JP2016057361A - 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】2つの像振れ補正部材を同時に駆動することによって像振れ補正を行う装置において、良好な像振れ補正を実現する。
【解決手段】撮像装置の振れを検出する振れ検出部と、振れにより生ずる被写体像の像振れを補正する第1および第2の像振れ補正部と、第1および第2の像振れ補正部のそれぞれの像振れ補正のゲインを設定する設定部とを備え、設定部は、第1の像振れ補正部と第2の像振れ補正部を180度位相が逆になるように駆動させたときに、画面の揺れ残り量が極小になるように第2の像振れ補正部の像振れ補正ゲインを設定する。
【選択図】図9

Description

本発明は、像振れ補正機能を有する撮像装置に関するものである。
デジタルカメラ等の撮像装置による画像撮像時に、カメラ本体を保持するユーザの手が揺れる(手振れが発生する)ことにより、被写体像に振れ(像振れ)が生ずる場合がある。この像振れを補正する像振れ補正機構を備える撮像装置が提案されている。
像振れ補正機構による補正処理としては、従来より光学像振れ補正処理や、電子的像振れ補正処理が用いられている。光学式像振れ補正処理では、角速度センサ等でカメラ本体に加えられた振動を検出し、検出結果に応じて撮像光学系内部に設けられた振れ補正レンズを移動させる。これにより、撮像光学系の光軸の向きを変化させて撮像素子の受光面に結像される像を移動させることによって像振れを補正する。また、電子式像振れ補正処理では、撮像画像に対して画像を切り出す位置を変更させて、擬似的に像振れを補正する。
従来の像振れ補正機構による像振れ補正の性能は、例えば、撮影状況の違い、撮影者の手振れ特性の違いなどによって影響を受けやすい。撮影者の手振れ特性の違いとしては、撮影者によって手振れの大きい周波数帯域が異なることがある。また、撮影状況の違いとしては、例えば、乗り物に乗りながら撮影する状況や、歩き撮り撮影する状況などが考えられる。このような状況では、像振れ量が大きいので、像振れ補正機構の補正できる振れ量を大きくする必要があるが、像振れ補正量を大きくするためには、像振れ補正機構が大型化してしまう。
特許文献1は、固定部材を挟んで前後にそれぞれ第1の補正部材を保持する第1の可動鏡筒と、第2の補正部材を保持する第2の可動鏡筒が配置された像振れ補正装置を開示している。
特開2009−258389号公報
特許文献1に開示されている像振れ補正装置は、第1の補正部材と第2の補正部材を逆向きに駆動することで、少ない駆動ストロークで大きな補正角を得ることができる。しかし、第1の補正部材と第2の補正部材の駆動が合わないと最適な補正が行えないという問題がある。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、2つの像振れ補正部材を同時に駆動することによって像振れ補正を行う装置において、良好な像振れ補正を実現することである。
本発明に係わる撮像装置は、撮像装置の振れを検出する振れ検出手段と、前記振れにより生ずる被写体像の像振れを補正する第1および第2の像振れ補正手段と、前記第1および第2の像振れ補正手段のそれぞれの像振れ補正のゲインを設定する設定手段と、を備え、前記設定手段は、前記第1の像振れ補正手段と前記第2の像振れ補正手段を180度位相が逆になるように駆動させたときに、画面の揺れ残り量が極小になるように前記第2の像振れ補正手段の像振れ補正ゲインを設定することを特徴とする。
本発明によれば、2つの像振れ補正部材を同時に駆動することによって像振れ補正を行う装置において、良好な像振れ補正を実現することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係わる撮像装置の構成を示す図。 第1の実施形態の像振れ補正装置の構成を示す図。 第1振れ補正レンズ駆動部の構成を示す分解斜視図。 第1および第2振れ補正レンズ駆動部の位置関係を示す図。 第1の実施形態の振れ補正レンズ駆動部の構成を示すブロック図。 第1位置検出部の構成を示す図。 ホール調整を示す図。 第1および第2振れ補正レンズの駆動量の調整誤差を示す図。 第1の実施形態のホール調整を示す図。 第2の実施形態の振れ補正レンズ駆動部の構成を示すブロック図。 第3の実施形態の振れ補正レンズ駆動部の構成を示すブロック図。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる撮像装置の構成を示す図である。図1に示す撮像装置は、デジタルスチルカメラである。なお、本実施形態の撮像装置は、動画撮影機能を有していてもよい。
図1に示す撮像装置は、ズームユニット101乃至制御部119を備える。ズームユニット101は、撮影光学系を構成する、倍率が可変な撮影レンズの一部である。ズームユニット101は、撮影レンズの倍率を変更するズームレンズを含んでいる。ズーム駆動部102は、制御部119の制御に従ってズームユニット101の駆動を制御する。第1振れ補正レンズ103は、像振れを補正する補正部材である。第1振れ補正レンズ103は、撮影レンズの光軸に対して直交する方向に移動可能に構成されている。第1振れ補正レンズ駆動部104は、第1振れ補正レンズ103の駆動を制御する。第2振れ補正レンズ113は、第1振れ補正レンズ103と同等の構成を有する。また、第2振れ補正レンズ駆動部114は、第2振れ補正レンズ113の駆動を制御する。
絞り・シャッタユニット105は、絞り機能を有するメカニカルシャッタである。絞り・シャッタ駆動部106は、制御部119の制御に従って絞り・シャッタユニット105を駆動する。フォーカスレンズ107は撮影レンズの一部であり、撮影レンズの光軸に沿って位置を変更可能に構成される。フォーカス駆動部108は、制御部119の制御に従ってフォーカスレンズ107を駆動する。
撮像部109は、撮影レンズにより結像された被写体像を、CCDイメージセンサや、CMOSイメージセンサなどの撮像素子を用いて画素単位の電気信号に変換する。CCDは、Charge Coupled Deviceの略称である。CMOSは、Complementary Metal−Oxideの略称である。撮像信号処理部110は、撮像部109から出力された電気信号に対して、A/D変換、相関二重サンプリング、ガンマ補正、ホワイトバランス補正、色補間処理等を行い、映像信号に変換する。映像信号処理部111は、撮像信号処理部110から出力された映像信号を、用途に応じて加工する。具体的には、映像信号処理部111は、表示用の映像を生成したり、記録用に符号化やデータファイル化を行ったりする。
表示部112は、映像信号処理部111が出力する表示用の映像信号に基づいて、必要に応じて画像表示を行う。電源部115は、撮像装置全体に、用途に応じて電源を供給する。外部入出力端子部116は、外部装置との間で通信信号及び映像信号を入出力する。操作部117は、撮像装置にユーザが指示を与えるためのボタンやスイッチなどを有する。記憶部118は、映像情報など様々なデータを記憶する。制御部119は、例えばCPU、ROM、RAMを有し、ROMに記憶された制御プログラムをRAMに展開してCPUで実行することによって撮像装置の各部を制御し、以下に説明する様々な動作を含む撮像装置の動作を実現する。CPUは、Central Processing Unitの略称である。ROMは、Read Only Memoryの略称である。RAMは、Random Access Memoryの略称である。
操作部117は、押し込み量に応じて第1スイッチ(SW1)および第2スイッチ(SW2)が順にオンするように構成されたレリーズボタンを有する。レリーズボタンが、半押しされた場合にレリーズスイッチSW1がオンし、レリーズボタンが最後まで押し込まれたときにレリーズスイッチSW2がオンする。レリーズスイッチSW1がオンすると、制御部119が、映像信号処理部111が表示部112に出力する表示用の映像信号に基づいてAF評価値を算出する。そして、制御部119が、AF評価値に基づいて、フォーカス駆動部108を制御することにより自動焦点調節を行う。
また、制御部119は、映像信号の輝度情報と、予め定められたプログラム線図とに基づいて、適切な露光量を得るための絞り値及びシャッタスピードを決定するAE処理を行う。レリーズスイッチSW2がオンされると、制御部119は、決定した絞り及びシャッタ速度で撮影を行い、撮像部109で得られた画像データを記憶部118に記憶するように各処理部を制御する。
操作部117は、さらに、振れ補正モードを選択可能にする振れ補正スイッチを有する。振れ補正スイッチにより振れ補正モードが選択されると、制御部119が、第1振れ補正レンズ駆動部104および第2振れ補正レンズ駆動部114に振れ補正動作を指示する。そして、これを受けた第1振れ補正レンズ駆動部104および第2振れ補正レンズ駆動部114が、振れ補正オフの指示がなされるまで振れ補正動作を行う。また、操作部117は、静止画撮影モードと動画撮影モードとのうちの一方を選択可能な撮影モード選択スイッチを有する。撮影モード選択スイッチの操作による撮影モードの選択を通じて、制御部119は、第1振れ補正レンズ駆動部104と第2振れ補正レンズ駆動部114の動作条件を変更することができる。第1振れ補正レンズ駆動部104と第2振れ補正レンズ駆動部114とによって、本実施形態の像振れ補正装置が構成される。
また、操作部117は、再生モードを選択するための再生モード選択スイッチも有する。再生モード選択スイッチの操作によって、再生モードが選択されると、制御部119が振れ補正動作を停止する。また、操作部117には、ズーム倍率変更の指示を行う倍率変更スイッチが含まれる。倍率変更スイッチの操作によって、ズーム倍率変更の指示がなされると、制御部119を介して指示を受けたズーム駆動部102が、ズームユニット101を駆動して、指示されたズーム位置にズームユニット101を移動させる。
図2は、本実施形態の像振れ補正装置の構成を示す図である。第1振動センサ201は、例えば角速度センサであり、通常姿勢(画像の長さ方向が水平方向とほぼ一致する姿勢)における、撮像装置の垂直方向(ピッチ方向)の振動を検出する。第2振動センサ202は例えば角速度センサであり、通常姿勢における撮像装置の水平方向(ヨー方向)の振動を検出する。第1振れ補正制御部203は、ピッチ方向における振れ補正レンズの補正位置制御信号を出力し、振れ補正レンズの駆動を制御する。第2振れ補正制御部204は、ヨー方向における振れ補正レンズの補正位置制御信号を出力し、振れ補正レンズの駆動を制御する。
第1レンズ位置制御部205は、第1振れ補正制御部203からのピッチ方向での補正位置制御信号と、ホール素子からなる第1位置検出部209からの振れ補正レンズのピッチ方向での位置情報とから、フィードバック制御を行う。これにより、第1レンズ位置制御部205は、例えば、アクチュエータである第1ドライブ部207を駆動する。同様に、第2レンズ位置制御部206は、第2振れ補正制御部204からのヨー方向での補正位置制御信号と、ホール素子からなる第2位置検出部210からの振れ補正レンズのヨー方向での位置情報とから、フィードバック制御を行う。これにより、第2レンズ位置制御部206は、例えば、アクチュエータである第2ドライブ部208を駆動する。
次に、第1振れ補正レンズ駆動部104による第1振れ補正レンズ103の駆動制御動作について説明する。
第1振れ補正制御部203、第1振動センサ201から撮像装置のピッチ方向の振れを表す振れ信号(角速度信号)が供給される。また、第2振れ補正制御部204には、第2振動センサ202から撮像装置のヨー方向の振れを表す振れ信号(角速度信号)が供給される。
第1振れ補正制御部203は、供給された振れ信号に基づいて、ピッチ方向に振れ補正レンズ103を駆動する補正位置制御信号を生成し、第1レンズ位置制御部205に出力する。また、第2振れ補正制御部204は、供給された振れ信号に基づいて、ヨー方向に振れ補正レンズ103を駆動する補正位置制御信号を生成し、第2レンズ位置制御部206に出力する。
第1位置検出部209は、第1振れ補正レンズ103に設けられた磁石による磁場の強さに応じた電圧を有する信号を、第1振れ補正レンズ103のピッチ方向における位置情報として出力する。第1位置検出部209の詳細は後に説明する。第2位置検出部210は、第1振れ補正レンズ103に設けられた磁石による磁場の強さに応じた電圧を有する信号を、第1振れ補正レンズ103のヨー方向における位置情報として出力する。位置情報は、第1レンズ位置制御部205、第2レンズ位置制御部206に供給される。
第1レンズ位置制御部205は、第1位置検出部209からの信号値が、第1振れ補正制御部203からの補正位置制御信号値に収束するよう、第1ドライブ部207を駆動しながらフィードバック制御する。また、第2レンズ位置制御部206は、第2位置検出部210からの信号値が、第2振れ補正制御部204からの補正位置制御信号値に収束するよう、第2ドライブ部208を駆動しながらフィードバック制御する。
なお、第1位置検出部209、第2位置検出部210から出力される位置信号値にはバラツキがあるので、所定の補正位置制御信号に対して第1振れ補正レンズ103が所定の位置に移動するように、第1及び第2位置検出部209,210の出力調整を行う。この出力調整については後に説明する。
第1振れ補正制御部203は、第1振動センサ201からの振れ情報に基づき、被写体像の画像振れを打ち消すように第1振れ補正レンズ103の位置を移動させる補正位置制御信号を出力する。第2振れ補正制御部204は、第2振動センサ202からの振れ情報に基づき、画像振れを打ち消すように第1振れ補正レンズ103の位置を移動させる補正位置制御信号を出力する。
例えば、第1振れ補正制御部203、第2振れ補正制御部204は、振れ情報(角速度信号)または振れ情報にフィルタ処理等を行うことにより、補正速度制御信号または補正位置制御信号を生成する。以上の動作により、撮影時に手振れ等の振動が撮像装置に存在しても、ある程度の振動までは画像振れを防止できる。また、第1振れ補正制御部203、第2振れ補正制御部204は、第1振動センサ201、第2振動センサ202からの振れ情報と、第1位置検出部209、第2位置検出部210の出力に基づいて、撮像装置のパンニング状態を検出し、パンニング制御を行う。
第2振れ補正レンズ駆動部114による第2振れ補正レンズ113の駆動制御動作は、第1振れ補正レンズ駆動部104による第1振れ補正レンズ103の駆動制御動作と同様である。すなわち、第1振れ補正制御部203が、供給された振れ信号に基づいて、ピッチ方向に第2振れ補正レンズ113を駆動する補正位置制御信号を生成し、第3レンズ位置制御部211に出力する。また、第2振れ補正制御部204が、供給された振れ信号に基づいて、ヨー方向に第2振れ補正レンズ113を駆動する補正位置制御信号を生成し、第4レンズ位置制御部212に出力する。
第3レンズ位置制御部211は、第3位置検出部216からの信号値が、第1振れ補正制御部203からの補正位置制御信号値に収束するよう、第3ドライブ部214を駆動しながらフィードバック制御する。また、第4レンズ位置制御部212は、第4位置検出部213からの信号値が、第2振れ補正制御部204からの補正位置制御信号値に収束するよう、第4ドライブ部215を駆動しながらフィードバック制御する。
本実施形態では、第1振れ補正制御部203、第1レンズ位置制御部205および第1ドライブ部207が、ピッチ方向の振れ信号の低周波成分を補正する。また、第1振れ補正制御部203、第3レンズ位置制御部211および第3ドライブ部214が、ピッチ方向の振れ信号の高周波成分を補正する。
また、第2振れ補正制御部204、第2レンズ位置制御部206および第2ドライブ部208が、ヨー方向の振れ信号の低周波成分を補正する。また、第2振れ補正制御部204、第4レンズ位置制御部212および第4ドライブ部215が、ヨー方向の振れ信号の高周波成分を補正する。
図3は、第1振れ補正レンズ駆動部104の構造を示す分解斜視図である。第1振れ補正レンズ駆動部104は、第1振れ補正レンズ103、可動鏡筒122、固定地板123、転動ボール124、第1電磁駆動部207、第2電磁駆動部208を備える。また、第1振れ補正レンズ駆動部104は、付勢ばね127、第1位置検出部209、第2位置検出部210、検出部(センサ)ホルダー129を備える。
第1電磁駆動部207は、第1磁石1251、第1コイル1252、第1ヨーク1253を備える。第2電磁駆動部208は、第2磁石1261、第2コイル1262、第2ヨーク1263を備える。
第1振れ補正レンズ103は、光軸を偏心させることのできる第1の補正光学部材である。第1振れ補正レンズ103は、第1振れ補正制御部203、第2振れ補正制御部204により駆動制御される。これにより、撮像光学系を通過した光像を移動させる像振れ補正動作が行われ、撮像面での像の安定性を確保することができる。なお、本実施形態では、補正光学系として補正レンズを用いているが、撮影光学系に対してCCDなどの撮像素子を光軸と垂直な方向に駆動することでも、撮像面での像の安定性を確保できる。すなわち、撮像素子を、像振れを補正する手段として用いてもよい。
可動鏡筒122は、中央の開口部に第1振れ補正レンズ103を保持する第1の可動部である。可動鏡筒122は、第1磁石1251および第2磁石1252を保持する。また、可動鏡筒122は、転動ボール受け部を3個備えており、転動ボール124によって、光軸と直交する面内で移動可能に転動支持される。また、可動鏡筒122は、ばねかけ部を3個所備えており、付勢ばね127の一端を保持できる。
固定地板123は、円筒形状に形成される第1の固定部材である。固定地板123は、外周部の3個所にフォロワー1231を備える。固定地板123の中央の開口部に、可動鏡筒122が配置されている。これにより、可動鏡筒122の可動量を制限することができる。
また、固定地板123は、第1磁石1251の着磁面と対向する個所において、第1のコイル1252および第1のヨーク1253を保持する。また、固定地板123は、第2磁石1261の着磁面と対向する個所において、第2のコイル1262および第2のヨーク1263を保持する。また、固定地板123は、転動ボール受け部を3個備え、可動鏡筒122を、転動ボール124を介して、光軸と直交する面内で移動可能に支持する。また、固定地板123は、ばねかけ部を3個備える。これにより、付勢ばね127の一端を保持する。
第1電磁駆動部207は、この例では、公知のボイスコイルモータである。固定地板123に取り付けられた第1コイル1252に電流を流すことで、可動鏡筒122に固定された第1磁石1251との間にローレンツ力を発生させ、可動鏡筒122を駆動することができる。第2電磁駆動部208は、第1電磁駆動部207と同様のボイスコイルモータを90°回転させて配置したものであるので、詳しい説明は省略する。
付勢ばね127は、変形量に比例する付勢力を発生する引っ張りばねである。付勢ばね127は、一端を可動鏡筒122に固定され、他端を固定地板123に固定され、その間に付勢力を発生させる。この付勢力により、転動ボール124が挟持され、転動ボール124は固定地板123と可動鏡筒122との接触状態を保つことができる。
第1位置検出部209および第2位置検出部210は、第1磁石1251および第2磁石1261の磁束を読み取るホール素子を利用した2つの磁気センサであり、その出力変化から、可動鏡筒122の平面内の移動を検出することができる。
検出部ホルダー129は、概略円盤状に構成され、固定地板123に固定される。2つの位置検出部209,210を、第1磁石1251および第2磁石1261と対向する位置に保持することができる。また、検出部ホルダー129は、固定地板123とともに形成された内部の空間に可動鏡筒122を収納することができる。これにより、像振れ補正装置に衝撃力がかかったときや、姿勢が変化したときでも、内部の部品の脱落を防ぐことができる。上述した構成により、第1振れ補正レンズ駆動部104は、光軸と直交する面上の任意の位置に第1振れ補正レンズ103を移動させることができる。
図4は、第1振れ補正レンズ駆動部104と第2振れ補正レンズ駆動部114の位置関係を示す図である。図4では、説明を分かりやすくするために、振れ補正レンズ駆動部の一部を分解・省略して示す。可動鏡筒132は、第2振れ補正レンズ駆動部114が備える第2の可動部である。可動鏡筒132は、中央の開口部に第2振れ補正レンズ113を保持する。固定地板133は、第2振れ補正レンズ駆動部114が備える第2の固定部材である。第2振れ補正レンズ駆動部114は、レンズの形状およびそれを保持する可動鏡筒132の形状以外は、第1振れ補正レンズ駆動部と同様の構成であるため、詳しい説明は省略する。
図5は、本実施形態の像振れ補正装置が備えるピッチ方向の振れ信号を補正する構成を示す図である。第2振れ補正制御部204、第2レンズ位置制御部206、第4レンズ位置制御部212、第2ドライブ部208、第4ドライブ部215によって実現されるヨー方向の振れ信号を補正する機構については、図5に示す構成と同様であるので、説明を省略する。
図5において、第1振動センサ201は、撮像装置に加わる振れ情報信号(角速度信号)を検出する。第1振れ補正制御部203は、LPF(ローパスフィルタ)301,303,304、パン判定部302、減算器300を備える。LPF301は、第1振動センサ201が検出した振れ信号から、低周波成分を抽出する。LPF301により抽出された低周波の手振れ信号は、フィルタ安定までの時定数が変更可能なLPF303により積分処理され、低周波成分のみ抽出された振れ角度信号が生成される。フィルタ安定までの時定数が変更可能とは、例えば、フィルタの係数を変更することによりカットオフ周波数を変更可能であること、もしくは、フィルタの演算内の演算結果(中間値)を保持するバッファを任意のタイミングで自由に書き換えられることを意味する。
パン判定部302は、撮像装置のパン動作を判定し、LPF303およびLPF304のフィルタ安定までの時定数変更処理を行う。具体的には、パン判定部302は、第1振動センサ201が検出した振れ信号が規定値以上となった場合に、パン動作がなされたと判定する。パン判定部302が、第1振れ補正レンズ103の現在位置、第2振れ補正レンズ113の現在位置が規定値以上となった場合に、パン動作がなされたと判定してもよい。また、パン判定部302が、第1振れ補正レンズ103の目標位置、第2振れ補正レンズ113の目標位置が規定値以上となった場合に、パン動作がなされたと判定してもよい。これにより、大きな振れが撮像装置に加わった場合に、第1振れ補正レンズ103、第2振れ補正レンズ113が可動範囲以上に駆動してしまうことを防止し、パン動作直後の揺れ戻しにより撮影画像が不安定になることを防止することができる。
減算器300は、第1振動センサ201で検出された手振れ信号からLPF301で抽出された低周波成分を減算することで、手振れ信号から高周波成分を抽出する。LPF304は、抽出された高周波成分を、積分処理することで角速度情報から角度情報に変換し、高周波成分のみ抽出された手振れ角度信号を生成する。なお、LPF303およびLPF304の係数を変更することで、フィルタの出力を任意の倍率で出力することが可能である。
以上のように生成された手振れ角度信号の低周波成分から生成された振れ補正レンズ目標位置が、第1レンズ位置制御部205へ入力される。同様に手振れ角度信号の高周波成分から生成された振れ補正レンズ目標位置が、第3レンズ位置制御部211へ入力される。
第1位置検出部209で検出された第1振れ補正レンズ103の位置情報が、ローパスフィルタ303から出力されたレンズ目標位置と比較される。そして、第1ドライブ部207を介して、位置フィードバック制御により振れ補正動作が実行される。
また、第3位置検出部216で検出された第2振れ補正レンズ113の位置情報が、ローパスフィルタ304から出力されたレンズ目標位置と比較される。そして、第3ドライブ部214を介して位置フィードバック制御により振れ補正動作が実行される。第1レンズ位置制御部205および第3レンズ位置制御部211については、任意の制御演算器を使用してもよい。この例では、第1レンズ位置制御部205および第3レンズ位置制御部211としてPID制御器を使用する。
次に、図6を用いて第1位置検出部209による位置検出について説明する。先述したように、第1位置検出部209の位置センサ209aおよび第2位置検出部210の位置センサは、第1磁石1251および第2磁石1261の磁束を読み取るホール素子を利用した2つの磁気センサであり、その出力変化から、可動鏡筒122の平面内の移動を検出することができる。
ここで位置センサ209aの出力処理について説明する。位置センサ209aによって出力された電圧信号は増幅部501によって増幅される。この増幅部501はオペアンプが用いられる。この増幅部501によって増幅された電圧信号は、第1レンズ位置AD変換部によってA/D変換される。このA/D変換された位置情報を用いて第1レンズ位置制御部205で位置フィードバック制御が行われる。
次に位置センサ209aの出力調整について説明する。位置センサ出力オフセット調整部502はホール素子出力の増幅部に電圧を印加することにより増幅後のホール出力に電圧オフセットを与え、振れ補正レンズの位置を調整することが出来る。また、位置センサ出力ゲイン調整部503はホール素子の入力部に所定の電圧を印加することによりホール素子の出力を制御する。
ここでは第1位置検出部209による位置検出とホール素子の出力調整について説明したが、第2、第3、第4の位置検出部210、216、213も図6と同様の構成をしているためそれらの詳細な説明は省略する。
次に、位置センサ出力オフセット調整部502によって振れ補正レンズの駆動中心位置を決める方法と、位置センサ出力ゲイン調整部503によって所定の振れ補正指令に対して画角変化量が合うように振れ補正レンズの駆動量を設定する方法について説明する。
図7に本実施形態におけるホール素子出力の調整方法を示す。位置センサ出力オフセット調整部502を用いた振れ補正レンズの移動のメカ中心の算出は、次のように行われる。まず、振れ補正レンズをメカ駆動範囲の水平垂直方向の限界まで駆動させるような移動指令を位置センサ出力オフセット調整部502へ通知し、振れ補正レンズを駆動させる。このときの駆動範囲の各限界点の中点がメカ的な中心となる(このメカ中心出しを位置センサ出力オフセット調整部502で行うことをホールオフセット調整という)。この結果得られた振れ補正レンズの中心位置をメカ中心と呼び、振れ補正時の駆動中心位置となる。(図7(a)参照)。またこのメカ中心が光軸中心となるようにメカ機構が設計されていると駆動中心が光軸中心となる。本実施形態ではメカ中心=光軸中心としている。
位置センサ出力ゲイン調整部503を用いた振れ補正レンズ駆動量設定の方法は(図7(b)参照)、次のように行われる。まず、振れ補正レンズをメカ駆動範囲面上の水平垂直方向に所定量駆動させるような移動指令を第1レンズ位置制御部205へ通知し、振れ補正レンズを駆動させる。この時の画角の変化量が所定量(例えば0.1度)になるように位置センサ出力ゲイン調整部503の値を設定する。この結果得られた値をホールゲイン値と呼び、この調整をホールゲイン調整と呼ぶ。このホールゲイン調整において0.1度の画角移動量に対しての振れ補正レンズ駆動量が決定される。ここでホールオフセット調整とホールゲイン調整を合わせてホール調整と呼ぶ。なお、ここではホール調整はテレ端位置で行うものとする。
ここで第1振れ補正レンズと第2振れ補正レンズのそれぞれに対してホール調整を個別に行った場合の様子を図8に示す。所定の指令値に対して画角の変化量が所定量になるように第1振れ補正レンズと第2振れ補正レンズを調整した場合でも調整結果には微量ながらも誤差が生じる。図5を用いて詳細を説明したように角速度センサからの出力を低周波帯域と高周波帯域に分けて第1、第2振れ補正レンズのそれぞれに補正量を振り分けた時に、第1と第2の振れ補正レンズの駆動量が一致していないと揺れ残りが生じてしまう。
このように個別にホール調整を行った場合、調整の誤差が生じたときに補正の効果が下がってしまう。そこで本実施形態では第1振れ補正レンズの駆動量に第2振れ補正レンズの駆動量を合わせ込むことによって調整のずれによる補正効果の劣化を防ぐことを行う。その様子を図9に示す。
図9では本実施形態における第1および第2の振れ補正レンズの調整方法について説明する。ステップ1において第1振れ補正レンズのホール調整を行う。詳細は図7と同様で、駆動中心をメカ中心(=光軸中心)となるようにホールオフセット調整を行い、また所定の指令駆動量に対して画角の変化量が所望の値になるようにホールゲイン調整を行う。第2の振れ補正レンズはホール調整を行っていないので駆動中心とメカ中心は異なる(駆動中心≠メカ中心)。
ステップ2において、加振台を用いて第1振れ補正レンズの抑振調整を行う。所定の周波数、振幅の振動で加振台を揺らし(例えば2Hz,±0.1度)、画面の揺れが止まるような抑振ゲイン量を設定する。本実施形態ではLPF303およびLPF304の係数を変更することで抑振ゲイン量を設定する。
また、本実施形態では角速度センサからの出力を低周波数帯と高周波数帯に分けて、第1と第2の振れ補正レンズのそれぞれに振り分ける振れ補正制御方法を用いる。しかし、調整ステップにおいては周波数帯における振り分けを行わず、第1と第2の振れ補正レンズのそれぞれにおいて所定の出力信号を用いて調整を行うことが可能であり、本実施形態では所定の指令値で駆動させる。
次に、ステップ3において第2振れ補正レンズのホールオフセット調整を行う。第2振れ補正レンズも同様に駆動中心がメカ中心になるようにホールオフセット値を設定する。ここで第1振れ補正レンズは駆動中心に固定している。
ここで第2振れ補正レンズのホールゲイン調整を行うのであるが、従来の設定方法とは異なり第1振れ補正レンズの駆動量に合わせるように調整を行う。この様子をステップ4に示す。まず第1振れ補正レンズを所定の指令値だけ駆動し(例えば0.1度相当の駆動量で上方向)、次に第2振れ補正レンズを同じ指令値で逆位相(この場合下方向、180度位相がずれた状態)に駆動する。この時に元の画角と変わらないように(元の画角とのずれが極小となるように)ホールゲイン値を設定する。ここで第2の振れ補正レンズのホールゲイン調整値の設定の分解能を第1の振れ補正レンズよりも高くしておくとより精密に合わせることが可能となる。
このように第2の振れ補正レンズを第1の振れ補正レンズと逆位相に同じ指令値で駆動させ、画角が変わらなければ第1と第2の振れ補正レンズの振幅特性は合致することになる。これにより調整誤差により補正効果が劣化することを防ぐことが出来る。ここで本実施形態では第2の振れ補正レンズのゲインを補正することを述べたが、第1の振れ補正レンズを用いてゲインを補正するとしても良い。
第1の実施形態ではホールゲイン調整による第2の振れ補正レンズの補正ゲインの合わせ込みを行ったが、角速度センサ出力から求められた振れ補正量(指令駆動量)に補正ゲインをかけることによっても合わせ込むことが出来る。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では振れ補正量(指令駆動量)による第2の振れ補正レンズの第1の振れ補正レンズへの駆動振幅の合わせ込みについて説明する。本実施形態では、第1の実施形態と同じ構成である部分には同じ符号を付して説明は省略する。
図10に第2の実施形態における振れ補正ブロック図を示す。第1の振れ補正レンズの駆動は第1の実施形態と同様であるが、第2の振れ補正レンズの制御が第1の実施形態と異なる。
LPF301は、第1振動センサ201が検出した振れ信号から、低周波成分を抽出する。減算器300は、第1振動センサ201で検出された手振れ信号からLPF301で抽出された低周波成分を減算することで、手振れ信号から高周波成分を抽出する。LPF304は、抽出された高周波成分を、積分処理することで角速度情報から角度情報に変換し、高周波成分のみ抽出された手振れ角度信号を生成する。このLPF304で積分された出力信号に対してゲイン補正部605で信号の出力調整を行い、増幅または減少させる。ここで本実施形態では第2の振れ補正レンズのゲインを補正することを述べたが、第1の振れ補正レンズを用いてゲインを補正するとしても良い。
このゲイン補正部を用いるホール調整方法は次の様になる。図9のステップ1からステップ3までは同様の調整を行い、ステップ4では第2の振れ補正レンズのホール調整値を固定値とする(例えば複数サンプルの平均値などを用いる)。そして、第1の振れ補正レンズの指令駆動量と逆位相に駆動させた時に、画角の変化が起きないようにゲイン補正部605を用いて指令駆動量に対する駆動のゲインを設定する。このゲイン補正部を用いた補正方法の場合ファームの演算上での合わせ込みになるので細かな設定を行うことが可能となる。
(第3の実施形態)
第1および第2の実施形態では第2の振れ補正レンズの振幅の合わせ込みのみを行ったが、第1の振れ補正レンズと第2の振れ補正レンズの駆動の周波数応答特性が異なる場合、振幅が合っていても駆動位相(像振れ補正位相)のずれによって像振れ補正に揺れ残りが生じてしまう。以下、第3の実施形態では振れ補正量(指令駆動量)による第2の振れ補正レンズの第1の振れ補正レンズへの駆動振幅の合わせ込みとともに位相も合わせる方法について説明する。本実施形態では、第1、第2の実施形態と同じ構成である部分には同じ符号を付して説明は省略する。
図11に第3の実施形態における振れ補正ブロック図を示す。第1の振れ補正レンズの駆動は第1の実施形態と同様であるが、第2の振れ補正レンズの制御が第1の実施形態と異なる。
LPF301は、第1振動センサ201が検出した振れ信号から、低周波成分を抽出する。減算器300は、第1振動センサ201で検出された手振れ信号からLPF301で抽出された低周波成分を減算することで、手振れ信号から高周波成分を抽出する。LPF304は、抽出された高周波成分を、積分処理することで角速度情報から角度情報に変換し、高周波成分のみ抽出された手振れ角度信号を生成する。このLPF304で積分された出力信号に対してゲイン補正部605で信号の出力調整を行い、増幅または減少させる。
ここでゲイン補正部605での出力に対して位相を変化させるために位相補正部706を用いる。例えばフェーズリードフィルタ(PLF)やフェーズディレイフィルタ(PDF)などを用いるとしてもよい。
これは振れ補正レンズの周波数応答特性が異なる場合に振幅だけを合わせても揺れ残りが生じてしまうので、位相補正部706で位相を揃えることにより揺れ残りを無くし、第1および第2の振れ補正レンズの両方を用いて最適な振れ補正を行えるようにする。ここで本実施形態では第2の振れ補正レンズのゲインと位相を補正することを述べたが、第1の振れ補正レンズを用いてゲインと位相を補正するとしても良い。
このゲイン補正部を用いるホール調整方法は以下の様になる。図9のステップ1からステップ3までは同様の調整を行い、ステップ4では第2の振れ補正レンズのホール調整値を固定値とする(例えば複数サンプルの平均値などを用いる)。そして、第1の振れ補正レンズの指令駆動量と逆位相に連続駆動させた時に、画角の変化が起きないようにゲイン補正部605と位相補正部706を用いて指令駆動量に対する駆動のゲインと位相を設定する。連続駆動は例えばサイン波を用いて行うと良い(例、3Hz,±0.1度のサイン波)。
ここでは3Hzの駆動周波数について合わせ込みを行う例を示したが、例えば体揺れで起きやすい1Hz付近や歩き撮り時の2Hz付近、片手持ち時の5Hz、10Hz付近などいくつかの周波数でのゲインおよび位相補正情報を記憶しておき、カメラの撮影シーンや撮影時の振れ特性に応じて制御シーケンスが自動で選択するとしても良い。
以上、ここまでの実施形態では第1の振れ補正レンズと第2の振れ補正レンズの駆動特性の調整方法について説明したが、通常のカメラ動作時において撮影待機中の間所定のタイミングで自動補正を行うとしても良い。具体的には机の上や三脚台に取り付けている時など振れが小さい時に、角速度センサの出力が所定閾値以下の状態が所定時間続いたならば(例えば3秒)、第1の振れ補正レンズと第2の振れ補正レンズを逆位相で連続駆動させ、画角が変わらなくなるようにゲイン補正と位相補正を自動で行う。例えば撮影環境が変わり低温下や高温下、多湿の条件などで振れ補正レンズの駆動特性に変化があった時に補正が行われるとより良好な振れ補正効果を期待出来る。 またはメニュー設定において自動補正の項目を追加し、ユーザが望む時に実施出来るとするとしても良い。
以上、本発明について実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を像振れ補正装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを像振れ補正装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
上記の制御方法および制御プログラムの各々は、少なくとも選択ステップおよび制御ステップを有している。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
103:第1振れ補正レンズ、104:第1振れ補正レンズ駆動部、113:第2振れ補正レンズ、114:第2振れ補正レンズ駆動部、119:制御部

Claims (10)

  1. 撮像装置の振れを検出する振れ検出手段と、
    前記振れにより生ずる被写体像の像振れを補正する第1および第2の像振れ補正手段と、
    前記第1および第2の像振れ補正手段のそれぞれの像振れ補正のゲインを設定する設定手段と、を備え、
    前記設定手段は、前記第1の像振れ補正手段と前記第2の像振れ補正手段を180度位相が逆になるように駆動させたときに、画面の揺れ残り量が極小になるように前記第2の像振れ補正手段の像振れ補正ゲインを設定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1および第2の像振れ補正手段の少なくとも1つは、撮影光学系に設けられ、該撮影光学系の光軸と直交する方向に移動する像振れ補正レンズであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1および第2の像振れ補正手段の少なくとも1つは、被写体像を撮像する撮像素子を光軸と直交する方向に移動させる駆動手段であることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1および第2の像振れ補正手段のそれぞれの位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の出力を増幅する増幅手段とをさらに備え、前記像振れ補正ゲインは前記増幅手段により設定されることを特徴とする請求項第1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記振れ検出手段の出力から補正量を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された補正量を増幅するゲイン手段とをさらに備え、前記像振れ補正ゲインは前記ゲイン手段により設定されることを特徴とする請求項第1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記第1および第2の像振れ補正手段のそれぞれの像振れ補正の位相を調整する調整手段をさらに備え、前記第1の像振れ補正手段と前記第2の像振れ補正手段を180度位相が逆になるように連続駆動させ、画面の揺れ残り量が極小になるように前記第2の像振れ補正手段の補正ゲインを設定するとともに、前記第2の像振れ補正手段の像振れ補正位相を調整することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像装置が撮影を待機している間、前記振れ検出手段の出力が所定の値より小さい状態が所定の時間続いた場合、前記第1の像振れ補正手段と前記第2の像振れ補正手段を180度位相が逆になるように連続駆動させ、画面の揺れ残り量が極小になるように前記第2の像振れ補正手段の補正ゲインと像振れ補正位相を自動で設定する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 撮像装置の振れを検出する振れ検出手段と、前記振れにより生ずる被写体像の像振れを補正する第1および第2の像振れ補正手段とを備える撮像装置を制御する方法であって、
    前記第1および第2の像振れ補正手段のそれぞれの像振れ補正のゲインを設定する設定工程を備え、
    前記設定工程では、前記第1の像振れ補正手段と前記第2の像振れ補正手段を180度位相が逆になるように駆動させたときに、画面の揺れ残り量が極小になるように前記第2の像振れ補正手段の像振れ補正ゲインを設定することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  9. 請求項8に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 請求項8に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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