JP5537251B2 - 車両駆動用電動機の軸受装置 - Google Patents

車両駆動用電動機の軸受装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5537251B2
JP5537251B2 JP2010109382A JP2010109382A JP5537251B2 JP 5537251 B2 JP5537251 B2 JP 5537251B2 JP 2010109382 A JP2010109382 A JP 2010109382A JP 2010109382 A JP2010109382 A JP 2010109382A JP 5537251 B2 JP5537251 B2 JP 5537251B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
bearing
chamber
oil supply
oil return
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010109382A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011239584A (ja
Inventor
信行 八木
理 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2010109382A priority Critical patent/JP5537251B2/ja
Publication of JP2011239584A publication Critical patent/JP2011239584A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5537251B2 publication Critical patent/JP5537251B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sealing Of Bearings (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

本発明は、給油円板によって軸受に給油する車両駆動用電動機の軸受装置に係り、特に潤滑油が機内に漏れ出すのを防止するようにした車両駆動用電動機の軸受装置に関する。
従来の電車等の鉄道車両に用いられる車両駆動用電動機の軸受装置においては、ころ軸受(Roller bearings)に隣接して給油室を設け、この給油室に貯留された潤滑油中に回転子軸に嵌着された給油円板の下方を浸し、運転時に給油円板の回転に伴って潤滑油を上方に振り切ることによりころ軸受に潤滑油を供給する構造を採用している。そして、給油室内の貯留部に複数個の仕切り板を設けて、貯留部を複数の区画に仕切ることにより運転時の油面の変動を抑制している(例えば、特許文献1参照)。
図9は特許文献1に記載の車両駆動用電動機の軸受装置の断面図であり、図10は図9をE方向から見た側面図である。
図9において、車両駆動用電動機(以下、単に電動機という)1の固定子枠2の内周面に環状の珪素鋼板を積層して構成された固定子鉄心3が嵌合固定され、さらに、この固定子枠2の端部に軸受ブラケット4が取り付けられ、この軸受ブラケット4の中心部に形成された軸受箱5に嵌合保持したころ軸受6によって回転子鉄心7に固定された回転子軸8を回転自在に支持している。固定子枠2の他端部は図示していないが、同様に軸受箱と軸受によって回転子軸8の他端側を支持した構成となっている。
ところで、前記固定子枠2は、図10で示すように外周部に取付腕部2a、2bを設けており、この取付腕部2a、2bで台車枠9に固定されている。
また、回転子軸8の一端は図示のように機外に張り出しており、この部分に継手10を取付けて図示していない駆動装置と直結した構成となっている。
前記軸受箱5内のころ軸受6は、回転子軸8の機内側に嵌合され外周部に凹凸部を形成した円筒状の油切り11に隣接して軸受内輪が嵌合され、さらに機外側に嵌合された給油円板12により位置決めされている。13はころ軸受6の外輪を軸受箱5に固定するための軸受押え板である。
前記軸受箱5には、図11で示すように機内側に位置する前記円筒状の油切り11との間に3個のラビリンスLa、LbおよびLcを形成し、かつ、ラビリンスLaおよびLb間に円筒状の油切り11を囲繞するように環状の油戻し室14を設け、ラビリンスLbおよびLc間に円筒状の油切り11を囲繞するように環状の油戻し室15を設けている。ラビリンスLcが機内側に近いラビリンスである。そして、環状の油戻し室14および15の一番低い位置に共通の油戻し穴16を開け、この共通の油戻し穴16によって環状の油戻し室14、15と後述する給油室17とを連通させている。
給油室17は、前記軸受箱5の機外側壁面と、この軸受箱5の機外側壁面にボルト等で固定された軸受端蓋18とによって回転子軸8を包む円形容器状に構成されており、その内部に前記給油円板12を収容し、さらに、この給油円板12の下方部分が潤滑油に浸るようにしている。この給油室17の直下に隣接して貯油室19を設け、給油室17と貯油室19とを通油穴20と通気穴21とによって連通している。
電動機1の運転時は、給油円板12の回転によって給油室17の下方に溜められた油が上方に掻き揚げられて、ころ軸受6の内部に流入し、ころ軸受6の転動面を潤滑する。
そして、転動面の潤滑を終えてころ軸受6から排出され、一方は給油室17に直接戻り、他方はラビリンスLa、Lbを経て油戻し室14、15に入り、この油戻し室14、15から戻し穴16を経て給油室17に戻る。
特開2006−345675号公報
次に、従来の車両駆動用電動機の軸受装置の課題について図11を参照して説明する。
電動機1の運転中、給油室17の内部は給油円板12の回転によってミスト(霧)状になった潤滑油が充満した状態となっている。電動機1の運転中は、回転子の回転により回転子軸8の周辺は負圧となるので、ミスト状の潤滑油が油戻し穴16から逆流して油戻し室15に達した後、ラビリンスLcを通って電動機の内側に漏れ出して、機内の回転子や固定子を汚損させ、同時に潤滑油の消耗を増大させる欠点がある。
なお、この不具合を防ぐため、図12のように油戻し穴16−1の下部開口位置を給油室17の下方の潤滑油が溜められる位置に設けるという改善案が考えられるが、この改善案では溜まっている潤滑油によって給油室内のミスト状の潤滑油は遮断され油戻し室15に進入することはなくなるが、給油円板12の回転によって給油室17内の油が油戻し穴16−1から油戻し室15に押し込められ、ラビリンスLcを通って機内にオーバーフローして流入する問題が新たに発生するため、根本的な解決策とはならない。
そこで、本発明の目的は、潤滑油がラビリンスより機内に漏れ出すのを効果的に防ぐことにより、機内の汚損を無くすとともに、潤滑油の消耗を抑制するようにした車両駆動用電動機の軸受装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、固定子枠に取り付けされて回転子軸を支持する軸受を内蔵した軸受箱を有し、当該軸受箱に嵌合保持された軸受の機外側の側面に給油室を形成し、当該給油室の下方に連通する貯油室を形成し、前記給油室内に回転子軸に固定した給油円板を配置し、前記軸受箱の軸受の機内側の側面に回転子軸を囲繞する環状の油戻し室を形成してなる車両駆動用電動機の軸受装置において、前記油戻し室の下部と前記貯油室とを油戻し穴によって連通し、潤滑油を前記給油室の下方で前記給油円板の一部が浸りかつ前記油戻し穴の途中まで達するレベルまで溜めたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、固定子枠に取り付けされて回転子軸を支持する軸受を内蔵した軸受箱を有し、当該軸受箱に嵌合保持された軸受の機外側の側面に給油室を形成し、当該給油室の下方に連通する貯油室を形成し、前記給油室内に回転子軸に固定した給油円板を配置し、前記軸受箱の軸受の機内側の側面に回転子軸を囲繞する環状の油戻し室を形成してなる車両駆動用電動機の軸受装置において、前記油戻し室の下部と前記給油室の下部とを油戻し穴によって連通し、前記給油室の下部の前記油戻し穴の開口部と前記給油円板との間に連通口を備えた仕切り板を設け、潤滑油を前記給油室の下方で前記給油円板の一部が浸りかつ前記油戻し穴の途中まで達するレベルまで溜めたことを特徴とする。
本発明の車両駆動用電動機の軸受装置によれば、潤滑油の電動機内への漏れ出しを防ぐことができるため、機内の汚損に伴う分解・清掃の保守を不要にし、さらに潤滑油の消耗に伴う潤滑油の補給を少なくすることができ、保守の省力化と信頼性の向上を図ることができる。
本発明の実施形態1に係る車両駆動用電動機の軸受装置の断面図。 図1の断面A−Aを表す図。 本発明の実施形態2に係る車両駆動用電動機の軸受装置の断面図。 図3の断面B−Bを表す図。 本発明の実施形態3に係る車両駆動用電動機の軸受装置の断面図。 図5の断面C−Cを表す図。 本発明の実施形態4に係る車両駆動用電動機の軸受装置の断面図。 図7の断面D−Dを表す図。 従来の車両駆動用電動機の軸受装置の断面図。 図9の矢視Eを表す図。 従来の軸受装置の作用を説明する断面図。 他の従来の車両駆動用電動機の軸受装置の断面図。
本発明の実施形態について、以下図面を参照して説明する。なお、従来技術を含め、各図に共通する部品には同一符号を付けて重複する説明は適宜省略する。
(実施形態1)
以下、本実施形態1について図1および図2を参照して説明する。
図1および2において、本実施形態1の場合も、軸受ブラケット4の軸受箱5に嵌合したころ軸受6の機外側側面に回転子軸8を中心とする扁平な円形容器状の給油室17が形成され、さらにこの給油室17の下方直下に隣接して貯油室19が形成され、給油室17の中に回転子軸8に固定された給油円板12が配置されている。給油室17と貯油室19とを通油穴20と通気穴21とで連通することによって、絶えず貯油室19から給油室17へ潤滑油を供給するように構成している。
前記ころ軸受6の機内側の側面には回転子軸8に嵌合された円筒状の油切り11と軸受箱5との間に形成された円筒状の微小間隙よりなる3個のラビリンスLa、Lb、Lcを有し、各ラビリンスLa、Lb、Lcの間に環状の油戻し室14、15を設けている。
そして、各々の油戻し室14、15の最低部にはそれぞれの油戻し穴22、23の上側端部(上側開口部)を接続し、また、その油戻し穴22、23の下側端部(下側開口部)を貯油室19に開口させることによって油戻し室14、15と貯油室19とを連通するように構成されている。この油戻し穴22、23が給油室17ではなく、貯油室19に連通する構造が図9で示した従来構造と際立って相違する点である。
図2で示すように、潤滑油は、給油室17の下方で給油円板12の一部が浸る所定レベルまで溜めてあり、貯油室19と油戻し穴22、23にも穴の途中の同じレベルまで油が溜まっている。
電動機1の運転時、給油円板12の回転によりころ軸受6内に供給された潤滑油はころ軸受6を潤滑した後、給油室17側に排出される。ころ軸受6より機内側に排出される潤滑油はラビリンスLaによって大部分は阻止されるが、一部は油戻し室14に侵入した後、油戻し穴22より貯油室19に戻る。
なお、給油円板12による給油量が多く、油戻し室14で戻しきれなくなった潤滑油はラビリンスLbを通って油戻し室15に侵入するが、油戻し穴23より貯油室19に戻る。
以上述べた図1および図2の構成は、図示していない反対側の軸受箱についても同じ構成になっており、双方の貯油室を図示しない連通管によって連通するようにしている。このため、潤滑油の補給は、一方の軸受箱の貯油室に行えば、双方の給油室に補給できるようになっている。
以上述べたように、本実施形態1によれば、油戻し室14、15の最低部を油戻し穴22、23によって給油室17の下部に隣接して設けてある貯油室19に直接連通するように構成したので、給油室17およびころ軸受6で発生するミスト状の潤滑油は、従来のように油戻し穴22、23から逆流して油戻し室15に侵入することがないので、ラビリンスLc部から機内に漏れ出すことはない。
また、給油円板12の回転によって給油室17内の潤滑油が油戻し穴22、23からラビリンス側に押し込まれることもなくなるので、オーバーフローによる潤滑油の機内への漏れ出しも発生しない。
また、油戻し室14と15とは別々の油戻し穴22、23でそれぞれ貯油室19に直接連通する構成としたので、油戻し室14に侵入したミスト状の潤滑油が直接油戻し穴から油戻し室15に侵入することはなく、ミスト状の潤滑油が機内に漏れるのを防ぐ効果を向上させることができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2について図3および図4を参照して説明する。
図3および図4において、本実施形態2が前記実施形態1と大きく異なる点は、油戻し室14および15それぞれの最低部を、貯油室19ではなく給油室17の底部近傍部に油戻し穴22、23によってそれぞれ連通させる構造に変更した点であり、この油戻し部の変更に伴って、給油室17内の油戻し穴22、23の下側端部(下側開口部)の直上部に前記給油円板12とほぼ同じ曲率で湾曲した円弧状仕切り板24を設けている。その他の構成は図1、2に示す実施形態1とほぼ同じである。
なお、図4は図3のB−B線矢視断面図であるため、本来は図4に通油穴20および通気穴21は表れないはずであるが、潤滑油の油面との位置関係を明瞭にするために、敢えて記載した。
本実施形態2で新たに設けた円弧状仕切り板24は、側面を軸受箱5と軸受端蓋18とで挟んで固定するようになっており、円弧の両端部は図4で示したように潤滑油の油面よりも上に出るように構成しており、さらに、通油穴20と接近した最低部に連通口25を開けて、給油円板12への給油に支障がでないように考慮してある。
以上述べたように、本実施形態2では、油戻し室14および15と給油室17の底部とを連通する油戻し穴22、23の下側端部(下側開口部)を給油円板12の外周から所定距離隔てて配置した円弧状仕切り板24で覆うようにしたので、給油円板12の回転により潤滑油がミスト状になっても円弧状仕切り板24により潤滑油や潤滑油のオイルミストの移動が阻止されるので、油戻し穴22、23から油戻し室14、15に直接進入することはなく、オーバーフローによる機内への潤滑油の漏出やオイルミストの機内への漏出を防ぐことができる。
さらに、本実施形態2では、油戻し室14および15を、貯油室19の上に配置されている給油室17の底部近傍部と連通するようにしたので、給油円板12の外径および給油室17を小型化することができる。そのうえ、常時貯油しておく潤滑油の量を減らすことや、潤滑油の劣化を少なくすることもできる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3について図5および図6を参照して説明する。
本実施形態3は、前述した実施形態2に比べて、仕切り板の構成が異なるが、その他の構成はほとんど同じである。
本実施形態3で採用する仕切り板26は、円弧の一部がカットされた半月板の形状に構成されており、カットされた円弧部分と給油室17の底面との間を潤滑油が移動できる連通開口27としたものである。この半月板状仕切り板26は上部を軸受押え板13に固定されるようになっている。
なお、本実施形態3の場合、油戻し室14、15を給油室17に連通させる油戻し穴22、23の下側端部(下部開口部)は、実施形態2のように給油室17の底部ではなく、底部よりも少し上に上がった位置で半月板状仕切り板26の側面に下側端部(下側開口部)を開口するように構成されている。
潤滑油は図5で示したように、給油室17の下方で油戻し穴22、23の途中まで潤滑油が達するレベルまで溜めてある。
なお、図6は図5のC−C線矢視断面図であるため、本来は図6に通油穴20および通気穴21は表れないはずであるが、潤滑油の油面との位置関係を明瞭にするために、敢えて記載した。
以上述べたように、本実施形態3によれば、油戻し室14、15を給油室17に連通させる油戻し穴22、23の下側端部(下部開口部)を、給油室17の底部よりも少し上に上がった位置に開け、この下側端部(下側開口部)を下方に連通開口27を有する半月板状仕切り板26で覆うように構成したので、実施形態2と同様に、電動機1の運転時に発生するミスト状の潤滑油は、油戻し穴から油戻し室に直接進入することはないので、オイルミストの機内への漏れ出しを防ぐことができる。また、運転時に給油円板12の回転により給油室17内の潤滑油が油戻し穴22、23側に押し込まれようとするが、半月板状仕切り板26により潤滑油の移動が阻止され、油戻し穴22、23より潤滑油が油戻し室14、15まで達することはなくなり、オーバーフローによる機内への油漏れを防止することができる。
(実施形態4)
本発明の実施形態4を図7および図8を参照して説明する。
本実施形態4は、ころ軸受6外輪を軸受箱5に押圧する軸受押え板13自体の下方の前記油戻し室14、15の最下部位置よりも少し下がった位置に、上方が開口した油溜め室(油溜ポケット)28を設け、この油溜め室28と油戻し室14、15それぞれの最下部位置を油戻し穴22、23によって連通したものである。その他の構成は、実施形態2、3とほぼ同じである。
なお、図8は図7のD−D線矢視断面図であるため、本来は図8に通油穴20は表れないはずであるが、貯油室との位置関係を明瞭にするために、敢えて記載した。
本実施形態4の場合、図8からわかるように潤滑油は、油溜め室28の開口部まで達しないレベルでしかも、給油円板12の一部が浸るように溜めてある。さらに油溜め室28の中に開口高さまで潤滑油が溜めてあり、この潤滑油は油戻し穴22、23の穴の途中のレベルまで溜まっている。
油戻し穴22、23は途中まで潤滑油が溜まった状態が維持されるので、電動機1の運転時に発生する給油室17内のミスト状の潤滑油が油戻し穴22、23から直接に油戻し室14,15に侵入することはないので、機内へのミスト状の潤滑油の漏れ出しを防ぐことができる。
また、給油円板12の回転により給油室内の潤滑油が移動しても軸受押え板13の油溜め室28に溜まっている潤滑油には影響を及ぼすことがないので、油戻し室14,15へ逆流して機内にオーバーフローして漏れ出すこともない。
4…軸受ブラケット、5…軸受箱、6…ころ軸受、8…回転子軸、11…油切り、12…給油円板、13…軸受押え板、14,15…油戻し室、17…給油室、18…軸受端蓋、19…貯油室、20…通油穴、21…通気穴、22,23…油戻し穴、24…円弧状仕切り板、25…連通開口、26…半月状仕切り板、27…連通開口、28…油溜め室(油溜ポケット)、La,Lb,Lc…ラビリンス。

Claims (5)

  1. 固定子枠に取り付けされて回転子軸を支持する軸受を内蔵した軸受箱を有し、当該軸受箱に嵌合保持された軸受の機外側の側面に給油室を形成し、当該給油室の下方に連通する貯油室を形成し、前記給油室内に回転子軸に固定した給油円板を配置し、前記軸受箱の軸受の機内側の側面に回転子軸を囲繞する環状の油戻し室を形成してなる車両駆動用電動機の軸受装置において、
    前記油戻し室の下部と前記貯油室とを油戻し穴によって連通し、潤滑油を前記給油室の下方で前記給油円板の一部が浸りかつ前記油戻し穴の途中まで達するレベルまで溜めたことを特徴とする車両駆動用電動機の軸受装置。
  2. 固定子枠に取り付けされて回転子軸を支持する軸受を内蔵した軸受箱を有し、当該軸受箱に嵌合保持された軸受の機外側の側面に給油室を形成し、当該給油室の下方に連通する貯油室を形成し、前記給油室内に回転子軸に固定した給油円板を配置し、前記軸受箱の軸受の機内側の側面に回転子軸を囲繞する環状の油戻し室を形成してなる車両駆動用電動機の軸受装置において、
    前記油戻し室の下部と前記給油室の下部とを油戻し穴によって連通し、前記給油室の下部の前記油戻し穴の開口部と前記給油円板との間に連通口を備えた仕切り板を設け、潤滑油を前記給油室の下方で前記給油円板の一部が浸りかつ前記油戻し穴の途中まで達するレベルまで溜めたことを特徴とする車両駆動用電動機の軸受装置。
  3. 前記仕切り板は、前記給油円板外周面に沿った円弧状に形成され、前記連通口を常時潤滑油中に浸る位置に設けるとともに、端部を潤滑油の油面よりも高くしたことを特徴とする請求項2記載の車両駆動用電動機の軸受装置。
  4. 前記仕切り板は、半月状に形成されて前記給油円板の側面に位置するように前記軸受箱側に固定されることを特徴とする請求項2記載の車両駆動用電動機の軸受装置。
  5. 前記軸受の機内側の側面に形成する油戻し室を軸方向に複数個設け、各々の油戻し室の下部に油戻し穴を接続したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の車両駆動用電動機の軸受装置。
JP2010109382A 2010-05-11 2010-05-11 車両駆動用電動機の軸受装置 Active JP5537251B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010109382A JP5537251B2 (ja) 2010-05-11 2010-05-11 車両駆動用電動機の軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010109382A JP5537251B2 (ja) 2010-05-11 2010-05-11 車両駆動用電動機の軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011239584A JP2011239584A (ja) 2011-11-24
JP5537251B2 true JP5537251B2 (ja) 2014-07-02

Family

ID=45326923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010109382A Active JP5537251B2 (ja) 2010-05-11 2010-05-11 車両駆動用電動機の軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5537251B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2953243A1 (de) * 2014-06-06 2015-12-09 Siemens Aktiengesellschaft Vorrichtung zum Schmieren eines Wälzlagers eines Elektromotors
CN109210296B (zh) * 2018-10-30 2020-11-27 山东赛马力动力科技有限公司 一种带注油孔的滚子轴承珠芯润滑扭转的法兰盘端盖
CN112491203B (zh) * 2020-12-04 2022-03-11 中车永济电机有限公司 一种动车组牵引电机
CN114157078B (zh) * 2021-11-30 2023-08-29 合肥巨一动力系统有限公司 一种高转速电机的储油机构和高转速电机

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003032946A (ja) * 2001-07-18 2003-01-31 Toshiba Transport Eng Inc 車両用電動機の油潤滑軸受構造
JP4628190B2 (ja) * 2005-06-10 2011-02-09 三菱電機株式会社 鉄道車両用駆動電動機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011239584A (ja) 2011-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4657121B2 (ja) 車両用主電動機の軸受装置
US8025443B2 (en) Bearing device
JP5537251B2 (ja) 車両駆動用電動機の軸受装置
US3804476A (en) Bearing devices for rotary machines
JP5045497B2 (ja) 電動式駆動装置
JP4867521B2 (ja) 電動式駆動装置
JP5361578B2 (ja) 鉄道車両用回転電機の軸受装置
JP4628190B2 (ja) 鉄道車両用駆動電動機
JP4684266B2 (ja) 車両用主電動機の軸受装置
US9816582B2 (en) Balancer device for internal combustion engine
JP2022064021A (ja) 鉄道車両用歯車装置
JP2022087938A (ja) 鉄道車両用歯車装置
JP2003023747A (ja) 車両用電動機の軸受給油構造
JP3604305B2 (ja) 車両用電動機の軸受給油装置
JP2003032946A (ja) 車両用電動機の油潤滑軸受構造
JP5071227B2 (ja) ポンプ装置
JP2022082896A (ja) 鉄道車両用歯車装置
JP2021092265A (ja) 鉄道車両用歯車装置
JP2022071271A (ja) 鉄道車両用歯車装置
JP4912631B2 (ja) 動力伝達装置及びそれを備えた建設機械
KR101519668B1 (ko) 주축의 오일 드레인 장치
JP2021092264A (ja) 鉄道車両用歯車装置
JP5051445B2 (ja) 転がり軸受装置および主軸装置
JP7115518B2 (ja) ウインチ
JP3910440B2 (ja) 複列円すいころ軸受装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130307

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140425

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5537251

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151