JP2009263570A - 末端変性イミドオリゴマーおよびワニス並びにその高弾性率硬化物 - Google Patents

末端変性イミドオリゴマーおよびワニス並びにその高弾性率硬化物 Download PDF

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Abstract

【課題】有機溶媒に対する溶解性および低溶融粘度等の成形性に優れ、硬化物の耐熱性および弾性率、引張強度および伸び等の機械的特性、特に弾性率の高い新規な末端変性イミドオリゴマーおよびワニス並びにその硬化物を提供する。
【解決手段】本発明のイミドオリゴマーは、一般式(1)で表される。
【化1】
Figure 2009263570

(式中、RおよびRは2価の芳香族ジアミン残基を、RおよびRはそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基、1価の芳香族基または水素を表す。mおよびnは、m≧1、n≧0、1≦m+n≦20および0.05≦m/(m+n)≦1の関係を満たし、繰り返し単位の配列はブロック的、ランダム的のいずれであってもよい。)
【選択図】なし

Description

本発明は、末端変性イミドオリゴマーおよびワニス並びにその硬化物に関し、特に、航空機や宇宙産業用機器をはじめとして易成形性、高耐熱性かつ高弾性率が求められる広い分野で使用可能な高分子材料に関するものである。
芳香族ポリイミドは高分子材料系で最高レベルの耐熱性を有し、機械特性、電気特性などにも優れていることから、広い分野で素材として用いられている。
一方、芳香族ポリイミドは一般に加工性に乏しく、特に溶融成形や繊維強化複合材料のマトリックス樹脂として用いることは不向きである。このため、末端を熱架橋基で変性したイミドオリゴマーが提案されている。なかでも、末端を4−(2−フェニルエチニル)無水フタル酸で変性したイミドオリゴマー熱硬化物が成形性、耐熱性、力学特性のバランスに優れているとされ、例えば、特許文献1〜5および非特許文献1、非特許文献2において紹介されている。その特許文献1には硬化物の耐熱性および機械的特性が良好で、実用性の高い末端変性イミドオリゴマーおよびその硬化物を提供することを目的とし、2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物と芳香族ジアミン化合物と4−(2−フェニルエチニル)無水フタル酸とを反応させて得られ、対数粘度が0.05〜1dL/gである末端変性イミドオリゴマーおよびその硬化物が開示されている。そして、その発明の効果として、実用性の高い新規な末端変性イミドオリゴマーを得ることができること、また、耐熱性や弾性率、引張強度および伸び等の機械的特性が良好な新規な末端変性イミドオリゴマーの硬化物を得ることができると記載されている。
しかし、これらの末端変性イミドオリゴマーから得られる硬化物は、いずれも引張弾性率が4GPa未満であり、高弾性率とは言い難い。高い圧縮強度を必要とする耐熱複合材料や、低変形能を求められる耐熱高分子材料には、高い弾性率を有する末端変性イミドオリゴマー硬化物が望ましい。
特許第3551846号公報 特表2003−526704号公報 特開2006−104440号公報 特開2006−312699号公報 特開2007−099969号公報 P. M. Hergenrother and J. G. Smith Jr., Polymer, 35, 4857 (1994). R. Yokota, S. Yamamoto, S. Yano, T. Sawaguchi, M. Hasegawa, H. Yamaguchi, H. Ozawa and R. Sato, High Perform. Polym., 13, S61 (2001).
本発明は、有機溶媒に対する溶解性および低溶融粘度等の成形性に優れ、硬化物の耐熱性および弾性率、引張強度および伸び等の機械的特性、特に弾性率の高い新規な末端変性イミドオリゴマーおよびワニス並びにその硬化物を提供することを目的とする。
本発明は、高弾性率硬化物を得る新規な末端変性イミドオリゴマーとして一般式(1)で表されるオリゴマーを提供する。
一般式(1)で表される末端変性イミドオリゴマー。
Figure 2009263570
(式中、RおよびRは2価の芳香族ジアミン残基を、RおよびRはそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基、1価の芳香族基または水素を表す。mおよびnは、m≧1、n≧0、1≦m+n≦20および0.05≦m/(m+n)≦1の関係を満たし、繰り返し単位の配列はブロック的、ランダム的のいずれであってもよい。)
又、本発明は、式(1)で表される末端変性イミドオリゴマーを含むワニスを提供する。
又、本発明は、式(1)で表される末端変性イミドオリゴマーまたはそのワニスを加熱硬化して得られる高弾性率硬化物を提供する。
本発明により、有機溶媒に対する溶解性および低溶融粘度等の成形性に優れ、硬化物の耐熱性および弾性率、引張強度および伸び等の機械的特性、特に弾性率の高い新規な末端変性イミドオリゴマーおよびワニス並びにそれらの硬化物を得ることができる。
本発明の一般式(1)で表される末端変性イミドオリゴマーは、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸類とトリアジン環を含む芳香族ジアミン類と4−(2−フェニルエチニル)無水フタル酸(以下、PEPAと略記することもある)とを、各酸基の当量の合計と各一級アミノ基の当量とが概略等量となるようにして、好適には溶媒中で反応させて得られるイミドオリゴマーであって、そのイミドオリゴマーの末端(好適には両末端)に4−(2−フェニルエチニル)無水フタル酸に基づくアセチレン性の付加硬化可能な不飽和末端基およびイミドオリゴマーの主鎖にイミド結合を有し、好ましくは1≦m+n≦20の関係を満たす比較的低分子量である常温(23℃)で固体(粉末状)の末端変性イミドオリゴマーである。さらに、NMPなどの有機溶媒に室温で固形分15重量%以上溶解可能な末端変性イミドオリゴマーが好ましい。さらに、硬化後のフィルムの引張弾性率が4GPa以上である末端変性イミドオリゴマーが好ましい。さらに、硬化後のガラス転移温度(Tg)が280℃以上である末端変性イミドオリゴマーが好ましい。また、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸類の一部を他のテトラカルボン酸類化合物と置き換えることもできる。
一般式(1)のRおよびRで表されるそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基、1価の芳香族基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、フェニル基、ビフェニル基、ナフチル基、ピリジル基などが挙げられる。具体的に前記のトリアジン環を含む芳香族ジアミン類とは、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−アニリノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(3−アミノアニリノ)−6−アニリノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−ビフェニルアミノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−ナフチルアミノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−ピリジルアミノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−ジフェニルアミノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(3−アミノアニリノ)−6−ジフェニルアミノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−ジナフチルアミノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−ジビフェニルアミノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−ジピリジルアミノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−N−メチルアニリノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(3−アミノアニリノ)−6−N−メチルアニリノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−N−メチルビフェニルアミノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−N−メチルナフチルアミノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−N−メチルピリジルアミノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−メチルアミノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(3−アミノアニリノ)−6−メチルアミノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−ジメチルアミノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(3−アミノアニリノ)−6−ジメチルアミノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−アミノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(3−アミノアニリノ)−6−アミノ−1,3,5−トリアジンなどが挙げられる。
前記の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸類とは、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(s−BPDA)、あるいは3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸のエステルまたは塩などの酸誘導体であり、特に、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物が最適である。
前記の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸類の一部を置き換えることのできる前記の芳香族テトラカルボン酸類化合物としては、例えば3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物(BTDA)、ピロメリット酸二無水物(PMDA)、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス(3,4−カルボキシフェニル)エーテル二無水物などが挙げられる。
前記のトリアジン環を含む芳香族ジアミン類の一部(好ましくは50モル%以下)を、他の芳香族ジアミン化合物、例えば1,4−ジアミノベンゼン、1,3−ジアミノベンゼン、1,2−ジアミノベンゼン、2,6−ジエチル−1,3−ジアミノベンゼン、4,6−ジエチル−2−メチル−1,3−ジアミノベンゼン、3,5−ジエチルトルエン−2,6−ジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル(4,4’−ODA)、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル(3,4’−ODA)、3,3’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノベンゾフェノン、4,4’−ジアミノベンゾフェノン、3,3’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、ビス(2,6−ジエチル−4−アミノフェニル)メタン、4,4’−メチレン−ビス(2,6−ジエチルアニリン)、ビス(2−エチル−6−メチル−4−アミノフェニル)メタン、4,4’−メチレン−ビス(2−エチル−6−メチルアニリン)、2,2−ビス(3−アミノフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、ベンジジン、3,3’−ジメチルベンジジン、2,2−ビス(4−アミノフェノキシ)プロパン、2,2−ビス(3−アミノフェノキシ)プロパン、2,2−ビス[4’−(4’’−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン、9,9−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]フルオレンなどで置換することができ、それらを単独、あるいは2種以上を併用することができる(一般式(1)のRおよびRに相当)。特に、芳香族ジアミン化合物として、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼンあるいは9,9−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]フルオレンが好適である。
本発明においては、末端変性(エンドキャップ)用の不飽和酸無水物として4−(2−フェニルエチニル)無水フタル酸を使用する。前記の4−(2−フェニルエチニル)無水フタル酸は、酸類の合計量に対して3〜200モル%、特に5〜150モル%の範囲内の割合で使用することが好ましい。
前記の溶媒としては、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)、N,N−ジエチルアセトアミド、N−メチルカプロラクタム、γ−ブチロラクトン(GBL)、シクロヘキサノンなどが挙げられる。これらの溶媒は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。これらの溶媒の選択に関しては可溶性ポリイミドについての公知技術を適用することができる。
これらイミドオリゴマーワニスは加水分解の恐れがないため、アミド酸オリゴマーワニスに比べ粘度低下等を起こさずに長期間安定に保存できる。長期間保存する際の溶媒は、ゲル化を防ぐためにより良溶媒であるN−メチル−2−ピロリドンなどのアミド系溶媒を用いることが望ましい。
以下、製造法の例について説明する。
本発明の末端変性イミドオリゴマーは、例えば、前記の3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸類(特に、この酸二無水物)を含む芳香族テトラカルボン酸類化合物と、トリアジン環を含む芳香族ジアミン類と、4−(2−フェニルエチニル)無水フタル酸とが、全成分の酸無水基(または隣接するジカルボン酸基)の全量と一級アミノ基の全量とがほぼ等量になるように使用して、各成分を、前述の溶媒中で、約100℃以下、特に80℃以下の反応温度で重合させて、「アミド酸結合を有するオリゴマー」を生成し、次いで、そのアミド酸オリゴマー(アミック酸オリゴマーともいう)を、約0〜140℃の低温でイミド化剤を添加する方法によるか、あるいは140〜275℃の高温に加熱する方法によるかして、脱水・環化させて、末端に4−(2−フェニルエチニル)無水フタル酸残基を有するイミドオリゴマーを得ることができる。
本発明の末端変性イミドオリゴマーの特に好ましい製法としては、例えばトリアジン環を含む芳香族ジアミン類を前述の溶媒中に均一に溶解後、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物を含む芳香族テトラカルボン酸二無水物を溶液中に加えて均一に溶解後約5〜60℃の反応温度で1〜240分程度攪拌し、この反応溶液に、4−(2−フェニルエチニル)無水フタル酸を加えて均一に溶解後約5〜60℃の反応温度で1〜240分程度攪拌しながら反応させて前記の末端変性アミド酸オリゴマーを生成した後、その反応液をガラス板上に流延し、真空下または常圧下で140〜275℃で5分〜24時間加熱して前記のアミド酸オリゴマーをイミド化反応させて末端変性イミドオリゴマーを生成させる。前記の反応において、全反応工程あるいは一部の反応工程を窒素ガス、アルゴンガスなどの不活性のガスの雰囲気あるいは減圧下で行うことが好適である。
前述のようにして生成した末端変性イミドオリゴマーは、粉末状として、あるいは必要なときにその粉末生成物を溶媒に溶解して、末端変性イミドオリゴマーの溶液組成物(ワニス)として使用してもよい。なお、本発明の末端変性イミドオリゴマーは、分子量の異なるものを混合したものでもよい。また、本発明の末端変性イミドオリゴマーは、他の可溶性ポリイミドと混合してもよい。
本発明の末端変性イミドオリゴマーの硬化物は、例えば、前記の末端変性イミドオリゴマーのワニスを支持体に塗布し、280〜500℃で5〜200分間加熱硬化してフィルムとすることができる。また、末端変性イミドオリゴマーの粉体を金型などの型内に充填し、10〜280℃で1〜1000kg/cmで1秒〜100分程度の圧縮成形によって予備成形体を形成し、この予備成形体を280〜500℃で10分〜40時間程度加熱して、硬化物を得ることができる。
以下に本発明を説明するためにいくつかの実施例を示すが、これによって本発明を限定するものではない。また、各特性の測定条件は、次のとおりとした。
試験方法
(1)赤外分光分析(IR):日本分光製FT−IR7300型を用いて、KBr錠剤法およびフィルム法により測定した。
(2)元素分析:パーキンエルマー製元素分析装置2400を用いて測定した。
(3)平均分子量測定(GPC):東ソー製高速GPCシステムHLC−8220を用いて、数平均分子量(Mn)と重量平均分子量(Mw)をポリスチレン換算で測定した。
(4)熱重量分析:セイコーインスツルメンツ製TG/DTA320型熱重量分析装置(TGA)を用い、窒素気流下、10℃/minの昇温速度により測定した。
(5)ガラス転移温度:島津製作所製DSC−60型示差走査熱量計(DSC)を用い、窒素気流下、20℃/minの昇温速度により測定した。
(6)引張試験:島津製作所製オートグラムAGS−Dを用い、室温にて、引張速度10mm/minで行った。試験片形状は、長さ50mm、幅5mm、厚さ80〜95μmのフィルムとした。
(実施例1)
温度計、攪拌子、窒素導入管を備えた3つ口の100mLフラスコに、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−アニリノ−1,3,5−トリアジン0.769g(2.0mmol)、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル0.100g(0.5mmol)とN−メチル−2−ピロリドン(NMP)4mLを加え、溶解後、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物0.588g(2mmol)を入れ、窒素気流下、10℃で1時間、60℃で2時間、さらに室温で2時間重合反応させアミド酸オリゴマーを生成した。この反応溶液に4−(2−フェニルエチニル)無水フタル酸0.248g(1mmol)を入れ、窒素気流下、室温で12時間反応させ末端変性した。得られた末端変性アミド酸オリゴマー溶液をガラス板上に流延し、真空オーブン中、80℃、100℃、150℃、200℃、250℃で各1時間加熱し、フレーク状の末端変性イミドオリゴマーを得た。得られた末端変性イミドオリゴマーは、前記一般式(1)において、Rが2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−アニリノ−1,3,5−トリアジン残基,又は4,4’−ジアミノジフェニルエーテル残基、Rが4,4’−ジアミノジフェニルエーテル残基、Rがフェニル基、Rが水素で表され、平均としてm=3.2、n=0.8である。
収量:1.566g(97%)
IR(KBr,cm-1):3401、3050、2212、1774、1718、1578、1498、1415、1371、1234、1085、831、738
このIRスペクトルから、トリアジン環由来の1578cm-1の吸収とイミド結合由来の1774、1718、1371、738cm-1の吸収を確認した。
元素分析:計算値[C1921123421として計算] 炭素71.36%、水素3.50%、窒素14.74%;測定値 炭素70.76%、水素3.70%、窒素14.50%
溶液粘度:0.24dL/g(濃度0.5g/dL,NMP中、30℃で測定)
平均分子量測定(NMP中、ポリスチレン換算):計算値 Mn=3231、測定値 Mn=3300、Mw=8000、Mw/Mn=2.4
上記で得られた末端変性イミドオリゴマーの未硬化物は、NMP溶媒に最大20%可溶であった。この末端変性イミドオリゴマーをホットプレスを用いて370℃で1時間加熱してフィルム状の硬化物を得た。
IR(フィルム,cm-1):3403、3056、1774、1721、1577、1500、1416、1374、1239、1088、832、740
この硬化物のIRスペクトルから、三重結合由来の2212cm-1の吸収が消失していることを確認した。
このフィルム状の硬化物(厚さ90μm)は、Tgが290℃(DSC)、TGAによる5%重量減少温度は491℃であった。また、この硬化物フィルムの引張試験による力学的性質は、弾性率が5.4GPa、破断強度が133MPa、破断伸びが5.2%であった。
(実施例2)
温度計、攪拌子、窒素導入管を備えた3つ口の100mLフラスコに、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−アニリノ−1,3,5−トリアジン0.577g(1.5mmol)、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル0.200g(1.0mmol)とN−メチル−2−ピロリドン(NMP)4mLを加え、溶解後、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物0.588g(2mmol)を入れ、窒素気流下、10℃で1時間、60℃で2時間、さらに室温で2時間重合反応させアミド酸オリゴマーを生成した。この反応溶液に4−(2−フェニルエチニル)無水フタル酸0.248g(1mmol)を入れ、窒素気流下、室温で12時間反応させ末端変性した。得られた末端変性アミド酸オリゴマー溶液をガラス板上に流延し、真空オーブン中、80℃、100℃、150℃、200℃、250℃で各1時間加熱し、フレーク状の末端変性イミドオリゴマーを得た。得られた末端変性イミドオリゴマーは、前記一般式(1)において、Rが2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−アニリノ−1,3,5−トリアジン残基,又は4,4’−ジアミノジフェニルエーテル残基、Rが4,4’−ジアミノジフェニルエーテル残基、Rがフェニル基、Rが水素で表され、平均としてm=2.4、n=1.6である。
収量:1.447g(95%)
IR(KBr,cm-1):3412、3050、2212、1773、1716、1577、1498、1415、1366、1235、1083、833、739
このIRスペクトルから、トリアジン環由来の1577cm-1の吸収とイミド結合由来の1773、1716、1366、739cm-1の吸収を確認した。
元素分析:計算値[C1831042822として計算] 炭素72.13%、水素3.45%、窒素12.87%;測定値 炭素71.53%、水素3.61%、窒素12.80%
溶液粘度:0.26dL/g(濃度0.5g/dL,NMP中、30℃で測定)
平均分子量測定(NMP中、ポリスチレン換算):計算値 Mn=3047、測定値 Mn=3300、Mw=7300、Mw/Mn=2.2
上記で得られた末端変性イミドオリゴマーの未硬化物は、NMP溶媒に最大20%可溶であった。この末端変性イミドオリゴマーをホットプレスを用いて370℃で1時間加熱してフィルム状の硬化物を得た。
IR(フィルム,cm-1):3403、3056、1774、1721、1577、1500、1416、1374、1239、1088、832、740
この硬化物のIRスペクトルから、三重結合由来の2212cm-1の吸収が消失していることを確認した。
このフィルム状の硬化物(厚さ89μm)は、Tgが291℃(DSC)、TGAによる5%重量減少温度は490℃であった。また、この硬化物フィルムの引張試験による力学的性質は、弾性率が5.7GPa、破断強度が149MPa、破断伸びが4.6%であった。
(実施例3)
温度計、攪拌子、窒素導入管を備えた3つ口の100mLフラスコに、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−アニリノ−1,3,5−トリアジン0.481g(1.25mmol)、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル0.250g(1.25mmol)とN−メチル−2−ピロリドン4mLを加え、溶解後、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物0.588g(2mmol)を入れ、窒素気流下、10℃で1時間、60℃で2時間、さらに室温で2時間重合反応させアミド酸オリゴマーを生成した。この反応溶液に4−(2−フェニルエチニル)無水フタル酸0.248g(1mmol)を入れ、窒素気流下、室温で12時間反応させ末端変性した。得られた末端変性アミド酸オリゴマー溶液をガラス板上に流延し、真空オーブン中、80℃、100℃、150℃、200℃、250℃で各1時間加熱し、フレーク状の末端変性イミドオリゴマーを得た。得られた末端変性イミドオリゴマーは、前記一般式(1)において、Rが2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−アニリノ−1,3,5−トリアジン残基、又は4,4’−ジアミノジフェニルエーテル残基、Rが4,4’−ジアミノジフェニルエーテル残基、Rがフェニル基、Rが水素で表され、平均としてm=2、n=2である。
収量:1.418g(96%)
IR(KBr,cm-1):3362、3054、2211、1774、1717、1576、1500、1415、1371、1237、1083、830、738
このIRスペクトルから、トリアジン環由来の1576cm-1の吸収とイミド結合由来の1774、1717、1371、738cm-1の吸収を確認した。
元素分析:計算値[C178.51002522.5として計算] 炭素72.55%、水素3.42%、窒素11.85%;測定値 炭素71.96%、水素3.51%、窒素11.76%
溶液粘度:0.28dL/g(濃度0.5g/dL,NMP中、30℃で測定)
平均分子量測定(NMP中、ポリスチレン換算):計算値 Mn=2955、測定値 Mn=3000、Mw=7100、Mw/Mn=2.4
上記で得られた末端変性イミドオリゴマーの未硬化物は、NMP溶媒に最大20%可溶であった。この末端変性イミドオリゴマーをホットプレスを用いて370℃で1時間加熱してフィルム状の硬化物を得た。
IR(フィルム,cm-1):3403、3056、1774、1721、1577、1500、1416、1374、1239、1088、832、740
この硬化物のIRスペクトルから、三重結合由来の2211cm-1の吸収が消失していることを確認した。
このフィルム状の硬化物(厚さ86μm)は、Tgが293℃(DSC)、TGAによる5%重量減少温度は495℃であった。また、この硬化物フィルムの引張試験による力学的性質は、弾性率が5.8GPa、破断強度が150MPa、破断伸びが4.3%であった。
(実施例4)
温度計、攪拌子、窒素導入管を備えた3つ口の100mLフラスコに、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−アニリノ−1,3,5−トリアジン0.481g(1.25mmol)、9,9−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]フルオレン0.666g(1.25mmol)とN−メチル−2−ピロリドン4mLを加え、溶解後、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物0.588g(2mmol)を入れ、窒素気流下、10℃で1時間、60℃で2時間、さらに室温で2時間重合反応させアミド酸オリゴマーを生成した。この反応溶液に4−(2−フェニルエチニル)無水フタル酸0.248g(1mmol)を入れ、窒素気流下、室温で12時間反応させ末端変性した。得られた末端変性アミド酸オリゴマー溶液をガラス板上に流延し、真空オーブン中、80℃、100℃、150℃、200℃、250℃で各1時間加熱し、フレーク状の末端変性イミドオリゴマーを得た。得られた末端変性イミドオリゴマーは、前記一般式(1)において、Rが2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−アニリノ−1,3,5−トリアジン残基,又は9,9−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]フルオレン残基、Rが9,9−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]フルオレン残基、Rがフェニル基、Rが水素で表され、平均としてm=2、n=2である。
収量:1.836g(97%)
IR(KBr,cm-1):3393、3054、2211、1775、1719、1577、1498、1414、1369、1234、1170、1083、827、738
このIRスペクトルから、トリアジン環由来の1577cm-1の吸収とイミド結合由来の1775、1719、1369、738cm-1の吸収を確認した。
元素分析:計算値[C2411402525として計算] 炭素76.45%、水素3.73%、窒素9.25%;測定値 炭素75.93%、水素3.87%、窒素9.29%
溶液粘度:0.30dL/g(NMP中、濃度0.5g/dL,NMP中、30℃で測定)
平均分子量測定(ポリスチレン換算):計算値 Mn=3786、測定値 Mn=3500、Mw=7600、Mw/Mn=2.2
上記で得られた末端変性イミドオリゴマーの未硬化物は、NMP溶媒に最大30%可溶であった。この末端変性イミドオリゴマーをホットプレスを用いて370℃で1時間加熱してフィルム状の硬化物を得た。
IR(フィルム,cm-1):3403、3056、1775、1719、1577、1500、1415、1370、1238、1170、1084、828、739
この硬化物のIRスペクトルから、三重結合由来の2211cm-1の吸収が消失していることを確認した。
このフィルム状の硬化物(厚さ95μm)は、Tgが303℃(DSC)、TGAによる5%重量減少温度は505℃であった。また、この硬化物フィルムの引張試験による力学的性質は、弾性率が4.3GPa、破断強度が122MPa、破断伸びが4.5%であった。
(実施例5)
温度計、攪拌子、窒素導入管を備えた3つ口の100mLフラスコに、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−ジフェニルアミノ−1,3,5−トリアジン0.576g(1.25mmol)、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル0.250g(1.25mmol)とN−メチル−2−ピロリドン4mLを加え、溶解後、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物0.588g(2mmol)を入れ、窒素気流下、10℃で1時間、60℃で2時間、さらに室温で2時間重合反応させアミド酸オリゴマーを生成した。この反応溶液に4−(2−フェニルエチニル)無水フタル酸0.248g(1mmol)を入れ、窒素気流下、室温で12時間反応させ末端変性した。得られた末端変性アミド酸オリゴマー溶液をガラス板上に流延し、真空オーブン中、80℃、100℃、150℃、200℃、250℃で各1時間加熱し、フレーク状の末端変性イミドオリゴマーを得た。得られた末端変性イミドオリゴマーは、前記一般式(1)において、Rが2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−ジフェニルアミノ−1,3,5−トリアジン残基,又は4,4’−ジアミノジフェニルエーテル残基、Rが4,4’−ジアミノジフェニルエーテル残基、Rがフェニル基、Rがフェニル基で表され、平均としてm=2、n=2である。
収量:1.510g(96%)
IR(KBr,cm-1):3406、3060、2211、1775、1720、1546、1500、1414、1370、1240、1083、830、738
このIRスペクトルから、トリアジン環由来の1546cm-1の吸収とイミド結合由来の1775、1720、1370、738cm-1の吸収を確認した。
元素分析:計算値[C193.51102522.5として計算] 炭素73.89%、水素3.53%、窒素11.14%;測定値 炭素73.26%、水素3.61%、窒素10.93%
溶液粘度:0.18dL/g(濃度0.5g/dL,NMP中、30℃で測定)
平均分子量測定(NMP中、ポリスチレン換算):計算値 Mn=3145、測定値 Mn=2600、Mw=7000、Mw/Mn=2.7
上記で得られた末端変性イミドオリゴマーの未硬化物は、NMP溶媒に最大20%可溶であった。この末端変性イミドオリゴマーをホットプレスを用いて370℃で1時間加熱してフィルム状の硬化物を得た。
IR(フィルム,cm-1):3405、3061、2211、1774、1721、1547、1500、1415、1372、1239、1084、831、739
この硬化物のIRスペクトルから、三重結合由来の2211cm-1の吸収が消失していることを確認した。
このフィル状の硬化物(厚さ93μm)は、Tgが312℃(DSC)、TGAによる5%重量減少温度は500℃であった。また、この硬化物フィルムの引張試験による力学的性質は、弾性率が4.5GPa、破断強度が82MPa、破断伸びが2.6%であった。
(実施例6)
温度計、攪拌子、窒素導入管を備えた3つ口の100mLフラスコに、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−アニリノ−1,3,5−トリアジン0.384g(1.00mmol)、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル0.300g(1.50mmol)とN−メチル−2−ピロリドン4mLを加え、溶解後、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物0.588g(2mmol)を入れ、窒素気流下、10℃で1時間、60℃で2時間、さらに室温で2時間重合反応させアミド酸オリゴマーを生成した。この反応溶液に4−(2−フェニルエチニル)無水フタル酸0.248g(1mmol)を入れ、窒素気流下、室温で12時間反応させ末端変性した。得られた末端変性アミド酸オリゴマー溶液をガラス板上に流延し、真空オーブン中、80℃、100℃、150℃、200℃、250℃で各1時間加熱し、フレーク状の末端変性イミドオリゴマーを得た。得られた末端変性イミドオリゴマーは、前記一般式(1)において、Rが2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−アニリノ−1,3,5−トリアジン残基、又は4,4’−ジアミノジフェニルエーテル残基、Rが4,4’−ジアミノジフェニルエーテル残基、Rがフェニル基、Rが水素で表され、平均としてm=1.6、n=2.4である。
収量:1.374g(96%)
IR(KBr,cm-1):3362、3054、2211、1774、1717、1576、1500、1415、1371、1237、1083、830、738
このIRスペクトルから、トリアジン環由来の1576cm-1の吸収とイミド結合由来の1774、1717、1371、738cm-1の吸収を確認した。
元素分析:計算値[C174962223として計算] 炭素72.99%、水素3.39%、窒素10.77%;測定値 炭素72.42%、水素3.56%、窒素10.68%
溶液粘度:0.30dL/g(濃度0.5g/dL,NMP中、30℃で測定)
平均分子量測定(NMP中、ポリスチレン換算):計算値 Mn=2863、測定値 Mn=2600、Mw=6100、Mw/Mn=2.3
上記で得られた末端変性イミドオリゴマーの未硬化物は、NMP溶媒に最大15%可溶であった。この末端変性イミドオリゴマーをホットプレスを用いて370℃で1時間加熱してフィルム状の硬化物を得た。
IR(フィルム,cm-1):3403、3058、1774、1730、1578、1505、1417、1372、1239、1088、832、740
この硬化物のIRスペクトルから、三重結合由来の2211cm-1の吸収が消失していることを確認した。
このフィルム状の硬化物(厚さ90μm)は、Tgが290℃(DSC)、TGAによる5%重量減少温度は505℃であった。また、この硬化物フィルムの引張試験による力学的性質は、弾性率が4.5GPa、破断強度が127MPa、破断伸びが5.6%であった。
(実施例7)
温度計、攪拌子、窒素導入管を備えた3つ口の100mLフラスコに、2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−N−メチルアニリノ−1,3,5−トリアジン0.498g(1.25mmol)、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル0.250g(1.25mmol)とN−メチル−2−ピロリドン4mLを加え、溶解後、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物0.588g(2mmol)を入れ、窒素気流下、10℃で1時間、60℃で2時間、さらに室温で2時間重合反応させアミド酸オリゴマーを生成した。この反応溶液に4−(2−フェニルエチニル)無水フタル酸0.248g(1mmol)を入れ、窒素気流下、室温で12時間反応させ末端変性した。得られた末端変性アミド酸オリゴマー溶液をガラス板上に流延し、真空オーブン中、80℃、100℃、150℃、200℃、250℃で各1時間加熱し、フレーク状の末端変性イミドオリゴマーを得た。得られた末端変性イミドオリゴマーは、前記一般式(1)において、Rが2,4−ビス(4−アミノアニリノ)−6−N−メチルアニリノ−1,3,5−トリアジン残基、又は4,4’−ジアミノジフェニルエーテル残基、Rが4,4’−ジアミノジフェニルエーテル残基、Rがフェニル基、Rがメチル基で表され、平均としてm=2、n=2である。
収量:1.422g(95%)
IR(KBr,cm-1):3362、3054、2211、1774、1718、1575、1500、1415、1372、1238、1083、829、738
このIRスペクトルから、トリアジン環由来の1575cm-1の吸収とイミド結合由来の1774、1718、1372、738cm-1の吸収を確認した。
元素分析:計算値[C1811052522.5として計算] 炭素72.71%、水素3.54%、窒素11.71%;測定値 炭素72.04%、水素3.58%、窒素11.59%
溶液粘度:0.24dL/g(濃度0.5g/dL,NMP中、30℃で測定)
平均分子量測定(NMP中、ポリスチレン換算):計算値 Mn=2990、測定値 Mn=3300、Mw=7400、Mw/Mn=2.2
上記で得られた末端変性イミドオリゴマーの未硬化物は、NMP溶媒に最大20%可溶であった。この末端変性イミドオリゴマーをホットプレスを用いて370℃で1時間加熱してフィルム状の硬化物を得た。
IR(フィルム,cm-1):3403、3056、1774、1721、1577、1500、1416、1374、1239、1088、832、740
この硬化物のIRスペクトルから、三重結合由来の2211cm-1の吸収が消失していることを確認した。
このフィルム状の硬化物(厚さ88μm)は、Tgが286℃(DSC)、TGAによる5%重量減少温度は465℃であった。また、この硬化物フィルムの引張試験による力学的性質は、弾性率が5.2GPa、破断強度が138MPa、破断伸びが4.1%であった。
(比較例1)
温度計、攪拌子、窒素導入管を備えた3つ口の100mLフラスコに、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル0.501g(2.5mmol)とN−メチル−2−ピロリドン4mLを加え、溶解後、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物0.588g(2mmol)を入れ、窒素気流下、10℃で1時間、60℃で2時間、さらに室温で2時間重合反応させアミド酸オリゴマーを生成した。この反応溶液に4−(2−フェニルエチニル)無水フタル酸0.248g(1mmol)を入れ、窒素気流下、室温で12時間反応させ末端変性した。得られた末端変性アミド酸オリゴマー溶液をガラス板上に流延し、真空オーブン中、80℃、100℃、150℃、200℃、250℃で各1時間加熱し、フレーク状の末端変性イミドオリゴマーを得た。
収量:1.209g(97%)
IR(KBr,cm-1):3053、2211、1774、1719、1616、1500、1376、1241、1171、1116、1087、880、832、740
このIRスペクトルから、イミド結合由来の1774、1719、1376、740cm-1の吸収を確認した。
元素分析:計算値[C156801025として計算] 炭素75.12%、水素3.23%、窒素5.62%;測定値 炭素75.01%、水素3.38%、窒素5.57%
上記で得られた末端変性イミドオリゴマーの未硬化物は、NMP溶媒に不溶であった。この末端変性イミドオリゴマーは300℃以上においても溶融流動性を示さなかったため、良好な成形体(フィルム状硬化物)を得ることができなかった。
(比較例2)
温度計、攪拌子、窒素導入管を備えた3つ口の100mLフラスコに、9,9−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]フルオレン0.666g(1.25mmol)、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル0.250g(1.25mmol)とN−メチル−2−ピロリドン4mLを加え、溶解後、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物0.588g(2mmol)を入れ、窒素気流下、10℃で1時間、60℃で2時間、さらに室温で2時間重合反応させアミド酸オリゴマーを生成した。この反応溶液に4−(2−フェニルエチニル)無水フタル酸0.248g(1mmol)を入れ、窒素気流下、室温で12時間反応させ末端変性した。得られた末端変性アミド酸オリゴマー溶液をガラス板上に流延し、真空オーブン中、80℃、100℃、150℃、200℃、250℃で各1時間加熱し、フレーク状の末端変性イミドオリゴマーを得た。
収量:1.643g(99%)
IR(KBr,cm-1):3053、2211、1775、1720、1615,1498,1374,1239,1171,1086,876,828,740
このIRスペクトルから、イミド結合由来の1775、1720、1374、740cm-1の吸収を確認した。
元素分析:計算値[C218.51201027.5として計算] 炭素78.92%、水素3.64%、窒素4.21%;測定値 炭素78.54%、水素3.86%、窒素4.46%
上記で得られた末端変性イミドオリゴマーの未硬化物は、NMP溶媒に一部不溶であった。この末端変性イミドオリゴマーをホットプレスを用いて370℃で1時間加熱してフィルム状の硬化物を得た。
IR(フィルム,cm-1):3058、1776、1718,1615,1499,1371、1236,1168,1081,876,827,737
この硬化物のIRスペクトルから明らかなように、三重結合由来の2211cm-1の吸収が消失していることを確認した。
このフィルム状の硬化物(厚さ87μm)は、Tgが312℃(DSC)、TGAによる5%重量減少温度は550℃であった。また、この硬化物フィルムの引張試験による力学的性質は、弾性率が3.4GPa、破断強度が114MPa、破断伸びが6.3%であった。
本発明は、有機溶媒に対する溶解性および低溶融粘度等の成形性に優れ、フィルム化も容易であり、硬化物の耐熱性および弾性率、引張強度および伸び等の機械的特性、特に弾性率の高い新規な末端変性イミドオリゴマーおよびワニス並びにその硬化物であり、航空機や宇宙産業用機器をはじめとして易成形性、高耐熱性かつ高弾性率が求められる広い分野で利用可能な材料である。

Claims (7)

  1. 一般式(1)で表される末端変性イミドオリゴマー。
    Figure 2009263570
    (式中、RおよびRは2価の芳香族ジアミン残基を、RおよびRはそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基、1価の芳香族基または水素を表す。mおよびnは、m≧1、n≧0、1≦m+n≦20および0.05≦m/(m+n)≦1の関係を満たし、繰り返し単位の配列はブロック的、ランダム的のいずれであってもよい。)
  2. N−メチル−2−ピロリドン(NMP)に対し室温で固形分濃度15重量%以上溶解可能な請求項1に記載の末端変性イミドオリゴマー。
  3. 請求項1または2に記載の末端変性イミドオリゴマーを有機溶媒に溶解してなるワニス。
  4. 請求項1または2に記載の末端変性イミドオリゴマーを加熱硬化して得られる硬化物。
  5. 請求項3に記載のワニスを加熱硬化して得られる硬化物。
  6. フィルムの引張弾性率が4GPa以上である請求項4または5に記載の高弾性率硬化物。
  7. ガラス転移温度(Tg)が280℃以上である請求項4または5に記載の高弾性率硬化物。
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