JP2009276215A - プローブ装置及びコンタクト位置の補正方法 - Google Patents

プローブ装置及びコンタクト位置の補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】検査時にインターフェース部分に変形があっても載置台の現在のオーバードライブ量を本来必要な所定のオーバードライブ量に補正することができるプローブ装置を提供する。
【解決手段】本発明のプローブ装置10は、載置台11、プローブカード13、ヘッドプレート15及び制御装置16を備え、テストヘッド18がプローブカード13と電気的に接触した状態で載置台11をオーバードライブさせ半導体ウエハWと複数のプローブ13Aを電気的に接触させて電気的特性検査を行う装置であって、載置台11の現在のオーバードライブ量を測定する距離測定器19をテストヘッド18に設け、制御装置16は、距離測定器19によって測定された現在のオーバードライブ量と予め設定された所定のオーバードライブ量を比較し、この比較結果に基づいて現在のオーバードライブ量を所定のオーバードライブ量になるように補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウエハ等の被検査体の電気的特性検査を行うプローブ装置に関し、更に詳しくは、載置台上の被検査体とプローブカードのプローブを予め設定された所定のオーバードライブ量で電気的に接触させることができるプローブ装置及びコンタクト位置の補正方法に関するものである。
従来のプローブ装置は、例えば図6に示すように、装置本体1と、この装置本体1内にX、Y、Z及びθ方向で移動可能に配設され且つ被検査体(例えば、半導体ウエハ)Wを載置する載置台2と、この載置台2上に載置された半導体ウエハWに形成された複数のデバイスの電極パッドに接触する複数のプローブ3Aを有するプローブカード3と、このプローブカード3を、カードホルダ(図示せず)を介して固定する固定機構4と、プローブカード3とテストヘッドTとを電気的に接続する接続リング5と、を備え、テストヘッドT、接続リング5及びプローブカード3を介して図示しないテスタと半導体ウエハWに形成された各デバイスの電極パッドとの間でテスト信号を送受信して各デバイスの電気的特性検査を行なうように構成されている。尚、図6において、6は、載置台2と協働して半導体ウエハWとプローブカード3との位置合わせを行う機構で、6Aは上カメラ、6Bは下カメラであり、7はプローブカード3の固定機構4が装着されたヘッドプレートである。
半導体ウエハWの検査を行う場合には、アライメント機構6の下カメラ6Bでプローブ3Aの針先位置を測定し、上カメラ6Aでプローブ3Aに対応するウエハWの電極パッドの位置を測定し、次いで、半導体ウエハWとプローブカード3のアライメントを行った後、載置台2を上昇させて半導体ウエハWと複数のプローブ3Aを接触させ、更に、載置台2をオーバードライブさせて半導体ウエハWと複数のプローブ3Aとを電気的に接触させて半導体ウエハWの検査を行っている。
しかしながら、プローブカード3は、接続リング5を介してテストヘッドTと電気的に接続されているが、図7の(a)に示すようにプローブカード3はテストヘッドTから荷重を受けて載置台2側に沈み、テスタとのインターフェース部分を構成するヘッドプレート7の中央部分が僅かではあるが変形している。
従って、半導体ウエハWの検査を行う場合に、アライメント機構6で半導体ウエハWの各電極パッドとこれらに対応する複数のプローブ3Aとのアライメントを行った後、載置台2を半導体ウエハWとプローブカード3を接触させ、更に、載置台2をオーバードライブさせて半導体ウエハWとプローブ3Aを電気的に接触させると、載置台2がプローブカード3を僅かではあるが持ち上げて図7の(b)に示すようにヘッドプレート7の中央部分が上側へ変形する。
ヘッドプレート7は、載置台2をオーバードライブさせることで図7の(c)の左半分に示す位置から右半分に示す位置まで変形してプローブカード3が上方に例えばオーバードライブ量の1〜2割程度逃げるため、載置台2に本来必要とされるオーバードライブ量(例えば、100μm前後)が正しく付与されているか否かが不明であり、電気的な接触状態が必ずしも良好でなく、検査の信頼性を低下させる虞がある。特に、プローブカード3の全てのプローブ3Aと半導体ウエハWの全てのデバイスの電極パッドを一括接触させて検査を行う場合にはヘッドプレート7の変形が大きく影響する。
オーバードライブに関連する技術として例えば特許文献1〜4に記載の技術がある。特許文献1の技術では、プローブカードの上下方向の変位量を測定する光学的測長器を設け、この光学的測長器によってプローブカードの変位量に即して載置台の上昇量を調整し、半導体ウエハとプローブカードを適正なオーバードライブ量で接触させている。特許文献2の技術では、載置台のオーバードライブ時に変形するプローブカードの変位量を正確に把握し、載置台のオーバードライブ量を適正に設定することができるようにしている。また、特許文献3の技術では、熱変形したプローブカードの高さをセンサで検出し、この検出結果に基づいて載置台のオーバードライブ量を制御するようにしている。これらの技術はいずれもプローブカード自体の変形や載置台の沈み込みによる影響をなくし、適正なオーバードライブ量を得る技術であり、検査時にプローブカードやヘッドプレートを含むインターフェース部分に変形があった場合には対応することができない。また、特許文献4の技術では、載置台側に設けたストッパーをプローブカードに当てて所定のオーバードライブ量を確保している。しかし、この技術では載置台が重量化する虞がある。
特開2004−265895 特開2003−050271 特開2003−168707 特開2005−049254
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、検査時にインターフェース部分に変形があっても載置台のオーバードライブ量を本来必要なオーバードライブ量に補正して、被検査体とプローブカードの複数のプローブを最適なオーバードライブ量で接触させて信頼性の高い検査を行うことができるプローブ装置及びコンタクト位置の補正方法を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に記載のプローブ装置は、被検査体を保持する移動可能な載置台と、上記載置台の上方に配置され且つ上記被検査体の電極と接触する複数のプローブを有するプローブカードと、上記プローブカードを支持する支持体と、上記載置台を含む各種の機器を制御する制御装置と、を備え、上記プローブカードにテストヘッドを所定の荷重で電気的に接続させた状態で、上記載置台をオーバードライブさせて上記被検査体と上記複数のプローブを電気的に接触させてテスタからの信号に基づいて電気的特性検査を行うプローブ装置であって、上記載置台の現在のオーバードライブ量を測定する距離測定器を上記テストヘッドの少なくとも一箇所または上記プローブカードの少なくとも一箇所に設け、上記制御装置は、上記現在のオーバードライブ量と予め設定された所定のオーバードライブ量を比較し、この比較結果に基づいて上記現在のオーバードライブ量を上記所定のオーバードライブ量となるように補正することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載のプローブ装置は、請求項1に記載の発明において、上記距離測定器は、レーザー光によって上記距離を測定するレーザー光式測長器であることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載のプローブ装置は、請求項1または請求項2に記載の発明において、上記距離測定器は、上記テストヘッドに設けられており、上記載置台上の被検査体の上面までの距離を測定する第1の測定部と、上記プローブカードの上面までの距離を測定する第2の測定部と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載のプローブ装置は、請求項3に記載の発明において、上記制御装置または上記テスタは、上記載置台上の被検査体と上記複数のプローブが接触し始めた時に上記第1の測定部の測定距離と上記第2の測定部の測定距離との差を第1の距離として求め、上記載置台がオーバードライブした時に上記第1の測定部の測定距離と上記第2の測定部の測定距離との差を第2の距離として求めることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載のプローブ装置は、請求項4に記載の発明において、上記制御装置は、上記第1の距離と上記第2の距離の差を上記現在のオーバードライブ量として求めることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6に記載のプローブ装置は、請求項1に記載の発明において、上記距離測定器は、上記プローブカードに設けられており、上記被検査体の上面までの距離を測定する近接センサとして構成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項7に記載のプローブ装置は、請求項6に記載の発明において、上記制御装置は、上記載置台上の被検査体と上記複数のプローブが接触し始めた時に上記距離測定器によって測定された第1の距離と上記載置台がオーバードライブした時に上記距離測定器によって測定された第2の距離との差を上記現在のオーバードライブ量として求めることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項8に記載のプローブ装置は、被検査体を保持する移動可能な載置台と、上記載置台の上方に配置され且つ上記被検査体の電極と接触する複数のプローブを有するプローブカードと、上記プローブカードを固定機構を介して支持する支持体と、上記載置台を含む各種の機器を制御する制御装置と、を備え、上記プローブカードにテストヘッドを所定の荷重で電気的に接続させた状態で、上記載置台をオーバードライブさせて上記被検査体と上記複数のプローブを電気的に接触させてテスタからの信号に基づいて電気的特性検査を行うプローブ装置であって、上記載置台の現在のオーバードライブ量を測定する距離測定器を上記載置台側の少なくとも一箇所に設け、且つ、上記制御装置は、上記現在のオーバードライブ量と予め設定された所定のオーバードライブ量を比較し、この比較結果に基づいて上記現在のオーバードライブ量を上記所定のオーバードライブ量となるように補正することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項9に記載のプローブ装置は、請求項8に記載の発明において、上記距離測定器は、レーザー光によって上記距離を測定するレーザー光式測長器であることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項10に記載のプローブ装置は、請求項8または請求項9に記載の発明において、上記距離測定器は、上記載置台上の被検査体と上記複数のプローブが接触し始めた時に上記固定機構までの距離を第1の距離として測定すると共に上記載置台がオーバードライブした時に上記固定機構までの距離を第2の距離として測定することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項11に記載のコンタクト位置の補正方法は、載置台をオーバードライブさせ、上記載置台上の被検査体とプローブカードの複数のプローブを電気的に接触させて上記被検査体の電気的特性検査を行う際に、上記載置台のオーバードライブ量を予め設定された所定のオーバードライブ量に補正する方法であって、上記載置台上の被検査体を上記プローブカードの複数のプローブに接触させる工程と、上記載置台をオーバードライブさせた時に現在のオーバードライブ量を求める工程と、上記現在のオーバードライブ量と上記所定のオーバードライブ量とを比較する工程と、上記比較結果に基づいて上記現在のオーバードライブ量が上記所定のオーバードライブ量になるように補正する工程と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項12に記載のコンタクト位置の補正方法は、請求項11に記載の発明において、上記現在のオーバードライブ量を求める工程は、上記載置台上の被検査体が上記複数のプローブが接触し始めた時に上記被検査体の上面までの距離と上記プローブカードまでの距離をそれぞれ測定し、これら両者間の差を第1の距離として求める工程と、上記載置台がオーバードライブした時に上記被検査体の上面までの距離と上記プローブカードまでの距離をそれぞれ測定し、これら両者間の差を第2の距離として求める工程と、上記第1の距離と上記第2の距離との差を現在のオーバードライブ量として求める工程と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項13に記載のコンタクト位置の補正方法は、請求項11に記載の発明において、上記現在のオーバードライブ量を求める工程は、上記載置台上の被検査体が上記複数のプローブが接触し始めた時に上記被検査体の上面までの第1の距離を測定する工程と、上記載置台がオーバードライブした時に上記被検査体の上面までの第2の距離を測定する工程と、上記第1の距離と上記第2の距離との差を現在のオーバードライブ量として求める工程と、上記現在のオーバードライブ量と上記所定のオーバードライブ量とを比較する工程と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項14に記載のコンタクト位置の補正方法は、請求項11に記載の発明において、上記現在のオーバードライブ量を求める工程は、上記載置台上の被検査体が上記複数のプローブが接触し始めた時に上記プローブカードの固定部までの第1の距離を測定する工程と、上記載置台がオーバードライブした時に上記プローブカードの固定部までの第2の距離を測定する工程と、上記第1の距離と上記第2の距離との差を現在のオーバードライブ量として求める工程と、を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、検査時にインターフェース部分に変形があっても載置台のオーバードライブ量を本来必要なオーバードライブ量に補正して、被検査体とプローブカードの複数のプローブを最適なオーバードライブ量で接触させて信頼性の高い検査を行うことができるプローブ装置及びコンタクト位置の補正方法を提供することができる。
以下、図1〜図5に示す実施形態に基づいて本発明を説明する。尚、各図中、図1の(a)、(b)はそれぞれ本発明のプローブ装置の一実施形態を示す図で、(a)はプローブ装置とテスタの関係を示す構成図、(b)はテストヘッド、距離測定器及び接続リングの関係を示す構成図、図2は図1に示すプローブ装置の載置台上の半導体ウエハと複数のプローブが接触した状態の要部断面図で、左半分は半導体ウエハとプローブカードが接触し始めた状態を示す図、右半分は載置台がオーバードライブした状態を示す図、図3は本発明の他の実施形態のプローブ装置の距離測定器とプローブ装置の制御装置の関係を示すブロック図、図4は本発明の更に他の実施形態のプローブ装置を示す図2に相当する要部断面図、図5の(a)〜(c)はそれぞれ本発明の更に他の実施形態のプローブ装置を用いて半導体ウエハと複数のプローブが電気的に接触するまでを工程順に示す工程図である。
第1の実施形態
本実施形態のプローブ装置10は、例えば図1の(a)、(b)に示すように、被検査体(例えば、半導体ウエハ)Wを載置するX、Y、Z及びθ方向へ移動可能な載置台11と、載置台11をX、Y及びZ方向へ移動させる駆動機構12と、載置台11の上方に配置され且つ上記被検査体の電極と接触する複数のプローブ13Aを有するプローブカード13と、プローブカード13の固定機構14を支持する支持体(ヘッドプレート)15と、載置台11を含む各種の機器を制御する制御装置16と、を備え、プローブカード13に接続リング17を介して所定の荷重でテストヘッド18を電気的に接続させた状態で載置台11をオーバードライブさせて半導体ウエハWと複数のプローブ13Aを電気的に接触させ、テスタ20からの信号に基づいて半導体ウエハWの電気的特性検査を行うように構成されている。また、図示してないが、プローブ装置10には従来と同様にアライメント機構が設けられている。
而して、プローブカード13は、検査時にはテストヘッド18からの荷重を受けているため、図1の(a)に示すようにテスタ20側とのインターフェース部分(プローブカード13、その固定機構14及びヘッドプレート15を含む)のうちプローブカード13及び固定機構14が載置台11側へ沈み込み、これに伴ってヘッドプレート15の中央部分が僅かではあるが下方へ変形している。
プローブカード13は、図1の(a)に示すように、半導体ウエハWよりやや大径に形成され、半導体ウエハWの全てのデバイスの電極パッドに対応する多数のプローブ13Aを略全面に亘って有している。これらのプローブ13Aは、検査時には半導体ウエハWに形成された多数の電極パッドと一括して接触した後、所定のオーバードライブ量を得て半導体ウエハWと電気的に接触し、一回の接触で半導体ウエハWに形成された全てのデバイスを複数個ずつ順番に検査するように構成されている。従って、制御装置16の制御下でプローブカード13が半導体ウエハWと一括して接触すると、載置台11上の半導体ウエハWとの間に大きな接触荷重が作用し、この接触荷重によりプローブカード13を持ち上げ、インターフェース部分であるヘッドプレート15の中央部分が僅かに上方へ変形して逃げるため、本来必要とされる所定のオーバードライブ量を得ることができない。
そこで、本実施形態では距離測定器を用いて現在のオーバードライブ量を測定するようにしている。即ち、距離測定器19は、図1の(a)、(b)に示すようにテストヘッド18内に設けられており、半導体ウエハWとプローブカード13の複数のプローブ13Aが接触した状態でプローブカード13の基板の上面までの距離と半導体ウエハWの上面までの距離をそれぞれ測定するように構成されている。本実施形態では、距離測定器19は、テストヘッド18の中心部と中心部を囲む6箇所を合わせた7箇所に設けられている。この距離測定器19は、例えばレーザー光式測長器によって構成されている。この距離測定器19は、同図に示すように、載置台11上の半導体ウエハWの上面にレーザー光L1を照射して半導体ウエハWの上面までの距離を測定する第1の測定部と、プローブカード13の上面にレーザー光L2を照射してプローブカード13の上面までの距離を測定する第2の測定部と、を有している。第1、第2の測定部による測定信号はテスタ20に送信され、テスタ20において第1の測定部による測定距離L1と第2の測定部による測定距離L2の差を求める。7つの距離測定器19を7箇所に均等に分散させて設けることで、半導体ウエハW全面の距離を把握することができる。尚、プローブカード13の基板には第2の測定部からのレーザー光が透過する透孔が形成されている。尚、図1の(a)では第1、第2の測定部それぞれから照射されるレーザー光及びこのレーザー光によって測定される距離を便宜上L1、L2として示した。
制御装置16は、図1の(a)に示すように中央演算処理部16Aと、各種のプログラムが記憶されたプログラム記憶部16Bと、種々のデータを記憶する記憶部16Cと、を備え、載置台11等の各種の機器を制御するように構成されている。プログラム記憶部16Bには本発明のコンタクトの補正方法を実行するためのプログラムが格納され、このプログラムを読み出して中央演算処理部16Aにおいてプログラムを実行する。また、記憶部16Cには本来必要とされる予め設定された所定のオーバードライブ量が記憶されている。
検査時には制御装置16の制御下で載置台11が所定の距離だけ上昇し、半導体ウエハWとプローブカード13の複数のプローブ13Aを一括接触させる。半導体ウエハWと複数のプローブ13Aが一括して接触し始めた時点で、複数の距離測定器19がテスタ20の制御下で第1の測定部で半導体ウエハWの上面までの距離L1を測定すると共に第2の測定部でプローブカード13の上面までの距離L2を測定し、それぞれの測定信号をテスタ20へ送信する。テスタ20は、これらの測定信号に基づいて距離L1から距離L2を差し引いて第1の距離ΔZ1として求め、この値をプローブ装置10の制御装置16の中央演算処理部16Aへ送信する。
更に、載置台11は制御装置16の制御下で予め設定された所定のオーバードライブ量に基づいてオーバードライブする。この時の接触荷重で、載置台11がプローブカード13及び固定機構14を図2の左半分の状態から持ち上げ、インターフェース部分であるヘッドプレート15の中央部分が変形して右半分に示す状態になる。載置台11がオーバードライブした時点で、複数の距離測定器19がテスタ20の制御下で第1の測定部で半導体ウエハWの上面までの距離L1’を測定すると共に第2の測定部でプローブカード13の上面までの距離L2’を測定し、それぞれの測定信号をテスタ20へ送信する。テスタ20は、これらの測定信号に基づいて距離L1’から距離L2’を差し引いて第2の距離ΔZ2として求め、この値をプローブ装置10の制御装置16の中央演算処理部16Aへ送信する。
制御装置16では、第1の距離ΔZ1と第2の距離ΔZ2の差ΔZ(=ΔZ1−ΔZ2)を載置台11の現在のオーバードライブ量として求め、この現在のオーバードライブ量と予め設定された所定のオーバードライブ量を比較し、この比較結果に基づいて載置台11を駆動させ、載置台11の現在のオーバードライブ量を所定のオーバードライブとなるように補正し、半導体ウエハWと複数のプローブ13Aを本来必要とされる所定のオーバードライブ量で接触させ、最適な接触荷重で半導体ウエハWの電気的特性検査を行うようにしている。
次に、プローブ装置10を用いた本発明のコンタクトの補正方法の一実施形態について説明する。半導体ウエハWが載置台11上に載置されると、制御装置16の制御下でアライメント機構が駆動して半導体ウエハWとプローブカード13のアライメントを行う。アライメントを行った後、載置台11がX、Y方向へ移動し、半導体ウエハWがプローブカード13の中心の真下に達した時点で載置台11が停止する。
引き続き、載置台11が所定の距離だけ上昇し、半導体ウエハWの全てのデバイスの電極パッドとプローブカード13の複数のプローブ13Aが一括して図2の左半分に示すように接触する。この時、複数の距離測定器19が作動し、第1、第2の測定部で距離L1、L2を測定し、これらの測定値をテスタ20へ送信する。テスタ20ではこれらの距離L1、L2間の差を第1の距離ΔZ1として求める。更に、載置台11がオーバードライブし、同図に示すように載置台11がプローブカード13を持ち上げると、インターフェース部分のヘッドプレート15の中央部分が変形し、この状態で距離測定器19の第1、第2の測定部でオーバードライブ後の距離L1’、L2’をそれぞれ測定し、これらの測定値をテスタ20へ送信する。テスタ20ではこれらの距離L1’、L2’間の差を第2の距離ΔZ2として求める。テスタ20は、第1、第2の距離ΔZ1、ΔZ2をプローブ装置10の制御装置16へ送信する。
制御装置16では、中央演算処理部16Aが第1の距離ΔZ1と第2の距離ΔZ2との差ΔZを現在のオーバードライブ量として求めた後、現在のオーバードライブ量と記憶部16Cから読み込んだ所定のオーバードライブ量とを比較する。制御装置16は、この比較結果に基づいて現在のオーバードライブ量が所定のオーバードライブ量になるように補正する。制御装置16によって載置台11を所定のオーバードライブ量に制御すると、半導体ウエハWと複数のプローブ13Aが本来必要とされる接触荷重で電気的に接触する。この状態で、テスタ20からの信号に基づいて半導体ウエハWの各デバイスについて例えば複数個ずつ順番に電気的特性検査を行う。検査を終了すると、載置台11が基準位置まで下降した後、半導体ウエハWを交換し、次の半導体ウエハWについて同様の手順で検査を行う。
以上説明したように本実施形態によれば、載置台11の現在のオーバードライブ量を測定する距離測定器19をテストヘッド18の7箇所に設け、制御装置16は、現在のオーバードライブ量と所定のオーバードライブ量を比較し、この比較結果に基づいて現在のオーバードライブ量を上記所定のオーバードライブ量となるように補正するようにしたため、テストヘッド18からの荷重やオーバードライブ時の載置台11からの荷重によりプローブ装置10のインターフェース部分が変形して現在のオーバードライブ量が所定のオーバードライブ量に満たない場合でも、7箇所の距離測定器19によって現在のオーバードライブ量ΔZを正確に検出し、その検出結果に基づいて制御装置16が本来必要な所定のオーバードライブ量となるように補正し、半導体ウエハWと複数のプローブ13Aが常に最適な接触荷重で電気的に一括接触して信頼性の高い検査を行うことができる。
また、本実施形態によれば、距離測定器19がテストヘッド18の7箇所に設けられており、載置台11上の半導体ウエハWの上面までの距離を測定する第1の測定部と、プローブカード13の上面までの距離を測定する第2の測定部と、を有し、テスタ20において載置台11上の半導体ウエハWと複数のプローブ13Aが接触し始めた時に第1の測定部の測定距離L1と第2の測定部の測定距離L2との差を第1の距離ΔZ1として求め、載置台11がオーバードライブした時に第1の測定部の測定距離L1’と第2の測定部の測定距離L2’との差を第2の距離ΔZ2として求め、制御装置16が第1の距離ΔZ1と第2の距離ΔZ2との差ΔZを現在のオーバードライブ量として求めようにしたため、常に現在のオーバードライブ量を正確に把握することができる。
第2の実施形態
本実施形態のプローブ装置10Aは、図3に示すように距離測定器19の測定信号をプローブ装置10Aの制御装置16へ送信すること以外は、第1の実施形態に準じて構成されている。そこで、以下では第1の実施形態と同一または相当部分には同一符号を付して本実施形態のプローブ装置10Aを説明する。尚、図3ではプローブ装置10Aの要部の構成をブロック図で示している。
即ち、距離測定器19は第1の実施形態と同一のものが用いられている。しかし、第1の実施形態では距離測定器19の測定信号をテスタ20に送信していたが、本実施形態では測定信号を制御装置16へ送信し、制御装置16において第1、第2の距離ΔZ1、ΔZ2を求めるようにしている。後は、第1の実施形態と同様に制御装置16が第1、第2の距離ΔZ1、ΔZ2の差ΔZを載置台11の現在のオーバードライブ量として求め、現在のオーバードライブ量と予め設定された所定のオーバードライブ量とを比較し、この比較結果に基づいて現在のオーバードライブ量を所定のオーバードライブ量になるように補正する。従って、本実施形態においても第1の実施形態と同様の作用効果を期することができる他、テスタ20と関係なく、プローブ装置10Aにおいて距離測定器19の測定結果を処理することができるという効果が奏し得られる。
第3の実施形態
本実施形態のプローブ装置10Bは、図4に示すように第1の実施形態と異なるタイプの距離測定器19Aがプローブカード13に設けられていること以外は、第1の実施形態に準じて構成されている。そこで、以下では第1の実施形態と同一または相当部分には同一符号を付して本実施形態のプローブ装置10Bを説明する。
本実施形態では、距離測定装置19Aが例えば超音波型近接センサ、渦電流型近接センサによって構成されている。本実施形態においても距離測定装置19Aとしてレーザー光式型測長器を用いることもできる。この距離測定器19Aは、プローブカード13の中心部及びその周囲を囲む6箇所に設けられている。
距離測定器19Aは、載置台11が所定距離だけ上昇し半導体ウエハWと複数のプローブ13Aが接触し始めた時に距離測定器19Aから半導体ウエハWの上面までの距離を第1の距離Z1を測定し、載置台11がオーバードライブした時に距離測定器19Aから半導体ウエハWの上面までの距離を第2の距離Z2として測定するように構成されている。
載置台11がオーバードライブすると、第1の実施形態と同様にインターフェース部が図3の左半分に示す状態から右半分に示す状態に変形してプローブカード13が載置台11から僅かに逃げることがあっても、プローブカード13の逃げに影響されることなく距離測定器19Aとプローブカード13との間の距離を正確に測定することができる。
距離測定器19Aが第1、第2の距離Z1、Z2を測定すると、これらの測定信号を制御装置16へ送信する。制御装置16がこれらの測定信号を受信すると、第1の距離Z1と第2の距離Z2の差ΔZ(=Z1−Z2)を現在のオーバードライブ量として求め、現在のオーバードライブ量と予め設定された所定のオーバードライブ量と比較し、この比較結果に基づいて現在のオーバードライブ量を所定のオーバードライブ量になるように補正するようにしている。
従って、本実施形態のコンタクト位置の補正方法を制御装置16の制御下で実施すると、載置台11上の半導体ウエハWをプローブカードの複数のプローブに接触させ、距離測定器19Aが載置台11上の半導体ウエハWが複数のプローブが接触し始めた時に距離測定器19Aから半導体ウエハWの上面までの第1の距離Z1を測定し、この測定値を制御装置16へ送信する。次いで、載置台11がオーバードライブし、オーバードライブを終了した時に距離測定器19Aが距離測定器19Aから半導体ウエハWの上面までの第2の距離Z2を測定、この測定値を制御装置16へ送信する。制御装置16は、第1の距離Z1と第2の距離Z2との差ΔZを現在のオーバードライブ量として求めた後、現在のオーバードライブ量と所定のオーバードライブ量とを比較し、この比較結果に基づいて現在のオーバードライブ量が所定のオーバードライブ量になるように補正する。後は第1の実施形態と同様に半導体ウエハWの検査を行う。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様の作用効果を期することができる。
第4の実施形態
本実施形態のプローブ装置10Cは、図5の(a)〜(c)に示すように距離測定器19Bが載置台11を支持する基台11Aに設けられていること以外は、第1の実施形態に準じて構成されている。そこで、以下では第1の実施形態と同一または相当部分には同一符号を付して本実施形態のプローブ装置10Cを説明する。
距離測定器19Cは、載置台11が図5の(a)に示す状態から所定距離だけ上昇し、同図の(b)に示すように半導体ウエハWと複数のプローブ13Aが接触し始めた時に距離測定器19Aからプローブカード13の固定機構14の下面までの距離を第1の距離Z1を測定する。引き続き、同図の(c)に示すように載置台11がオーバードライブを終了した時に距離測定器19Aからプローブカード13の固定機構14の下面までの距離を第2の距離Z2として測定する。オーバードライブ時にプローブカード13が載置台11によって同図の(a)、(b)に示す状態から同図の(c)に示す状態まで持ち上げられてもヘッドプレート15の中央部分が変形し、固定機構14はプローブカード13と一緒に持ち上げられるため、固定機構14の下面までの距離がヘッドプレート14の変形に影響されることがない。このようにプローブカード13が上方へ僅かに逃げても、固定機構14がプローブカード13に追随して上昇し、距離測定器19Cと固定機構14の下面との間の距離を正確に測定することができる。
距離測定器19Cが上述のように第1、第2の距離Z1、Z2を測定すると、これらの測定信号を制御装置16へ送信する。制御装置16はこれらの測定信号を受信すると、第1の距離Z1と第2の距離Z2の差ΔZ(=Z1−Z2)を現在のオーバードライブ量として求め、現在のオーバードライブ量を所定のオーバードライブ量と比較し、この比較結果に基づいて現在のオーバードライブ量を所定のオーバードライブ量になるように補正する。
従って、本実施形態のコンタクト位置の補正方法を制御装置16の制御下で実施すると、載置台11上の半導体ウエハWをプローブカード13の複数のプローブ13Aに接触させ、距離測定器19Cが載置台11上の半導体ウエハWが複数のプローブが接触し始めた時に距離測定器19Cから固定機構14の下面までの第1の距離Z1を測定し、この測定値を制御装置16へ送信する。次いで、載置台11がオーバードライブし、オーバードライブを終了した時に距離測定器19Aが距離測定器19Aから固定機構14の下面までの第2の距離Z2を測定、この測定値を制御装置16へ送信する。制御装置16は、第1の距離Z1と第2の距離Z2との差ΔZを現在のオーバードライブ量として求めた後、現在のオーバードライブ量と所定のオーバードライブ量とを比較し、この比較結果に基づいて現在のオーバードライブ量が所定のオーバードライブ量になるように補正する。後は第1の実施形態と同様に半導体ウエハWの検査を行う。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様の作用効果を期することができる。
尚、本発明は上記の各実施形態に何等制限されるものではなく、各構成要素を必要に応じて適宜設計変更することができる。例えば、上記実施形態では半導体ウエハWとプローブカード13が全面で一括接触する場合について説明したが、プローブカードのプローブが半導体ウエハに形成された限られたデバイスと部分的に接触する場合についても本発明を適用することができる。また、被検査体は半導体ウエハ以外のLCD基板等にも適用することができる。
本発明は、プローブ装置に好適に利用することができる。
(a)、(b)はそれぞれ本発明のプローブ装置の一実施形態を示す図で、(a)はプローブ装置とテスタの関係を示す構成図、(b)はテストヘッド、距離測定器及び接続リングの関係を示す構成図である。 図1に示すプローブ装置の載置台上の半導体ウエハと複数のプローブが接触した状態の要部断面図で、左半分は半導体ウエハとプローブカードが接触し始めた状態を示す図、右半分は載置台がオーバードライブした状態を示す図である。 本発明の他の実施形態のプローブ装置の距離測定器とプローブ装置の制御装置の関係を示すブロック図である。 本発明の更に他の実施形態のプローブ装置を示す図2に相当する要部断面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ本発明の更に他の実施形態のプローブ装置を用いて半導体ウエハと複数のプローブが電気的に接触するまでを工程順に示す工程図である。 従来のプローブ装置の一例の一部を破断して示す正面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ図6に示す従来のプローブ装置を用いて半導体ウエハと複数のプローブが電気的に接触するまでの工程を工程順に示す工程図である。
符号の説明
10、10A、10B、10C プローブ装置
11 載置台
13 プローブカード
13A プローブ
14 固定機構(固定部)
15 ヘッドプレート(支持体)
16 制御装置
18 テストヘッド
19、19A、19B 距離測定器
W 半導体ウエハ(被検査体)

Claims (14)

  1. 被検査体を保持する移動可能な載置台と、上記載置台の上方に配置され且つ上記被検査体の電極と接触する複数のプローブを有するプローブカードと、上記プローブカードを支持する支持体と、上記載置台を含む各種の機器を制御する制御装置と、を備え、上記プローブカードにテストヘッドを所定の荷重で電気的に接続させた状態で、上記載置台をオーバードライブさせて上記被検査体と上記複数のプローブを電気的に接触させてテスタからの信号に基づいて電気的特性検査を行うプローブ装置であって、上記載置台の現在のオーバードライブ量を測定する距離測定器を上記テストヘッドの少なくとも一箇所または上記プローブカードの少なくとも一箇所に設け、上記制御装置は、上記現在のオーバードライブ量と予め設定された所定のオーバードライブ量を比較し、この比較結果に基づいて上記現在のオーバードライブ量を上記所定のオーバードライブ量となるように補正することを特徴とするプローブ装置。
  2. 上記距離測定器は、レーザー光によって上記距離を測定するレーザー光式測長器であることを特徴とする請求項1に記載のプローブ装置。
  3. 上記距離測定器は、上記テストヘッドに設けられており、上記載置台上の被検査体の上面までの距離を測定する第1の測定部と、上記プローブカードの上面までの距離を測定する第2の測定部と、を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプローブ装置。
  4. 上記制御装置または上記テスタは、上記載置台上の被検査体と上記複数のプローブが接触し始めた時に上記第1の測定部の測定距離と上記第2の測定部の測定距離との差を第1の距離として求め、上記載置台がオーバードライブした時に上記第1の測定部の測定距離と上記第2の測定部の測定距離との差を第2の距離として求めることを特徴とする請求項3に記載のプローブ装置。
  5. 上記制御装置は、上記第1の距離と上記第2の距離の差を上記現在のオーバードライブ量として求めることを特徴とする請求項4に記載のプローブ装置。
  6. 上記距離測定器は、上記プローブカードに設けられており、上記被検査体の上面までの距離を測定する近接センサとして構成されていることを特徴とする請求項1に記載のプローブ装置。
  7. 上記制御装置は、上記載置台上の被検査体と上記複数のプローブが接触し始めた時に上記距離測定器によって測定された第1の距離と上記載置台がオーバードライブした時に上記距離測定器によって測定された第2の距離との差を上記現在のオーバードライブ量として求めることを特徴とする請求項6に記載のプローブ装置。
  8. 被検査体を保持する移動可能な載置台と、上記載置台の上方に配置され且つ上記被検査体の電極と接触する複数のプローブを有するプローブカードと、上記プローブカードを固定機構を介して支持する支持体と、上記載置台を含む各種の機器を制御する制御装置と、を備え、上記プローブカードにテストヘッドを所定の荷重で電気的に接続させた状態で、上記載置台をオーバードライブさせて上記被検査体と上記複数のプローブを電気的に接触させてテスタからの信号に基づいて電気的特性検査を行うプローブ装置であって、上記載置台の現在のオーバードライブ量を測定する距離測定器を上記載置台側の少なくとも一箇所に設け、且つ、上記制御装置は、上記現在のオーバードライブ量と予め設定された所定のオーバードライブ量を比較し、この比較結果に基づいて上記現在のオーバードライブ量を上記所定のオーバードライブ量となるように補正することを特徴とするプローブ装置。
  9. 上記距離測定器は、レーザー光によって上記距離を測定するレーザー光式測長器であることを特徴とする請求項8に記載のプローブ装置。
  10. 上記距離測定器は、上記載置台上の被検査体と上記複数のプローブが接触し始めた時に上記固定機構までの距離を第1の距離として測定すると共に上記載置台がオーバードライブした時に上記固定機構までの距離を第2の距離として測定することを特徴とする請求項8または請求項9に記載のプローブ装置。
  11. 載置台をオーバードライブさせ、上記載置台上の被検査体とプローブカードの複数のプローブを電気的に接触させて上記被検査体の電気的特性検査を行う際に、上記載置台のオーバードライブ量を予め設定された所定のオーバードライブ量に補正する方法であって、上記載置台上の被検査体を上記プローブカードの複数のプローブに接触させる工程と、上記載置台をオーバードライブさせた時に現在のオーバードライブ量を求める工程と、上記現在のオーバードライブ量と上記所定のオーバードライブ量とを比較する工程と、上記比較結果に基づいて上記現在のオーバードライブ量が上記所定のオーバードライブ量になるように補正する工程と、を備えたことを特徴とするコンタクト位置の補正方法。
  12. 上記現在のオーバードライブ量を求める工程は、上記載置台上の被検査体が上記複数のプローブが接触し始めた時に上記被検査体の上面までの距離と上記プローブカードまでの距離をそれぞれ測定し、これら両者間の差を第1の距離として求める工程と、上記載置台がオーバードライブした時に上記被検査体の上面までの距離と上記プローブカードまでの距離をそれぞれ測定し、これら両者間の差を第2の距離として求める工程と、上記第1の距離と上記第2の距離との差を現在のオーバードライブ量として求める工程と、を有することを特徴とする請求項11に記載のコンタクト位置の補正方法。
  13. 上記現在のオーバードライブ量を求める工程は、上記載置台上の被検査体が上記複数のプローブが接触し始めた時に上記被検査体の上面までの第1の距離を測定する工程と、上記載置台がオーバードライブした時に上記被検査体の上面までの第2の距離を測定する工程と、上記第1の距離と上記第2の距離との差を現在のオーバードライブ量として求める工程と、上記現在のオーバードライブ量と上記所定のオーバードライブ量とを比較する工程と、を有することを特徴とする請求項11に記載のコンタクト位置の補正方法。
  14. 上記現在のオーバードライブ量を求める工程は、上記載置台上の被検査体が上記複数のプローブが接触し始めた時に上記プローブカードの固定部までの第1の距離を測定する工程と、上記載置台がオーバードライブした時に上記プローブカードの固定部までの第2の距離を測定する工程と、上記第1の距離と上記第2の距離との差を現在のオーバードライブ量として求める工程と、を有することを特徴とする請求項11に記載のコンタクト位置の補正方法。
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