JP2007016629A - ウォータポンプ - Google Patents

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Shuhei Yamazaki
修平 山▲崎▼
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

【課題】一定量の漏水を確実に溜部に溜めるとともに、特に、溜部の壁面を伝わって外部へ流出しないウォータポンプを提供すること
【解決手段】
ボデー11に軸受13を介して支持された回転軸14の一端に設けられたインペラ17と、インペラ17と軸受13間に設けられたメカニカルシール18と、前記メカニカルシール18を経て前記インペラ17側から漏れてきた水滴をボデー11の下方に設けられた溜部28へと導くドレン排出孔22と、溜部28上部に設けられ溜部28を大気に連通する蒸気孔24と、を備えたウォータポンプにおいて、蒸気孔24と、ドレン排出孔22が溜部28に開孔する開孔面との間に、仕切り板30を設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、水冷式エンジンに用いられるウォータポンプに関する。
従来、水冷式エンジンに用いられるウォータポンプは、ボデー(11)に軸受(13)を介して支持された回転軸(14)の一端にインペラ(17)を設け、回転軸(14)を回転させてエンジンに冷却水を循環させるものである。インペラ(17)と軸受(13)間に設けられたメカニカルシール(18)と軸受(13)との間には空間(19)が形成されている。この空間(19)にメカニカルシール(18)を経てベーパ状で浸入してきた水滴が凝縮し、この凝縮した水滴をボデー(11)の下部に設けられた溜部(22a)にドレン排出孔(22)を介して排出する。また、溜部(22a)の側方には溜部(22a)の一側面を塞ぐプラグ(23)が設けられ、プラグ(23)の上方に溜部(22a)と大気とを連通する蒸気孔(24)が設けられ、さらに、蒸気孔(24)の途中に溜部(22a)の側壁に沿って環状の溝(27)が設けられている。(例えば、特許文献1)
あるいは、蒸気孔(24)と、前記ドレン排出孔(22)が前記溜部(22a)に開口する開口面(22b)との間に、前記蒸気孔(24)が前記開口面(22b)より上方となる段差部(22c)を設け、ドレン排出孔(22)から漏れてきた水滴が蒸気孔(24)上部表面を伝わって大気側へと流出するのを防ぐ構造のウォータポンプが開示されている。(例えば、特許文献2)
しかしながら、ウォータポンプにおけるメカニカルシールの特徴としては、回転軸とメカニカルシールとの間には隙間が形成され、どうしても多少の水滴の漏れが発生することから、メカニカルシールから漏れて凝縮した水滴が直接ドレン排出孔から流出するとボデーやその他の部品に滴れて跡がついてしまう。更に冷却水に不凍液を使用した場合には不凍液に含まれるアルコール成分が他の部品に悪影響を及ぼすものとなり、漏れが発生しているものとしてポンプの不具合と判断されてしまう。
このため、上記特許文献に示される構造のウォータポンプではドレン排出孔から漏水が溜部に溜り、ある一定量だけ漏水が溜まると蒸気孔から排出されるようにするとともに、さらに、蒸気孔の途中に溜部の側壁に沿って環状の溝を設け、蒸気孔の上部表面を表面張力により伝わってゆき、蒸気孔を介して大気側へと流出しようとする漏水を溜部の下方へと導くように構造上ではしてはいるが、水滴を確実に下方に導き、溜部に漏水を溜めることが十分できないということが起こりうる。あるいは、漏れた冷却水が、ドレンへの排出口のポンプ前方側壁面を滴となって落下せず、壁を伝わり溜部に導かれる場合、冷却水は下方へ導く溝を通らずに外部に出て行く虞がある。また、溜部側壁に沿って環状に溝を設けた場合においては、漏れた冷却水が乾燥し固着して溝を満たした状態となり、冷却水が下方の溜部へ確実に導かれない虞がある。
特開平11−336699号公報 特開2002−271931号公報
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、一定量の漏水を確実に溜部に溜めるとともに、特に、溜部の壁面を伝わって外部へ流出しないウォータポンプを提供することを課題とする。
上記した課題を解決するために講じた第1の技術的手段は、
ボデーに軸受を介して支持された回転軸の一端に設けられたインペラと、
前記インペラと前記軸受間に設けられたメカニカルシールと、
前記メカニカルシールを経て前記インペラ側から漏れてきた水滴をボデーの下方に設けられた溜部へと導くドレン排出孔と、
前記溜部上部に設けられ前記溜部を大気に連通する蒸気孔と、を備えたウォータポンプにおいて、
前記蒸気孔と前記ドレン排出孔の前記溜部への開孔部との間に、仕切り部材が設けられていることである。
また、第2の技術的手段は、第1の技術的手段において、
前記仕切り部材は、通気孔を有する仕切り板であることである。
第3の技術的手段は、第2の技術的手段において、
前記仕切り板の外縁が前記溜部内面に液密的に取り付けられていることである。
第4の技術的手段は、第2の技術的手段において、
前記通気孔の前記溜部側に前記通気孔を覆う舌状部が設けられていることである。
請求項1の発明によれば、蒸気孔とドレン排出孔の溜部への開孔部との間に、仕切り部材を設けたので、一定量の漏水を確実に溜部に溜めるとともに、特に、溜部の壁面を伝わって外部へ流出を防止することができる。
請求項2の発明によれば、仕切り部材は通気孔を有する仕切り板であるので、溜部と蒸気孔とを連通することができる。
請求項3の発明によれば、仕切り板の外縁が溜部内面に液密的に取り付けられているので、溜部内壁を伝わり外部に出て行くことがない。
請求項4の発明によれば、通気孔の溜部側に通気孔を覆う舌状部が設けられているので、ドレン排出口より溜部に伝わった冷却水は、舌部により集結されて溜部に蓄積することができ、一層確実に外部へ漏れるのを防止することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1において、ボデー11はシリンダブロック12に固定部材(例えば、ボルト等)により固定され、ボデー11には軸受13を介して回転軸14が支持されている。回転軸14の一端にはプーリブラケット16を介して駆動プーリ15がボルト等による固定部材により固定され、他端にはインペラ17が圧入により固着されて、回転軸14の回転によりインペラ17は回転する。インペラ17と軸受13との間には環状のメカニカルシール18が配設されており、メカニカルシール18と軸受13間には空間19が形成されている。この空間19に対してメカニカルシール18と回転軸14間の僅かな隙間20が存在し、隙間20を介してベーパ状となった水滴(漏水)が冷却水の流れるインペラ側から空間19に侵入する。
ボデー11にはこの水滴のうちベーパ状のものを斜め上方に逃がすベーパ排水孔21と、凝縮した水滴を斜め下方に排出するドレン排出孔22が形成されている。このドレン排出孔22はボデー11の下部において空間19から斜め下方に回転軸14と平行に形成された溜部28と連通している。溜部28はインペラ17と反対側の側部において駆動プーリ15内に開口している開口部をプラグ23で閉塞することにより形成されている。また、プラグ23の上端のボデー11には溜部28と大気と連通する蒸気孔24が形成されている。
溜部28は、ドレン排出孔22が溜部28に開口する開口面22bと蒸気孔24との間に設けられた仕切り板30により、28aと28bとの二つの空間に区切られている。
仕切り板30は、溜部28の一段大径になった部位(28b)に液密的に圧入されている。また、仕切り板30には中央に小孔30aが形成されており、溜部28aと28bとを連通している。
これにより、仕切り板30はドレン排出孔22から漏れてきた水滴が蒸気孔24の上部表面を伝わって大気側へと流出するのを防ぐことができ、水滴を溜部28aへ滴下させることができる。
次に、ウォータポンプの作用について説明する。このウォータポンプでは外部の駆動源の回転に伴い、駆動プーリ15にかけられたベルト25の回転により回転軸14が一体で駆動される。回転軸14が駆動すると、回転軸14と一体回転するインペラ17が回転して、エンジンの各箇所に供給される冷却水が、シリンダヘッド12内に形成された冷却水入口26から吸入され、冷却水出口27より排出されてエンジンの各箇所に供給される。
このとき、メカニカルシール18と回転軸14との間に形成される隙間20を通ってベーパ状の水滴が空間19内に侵入し、ベーパ状の水滴はベーパ排出孔21より排出される。しかし、ベーパ状から凝縮した水滴は、下側のドレン排出孔22より溜部28aに導かれ、溜部28aにおいては小孔30aを越える水位まで溜められる。さらに水滴が導かれた場合には、溜部28bの蒸気孔24の水位までの一定量(溜部28の許容量)が溜部28に溜められる。
一般にウォータポンプの作動時には、シリンダブロック12は高温になっているのでボデー11も高温になり、溜部28に溜められた水滴は気化し、通気孔30aと蒸気孔24を介し蒸発していくため、溜部28bから蒸気孔24を介して水滴が漏れ出すことはない。
次に、仕切り板30の形状に舌状部30bを付加した他の実施形態について、図3、図4を参照して説明する。尚、舌状部30b以外の構成は同一であるので説明は省略する。
仕切り板30の小孔30aのドレン排出孔22側に舌状部30bを付加することにより、前記実施例と同様な効果を得るとともに、ドレン排出孔22より溜部28aに浸入したベーパ状の水滴は、舌状部30bにより集結され凝縮して水滴となり、より一層確実に溜部28aに蓄積することができる。
本発明に係るウォータポンプの断面図である。 図1のA部の拡大図である。 本発明に係る他の実施形態のA部の拡大図である。 他の実施形態の仕切り板30の斜視図である。
符号の説明
11・・・ボデー
12・・・シリンダブロック
13・・・軸受
14・・・回転軸
15・・・プーリ
16・・・プーリブラケット
17・・・インペラ
18・・・メカニカルシール
21・・・ベーパ排水孔
22・・・ドレン排出孔
23・・・プラグ
24・・・蒸気孔
25・・・ベルト
26・・・冷却水入口
27・・・冷却水出口
28、28a、28b・・・溜部
30・・・仕切り板
30b・・・舌状部

Claims (4)

  1. ボデーに軸受を介して支持された回転軸の一端に設けられたインペラと、
    前記インペラと前記軸受間に設けられたメカニカルシールと、
    前記メカニカルシールを経て前記インペラ側から漏れてきた水滴をボデーの下方に設けられた溜部へと導くドレン排出孔と、
    前記溜部上部に設けられ前記溜部を大気に連通する蒸気孔と、を備えたウォータポンプにおいて、
    前記蒸気孔と前記ドレン排出孔の前記溜部への開孔部との間に、仕切り部材が設けられていることを特徴とするウォータポンプ。
  2. 請求項1において、
    前記仕切り部材は、通気孔を有する仕切り板であることを特徴とするウォータポンプ。
  3. 請求項2において、
    前記仕切り板の外縁が前記溜部内面に液密的に取り付けられていることを特徴とするウォータポンプ。
  4. 請求項2において、
    前記通気孔の前記溜部側に前記通気孔を覆う舌状部が設けられていることを特徴とするウォータポンプ。
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