JP2007289250A - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】物語調の映像の演出内容が複雑な場合であっても重要な絵柄および装飾的な絵柄を相互に明確に識別可能にすること。
【解決手段】イメージ図柄111がストック領域121内にストックされた状態で大当り用の特定の変動パターンが設定されたときには装飾図柄が外れの仮の組合せで停止した後に再変動し、大当りの組合せで変動停止する。この場合には装飾図柄が外れの仮の組合せで停止した時点でストック領域121内からイメージ図柄111が放出され、イメージ図柄111と同種の絵柄を使用した結末の演出が表示される。このため、遊技者の視点では結末の演出に直接的に関与する重要な絵柄の候補がストック領域121内に予めストックされているように見える上にイメージ図柄111がストック領域121内から飛出して演出を行ったように見えるので、物語調の映像の演出内容が複雑な場合であっても物語の結末に直接的に関与する重要な絵柄および物語の結末に直接的に関与しない装飾的な絵柄を相互に混同することがなくなる。
【選択図】図43
【解決手段】イメージ図柄111がストック領域121内にストックされた状態で大当り用の特定の変動パターンが設定されたときには装飾図柄が外れの仮の組合せで停止した後に再変動し、大当りの組合せで変動停止する。この場合には装飾図柄が外れの仮の組合せで停止した時点でストック領域121内からイメージ図柄111が放出され、イメージ図柄111と同種の絵柄を使用した結末の演出が表示される。このため、遊技者の視点では結末の演出に直接的に関与する重要な絵柄の候補がストック領域121内に予めストックされているように見える上にイメージ図柄111がストック領域121内から飛出して演出を行ったように見えるので、物語調の映像の演出内容が複雑な場合であっても物語の結末に直接的に関与する重要な絵柄および物語の結末に直接的に関与しない装飾的な絵柄を相互に混同することがなくなる。
【選択図】図43
Description
本発明は複数の図柄要素のそれぞれを可変状態および可変停止状態で順に表示する図柄遊技の映像を図柄表示器に表示する構成のパチンコ遊技機に関する。
上記パチンコ遊技機には図柄表示器に図柄遊技の映像を表示するときの背景を利用して物語調の映像を発生させ、複数の図柄要素が可変停止状態で大当りの組合せとなるか否かを物語調の映像の展開および結末のそれぞれを利用して遊技者に報知する構成のものがある。この構成の場合、物語調の映像を外れの結末で終了させた後に復活させ(いわゆる発展)、物語調の映像を当りの結末に切換えることが行われている。
特開2003−220270号公報
上記パチンコ遊技機の場合、物語調の映像が外れの結末で終了したときの失望感および物語調の映像が当りの結末に切換わったときの意外感相互間の差が大きくなるので、遊技の趣向性が高まる。しかしながら、物語調の映像の演出内容が複雑になるので、物語の結末に直接的に関与する重要な絵柄および物語の結末に直接的に関与しない装飾的な絵柄を相互に混同する虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、物語調の映像の演出内容が複雑な場合であっても物語の結末に直接的に関与する重要な絵柄および物語の結末に直接的に関与しない装飾的な絵柄を相互に明確に識別することができるパチンコ遊技機を提供することにある。
1.請求項1記載のパチンコ遊技機の説明
請求項1記載のパチンコ遊技機は[1]遊技盤〜[15]放出映像表示手段を備え、[8]遊技映像表示手段が[8−1]の処理を行い、[10]データ選択手段が[10−1]の処理を行い、[11]背景映像表示手段が[11−1]の処理を行い、[15]放出映像表示手段が[15−1]の処理を行うところに特徴を有している。
[1]遊技盤は遊技球が転動可能な遊技領域を有するものである。図2の符号18は遊技盤の一例であり、図2の符号22は遊技盤18の遊技領域を示している。
[2]始動口は遊技盤の遊技領域内に設けられたものであり、遊技球が入賞可能なものである。図2の符号24は始動口の一例である。
[3]可変入賞口は遊技盤の遊技領域内に設けられたものであり、遊技球が入賞不能な閉鎖状態および遊技球が入賞可能な開放状態に相互に切換えられるものである。図2の入賞口台板26は遊技球が入賞不能な閉鎖状態および遊技球が入賞可能な開放状態に相互に切換えられる特別入賞口を有するものであり、特別入賞口は可変入賞口に相当する。
[4]図柄表示器は遊技盤の遊技領域内に設けられたものであり、図2の装飾図柄表示器32は図柄表示器の一例である。
[5]当落判定手段は遊技球が始動口に入賞することに基づいて可変入賞口を開放する大当りおよび可変入賞口を開放しない外れを判定するものであり、図9のステップS55は当落判定手段の一例である。
[6]図柄設定手段は当落判定手段が大当りを判定したときには複数列の図柄要素を予め決められた大当りの組合せに設定し、当落判定手段が外れを判定したときには複数列の図柄要素を大当りの組合せとは相違する外れの組合せに設定するものである。図24のステップS243および図24のステップS245のそれぞれは大当りの判定時に複数列の図柄要素を大当りの組合せに設定する当落判定手段の一例であり、複数列の図柄要素を相互に同一な大当りの組合せに設定する。図24のステップS247および図24のステップS248のそれぞれは外れの判定時に複数列の図柄要素を外れの組合せに設定する当落判定手段の一例であり、複数列の図柄要素を相互に同一ではない外れの組合せに設定する。
[7]可変情報設定手段は当落判定手段が大当りを判定したときには大当り用の複数の可変情報のうちから可変情報を選択的に設定し、当落判定手段が外れを判定したときには外れ用の複数の可変情報のうちから可変情報を選択的に設定するものである。図11のステップS84は可変情報設定手段の一例である。このステップS84の可変情報設定手段は大当りの判定時には大当り用の変動パターンP1〜P4のうちから変動パターンを選択的に設定し、外れの判定時には外れ用の変動パターンP5〜P9のうちから変動パターンを選択的に設定するものである。これら変動パターンP1〜P9のそれぞれは可変情報に相当するものであり、変動パターンP1は大当り用の特定の可変情報に相当する。
[8]遊技映像表示手段は図柄遊技の映像を図柄表示器に表示するものである。この図柄遊技の映像とは相互に異なる複数種の図柄要素を予め決められた順序で表示する可変表示を複数列に行った後に複数列の可変表示のそれぞれを複数列の図柄要素が図柄設定手段の設定結果に応じた組合せとなるように停止するものであり、複数列の可変表示のそれぞれは各図柄要素に図柄要素を装飾する絵柄を添付して行われる。図3の図柄制御回路80は遊技映像表示手段の一例である。この図柄制御回路80は「1」〜「8」の8種類の図柄要素を「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「1」・・・の循環的な順序で表示する変動表示を横3列に行った後に横3列の変動表示のそれぞれを横3列の図柄要素が大当りの組合せまたは外れの組合せとなるように停止する装飾図柄遊技の映像を表示するものであり、装飾図柄遊技の映像は図柄遊技の映像に相当する。これら横3列の変動表示のそれぞれは図柄要素「1」にイメージ図柄111を添付し、図柄要素「2」にイメージ図柄112を添付し、図柄要素「3」にイメージ図柄113を添付し、図柄要素「4」にイメージ図柄114を添付し、図柄要素「5」にイメージ図柄115を添付し、図柄要素「6」にイメージ図柄116を添付し、図柄要素「7」にイメージ図柄117を添付し、図柄要素「8」にイメージ図柄118を添付して行われるものであり、イメージ図柄111〜118のそれぞれは図柄要素を装飾する絵柄に相当する。
[9]記録手段は複数の表示データが記録されたものである。これら各表示データは図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されるときに図柄遊技を演出する演出映像を表示するためのものであり、記録手段には複数種の図柄要素のそれぞれに添付された絵柄と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる複数種の特定の表示データが記録されている。図3の図柄制御回路80は記録手段の一例であり、図柄制御回路80には、図34に示すように、ビデオデータV11〜V18とビデオデータV2〜V4とビデオデータV51〜V58とビデオデータV6〜V9が記録されている。これらビデオデータV11〜V9のそれぞれは表示データに相当するものであり、ビデオデータV11は図柄要素「1」に添付されたイメージ図柄111と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる特定の表示データに相当し、ビデオデータV12は図柄要素「2」に添付されたイメージ図柄112と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる特定の表示データに相当し、ビデオデータV13は図柄要素「3」に添付されたイメージ図柄113と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる特定の表示データに相当し、ビデオデータV14は図柄要素「4」に添付されたイメージ図柄114と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる特定の表示データに相当し、ビデオデータV15は図柄要素「5」に添付されたイメージ図柄115と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる特定の表示データに相当し、ビデオデータV16は図柄要素「6」に添付されたイメージ図柄116と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる特定の表示データに相当し、ビデオデータV17は図柄要素「7」に添付されたイメージ図柄117と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる特定の表示データに相当し、ビデオデータV18は図柄要素「8」に添付されたイメージ図柄118と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる特定の表示データに相当する。
[10]データ選択手段は記録手段から可変情設定手段の設定結果に応じた表示データを選択するものであり、図3の図柄制御回路80はデータ選択手段の一例である。
[11]演出映像表示手段はデータ選択手段の選択結果に応じた表示データを再生することで図柄遊技を演出する演出映像を表示するものであり、図3の図柄制御回路80は演出映像表示手段の一例である。
[12]離脱判定手段は可変情報設定手段が少なくとも外れ用の可変情報を設定したときには複数種の図柄要素のいずれかから絵柄を離脱させるか否かを判定するものであり、可変情報設定手段が大当り用の特定の可変情報を設定したときには複数種の図柄要素の全てから絵柄が離脱していないことを条件に複数種の図柄要素のいずれかから絵柄を離脱させることを強制的に判定するものである。図26のステップS269〜S274は少なくとも外れ用の変動パターンP5〜P9が設定されたときに図柄要素「1」〜「8」のいずれかからイメージ図柄111〜118のいずれかを離脱させるか否かを判定する離脱判定手段の一例であり、イメージ図柄111〜118のうち離脱の対象となるものをストックコマンドの種類に応じて特定する。図27のステップS281〜S283は大当り用の特定の変動パターンP1が設定されたときに図柄要素「1」〜「8」の全てからイメージ図柄111〜118がいずれも離脱していないことを条件に図柄要素「1」〜「8」のいずれかからイメージ図柄111〜118のいずれかを離脱させることを強制的に判定する離脱判定手段の一例であり、イメージ図柄111〜118のうち離脱の対象となるものをストックコマンドの種類に応じて特定する。
[13]離脱映像表示手段は離脱判定手段が図柄要素から絵柄を離脱させることを判定したときには離脱判定手段の判定結果に応じた図柄要素から絵柄が離脱する映像を表示するものであり、遊技映像表示手段が複数列の可変表示の全てを開始してから停止させるまでの期間内に図柄要素から絵柄が離脱する映像を表示する。図3の図柄制御回路80は離脱映像表示手段の一例であり、図42の(c)は図柄要素「1」からイメージ図柄111が離脱する映像を示している。
[14]ストック映像表示手段は図柄表示器の表示領域内にストック領域を設定し、離脱映像表示手段が離脱判定手段の判定結果に応じた図柄要素から絵柄が離脱する映像を表示する毎に離脱した絵柄をストック領域内に表示することでストック領域内に絵柄がストックされた映像を表示するものである。図3の図柄制御回路80はストック映像表示手段の一例であり、図42の(d)は図柄要素「1」から離脱したイメージ図柄111がストック領域121内に新たにストックされた映像を示している。
[15]放出映像表示手段は遊技映像表示手段が予め決められた設定回数の図柄遊技の映像を表示することに基づいてストック領域内の全ての絵柄がストック領域内から放出される映像を表示するものである。図3の図柄制御回路80は放出映像表示手段の一例であり、図42の(h)は図柄要素「1」から離脱したイメージ図柄111と図柄要素「2」から離脱したイメージ図柄112と図柄要素「3」から離脱したイメージ図柄113と図柄要素「4」から離脱したイメージ図柄114の全てがストック領域121内から放出される映像を示している。
[8−1]遊技映像表示手段は可変情報設定手段が大当り用の特定の可変情報を設定したときには複数列の可変表示のそれぞれを複数列の図柄要素が外れの組合せとなるように仮停止させる処理と複数列の可変表示のそれぞれを仮停止状態から再開する処理と複数列の可変表示のそれぞれを複数列の図柄要素が図柄設定手段の設定結果に応じた大当りの組合せとなるように再停止させる処理を順に行うものである。図43の(e)は横3列の図柄要素が外れの組合せで仮停止した映像の一例であり、図43の(g)は横3列の変動表示が仮停止状態から再開した映像の一例であり、図43の(i)は横3列の図柄要素が大当りの組合せで再停止した映像の一例である。
[15−1]放出映像表示手段は図柄表示器のストック領域内に絵柄がストックされた映像が表示されている状態では可変情報設定手段が大当り用の特定の可変情報を設定したときには絵柄がストック領域内から放出される映像を表示する処理を行うものであり、絵柄が放出される映像は遊技映像表示手段が複数列の可変表示のそれぞれを複数列の図柄要素が外れの組合せとなるように仮停止させてから複数列の図柄要素が大当りの組合せとなるように再停止させるまでの期間内に表示される。図43の(f)はイメージ図柄111がストック領域121内から放出される映像を示している。
[10−1]データ選択手段は図柄表示器のストック領域内に絵柄がストックされた映像が表示されている状態では可変情報設定手段が大当り用の特定の可変情報を設定したときには複数の特定の表示データのうちから表示データを選択する処理を行うものである。このデータ選択手段はストック領域内から放出される絵柄と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる表示データを選択する処理を行うものであり、図44に示すように、ストック領域121内からイメージ図柄112が放出されるときにはビデオデータV11〜V18のうちからイメージ図柄112と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させるビデオデータV12を選択する。
[11−1]演出映像表示手段は図柄表示器のストック領域内に絵柄がストックされた映像が表示されている状態では可変情報設定手段が大当り用の特定の可変情報を設定したときにはデータ選択手段の選択結果に応じた特定の表示データを再生することに基づいてストック領域内から絵柄が放出される映像が表示された後に当該絵柄と同種の絵柄を使用した結末の演出の映像を発生させる処理を行うものである。例えばストック領域121内からイメージ図柄111が放出される映像が表示された後には、図43の(h)に示すように、イメージ図柄111と同種の絵柄が釜の図柄123に再び浸かる結末の演出内容の映像が表示される。
請求項1記載のパチンコ遊技機は[1]遊技盤〜[15]放出映像表示手段を備え、[8]遊技映像表示手段が[8−1]の処理を行い、[10]データ選択手段が[10−1]の処理を行い、[11]背景映像表示手段が[11−1]の処理を行い、[15]放出映像表示手段が[15−1]の処理を行うところに特徴を有している。
[1]遊技盤は遊技球が転動可能な遊技領域を有するものである。図2の符号18は遊技盤の一例であり、図2の符号22は遊技盤18の遊技領域を示している。
[2]始動口は遊技盤の遊技領域内に設けられたものであり、遊技球が入賞可能なものである。図2の符号24は始動口の一例である。
[3]可変入賞口は遊技盤の遊技領域内に設けられたものであり、遊技球が入賞不能な閉鎖状態および遊技球が入賞可能な開放状態に相互に切換えられるものである。図2の入賞口台板26は遊技球が入賞不能な閉鎖状態および遊技球が入賞可能な開放状態に相互に切換えられる特別入賞口を有するものであり、特別入賞口は可変入賞口に相当する。
[4]図柄表示器は遊技盤の遊技領域内に設けられたものであり、図2の装飾図柄表示器32は図柄表示器の一例である。
[5]当落判定手段は遊技球が始動口に入賞することに基づいて可変入賞口を開放する大当りおよび可変入賞口を開放しない外れを判定するものであり、図9のステップS55は当落判定手段の一例である。
[6]図柄設定手段は当落判定手段が大当りを判定したときには複数列の図柄要素を予め決められた大当りの組合せに設定し、当落判定手段が外れを判定したときには複数列の図柄要素を大当りの組合せとは相違する外れの組合せに設定するものである。図24のステップS243および図24のステップS245のそれぞれは大当りの判定時に複数列の図柄要素を大当りの組合せに設定する当落判定手段の一例であり、複数列の図柄要素を相互に同一な大当りの組合せに設定する。図24のステップS247および図24のステップS248のそれぞれは外れの判定時に複数列の図柄要素を外れの組合せに設定する当落判定手段の一例であり、複数列の図柄要素を相互に同一ではない外れの組合せに設定する。
[7]可変情報設定手段は当落判定手段が大当りを判定したときには大当り用の複数の可変情報のうちから可変情報を選択的に設定し、当落判定手段が外れを判定したときには外れ用の複数の可変情報のうちから可変情報を選択的に設定するものである。図11のステップS84は可変情報設定手段の一例である。このステップS84の可変情報設定手段は大当りの判定時には大当り用の変動パターンP1〜P4のうちから変動パターンを選択的に設定し、外れの判定時には外れ用の変動パターンP5〜P9のうちから変動パターンを選択的に設定するものである。これら変動パターンP1〜P9のそれぞれは可変情報に相当するものであり、変動パターンP1は大当り用の特定の可変情報に相当する。
[8]遊技映像表示手段は図柄遊技の映像を図柄表示器に表示するものである。この図柄遊技の映像とは相互に異なる複数種の図柄要素を予め決められた順序で表示する可変表示を複数列に行った後に複数列の可変表示のそれぞれを複数列の図柄要素が図柄設定手段の設定結果に応じた組合せとなるように停止するものであり、複数列の可変表示のそれぞれは各図柄要素に図柄要素を装飾する絵柄を添付して行われる。図3の図柄制御回路80は遊技映像表示手段の一例である。この図柄制御回路80は「1」〜「8」の8種類の図柄要素を「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「1」・・・の循環的な順序で表示する変動表示を横3列に行った後に横3列の変動表示のそれぞれを横3列の図柄要素が大当りの組合せまたは外れの組合せとなるように停止する装飾図柄遊技の映像を表示するものであり、装飾図柄遊技の映像は図柄遊技の映像に相当する。これら横3列の変動表示のそれぞれは図柄要素「1」にイメージ図柄111を添付し、図柄要素「2」にイメージ図柄112を添付し、図柄要素「3」にイメージ図柄113を添付し、図柄要素「4」にイメージ図柄114を添付し、図柄要素「5」にイメージ図柄115を添付し、図柄要素「6」にイメージ図柄116を添付し、図柄要素「7」にイメージ図柄117を添付し、図柄要素「8」にイメージ図柄118を添付して行われるものであり、イメージ図柄111〜118のそれぞれは図柄要素を装飾する絵柄に相当する。
[9]記録手段は複数の表示データが記録されたものである。これら各表示データは図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されるときに図柄遊技を演出する演出映像を表示するためのものであり、記録手段には複数種の図柄要素のそれぞれに添付された絵柄と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる複数種の特定の表示データが記録されている。図3の図柄制御回路80は記録手段の一例であり、図柄制御回路80には、図34に示すように、ビデオデータV11〜V18とビデオデータV2〜V4とビデオデータV51〜V58とビデオデータV6〜V9が記録されている。これらビデオデータV11〜V9のそれぞれは表示データに相当するものであり、ビデオデータV11は図柄要素「1」に添付されたイメージ図柄111と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる特定の表示データに相当し、ビデオデータV12は図柄要素「2」に添付されたイメージ図柄112と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる特定の表示データに相当し、ビデオデータV13は図柄要素「3」に添付されたイメージ図柄113と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる特定の表示データに相当し、ビデオデータV14は図柄要素「4」に添付されたイメージ図柄114と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる特定の表示データに相当し、ビデオデータV15は図柄要素「5」に添付されたイメージ図柄115と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる特定の表示データに相当し、ビデオデータV16は図柄要素「6」に添付されたイメージ図柄116と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる特定の表示データに相当し、ビデオデータV17は図柄要素「7」に添付されたイメージ図柄117と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる特定の表示データに相当し、ビデオデータV18は図柄要素「8」に添付されたイメージ図柄118と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる特定の表示データに相当する。
[10]データ選択手段は記録手段から可変情設定手段の設定結果に応じた表示データを選択するものであり、図3の図柄制御回路80はデータ選択手段の一例である。
[11]演出映像表示手段はデータ選択手段の選択結果に応じた表示データを再生することで図柄遊技を演出する演出映像を表示するものであり、図3の図柄制御回路80は演出映像表示手段の一例である。
[12]離脱判定手段は可変情報設定手段が少なくとも外れ用の可変情報を設定したときには複数種の図柄要素のいずれかから絵柄を離脱させるか否かを判定するものであり、可変情報設定手段が大当り用の特定の可変情報を設定したときには複数種の図柄要素の全てから絵柄が離脱していないことを条件に複数種の図柄要素のいずれかから絵柄を離脱させることを強制的に判定するものである。図26のステップS269〜S274は少なくとも外れ用の変動パターンP5〜P9が設定されたときに図柄要素「1」〜「8」のいずれかからイメージ図柄111〜118のいずれかを離脱させるか否かを判定する離脱判定手段の一例であり、イメージ図柄111〜118のうち離脱の対象となるものをストックコマンドの種類に応じて特定する。図27のステップS281〜S283は大当り用の特定の変動パターンP1が設定されたときに図柄要素「1」〜「8」の全てからイメージ図柄111〜118がいずれも離脱していないことを条件に図柄要素「1」〜「8」のいずれかからイメージ図柄111〜118のいずれかを離脱させることを強制的に判定する離脱判定手段の一例であり、イメージ図柄111〜118のうち離脱の対象となるものをストックコマンドの種類に応じて特定する。
[13]離脱映像表示手段は離脱判定手段が図柄要素から絵柄を離脱させることを判定したときには離脱判定手段の判定結果に応じた図柄要素から絵柄が離脱する映像を表示するものであり、遊技映像表示手段が複数列の可変表示の全てを開始してから停止させるまでの期間内に図柄要素から絵柄が離脱する映像を表示する。図3の図柄制御回路80は離脱映像表示手段の一例であり、図42の(c)は図柄要素「1」からイメージ図柄111が離脱する映像を示している。
[14]ストック映像表示手段は図柄表示器の表示領域内にストック領域を設定し、離脱映像表示手段が離脱判定手段の判定結果に応じた図柄要素から絵柄が離脱する映像を表示する毎に離脱した絵柄をストック領域内に表示することでストック領域内に絵柄がストックされた映像を表示するものである。図3の図柄制御回路80はストック映像表示手段の一例であり、図42の(d)は図柄要素「1」から離脱したイメージ図柄111がストック領域121内に新たにストックされた映像を示している。
[15]放出映像表示手段は遊技映像表示手段が予め決められた設定回数の図柄遊技の映像を表示することに基づいてストック領域内の全ての絵柄がストック領域内から放出される映像を表示するものである。図3の図柄制御回路80は放出映像表示手段の一例であり、図42の(h)は図柄要素「1」から離脱したイメージ図柄111と図柄要素「2」から離脱したイメージ図柄112と図柄要素「3」から離脱したイメージ図柄113と図柄要素「4」から離脱したイメージ図柄114の全てがストック領域121内から放出される映像を示している。
[8−1]遊技映像表示手段は可変情報設定手段が大当り用の特定の可変情報を設定したときには複数列の可変表示のそれぞれを複数列の図柄要素が外れの組合せとなるように仮停止させる処理と複数列の可変表示のそれぞれを仮停止状態から再開する処理と複数列の可変表示のそれぞれを複数列の図柄要素が図柄設定手段の設定結果に応じた大当りの組合せとなるように再停止させる処理を順に行うものである。図43の(e)は横3列の図柄要素が外れの組合せで仮停止した映像の一例であり、図43の(g)は横3列の変動表示が仮停止状態から再開した映像の一例であり、図43の(i)は横3列の図柄要素が大当りの組合せで再停止した映像の一例である。
[15−1]放出映像表示手段は図柄表示器のストック領域内に絵柄がストックされた映像が表示されている状態では可変情報設定手段が大当り用の特定の可変情報を設定したときには絵柄がストック領域内から放出される映像を表示する処理を行うものであり、絵柄が放出される映像は遊技映像表示手段が複数列の可変表示のそれぞれを複数列の図柄要素が外れの組合せとなるように仮停止させてから複数列の図柄要素が大当りの組合せとなるように再停止させるまでの期間内に表示される。図43の(f)はイメージ図柄111がストック領域121内から放出される映像を示している。
[10−1]データ選択手段は図柄表示器のストック領域内に絵柄がストックされた映像が表示されている状態では可変情報設定手段が大当り用の特定の可変情報を設定したときには複数の特定の表示データのうちから表示データを選択する処理を行うものである。このデータ選択手段はストック領域内から放出される絵柄と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる表示データを選択する処理を行うものであり、図44に示すように、ストック領域121内からイメージ図柄112が放出されるときにはビデオデータV11〜V18のうちからイメージ図柄112と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させるビデオデータV12を選択する。
[11−1]演出映像表示手段は図柄表示器のストック領域内に絵柄がストックされた映像が表示されている状態では可変情報設定手段が大当り用の特定の可変情報を設定したときにはデータ選択手段の選択結果に応じた特定の表示データを再生することに基づいてストック領域内から絵柄が放出される映像が表示された後に当該絵柄と同種の絵柄を使用した結末の演出の映像を発生させる処理を行うものである。例えばストック領域121内からイメージ図柄111が放出される映像が表示された後には、図43の(h)に示すように、イメージ図柄111と同種の絵柄が釜の図柄123に再び浸かる結末の演出内容の映像が表示される。
請求項1記載のパチンコ遊技機によれば、図柄要素から絵柄を離脱させることが判定されたときには全列の可変表示が始まってから終わるまでの期間内に図柄要素から絵柄が離脱する映像が表示され、離脱した絵柄がストック領域内にストックされた映像が表示される。この絵柄のストック状態で大当り用の特定の可変情報が設定されたときには複数列の図柄要素が外れの組合せで停止表示された後に再び可変表示され、大当りの組合せで再び停止表示される。この場合には複数列の図柄要素が外れの組合せで停止表示されてから大当りの組合せで再び停止表示されるまでの期間内にストック領域内から絵柄が放出される映像が表示され、ストック領域内から放出された絵柄と同種の絵柄を使用した結末の演出の映像が表示される。図柄要素から絵柄を離脱させることが判定されなかったときにはストック領域内に絵柄がストックされていない。この絵柄の非ストック状態で大当り用の特定の可変情報が設定されたときには複数列の図柄要素が外れの組合せで停止表示された後に再び可変表示され、大当りの組合せで再び停止表示される。この場合には図柄要素から絵柄が離脱する映像が表示され、離脱した絵柄がストック領域内にストックされた映像が表示される。すると、複数列の図柄要素が外れの組合せで停止表示されてから大当りの組合せで再び停止表示されるまでの期間内にストック領域内から絵柄が放出される映像が表示され、ストック領域内から放出された絵柄と同種の絵柄を使用した結末の演出の映像が表示される。このため、遊技者の視点では演出の結末に直接的に関与する重要な絵柄の候補がストック領域内に予めストックされているように見える上に絵柄がストック領域内から飛出して結末の演出を行ったように見えるので、物語調の映像の演出内容が複雑な場合であっても物語の結末に直接的に関与する重要な絵柄および物語の結末に直接的に関与しない装飾的な絵柄を相互に混同することがなくなる。しかも、図柄遊技の映像が予め決められた設定回数だけ表示されたときにはストック領域内の全ての絵柄がストック領域内から放出される。このため、ストック領域内に絵柄がストックされた状態のまま特定の表示データとは異なる表示データに応じた映像が図柄表示器に表示される確率が低くなるので、特定の表示データとは異なる表示データに応じた映像の表示中にストック領域内の絵柄が飛出すことを期待する誤解を遊技者に与える確率が低くなる。
2.請求項2記載のパチンコ遊技機の説明
請求項2記載のパチンコ遊技機は[8]遊技映像表示手段と[10]データ選択手段と[11]演出映像表示手段と[13]離脱判定手段と[15]放出映像表示手段のそれぞれが次の処理を行うところに特徴を有している。
[13−2]離脱判定手段は可変情報設定手段が外れ用の特定の可変情報を設定したときには複数種の図柄要素の全てから絵柄が離脱していないことを条件に複数種の図柄要素のいずれかから絵柄を離脱させることを強制的に判定する処理を行う。図55のステップS301〜S303は外れ用の特定の変動パターンP5が設定されたときに図柄要素「1」〜「8」の全てからイメージ図柄111〜118がいずれも離脱していないことを条件に図柄要素「1」〜「8」のいずれかからイメージ図柄111〜118のいずれかを離脱させることを強制的に判定する離脱判定手段の一例であり、イメージ図柄111〜118のうち離脱の対象となるものをストックコマンドの種類に応じて特定する。
[8−2]遊技映像表示手段は可変情報設定手段が外れ用の特定の可変情報を設定したときには複数列の可変表示のそれぞれを複数列の図柄要素が外れの組合せとなるように仮停止させる処理と複数列の可変表示のそれぞれを仮停止状態から再開する処理と複数列の可変表示のそれぞれを複数列の図柄要素が前記図柄設定手段の設定結果に応じた外れの組合せとなるように再停止させる処理を順に行う。図56の(e)は横3列の図柄要素が外れの組合せで仮停止した映像の一例であり、図56の(g)は横3列の変動表示が仮停止状態から再開した映像の一例であり、図56の(i)は横3列の図柄要素が外れの組合せで再停止した映像の一例である。
[15−2]放出映像表示手段は図柄表示器のストック領域内に絵柄がストックされた映像が表示されている状態では可変情報設定手段が外れ用の特定の可変情報を設定したときには遊技映像表示手段が複数列の可変表示のそれぞれを複数列の図柄要素が外れの組合せとなるように仮停止させてから複数列の図柄要素が外れの組合せとなるように再停止させるまでの期間内に絵柄がストック領域内から放出される映像を表示する処理を行う。図56の(f)はイメージ図柄111がストック領域121内から放出される映像を示している。
[10−2]データ選択手段は図柄表示器のストック領域内に絵柄がストックされた映像が表示されている状態では可変情報設定手段が外れ用の特定の可変情報を設定したときには複数の特定の表示データのうちから表示データを選択する処理を行うものである。このデータ選択手段はストック領域内から放出される絵柄とは異種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる表示データを選択する処理を行うものであり、図56に示すように、ストック領域121内からイメージ図柄111が放出されるときにはイメージ図柄111とは異種のイメージ図柄113を使用した結末の演出を発生させるビデオデータV11を選択する。
[11−2]演出映像表示手段は図柄表示器のストック領域内に絵柄がストックされた映像が表示されている状態では可変情報設定手段が外れ用の特定の可変情報を設定したときにはデータ選択手段の選択結果に応じた特定の表示データを再生することに基づいてストック領域内から絵柄が放出される映像が表示された後に当該絵柄と異種の絵柄を使用した結末の演出の映像を発生させる処理を行う。例えばストック領域121内からイメージ図柄111が放出される映像が表示された後には、図56の(h)に示すように、イメージ図柄111と異種のイメージ図柄113が釜の図柄123に浸かる結末の演出内容の映像が表示される。
2.請求項2記載のパチンコ遊技機の説明
請求項2記載のパチンコ遊技機は[8]遊技映像表示手段と[10]データ選択手段と[11]演出映像表示手段と[13]離脱判定手段と[15]放出映像表示手段のそれぞれが次の処理を行うところに特徴を有している。
[13−2]離脱判定手段は可変情報設定手段が外れ用の特定の可変情報を設定したときには複数種の図柄要素の全てから絵柄が離脱していないことを条件に複数種の図柄要素のいずれかから絵柄を離脱させることを強制的に判定する処理を行う。図55のステップS301〜S303は外れ用の特定の変動パターンP5が設定されたときに図柄要素「1」〜「8」の全てからイメージ図柄111〜118がいずれも離脱していないことを条件に図柄要素「1」〜「8」のいずれかからイメージ図柄111〜118のいずれかを離脱させることを強制的に判定する離脱判定手段の一例であり、イメージ図柄111〜118のうち離脱の対象となるものをストックコマンドの種類に応じて特定する。
[8−2]遊技映像表示手段は可変情報設定手段が外れ用の特定の可変情報を設定したときには複数列の可変表示のそれぞれを複数列の図柄要素が外れの組合せとなるように仮停止させる処理と複数列の可変表示のそれぞれを仮停止状態から再開する処理と複数列の可変表示のそれぞれを複数列の図柄要素が前記図柄設定手段の設定結果に応じた外れの組合せとなるように再停止させる処理を順に行う。図56の(e)は横3列の図柄要素が外れの組合せで仮停止した映像の一例であり、図56の(g)は横3列の変動表示が仮停止状態から再開した映像の一例であり、図56の(i)は横3列の図柄要素が外れの組合せで再停止した映像の一例である。
[15−2]放出映像表示手段は図柄表示器のストック領域内に絵柄がストックされた映像が表示されている状態では可変情報設定手段が外れ用の特定の可変情報を設定したときには遊技映像表示手段が複数列の可変表示のそれぞれを複数列の図柄要素が外れの組合せとなるように仮停止させてから複数列の図柄要素が外れの組合せとなるように再停止させるまでの期間内に絵柄がストック領域内から放出される映像を表示する処理を行う。図56の(f)はイメージ図柄111がストック領域121内から放出される映像を示している。
[10−2]データ選択手段は図柄表示器のストック領域内に絵柄がストックされた映像が表示されている状態では可変情報設定手段が外れ用の特定の可変情報を設定したときには複数の特定の表示データのうちから表示データを選択する処理を行うものである。このデータ選択手段はストック領域内から放出される絵柄とは異種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる表示データを選択する処理を行うものであり、図56に示すように、ストック領域121内からイメージ図柄111が放出されるときにはイメージ図柄111とは異種のイメージ図柄113を使用した結末の演出を発生させるビデオデータV11を選択する。
[11−2]演出映像表示手段は図柄表示器のストック領域内に絵柄がストックされた映像が表示されている状態では可変情報設定手段が外れ用の特定の可変情報を設定したときにはデータ選択手段の選択結果に応じた特定の表示データを再生することに基づいてストック領域内から絵柄が放出される映像が表示された後に当該絵柄と異種の絵柄を使用した結末の演出の映像を発生させる処理を行う。例えばストック領域121内からイメージ図柄111が放出される映像が表示された後には、図56の(h)に示すように、イメージ図柄111と異種のイメージ図柄113が釜の図柄123に浸かる結末の演出内容の映像が表示される。
請求項2記載のパチンコ遊技機によれば、絵柄のストック状態で外れ用の特定の可変情報が設定されたときには複数列の図柄要素が外れの組合せで停止表示された後に再び可変表示され、外れの組合せで再び停止表示される。この場合には複数列の図柄要素が外れの組合せで停止表示されてから外れの組合せで再び停止表示されるまでの期間内にストック領域内から絵柄が放出される映像が表示され、ストック領域内から放出された絵柄とは異種の絵柄を使用した結末の演出の映像が表示される。絵柄の非ストック状態で外れ用の特定の可変情報が設定されたときには複数列の図柄要素が外れの組合せで停止表示された後に再び可変表示され、外れの組合せで再び停止表示される。この場合には図柄要素から絵柄が離脱する映像が表示され、離脱した絵柄がストック領域内にストックされた映像が表示される。すると、複数列の図柄要素が外れの組合せで停止表示されてから外れの組合せで再び停止表示されるまでの期間内にストック領域内から絵柄が放出される映像が表示され、ストック領域内から放出された絵柄と異種の絵柄を使用した結末の演出の映像が表示される。このため、ストック領域内から絵柄が放出されたときには複数列の図柄要素が大当りの組合せおよび外れの組合せのいずれかになるので、複数列の図柄要素が大当りの組合せとなるか否かをストック領域内から絵柄が放出された後に図柄遊技の映像から楽しむことができる。
[1]機械的構成および電気的構成の説明
パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の前端面には前枠2が左側部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。この前枠2の前面には横長な長方形状の上皿板3および横長な長方形状の下皿板4が上下2段に固定されており、上皿板3の前面には上面が開口する上皿5が固定され、下皿板4の前面には上面が開口する下皿6が固定されている。
パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の前端面には前枠2が左側部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。この前枠2の前面には横長な長方形状の上皿板3および横長な長方形状の下皿板4が上下2段に固定されており、上皿板3の前面には上面が開口する上皿5が固定され、下皿板4の前面には上面が開口する下皿6が固定されている。
下皿板4の前面には右端部に位置してハンドル台7が固定されており、ハンドル台7には発射ハンドル8が前後方向へ延びる軸を中心に回動可能に装着されている。このハンドル台7の後方には発射ソレノイド9が固定されており、発射ソレノイド9には打球槌10が連結されている。この発射ソレノイド9は打球槌10の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル8が回動操作されたときには発射ソレノイド9に駆動電源が印加され、打球槌10が駆動することに基づいて上皿5内の遊技球を上皿5内から弾き出す。
前枠2の前面には窓枠11が装着されている。この窓枠11は円形孔状の窓部12を有するものであり、窓部12の内周面には透明なガラス窓13が固定されている。この窓枠11の後面には左上隅部および右上隅部のそれぞれに位置してスピーカ14が固定されており、各スピーカ14の前方には網状のスピーカカバー15が配置されている。これら各スピーカカバー15は窓枠11に固定されたものであり、各スピーカ14が再生する効果音は前方のスピーカカバー15を通して放出される。窓枠11には各スピーカカバー15の下方に位置して2個のランプカバー16が固定されており、各ランプカバー16の後方には複数の電飾LED17(図3参照)が配置されている。これら各電飾LED17は窓枠11に固定されたものであり、各ランプカバー16は後方の電飾LED17が発光することに基づいて照明される。
前枠2には、図2に示すように、遊技盤18が装着されており、遊技盤18は窓枠11のガラス窓13により前方から覆われている。この遊技盤18の前面には外レール19および内レール20が固定されている。これら外レール19および内レール20相互間には円弧状の発射通路21が形成されており、打球槌10が弾いた遊技球は発射通路21を通して遊技領域22内に放出される。この遊技領域22内には複数の障害釘23が固定されており、遊技領域22内に放出された遊技球は障害釘23に当りながら遊技領域22内を落下する。この遊技領域22は外レール19および内レール20によって囲まれた領域のうち発射通路21を除く円形状の領域を称するものであり、遊技球が転動可能な最大範囲である転動領域に相当する。
遊技領域22内には始動口24が固定されている。この始動口24は上面が開口するポケット状をなすものであり、遊技領域22内を転動する遊技球は始動口24内に上面から入賞可能にされている。この始動口24内には始動口センサ25(図3参照)が固定されており、始動口センサ25は始動口24内に遊技球が入賞したことを検出して始動信号を出力する。遊技領域22内には、図2に示すように、入賞口台板26が固定されており、入賞口台板26には前面が開口する四角筒状の特別入賞口が固定されている。この特別入賞口内にはカウントセンサ27(図3参照)が固定されており、カウントセンサ27は遊技球が特別入賞口内に入賞したことを検出してカウント信号を出力する。
入賞口台板26には、図2に示すように、扉28が下端部の水平な軸を中心に回動可能に装着されている。この扉28は特別入賞口ソレノイド29(図3参照)に連結されており、特別入賞口ソレノイド29は扉28を垂直状態に回動操作することに基づいて特別入賞口の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖し、扉28を前方へ倒れた水平状態に回動操作することに基づいて特別入賞口の前面を遊技球が入賞可能に開放する。即ち、特別入賞口は遊技球が入賞不能な閉鎖状態および遊技球が入賞可能な開放状態に切換わるものであり、可変入賞口に相当する。
入賞口台板26には、図2に示すように、特別図柄表示器30が固定されている。この特別図柄表示器30はLED表示器から構成されたものであり、特別図柄表示器30には特別図柄が表示される。遊技領域22内には表示台枠31が固定されており、表示台枠31には図柄表示器に相当する装飾図柄表示器32が固定されている。この装飾図柄表示器32は特別図柄表示器30に比べて大きな表示領域を有するカラー液晶表示器から構成されたものであり、装飾図柄表示器32には装飾図柄が表示される。この装飾図柄は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の3列の組合せ図柄から構成されたものであり、大当りおよび外れを識別する識別図柄に相当する。
図3のメイン制御回路50は遊技内容を制御する最上位の制御手段であり、CPU51とROM52とRAM53を有している。このメイン制御回路50のROM52には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU51はRAM53をワークエリアとしてROM52の制御プログラムおよび制御データに基づいて制御動作を実行する。出力回路54は始動口センサ25からの始動信号およびカウントセンサ27からのカウント信号のそれぞれを波形成形してメイン制御回路50に出力するものであり、メイン制御回路50は出力回路54からの始動信号およびカウント信号のいずれかを検出することに基づいて賞球コマンドを設定する。タイマ回路55はメイン制御回路50に一定の時間間隔(4msec)でパルス信号を出力するものであり、メイン制御回路50はタイマ回路55からのパルス信号を検出する毎に処理動作を実行する。
ソレノイド回路56は特別入賞口ソレノイド29を通断電するものであり、メイン制御回路50はソレノイド回路56を駆動制御することに基づいて特別入賞口の扉28を開閉操作する。LED回路57は特別図柄表示器30に特別図柄を表示するものであり、メイン制御回路50はLED回路57を駆動制御することに基づいて特別図柄表示器30の表示内容を制御する。このメイン制御回路50は当落判定手段および可変情報設定手段に相当するものである。
払出制御回路60は賞品球の払出動作を制御するものであり、CPU61とROM62とRAM63を有している。この払出制御回路60のROM62には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU61はRAM63をワークエリアとしてROM62の制御プログラムおよび制御データに基づいて賞品球の払出動作を実行する。この払出制御回路60はメイン制御回路50から賞球コマンドが送信されるものであり、賞球コマンドを検出することに基づいて駆動信号を設定する。モータ回路64は払出制御回路60から駆動信号の設定結果が与えられるものであり、払出制御回路60からの駆動信号に基づいて払出モータ65を駆動する。この払出モータ65は遊技球を上皿5内に賞品球として払出す賞球払出装置の駆動源に相当するものであり、上皿5内には払出モータ65が駆動することに基づいて賞球コマンドに応じた個数の賞品球が払出される。
演出制御回路70は装飾図柄遊技の演出内容を総括的に制御するものであり、CPU71とROM72とRAM73を有している。この演出制御回路70のROM72には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU71はRAM73をワークエリアとしてROM72の制御プログラムおよび制御データに基づいて処理動作を実行する。この演出制御回路70はメイン制御回路50からコマンドが送信されるものであり、メイン制御回路50からのコマンドを検出することに基づいてコマンドを設定する。タイマ回路74は演出制御回路70に一定の時間間隔(4msec)でパルス信号を出力するものであり、演出制御回路70はタイマ回路74からのパルス信号を検出する毎に処理動作を実行する。この演出制御回路70は図柄設定手段と離脱判定手段に相当するものである。
図柄制御回路80はCPU81とROM82とRAM83とVDP84とVROM85とVRAM86を有している。この図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からのコマンドに基づいて制御データを設定し、制御データの設定結果に応じたビデオデータの再生をVDP84に指令するものであり、VDP84は指令内容に応じたビデオデータをVROM85から検出し、ビデオデータの検出結果に基づいて表示信号を生成する。このVDP84は表示信号の設定結果をLCD回路87に出力するものであり、LCD回路87はVDP84からの表示信号に応じた映像を装飾図柄表示器32に表示する。これら一連の動作はCPU81がROM82に記録された制御プログラムおよび制御データに基づいて実行するものであり、RAM83はCPU81のワークメモリとして機能する。タイマ回路88は図柄制御回路80に一定の時間間隔(4msec)でパルス信号を出力するものであり、図柄制御回路80はタイマ回路88からのパルス信号を検出する毎にタイマの計測処理を実行する。この図柄制御回路80は遊技映像表示手段と記録手段とデータ選択手段と演出映像表示手段と離脱映像表示手段とストック映像表示手段と放出映像表示手段に相当するものである。
音制御回路90はCPU91とROM92とRAM93を有している。この音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からのコマンドに応じた音データをROM92から検出し、音データの検出結果に基づいて音信号を生成してスピーカ回路94に出力するものであり、スピーカ回路94は音信号に応じた音を両スピーカ14から出力する。このCPU91の一連の動作はROM92に記録された制御プログラムおよび制御データに基づいて行われるものであり、RAM93はCPU91のワークメモリとして機能する。
電飾制御回路100はCPU101とROM102とRAM103を有している。この電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からのコマンドに応じた電飾データをROM102から検出し、電飾データの検出結果に基づいて電飾信号を生成してLED回路104に出力するものであり、LED回路104は複数の電飾LED17を電飾信号に応じた内容で発光させる。このCPU101の一連の動作はROM102に記録された制御プログラムおよび制御データに基づいて行われるものであり、RAM103はCPU101のワークメモリとして機能する。
[2]遊技機能の説明
[2−1]特別図柄遊技機能
遊技者が上皿5内に遊技球を投入して発射ハンドル8を回動操作すると、遊技盤18の遊技領域22内に遊技球が発射され、障害釘23に当りながら落下する。この遊技球が始動口24内に入賞したときには賞球払出装置から設定個数の遊技球が上皿5内に賞品球として払出され、特別図柄遊技が開始される。この特別図柄遊技は特別図柄表示器30に特別図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示するものであり、特別図柄の変動停止時の態様には、図10に示すように、外れの態様と通常大当りの態様と確変大当りの態様の3種類が設定されている。
[2−2]大当り遊技機能
特別図柄表示器30に特別図柄が通常大当りの態様および確変大当りの態様のいずれかで停止表示されたときには大当り遊技が開始される。この大当り遊技は特別入賞口を開放し、特別入賞口内に遊技球が入賞することを許容する遊技者有利の状態を発生させるものであり、特別入賞口は上限値(例えば10個)の遊技球が入賞する個数条件または開放時間が上限値(例えば30sec)に達する時間条件が満足されるまで開放状態に保持される。この特別入賞口の個数条件および時間条件を基準とする開閉動作は大当りラウンドと称されるものであり、大当りラウンドは固定的な設定回数(例えば15回)だけ繰返される。この大当りラウンドの繰返しは大当り遊技に相当するものであり、各回の大当りラウンド中には装飾図柄表示器32に大当り遊技を映像的に演出する大当りラウンド表示が行われ、両スピーカ14から大当り遊技を音的に演出する効果音が出力され、複数の電飾LED17が大当りラウンド表示の表示内容に応じて発光する。
[2−3]特別図柄遊技保留機能
特別図柄遊技を即座に開始できない特別図柄遊技中および大当り遊技中に遊技球が始動口24内に入賞したときには特別図柄遊技が保留される。この特別図柄遊技の保留回数には上限値(例えば4回)が設定されており、保留回数が上限値に到達した状態で遊技球が始動口24内に入賞したときには特別図柄遊技が保留されない。この特別図柄遊技が保留されない遊技球の入賞を無効な入賞と称し、特別図柄遊技が保留される入賞を有効な入賞と称する。
[2−4]装飾図柄遊技機能(図柄遊技機能)
遊技球が始動口24内に入賞したときには特別図柄遊技に連動して装飾図柄遊技が開始される。この装飾図柄遊技は装飾図柄表示器32に映像を表示し、両スピーカ14から装飾図柄表示器32の映像に応じた効果音を出力し、複数の電飾LED17を装飾図柄表示器32の映像に応じて発光させることで組成されるものである。この装飾図柄遊技の映像は装飾図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示し、装飾図柄の変動停止時の態様に基づいて外れおよび大当りの判定結果を遊技者に報知するものである。この装飾図柄の変動開始は特別図柄の変動開始に時間的に同期して行われ、装飾図柄の変動停止は特別図柄の変動停止に時間的に同期して行われるものであり、特別図柄が外れの態様で変動停止するときには装飾図柄が完全外れの組合せおよび外れリーチの組合せのいずれかで変動停止し、特別図柄が通常大当りの態様で変動停止するときには装飾図柄が通常大当りの組合せで変動停止し、特別図柄が確変大当りの態様で変動停止するときには装飾図柄が確変大当りの組合せで変動停止する。
[2−5]確率変動機能
確率変動モードは大当りを確率変動モードの無効状態に比べて高い一定確率で判定する高確率モードである。この確率変動モードは装飾図柄が確変大当りの組合せ「111」・「333」・「555」・「777」のいずれかで停止表示されることに基いて有効化されるものであり、装飾図柄が通常大当りの組合せ「222」・「444」・「666」・「888」のいずれかで変動停止することに基いて無効化される。
[2−6]ストック演出機能
装飾図柄遊技では各列の図柄要素「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」のそれぞれがイメージ図柄の添付状態で変動表示および停止表示される。図41の(a)の右欄は各列の図柄要素「1」をイメージ図柄111の添付状態で示すものであり、図41の(b)の右欄は各列の図柄要素「2」をイメージ図柄112の添付状態で示すものであり、図41の(c)の右欄は各列の図柄要素「3」をイメージ図柄113の添付状態で示すものであり、図41の(d)の右欄は各列の図柄要素「4」をイメージ図柄114の添付状態で示すものであり、図41の(e)の右欄は各列の図柄要素「5」をイメージ図柄115の添付状態で示すものであり、図41の(f)の右欄は各列の図柄要素「6」をイメージ図柄116の添付状態で示すものであり、図41の(g)の右欄は各列の図柄要素「7」をイメージ図柄117の添付状態で示すものであり、図41の(h)の右欄は各列の図柄要素「8」をイメージ図柄118の添付状態で示すものである。
[2]遊技機能の説明
[2−1]特別図柄遊技機能
遊技者が上皿5内に遊技球を投入して発射ハンドル8を回動操作すると、遊技盤18の遊技領域22内に遊技球が発射され、障害釘23に当りながら落下する。この遊技球が始動口24内に入賞したときには賞球払出装置から設定個数の遊技球が上皿5内に賞品球として払出され、特別図柄遊技が開始される。この特別図柄遊技は特別図柄表示器30に特別図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示するものであり、特別図柄の変動停止時の態様には、図10に示すように、外れの態様と通常大当りの態様と確変大当りの態様の3種類が設定されている。
[2−2]大当り遊技機能
特別図柄表示器30に特別図柄が通常大当りの態様および確変大当りの態様のいずれかで停止表示されたときには大当り遊技が開始される。この大当り遊技は特別入賞口を開放し、特別入賞口内に遊技球が入賞することを許容する遊技者有利の状態を発生させるものであり、特別入賞口は上限値(例えば10個)の遊技球が入賞する個数条件または開放時間が上限値(例えば30sec)に達する時間条件が満足されるまで開放状態に保持される。この特別入賞口の個数条件および時間条件を基準とする開閉動作は大当りラウンドと称されるものであり、大当りラウンドは固定的な設定回数(例えば15回)だけ繰返される。この大当りラウンドの繰返しは大当り遊技に相当するものであり、各回の大当りラウンド中には装飾図柄表示器32に大当り遊技を映像的に演出する大当りラウンド表示が行われ、両スピーカ14から大当り遊技を音的に演出する効果音が出力され、複数の電飾LED17が大当りラウンド表示の表示内容に応じて発光する。
[2−3]特別図柄遊技保留機能
特別図柄遊技を即座に開始できない特別図柄遊技中および大当り遊技中に遊技球が始動口24内に入賞したときには特別図柄遊技が保留される。この特別図柄遊技の保留回数には上限値(例えば4回)が設定されており、保留回数が上限値に到達した状態で遊技球が始動口24内に入賞したときには特別図柄遊技が保留されない。この特別図柄遊技が保留されない遊技球の入賞を無効な入賞と称し、特別図柄遊技が保留される入賞を有効な入賞と称する。
[2−4]装飾図柄遊技機能(図柄遊技機能)
遊技球が始動口24内に入賞したときには特別図柄遊技に連動して装飾図柄遊技が開始される。この装飾図柄遊技は装飾図柄表示器32に映像を表示し、両スピーカ14から装飾図柄表示器32の映像に応じた効果音を出力し、複数の電飾LED17を装飾図柄表示器32の映像に応じて発光させることで組成されるものである。この装飾図柄遊技の映像は装飾図柄を変動状態および変動停止状態で順に表示し、装飾図柄の変動停止時の態様に基づいて外れおよび大当りの判定結果を遊技者に報知するものである。この装飾図柄の変動開始は特別図柄の変動開始に時間的に同期して行われ、装飾図柄の変動停止は特別図柄の変動停止に時間的に同期して行われるものであり、特別図柄が外れの態様で変動停止するときには装飾図柄が完全外れの組合せおよび外れリーチの組合せのいずれかで変動停止し、特別図柄が通常大当りの態様で変動停止するときには装飾図柄が通常大当りの組合せで変動停止し、特別図柄が確変大当りの態様で変動停止するときには装飾図柄が確変大当りの組合せで変動停止する。
[2−5]確率変動機能
確率変動モードは大当りを確率変動モードの無効状態に比べて高い一定確率で判定する高確率モードである。この確率変動モードは装飾図柄が確変大当りの組合せ「111」・「333」・「555」・「777」のいずれかで停止表示されることに基いて有効化されるものであり、装飾図柄が通常大当りの組合せ「222」・「444」・「666」・「888」のいずれかで変動停止することに基いて無効化される。
[2−6]ストック演出機能
装飾図柄遊技では各列の図柄要素「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」のそれぞれがイメージ図柄の添付状態で変動表示および停止表示される。図41の(a)の右欄は各列の図柄要素「1」をイメージ図柄111の添付状態で示すものであり、図41の(b)の右欄は各列の図柄要素「2」をイメージ図柄112の添付状態で示すものであり、図41の(c)の右欄は各列の図柄要素「3」をイメージ図柄113の添付状態で示すものであり、図41の(d)の右欄は各列の図柄要素「4」をイメージ図柄114の添付状態で示すものであり、図41の(e)の右欄は各列の図柄要素「5」をイメージ図柄115の添付状態で示すものであり、図41の(f)の右欄は各列の図柄要素「6」をイメージ図柄116の添付状態で示すものであり、図41の(g)の右欄は各列の図柄要素「7」をイメージ図柄117の添付状態で示すものであり、図41の(h)の右欄は各列の図柄要素「8」をイメージ図柄118の添付状態で示すものである。
装飾図柄遊技で左列の図柄要素が仮停止したときには、図42の(c)に示すように、仮停止した左列の図柄要素からイメージ図柄が飛出し、図42の(d)に示しように、ストック領域121内にイメージ図柄が静止表示される。このストック領域121内に1個目のイメージ図柄がストックされたことを合図に装飾図柄遊技の実行回数が計測され、装飾図柄遊技の実行回数が限度値に到達するまでは左列の図柄要素が仮停止する毎に仮停止した左列の図柄要素からイメージ図柄が飛出し、ストック領域121内にイメージ図柄が追加して静止表示される。
装飾図柄遊技の実行回数が限度値に到達するまでの間にストック領域121内のイメージ図柄と同種のイメージ図柄でリーチ演出が発生しなかったときには、図42の(h)に示すように、実行回数が限度値に到達した最終回の装飾図柄遊技で左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の全てが変動停止した後でストック領域121内の全てのイメージ図柄がストック領域121内から飛出す。この場合にはストック領域121内に新たな1個目のイメージ図柄がストックされたことを合図に装飾図柄遊技の実行回数が再び計測開始され、装飾図柄遊技の実行回数が限度値に到達するまでは左列の図柄要素が仮停止する毎に仮停止した左列の図柄要素からイメージ図柄が飛出し、ストック領域121内にイメージ図柄が表示される。
装飾図柄遊技の実行回数が限度値に到達するまでの間にストック領域121内のイメージ図柄と同種のイメージ図柄でリーチ演出が発生したときには、図43の(d)に示すように、リーチ演出が外れの結末で仮に終了し、図43の(e)に示すように、装飾図柄が外れリーチの組合せで仮停止する。すると、図43の(f)に示すように、ストック領域121内からリーチ演出で使用されたものと同種のイメージ図柄が飛出し、図43の(g)に示すように、装飾図柄が再び変動する。そして、図43の(h)に示すように、ストック領域121内から飛出したイメージ図柄を使用してリーチ演出の結末が大当りの結末に修正され、図43の(i)に示すように、装飾図柄が通常大当りの組合せまたは確変大当りの組合せで変動停止し、図43の(j)に示すように、ストック領域121内の残りの全てのイメージ図柄がストック領域121内から飛出す。この場合にはストック領域121内に新たな1個目のイメージ図柄がストックされたことを合図に装飾図柄遊技の実行回数が再び計測開始され、装飾図柄遊技の実行回数が限度値に到達するまでは左列の図柄要素が仮停止する毎に仮停止した左列の図柄要素からイメージ図柄が飛出し、ストック領域121内にイメージ図柄が表示される。
[3]メイン制御回路50の内部処理
[3−1]メイン処理
メイン制御回路50のCPU51は電源が投入されると、図4のステップS1の電源投入処理でRAM53の全データを初期設定し、ステップS2でタイマ割込フラグの設定状態を判断する。このタイマ割込フラグはCPU51がタイマ回路55からのパルス信号を受信することに基づいてタイマ割込処理でオンするものであり、CPU51はステップS2でタイマ割込フラグのオンを検出したときにはステップS3へ移行し、タイマ割込フラグをオフする。
[3]メイン制御回路50の内部処理
[3−1]メイン処理
メイン制御回路50のCPU51は電源が投入されると、図4のステップS1の電源投入処理でRAM53の全データを初期設定し、ステップS2でタイマ割込フラグの設定状態を判断する。このタイマ割込フラグはCPU51がタイマ回路55からのパルス信号を受信することに基づいてタイマ割込処理でオンするものであり、CPU51はステップS2でタイマ割込フラグのオンを検出したときにはステップS3へ移行し、タイマ割込フラグをオフする。
CPU51はステップS3でタイマ割込フラグをオフすると、ステップS4の入力処理〜ステップS6のデータ取得処理を順に実行する。このステップS6のデータ取得処理を終えたときにはステップS7の大当り判定処理〜ステップS12の大当り遊技処理をメイン制御フラグの設定状態に基づいて択一的に実行し、ステップS7の大当り判定処理〜ステップS12の大当り遊技処理のいずれかを終えたときにはステップS2に復帰する。このメイン制御フラグはステップS1の電源投入処理で大当り判定処理に初期設定されるものであり、CPU51はステップS2に復帰したときにはタイマ割込フラグのオンを新たに検出することに基づいてステップS3へ移行する。
[3−2]入力処理
図5はステップS4の入力処理の詳細を示すものであり、CPU51は図5のステップS21で出力回路54からの始動信号の出力状態を判断する。ここで始動信号がないことを判断したときにはステップS22で始動信号フラグをオフし、始動信号があることを判断したときにはステップS23で始動信号フラグをオンする。即ち、遊技球が始動口24内に入賞したときには出力回路54から始動信号が出力され、始動信号フラグがオンされる。
[3−3]カウンタ更新処理
CPU51は図4のステップS5のカウンタ更新処理へ移行すると、ランダムカウンタR1〜R4の計測値のそれぞれに「1」を加算する。これらランダムカウンタR1〜R4の加算内容は次の通りである。
(1)ランダムカウンタR1は変動パターンを選択する乱数値に相当するものであり、図6に示すように、初期値「0」から上限値「100」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(2)ランダムカウンタR2は外れの判定時に判定結果を完全外れおよび外れリーチに振分ける乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「49」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(3)ランダムカウンタR3は大当りの発生の有無を抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「328」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(4)ランダムカウンタR4は大当りの判定時に特別図柄の種類を抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「19」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
[3−4]データ取得処理
図7は図4のステップS6のデータ取得処理の詳細を示すものであり、CPU51は図7のステップS31で始動信号フラグの設定状態を判断する。例えば遊技球が始動口24内に入賞したときには図5の入力処理で始動信号フラグがオンされている。この場合にはCPU51は図7のステップS31で始動信号フラグのオンを判断し、ステップS32でランダムカウンタR1〜R4のそれぞれの計測値を取得する。
[3−2]入力処理
図5はステップS4の入力処理の詳細を示すものであり、CPU51は図5のステップS21で出力回路54からの始動信号の出力状態を判断する。ここで始動信号がないことを判断したときにはステップS22で始動信号フラグをオフし、始動信号があることを判断したときにはステップS23で始動信号フラグをオンする。即ち、遊技球が始動口24内に入賞したときには出力回路54から始動信号が出力され、始動信号フラグがオンされる。
[3−3]カウンタ更新処理
CPU51は図4のステップS5のカウンタ更新処理へ移行すると、ランダムカウンタR1〜R4の計測値のそれぞれに「1」を加算する。これらランダムカウンタR1〜R4の加算内容は次の通りである。
(1)ランダムカウンタR1は変動パターンを選択する乱数値に相当するものであり、図6に示すように、初期値「0」から上限値「100」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(2)ランダムカウンタR2は外れの判定時に判定結果を完全外れおよび外れリーチに振分ける乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「49」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(3)ランダムカウンタR3は大当りの発生の有無を抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「328」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
(4)ランダムカウンタR4は大当りの判定時に特別図柄の種類を抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「19」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
[3−4]データ取得処理
図7は図4のステップS6のデータ取得処理の詳細を示すものであり、CPU51は図7のステップS31で始動信号フラグの設定状態を判断する。例えば遊技球が始動口24内に入賞したときには図5の入力処理で始動信号フラグがオンされている。この場合にはCPU51は図7のステップS31で始動信号フラグのオンを判断し、ステップS32でランダムカウンタR1〜R4のそれぞれの計測値を取得する。
メイン制御回路50のRAM53には、図8に示すように、保留データエリア1〜保留データエリア4が設定されている。これら保留データエリア1〜保留データエリア4はいずれもランダムカウンタR1〜R4の取得結果を記録しておくものであり、CPU51は図7のステップS33へ移行したときには保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R4が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R4が記録されていないことを判断したときにはステップS34へ移行し、ランダムカウンタR1〜R4の取得結果を保留データエリア1に記録する。
CPU51は図7のステップS33で保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R4が記録されていることを判断すると、ステップS35で保留データエリア2にランダムカウンタR1〜R4が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリア2にランダムカウンタR1〜R4が記録されていないことを判断したときにはステップS36へ移行し、ランダムカウンタR1〜R4の取得結果を保留データエリア2に記録する。
CPU51はステップS35で保留データエリア2にランダムカウンタR1〜R4が記録されていることを判断すると、ステップS37で保留データエリア3にランダムカウンタR1〜R4が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリア3にランダムカウンタR1〜R4が記録されていないことを判断したときにはステップS38へ移行し、ランダムカウンタR1〜R4の取得結果を保留データエリア3に記録する。
CPU51はステップS37で保留データエリア3にランダムカウンタR1〜R4が記録されていることを判断すると、ステップS39で保留データエリア4にランダムカウンタR1〜R4が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリ4にランダムカウンタR1〜R4が記録されていないことを判断したときにはステップS40へ移行し、ランダムカウンタR1〜R4の取得結果を保留データエリア4に記録する。即ち、ランダムカウンタR1〜R4の記録数には上限値「4組」が設定されており、上限組のランダムカウンタR1〜R4がRAM53に記録されている状態で遊技球が始動口24内に入賞したときにはステップS41でランダムカウンタR1〜R4の取得結果がクリアされ、遊技球が始動口24内に入賞したことが無効化される。
[3−5]大当り判定処理
CPU51はメイン制御フラグが大当り判定処理にセットされていることを判断すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS7の大当り判定処理へ移行する。図9はステップS7の大当り判定処理の詳細を示すものであり、CPU51は図9のステップS51で保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R4が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R4が記録されていることを判断したときにはステップS52へ移行し、確率変動フラグの設定状態を判断する。この確率変動フラグは確率変動モードの現在の設定状態を示すものであり、CPU51は確率変動モードの有効状態ではステップS52で確率変動フラグのオンを判断してステップS53へ移行し、確率変動モードの無効状態ではステップS52で確率変動フラグのオフを判断してステップS54へ移行する。
[3−5]大当り判定処理
CPU51はメイン制御フラグが大当り判定処理にセットされていることを判断すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS7の大当り判定処理へ移行する。図9はステップS7の大当り判定処理の詳細を示すものであり、CPU51は図9のステップS51で保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R4が記録されているか否かを判断する。ここで保留データエリア1にランダムカウンタR1〜R4が記録されていることを判断したときにはステップS52へ移行し、確率変動フラグの設定状態を判断する。この確率変動フラグは確率変動モードの現在の設定状態を示すものであり、CPU51は確率変動モードの有効状態ではステップS52で確率変動フラグのオンを判断してステップS53へ移行し、確率変動モードの無効状態ではステップS52で確率変動フラグのオフを判断してステップS54へ移行する。
CPU51はステップS53へ移行すると、ROM52から10個の大当り値「7,37,67,97,127,157,187,217,247,277」を選択する。そして、ステップS55で保留データエリア1からランダムカウンタR3の取得結果を検出し、ランダムカウンタR3の検出結果を10個の大当り値「7〜277」と比較する。ここでランダムカウンタR3の検出結果が10個の大当り値「7〜277」のいずれかと同一であることを判断したときには大当りと判定し、ステップS56で大当りフラグをオンする。また、ランダムカウンタR3の検出結果が10個の大当り値「7〜277」のいずれとも相違していることを判断したときには外れと判定し、ステップS64で大当りフラグをオフする。即ち、確率変動モードの有効状態では大当りが「10/329」の高確率で判定される。
CPU51はステップS54へ移行すると、ROM52から1個の大当り値「7」を選択する。そして、ステップS55で保留データエリア1からランダムカウンタR3の取得結果を検出し、ランダムカウンタR3の検出結果を1個の大当り値「7」と比較する。ここでランダムカウンタR3の検出結果が1個の大当り値「7」と同一であることを判断したときには大当りと判定し、ステップS56で大当りフラグをオンする。また、ランダムカウンタR3の検出結果が1個の大当り値「7」と相違していることを判断したときには外れと判定し、ステップS64で大当りフラグをオフする。即ち、確率変動モードの無効状態では大当りが「1/329」の低確率で判定される。
CPU51はステップS56で大当りフラグをオンすると、ステップS57で保留データエリア1からランダムカウンタR4の取得結果を検出し、ランダムカウンタR4の検出結果を10個の確率変動値「0〜9」と比較する。これら10個の確率変動値「0〜9」はいずれもROM52に記録されたものであり、CPU51はステップS57でランダムカウンタR4の検出結果が10個の確率変動値「0〜9」のいずれかと同一であることを判断したときにはステップS58へ移行し、特別図柄を確変大当りの態様(図10参照)に設定する。そして、図9のステップS59で確率変動フラグをオンすることに基づいて確率変動モードを有効化し、ステップS60で演出制御回路70に確変大当りコマンドを送信し、ステップS71でメイン制御フラグに変動パターン設定処理をセットする。
CPU51はステップS57でランダムカウンタR4の検出結果が10個の確率変動値「0〜9」のいずれとも相違していることを判断すると、ステップS61で特別図柄を通常大当りの態様(図10参照)に設定する。そして、図9のステップS62で確率変動フラグをオフすることに基づいて確率変動モードを無効化し、ステップS63で演出制御回路70に通常大当りコマンドを送信し、ステップS71でメイン制御フラグに変動パターン設定処理をセットする。即ち、確率変動モードは大当りが判定されたことを条件に「1/2」の確率で有効化され、「1/2」の確率で無効化される。
CPU51はステップS64で大当りフラグをオフすると、ステップS65で特別図柄を外れの態様(図10参照)に設定する。そして、図9のステップS66で保留データエリア1からランダムカウンタR2の取得結果を検出し、5個の外れリーチ値「0〜4」と比較する。これら5個の外れリーチ値「0〜4」はいずれもROM52に記録されたものであり、CPU51はステップS66でランダムカウンタR2の検出結果が5個の外れリーチ値「0〜4」のいずれかと同一であることを判断したときには外れリーチと判定し、ステップS67で外れリーチフラグをオンする。次に、ステップS68で演出制御回路70に外れリーチコマンドを送信し、ステップS71でメイン制御フラグに変動パターン設定処理をセットする。
CPU51はステップS66でランダムカウンタR2の検出結果が5個の外れリーチ値「0〜4」のいずれとも相違していることを判断すると、完全外れと判定する。そして、ステップS69で外れリーチフラグをオフし、ステップS70で演出制御回路70に完全外れコマンドを送信し、ステップS71でメイン制御フラグに変動パターン設定処理をセットする。
[3−6]変動パターン設定処理
CPU51はメイン制御フラグが変動パターン設定処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS8の変動パターン設定処理へ移行する。図11はステップS8の変動パターン設定処理の詳細を示すものであり、CPU51は図11のステップS81で大当りフラグの設定状態を判断する。例えば直前の大当り判定処理で大当りを判定したときにはステップS81で大当りフラグのオンを判断し、ステップS82へ移行する。
[3−6]変動パターン設定処理
CPU51はメイン制御フラグが変動パターン設定処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS8の変動パターン設定処理へ移行する。図11はステップS8の変動パターン設定処理の詳細を示すものであり、CPU51は図11のステップS81で大当りフラグの設定状態を判断する。例えば直前の大当り判定処理で大当りを判定したときにはステップS81で大当りフラグのオンを判断し、ステップS82へ移行する。
メイン制御回路50のROM52には大当り用の変動パターンテーブルおよび外れ用の変動パターンテーブルが記録されている。これら各変動パターンテーブルはランダムカウンタR1と変動パターンと変動表示時間の相関関係を示すものであり、CPU51はステップS82へ移行したときにはROM52から大当り用の変動パターンテーブルを選択する。図12は大当り用の変動パターンテーブルの記録内容を示すものであり、大当り用の変動パターンテーブルには変動パターンP1〜P4が設定され、変動パターンP1〜P4のそれぞれには変動表示時間が設定されている。
CPU51は図11のステップS82で大当り用の変動パターンテーブルを選択すると、ステップS84で保留データエリア1からランダムカウンタR1の取得結果を検出し、大当り用の変動パターンテーブルからランダムカウンタR1の検出結果に応じた大当り用の変動パターンを選択する。そして、ステップS85へ移行し、大当り用の変動パターンテーブルから変動パターンの選択結果に応じた変動表示時間を選択する。例えばランダムカウンタR1の検出結果が「40」であるときには変動パターンP1が選択され、変動パターンの選択結果がP1であるときには変動表示時間「16.0sec」が選択される。
CPU51は直前の大当り判定処理で外れリーチまたは完全外れを判定したときには図11のステップS81で大当りフラグのオフを判断し、ステップS83でROM52から外れ用の変動パターンテーブルを選択する。そして、ステップS84で保留データエリア1からランダムカウンタR1の取得結果を検出し、外れ用の変動パターンテーブルから外れ用の変動パターンを選択する。
図13は外れ用の変動パターンテーブルの記録内容を示すものであり、外れ用の変動パターンテーブルには大当り用の変動パターンテーブルとは相違する変動パターンP5〜P9が設定されている。変動パターンP5〜P8は外れリーチの判定時に選択対象となる外れリーチ用のものであり、CPU51は直前の大当り判定処理で外れリーチを判定したときには大当りフラグのオフおよび外れリーチフラグのオンを順に判断し、ステップS84で変動パターンP5〜P8のうちからランダムカウンタR1の検出結果に応じたものを選択する。そして、ステップS85へ移行し、外れ用の変動パターンテーブルから変動パターンの選択結果に応じた変動表示時間を選択する。図13の変動パターンP9は完全外れの判定時に選択対象となる完全外れ用のものであり、CPU51は直前の大当り判定処理で完全外れを判定したときには大当りフラグのオフおよび外れリーチフラグのオフを順に判断し、ステップS84でランダムカウンタR1の検出結果に拘らず完全外れ用の変動パターンP9を選択する。そして、ステップS85へ移行し、外れ用の変動パターンテーブルから変動パターンの選択結果に応じた変動表示時間を選択する。
CPU51は図11のステップS85で変動表示時間を選択すると、ステップS86で変動パターンの選択結果を変動パターンコマンドとして演出制御回路70に送信する。そして、ステップS87で変動表示時間の選択結果をタイマT1にセットし、ステップS88で保留データエリア1に記録されているランダムカウンタR1〜R4をクリアする。
CPU51はステップS88で保留データエリア1のランダムカウンタR1〜R4をクリアすると、ステップS89で保留データエリア2の記録データを保留データエリア1にシフトし、ステップS90で保留データエリア3の記録データを保留データエリア2にシフトする。そして、ステップS91で保留データエリア4の記録データを保留データエリア3にシフトし、ステップS92でメイン制御フラグに特別図柄変動開始処理をセットする。これら保留データエリア1〜保留データエリア4のそれぞれはランダムカウンタR1等が格納されていない状態でデフォルトデータが記録されるものであり、保留データエリア2〜保留データエリア4にランダムカウンタR1等が記録されているときにはステップS89〜ステップS91でランダムカウンタR1等がシフトされ、ランダムカウンタR1等が格納されていないときにはデフォルトデータがシフトされる。
[3−7]特別図柄変動開始処理
CPU51はメイン制御フラグが特別図柄変動開始処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS9の特別図柄変動開始処理へ移行する。図14はステップS9の特別図柄変動開始処理の詳細を示すものであり、CPU51は図14のステップS101でLED回路57に特別図柄変動開始信号を出力する。すると、LED回路57は特別図柄変動開始信号を検出することに同期して特別図柄の変動表示を開始する。この特別図柄の変動表示は特別図柄を「確変大当りの態様」→「通常大当りの態様」→「外れの態様」→「確変大当りの態様」・・・の設定順序で循環的に可変表示するものである。
[3−7]特別図柄変動開始処理
CPU51はメイン制御フラグが特別図柄変動開始処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS9の特別図柄変動開始処理へ移行する。図14はステップS9の特別図柄変動開始処理の詳細を示すものであり、CPU51は図14のステップS101でLED回路57に特別図柄変動開始信号を出力する。すると、LED回路57は特別図柄変動開始信号を検出することに同期して特別図柄の変動表示を開始する。この特別図柄の変動表示は特別図柄を「確変大当りの態様」→「通常大当りの態様」→「外れの態様」→「確変大当りの態様」・・・の設定順序で循環的に可変表示するものである。
CPU51はステップS101で特別図柄変動開始信号を出力すると、ステップS102で演出制御回路70に装飾図柄遊技開始コマンドを送信する。そして、ステップS103へ移行し、メイン制御フラグに特別図柄変動停止処理をセットする。この装飾図柄遊技開始コマンドは装飾図柄遊技の開始指令に相当するものであり、演出制御回路70は装飾図柄遊技開始コマンドを受信することに基づいて装飾図柄遊技の映像的な演出を開始することを図柄制御回路80に指示し、装飾図柄遊技の音的な演出を開始することを音制御回路90に指示し、装飾図柄遊技の電飾的な演出を開始することを電飾制御回路100に指示する。
[3−8]特別図柄変動停止処理
CPU51はメイン制御フラグが特別図柄変動停止処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS10の特別図柄変動停止処理へ移行する。図15はステップS10の特別図柄変動停止処理の詳細を示すものであり、CPU51は図15のステップS111でタイマT1の計測値から設定値ΔT(4msec)を減算することに基づいて特別図柄遊技の残り時間を更新する。そして、ステップS112へ移行し、タイマT1の減算結果を「0」と比較する。この特別図柄遊技は装飾図柄遊技に時間的に同期して行われるものであり、特別図柄遊技の残り時間は装飾図柄遊技の残り時間と同一である。
[3−8]特別図柄変動停止処理
CPU51はメイン制御フラグが特別図柄変動停止処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS10の特別図柄変動停止処理へ移行する。図15はステップS10の特別図柄変動停止処理の詳細を示すものであり、CPU51は図15のステップS111でタイマT1の計測値から設定値ΔT(4msec)を減算することに基づいて特別図柄遊技の残り時間を更新する。そして、ステップS112へ移行し、タイマT1の減算結果を「0」と比較する。この特別図柄遊技は装飾図柄遊技に時間的に同期して行われるものであり、特別図柄遊技の残り時間は装飾図柄遊技の残り時間と同一である。
CPU51はステップS112でタイマT1の減算結果が「0」であることを検出すると、特別図柄遊技の終了を判断する。そして、ステップS113へ移行し、LED回路57に特別図柄変動停止信号を出力する。この特別図柄変動停止信号は特別図柄の変動表示を大当り判定処理の選択結果で停止することを指示するものであり、大当り判定処理で確変大当りが判定されたときには特別図柄が図10の確変大当りの態様で停止表示され、大当り判定処理で通常大当りが判定されたときには特別図柄が図10の通常大当りの態様で停止表示され、大当り判定処理で外れリーチおよび完全外れのいずれかが判定されたときには特別図柄が図10の外れの態様で停止表示される。
CPU51は図15のステップS113でLED回路57に特別図柄変動停止信号を出力すると、ステップS114で演出制御回路70に装飾図柄遊技停止コマンドを送信する。この装飾図柄遊技停止コマンドは装飾図柄遊技の停止指令に相当するものであり、演出制御回路70は装飾図柄遊技停止コマンドを検出することに基づいて装飾図柄遊技の映像的な演出を停止することを図柄制御回路80に指示し、装飾図柄遊技の音的な演出を停止することを音制御回路90に指示し、装飾図柄遊技の電飾的な演出を停止することを電飾制御回路100に指示する。即ち、装飾図柄遊技は特別図柄の変動開始に同期して始まり、特別図柄の変動停止に同期して終わるものであり、特別図柄の変動表示時間は装飾図柄遊技の所要時間に相当する。
CPU51はステップS114で装飾図柄遊技停止コマンドを送信すると、ステップS115でタイマT2にウェイト時間(2.0sec)をセットする。そして、ステップS116へ移行し、メイン制御フラグにウェイト処理をセットする。
[3−9]ウェイト処理
CPU51はメイン制御フラグがウェイト処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS11のウェイト処理へ移行する。図16はステップS11のウェイト処理の詳細を示すものであり、CPU51は図16のステップS121でタイマT2の計測値から設定値ΔT(4msec)を減算することに基づいて残りウェイト時間を更新する。そして、ステップS122へ移行し、タイマT2の減算結果を「0」と比較する。
[3−9]ウェイト処理
CPU51はメイン制御フラグがウェイト処理にセットされていることを検出すると、図4のステップS6のデータ取得処理からステップS11のウェイト処理へ移行する。図16はステップS11のウェイト処理の詳細を示すものであり、CPU51は図16のステップS121でタイマT2の計測値から設定値ΔT(4msec)を減算することに基づいて残りウェイト時間を更新する。そして、ステップS122へ移行し、タイマT2の減算結果を「0」と比較する。
CPU51はステップS122でタイマT2の減算結果が「0」であることを検出すると、ステップS123で大当りフラグの設定状態を判断する。ここで大当りフラグのオフを判断したときにはステップS124へ移行し、メイン制御フラグに大当り判定処理をセットする。そして、ステップS125で大当りフラグをオフし、ステップS126で外れリーチフラグをオフする。
CPU51はステップS123で大当りフラグのオンを判断したときにはステップS127へ移行し、メイン制御フラグに大当り遊技処理をセットする。そして、ステップS128で演出制御回路70に大当り遊技開始コマンドを送信し、ステップS125で大当りフラグをオフし、ステップS126で外れリーチフラグをオフする。この大当り遊技開始コマンドは大当り遊技の演出開始指令に相当するものであり、演出制御回路70は大当り遊技開始コマンドを検出することに基づいて大当り遊技の映像的な演出を開始することを図柄制御回路80に指示し、大当り遊技の音的な演出を開始することを音制御回路90に指示し、大当り遊技の電飾的な演出を開始することを電飾制御回路100に指示する。
[3−10]大当り遊技処理
CPU51はメイン制御フラグが大当り遊技処理にセットされていることを検出すると、図5のステップS6のデータ取得処理からステップS12の大当り遊技処理へ移行する。図17はステップS12の大当り遊技処理の詳細を示すものであり、CPU51はステップS131で大当りラウンド処理を実行する。この大当りラウンド処理は特別入賞口を開放する遊技者有利の状態を生成するものであり、特別入賞口内に上限値(10個)の遊技球が入賞または特別入賞口の開放時間が上限値(30sec)に到達することに基づいて終了する。この大当りラウンド処理はROM52に予め決められ記録された上限値(15回)だけ繰返されるものであり、CPU51はステップS132へ移行したときには大当りラウンドの繰返し回数Rを上限値「15」と比較する。ここで「R=15」を判断したときにはステップS133へ移行し、演出制御回路70に大当り遊技停止コマンドを送信する。そして、ステップS134へ移行し、メイン制御フラグを大当り判定処理にセットする。この大当り遊技停止コマンドは大当り遊技の演出停止指令に相当するものであり、演出制御回路70は大当り遊技停止コマンドを検出することに基づいて大当り遊技の映像的な演出を停止することを図柄制御回路80に指示し、大当り遊技の音的な演出を停止することを音制御回路90に指示し、大当り遊技の電飾的な演出を停止することを電飾制御回路100に指示する。
[4]演出制御回路70の内部処理
[4−1]メイン処理
演出制御回路70のCPU71は電源が投入されると、図18のステップS201の電源投入処理でRAM73の全データを初期設定する。そして、ステップS202へ移行し、タイマ割込フラグの設定状態を判断する。このタイマ割込フラグはCPU71がタイマ回路74からのパルス信号を受信することに基いてタイマ割込処理でオンするものであり、CPU71はステップS202でタイマ割込フラグのオフを検出したときにはステップS203のカウンタ更新処理1へ移行し、ステップS202でタイマ割込フラグのオンを検出したときにはステップS204へ移行する。このステップS204でタイマ割込フラグをオフし、ステップS205のカウンタ更新処理2およびステップS206のコマンド処理を順に実行する。
[4−2]INT割込処理
演出制御回路70のCPU71はメイン制御回路50からのストローブ信号(INT信号)を受信すると、INT割込処理を起動する。このストローブ信号はメイン制御回路50がコマンドと共に送信するものであり、CPU71はINT割込処理を起動したときには図19のステップS211でコマンドを受信し、ステップS212でコマンドの受信結果をRAM73に記録する。そして、ステップS213へ移行し、コマンド処理フラグをコマンドの受信結果に応じてセットする。このコマンド処理フラグはステップS201の電源投入処理でコマンド待ち処理に初期設定されるものであり、図20はメイン制御回路50から送信されるコマンドの種類とコマンド処理フラグの設定内容との関係を示している。
[3−10]大当り遊技処理
CPU51はメイン制御フラグが大当り遊技処理にセットされていることを検出すると、図5のステップS6のデータ取得処理からステップS12の大当り遊技処理へ移行する。図17はステップS12の大当り遊技処理の詳細を示すものであり、CPU51はステップS131で大当りラウンド処理を実行する。この大当りラウンド処理は特別入賞口を開放する遊技者有利の状態を生成するものであり、特別入賞口内に上限値(10個)の遊技球が入賞または特別入賞口の開放時間が上限値(30sec)に到達することに基づいて終了する。この大当りラウンド処理はROM52に予め決められ記録された上限値(15回)だけ繰返されるものであり、CPU51はステップS132へ移行したときには大当りラウンドの繰返し回数Rを上限値「15」と比較する。ここで「R=15」を判断したときにはステップS133へ移行し、演出制御回路70に大当り遊技停止コマンドを送信する。そして、ステップS134へ移行し、メイン制御フラグを大当り判定処理にセットする。この大当り遊技停止コマンドは大当り遊技の演出停止指令に相当するものであり、演出制御回路70は大当り遊技停止コマンドを検出することに基づいて大当り遊技の映像的な演出を停止することを図柄制御回路80に指示し、大当り遊技の音的な演出を停止することを音制御回路90に指示し、大当り遊技の電飾的な演出を停止することを電飾制御回路100に指示する。
[4]演出制御回路70の内部処理
[4−1]メイン処理
演出制御回路70のCPU71は電源が投入されると、図18のステップS201の電源投入処理でRAM73の全データを初期設定する。そして、ステップS202へ移行し、タイマ割込フラグの設定状態を判断する。このタイマ割込フラグはCPU71がタイマ回路74からのパルス信号を受信することに基いてタイマ割込処理でオンするものであり、CPU71はステップS202でタイマ割込フラグのオフを検出したときにはステップS203のカウンタ更新処理1へ移行し、ステップS202でタイマ割込フラグのオンを検出したときにはステップS204へ移行する。このステップS204でタイマ割込フラグをオフし、ステップS205のカウンタ更新処理2およびステップS206のコマンド処理を順に実行する。
[4−2]INT割込処理
演出制御回路70のCPU71はメイン制御回路50からのストローブ信号(INT信号)を受信すると、INT割込処理を起動する。このストローブ信号はメイン制御回路50がコマンドと共に送信するものであり、CPU71はINT割込処理を起動したときには図19のステップS211でコマンドを受信し、ステップS212でコマンドの受信結果をRAM73に記録する。そして、ステップS213へ移行し、コマンド処理フラグをコマンドの受信結果に応じてセットする。このコマンド処理フラグはステップS201の電源投入処理でコマンド待ち処理に初期設定されるものであり、図20はメイン制御回路50から送信されるコマンドの種類とコマンド処理フラグの設定内容との関係を示している。
CPU71はメイン制御回路50からの確変大当りコマンドと通常大当りコマンドと外れリーチコマンドと完全外れコマンドのいずれかを受信したときにはコマンド処理フラグを当落コマンド処理にセットし、変動パターンコマンドを受信したときにはコマンド処理フラグを変動パターンコマンド処理にセットし、装飾図柄遊技開始コマンドを受信したときにはコマンド処理フラグを装飾図柄遊技開始コマンド処理にセットする。また、装飾図柄遊技停止コマンドを受信したときにはコマンド処理フラグを装飾図柄遊技停止コマンド処理にセットし、大当り遊技開始コマンドを受信したときにはコマンド処理フラグを大当り遊技開始コマンド処理にセットし、大当り遊技停止コマンドを受信したときにはコマンド処理フラグを大当り遊技停止コマンド処理にセットする。
[4−3]カウンタ更新処理1
図21はステップS203のカウンタ更新処理1の詳細を示すものであり、CPU71は図21のステップS221でランダムカウンタR11の現在の計測値に「1」を加算する。このランダムカウンタR11は装飾図柄の各列の図柄要素を設定するためのものであり、3桁のカウンタから構成されている。このランダムカウンタR11の1桁目は、図22に示すように、「0」から「7」に加算された後に「0」に戻して循環的に加算され、2桁目は1桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」だけ加算され、3桁目は2桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」だけ加算される。
[4−3]カウンタ更新処理1
図21はステップS203のカウンタ更新処理1の詳細を示すものであり、CPU71は図21のステップS221でランダムカウンタR11の現在の計測値に「1」を加算する。このランダムカウンタR11は装飾図柄の各列の図柄要素を設定するためのものであり、3桁のカウンタから構成されている。このランダムカウンタR11の1桁目は、図22に示すように、「0」から「7」に加算された後に「0」に戻して循環的に加算され、2桁目は1桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」だけ加算され、3桁目は2桁目が「7」から「0」に加算される桁上げ毎に「1」だけ加算される。
CPU71は図21のステップS221でランダムカウンタR11を更新すると、ステップS222でランダムカウンタR11の更新結果の1桁目と3桁目とを比較する。ここで両者が相違していることを検出したときにはステップS223へ移行し、ランダムカウンタR11の更新結果をRAM73の完全外れ図柄エリアに格納する。即ち、完全外れ図柄エリアは、図22に示すように、左列および右列が相違する完全外れ図柄の基礎データが格納されるものであり、完全外れ図柄エリアの格納データは次回のステップS223で更新される。
CPU71は図21のステップS222でランダムカウンタR11の1桁目と3桁目とが同一であることを検出すると、ステップS224でランダムカウンタR11の1桁目と2桁目を比較する。ここで両者が相違していることを検出したときにはステップS225へ移行し、ランダムカウンタR11の更新結果をRAM73の外れリーチ図柄エリアに格納する。即ち、外れリーチ図柄エリアは、図22に示すように、左列および右列が同一で中列が相違する外れリーチ図柄の基礎データが格納されるものであり、外れリーチ図柄エリアの格納データは次回のステップS225で更新される。
[4−4]カウンタ更新処理2
CPU71は図18のステップS205のカウンタ更新処理2へ移行すると、ランダムカウンタR12の計測値とランダムカウンタR13の計測値とランダムカウンタR14の計測値のそれぞれに「1」を加算する。ランダムカウンタR12は確変大当り図柄の種類および通常大当り図柄の種類のそれぞれを抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「7」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。ランダムカウンタR13はイメージ図柄をストックするか否かを抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「20」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。ランダムカウンタR14はストック対象となるイメージ図柄の種類を抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「15」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
[4−5]コマンド処理
図23は図18のステップS206のコマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS206のコマンド処理では図23のステップS231のコマンド待ち処理〜ステップS237の大当り遊技停止コマンド処理をコマンド処理フラグの設定状態に基いて択一的に実行する。
[4−5−1]コマンド待ち処理
CPU71はコマンド処理フラグがコマンド待ち処理にセットされていることを検出すると、図23のステップS231のコマンド待ち処理を経て図18のステップS202に復帰する。このコマンド待ち処理はメイン制御回路50からのコマンドを待つ処理であり、実質的な処理動作が行われない。
[4−5−2]当落コマンド処理
メイン制御回路50が図9の大当り判定処理で演出制御回路70に通常大当りコマンドと確変大当りコマンドと外れリーチコマンドと完全外れコマンドのいずれかを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から当落コマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが当落コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図23のコマンド処理でステップS232の当落コマンド処理を実行する。図24はステップS232の当落コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS241でRAM73からコマンドの受信結果を検出する。そして、ステップS242へ移行し、コマンドの検出結果を確変大当りコマンドと比較する。ここでコマンドの検出結果が確変大当りコマンドであることを判断したときにはステップS243へ移行し、装飾図柄を確変大当りの組合せに設定する。
[4−4]カウンタ更新処理2
CPU71は図18のステップS205のカウンタ更新処理2へ移行すると、ランダムカウンタR12の計測値とランダムカウンタR13の計測値とランダムカウンタR14の計測値のそれぞれに「1」を加算する。ランダムカウンタR12は確変大当り図柄の種類および通常大当り図柄の種類のそれぞれを抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「7」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。ランダムカウンタR13はイメージ図柄をストックするか否かを抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「20」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。ランダムカウンタR14はストック対象となるイメージ図柄の種類を抽選する乱数値に相当するものであり、初期値「0」から上限値「15」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
[4−5]コマンド処理
図23は図18のステップS206のコマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS206のコマンド処理では図23のステップS231のコマンド待ち処理〜ステップS237の大当り遊技停止コマンド処理をコマンド処理フラグの設定状態に基いて択一的に実行する。
[4−5−1]コマンド待ち処理
CPU71はコマンド処理フラグがコマンド待ち処理にセットされていることを検出すると、図23のステップS231のコマンド待ち処理を経て図18のステップS202に復帰する。このコマンド待ち処理はメイン制御回路50からのコマンドを待つ処理であり、実質的な処理動作が行われない。
[4−5−2]当落コマンド処理
メイン制御回路50が図9の大当り判定処理で演出制御回路70に通常大当りコマンドと確変大当りコマンドと外れリーチコマンドと完全外れコマンドのいずれかを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から当落コマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが当落コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図23のコマンド処理でステップS232の当落コマンド処理を実行する。図24はステップS232の当落コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS241でRAM73からコマンドの受信結果を検出する。そして、ステップS242へ移行し、コマンドの検出結果を確変大当りコマンドと比較する。ここでコマンドの検出結果が確変大当りコマンドであることを判断したときにはステップS243へ移行し、装飾図柄を確変大当りの組合せに設定する。
図25の(a)は演出制御回路70のROM72に記録された確変大当り図柄テーブルを示すものである。この確変大当り図柄テーブルにはランダムカウンタR12および図柄要素の相関関係が記録されており、CPU71は図24のステップS243でランダムカウンタR12の計測値を取得し、図25の(a)の確変大当り図柄テーブルからランダムカウンタR12の取得結果に応じた図柄要素を選択し、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを図柄要素の選択結果に設定する。例えばランダムカウンタR12の取得結果が「6」であるときには図柄要素として「7」が選択され、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれが共通の「7」に設定され、装飾図柄が大当りの組合せ「777」に設定される。この確変大当り図柄テーブルには図柄要素として「1」・「3」・「5」・「7」の4種類が設定されており、メイン制御回路50が確変大当りを判定したときには装飾図柄が奇数の組合せ「111」・「333」・「555」・「777」のいずれかに設定される。
CPU71は図24のステップS242でコマンドの検出結果が確変大当りコマンドと相違していることを判断すると、ステップS244でコマンドの検出結果を通常大当りコマンドと比較する。ここでコマンドの検出結果が通常大当りコマンドであることを判断したときにはステップS245へ移行し、装飾図柄を通常大当りの組合せに設定する。図25の(b)は演出制御回路70のROM72に記録された通常大当り図柄テーブルを示すものである。この通常大当り図柄テーブルにはランダムカウンタR12および図柄要素の相関関係が記録されており、CPU71は図24のステップS245でランダムカウンタR12の計測値を取得し、図25の(b)の通常大当り図柄テーブルからランダムカウンタR12の取得結果に応じた図柄要素を選択し、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを図柄要素の選択結果に設定する。例えばランダムカウンタR12の取得結果が「6」であるときには図柄要素として「8」が選択され、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれが共通の「8」に設定され、装飾図柄が大当りの組合せ「888」に設定される。この通常大当り図柄テーブルには図柄要素として「2」・「4」・「6」・「8」の4種類が設定されており、メイン制御回路50が通常大当りを判定したときには装飾図柄が偶数の組合せ「222」・「444」・「666」・「888」のいずれかに設定される。
CPU71は図24のステップS244でコマンドの検出結果が通常大当りコマンドと相違していることを判断すると、ステップS246でコマンドの検出結果を外れリーチコマンドと比較する。ここでコマンドの検出結果が外れリーチコマンドであることを判断したときにはステップS247へ移行し、RAM73の外れリーチ図柄エリアからランダムカウンタR11の計測値を取得する。そして、ランダムカウンタR11の検出結果の3桁目と2桁目と1桁目のそれぞれに「1」を加算し、左列の図柄要素を3桁目の加算結果に設定し、中列の図柄要素を2桁目の加算結果に設定し、右列の図柄要素を1桁目の加算結果に設定する。例えばランダムカウンタR11の3桁目が「1」であるときには左列の図柄要素が「2」に設定され、ランダムカウンタR11の2桁目が「0」であるときには中列の図柄要素が「1」に設定され、ランダムカウンタR11の1桁目が「1」であるときには右列の図柄要素が「2」に設定され、装飾図柄が外れリーチの組合せ「212」に設定される。
CPU71は図24のステップS246でコマンドの検出結果が外れリーチコマンドと相違していることを判断すると、完全外れコマンドであると判断する。この場合にはステップS248へ移行し、RAM73の完全外れ図柄エリアからランダムカウンタR11の計測値を取得する。そして、ランダムカウンタR11の検出結果の3桁目と2桁目と1桁目のそれぞれに「1」を加算し、左列の図柄要素を3桁目の加算結果に設定し、中列の図柄要素を2桁目の加算結果に設定し、右列の図柄要素を1桁目の加算結果に設定する。例えばランダムカウンタR11の3桁目が「1」であるときには左列の図柄要素が「2」に設定され、ランダムカウンタR11の2桁目が「7」であるときには中列の図柄要素が「8」に設定され、ランダムカウンタR11の1桁目が「3」であるときには右列の図柄要素が「4」に設定され、装飾図柄が完全外れの組合せ「284」に設定される。
CPU71は装飾図柄を確変大当りの組合せと通常大当りの組合せと外れリーチの組合せと完全外れの組合せのいずれかに設定すると、図24のステップS249でRAM73に記録されているコマンドの受信結果(確変大当りコマンド,通常大当りコマンド,外れリーチコマンド,完全外れコマンド)をクリアする。そして、ステップS250で左列の図柄要素の設定結果と中列の図柄要素の設定結果と右列の図柄要素の設定結果のそれぞれを図柄制御回路80に送信し、ステップS251でコマンド処理フラグにコマンド待ち処理をセットする。
[4−5−3]変動パターンコマンド処理
メイン制御回路50が図11の変動パターン設定処理で演出制御回路70に変動パターンコマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から変動パターンコマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが変動パターンコマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図23のコマンド処理でステップS233の変動パターンコマンド処理を実行する。図26〜図28はステップS233の変動パターンコマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図26のステップS261でRAM73から変動パターンコマンドの受信結果を検出し、ステップS262で変動パターンコマンドの受信結果をP1およびP5のそれぞれと比較する。ここで変動パターンコマンドの受信結果がP1およびP5のいずれとも相違していることを判断したときにはステップS263へ移行し、変動パターンコマンドの受信結果がP1であることを判断したときには図27のステップS281へ移行し、変動パターンコマンドの受信結果がP5であることを判断したときには図28のステップS301へ移行する。
[4−5−3]変動パターンコマンド処理
メイン制御回路50が図11の変動パターン設定処理で演出制御回路70に変動パターンコマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から変動パターンコマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが変動パターンコマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図23のコマンド処理でステップS233の変動パターンコマンド処理を実行する。図26〜図28はステップS233の変動パターンコマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図26のステップS261でRAM73から変動パターンコマンドの受信結果を検出し、ステップS262で変動パターンコマンドの受信結果をP1およびP5のそれぞれと比較する。ここで変動パターンコマンドの受信結果がP1およびP5のいずれとも相違していることを判断したときにはステップS263へ移行し、変動パターンコマンドの受信結果がP1であることを判断したときには図27のステップS281へ移行し、変動パターンコマンドの受信結果がP5であることを判断したときには図28のステップS301へ移行する。
演出制御回路70のROM72には演出パターンテーブルが記録されている。この演出パターンテーブルは、図29に示すように、変動パターンコマンドおよび演出パターンコマンド相互間の対応関係を示すものであり、大当り用の特定の変動パターンコマンドP1には演出パターンコマンドC11〜C18の8種類が割付けられ、外れ用の特定の変動パターンコマンドP5には演出パターンコマンドC51〜C58の8種類が割付けられ、残りの変動パターンコマンドP2〜P4およびP6〜P9のそれぞれには1種類の演出パターンコマンドが割付けられている。
CPU71は図26のステップS263へ移行すると、図29の演出パターンテーブルから変動パターンコマンドの受信結果に応じた演出パターンコマンドを選択する。そして、図26のステップS264へ移行し、図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100のそれぞれに演出パターンコマンドの選択結果を送信する。例えば変動パターンコマンドとして「P4」が検出されたときは演出パターンコマンド「C4」が選択され、図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100のそれぞれに演出パターンコマンドC4が送信される。
CPU71は図26のステップS264で演出パターンコマンドの選択結果を送信すると、ステップS265でカウンタN11の計測値をROM72に予め記録された帰還値「50」と比較する。このカウンタN11はストック領域121内のイメージ図柄を元の図柄要素に帰還させるまでの装飾図柄遊技の所要回数を計測するものであり、図18の電源投入処理で「51」にセットされ、ストック領域121内に1個目のイメージ図柄をストックすることに基づいて「0」にリセットされる。
CPU71はステップS265で「N11=50」を判断すると、ステップS266で図柄制御回路80に全帰還コマンドを送信する。この全帰還コマンドはストック領域121内のイメージ図柄の全てを元の図柄要素に帰還させることを指令するものであり、図柄制御回路80は全帰還コマンドを受信したときには全帰還コマンドを受信した直後の装飾図柄遊技で装飾図柄を停止表示した後にストック領域121内のイメージ図柄の全てがストック領域121内から飛出す映像を表示する。そして、次回の装飾図柄遊技で各列の「1」〜「8」の8種類の図柄要素のそれぞれにイメージ図柄を添付し、ストック領域121内のイメージ図柄の全てを元の図柄要素に帰還させる。
CPU71はステップS266で全帰還コマンドを送信すると、ステップS267で8個のストックフラグF1〜F8のそれぞれをオフする。そして、ステップS279でRAM73に記録されている変動パターンコマンドの受信結果をクリアし、ステップS280でコマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。ストックフラグF1〜F8のそれぞれはイメージ図柄がストック領域121内にストックされているか否かを示すものであり、ストックフラグF1はイメージ図柄111の非ストック状態でオフされ、イメージ図柄111のストック状態でオンされる。ストックフラグF2はイメージ図柄112の非ストック状態でオフされるものであり、イメージ図柄112のストック状態でオンされる。ストックフラグF3はイメージ図柄113の非ストック状態でオフされるものであり、イメージ図柄113のストック状態でオンされる。ストックフラグF4はイメージ図柄114の非ストック状態でオフされるものであり、イメージ図柄114のストック状態でオンされる。ストックフラグF5はイメージ図柄115の非ストック状態でオフされるものであり、イメージ図柄115のストック状態でオンされる。ストックフラグF6はイメージ図柄116の非ストック状態でオフされるものであり、イメージ図柄116のストック状態でオンされる。ストックフラグF7はイメージ図柄117の非ストック状態でオフされるものであり、イメージ図柄117のストック状態でオンされる。ストックフラグF8はイメージ図柄118の非ストック状態でオフされるものであり、イメージ図柄118のストック状態でオンされる。即ち、ステップS267ではストックフラグF1〜F8のそれぞれがオフされ、イメージ図柄111〜118がいずれもストック領域121内にストックされていないことが記録される。
CPU71はステップS265で「N11=50」ではないことを判断すると、ステップS268でランダムカウンタR13の計測値を取得し、ステップS269でランダムカウンタR13の取得結果をROM72に予め記録されたストック値「7」と比較する。ここでランダムカウンタR13の取得結果がストック値「7」と同一であることを判断したときにはイメージ図柄をストックすることを判定し、ステップS270で8種類のストックフラグF1〜F8のそれぞれの設定状態を判断する。ここでストックフラグF1〜F8のうちの7種類がオンされていることを判断したときにはイメージ図柄を新たにストックする余裕がないと判定し、ステップS279へ移行する。即ち、ストック領域121は8種類のイメージ図柄111〜118のうちの7種類がストック可能なものであり、ストック領域121内に7種類のイメージ図柄がストックされた状態ではランダムカウンタR13の取得結果がストック値と同一であっても残りの1種類のイメージ図柄がストックされない。
CPU71はステップS270でストックフラグF1〜F8のうちの7種類がオンされていないことを判断すると、ストック領域121にイメージ図柄を新たにストックする余裕があると判定する。この場合にはステップS271でランダムカウンタR14の計測値を取得し、ステップS272でストックフラグを選択する。図30はランダムカウンタR14およびストックフラグ相互間の対応関係を示すものであり、CPU71は図26のステップS272で図30の制御データからランダムカウンタR14の取得結果に応じたストックフラグを選択する。例えばランダムカウンタR14の取得結果が「6」であるときにはストックフラグF3が選択される。
CPU71は図26のステップS272でストックフラグを選択すると、ステップS273でストックフラグの選択結果がオフされているか否かを判断する。ここでストックフラグの選択結果がオフされていることを判断したときにはステップS274へ移行し、ストックコマンドを設定する。図31はストックフラグおよびストックコマンド相互間の対応関係を示すものであり、CPU71は図26のステップS274で図31の制御データからストックフラグの選択結果に応じたストックコマンドを選択的に設定する。例えばストックフラグF3が選択されたときにはストックコマンド3が選択される。
CPU71は図26のステップS274でストックコマンドを設定すると、ステップS275でストックコマンドの設定結果を図柄制御回路80に送信する。ストックコマンド1はイメージ図柄111をストックすることを指令するものであり、ストックコマンド2はイメージ図柄112をストックすることを指令するものであり、ストックコマンド3はイメージ図柄113をストックすることを指令するものであり、ストックコマンド4はイメージ図柄114をストックすることを指令するものであり、ストックコマンド5はイメージ図柄115をストックすることを指令するものであり、ストックコマンド6はイメージ図柄116をストックすることを指令するものであり、ストックコマンド7はイメージ図柄117をストックすることを指令するものであり、ストックコマンド8はイメージ図柄118をストックすることを指令するものであり、図柄制御回路80はストックコマンドを受信したときにはストックコマンドを受信した直後の装飾図柄遊技でストックコマンドの受信結果に応じたイメージ図柄をストック領域121内にストックする映像を表示する。即ち、イメージ図柄111〜118のそれぞれはストック領域121内にストックされていないことを条件にストックされる。
CPU71は図26のステップS275でストックコマンドを送信すると、ステップS276でストックコマンドの送信結果に応じたストックフラグをオフ状態からオン状態に切換える。例えばストックコマンド1が送信されたときにはストックフラグF1がオンされ、ストック領域121内にイメージ図柄111がストックされることが記録される。ストックコマンド8が送信されたときにはストックフラグF8がオンされ、ストック領域121内にイメージ図柄118がストックされることが記録される。
CPU71はステップS276でストックフラグをオンすると、ステップS277で8種類のストックフラグF1〜F8のそれぞれの設定状態を判断する。ここでストックフラグF1〜F8のうちの1種類だけがオンされていることを判断したときには直後の装飾図柄遊技でストック領域121内に1個目のイメージ図柄がストックされると判定し、ステップS278でカウンタN11を「0」にセットする。そして、ステップS279でRAM73に記録されている変動パターンコマンドの受信結果をクリアし、ステップS280でコマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
CPU71はステップS262で変動パターンコマンドの受信結果がP1であることを判断すると、図27のステップS281で8種類のストックフラグF1〜F8のそれぞれの設定状態を判断する。ここでストックフラグF1〜F8の全てがオフされていることを判断したときにはステップS282へ移行し、ランダムカウンタR14の計測値を取得する。そして、ステップS283でストックコマンドを選択し、ステップS284でストックコマンドの選択結果を図柄制御回路80に送信する。図32はランダムカウンタR14およびストックコマンド相互間の対応関係を示すものであり、CPU71は図32の制御データからランダムカウンタR14の取得結果に応じたストックコマンドを選択する。例えばランダムカウンタR14の取得結果が「3」であるときにはストックコマンド3が選択され、ストックコマンド3が図柄制御回路80に送信される。
CPU71は図27のステップS284でストックコマンドの選択結果を送信すると、ステップS285で左列の仮図柄要素と中列の仮図柄要素と右列の仮図柄要素のそれぞれを設定する。そして、ステップS286へ移行し、左列の仮図柄要素の設定結果と中列の仮図柄要素の設定結果と右列の仮図柄要素の設定結果のそれぞれを図柄制御回路80に送信する。図33は左列の仮図柄要素と中列の仮図柄要素と右列の仮図柄要素のそれぞれと装飾図柄の設定結果の対応関係を示すものであり、CPU71は図33の制御データから装飾図柄の設定結果に応じた左列の仮図柄要素と中列の仮図柄要素と右列の仮図柄要素を設定する。例えば装飾図柄の設定結果が「111」であるときには左列の仮図柄要素および右列の仮図柄要素のそれぞれが「2」に設定され、中列の仮図柄要素が「1」に設定される。即ち、ストック領域121内にイメージ図柄111〜118がいずれもストックされていない状態で大当り用の特定の変動パターンP1が設定されたときには装飾図柄が外れリーチの仮の組合せに設定される。
CPU71は図27のステップS286で各列の仮図柄要素の設定結果を送信すると、ステップS287で図29の演出パターンテーブルから演出パターンコマンドを選択し、図27のステップS288で図柄制御回路80に演出パターンコマンドの選択結果を送信する。この演出パターンコマンドの選択処理はストックコマンドの設定結果に応じて行われるものであり、ストックコマンド1の設定時には演出パターンコマンドC11が選択され、ストックコマンド2の設定時には演出パターンコマンドC12が選択され、ストックコマンド3の設定時には演出パターンコマンドC13が選択され、ストックコマンド4の設定時には演出パターンコマンドC14が選択され、ストックコマンド5の設定時には演出パターンコマンドC15が選択され、ストックコマンド6の設定時には演出パターンコマンドC16が選択され、ストックコマンド7の設定時には演出パターンコマンドC17が選択され、ストックコマンド8の設定時には演出パターンコマンドC18が選択される。
CPU71は図27のステップS281でストックフラグF1〜F8の全てがオフされていないことを判断すると、ステップS289でストックフラグF1〜F8のうちからオン状態にあるものを検出し、ストックフラグF1〜F8の検出結果のうちから添付符号が最小のものを選択する。例えばストックフラグF1とストックフラグF3とストックフラグF6の3種類がオンされているときにはストックフラグF1が選択され、ストックフラグF6だけがオンされているときにはストックフラグF6が選択される。
CPU71はステップS289でストックフラグを選択すると、ステップS290で左列の仮図柄要素と中列の仮図柄要素と右列の仮図柄要素のそれぞれを装飾図柄の設定結果に応じて設定する。これら各列の仮図柄要素の設定処理は図27のステップS285と同様に図33の制御データから装飾図柄の設定結果に応じたものを選択することで行われるものであり、CPU71は図27のステップS290で各列の仮図柄要素を設定したときにはステップS291へ移行し、各列の仮図柄要素の設定結果を図柄制御回路80に送信する。即ち、ストック領域121内にイメージ図柄111〜118のいずれかがストックされている状態で大当り用の特定の変動パターンP1が設定されたときには装飾図柄が外れリーチの仮の組合せに設定される。
CPU71はステップS291で各列の仮図柄要素の設定結果を送信すると、ステップS292で図29の演出パターンテーブルから演出パターンコマンドを選択し、図27のステップS293で図柄制御回路80に演出パターンコマンドの選択結果を送信する。この演出パターンコマンドの選択処理はステップS289のストックフラグの選択結果に応じて行われるものであり、ストックフラグF1の選択時には演出パターンコマンドC11が選択され、ストックフラグF2の選択時には演出パターンコマンドC12が選択され、ストックフラグF3の選択時には演出パターンコマンドC13が選択され、ストックフラグF4の選択時には演出パターンコマンドC14が選択され、ストックフラグF5の選択時には演出パターンコマンドC15が選択され、ストックフラグF6の選択時には演出パターンコマンドC16が選択され、ストックフラグF7の選択時には演出パターンコマンドC17が選択され、ストックフラグF8の選択時には演出パターンコマンドC18が選択される。
CPU71は図27のステップS288または図27のステップS293で演出パターンコマンドの設定結果を送信すると、ステップS294で帰還コマンドを設定する。そして、ステップS295へ移行し、図柄制御回路80に帰還コマンドの設定結果を送信する。この帰還コマンドは演出パターンコマンドの設定結果に応じて設定されるものであり、演出パターンコマンドC11の設定時には帰還コマンド1が設定され、演出パターンコマンドC12の設定時には帰還コマンド2が設定され、演出パターンコマンドC13の設定時には帰還コマンド3が設定され、演出パターンコマンドC14の設定時には帰還コマンド4が設定され、演出パターンコマンドC15の設定時には帰還コマンド5が設定され、演出パターンコマンドC16の設定時には帰還コマンド6が設定され、演出パターンコマンドC17の設定時には帰還コマンド7が設定され、演出パターンコマンドC18の設定時には帰還コマンド8が設定される。
帰還コマンド1〜8のそれぞれは装飾図柄を外れリーチの仮の組合せで停止させた直後にストック領域121内からイメージ図柄を放出することを図柄制御回路80に指令するものであり、図柄制御回路80は帰還コマンド1の受信時にはストック領域121内からイメージ図柄111を放出し、帰還コマンド2の受信時にはストック領域121内からイメージ図柄112を放出し、帰還コマンド3の受信時にはストック領域121内からイメージ図柄113を放出し、帰還コマンド4の受信時にはストック領域121内からイメージ図柄114を放出し、帰還コマンド5の受信時にはストック領域121内からイメージ図柄115を放出し、帰還コマンド6の受信時にはストック領域121内からイメージ図柄116を放出し、帰還コマンド7の受信時にはストック領域121内からイメージ図柄117を放出し、帰還コマンド8の受信時にはストック領域121内からイメージ図柄118を放出する。
CPU71は図27のステップS295で図柄制御回路80に帰還コマンドを送信すると、ステップS296で図柄制御回路80に全帰還コマンドを送信し、ステップS297でストックフラグF1〜F8のそれぞれをオフする。そして、図26のステップS279でRAM73に記録されている変動パターンコマンドの受信結果をクリアし、ステップS280でコマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。即ち、大当り用の特定の変動パターンP1が設定されたときにはストック領域121内から演出パターンコマンドの設定結果に応じたイメージ図柄を放出することに加えてストック領域121内から全てのイメージ図柄を放出することが指令される。
CPU71は図26のステップS262で変動パターンコマンドの受信結果がP5であることを判断すると、図28のステップS301で8種類のストックフラグF1〜F8のそれぞれの設定状態を判断する。ここでストックフラグF1〜F8の全てがオフされていることを判断したときにはステップS302へ移行し、ランダムカウンタR14の計測値を取得する。そして、ステップS303へ移行し、ストックコマンドを選択する。このストックコマンドの選択処理は図27のステップS283と同様に図30の制御データからランダムカウンタR14の取得結果に応じたストックコマンドを選択することで行われるものであり、CPU71は図28のステップ303でストックコマンドを選択したときにはステップS304でストックコマンドの選択結果を図柄制御回路80に送信する。
CPU71はステップS304でストックコマンドを送信すると、ステップS305で図29の演出パターンテーブルから演出パターンコマンドを選択し、ステップS306で図柄制御回路80に演出パターンコマンドの選択結果を送信する。この演出パターンコマンドの選択処理はストックコマンドの選択結果とは相違する演出パターンコマンドを選択することで行われるものであり、ストックコマンド8の選択時には演出パターンコマンドC51が選択され、ストックコマンド7の選択時には演出パターンコマンドC52が選択され、ストックコマンド6の選択時には演出パターンコマンドC53が選択され、ストックコマンド5の選択時には演出パターンコマンドC54が選択され、ストックコマンド4の選択時には演出パターンコマンドC55が選択され、ストックコマンド3の選択時には演出パターンコマンドC56が選択され、ストックコマンド2の選択時には演出パターンコマンドC57が選択され、ストックコマンド1の選択時には演出パターンコマンドC58が選択される。
CPU71は図28のステップS301で8種類のストックフラグF1〜F8の全てがオフされていないことを判断すると、ステップS307でストックフラグF1〜F8のうちからオフ状態にあるものを選択し、ストックフラグの選択結果のうちから添付符号が最小のものを選択する。例えばストックフラグF2とストックフラグF5とストックフラグF8の3種類がオフされているときにはストックフラグF2が選択され、ストックフラグF1だけがオフされているときにはストックフラグF1が選択される。
CPU71はステップS307でストックフラグを選択すると、ステップS308で図29の演出パターンテーブルから演出パターンコマンドを選択し、図28のステップS309で図柄制御回路80に演出パターンコマンドの選択結果を送信する。この演出パターンコマンドの選択処理はストックフラグの選択結果に応じた演出パターンコマンドを選択することで行われるものであり、ストックフラグF1の選択時には演出パターンコマンドC51が選択され、ストックフラグF2の選択時には演出パターンコマンドC52が選択され、ストックフラグF3の選択時には演出パターンコマンドC53が選択され、ストックフラグF4の選択時には演出パターンコマンドC54が選択され、ストックフラグF5の選択時には演出パターンコマンドC55が選択され、ストックフラグF6の選択時には演出パターンコマンドC56が選択され、ストックフラグF7の選択時には演出パターンコマンドC57が選択され、ストックフラグF8の選択時には演出パターンコマンドC58が選択される。
CPU71は図28のステップS306または図28のステップS309で演出パターンコマンドの選択結果を送信すると、ステップS310でカウンタN11の計測値を全帰還値「50」と比較する。ここで「N11=50」ではないことを判断したときには図26のステップS279でRAM73に記録されている変動パターンコマンドの受信結果をクリアし、ステップS280でコマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。また、図28のステップS310で「N11=50」を判断したときにはステップS311へ移行し、図柄制御回路80に全帰還コマンドを送信する。そして、図26のステップS279でRAM73に記録されている変動パターンコマンドの受信結果をクリアし、ステップS280でコマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。即ち、外れ用の特定の変動パターンP5が設定されたときにはストック領域121内のイメージ図柄が原則的に放出されず、ストック領域121内に1個目のイメージ図柄がストックされたことを基準に装飾図柄遊技の継続回数が帰還値「50回」に到達している場合にのみストック領域121内の全てのイメージ図柄が放出される。
図柄制御回路80のVROM85には、図34に示すように、大当り用のビデオデータV11〜V18が記録されている。これらビデオデータV11〜V18のそれぞれには演出パターンコマンドC11〜C18のいずれかが割付けられており、図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70から演出パターンコマンドC11〜C18のいずれかを受信したときにはビデオデータV11〜V18のうちから演出パターンコマンドの受信結果に応じた種類を選択し、VDP84に送信する。すると、VDP84はCPU81の指定結果に応じたビデオデータをVROM85から検出し、ビデオデータの検出結果を解凍してVRAM86に記録する。これらビデオデータV11〜V18のそれぞれはメイン制御回路50が大当り用の特定の変動パターンP1を設定することに基づいて選択されるものであり、ビデオデータV11〜V18のそれぞれの再生時間は変動パターンP1の変動表示時間と同一値に設定されている。
図柄制御回路80のVROM85には、図34に示すように、外れ用のビデオデータV51〜V58が記録されている。これらビデオデータV51〜V58のそれぞれには演出パターンコマンドC51〜C58のいずれかが割付けられており、図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70から演出パターンコマンドC51〜C58のいずれかを受信したときにはビデオデータV51〜V58のうちから演出パターンコマンドの受信結果に応じた種類を選択し、VDP84に送信する。すると、VDP84はCPU81の指定結果に応じたビデオデータをVROM85から検出し、ビデオデータの検出結果を解凍してVRAM86に記録する。これらビデオデータV51〜V58のそれぞれはメイン制御回路50が外れ用の特定の変動パターンP5を設定することに基づいて選択されるものであり、ビデオデータV51〜V58のそれぞれの再生時間は変動パターンP5の変動表示時間と同一値に設定されている。
図柄制御回路80のVROM85には、図34に示すように、大当り用のビデオデータV2〜V4および外れ用のビデオデータV6〜V9が記録されている。大当り用のビデオデータV2〜V4のそれぞれには演出パターンコマンドC2〜C4のいずれかが割付けられ、外れ用のビデオデータV6〜V9のそれぞれには演出パターンコマンドC6〜C9のいずれかが割付けられており、図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70から演出パターンコマンドC2〜C4のいずれかを受信したときにはビデオデータV2〜V4のうちから演出パターンコマンドの受信結果に応じた種類を選択し、演出制御回路70から演出パターンコマンドC6〜C9のいずれかを受信したときにはビデオデータV6〜V9のうちから演出パターンコマンドの受信結果に応じた種類を選択し、いずれの場合にも種類の選択結果をVDP84に送信する。すると、VDP84はCPU81の指定結果に応じたビデオデータをVROM85から検出し、ビデオデータの検出結果を解凍してVRAM86に記録する。これらビデオデータV2〜V4およびビデオデータV6〜V9のそれぞれの再生時間は装飾図柄遊技開始コマンドが送信されてから装飾図柄遊技停止コマンドが送信されるまでの所要時間である変動表示時間と同一値に設定されている。例えばビデオデータV2は演出制御回路70が演出パターンコマンドC2を設定したときに選択されるものであり、演出パターンコマンドC2はメイン制御回路50が変動パターンP2を設定したときに選択される。このビデオデータV2の再生時間は変動パターンP2の変動表示時間と同一値「14.0sec」に設定されている。
音制御回路90のROM92には装飾図柄遊技用の複数の音データが記録されている。これら各音データには演出パターンコマンドが割付けられており、音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からの演出パターンコマンドを受信したときには演出パターンコマンドの受信結果に応じた音データをROM92から検出し、音データの検出結果をRAM93に記録する。電飾制御回路100のROM102には装飾図柄遊技用の複数の電飾データが記録されている。これら各電飾データには演出パターンコマンドが割付けられており、電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からの演出パターンコマンドを受信したときには演出パターンコマンドの受信結果に応じた電飾データをROM102から検出し、電飾データの検出結果をRAM103に記録する。
[4−5−4]装飾図柄遊技開始コマンド処理
メイン制御回路50が図14の特別図柄変動開始処理で演出制御回路70に装飾図柄遊技開始コマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から装飾図柄遊技開始コマンド処理に書換える。このコマンド処理フラグが装飾図柄遊技開始コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図23のコマンド処理でステップS234の装飾図柄遊技開始コマンド処理を実行する。図35はステップS234の装飾図柄遊技開始コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図35のステップS321で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100のそれぞれに装飾図柄遊技開始コマンドを送信する。そして、ステップS322でRAM73に記録されている装飾図柄遊技開始コマンドをクリアし、ステップS323でコマンド処理フラグにコマンド待ち処理をセットする。
[4−5−4]装飾図柄遊技開始コマンド処理
メイン制御回路50が図14の特別図柄変動開始処理で演出制御回路70に装飾図柄遊技開始コマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から装飾図柄遊技開始コマンド処理に書換える。このコマンド処理フラグが装飾図柄遊技開始コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図23のコマンド処理でステップS234の装飾図柄遊技開始コマンド処理を実行する。図35はステップS234の装飾図柄遊技開始コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図35のステップS321で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100のそれぞれに装飾図柄遊技開始コマンドを送信する。そして、ステップS322でRAM73に記録されている装飾図柄遊技開始コマンドをクリアし、ステップS323でコマンド処理フラグにコマンド待ち処理をセットする。
装飾図柄遊技開始コマンドは装飾図柄遊技を開始するスタートコマンドに相当するものであり、図柄制御回路80のCPU81は装飾図柄遊技開始コマンドを受信したときにはVDP84にスタートコマンドを送信する。すると、VDP84はVRAM86に記録されているビデオデータの解凍結果を再生することに基づいて装飾図柄表示器32にビデオデータに応じた映像を表示し、ビデオデータにキャラクタデータを重ねることに基づいて装飾図柄の各列の図柄要素を変動状態および変動停止状態で順に表示する。この装飾図柄の停止表示はVDP84が(1)左列の図柄要素(2)右列の図柄要素(3)中列の図柄要素の順序で行うものであり、VDP84は最終の中列の図柄要素がビデオデータの再生時間内で停止するように左列の図柄要素の停止タイミング〜中列の図柄要素の停止タイミングのそれぞれを設定する。これら左列の図柄要素の停止表示と右列の図柄要素の停止表示と中列の図柄要素の停止表示のそれぞれはVDP84が演出制御回路70の設定結果で行うものであり、装飾図柄は3列の変動表示を開始してから変動パターンの選択結果に応じた変動表示時間内で3列が全て停止表示され、遊技者には大当りおよび外れのいずれが発生したかが装飾図柄の変動停止状態での組合せによって報知される。
電飾制御回路100のCPU101は装飾図柄遊技開始コマンドを受信すると、RAM103に記録されている電飾データの解凍結果を再生することに基づいて複数の電飾LED17を電飾データに応じたパターンで点滅させる。音制御回路90のCPU91は装飾図柄遊技開始コマンドを受信すると、RAM93に記録されている音データの解凍結果を再生することに基づいて両スピーカ14から音データに応じた効果音を出力する。
[4−5−5]装飾図柄遊技停止コマンド処理
メイン制御回路50が図15の特別図柄変動停止処理で演出制御回路70に装飾図柄遊技停止コマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から装飾図柄遊技停止コマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが装飾図柄遊技停止コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図23のコマンド処理でステップS235の装飾図柄遊技停止コマンド処理を実行する。
[4−5−5]装飾図柄遊技停止コマンド処理
メイン制御回路50が図15の特別図柄変動停止処理で演出制御回路70に装飾図柄遊技停止コマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から装飾図柄遊技停止コマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが装飾図柄遊技停止コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図23のコマンド処理でステップS235の装飾図柄遊技停止コマンド処理を実行する。
図36はステップS235の装飾図柄遊技停止コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図36のステップS331で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100のそれぞれに装飾図柄遊技停止コマンドを送信する。この装飾図柄遊技停止コマンドは装飾図柄遊技の停止を指令するエンドコマンドに相当するものであり、図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からの装飾図柄遊技停止コマンドを受信したときにはVDP84に装飾図柄遊技用のビデオデータの再生停止を指令し、VDP84は再生停止が指令されることに基づいて装飾図柄遊技用のビデオデータの再生処理を停止する。音制御回路90のCPU91は演出制御回路70からの装飾図柄遊技停止コマンドを受信したときには装飾図柄遊技用の音データの再生処理を停止し、電飾制御回路100のCPU101は演出制御回路70からの装飾図柄遊技停止コマンドを受信したときには装飾図柄遊技用の電飾データの再生処理を停止する。
CPU71ステップS331で装飾図柄遊技停止コマンドを送信すると、ステップS332でカウンタN11の計測値に「1」を加算する。このカウンタN11はストック領域121内から全てのイメージ図柄を放出するための全帰還コマンドを送信するまでの装飾図柄遊技の所要回数を計測するものであり、CPU71はステップS332でカウンタN11を加算したときにはステップS333へ移行する。ここでRAM73に記録されている装飾図柄遊技停止コマンドをクリアし、ステップS334でコマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
[4−5−6]大当り遊技開始コマンド処理
メイン制御回路50が図16のウェイト処理で演出制御回路70に大当り遊技開始コマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から大当り遊技開始コマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが大当り遊技開始コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図23のコマンド処理でステップS236の大当り遊技開始コマンド処理を実行する。
[4−5−6]大当り遊技開始コマンド処理
メイン制御回路50が図16のウェイト処理で演出制御回路70に大当り遊技開始コマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から大当り遊技開始コマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが大当り遊技開始コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図23のコマンド処理でステップS236の大当り遊技開始コマンド処理を実行する。
図37はステップS236の大当り遊技開始コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図37のステップS341で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100のそれぞれに大当り遊技開始コマンドを送信する。そして、ステップS342でRAM73に記録されている大当り遊技開始コマンドをクリアし、ステップS343でコマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。この大当り遊技開始コマンドは大当り遊技を装飾する演出を開始することを指令するものであり、図柄制御回路80のCPU81は大当り遊技開始コマンドを受信したときにはVDP84に大当り遊技用のビデオデータを再生することを指令し、VDP84は大当り遊技用のビデオデータを再生することに基づいて装飾図柄表示器32に大当り遊技用の演出映像を表示する。
音制御回路90のCPU91は大当り遊技開始コマンドを受信したときにはROM92から大当り遊技用の音データを選択し、大当り遊技用の音データを再生することに基づいて両スピーカ14から大当り遊技用の効果音を出力する。電飾制御回路100のCPU101は大当り遊技開始コマンドを受信したときにはROM102から大当り遊技用の電飾データを選択し、大当り遊技用の電飾データを再生することに基づいて複数の電飾LED17を大当り遊技用の電飾パターンで点滅させる。
[4−5−7]大当り遊技停止コマンド処理
メイン制御回路50が図17の大当り遊技処理で演出制御回路70に大当り遊技停止コマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から大当り遊技停止コマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが大当り遊技停止コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図23のコマンド処理でステップS237の大当り遊技停止コマンド処理を実行する。図38はステップS237の大当り遊技停止コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図38のステップS351で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100のそれぞれに大当り遊技停止コマンドを送信する。そして、ステップS352でRAM73に記録されているメイン制御回路50からの大当り遊技停止コマンドをクリアし、ステップS353でコマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
[4−5−7]大当り遊技停止コマンド処理
メイン制御回路50が図17の大当り遊技処理で演出制御回路70に大当り遊技停止コマンドを送信したときには演出制御回路70のCPU71がコマンド処理フラグをコマンド待ち処理から大当り遊技停止コマンド処理に書き換える。このコマンド処理フラグが大当り遊技停止コマンド処理にセットされた状態ではCPU71は図23のコマンド処理でステップS237の大当り遊技停止コマンド処理を実行する。図38はステップS237の大当り遊技停止コマンド処理の詳細を示すものであり、CPU71は図38のステップS351で図柄制御回路80と音制御回路90と電飾制御回路100のそれぞれに大当り遊技停止コマンドを送信する。そして、ステップS352でRAM73に記録されているメイン制御回路50からの大当り遊技停止コマンドをクリアし、ステップS353でコマンド処理フラグをコマンド待ち処理にセットする。
図柄制御回路80のCPU81は大当り遊技停止コマンドを受信したときにはVDP84に大当り遊技用のビデオデータの再生停止を指令し、VDP84は再生停止が指令されることに基づいて大当り遊技用のビデオデータの再生処理を停止する。音制御回路90のCPU91は大当り遊技停止コマンドを受信したときには大当り遊技用の音データの再生処理を停止し、電飾制御回路100のCPU101は大当り遊技停止コマンドを受信したときには大当り遊技用の電飾データの再生処理を停止する。
[5]図柄制御回路80の内部処理
[5−1]INT割込処理
図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からのストローブ信号(INT信号)を受信すると、INT割込処理を起動する。このストローブ信号は演出制御回路70が左列の図柄要素の設定結果と中列の図柄要素の設定結果と右列の図柄要素の設定結果と演出パターンコマンドの設定結果と全帰還コマンドの設定結果とストックコマンドの設定結果と左列の仮図柄要素の設定結果と中列の仮図柄要素の設定結果と右列の仮図柄要素の設定結果と帰還コマンドの設定結果と装飾図柄遊技開始コマンドの設定結果と装飾図柄遊技停止コマンドの設定結果と大当り遊技開始コマンドの設定結果と大当り遊技停止コマンドの設定結果のそれぞれと共に送信するものであり、CPU81はINT割込処理を起動したときには左列の図柄要素の設定結果〜大当り遊技停止コマンドの設定結果のそれぞれをINT割込処理で受信し、RAM83に記録する。
[5−2]メイン処理
図39および図40のそれぞれは図柄制御回路80のCPU81が実行するメイン処理を示すものであり、CPU81は図39のステップS401でRAM83に装飾図柄遊技開始コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM83に装飾図柄遊技開始コマンドが記録されていることを判断したときにはステップS402へ移行し、イメージ図柄フラグF1の設定状態を判断する。
[5]図柄制御回路80の内部処理
[5−1]INT割込処理
図柄制御回路80のCPU81は演出制御回路70からのストローブ信号(INT信号)を受信すると、INT割込処理を起動する。このストローブ信号は演出制御回路70が左列の図柄要素の設定結果と中列の図柄要素の設定結果と右列の図柄要素の設定結果と演出パターンコマンドの設定結果と全帰還コマンドの設定結果とストックコマンドの設定結果と左列の仮図柄要素の設定結果と中列の仮図柄要素の設定結果と右列の仮図柄要素の設定結果と帰還コマンドの設定結果と装飾図柄遊技開始コマンドの設定結果と装飾図柄遊技停止コマンドの設定結果と大当り遊技開始コマンドの設定結果と大当り遊技停止コマンドの設定結果のそれぞれと共に送信するものであり、CPU81はINT割込処理を起動したときには左列の図柄要素の設定結果〜大当り遊技停止コマンドの設定結果のそれぞれをINT割込処理で受信し、RAM83に記録する。
[5−2]メイン処理
図39および図40のそれぞれは図柄制御回路80のCPU81が実行するメイン処理を示すものであり、CPU81は図39のステップS401でRAM83に装飾図柄遊技開始コマンドが記録されているか否かを判断する。ここでRAM83に装飾図柄遊技開始コマンドが記録されていることを判断したときにはステップS402へ移行し、イメージ図柄フラグF1の設定状態を判断する。
CPU81はステップS402でイメージ図柄フラグF1のオフを判断したときにはステップS403でVDP84に数字データD1を使用することを指示し、ステップS402でイメージ図柄フラグF1のオンを判断したときにはステップS404でVDP84にイメージ添付データDC1を使用することを指示する。このイメージ添付データDC1は、図41の(a)に示すように、図柄要素「1」をイメージ図柄111の添付状態で表示するためのものであり、数字データD1は図柄要素「1」をイメージ図柄111の非添付状態で表示するためのものであり、VDP84は数字データD1が指定されたときにはVROM85から数字データD1を選択し、イメージ添付データDC1が指定されたときにはVROM85からイメージ添付データDC1を選択する。
CPU81は図39のステップS405へ移行すると、イメージ図柄フラグF2の設定状態を判断する。このステップS405でイメージ図柄フラグF2のオフを判断したときにはステップS406でVDP84に数字データD2を使用することを指示し、ステップS405でイメージ図柄フラグF2のオンを判断したときにはステップS407でVDP84にイメージ添付デーDC2を使用することを指示する。このイメージ添付データDC2は、図41の(b)に示すように、図柄要素「2」をイメージ図柄112の添付状態で表示するためのものであり、数字データD2は図柄要素「2」をイメージ図柄112の非添付状態で表示するためのものであり、VDP84は数字データD2が指定されたときにはVROM85から数字データD2を選択し、イメージ添付データDC2が指定されたときにはVROM85からイメージ添付データDC2を選択する。
CPU81は図39のステップS408へ移行すると、イメージ図柄フラグF3の設定状態を判断する。このステップS408でイメージ図柄フラグF3のオフを判断したときにはステップS409でVDP84に数字データD3を使用することを指示し、ステップS408でイメージ図柄フラグF3のオンを判断したときにはステップS410でVDP84にイメージ添付データDC3を使用することを指示する。このイメージ添付データDC3は、図41の(c)に示すように、図柄要素「3」をイメージ図柄113の添付状態で表示するためのものであり、数字データD3は図柄要素「3」をイメージ図柄113の非添付状態で表示するためのものであり、VDP84は数字データD3が指定されたときにはVROM85から数字データD3を選択し、イメージ添付データDC3が指定されたときにはVROM85からイメージ添付データDC3を選択する。
CPU81は図39のステップS411へ移行すると、イメージ図柄フラグF4の設定状態を判断する。このステップS411でイメージ図柄フラグF4のオフを判断したときにはステップS412でVDP84に数字データD4を使用することを指示し、ステップS411でイメージ図柄フラグF4のオンを判断したときにはステップS413でVDP84にイメージ添付データDC4を使用することを指示する。このイメージ添付データDC4は、図41の(d)に示すように、図柄要素「4」をイメージ図柄114の添付状態で表示するためのものであり、数字データD4は図柄要素「4」をイメージ図柄114の非添付状態で表示するためのものであり、VDP84は数字データD4が指定されたときにはVROM85から数字データD4を選択し、イメージ添付データDC4が指定されたときにはVROM85からイメージ添付データDC4を選択する。
CPU81は図39のステップS414へ移行すると、イメージ図柄フラグF5の設定状態を判断する。このステップS414でイメージ図柄フラグF5のオフを判断したときにはステップS415でVDP84に数字データD5を使用することを指示し、ステップS414でイメージ図柄フラグF5のオンを判断したときにはステップS416でVDP84にイメージ添付データDC5を使用することを指示する。このイメージ添付データDC5は、図41の(e)に示すように、図柄要素「5」をイメージ図柄115の添付状態で表示するためのものであり、数字データD5は図柄要素「5」をイメージ図柄115の非添付状態で表示するためのものであり、VDP84は数字データD5が指定されたときにはVROM85から数字データD5を選択し、イメージ添付データDC5が指定されたときにはVROM85からイメージ添付データDC5を選択する。
CPU81は図39のステップS417へ移行すると、イメージ図柄フラグF6の設定状態を判断する。このステップS417でイメージ図柄フラグF6のオフを判断したときにはステップS418でVDP84に数字データD6を使用することを指示し、ステップS417でイメージ図柄フラグF6のオンを判断したときにはステップS419でイメージ添付データDC6を使用すること指示する。このイメージ添付データDC6は、図41の(f)に示すように、図柄要素「6」をイメージ図柄116の添付状態で表示するためのものであり、数字データD6は図柄要素「6」をイメージ図柄116の非添付状態で表示するためのものであり、VDP84は数字データD6が指定されたときにはVROM85から数字データD6を選択し、イメージ添付データDC6が指定されたときにはVROM85からイメージ添付データDC6を選択する。
CPU81は図39のステップS420へ移行すると、イメージ図柄フラグF7の設定状態を判断する。このステップS420でイメージ図柄フラグF7のオフを判断したときにはステップS421でVDP84に数字データD7を使用することを指示し、ステップS420でイメージ図柄フラグF7のオンを判断したときにはステップS422でVDP84にイメージ添付データDC7を使用することを指示する。このイメージ添付データDC7は、図41の(g)に示すように、図柄要素「7」をイメージ図柄117の添付状態で表示するためのものであり、数字データD7は図柄要素「7」をイメージ図柄117の非添付状態で表示するためのものであり、VDP84は数字データD7が指定されたときにはVROM85から数字データD7を選択し、イメージ添付データDC7が指定されたときにはVROM85からイメージ添付データDC7を選択する。
CPU81は図39のステップS423へ移行すると、イメージ図柄フラグF8の設定状態を判断する。このステップS423でイメージ図柄フラグF8のオフを判断したときにはステップS424でVDP84に数字データD8を使用することを指示し、ステップS423でイメージ図柄フラグF8のオンを判断したときにはステップS425でイメージ添付データDC8を使用することを指示する。このイメージ添付データDC8は、図41の(h)に示すように、図柄要素「8」をイメージ図柄118の添付状態で表示するためのものであり、数字データD8は図柄要素「8」をイメージ図柄118の非添付状態で表示するためのものであり、VDP84は数字データD8が指定されたときにはVROM85から数字データD8を選択し、イメージ添付データDC8が指定されたときにはVROM85からイメージ添付データDC8を選択する。
CPU81は図39のステップS426へ移行すると、VDP84に再生開始コマンドを送信する。すると、VDP84はビデオデータの解凍結果を再生開始し、装飾図柄表示器32に装飾図柄遊技の背景の映像を表示する。図42はVDP84が大当り用のビデオデータV2〜V4および外れ用のビデオデータV6〜V9のそれぞれを再生することに基づいて装飾図柄表示器32に表示する映像の共通部分を示すものであり、ビデオデータV2〜V4およびビデオデータV6〜V9のそれぞれを再生するときには表示領域の全体に背景が表示され、背景の前方に横長なストック台の図柄122が表示される。このストック台の図柄122はイメージ図柄111〜118が映像上で載せられるものであり、ストック領域121はストック台の図柄122の上方に設定される。
図43はVDP84が大当り用のビデオデータV11を再生することに基づいて装飾図柄表示器32に表示する映像を示すものである。このビデオデータV11の再生時には、図43の(a)に示すように、表示領域の全体に背景が表示され、背景の前方にストック台の図柄122が表示される。この背景が別の背景に切換わり、図43の(c)に示すように、別の背景の前方に釜の図柄123が表示される。この釜の図柄123が表示されたときには釜の図柄123内にイメージ図柄111が浸かる映像が表示され、図43の(d)および(h)に示すように、イメージ図柄111が釜の図柄123から飛出した後に釜の図柄123に再び浸かる映像が表示される。
ビデオデータV12の再生時には、図44に示すように、イメージ図柄112が釜の図柄123に浸かる映像が表示され、イメージ図柄112が釜の図柄123から飛出した後に釜の図柄123に再び浸かる映像が表示される。ビデオデータV13の再生時には、図45に示すように、イメージ図柄113が釜の図柄123に浸かる映像が表示され、イメージ図柄113が釜の図柄123から飛出した後に釜の図柄123に再び浸かる映像が表示される。ビデオデータV14の再生時には、図46に示すように、イメージ図柄114が釜の図柄123に浸かる映像が表示され、イメージ図柄114が釜の図柄123から飛出した後に釜の図柄123に再び浸かる映像が表示される。ビデオデータV15の再生時には、図47に示すように、イメージ図柄115が釜の図柄123に浸かる映像が表示され、イメージ図柄115が釜の図柄123から飛出した後に釜の図柄123に再び浸かる映像が表示される。ビデオデータV16の再生時には、図48に示すように、イメージ図柄116が釜の図柄123に浸かる映像が表示され、イメージ図柄116が釜の図柄123から飛出した後に釜の図柄123に再び浸かる映像が表示される。ビデオデータV17の再生時には、図49に示すように、イメージ図柄117が釜の図柄123に浸かる映像が表示され、イメージ図柄117が釜の図柄123から飛出した後に釜の図柄123に再び浸かる映像が表示される。ビデオデータV18の再生時には、図50に示すように、イメージ図柄118が釜の図柄123に浸かる映像が表示され、イメージ図柄118が釜の図柄123から飛出した後に釜の図柄123に再び浸かる映像が表示される。
図51はVDP84が外れ用のビデオデータV51を再生することに基づいて装飾図柄表示器32に表示する映像を示すものである。このビデオデータV51の再生時には、図51の(a)に示すように、表示領域の全体に背景の映像が表示され、背景の映像の前方にストック台の図柄122が表示される。この背景の映像が別の背景の映像に切換わり、図51の(c)に示すように、別の背景の前方に釜の図柄123が表示される。この釜の図柄123が表示されたときには釜の図柄123内にイメージ図柄111が表示され、図51の(d)に示すように、イメージ図柄111が釜の図柄123から飛出したまま釜の図柄123に戻らない映像が表示される。
ビデオデータV52の再生時には、図52の(a−1)〜(c−1)に示すように、イメージ図柄112が釜の図柄123に浸かる映像が表示され、イメージ図柄112が釜の図柄123から飛出したまま釜の図柄123に戻らない映像が表示される。ビデオデータV53の再生時には、図52の(a−2)〜(c−2)に示すように、イメージ図柄113が釜の図柄123に浸かる映像が表示され、イメージ図柄113が釜の図柄123から飛出したまま釜の図柄123に戻らない映像が表示される。ビデオデータV54の再生時には、図52の(a−3)〜(c−3)に示すように、イメージ図柄114が釜の図柄123に浸かる映像が表示され、イメージ図柄114が釜の図柄123から飛出したまま釜の図柄123に戻らない映像が表示される。ビデオデータV55の再生時には、図53の(a−1)〜(c−1)に示すように、イメージ図柄115が釜の図柄123に浸かる映像が表示され、イメージ図柄115が釜の図柄123から飛出したまま釜の図柄123に戻らない映像が表示される。ビデオデータV56の再生時には、図53の(a−2)〜(c−2)に示すように、イメージ図柄116が釜の図柄123に浸かる映像が表示され、イメージ図柄116が釜の図柄123から飛出したまま釜の図柄123に戻らない映像が表示される。ビデオデータV57の再生時には、図53の(a−3)〜(c−3)に示すように、イメージ図柄117が釜の図柄123に浸かる映像が表示され、イメージ図柄117が釜の図柄123から飛出したまま釜の図柄123に戻らない映像が表示される。ビデオデータV58の再生時には、図53の(a−4)〜(c−4)に示すように、イメージ図柄118が釜の図柄123に浸かる映像が表示され、イメージ図柄118が釜の図柄123から飛出したまま釜の図柄123に戻らない映像が表示される。
CPU81は図39のステップS427へ移行すると、VDP84に変動開始コマンドを送信する。この変動開始コマンドは左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを変動表示することを指令するものであり、VDP84は変動開始コマンドを受信することに基づいて左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを同時に変動表示する。この変動表示は縦一列に並ぶ8種の図柄要素「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」を縦方向に表示範囲が移動するようにスクロール表示するものであり、各列の図柄要素は上から下へ移動しながら「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「7」→「8」→「1」…の順序で循環的に変化する。これら各列の図柄要素はビデオデータの再生結果の前方にキャラクタデータの選択結果を重ねることで表示されるものであり、各列の図柄要素「1」には数字データD1およびイメージ添付データDC1のうちCPU81の指定結果に応じたものが使用され、各列の図柄要素「2」には数字データD2およびイメージ添付データDC2のうちCPU81の指定結果に応じたものが使用され、各列の図柄要素「3」には数字データD3およびイメージ添付データDC3のうちCPU81の指定結果に応じたものが使用され、各列の図柄要素「4」には数字データD4およびイメージ添付データDC4のうちCPU81の指定結果に応じたものが使用され、各列の図柄要素「5」には数字データD5およびイメージ添付データDC5のうちCPU81の指定結果に応じたものが使用され、各列の図柄要素「6」には数字データD6およびイメージ添付データDC6のうちCPU81の指定結果に応じたものが使用され、各列の図柄要素「7」には数字データD7およびイメージ添付データDC7のうちCPU81の指定結果に応じたものが使用され、各列の図柄要素「8」には数字データD8およびイメージ添付データDC8のうちCPU81の指定結果に応じたものが使用される。
CPU81は図39のステップS427で変動開始コマンドを送信すると、ステップS428でタイマT21の計測値をROM83に予め記録された離脱時間と比較する。このタイマT21はCPU81が演出制御回路70からの装飾図柄遊技開始コマンドを受信することに基づいて「0」を基準に加算開始するものであり、タイマT21の加算処理はタイマ回路88からのパルス信号を検出する4msec毎にタイマ割込処理で行われる。
CPU81は図39のステップS428でタイマT21の計測値が離脱時間に到達したことを判断すると、ステップS429でRAM83にストックコマンドの受信結果が記録されているか否かを判断する。この離脱時間は演出パターンコマンドの受信結果とは無関係な一定値に設定されたものであり、CPU81はステップS429でRAM83にストックコマンドの受信結果が記録されていることを判断したときにはステップS430へ移行し、RAM83からストックコマンドの受信結果を検出する。そして、ステップS431でストックコマンドの検出結果に応じて離脱コマンドを設定し、ステップS432で離脱コマンドの設定結果をVDP84に送信する。次にステップS433でストックコマンドの検出結果に応じたイメージ図柄フラグをオフし、ステップS434でストックコマンドの受信結果をクリアする。
離脱コマンドは図柄要素からイメージ図柄を離脱させる映像を表示することを指令するものであり、CPU81はストックコマンド1の検出時には離脱コマンド1を送信してイメージ図柄フラグF1をオフし、ストックコマンド2の検出時には離脱コマンド2を送信してイメージ図柄フラグF2をオフし、ストックコマンド3の検出時には離脱コマンド3を送信してイメージ図柄フラグF3をオフし、ストックコマンド4の検出時には離脱コマンド4を送信してイメージ図柄フラグF4をオフし、ストックコマンド5の検出時には離脱コマンド5を送信してイメージ図柄フラグF5をオフし、ストックコマンド6の検出時には離脱コマンド6を送信してイメージ図柄フラグF6をオフし、ストックコマンド7の検出時には離脱コマンド7を送信してイメージ図柄フラグF7をオフし、ストックコマンド8の検出時には離脱コマンド8を送信してイメージ図柄フラグF8をオフする。
VDP84は離脱コマンドを受信すると、左列の図柄要素を停止表示する。この左列の図柄要素の停止表示は離脱コマンドの受信結果に応じたイメージ添付データを左列に停止表示することで行われるものであり、離脱コマンド1の受信時にはイメージ添付データDC1が停止表示され、離脱コマンド2の受信時にはイメージ添付データDC2が停止表示され、離脱コマンド3の受信時にはイメージ添付データDC3が停止表示され、離脱コマンド4の受信時にはイメージ添付データDC4が停止表示され、離脱コマンド5の受信時にはイメージ添付データDC5が停止表示され、離脱コマンド6の受信時にはイメージ添付データDC6が停止表示され、離脱コマンド7の受信時にはイメージ添付データDC7が停止表示され、離脱コマンド8の受信時にはイメージ添付データDC8が停止表示される。図42はVDP84が離脱コマンド1を受信したときに装飾図柄表示器32に表示する映像を示すものであり、離脱コマンド1の受信時には、図42の(b)に示すように、左列にイメージ添付データ「1」が停止表示されることに基づいて左列の図柄要素が停止表示される。
VDP84は左列の図柄要素を停止表示すると、離脱コマンドの受信結果に応じた左列のイメージ添付データに換えて左列の数字データを停止表示する。この左列の数字データの停止表示は離脱コマンドの受信結果に応じて行われるものであり、離脱コマンド1の受信時にはイメージ添付データDC1に換えて数字データD1が停止表示され、離脱コマンドDC2の受信時にはイメージ添付データDC2に換えて数字データD2が停止表示され、離脱コマンド3の受信時にはイメージ添付データDC3に換えて数字データD3が停止表示され、離脱コマンド4の受信時にはイメージ添付データDC4に換えて数字データD4が停止表示され、離脱コマンド5の受信時にはイメージ添付データDC5に換えて数字データD5が停止表示され、離脱コマンド6の受信時にはイメージ添付データDC6に換えて数字データD6が停止表示され、離脱コマンド7の受信時にはイメージ添付データDC7に換えて数字データD7が停止表示され、離脱コマンド8の受信時にはイメージ添付データDC8に換えて数字データD8が停止表示される。図42の(c)は左列のイメージ添付データDC1に換えて数字データD1が停止表示された場合の映像を示している。
VDP84は左列の数字データを停止表示すると、離脱コマンドの受信結果に応じた数字データを起点に離脱コマンドの受信結果に応じたイメージデータを上方へ移動表示することで左列の図柄要素からイメージ図柄が飛出す映像を表示する。イメージデータ1は、図54に示すように、イメージ図柄111を表示するためのものであり、イメージデータ2はイメージ図柄112を表示するためのものであり、イメージデータ3はイメージ図柄113を表示するためのものであり、イメージデータ4はイメージ図柄114を表示するためのものであり、イメージデータ5はイメージ図柄115を表示するためのものであり、イメージデータ6はイメージ図柄116を表示するためのものであり、イメージデータ7はイメージ図柄117を表示するためのものであり、イメージデータ8はイメージ図柄118を表示するためのものであり、離脱コマンド1の受信時には数字データD1を起点にイメージデータ1が上方へ移動表示されることで図柄要素「1」からイメージ図柄111が飛出した映像が表示され、離脱コマンド2の受信時には数字データD2を起点にイメージデータ2が上方へ移動表示されることで図柄要素「2」からイメージ図柄112が飛出した映像が表示され、離脱コマンド3の受信時には数字データD3を起点にイメージデータ3が上方へ移動表示されることで図柄要素「3」からイメージ図柄113が飛出した映像が表示され、離脱コマンド4の受信時には数字データD4を起点にイメージデータ4が上方へ移動表示されることで図柄要素「4」からイメージ図柄114が飛出した映像が表示され、離脱コマンド5の受信時には数字データD5を起点にイメージデータ5が上方へ移動表示されることで図柄要素「5」からイメージ図柄115が飛出した映像が表示され、離脱コマンド6の受信時には数字データD6を起点にイメージデータ6が上方へ移動表示されることで図柄要素「6」からイメージ図柄116が飛出した映像が表示され、離脱コマンド7の受信時には数字データD7を起点にイメージデータ7が上方へ移動表示されることで図柄要素「7」からイメージ図柄117が飛出した映像が表示され、離脱コマンド8の受信時には数字データD8を起点にイメージデータ8が上方へ移動表示されることで図柄要素「8」からイメージ図柄118が飛出した映像が表示される。図42の(c)は左列の数字データD1を起点にイメージデータ1が上方へ移動表示された場合の映像を示すものであり、イメージデータ1が上方へ移動表示された場合には左列の図柄要素「1」からイメージ図柄111が飛出した映像が表示される。
VDP84はイメージデータを上方へ移動表示すると、ストック領域121内に離脱コマンドの受信結果に応じたイメージデータを静止状態で表示することに基づいてストック領域121内にイメージ図柄がストックされた映像を表示する。例えば離脱コマンド1の受信時にはストック領域121内にイメージデータ1が静止表示されることでイメージ図柄111がストックされ、離脱コマンド2の受信時にはストック領域121内にイメージデータ2が静止表示されることでイメージ図柄112がストックされ、離脱コマンド3の受信時にはストック領域121内にイメージデータ3が静止表示されることでイメージ図柄113がストックされ、離脱コマンド4の受信時にはストック領域121内にイメージデータ4が静止表示されることでイメージ図柄114がストックされ、離脱コマンド5の受信時にはストック領域121内にイメージデータ5が静止表示されることでイメージ図柄115がストックされ、離脱コマンド6の受信時にはストック領域121内にイメージデータ6が静止表示されることでイメージ図柄116がストックされ、離脱コマンド7の受信時にはストック領域121内にイメージデータ7が静止表示されることでイメージ図柄117がストックされ、離脱コマンド8の受信時にはストック領域121内にイメージデータ8が静止表示されることでイメージ図柄118がストックされる。図42の(d)はストック領域121内にイメージデータ1を静止表示することでイメージ図柄111が新たにストックされた映像を示している。
VDP84はストック領域121内にイメージ図柄をストックすると、左列の図柄要素を再び変動状態で表示する。この左列の図柄要素の再変動時には中列のイメージ添付データに換えて数字データを表示し、右列のイメージ添付データに換えて右列の数字データを表示する。これら中列のイメージ添付データおよび右列のイメージ添付データは離脱コマンドの受信結果に応じて選択されるものであり、左列の図柄要素の再変動時には離脱コマンドの受信結果に応じた左列の図柄要素と離脱コマンドの受信結果に応じた中列の図柄要素と離脱コマンドの受信結果に応じた右列の図柄要素のそれぞれがイメージ図柄の非添付状態で変動表示される。例えば離脱コマンド1の受信時には中列のイメージ添付データDC1および右列のイメージ添付データDC1のそれぞれに換えて数字データD1が表示され、各列の図柄要素「1」がイメージ図柄111の非添付状態で変動表示される。離脱コマンド2の受信時には中列のイメージ添付データDC2および右列のイメージ添付データDC2のそれぞれに換えて数字データD2が表示され、各列の図柄要素「2」がイメージ図柄112の非添付状態で変動表示される。離脱コマンド3の受信時には中列のイメージ添付データDC3および右列のイメージ添付データDC3のそれぞれに換えて数字データD3が表示され、各列の図柄要素「3」がイメージ図柄113の非添付状態で変動表示される。離脱コマンド4の受信時には中列のイメージ添付データDC4および右列のイメージ添付データDC4のそれぞれに換えて数字データD4が表示され、各列の図柄要素「4」がイメージ図柄114の非添付状態で変動表示される。離脱コマンド5の受信時には中列のイメージ添付データDC5および右列のイメージ添付データDC5のそれぞれに換えて数字データD5が表示され、各列の図柄要素「5」がイメージ図柄115の非添付状態で変動表示される。離脱コマンド6の受信時には中列のイメージ添付データDC6および右列のイメージ添付データDC6のそれぞれに換えて数字データD6が表示され、各列の図柄要素「6」がイメージ図柄116の非添付状態で変動表示される。離脱コマンド7の受信時には中列のイメージ添付データDC7および右列のイメージ添付データDC7のそれぞれに換えて数字データD7が表示され、各列の図柄要素「7」がイメージ図柄117の非添付状態で変動表示される。離脱コマンド8の受信時には中列のイメージ添付データDC8および右列のイメージ添付データDC8のそれぞれに換えて数字データD8が表示され、各列の図柄要素「8」がイメージ図柄118の非添付状態で変動表示される。
CPU81は図39のステップS436へ移行すると、タイマT21の計測値をROM85に予め記録された左列の変動停止時間と比較する。この左列の変動停止時間は演出パターンコマンドの種類とは無関係な一定値に設定されたものであり、CPU81はタイマT21の計測値が左列の変動停止時間に到達したことを判断したときにはステップS437でVDP84に左列の変動停止コマンドを送信する。
VDP84は左列の変動停止コマンドを受信すると、左列の仮図柄要素の設定結果が存在するか否かを判断する。例えば左列の仮図柄要素の設定結果が存在しないことを判断したときには、図42の(e)に示すように、左列の変動表示を図柄要素の設定結果で停止し、左列の仮図柄要素の設定結果が存在することを判断したときには、図43の(b)に示すように、左列の変動表示を仮図柄要素の設定結果で停止し、左列に演出制御回路70の設定結果に応じた仮図柄要素または図柄要素を静止状態で表示する。即ち、イメージ図柄111〜118の放出およびストックのそれぞれは左列の変動停止以前に行われる。
CPU81は図39のステップS438へ移行すると、タイマT21の計測値をROM85に予め記録された右列の変動停止時間と比較する。この右列の変動停止時間は演出パターンコマンドの種類とは無関係な一定値に設定されたものであり、CPU81はタイマT21の計測値が右列の変動停止時間に到達したことを判断したときにはステップS439でVDP84に右列の変動停止コマンドを送信する。
VDP84は右列の変動停止コマンドを受信すると、右列の仮図柄要素の設定結果が存在するか否かを判断する。例えば右列の仮図柄要素の設定結果が存在しないことを判断したときには、図42の(f)に示すように、右列の変動表示を図柄要素の設定結果で停止し、右列の仮図柄要素の設定結果が存在することを判断したときには、図43の(b)に示すように、右列の変動表示を仮図柄要素の設定結果で停止し、右列に演出制御回路70の設定結果に応じた仮図柄要素または図柄要素を静止状態で表示する。
CPU81は図40のステップS440へ移行すると、演出パターンコマンドの受信結果をC11〜C18およびC51〜C58の16種類のそれぞれと比較する。ここで演出パターンコマンドの受信結果がC11〜C18およびC51〜C58のいずれかと同一であることを判断したときにはステップS441へ移行し、タイマT21の計測値をROM85に予め記録された消去表示時間と比較する。この消去表示時間は演出パターンコマンドC11〜C18および演出パターンコマンドC51〜C58の種類とは無関係な一定値に設定されたものであり、CPU81はタイマT21の計測値が消去表示時間に到達したことを判断したときにはステップS442へ移行し、VDP84に消去表示コマンドを送信する。すると、VDP84は中列の図柄要素を変動状態のまま消去する。
CPU81は図40のステップS442で消去表示コマンドを送信すると、ステップS443でVDP84に縮小表示コマンドを送信する。すると、VDP84は左列に停止表示している仮図柄要素または図柄要素を表示領域内の左上隅部に移動表示し、右列に停止表示している仮図柄要素または図柄要素を表示領域内の右上隅部に移動表示し、図43の(c)に示すように、左上隅部の仮図柄要素または図柄要素を直前の変動停止状態に比べて小さなサイズに縮小し、右上隅部の仮図柄要素または図柄要素を直前の変動停止状態に比べて小さなサイズに縮小する。
CPU81は図40のステップS443で縮小表示コマンドを送信すると、ステップS444で演出パターンコマンドの受信結果を大当り用のC11〜C18の8種類と比較する。ここで演出パターンコマンドの受信結果がC11〜C18のいずれかと同一であることを判断したときにはステップS445へ移行し、タイマT21の計測値をROM82に予め記録された全図仮停止時間と比較する。この全図仮停止時間は演出パターンコマンドC11〜C18の種類とは無関係な一定値に設定されたものであり、CPU81はタイマT21の計測値が全図仮停止時間に到達したことを判断したときにはステップS446へ移行し、VDP84に全図仮停止コマンドを送信する。すると、VDP84は、図43の(e)に示すように、演出制御回路70の設定結果に応じた左列の仮図柄要素と中列の仮図柄要素と右列の仮図柄要素の3者を同時に静止状態で表示する。この演出制御回路70が演出パターンコマンドC11〜C18のいずれかを設定したときには左列の仮図柄要素と中列の仮図柄要素と右列の仮図柄要素の3者が外れリーチの組合せに設定されており、図40のステップS446では、図43の(e)に示すように、釜の図柄123からイメージ図柄111〜118のいずれかが飛出した直後のタイミングで左列の仮図柄要素と中列の仮図柄要素と右列の仮図柄要素が外れリーチの組合せで静止表示される。
CPU81は図40のステップS446で全図仮停止コマンドを送信すると、ステップS447でタイマT21の計測値をROM83に予め記録された帰還時間と比較する。この帰還時間は演出パターンコマンドC11〜C18の種類とは無関係な一定値に設定されたものであり、CPU81はタイマT21の計測値が帰還時間に到達したことを判断したときにはステップS448へ移行し、VDP84に帰還コマンドの受信結果を送信する。そして、ステップS449へ移行し、RAM83に記録している帰還コマンドの受信結果をクリアする。この帰還コマンドは演出制御回路70が演出パターンコマンドの選択結果に応じて設定したものであり、演出パターンコマンドC11の設定時には帰還コマンド1が送信され、演出パターンコマンドC12の設定時には帰還コマンド2が送信され、演出パターンコマンドC13の設定時には帰還コマンド3が送信され、演出パターンコマンドC14の設定時には帰還コマンド4が送信され、演出パターンコマンドC15の設定時には帰還コマンド5が送信され、演出パターンコマンドC16の設定時には帰還コマンド6が送信され、演出パターンコマンドC17の設定時には帰還コマンド7が送信され、演出パターンコマンドC18の設定時には帰還コマンド8が送信される。
VDP84は帰還コマンドを受信すると、帰還コマンドに応じたイメージデータを選択し、イメージデータの選択結果をストック領域121から上方に移動表示することでストック領域121内からイメージ図柄が飛出す映像を表示する。例えば帰還コマンド1の受信時にはイメージデータ1が選択され、ストック領域121内からイメージ図柄111が飛出す映像が表示される。この帰還コマンド1の受信時にはビデオデータV11が再生されており、ストック領域121内のイメージ図柄111は、図43の(f)に示すように、釜の絵柄123からイメージ図柄111が飛出して左列の仮図柄要素と中列の仮図柄要素と右列の仮図柄要素が外れリーチの仮の組合せで停止表示された直後にストック領域121内から飛出す。帰還コマンド2の受信時にはイメージデータ2が選択され、ストック領域121内からイメージ図柄112が飛出す映像が表示される。この帰還コマンド2の受信時にはビデオデータV12が再生されており、ストック領域121内のイメージ図柄112は、図44の(c)に示すように、釜の絵柄123からイメージ図柄112が飛出して左列の仮図柄要素と中列の仮図柄要素と右列の仮図柄要素が外れリーチの仮の組合せで停止表示された直後にストック領域121内から飛出す。
帰還コマンド3の受信時にはイメージデータ3が選択され、ストック領域121内からイメージ図柄113が飛出す映像が表示される。この帰還コマンド3の受信時にはビデオデータV13が再生されており、ストック領域121内のイメージ図柄113は、図45の(c)に示すように、釜の絵柄123からイメージ図柄113が飛出して左列の仮図柄要素と中列の仮図柄要素と右列の仮図柄要素が外れリーチの仮の組合せで停止表示された直後にストック領域121内から飛出す。帰還コマンド4の受信時にはイメージデータ4が選択され、ストック領域121内からイメージ図柄114が飛出す映像が表示される。この帰還コマンド4の受信時にはビデオデータV14が再生されており、ストック領域121内のイメージ図柄114は、図46の(c)に示すように、釜の絵柄123からイメージ図柄114が飛出して左列の仮図柄要素と中列の仮図柄要素と右列の仮図柄要素が外れリーチの仮の組合せで停止表示された直後にストック領域121内から飛出す。
帰還コマンド5の受信時にはイメージデータ5が選択され、ストック領域121内からイメージ図柄115が飛出す映像が表示される。この帰還コマンド5の受信時にはビデオデータV15が再生されており、ストック領域121内のイメージ図柄115は、図47の(c)に示すように、釜の絵柄123からイメージ図柄115が飛出して左列の仮図柄要素と中列の仮図柄要素と右列の仮図柄要素が外れリーチの仮の組合せで停止表示された直後にストック領域121内から飛出す。帰還コマンド6の受信時にはイメージデータ6が選択され、ストック領域121内からイメージ図柄116が飛出す映像が表示される。この帰還コマンド6の受信時にはビデオデータV16が再生されており、ストック領域121内のイメージ図柄116は、図48の(c)に示すように、釜の絵柄123からイメージ図柄116が飛出して左列の仮図柄要素と中列の仮図柄要素と右列の仮図柄要素が外れリーチの仮の組合せで停止表示された直後にストック領域121内から飛出す。
帰還コマンド7の受信時にはイメージデータ7が選択され、ストック領域121内からイメージ図柄117が飛出す映像が表示される。この帰還コマンド7の受信時にはビデオデータV17が再生されており、ストック領域121内のイメージ図柄117は、図49の(c)に示すように、釜の絵柄123からイメージ図柄117が飛出して左列の仮図柄要素と中列の仮図柄要素と右列の仮図柄要素が外れリーチの仮の組合せで停止表示された直後にストック領域121内から飛出す。帰還コマンド8の受信時にはイメージデータ8が選択され、ストック領域121内からイメージ図柄118が飛出す映像が表示される。この帰還コマンド8の受信時にはビデオデータV18が再生されており、ストック領域121内のイメージ図柄118は、図50の(c)に示すように、釜の絵柄123からイメージ図柄118が飛出して左列の仮図柄要素と中列の仮図柄要素と右列の仮図柄要素が外れリーチの仮の組合せで停止表示された直後にストック領域121内から飛出す。
CPU81は図40のステップS449で帰還コマンドをクリアすると、ステップS450でタイマT21の計測値をROM83に予め記録された全図再変動時間と比較する。この全図再変動時間は演出パターンコマンドC11〜C18の種類とは無関係な一定値に設定されたものであり、CPU81はタイマT21の計測値が全図再変動時間に到達したことを判断したときにはステップS451へ移行し、VDP84に全図再変動コマンドを送信する。すると、VDP84は左列の仮図柄要素と中列の仮図柄要素と右列の仮図柄要素のそれぞれを静止状態から変動状態に切換え、図43の(g)に示すように、各列の図柄要素をイメージ図柄フラグF1〜F8のそれぞれの設定状態に応じて再び変動表示する。
CPU81は図40のステップS451で全図再変動コマンドを送信すると、ステップS452でタイマT21の計測値をROM83に予め記録された全図確定停止時間と比較する。この全図確定停止時間は演出パターンコマンドC11〜C18の種類とは無関係な一定値に設定されたものであり、CPU81はタイマT21の計測値が全図確定停止時間に到達したことを判断したときにはステップS453へ移行し、VDP84に全図確定停止コマンドを送信する。すると、VDP84は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれ演出制御回路70の設定結果で変動停止し、図43の(i)に示すように、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素を通常大当りの組合せまたは確変大当りの組合せで停止表示する。この左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれの停止表示はビデオデータでイメージ図柄が釜の図柄123に再び浸かる映像が表示された直後のタイミングで行われるものであり、ビデオデータV11の再生時には、図43の(h)に示すように、ストック領域121内から飛出したイメージ図柄111が釜の図柄123に戻る感覚の結末の映像が表示された後で装飾図柄が大当りの組合せになり、ビデオデータV12の再生時には、図44の(e)に示すように、ストック領域121内から飛出したイメージ図柄112が釜の図柄123に戻る雰囲気の結末の映像が表示された後で装飾図柄が大当りの組合せになり、ビデオデータV13の再生時には、図45の(e)に示すように、ストック領域121内から飛出したイメージ図柄113が釜の図柄123に戻る雰囲気の結末の映像が表示された後で装飾図柄が大当りの組合せになり、ビデオデータV14の再生時には、図46の(e)に示すように、ストック領域121内から飛出したイメージ図柄114が釜の図柄123に戻る雰囲気の結末の映像が表示された後で装飾図柄が大当りの組合せになり、ビデオデータV15の再生時には、図47の(e)に示すように、ストック領域121内から飛出したイメージ図柄115が釜の図柄123に戻る雰囲気の結末の映像が表示された後で装飾図柄が大当りの組合せになり、ビデオデータV16の再生時には、図48の(e)に示すように、ストック領域121内から飛出したイメージ図柄116が釜の図柄123に戻る雰囲気の結末の映像が表示された後で装飾図柄が大当りの組合せになり、ビデオデータV17の再生時には、図49の(e)に示すように、ストック領域121内から飛出したイメージ図柄117が釜の図柄123に戻る雰囲気の結末の映像が表示された後で装飾図柄が大当りの組合せになり、ビデオデータV18の再生時には、図50の(e)に示すように、ストック領域121内から飛出したイメージ図柄118が釜の図柄123に戻る雰囲気の結末の映像が表示された後で装飾図柄が大当りの組合せになる。
CPU81は図40のステップS444で演出パターンコマンドの受信結果が大当り用のC11〜C18のいずれとも相違していることを判断すると、演出パターンコマンドの受信結果が外れリーチ用のC51〜C58のいずれかであると判断する。この場合にはステップS452へ移行し、タイマT21の計測値を全図確定停止時間と比較する。この全図確定停止時間はビデオデータV11〜V18用の全図確定停止時間と同一値に設定されたものであり、CPU81はタイマT21の計測値が全図確定停止時間に到達したことを判断したときにはステップS453へ移行し、VDP84に全図確定停止コマンドを送信する。すると、VDP84は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれ演出制御回路70の設定結果で同時に停止表示し、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素を外れリーチの組合せにする。これら各列の図柄要素の停止表示はビデオデータV51〜V58のそれぞれでイメージ図柄111〜118のいずれかが釜の図柄123から飛出した後のタイミングで行われるものであり、ビデオデータV51の再生時には、図51の(e)に示すように、ストック領域121内にストックされたものとは相違するイメージ図柄111が釜の図柄123内から飛出して戻らないまま装飾図柄が外れリーチの組合せになり、ビデオデータV52の再生時には、図52の(c―1)に示すように、ストック領域121内にストックされたものとは相違するイメージ図柄112が釜の図柄123内から飛出して戻らないまま装飾図柄が外れリーチの組合せになり、ビデオデータV53の再生時には、図52の(c―2)に示すように、ストック領域121内にストックされたものとは相違するイメージ図柄113が釜の図柄123内から飛出して戻らないまま装飾図柄が外れリーチの組合せになり、ビデオデータV54の再生時には、図52の(c―3)に示すように、ストック領域121内にストックされたものとは相違するイメージ図柄114が釜の図柄123内から飛出して戻らないまま装飾図柄が外れリーチの組合せになり、ビデオデータV55の再生時には、図53の(c―1)に示すように、ストック領域121内にストックされたものとは相違するイメージ図柄115が釜の図柄123内から飛出して戻らないまま装飾図柄が外れリーチの組合せになり、ビデオデータV56の再生時には、図53の(c―2)に示すように、ストック領域121内にストックされたものとは相違するイメージ図柄116が釜の図柄123内から飛出して戻らないまま装飾図柄が外れリーチの組合せになり、ビデオデータV57の再生時には、図53の(c―3)に示すように、ストック領域121内にストックされたものとは相違するイメージ図柄117が釜の図柄123内から飛出して戻らないまま装飾図柄が外れリーチの組合せになり、ビデオデータV58の再生時には、図53の(c―4)に示すように、ストック領域121内にストックされたものとは相違するイメージ図柄118が釜の図柄123内から飛出して戻らないまま装飾図柄が外れリーチの組合せになる。
CPU81は図40のステップS440で演出パターンコマンドの受信結果がC11〜C15およびC51〜C58のいずれとも相違していることを判断すると、ステップS454で演出パターンコマンドの受信結果を完全外れ用のC9と比較する。例えば演出パターンコマンドの受信結果がC9であるときにはステップS454からステップS457へ移行し、演出パターンコマンドの受信結果がC2〜C4およびC6〜C8のいずれかであるときにはステップS454からステップS455へ移行する。
CPU81は図40のステップS455へ移行すると、タイマT21の計測値をROM85に予め記録された低速変動時間と比較する。この低速変動時間は演出パターンコマンドC2〜C4および演出パターンコマンドC6〜C8の種類に応じた異なる値に設定されたものであり、CPU81はタイマT21の計測値が低速変動時間に到達したことを判断したときにはステップS456でVDP84に低速変動コマンドを送信し、ステップS457へ移行する。すると、VDP84は中列の図柄要素を直前の変動状態に比べて遅い速度で変動表示する。
CPU81は図40のステップS457へ移行すると、タイマT21の計測値をROM83に予め記録された中列の変動停止時間と比較する。この中列の変動停止時間は演出パターンコマンドC2〜C4および演出パターンコマンドC6〜C9の種類に応じた異なる値に設定されたものであり、CPU81はタイマT21の計測値が中列の変動停止時間に到達したことを判断したときにはステップS458へ移行し、VDP84に中列の変動停止コマンドを送信する。すると、VDP84は中列の図柄要素を演出制御回路70の設定結果で変動停止し、演出パターンコマンドC2〜C4のいずれかが設定されたときには左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素を通常大当りの組合せまたは確変大当りの組合せで停止表示し、演出パターンコマンドC6〜C8のいずれかが設定されたときには左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素を外れリーチの組合せで停止表示し、演出パターンコマンドC9が設定されたときには左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素を完全外れの組合せで停止表示する。
CPU81は図40のステップS459へ移行すると、RAM83に全帰還コマンドが記録されているか否かを判断する。この全帰還コマンドは大当り用の演出パターンコマンドC2〜C4と外れ用の演出パターンコマンドC51〜C58と外れ用の演出パターンコマンドC6〜C9のいずれかが設定されているときにはカウンタN11の計測値が全帰還値「50」に到達することに基づいて演出制御回路70から図柄制御回路80に送信され、大当り用の演出パターンコマンドC11〜C18のいずれかが設定されているときにはカウンタN11の計測値とは無関係に演出制御回路70から図柄制御回路80に送信されるものであり、CPU81はステップS459でRAM83に全帰還コマンドが記録されていることを判断したときにはステップS460へ移行し、VDP84に全帰還コマンドを送信する。すると、VDP84はイメージデータ1〜8のうちストック領域121内に表示されているものをストック領域121内から上方へ移動表示し、図42の(h)に示すように、イメージ図柄111〜118のうちストック領域121内にストックされていたものがストック領域121内から飛出す映像を表示する。
CPU81は図40のステップS460で全帰還コマンドを送信すると、ステップS461でRAM83に記録されている全帰還コマンドの受信結果をクリアする。そして、ステップS462でイメージ図柄フラグF1〜F8の8種類の全てをオンし、ステップS463でRAM83に記録されている演出パターンコマンドの受信結果をクリアする。これらイメージ図柄フラグF1〜F8の全てがオンされた状態で次の装飾図柄遊技が開始されたときには各列の図柄要素としてイメージ添付データDC1〜DC8の8種類が選択され、各列の図柄要素「1」〜「8」のそれぞれがイメージ図柄111〜118の添付状態で変動表示される。
CPU81は図40のステップS463で演出パターンコマンドの受信結果をクリアすると、ステップS464でRAM83に装飾図柄遊技停止コマンドが記録されているか否かを判断する。この装飾図柄遊技停止コマンドはCPU81が演出制御回路70からの装飾図柄遊技停止コマンドを受信することに基づいてタイマ割込処理でRAM83に記録するものであり、CPU81はRAM83に装飾図柄遊技停止コマンドが記録されていることを判断したときにはステップS465へ移行し、VDP84に再生停止コマンドを送信する。そして、ステップS466へ移行し、RAM83に記録されている装飾図柄遊技停止コマンドの受信結果をクリアする。この再生停止コマンドはビデオデータの再生停止を指令するものであり、VDP84は再生停止コマンドを受信することに基づいてビデオデータの再生処理を終え、CPU81から新たなコマンドが送信されるまで装飾図柄表示器32に左列の図柄要素の設定結果と中列の図柄要素の設定結果と右列の図柄要素の設定結果のそれぞれを静止状態で継続的に表示する。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
イメージ図柄111〜118のいずれかがストック領域121内にストックされた状態で大当り用の特定の変動パターンP1が設定されたときには装飾図柄が外れの仮の組合せで停止した後に再び変動し、大当りの組合せで変動停止する。この場合には装飾図柄が外れの仮の組合せで停止した直後にストック領域121内からイメージ図柄111〜118のいずれかが放出される映像が表示され、イメージ図柄111〜118のいずれかと同種の絵柄を使用した結末の演出の映像が表示される。イメージ図柄111〜118がいずれもストック領域121内にストックされていない状態で大当り用の特定の変動パターンP1が設定されたときには装飾図柄が外れの仮の組合せで停止した後に再び変動し、大当りの組合せで変動停止する。この場合には装飾図柄が外れの仮の組合せで停止する前に図柄要素「1」〜「8」のいずれかからイメージ図柄111〜118のいずれかが離脱する映像が表示され、ストック領域121内にストックされた映像が表示される。すると、装飾図柄が外れの仮の組合せで停止した直後にストック領域121内からイメージ図柄111〜118のいずれかが放出される映像が表示され、イメージ図柄111〜118のいずれかと同種の絵柄を使用した結末の演出の映像が表示される。このため、遊技者の視点では演出の結末に直接的に関与する重要なイメージ図柄111〜118の候補がストック領域121内に予めストックされているように見える上にイメージ図柄111〜118がストック領域121内から飛出して結末の演出を行ったように見えるので、物語調の映像の演出内容が複雑な場合であっても物語の結末に直接的に関与する重要な絵柄および物語の結末に直接的に関与しない装飾的な絵柄を相互に混同することがなくなる。しかも、装飾図柄遊技の映像が「50」回だけ表示されたときにはストック領域121内の全てのイメージ図柄111〜118がストック領域121内から放出される。このため、ストック領域121内にイメージ図柄111〜118がストックされた状態のままビデオデータV2〜V4およびビデオデータV6〜V9のいずれかに応じた映像が装飾図柄表示器32に表示される確率が低くなるので、ビデオデータV2〜V4およびビデオデータV6〜V9のいずれかに応じた映像の表示中にストック領域121内のイメージ図柄111〜118が飛出すことを期待する誤解を遊技者に与える確率が低くなる。
イメージ図柄111〜118のいずれかがストック領域121内にストックされた状態で大当り用の特定の変動パターンP1が設定されたときには装飾図柄が外れの仮の組合せで停止した後に再び変動し、大当りの組合せで変動停止する。この場合には装飾図柄が外れの仮の組合せで停止した直後にストック領域121内からイメージ図柄111〜118のいずれかが放出される映像が表示され、イメージ図柄111〜118のいずれかと同種の絵柄を使用した結末の演出の映像が表示される。イメージ図柄111〜118がいずれもストック領域121内にストックされていない状態で大当り用の特定の変動パターンP1が設定されたときには装飾図柄が外れの仮の組合せで停止した後に再び変動し、大当りの組合せで変動停止する。この場合には装飾図柄が外れの仮の組合せで停止する前に図柄要素「1」〜「8」のいずれかからイメージ図柄111〜118のいずれかが離脱する映像が表示され、ストック領域121内にストックされた映像が表示される。すると、装飾図柄が外れの仮の組合せで停止した直後にストック領域121内からイメージ図柄111〜118のいずれかが放出される映像が表示され、イメージ図柄111〜118のいずれかと同種の絵柄を使用した結末の演出の映像が表示される。このため、遊技者の視点では演出の結末に直接的に関与する重要なイメージ図柄111〜118の候補がストック領域121内に予めストックされているように見える上にイメージ図柄111〜118がストック領域121内から飛出して結末の演出を行ったように見えるので、物語調の映像の演出内容が複雑な場合であっても物語の結末に直接的に関与する重要な絵柄および物語の結末に直接的に関与しない装飾的な絵柄を相互に混同することがなくなる。しかも、装飾図柄遊技の映像が「50」回だけ表示されたときにはストック領域121内の全てのイメージ図柄111〜118がストック領域121内から放出される。このため、ストック領域121内にイメージ図柄111〜118がストックされた状態のままビデオデータV2〜V4およびビデオデータV6〜V9のいずれかに応じた映像が装飾図柄表示器32に表示される確率が低くなるので、ビデオデータV2〜V4およびビデオデータV6〜V9のいずれかに応じた映像の表示中にストック領域121内のイメージ図柄111〜118が飛出すことを期待する誤解を遊技者に与える確率が低くなる。
図55は演出制御回路70のCPU71が図23のステップS233で実行する変動パターンコマンド処理の一部を示すものであり、CPU71は図26のステップS262で変動パターンコマンドの受信結果が外れ用のP5と同一であることを判断したときには図55のステップS301でストックフラグF1〜F8の全てがオフされていることを判断したときにはステップS302へ移行し、ランダムカウンタR14の計測値を取得する。そして、ステップS303でランダムカウンタR14の取得結果に応じたストックコマンドを図30の制御データから選択し、ステップS304でストックコマンドの選択結果を図柄制御回路80に送信する。
CPU71はステップS304でストックコマンドの選択結果を送信すると、ステップS312で左列の仮図柄要素と中列の仮図柄要素と右列の仮図柄要素のそれぞれを設定する。そして、ステップS313へ移行し、左列の仮図柄要素の設定結果と中列の仮図柄要素の設定結果と右列の仮図柄要素の設定結果のそれぞれを図柄制御回路80に送信する。これら各列の仮図柄要素は図柄要素の設定結果の直前の図柄要素に設定されるものであり、例えば左列の図柄要素が「8」であるときには左列の仮図柄要素が「7」に設定され、中列の図柄要素が「7」であるときには中列の仮図柄要素が「6」に設定され、右列の図柄要素が「8」であるときには右列の仮図柄要素が「7」に設定され、装飾図柄の仮の組合せが「767」に設定される。また、左列の図柄要素が「1」であるときには左列の仮図柄要素が「8」に設定され、中列の図柄要素が「5」であるときには中列の仮図柄要素が「4」に設定され、右列の図柄要素が「1」であるときには右列の仮図柄要素が「8」に設定され、装飾図柄の仮の組合せが「848」に設定される。
CPU71はステップS313で各列の仮図柄要素の設定結果を送信すると、ステップS305で演出パターンコマンドを設定し、ステップS306で演出パターンコマンドの設定結果を図柄制御回路80に送信する。この演出パターンコマンドの設定処理はストックコマンドの設定結果に応じた演出パターンコマンドを選択することで行われるものであり、ストックコマンド1の選択時には演出パターンコマンドC51が選択され、ストックコマンド2の選択時には演出パターンコマンドC52が選択され、ストックコマンド3の選択時には演出パターンコマンドC53が選択され、ストックコマンド4の選択時には演出パターンコマンドC54が選択され、ストックコマンド5の選択時には演出パターンコマンドC55が選択され、ストックコマンド6の選択時には演出パターンコマンドC56が選択され、ストックコマンド7の選択時には演出パターンコマンドC57が選択され、ストックコマンド8の選択時には演出パターンコマンドC58が選択される。
CPU71は図55のステップS301でストックフラグF1〜F8の全てがオフされていないことを判断すると、ステップS307でストックフラグF1〜F8のうちからオン状態にあるものを検出し、ストックフラグF1〜F8の検出結果のうちから添付符号が最小のものを選択する。例えばストックフラグF1とストックフラグF3とストックフラグF6の3種類がオンされているときにはストックフラグF1が選択され、ストックフラグF6だけがオンされているときにはストックフラグF6が選択される。
CPU71はステップS307でストックフラグを選択すると、ステップS314で左列の仮図柄要素と中列の仮図柄要素と右列の仮図柄要素のそれぞれを設定する。これら各列の仮図柄要素はステップS312と同様に図柄要素の設定結果の直前の図柄要素に設定されるものであり、CPU71はステップS314で各列の仮図柄要素を設定したときにはステップS315へ移行し、図柄制御回路80に各列の仮図柄要素の設定結果を送信する。
CPU71はステップS315で各列の仮図柄要素の設定結果を送信すると、ステップS308で図29の演出パターンテーブルから演出パターンコマンドを選択し、図55のステップS309で図柄制御回路80に演出パターンコマンドの選択結果を送信する。この演出パターンコマンドの選択処理はストックコマンドの設定結果に応じて行われるものであり、ストックコマンド1の設定時には演出パターンコマンドC51が選択され、ストックコマンド2の設定時には演出パターンコマンドC52が選択され、ストックコマンド3の設定時には演出パターンコマンドC53が選択され、ストックコマンド4の設定時には演出パターンコマンドC54が選択され、ストックコマンド5の設定時には演出パターンコマンドC55が選択され、ストックコマンド6の設定時には演出パターンコマンドC56が選択され、ストックコマンド7の設定時には演出パターンコマンドC57が選択され、ストックコマンド8の設定時には演出パターンコマンドC58が選択される。
CPU71はステップS306またはステップS309で演出パターンコマンドの設定結果を送信すると、ステップS316で帰還コマンドを設定する。この帰還コマンドは演出パターンコマンドの設定結果に応じて設定されるものであり、演出パターンコマンドC51の設定時には帰還コマンド1が設定され、演出パターンコマンドC52の設定時には帰還コマンド2が設定され、演出パターンコマンドC53の設定時には帰還コマンド3が設定され、演出パターンコマンドC54の設定時には帰還コマンド4が設定され、演出パターンコマンドC55の設定時には帰還コマンド5が設定され、演出パターンコマンドC56の設定時には帰還コマンド6が設定され、演出パターンコマンドC57の設定時には帰還コマンド7が設定され、演出パターンコマンドC58の設定時には帰還コマンド8が設定される。
CPU71はステップS316で帰還コマンドを設定すると、ステップS317で図柄制御回路80に帰還コマンドの設定結果を送信する。そして、ステップS318で図柄制御回路80に全帰還コマンドを送信し、ステップS319でストックフラグF1〜F8のそれぞれをオフする。即ち、外れ用の特定の変動パターンP5が設定されたときにはストック領域121内から演出パターンコマンドの設定結果に応じたイメージ図柄を放出することに加えてストック領域121内から全てのイメージ図柄を放出することが図柄制御回路80に指令される。
図柄制御回路80のCPU81はRAM83に装飾図柄遊技開始コマンドの受信結果が記録されていることを判断すると、図39のメイン処理を実行する。図56〜図63のそれぞれはCPU81が図39のステップS426で再生開始コマンドを送信することに基づいてVDP84が装飾図柄表示器32に表示する映像を示すものである。図56は演出パターンコマンドC51の設定時にVDP84がビデオデータV51を再生することに基づいて装飾図柄表示器32に表示する映像を示すものである。この場合には釜の図柄123にイメージ図柄111が浸かる映像が表示され、イメージ図柄111が釜の図柄123から飛出した後にイメージ図柄111とは別のイメージ図柄113が釜の図柄123に浸かる映像が表示される。図57は演出パターンコマンドC52の設定時にVDP84が外れ用のビデオデータV52を再生することに基づいて装飾図柄表示器32に表示する映像を示すものである。この場合には釜の図柄123にイメージ図柄112が浸かる映像が表示され、イメージ図柄112が釜の図柄123から飛出した後にイメージ図柄112とは別のイメージ図柄114が釜の図柄123に浸かる映像が表示される。
図58は演出パターンコマンドC53の設定時にVDP84がビデオデータV53を再生することに基づいて装飾図柄表示器32に表示する映像を示すものである。この場合には釜の図柄123にイメージ図柄113が浸かる映像が表示され、イメージ図柄113が釜の図柄123から飛出した後にイメージ図柄113とは別のイメージ図柄115が釜の図柄123に浸かる映像が表示される。図59は演出パターンコマンドC54の設定時にVDP84がビデオデータV54を再生することに基づいて装飾図柄表示器32に表示する映像を示すものである。この場合には釜の図柄123にイメージ図柄114が浸かる映像が表示され、イメージ図柄114が釜の図柄123から飛出した後にイメージ図柄114とは別のイメージ図柄116が釜の図柄123に浸かる映像が表示される。
図60は演出パターンコマンドC55の設定時にVDP84がビデオデータV55を再生することに基づいて装飾図柄表示器32に表示する映像を示すものである。この場合には釜の図柄123にイメージ図柄115が浸かる映像が表示され、イメージ図柄115が釜の図柄123から飛出した後にイメージ図柄115とは別のイメージ図柄117が釜の図柄123に浸かる映像が表示される。図61は演出パターンコマンドC56の設定時にVDP84がビデオデータV56を再生することに基づいて装飾図柄表示器32に表示する映像を示すものである。この場合には釜の図柄123にイメージ図柄116が浸かる映像が表示され、イメージ図柄116が釜の図柄123から飛出した後にイメージ図柄116とは別のイメージ図柄118が釜の図柄123に浸かる映像が表示される。
図62は演出パターンコマンドC57の設定時にVDP84がビデオデータV57を再生することに基づいて装飾図柄表示器32に表示する映像を示すものである。この場合には釜の図柄123にイメージ図柄117が浸かる映像が表示され、イメージ図柄117が釜の図柄123から飛出した後にイメージ図柄117とは別のイメージ図柄111が釜の図柄123に浸かる映像が表示される。図63は演出パターンコマンドC58の設定時にVDP84がビデオデータV58を再生することに基づいて装飾図柄表示器32に表示する映像を示すものである。この場合には釜の図柄123にイメージ図柄118が浸かる映像が表示され、イメージ図柄118が釜の図柄123から飛出した後にイメージ図柄118とは別のイメージ図柄112が釜の図柄123に浸かる映像が表示される。
CPU81は図39のステップS436でタイマT21の計測値が左列の変動停止時間に到達したことを判断したときにはステップS437でVDP84に左列の変動停止コマンドを送信し、ステップS438でタイマT21の計測値が右列の変動停止時間に到達したことを判断したときにはステップS439でVDP84に右列の変動停止コマンドを送信する。
VDP84は左列の変動停止コマンドを受信したときには左列の仮図柄要素の設定結果が存在するか否かを判断し、右列の変動停止コマンドを受信したときには右列の仮図柄要素の設定結果が存在するか否かを判断する。例えば大当り用の演出パターンコマンドC11〜C18および外れ用の演出パターンコマンドC51〜C58のいずれかが設定されているときには左列の仮図柄要素の設定結果および右列の仮図柄要素の設定結果が共に存在するので、VDP84は左列の変動表示および右列の変動表示のそれぞれを仮図柄要素の設定結果で停止する。
図64はCPU81が図40のメイン処理に換えて実行するメイン処理を示すものであり、CPU81は図64のステップS440で演出パターンコマンドがC11〜C18およびC51〜C58のいずれかと同一であることを判断したときにはステップS446で全図仮停止コマンドを送信し、ステップS448で帰還コマンドを送信する。そして、ステップS445で全図再変動コマンドを送信し、ステップS453で全図確定停止コマンドを送信し、ステップS460で全帰還コマンドを送信する。
VDP84は全図仮停止コマンドを受信すると、左列の仮図柄要素と中列の仮図柄要素と右列の仮図柄要素の3者を同時に静止状態で表示する。これら左列の仮図柄要素と中列の仮図柄要素と右列の仮図柄要素は演出パターンコマンドC11〜C18および演出パターンコマンドC51〜C58のいずれが設定されているときであっても外れの仮の組合せに設定されており、図56〜図63のそれぞれに示すように、イメージ図柄111〜118のいずれかが釜の図柄123から飛出した後で外れの仮の組合せで停止表示される。
VDP84は帰還コマンドを受信したときにはストック領域121から帰還コマンドの受信結果に応じたイメージ図柄が飛出す映像を表示し、再変動コマンドを受信したときには各列の図柄要素を再び変動表示し、全図確定停止コマンドを受信したときには各列の図柄要素を設定結果で停止表示し、全帰還コマンドを受信したときにはストック領域121から全てのイメージ図柄が飛出す映像を表示する。
演出パターンコマンドC51が設定されているときには、図56に示すように、装飾図柄が外れの仮の組合せで停止した後にストック領域121内からイメージ図柄111が飛出し、各列の図柄要素が再変動する。そして、イメージ図柄111とは別のイメージ図柄113が釜の図柄123に浸かる結末の映像が表示され、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれが外れの組合せとなるように設定結果で変動停止する。演出パターンコマンドC52が設定されているときには、図57に示すように、装飾図柄が外れの仮の組合せで停止した後にストック領域121内からイメージ図柄112が飛出し、各列の図柄要素が再変動する。そして、イメージ図柄112とは別のイメージ図柄114が釜の図柄123に浸かる結末の映像が表示され、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれが外れの組合せとなるように設定結果で変動停止する。
演出パターンコマンドC53が設定されているときには、図58に示すように、装飾図柄が外れの仮の組合せで停止した後にストック領域121内からイメージ図柄113が飛出し、各列の図柄要素が再変動する。そして、イメージ図柄113とは別のイメージ図柄115が釜の図柄123に浸かる結末の映像が表示され、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれが外れの組合せとなるように設定結果で変動停止する。演出パターンコマンドC54が設定されているときには、図59に示すように、装飾図柄が外れの仮の組合せで停止した後にストック領域121内からイメージ図柄114が飛出し、各列の図柄要素が再変動する。そして、イメージ図柄114とは別のイメージ図柄116が釜の図柄123に浸かる結末の映像が表示され、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれが外れの組合せとなるように設定結果で変動停止する。
演出パターンコマンドC55が設定されているときには、図60に示すように、装飾図柄が外れの仮の組合せで停止した後にストック領域121内からイメージ図柄115が飛出し、各列の図柄要素が再変動する。そして、イメージ図柄115とは別のイメージ図柄117が釜の図柄123に浸かる結末の映像が表示され、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれが外れの組合せとなるように設定結果で変動停止する。演出パターンコマンドC56が設定されているときには、図61に示すように、装飾図柄が外れの仮の組合せで停止した後にストック領域121内からイメージ図柄116が飛出し、各列の図柄要素が再変動する。そして、イメージ図柄116とは別のイメージ図柄118が釜の図柄123に浸かる結末の映像が表示され、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれが外れの組合せとなるように設定結果で変動停止する。
演出パターンコマンドC57が設定されているときには、図62に示すように、装飾図柄が外れの仮の組合せで停止した後にストック領域121内からイメージ図柄117が飛出し、各列の図柄要素が再変動する。そして、イメージ図柄117とは別のイメージ図柄111が釜の図柄123に浸かる結末の映像が表示され、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれが外れの組合せとなるように設定結果で変動停止する。演出パターンコマンドC58が設定されているときには、図63に示すように、装飾図柄が外れの仮の組合せで停止した後にストック領域121内からイメージ図柄118が飛出し、各列の図柄要素が再変動する。そして、イメージ図柄118とは別のイメージ図柄112が釜の図柄123に浸かる結末の映像が表示され、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれが外れの組合せとなるように設定結果で変動停止する。
上記実施例2によれば次の効果を奏する。
イメージ絵柄111〜118のいずれかがストック領域121内にストックされた状態で外れ用の特定の変動パターンP5が設定されたときには3列の図柄要素が外れの組合せで停止表示された後に再び変動表示され、外れの組合せで再び停止表示される。この場合には3列の図柄要素が外れの組合せで停止表示された直後にストック領域121内からイメージ図柄111〜118のいずれかが放出される映像が表示され、イメージ図柄111〜118のうちストック領域121内から放出されたものとは異種の絵柄を使用した結末のリーチ演出の映像が表示される。イメージ絵柄111〜118がいずれもストック領域121内にストックされていない状態で外れ用の特定の変動パターンP5が設定されたときには3列の図柄要素が外れの組合せで停止表示された後に再び変動表示され、外れの組合せで再び停止表示される。この場合には左列の図柄要素からイメージ図柄111〜118のいずれかが離脱する映像が表示され、イメージ図柄111〜118のうち左列の図柄要素から離脱したものがストック領域121内にストックされた映像が表示される。すると、3列の図柄要素が外れの組合せで停止表示された直後にストック領域121内からイメージ図柄111〜118のいずれかが放出される映像が表示され、イメージ図柄111〜118のうちストック領域121内から放出されたものとは異種の絵柄を使用した結末のリーチ演出の映像が表示される。このため、ストック領域121内からイメージ図柄111〜118のいずれかが放出されたときには3列の図柄要素が大当りの組合せおよび外れの組合せのいずれかになるので、ストック領域121内からイメージ図柄111〜118のいずれかが放出された後であっても3列の図柄要素が大当りの組合せとなるか否かを装飾図柄遊技の映像から楽しむことができる。
イメージ絵柄111〜118のいずれかがストック領域121内にストックされた状態で外れ用の特定の変動パターンP5が設定されたときには3列の図柄要素が外れの組合せで停止表示された後に再び変動表示され、外れの組合せで再び停止表示される。この場合には3列の図柄要素が外れの組合せで停止表示された直後にストック領域121内からイメージ図柄111〜118のいずれかが放出される映像が表示され、イメージ図柄111〜118のうちストック領域121内から放出されたものとは異種の絵柄を使用した結末のリーチ演出の映像が表示される。イメージ絵柄111〜118がいずれもストック領域121内にストックされていない状態で外れ用の特定の変動パターンP5が設定されたときには3列の図柄要素が外れの組合せで停止表示された後に再び変動表示され、外れの組合せで再び停止表示される。この場合には左列の図柄要素からイメージ図柄111〜118のいずれかが離脱する映像が表示され、イメージ図柄111〜118のうち左列の図柄要素から離脱したものがストック領域121内にストックされた映像が表示される。すると、3列の図柄要素が外れの組合せで停止表示された直後にストック領域121内からイメージ図柄111〜118のいずれかが放出される映像が表示され、イメージ図柄111〜118のうちストック領域121内から放出されたものとは異種の絵柄を使用した結末のリーチ演出の映像が表示される。このため、ストック領域121内からイメージ図柄111〜118のいずれかが放出されたときには3列の図柄要素が大当りの組合せおよび外れの組合せのいずれかになるので、ストック領域121内からイメージ図柄111〜118のいずれかが放出された後であっても3列の図柄要素が大当りの組合せとなるか否かを装飾図柄遊技の映像から楽しむことができる。
上記実施例1〜実施例2のそれぞれにおいては、図柄要素を縦3列または横3列縦3列に表示しても良い。
上記実施例1〜実施例2のそれぞれにおいては、大当り用の特定の変動パターンP1が設定されたときにイメージ図柄111〜118のうちストック領域121内にストックされていないものを使用してリーチ演出の始めの映像を表示しても良い。
上記実施例1〜実施例2のそれぞれにおいては、大当り用の特定の変動パターンP1が設定されたときにイメージ図柄111〜118のうちストック領域121内にストックされていないものを使用してリーチ演出の始めの映像を表示しても良い。
上記実施例2においては、外れ用の特定の変動パターンP5が設定されたときにイメージ図柄111〜118のうちストック領域121内にストックされていないものを使用してリーチ演出の始めの映像を表示しても良い。
18は遊技盤、22は遊技領域、24は始動口、32は装飾図柄表示器、50はメイン制御回路、70は演出制御回路、80は図柄制御回路を示している。
Claims (2)
- 遊技球が転動可能な遊技領域を有する遊技盤と、
前記遊技盤の遊技領域内に設けられ、遊技球が入賞可能な始動口と、
前記遊技盤の遊技領域内に設けられ、遊技球が入賞不能な閉鎖状態および遊技球が入賞可能な開放状態に相互に切換えられる可変入賞口と、
前記遊技盤の遊技領域内に設けられた図柄表示器と、
遊技球が前記始動口に入賞することに基づいて前記可変入賞口を開放する大当りおよび前記可変入賞口を開放しない外れを判定する当落判定手段と、
前記当落判定手段が大当りを判定したときには複数列の図柄要素を予め決められた大当りの組合せに設定し、前記当落判定手段が外れを判定したときには複数列の図柄要素を大当りの組合せとは相違する外れの組合せに設定する図柄設定手段と、
前記当落判定手段が大当りを判定したときには大当り用の複数の可変情報のうちから可変情報を選択的に設定し、前記当落判定手段が外れを判定したときには外れ用の複数の可変情報のうちから可変情報を選択的に設定する可変情報設定手段と、
相互に異なる複数種の図柄要素を予め決められた順序で表示する可変表示を複数列に行った後に複数列の可変表示のそれぞれを複数列の図柄要素が前記図柄設定手段の設定結果に応じた組合せとなるように停止する図柄遊技の映像を前記図柄表示器に表示するものであって、複数列の可変表示のそれぞれを各図柄要素に図柄要素を装飾する絵柄を添付して行う遊技映像表示手段と、
前記図柄表示器に図柄遊技の映像が表示されるときに図柄遊技を演出する演出映像を表示するための表示データが記録されたものであって、複数種の図柄要素のそれぞれに添付された絵柄と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる複数種の特定の表示データを含む複数の表示データが記録された記録手段と、
前記記録手段から前記可変情設定手段の設定結果に応じた表示データを選択するデータ選択手段と、
前記データ選択手段の選択結果に応じた表示データを再生することで図柄遊技を演出する演出映像を表示する演出映像表示手段と、
前記可変情報設定手段が少なくとも外れ用の可変情報を設定したときには複数種の図柄要素のいずれかから絵柄を離脱させるか否かを判定するものであって、前記可変情報設定手段が大当り用の特定の可変情報を設定したときには複数種の図柄要素の全てから絵柄が離脱していないことを条件に複数種の図柄要素のいずれかから絵柄を離脱させることを強制的に判定する離脱判定手段と、
前記離脱判定手段が図柄要素から絵柄を離脱させることを判定したときには前記遊技映像表示手段が複数列の可変表示の全てを開始してから停止させるまでの期間内に前記離脱判定手段の判定結果に応じた図柄要素から絵柄が離脱する映像を表示する離脱映像表示手段と、
前記図柄表示器の表示領域内にストック領域を設定し、前記離脱映像表示手段が前記離脱判定手段の判定結果に応じた図柄要素から絵柄が離脱する映像を表示する毎に離脱した絵柄をストック領域内に表示することでストック領域内に絵柄がストックされた映像を表示するストック映像表示手段と、
前記遊技映像表示手段が予め決められた設定回数の図柄遊技の映像を表示することに基づいてストック領域内の全ての絵柄がストック領域内から放出される映像を表示する放出映像表示手段を備え、
前記遊技映像表示手段は、前記可変情報設定手段が大当り用の特定の可変情報を設定したときには複数列の可変表示のそれぞれを複数列の図柄要素が外れの組合せとなるように仮停止させる処理と複数列の可変表示のそれぞれを仮停止状態から再開する処理と複数列の可変表示のそれぞれを複数列の図柄要素が前記図柄設定手段の設定結果に応じた大当りの組合せとなるように再停止させる処理を順に行い、
前記放出映像表示手段は、前記図柄表示器のストック領域内に絵柄がストックされた映像が表示されている状態では前記可変情報設定手段が大当り用の特定の可変情報を設定したときには前記遊技映像表示手段が複数列の可変表示のそれぞれを複数列の図柄要素が外れの組合せとなるように仮停止させてから複数列の図柄要素が大当りの組合せとなるように再停止させるまでの期間内に絵柄がストック領域内から放出される映像を表示する処理を行い、
前記データ選択手段は、前記図柄表示器のストック領域内に絵柄がストックされた映像が表示されている状態では前記可変情報設定手段が大当り用の特定の可変情報を設定したときには複数種の特定の表示データのうちから表示データを選択する処理を行うものであってストック領域内から放出される絵柄と同種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる表示データを選択する処理を行い、
前記演出映像表示手段は、前記図柄表示器のストック領域内に絵柄がストックされた映像が表示されている状態では前記可変情報設定手段が大当り用の特定の可変情報を設定したときには前記データ選択手段の選択結果に応じた特定の表示データを再生することに基づいてストック領域内から絵柄が放出される映像が表示された後に当該絵柄と同種の絵柄を使用した結末の演出の映像を発生させる処理を行うことを特徴とするパチンコ遊技機。 - 前記離脱判定手段は、前記可変情報設定手段が外れ用の特定の可変情報を設定したときには複数種の図柄要素の全てから絵柄が離脱していないことを条件に複数種の図柄要素のいずれかから絵柄を離脱させることを強制的に判定する処理を行い、
前記遊技映像表示手段は、前記可変情報設定手段が外れ用の特定の可変情報を設定したときには複数列の可変表示のそれぞれを複数列の図柄要素が外れの組合せとなるように仮停止させる処理と複数列の可変表示のそれぞれを仮停止状態から再開する処理と複数列の可変表示のそれぞれを複数列の図柄要素が前記図柄設定手段の設定結果に応じた外れの組合せとなるように再停止させる処理を順に行い、
前記放出映像表示手段は、前記図柄表示器のストック領域内に絵柄がストックされた映像が表示されている状態では前記可変情報設定手段が外れ用の特定の可変情報を設定したときには前記遊技映像表示手段が複数列の可変表示のそれぞれを複数列の図柄要素が外れの組合せとなるように仮停止させてから複数列の図柄要素が外れの組合せとなるように再停止させるまでの期間内にストック領域内から絵柄が放出される映像を表示する処理を行い、
前記データ選択手段は、前記図柄表示器のストック領域内に絵柄がストックされた映像が表示されている状態では前記可変情報設定手段が外れ用の特定の可変情報を設定したときには複数種の特定の表示データのうちから表示データを選択する処理を行うものであってストック領域内から放出される絵柄と異種の絵柄を使用した結末の演出を発生させる表示データを選択する処理を行い、
前記演出映像表示手段は、前記図柄表示器のストック領域内に絵柄がストックされた映像が表示されている状態では前記可変情報設定手段が外れ用の特定の可変情報を設定したときには前記データ選択手段の選択結果に応じた特定の表示データを再生することに基づいてストック領域内から絵柄が放出される映像が表示された後に当該絵柄と異種の絵柄を使用した結末の演出の映像を発生させる処理を行うことを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
Priority Applications (1)
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