JP2760946B2 - 油冷式圧縮機 - Google Patents

油冷式圧縮機

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JP2760946B2
JP2760946B2 JP6070532A JP7053294A JP2760946B2 JP 2760946 B2 JP2760946 B2 JP 2760946B2 JP 6070532 A JP6070532 A JP 6070532A JP 7053294 A JP7053294 A JP 7053294A JP 2760946 B2 JP2760946 B2 JP 2760946B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気圧縮により昇温し
たロータ室、および圧縮空気を油冷却する油冷式圧縮機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図2に示す油冷式圧縮機が公知で
ある(実開昭63−156493号公報)。この圧縮機
は、圧縮機本体11,吸気部12,吐出部13、および
油供給流路14を備えている。圧縮機本体11は、ケー
シング内に回転可能に収容した図示しないロータに、モ
ータ15による回転駆動力を伝える駆動軸16が、上記
ケーシングを貫通する箇所からケーシング外に漏れ出た
油を受ける油受け部17を有している。例えば、スクリ
ュ圧縮機の場合、4箇所あるロータ軸端部の内の少なく
とも一箇所は、モータ15による回転駆動力を受けるた
めに、圧縮機本体11のケーシングを貫いており、この
箇所のロータ軸とケーシングとの間には、外部に通じる
隙間を封じるために、軸封部が設けられている。そし
て、この軸封部へは、空気圧縮空間であるロータ室や、
軸受部とは別個に潤滑油が供給されているが、ロータ軸
が回転部分であるために僅かな隙間を設けてある。この
ため、この部分より、僅かずつ油が漏れるため、これが
床上に滴下するのを防止するために、油受け部17が設
けてある。
【0003】吸気部12は、吸込フィルタ18,吸気調
節弁19を備え、圧縮機本体11に接続している。吐出
部13は、油分離回収器20を備え、圧縮機本体11に
接続している。油供給流路14は、油分離回収器20の
下部の油溜まり部21から延び、三方切換弁22を経て
二流路に別れ、一方は、オイルクーラ23を通って、他
方は直接に油フィルタ24に至り、ここから圧縮機本体
11の軸受,軸封部、およびロータ室に通じている。ま
た、油受け部17と油フィルタ24の二次側で、かつ吸
気調節弁19の一次側の流路との間には、油受け部17
の下部から、これよりも低い位置を経て、この流路の下
部に至る油戻し流路25が設けてある。そして、高さの
差を利用して油受け部17に溜まった油を吸気調節弁1
9に回収するように形成してある。
【0004】吸気調節弁19に戻った油は、吸込フィル
タ18を介して吸込まれた空気とともに、圧縮機本体1
1に吸込まれ、この空気は、ここでさらに油供給流路1
4から油注入を受けつつ、圧縮され、油分離回収器20
へと吐出される。油分離回収器20では、気液分離が行
われ、圧縮空気は、上方の吐出流路へと出て行く一方、
油は一旦下方の油溜まり部21に溜められる。そして、
この油の温度が、設定値よりも低い場合には、三方切換
弁22から直接に油フィルタ24に至り、設定値よりも
高い場合には、三方切換弁22からオイルクーラ23を
経て油フィルタ24に至り、ここから圧縮機本体11内
の軸受,軸封部、およびロータ室に導かれ、以後上記同
様に循環使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の油冷式圧縮
機では、油受け部17の油をこれよりも低い位置を通る
油戻し流路25を経て吸気調節弁19に戻すようになっ
ている。このため、圧縮機の停止時に吸気調節弁19内
の油がこの油戻し流路25を逆流し、軸封部が油で満た
されることがある。そして、このような状態で圧縮機を
起動すると、ロータ軸の回転により、この軸封部の油が
飛び散り、圧縮機本体11の周囲を汚し、さらに圧縮機
本体11がモータによりプーリを介してベルト駆動され
るタイプのものでは、ベルトに油が付着し、ベルト,プ
ーリ間でスリップするという問題が生じている。また、
この油の飛び散りにより、油の消費量が大きくなり、油
補給の周期が短くなるという問題も生じる。本発明は、
斯る従来の問題点を課題としてなされたもので、軸封部
からの油の飛び散り防止を可能とした油冷式圧縮機を提
供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ケーシング内に回転可能に収容したロー
タに、モータによる回転駆動力を伝える駆動軸が、上記
ケーシングを貫通する箇所からケーシング外に漏れ出た
油を受ける油受け部を有する圧縮機本体と、吸込フィル
タ,吸気調節弁を備え、上記圧縮機本体に接続した吸気
部と、油分離回収器を備え、上記圧縮機本体に接続した
吐出部と、油分離回収器の下部の油溜まり部から上記圧
縮機本体の軸受,軸封部、およびロータ室に油を導く油
供給流路とを備えた油冷式圧縮機において、上記吸込フ
ィルタと上記吸気調節弁との間の吸込流路内にオリフィ
スを設けるとともに、上記油受け部の油を、この位置よ
りも高い位置を経て上記オリフィスの二次側で、かつ上
記吸気調節弁の底部に溜る油の油面よりも高い位置の上
記吸込流路の部分に導く油戻し流路を設けて形成した。
【0007】
【作用】上記発明のように構成することにより、圧縮機
の作動時、油戻し流路のオリフィス側が油受け部側より
も低圧になり、油受け部の油は、吸気調節弁に流れ、し
かも圧縮機の停止時に油受け部に逆流することもなくな
る。
【0008】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。図1は、本発明に係る油冷式圧縮機、例えば
油冷式スクリュ圧縮機を示し、図2に示す圧縮機と共通
する部分については、互いに同一番号を付して説明を省
略する。この圧縮機では、吸込フィルタ18と吸気調節
弁19との間の吸込流路内にオリフィス1を設けるとと
もに、油受け部17の油を、この位置よりも高い位置を
経てオリフィス1の二次側で、かつ吸気調節弁19の底
部に溜る油の油面よりも高い位置の上記吸込流路の部分
に導く油戻し流路2を設けて形成してある。
【0009】そして、斯る構成により、吸込フィルタ1
8から、オリフィス1を通過した空気は、ここで膨張し
て、圧力降下するため、油戻し流路2のオリフィス側
が、油戻し流路側よりも低圧になり、この圧力差によっ
て、油受け部17内の油は吸気調節弁19に回収され
る。また、油戻し流路2は、油受け部17よりも高い位
置を通り、かつ吸気調節弁19の底部に溜る油の油面よ
りも高い位置の上記吸込流路の部分に導くように形成し
てあるため、圧縮機の停止時に、ここに油が溜まり、軸
封部に逆流することはなく、圧縮機の再起動時に油の飛
び散りもなくなる。したがって、圧縮機本体11の周囲
を汚すこともなく、これが、プーリ,ベルトを使った駆
動方式のタイプのものであってもプーリ,ベルト間のス
リップを起こすこともない。さらに、油の飛び散りがな
くなり、油の消費量が少なくなり、油補給の周期が長く
なる。
【0010】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、ケーシング内に回転可能に収容したロータ
に、モータによる回転駆動力を伝える駆動軸が、上記ケ
ーシングを貫通する箇所からケーシング外に漏れ出た油
を受ける油受け部を有する圧縮機本体と、吸込フィル
タ,吸気調節弁を備え、上記圧縮機本体に接続した吸気
部と、油分離回収器を備え、上記圧縮機本体に接続した
吐出部と、油分離回収器の下部の油溜まり部から上記圧
縮機本体の軸受,軸封部、およびロータ室に油を導く油
供給流路とを備えた油冷式圧縮機において、上記吸込フ
ィルタと上記吸気調節弁との間の吸込流路内にオリフィ
スを設けるとともに、上記油受け部の油を、この位置よ
りも高い位置を経て上記オリフィスの二次側で、かつ上
記吸気調節弁の底部に溜る油の油面よりも高い位置の上
記吸込流路の部分に導く油戻し流路を設けて形成してあ
る。
【0011】このため、吸込フィルタから、オリフィス
を通過した空気は、ここで膨張して、圧力降下する結
果、油戻し流路のオリフィス側が、油戻し流路側よりも
低圧になり、この圧力差によって、油受け部内の油は吸
気調節弁に回収されるようになり、油戻し流路と吸込流
路との接続部は、吸気調節弁の底部に溜る油の油面より
も高い位置になっているため、圧縮機の停止時に、ここ
に油が溜まり、軸封部に逆流することはなく、圧縮機の
再起動時に油の飛び散りもなくなる。したがって、圧縮
機本体の周囲を汚すこともなく、これが、プーリ,ベル
トを使った駆動方式のタイプのものであってもプーリ,
ベルト間のスリップを起こすこともない。さらに、油の
飛び散りがなくなり、油の消費量が少なくなり、油補給
の周期が長くなる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る油冷式圧縮機の全体構成を示す
図である。
【図2】 従来の油冷式圧縮機の全体構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 オリフィス 2 油戻し流路 11 圧縮機本体 12 吸気部 13 吐出部 14 油供給流路 15 モータ 16 駆動軸 17 油受け部 18 吸込フィルタ 19 吸気調節弁 20 油分離回収器 21 油溜まり部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に回転可能に収容したロー
    タに、モータによる回転駆動力を伝える駆動軸が、上記
    ケーシングを貫通する箇所からケーシング外に漏れ出た
    油を受ける油受け部を有する圧縮機本体と、吸込フィル
    タ,吸気調節弁を備え、上記圧縮機本体に接続した吸気
    部と、油分離回収器を備え、上記圧縮機本体に接続した
    吐出部と、油分離回収器の下部の油溜まり部から上記圧
    縮機本体の軸受,軸封部、およびロータ室に油を導く油
    供給流路とを備えた油冷式圧縮機において、上記吸込フ
    ィルタと上記吸気調節弁との間の吸込流路内にオリフィ
    スを設けるとともに、上記油受け部の油を、この位置よ
    りも高い位置を経て上記オリフィスの二次側で、かつ上
    記吸気調節弁の底部に溜る油の油面よりも高い位置の上
    記吸込流路の部分に導く油戻し流路を設けて形成したこ
    とを特徴とする油冷式圧縮機。
JP6070532A 1994-04-08 1994-04-08 油冷式圧縮機 Expired - Fee Related JP2760946B2 (ja)

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JPH07279876A JPH07279876A (ja) 1995-10-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05172070A (ja) * 1991-12-20 1993-07-09 Tokico Ltd 油冷式スクロール圧縮機

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