JP4912631B2 - 動力伝達装置及びそれを備えた建設機械 - Google Patents
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Description
この発明においては、駆動源の駆動により、駆動ギヤが回転されると、ギヤ伝達機構を介して内歯ギヤが回転され、それにともなって出力軸が回転される。この場合、内歯ギヤは、その外周面において軸受を介して装置ケースに回転可能に支持されている。このため、従来構成とは異なり内歯ギヤから突出した出力軸を軸受を介して支持する必要がなく、従って、装置全体の高さを低くして、コンパクトに構成することができ、装置重量を軽減することができ、装置ケース内に収容する潤滑オイルの量を低減することができる。また、内歯ギヤの内部のギヤ伝達機構において生じる金属粉が潤滑オイルに混入しても、内歯ギヤの外周の軸受側に侵入することはない。よって、内歯ギヤの軸受に悪影響が及ぼされるおそれを抑制することができる。
ドレーンコックを、前記内歯ギヤの軸受及び内歯ギヤの底部に対する駆動ギヤの支持部よりも下方の位置に配置すれば、その内歯ギヤの軸受及び内歯ギヤの底部に対する駆動ギヤの支持部に古い潤滑オイルが残留するのを防止することができる。よって、潤滑オイルに沈殿した金属粉により、内歯ギヤの軸受や駆動ギヤの支持部等に悪影響が及ぼされるおそれを防止することができる。
図1は、図2の油圧ショベルにおいて円Sと対応する部分を示す要部断面図、図2は、油圧ショベルを示す簡略図、図3は、ピニオンとラックとの関係を示す断面図、図4は、図1の動力伝達装置の一部を拡大して示す部分断面図、図5は、図4の5−5線における断面図、図6は、図4の6−6線における断面図、図7は、図4の7−7線における断面図である。
さて、この動力伝達装置18において、油圧モータ20により駆動軸25を介して太陽ギヤ26が例えば図5の時計方向に回転されると、各遊星ギヤ42が同図の反時計方向に自転されながら時計方向に公転されて、キャリア40が時計方向に回転される。これにより、スプライン係合46を介して第1伝達ギヤ45が図7の時計方向へ一体回転され、各第2伝達ギヤ48を介して内歯ギヤ22が同図の反時計方向に減速回転される。この内歯ギヤ22の回転により、出力軸32が同方向に一体回転され、出力ギヤ33及び被動ギヤ17の噛合を介して、上部旋回体12が下部走行体11上で旋回される。
なお、この発明は前記実施形態の構成に限定されるものではなく、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 図9に示すように、キャリア40を支持する構成として、前記実施形態の軸受41に代えて、スラストベアリング52を用いること。
(他の技術的思想)
前記実施形態や変形例から把握されるが、請求項に未記載の技術的思想の数例を列挙すれば以下の通りである。
(2) オイルシールを、隔壁と微少間隙とを備えたラビリンス構造により包囲したことを特徴とする請求項5〜7のうちのいずれか一項に記載の動力伝達装置。
このように構成すれば、フィルタにより金属粉を濾し取ることができ、オイルシール等に対する悪影響を排除できる。
前記アウタレース側に請求項4〜7のうちのいずれか一項に記載の動力伝達装置を固定するとともに、前記出力ギヤを前記被動ギヤに噛合させたことを特徴とする建設機械。
Claims (7)
- 装置ケース内に支持されるとともに、有底状に形成された内歯ギヤと、
駆動源に連結され、前記内歯ギヤ内に配置された駆動ギヤと、
その駆動ギヤと前記内歯ギヤとの間に介在されたギヤ伝達機構と、
前記内歯ギヤと同一軸線上に位置するとともに、前記装置ケースから突出するように同内歯ギヤに一体形成された出力軸と
を備え、
前記内歯ギヤをその外周面において軸受を介して回転可能に支持し、
前記内歯ギヤの外周面と、前記出力軸と、前記装置ケースとで取り囲むようにオイルシールを配設したことを特徴とする動力伝達装置。 - 前記駆動ギヤを前記内歯ギヤの軸線上に配置された太陽ギヤにより構成し、
前記ギヤ伝達機構を、前記太陽ギヤと内歯ギヤとの間に介在された遊星ギヤと、太陽ギヤの軸線上に回転可能に支持され、前記遊星ギヤのキャリアと一体回転される第1伝達ギヤと、前記装置ケースに回転可能に支持され、前記第1伝達ギヤと内歯ギヤとの間に介在された第2伝達ギヤとより構成した
ことを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置。 - 前記内歯ギヤを有底状に形成し、前記駆動ギヤをその軸端部において内歯ギヤの底部に相対回転可能に支持したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の動力伝達装置。
- 前記出力軸にギヤを形成したことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の動力伝達装置。
- 装置ケースに支持された内歯ギヤと、
駆動源に連結され、前記内歯ギヤ内に配置された駆動ギヤと、
その駆動ギヤと前記内歯ギヤとの間に介在されたギヤ伝達機構と、
前記内歯ギヤと同一軸線上に位置するように同内歯ギヤに一体形成された出力軸と
を備え、
前記内歯ギヤをその外周面において軸受を介して回転可能に支持し、
前記出力軸と装置ケースとの間にオイルシールを介在させ、
前記内歯ギヤを、出力軸が下側に位置した状態でその軸線が上下方向に延びるように配置し、内歯ギヤの底部には透孔を形成し、さらに、前記透孔よりも内歯ギヤの軸線側において前記オイルシールの周囲を包囲するように、前記装置ケースの底部内面には隔壁を形成し、その隔壁と内歯ギヤの底部との間には微少間隙を形成したことを特徴とする動力伝達装置。 - 装置ケースに支持された内歯ギヤと、
駆動源に連結され、前記内歯ギヤ内に配置された駆動ギヤと、
その駆動ギヤと前記内歯ギヤとの間に介在されたギヤ伝達機構と、
前記内歯ギヤと同一軸線上に位置するように同内歯ギヤに一体形成された出力軸と
を備え、
前記内歯ギヤをその外周面において軸受を介して回転可能に支持し、
前記内歯ギヤを有底状に形成し、前記駆動ギヤをその軸端部において内歯ギヤの底部に相対回転可能に支持し、
前記装置ケース内のオイルを抜くためのドレーンコックを、前記内歯ギヤの軸受及び内歯ギヤの底部に対する駆動ギヤの支持部よりも下方の位置に配置したことを特徴とする動力伝達装置。 - 第1フレームと、その第1フレームに対して相対回転可能な第2フレームとを備え、請求項4〜6のうちのいずれか一項に記載の動力伝達装置を前記第2フレームに固定するとともに、前記出力軸のギヤを前記第1フレームの被動ギヤに噛合させ、出力軸の回転により第1、第2フレーム間に相対回転を生じさせるように構成したことを特徴とする建設機械。
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