JP3952594B2 - ウォータポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は水冷式エンジンに用いられるウォータポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、水冷式エンジンに用いられるウォータポンプは、ボディに軸受を介して支持された回転軸の一端にインペラを設け、回転軸を回転させてエンジンに冷却水を循環させるものであり、例えば、実公平6−23760号公報に示されるものでは、インペラと軸受間に設けられたメカニカルシールと軸受との間には空間が形成され、この空間に連通してメカニカルシールを経てベーパ状で浸入してきた水滴が凝縮し、この凝縮した水滴をボディの下部に設けられた溜部にドレイン排出口を介して排出するものであり、更に溜部の側方には溜部の一側面を塞ぐプラグが設けられ、プラグの上方に溜部と大気とを連通するドレイン孔が設けられた構造のウォータポンプの構造が開示されている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ウォータポンプにおけるメカニカルシールの特徴としては、回転軸とメカニカルシールとの間には隙間が形成され、どうしても多少の水滴のもれが発生することから、メカニカルシールから漏れて凝縮した水滴が直接ドレイン排出口から流出するとボディやその他の部品に滴れて跡がついてしまう。更に冷却水に不凍液を使用した場合には不凍液に含まれるアルコール成分が他の部品に悪影響を及ぼすものとなり、漏れが発生しているものとしてポンプの不具合と判断されてしまう。
【0004】
このため、上記に示される公報のウォータポンプではドレイン排出口から漏水が溜部に溜り、ある一定量だけ漏水が溜まるとドレイン孔から排出されるように構造上ではしてはいるが、実際には凝縮された漏水が溜部にある一定量だけ溜まる前にドレイン孔の上部表面を表面張力により伝わってゆき、ドレイン孔を介して大気側へと流出されるため、漏れた水滴を溜める溜部を設けても、溜部に十分水滴を確実に溜めることができないということが起こりうる。
【0005】
そこで、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、一定量の漏水を確実に溜め、漏水がある一定量を越えない限り外部に流出されないウォータポンプを提供することを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために講じた技術的手段は、ボディに軸受を介して支持された回転軸の一端に設けられたインペラと、インペラと軸受間に設けられたメカニカルシールと、メカニカルシールを経てインペラ側から漏れてきた水滴をボディの下方に設けられた溜部へと導くドレイン排出口と、溜部の側方に設けられたプラグと、プラグの上部に設けられ溜部と大気側へと連通するドレイン孔とを備えたウォータポンプにおいて、ドレイン排出口へと漏れた水滴を溜部の下方へと導く溝を溜部に形成したことである。
【0007】
上記の構成により、ドレイン排出口へと漏れた水滴を溜部の下方へと導く溝を溜部に形成したので、一定量の漏水を確実に溝により溜部に溜めることが可能となり、漏水がある一定量を越えない限り外部に流出しないものとなる。
【0008】
この場合、溝は溜部の側壁に設けられるようにすれば、側壁に沿って下方に導かれ、確実に溜部に溜まるものとなる。
【0009】
また、溝はドレイン孔の途中に溜部の側壁に沿って環状に設けられるようにすれば、溜部に水滴が一定量溜まらない限り、漏水はドレイン孔の途中に設けられた環状溝により、大気側には排出されなくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0011】
図1において、ボディ11はシリンダブロック12に固定部材(例えば、ボルト等)により固定され、ボディ11には軸受13を介して回転軸14が支持されている。回転軸14の一端にはプーリブラケット16を介して駆動プーリ15がボルト等による固定部材により固定され、他端にはインペラ17が圧入により固着されており、回転軸14の回転によりインペラ17は回転する。インペラ17と軸受13との間には環状のメカニカルシール18が配設されており、メカニカルシール18と軸受13間には空間19が形成されている。この空間19に対してメカニカルシール18と回転軸14間の僅かな隙間20が存在し、隙間20を介してベーパ状となった水滴(漏水)が冷却水が流れるインペラ側から侵入する。
【0012】
ボディ11にはこの水滴のうちベーパ状のものを斜め上方に逃がすベーパ排水口21と、凝縮した水滴を斜め下方に排出するドレイン排出口22が形成されている。このドレイン排出口22はボディ11の下部において空間19から斜め下方に回転軸14と平行に形成された溜部22aと連通している。溜部22aはインペラ17と反対側の側部において駆動プーリ15内に開口している開口部をプラグ23で閉塞することにより形成されている。また、プラグ23の9上端のボディ11には溜部22aと大気と連通するドレイン孔24が形成されている。
【0013】
更に、溜部22aにはドレイン排出口22の排出口の近傍領域から溜部22aのインペラ側の側壁に上下方向の溝26が形成されている。この溝26は確実に溜部22aに漏水を溜めるように設けられるものであって、溜部22aの加工を行うときに一緒に設けられるようになっている。また、溜部22aに確実に漏水を溜める別の実施形態としては、図3に示されるように大気に連通するドレイン孔24の途中に溜部22aの側壁に沿って環状に環状溝27が設けられるようにすることもできる。この場合、溜部22aに水滴が一定量溜まらない限り、漏水はドレイン孔24の途中に設けられた環状溝27により大気側へと導かれにくくすることができ、溜部22aに溜部22aの許容される容積分だけ確実に溜まらない限り、大気側には排出されなくなる。
【0014】
次に、ウォータポンプ1の作用について説明する。このウォータポンプでは外部の駆動源の回転に伴い、駆動プーリ15にかけられたベルトの回転により回転軸14が一体で駆動される。回転軸14が駆動すると、回転軸14と一体回転するインペラ17が回転して、エンジンの各箇所に供給される冷却水はシリンダヘッド12内に形成された冷却水入口から吸入され、冷却水出口より排出され、エンジンに供給される。
【0015】
このとき、メカニカルシール18と回転軸14との間に形成される隙間20を通ってベーパ状の水滴が空間19内に侵入するが、ベーパ状の水滴はベーパ排出口21より排出されるが、ベーパ状から凝縮した水滴は、下側のドレイン排出口22より溜部22aに導かれ、溜部22aにおいてはドレイン孔24が形成される水位を越えるまでの一定量(溜部22aの許容容量)が溜部22aに溜められる。この場合、ドレイン排出口22に漏れた水滴を溜部22aの下方へと導く溝26を溜部22aに形成したので、一定量の漏水を確実に溝26により溜部22aに溜めることが可能となり、漏水がある一定量を越えない限り外部(大気側)に流出しないものとなる。また、溜部22aに導く溝構造を図3に示す構造にすることにより、溜部22aに水滴が一定量溜まらない限り、漏水はドレイン孔24の途中に設けられた環状溝27により、大気側には排出されなうようにすることができる。
【0016】
【効果】
本発明によれば、ボディに軸受を介して支持された回転軸の一端に設けられたインペラと、インペラと軸受間に設けられたメカニカルシールと、メカニカルシールを経てインペラ側から漏れてきた水滴をボディの下方に設けられた溜部へと導くドレイン排出口と、溜部の側方に設けられたプラグと、プラグの上部に設けられ溜部と大気側へと連通するドレイン孔とを備えたウォータポンプにおいて、ドレイン排出口へと漏れた水滴を溜部の下方へと導く溝を溜部に形成したことにより、一定量の漏水を確実に溝により溜めることが可能となり、漏水がある一定量を越えない限り外部に流出しないようにできる。
【0017】
この場合、溝は溜部の側壁に設けられるようにすれば、側壁に沿って下方に導かれ、確実に溜部に溜めることができる。
【0018】
また、溝はドレイン孔の途中に溜部の側壁に沿って環状に設けられるようにすれば、溜部に水滴が一定量溜まらない限り、漏水はドレイン孔の途中に設けられた環状溝により、大気側には排出されなうようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態におけるウォータポンプの断面図である。
【図2】 図1に示すA部の要所部分拡大図を示しており、(a)は溜部の正面図であり、(b)は(a)に示す溝の側面図である。
【図3】 本発明の第2実施形態におけるウォータポンプの断面図である。
【図4】 図3に示すB部の要所部分拡大図を示しており、(a)は溜部の正面図であり、(b)は(a)に示すC−C面での溝の側面図である。
【図5】 従来のウォータポンプの構造を示す図である。
【符号の説明】
11 ボディ
12 シリンダブロック
13 軸受
14 回転軸
17 インペラ
18 メカニカルシール
22 ドレイン排出口
22a 溜部
23 プラグ
24 ドレイン孔
26 溝
27 環状溝(溝)

Claims (3)

  1. ボディに軸受を介して支持された回転軸の一端に設けられたインペラと、
    該インペラと前記軸受間に設けられたメカニカルシールと、
    該メカニカルシールを経て前記インペラ側から漏れてきた水滴をボディの下方に設けられた溜部へと導くドレイン排出口と、
    前記溜部の側方に設けられたプラグと、
    該プラグの上部に設けられ前記溜部と大気側へと連通するドレイン孔とを備えたウォータポンプにおいて、
    前記ドレイン排出口へと漏れた水滴を前記溜部の下方へと導く溝を前記溜部に形成したことを特徴とするウォータポンプ。
  2. 前記溝は、前記溜部の側壁に設けられる請求項1に記載のウォータポンプ。
  3. 前記溝は、前記ドレイン孔の途中に前記溜部の側壁に沿って環状に設けられる請求項1に記載のウォータポンプ。
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