JP2009262855A - ポンプ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ポンプケース12内には、ポンプ室の容積を増減するように往復移動するピストン17に動力を伝達するモータ13の出力軸13aを収容するモータカム室14が形成され、そのモータカム室14からは外部に通じるドレイン流路18が形成されている。ドレイン流路18内には、弁部材20が介設されている。弁部材20は、ドレイン流路18を介して作用する流体圧に付勢されることでドレイン流路18を閉塞するようにドレイン流路18のテーパ面に当接する弁体24と、該弁体24と一体的に形成されると共にブレーキ液を吸収可能な材料により構成され、ドレイン流路18におけるモータカム室14側をシールしつつドレイン流路18の内面に対して摺動する摺動部材23とにより構成されている。
【選択図】図1
Description
上記構成によれば、規制手段を構成する弁体及び摺動部材は、ドレイン流路に進入する流体の比重よりも軽い比重の材料を適用している。そのため、ドレイン流路内に急激に流体が進入する場合には、速やかに弁体を上動させることでドレイン流路を閉塞することができる。また、ドレイン流路内に徐々に流体が進入する場合には、浮力により流体面の変動に応じて弁体を上動させることでドレイン流路を閉塞することができる。
上記構成によれば、規制手段がドレイン流路内から抜け落ちてしまうことを係止部により抑制することができる。
以下、本発明を車両用ブレーキ制御装置に搭載されるポンプ装置に具体化した第1の実施形態を図1及び図2に従って説明する。
図1及び図2に示すように、弁部材20は、ドレイン流路18におけるモータカム室14側をシールしつつドレイン流路18の内面に対して摺動する摺動部材23と、この摺動部材23よりも上方に位置し且つ弁室19のテーパ面21に当接することでドレイン流路18を閉塞可能な弁体24とが一体的に形成されている。
(1)上記実施形態では、ポンプ室側からモータカム室14にブレーキ液が漏洩した場合、ブレーキ液はドレイン流路18内を流下する過程で摺動部材23により吸収される。そして、摺動部材23に吸収されたブレーキ液は摺動部材23から重力に従い徐々に滲み出すことで外部に排出される。一方、例えば跳ね水に晒される等の要因で少量のブレーキ液以外の流体(例えば水)がポンプ装置11の外部からドレイン流路18内に進入した場合、進入した流体は摺動部材23によりトラップされるため、こうした流体がドレイン流路18を通ってモータカム室14まで進入することはない。また、例えば車両が水没する程度の悪路を走行する等の要因で多量の流体が外部からドレイン流路18内に進入した場合、進入した流体の流体圧により上方へ付勢された弁体24が弁室19のテーパ面21に当接してドレイン流路18を閉塞する。すなわち、弁部材20は、外部から作用する流体圧に基づき弁体24がドレイン流路18を適宜閉塞することで、より苛酷な外部環境にも適応した防水効果を発揮することができる。また、摺動部材23は、ブレーキ液を吸収して液密状となることで、より効果的に流体をトラップすることができる。また、弁部材20は、摺動部材23と弁体24とが一体的に形成されているため、これらの部材を別体で設ける場合と比較して、部品点数を削減できると共に、ポンプ装置11への組み付け性を向上することができる。したがって、簡便な構成により、ポンプ室からモータカム室14に漏洩したブレーキ液を装置の外部に排出すると共に、装置の外部からモータカム室14への水等のブレーキ液以外の流体の進入を抑制することができる。
次に、本発明の第2の実施形態を図3に従って説明する。なお、この第2の実施形態は第1の実施形態との対比において次の点で構成が相違している。すなわち、本実施形態におけるポンプ装置11は、蓋部材26がドレイン流路18の下端側の開口18aに取着されている。したがって、第1の実施形態と同一構成の部材については同一符号を付すことにし、それらについては重複した説明を省略する。
(5)上記実施形態では、ドレイン流路18の下端側には、その開口18aを覆蓋するように蓋部材26が設けられている。そのため、異物を含んだ水等の流体がドレイン流路18内に進入することを蓋部材26により規制することができる。一方、蓋部材26には、小孔27が貫通形成されているため、ドレイン流路18の内面に沿って流下したブレーキ液を小孔27を介して外部に排出することができる。
次に、本発明の第3の実施形態を図4及び図5に従って説明する。なお、この第3の実施形態は第1の実施形態との対比において次の点で構成が相違している。すなわち、本実施形態におけるポンプ装置11は、ブレーキ液を吸引及び排出するポンプ機構としてギアポンプ機構を適用すると共に、ドレイン流路18内において摺動部材23が弁体24よりもモータカム室14側に配置されている。したがって、第1の実施形態と同一構成の部材については同一符号を付すことにし、それらについては重複した説明を省略する。
図5(a)及び図5(b)に示すように、本実施形態のポンプ装置11においても、弁部材20は、弁室19のテーパ面21に当接することでドレイン流路18を閉塞可能な弁体24と、ドレイン流路18における凹部35側をシールしつつドレイン流路18の内面に対して摺動する摺動部材23とが一体的に形成されている。
(7)上記実施形態では、摺動部材23が弁体24よりもドレイン流路18の奥側(上方)となる凹部35側に配置されている。そのため、摺動部材23が、弁体24の配設位置を通過して凹部35側に進入する流体をトラップすることにより、流体が凹部35まで到達することを規制できる。そして、摺動部材23にはインナギア40とアウタギア37との間の噛合空間41から凹部35側に漏洩した後においてドレイン流路18の内面を伝って流下したブレーキ液が常に吸収保持された状態となっており、液密状になった摺動部材23からブレーキ液を下方の弁体24に適宜供給することで弁体24の気密性(シール性)を高めることが可能となっている。
・上記第1及び第2の実施形態において、弁部材20は、摺動部材23が弁体24よりもモータカム室14側に配置されるように構成してもよい。
・上記各実施形態において、摺動部材23を構成する材料は、スポンジもしくはフェルトに限定されず、吸液性を有する材質であれば他の材料でもよい。
・上記各実施形態において、ドレイン流路18は、モータカム室14と外部との間を非直線状又は鉛直方向に対して斜状をなして連通するようにしてもよい。
Claims (9)
- 可動部材(17,37,40)のポンプ駆動に基づきブレーキ液を吸引及び排出するポンプ室と、前記可動部材(17,40)を介して前記ポンプ室と隔てられると共に前記可動部材(17,40)に対して動力伝達可能に連結されたモータ(13)の出力軸(13a)を収容する収容室(14)と、該収容室(14)から外部に通じるドレイン流路(18)とを備えたポンプ装置(11)であって、
前記ドレイン流路(18)の途中位置には、前記収容室(14)から外部への前記ブレーキ液の排出を許容し、且つ外部から前記収容室(14)への流体の進入を規制する規制手段(20)が設けられ、
前記規制手段(20)は、
前記ドレイン流路(18)内に形成された弁座(21)よりも重力方向下方に位置し、前記ドレイン流路(18)を介して作用する流体圧に基づき重力方向上方に付勢されることにより、前記弁座(21)に対して前記ドレイン流路(18)を閉塞するように当接する弁体(24)と、
前記弁体(24)と一体的に形成され、前記ドレイン流路(18)の内面に摺接して該ドレイン流路(18)に沿って前記弁体(24)を案内可能であると共に、少なくとも前記ドレイン流路(18)との摺接部分が前記ブレーキ液を吸収可能な材料により構成された摺動部材(23)と
を備えたことを特徴とするポンプ装置。 - 請求項1に記載のポンプ装置において、
前記規制手段(20)は、前記ドレイン流路(18)の途中において、前記摺動部材(23)が前記弁体(24)よりも前記収容室(14)とは反対側に位置するように設けられることを特徴とするポンプ装置。 - 請求項1に記載のポンプ装置において、
前記規制手段(20)は、前記ドレイン流路(18)の途中において、前記摺動部材(23)が前記弁体(24)よりも前記収容室(14)側に位置するように設けられることを特徴とするポンプ装置。 - 請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載のポンプ装置において、
前記ドレイン流路(18)は、前記収容室(14)における重力方向で最下部となる位置から鉛直下方に向けて外部と連通するように形成されており、
前記弁体(24)は、前記ドレイン流路(18)を介して外部から作用する流体圧に基づき上方に付勢されることで前記ドレイン流路(18)の前記弁座(21)に対して当接すると共に、重力に従って前記ドレイン流路(18)の前記弁座(21)から離間することを特徴とするポンプ装置。 - 請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載のポンプ装置において、
前記規制手段(20)は、前記流体の比重よりも軽い比重の材料により構成されていることを特徴とするポンプ装置。 - 請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載のポンプ装置において、
前記ドレイン流路(18)には、前記規制手段(20)に対して重力方向下方から係止可能な係止部(22,25)が形成されていることを特徴とするポンプ装置。 - 請求項6に記載のポンプ装置において、
前記ドレイン流路(18)における前記係止部(25)よりも下方に離間した位置には前記ドレイン流路(18)の開口(18a)を覆蓋可能な蓋部材(26)が設けられ、該蓋部材(26)には前記ブレーキ液の通過を許容する小孔(27)が貫通形成されていることを特徴とするポンプ装置。 - 請求項1〜請求項7のうち何れか一項に記載のポンプ装置において、
前記可動部材(17)は、前記ポンプ室の容積を増減するように往復移動するピストン(17)であり、
前記収容室(14)は、前記ピストン(17)を介して前記ポンプ室と隔てられていることを特徴とするポンプ装置。 - 請求項1〜請求項7のうち何れか一項に記載のポンプ装置において、
前記可動部材(37,40)は、前記モータ(13)の出力軸(13a)に対して動力伝達可能に連結された駆動ギア(40)と、
該駆動ギア(40)に噛合する従動ギア(37)と
により構成され、
前記駆動ギア(40)と前記従動ギア(37)との噛合空間により前記ポンプ室が区画形成されると共に、前記収容室は、前記駆動ギア(40)を介して前記ポンプ室と隔てられ、
前記モータ(13)の出力軸(13a)の回転に伴って、前記ポンプ室の容積が増減することを特徴とするポンプ装置。
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