JP2009258389A - 像振れ補正装置、撮像装置および光学装置 - Google Patents

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    • G03B5/00Adjustment of optical system relative to image or object surface other than for focusing

Abstract

【課題】第1、第2補正レンズの重量による像面での結像位置ずれを少なくすると共に、小型で省電力な像振れ補正装置を提供する。
【解決手段】第1被駆動手段および第2被駆動手段を光軸に直交する平面内において移動可能に支持する支持手段14,15と、第1および第2被駆動手段を駆動する駆動手段16a,16b,110a,110bと、固定部材13に対する第1被駆動手段の位置を検出する第1位置検出手段111a,111bと、第1被駆動手段に対する第2被駆動手段の位置を検出する第2位置検出手段と、固定部材に対して第1被駆動手段が光軸に直交する平面内で移動するように、第1位置検出手段の出力を基に駆動手段を制御し、第1被駆動手段に対して第2被駆動手段が光軸に直交する平面内で第1被駆動手段の移動方向とは逆方向に移動するように、第2位置検出手段の出力を基に駆動手段を制御し、像振れ補正を行う制御手段とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、像振れを補正する像振れ補正装置、該像振れ補正装置を有する撮像装置および光学装置に関するものである。
現在のカメラは露出決定やピント合わせ等の撮影に際して重要な作業は全て自動化され、カメラ操作に未熟な人でも撮影失敗を起こす可能性は非常に少なくなっている。また、最近では、カメラに加わる手振れによる像振れを補正するシステムも研究されており、撮影者の撮影ミスを誘発する要因は殆ど無くなってきている。
ここで、手振れによる像振れを補正するシステムについて簡単に説明する。
撮影時のカメラの手振れは、周波数として通常1Hzないし10Hzの振動である。シャッタのレリーズ時点においてこのような手振れを起こしていても像振れの無い写真を撮影可能とするための基本的な考えとして、手振れによるカメラの振れを検出し、その検出値に応じて像振れ補正用のレンズ(以下、補正レンズ)を変位させなければならない。従って、カメラ振れが生じても像振れが生じない写真を撮影するためには、第1に、カメラの振れ(振動)を正確に検出し、第2に、手振れによる光軸変化を補正することが必要となる。
カメラ振れの検出は、原理的にいえば、加速度、角加速度、角速度、角変位等を検出し、カメラ振れによる像振れ補正の為にその出力を適宜演算処理する振れ検出部をカメラに搭載することによって行うことができる。そして、検出された振れ情報に基づき、撮影光軸を偏心させるための補正レンズを駆動して像振れ補正が行われる。
図13は像振れ補正機能を有するデジタルコンパクトカメラの外観図であり、光軸41に対して矢印42p,42yで示すカメラ縦振れおよび横振れに対し、像振れ補正を行う。尚、カメラ本体43の中で、43aはレリーズボタン、43bはモードダイアル(メインスイッチを含む)、43cはリトラクタブルストロボである。
図13ではカメラ本体43の背面に配置されて見えないが、該カメラ本体43の背面には液晶モニターが設けられており、後述する撮像素子で撮影される像を確認できるようになっている。撮影者はこの液晶モニターで撮影画像の構図を確認して、その後撮影を行う。
図14は、図13のデジタルコンパクトカメラに具備される像振れ補正装置に係る部分の構成を示す斜視図であり、44は撮像素子である。53は、補正レンズ52を矢印58p,58y方向に自在に駆動して、図13の矢印42p,42y方向の像振れ補正を行う像振れ補正装置であり、詳細については後述する。45p,45yは各々矢印46p,46y回りの振れを検出する角速度計や角加速度計等の振れ検出部である。この振れ検出部45p,45yの出力は後述する演算部47p,47yを介して補正レンズ52の駆動目標値に変換され、像振れ補正装置のコイルに入力されて像振れ補正が行われる。
図15は、図14に示した演算部47p,47yの詳細を示すブロック図であり、演算部47p,47yとも同様な構成である為に、図15では演算部47pのみ説明する。
演算部47pは、一点鎖線にて囲まれる以下の構成要素を具備している。DCカットフィルタ兼増幅部48p、ローパスフィルタ兼増幅部49p、アナログ トゥ ディジタル変換部(以下、A/D変換部)410p、カメラマイコン411および駆動部420pを具備する。また、カメラマイコン411は、記憶部412p、差動部413p、DCカットフィルタ414p、積分部415p、敏感度調整部416p、記憶部417p、差動部418p、PWMデューティ変換部419を具備する。
ここでは振れ検出部45pとして、カメラの振れ角速度を検出する振動ジャイロを用いており、振動ジャイロはカメラのメインスイッチのオンと同期して駆動され、カメラに加わる振れ角速度の検出を開始する。
振れ検出部45pからの振れ信号は、アナログ回路で構成されるDCカットフィルタ兼増幅部48pにより該信号に重畳しているDCバイアス成分がカットされると共に、適宜増幅される。DCカットフィルタ兼増幅部48pは0.1Hz以下の周波数の信号をカットする周波数特性を有しており、カメラに加わる1〜10Hzの手振れ周波数帯域には影響が及ばないようになっている。しかしながら、このように0.1Hz以下をカットする特性にすると、振れ検出部45pより振れ信号が入力されてから完全にDC成分がカットされるまでには10秒近くかかってしまう問題がある。そこで、カメラのメインスイッチがオンされてから例えば0.1秒まではDCカットフィルタ兼増幅部48pの時定数を小さく(例えば10Hz以下の周波数の信号をカットする特性にする)しておく。この事で、0.1秒位の短い時間でDC成分をカットし、その後に時定数を大きくして、0.1Hz以下の周波数のみカットする特性にしてDCカットフィルタ兼増幅部48pにより振れ角速度信号が劣化しないようにしている。
DCカットフィルタ兼増幅部48pの出力信号はアナログ回路で構成されるローパスフィルタ兼増幅部49pによりA/D分解能に合わせて適宜増幅されると共に、振れ角速度信号に重畳する高周波のノイズがカットされる。これは振れ角速度信号がカメラマイコン411に入力される時のA/D変換部410pでのサンプリングが振れ角速度信号のノイズにより読み誤りが起きるのを避ける為である。
ローパスフィルタ兼増幅部49pの出力信号はA/D変換部410pによりサンプリングされてカメラマイコン411に取り込まれる。
DCカットフィルタ兼増幅部48pによりDCバイアス成分はカットされている訳であるが、その後のローパスフィルタ兼増幅部49pの増幅により再びDCバイアス成分が振れ角速度信号に重畳している.その為にカメラマイコン411内において再度DCカットを行う必要がある。
そこで、例えばカメラメインスイッチのオンから0.2秒後にサンプリングされた振れ角速度信号を記憶部412pで記憶し、差動部413pにより記憶値と振れ角速度信号の差を求めることでDC成分のカットを行う。尚、この動作では大雑把なDC成分のカットしか出来ない(カメラメインスイッチのオンから0.2秒後に記憶された振れ角速度信号の中にはDC成分ばかりでなく、実際の手振れも含まれている為)。そのために後段にてデジタルフィルタで構成されたDCカットフィルタ414pにより十分なDC成分のカットを行っている。このDCカットフィルタ414pもアナログのDCカットフィルタ兼増幅器部48pと同様に時定数を変更可能になっており、カメラのメインスイッチのオンから0.2秒後から更に0.2秒費やして時定数を徐々に大きくしている。具体的には、このDCカットフィルタ414pはメインスイッチオンから0.2秒経過した時には10Hz以下の周波数をカットするフィルタ特性である。そして、その後50msec毎にフィルタでカットする周波数を5Hz→1Hz→0.5Hz→0.2Hzと下げていく。
但し、上記動作の間に撮影者がシャッタレリーズボタンを半押し(スイッチsw1をオン)して測光測距を行った時は直ちに撮影を行う可能性があり、時間を費やして時定数変更を行う事が好ましくない場合もある。そこで、その様な時には撮影条件に応じて時定数変更を途中で中止する。例えば、測光結果によりシャッタスピードが1/60となることが判明し、撮影焦点距離が150mmの時には、防振の精度はさほど要求されない為にDCカットフィルタ414pは0.5Hz以下の周波数をカットする特性まで時定数変更した時点で完了とする。つまり、シャッタスピードと撮影焦点距離の積により時定数変更量を制御する。これにより、時定数変更の時間を短縮でき、シャッタチャンスを優先することが出来る。勿論より速いシャッタスピード、或いはより短い焦点距離の時には、DCカットフィルタ414pの特性は1Hz以下の周波数をカットする特性まで時定数変更した時点で完了とする。そして、より遅いシャッタスピード、長い焦点距離の時には時定数が最後まで変更完了するまで撮影を禁止する。
積分部415pはDCカットフィルタ414pの信号の積分を始め、角速度信号を角度信号に変換する。敏感度調整部416pは積分された角度信号をその時のカメラの焦点距離、被写体距離情報により適宜増幅し、振れ角度に応じて適切な量振れ補正装置の被駆動部が駆動されるように変換する。ズーム、フォーカスにより撮影光学系が変化し、被駆動部の駆動量に対し光軸偏心量が変わる為、この補正を行う必要がある。
シャッタレリーズボタンの半押しにより像振れ補正装置の機構部分(以下単に像振れ補正装置という)を駆動し始める。尚、この時点で、像振れ補正装置による像振れ補正動作が急激に始まらないように注意する必要がある。
記憶部417pおよび差動部418pはこの対策の為に設けられている。記憶部417pは上記シャッタレリーズボタンの半押し時点で積分部415pの振れ角度信号を記憶する。差動部418pは積分部415pの信号と記憶部417pの信号の差を求める。その為、シャッタレリーズボタンの半押し時点における差動部418pの二つの信号入力は等しく、差動部418pの駆動目標値信号はゼロである。しかし、その後ゼロより連続的に出力が行われる。記憶部2はシャッタレリーズボタンの半押し時点の積分信号を原点にする役割となる。これにより、像振れ補正装置は急激に駆動されることが無くなる。
差動部418pからの目標値信号はPWMデューティ変更部419pに入力される。像振れ補正装置のコイルには振れ角度に対応した電圧或いは電流を印加すれば補正レンズ52はその振れ角度に対応して駆動される訳である。しかし、像振れ補正装置の駆動消費電力およびコイルの駆動トランジスタの省電力化の為にはPWM駆動が望ましい。
そこで、PWMデューティ変更部419pにて目標値に応じてコイル駆動デューティを変更している。例えば周波数が20KHzのPWMにおいて差動部418pの目標値が「2048」の時にはデューティゼロ、「4096」の時にはデューティ100とし、その間を等分にしてデューティを目標値に応じて決定していく。尚、デューティの決定は目標値ばかりではなくその時のカメラの撮影条件(温度やカメラの姿勢、バッテリーの状態)によって細かく制御して精度良い像振れ補正が行われるようにする。
PWMデューティ変更部419pの出力はPWMドライバ等の公知の駆動部420pに入力され、駆動部420pの出力が像振れ補正装置のコイルに印加されて像振れ補正が行われる。駆動部420pはシャッタレリーズボタンの半押し(スイッチsw1のオン)より0.2秒経過した時点に同期してオンする。
図15のブロック図では示していないが、撮影者がカメラのレリーズボタンの押し切り(sw2のオン)を行い、露光が開始されたときも、このまま像振れ補正は継続されているので、撮影像の振れによる画質劣化を防ぐことが出来る。
また、像振れ補正装置による像振れ補正はレリーズボタンの半押しが継続される限り継続され、半押しが解除されると、記憶部417pが敏感度調整部416pの信号の記憶を止める(サンプリング状態になる)。よって、差動部418pに入力される敏感度調整部416pおよび記憶部417pの信号は等しくなり、差動部418pの出力はゼロになる。そのために像振れ補正装置にはゼロの駆動目標値が入力されることになり、像振れ補正が行われなくなる。
カメラのメインスイッチをオフにしない限り、積分部415pは積分を継続しており、次のレリーズボタンの半押しで再び記憶部417pが新たな積分出力を記憶(信号ホールド)する。メインスイッチのオフで振れ検出部45pがオフされ、防振シーケンスは終了する。
尚、積分部415pの信号が所定値より大きくなった時にはカメラのパンニングが行われたと判定して、DCカットフィルタ414pの時定数を変更する。例えば0.2Hz以下の周波数をカットする特性であったものを1Hz以下をカットする特性に変更し、再び所定時間で時定数をもとに戻していく。この時、定数変更量も積分部415pの出力の大きさにより制御される。即ち、出力が第1閾値を超えた時にはDCカットフィルタ414pの特性を0.5Hz以下をカットする特性にし、第2閾値を超えた時は1Hz以下をカットする特性にし、第3閾値を超えた時は5Hz以下をカットする特性にする。
また、積分部415pの出力が非常に大きくなった時(例えばカメラのパンニングなどの極めて大きな角速度が生じた場合)には、積分部415pを一旦リセットして演算上の飽和(オーバーフロー)を防止している。
図15では演算部47p内にDCカットフィルタ兼増幅部48pおよびローパスフィルタ兼増幅部49pが設けられているが、これらは振れ検出部45p内に設けられても良いのは言うまでもない。
図16(a)〜(c)は像振れ補正装置の構成を示す図であり、詳しくは、図16(a)は像振れ補正装置の正面図、図16(b)は図16(a)を矢印51方向より見た図、図16(c)は図(a)のA−A断面図である。
図16(a)〜(c)において、補正レンズ52(図16(c)の断面図に示すように、補正レンズ52は支持枠53に固定される2枚のレンズ52a,52bと地板54に固定されるレンズ52cにより撮影光学系の群を構成している)は支持枠53に固定される。支持枠53には強磁性材料のヨーク55が取り付けられ、ヨーク55の紙面裏面にはネオジウム等の永久磁石56p,56yが吸着固定されている(二点鎖線で示す)。又、支持枠53から放射状に延出する3本の支持軸53aは地板54の側壁54bに設けられた長孔54aに嵌合している。
図16(b)に示すように、支持軸53aと長孔54aの関係は補正レンズ52の光軸方向57には嵌合してガタは生じないが、光軸と直交する方向には長孔54aが延びている。よって、支持枠53は地板54に対し、光軸57方向には移動規制されるが、光軸57と直交する平面内には自由に移動できる(矢印58p,58y,58r)。但し、支持枠53上のピン53bと地板54上のピン54c間に引っ張りコイルバネ59が掛けられている為に各々の方向58p,58y,58r方向に弾性的に規制されている。
図16(a)に示すように、地板54には永久磁石56p,56yに対向してコイル510p,510yが取り付けられている。ヨーク55、永久磁石56p、コイル510pの配置は図16(c)のようになっている(永久磁石56y、コイル510yも同配置)。コイル510pに電流を流すと支持枠53は矢印58p方向に駆動され、コイル510yに電流を流すと支持枠53は矢印58y方向に駆動される。そして、その駆動量は各々の方向における引っ張りコイルバネ59のバネ定数とコイル510p,510yと永久磁石56p,56yの関連で生ずる推力との釣り合いで求まる。即ち、コイル510p,510yに流す電流量に基づいて補正レンズ52の偏心量を制御できる。
図13から図16を用いて説明した像振れ補正装置は、特許文献1に開示されているように、補正レンズ52を支持するばねのばね力に釣り合うように駆動力を発生させて像振れ補正を行うシステムである。このシステムでは補正レンズ52の位置を常に検出する必要が無い為に、小さく、ローコストの防振システムを提供できる。
図11は、図16(c)で示した像補正光学装置の断面において、ヨーク55、永久磁石56p、コイル510pおよび引っ張りコイルバネ59を同一地板54上で示した断面である。実際にはコイル510pおよび引っ張りコイルバネ59は一直線上に並んでいないので、このような断面にはならないが、説明を分かり易くする為に図11のように図を変形している。
補正レンズ52は対の引っ張りコイルバネ59により放射方向に引っ張られて弾性支持され、その位置を定めている。上述したように、この弾性支持の弾性力に抗する電流をコイル510pに印加する事で、補正レンズ52は像振れ補正駆動する。ここで補正レンズ52が重くなると、その重量に負けて引っ張りコイルバネ59は大きく撓むことになる。
図12はその状態を示しており、引っ張りコイルバネ59が撓むことで補正レンズ52の保持位置がずれ、撮影光軸41と補正レンズ52の光軸57が一致しなくなる。撮影光軸41を通る撮影光束は補正レンズ52の位置がずれる事で41aのように偏向される。この偏向量が僅かであれば問題は無いのであるが、補正レンズ52の重量が重くなり、自重による位置ずれが大きくなると、撮像面の結像位置が大きくずれる事になり、問題になってくる。このずれを解消する為には
1)予め自重による補正レンズ52のずれを見込んで引っ張りコイルバネ59の取り付け位置を調整しておく。
2)引っ張りコイルバネ59のばね定数を極めて大きくし、補正レンズ52の自重による引っ張りばね59の撓み量を減らす。
という2つの方法がある。
ここで、1)の場合には、図13のカメラ43をこの姿勢で構えているときは撮像素子44の撮像面における結像位置のずれは無くなる。しかし、カメラ43を縦位置に構えると、重力方向の変化に伴って補正レンズ52の位置ずれが生じ、撮像素子44の撮像面における結像位置はずれてしまう。
2)の場合には、縦位置撮影の場合にも結像位置のずれは僅かにできる。しかし、引っ張りコイルバネ59のばね定数が極めて大きい為に、像振れ補正時にばね力に抗して補正レンズ52を移動させるエネルギーが非常に大きくなってしまう。
また、補正レンズ52の重量が小さい場合でも、像振れ補正のための駆動ストロークが大きく必要な場合には、像振れ補正駆動時に引っ張りコイルバネ59を伸縮させる量が大きくなる。よって、コイル510pに大きな電流を印加しなくてはならず、民生品のカメラの場合には直ぐに電池を消費してしまい、現実的ではない。
この場合、駆動電流値を下げる為には引っ張りコイルバネ59のばね定数を小さくすれば良いが、その場合には自重による補正レンズ52の位置ずれ量が大きくなり、撮像面における結像位置のずれが大きくなってしまう。
このような問題を解決可能なものとして、逆パワーのレンズを対にバランスさせる技術も特許文献2,3に開示されている。
特開平8−184870号公報 特開平2−162320号公報 特開平11−167074号公報
しかしながら、特許文献2では、逆パワーのレンズをバランスさせる為のリンク機構(梁)が光軸方向に長く伸びており、振れ補正装置自体が大型になってしまう。また、補正レンズは梁を介して回動保持されているので振れ補正に伴い光軸方向の位置ずれを生じ、ピント方向の精度劣化を招く可能性がある。
また、特許文献3においては、2軸の像振れ補正の為に個別の像振れ補正装置を必要としてしまい、小型化が難しかった。
(発明の目的)
本発明の目的は、第1、第2補正レンズの重量による像面での結像位置ずれを少なくすると共に、小型で省電力な像振れ補正装置、撮像装置および光学装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、像振れ補正用の第1補正レンズを含む第1被駆動手段と、前記第1補正レンズとは逆パワーを持つ像振れ補正用の第2補正レンズを含む第2被駆動手段と、前記第1被駆動手段および前記第2被駆動手段を光軸に直交する平面内において移動可能に支持する支持手段と、前記第1被駆動手段と前記第2被駆動手段を駆動する駆動手段と、前記支持手段が取り付けられる固定部材と、前記固定部材に対する前記第1被駆動手段の位置を検出する第1位置検出手段と、前記第1被駆動手段に対する前記第2被駆動手段の位置を検出する第2位置検出手段と、前記固定部材に対して前記第1被駆動手段が前記光軸に直交する平面内で移動するように、前記第1位置検出手段の出力を基に前記駆動手段を制御し、前記第1被駆動手段に対して前記第2被駆動手段が前記光軸に直交する平面内で前記第1被駆動手段の移動方向とは逆方向に移動するように、前記第2位置検出手段の出力を基に前記駆動手段を制御し、像振れ補正を行う制御手段とを有する像振れ補正装置とするものである。
同じく上記目的を達成するために、本発明は、像振れ補正用の第1補正レンズを含む第1被駆動手段と、前記第1補正レンズとは逆パワーを持つ像振れ補正用の第2補正レンズを含む第2被駆動手段と、前記第1被駆動手段および前記第2被駆動手段を光軸に直交する平面内において移動可能に支持する支持手段と、前記支持手段が取り付けられる固定部材と、前記第1被駆動手段と前記第2被駆動手段を駆動する駆動手段と、前記第1被駆動手段に対する前記第2被駆動手段の位置を検出する位置検出手段と、前記第1被駆動手段に対して前記第2被駆動手段が前記光軸に直交する平面内で前記第1被駆動手段の移動方向とは逆方向に移動するように、前記位置検出手段の出力を基に前記駆動手段を制御し、像振れ補正を行う制御手段とを有する像振れ補正装置とするものである。
同じく上記目的を達成するために、本発明は、本発明の上記像振れ補正装置を具備することを特徴とする撮像装置とするものである。
同じく上記目的を達成するために、本発明は、本発明の上記像振れ補正装置を具備することを特徴とする光学装置とするものである。
本発明によれば、第1、第2補正レンズの重量による像面での結像位置ずれを少なくすると共に、小型で省電力な像振れ補正装置、撮像装置または光学装置を提供できるものである。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例1および2に示す通りである。
図1〜図3は本発明の実施例1に係る撮像装置であるデジタルカメラに具備される像振れ補正装置を示す図である。詳しくは、図1は像振れ補正装置の分解斜視図、図2(a)は図1の像振れ補正装置の正面図、図2(b)は図2(a)B−B断面図、図3(a)は図2(a)C−C断面図、図3(b)は図2(a)D−D断面図である。
図1〜図3において、11a,11bはそれぞれ異なる像振れ補正のパワーを持った補正レンズであり、補正レンズ11aは正のパワー、補正レンズ11bは負のパワーをそれぞれ有する。12,17は補正レンズ11a,11bを保持する保持枠、13は像振れ補正装置の地板である。
保持枠12には120度配分で後述の引っ張りコイルバネのフックを掛けるピン12a,12b,12c(図2(a)参照)が設けられている。地板13にも120度配分で引っ張りコイルバネのフックを掛けるピン13a,13b,13c(図2(a)参照)が設けられている。ピン12a〜12cとピン13a〜13cには、図2(a)等に示すように、引っ張りコイルバネ15a,15b,15cが設けられている。図1に示すように、保持枠12裏面には3箇所ボール14a,14b,14cが設けられている。弾性手段である引っ張りコイルバネ15a〜15cは図3(a)等に示す様に斜めに掛けられており、保持枠12を地板13に付勢している。保持枠12と地板13の間にはボール14a〜14cが設けられているので、保持枠12は地板13に対して矢印19p,19y,19r方向(図2(a)参照)には移動可能に支持されるが、光軸57(図1参照)の方向には位置規制される。
ここで、保持枠12は3本の引っ張りコイルバネ15a〜15cにより放射方向に引っ張られており、このチャージ力が十分に大きく設定されているので保持枠12の矢印19r方向の回転は規制される。矢印19p,19y方向に関しては引っ張りコイルバネ15a〜15cのバネ定数のみ介在する(3本の引っ張りコイルバネ15a〜15cのチャージ力は相殺される)ので、比較的に弱い力でも移動可能に支持される。
保持枠12の耳部12d,12e,12f,12gにはコイル16a,16bが接着されており、図2(b)に示す様に、地板13における対向面にはネオジウム等の永久磁石110a,110bが設けられている。図2(b)に示す様に、永久磁石110a,110bは厚み方向着磁が施されており、コイル16a,16bに対して光軸方向に磁束が貫いている。
尚、図1、図2では省いてあるが、コイル16a,16bを間に挟んで永久磁石110aと110bの反対側にヨークを設け、該ヨークと永久磁石110a,110bのギャップにコイル16a,16bを配置させる。この事で、コイル16a,16bへの磁束を整流させ、駆動効率を向上させている。
また、図2に示すように、保持枠12の耳部12h,12iにはセンサ111a,111bが接着されている。センサ111a,111bとしてホール素子を用いることで駆動用の永久磁石110a,110bを位置検出用にも兼用することができ、センサ111a,111bと永久磁石110a,110bで第1位置検出部を構成する。第1位置検出部によって、後述する第1被駆動部の地板13(固定部材)に対する偏心量を計測することが出来る。
ここで、補正レンズ11a、保持枠12、コイル16a,16b、センサ111a,111bおよび後述するセンサ112a,112bにより第1被駆動部を構成している。また、第1被駆動部の一部であるコイル16a,16bおよび地板13に取り付けられた永久磁石110a,110bにより第1の駆動部を構成している。
前述した様に永久磁石110aの磁束はコイル16aに向かって垂直に貫いている為に該コイル16aに電流を流すと、保持枠12は矢印18p方向(図2(a)参照)に効率よく駆動される。同様に、コイル16bに電流を流すと、保持枠12は矢印18y方向(図2(a)参照)に駆動される。そして、その駆動量は各々の方向における引っ張りコイルバネ15a〜15cのバネ定数とコイル16a,16bと永久磁石110a,110bの関連で生ずる推力との釣り合いで求まる。即ち、コイル16a,16bに流す電流量に基づいて補正レンズ11aの偏心量を制御できる。
補正レンズ11aの裏側には、該補正レンズ11aとは異なるパワー、つまり負のパワーを有する補正レンズ11bが設けられている。この補正レンズ11bは保持枠17に保持され、補正レンズ11aを有する第1被駆動部と同じ構成となっている。したがって、補正レンズ11b、保持枠17およびコイル16c,16dにより第2被駆動部を構成している。そして、この第2被駆動部は引っ張りコイルバネ15d〜15f(図3(a)には引っ張りコイルバネ15dのみ図示)によりボール14d〜14f(図3(a)にはボール14fのみ図示)を介して地板13に付勢されている。
そのため、コイル16c,16d(図2(b)にはコイル16dのみ図示)に電流を流すことで、永久磁石110a,110bとの関連で補正レンズ11bを矢印19p,19y方向(図2(b)参照)に駆動することが出来る。第2被駆動部の一部であるコイル16c,16dおよび地板13に取り付けられた永久磁石110a,110bにより第2の駆動部を構成している。前述したように永久磁石110a,110bは第1の駆動部の一部にもなっており、駆動用の永久磁石として共通に使用している。第1被駆動部と同様、矢印19r方向の回転は引っ張りコイルバネ15a〜15cのチャージ力で規制される。
図2および図3でわかる様に、地板13に設けられた永久磁石110a,110bの磁束は、コイル16a,16bばかりでなく、コイル16c,16dにも作用している。即ち、永久磁石110aはコイル16a,16cの共通磁石、永久磁石110bはコイル16b,16dの共通磁石になっている。そのため、対の磁石で第1被駆動部および第2被駆動部を駆動することができる。
さらに、図3(b)に示すように、保持枠12の耳部12k(12j)にはセンサ112b(112a)が、保持枠17の耳部17k(17j)には位置検出用マグネット113b(113a)が、それぞれ接着されている。センサ112a,112bと位置検出用マグネット113a,113bで第2位置検出部を構成する。第2位置検出部によって、第1被駆動部の第2被駆動部に対する偏心量を計測することが出来る。
図4は本発明の実施例1に係る駆動部を制御する駆動制御系のブロック図を示している。ピッチとヨーの制御は同じ方法で行えばよいので、ここではピッチ方向の制御に限って説明を行う。
図4において、ピッチセンサ31は像振れを検出するためのセンサで、多くの像振れ補正装置においてはジャイロセンサが用いられている。演算器32はピッチセンサ31の信号を適切に積分/フィルタリングすることでピッチ方向の目標値を生成する。ここで生成される目標値は、第1被駆動部と第2被駆動部の相対的な偏心量である。後述するように適当な光学系においては、第1被駆動部と第2被駆動部の相対的な偏心量を制御することで像振れ補正を行うことができる。本実施例の以下の説明では、第1被駆動部を負の方向に、第2被駆動部を正の方向に、それぞれ駆動する方向を正になるように符号を決めてある。
ゲインコントローラ33a,33bはコイル16b,16dそれぞれの目標値を生成する。コイル16b,16dについてそれぞれセンサ111b,112bの出力を基にいわゆるフィードバック制御を行う。位相補償器34a,34bおよびゲイン35a,35b,38a,38bを適切に設計することで、固定部材に対する第1被駆動部の位置、および、第1被駆動部に対する第2被駆動部の位置が適切に制御される。
上述のような駆動制御系を用いる場合において、ピッチセンサ31の出力が無い場合について述べる。ピッチセンサ31の出力が無い場合は演算器32への入力はゼロであり、ゲインコントローラ33a,33bもゼロになる。センサ111bは第1被駆動部の地板13に対する偏心量を計測してコイル16bの位置を制御するので、センサ111b出力がゼロになるように制御される。その結果、第1被駆動部は光軸中心に保持される。センサ112bは第1被駆動部の第2被駆動部に対する偏心量を計測してコイル16dの位置を制御する。前述したように第1被駆動部は光軸中心に保持されているので、第2被駆動部も光軸中心に保持される。
ピッチセンサ31の出力が有る場合は、演算器32の出力の半分がゲインコントローラ33bによって第1被駆動部の駆動目標量として与えられる。センサ111b出力を見ながらいわゆるフィードバック制御によって、前述の第1被駆動部の駆動目標量分だけ第1被駆動部が光軸から偏心する。さらに、ゲインコントローラ33aによって第1被駆動部の駆動目標量とは向きが反対で倍の量が第2被駆動部の駆動目標量として与えられる。センサ112bは第1被駆動部の第2被駆動部に対する偏心量を見ているので、第1被駆動部と第2被駆動部は同じ量で反対方向に駆動される。
図5は本実施例の像振れ補正装置で像振れ補正を行っている状態を模式的に示した図である。図5は装置全体が紙面内で反時計回りの回転があったときの像振れ補正装置の動きを示す図である。前述の条件では、光軸41を図5の上方向に偏向させることで、像の移動を抑制して像振れ補正が行われる。
図5では、補正レンズ11aは矢印61pの方向に、補正レンズ11bは矢印62pの方向に、それぞれ駆動されている。凸レンズである補正レンズ11aの偏心による光軸41の偏向は、図5中の上方向になる。一方、凹レンズである補正レンズ11bの偏心による光軸41の偏向も、図5中の上方向になる。つまり、2つの補正レンズ11a,11bの変更方向は強めあう方向にある。そのため、撮影光学系の光軸41は図5に示す様に大きく偏向される。その結果、小さな駆動量で大きな偏向を得ることができる。また、適当な光学的な設計を適切にすることで、補正レンズ11aの偏心による光軸41の偏向量と、補正レンズ11bの偏心による光軸41の偏向量は向きが反対でほぼ同等の量にすることができる。このときは、補正レンズ11aと補正レンズ11bの相対位置を制御することで光軸の偏向量を制御可能となる。
ところで、補正レンズ11a,11bとも自重でその位置が変化する。今、補正レンズ11aを含む第1被駆動部の質量と引っ張りコイルバネ15a〜15cの合成バネ定数で求まる固有振動数と、補正レンズ11bを含む第2被駆動部の質量と引っ張りコイルバネ15の位置ずれは補正レンズ11a,11bともほぼ等しくなる。
図6は像振れ補正を作用させず、補正レンズ11a,11bが自重で位置ずれしている状態を図示している。
この場合、二つの補正レンズ11a,11bが逆のパワーを持つので、補正レンズ11a,11bとも矢印62pの方向に駆動されている為に撮影光学系の光軸41は補正レンズ11aにより向きを変えられる。しかし、補正レンズ11bによりその向きを補正させられるため、光軸41の僅かなシフトは生じるが、光軸41の向きが変わる事は無く、撮像面上での結像位置の大きな変化は生じない。
このように逆パワーの補正レンズ11a,11bを互いに逆方向に駆動することで、光軸41の偏向を大きくでき、且つ自重位置ずれにより撮像面に対する結像位置ずれをなくす事ができる。
本実施例1に示した像振れ補正装置とした場合の効果を、図7を用いて説明する。
図5および図6を用いて説明したように、本実施例1の様に異なるパワーを持つ二つの補正レンズ11a,11bを用いた像振れ補正装置においては、二つの補正レンズ11a,11bの相対的な位置が光軸の偏向に寄与している。
図7は、地板13に対して、第1被駆動部および第2被駆動部の位置制御を行った場合の周波数特性(ゲイン)を示す図である。
図7において、ω1は第1被駆動部の共振周波数を、ω2は第2被駆動部の共振周波数を、それぞれ示している。共振周波数は、各被駆動部の質量、引っ張りコイルバネのバネ定数、減衰比などによって支配される。しかし、本実施例1では、異なるパワーのレンズ(=異なる質量の可能性が高い)を用いているので、第1被駆動部の共振周波数ω1と第2被駆動部の共振周波数ω2を一致させることは簡単ではない。
図7から明らかなように、共振周波数ω1と共振周波数ω2の間では第1被駆動部と第2被駆動部の相対的な動きを正確に制御することが困難である。そのため、共振周波数ω1と共振周波数ω2の間の周波数の振動が外部から作用した場合には、適切ではない制御が行われ、光軸41を正確に偏向することが出来ないことになる。結果として、像振れ補正が十分に抑制されていない画像となってしまう可能性がある。
そこで、本実施例1では、地板13(固定部材)に対して第1被駆動部を制御し、第1被駆動部と第2被駆動部の相対的な位置を制御する。このような機構および駆動制御系とすることで、第1被駆動部と第2被駆動部の制御精度が保たれ、より適切な像振れ補正を行うことが出来る像振れ補正装置とすることができる。
以上の様な構成により、像振れ補正ストロークが大きく、且つ自重による光軸偏心量が少ない像振れ補正装置がコンパクトに実現でき、撮像装置や光学装置(観察装置)のコンパクト化を実現できる。さらに、撮像装置、光学装置の姿勢による結像面の位置ずれを抑える事ができた。さらに、異なるパワーを持つ二つの補正レンズに対して適切な制御を行うことで、より像振れの影響を抑えた画像を得ることが可能となった。
図8および図9は本発明の実施例2に係るデジタルカメラに具備される像振れ補正装置を示す図である。詳しくは、図8は像振れ補正装置の分解斜視図を、図9(a)は図8の像振れ補正装置の正面図、図9(b)は図9(a)B−B断面図である。上記実施例1における図1ないし図3と同じ機能の部品は同じ符号を付し、その説明を省略する。
上記実施例1との違いは、駆動部の構成およびその駆動制御の仕方にある。上記実施例1では、保持枠12,17各々にコイル16a,16bおよびコイル16c,16dを設けており、地板13に設けられた永久磁石110a,110bとの関連により、保持枠12,17を駆動していた。これに対し、本発明の実施例2では、保持枠12にコイル16a,16b(図9(b)にはコイル16bのみ図示)を、保持枠17に永久磁石110a,110b(図9(b)には永久磁石110bのみ図示)を設けている。そして、コイル16a,16bに電流を流す事で、保持枠12と保持枠17を駆動している。
尚、永久磁石110bはヨーク114bに吸着され、ヨーク114bが保持枠17に固定されている為に、永久磁石110bは保持枠17に対して強固に取り付けられる。さらに、ヨーク114bにより実質的に永久磁石110bの厚みが厚くなることで、保磁力も高める事が出来ている。
図9(b)において、前述した様にコイル16bに電流を流した時、永久磁石110bとの関連で矢印61p方向に駆動されるとする。このとき、永久磁石110bはコイル16bにより反作用を受けており、その影響で矢印62p方向に駆動される。
この場合、実施例1と同様なコイル、永久磁石、電流、バネ定数を用いると、実施例1に比較すると保持枠12と保持枠17の相対的な移動量は半分になる。しかし、第2被駆動部(保持枠17)を駆動するためのコイル(図2のコイル16dなど)が不要になり、小型化できる。
第1被駆動部に含まれる保持枠12の耳部12h,12iには、センサ111a,111bが接着されている。センサ111a,111bと永久磁石110a,110bで位置検出部を構成する。この位置検出部は、永久磁石110a,110bが保持枠17に固定されているので、実施例1とは異なり、第1被駆動部の第2被駆動部に対する偏心量を計測することが出来る。
位置検出部の信号を基に、コイル16a,16bへの電流を制御することで、二つの補正レンズ11a,11bの相対的な位置を制御できる。また、その時、第1被駆動部と第2被駆動部の質量とバネ定数の比をほぼ同等に揃えておくことで、実施例1と同様に、自重による光軸偏心を抑える事ができる(補正レンズ11a,11bともに同方向に同じ量位置ずれする為)。なお、詳細な説明はしていないが、地板13に対する第1被駆動部の位置制御は、オープン制御により行うものとする。
このように、実施例1よりも少ない構成部品により像振れ補正装置を構成し、第1被駆動部と第2被駆動部を相対的に移動させる構成にする事で、駆動部の薄型化を図り、さらに像振れ補正装置の小型化を実現している。
図10は本発明の実施例2に係る駆動制御系のブロック図を示している。ピッチとヨーの制御は同じ方法で行えばよいので、ここではピッチに限って説明を行う。
図10において、ピッチセンサ31は振れを検出するためのセンサで、多くの像振れ補正装置においてはジャイロセンサが用いられている。演算器32はピッチセンサ31の信号を適切に積分/フィルタリングすることでピッチ方向の目標値を生成する。ここで生成される目標値は、第1被駆動部と第2被駆動部の相対的な偏心量で、第1被駆動部を負の方向に、第2被駆動部を正の方向に、それぞれ駆動する方向を正になるように符号を決めてある。
ゲインコントローラ33a,33bはコイル16b,16dそれぞれの目標値を生成する。コイル16b,16dについてそれぞれセンサ111a,111bの出力を基にいわゆるフィードバック制御を行う。位相補償器34aおよびゲイン35a,38aを適切に設計することで、第1被駆動部に対する第2被駆動部の位置が適切に制御される。
ピッチセンサ31の出力が無い場合は演算器32への入力はゼロである。図10に示すブロック図においてはピッチセンサ31の出力が無い場合は、センサ111bの出力もゼロの位置が安定する位置である。センサ111bは第1被駆動部の第2被駆動部に対する偏心量を計測しているので、第1被駆動部と第2被駆動部の相対的な偏心が無いように制御される。その結果、2つの補正レンズが同じ方向に偏心することはあってもその偏心量は揃っている。これは実施例1の自重落下で示した状態と同じなので光軸の偏心は起こらない。
一方、ピッチセンサ31の出力が有る場合は、演算器32で適当に処理された値が、目標値として出力される。センサ111bの出力をゲイン38bで処理した値が、前述の目標値になるように制御される。センサ111bの出力をゲイン38bで処理した値と目標値に差が有るときは、適当な位相補償34a,ゲイン35aを通過した値が駆動量としてコイルに与えられる。ゲインコントローラ33a,33bは大きさが同じで向きが反対の量をコイル16b,16dにそれぞれ与えている。その結果、ピッチセンサ31の出力が無い場合の第1被駆動部と第2被駆動部の位置を基準として、第1被駆動部と第2被駆動部はそれぞれ向きが反対で同程度の量偏心する。その結果をセンサ111bがセンシングして、順次第1被駆動部および第2被駆動部の駆動量を順次更新しながら、釣り合う位置に移動する。
上述のような駆動制御を行うことで、ピッチセンサ31の出力にしたがって第1被駆動部と第2被駆動部が、同じ量で反対方向に駆動される。本実施例2における駆動部は、第1被駆動部に設けられたコイル16a,16bと、第2被駆動部に設けられた磁石110a,110bとで構成される。そして、コイル16a,16bに通電する事で、作用、反作用により第1被駆動部と第2被駆動部を互いに逆方向に駆動する構成にしている。これにより、像振れ補正装置の小型化を実現している。
(本発明と実施例の対応)
実施例1において、補正レンズ11a、保持枠12、コイル16a,16b、センサ111a,111bおよびセンサ112a,112bが、本発明の、像振れ補正用の第1補正レンズを含む第1被駆動手段に相当する。また、補正レンズ11b、保持枠17およびコイル16c,16dが、本発明の、第1補正レンズとは逆パワーを持つ像振れ補正用の第2補正レンズを含む第2被駆動手段に相当する。また、引っ張りコイルバネ15a〜15cおよびボール14a〜14fが、本発明の、第1被駆動手段および第2被駆動手段を光軸に直交する平面内において移動可能に支持する支持手段に相当する。また、地板13が本発明の固定部材に相当する。また、コイル16a,16b(第1コイル、第2コイル)および永久磁石110a,110bが、本発明の、第1被駆動手段と第2被駆動手段を駆動する駆動手段に相当する。また、センサ111a,111bおよび永久磁石110a,110bが、本発明の、固定部材に対する第1被駆動手段の位置を検出する第1位置検出手段に相当する。また、図4の駆動制御系の回路ブロックが、本発明の、固定部材に対して第1被駆動手段が光軸に直交する平面内で移動するように、第1位置検出手段の出力を基に駆動手段を制御する制御手段に相当する。そして、この制御手段は、第1被駆動手段に対して第2被駆動手段が光軸に直交する平面内で第1被駆動手段の移動方向とは逆方向に移動するように、第2位置検出手段の出力を基に駆動手段を制御し、像振れ補正を行う。
また、実施例2において、センサ111a,111bおよび永久磁石110a,110bが、本発明の、第1被駆動手段に対する第2被駆動手段の位置を検出する位置検出手段に相当する。また、図8の駆動制御系の回路ブロックが、本発明の、第1被駆動手段に対して第2被駆動手段が光軸に直交する平面内で第1被駆動手段の移動方向とは逆方向に移動するように、位置検出手段の出力を基に駆動手段を制御し、像振れ補正を行う制御手段に相当する。
上記各実施例では、デジタルカメラに具備される像振れ補正装置を例にして説明を続けてきたが、本発明は、小型で安定した機構にまとめることが可能である。そのため、デジタルカメラに限らず、その他のデジタルビデオカメラ、監視カメラ、Webカメラ等の撮像装置にも適用可能である。さらには、双眼鏡や携帯電話等の携帯端末にも展開が可能である。また、ステッパーなどの光学装置に含まれる偏光装置、光軸回動装置における収差補正への利用も可能である。
本発明の実施例1に係るデジタルカメラに具備される像振れ補正装置を示す分解斜視図である。 本発明の実施例1に係る像振れ補正装置を示す正面および断面を示す図である。 本発明の実施例1に係る像振れ補正装置を示す断面を示す図である。 本発明の実施例1に係る像振れ補正装置の駆動制御系を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る像振れ補正装置の像振れ補正時の断面図である。 本発明の実施例1に係る像振れ補正装置の自重変位時の断面図である。 本発明の実施例1に係る像振れ補正装置に具備される二つの補正レンズを制御する場合の周波数特性を示す図である。 本発明の実施例2に係る像振れ補正装置を示す分解斜視図である。 本発明の実施例2に係る像振れ補正装置を示す正面および断面図である。 本発明の実施例2に係る像振れ補正装置の駆動系を示すブロック図である。 従来の像振れ補正装置を示す断面図である。 従来の問題点を説明する像振れ補正装置を示す断面図である。 従来の防振カメラを示す外観図である。 従来の防振カメラの像振れ補正装置の概略を示す斜視図である。 従来の防止カメラの像振れ補正系の回路構成を示すブロック図である。 従来の像振れ補正装置を示す構成図である。
符号の説明
11a,11b 補正レンズ
12 保持枠
13 地板
14a〜14f ボール
15a〜15f 引っ張りコイルバネ
16a,16b コイル
17 保持枠
110a,110b 永久磁石
111a,111b センサ
112a,112b センサ

Claims (6)

  1. 像振れ補正用の第1補正レンズを含む第1被駆動手段と、
    前記第1補正レンズとは逆パワーを持つ像振れ補正用の第2補正レンズを含む第2被駆動手段と、
    前記第1被駆動手段および前記第2被駆動手段を光軸に直交する平面内において移動可能に支持する支持手段と、
    前記第1被駆動手段と前記第2被駆動手段を駆動する駆動手段と、
    前記支持手段が取り付けられる固定部材と、
    前記固定部材に対する前記第1被駆動手段の位置を検出する第1位置検出手段と、
    前記第1被駆動手段に対する前記第2被駆動手段の位置を検出する第2位置検出手段と、
    前記固定部材に対して前記第1被駆動手段が前記光軸に直交する平面内で移動するように、前記第1位置検出手段の出力を基に前記駆動手段を制御し、前記第1被駆動手段に対して前記第2被駆動手段が前記光軸に直交する平面内で前記第1被駆動手段の移動方向とは逆方向に移動するように、前記第2位置検出手段の出力を基に前記駆動手段を制御し、像振れ補正を行う制御手段とを有することを特徴とする像振れ補正装置。
  2. 像振れ補正用の第1補正レンズを含む第1被駆動手段と、
    前記第1補正レンズとは逆パワーを持つ像振れ補正用の第2補正レンズを含む第2被駆動手段と、
    前記第1被駆動手段および前記第2被駆動手段を光軸に直交する平面内において移動可能に支持する支持手段と、
    前記支持手段が取り付けられる固定部材と、
    前記第1被駆動手段と前記第2被駆動手段を駆動する駆動手段と、
    前記第1被駆動手段に対する前記第2被駆動手段の位置を検出する位置検出手段と、
    前記第1被駆動手段に対して前記第2被駆動手段が前記光軸に直交する平面内で前記第1被駆動手段の移動方向とは逆方向に移動するように、前記位置検出手段の出力を基に前記駆動手段を制御し、像振れ補正を行う制御手段とを有することを特徴とする像振れ補正装置。
  3. 前記駆動手段は、前記固定部材に取り付けられた磁石と、前記第1被駆動手段に取り付けられた第1コイルと、前記第2被駆動手段に取り付けられた第2コイルとにより構成され、
    前記磁石を共通磁石とし、前記第1コイルおよび前記第2コイルに逆方向に通電されることで、前記第1被駆動手段および前記第2被駆動手段を互いに逆方向に駆動することを特徴とする請求項1に記載の像振れ補正装置。
  4. 前記駆動手段は、前記第1被駆動手段に取り付けられたコイルと、前記第2被駆動手段に取り付けられた磁石とにより構成され、
    前記コイルに通電されることで、作用、反作用により前記第1被駆動手段および前記第2被駆動手段を互いに逆方向に駆動することを特徴とする請求項2に記載の像振れ補正装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の像振れ補正装置を具備することを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載の像振れ補正装置を具備することを特徴とする光学装置。
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