニット20の構成を示す正面透視図であり、図3はその平面図、図4はその右側面図である。
【0024】
特別図柄表示装置3の表示窓3a,3b,3cの背後に設けられたリールケース21内には、各表示窓3a,3b,3cに対応する位置に3個の回転リール22a,22b,22cが収納されている。各回転リール22a,22b,22cは、ステッピングモータ23a,23b,23cにリールドラム24a,24b,24cが装着されて構成されている。各リールドラム24a,24b,24cの外周には複数の特別図柄が描かれたリール帯25a,25b,25cが貼られている。特別図柄表示装置3は、ステッピングモータ23a,23b,23cによってリールドラム24a,24b,24cを回転させ、例えば、左側の回転リール22a、右側の回転リール22c、真ん中の回転リール22bの順で回転を停止させて、3列3行計9個の特別図柄の組み合わせを表示窓3a,3b,3cに停止表示させる。
【0025】
リールドラム24a,24b,24cには位置検出用のインデックス26a,26b,26cが設けられており、このインデックス26a〜26cが図示しないインデックス検出用のセンサによって検出されることにより、リールドラム24a〜24cの初期位置(停止位置)が検出される。
【0026】
また、各回転リール22a,22b,22cの内部には、各リール帯25a,25b,25cに描かれた特別図柄を背後から照明するリールバックライト27a,27b,27cが設けられている。これらリールバックライト27a,27b,27cは、各表示窓3a,3b,3cに3個ずつ表示される特別図柄をそれぞれ背後から照明する一対の内蔵LEDa1,a2、LEDb1,b2、LEDc1,c2が、図5に示すように各回転リール22a,22b,22c毎に3組ずつ設けられて構成されている。
【0027】
図6は、リールドラム24a,24b,24cの外周に貼られたリール帯25a,25b,25cに描かれた特別図柄の列を示している。各特別図柄列は、複数種類の特別図柄が12個配列されて構成されており、図の左から順に左リール22a,中リール22b,右リール22cに対応している。各特別図柄には“0〜11”のコードナンバが付されており、各回転リール22a,22b,22cは特別図柄列が図の下方向に移動するように回転駆動される。
【0028】
特別図柄の種類には、数字の7からなる「セブン」、英字のTHUNDERからなる「サンダーV」、英字のBARからなる「バー」、雷の絵からなる「カミナリ」、西瓜の絵からなる「スイカ」、ベルの絵からなる「ベル」、およびチェリーの絵からなる「チェリー」の7種類がある。このうち、特別図柄「セブン」、「サンダーV」および「バー」のいずれかが、表示窓3a,3b,3cのいずれかの入賞ライン3La〜3Le上に3個揃って停止表示されると大当たり入賞が発生する。
【0029】
図7は、本実施形態によるパチンコ機1の遊技動作を処理制御する電子回路の主な構成を示すブロック図である。この電子回路は主基板30を主な構成要素として遊技盤2の背面に形成されている。
【0030】
主基板30には、中央演算処理装置(CPU)や記憶手段である読み書き可能メモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)といった電子部品が実装されている。ROMには、CPUがパチンコ機の遊技動作を処理制御するためのプログラムが記憶格納されており、その他、後述する乱数抽選によって大当たり判定をする際に参照される大当たり判定テーブルや、特別図柄の変動パターン等を含めた演出パターンを抽選する際に参照される演出パターン選択テーブル等の各種確率テーブルも記憶格納されている。
【0031】
また、主基板30は、大当たり判定用乱数カウンタ、大当たり図柄決定用乱数カウンタ、ハズレ図柄決定用乱数カウンタ、リーチ動作決定用乱数カウンタおよび演出パターン選択用乱数カウンタといった各種乱数カウンタをCPUに持っている。このうち、ハズレ図柄決定用乱数カウンタは、左図柄決定用乱数カウンタ、中図柄決定用乱数カウンタおよび右図柄決定用乱数カウンタを備えて構成されている。主基板30は、大当たり判定用乱数カウンタを用い、所定の大当たり入賞発生確率で大当たり入賞を発生させるか否かの判定を行う大当たり判定手段を構成している。また、主基板30は、上記大当たり判定手段の判定結果が大当たりの場合は変動入賞装置である大入賞口6をパチンコ球が入賞し易い状態に制御して大当たり遊技を行う遊技処理制御手段を構成している。
【0032】
主基板30には、始動入賞口4へ入賞したパチンコ球を検知する始動入賞球センサ4S、一般入賞口5へ入賞したパチンコ球を検知する一般入賞球センサ5S、大入賞口6へ入賞したパチンコ球を検知する大入賞球センサ6S、および始動ゲート9を通過したパチンコ球を検知する通過球センサ9Sが接続されている。
また、大当たり遊技中にパチンコ球が入賞すると大当たり遊技が継続される大入賞口6のVゾーンへのパチンコ球の入賞を検知する特定入賞球検知手段を構成するV入賞球センサ6VSが接続されている。
【0033】
主基板30からの制御信号により動作が制御される主な装置としては、始動入賞口4の球受入口を拡張させる始動入賞装置31、大入賞口6の扉を開閉させる大入賞装置32、演出用光源である前述の8連LED8および装飾用LED2a,10a,11a、演出音を出力するスピーカ11、賞球や貸球を払い出す払出装置34、およびパチンコ球を遊技盤2の盤面に発射する発射装置35がある。
8連LED8および装飾用LED2a,10a,11aはLED制御基板36、スピーカ11,11は音制御基板37、払出装置34および発射装置35は賞球制御基板38によってそれぞれ動作が制御される。主基板30は、V入賞球センサ6VSによる検知信号に基づいて8連LED8および装飾用LED2a,10a,11aの動作を制御し、その発光態様に基づいて大当たり遊技中のVゾーンへのパチンコ球の入賞前から入賞後にわたる入賞状況を報知する特定入賞状況報知手段を構成している。
【0034】
また、特別図柄表示装置3も主基板30からの制御信号により、図柄制御基板40によって動作が制御される。図柄制御基板40には、図柄制御を実行するCPU41や、このCPU41で実行する図柄制御プログラムを格納するROM42、図柄制御プログラムを実行するときに一時的な記憶手段として用いられるRAM43が実装されている。また、図柄制御基板40には、CTC(カウンタ・タイマ・サーキット)44、リセットIC45、LED制御インターフェイス46、およびステッピングモータ制御インターフェイス47が実装されている。CTC44は、所定時間毎に割り込みをかけ、制御プログラムによるCPU41の処理が異常な処理ルーチンに入ったことを検出すると、CPU41を初期状態に戻すためのリセット命令を発する。リセットIC45は、CTC44からのリセット命令によりリセット信号を発する。LED制御インターフェイス46は、リールバックライト27a,27b,27cを構成する各内蔵LEDa1,a2、LEDb1,b2、LEDc1,c2の点灯制御を行う。ステッピングモータ制御インターフェイス47は、CPU41からの制御信号をステッピングモータ23a〜23cに出力し、回転リール22a〜22cを回転駆動する。
【0035】
図8は、主基板30のROMに格納された演出パターン選択テーブルを概念的に示す図である。同テーブルは、特別図柄ゲームにおいて特別図柄表示装置3に表示される特別図柄の変動パターンを、演出パターン選択用乱数カウンタを用いた乱数抽選により、No.1〜No.53のいずれかの演出パターンに振り分けるものである。各演出パターンには名称が付けられており、各演出パターンの変動時間や確定図柄はパターン毎に決められている。大当たり入賞が発生する場合には、後述する大当たり演出決定処理においてNo.1〜No.31のうちのいずれかの演出パターンが抽選によって選択される。また、リーチが発生するもののハズレとなる場合は、後述するリーチ演出決定処理において、No.32〜No.47のうちのいずれかの演出パターンが抽選によって選択される。また、リーチ無しでハズレが発生する場合には、後述するハズレ演出決定処理において、No.48〜No.53のうちのいずれかの演出パターンが抽選によって選択される。
【0036】
次に、本実施形態によるパチンコ機1の遊技動作の処理について説明する。
【0037】
図9は、本実施形態によるパチンコ機1の主基板30で行われるメイン遊技処理の概略を示すフローチャートである。メイン遊技処理では、パチンコ機の電源が投入されると、まず始めに、主基板30のCPUがリセットされて動作の初期設定処理が行われる(図9,ステップ101参照)。次に、割込み許可フラグがセットされて割込処理が許可され(ステップ102)、続いて、特別図柄ゲーム制御処理が行われる(ステップ103)。
【0038】
図10は、所定時間毎例えば3〔msec〕ごとに主基板30で行われる割込処理の概略を示すフローチャートである。
【0039】
この割込処理においては、まず、始めに、主基板30のCPU内の各レジスタの内容がRAMに退避される(図10,ステップ201参照)。次に、各種乱数カウンタの更新処理がCPUによって行われる(ステップ202)。この乱数カウンタの更新処理では、大当たり判定用乱数カウンタや大当り図柄決定用乱数カウンタ、演出パターン選択用乱数カウンタの各カウント値が割込処理毎にカウントアップされて更新される。次に、大当たりが発生した際に開放する大入賞口6の開放時間や特別図柄の変動表示時間等を計時するタイマの更新処理が行われ(ステップ203)、続いて、各種入力信号処理が行われる(ステップ204)。
【0040】
各種入力信号処理では、大当たり遊技中に大入賞口6にパチンコ球が入賞して、これを検知した大入賞球センサ6Sからの入力信号があるか否かがチェックされ、後述する払出処理において例えば15個の賞球を払い出すよう制御信号が生成される。また、一般入賞口5にパチンコ球が入賞して、これを検知した一般入賞球センサ5Sからの入力信号があるか否かがチェックされ、払出処理において例えば10個の賞球を払い出すよう制御信号が生成される。また、始動入賞口4にパチンコ球が入賞して、これを検知した始動入賞球センサ4Sからの入力信号があるか否かがチェックされ、払出処理において例えば5個の賞球を払い出すよう制御信号が生成される。また、通過ゲート9をパチンコ球が通過して、これを検知した通過球センサ9Sからの入力信号があるか否かがチェックされ、普通図柄処理を行う制御命令が生成される。
【0041】
各種入力信号処理に続いて、次に、上記の普通図柄処理が行われる(ステップ205)。この普通図柄処理では、まず、上述の各種入力信号処理において通過球センサ9Sからの入力信号に応じた制御命令が生成されていると、CPUによって普通図柄入賞判定が行われる。この普通図柄入賞判定は、CPUが持つ普通図柄判定用乱数カウンタから乱数が抽出され、抽出された乱数がROMに記憶格納された普通図柄選択テーブルの入賞区画にあるか否かが判定されることによって行われる。そして、この普通図柄入賞判定の判定結果に基づき、CPUによって普通図柄表示装置7を構成する緑色および赤色の2つのLEDが点灯制御される。判定結果が当たりの場合は、交互に点滅制御されていた緑色LEDと赤色LEDとが緑色LEDのみの点灯にされ、始動入賞口4の球受入口が一定時間開かれる。また、判定結果がハズレの場合は、交互に点滅制御されていた緑色LEDと赤色LEDとが赤色LEDのみの点灯にされ、普通図柄処理は終了する。
【0042】
次に、装飾制御処理が行われ(ステップ206)、続いて払出処理が行われる(ステップ207)。装飾制御処理では、主基板30からの制御信号によって、枠ランプ10等の各種装飾ランプが発光制御される。払出処理では、前述の各種入力信号処理の処理結果に応じて賞球制御基板38へ制御信号が送信される。払出装置34は、この制御信号に基づいて制御され、所定数の賞球を払い出す。
【0043】
次に、各種装置から発生されるエラー信号に応じ、各信号に対して予め定められたエラー処理が行われる(ステップ208)。次に、コマンド送信処理が行われ(ステップ209)、RAMに記憶格納された各制御信号が、図柄制御基板40、LED制御基板36、音制御基板37および賞球制御基板38等に送信される。特別図柄表示装置3、8連LED8、装飾用LED2a,10a,11a、枠ランプ10、スピーカ11、および払出装置34は、このステップ209で送信された制御信号に基づいて駆動される。
【0044】
次に、ステップ201でRAMに退避された主基板30のCPU内の各レジスタの内容が復帰され(ステップ210)、割込許可フラグがセットされて(ステップ211)、割込処理は終了する。
【0045】
図11は、図9に示したメイン遊技制御処理のステップ103において行われる特別図柄ゲーム制御処理の詳細を示すフローチャートである。
【0046】
特別図柄ゲーム制御処理では、まず、パチンコ球の始動入賞口4への入賞があるか否かが判別される(図11,ステップ111参照)。始動入賞口4への入賞がない場合は、装飾ランプ等によって通常遊技表示やデモ表示がされる(ステップ112)。一方、始動入賞口4への入賞がある場合、大当たり判定が行われる。大当たり判定は、主基板30のCPUが大当たり判定用乱数カウンタから乱数を抽出し、抽出した乱数値がROMに記憶格納された大当たり判定テーブルの大当たりの区画にあるか否かを判定することによって行われる。抽出した乱数値が大当たりの区画にあると大当たり入賞になり、大当たりの区画にないとハズレになる。
【0047】
次に、大当たり判定の結果が大当たりであるか否かが判別され(ステップ113)、大当たりである場合、大当たり図柄が決定される(ステップ114)。大当たり図柄の決定に際し、CPUは、大当たり図柄決定用乱数カウンタより乱数を抽出し、大当たり図柄決定用テーブルを参照して特別図柄の1つの大当たり組み合わせを決定する。続いて、CPUは、演出パターン選択用乱数カウンタから乱数を抽出し、図8に示した演出パターン選択テーブルの大当たりに対応する何れか1つの演出パターンNo.1〜No.31を決定する(ステップ115)。
【0048】
一方、ステップ113の判別の結果が大当たりでない場合、つまり、ハズレの場合は、リーチを発生させてからハズレにするか、リーチを発生させずにそのままハズレにするかが決定される(ステップ116)。リーチを発生させるか否かの決定に際し、CPUは、リーチ動作決定用乱数カウンタより乱数を抽出し、抽出した乱数値がリーチ判定テーブルの「リーチ有り」または「リーチ無し」の何れの区画に属するかを判定してリーチ演出を行うか否かを決定する。この判定の結果、リーチ有りとなった場合、CPUは、ハズレ図柄決定用乱数カウンタから乱数を抽出し、ROMに記憶された停止図柄選択テーブルを参照して、リーチ演出が行われてからハズレになるようにハズレ停止図柄を決定する(ステップ117)。続いて、CPUは、演出パターン選択用乱数カウンタより乱数を抽出し、演出パターン選択テーブルのリーチ有りハズレ演出パターンNo.32〜No.47の何れか1つのリーチ有りハズレ演出パターンを決定する(ステップ118)。
【0049】
また、ステップ116でリーチ無しとなった場合は、CPUは、ハズレ図柄決定用乱数カウンタから乱数を抽出し、停止図柄選択テーブルを参照して、リーチ演出が行われずにハズレになるようにハズレ停止図柄を決定する(ステップ119)。続いて、CPUは、演出パターン選択用乱数カウンタより乱数を抽出し、演出パターン選択テーブルのリーチ無しハズレ演出パターンNO.48〜No.53の何れか1つのリーチ無しハズレ演出パターンを決定する(ステップ120)。
【0050】
次に、決定された特別図柄の停止表示並びに選択された演出パターンでの演出がなされるように、図柄制御基板40に対する制御信号(コマンド)がCPUによって生成され、一時主基板30のRAMに記憶格納される(ステップ121)。RAMに記憶格納された制御コマンドは、前述した図10の割込み処理のステップ209において図柄制御基板40へ送信される。
【0051】
次に、大当たり判定の結果が大当たりであったか否かが判別される(ステップ122)。大当たり判定の結果が大当たりであった場合は、大当たり遊技処理が行われる(ステップ123)。その後、特別図柄ゲーム制御処理終了処理(ステップ124)が行われて特別図柄ゲーム制御処理は終了する。一方、ステップ122の判別の結果が大当たりでない場合は、ステップ124の特別図柄ゲーム制御処理終了処理が行われて、特別図柄ゲーム制御処理は終了する。
【0052】
図12は、上記特別図柄ゲーム制御処理のステップ123で行われる大当たり遊技処理の詳細を示すフローチャートである。大当たり遊技処理では、まず、大当たり遊技の開始を報知するファンファーレ音をスピーカ11,11から出音するための音制御コマンドが主基板30のRAMに格納される(図12,ステップ131参照)。続いて、最大15ラウンド行われる大当たり遊技の各ラウンド(R)数を表示するR数表示コマンドが生成され、主基板30のRAMに格納されるインターバル処理が行われる(ステップ132)。次に、大入賞口6の扉の開放時間を管理する大入賞口開放処理が行われる(ステップ133)。続いて、この大入賞口開放中のV入賞の状況を報知するためのV入賞状況報知コマンドが主基板30のRAMに格納されるV入賞状況報知処理が行われる(ステップ134)。このV入賞状況報知コマンドは、V入賞球センサ6VSの検知信号の出力前、出力時、および出力後の状態に基づいて主基板30のCPUによって生成され、生成されたV入賞状況報知コマンドに基づいて遊技盤2の盤面や、枠ランプ10、スピーカ11に設けられた装飾用LED2a,10a,11a、および8連LED8が発光制御され、その発光態様に基づいてV入賞前、V入賞時、およびV入賞後のV入賞の状況が報知される。
【0053】
次に、このラウンドの大入賞口開放中にV入賞が成立したか否かが判別される(ステップ135)。V入賞が成立している場合は、処理はステップ132に戻り、次のラウンドの大当たり遊技に対して上記ステップ132〜134の処理が繰り返される。一方、V入賞が成立していない場合は、大当たり遊技を終了するためのエンディング処理が行われ(ステップ136)、大当たり遊技終了表示コマンドがRAMに格納されて大当たり遊技処理は終了する。
【0054】
図13は、図柄制御基板40で行われる処理の概略を示すフローチャートである。
【0055】
図柄制御基板40では、パチンコ機1の電源投入時にCPU41の動作の初期設定処理が行われる(図13,ステップ301参照)。次に、主基板30より受信した受信コマンドの解析が行われ(ステップ302)、その後、解析されたコマンドに基づく演出管理処理が行われ(ステップ303)、乱数が更新される(ステップ304)。
【0056】
また、図柄制御基板40は、主基板30からコマンドが送信されると、図14に示すように、主基板30からのコマンドを受信し(図14,ステップ311参照)、その受信したコマンドデータをRAM43に格納する(ステップ312)。
【0057】
図15は、所定時間毎例えば0.75〔msec〕ごとに図柄制御基板40で行われる内部タイマ割込み処理の概略を示すフローチャートである。この内部タイマ割込み処理では、まず、回転リール22a〜22cのリールドラム24a〜24cの変動制御や、リールバックライト27a〜27cの点灯を行うためのデータ出力処理が行われる(図15,ステップ321参照)。次に、リールドラム24a〜24cの初期位置を把握するために、インデックス検出用のセンサによってリールドラム24a〜24cのインデックス26a〜26cが検出され、入力したデータが1→0→0と変化した時点でインデックス26a〜26cの検知として、その場所がリールドラム24a,24b,24cの初期値として読み込まれる(ステップ322)。次に、特別図柄制御処理が行われ(ステップ323)、続いて、バックライト制御処理が行われる(ステップ324)。
【0058】
図16は、上記内部タイマ割込み処理のステップ323において行われる特別図柄制御処理の詳細を示すフローチャートである。この特別図柄制御処理では、まず、主基板30から入力した変動コマンドに応じて左側の回転リール22aの回転制御が開始される(図16,ステップ331参照)。次に、主基板30から入力した変動コマンドに応じて右側の回転リール22cの回転制御が開始され(ステップ332)、続いて、真ん中の回転リール22bの回転制御が開始される(ステップ333)。その後、各回転リール22a,22b,22cの回転制御に関する動作信号が生成され(ステップ334)、特別図柄制御処理は終了する。
【0059】
図17は、上記内部タイマ割込み処理のステップ324において行われるバックライト制御処理の詳細を示すフローチャートである。このバックライト制御処理では、まず、パチンコ機1の各種エラーが発生したか否かが判別され(図17,ステップ341参照)、エラーが発生した場合は、エラー用の点灯が行われる(ステップ342)。このエラー用の点灯は、LED制御インターフェイス46により内蔵LEDa1,a2、LEDb1,b2、LEDc1,c2が不規則に点灯されるなどして行われる。通常の点灯状態とは異なるこの不規則な点灯状態によって、パチンコ機1の異常発生が遊技者に報知される。一方、ステップ341でエラーが発生してないと判別された場合は、LED制御インターフェイス46が駆動されてリールバックライト27a〜27cの所定の制御処理が行われる。この所定の制御処理とは、大当たり発生時等に内蔵LEDa1,a2、LEDb1,b2、LEDc1,c2が所定のパターンで点滅されたりなどする処理である。続いて、このリールバックライト27a〜27cの制御結果の出力信号が生成され(ステップ344)、バックライト制御処理は終了する。
【0060】
上述した本実施形態によるパチンコ機1では、図12に示した大当たり遊技処理のステップ134で主基板30のRAMに格納されたV入賞状況報知コマンドは、図10に示した割込処理のステップ209のコマンド送信処理でLED制御基板36および図柄制御基板40へ送信される。LED制御基板36および図柄制御基板40は、このコマンドを受信するとV入賞状況報知処理を行い、大当たり遊技中の各ラウンド毎に開放する大入賞口6の内部に設けられたVゾーンにパチンコ球が入賞する前の状態、パチンコ球が入賞してV入賞が成立したときの状態、V入賞成立後の状態を報知する。
【0061】
図18は、LED制御基板36がV入賞検知信号出力前のV入賞状況報知コマンドを受信すると、装飾用LED2a,10a,11aおよび8連LED8を点灯制御して、V入賞状況がV入賞成立前の状態であることを報知する発光態様を概略的に示す図である。V入賞成立前の状態においては、各装飾用LED2a,10a,11aおよび8連LED8は矢印の方向へ点灯制御され、盤面の装飾用LED2aによる発光は中央部から上下方向へと流れ、枠ランプ10の装飾用LED10aおよびスピーカ11,11の装飾用LED11aによる発光はそれぞれ上から下へと流れ、8連LED8による発光は左右両側から中心へ向かって流れる。
【0062】
図19(a)〜図21(o)は盤面の装飾用LED2aによる上記発光パターンを示す図である。装飾用LED2aは、各図(a)〜(o)に示される15の各発光パターンを80〔msec〕毎に繰り返す。なお、同各図において丸で囲まれて示される装飾用LED2aは点灯状態であることを示す。
【0063】
大当たり遊技の各ラウンドが開始されて大入賞口6が開放すると、まず、図19(a)に示すように、特別図柄表示装置3の左右に設けられた装飾用LED2aが2個ずつ点灯され、遊技盤2の盤面の左右端部に設けられた装飾用LED2aも3個ずつ点灯される。この点灯状態は80〔msec〕保たれ、その後、同図(b)に示すように、特別図柄表示装置3の左右の装飾用LED2aの点灯は2個ずつ上へと増加され、盤面左右端部の装飾用LED2aの点灯は2個ずつ下へと増加される。この点灯状態も80〔msec〕保たれ、その後、同図(c)に示すように、特別図柄表示装置3の左右の装飾用LED2aの点灯は3個ずつ上へと増加され、盤面左右端部の装飾用LED2aの点灯は2個ずつ下へと増加される。この点灯状態も80〔msec〕保たれ、その後、同図(d)に示すように、特別図柄表示装置3の左右の装飾用LED2aの点灯はさらに3個ずつ上へと増加され、盤面左右端部の装飾用LED2aの点灯もさらに2個ずつ下へと増加される。そして、この点灯状態も80〔msec〕保たれ、演出開始から320〔msec〕後に、同図(e)に示すように盤面の全装飾用LED2aが点灯した状態になる。
【0064】
この点灯状態も80〔msec〕保たれ、その後、同図(f)に示すように、特別図柄表示装置3の周囲の装飾用LED2aが一斉に消灯してこの状態が80〔msec〕保たれ、図20(g)に示すように、特別図柄表示装置3の周囲の装飾用LED2aが一斉に点灯してこの状態が80〔msec〕保たれる。その後、同図(h)および(i)に示すようにこの一斉消灯および一斉点灯が繰り返され、その後、同図(j)に示すように全点灯状態に戻る。
【0065】
この全点灯状態から80〔msec〕後に、同図(k)に示すように、特別図柄表示装置3の周囲の装飾用LED2aは盤面の中央から上へと2個ずつ消灯され、盤面左右端部の装飾用LED2aは3個ずつ盤面の中央から下へと消灯される。この状態も80〔msec〕保たれ、その後、同図(l)に示すように、特別図柄表示装置3の周囲の装飾用LED2aは盤面の中央から上へと2個ずつ消灯され、盤面左右端部の装飾用LED2aも2個ずつ盤面の中央から下へと消灯される。この状態も80〔msec〕保たれ、その後、図21(m)に示すように、特別図柄表示装置3の周囲の装飾用LED2aは盤面の中央から上へと3個ずつ消灯され、盤面左右端部の装飾用LED2aは2個ずつ盤面の中央から下へと消灯される。この状態も80〔msec〕保たれ、その後、同図(n)に示すように、特別図柄表示装置3の周囲の装飾用LED2aは盤面の中央から上へと3個ずつ消灯され、盤面左右端部の装飾用LED2aは盤面の中央から下へと2個ずつ消灯される。そして、この状態も80〔msec〕保たれ、演出開始から1120〔msec〕後に、同図(o)に示すように盤面の全装飾用LED2aが消灯した状態になる。
【0066】
この状態から80〔msec〕後に、図19(a)に示す点灯状態に戻り、上記の一連の盤面の発光パターンがV入賞が発生するまで繰り返される。これによって遊技盤2の盤面の発光は図18に示したように中央部から上下方向へと繰り返して流れるように見える。
【0067】
図22(a)〜図25(s)は、枠ランプ10およびスピーカ11に設けられた装飾用LED10a,11aの、図18に示したV入賞成立前の発光パターンを示す図である。枠ランプ10およびスピーカ11に設けられた装飾用LED10a,11aは、各図(a)〜(s)に示される19の各発光パターンを128〔msec〕毎に繰り返す。なお、同各図において丸で囲まれて示される装飾用LED10a,11aは点灯状態であることを示す。
【0068】
大当たり遊技の各ラウンドが開始されて大入賞口6が開放すると、まず、図22(a)に示すように、左右のスピーカ11,11の最も内側に設けられた装飾用LED11aがそれぞれ点灯され、左右の枠ランプ10,10の最上部に設けられた装飾用LED10aがそれぞれ点灯される。この点灯状態は128〔msec〕保たれ、その後、同図(b)に示すように、スピーカ11の1個外側に設けられた装飾用LED11aが点灯され、枠ランプ10に設けられた装飾用LED10aの点灯は下方へ向かって増加する。この点灯状態も128〔msec〕保たれ、その後、同図(c)に示すように、スピーカ11の最も内側と3個外側とに設けられた装飾用LED11aが2個同時に点灯し、枠ランプ10の装飾用LED10aの点灯は下方へ向かってさらに増加する。この点灯状態も128〔msec〕保たれ、その後、同図(d)に示すように、スピーカ11の2個および4個外側に設けられた装飾用LED11aが2個同時に点灯し、枠ランプ10の装飾用LED10aの点灯は下方へ向かってさらに増加する。この点灯状態も128〔msec〕保たれ、その後、同図(e)に示すように、スピーカ11の3個外側に設けられた装飾用LED11aが点灯し、枠ランプ10の装飾用LED10aの点灯は下方へ向かってさらに増加して全点灯する。この点灯状態も128〔msec〕保たれ、その後、同図(f)に示すように、スピーカ11の最も外側に設けられた装飾用LED11aが点灯され、枠ランプ10の装飾用LED10aの点灯は全点灯が維持される。
【0069】
この点灯状態も128〔msec〕保たれ、その後、図23(g),(h)に示すように、256〔msec〕の間、スピーカ11に設けられた装飾用LED11aは全消灯され、枠ランプ10の装飾用LED10aは全点灯される。その後、同図(i),(j),(k)に示すように、枠ランプ10の装飾用LED10aは全点灯されたまま、スピーカ11の最も内側,1個外側,2個外側に設けられた装飾用LED11aが順次1個ずつ128〔msec〕毎に点灯される。
その後、同図(l)に示すように、スピーカ11の最も内側および最も外側に設けられた装飾用LED11aが2個同時に点灯され、枠ランプ10の最上部に設けられた装飾用LED10aは消灯される。
【0070】
この状態も128〔msec〕保たれ、その後、図24(m)に示すように、スピーカ11の2個外側の装飾用LED11aが点灯され、枠ランプ10の装飾用LED10aの消灯は下方へ向かって増加する。この状態も128〔msec〕保たれ、その後、同図(n)に示すように、スピーカ11の3個外側の装飾用LED11aが点灯され、枠ランプ10の装飾用LED10aの消灯は下方へ向かってさらに増加する。この状態も128〔msec〕保たれ、その後、同図(o)に示すように、スピーカ11の最も外側の装飾用LED11aが点灯され、枠ランプ10の装飾用LED10aの消灯は下方へ向かってさらに増加し、全消灯する。
【0071】
そして、演出開始から1920〔msec〕後に、同図(p)に示すように、全ての装飾用LED10a,11aが消灯され、この消灯状態が同図(q)〜図25(s)に示すように512〔msec〕間続く。その後、図22(a)に示す、初めの発光パターンに戻る。これによって図18に示したように、枠ランプ10の装飾用LED10aによる発光は上から下へと繰り返して流れるように見え、スピーカ11の装飾用LED11aによる発光は内から外へ渦巻くように見える。
【0072】
図26(a)〜(j)は、8連LED8の図18に示したV入賞成立前の発光パターンを示す図である。8連LED8は、各図(a)〜(j)に示される10の各発光パターンを96〔msec〕毎に繰り返す。なお、同各図において丸で囲まれて示されるLEDは点灯状態であることを示す。
【0073】
大当たり遊技の各ラウンドが開始されて大入賞口6が開放すると、まず、図26(a)に示すように、左右両端のLEDが点灯され、96〔msec〕後に、同図(b)に示すようにこれに加えてその内側のLEDがそれぞれ点灯される。
その96〔msec〕後に、同図(c)に示すように、さらにその内側のLEDがそれぞれ点灯され、その96〔msec〕後に、同図(d)に示すように、またさらにその内側のLEDがそれぞれ点灯されて全てのLEDが点灯した状態となる。この全点灯状態は96〔msec〕保たれ、その後、同図(e)に示すように全灯状態がさらに96〔msec〕維持される。その後、同図(f)〜(h)に示すように、96〔msec〕毎に両端のLEDから順次消灯されていって同図(i)に示す全消灯状態になる。この全消灯状態も96〔msec〕保たれ、さらに、同図(j)に示すように、この全消灯状態が96〔msec〕間続く。その後、同図(a)に示す発光パターンに戻って、上記の一連の発光パターンがV入賞が発生するまで繰り返される。これによって図18に示したように、8連LED8の発光は左右両側から中心へ向かって繰り返して流れるように見える。
【0074】
図27は、LED制御基板36がV入賞検知信号出力時のV入賞状況報知コマンドを受信すると装飾用LED2a,10a,11aおよび8連LED8を点灯制御して、V入賞状況がV入賞成立時の状態であることを報知する発光態様を概略的に示す図である。V入賞成立時の状態においては、遊技盤2の盤面に設けられた全装飾用LED2aおよび8連LED8の全てのLEDは点滅制御される。
枠ランプ10およびスピーカ11に設けられた装飾用LED10a,11aは、V入賞成立前と同様に矢印の方向へ点灯制御され、図22(a)〜図25(s)に示したように発光が上から下へと流れる。
【0075】
図28(a),(b)は、盤面の装飾用LED2aによる上記の発光パターンを示す図である。なお、同図(a)において丸で囲まれて示される装飾用LED2aは点灯状態であることを示す。
【0076】
大当たり遊技の各ラウンドが開始されて、図19(a)〜図21(o)に示す発光パターンを繰り返していた装飾用LED2aは、V入賞が成立すると、図28(a)に示すように全点灯され、80〔msec〕後に、同図(b)に示すように全消灯される。そして、80〔msec〕後に同図(a)に示す全点灯に戻る。この80〔msec〕毎の2つの発光パターンによる点滅はV入賞時から750〔msec〕繰り返され、その後、同図(b)に示す全消灯状態が250〔msec〕間保たれる。
【0077】
図29(a),(b)は、8連LED8の図27に示したV入賞成立時発光パターンを示す図である。なお、同図(a)において丸で囲まれて示されるLEDは点灯状態であることを示す。
【0078】
大当たり遊技の各ラウンドが開始されて、図26(a)〜(j)に示す発光パターンを繰り返していた8連LED8は、V入賞が成立すると、図29(a)に示すように、全点灯され、80〔msec〕後に、同図(b)に示すように全消灯される。そして、80〔msec〕後に同図(a)に示す全点灯に戻る。この80〔msec〕毎の2つの発光パターンによる点滅はV入賞時から750〔msec〕繰り返され、その後、同図(b)に示す全消灯状態が250〔msec〕間保たれる。
【0079】
図30は、LED制御基板36がV入賞検知信号出力後のV入賞状況報知コマンドを受信すると装飾用LED2a,10a,11aおよび8連LED8を点灯制御して、V入賞状況がV入賞成立後の状態であることを報知する発光態様を概略的に示す図である。V入賞成立後の状態においては、盤面の装飾用LED2aは、盤面の左右両端部に設けられた装飾用LED2aがV入賞成立前とは逆に矢印の方向に点灯制御され、発光が盤面下部から中央へと流れる。また、特別図柄表示装置3の周囲に設けられた装飾用LED2aは、両横の部分と上方の部分とが時間差をもって点滅制御され、各部分が交互に点滅する。また、8連LED8は矢印の方向へ点灯制御され、発光が左から右、右から左へと交互に流れる。また、枠ランプ10およびスピーカ11に設けられた装飾用LED10a,11aは、V入賞成立前およびV入賞成立時の状態と変わらずに矢印の方向へ点灯制御され、発光が上から下へと流れる。つまり、装飾用LED10a,11aの発光パターンは、V入賞の成立に関わりなく、大当たり遊技が終了するまで、図22(a)〜図25(s)に示した19パターンが繰り返される。
【0080】
図31(a)〜(d)は盤面の装飾用LED2aによる上記の発光パターンを示す図である。装飾用LED2aは、各図(a)〜(d)に示される4の各発光パターンを192〔msec〕毎に繰り返す。なお、各図(a)〜(d)において丸で囲まれて示される装飾用LED2aは点灯状態であることを示す。
【0081】
V入賞時に図28(a),(b)に示すパターンで発光した装飾用LED2aは、V入賞時から1000〔msec〕後に、図31(a)に示すように、盤面の左右最下部の各一般入賞口5とその直ぐ上の各一般入賞口5とに設けられた装飾用LED2aが点灯され、また、特別図柄表示装置3の上方周囲に設けられた装飾用LED2aが点灯される。その192〔msec〕後、同図(b)に示すように、特別図柄表示装置3の上方周囲に設けられた装飾用LED2aは消灯され、代わって特別図柄表示装置3の左右両側に設けられた装飾用LED2aが点灯される。また、上側の各一般入賞口5の装飾用LED2aが消灯され、代わって盤面中央左右両端の装飾用LED2aが点灯される。そのまた192〔msec〕後、同図(c)に示すように、特別図柄表示装置3の左右両側に設けられた装飾用LED2aは消灯され、代わって特別図柄表示装置3の上方周囲に設けられた装飾用LED2aが点灯される。また、最下部の各一般入賞口5の装飾用LED2aが消灯され、代わって上側の各一般入賞口5の装飾用LED2aが点灯される。さらにその192〔msec〕後、同図(d)に示すように、特別図柄表示装置3の上方周囲に設けられた装飾用LED2aは消灯され、代わって特別図柄表示装置3の左右両側に設けられた装飾用LED2aが点灯される。また、盤面中央左右両端および各一般入賞口5の装飾用LED2aは消灯される。そして、192〔msec〕後に同図(a)に示す発光パターンに戻り、上記の一連の発光パターンがこのラウンドが終了するまで繰り返される。これによって図30に示したように、特別図柄表示装置3の上方周囲と左右両側とが交互に点滅し、盤面の左右両端を下から中央へと光が繰り返して流れるように見える。
【0082】
図32(a)〜図34(z)は、8連LED8の図30に示したV入賞成立後の発光パターンを示す図である。8連LED8は、各図(a)〜(z)に示される84の各発光パターンを64〔msec〕毎に繰り返す。なお、同各図において丸で囲まれて示されるLEDは点灯状態であることを示す。
【0083】
V入賞時に図29(a),(b)に示すパターンで発光した8連LED8は、V入賞時から1000〔msec〕後に、図32(a)に示すように、左端のLEDが点灯される。その64〔msec〕後に、左端のLEDは消灯され、同図(b)に示すように、左から2番目のLEDが点灯される。さらにその64〔msec〕後に、左から2番目のLEDは消灯され、同図(c)に示すように、左端および左から3番目のLEDが点灯される。さらにまたその64〔msec〕後に、左端および左から3番目のLEDは消灯れ、同図(d)に示すように、左から2番目および4番目のLEDが点灯される。
【0084】
その64〔msec〕後、左から2番目および4番目のLEDは消灯され、同図(e)に示すように、左端、左から3番目および左から5番目の3個のLEDが点灯される。以後、64〔msec〕毎に、同図(f)〜(h)に示すように、1組おきで3組のLEDの点灯が左から右へと進む。その後、64〔msec〕毎に、同図(i)および図33(j)に示すように、1組おきのLEDの点灯は2組になって左から右へと進み、同図(k)および同図(l)に示すように、LEDの点灯は1組になって左から右へと進む。その後、同図(m)に示すようにLEDは全消灯状態となる。そして、この全消灯状態が30パターン繰り返されて1920〔msec〕続いた後、同図(n)に示すように右端のLEDが点灯される。その64〔msec〕後に、右端のLEDは消灯され、同図(o)に示すように、右から2番目のLEDが点灯される。さらにその64〔msec〕後に、右から2番目のLEDは消灯され、同図(p)に示すように、右端および右から3番目のLEDが点灯される。さらにまたその64〔msec〕後に、右端および右から3番目のLEDは消灯され、同図(q)に示すように、右から2番目および4番目のLEDが点灯される。
【0085】
その64〔msec〕後、右から2番目および4番目のLEDは消灯され、同図(r)に示すように、右端、右から3番目および右から5番目の3個のLEDが点灯される。以後、64〔msec〕毎に、図34(s)〜(u)に示すように、1組おきで3組のLEDの点灯が右から左へと進む。その後、64〔msec〕毎に、同図(v)および(w)に示すように、1組おきのLEDの点灯は2組になって右から左へと進み、同図(x)および(y)に示すように、LEDの点灯は1組になって右から左へと進む。その後、同図(z)に示すようにLEDは全消灯状態となる。そして、この全消灯状態が30パターン繰り返されて1920〔msec〕続いた後、再び図32(a)に示す発光パターンに戻り、上記の一連の発光パターンがこのラウンドが終了するまで繰り返される。これによって図30に示したように、8連LED8による発光態様は、光が左から右、右から左へと繰り返して流れるように見える。
【0086】
このような本実施形態によるパチンコ機1によれば、大当たり遊技中の各ラウンドにおいて、大入賞口6の内部に設けられたVゾーンへパチンコ球が入賞してV入賞が成立する前の状態、V入賞成立時の状態、およびV入賞成立後の状態といった入賞状況が、V入賞球センサ6VSの検知信号の出力前、出力時、および出力後の状態に基づいて装飾用LED2a,10a,11aおよび8連LED8の点灯パターンによって上述したように報知される。従って、遊技者は、大当たり遊技を行っている最中に、現在の状態がパチンコ球がVゾーンへ入賞する前なのか、入賞してV入賞が成立したところなのか、あるいはVゾーンへ入賞した後なのかということを容易に明確に認識することが出来る。この結果、遊技者は、遊技者が最も楽しく優越感に浸ることが出来る大当たり遊技が継続されなくなる危険を回避する対処、例えばVゾーンへの入賞を誘発しやすいパチンコ球の発射操作などをすることが出来るようになる。従って、遊技者は、もしかしたら未だV入賞が成立していなくて、このままでは大当たり遊技が継続されないのではないか、という不安を抱くこと無く、安心して、ゆとりを持ってパチンコ球の発射操作を工夫するなどして、的確に対応しながら大当たり遊技を楽しむことが出来る。
【0087】
また、本実施形態によれば、遊技盤2の盤面各所、枠ランプ10およびスピーカ11に設けられた装飾用LED2a,10a,11a、ならびに8連LED8の発光態様に基づいてVゾーンへの入賞状況が報知される。従って、これら各種発光装置の発光態様によって遊技者がVゾーンへの入賞状況を把握できると共に、遊技者の関心がVゾーンへの入賞状況の報知演出に集まることにより、従来あまり関心を持たれなかった大当たり遊技中の各種発光装置による演出の演出効果を高めることが出来る。この結果、大当たり遊技の面白味が増し、遊技全体の楽しさを実感させることが出来るパチンコ機が提供される。また、大当たり遊技中の各ラウンドにおけるVゾーンへの入賞状況の報知は遊技者に視覚的に伝達されるので、大当たり遊技中はパチンコ機の盤面を注視している遊技者に対して、報知が確実に伝わる。また、パチンコ機の盤面を注視している遊技者に対して、各種発光装置の発光態様による演出効果も高まりやすい。
【0088】
なお、本実施形態においては、装飾用LED2a,10a,11a、ならびに8連LED8といった機器前面に設けられた演出用光源の発光態様に基づいてV入賞状況の報知を行う構成としたが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、特別図柄表示装置3を構成する、特別図柄が外周に描かれた回転リール22a,22b,22cに内蔵されて特別図柄を背後から照明するリールバックライト27a,27b,27cの発光態様に基づいてV入賞状況の報知を行う構成としても良い。あるいは、特別図柄を表示する特別図柄表示装置として液晶表示装置等の画像表示装置が用いられた場合のその画像表示装置や、特別図柄表示装置とは別途に設けられる表示装置等の表示態様や発光態様に基づいてV入賞状況を報知する構成としても良い。これら各構成によっても、上記実施形態と同様な作用・効果が奏される。
【0089】
また、スピーカ11,11より出力される演出音の発音態様に基づいてV入賞状況を報知する構成としても良い。この場合、V入賞状況の報知は聴覚的に遊技者に伝達されるので、大当たり遊技中にパチンコ機の盤面から目を離した場合でも、遊技者は確実に報知情報を得ることが出来る。
【0090】
また、上記の装飾用LED2a,10a,11a、8連LED8、リールバックライト27a,27b,27cといった各発光装置の発光態様や、表示装置の表示態様、スピーカ11の発音態様を組み合わせ、その組み合わせ態様に基づいてV入賞状況を報知する構成としても良い。この場合、V入賞状況の報知は視覚的および聴覚的に遊技者に伝達されるので、遊技者は報知情報をより確実に得ることが出来るようになり、また、多様な発光態様および発音態様の組み合わせにより、演出効果もさらに高まる。
【0091】
また、本実施形態においては、本発明をパチンコ機に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、上記の実施形態で説明したゲームプログラムを家庭用ゲーム機やパーソナルコンピュータ等に備えられたコンピュータで実行することもできる。この場合においても、上記の実施形態と同様な作用・効果が奏される。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、大当たり遊技中における、変動入賞装置内に設けられた特定領域へ遊技球が入賞する前の状態、入賞時の状態、および入賞後の状態といった入賞状況が、特定入賞球検知手段による検知信号の出力前、出力時、および出力後の状態に基づいて報知される。従って、遊技者は、大当たり遊技を行っている最中に、現在の状態が特定領域へ遊技球が入賞する前なのか、入賞したところなのか、あるいは入賞した後なのかということを容易に明確に認識することが出来る。この結果、遊技者は、遊技者が最も楽しく優越感に浸ることが出来る大当たり遊技が継続されなくなる危険を回避する対処をすることが出来るようになる。従って、遊技者は、もしかしたら未だ特定領域へ遊技球が入賞していなくて、このままでは大当たり遊技が継続されないのではないか、という不安を抱くこと無く、安心して、ゆとりを持って的確に対応しながら大当たり遊技を楽しむことが出来る。
【0093】
また、機器前面に設けられた演出用光源、または、演出音を出力する音出力装置、または、特別図柄が外周に描かれた回転リールに内蔵されて特別図柄を背後から照明するリールバックライト、または、画面上に特別図柄を表示する画像表示装置の少なくとも1つの動作を制御して特定領域への入賞状況を報知する構成とした場合、遊技機に設けられた各種装置を用いて報知演出が行われるため、遊技者が特定領域への入賞状況を把握できると共に、遊技者の関心が報知演出に集まることにより、従来あまり関心を持たれなかった大当たり遊技中の各種装置による演出の演出効果を高めることが出来る。従って、大当たり遊技の面白味が増し、遊技全体の楽しさを実感させることが出来る遊技機が提供される。
【0094】
また、演出用光源またはリールバックライトまたは画像表示装置の発光態様に基づいて特定領域への入賞状況を報知する構成とした場合、特定領域への入賞状況の報知は視覚的に遊技者に伝達される。大当たり遊技中の遊技者は遊技機を注視しているので、報知は確実に遊技者に伝わり、また、その発光態様による演出効果が高まりやすい。
【0095】
また、音出力装置の発音態様に基づいて特定領域への入賞状況を報知する構成とした場合、特定領域への入賞状況の報知は聴覚的に遊技者に伝達されるので、大当たり遊技中に遊技機から目を離した場合でも、遊技者は確実に報知情報を得ることが出来る。
【0096】
また、演出用光源またはリールバックライトまたは画像表示装置の発光態様、および音出力装置の発音態様の組み合わせに基づいて特定領域への入賞状況を報知する構成とした場合、特定領域への入賞状況の報知は視覚的および聴覚的に遊技者に伝達されるので、遊技者は報知情報をより確実に得ることが出来るようになる。また、発光態様および発音態様の組み合わせにより、演出効果もさらに高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるパチンコ機の遊技盤面を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施形態によるパチンコ機の特別図柄表示装置を構成する回転リールユニットの正面透視図である。
【図3】図2に示す回転リールユニットの平面透視図である。
【図4】図2に示す回転リールユニットの側面透視図である。
【図5】図2に示す回転リールユニットに設けられたリールバックライトの構成を概略的に示す図である。
【図6】図2に示す回転リールユニットの回転リールの外周に描かれた特別図柄列を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態によるパチンコ機の遊技動作を処理制御する電子回路の主な構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示す電子回路の主基板のROMに記憶格納された演出パターン選択テーブルを概念的に示す図である。
【図9】本発明の一実施形態によるパチンコ機において主基板が行うメイン遊技制御処理の概略を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態によるパチンコ機において主基板が行う割込処理の概略を示すフローチャートである。
【図11】図9に示すフローチャート中の特別図柄ゲーム制御処理の詳細を示すフローチャートである。
【図12】図11に示すフローチャート中の大当たり遊技処理の詳細を示すフローチャートである。
【図13】本発明の一実施形態によるパチンコ機において図柄制御基板が行う遊技処理の概略を示すフローチャートである。
【図14】本発明の一実施形態によるパチンコ機において図柄制御基板が行う主基板STB入力処理の概略を示すフローチャートである。
【図15】本発明の一実施形態によるパチンコ機において図柄制御基板が行う内部タイマ割込み処理の概略を示すフローチャートである。
【図16】図15に示すフローチャート中の特別図柄制御処理の詳細を示すフローチャートである。
【図17】図15に示すフローチャート中のバックライト制御処理の詳細を示すフローチャートである。
【図18】図12に示すフローチャート中のV入賞状況報知処理によって発光制御されるV入賞成立前の状態を報知する発光態様を概略的に示す図である。
【図19】図18に示すV入賞成立前の発光態様における遊技盤盤面の発光パターンを示す第1の図である。
【図20】図19に続いて制御される遊技盤盤面の発光パターンを示す第2の図である。
【図21】図20に続いて制御される遊技盤盤面の発光パターンを示す第3の図である。
【図22】図18に示すV入賞成立前の発光態様における枠ランプおよびスピーカの発光パターンを示す第1の図である。
【図23】図22に続いて制御される枠ランプおよびスピーカの発光パターンを示す第2の図である。
【図24】図23に続いて制御される枠ランプおよびスピーカの発光パターンを示す第3の図である。
【図25】図24に続いて制御される枠ランプおよびスピーカの発光パターンを示す第4の図である。
【図26】図18に示すV入賞成立前の発光態様における8連LEDの発光パターンを示す図である。
【図27】図12に示すフローチャート中のV入賞状況報知処理によって発光制御されるV入賞成立時の状態を報知する発光態様を概略的に示す図である。
【図28】図27に示すV入賞成立時の発光態様における遊技盤盤面の発光パターンを示す図である。
【図29】図27に示すV入賞成立時の発光態様における8連LEDの発光パターンを示す図である。
【図30】図12に示すフローチャート中のV入賞状況報知処理によって発光制御されるV入賞成立後の状態を報知する発光態様を概略的に示す図である。
【図31】図30に示すV入賞成立後の発光態様における遊技盤盤面の発光パターンを示す図である。
【図32】図30に示すV入賞成立後の発光態様における8連LEDの発光パターンを示す第1の図である。
【図33】図32に続いて制御される8連LEDの発光パターンを示す第2の図である。
【図34】図33に続いて制御される8連LEDの発光パターンを示す第3の図である。
【符号の説明】
1…パチンコ機
2…遊技盤
2a…装飾用LED
3…特別図柄表示装置
3a,3b,3c…表示窓
3La,3Lb,3Lc,3Lc,3Ld,3Le…入賞ライン
4…始動入賞口
5…一般入賞口
6…大入賞口
6VS…V入賞球センサ
8…8連LED
10…枠ランプ
10a…装飾用LED
11…スピーカ
11a…装飾用LED
20…回転リールユニット
22a,22b,22c…回転リール
27a,27b,27c…リールバックライト
a1,a2、b1,b2、c1,c2…内蔵LED
30…主基板
36…LED制御基板
37…音制御基板
40…図柄制御基板
41…CPU(中央演算処理装置)
42…ROM(読み出し専用メモリ)
43…RAM(読み書き可能メモリ)
46…LED制御インターフェイス
Claims (6)
- 大当たり入賞を発生させるか否かの判定を行う大当たり判定手段と、この大当たり判定手段の判定結果が大当たりの場合は変動入賞装置を遊技球が入賞し易い状態に制御して大当たり遊技を行う遊技処理制御手段と、前記大当たり遊技中に遊技球が入賞すると前記大当たり遊技が継続される前記変動入賞装置内に設けられた特定領域への遊技球の入賞を検知する特定入賞球検知手段とを備えた遊技機において、
前記特定入賞球検知手段による検知信号に基づいて前記大当たり遊技中の遊技球の前記特定領域への入賞前から入賞後にわたる入賞状況を報知する特定入賞状況報知手段を備えたことを特徴とする遊技機。 - 前記特定入賞状況報知手段は、機器前面に設けられた演出用光源、または、演出音を出力する音出力装置、または、特別図柄が外周に描かれた回転リールに内蔵されて前記特別図柄を背後から照明するリールバックライト、または、画面上に前記特別図柄を表示する画像表示装置の少なくとも1つの動作を制御して前記特定領域への入賞状況を報知することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記特定入賞状況報知手段は、前記演出用光源または前記リールバックライトまたは前記画像表示装置の発光態様に基づいて前記特定領域への入賞状況を報知することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
- 前記特定入賞状況報知手段は、前記音出力装置の発音態様に基づいて前記特定領域への入賞状況を報知することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
- 前記特定入賞状況報知手段は、前記演出用光源または前記リールバックライトまたは前記画像表示装置の発光態様、および前記音出力装置の発音態様の組み合わせに基づいて前記特定領域への入賞状況を報知することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
- コンピュータを、大当たり入賞を発生させるか否かの判定を行う大当たり判定手段と、この大当たり判定手段の判定結果が大当たりの場合は変動入賞装置を遊技球が入賞し易い状態に制御して大当たり遊技を行う遊技処理制御手段と、前記大当たり遊技中に遊技球が入賞すると前記大当たり遊技が継続される前記変動入賞装置内に設けられた特定領域への遊技球の入賞を検知する特定入賞球検知手段として機能させる遊技プログラムにおいて、
前記特定入賞球検知手段による検知信号に基づいて前記大当たり遊技中の遊技球の前記特定領域への入賞前から入賞後にわたる入賞状況を報知する特定入賞状況報知手段を備えたことを特徴とする遊技プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002344923A JP2004174012A (ja) | 2002-11-28 | 2002-11-28 | 遊技機および遊技プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002344923A JP2004174012A (ja) | 2002-11-28 | 2002-11-28 | 遊技機および遊技プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004174012A true JP2004174012A (ja) | 2004-06-24 |
Family
ID=32706230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002344923A Withdrawn JP2004174012A (ja) | 2002-11-28 | 2002-11-28 | 遊技機および遊技プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004174012A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008253314A (ja) * | 2007-03-31 | 2008-10-23 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2012120920A (ja) * | 2012-03-28 | 2012-06-28 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2013543970A (ja) * | 2010-10-25 | 2013-12-09 | ファロ テクノロジーズ インコーポレーテッド | レーザトラッカのための自動暖機および安定性チェック |
JP2016182443A (ja) * | 2016-07-26 | 2016-10-20 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
JP2016182478A (ja) * | 2016-07-27 | 2016-10-20 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
JP2016182479A (ja) * | 2016-07-27 | 2016-10-20 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
JP2017018832A (ja) * | 2016-11-04 | 2017-01-26 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
JP2017023872A (ja) * | 2016-11-10 | 2017-02-02 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
JP2017023871A (ja) * | 2016-11-10 | 2017-02-02 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
-
2002
- 2002-11-28 JP JP2002344923A patent/JP2004174012A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008253314A (ja) * | 2007-03-31 | 2008-10-23 | Daiichi Shokai Co Ltd | 遊技機 |
JP2013543970A (ja) * | 2010-10-25 | 2013-12-09 | ファロ テクノロジーズ インコーポレーテッド | レーザトラッカのための自動暖機および安定性チェック |
JP2012120920A (ja) * | 2012-03-28 | 2012-06-28 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2016182443A (ja) * | 2016-07-26 | 2016-10-20 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
JP2016182478A (ja) * | 2016-07-27 | 2016-10-20 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
JP2016182479A (ja) * | 2016-07-27 | 2016-10-20 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
JP2017018832A (ja) * | 2016-11-04 | 2017-01-26 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
JP2017023872A (ja) * | 2016-11-10 | 2017-02-02 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
JP2017023871A (ja) * | 2016-11-10 | 2017-02-02 | 株式会社大一商会 | 遊技機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5354685B2 (ja) | 遊技台 | |
JP2011125587A (ja) | 遊技台 | |
JP2019134745A (ja) | 遊技機 | |
JP2004174012A (ja) | 遊技機および遊技プログラム | |
JP2011136047A (ja) | 遊技台 | |
JP2001204909A (ja) | 弾球遊技機及びゲームプログラムが記録された記録媒体 | |
JP2002360849A (ja) | 遊技機 | |
JP2004248745A (ja) | 遊技機 | |
JP2004187863A (ja) | 遊技機および遊技プログラム | |
JP2004180994A (ja) | 遊技機および遊技プログラム | |
JP2004215865A (ja) | 遊技機および遊技プログラム | |
JP2016179342A (ja) | 遊技台 | |
JP4636594B2 (ja) | パチンコ遊技機 | |
JP5352338B2 (ja) | パチンコ機 | |
JP5976072B2 (ja) | 遊技台 | |
JP4318908B2 (ja) | 遊技機および遊技プログラム | |
JP2004180995A (ja) | 遊技機および遊技プログラム | |
JP2004248743A (ja) | 遊技機 | |
JP2004254851A (ja) | 遊技機 | |
JP2004248744A (ja) | 遊技機 | |
JP2009153758A (ja) | 遊技機 | |
JP2005205232A (ja) | パチンコ遊技機 | |
JP3346540B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2004187864A (ja) | 遊技機および遊技プログラム | |
JP5156906B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051024 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20081204 |