JP4088463B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数種類の図柄を可変表示可能な変動表示装置を備え、図柄の停止態様によって賞を付与可能な遊技機に関し、特に大当たり遊技を付与可能なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機(パチンコ機やパチスロ機、球スロ機等のスロットマシン)では、所定遊技条件の成立により乱数を抽出し、大当りを決定することとなった場合に、予め定められた所定の大当りが付与される。この大当たりでは、パチンコ機では、例えば16ラウンドの大当り遊技が付与され、また、パチスロ機では、BIGボーナス中にJACゲーム状態が3回付与されるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の遊技機では、遊技者が期待を込めて遊技を行うのは、大当りが発生するか否かを表現する変動表示ゲームだけであり、大当りが発生した後は、遊技者は予め定められている大当り遊技を淡々と行うだけであるので、大当りが単に獲得球、或いは獲得メダル数が増加するだけの状態であり、興趣を継続させるのが難しいという問題があった。
【0004】
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、大当たりが発生した際には、さらに遊技者の期待感を高め、また遊技者の遊技に対する挑戦意欲の沸く遊技機の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
発明は、複数種類の図柄からなる図柄列が表記されている複数のリールを有する変動表示手段を有し、前記複数のリールを回転し、前記複数のリールに対応して各々備えられたリール停止ボタンを操作することにより、前記複数のリールの回転をそれぞれ停止させ、前記複数のリールに表記された図柄の有効ライン上における結果態様が予め定められた特別表示態様となった場合に遊技者にとって有利な特別遊技を発生する遊技機において、前記複数のリールに表記された図柄の有効ライン上における結果態様が特別表示態様となった後に、前記複数のリールを回転させて変動表示を再開し、前記リール停止ボタンを操作することにより、前記複数のリールの回転をそれぞれ停止させる補助表示ゲームを行い、前記補助表示ゲームに対応する演出表示及び音声を制御する補助表示ゲーム制御手段と、前記補助表示ゲーム制御手段による補助表示ゲームの導出結果に応じて、変動表示手段にて行われる、価値が通常の通常特別遊技と、価値が通常よりも高い高価値特別遊技と、の何れかを選択して決定する特別遊技価値決定手段と、を備え、前記通常特別遊技及び前記高価値特別遊技は、所定の価値を付与可能となる特殊遊技状態を含み、該特殊遊技状態を発生させる数を異ならせることによって前記通常特別遊技と前記高価値特別遊技の価値が変化するように設定され、前記補助表示ゲーム制御手段は、前記特殊遊技状態中に、遊技が一定時間実行されなければ演出表示の停止及び音声の出力を低減し、前記補助表示ゲームの導出結果の導出難易度を遊技者の操作に応じて選択可能とし、選択された前記導出難易度に応じて補助表示ゲームを制御し、当該制御は、前記補助表示ゲームが開始されると難易度設定スイッチを点灯または点滅して遊技者の操作を促し、前記難易度設定スイッチが1回押されることにより難易度を「高」に設定し、前記難易度設定スイッチが2回押されることにより難易度を「低」に設定して難易度を設定し、
前記難易度が「低」に設定されている場合には、前記補助表示ゲームの停止操作終了後に、乱数によって設定された停止順序と、リール停止ボタンの停止操作順序とが一致しているか否かを判定し、前記難易度が「高」に設定されている場合には、前記補助表示ゲームの停止操作終了後に、乱数によって設定された停止順序と、リール停止ボタンの停止操作順序とが一致し、かつ、当該補助表示ゲーム制御手段が選択した図柄を推測して停止タイミングを目押し操作で当てることが出来たかどうかを判定し、前記特別遊技価値決定手段は、前記導出結果の導出難易度が「高」の場合は、前記特殊遊技を多く発生させ、前記導出結果の導出難易度が「低」の場合は、前記特殊遊技を少なく発生させる。
【0015】
【発明の効果】
したがって、第1の発明は、複数のリールに表示された図柄の有効ライン上における結果態様が特別遊技状態の獲得を示す表示態様(例えば、大当たりを示す停止図柄の組み合わせ)となった場合に、遊技者の操作介入が可能な補助表示ゲームを実行し、遊技者の操作結果により特別遊技の価値(価値が通常の通常特別遊技)と、価値が通常よりも高い高価値特別遊技が決定されるので、遊技者は従来と同様に大当りまでの過程(変動表示ゲーム)も楽しめる上に、さらに大当たりが決定した後にも期待感を込めて補助表示ゲームを楽しむことができる。また、補助表示ゲームの導出結果の導出難易度を遊技者の操作に応じて選択可能であるので、従来の機械任せの遊技に比べて遊技性が高まり遊技者の興趣を向上させることが可能となって、大当たりが決定した後も興趣を継続させることができる。
また、遊技者の判断により、獲得可能な価値の選択ができ、遊技者自身で特別遊技価値の期待値を変化させることができるので、興趣をさらに高めることができる。
さらに、リール停止ボタンの停止操作順序を推測するのに加え、遊技機側が選択した図柄を推測して停止タイミングを目押し操作で当てることになり、より高度な操作介入によって遊技者の挑戦意欲を高めることができる。
また、遊技を行えば行うほど、操作タイミングになれてくるので、遊技機の継続性が高まり遊技店側の売り上げを増加させることにもなる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0025】
図1は、本発明の実施の形態の遊技機(パチスロ機)の構成を示す正面図である。
【0026】
本実施の形態の遊技機100は、左側に蝶番を有し、この蝶番を軸として片開き形式に開閉自在な前面パネル2を備えている。この前面パネル2の背部には、変動表示装置(変動表示手段)を構成する3個のリール(ドラム)4a、4b、4cが回転自在な状態で横に並んで配置されている。各リール4a、4b、4cの外周面には、複数種類のシンボル(図柄)からなる図柄列が表記されている(図3参照)。リール4a、4b、4cはリール駆動部によって駆動され、互いに独立に回転するようになっている。このリール駆動部は、例えば、ステッピングモータ(4Ma、4Mb、4Mc)から構成されている。本実施の形態の遊技機においては、リール4a、4b、4cの回転によって変動表示ゲームが行われ、前記変動表示の停止結果が有効ライン上において所定の停止表示態様(所定の図柄組合せ態様)を導出することに関連して所定の遊技価値を遊技者に付与するように構成されている。なお、本実施形態ではリールが停止したときに表示態様の導出としたが、これに限定されるものではなく、変動表示装置がCRT、LCD(液晶パネル)、PDP(プラズマディスプレイパネル)などで構成される場合には、表示されるシンボルが所定の図柄組み合わせと認識できる状態をもって、結果の導出とすることができる。
【0027】
なお、本実施形態では、変動表示装置で補助表示ゲームを実行する例を示しており、この変動表示装置は可変表示手段としても機能する。
【0028】
前面パネル2の上半部の略中央には、リール4a、4b、4cの回転により変動表示される図柄を遊技者に視認させるための表示窓部20(変動表示部)が設けられている。リール4a、4b、4cが停止している状態で、表示窓部20からリール4a、4b、4cの外周面に表記された図柄列のうち3個の図柄がそれぞれ視認可能となっている。つまり、リール4a、4b、4cが停止した状態で表示窓部20には合計9個の図柄が視認できる。
【0029】
表示窓部20の上方には、変動表示ゲームに関連して演出表示、情報表示を行う補助表示装置5(情報表示装置)が設けられている。この補助表示装置5は表示制御装置35によって制御され(図2参照)、液晶パネルやLEDなどで構成されて表示内容を可変する。なお、変動表示装置がCRT、LCD、PDP等で構成される場合では、補助表示装置5に代わって、変動表示装置の表示領域内にシンボルの変動表示を行う主表示部と、情報表示を行う補助表示部を設けても良い。この場合、各々の表示領域は固定化されていてもよいし、表示内容に基づいて変化(移動、サイズ変更、形状変更、表示優先順位の変更など)してもよい。
【0030】
表示窓部20の左側方には、メダルの賭数(ベット数)に対応して有効化されたベットライン(有効ライン)を表示するベットライン表示部13が設けられている。メダルのベット数とは、遊技者が遊技のために投入したメダルの数、又は、予め遊技者が投入したメダルの記憶数(クレジット数)から減算され、遊技に使用されるメダルの数である。なお、遊技を開始するために遊技者がメダルを投入したり、記憶数から減算したりする操作をベットという。
【0031】
ベットライン表示部13は、例えば、ベット数が1枚のときは、ベットライン表示部13中央の「1」のランプだけが点灯して、中段の横ラインだけが有効ラインであることを示している。ベット数が2枚のときは、ベットライン表示部13中央の「1」とその上下に設けられた「2」のランプが点灯して、上段、中段、下段の3本の横ラインが有効ラインであることを示している。ベット数が3枚のときは、ベットライン表示部13の「1」「2」「3」の全てのランプが点灯して、3本の横ラインと右下がり、右上がりの2本の斜めラインの合計5ラインが有効ラインであることを示している。
【0032】
表示窓部20の右側方には、遊技状態を表示する遊技状態表示部14が設けられている。遊技状態表示部14は、遊技可能な状態であることを示し、メダルの投入を促す「INSERT MEDALS」表示、リプレイ入賞を獲得したこと及び現在行っている遊技がリプレイ入賞後のリプレイゲームであることを示す「REPLAY」表示、遊技者がメダルを投入してスタートレバーを操作してからリールの回転が開始するまで待ち時間(待機時間)があることを示す「WAIT」表示、リールが停止してゲームが終了したことを示す「GAME OVER」表示等で構成される。
【0033】
表示窓部20の下方には、遊技者が入賞を確定してメダルを獲得したときの払出枚数を表示する払出数表示部8、ビッグボーナス(BB)状態中又はレギュラーボーナス(RB)状態中の残りゲーム回数等を表示する遊技進行表示部11、メダルのクレジット数を表示するクレジット数表示部12が設けられている。これらの表示部8、11、12は、7セグメントのLEDや液晶ディスプレイ等を用いて構成する。
【0034】
前面パネル2の上部には、透光性を有する前面カバー部材25が装着され、この前面カバー部材25の背部には、ランプやLED等からなる装飾表示部37やスピーカ等からなる音声発生部等が配設されている。
【0035】
また、前面パネル2の上半部と下半部の中間にある傾斜台部22には、メダルを投入するメダル投入口27が配設され、遊技者はこの投入口にメダルを投入することにより遊技ができるようになっている。また、傾斜台部22には、押圧操作によってクレジットしたメダルを1枚ずつベット可能な1ベットボタン(1ベットスイッチ)10と、1回の押圧操作によってベット可能枚数だけメダルがベットされるマックスベットボタン(MAXベットスイッチ)9が配設されている。このマックスベットボタン9を操作すると、例えば、メダルがベットされていないときには3枚メダルがベットされ、メダルが1枚ベットされているときは、さらに2枚のメダルがベットされる。
【0036】
これらベットボタン9、10により、メダル投入口15よりメダルを投入することなく、クレジット数表示部12に表示されているクレジット数以内でメダルをベットすることができ、このベット数に応じて有効ラインが設定される。
【0037】
前面パネル2の下半部には矩形状の化粧パネル19が設けられている。化粧パネル19の上方には、メダルをクレジットとして記憶可能なクレジット状態と記憶不能な非クレジット状態の何れか一方の状態に選択的に切換可能なクレジット選択ボタン(クレジット選択スイッチ)18、リール4a、4b、4cの回転を開始させるためのスタートレバー(スタートレバースイッチ)6、及び、リール4a、4b、4cの回転をそれぞれ停止させるためのリール停止ボタン(特定停止操作手段)7a、7b、7cが設けられている。
【0038】
各リール停止ボタン7a〜7cには、リール停止ボタンを発光させることでリール停止ボタンが操作可能な状態であることを報知する操作情報ランプが内蔵されている。これらの操作情報ランプが点灯していない間はリール停止ボタン7a〜7cが操作不能となり、操作情報ランプが点灯している間はリール停止ボタン7a〜7cが操作可能となるように制御される。よって、操作情報ランプが点灯していない間はリール停止ボタン7a〜7cを操作してもリール4a、4b、4cの回転は停止しない。また、操作情報ランプの点灯色によって、リール停止ボタン7a〜7cが操作可能であるかを報知するようにしてもよい。
【0039】
クレジット選択ボタン(クレジット選択スイッチ)18の下方には、プリペイドカード(有価価値記憶媒体)を挿入可能なカードユニット30(図2参照)の挿入口30aが配設される。
【0040】
なお、有価価値記憶媒体は、プリペイドカードに限定されるものではなく、ICカードやICチップ内蔵コインまたはタグで構成され、カードユニット(記憶媒体処理装置)30は、これら挿入されたカードやコインまたはタグにより特定される有価価値を読み込めるものであればよい。
【0041】
また、化粧パネル19の左右両側方には、透光性を有する前面カバー部材24、24が装着されている。この前面カバー部材24の背部には、ランプやLED等からなる装飾表示部37が配設されている。
【0042】
また、化粧パネル19の下方には、前面パネル2の背部にあるメダル払出部3より払出されたメダルを貯留可能な受皿23や、灰皿21が設けられている。
【0043】
図2は、本発明の実施の形態の遊技機(パチスロ機)の制御系の一部を示すブロック図である。
【0044】
本遊技機の制御系統は、遊技機内部に配置される遊技制御装置50を主要な構成要素としている。遊技制御装置50は、遊技の総括的制御(遊技進行の制御処理及び各被制御機器の制御)を行う制御装置で、CPU51、ROM52、RAM53、およびI/F(インターフェース)54を備えている。このCPU等によって入賞成立手段、図柄組み合わせ態様導出手段が実現され、遊技制御装置がこれらの手段として機能する。
【0045】
CPU51は、制御部、演算部を備え、各種演算制御を行う他、予め定められている特別の図柄組み合わせ態様が主ゲームにおいて形成されるようにリール4a、4b、4cを停止させることを許可するか否かを決定する内部抽選用の乱数を生成して内部抽選を行う。内部抽選における各入賞の当選確率は遊技媒体の賭数により変更され、賭数が多いほど当選確率が高くなるように制御している。なお、CPU51のソフトウェア処理によって内部抽選用乱数を生成する代わりに、遊技制御装置50に乱数を発生する乱数発生器を設け、該乱数発生器から出力される乱数を内部抽選用の乱数として用いて内部抽選を行うようにしてもよい。
【0046】
この内部抽選の結果(入賞フラグの成立/未成立)は、サブ制御手段としての演出制御装置60(演出手段)を介して表示制御装置35に送信され、前記抽選結果に基づいて補助表示装置5の演出ゲームが制御される。演出が実行される確率も遊技媒体の賭数が多いほど確率が高くなるようにして、内部抽選の結果に応じて演出を適当な頻度で実行できるようにしてもよい。なお、この演出を実行するか否かを決定する抽選は、CPU51で行うこともできるが、サブ制御手段としての演出制御装置60で行うようにしてもよい。
【0047】
ROM52には、制御処理を実行するためのプログラムや制御データ(例えば、内部抽選用の判定値)が格納されている。RAM53はCPU51で生成される内部抽選用の乱数の記憶領域や、その他の各種データ(例えば、メダルのクレジット数、メダルの賭数、成立フラグなど)を一時的に記憶する記憶領域及びCPU51の作業領域を備えている。
【0048】
入出力インターフェース(I/F)54は、図示しないローパスフィルタやバッファゲートを介して、カードユニット30、メダル検知センサ15a、スタートレバースイッチ6、各リール停止ボタン7a〜7c、リール位置検出センサ31a、31b、31c、ベットスイッチ9、10、クレジット選択スイッチ18、払い出しメダル検出センサ3a、確率設定装置32、リセットスイッチ33及び前面枠開放検出スイッチ34から出力される信号をCPU51に対して出力している。
【0049】
メダル検知センサ15aは、メダル投入口15より投入されたメダルを検知するためのセンサである。スタートレバースイッチ6は、スタートレバーが操作されたことを検出するためのスイッチである。
【0050】
リール停止スイッチ7a〜7cは、リール停止ボタンに各々設けられ、各リール停止ボタンが操作されたことを検出するためのスイッチである。
【0051】
リール位置検出センサ31a、31b、31cは、リール4a、4b、4c毎に各々設けられ各リール4a、4b、4cの停止位置を検出するセンサである。
【0052】
1ベットスイッチ10は、1ベットボタンが押されたことを検出するためのスイッチである。マックスベットスイッチ9Sは、マックスベットボタンが押されたことを検出するためのスイッチである。クレジット選択スイッチ18Sは、クレジット選択ボタン18が押されたことを検出するためのスイッチである。払い出しメダル検出センサ3aは、メダル払出機3から払い出されたメダルの枚数を検出するセンサである。リセットスイッチ33は、遊技機の遊技状態をリセットするためのスイッチである。前面枠開放検出スイッチ34は、前面パネル2が開放されたことを検出するスイッチである。
【0053】
確率設定装置32は遊技機の設定を切り替える装置で、この設定は、入賞フラグの成立する確率が異なる1〜6の設定が用意されており、設定1の入賞フラグの成立確率が一番低く、設定値が大きくなるにつれ入賞フラグの成立確率は高くなるように切り替えることができる。
【0054】
また、入出力インターフェース(I/F)54は、CPU51から出力される制御信号を、図示しない出力ポートやドライバを介して、演出制御装置(サブ制御手段)60、遊技進行表示部11、ベットライン表示部13、クレジット数表示部12、払出数表示部8、遊技状態表示部14、装飾表示部37、メダル払出部3、リール用モータ4M(4Ma〜4Mc)、外部信号出力部38、リール操作情報ランプなどに出力している。
【0055】
サブ制御装置としての演出制御装置60は、制御用CPUおよびRAM、ROM等を備えており、演出ゲームの演出に関わる情報表示や音出力等の制御を統括して行う。例えば、投入メダル検出センサ15、1ベットスイッチ10またはマックスベットスイッチ9の何れかからの検出信号により賭入力が検出されることに伴い遊技制御装置50から送信される賭入力情報を受信することに基づいて、補助表示装置5で演出表示される演出ゲームに関する制御処理や、音出力部26で出力される演出ゲームに対応した音に関する制御処理等を行い、その制御処理に応じて表示制御信号と音制御信号を各々表示制御装置35と音制御装置36に送信する。
【0056】
また、演出制御装置60は、特定入賞が獲得され派手な演出が行われている特定遊技状態中に、一定時間ゲームが実行されなければ補助表示装置5の演出表示や音出力部26からの出力を小さくしたり停止させたりする制御等も行う。
【0057】
表示制御装置35は、表示制御用CPUおよびRAM、情報表示データを記憶するROM等で構成され、演出制御装置60から送信された制御信号に基づいて、後述する演出ゲームを構成する演出情報(演出パターン)を補助表示装置5に送信して表示させる。
【0058】
音制御装置36は、音制御用CPUおよびRAM、効果音データを記憶するROM、およびアンプ等で構成され、演出制御装置60から送信された音制御信号に基づいて音出力部26から遊技状態に対応した効果音や前記演出ゲームに応じた所定の演出音を出力させる。
【0059】
また、遊技制御装置50と演出制御装置60との通信は遊技制御装置50から演出制御装置60への単方向にのみ制御信号が送信されるような通信形態となっていて、遊技制御装置50への不正な信号が入力されるのを防止している。
【0060】
外部信号出力部38からは、稼働状況に関する各種情報(メダルの投入や払出しに関する信号や、BB状態或いはRB状態であることを示す信号等)を外部(遊技店の管理装置等)に対して出力可能となっている。また、各入賞フラグの成立に関連する情報等を含むテスト用のデータ(検査用のデータ)も外部に出力可能となっている。
【0061】
遊技機の電源装置(図示省略)は、電源回路のほかに、バックアップ電源部と停電監視回路とを備えている。停電監視回路は、電源装置の所定の電圧降下を検出すると、遊技制御装置50、演出制御装置60等に対して停電検出信号とリセット信号とを順に出力する。遊技制御装置50は、停電検出信号を受けると所定の停電処理を行い、リセット信号を受けるとCPUの動作を停止する。バックアップ電源部は、遊技制御装置50のRAM53等にバックアップ電源を供給して、遊技データ(遊技情報、遊技制御情報:変動表示ゲーム情報を含む)等に関する記憶内容を保持する。
【0062】
図3は、本発明の実施の形態の遊技機(パチスロ機)が備えているリール4に表記される図柄の配列図である。
【0063】
図3に示すように、本実施形態では、左リール4aの配列番号0、6に位置する「黒7」、左リール4aの配列番号1、10に位置する「白7」、左リール4aの配列番号2、8、11、13、18に位置する「王冠」、左リール4aの配列番号3、7、12、15、19に位置する「剣の刺さったプラム」(以下、単にプラムと称する)、左リール4aの配列番号4に位置する「人の顔を模倣したキャラクタ」(以下、BARと称する)、左リール4aの配列番号5、14、16、17に位置する「スイカ」、左リール4aの配列番号9、20に位置する「チェリー」の7種類の図柄が所定の規則に従ってリール上に配置されている。そして、リール4a、4b、4cを停止させたときに、有効ライン上に停止された図柄が図4に示す成立図柄列のいずれかを形成していれば対応する入賞が獲得される。
【0064】
図4は、本発明の実施の形態の遊技機(パチスロ機)の入賞種類、各入賞に対応する図柄組合せ態様及び入賞内容との説明図である。
【0065】
本実施の形態の遊技機では、通常遊技状態において、「ビッグボーナス(BB)入賞」、「レギュラーボーナス(RB)入賞」、「リプレイ入賞」、「小役入賞(チェリー、スイカ、王冠)」又は「ハズレ」のいずれかが内部抽選によって当選される。
【0066】
BB入賞は、「黒7、黒7、黒7」、「白7、白7、白7」、「BAR、BAR、BAR」が有効ライン上に停止表示された場合に確定される入賞で、メダルが15枚払い出されるとともにBB状態(BBゲーム、特別遊技状態)が発生する。
【0067】
RB入賞は、「黒7、黒7、BAR」、「白7、白7、BAR」が有効ライン上に停止表示された場合に確定される入賞で、メダルが15枚払い出されるとともにRB状態が発生する。
【0068】
リプレイ入賞は、「プラム、プラム、プラム」が有効ライン上に停止表示された場合に確定される入賞で、リール停止後にリプレイゲームが行われる。このリプレイゲームでは、今回のメダル賭数が次回ゲームに持ち越されるので、メダルを新たにベットしなくともゲームを開始することができる。
【0069】
小役入賞は、「スイカ、スイカ、スイカ」、「王冠、王冠、王冠」、「チェリー、ANY、ANY」(「ANY」部分はどんな図柄であってもよい)の何れかが有効ライン上に停止表示されることにより確定される入賞で、小役入賞の種類に対応する枚数のメダルが払い出される。例えば、「スイカ、スイカ、スイカ」のときは10枚、「王冠、王冠、王冠」のときは8枚、「チェリー、ANY、ANY」のときは2枚のメダルが払い出される。
【0070】
また、JACイン入賞(特定遊技状態)とは、BBの小役ゲーム状態(第2の特別ゲーム)において「プラム、プラム、プラム」が有効ライン上に停止表示された場合に確定される入賞で、2枚のメダルが払い出されるとともに、1枚だけメダルをベットして高確率で「プラム、プラム、プラム」が有効ライン(例えば、中段ライン)上に停止表示されるように停止制御されるJACゲーム状態(第1の特別ゲーム)が開始される。なお、BBの小役ゲームにおいてJACイン入賞となった場合には、12回のJACゲーム状態が終了するか又は8回のJAC入賞が獲得されるまでJACゲーム状態は継続する。
【0071】
JAC入賞とは、JACイン入賞により開始されるJACゲーム状態において、メダルを1枚ベットしたときに「プラム、プラム、プラム」が有効ライン(例えば、中段ライン)上に停止表示された場合に確定される入賞で、15枚のメダルが払い出される。ただし、JACゲーム状態中は「プラム、プラム、プラム」が有効ライン上に停止表示されてもリプレイ入賞とはならずリプレイゲームは行われない。
【0072】
本実施形態の遊技機においては、遊技制御装置50によりリールの停止制御が行われ、遊技者がリール停止ボタン7a、7b、7cを操作したタイミングから最大4コマ進んだ位置でリール4を停止させることができる。このため、遊技者がリール停止ボタン7a、7b、7cを操作したタイミングで有効ライン上にある図柄とそれ以降の4コマの中にフラグが成立した入賞に対応する図柄があれば、その図柄が強制的に有効ライン上に引き込まれて停止表示される。つまり、連続する5コマの中に存在する図柄は、遊技制御装置50による停止制御(引き込み制御)によって有効ライン上に停止表示させることができる。このため、このような図柄で形成される入賞は、フラグが成立したときに適当なタイミングで停止操作を行っても獲得することができる。ただし、別の有効ラインでフラグが成立していない図柄により形成される入賞が発生する場合には、この限りではない。
【0073】
例えば、図3に示す図柄配列図では「王冠」は連続する5コマの中に必ず存在するので、「王冠」の小役入賞は小役入賞フラグが成立すると必ず獲得することができる。また、「プラム」も連続する5コマの中に必ず存在するので、リプレイ入賞はリプレイフラグが成立すると必ず獲得することができる。ただし、遊技者が変則押し(例えば、中→右→左)をした場合等にリール停止制御が正常に機能しなくなる場合は賞を獲得することができない場合がある。
【0074】
一方、「王冠」の小役入賞およびリプレイ入賞以外の入賞は、特定の図柄を狙って停止ボタン7a〜7cを操作(目押し操作)しなければ、遊技制御装置50による停止制御が行われても必ずしも獲得することはできない。例えば、BB入賞のフラグが成立して、有効ライン上に「白7」を停止表示させる場合について説明する。まず、第1リール(左リール)4aには、点線L1で囲まれる図柄(配列番号1に対応する「白7」、配列番号2に対応する「王冠」、配列番号3に対応する「プラム」、配列番号4に対応する「BAR」、配列番号5に対応する「スイカ」)の何れかを有効ライン上に停止させるタイミングでリール停止ボタン7aを操作すれば、配列番号1に対応する「白7」が有効ライン上に停止する。または、点線L2で囲まれる図柄(配列番号10に対応する「白7」、配列番号11に対応する「王冠」、配列番号12に対応する「プラム」、配列番号13に対応する「王冠」、配列番号14に対応する「スイカ」)の何れかを有効ライン上に停止させるタイミングでリール停止ボタン7aを操作すれば配列番号10に対応する「白7」が有効ライン上に停止する。しかし、前述した以外の図柄でリール停止ボタン7aを操作しても「白7」の図柄を有効ライン上に停止表示させることはできない。
【0075】
同様に、第2リール(中リール)4aには点線Cで囲まれる図柄の何れかを有効ライン上に停止させるタイミングでリール停止ボタン7bを操作すれば配列番号15に対応する「白7」が有効ライン上に停止し、第3リール(右リール)4aには点線Rで囲まれる図柄の何れかを有効ライン上に停止させるタイミングでリール停止ボタン7cを操作すれば配列番号5に対応する「白7」が有効ライン上に停止する。このような目押し操作を行うことによって「白7」を有効ライン上に3つ停止表示させることができ、BB入賞を獲得することができる。
【0076】
図5は、本実施形態の遊技機(パチスロ機)における遊技状態の状態遷移図である。
【0077】
遊技状態は通常状態、BB状態、RB状態の3つに大別される。通常状態においては、遊技者による所定数(通常1〜3枚)の遊技媒体(本実施の形態ではメダルであるが、遊技球を用いてもよい)の投入操作、あるいはクレジットからの賭けボタン操作(ベット操作)に基づく賭数の入力後、スタートレバー6を操作することによってリールが回転して変動表示ゲームが開始すると共に、ゲーム毎に内部抽選が行われる。
【0078】
遊技者がスタートレバー6を操作して、直ちにリールが回転を開始しない場合があり、この時間を「ウェイトタイム(待ち時間)」という。この「ウェイトタイム」は、連続して遊技がされた結果、遊技者が過剰に遊技価値を浪費しないように、所定時間内の実行可能ゲーム数を制限するために設けられているものである。
【0079】
そして、この遊技機には、ゲームの実行に関連して各種入賞に当選するか否かの抽選を予め行う機能(内部抽選機能)が備えられており、スタートレバー6の操作によって、内部抽選用の乱数に基づいて内部抽選が行われる。この内部抽選に当選した場合に入賞フラグが立てられ、所定の入賞役(入賞態様)の発生が許可される。すなわち、内部抽選に当選し、入賞フラグが立てられた場合に限り、所定の図柄が有効ライン上に停止して入賞態様を形成することを許可され、極力入賞を獲得できるようにリール制御が行われる。このように、内部抽選によって、BB入賞、RB入賞、小役入賞、リプレイ入賞、JAC入賞、ハズレの何れかが決定される。
【0080】
すなわち、変動表示ゲームでは、遊技者の停止操作によって狙った図柄が確実に停止するのではなく、遊技機の制御手段の制御処理で許可された図柄の組み合わせのみが遊技者の操作により停止可能に構成されており、遊技制御装置50が、例えばスタートレバー操作をきっかけとするタイミングで乱数を抽出し、その乱数を判定した結果に基づいて何れかの入賞役(入賞フラグ)の発生を許可するか否かを決定する処理を行い、こうした決定に基づく図柄の組み合わせのみが遊技者の操作により停止可能となっている。
【0081】
BB入賞とは、高確率で小役入賞を獲得しやすい小役ゲーム状態(第2の特別ゲーム)と高確率でJAC入賞を獲得しやすいJACゲーム状態(第1の特別ゲーム)とを所定の回数遊技できるビッグボーナス(BB)状態(特別遊技状態)を発生させる入賞態様である。RB入賞とは、高確率でJAC入賞を獲得しやすいJACゲーム状態を所定の回数遊技できるレギュラーボーナス(RB)状態(特定遊技状態)を発生させる入賞態様である。小役入賞とは、比較的少量(例えば10枚以下)のメダルが払い出されるのみの入賞態様である。リプレイ入賞とは、メダルをベットすることなく再度ゲームが可能となる入賞態様である。JAC入賞とは、1枚のメダルをベットするだけで比較的多数(例えば15枚)のメダルが払い出される入賞態様である。特に、BB入賞やRB入賞は、遊技者に有利な遊技状態(BB状態、RB状態)を導出する特定入賞と称される。この特別遊技状態では、小役入賞に比較して大量(例えば、100枚以上)の遊技媒体の獲得が期待できる。
【0082】
そして、リールの回転(図柄の変動表示)は、遊技者が各リールに対応して各々備えられたリール停止ボタン7a〜7cを操作することにより又は一定時間後に自動的に、各リールの回転を順次停止して、停止表示態様が確定する。そして、リールが停止した際に、前記賭数に応じて有効化された有効ライン上に形成された図柄の組合せ態様が、予め定められた所定の組合せ態様(入賞態様)となった場合に入賞が確定し、入賞種類に対応して利益(遊技媒体)が遊技者に付与される。
【0083】
具体的には、通常状態での内部抽選の結果、BB入賞のフラグが成立すると、停止表示態様が所定の図柄組合せ態様(例えば「白7、白7、白7」)となることにより遊技状態はBB状態となり、ビッグボーナスゲーム(小役ゲーム状態+JACゲーム状態)が開始される。BB状態でビッグボーナスゲームの終了条件が成立した後は通常状態に移行し、通常ゲームが再開される。
【0084】
また、通常状態での内部抽選の結果、RB入賞のフラグが成立すると、停止表示態様が所定の図柄組合せ態様(例えば「白7、白7、BAR」)となることにより遊技状態はRB状態となり、レギュラーボーナスゲーム(JACゲーム状態)が開始される。RB状態で所定回数のJACゲーム状態が終了された後は通常状態に移行し、通常ゲームが再開される。
【0085】
内部抽選によりRB入賞やBB入賞等の特定入賞に当選した場合には、そのゲームで入賞態様が形成されなくても、変動表示ゲームを実行した結果、ハズレあるいは小役の図柄停止状態となるときに通常では出現しない予め定められた組合せ態様(リーチ目)を形成させる。このリーチ目の停止態様が出現することによって、遊技者にビッグボーナス等の特定入賞のフラグが成立(特定入賞に当選)したことを報知し、遊技者は以降の変動表示ゲームでビッグボーナス等の図柄を真剣に揃えるようにする。
【0086】
また、小役の入賞フラグが成立したときに、特定の停止順で遊技者がリールの停止操作をした場合にのみ、この小役に対応する図柄が停止し、特定の停止順以外で遊技者が停止操作をした場合には小役が成立せずに、この小役の入賞フラグは消滅するようになっている。
【0087】
一方、内部抽選に当選しなかった場合(入賞フラグ不成立)は、遊技者がいかなるタイミングでリールの停止操作を行っても、所定の図柄が有効ライン上に停止して入賞態様を形成しないようにリール制御が行われる。したがって、ビッグボーナス等のフラグが成立していなければ、遊技者がビッグボーナス等の図柄を狙って停止させようとしても、ビッグボーナス等の図柄で停止することはない。
【0088】
すなわち、いつでもリール停止操作のタイミングが合えば入賞態様を形成することができるというものではなく、前記内部抽選に当選した上でリール停止操作のタイミングが合ったときに限り所定の入賞態様が形成されるようになっている。このように内部抽選結果に基づいてリールの停止制御を行うことにより、内部抽選の結果通りに遊技結果を制御することがある程度可能となる。
【0089】
また、本実施の形態の遊技機で、遊技者をアシストする特定の遊技状態を有するように構成してもよい。このAT状態では小役の入賞フラグが成立したこと及び入賞フラグの成立した小役の種類を遊技者に報知して、遊技者が小役を取りこぼさないようにする。また、AT状態で、小役を導出する特定の停止順を遊技者に報知するようにしてもよい。
【0090】
また、主ゲームを構成する3つのリール以外に別個に設けられた補助表示装置5によって主ゲームに関わる演出ゲームを実行するようにした遊技機も提案されている。また、主ゲームを構成する3つのリール以外に、入賞種類を示唆する図柄の配置された第4のリールを設け、第4のリールを変動表示させるようにした演出ゲームを行うものも提案されている。これらの演出ゲームによって、リールで行われる主ゲームでは表現できない興趣性の高い演出を行うことができる。また、リールを停止表示させたときに特定の入賞態様(特定入賞となる図柄組合せ態様)を形成できなくても、同時に行われていた演出ゲームで特定の結果を導出することで、特定入賞のフラグが成立したことを遊技者に報知することができる。また、遊技者がリールの停止表示態様として形成されるリーチ目を把握していなくても、演出ゲームの結果により特定入賞のフラグ成立を知ることができるので、遊技者が遊技に対して不公平感を感じることが少なくなる。
【0091】
さらに、演出ゲームにおいてより興趣性の高い演出を行わせるために、複数の途中態様を用意して演出態様を段階的に発展させ、最終的に内部抽選の結果に応じた演出態様を導出するようにしてもよい。
【0092】
図6は、ビッグボーナスゲームの状態遷移図である。
【0093】
所定の図柄組合せ態様(例えば「白7、白7、白7」)が有効ライン上に停止されBB入賞が発生すると、通常ゲーム時に比べて高い確率で小役入賞を獲得できる小役ゲーム状態となる。この小役ゲーム状態における遊技は通常状態と同様に進行され、例えばメダルを3枚投入して、有効ライン上に「スイカ、スイカ、スイカ」の図柄列が停止表示された場合にはメダルが10枚払い出され、有効ライン上に「王冠、王冠、王冠」の図柄列が停止表示された場合にはメダルが8枚払い出され、有効ライン上に「チェリー、ANY、ANY」(「ANY」部分はどんな図柄であってもよい)の図柄列が停止表示された場合にはメダルが2枚払い出される。
【0094】
そして、小役ゲーム状態において、例えば「プラム、プラム、プラム」の図柄列が有効ライン上に停止表示された場合にJACインとなり、2枚のメダルが払い出されるとともに、小役ゲーム状態が一時中断され高確率でJAC入賞を獲得できるJACゲーム状態となる。なお、小役ゲーム中に特定の図柄が有効ライン上に停止表示された場合にJACインとなり即座にJACゲーム状態に移行するのではなく、リール装置4とは別に設けられた補助表示装置5でJACインに関するゲームを行い、そのゲーム結果に基づいてJACゲームが発生するようにしてもよい。
【0095】
JACゲーム状態では、メダルの賭数は1枚とされ、この1ベットに対応する有効ライン(例えば、中段横ライン)上に「プラム、プラム、プラム」の図柄列が停止表示されるとJAC入賞となりメダルが15枚払い出される。このJACゲーム状態は最大12回まで実行可能となっており、12回目のJACゲーム状態が終了すると小役ゲーム状態が再開する。但し、JACゲーム状態が12回に達する前にJAC入賞が8回獲得された場合には、8回目のJAC入賞を以てJACゲーム状態は終了され、小役ゲーム状態が再開する。
【0096】
また、BB中の小役ゲーム状態は、小役ゲームが最大30回まで実行可能となっており(JACインしたゲームは含み、JACインした後のJACゲーム状態は含まない)、小役ゲームが30回消化された時点でBBゲームは終了となる。但し、小役ゲームが30回消化されるまでに所定回数(例えば、3回)JACインした場合には、3回目のJACインによるJACゲーム状態の終了を以て当該BBゲームは終了となる。そこで、遊技者は、できるだけ小役ゲームの回数を実行しようと、有効ライン上に「プラム、プラム、プラム」の図柄列が停止表示されないように(所定回数目のJACゲーム状態が発生しないように)する、いわゆる「リプレイ外し」を行う。
【0097】
ちなみに、RB入賞は、所定の図柄組合せ態様(例えば「白7、白7、BAR」)が有効ライン上に停止されRBが発生すると同時にJACインとなり、このJACインにより15枚のメダルが払い出されるとともに、高確率でJAC入賞を獲得できるJACゲーム状態が開始する。そして12回目のJACゲームが終了するか、またはJACゲームが12回に達する前にJAC入賞を8回獲得するとRBは終了して、通常状態に移行する。
【0098】
なお、上記BB状態(大当たり状態、遊技者に有利な特別遊技)が確定した後には、以下に説明するように、表示窓部20(変動表示部)において補助表示ゲームが開始され、この補助表示ゲームの結果に応じて大当たり遊技の価値が決定され、この遊技価値に応じたBB状態が開始される。
【0099】
また、本実施形態では、変動表示装置で補助表示ゲームを実行して、さらにこの補助表示ゲームの導出結果を、リール停止ボタン7a、7b、7cを遊技者が操作することにより変更可能としている。なお、リール停止ボタン7a、7b、7cは停止操作手段として機能する。
【0100】
図7は、遊技制御装置50で行われる大当たり時の補助表示ゲームの一例を示すフローチャートで、所定の周期で実行されるものであり、例えば、タイマ割り込みなどによって数十msec毎に実行される。
【0101】
まず、ステップS1では、現在の遊技状態が補助表示ゲームの実行中であるか否かを判定し、補助表示ゲーム実行中でなければステップS2へ進む一方、実行中の場合にはステップS5へ進む。
【0102】
補助表示ゲームが開始されていないステップS2では、大当たり(BB状態)となる図柄が導出されたか否かを判定し、停止図柄が図4で示したように所定のBB入賞となる場合には、ステップS3以降の処理へ進む一方、そうでない場合にはそのまま処理を終了する。
【0103】
大当たりとなったステップS3では、乱数などを用いて補助表示ゲームで特定の表示態様を導出する際の停止操作手順を設定する。
【0104】
補助表示ゲームでは、大当たりが確定した後に再度変動表示を行い、遊技制御装置50が設定した特定の表示態様(例えば、大当たりとなった図柄で左から7、7、7)となるように、乱数などを用いて決定したリール停止ボタン7a(左)、7b(中)、7c(右)の停止順序どおりに遊技者が操作を行った場合には、より有利な特別遊技(例えば、スペシャル大当たりとして、JACイン入賞が3回まで)を得ることができ、設定した操作手順通りでない場合には通常の特別遊技(例えば、ノーマル大当たりとして、JACイン入賞が2回まで)となり、補助表示ゲームの結果に応じて大当たり遊技の価値が異なるものである。
【0105】
ここでは、左、中、右の3つのリール停止ボタン7a、7b、7cの停止順序を乱数に基づいて左−右−中などのように設定し、この停止順序どおりに遊技者が操作した場合にスペシャル大当たりとする場合を示す。
【0106】
乱数に基づく停止順序は、リール停止ボタンが3つの場合では、6通りの停止順序のうちのいずれかを設定する。つまり、この補助表示ゲームでは、1/6の確率でスペシャル大当たりを得ることができる。
【0107】
次に、ステップS4では、大当たりが確定して停止状態となっているリール4a、4b、4cを回転させて変動表示を再開し、補助表示ゲームを開始する。
【0108】
そして、補助表示ゲームの開始後は、上記ステップS1の判定からステップS5に進み、ステップS5において全てのリール停止ボタン7a〜7cが操作されるまでステップS1、S5のループを繰り返す。
【0109】
全てのリール停止ボタンが操作されるとステップS6へ進み、遊技者が行ったリール停止ボタン7a〜7cの停止操作順序が、上記ステップS3で設定した停止順序と一致しているかを比較する。
【0110】
設定した停止順序と操作結果が一致する場合には、ステップS7に進んで、リール4a、4b、4cがスペシャル大当たりを示す特定の表示態様となるように停止させる。この特定の表示態様は、例えば、図8に示すように、全てのリールが「黒7」の図柄や、黒7−黒7−白7の図柄で停止させるものである。
【0111】
なお、図柄を導出するのに通常遊技のリール停止制御とは異なり、操作したタイミングに関係なく特定の図柄を導出するようにする。また、通常遊技のリール停止制御と同様にしてもよい。
【0112】
そして、ステップS8では、大当たりによる特別遊技をスペシャル大当たりに設定して処理を終了し、設定された特別遊技を行う。なお、スペシャル大当たりの特別遊技は、例えば、BB中の小役ゲームを最大30回、JACイン入賞の上限を3回とする。
【0113】
一方、上記ステップS6の判定で、設定した停止順序と操作結果が一致しない場合には、ステップS9に進んで、リール4a、4b、4cがハズレを示すように特定の結果(特定表示態様)以外の表示態様となるように停止させる。このハズレの場合の表示態様は、例えば、図8に示すように、黒7−黒7−任意に抽出した図柄で停止させるものである。
【0114】
そして、ステップS10に進み、大当たりによる特別遊技をノーマル大当たりに設定して処理を終了し、設定された特別遊技を行う。なお、ノーマル大当たりの特別遊技は、例えば、BB中の小役ゲームを最大30回、JACイン入賞の上限を2回とする。
【0115】
以上により、大当たりが確定した後には、補助表示ゲームの結果に応じて特別遊技の態様が「スペシャル大当たり」と「ノーマル大当たり」に分かれることになり、遊技者は停止操作により特別遊技の価値(メダルの獲得数)が変化するので、従来のような機械任せの遊技に比べて遊技性が高まり、遊技に対する期待感を大幅に向上させることができる。
【0116】
また、補助表示ゲームでは、特定の表示態様が導出されるか否かにより、高い価値の特別遊技が発生するか否かを判断できるので、遊技者にとって分かりやすい補助遊技を提供でき、興趣の向上を図ることが可能となり、例えば、特定の結果を全て7の図柄で揃えるなど、分かりやすい表示にすることで、一層興趣を得やすくなる。
【0117】
また、上記補助表示ゲームでは、リール停止ボタンの停止順序さえあっていれば、特定の結果を導出可能であるので、遊技の初心者であってもこの補助表示ゲームに期待を持って遊技を行うことができ、遊技の習熟度に拘わらず興趣を高めることができる。
【0118】
さらに、補助表示ゲームを変動表示部(リール)で行うようにしたので、遊技者が最も注視しやすい位置で補助表示ゲームを実行でき、補助表示ゲームの期待感を得やすく、また、製造コストの増大を抑制できる。
【0119】
なお、補助表示ゲームが開始されると同時に、補助表示装置5等で補助表示ゲームの内容について告知するようにしてもよい。例えば、大当たり図柄が導出された直後に補助表示装置5で「大当たりの大きさを決定するゲームを行います。お好きな押し順でリール停止ボタンを操作して下さい。」等の告知を行う。
【0120】
また、補助表示ゲームの結果が導出された後に、補助表示装置5で「JACイン入賞最大3回」等の表示を行い、内容を知らせるようにすると、遊技者に遊技性を確実に把握させることができる。
【0121】
図9、図10は第2の実施形態を示し、前記第1実施形態の補助表示ゲームに遊技者が設定可能な難易度を設け、補助表示ゲームの結果と難易度に応じて大当たり後の特別遊技を決定するようにしたものである。
【0122】
図9において、遊技機100には右側のリール停止ボタン7cの隣に、補助表示ゲームの難易度を選択するための難易度設定スイッチ40が配設される。
【0123】
難易度設定スイッチ40は、補助表示ゲームが開始されると点灯または点滅して遊技者の操作を促すように構成され、例えば、1回押すことにより難易度が「高」に設定され、2回押すことにより難易度が「低」に設定される。
【0124】
図10は、遊技制御装置50で行われる大当たり時の補助表示ゲームの一例を示すフローチャートで、所定の周期で実行されるものであり、例えば、タイマ割り込みなどによって数十msec毎に実行される。
【0125】
まず、ステップS11では、現在の遊技状態が補助表示ゲームの実行中であるか否かを判定し、補助表示ゲーム実行中でなければステップS12へ進む一方、実行中の場合にはステップS16へ進む。
【0126】
補助表示ゲームが開始されていないステップS12では、大当たり(BB状態)となる図柄が導出されたか否かを判定し、停止図柄が前記第1実施形態の図4で示したように所定のBB入賞となる場合には、ステップS13以降の処理へ進む一方、そうでない場合にはそのまま処理を終了する。
【0127】
大当たりとなったステップS13では、前記第1実施形態のステップS3と同様にして、乱数などを用いて補助表示ゲームで特定の表示態様を導出する際の停止操作手順を設定する。
【0128】
ステップS14では、高難易度用の特定の結果を乱数などを用いて設定する。
【0129】
この特定の表示態様は、複数の図柄のうち少なくとも一つを遊技者の操作に基づいて決定するようにしたもので、例えば図11に示すように、左及び中図柄を黒7とし、右図柄として黒7または白7の何れか一方を乱数などにより抽出する。
【0130】
そして、高難易度の補助表示ゲームでは、特定の表示態様を黒7−黒7−白7とした場合、まず、停止操作順序が上記ステップS13で設定した停止順序と一致し、かつ、右図柄が「白7」で停止するようにリール停止ボタン7cを操作した場合にのみ当たりとなり、その他の場合ではハズレとなる。
【0131】
したがって、3つのリール停止ボタンの停止順序が6通りで、右図柄の停止態様が2通りとなるので、高難易度では1/12の確率で補助表示ゲームの当たりを得ることができる。
【0132】
一方、低難易度の場合には、前記第1実施形態と同様であり、リール停止ボタンの停止操作順序が上記ステップS13で設定された順序であれば当たりとなる。
【0133】
次に、ステップS15では、大当たりが確定して停止状態となっているリール4a、4b、4cを回転させて変動表示を再開し、補助表示ゲームを開始する。
【0134】
そして、補助表示ゲームの開始後は、上記ステップS11の判定でステップS16に進み、遊技者が難易度設定スイッチ40を操作して高、低いずれかの難易度を選択するまでステップS11、S16のループを繰り返す。
【0135】
遊技者が難易度を設定すると、ステップS17へ進んで、図11で示したように「高」と「低」の難易度に応じた特定の表示態様(停止図柄)が設定される。
【0136】
難易度が「低」の場合には、図11で示す上段のように、全て黒7または黒7−黒7−白7の図柄を選択し、難易度が「高」の場合では、図11で示す中段のように、左及び中図柄を黒7として、右図柄を上記ステップS14で設定した黒7または白7の一方の図柄を選択する。
【0137】
つまり、ここでは、難易度が「高」の場合では、例えば、左及び中図柄を黒7とし、右図柄を上記ステップS14で決定した右図柄(例えば、白7)に設定する。また、難易度が「低」の場合では前記第1実施形態と同じく、全て黒7などが設定される。
【0138】
そして、難易度に応じた停止図柄(特定の結果、特定表示態様)が決まると、ステップS18では、全てのリール停止ボタンが操作されたか否かを判定し、全てのリール停止ボタンが操作されるとステップS19へ進む。
【0139】
ステップS19では、難易度が「低」の場合には、上記ステップS13で設定した停止順序と操作順序が一致するか否かを判定し、一致する場合にはステップS20へ進む。一致しない場合では、ハズレとなってステップS24へ進む。
【0140】
また、難易度が「高」の場合には、上記ステップS13で設定した停止順序と操作順序が一致し、かつ、右のリール停止ボタン7cの停止操作タイミングが上記ステップS17で設定した右図柄(例えば、白7)で停止可能なタイミングであるか否かを判定し、停止順序及び停止操作タイミングがともに一致する場合には当たりとなってステップS20へ進む。一致しない場合では、ハズレとなってステップS24へ進む。
【0141】
ステップS20では、上記リール4a、4b、4cが当たりを示す特定の表示態様となるように停止させる。この特定の表示態様は、上記ステップS17選択された図柄で停止させるもので、例えば、図11に示すように、難易度が「高」では、黒7−黒7−白7の図柄で停止させるものである。
【0142】
そして、ステップS21では、上記ステップS16で選択された難易度が「高」であるか否かを判定し、難易度が「高」の場合にはステップS22へ進んで、大当たりによる特別遊技をスーパースペシャル大当たりに設定して処理を終了し、この設定された特別遊技を行う。なお、スーパースペシャル大当たりの特別遊技は、例えば、BB中の小役ゲームを最大30回、JACイン入賞の上限を3回とする。
【0143】
一方、難易度が「低」の場合にはステップS23に進んで、大当たりによる特別遊技をスペシャル大当たりに設定して処理を終了し、この設定された特別遊技を行う。なお、スペシャル大当たりの特別遊技は、例えば、BB中の小役ゲームを最大30回、JACイン入賞の上限を2回とする。
【0144】
一方、停止操作が停止順序と一致しない場合のステップS24では、リール4a、4b、4cが特定の結果以外の表示態様となるように停止させる。このハズレの場合の表示態様は、例えば、図11の下段に示すように、黒7−黒7−任意に抽出した図柄で停止させるものである。
【0145】
そして、ステップS25に進み、大当たりによる特別遊技をノーマル大当たりに設定して処理を終了し、設定された特別遊技を行う。なお、ノーマル大当たりの特別遊技は、例えば、BB中の小役ゲームを最大30回、JACイン入賞が1回までとする。
【0146】
以上より、大当たりが確定すると補助表示ゲームが開始され各リールは変動表示を再開し、これに伴って、図9に示した難易度選択スイッチ40が点灯するので、遊技者は補助表示ゲームの難易度を選択する。
【0147】
難易度が「低」の場合には、前記第1実施形態と同様にリール停止ボタンの停止操作順序と乱数などによって設定された停止順序が一致するか否かで、大当たり遊技の価値は「スペシャル大当たり」と「ノーマル大当たり」のいずれかに振り分けられる。
【0148】
一方、難易度が「高」の場合には、リール停止ボタンの停止操作順序と設定した停止順序が一致し、かつ、右図柄の停止操作タイミングが設定された「白7」となるか否かで、より遊技価値の大きな「スーパースペシャル大当たり」と通常の大当たりである「ノーマル大当たり」のいずれかに振り分けられる。
【0149】
ここで、各特別遊技の遊技価値は、スーパースペシャル大当たりがJACイン入賞が3回、スペシャル大当たりがJACイン入賞が2回まで、ノーマル大当たりがJACイン入賞が1回等に設定される。
【0150】
そして、遊技者は大当たりとなったときの補助表示ゲームで、難易度を選択することで、当選確率(6通りの停止順序と2通りの図柄=1/12)は低いが価値の大きい「スーパースペシャル大当たり」を狙うか、当選確率1/6の「スペシャル大当たり」を狙うかの選択を行うことができ、遊技者の判断により、獲得可能な価値の選択、操作の選択ができ、遊技者自身で特別遊技価値の期待値を変化できるので興趣が更に高まる。
【0151】
さらに、スーパースペシャル大当たりを狙う難易度「高」の場合では、リール停止ボタンの停止操作順序を推測するのに加え、遊技機側が選択した図柄を推測して停止タイミングを目押し操作で当てることになり、より高度な操作介入によって遊技者の挑戦意欲を高めることができる。また、遊技を行えば行うほど、操作タイミングになれてくるので、遊技機の継続性が高まり遊技店側の売り上げを増加させることにもなる。
【0152】
なお、上記においては本発明をパチスロ機に適用した場合を示したが、パチンコ機に適用してもよい。
【0153】
本発明をパチンコ機に適用する場合では、大当たりの後に補助表示ゲームを行った結果、スーパースペシャル大当たり、スペシャル大当たり、ノーマル大当たり等の特別遊技を決定し、スーパースペシャル大当たりの場合では16ラウンドの特別遊技を行い、スペシャル大当たりの場合では15ラウンド、ノーマル大当たりでは14ラウンドの特別遊技として、ラウンド数を異ならせることにより遊技価値を変えることができる。なお、パチンコ機に適用する場合では、リール停止ボタンに代わって、変動表示部の図柄を停止させるボタンを変動表示領域の数に応じて設ければよい。
【0154】
また、上記実施形態では、補助表示ゲームで得た遊技価値によってJACイン入賞の最大値を異ならせたが、パチスロ機のBBゲーム中ではJACゲーム間に小役ゲーム状態があり、この小役ゲーム状態での小役成立確率を高めたり、また、予め高い頻度で成立している小役が特殊な停止操作順により成立するようにしている場合に、通常では特殊停止順を報知しないで取りこぼしが生じるようにしておき、価値の高い特別遊技の時にはその特殊停止順を報知して小役の取りこぼしを抑止してもよい。また、パチンコ機に適用した場合では、大当り遊技中に、電動役物の開放頻度を高めるようにしたり、普通図柄の停止時間を通常よりも短くしたりすることが考えられる。
【0155】
また、上記実施形態では変動表示部において補助表示ゲームを行う一例を示したが、補助表示装置5を可変表示手段として用いて補助表示ゲームを行ってもよい。
【0156】
また、上記実施形態では、リール停止ボタン(特定停止操作手段)で補助表示ゲームの停止操作手段を兼用した例を示しているが、補助表示ゲームに用いる停止操作手段をリール停止ボタンとは別に設けてもよく、この場合、変動表示ゲームの操作をリール停止ボタンで行い、補助表示ゲームが始まると補助表示ゲーム専用に別途設けた停止操作手段を操作することで遊技を行うことができる。
【0157】
また、上記実施形態においては1回の補助表示ゲームで、その後の特別遊技の価値を大、小または大中小に異ならせたが、例えば、3回の補助表示ゲームを実行できるようにして、その3回の内、1回でも特定の結果を導出できたら高価値特別遊技にしたり、また、特定の結果の導出回数により『小』、『中』、『大』と変化するようにしても良い。
【0158】
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び内容の範囲での全ての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の遊技機全体の構成を示す正面図である。
【図2】同じく制御系の一部を示すブロック図である。
【図3】同じくリールの図柄の配列図である。
【図4】同じく入賞態様を示す説明図である。
【図5】同じく遊技状態の状態遷移図である。
【図6】同じくビッグボーナスゲームの状態遷移図である。
【図7】遊技制御装置で行われる補助表示ゲーム処理の一例を示すフローチャート。
【図8】特定の表示態様を示す説明図。
【図9】第2実施形態を示し、パチスロ機の要部正面図。
【図10】遊技制御装置で行われる補助表示ゲーム処理の一例を示すフローチャート。
【図11】難易度に応じた特定の表示態様を示す説明図。
【符号の説明】
4a、4b、4c リール(変動表示装置)
7a、7b、7c リール停止ボタン
40 難易度設定スイッチ
50 遊技制御装置(メイン制御装置)
60 演出制御装置(サブ制御装置)
100 スロットマシン(遊技機)

Claims (1)

  1. 複数種類の図柄からなる図柄列が表記されている複数のリールを有する変動表示手段を有し、
    前記複数のリールを回転し、前記複数のリールに対応して各々備えられたリール停止ボタンを操作することにより、前記複数のリールの回転をそれぞれ停止させ、前記複数のリールに表記された図柄の有効ライン上における結果態様が予め定められた特別表示態様となった場合に遊技者にとって有利な特別遊技を発生する遊技機において、
    前記複数のリールに表記された図柄の有効ライン上における結果態様が特別表示態様となった後に、前記複数のリールを回転させて変動表示を再開し、前記リール停止ボタンを操作することにより、前記複数のリールの回転をそれぞれ停止させる補助表示ゲームを行い、前記補助表示ゲームに対応する演出表示及び音声を制御する補助表示ゲーム制御手段と、
    前記補助表示ゲーム制御手段による補助表示ゲームの導出結果に応じて、変動表示手段にて行われる、価値が通常の通常特別遊技と、価値が通常よりも高い高価値特別遊技と、の何れかを選択して決定する特別遊技価値決定手段と、を備え、
    前記通常特別遊技及び前記高価値特別遊技は、所定の価値を付与可能となる特殊遊技状態を含み、該特殊遊技状態を発生させる数を異ならせることによって前記通常特別遊技と前記高価値特別遊技の価値が変化するように設定され、
    前記補助表示ゲーム制御手段は、
    前記特殊遊技状態中に、遊技が一定時間実行されなければ演出表示の停止及び音声の出力を低減し、
    前記補助表示ゲームの導出結果の導出難易度を遊技者の操作に応じて選択可能とし、選択された前記導出難易度に応じて補助表示ゲームを制御し、
    当該制御は、前記補助表示ゲームが開始されると難易度設定スイッチを点灯または点滅して遊技者の操作を促し、前記難易度設定スイッチが1回押されることにより難易度を「高」に設定し、前記難易度設定スイッチが2回押されることにより難易度を「低」に設定して難易度を設定し、
    前記難易度が「低」に設定されている場合には、前記補助表示ゲームの停止操作終了後に、乱数によって設定された停止順序と、リール停止ボタンの停止操作順序とが一致しているか否かを判定し、
    前記難易度が「高」に設定されている場合には、前記補助表示ゲームの停止操作終了後に、乱数によって設定された停止順序と、リール停止ボタンの停止操作順序とが一致し、かつ、当該補助表示ゲーム制御手段が選択した図柄を推測して停止タイミングを目押し操作で当てることが出来たかどうかを判定し、
    前記特別遊技価値決定手段は、
    前記導出結果の導出難易度が「高」の場合は、前記特殊遊技を多く発生させ、前記導出結果の導出難易度が「低」の場合は、前記特殊遊技を少なく発生させるようにしたことを特徴とする遊技機。
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