JP2005006983A - 遊技機及びシミュレーションプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】予告演出の興趣を高め、予告演出とリーチ演出の関係の明確化により、一層期待感を高める遊技機及びシミュレーションプログラムを提供する。
【解決手段】パチンコ遊技機10は、大当りとなる特定始動記憶である場合において、特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行されるべき識別情報の可変表示のための始動記憶が所定数記憶されているときに、所定の表示態様となることを示す事前予告演出を、特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行される少なくとも前記所定回数における識別情報の可変表示にて実行する。また、パチンコ遊技機10は、事前予告演出が実行されたときに、特定始動記憶に基づいて実行される識別情報の可変表示について、複数種類の可変表示パターンのうちの特定可変表示パターンを選択する。
【選択図】図16

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機及びシミュレーションプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スロット遊技機、パチンコ遊技機等の遊技機において、所定の可変条件を満たした場合に、可変表示装置の表示領域上に識別情報の変動表示を行うとともに、変動表示が行われている識別情報の停止表示を行い、その結果として、識別情報を導出表示する制御を行う可変表示制御手段が備えられ、導出表示された識別情報が所定の組合せ(特定の表示態様)である場合に遊技者に有利な特定遊技状態(所謂大当り)に移行するようにしたものが提供されている。
【0003】
このような遊技機においては、遊技者に有利な特定遊技状態に移行させる識別情報の所定の組合せとなる前に、識別情報の変動において連続してリーチ状態となるような演出(以下、リーチ演出)を行う等、複数回の変動に亘って予告演出を実行する遊技機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−336452号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した遊技機では、予告演出がされることにより大当りへの期待感が一層高まるが、予告演出や識別情報が所定の組合せとなる回の識別情報の変動において実行されるリーチ演出に何ら演出上の関連性が無いため、演出上における興趣の向上には乏しかった。
【0006】
本発明は、上述したような課題に鑑みてなされたものであり、予告演出における興趣を一層高めるとともに、予告演出とリーチ演出の関係をより明確化することにより、一層期待感を高めることができる遊技機及びシミュレーションプログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明の遊技機は、遊技領域に設けられた始動領域を遊技球が通過したことに基づいて識別情報の可変表示を行う可変表示手段と、前記可変表示手段の表示制御を行う可変表示制御手段と、前記識別情報の可変表示結果が所定の表示態様となったことを条件として遊技者に有利な特定遊技状態に制御を行う遊技状態制御手段と、前記始動領域を遊技球が通過したが当該始動領域への遊技球の通過に基づく識別情報の可変表示が実行できないときに、当該識別情報の可変表示の実行を、当該識別情報の可変表示が実行できる条件が成立するまで、識別情報の可変表示結果を前記所定の表示態様とするか否かを決定するための情報とともに始動記憶として複数記憶可能な始動記憶手段と、複数種類の識別情報の可変表示パターンが記憶された可変表示パターン記憶手段と、前記始動記憶に基づいて前記可変表示パターン記憶手段に記憶された複数種類の識別情報の可変表示パターンのうちのいずれかを選択する可変表示パターン選択手段と、を備え、前記可変表示パターン選択手段によって選択された識別情報の可変表示パターンに基づいて、前記可変表示制御手段による識別情報の可変表示を行う遊技機であって、前記始動記憶が前記所定の表示態様とする旨の情報が含まれた特定始動記憶であるか否かを判定する表示態様事前判定手段と、前記表示態様事前判定手段によって前記特定始動記憶であると判定され、前記特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行されるべき識別情報の可変表示のための始動記憶が前記始動記憶手段に少なくとも所定数記憶されているときに、前記所定の表示態様となることを示す事前予告演出を、前記特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行される少なくとも前記所定数回における識別情報の可変表示にて実行する予告演出実行手段と、を備え、前記可変表示パターン選択手段は、前記予告演出実行手段によって事前予告演出が実行されたときに、前記特定始動記憶に基づいて実行される識別情報の可変表示について、前記可変表示パターン記憶手段に記憶された複数種類の可変表示パターンのうちの特定可変表示パターンを選択することを特徴とする。
【0008】
より具体的には、本発明は、以下のようなものを提供する。
【0009】
(1) 遊技領域に設けられた始動領域を遊技球が通過したことに基づいて識別情報の可変表示を行う可変表示手段と、前記可変表示手段の表示制御を行う可変表示制御手段と、前記識別情報の可変表示結果が所定の表示態様となったことを条件として遊技者に有利な特定遊技状態に制御を行う遊技状態制御手段と、前記始動領域を遊技球が通過したが当該始動領域への遊技球の通過に基づく識別情報の可変表示が実行できないときに、当該識別情報の可変表示の実行を、当該識別情報の可変表示が実行できる条件が成立するまで、識別情報の可変表示結果を前記所定の表示態様とするか否かを決定するための情報とともに始動記憶として複数記憶可能な始動記憶手段と、複数種類の識別情報の可変表示パターンが記憶された可変表示パターン記憶手段と、前記始動記憶に基づいて前記可変表示パターン記憶手段に記憶された複数種類の識別情報の可変表示パターンのうちのいずれかを選択する可変表示パターン選択手段と、を備え、前記可変表示パターン選択手段によって選択された識別情報の可変表示パターンに基づいて、前記可変表示制御手段による識別情報の可変表示を行う遊技機であって、前記始動記憶が前記所定の表示態様とする旨の情報が含まれた特定始動記憶であるか否かを判定する表示態様事前判定手段と、前記表示態様事前判定手段によって前記特定始動記憶であると判定され、前記特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行されるべき識別情報の可変表示のための始動記憶が前記始動記憶手段に少なくとも所定数記憶されているときに、前記所定の表示態様となることを示す事前予告演出を、前記特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行される少なくとも前記所定数回における識別情報の可変表示にて実行する予告演出実行手段と、を備え、前記可変表示パターン選択手段は、前記予告演出実行手段によって事前予告演出が実行されたときに、前記特定始動記憶に基づいて実行される識別情報の可変表示について、前記可変表示パターン記憶手段に記憶された複数種類の可変表示パターンのうちの特定可変表示パターンを選択することを特徴とする遊技機。
【0010】
(2) (1)に記載の遊技機において、前記可変表示パターン選択手段は、前記予告演出実行手段によって事前予告演出が実行されたときにおける前記特定始動記憶に基づいて実行される識別情報の可変表示以外の識別情報の可変表示について、前記特定可変表示パターンが選択されないように規制する可変表示パターン選択規制手段を備えたことを特徴とする遊技機。
【0011】
(3) (1)又は(2)に記載の遊技機において、前記可変表示パターン選択手段は、前記事前予告演出が実行されたときにおける前記特定始動記憶に基づく識別情報の表示の実行以前に実行される少なくとも前記所定数回における識別情報の可変表示について、前記可変表示パターン記憶手段に記憶された複数種類の可変表示パターンのうち、前記特定可変表示パターンとは異なる特別可変表示パターンを選択する機能を有することを特徴とする遊技機。
【0012】
(4) 遊技領域に設けられた始動領域を遊技球が通過したことに基づいて識別情報の可変表示を行う可変表示手段と、前記可変表示手段の表示制御を行う可変表示制御手段と、前記識別情報の可変表示結果が所定の表示態様となったことを条件として遊技者に有利な特定遊技状態に制御を行う遊技状態制御手段と、前記識別情報の可変表示結果が所定の表示態様のうちの特別の表示態様となったことを条件として、前記特定遊技状態の終了後に、遊技者に有利な遊技状態であって前記特定遊技状態とは異なる特別遊技状態に制御を行う特別遊技状態制御手段と、前記始動領域を遊技球が通過したが前記始動領域への遊技機の遊技球の通過に基づく識別情報の可変表示が実行できないときに、当該識別情報の可変表示の実行を、当該識別情報の可変表示が実行できる条件が成立するまで、識別情報の可変表示結果を前記所定の表示態様とするか否かを決定するための情報及び識別情報の可変表示結果を前記特別の表示態様とするか否かを決定するための情報とともに始動記憶として複数記憶可能な始動記憶手段と、複数種類の識別情報の可変表示パターンが記憶された可変表示パターン記憶手段と、前記始動記憶に基づいて前記可変表示パターン記憶手段に記憶された複数種類の識別情報の可変表示パターンのうちのいずれかを選択する可変表示パターン選択手段と、を備え、前記可変表示パターン選択手段によって選択された識別情報の可変表示パターンに基づいて、前記可変表示制御手段による識別情報の可変表示を行う遊技機であって、前記始動記憶が前記所定の表示態様とする旨の情報が含まれた特定始動記憶であるか否かを判定する表示態様事前判定手段と、前記特定始動記憶に、前記特別の表示態様とする旨の情報が含まれているか否かを判定する特別表示態様事前判定手段と、前記特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行されるべき識別情報の可変表示のための始動記憶が、前記始動記憶手段に少なくとも所定数記憶されているときに、前記所定の表示態様となることを示す事前予告演出を、前記特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行される少なくとも前記所定数回における識別情報の可変表示にて実行する予告演出実行手段と、を備え、前記予告演出実行手段は、複数種類の事前予告演出が実行可能であって、前記特別の表示態様とすると前記特別表示態様事前判定手段によって判定されたことを条件として、前記複数種類の事前予告演出のうちの特定事前予告演出を実行する機能を有し、前記可変表示パターン選択手段は、前記予告演出実行手段によって事前予告演出が実行されたときに、前記特定始動記憶に基づいて実行される識別情報の可変表示について、前記可変表示パターン記憶手段に記憶された複数種類の可変表示パターンのうちの特定可変表示パターンを選択することを特徴とする遊技機。
【0013】
(5) (4)に記載の遊技機において、前記可変表示パターン記憶手段には、複数種類の前記特定可変表示パターンが記憶され、前記可変表示パターン選択手段は、前記予告演出実行手段によって特定事前予告演出が実行されたときには、前記特定始動記憶に基づいて実行される識別情報の可変表示について、前記複数種類の特定可変表示パターンのうちの第1の特定可変表示パターンを選択し、前記予告演出実行手段によって特定事前予告演出以外の非特定事前予告演出が実行されたときには、前記複数種類の特定可変表示パターンのうちの第2の特定可変表示パターンを選択する機能を有することを特徴とする遊技機。
【0014】
(6) (4)又は(5)に記載の遊技機において、前記可変表示パターン選択手段は、前記特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行される少なくとも前記所定数回における識別情報の可変表示について、前記可変表示パターン記憶手段に記憶された複数種類の可変表示パターンのうち、前記特定可変表示パターンとは異なる特別可変表示パターンを選択する機能を有することを特徴とする遊技機。
【0015】
(7) 所定の始動条件が成立したことに基づいて識別情報の可変表示の制御を行う可変表示制御処理と、前記識別情報の可変表示結果が所定の表示態様となったことを条件として遊技者に有利な特定遊技状態に制御を行う遊技状態制御処理と、前記所定の始動条件が成立したが当該始動条件の成立に基づく識別情報の可変表示が実行できないときに、当該識別情報の可変表示の実行を、当該識別情報の可変表示が実行できる条件が成立するまで、識別情報の可変表示結果を前記所定の表示態様とするか否かを決定するための情報とともに始動記憶として複数記憶可能な始動記憶処理と、前記始動記憶に基づいて複数種類の識別情報の可変表示パターンのうちのいずれかを選択する可変表示パターン選択処理と、前記可変表示パターン選択処理において選択された識別情報の可変表示パターンに基づいて、前記可変表示制御処理による識別情報の可変表示をコンピュータに実行させるシミュレーションプログラムであって、前記始動記憶が前記所定の表示態様とする旨の情報が含まれた特定始動記憶であるか否かを判定する表示態様事前判定処理と、前記表示態様事前判定処理において前記特定始動記憶であると判定され、前記特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行されるべき識別情報の可変表示のための始動記憶が前記始動記憶処理にて少なくとも所定数記憶されているときに、前記所定の表示態様となることを示す事前予告演出を、前記特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行される少なくとも前記所定数回における識別情報の可変表示にて実行する予告演出実行処理と、前記可変表示パターン選択処理において、前記予告演出実行処理によって事前予告演出が実行されたときに、前記特定始動記憶に基づいて実行される識別情報の可変表示について、前記複数種類の可変表示パターンのうちの特定可変表示パターンを選択することをコンピュータに実行させることを特徴とするシミュレーションプログラム。
【0016】
(1)又は(7)に記載の発明によれば、事前予告演出が実行され、当該事前予告演出に対応する可変表示による演出が実行されるので、事前予告演出と可変表示演出による総体的な演出が可能となるので、予告演出における興趣と大当りへの期待感をより一層高めることができる。
【0017】
(2)に記載の発明によれば、事前予告演出が実行される場合以外は、特定の可変表示演出が実行されないので、事前予告演出と特定の可変表示演出の対応関係がより明確となり、遊技者は当該特定の可変表示演出についての価値観がより高まり、興趣が更に向上する。
【0018】
(3)又は(6)に記載の発明によれば、特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示以前においては、特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示とは異なる特別可変表示パターンによる識別情報の可変表示が行われるため、事前予告演出とは関連性のない可変表示パターンを実行させないようにすることができるので、遊技者の目を事前予告演出に向けさせることができ、興趣を維持又は向上することができる。
【0019】
(4)に記載の発明によれば、大当りとなる以前から遊技者に有利な特別遊技状態になることが事前に認識できるので、遊技における期待感をより一層高めることができ、興趣が向上する。
【0020】
(5)に記載の発明によれば、事前予告演出の種類に対応した特定の可変表示パターンが実行されるので、演出の差別化が図られ、バリエーションに富む演出が行われる遊技機を提供することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に好適な実施形態について図面に基づいて説明する。
【0022】
[遊技機の構成]
本発明による遊技機の概観を示す正面図を図1に示す。尚、以下において説明する実施形態においては、本発明に係る遊技機に好適な実施形態として本発明をデジタルパチンコ遊技機(デジパチ、第1種パチンコ遊技機と称される)に適用した場合を示す。
【0023】
パチンコ遊技機10には、本体枠12と、本体枠12に組み込まれた遊技盤14と、本体枠12の前面に設けられた上皿20及び下皿22と、下皿22の右側に設けられた発射ハンドル26と、が配置されている。また、遊技盤14の前面には複数の障害釘(図示せず)が打ちこまれている。
【0024】
更には、発射ハンドル26は本体枠12に対して回動自在に設けられており、遊技者は発射ハンドル26を操作することによりパチンコ遊技を進めることができる。また、発射ハンドル26の裏側には、発射モータ(図示せず)が設けられている。
【0025】
更にまた、発射ハンドル26の周縁部には、タッチセンサ(図示せず)が設けられている。このタッチセンサが触接されたときには、遊技者により発射ハンドル26が握持されたと検知される。発射ハンドル26が遊技者によって握持され、かつ、時計回り方向へ回動操作されたときには、その回動角度に応じて発射モータに電力が供給され、上皿20に貯留された遊技球が遊技盤14に順次発射される。
【0026】
尚、発射ハンドル26に設けられるタッチセンサは、遊技者が発射ハンドル26を握持したと判別できるものであればよく、光学的に検知するものや、熱により検知するもの等、センサの種類を問わない。
【0027】
発射された遊技球は、遊技盤14上に設けられたガイドレール30に案内されて遊技盤14の上部に移動し、その後、上述した複数の障害釘との衝突によりその進行方向を変えながら遊技盤14の下方に向かって落下する。
【0028】
遊技盤14の前面の略中央には、可変表示手段としての液晶表示装置32が設けられている。この液晶表示装置32は、表示領域32aを有するものであり、表示領域32aには、後述するような識別情報が可変表示される。また、この識別情報は、特別図柄ゲームにおいて特別図柄として構成されるものである。特別図柄ゲームの詳細については後述する。この識別情報とは、数字や記号等からなる図柄であり、本実施形態においては、「0」から「8」までの数字を用いる。尚、この識別情報の詳細については後述する。
【0029】
「可変表示」とは、変動可能に表示される概念であり、例えば、実際に変動して表示される「変動表示」、実際に停止して表示される「停止表示」等を可能とするものである。また、「導出表示」には、特別図柄ゲームの結果として識別情報が確定停止表示される「確定表示」と、識別情報が特定の表示態様にて一旦停止表示されたが確定表示されず、当該識別情報が再度変動表示される場合における一旦停止表示状態である「仮停止表示」とが含まれる。
【0030】
また、この液晶表示装置32には、複数の図柄列(本実施形態においては3列)においての識別情報が可変表示される。この複数の図柄列において識別情報の導出表示が行われ、その導出表示された複数の識別情報の組合せが所定の表示態様になったことに基づいて、遊技状態を遊技者に有利な特定遊技状態、所謂大当り遊技状態に移行することとなる。また、液晶表示装置32には、これらの識別情報の他にも、背景画像、画像データ、普通図柄画像等が表示される。
【0031】
液晶表示装置32の左の側部には、球通過検出器54が設けられている。この球通過検出器54は、その近傍を遊技球が通過したことを検出したときには、表示領域32a上において普通図柄の変動表示が開始され、所定の時間経過した後、普通図柄の変動表示を停止する。この普通図柄は、数字や記号等からなる情報であり、例えば「0」から「9」までの数字や「☆」等の記号である。
【0032】
この普通図柄が所定の図柄、例えば「7」として停止表示されたときには、後述する始動口44の左右の両側に設けられている普通電動役物48が閉鎖状態から開放状態となり、始動口44に遊技球が入りやすくなるようになる。また、始動口44を開放状態とした後、所定の時間が経過したときには、普通電動役物48が閉鎖状態として、始動口44に遊技球が入りにくくなるようにする。
【0033】
尚、本実施形態において、画像を表示する部分として液晶ディスプレイパネルからなる液晶表示装置32を採用したが、本発明はこれに限らず、他の態様であってもよく、例えば、ブラウン管、ドットLED、セグメントLED等からなるものであってもよい。また、上述した例においては、液晶表示装置32は、遊技機であるパチンコ遊技機10における遊技盤14の前面略中央に設けられている場合を示したが、遊技者により視認可能な位置であれば何処の位置に液晶表示装置32を設けることとしてもよい。また、本実施形態においては、液晶表示装置32に識別情報及び普通図柄を可変表示させたが、本発明はこれに限らず、液晶表示装置32とは別体に普通図柄用の可変表示装置を備えるように構成してもよい。
【0034】
更にまた、液晶表示装置32の左右の両側には、遊技球の経路を所定の方向に誘導するための転動誘導部材59a及び59bも設けられている。また、遊技盤14の下左側と下右側とには装飾ランプ36a及び36bが設けられている。
【0035】
上述した液晶表示装置32の上方には4つの保留ランプ34a〜34dが設けられている。
【0036】
なお、「始動記憶」とは、始動領域を遊技球が通過した場合において、その通過に基づく識別情報の可変表示が実行できないときに、実行できない識別情報の可変表示を保留する旨が記憶されたものである。また、「始動記録数」とは、始動記憶された数を示し、所謂保留個数とも称される。
【0037】
また、遊技盤14の下部には、遊技球の一般入賞口56a〜56dが設けられている。この一般入賞口56a〜56dの近傍には、大入賞口(図示せず)に対して開閉自在なシャッタ40が設けられている。上述した導出表示された識別情報の組合せが所定の組合せである場合には、遊技状態を遊技者に有利な特定遊技状態である大当り遊技状態に移行され、このシャッタ40が開放状態となるように駆動される。また、この大入賞口には、V・カウントセンサ102(図2参照)を有する特定領域(図示せず)と、カウントセンサ104(図2参照)を有する一般領域(図示せず)とがあり、それらの領域を遊技球が所定個数(例えば10個)通過するか、又は、所定時間(例えば30秒)が経過するまでシャッタ40が開放状態に駆動される。さらに、開放状態から閉鎖状態となったシャッタ40は、開放状態においてV・カウントセンサ102を遊技球が通過したことを条件に、再度開放状態に駆動される。
【0038】
また、液晶表示装置32の下方には、始動入賞球センサ116(図2参照)を有する始動口44が設けられている。この始動口44に遊技球が入賞した場合に、後述する特別図柄ゲームが開始され、例えば識別情報を含む3列の識別情報を変動表示する変動表示状態に移行する。上述した始動口44、球通過検出器54、一般入賞口56a〜56d、大入賞口における特定領域及び一般領域に遊技球が入賞又は通過したときには、それぞれの入賞口の種類に応じて予め設定されている数の遊技球が上皿20又は下皿22に払い出される。
【0039】
[遊技機の電気的構成]
本実施形態におけるパチンコ遊技機10の制御回路を示すブロック図を図2に示す。
【0040】
主制御回路60は、図2に示すように、制御手段であるメインCPU66、メインROM(読み出し専用メモリ)68、メインRAM(読み書き可能メモリ)70を備えている。
【0041】
メインCPU66には、メインROM68、メインRAM70等が接続されており、このメインROM68に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。このように、このメインCPU66は、後述する各種の手段として機能することとなる。
【0042】
メインROM68には、メインCPU66によりパチンコ遊技機10の動作を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、乱数抽選によって大当り判定をする際に参照される大当り判定テーブルや、演出を選択する際に参照される演出条件選択テーブル等の各種のテーブルも記憶されている。具体的なプログラムについては後述する。
【0043】
尚、本実施形態においては、プログラム、テーブル等を記憶する媒体としてメインROM68を用いるように構成したが、本発明はこれに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM、ROMカートリッジ及びDVD等の記憶媒体に記録されていてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードしてメインRAM70等に記録されるものでもよい。更にまた、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていてもよい。また、本実施形態においてはメインCPU66、メインROM68及びメインRAM70を別々に設けたが、これらが一体となっているワンチップマイコンを使用してもよい。
【0044】
メインRAM70は、メインCPU66の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。メインRAM70に記憶されるデータの具体例としては、以下のようなものがある。
【0045】
メインRAM70には、制御状態フラグ、普通図柄制御状態フラグ、特定領域通過フラグ、高確率フラグ、大当り判定用乱数カウンタ、大当り図柄用乱数カウンタ、連続予告発生用乱数カウンタ、連続予告カウンタ、はずれ図柄決定用乱数カウンタ、演出条件選択用乱数カウンタ、普通図柄判定用乱数カウンタ、大入賞口開放回数カウンタ、大入賞口入賞カウンタ、待ち時間タイマ、大入賞口開放時間タイマ、始動記憶数を示すデータ等が存在する出力に関する変数、後述する副制御回路200にコマンドを供給するためのデータ、変数等が位置付けられている。
【0046】
制御状態フラグは、特別図柄ゲームの制御状態を示すものである。普通図柄制御状態フラグは、普通図柄の制御状態を示すものである。特定領域通過フラグは、遊技球が特定領域を通過したか否かを判断するためのものである。高確率フラグは、遊技者に有利な特定遊技状態である所謂大当り遊技状態に移行する確率を相対的に高めるか否かを示すものである。
【0047】
大当り判定用乱数カウンタは、特別図柄の大当りを判定するためのものである。大当り図柄用乱数カウンタは、特別図柄の大当りを判定した場合に、確定表示される識別情報を決定するためのものである。はずれ図柄決定用乱数カウンタは、大当りではない場合に確定表示する識別情報を決定するためのものである。演出条件選択用乱数カウンタは、識別情報の変動パターンを決定するためのものである。普通図柄判定用乱数カウンタは、普通図柄の当りを判定するためのものである。これらのカウンタは、メインCPU66により順次1増加するように記憶更新されており、所定のタイミングで各カウンタから乱数値を抽出することにより、メインCPU66の各種の機能を実行することとなる。尚、本実施形態においては、このような乱数カウンタを備え、プログラムに従って、メインCPU66が、乱数カウンタを1増加させるように記憶更新する構成としたが、本発明はこれに限らず、別個に、乱数発生器のような装置を備えるように構成してもよい。また、はずれではあるが、リーチとするか否かを判定するためのリーチ判定用乱数カウンタを設けてもよい。
【0048】
待ち時間タイマは、主制御回路60と副制御回路200とにおいて実行される処理の同期を取るためのものである。また、大入賞口開放時間タイマは、シャッタ40を駆動させ、大入賞口を開放する時間を計測するためのものである。尚、本実施形態におけるタイマは、メインRAM70において、所定の周期で、その所定の周期だけ減算されるように記憶更新されるが、本発明はこれに限らず、CPU等自体がタイマを備えていてもよい。
【0049】
連続予告カウンタは、事前予告演出としての予告演出を実行する回数を示すものであり、その予告演出の種別を示すようにしてもよい。
【0050】
連続予告発生用乱数カウンタは、事前予告演出としての予告演出を発生させるか否かを決定するためのものである。
【0051】
大入賞口開放回数カウンタは、遊技者に有利な特定遊技状態における大入賞口の開放回数(いわゆるラウンド数)を示すものである。また、大入賞口入賞カウンタは、1ラウンド中に大入賞口に入賞し、V・カウントセンサ102又はカウントセンサ104を通過した遊技球の数を示すものである。更には、始動記憶数を示すデータは、始動口44へ遊技球が入賞したが、識別情報の変動表示が実行できないときに、当該変動表示を保留するが、その保留されている識別情報の変動回数を示すものである。
【0052】
更には、始動記憶を示すデータは、上述した始動記憶の各々を示すデータである。
【0053】
尚、本実施形態においては、メインCPU66の一時記憶領域としてメインRAM70を用いているが、本発明はこれに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
【0054】
また、この主制御回路60は、所定の周波数のクロックパルスを生成するリセット用クロックパルス発生回路62、電源投入時においてリセット信号を生成する初期リセット回路64、後述する副制御回路200に対してコマンドを供給するためのシリアル通信用IC72を備えている。また、これらのリセット用クロックパルス発生回路62、初期リセット回路64、シリアル通信用IC72は、メインCPU66に接続されている。尚、このリセット用クロックパルス発生回路62は、後述するシステムタイマ割込処理を実行するために、所定の周期(例えば2ミリ秒)毎にクロックパルスを発生する。
【0055】
また、主制御回路60には、各種の装置が接続されており、例えば、図2に示すように、V・カウントセンサ102、カウントセンサ104、一般入賞球センサ106、108、110、112、通過球センサ114、始動入賞球センサ116、普通電動役物ソレノイド118、大入賞口ソレノイド120、シーソーソレノイド122、バックアップクリアスイッチ124が接続されている。
【0056】
V・カウントセンサ102は、大入賞口における特定領域に設けられている。このV・カウントセンサ102は、大入賞口における特定領域を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
【0057】
カウントセンサ104は、大入賞口における特定領域とは異なる一般領域に設けられている。このカウントセンサ104は、大入賞口における一般領域を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
【0058】
一般入賞球センサ106、108、110、112は、一般入賞口56a〜56dに設けられている。この一般入賞球センサ106、108、110、112は、各一般入賞口56a〜56dを遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
【0059】
通過球センサ114は、球通過検出器54に設けられている。この通過球センサ114は、球通過検出器54を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
【0060】
始動入賞球センサ116は、始動口44に設けられている。この始動入賞球センサ116は、始動口44を遊技球が入賞した場合に、所定の検知信号を主制御回路60に供給する。
【0061】
普通電動役物ソレノイド118は、普通電動役物48に設けられており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、普通電動役物48を開放状態又は閉鎖状態とする。
【0062】
また、大入賞口ソレノイド120は、シャッタ40に設けられており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、シャッタ40を駆動させ、大入賞口を開放状態又は閉鎖状態とする。
【0063】
更には、シーソーソレノイド122は、板形状でシャッタ40内部に設けられているシーソーに設けられており、メインCPU66から供給される駆動信号に応じて、シーソーを変位させ、そのシーソーの傾斜を変更する。このシーソーが傾斜された結果、特定領域を通過しやすくなるように又は一般領域を通過しやすくなるように切り替えることとなる。
【0064】
バックアップクリアスイッチ124は、パチンコ遊技機10に内蔵されており、電断時等におけるバックアップデータを遊技場の管理者の操作に応じてクリアする機能を有する。
【0065】
また、主制御回路60には、払出・発射制御回路126が接続されている。この払出・発射制御回路126には、遊技球の払出を行う払出装置128、遊技球の発射を行う発射装置130、カードユニット150が接続されている。
【0066】
この払出・発射制御回路126は、主制御回路60から供給される賞球制御コマンド、カードユニット150から供給される貸し球制御コマンドを受け取り、払出装置128に対して所定の信号を送信することにより、払出装置128に遊技球を払い出させる。また、払出・発射制御回路126は、発射装置130に対して発射信号を供給することにより、遊技球を発射させる制御を行う。尚、払出装置128は、発射(投入)された遊技媒体が所定の入賞口へ入賞を通過することにより遊技媒体を払い出す払い出し手段の一例として採用されている。
【0067】
また、発射装置130には、上述した発射モータ、タッチセンサ等の遊技球を発射させるための装置が備えられている。発射ハンドル26が遊技者によって握持され、かつ、時計回り方向へ回動操作されたときには、その回動角度に応じて発射モータに電力が供給され、上皿20に貯留された遊技球が発射モータにより遊技盤14に順次発射される。尚、このような発射装置130は、遊技者の操作に応じて遊技媒体を発射(投入)する遊技媒体投入手段の一例として採用されている。
【0068】
更には、シリアル通信用IC72には、副制御回路200が接続されている。この副制御回路200は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに応じて、液晶表示装置32における表示制御、スピーカ46から発生させる音声に関する制御、保留ランプ34a〜34d、装飾ランプ36a及び36bを含むランプ132の制御等を行う。
【0069】
尚、本実施形態においては、主制御回路60から副制御回路200に対してコマンドを供給するとともに、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を供給できないように構成したが、本発明はこれに限らず、副制御回路200から主制御回路60に対して信号を送信できるように構成しても問題ない。
【0070】
副制御回路200は、可変表示制御手段としてのサブCPU206、記憶手段としてのプログラムROM208、ワークRAM210、液晶表示装置32における表示制御を行うための表示制御回路250、スピーカ46から発生させる音声に関する制御を行う音声制御回路230、保留ランプ34a〜34d、装飾ランプ36a及び36bを含むランプ132の制御を行うランプ制御回路240から構成されている。
【0071】
サブCPU206には、プログラムROM208、ワークRAM210等が接続されている。サブCPU206は、このプログラムROM208に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。特に、サブCPU206は、主制御回路60から供給される各種のコマンドに従って、副制御回路200の制御を行う。サブCPU206は、後述する各種の手段として機能することとなる。
【0072】
プログラムROM208には、サブCPU206によりパチンコ遊技機10の遊技演出を制御するためのプログラムが記憶されており、その他には、演出に関する決定を行うためのテーブル等の各種のテーブルも記憶されている。具体的なプログラムについては後述する。この演出パターンとは、識別情報の可変表示に伴って実行されるものである。尚、プログラムROM208は、演出パターン記憶手段の一部に相当する。
【0073】
尚、本実施形態においては、プログラム、テーブル等を記憶する記憶手段としてプログラムROM208を用いるように構成したが、本発明はこれに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM、ROMカートリッジ及びDVD等の記憶媒体に記録されていてもよい。もちろん、記憶手段としてメインROM68を用いてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、ワークRAM210等に記録されるものでもよい。更にまた、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていてもよい。
【0074】
また、本実施形態において、メインCPU66及びメインROM68を含む主制御回路60と、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路200と、を別々に構成したが、本発明はこれに限らず、メインCPU66及びメインROM68を含む主制御回路60のみで構成してもよく、この場合には、上述したプログラムROM208に記憶されているプログラムをメインROM68に記憶させ、メインCPU66により実行されるように構成してもよい。もちろん、サブCPU206及びプログラムROM208を含む副制御回路200のみで構成するようにしてもよく、この場合には、上述したメインROM68に記憶されているプログラムをプログラムROM208に記憶させ、サブCPU206により実行されるように構成してもよい。
【0075】
ワークRAM210は、サブCPU206の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。また、ワークRAM210において記憶されるデータ、変数等としては、事前予告演出としての予告演出を実行する回数を示す演出制御側連続予告カウンタが位置付けられている。
【0076】
尚、本実施形態においては、サブCPU206の一時記憶領域としてワークRAM210を用いているが、本発明はこれに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。
【0077】
表示制御回路250は、可変表示制御手段としての画像データプロセッサ(以下、VDPと称する)212、各種の画像データを記憶する画像データROM216、画像データを画像信号として変換するD/Aコンバータ218、電源投入時においてリセット信号を生成する初期リセット回路220から構成されている。
【0078】
上述したVDP212は、サブCPU206、画像データが記憶されている画像データROM216、画像データを画像信号に変換するD/Aコンバータ218、初期リセット回路220と接続されている。
【0079】
このVDP212は、いわゆるスプライト回路、スクリーン回路、及びパレット回路等の回路を含み、液晶表示装置32に画像を表示させるための種々の処理を行うことができる装置である。
【0080】
画像データROM216には、識別情報を示す識別情報画像データ、背景画像データ、演出用画像データ94(図3及び図4における演出パターンを表す画像データを含む。)、普通図柄を示す普通図柄画像データ等の各種の画像データが別個に記憶されている。
【0081】
VDP212は、サブCPU206から供給される画像表示命令に応じて、画像データROM216から、識別情報画像データ、背景の画像データ、普通図柄の画像データ等の画像データを読み出し、液晶表示装置32に表示させる画像データを生成する。VDP212は、生成した画像データをD/Aコンバータ218に供給する。このD/Aコンバータ218は、画像データを画像信号として変換し、所定のタイミングでこの画像信号を液晶表示装置32に供給することにより、液晶表示装置32に画像を表示させる。
【0082】
また、音声制御回路230は、音声に関する制御を行う音源IC232、各種の音声データを記憶する音声データROM234、音声信号を増幅するための増幅器236(以下、AMPと称する)から構成されている。
【0083】
この音源IC232は、サブCPU206、初期リセット回路220、音声データROM234、AMP236と接続されている。この音源IC232は、スピーカ46から発生させる音声の制御を行う。
【0084】
音源IC232は、サブCPU206から供給される音声発生命令に応じて、音声データROM234に記憶されている複数の音声データから一つの音声データを選択する。また、音源IC232は、選択された音声データを音声データROM234から読み出し、音声データを所定の音声信号に変換し、その音声信号をAMP236に供給する。AMP236は、音声信号を増幅させ、スピーカ46から音声を発生させる。
【0085】
ランプ制御回路240は、ランプ制御信号を供給するためのドライブ回路242、複数のランプ装飾パターン等が記憶されている装飾データROM244から構成されている。
【0086】
上述したサブCPU206は、主制御回路60からコマンドが供給された場合に、複数のランプ装飾パターン等が記憶されている装飾データROM244から一つのランプ装飾パターンを選択し、ドライブ回路242を介して、ランプ132を駆動させる。
【0087】
[特別図柄ゲームの説明]
上述した特別図柄ゲームにおいて用いられる識別情報と事前予告を演出する演出用画像データについて図3と図4を用いて詳しく説明する。尚、図3においては、1種類の識別情報と演出用画像データ94を例にとって説明する。また、図4においては、装飾画像、背景画像及び普通図柄を省略して説明する。
【0088】
図3に示すように、識別情報92は、遊技状態によっては、演出用画像データ94とともに表示される。つまり、演出用画像データ94は表示される場合もあり、表示されない場合もある。また、識別情報及び演出用画像データとしては、符号92、94に示すようなものだけでなく、複数種類の識別情報及び演出用画像データが備えられている。このような識別情報の表示態様は、画像データROM216に記憶されている識別情報を示す画像データと演出用画像データを示す画像データとをVDP212により重畳されることにより、生成される。もちろん、省略した背景画像及び普通図柄も同じように重畳され、液晶表示装置32の表示領域32a全体における画像データが生成される。
【0089】
また、図4に示すように、液晶表示装置32の表示領域32a上において、複数の図柄列(例えば、左列、中列、右列の3列)のそれぞれにおいて識別情報の可変表示が行われ、その識別情報が特定の表示態様として導出表示されたことを条件に、遊技者に有利な特定遊技状態に遊技状態が移行される。
【0090】
また、本実施形態においては、複数の図柄列において導出表示される識別情報がそれぞれ同じ種類(例えば、左列、中列、右列に対応する識別情報が「7」)である表示態様を特定の表示態様として説明するが、本発明はこれに限らず、複数の図柄列において導出表示される識別情報が同じ種類でない表示態様を特定の表示態様として構成してもよく、具体的には、左列に対応する識別情報が「松」、中列に対応する識別情報が「竹」、右列に対応する識別情報が「梅」が導出表示された表示態様を特定の表示態様として構成してもよい。
【0091】
更にまた、本実施形態においては、液晶表示装置32の表示領域32a上に、識別情報の可変表示が行われる図柄列の数を3つとして説明しているが、本発明はこれに限らず、図柄列の数は1つでも複数であってもよい。
【0092】
また、本実施形態においては、最初に導出表示される図柄列を左列、2番目に導出表示される図柄列を右列、最後に導出表示される図柄列を中列として説明するが、本発明はこれに限らず、複数の図柄列において導出表示される順番はどのような態様であってもよい。
【0093】
また、識別情報が未だ変動表示されている図柄列(例えば、中列)において識別情報が導出表示されると特定の表示態様(例えば、左列、中列、右列に対応する識別情報が「7」として導出表示される表示態様)となる可能性のある状態をリーチ状態と称する。
【0094】
特別図柄ゲームにおける識別情報の変動パターンについて図4から図6を用いて説明する。特別図柄ゲームにおける識別情報の変動パターンは、後述するように、様々なパターンがあるが、以下、ノーマルリーチパターン、通常変動パターン及びごはんリーチパターンについて説明する。なお、以下に述べる識別情報の変動パターンは、後述する第2の実施形態とは異なり、遊技者に有利な特別遊技状態である確変状態を考慮していない。ここで、確変状態とは、次回大当りとなる確率が高く変動することをいう。
【0095】
まず、図4に示すように、変動パターンがノーマルリーチパターン(詳細は、後述する。)である場合に、大当りとなる場合について説明する。
【0096】
識別情報は、始動口44に遊技球が入賞したことにより、図4(a)に示すように、液晶表示装置32の表示領域32a上に識別情報における所定の配列順序での変動表示が行われ、特別図柄ゲームが開始される。もちろん、始動記憶されている場合においても、識別情報が導出表示された後に、特別図柄ゲームが開始される。なお、本実施形態においては、縦方向に変動表示を行うようにしたが、本発明はこれに限らず、別態様であってもよく、例えば、横方向、斜め方向あるいは回転変動等の変動表示を行うようにしてもよい。
【0097】
このように所定の速度で変動表示が行われる識別情報は、徐々に変動表示される速度が遅くなり、図4(b)に示すように、まず最初のリール(例えば、左リール)が停止制御される。更にもう一つのリール(例えば、右のリール)も停止制御されると、図4(c)に示すように、リーチ状態となる。このように、事前予告演出もなく、また、特別な変動パターンを実行しない、ただ単にリーチ状態となる変動パターンを「ノーマルリーチ変動パターン」という。
【0098】
そして、更に残りのリールも停止制御されることにより、同一の識別情報(例えば、「7」の識別情報)が停止表示されることによって、遊技者に有利な特定遊技状態である大当りとなるである。
【0099】
次に、図5に示すように、変動パターンが通常変動パターン(詳細は、後述する。)である場合について説明する。
【0100】
識別情報は、始動口44に遊技球が入賞したことにより、図5(a)に示すように、液晶表示装置32の表示領域32a上に識別情報における所定の配列順序での可変表示が行われ、特別図柄ゲームが開始される。始動記憶されている場合においても、識別情報が停止表示された後に、特別図柄ゲームが開始されるのは、「ノーマルリーチ変動パターン」の場合と同様である。
【0101】
そして、可変表示される速度が遅くなり、図5(b)に示すように、まず最初のリール(例えば、左リール)が停止制御される。更にもう一つのリール(例えば、右のリール)も停止制御されると、図5(c)に示すように、図4(c)で示した「ノーマルリーチ変動パターン」とは異なり、停止表示された識別情報はリーチ状態とはならない。このように、事前予告演出もなく、リーチ状態にもならない変動パターンを「通常変動パターン」といい、本実施例においては、特別可変表示パターンとして設定されている。
【0102】
そして、更に残りのリールも停止制御されることとなるが、その結果はハズレとなるのである。
【0103】
次に、図6に示すように、変動パターンがごはんパターン(詳細は、後述する。)である場合について説明する。
【0104】
図6(a)における遊技の場面においては、始動記憶数が2つである場合であり、2つの保留ランプ34a、34bが点灯している。そして、保留ランプ34bを点灯させた2つ目の始動記憶には、大当りとなる図柄変動が記憶(特定始動記憶)されており、2つ目の始動記憶に基づく大当りとなる図柄変動が開始するまでに事前予告演出を行って、遊技者に大当りとなる可能性があることを事前予告することとなる。
【0105】
具体的には、図6(a)に示すように、識別情報が変動表示されている場合に、事前予告としての予告演出が行われる。この場合、「親」の演出用画像データ94とともに、「ご〜は〜ん!」と言っている演出画像が表示され、「ご〜は〜ん!」という音が発生されることになる。そして、この回の特別図柄ゲームにおいては、リーチ状態に移行することなく、識別情報がハズレ態様として導出表示される通常変動が実行される(図示せず)。
【0106】
そして、2回目の特別図柄ゲームにおいては、図6(b)に示すように、識別情報が変動表示されている場合に、事前予告としての予告演出が行われる。具体的には、「親」の演出用画像データ94とは異なる「子供」の演出用画像データ94とともに、「ご〜は〜ん!」と言っている演出画像が表示され、「ご〜は〜ん!」という音が発生される。この場合において、1つの保留ランプ34aが点灯している。そして、この回の特別図柄ゲームにおいても、リーチ状態に移行することなく、識別情報がハズレ態様として導出表示される通常変動が実行される(図示せず)。
【0107】
そして、3回目の特別図柄ゲームにおいては、図6(c)に示すように、識別情報が変動表示されている場合に、事前予告としての予告演出が行われる。具体的には、2人目の「子供」の演出用画像データ94とともに、「ご〜は〜ん!」と言っている演出画像が表示され、「ご〜は〜ん!」という音が発生される。この場合において、保留ランプは全て消灯している。
【0108】
そして、左列に対応する識別情報が「7」として導出表示され、所定の時間が経過した後に、右列に対応する識別情報が「7」として導出表示される。これによって、リーチ状態に移行する。
【0109】
このようにリーチ状態に移行した場合には、図6(d)に示すように、特定可変表示パターンとしてテーブル上に蓋付きの容器が表示され、リーチ演出が実行される。
【0110】
そして、リーチ演出が実行された後、図6(e)に示すように、中列に対応する識別情報が「7」として導出表示され、遊技者に有利な特定遊技状態(所謂大当り)に移行することとなる。また、この場合においては、容器の蓋が消去され、その容器の中からローストチキンが表示される演出が実行される。
【0111】
このように、図6(a)から(e)に示すように、遊技者に有利な特定遊技状態となることが決定された識別情報の変動表示が行われる以前に、演出用画像データによる連続予告が実行される場合、複数種類の識別情報の変動パターンのうちの特定可変表示パターンが選択されるので、事前予告演出と変動表示演出による総体的な演出が可能となり、予告演出における興趣と大当りへの期待感をより一層高めることができる。
【0112】
また、図4及ぶ図5に示すように、事前予告演出が実行される場合以外は、図6(c)に示すような特定可変表示パターンによる可変表示の演出が実行されないので、事前予告演出と特定の可変表示演出の対応関係がより明確となり、遊技者は当該特定の可変表示演出についての価値観がより高まり、興趣が更に向上する。
【0113】
更にまた、特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示以前においては、特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示とは異なる、特別可変表示パターン(通常変動)による識別情報の可変表示が行われるため、遊技者の目を事前予告演出に向けさせることができ、興趣を維持又は向上することができる。
【0114】
なお、本実施形態での事前予告演出は、図6(a)から図6(e)の「ごーはーん!!」の如く、識別情報の変動表示毎に終始完結するものとしたが、本発明においては、事前予告演出が実行される判定の要因となった識別情報の変動表示が実行されるまで一連の演出を行うようにしてもよい。
【0115】
[遊技機の動作]
以下に、このように構成されたパチンコ遊技機10で実行される処理を図7から図18に示す。尚、図18に示すサブルーチンは、サブCPU206により所定のタイミングで呼び出されるサブルーチンである。
【0116】
[メイン処理]
最初に、図7に示すように、RAMアクセス許可の処理を実行する(ステップS11)。この処理において、メインCPU66は、電源が投入された後、初期リセット回路64から供給されるシステムリセットが入力された場合に、メインRAM70に対するアクセスを許可する。この処理が終了した場合には、ステップS12に処理を移す。
【0117】
ステップS12においては、バックアップ条件を満たしたか否かを判断する。この処理において、メインCPU66は、バックアップクリアスイッチ124の入力検出結果、電断検知フラグ、作業領域の損傷等をモニタする。そして、メインCPU66は、バックアップクリアスイッチ124の入力検出がなく、かつ、電断検知フラグが指定値(例えばA5)であり、かつ、作業領域の損傷がないというバックアップ条件を満たしたか否かを判断することとなる。メインCPU66は、バックアップ条件を満たしたと判別した場合には、ステップS13に処理を移す。一方、メインCPU66は、バックアップ条件を満たしたとは判別しなかった場合には、ステップS14に処理を移す。
【0118】
ステップS12の処理によりバックアップ条件を満たしたと判別された場合には、バックアップ復帰処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、作業領域に記憶された情報に従って正常に動作復帰するためのバックアップ処理を実行する。メインCPU66は、メインRAM70等に位置付けられた変数、フラグを更新することにより、割込みの設定等の動作設定を行う。メインCPU66は、命令、アドレス、演算するデータ、演算実行後の結果等を格納するレジスタを電断状態前の状態に復帰させる。この処理が終了した場合には、電断発生前のアドレスより制御が再開される。
【0119】
一方、ステップS12の処理によりバックアップ条件を満たしたとは判別されなかった場合には、作業領域を初期化する処理を実行する(ステップS14)。この処理において、メインCPU66は、メインRAM70等の作業領域の初期化を行う。この処理が終了した場合には、ステップS15に処理を移す。
【0120】
ステップS15においては、特別図柄制御処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、特別図柄ゲームの進行に関する制御、液晶表示装置32に表示される識別情報に関する制御を行う。詳しくは、図9を用いて後述する。この処理が終了した場合には、ステップS16に処理を移す。
【0121】
ステップS16においては、普通図柄制御処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、液晶表示装置32に表示される普通図柄に関する制御を行う。具体的には、メインCPU66は、普通図柄制御状態フラグを読み出す。そして、メインCPU66は、その普通図柄制御状態フラグに応じて、普通図柄の変動時間、停止表示された普通図柄の態様を監視する。また、メインCPU66は、停止表示された普通図柄の態様が所定の態様である場合に、普通電動役物48の開放、閉鎖を示す変数をメインRAM70に記憶する。この処理が終了した場合には、ステップS17に処理を移す。
【0122】
ステップS17においては、はずれ停止図柄/演出関連乱数更新処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、はずれ図柄用乱数値、リーチ判定用乱数値、演出条件選択用乱数値等を所定の演算方法により更新する処理を実行する。この処理が終了した場合には、再びステップS15に処理を移す。このように、メイン処理においては、ステップS11からステップS14の初期設定が終了した後、ステップS15からステップS17の処理を繰り返し実行することとなる。
【0123】
[システムタイマ割込処理]
また、メインCPU66は、メイン処理を実行している状態であっても、メイン処理を中断させ、システムタイマ割込処理を実行する場合がある。リセット用クロックパルス発生回路62から所定の周期(例えば2ミリ秒)毎に発生されるクロックパルスに応じて、以下のシステムタイマ割込処理を実行する。このシステムタイマ割込処理について図8を用いて説明する。
【0124】
最初に、図8に示すように、レジスタ退避処理を実行する(ステップS41)。この処理において、メインCPU66は、各レジスタの内容をメインRAM70に退避させる。この処理が終了した場合には、ステップS42に処理を移す。
【0125】
ステップS42においては、乱数更新処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、大当り判定用乱数カウンタ、大当り図柄用乱数カウンタ、普通図柄判定用乱数カウンタの各カウント値を1増加するように記憶更新する。この処理が終了した場合には、ステップS43に処理を移す。
【0126】
ステップS43においては、入力検出処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、入力ポートを読み出すことにより、始動口44、球通過検出器54、一般入賞口56a〜56d等の遊技球の入賞又は通過を検知することとなる。詳しくは、図13を用いて後述する。この処理が終了した場合には、ステップS44に処理を移す。
【0127】
ステップS44においては、タイマ更新処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、主制御回路60と副制御回路200との同期をとるための待ち時間タイマ、大当りが発生した際に開放する大入賞口の開放時間を計測するための大入賞口開放時間タイマ等、各種のタイマの更新処理を行う。具体的には、メインCPU66は、本サブルーチンが呼び出される所定の周期(例えば2ミリ秒)だけ減算するように、待ち時間タイマの値、大入賞口開放時間タイマの値を記憶更新する。この処理が終了した場合には、ステップS45に処理を移す。
【0128】
ステップS45においては、遊技情報データ生成処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、ホールコンピュータに対して送信するために、遊技の結果及び経過である遊技情報を生成し、メインRAM70に記録する。この処理が終了した場合には、ステップS46に処理を移す。
【0129】
ステップS46においては、出力処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、メインROM68から読み出され、メインRAM70に記憶されている各種の変数に基づいて、駆動制御するための信号をソレノイド、モータ等に供給する。この処理が終了した場合には、ステップS47に処理を移す。
【0130】
ステップS47においては、コマンド出力処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、各種のコマンドを副制御回路200に供給する。これらの各種のコマンドとしては、具体的には、デモ開始コマンド、左列、中列、右列に導出表示される識別情報の種類を示す導出図柄指定コマンド、識別情報の変動パターンを示す変動パターン指定コマンド等が含まれる。尚、導出図柄指定コマンドには、左列に導出表示される識別情報の種類を示す左図柄指定コマンド、中列に導出表示される識別情報の種類を示す中図柄指定コマンド、右列に導出表示される識別情報の種類を示す右図柄指定コマンドが含まれている。この処理が終了した場合には、ステップS48に処理を移す。
【0131】
ステップS48においては、ランプ制御処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、エラー等を検出した場合に、エラーが発生した旨を示すランプの発光制御を実行する。この処理が終了した場合には、ステップS49に処理を移す。
【0132】
ステップS49においては、払出処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、賞球数(払い出す遊技球の数)を含んだ賞球制御コマンドを払出・発射制御回路126に対して供給する。この賞球制御コマンドを受け取った払出・発射制御回路126は、賞球制御コマンドに含まれる賞球数に基づいて、払出装置128に賞球を行わせる。この処理が終了した場合には、ステップS50に処理を移す。
【0133】
ステップS50においては、レジスタ復帰処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、ステップS41によりメインRAM70に退避させたレジスタの値を再度格納することにより、レジスタ復帰を行う。この処理が終了した場合には、ステップS51に処理を移す。
【0134】
ステップS51においては、割込許可処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、メインRAM70等に位置付けられた変数、フラグ等を更新することにより、割込の許可を実行する。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了し、割込発生前のアドレスへ復帰し、メイン処理を実行させる。
【0135】
[特別図柄制御処理]
図7のステップS15において実行されるサブルーチンについて図9を用いて説明する。なお、図9において、ステップS72からステップS80の側方に描いた数値は、それらのステップに対応する遊技制御フラグを示し、その遊技制御フラグの数値に応じて、その数値に対応する一つのステップが実行される。
【0136】
最初に、図9に示すように、制御状態フラグをロードする処理を実行する(ステップS71)。この処理において、メインCPU66は、制御状態フラグを読み出す。この処理が終了した場合には、ステップS72に処理を移す。
【0137】
尚、後述するステップS72からステップS80において、メインCPU66は、後述するように、制御状態フラグの値に基づいて、各ステップにおける各種の処理を実行するか否かを判断することとなる。この制御状態フラグは、特別図柄ゲームの遊技の状態を示すものであり、ステップS72からステップS80における処理のいずれかを実行可能にするものである。また、それに加えて、メインCPU66は、各ステップに対して設定された待ち時間タイマ等に応じて決定される所定のタイミングで各ステップにおける処理を実行する。尚、この所定のタイミングに至る前においては、各ステップにおける処理を実行することなく終了することとなり、図7のステップS16、ステップS17等、他のサブルーチンを実行することとなる。もちろん、所定の周期でシステムタイマ割込処理も実行する。また、以降の「待機」という記載は、他のステップを実行できるように待機することを示す。
【0138】
ステップS72においては、特別図柄記憶チェック処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)である場合に、始動記憶数を示すデータを読み出し、始動記憶数のチェックを行う。メインCPU66は、始動記憶数がある場合に、大当り判定、導出識別情報、識別情報の変動パターン等の決定を行う。メインCPU66は、特別図柄変動時間管理を示す値(01)を制御状態フラグにセットする。メインCPU66は、今回の処理で決定された変動パターンに対応する変動時間を待ち時間タイマにセットする。つまり、今回決定された変動パターンに対応する変動時間を経過した後、ステップS73の処理を実行するように設定するのである。詳しくは図10を用いて後述する。この処理が終了した場合には、ステップS73に処理を移す。
【0139】
ステップS73においては、特別図柄変動時間管理処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す値である場合(01)に、ステップS72の処理により待ち時間タイマにセットされた変動時間だけ待機する。メインCPU66は、変動時間経過後、特別図柄表示時間管理を示す値(02)を制御状態フラグにセットする。メインCPU66は、確定後待ち時間(例えば1秒)を待ち時間タイマにセットする。つまり、確定後待ち時間経過した後、ステップS74の処理を実行するように設定するのである。詳しくは、図9を用いて後述する。この処理が終了した場合には、ステップS74に処理を移す。
【0140】
ステップS74においては、特別図柄表示時間管理処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)である場合に、ステップS73によりセットされた確定後待ち時間だけ待機する。メインCPU66は、確定後待ち時間経過後、大当りか否かを判断する。メインCPU66は、大当りである場合に、大当り開始インターバル管理を示す値(03)を制御状態フラグにセットし、大当り開始インターバルに対応する時間(例えば10秒)を待ち時間タイマにセットする。つまり、大当り開始インターバルに対応する時間が経過した後、ステップS75の処理を実行するように設定するのである。一方、メインCPU66は、大当りではない場合に、特別図柄ゲーム終了を示す値(08)をセットする。つまり、ステップS80の処理を実行するように設定するのである。詳しくは、図10を用いて後述する。この処理が終了した場合には、ステップS75に処理を移す。
【0141】
ステップS75においては、大当り開始インターバル管理処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す値(03)である場合に、大当り開始インターバルに対応する時間だけ待機する。メインCPU66は、その大当り開始インターバルに対応する時間が経過した場合に、大入賞口を開放させるために、メインROM68から読み出されたデータに基づいて、メインRAM70に位置付けられた変数を更新する。メインCPU66は、大入賞口開放中を示す値(04)を制御状態フラグにセットする。メインCPU66は、開放上限時間(例えば30秒)を大入賞口時間タイマにセットする。つまり、ステップS77の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、ステップS76に処理を移す。
【0142】
ステップS76においては、大入賞口再開放前待ち時間管理処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、制御状態フラグが大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)である場合に、ラウンド間インターバルに対応する時間だけ待機する。メインCPU66は、そのラウンド間インターバルに対応する時間が経過した場合に、大入賞口開放回数カウンタを1増加するように記憶更新する。メインCPU66は、大入賞口開放中を示す値(04)を制御状態フラグにセットする。メインCPU66は、開放上限時間(例えば30秒)を大入賞口時間タイマにセットする。つまり、ステップS77の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、ステップS77に処理を移す。
【0143】
ステップS77においては、大入賞口開放中処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、制御状態フラグが大入賞口開放中を示す値(04)である場合に、大入賞口入賞カウンタが10以上であるという条件、開放上限時間を経過した(大入賞口時間タイマが0である)という条件のいずれかを満たすか否かを判断する。メインCPU66は、いずれかの条件を満たした場合に、大入賞口を閉鎖させるために、メインRAM70に位置付けられた変数を更新する。メインCPU66は、大入賞口内残留球監視を示す値(05)を制御状態フラグにセットする。メインCPU66は、大入賞口内残留球監視時間(例えば1秒)を待ち時間タイマにセットする。つまり、大入賞口内残留球監視時間が経過した後、ステップS78の処理を実行するように設定するのである。尚、メインCPU66は、いずれの条件も満たさない場合には、上述した処理を実行することなく待機する。この処理が終了した場合には、ステップS78に処理を移す。
【0144】
ステップS78においては、大入賞口内残留球監視処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、制御状態フラグが大入賞口内残留球監視を示す値(05)である場合に、大入賞口内残留球監視時間だけ待機する。メインCPU66は、その大入賞口内残留球監視時間が経過した場合に、大入賞口における特定領域を遊技球が通過しなかったという条件、大入賞口開放回数カウンタが15以上である(最終ラウンドである)という条件のいずれかを満たすか否かを判断する。メインCPU66は、いずれかの条件を満たした場合に、大当り終了インターバルを示す値(07)を制御状態フラグにセットし、大当り終了インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。つまり、大当り終了インターバルに対応する時間が経過した後、ステップS79の処理を実行するように設定するのである。一方、メインCPU66は、いずれの条件も満たさない場合に、大入賞口再開放待ち時間管理を示す値(06)を制御状態フラグにセットする。また、メインCPU66は、ラウンド間インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。つまり、ラウンド間インターバルに対応する時間が経過した後、ステップS76の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、ステップS79に処理を移す。
【0145】
ステップS79においては、大当り終了インターバル処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、制御状態フラグが大当り終了インターバルを示す値(07)である場合に、大当り終了インターバルに対応する時間だけ待機する。メインCPU66は、特別図柄ゲーム終了を示す値(08)を制御状態フラグにセットする。メインCPU66は、所定の確率変動条件を満たした場合(例えば、大当りとなったときの導出識別情報が奇数の3ツ揃いであった場合)に大当り確率を変動させるために、高確率フラグをセットする。つまり、ステップS80の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、ステップS80に処理を移す。
【0146】
ステップS80においては、特別図柄ゲーム終了処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、制御状態フラグが特別図柄ゲーム終了を示す値(08)である場合に、始動記憶数を示すデータを1減少するように記憶更新する。そして、メインCPU66は、次回の変動表示を行うために、大当り判定用乱数カウンタ、大当り図柄用乱数カウンタの各カウント値を順次シフトさせる。つまり、ステップS72の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0147】
[特別図柄記憶チェック処理]
図9のステップS72において実行されるサブルーチンについて、図10を用いて説明する。
【0148】
最初に、図10に示すように、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)であるか否かの判断を行う(ステップS101)。この処理において、メインCPU66は、図9のステップS71の処理によりメインRAM70から読み出された制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値であるか否かを判断する。メインCPU66は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値であると判別した場合には、ステップS102に処理を移し、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値であるとは判別しなかった場合には、本サブルーチンを終了する。
【0149】
ステップS101の処理により制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値であると判別された場合には、始動記憶数が0であるか否かの判断を行う(ステップS102)。この処理において、メインCPU66は、始動記憶数を示すデータを読み出し、その始動記憶数を示すデータが0であるか否かを判断することとなる。メインCPU66は、始動記憶数を示すデータが0であると判別した場合には、ステップS103に処理を移し、始動記憶数を示すデータが0であるとは判別しなかった場合には、ステップS104に処理を移す。
【0150】
ステップS102の処理により始動記憶数が0であると判別された場合には、デモ表示処理を実行する(ステップS103)。この処理において、メインCPU66は、デモ表示を行わせるために副制御回路200にデモ表示コマンドを供給するための変数をメインRAM70に記憶する。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0151】
ステップS102の処理により始動記憶数が0であるとは判別されなかった場合には、制御状態フラグとして特別図柄変動時間管理を示す値(01)をセットする処理を実行する(ステップS104)。この処理において、メインCPU66は、特別図柄変動時間管理を示す値である「01」を制御状態フラグに記憶する。この処理が終了した場合には、ステップS105に処理を移す。
【0152】
ステップS105においては、大当り判断処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、高確率フラグを読み出し、大当り判定テーブルを選択する。そして、メインCPU66は、大当り判定用乱数値と、選択された大当り判定テーブルとを参照する。この処理が終了した場合には、ステップS106に処理を移す。
【0153】
ステップS106においては、大当りであるか否かの判断を行う。この処理において、メインCPU66は、ステップS105の参照の結果に基づいて、大当りであるか否かを判断することとなる。メインCPU66は、大当りであると判別した場合には、ステップS107に処理を移し、大当りであるとは判別しなかった場合には、ステップS108に処理を移す。
【0154】
ステップS106の処理により大当りであると判別された場合には、大当り図柄の決定処理を実行する(ステップS107)。この処理において、メインCPU66は、始動入賞時に大当り図柄用乱数カウンタから抽出された大当り図柄用乱数値に基づいて、左列、中列、右列に対応する識別情報を決定し、その識別情報を示すデータをメインRAM70の所定領域に記憶する。このように記憶された左列、中列、右列に対応する識別情報を示すデータは、図8のステップS47の処理により、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に導出図柄指定コマンドとして供給される。その結果、サブCPU206、VDP212は、受け取った左列、中列、右列に対応する識別情報を示すデータに基づいて識別情報を導出表示させるのである。この処理が終了した場合には、ステップS109に処理を移す。
【0155】
ステップS106の処理により大当りであるとは判別されなかった場合には、はずれ図柄の決定処理を実行する(ステップS108)。この処理において、メインCPU66は、はずれ図柄決定用乱数カウンタからはずれ図柄決定用乱数値を抽出し、そのはずれ図柄決定用乱数値に基づいて左列、中列、右列に対応する識別情報を決定し、その識別情報を示すデータをメインRAM70の所定領域に記憶する。このように記憶された左列、中列、右列に対応する識別情報を示すデータは、図8のステップS47の処理により、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に導出図柄指定コマンドとして供給される。その結果、サブCPU206、VDP212は、受け取った左列、中列、右列に対応する識別情報を示すデータに基づいて識別情報を導出表示させるのである。尚、メインCPU66は、左列と右列とが同じ識別情報となり、更には、左列と中列とが同じ識別情報となる場合には、中列の識別情報を、所定のコマ数(例えば3コマ)だけ補正するように決定し、大当りにならないように制御している。この処理が終了した場合には、ステップS109に処理を移す。
【0156】
ステップS109においては、変動パターン決定処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、遊技者に有利な特定遊技状態である大当りであるか否かを判断し、その後においてメインRAM70に各種の変動パターンをセットすることになる。詳しくは、図15を用いて後述する。この処理が終了した場合には、ステップS110に処理を移す。
【0157】
ステップS110においては、決定した変動パターンに対応する変動時間を待ち時間タイマにセットする処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、ステップS109の処理により決定された変動パターンと、その変動パターンの変動演出時間を示す変動演出時間テーブルと、に基づいて、変動演出時間を算出し、その変動演出時間を示す値を待ち時間タイマに記憶する。この処理が終了した場合には、ステップS111に処理を移す。
【0158】
ステップS111においては、今回の変動表示に用いられた記憶領域をクリアする処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、今回の変動表示に用いられた記憶領域を初期化する。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0159】
[特別図柄変動時間管理処理]
図9のステップS73において実行されるサブルーチンについて、図9を用いて説明する。
【0160】
最初に、図9に示すように、制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す値(01)であるか否かの判断を行う(ステップS121)。この処理において、メインCPU66は、図9のステップS71の処理によりメインRAM70から読み出された制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す値であるか否かを判断することとなる。メインCPU66は、制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す値であると判別した場合には、ステップS122に処理を移し、制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す値であると判別しなかった場合には、本サブルーチンを終了する。
【0161】
ステップS121の処理により制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す値であると判別した場合には、待ち時間タイマが0であるか否かの判断を行う(ステップS122)。この処理において、メインCPU66は、待ち時間タイマが0であると判別した場合には、ステップS123に処理を移し、待ち時間タイマが0であると判別しなかった場合には、本サブルーチンを終了する。
【0162】
ステップS122の処理により待ち時間タイマが0であると判別された場合には、制御状態フラグとして特別図柄表示時間管理を示す値(02)をセットする処理を実行する(ステップS123)。この処理において、メインCPU66は、特別図柄表示時間管理を示す値である「02」を制御状態フラグに記憶する。この処理が終了した場合には、ステップS124に処理を移す。
【0163】
ステップS124においては、確定後待ち時間を待ち時間タイマにセットする処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、特別図柄としての識別情報が導出表示されてから再度変動表示が開始されるまでの所定の時間を読み出す。そして、メインCPU66は、読み出した待ち時間を示す値を待ち時間タイマに記憶する。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0164】
[特別図柄表示時間管理処理]
図9のステップS74において実行されるサブルーチンについて、図12を用いて説明する。
【0165】
最初に、図12に示すように、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)であるか否かの判断を行う(ステップS131)。この処理において、メインCPU66は、図9のステップS71の処理によりメインRAM70から読み出された制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値であるか否かを判断することとなる。メインCPU66は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値であると判別した場合には、ステップS132に処理を移し、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値であるとは判別しなかった場合には、本サブルーチンを終了する。
【0166】
ステップS131の処理により制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値であると判別された場合には、待ち時間タイマが0であるか否かの判断を行う(ステップS132)。この処理において、メインCPU66は、待ち時間タイマが0であるか否かを判断することとなる。メインCPU66は、待ち時間タイマが0であると判別した場合には、ステップS133に処理を移し、待ち時間タイマが0であるとは判別しなかった場合には、本サブルーチンを終了する。
【0167】
ステップS132の処理により待ち時間タイマが0であると判別された場合には、大当りか否かの判断を行う(ステップS133)。この処理において、メインCPU66は、図10のステップS106の処理によって大当りであると判別されたか否かを判断する。メインCPU66は、大当りと判別した場合には、ステップS134に処理を移し、大当りとは判別しなかった場合には、ステップS136に処理を移す。
【0168】
ステップS133の処理により大当りと判別された場合には、制御状態フラグとして大当り開始インターバル管理を示す値(03)をセットする処理を実行する(ステップS134)。この処理において、メインCPU66は、大当り開始インターバル管理を示す値である「03」を制御状態フラグに記憶する。この処理が終了した場合には、ステップS135に処理を移す。
【0169】
ステップS135においては、大当り開始インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、大当り遊技状態を開始するまでの所定の時間を読み出す。そして、メインCPU66は、読み出した待ち時間を示す値を待ち時間タイマに記憶する。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0170】
ステップS133の処理により大当りとは判別されなかった場合には、制御状態フラグとして特別図柄ゲーム終了を示す値(08)をセットする処理を実行する(ステップS136)。この処理において、メインCPU66は、特別図柄ゲーム終了を示す値である「08」を制御状態フラグに記憶する。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0171】
[入力検出処理]
図8のステップS43において実行されるサブルーチンについて図13を用いて説明する。
【0172】
最初に、図13に示すように、賞球関連スイッチチェック処理を実行する(ステップS231)。この処理において、メインCPU66は、賞球に関連するスイッチであるV・カウントセンサ102、カウントセンサ104、一般入賞球センサ106、108、110、112、通過球センサ114、始動入賞球センサ116等の各種のセンサより、所定の検知信号が供給されているかを検出する。そして、これら所定の信号の検出処理を行ったメインCPU66は、信号を供給したセンサに応じて、賞球の数を決定し、メインRAM70に記憶する。この処理が終了した場合には、ステップS232に処理を移す。
【0173】
ステップS232においては、特別図柄関連スイッチ入力処理を実行する。この処理において、特別図柄としての識別情報に関連するV・カウントセンサ102、カウントセンサ104、始動入賞球センサ116より所定の信号が供給されているかを検出する。これら所定の信号の検出処理を行ったメインCPU66は、後述するような処理を実行する。この処理が終了した場合には、ステップS233に処理を移す。
【0174】
ステップS233においては、普通図柄関連スイッチ入力処理を実行する。この処理において、通過球センサ114は、所定の検知信号をメインCPU66に供給する。これら所定の信号を受け取ったメインCPU66は、普通図柄制御状態フラグの更新を行う。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0175】
[特別図柄関連スイッチ入力処理]
図13のステップS232において実行されるサブルーチンについて図14を用いて説明する。
【0176】
最初に、カウントスイッチ入力があるか否かの判断を行う(ステップS261)。この処理において、メインCPU66は、カウントセンサ104から供給される所定の信号を受け取ることにより、カウントスイッチ入力があるか否かを判断することとなる。メインCPU66は、カウントスイッチ入力があると判別した場合には、ステップS262に処理を移し、カウントスイッチ入力があると判別しなかった場合には、ステップS263に処理を移す。
【0177】
ステップS261の処理によりカウントスイッチ入力があると判別された場合には、カウントスイッチ検出時処理を実行する(ステップS262)。この処理において、メインCPU66は、大入賞口入賞カウンタを1増加させるように記憶更新する。この処理が終了した場合には、ステップS263に処理を移す。
【0178】
ステップS263においては、V・カウントスイッチ入力があるか否かの判断を行う。この処理において、メインCPU66は、V・カウントセンサ102から供給される所定の信号を受け取ることにより、V・カウントスイッチ入力があるか否かを判断することとなる。メインCPU66は、V・カウントスイッチ入力があると判別した場合には、ステップS264に処理を移し、V・カウントスイッチ入力があると判別しなかった場合には、ステップS265に処理を移す。
【0179】
ステップS263の処理によりV・カウントスイッチ入力があると判別された場合には、V・カウントスイッチ検出時処理を実行する(ステップS264)。この処理において、メインCPU66は、大入賞口入賞カウンタを1増加させるように記憶更新する。また、メインCPU66は、特定領域通過フラグを有効とするように記憶する。この処理が終了した場合には、ステップS265に処理を移す。
【0180】
ステップS265においては、始動口スイッチ入力があるか否かの判断を行う。この処理において、メインCPU66は、始動入賞球センサ116から供給される所定の信号を受け取ることにより、始動口スイッチ入力があるか否かを判断することとなる。メインCPU66は、始動口スイッチ入力があると判別した場合には、ステップS266に処理を移し、始動口スイッチ入力があると判別しなかった場合には、本サブルーチンを終了する。
【0181】
ステップS265の処理により始動口スイッチ入力があると判別された場合には、始動口検出時処理を実行する(ステップS266)。詳しくは、図17及び図21を用いて後述する。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0182】
[変動パターン決定処理]
図10のステップS109において実行されるサブルーチンについて図15及び図16を用いて説明する。
【0183】
最初に、図15に示すように、大当りであるか否かの判断を行う(ステップS281)。この処理において、メインCPU66は、図10のステップS105の参照の結果に基づいて、大当りであるか否かを判断することになる。メインCPU66は、大当りであると判断した場合には、ステップS282に処理を移し、大当りでない場合には、ステップS286に処理を移す。
【0184】
ステップS282の処理において、後述する図17のステップS311によりセットされた連続予告カウンタが「1」であるか否かを判断する。この処理において、メインCPU66は、連続予告カウンタからデータを読み出し、そのデータが「1」であると判別した場合には、ステップS284に処理を移し、連続予告カウンタが「1」であるとは判別しなかった場合には、ステップS283に処理を移す。
【0185】
ステップS282の処理により、連続予告カウンタが「1」でないと判断された場合には、大当り変動パターンをセットする処理を実行する(ステップS283)。この処理において、メインCPU66は、演出条件選択用乱数カウンタから抽出した乱数値と後述する変動パターン選択テーブルとに基づいて、大当りの場合の変動パターンを選択し、メインRAM70の所定領域に選択された大当りの場合の変動パターンを示すデータをセットする。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0186】
ステップS282の処理により、連続予告カウンタが「1」であると判断された場合には、連続予告用大当り変動パターンをセットする処理を実行する(ステップS284)。この処理において、メインCPU66は、メインRAM70の所定の領域に連続予告用大当り変動パターンを示すデータをセットすることになる。なお、この連続予告用大当り変動パターンは、図19で後述する「ごはんリーチ」変動パターンに相当する。この処理が終了した場合には、ステップS285に処理を移す。
【0187】
ステップS285においては、連続予告カウンタを「0」にセットする処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、連続予告カウンタを「0」として記憶する。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0188】
ステップS281の処理により、大当りであると判断されなかった場合には、連続予告カウンタが「1」以上であるか否かについて判断する(ステップS286)。この処理おいて、メインCPU66は、連続予告カウンタを読み出して、その値が「1」以上であるか否かを判断する。この処理において、連続予告カウンタが「1」以上であると判断した場合には、ステップS287に処理を移し、連続予告カウンタが「1」以上であるとは判別しなかった場合には、図16のステップS292に処理を移す。
【0189】
ステップS286の処理により、連続予告カウンタが「1」以上であると判断した場合には、連続予告カウンタが「1」であるか否かについて判断する(ステップS287)。この処理おいて、メインCPU66は、連続予告カウンタを読み出して、その値が「1」であるか否かを判断する。この処理において、連続予告カウンタが「1」であると判断した場合には、ステップS288に処理を移し、連続予告カウンタが「1」であると判断しなかった場合には、ステップS289に処理を移す。
【0190】
ステップS287の処理により、連続予告カウンタが「1」であると判断した場合には、リーチ状態であるか否かについて判断する(ステップS288)。この処理おいて、メインCPU66は、図10のステップS108で決定した識別情報を示すデータをメインRAM70より呼び出して、今回における識別情報の可変表示がリーチ状態となるか否かを判断する。この処理において、リーチ状態であると判断しなかった場合には、ステップS289に処理を移し、識別情報がリーチ状態であると判断した場合には、ステップS290に処理を移す。なお、リーチ状態であるか否かの判断については、図10のステップS108において決定した左右の識別情報が同一であるか否かによって行われる。また、リーチとするか否かを決定する乱数を設け、これに基づいて判断するようにしてもよい。
【0191】
ステップS288の処理により、連続予告用カウンタが「1」であると判断しなかった場合、又はステップS288の処理により、識別情報がリーチ状態であると判断した場合には、連続予告用ハズレ変動パターンをセットする処理を行う(ステップS289)。この処理において、メインCPU66は、メインRAM70の所定の領域に連続予告用ハズレ変動パターンのデータをセットする。なお、この連続予告用ハズレ変動パターンは、図19で後述する「ごはんリーチ」変動パターンに相当する。この処理が終了した場合には、ステップS291に処理を移す。
【0192】
ステップS288の処理により、リーチであると判断しなかった場合には、連続予告用ハズレ変動パターンをセットする処理を実行する(ステップS290)。この処理において、メインCPU66は、連続予告用ハズレ変動パターンのデータをメインRAM70にセットする。なお、この連続予告用ハズレ変動パターンは、前述した通常変動パターンに相当する。この処理が終了した場合には、ステップS291に処理を移す。
【0193】
ステップS291においては、連続予告カウンタを「1」減算する処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、メインRAM70の所定の領域に記録されている連続予告カウンタの値を「1」減算して記憶する。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0194】
図16において、ステップS286の処理により、連続予告用カウンタが「1」以上であると判断しなかった場合には、リーチであるか否かについて判断する(ステップS292)。この処理おいて、メインCPU66は、図10のステップS108で決定した識別情報を示すデータをメインRAM70より呼び出して、今回の識別情報の可変表示がリーチ状態となるか否かを判断する。この処理において、リーチであると判断しなかった場合には、ステップS293に処理を移し、識別情報がリーチ状態であると判断した場合には、ステップS294に処理を移す。
【0195】
ステップS292の処理により、リーチであると判断しなかった場合には、通常変動パターンをセットする処理を実行する(ステップS293)。この処理において、メインCPU66は、通常変動パターンのデータをメインRAM70にセットする。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0196】
ステップS292の処理により、リーチであると判断した場合には、ハズレリーチ変動パターンをセットする処理を実行する(ステップS294)。この処理において、メインCPU66は、演出条件選択用乱数カウンタから抽出した演出条件選択用乱数値と後述する変動パターン選択テーブルとに基づいて、導出表示された識別情報が、リーチ状態でハズレの場合の変動パターンを選択し、メインRAM70の所定領域に選択された変動パターンを示すデータをセットする。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0197】
[始動口検出時処理]
図14のステップS266において実行されるサブルーチンについて図17を用いて説明する。
【0198】
最初に、図17に示すように、始動記憶数が「4」以上であるか否かについて判断する(ステップS301)。この処理において、メインCPU66は、始動記憶数を示すデータを読み出し、その始動記憶数を示すデータが「4」以上であるか否かを判断する。この処理において、始動記憶数を示すデータが「4」以上であると判断した場合には、本サブルーチンを終了し、始動記憶数を示すデータが4以上であると判断しなかった場合には、ステップS302に処理を移す。
【0199】
ステップS301の処理により、始動記憶数を示すデータが4以上であると判断しなかった場合には、始動記憶数を1増加する処理を行う(ステップS302)。この処理において、メインCPU66は、メインRAM70の所定の領域に記録されている始動記憶数を示すデータに「1」加算して記憶する。この処理が終了した場合には、ステップS303に処理を移す。
【0200】
ステップS303においては、大当り判定用乱数値と大当り図柄用乱数値を抽出する処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、大当り判定用乱数カウンタから大当り判定用乱数値を抽出し、大当り図柄用乱数カウンタから大当り図柄用乱数値を抽出する。この処理が終了した場合には、ステップS304に処理を移す。
【0201】
ステップS304においては、抽出した各乱数値を記憶する処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、抽出した大当り判定用乱数値、大当り図柄用乱数値をメインRAM70の所定領域に記憶する。この処理が終了した場合には、ステップS305に処理を移す。
【0202】
ステップS305においては、抽出した大当り判定用乱数値と大当り判定値とを比較する処理を行う。この処理において、メインCPU66は、メインRAM70の所定領域に記憶した大当り判定用乱数値と大当り判定値とを比較する。この処理が終了した場合には、ステップS306に処理を移す。
【0203】
ステップS306においては、大当り判定用乱数値が大当り判定値と一致するか否かについて判断する。この処理において、メインCPU66は、ステップS305で比較した数値が一致していると判断しなかった場合には、ステップS307に処理を移し、大当り判定用乱数値が大当り判定値と一致すると判断した場合には、ステップS308に処理を移す。
【0204】
ステップS306の処理により、大当り判定用乱数値が大当り判定値と一致すると判断しなかった場合には、予告実行抽選処理を実行する(ステップS307)。この処理において、メインCPU66は、連続予告発生用乱数カウンタから乱数値を抽出し、この乱数値とハズレ時における予告実行テーブルを参照して、所定の確率(例えば、200分の1)における予告を実行するか否かの抽選を行い、予告を実行するか否かのデータをメインRAM70の所定領域に記憶する。この処理が終了した場合には、ステップS309に処理を移す。
【0205】
ステップS306の処理により、大当り判定用乱数値が大当り判定値と一致すると判断した場合には、所定の確率の予告実行抽選処理を実行する(ステップS308)。この処理において、メインCPU66は、連続予告発生用乱数カウンタから乱数値を抽出し、この乱数値と遊技者に有利な特定遊技状態である大当り時における予告実行テーブルを参照して、所定の確率(例えば、2分の1)における予告を実行するか否かの抽選を行い、予告を実行するか否かのデータをメインRAM70の所定領域に記憶する。尚、この大当り時における予告実行確率は、ハズレ時における予告実行確率よりも大きく設定されている。この処理が終了した場合には、ステップS309に処理を移す。
【0206】
ステップS309においては、ステップS307又はステップS308の抽選において、予告実行抽選に当選したか否かを判断する。この処理において、メインCPU66は、ステップS307又はステップS308の処理により記憶された予告を実行するか否かのデータをメインRAM70から読み出して、予告実行抽選に当選したか否かを判断する。この処理において、予告実行抽選に当選したと判断しなかった場合には、ステップS310の処理に移り、予告実行抽選に当選したと判断した場合には、ステップS309aに処理を移す。
【0207】
ステップS309の処理により、予告実行抽選に当選したと判断した場合には、始動記憶数が「2」以上であるか否かについて判断する。この処理において、メインCPU66は、ステップS302の処理により加算記憶された始動記憶数をメインRAM70から読み出して、その始動記憶数を示すデータが「2」以上であるか否かを判断する。この処理において、始動記憶数を示すデータが「2」以上であると判断しなかった場合には、ステップS310の処理に移り、始動記憶数を示すデータが「2」以上であると判断した場合には、ステップS311に処理を移す。
【0208】
ステップS309の処理により、予告実行抽選に当選したと判断しなかった場合または、ステップS309aの処理により、始動記憶数を示すデータが「2」以上であると判断しなかった場合には、始動記憶数指定コマンドのデータをセットする処理を行う(ステップS310)。この処理において、メインCPU66は、始動記憶数を読み出し、その始動記憶数に基づいて、始動記憶数指定コマンドを示すデータをメインRAM70の所定領域に記憶する。具体的には、始動記憶数が「3」である場合において、本ステップを実行するときには、連続予告を実行しない旨の「0」と始動記憶数である「3」を組み合わせたコマンドデータ「03」をメインRAM70に記憶する。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0209】
ステップS309aの処理により、始動記憶数を示すデータが「2」以上であると判断した場合には、予告カウンタのデータをセットするとともに、始動記憶数指定コマンド及び予告コマンドのデータをセットする処理を実行する。この処理において、CPU66は、始動記憶数を読み出し、その始動記憶数に基づいて、連続予告カウンタに予告回数を示すデータと、連続予告を実行する旨のデータとを記憶する。例えば、CPU66は、始動記憶数が「3」である場合には、連続予告カウンタに「3」を記憶する。これにより、次の特別図柄ゲームから連続予告演出を実行させる回数を3回として記憶することとなる。
【0210】
また、CPU66は、始動記憶数に基づいて、始動記憶数指定コマンドを示すデータと、連続予告カウンタを示すデータとをメインRAM70の所定領域に記憶する。具体的には、始動記憶数が「3」である場合において、本ステップを実行するときには、連続予告を実行する旨の「1」と始動記憶数である「3」を組み合わせたコマンドデータ「13」をメインRAM70に記憶する。これにより、主制御回路60から副制御回路200に対して始動記憶数が3つであることを示し、かつ、連続予告を3回実行する旨のコマンドを供給することとなる。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0211】
[コマンド受信処理]
一方、副制御回路200では、主制御回路60からのコマンド受信のタイミングで図18に示すコマンド受信処理を実行する。このコマンド受信処理について図18を用いて説明する。
【0212】
最初に、図18に示すように、予告コマンドを受信したか否かの判断を行う(ステップS321)。この処理において、副制御回路200のサブCPU206は、主制御回路60から予告コマンドを受信したと判断した場合には、ステップS322に処理を移し、予告コマンドを受信したと判断しなかった場合には、ステップS323に処理を移す。
【0213】
ステップS321の処理により予告コマンドを受信したと判断した場合には、受信した連続予告回数に該当する数値を演出制御側連続予告カウンタにセットする処理を実行する(ステップS322)。この処理において、サブCPU206は、受信した予告コマンドに基づいて、連続予告回数を示すデータを読み出し、その連続予告回数を示すデータを演出制御側連続予告カウンタにセットする。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0214】
ステップS321の処理により予告コマンドを受信したと判断しなかった場合には、変動パターン指定コマンドを受信したか否かの判断を行う(ステップS323)。この処理において、副制御回路200のサブCPU206は、主制御回路60から変動パターン指定コマンドを受信したと判断した場合には、ステップS325に処理を移し、変動パターン指定コマンドを受信したとは判断しなかった場合には、ステップS324に処理を移す。
【0215】
ステップS323の処理により変動パターン指定コマンドを受信したと判断しなかった場合には、他の受信したコマンドに対応する制御を実行する(ステップS324)。この処理において、サブCPU206は、他の受信したコマンドに対応するデータをワークRAM210にセットする。尚、他の受信したコマンドとしては、普通図柄変動コマンド等、各種のコマンドがある。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0216】
ステップS323の処理により、変動パターン指定コマンドを受信したと判断した場合には、演出制御側連続予告カウンタが「1」以上であるか否かを判断する(ステップS325)。この処理において、サブCPU206は、演出制御側連続予告カウンタが「1」以上であると判断しなかった場合には、ステップS326に処理を移し、演出制御側連続予告カウンタが「1」以上であると判断した場合には、ステップS327に処理を移す。
【0217】
ステップS325の処理により演出制御側連続予告カウンタが「1」以上であると判断しなかった場合には、受信した変動パターン指定コマンドに基づく図柄変動表示を実行する処理を行う(ステップS326)。この処理において、サブCPU206は、主制御回路60のメインCPU66から供給された変動パターン指定コマンド等に基づいて識別情報の可変表示パターンのデータをサブCPU206に供給し、VDP212は、サブCPU206からのデータに基づいて、識別情報を示す画像データ等を画像データROM216から読み出し、重ね合わせて、液晶表示装置32の表示領域32a上に表示を行う。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0218】
ステップS325の処理により演出制御側連続予告カウンタが「1」以上であると判断した場合には、サブCPU206は、遊技者に有利な特定遊技状態である大当りとなる変動パターンであるか否かを判断する(ステップS327)。この処理において、大当りとなる変動パターンであると判断しなかった場合には、ステップS328に処理を移し、大当りとなる変動パターンと判断した場合には、ステップS329に処理を移す。
【0219】
ステップS327の処理により、大当りとなる変動パターンであると判断しなかった場合には、演出制御側連続予告カウンタから「1」を減数する(ステップS328)。この処理において、副制御回路200のサブCPU206は、ワークRAM210の所定の領域に記録されている演出制御側連続予告カウンタの値を「1」減算してワークRAM210に記憶する。この処理が終了した場合には、ステップS330に処理を移す。
【0220】
ステップS329の処理により、大当りとなる変動パターンであると判断した場合には、演出制御側連続予告カウンタの数値を0にセットする(ステップS329)。この処理において、副制御回路200のサブCPU206は、演出制御側連続予告カウンタの数値を「0」として記憶する。この処理が終了した場合には、ステップS330に処理を移す。
【0221】
ステップS330の処理においては、受信した変動パターン指定コマンドに基づく図柄変動表示を実行するとともに、連続予告演出を実行する。この処理において、サブCPU206は、主制御回路60より送られてきた可変表示パターン指定コマンドに基づいて、図柄変動表示を実行する。また、サブCPU206は、ステップS322の処理によりセットされた演出制御側連続予告カウンタをワークRAM210から読み出して、このカウンタに基づき連続予告演出を実行することになる。具体的には、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に可変表示パターン指定コマンドとして供給され、その結果、サブCPU206、VDP212は、変動表示を開始させ、受け取った可変表示パターンを示すデータに基づいて変動表示、停止表示が実行されるのである。また、同様に、サブCPU206、VDP212は、ステップS322の処理により、ワークRAM210に記憶された演出制御側連続予告カウンタに基づいて、連続予告演出の実行を行う。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0222】
[変動パターン選択テーブルの説明]
本実施形態におけるメインROM68には、識別情報の変動パターンを決定するための変動パターン選択テーブルが記憶されている。この変動パターン選択テーブルについて図19を用いて説明する。なお、テーブル中には各変動パターンを選択する際に使用される乱数値が設定されている。そして、演出条件選択用乱数カウンタから抽出された乱数値(本実施形態では、0から99まで)に基づいて、変動パターンを選択することになる。なお、本実施形態においては、乱数値を0から99までの範囲で設定しているが、本発明はこれに限らず、乱数値の上限が99より小さくても大きくてしても構わない。
【0223】
図19に示すように、変動パターン選択テーブルには、停止表示される結果がハズレの場合、リーチハズレの場合、最後の連続予告中であるハズレの場合、連続予告中のハズレの場合、大当りの場合及び最後の連続予告中である大当りの場合おける変動パターンの乱数値が設定されている。
【0224】
選択される変動パターンの種別には、通常変動パターン、ノーマルリーチ変動パターン、ロングリーチ変動パターン、高速リーチ変動パターン、全回転リーチ変動パターン及びごはんリーチ変動パターンがある。
【0225】
通常変動パターンは、リーチに発展することのない通常の変動パターンであり、必ずハズレとなる変動パターンであり、本実施形態においては、特別可変表示パターンとしても用いられる。ノーマルリーチ変動パターンは、リーチに発展する変動パターンである。ロングリーチ変動パターンは、ノーマルリーチ変動パターンから発展する変動パターンである。高速リーチ変動パターンは、ノーマルリーチ変動パターンから発展する変動パターンである。全回転変動パターンは、通常変動パターンから発展する変動パターンであり、必ず大当りとなる変動パターンである。ごはんリーチ変動パターンは、事前予告演出が実行されるに伴って実行される変動パターンであり、特定可変表示パターンともいう。
【0226】
識別情報が停止表示された結果がリーチとならずにハズレとして決定された場合には、必ず通常変動パターンが実行される。
【0227】
識別情報が停止表示された結果がリーチハズレとして決定された場合には、乱数値が0から80のときはノーマルリーチ変動パターンが、乱数値が81から95のときはロングリーチ変動パターンが、乱数値が96から99のときは高速リーチ変動パターンが実行される。
【0228】
また、識別情報が停止表示された結果がハズレであって、最後の連続予告中である場合、すなわち、図15のステップS288でリーチであると判断された場合には、ごはんリーチ変動パターンが必ず実行されることとなる。
【0229】
同様に、識別情報が停止表示された結果が連続予告中のハズレとして決定された場合には、特別可変表示パターンとしての通常変動パターンが必ず実行されることとなる。
【0230】
更にまた、識別情報が停止表示された結果が大当りとして決定された場合には、乱数値が0から20のときはノーマルリーチ変動パターンが、乱数値が21から60のときはロングリーチ変動パターンが、乱数値が61から90のときは高速リーチ変動パターンが、乱数値が91から99のときは全回転リーチ変動パターンが、実行される。
【0231】
また、識別情報が停止表示された結果が大当りであって、最後の連続予告中である場合、すなわち、図15のステップS282で連続予告カウンタが1であると判断された場合には、ごはんリーチ変動パターンが必ず実行されることとなる。
【0232】
このような変動パターン選択テーブルでは、識別情報の停止表示の結果が大当りの場合(つまり大当り時)における変動パターンは、識別情報の停止表示の結果がハズレの場合(つまりハズレ時)における変動パターンよりも、リーチとなる変動パターンが実行される確率が高く設定されているため、リーチとなる変動パターンが実行されることにより、大当りとなる期待感を遊技者に抱かせることができ、興趣の向上を図ることができる。
【0233】
なお、上述したように、メインCPU66は演出条件選択用乱数カウンタから抽出した乱数値と変動パターン選択テーブルに基づいて変動パターンを選択する。そして、メインCPU66はメインRAM70の所定の領域に選択された変動パターンのデータをセットする。更に、上述した図8のステップS47の処理により、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に変動パターン指定コマンドが供給されることになる。具体的には、図19に示すように、選択された変動パターンが通常変動パターンである場合は00Hが、選択された変動パターンがノーマルリーチ変動パターンであって、停止表示された図柄がはずれ図柄となる場合は01Hが、停止表示された図柄が大当り図柄となる場合は02Hが、選択された変動パターンがロングリーチ変動パターンであって、停止表示された図柄がはずれ図柄となる場合は03Hが、停止表示された図柄が大当り図柄となる場合は04Hが、選択された変動パターンが高速リーチ変動パターンであって、停止表示された図柄がはずれ図柄となる場合は05Hが、停止表示された図柄が大当り図柄となる場合は06Hが、選択された変動パターンが全回転リーチ変動パターンである場合は07Hが、選択された変動パターンがごはんリーチ変動パターンであって、停止表示された図柄がはずれ図柄となる場合は08Hが、停止表示された図柄が大当り図柄となる場合は09Hが、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に変動パターン指定コマンドとして供給されることになる。
【0234】
[第2の実施形態]
以下に、複数種類の事前予告演出を備えた場合の第2の実施形態について説明する。
【0235】
第2の実施形態においては、遊技者に有利な特定遊技状態である大当り後に遊技者に有利な特別遊技状態である高確率遊技状態に制御する場合に、識別情報の可変表示パターンとして、第1の実施形態とは異なった特定可変表示パターンが選択されるものである。なお、本実施形態においては、後述するように、図4に示した「通常変動パターン」や図5に示した「ノーマルリーチパターン」等も実行されるが、本実施形態では説明を省略する。
【0236】
[画面説明]
識別情報の可変表示に関して、図20(a)に示すように、識別表示が変動表示されている。図20(a)上では「保留球」で表しているように、始動記録数は現在2つとなっている。そして、現在の識別表示の可変表示から2回目に行われる識別表示の可変表示においては、遊技者に有利な特定遊技状態である大当りのうち、大当り終了後に特定遊技状態とは異なる特別遊技状態となる特別大当りとなるように決定されている。つまり、現在の識別表示の可変表示から2回目に行われる識別表示の可変表示は、特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示となる。そして、その特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示が実行された後、遊技者に有利な特定遊技状態である大当りとなるが、その大当り後は、遊技者に有利な特別遊技状態である高確率遊技状態(確変状態)に移行されるようになっている。
【0237】
また、事前予告演出を行う演出用画像データ94に関しては、図20(a)に示すように、「おーやーつ!!」という音声とともに、演出用画像データ94のうち「親」の演出用画像データ94が表示されることによって、事前予告演出が実行されることになる。そして、この回の特別図柄ゲームにおいては、リーチ状態に移行することなく、識別情報がハズレ態様として導出表示される通常変動が実行される(図示せず)。
【0238】
次に、図20(b)に示すように、始動記憶が1個消化され、次の識別情報の可変表示が実行されると、その実行中に「親」の演出用画像データ94とは別の「子供」の演出用画像データ94が登場する。そして、「親」の演出用画像データ94とともに「おやつ」を要求するが如く、「おーやーつ!!」という音が発生されることになる。そして、この回の特別図柄ゲームにおいても、リーチ状態に移行することなく、識別情報がハズレ態様として導出表示される通常変動が実行される(図示せず)。
【0239】
そして、更に始動記憶が1個消化されることにより、特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示、つまり、遊技者に有利な特定遊技状態となることが決定されている識別情報の可変表示が開始されるのであるが、図20(c)に示すように、一つの図柄列(例えば、中列)以外の図柄列(例えば、左列及び右列)において停止表示された識別情報は、リーチ状態となる。また、同時に行われる予告演出としては、更にもう一人の演出用画像データ94が登場し、図20(a)及び(c)の演出用画像データ94とともに、「おーやーつ!!」という音声が発生されることになる。
【0240】
その後、図20(d)に示すように、蓋付きの皿が運ばれてくるが、皿には蓋がされているため、中身が何か分からない状態となっている。
【0241】
次に、図20(e)に示すように、唯一可変表示が行われていた識別情報(例えば、中列の識別情報)が停止表示され、全ての図柄列において同じ種類の識別情報(例えば、「7」)が停止表示されることになり、その結果遊技者に有利な特定遊技状態、所謂大当り状態となる。同時に、皿にされていた蓋が取り払われ、中から果物の盛合せが出現し、遊技者に有利な特定遊技状態、つまり大当り状態が演出されることになる。
【0242】
ここで、本実施形態においては、第1の実施形態と同様に「ごーはーん!!」を要求する事前予告演出も可能であるが、本実施形態においては、遊技者に有利な特定遊技状態である大当り状態後に、遊技者に有利な特別遊技状態である高確率状態(確変状態)に移行するように設定されているため、これを明確にするべく、「おーやーつ!!」を欲求する事前予告演出が選択され、実行されることになっている。
【0243】
このように、図20(a)から(e)に示すように、遊技者に有利な特定遊技状態となることが決定された識別情報の可変表示が行われる以前に、演出用画像データ94による事前予告演出が実行される場合、複数種類の識別情報の可変表示パターンのうちの特定可変表示パターンが選択されるので、事前予告演出と可変表示演出による総体的な演出が可能となり、予告演出における興趣と大当りへの期待感をより一層高めることができる。
【0244】
また、事前予告演出中の特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示が実行される以前においては、特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示とは異なる、特別遊技変動パターンによる識別情報の可変表示が行われるため、事前予告演出とは関連性のない可変表示パターンを実行させないようにすることができるので、遊技者の目を事前予告演出に向けさせることができ、興趣を維持又は向上することができる。
【0245】
更にまた、識別情報の可変表示結果が特定遊技状態の終了後に遊技者に有利な特別遊技状態となる特別の表示態様となるように決定されている始動記憶と、遊技者に有利な特別遊技状態とならない特定の表示態様となるように決定されている始動記憶では、識別情報の可変表示中に実行される事前予告演出が異なる結果、遊技者に有利な特別遊技状態となることが事前に認識することができるので、遊技における期待感をより一層高めることができ、遊技者の興趣を向上させることができる。
【0246】
その他、事前予告演出に対応して特定の識別情報の可変表示パターンが実行されるため、演出の差別化が図られ、バリエーションに富む遊技機を提供することができる。
【0247】
[遊技の動作]
以下に、第2の実施形態の動作を行うパチンコ遊技機10で実行される処理を説明する。なお、先に説明した図7から図14における処理においては本実施形態と共通しているため、今回の説明では省略し、先に説明した第1の実施形態の遊技機10で行われる処理とは異なる部分の、図15、16の「変動パターン決定処理」に相当する処理を図15、16で、図17の「始動口検出時処理」に相当する処理を図21で、図18の「コマンド受信処理」に相当する処理を図22を使用して説明することとする。
【0248】
[変動パターン決定処理]
図10のステップS109において実行されるサブルーチンについて図15及び図16を用いて説明する。
【0249】
最初に、図15に示すように、大当りであるか否かの判断を行う(ステップS281)。メインCPU66は、大当りであると判断した場合には、ステップS282に処理を移し、大当りでない場合には、ステップS286に処理を移す。
【0250】
ステップS282の処理において、後述する図17のステップS311によりセットされた連続予告カウンタが「1」であるか否かを判断する。この処理において、メインCPU66は、連続予告カウンタからデータを読み出し、そのデータが「1」であると判別した場合には、ステップS284に処理を移し、連続予告カウンタが「1」であるとは判別しなかった場合には、ステップS283に処理を移す。
【0251】
ステップS282の処理により、連続予告カウンタが「1」でないと判断された場合には、大当り変動パターンをセットする処理を実行する(ステップS283)。この処理において、メインCPU66は、演出条件選択用乱数カウンタから抽出した乱数値と後述する変動パターン選択テーブルとに基づいて、大当りの場合の変動パターンを選択し、メインRAM70の所定領域に選択された大当りの場合の変動パターンを示すデータをセットする。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0252】
ステップS282の処理により、連続予告カウンタが「1」であると判断された場合には、連続予告用大当り変動パターンをセットする処理を実行する(ステップS284)。この処理において、メインCPU66は、後述するステップS413の処理でセットされる連続予告フラグに基づいて、連続予告用大当り変動パターンであるA(例えば、ごはんリーチ変動パターン)又はB(例えば、おやつリーチ変動パターン)を選択し、選択された連続予告用大当り変動パターンを示すデータをメインRAM70の所定の領域にセットすることになる。この処理が終了した場合には、ステップS285に処理を移す。
【0253】
ステップS285においては、連続予告カウンタを「0」にセットする処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、連続予告カウンタを「0」として記憶する。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0254】
ステップS281の処理により、大当りであると判断されなかった場合には、連続予告カウンタが「1」以上であるか否かについて判断する(ステップS286)。この処理おいて、メインCPU66は、連続予告カウンタを読み出して、その値が「1」以上であるか否かを判断する。この処理において、連続予告カウンタが「1」以上であると判断した場合には、ステップS287に処理を移し、連続予告カウンタが「1」以上であるとは判別しなかった場合には、図16のステップS292に処理を移す。
【0255】
ステップS286の処理により、連続予告カウンタが「1」以上であると判断した場合には、連続予告カウンタが「1」であるか否かについて判断する(ステップS287)。この処理おいて、メインCPU66は、連続予告カウンタを読み出して、その値が「1」であるか否かを判断する。この処理において、連続予告カウンタが「1」であると判断した場合には、ステップS288に処理を移し、連続予告カウンタが「1」であると判断しなかった場合には、ステップS289に処理を移す。
【0256】
ステップS287の処理により、連続予告カウンタが「1」であると判断した場合には、リーチ状態であるか否かについて判断する(ステップS288)。この処理おいて、メインCPU66は、図10のステップS108で決定した識別情報を示すデータをメインRAM70より呼び出して、今回における識別情報の可変表示がリーチ状態となるか否かを判断する。この処理において、リーチ状態であると判断しなかった場合には、ステップS289に処理を移し、識別情報がリーチ状態であると判断した場合には、ステップS290に処理を移す。
【0257】
ステップS287の処理により、連続予告用カウンタが「1」であると判断しなかった場合、又はステップS288の処理により、識別情報がリーチ状態であると判断しなかった場合には、連続予告用ハズレ変動パターンをセットする処理を実行する(ステップS289)。すなわち、この処理において、連続予告用ハズレ変動パターンを示すデータをメインRAM70の所定の領域にセットすることになる。この処理が終了した場合には、ステップS291に処理を移す。
【0258】
ステップS288の処理により、リーチであると判断した場合には、連続予告用ハズレリーチ変動パターンをセットする処理を実行する(ステップS290)。この処理において、メインCPU66は、後述するステップS413の処理でセットされる連続予告フラグに基づいて、連続予告用ハズレリーチ変動パターンであるA(例えば、ごはんリーチ変動パターン)又はB(例えば、おやつリーチ変動パターン)を選択し、選択された連続予告用ハズレリーチ変動パターンを示すデータをメインRAM70の所定の領域にセットすることになる。この処理が終了した場合には、ステップS291に処理を移す。
【0259】
ステップS291においては、連続予告カウンタを「1」減算する処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、メインRAM70の所定の領域に記録されている連続予告カウンタの値を「1」減算して記憶する。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0260】
図16において、ステップS286の処理により、連続予告用カウンタが「1」以上であると判断しなかった場合には、リーチであるか否かについて判断する(ステップS292)。この処理おいて、メインCPU66は、図10のステップS108で決定した識別情報を示すデータをメインRAM70より呼び出して、今回の識別情報の可変表示がリーチ状態となるか否かを判断する。この処理において、リーチであると判断しなかった場合には、ステップS293に処理を移し、識別情報がリーチ状態であると判断した場合には、ステップS294に処理を移す。
【0261】
ステップS292の処理により、リーチであると判断しなかった場合には、通常変動パターンをセットする処理を実行する(ステップS293)。この処理において、メインCPU66は、通常変動パターンのデータをメインRAM70にセットする。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0262】
ステップS292の処理により、リーチであると判断した場合には、ハズレリーチ変動パターンをセットする処理を実行する(ステップS294)。この処理において、メインCPU66は、演出条件選択用乱数カウンタから抽出した演出条件選択用乱数値と後述する変動パターン選択テーブルとに基づいて、導出表示された識別情報が、リーチ状態でハズレの場合の変動パターンを選択し、メインRAM70の所定領域に選択された変動パターンを示すデータをセットする。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0263】
[始動口検出時処理]
図14のステップS266において実行されるサブルーチンについて図21を用いて説明する。なお、図21におけるステップS401からステップS410までの処理は、図17のステップS301からステップS310までの処理に相当するため、今回の説明においては、省略する。
【0264】
図21のステップS411においては、ステップS409aの処理により、始動記憶数を示すデータが2以上であると判断された場合には、予告種別選択テーブルの選択を実行する。この処理において、メインCPU66は、ステップS403により抽出された大当り判定用乱数値と大当り図柄用乱数値とに基づいて、遊技者に有利な状態である確変大当り状態であるか、非確変大当り状態であるか、又は、はずれ状態であるかを判定する。そして、メインCPU66は、判断された状態に基づいて適切な予告種別選択テーブルを選択する。この処理が終了した場合には、ステップS413に処理を移す。
【0265】
ステップS412においては、予告種別選択用の乱数値(例えば、0から9)の抽出を行う。この処理において、メインCPU66は、予告種別選択カウンタから乱数値を抽出し、この乱数値とステップS411により選択された予告種別選択テーブルに基づいて連続予告を行うための予告種別を選択する。そして、メインCPU66は、選択された予告種別を示すデータをメインRAM70に記憶する。この処理が終了した場合には、ステップS412に処理を移す。
【0266】
ステップS413においては、予告カウンタのデータをセットするとともに、始動記憶数指定コマンド及び予告コマンドのデータをセットする処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、始動記憶数を読み出し、その始動記憶数に基づいて、予告カウンタに予告回数を示すデータと、連続予告の種別を示すデータとを記憶する。例えば、メインCPU66は、始動記憶数が「3」である場合に、ステップS412の処理において選択された連続予告(例えば、「おやつ予告」に基づいて、連続予告を実行する変動回数である「3」を予告カウンタにセットするとともに、連続予告の種別である予告コマンドを示すデータである「2」と、始動記憶数である「3」を組み合わせた「23」をメインRAM70の所定領域に記憶する。また、メインCPU66は、連続予告の種別を判断できるように、連続予告の種別に応じた連続予告フラグをセットする。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0267】
尚、本実施形態においては、実行される連続予告の種類を2種類としたが、本発明はこれに限らず、他の連続予告を備えるものであってもよく、例えば、連続予告を3種類以上備えるような構成としてもよい。
【0268】
また、遊技者に有利な状態である特別遊技状態は、所謂確変状態に限らず、他の態様であってもよく、例えば、特別図柄の始動条件が成立し易い遊技状態である所謂時短状態となる構成であってもよい。
【0269】
[コマンド受信処理]
一方、副制御回路200では、主制御回路60からのコマンド受信のタイミングで図22に示すコマンド受信処理を実行する。このコマンド受信処理について図22を用いて説明する。なお、図22のステップS421、ステップS423からステップS429については、図18のステップS321、ステップS423からステップS439と共通しているため今回の説明を省略する。
【0270】
ステップS421の処理により予告コマンドを受信したと判断した場合には、受信した連続予告回数に該当する数値を演出制御側連続予告カウンタにセットするとともに、予告の種別を示す数値をセットする処理を実行する(ステップS422)。この処理において、サブCPU206は、受信した予告コマンドに基づいて、連続予告回数を示すデータを読み出し、その連続予告回数を示すデータを演出制御側連続予告カウンタにセットする。また、サブCPU206は、受信した予告コマンドに基づいて、受信した連続予告の種別を示す数値をワークRAM210にセットする。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0271】
ステップS430においては、受信した変動パターン指定コマンドに基づく図柄変動表示と、セットされた予告種別に基づく連続予告演出とを実行する。この処理において、サブCPU206は、主制御回路60より送られてきた変動パターン指定コマンドに基づいて、図柄変動表示を実行する。また、サブCPU206は、ステップS422の処理によりセットされた連続予告の種別を示す数値を読み出して、この数値に基づき連続予告演出を実行することになる。具体的には、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に変動パターン指定コマンドとして供給され、その結果、サブCPU206、VDP212は、変動表示を開始させ、受け取った変動パターンを示すデータに基づいて変動表示、停止表示が実行されるのである。また、同様に、サブCPU206、VDP212は、ステップS422の処理により、ワークRAM210に記憶された演出制御側連続予告演出カウンタに基づいて、受信した連続予告回数において、予告の種別における事前予告演出の実行を行う。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
【0272】
[変動パターン選択テーブルの説明]
本実施形態におけるメインROM68には、識別情報の変動パターンを決定するための変動パターン選択テーブルが記憶されている。この変動パターン選択テーブルについて図23を用いて説明する。なお、テーブル中には各変動パターンを選択する際に使用される乱数値については、図19において説明したため、説明を割愛する。
【0273】
図23に示すように、変動パターン選択テーブルには、停止表示される結果がハズレの場合、リーチハズレの場合、最後の大当り連続予告中であるハズレの場合、最後の確変大当り連続予告中であるハズレの場合、連続予告中のハズレの場合、大当りの場合、最後の大当り連続予告中である大当り場合及び最後の確変大当たり連続予告中である大当りの場合における変動パターンの乱数値が設定されている。
【0274】
選択される変動パターンの種別には、通常変動パターン、ノーマルリーチ変動パターン、ロングリーチ変動パターン、高速リーチ変動パターン、全回転リーチ変動パターン、ごはんリーチ変動パターン及びおやつリーチ変動パターンがある。
【0275】
識別情報が停止表示された結果が、ハズレである場合、連続予告中のはずれである場合、リーチハズレである場合及び大当りである場合については、図19において説明を行っているため、ここでの説明を割愛する。また、識別情報が停止表示された結果が最後の大当り連続予告中のはずれの場合、必ず通常変動パターンが実行される。
【0276】
識別情報が停止表示された結果がハズレであって、最後の確変大当り連続予告中である場合、すなわち、図15のステップS288でリーチと判断され、「おやつ予告」が実行されている場合は、必ずおやつリーチ変動パターンが実行されることになる。
【0277】
識別情報が停止表示された結果が大当りであって、最後の大当り連続予告中である場合、すなわち、図15のステップS282で連続予告カウンタが「1」であると判断され、「ごはん予告」が実行されている場合、必ずごはんリーチ変動パターンが実行されることになる。
【0278】
識別情報が停止表示された結果が大当りであって、最後の確変大当り連続予告中である場合、すなわち、図15のステップS282で連続予告カウンタが「1」であると判断され、「おやつ予告」が実行されている場合、必ずおやつリーチ変動パターンが実行されることになる。
【0279】
なお、上述したように、メインCPU66は演出条件選択用乱数カウンタから抽出した乱数値と変動パターン選択テーブルに基づいて変動パターンを選択し、メインRAM70の所定の領域に選択された変動パターンのデータをセットし、更に、上述した図8のステップS47の処理により、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に変動パターン指定コマンドが供給されることになる。
【0280】
[予告種別選択テーブルの説明]
本実施形態におけるメインROM68には、連続予告の種別を選択する場合に用いられる予告種別選択テーブルが記憶されている。この予告種別選択テーブルとは、図21で示される、ステップS409の処理で、連続予告をすることが決定された場合に、どのような連続予告を実行するかを乱数値に基づいて決定するものである。予告種別選択テーブルについて、図24を用いて説明する。
【0281】
図24に示すように、この予告種別選択テーブルは、上述のステップS409の処理により判定された遊技状態によって、選択されるテーブルが異なることになる。例えば、「確変大当り」と判定された場合には「確変大当り判定時用予告種別選択テーブル」が、「非確変大当り」と判定された場合には「非確変大当り判定時用予告種別テーブル」が、そして、「はずれ」と判定された場合には「ハズレ時用予告種別テーブル」が選択される。
【0282】
次に「確変大当り判定時用予告種別選択テーブル」を例にして、具体的に予告種別選択テーブルを説明する。上述のステップS412で説明したように、メインCPU66は、予告種別選択カウンタから乱数値(例として、0から9の範囲とする)を抽出し、抽出された乱数値が0から4の場合には、ごはん予告が選択され、5から9の場合には、おやつ予告が実行されることになる。
【0283】
そして、メインCPU66は、選択された予告種別を示すデータである「1(=ごはん予告)」又は「2(=おやつ予告)」を予告コマンドのデータとともに、始動記憶数をX(例えば、始動記憶数が3である場合は、X=3)としてメインRAM70に記憶する。
【0284】
また、確変大当り判定時においては、図24に示すように、非確変大当り時には実行されない「おやつ予告」が実行される可能性がある。このように、おやつ予告が実行された場合には、確変大当りが事前に認識することができる。つまり、大当りとなる以前から大当りの終了後に遊技者に有利な特別遊技状態になることが事前に認識できるので、遊技における期待感をより一層高めることができ、興趣が向上する。
【0285】
なお、本実施形態においては、非確変大当り判定時の場合は、1種類の連続予告演出が行われることとしているが、本発明はこれに限らず、非確変大当り判定時の場合は、数種類の連続予告が実行されるようにしてもよい。
【0286】
[その他の実施形態]
上述した実施形態においては、デジタルパチンコ遊技機(第1種パチンコ遊技機)を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、羽根もの、飛行機ものと称される第2種パチンコ遊技機、権利ものと称される第3種パチンコ遊技機、その他別の態様であってもよい。
【0287】
また、本実施形態においては、連続予告の種類は2種類のものとして説明したが、本発明はこれに限らず、1種類でもよいし、3種以上であってもよい。
【0288】
更に、本実施形態においては、遊技者に有利な特定遊技状態(所謂大当り状態)の事前判定又は遊技者に有利な特別遊技状態(所謂高確率状態)となる特定遊技状態の条件を満たしている場合に、事前予告演出を実行しているが、本発明はこれに限らず、条件を満たしている場合においても、事前予告演出を実行しなくてもよい。例えば、事前判定で演出予告の条件を満たしていても、抽選を導入して、その抽選に当選しなければ、事前予告演出を実行しなくてもよい。また、特定遊技状態となることが事前に判定されたときには、必ず事前予告演出を実行するようにしてもよい。
【0289】
更に、本実施形態においては、事前予告演出は遊技者に有利な特定遊技状態(所謂大当り状態)の事前判定又は遊技者に有利な特別遊技状態(所謂高確率状態)となる特定遊技状態の条件を満たしていない場合においても、所定の確率(例えば200分の1)で実行するようにしているが、本発明はこれに限らず、事前予告演出は遊技者に有利な特定遊技状態(所謂大当り状態)の事前判定又は遊技者に有利な特別遊技状態(所謂高確率状態)の条件を満たしていない場合には、事前予告演出を実行しないようにしてもよい。
【0290】
また、そのような遊技機においては、事前予告演出が遊技者に有利な特定遊技状態(所謂大当り状態)の事前判定又は遊技者に有利な特別遊技状態(所謂高確率状態)となる特定遊技状態の条件を満たしていない場合においても、所定の確率(例えば200分の1)で実行するようにしている場合、特定の可変表示パターン(所謂リーチ演出)とするようにしてもよいし、特定の可変表示パターンをとるようにしなくてもよい。
【0291】
また、本実施形態において事前予告演出は、始動記憶数が「2」以上のときに実行するようにしたが、「3」以上としても「4」のときとしてもよい。
【0292】
また、上述した実施形態においては、パチンコ遊技機等の遊技機自体に本発明を適用したが、各種の処理をコンピュータに実行させるためのシミュレーションプログラムにも適用可能である。このシミュレーションプログラムは、上述した実施形態における各種の手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0293】
[シミュレーションプログラムの実施形態]
パチンコ遊技を模したシミュレーションプログラムについて図25を用いて説明する。尚、図25は、このシミュレーションプログラムを実行するコンピュータを示す概略図である。
【0294】
図25に示すように、コンピュータ300Aは、コンピュータ本体302、表示領域304aに画像を表示する表示装置304、操作部としてのキーボード306を備えている。コンピュータ本体302には、表示装置304と、キーボード306と、が電気的に接続されている。尚、本実施形態においては、キーボード306を操作部として構成したが、本発明はこれに限らず、操作可能であれば他の態様であってもよく、例えば、マウス、コントローラ等でもよい。
【0295】
コンピュータ本体302には、制御回路(図示せず)が内蔵されている。この制御回路は、CPU等からなる制御部(図示せず)と、各種のデータ、プログラム等を記憶する記憶部(図示せず)と、CD−ROM、DVD−ROM又はROMカートリッジ等、コンピュータ300Aに挿脱可能な記憶媒体からデータを読み出すドライブ装置(図示せず)と、を備えている。また、制御回路は、表示装置304及びキーボード306等の外部装置を制御するためのインターフェイス回路(図示せず)を備えている。
【0296】
尚、本実施形態においては、コンピュータとしてパーソナルコンピュータを用いた構成としたが、本発明はこれに限らず、別の態様であってもよく、例えば、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯端末装置であってもよい。
【0297】
本実施形態においては、CD−ROM、DVD−ROM又はROMカートリッジ等の記憶媒体にシミュレーションプログラムが記憶されており、制御部がそのシミュレーションプログラムに従い、各種の処理を実行する。
【0298】
また、CD−ROM、DVD−ROM等の記憶媒体には、複数種類の識別情報の可変表示パターンが記憶されている。
【0299】
また、本実施形態においては、パチンコ遊技を模したシミュレーションプログラムについて説明する。パチンコ遊技を模したシミュレーションプログラムは、具体的には以下のような処理(ステップ)をコンピュータに実行させるためのものである。
【0300】
(A1) 所定の始動条件が成立したことに基づいて識別情報の可変表示の制御を行う可変表示制御処理。
【0301】
(A2) 識別情報の可変表示結果が所定の表示態様となったことを条件として遊技者に有利な特定遊技状態に制御を行う遊技状態制御処理。
【0302】
(A3) 所定の始動条件が成立したが当該始動条件の成立に基づく識別情報の可変表示が実行できないときに、当該識別情報の可変表示の実行を、当該識別情報の可変表示が実行できる条件が成立するまで、識別情報の可変表示結果を所定の表示態様とするか否かを決定するための情報とともに始動記憶として複数記憶可能な始動記憶処理。
【0303】
(A4) 始動記憶に基づいて複数種類の識別情報の可変表示パターンのうちのいずれかを選択する可変表示パターン選択処理。
【0304】
(A5) 始動記憶が所定の表示態様とする旨の情報が含まれた特定始動記憶であるか否かを判定する表示態様事前判定処理。
【0305】
(A6) (A5)において特定始動記憶であると判定され、特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行されるべき識別情報の可変表示のための始動記憶が(A3)に少なくとも所定数記憶されているときに、前記所定の表示態様となることを示す事前予告演出を特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行される少なくとも所定数回における識別情報の可変表示にて実行する予告演出実行処理。
【0306】
(A7) (A4)において、(A6)によって事前予告演出が実行されたときに、特定始動記憶に基づいて実行される識別情報の可変表示について、複数種類の可変表示パターンのうちの特定可変表示パターンを選択する処理。
【0307】
(A8) (A4)において、(A6)によって事前予告演出が実行されたときに、特定始動記憶に基づいて実行される識別情報の可変表示以外の識別情報の可変表示について、特定可変表示パターンが選択されないように規制する可変表示パターン選択規制処理。
【0308】
(A9) (A4)において、特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行される少なくとも所定数回における識別情報の可変表示について、複数種類の可変表示パターンのうち、特定可変表示パターンとは異なる特別可変表示パターンを選択する処理。
【0309】
(A10) 識別情報の可変表示結果が所定の表示態様のうちの特別の表示態様となったことを条件として、特定遊技状態の終了後に、遊技者に有利な遊技状態であって特定遊技状態とは異なる特別遊技状態に制御を行う特別遊技状態制御処理。
【0310】
(A11) 特定始動記憶に、特別の表示態様とする旨の情報が含まれているか否かを判定する特別表示態様事前判定処理。
【0311】
(A12) (A6)においては、複数種類の事前予告演出が実行可能であって、特別の表示態様とすると(A11)によって判定されたことを条件として、複数種類の事前予告演出のうちの特定事前予告演出を実行する処理。
【0312】
(A13) (A4)においては、(A6)によって特定事前予告演出が実行されたときには、前特定始動記憶に基づいて実行される識別情報の可変表示について、複数種類の特定可変表示パターンのうちの第1の特定可変表示パターンを選択し、(A6)によって特定事前予告演出以外の非特定事前予告演出が実行されたときには、複数種類の特定可変表示パターンのうちの第2の特定可変表示パターンを選択する処理。
【0313】
このように、(A5)から(A7)の処理をコンピュータに実行させることによって、事前予告演出が実行され、当該事前予告演出に対応する可変表示による演出が実行されるので、事前予告演出と可変表示演出による総体的な演出が可能となるので、予告演出における興趣と大当りへの期待感をより一層高めることができる。
【0314】
更には、(A8)の処理をコンピュータに実行させることにより、事前予告演出が実行される場合以外は、特定の可変表示演出が実行されないので、事前予告演出と特定の可変表示演出の対応関係がより明確となり、遊技者は当該特定の可変表示演出についての価値観がより高まり、興趣が更に向上する。
【0315】
また、(A9)の処理をコンピュータに実行させることにより、特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示以前においては、特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示とは関連性のない、特別可変表示パターンによる識別情報の可変表示が行われるため、遊技者の目を事前予告演出に向けさせることができ、興趣を維持又は向上することができる。
【0316】
更にまた、(A5)から(A7)及び(A12)の処理をコンピュータに実行させることにより、大当りとなる以前から遊技者に有利な特別遊技状態になることが事前に認識できるので、遊技における期待感をより一層高めることができ、興趣が向上する。
【0317】
また、(A13)の処理をコンピュータに実行させることにより、事前予告演出の種類に対応した特定の可変表示パターンが実行されるので、演出の差別化が図られ、バリエーションに富む演出が行われる遊技機を提供することができる。
【0318】
尚、本実施形態においては、CD−ROM、DVD―ROM又はROMカートリッジ等、コンピュータ300Aに挿脱可能な記憶媒体に記憶されたシミュレーションプログラムに従い、制御部を各種の手段として機能させるように構成したが、本発明はこれに限らず、コンピュータ300Aに内蔵された記憶部に記憶されたシミュレーションプログラムに従い、上述した実施形態における各種の手段として制御部を機能させるように構成してもよい。
【0319】
また、上述した実施形態においては、一つのコンピュータ300Aにおいて各種の処理を実行させるように構成したが、本発明はこれに限らず、他のコンピュータ(例えばゲームサーバ)と、それらの処理を別々に分けて実行させるように構成してもよい。
【0320】
他のコンピュータを用いて実行されるシミュレーションプログラムについて図21を用いて説明する。尚、図21は、シミュレーションプログラムを実行するゲームシステムを示す概略図である。
【0321】
図21に示すように、ネットワーク500には、コンピュータ300A、300B、...と、その他のコンピュータであるゲームサーバ400と、が接続されている。つまり、これらのコンピュータ300A、300B、...は、ゲームサーバ400に対して通信可能に接続されている。また、ゲームサーバ400は、制御部(図示せず)と、プログラムを記憶する記憶部(図示せず)と、を備え、制御部は、記憶部に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する。
【0322】
この場合には、上述した実施形態において具体的に記載された処理を、コンピュータ300A、300B、...と、ゲームサーバ400とに、別々に分けて実行させるように構成してもよい。
【0323】
第1の実施形態におけるパチンコ遊技を模するシミュレーションプログラムの一例を挙げると、上述した(A1)から(A5)の処理を実行させるシミュレーションプログラムをゲームサーバ400の記憶部に記憶し、上述した(A6)から(A13)の処理を実行させるシミュレーションプログラムをコンピュータ300A、300B、...の記憶部に記憶する。これにより、ゲームサーバ400の制御部は、(A1)から(A5)の処理を実行し、コンピュータ300A、300B、...の制御部は、(A6)から(A8)の処理を実行することとなる。
【0324】
尚、本実施形態においては、コンピュータ300A、300B、...の各々とゲームサーバ400とに、シミュレーションプログラムに含まれる各種の処理を実行させるように構成したが、本発明はこれに限らず、各種の処理を実行させるためのシミュレーションプログラムをゲームサーバ400に記憶し、コンピュータ300A、300B、...からゲームサーバ400に供給されるダウンロード要求に応じて、ゲームサーバ400からコンピュータ300A、300B、...にシミュレーションプログラムをダウンロードすることにより、コンピュータ300A、300B、...にシミュレーションプログラムを実行させるように構成してもよい。
【0325】
更にまた、本明細書に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本明細書に記載されたものに限定されるものではない。
【0326】
【発明の効果】
本発明によれば、事前予告演出が実行され、当該事前予告演出に対応する可変表示による演出が実行されるので、事前予告演出と可変表示演出による総体的な演出が可能となるので、予告演出における興趣と大当りへの期待感をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機における概観を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において構成される主制御回路を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において表示される識別情報を示す説明図である。
【図4】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において表示される表示画面を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において表示される表示画面を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において表示される表示画面を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
【図14】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
【図16】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
【図17】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
【図18】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
【図19】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において記憶されるテーブルを示す説明図である。
【図20】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において表示される表示画面を示す説明図である。
【図21】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
【図22】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。
【図23】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において記憶されるテーブルを示す説明図である。
【図24】本発明の一実施形態のパチンコ遊技機において記憶されるテーブルを示す説明図である。
【図25】本発明の一実施形態のコンピュータを示す概略図である。
【図26】本発明の一実施形態のゲームシステムを示す概略図である。
【符号の説明】
10 パチンコ遊技機
26 発射ハンドル
32 液晶表示装置
32a 表示領域
44 始動口
60 主制御回路
66 メインCPU
68 メインROM
70 メインRAM
92 識別情報
94 演出用画像データ
116 始動入賞球センサ
200 副制御回路
206 サブCPU
208 プログラムROM
210 ワークRAM
216 画像データROM
250 表示制御回路

Claims (7)

  1. 遊技領域に設けられた始動領域を遊技球が通過したことに基づいて識別情報の可変表示を行う可変表示手段と、
    前記可変表示手段の表示制御を行う可変表示制御手段と、
    前記識別情報の可変表示結果が所定の表示態様となったことを条件として遊技者に有利な特定遊技状態に制御を行う遊技状態制御手段と、
    前記始動領域を遊技球が通過したが当該始動領域への遊技球の通過に基づく識別情報の可変表示が実行できないときに、当該識別情報の可変表示の実行を、当該識別情報の可変表示が実行できる条件が成立するまで、識別情報の可変表示結果を前記所定の表示態様とするか否かを決定するための情報とともに始動記憶として複数記憶可能な始動記憶手段と、
    複数種類の識別情報の可変表示パターンが記憶された可変表示パターン記憶手段と、
    前記始動記憶に基づいて前記可変表示パターン記憶手段に記憶された複数種類の識別情報の可変表示パターンのうちのいずれかを選択する可変表示パターン選択手段と、を備え、
    前記可変表示パターン選択手段によって選択された識別情報の可変表示パターンに基づいて、前記可変表示制御手段による識別情報の可変表示を行う遊技機であって、
    前記始動記憶が前記所定の表示態様とする旨の情報が含まれた特定始動記憶であるか否かを判定する表示態様事前判定手段と、
    前記表示態様事前判定手段によって前記特定始動記憶であると判定され、前記特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行されるべき識別情報の可変表示のための始動記憶が前記始動記憶手段に少なくとも所定数記憶されているときに、前記所定の表示態様となることを示す事前予告演出を、前記特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行される少なくとも前記所定数回における識別情報の可変表示にて実行する予告演出実行手段と、を備え、
    前記可変表示パターン選択手段は、前記予告演出実行手段によって事前予告演出が実行されたときに、前記特定始動記憶に基づいて実行される識別情報の可変表示について、前記可変表示パターン記憶手段に記憶された複数種類の可変表示パターンのうちの特定可変表示パターンを選択することを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記可変表示パターン選択手段は、前記予告演出実行手段によって事前予告演出が実行されたときにおける前記特定始動記憶に基づいて実行される識別情報の可変表示以外の識別情報の可変表示について、前記特定可変表示パターンが選択されないように規制する可変表示パターン選択規制手段を備えたことを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1又は2に記載の遊技機において、
    前記可変表示パターン選択手段は、前記事前予告演出が実行されたときにおける前記特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行される少なくとも前記所定数回における識別情報の可変表示について、前記可変表示パターン記憶手段に記憶された複数種類の可変表示パターンのうち、前記特定可変表示パターンとは異なる特別可変表示パターンを選択する機能を有することを特徴とする遊技機。
  4. 遊技領域に設けられた始動領域を遊技球が通過したことに基づいて識別情報の可変表示を行う可変表示手段と、
    前記可変表示手段の表示制御を行う可変表示制御手段と、
    前記識別情報の可変表示結果が所定の表示態様となったことを条件として遊技者に有利な特定遊技状態に制御を行う遊技状態制御手段と、
    前記識別情報の可変表示結果が所定の表示態様のうちの特別の表示態様となったことを条件として、前記特定遊技状態の終了後に、遊技者に有利な遊技状態であって前記特定遊技状態とは異なる特別遊技状態に制御を行う特別遊技状態制御手段と、
    前記始動領域を遊技球が通過したが前記始動領域への遊技球の通過に基づく識別情報の可変表示が実行できないときに、当該識別情報の可変表示の実行を、当該識別情報の可変表示が実行できる条件が成立するまで、識別情報の可変表示結果を前記所定の表示態様とするか否かを決定するための情報及び識別情報の可変表示結果を前記特別の表示態様とするか否かを決定するための情報とともに始動記憶として複数記憶可能な始動記憶手段と、
    複数種類の識別情報の可変表示パターンが記憶された可変表示パターン記憶手段と、
    前記始動記憶に基づいて前記可変表示パターン記憶手段に記憶された複数種類の識別情報の可変表示パターンのうちのいずれかを選択する可変表示パターン選択手段と、を備え、
    前記可変表示パターン選択手段によって選択された識別情報の可変表示パターンに基づいて、前記可変表示制御手段による識別情報の可変表示を行う遊技機であって、
    前記始動記憶が前記所定の表示態様とする旨の情報が含まれた特定始動記憶であるか否かを判定する表示態様事前判定手段と、
    前記特定始動記憶に、前記特別の表示態様とする旨の情報が含まれているか否かを判定する特別表示態様事前判定手段と、
    前記特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行されるべき識別情報の可変表示のための始動記憶が、前記始動記憶手段に少なくとも所定数記憶されているときに、前記所定の表示態様となることを示す事前予告演出を、前記特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行される少なくとも前記所定数回における識別情報の可変表示にて実行する予告演出実行手段と、を備え、
    前記予告演出実行手段は、複数種類の事前予告演出が実行可能であって、前記特別の表示態様とすると前記特別表示態様事前判定手段によって判定されたことを条件として、前記複数種類の事前予告演出のうちの特定事前予告演出を実行する機能を有し、
    前記可変表示パターン選択手段は、前記予告演出実行手段によって事前予告演出が実行されたときに、前記特定始動記憶に基づいて実行される識別情報の可変表示について、前記可変表示パターン記憶手段に記憶された複数種類の可変表示パターンのうちの特定可変表示パターンを選択することを特徴とする遊技機。
  5. 請求項4に記載の遊技機において、
    前記可変表示パターン記憶手段には、複数種類の前記特定可変表示パターンが記憶され、
    前記可変表示パターン選択手段は、前記予告演出実行手段によって特定事前予告演出が実行されたときには、前記特定始動記憶に基づいて実行される識別情報の可変表示について、前記複数種類の特定可変表示パターンのうちの第1の特定可変表示パターンを選択し、前記予告演出実行手段によって特定事前予告演出以外の非特定事前予告演出が実行されたときには、前記複数種類の特定可変表示パターンのうちの第2の特定可変表示パターンを選択する機能を有することを特徴とする遊技機。
  6. 請求項4又は5に記載の遊技機において、
    前記可変表示パターン選択手段は、前記特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行される少なくとも前記所定数回における識別情報の可変表示について、前記可変表示パターン記憶手段に記憶された複数種類の可変表示パターンのうち、前記特定可変表示パターンとは異なる特別可変表示パターンを選択する機能を有することを特徴とする遊技機。
  7. 所定の始動条件が成立したことに基づいて識別情報の可変表示の制御を行う可変表示制御処理と、
    前記識別情報の可変表示結果が所定の表示態様となったことを条件として遊技者に有利な特定遊技状態に制御を行う遊技状態制御処理と、
    前記所定の始動条件が成立したが当該始動条件の成立に基づく識別情報の可変表示が実行できないときに、当該識別情報の可変表示の実行を、当該識別情報の可変表示が実行できる条件が成立するまで、識別情報の可変表示結果を前記所定の表示態様とするか否かを決定するための情報とともに始動記憶として複数記憶可能な始動記憶処理と、
    前記始動記憶に基づいて複数種類の識別情報の可変表示パターンのうちのいずれかを選択する可変表示パターン選択処理と、
    前記可変表示パターン選択処理において選択された識別情報の可変表示パターンに基づいて、前記可変表示制御処理による識別情報の可変表示をコンピュータに実行させるシミュレーションプログラムであって、
    前記始動記憶が前記所定の表示態様とする旨の情報が含まれた特定始動記憶であるか否かを判定する表示態様事前判定処理と、
    前記表示態様事前判定処理において前記特定始動記憶であると判定され、前記特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行されるべき識別情報の可変表示のための始動記憶が前記始動記憶処理にて少なくとも所定数記憶されているときに、前記所定の表示態様となることを示す事前予告演出を、前記特定始動記憶に基づく識別情報の可変表示の実行以前に実行される少なくとも前記所定数回における識別情報の可変表示にて実行する予告演出実行処理と、
    前記可変表示パターン選択処理において、前記予告演出実行処理によって事前予告演出が実行されたときに、前記特定始動記憶に基づいて実行される識別情報の可変表示について、前記複数種類の可変表示パターンのうちの特定可変表示パターンを選択することをコンピュータに実行させることを特徴とするシミュレーションプログラム。
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