JPH04165146A - 遊星歯車減速機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野］ 本発明は、遊星歯車減速機に関する。

［従来の技術］ ブルド−ザ、油圧式掘削機をはじめとする装軌式建設機
械等において、油圧モータを用いて左右の駆動輪を駆動
する場合、左右のトラックフレームに固着した管状のモ
ータシＡ・フト内に油圧モータを固設し、油圧モータの
出力軸を前記モータシャフトの外側に設けた減速装置に
連結している。

減速装置としては一般に複数段の遊星歯車減速装置が用
いられており、第４図に示すように油圧モータから外側
に向かフで順に第３段、第２段、第１段の遊星歯車減速
装置か配設され、第３段の遊星歯車減速装置のリンクギ
ヤと一体構成の駆動輪すなわちスプロケットの回転によ
って履帯を駆動している。

第５図ζＪ」二記のような構造を有する減速機の一例を
示す断面図であるが、管状のモータシャツｊ・２の内周
に固設された油圧モータ３の出力軸先端にスプラインを
設け、このスプラインに第１段の遊星歯車減速装置の１
ノ゛ンギヤ６が挿嵌されている。

油圧モータ３のトルクは４ノンキー＼・６を介してプラ
ネットギヤ７に伝達され、ブラネットギＡ−７がすノン
ギヤ４の内周を回転することによって回転するプラネッ
トキャリーに−８は、第２段の遊星歯車減速装置の４ノ
゛ンキー＼・９とスプラインにより結合されていて、（
ノンギヤ９を駆動する。この４ノンキヤ９の回転により
ブラネットキャ１０が駆動され、第１段と同様に、ブラ
？、ットギャ１０かりンクギー＼・］１の内周を回転す
ることに。）、って回転するブラネットギャリー＼・１
２は、第３段の遊星歯車減速装置の１ノンキー＼・１３
どスプラインにより結合されていて、（ノンギヤ１３を
駆動ずろ。１ノンキー＼・１３はプラネットギヤ］４を
駆動するか、プラネットキャリヤ５は前記モータシャフ
ト２と一体に構成されているのて、リンクギヤ１５か駆
動されることになる。

−・方、ズブ１１２ケツトハブ１６ｒ、；ｊ前記モータ
シャフト２の外周に軸受を介して回動自在に取着され、
かつリンクギヤ１５、カバー１７と一体に構成されてい
るのて、リンクギヤ１５か回転することに３１；ってス
ブ［″Ｊケットが回転し、車体を前後進させる。

なお、足回り装置の整備性を向上させるため、油圧モー
タと遊星歯車減速装置とを分割し、油圧モータの出力軸
と第１段の遊星歯車減速装置のサンキャの軸とをスプラ
イン等によって結合する構造も用いられている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしなから」二記構造の遊星歯車減速機を大型の建設
機械等に装着ずろ場合、外力による駆動輪への負荷か大
きいため、駆動軸ハブを強固なものとする必要かある。

従ってモータシャフトの外因に嵌着する軸受のスパンが
大きくなり、油圧モータに比べてモータシ・＼・フトが
大きくなるため、減速機全体か大きくなる。更に、複数
段の遊星歯車減速装置がずへてモータシャフトの外側に
設りられているので、油圧モータの端面から減速機端面
まての長さが長くなり、左右の履帯の外側端面からの減
速機突出量が大きくなってしまう。

このため、作業中に落下する岩石等が減速機の突出部に
当たりやすくなり、走行時には岩石等が前方から前記突
出部に衝突するため、減速機の損傷を招く。また履帯か
ら減速機が突出していることは外観品質を損ない、好ま
しくない。

本発明は上記従来の問題点に着目し、減速機の履帯側面
からの突出量を減少させることができる遊星歯車減速ａ
を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 」二記目的を達成ずろため乞こ本発明に係る遊星歯車減
速機は、油圧モータと、この油圧モータを内周に固着す
る管状のモータシャフトど、油圧モータの回転を減速す
る複数段の遊星歯車減速装置と、前記モータシャフトの
外周に軸受を介して嵌着され、前記遊星歯車減速装置に
よって減速された回転速度で回転する駆動輪ハブとから
なる減速機において、前記モータシャフトの内周に第１
段の遊星歯車減速装置を収容する構成とし、またむ［、
モータシャフトの内周に、第１段および第２段の遊星歯
車減速装置を収容する構成とした。

［作用］ 」二記構成によれは、駆動輪ハブの大型化に［Ｉ′って
大きくなったモータシャフト内に第１段また乙よ＝５− 第１段と第２段の遊星歯車減速装置を収容する構造とし
たので、従来から油圧モータと遊星歯車減速装置との開
に存在していたプツトスペースを有効に活用して遊星歯
車減速装置を配設することができる。その結果、減速機
の全長が短くなり、履帯側面からの減速機の突出量を減
少させることができる。

［実施例］ 以下に本発明に係る遊星歯車減速機の実施例について、
図面を参照して詳細に説明する。

第１図は請求項（１）の減速機の概略断面図であるか、
装軌車両の車体の左右に配設されたＩ・ラックフレーム
１に管状のモータシー）・フト２のフランジ部が固着さ
れている。このモータシャフト２の内周に、油圧モータ
３がポル）・を用いて固着され、また第１段の遊星歯車
減速装置のリングギヤ４および第３段の遊星歯車減速装
置のプラネッ）・ギヤリヤ５がスプラインにより嵌着さ
れている。

油圧モータ３の出力軸先端にはスプライン穴が設りられ
、このスプライン穴に第１段の遊星歯車減速装置の４ノ
ンキヤ６軸端に設けられたスプラインか挿嵌され、走行
用油圧モータ３のトルクな４ノンキヤ６に１云達する。

→ノンキー＼・６はフ゛ラネット一＼−一＼・７を駆動
し、ブラネッ）・ギヤ７かりングキー＼・４の内周を回
転することによって回転するプラネットキャリヤ８は、
第２段の遊星歯車減速装置のサンキＡ・９の軸とスプラ
インζこより結合されていて、リンキー＼′９を駆動ず
ろ。この（ノンキＡ−９の回転によりブラネットキＡ・
１０か駆動され、第１段と同様にプラネットギヤ１０が
リンクギヤ１１の内周を回転することによって回転する
ブラネツトギャリー＼・１２は、第３段の遊星歯車減速
装置のザンギー・１；３とスプラインにより結合されて
いて、リンキー＼・１３を駆動する。ザンキャ１３はブ
ラネツトキャ１１１を駆動するが、プラネットキャリヤ
５は前記モータシャフト２の内周端部にスプライン結合
されているので、リンクキ”＋□　１５が駆動されるこ
とになる。

一方、スブロゲットハブ１６は、前記モータシャツｌ−
２の外周に軸受を介して回動自在に取着され、かつリン
グギヤ１５、カバー１７、リンクギヤ１１、カバー１８
と一体に構成されているのて、リングギヤ１５が回転す
ることによってスブロゲット１９が回転し、履帯２０を
駆動して車体を前後進させる。

第２図は請求項（２）の減速機の概略断面図である。同
図において、装軌車両の車体の左右ζこ配設されたトラ
ックフレーム１に管状のモータシャフト２のフランジ部
が固着され、このモータシャフト２の内周に油圧モータ
３と、第１段およＵ第２段の遊星歯車減速装置かキ■み
込まれている。

第２図に示した減速機においては、油圧モータから車体
外側に向かって順に第１段、第２段、第３段の遊星歯車
減速装置が配設され、第１図に示した減速機における遊
星歯車減速装置の配設順序が第１段、第３段、第２段と
なっている点が異なるが、動力伝達方法は同一であるの
で説明を省略する。なお第２図に記載した番号は第１図
と符合させである。参考として第２図に示した減速機の
動力伝達経路を第３図に示す。

本実施例では、従来チットスペースとなっていた油圧モ
ータと遊星歯車減速装置との間の隙間に第１段の遊星歯
車減速装置を配設し、減速機の全長を短縮したので、第
１図および第２図に示した減速機の）：１．ｉ面は、履
帯側面とほぼ一致する位置にある。

このように本実施例ては３段減速の遊星歯車減速装置の
うち、第１段の遊星歯車減速装置、または第１段と第２
段の遊星歯車減速装置をモータシャフト内に収容して、
減速機をコンパクト化した。

［発明の効果］ 以−１，説明したように本発明によれは、従来油圧モー
タのみを収容していたモータシャフト内に、減速機を構
成する複数の遊星歯車減速装置のうち第１段の遊星歯車
減速装置、または第１段と第２段の遊星歯車減速装置を
（１１せて収容することにしたので、油圧モータの端面
から減速機の外側端面まての距離を従来よりも短縮する
ことかできる。

その結果、左右履帯の外側端面からの減速機の突出量が
極めて小さくなり、作業中あるいは走行中−〇− に発生ずる減速機の損傷を防止することができ、減速機
の耐久性を向上さぜることがてきる。

また、足回り装置の最大幅が小さくなるので、従来に比
へて幅員の狭い所を通行することかできるようになり、
機動性が向」二ずろとともに、足回りの外観品質が向上
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は請求項（１）の実施例むこ係る遊星歯車減速機
の概略断面図、第２図は請求項（２）の実施例に係る遊
星歯車減速機の概略断面図、第３図は第２図に示した遊
星歯車減速機の動力伝達経路図、第４図は従来の技術に
よる遊星歯車減速機の動力伝達経路図、第５図は従来の
遊星歯車減速機の概略断面図である。 ２・・・・・・モータシャフト ３・・・・・・油圧モータ １６・・・・・・駆動輪ハブ（ズブ１コケツトハブ）出
願人　　株式会社　小松製作所

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）油圧モータ３と、この油圧モータ３を内周に固着
   する管状のモータシャフト２と、油圧モータ３の回転を
   減速する複数段の遊星歯車減速装置と、前記モータシャ
   フト２の外周に軸受を介して嵌着され、前記遊星歯車減
   速装置によって減速された回転速度で回転する駆動輪ハ
   ブ１６とからなる減速機において、前記モータシャフト
   ２の内周に第１段の遊星歯車減速装置を収容したことを
   特徴とする遊星歯車減速機。
2. （２）モータシャフト２の内周に、第１段および第２段
   の遊星歯車減速装置を収容したことを特徴とする請求項
   （１）記載の遊星歯車減速機。